JP4217081B2

JP4217081B2 - Sandwich moldings

Info

Publication number: JP4217081B2
Application number: JP2003041623A
Authority: JP
Inventors: 昇加藤; 博明宇川; 保二金光
Original assignee: Sekisui Chemical Co Ltd
Current assignee: Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date: 2003-02-19
Filing date: 2003-02-19
Publication date: 2009-01-28
Anticipated expiration: 2023-02-19
Also published as: JP2004249554A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば、コンテナ等の容器状をしたサンドイッチ成形品に関する。
【０００２】
【従来の技術】
石油資源の枯渇化やこれ以上の地球環境の悪化を招かないように、昨今は、不要になった樹脂成形品をそのまま焼却処分するのではなくできるだけリサイクルするように努力されている。
【０００３】
そこで、本発明の発明者らは、たとえば、小さな商品などをまとめて収容するとともに、収容状態で積み上げた状態で搬送できる通い容器として一般に使用されているコンテナと称される樹脂成形品を、サンドイッチ成形法（特許文献１〜３参照）を用いて成形すれば樹脂のリサイクル化が図れるのではないかと考えた。
すなわち、サンドイッチ成形法によれば、表面材として用いることができないリサイクル樹脂材料をコア材として用い、表面となるスキン材をバージンの樹脂等を用いればよいと考えた。
【０００４】
一方、リサイクル樹脂を利用した成形品の場合、エコマークおよびグリーン購入の対象になるためには、リサイクル樹脂が４０％以上含まれていることが必要になる。
しかし、図6に示すような、略矩形の底１１０と、４つの側壁１２０とを有し、底１１
０にゲート（図示せず）が配置されるとともに、側壁１２０の外面に沿って底１１０から側壁上端まで延びる複数の側壁補強リブ１３０が設けられるコンテナ１００や、図７に示すように、底２１０に沿って格子状に底補強リブ２２０が設けられたコンテナ２００などを、従来の単一樹脂製コンテナと同様に成形した場合、コア材の量を多くすると、キャビティの樹脂最終充填部でコア材がスキン材を突き破って表面に露出し、商品としての価値がさがってしまうという問題がある。したがって、従来の形状のコンテナでは、エコマークやグリーン購入の対象になるような商品にならない。
【０００５】
そこで、本発明の発明者らは、研究の結果、コア材によるスキン材のつき破りの原因は、上記のように側壁補強リブ１３０や底補強リブ２２０を備えた成形品の場合、キャビティの側壁補強リブ１３０や底補強リブ２２０にあたる部分が他の部分よりその厚みが厚く、フローリーダーとして役目を果し、図８に示すようにコア材３００が、キャビティＫの側壁補強リブ（あるいは底補強リブ）形成部３１０の根元部分に優先的に流れてしまうためであること、特に、底補強リブ２２０の場合、ゲートＧからコンテナ２００の長手方向に直線的に延びる底補強リブのうち、樹脂の流れに略平行に近いゲート近傍の数本の底補強リブ２２０の影響が大きいことを知見して、さらに鋭意検討を重ねた結果本発明を完成するに到った。
【０００６】
【特許文献１】
特開平７−４７６２３号公報
【特許文献２】
特開平１０−２１１６３３号公報
【特許文献３】
特開平１１−１０５０７１号公報
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記事情に鑑みて、キャビティの補強リブ形成部の基部にコア材が優先的に流れるのを防止して、コア材の充填量を増やしても、最終充填部でのコア材によるスキン材の突き破りを防止できるサンドイッチ成形品を提供することを目的としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項１に記載のサンドイッチ成形品（以下、「請求項１の成形品」と記す）は、略矩形の底と、４つの側壁を有し、側壁面に沿って底から側壁上端まで延びる複数の側壁補強リブが設けられ、キャビティの底形成部側に設けられたゲートからキャビティ内にコア材及びスキン材が射出されて得られるサンドイッチ成形品であって、前記各側壁補強リブにおいて、少なくとも樹脂の最終充填部近傍に位置する側壁補強リブは、側壁面の上下方向において、リブ幅が、一部で側壁の肉厚の１．５倍以下となされ、残部で側壁の肉厚の１．５倍を越えるものとなされていることを特徴としている。
【０００９】
本発明の請求項２に記載のサンドイッチ成形品（以下、「請求項２の成形品」と記す）は、略矩形の底と、４つの側壁を有し、側壁面に沿って底から側壁上端まで延びる複数の側壁補強リブが設けられ、キャビティの底形成部側に設けられたゲートからキャビティ内にコア材及びスキン材が射出されて得られるサンドイッチ成形品であって、前記各側壁補強リブにおいて、少なくとも樹脂の最終充填部近傍に位置する側壁補強リブが、底からコンテナ上端方向に垂直に立ち上がる下部垂直部と、この下部垂直部の上端から底に対して水平方向に延びる水平部と、下部垂直部からずれた位置で水平部から底に対して垂直に立ち上がる上部垂直部とからなるクランク状に形成されていることを特徴としている。
【００１０】
本発明の請求項３に記載のサンドイッチ成形品（以下、「請求項３の成形品」と記す）は、請求項２の成形品において、各側壁補強リブにおいて、少なくとも樹脂の最終充填部近傍に位置する側壁補強リブは、リブ幅がその少なくとも一部で側壁の肉厚の１．５倍以下であることを特徴としている。
【００１１】
本発明の請求項４に記載のサンドイッチ成形品（以下、「請求項４の成形品」と記す）は、略矩形の底と、４つの側壁を有し、キャビティの底形成部側に設けられたゲートからキャビティ内にコア材及びスキン材が射出されて得られる、底に沿って格子状に底補強リブが設けられているサンドイッチ成形品であって、ゲートから側壁までの距離が長い方向に延びる底補強リブのうち、ゲートの近傍に設けられる複数本の底補強リブは、リブ幅が、その少なくとも一部において底の肉厚の１．３倍以下になされているか、または、リブがその少なくとも一部において除去されているとともに、残りの底補強リブのリブ幅が底の肉厚の１．５倍を越えたものとなされていることを特徴としている。
【００１２】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明を、その実施の形態をあらわす図面を参照しつつ詳しく説明する。
図１および図２は、本発明にかかるサンドイッチ成形品の実施の形態であるコンテナの第１の形態をあらわしている。
【００１３】
図１に示すように、このコンテナ１ａは、側壁２に設けられた側壁補強リブ３ａが底４からコンテナ上端方向に垂直に立ち上がる下部垂直部３１と、この下部垂直部３１の上端から底４に対して水平方向に延びる水平部３２と、下部垂直部３１からずれた位置で水平部３２から底４に対して垂直に立ち上がる上部垂直部３３とを備えるクランク状（または鉤状）に形成されている。
また、図２に示すように、底４に沿って同じ幅の長手方向底補強リブ４１と短手方向底補強リブ４２とが等ピッチで直交して格子状に設けられている。図２中、Ｇはゲートである。
【００１４】
このコンテナ１ａは、側壁補強リブ３ａがクランク状に形成されているので、キャビティの底形成部側から側壁補強リブ形成部に入り込んだコア材は、下部垂直部３１にあたる部分の基部を他の部分より優先的にコンテナの上端側へ流れようとするが、水平部３２にあたる部分で一旦その流れが抑えられる。したがって、コア材の量を多くしてもスキン材がコア材よりもはやく最終充填部まで達し、コア材によるスキン材の突き破りを防止できる。
すなわち、エコマークやグリーン購入の対象となるコンテナをサンドイッチ成形によって得ることができる。
【００１５】
図３は、本発明にかかるサンドイッチ成形品の実施の形態であるコンテナの第２の形態をあらわしている。
図３に示すように、このコンテナ１ｂは、側壁補強リブ３ｂが、底４に対してコンテナ１ｂの上端まで垂直に立ち上がるとともに、下部３４の幅が側壁２の肉厚の１．５倍以下になっていて、上部３５の幅が１．５倍を越える大きさになっている以外は、上記のコンテナ１ａと同様になっている。
【００１６】
このコンテナ１ｂは、以上のように、側壁補強リブ３ｂの下部３４の幅が、側壁２の肉厚の１．５倍以下になっているので、成型時にキャビティの側壁補強リブ形成部の基部に沿って流れようとするコア材の量が制限される。したがって、コア材の充填量を多くしても、最終充填部でコア材がスキン材層を突き抜けるということを防止できる。
すなわち、エコマークやグリーン購入の対象となるコンテナをサンドイッチ成形によって得ることができる。
【００１７】
図4は、本発明にかかるサンドイッチ成形品の実施の形態であるコンテナの第３の形態をあらわしている。
図4に示すように、このコンテナ１ｃは、底４に沿って同じ幅の長手方向底補強リブ４３，４４と短手方向底補強リブ４５とが直交して格子状に設けられているが、コンテナ１ｃの長手方向に直線的に延びる長手方向底補強リブ４３，４４のうち、ゲートＧを中心にして底４の短手方向の１／４幅以内の部分に位置する長手方向底補強リブ４４がゲートＧからゲートＧと側壁２の下端との中間位置までしか設けられていない以外は、図6のコンテナ１００と同様になっている。
【００１８】
すなわち、このコンテナ１ｃは、ゲートＧを中心にして底４の短手方向の１／４幅以内の部分に位置する長手方向底補強リブ４４がゲートＧからゲートＧと側壁２の下端との中間位置までしか設けられていないので、キャビティの長手方向底補強リブ４４形成部に入り込んだコア材は、その側壁２側の端部までしか優先的に流れない。したがって、コア材の充填量を多くしても、最終充填部でコア材がスキン材層を突き抜けるということを防止できる。
なお、キャビティの残りの長手方向底補強リブ４３形成部は、樹脂の流れ方向に対して、傾きがあるため、コア材がこの長手方向底補強リブ４３形成部の基部を優先的に流すような作用は少なく、長手方向底補強リブ４４のようにリブ長さを短くする必要はない。
【００１９】
図５は、本発明にかかるサンドイッチ成形品の実施の形態であるコンテナの第４の形態をあらわしている。
図５に示すように、このコンテナ１ｄは、底４に長手方向底補強リブ４６，４７と短手方向底補強リブ４８とが直交して格子状に設けられているが、コンテナ１ｄの長手方向に直線的に延びる長手方向底補強リブ４６，４７のうち、ゲートＧを中心にして底４の短手方向の１／４幅以内の部分（図に鎖線で囲む部分）に位置する長手方向底補強リブ４７の幅が全長にわたって底４の肉厚の１．３倍以下になっていて、長手方向底補強リブ４６および短手方向底補強リブ４８の幅が底４の肉厚の１．５倍を越えている以外は、図6のコンテナ１００と同様になっている。
【００２０】
すなわち、このコンテナ１ｄは、コンテナ１ｄの長手方向に直線的に延びる長手方向底補強リブ４６，４７のうち、ゲートＧを中心にして底４の短手方向の１／４幅以内の部分（図に鎖線で囲む部分）に位置する長手方向底補強リブ４７の幅が全長にわたって底４の肉厚の１．３倍以下になっているので、ゲートから射出充填されたコア材が長手方向底補強リブ４７の基部を優先的に流れるという現象を防止できる。したがって、コア材の充填量を多くしても、最終充填部でコア材がスキン材層を突き抜けるということを防止できる。
【００２１】
本発明は、上記の実施の形態に限定されない。たとえば、上記の実施の形態では、ゲートが一点であったが、２点以上としても構わない。
また、上記のコンテナ１ｃでは、底４の長手方向底補強リブ４４がゲートＧからゲートＧと側壁２との中間位置まで設けられていたが、強度的に問題がなければ、長手方向底補強リブ４４をすべてなくしても構わない。
【００２２】
上記のコンテナ１ｄでは、長手方向底補強リブ４７の幅が全長にわたって底４の肉厚の１．３倍以下になっていたが、部分的になっていても構わない。
上記の実施の形態では、底補強リブが側壁と平行か側壁に直交していたが、底の対角線に平行にあるいは直交するように設けるようにしても構わない。
【００２３】
【実施例】
以下に、本発明の具体的な実施例を比較例と対比させつつ詳しく説明する。
【００２４】
（実施例１）
各部が以下に示す寸法である図１および図２に示すコンテナを、色の異なるポリプロピレンを用いてコア材の充填量を４０％となるように設定して、１点ゲートで成形したところ、最終充填部においてもコア材によるスキン材の突き破りは見られなかった。
大きさ：縦６００ｍｍ×横３００ｍｍ×高さ２００ｍｍ、
側壁の肉厚：２．０ｍｍ
側壁補強リブの幅（上部垂直部、下部垂直部、水平部）：３．５ｍｍ
側壁補強リブの高さ：２０ｍｍ
底の肉厚：２．０ｍｍ
底補強リブの格子ピッチ：１２ｍｍ
底補強リブの幅：３．２ｍｍ
底補強リブの高さ：１０ｍｍ
【００２５】
（比較例１）
各部の寸法が、上位実施例１と同様で、側壁補強リブがクランク状になっていない図6に示すコンテナを、実施例１と同様にして成形したところ、最終充填部およびその近傍でコア材によるスキン材の突き破りが見られた。
【００２６】
（実施例２）
各部が以下に示す寸法である図３に示すコンテナを、色の異なるポリプロピレンを用いてコア材の充填量を４０％となるように設定して１点ゲートで成形したところ、最終充填部においてもコア材によるスキン材の突き破りは見られなかった。
大きさ：縦６００ｍｍ×横３００ｍｍ×高さ２００ｍｍ、
側壁の肉厚：２．０ｍｍ
側壁補強リブの下から２／３部分までの幅：２．５ｍｍ
側壁補強リブの上から１／３部分までの幅：３．５ｍｍ
側壁補強リブの高さ：２０ｍｍ
底の肉厚：２．０ｍｍ
底補強リブの格子ピッチ：１２ｍｍ
底補強リブの幅：３．２ｍｍ
底補強リブの高さ：１０ｍｍ
【００２７】
（実施例３）
比較例１のコンテナの長手方向に直線的に延びる底補強リブのうち、ゲートの両側３本ずつの長手方向底補強リブの幅を２．０ｍｍとした以外は、比較例１と同様にコンテナを成形したところ最終充填部においてもコア材によるスキン材の突き破りは見られなかった
。
【００２８】
（実施例４）
比較例１のコンテナの長手方向に直線的に延びる底補強リブのうち、ゲートの両側３本ずつの長手方向底補強リブを側壁から１．５０ｍｍの部分なくした状態にした以外は、比較例１と同様にコンテナを成形したところ最終充填部においてもコア材によるスキン材の突き破りは見られなかった。
【００２９】
【発明の効果】
本発明にかかるサンドイッチ成形品は、以上のように構成されているので、キャビティの補強リブ形成部の基部にコア材が優先的に流れるのを防止して、コア材の充填量を増やしても、最終充填部でのコア材によるスキン材の突き破りを防止できる。したがって、エコマークやグリーン購入の対象となる成形品を容易にサンドイッチ成形によって得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明にかかるサンドイッチ成形品の実施の形態であるコンテナの第１の形態をあらわす斜視図である。
【図２】図１のコンテナの底面図である。
【図３】本発明にかかるサンドイッチ成形品の実施の形態であるコンテナの第２の形態をあらわす斜視図である。
【図４】本発明にかかるサンドイッチ成形品の実施の形態であるコンテナの第３の形態をあらわす底面図である。
【図５】本発明にかかるサンドイッチ成形品の実施の形態であるコンテナの第４の形態をあらわす底面図である。
【図６】従来のコンテナの斜視図である。
【図７】図６のコンテナの底面図である。
【図８】コア材のキャビティ内での流れを説明する側壁補強リブ形成部の断面図である。
【符号の説明】
１ａ、１ｂ、１ｃ、１ｄコンテナ（サンドイッチ成形品）
２側壁
３ａ、３ｂ、３ｃ、３ｄ側壁補強リブ
４底
４１，４３，４４，４６，４７長手方向底補強リブ
４２，４５，４８短手方向補強リブ
Ｇゲート[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a sandwich molded article having a container shape such as a container.
[0002]
[Prior art]
In order to prevent the depletion of petroleum resources and further deterioration of the global environment, efforts are now being made to recycle plastic molded products that are no longer needed rather than incinerating them as they are.
[0003]
Accordingly, the inventors of the present invention, for example, sandwiched a resin molded product called a container that is generally used as a returnable container that can accommodate small products and the like and can be transported in a stacked state. It was thought that the resin could be recycled by molding using the molding method (see Patent Documents 1 to 3).
That is, according to the sandwich molding method, it was considered that a recycled resin material that cannot be used as a surface material should be used as a core material, and a virgin resin or the like as a surface skin material.
[0004]
On the other hand, in the case of a molded product using recycled resin, it is necessary to contain 40% or more of recycled resin in order to be an object of Eco Mark and green purchasing.
However, it has a substantially rectangular bottom 110 and four side walls 120 as shown in FIG.
A container 100 provided with a plurality of side wall reinforcing ribs 130 extending from the bottom 110 to the upper end of the side wall along the outer surface of the side wall 120 and a bottom 210 as shown in FIG. When the container 200 or the like provided with the bottom reinforcing ribs 220 in a lattice shape is formed in the same manner as a conventional single resin container, if the amount of the core material is increased, the core material in the resin final filling portion of the cavity However, there is a problem that the skin material is exposed and exposed to the surface, and the value as a product is reduced. Therefore, a container having a conventional shape is not a product that can be purchased for the Eco Mark or Green.
[0005]
Therefore, as a result of research, the inventors of the present invention have found that the cause of the tearing of the skin material by the core material is the side wall of the cavity in the case of the molded product having the side wall reinforcing rib 130 and the bottom reinforcing rib 220 as described above. The portions corresponding to the reinforcing ribs 130 and the bottom reinforcing ribs 220 are thicker than the other portions and serve as a flow leader. As shown in FIG. 8, the core member 300 is made of side wall reinforcing ribs (or bottom reinforcing ribs) of the cavity K. This is because it flows preferentially to the root portion of the forming portion 310, and in particular, in the case of the bottom reinforcing rib 220, the resin flow among the bottom reinforcing ribs linearly extending from the gate G in the longitudinal direction of the container 200. As a result of finding that the influence of several bottom reinforcing ribs 220 in the vicinity of the gate which is almost parallel to the gate is great, and further earnestly examining it, the present invention has been completed.
[0006]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 7-47623 [Patent Document 2]
Japanese Patent Laid-Open No. 10-212633
Japanese Patent Laid-Open No. 11-105071
[Problems to be solved by the invention]
In view of the above circumstances, the present invention prevents the core material from flowing preferentially to the base portion of the reinforcing rib forming portion of the cavity, and increases the filling amount of the core material. An object of the present invention is to provide a sandwich molded product that can prevent the skin material from breaking through.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a sandwich molded article according to claim 1 of the present invention (hereinafter referred to as "molded article of claim 1") has a substantially rectangular bottom and four side walls. A sandwich molded product obtained by injecting a core material and a skin material into a cavity from a gate provided on the bottom forming part side of the cavity, provided with a plurality of side wall reinforcing ribs extending from the bottom to the upper end of the side wall along the wall surface. In each of the side wall reinforcing ribs , at least the side wall reinforcing rib located in the vicinity of the final filling portion of the resin has a rib width that is partially less than 1.5 times the side wall thickness in the vertical direction of the side wall surface. The remainder is characterized by being over 1.5 times the thickness of the side wall.
[0009]
A sandwich molded article according to claim 2 of the present invention (hereinafter referred to as "molded article of claim 2") has a substantially rectangular bottom and four side walls, and the side wall tops along the side walls. It provided with a plurality of side reinforcing ribs extending up to a sandwich molded article core and skin material from the gate provided in the bottom forming portion of the cavity in the cavity is obtained by injection, in each of the side reinforcing ribs , At least near the final filling portion of the resin, the side wall reinforcing ribs rise vertically from the bottom in the container upper end direction, the lower vertical portion extends horizontally from the upper end of the lower vertical portion to the bottom, and the lower portion It is characterized in that it is formed in a crank shape comprising an upper vertical portion that rises perpendicularly from the horizontal portion to the bottom at a position displaced from the vertical portion.
[0010]
The sandwich molded product according to claim 3 of the present invention (hereinafter referred to as “molded product according to claim 3”) is the molded product according to claim 2 , and at least in the vicinity of the final filling portion of the resin in each side wall reinforcing rib . The located side wall reinforcing rib is characterized in that the rib width is at least a part thereof and is not more than 1.5 times the thickness of the side wall.
[0011]
A sandwich molded product according to claim 4 of the present invention (hereinafter referred to as "molded product of claim 4") has a substantially rectangular bottom and four side walls, and is provided on the bottom forming part side of the cavity. Sandwich molded product with bottom reinforcing ribs provided in a lattice pattern along the bottom, obtained by injecting core material and skin material into the cavity from the gate, in the direction where the distance from the gate to the side wall is long Among the extending bottom reinforcing ribs, the plurality of bottom reinforcing ribs provided in the vicinity of the gate have a rib width of 1.3 times or less of the bottom wall thickness at least in part, or the ribs are It is characterized in that it is removed at least in part and the rib width of the remaining bottom reinforcing rib exceeds 1.5 times the wall thickness of the bottom .
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to the drawings showing embodiments thereof.
1 and 2 show a first form of a container which is an embodiment of a sandwich molded article according to the present invention.
[0013]
As shown in FIG. 1, the container 1 a includes a lower vertical portion 31 in which side wall reinforcing ribs 3 a provided on the side wall 2 rise vertically from the bottom 4 toward the container upper end direction, and an upper end from the upper end of the lower vertical portion 31 to the bottom 4. On the other hand, it is formed in a crank shape (or a bowl shape) including a horizontal portion 32 extending in the horizontal direction and an upper vertical portion 33 rising vertically from the horizontal portion 32 to the bottom 4 at a position shifted from the lower vertical portion 31. Yes.
In addition, as shown in FIG. 2, longitudinal bottom reinforcing ribs 41 and short side bottom reinforcing ribs 42 having the same width are provided along the bottom 4 in a lattice shape orthogonal to each other at an equal pitch. In FIG. 2, G is a gate.
[0014]
In this container 1a, since the side wall reinforcing rib 3a is formed in a crank shape, the core material that has entered the side wall reinforcing rib forming portion from the bottom forming portion side of the cavity has a base portion corresponding to the lower vertical portion 31 as another portion. Although it tries to flow to the upper end side of the container more preferentially, the flow is temporarily suppressed at the portion corresponding to the horizontal portion 32. Therefore, even if the amount of the core material is increased, the skin material no longer reaches the final filling portion than the core material, and the skin material can be prevented from being broken through by the core material.
That is, a container which is an object of eco-mark or green purchase can be obtained by sandwich molding.
[0015]
FIG. 3 shows a second form of a container which is an embodiment of a sandwich molded product according to the present invention.
As shown in FIG. 3, the container 1 b has a side wall reinforcing rib 3 b that rises vertically to the upper end of the container 1 b with respect to the bottom 4, and the width of the lower part 34 is 1.5 times or less the wall thickness of the side wall 2. It is the same as the container 1a except that the width of the upper part 35 exceeds 1.5 times.
[0016]
As described above, since the width of the lower portion 34 of the side wall reinforcing rib 3b is 1.5 times or less the wall thickness of the side wall 2, the container 1b is formed at the base of the side wall reinforcing rib forming portion of the cavity during molding. The amount of core material that tends to flow along is limited. Therefore, even if the filling amount of the core material is increased, the core material can be prevented from penetrating the skin material layer in the final filling portion.
That is, a container which is an object of eco-mark or green purchase can be obtained by sandwich molding.
[0017]
FIG. 4 shows a third form of a container which is an embodiment of a sandwich molded article according to the present invention.
As shown in FIG. 4, the container 1 c is provided with long bottom reinforcing ribs 43, 44 and short bottom reinforcing ribs 45 having the same width along the bottom 4 in a lattice shape. Of the longitudinal bottom reinforcing ribs 43, 44 extending linearly in the longitudinal direction of the container 1c, the longitudinal bottom reinforcing rib 44 located in a portion within a quarter width of the bottom 4 with respect to the gate 4 with the gate G as the center. 6 is the same as the container 100 of FIG. 6 except that it is provided only from the gate G to an intermediate position between the gate G and the lower end of the side wall 2.
[0018]
That is, in this container 1c, the longitudinal bottom reinforcing rib 44 located in a portion within a quarter width in the short direction of the bottom 4 with respect to the gate G is an intermediate between the gate G and the lower end of the side wall 2. Since it is provided only up to the position, the core material that enters the longitudinal bottom reinforcing rib 44 forming portion of the cavity flows preferentially only to the end portion on the side wall 2 side. Therefore, even if the filling amount of the core material is increased, the core material can be prevented from penetrating the skin material layer in the final filling portion.
Since the remaining longitudinal bottom reinforcing rib 43 forming portion of the cavity is inclined with respect to the resin flow direction, the core material preferentially flows through the base of the longitudinal bottom reinforcing rib 43 forming portion. The action is small, and it is not necessary to shorten the rib length like the longitudinal bottom reinforcing rib 44.
[0019]
FIG. 5 shows a fourth form of a container which is an embodiment of a sandwich molded article according to the present invention.
As shown in FIG. 5, the container 1d has a bottom 4 with longitudinal bottom reinforcing ribs 46, 47 and a short-side bottom reinforcing rib 48 orthogonally arranged in a lattice shape. The longitudinal bottom reinforcing ribs 46 and 47 extending linearly in the longitudinal direction are located at a portion within a quarter width in the short direction of the bottom 4 with respect to the gate G (a portion surrounded by a chain line in the figure). The width of the reinforcing rib 47 is not more than 1.3 times the thickness of the bottom 4 over the entire length, and the width of the longitudinal bottom reinforcing rib 46 and the short direction bottom reinforcing rib 48 is 1.5 times the thickness of the bottom 4. Except for exceeding twice, it is the same as the container 100 of FIG.
[0020]
That is, this container 1d is a portion within 1/4 width in the short direction of the bottom 4 centering on the gate G, out of the longitudinal bottom reinforcing ribs 46, 47 extending linearly in the longitudinal direction of the container 1d (see FIG. Since the width of the longitudinal bottom reinforcing rib 47 located in the portion surrounded by the chain line is 1.3 times or less the wall thickness of the bottom 4 over the entire length, the core material injected and filled from the gate is the longitudinal bottom reinforcing. The phenomenon of preferentially flowing through the base of the rib 47 can be prevented. Therefore, even if the filling amount of the core material is increased, the core material can be prevented from penetrating the skin material layer in the final filling portion.
[0021]
The present invention is not limited to the above embodiment. For example, in the above embodiment, the number of gates is one, but two or more may be used.
In the container 1c, the longitudinal bottom reinforcing rib 44 of the bottom 4 is provided from the gate G to an intermediate position between the gate G and the side wall 2. However, if there is no problem in strength, the longitudinal bottom reinforcing rib 44 is provided. All of 44 may be eliminated.
[0022]
In the container 1d described above, the width of the longitudinal bottom reinforcing rib 47 is 1.3 times or less the wall thickness of the bottom 4 over the entire length, but may be partial.
In the above embodiment, the bottom reinforcing rib is parallel to the side wall or orthogonal to the side wall. However, the bottom reinforcing rib may be provided so as to be parallel or orthogonal to the diagonal line of the bottom.
[0023]
【Example】
Specific examples of the present invention will be described in detail below in comparison with comparative examples.
[0024]
Example 1
The container shown in FIG. 1 and FIG. 2 having the dimensions shown below is molded with a single point gate using polypropylene of different colors so that the filling amount of the core material is 40%. In the filling portion, the skin material was not broken by the core material.
Size: length 600mm x width 300mm x height 200mm,
Side wall thickness: 2.0mm
Side wall reinforcing rib width (upper vertical part, lower vertical part, horizontal part): 3.5 mm
Side wall reinforcing rib height: 20mm
Bottom wall thickness: 2.0mm
Lattice pitch of bottom reinforcing rib: 12mm
Bottom reinforcement rib width: 3.2 mm
Bottom reinforcement rib height: 10mm
[0025]
(Comparative Example 1)
The container shown in FIG. 6 in which the dimensions of each part are the same as in the first embodiment and the side wall reinforcing ribs are not crank-shaped is molded in the same manner as in the first embodiment. The skin material was broken through.
[0026]
(Example 2)
The container shown in FIG. 3 having the dimensions shown below is molded with a single-point gate using polypropylene of different colors so that the filling amount of the core material is 40%. The skin material was not broken by the core material.
Size: length 600mm x width 300mm x height 200mm,
Side wall thickness: 2.0mm
Width from the bottom of the side wall reinforcing rib to 2/3 part: 2.5mm
Width from top of side wall reinforcing rib to 1/3 part: 3.5mm
Side wall reinforcing rib height: 20mm
Bottom wall thickness: 2.0mm
Lattice pitch of bottom reinforcing rib: 12mm
Bottom reinforcement rib width: 3.2 mm
Bottom reinforcement rib height: 10mm
[0027]
(Example 3)
Of the bottom reinforcing ribs that linearly extend in the longitudinal direction of the container of Comparative Example 1, the container is the same as Comparative Example 1 except that the width of the longitudinal bottom reinforcing ribs on each of the three sides of the gate is 2.0 mm. When molded, the skin material was not broken by the core material in the final filling portion.
[0028]
(Example 4)
Of the bottom reinforcing ribs that linearly extend in the longitudinal direction of the container of Comparative Example 1, Comparative Example 1 except that the three longitudinal bottom reinforcing ribs on both sides of the gate were removed from the side wall at a portion of 1.50 mm. When the container was molded in the same manner as above, the skin material was not broken by the core material in the final filling portion.
[0029]
【The invention's effect】
Since the sandwich molded product according to the present invention is configured as described above, it is possible to prevent the core material from preferentially flowing into the base of the reinforcing rib forming portion of the cavity, and to increase the filling amount of the core material. The skin material can be prevented from being broken by the core material in the final filling portion. Therefore, it is possible to easily obtain a molded product to be purchased for Eco Mark or Green by sandwich molding.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a first form of a container which is an embodiment of a sandwich molded article according to the present invention.
FIG. 2 is a bottom view of the container of FIG.
FIG. 3 is a perspective view showing a second form of a container which is an embodiment of a sandwich molded article according to the present invention.
FIG. 4 is a bottom view showing a third form of a container which is an embodiment of a sandwich molded article according to the present invention.
FIG. 5 is a bottom view showing a fourth form of a container which is an embodiment of a sandwich molded article according to the present invention.
FIG. 6 is a perspective view of a conventional container.
7 is a bottom view of the container of FIG. 6. FIG.
FIG. 8 is a cross-sectional view of the side wall reinforcing rib forming portion for explaining the flow of the core material in the cavity.
[Explanation of symbols]
1a, 1b, 1c, 1d Container (sandwich molded product)
2 Side wall 3a, 3b, 3c, 3d Side wall reinforcing rib 4 Bottom 41, 43, 44, 46, 47 Longitudinal bottom reinforcing rib 42, 45, 48 Short direction reinforcing rib G Gate

Claims

略矩形の底と、４つの側壁を有し、側壁面に沿って底から側壁上端まで延びる複数の側壁補強リブが設けられ、キャビティの底形成部側に設けられたゲートからキャビティ内にコア材及びスキン材が射出されて得られるサンドイッチ成形品であって、
前記各側壁補強リブにおいて、少なくとも樹脂の最終充填部近傍に位置する側壁補強リブは、側壁面の上下方向において、リブ幅が、一部で側壁の肉厚の１．５倍以下となされ、残部で側壁の肉厚の１．５倍を越えるものとなされていることを特徴とするサンドイッチ成形品。A substantially rectangular bottom and four side walls, a plurality of side wall reinforcing ribs extending from the bottom to the upper end of the side wall along the side wall surface are provided, and a core material is provided in the cavity from the gate provided on the bottom forming part side of the cavity. And a sandwich molded product obtained by injecting the skin material,
In each of the side wall reinforcing ribs , at least the side wall reinforcing rib located in the vicinity of the final filling portion of the resin has a rib width that is partially less than or equal to 1.5 times the thickness of the side wall in the vertical direction of the side wall surface. A sandwich molded product characterized by having a thickness exceeding 1.5 times the thickness of the side wall.

略矩形の底と、４つの側壁を有し、側壁面に沿って底から側壁上端まで延びる複数の側壁補強リブが設けられ、キャビティの底形成部側に設けられたゲートからキャビティ内にコア材及びスキン材が射出されて得られるサンドイッチ成形品であって、
前記各側壁補強リブにおいて、少なくとも樹脂の最終充填部近傍に位置する側壁補強リブが、底からコンテナ上端方向に垂直に立ち上がる下部垂直部と、この下部垂直部の上端から底に対して水平方向に延びる水平部と、下部垂直部からずれた位置で水平部から底に対して垂直に立ち上がる上部垂直部とからなるクランク状に形成されていることを特徴とするサンドイッチ成形品。A substantially rectangular bottom and four side walls, a plurality of side wall reinforcing ribs extending from the bottom to the upper end of the side wall along the side wall surface are provided, and a core material is provided in the cavity from the gate provided on the bottom forming part side of the cavity. And a sandwich molded product obtained by injecting the skin material,
In each of the side wall reinforcing ribs , at least a side wall reinforcing rib located near the final filling portion of the resin rises vertically from the bottom to the container upper end direction, and extends horizontally from the upper end of the lower vertical portion to the bottom. A sandwich-molded article characterized by being formed in a crank shape comprising an extending horizontal portion and an upper vertical portion that rises perpendicularly from the horizontal portion to the bottom at a position shifted from the lower vertical portion.

各側壁補強リブにおいて、少なくとも樹脂の最終充填部近傍に位置する側壁補強リブは、リブ幅がその少なくとも一部で側壁の肉厚の１．５倍以下である請求項２に記載のサンドイッチ成形品。The sandwich molded article according to claim 2, wherein, in each side wall reinforcing rib , at least a part of the side wall reinforcing rib located in the vicinity of the final filling portion of the resin has a rib width at least partially less than 1.5 times the thickness of the side wall. .

略矩形の底と、４つの側壁を有し、キャビティの底形成部側に設けられたゲートからキャビティ内にコア材及びスキン材が射出されて得られる、底に沿って格子状に底補強リブが設けられているサンドイッチ成形品であって、
ゲートから側壁までの距離が長い方向に延びる底補強リブのうち、ゲートの近傍に設けられる複数本の底補強リブは、リブ幅が、その少なくとも一部において底の肉厚の１．３倍以下になされているか、または、リブがその少なくとも一部において除去されているとともに、残りの底補強リブのリブ幅が底の肉厚の１．５倍を越えたものとなされていることを特徴とするサンドイッチ成形品。A bottom reinforcing rib having a substantially rectangular bottom and four side walls, and obtained by injecting a core material and a skin material into a cavity from a gate provided on the bottom forming portion side of the cavity, in a lattice shape along the bottom. A sandwich molded article provided with
Among the bottom reinforcing ribs extending in the direction in which the distance from the gate to the side wall is long, the plurality of bottom reinforcing ribs provided in the vicinity of the gate has a rib width of 1.3 times or less of the bottom wall thickness at least in part. Or the rib is removed in at least a part of the rib and the rib width of the remaining bottom reinforcing rib exceeds 1.5 times the wall thickness of the bottom. Sandwich molded product.