JP4216298B2 - 分散補償光ファイバおよび分散補償光ファイバモジュール - Google Patents

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Description

本発明は、分散補償光ファイバおよび分散補償光ファイバモジュールに関し、特に、波長1.55μm帯で数ps/nm/km前後の波長分散を有するノン零分散シフト光ファイバ(Non−Zero Dispersion Shifted Fiber、以下「NZ−DSF」と略記する。)に適用される分散補償光ファイバおよび分散補償光ファイバモジュールに関する。
エルビウム添加光ファイバ増幅器が実用化されたことによって、波長1.53〜1.63μm帯では、超長距離無再生中継など光増幅器を用いたシステムが既に商用化されている。また、通信容量の増大に伴い、波長多重伝送の開発が急速に進められ、既にいくつかの伝送路は商用化されており、今後は、波長帯域の広帯域化、波長多重数の増加が急速に進むと思われる。
高速伝送を前提とすると、これらの伝送線路としては伝送帯域で波長分散ができるだけ小さく、かつ、非線形効果を抑制するために波長分散が零にはならない光ファイバであることが望ましい。
また、波長多重伝送のためには、使用する帯域でのエルビウム添加光ファイバ増幅器による利得差ができるだけ小さく、波長分散もある程度小さく、さらに使用される波長帯域において各波長間での分散値の差をできるだけ小さくするために、伝送路全体での波長の変化に対する分散の変化の割合(以下「分散スロープ」という。)が小さいことも重要である。
また、最近の長距離システムでは、波長多重数が急激に伸び、光ファイバを伝搬する光のパワーが急激に増加するため、伝送特性の劣化を招く非線形効果の抑制技術が必須である。
この非線形効果の大きさは、
/Aeff
で表される。ここで、nは光ファイバの非線形屈折率、Aeffは光ファイバの実効断面積である。非線形効果を低減するためには、nを小さくするか、Aeffを大きくする必要があるが、nは光ファイバを構成する材料に固有の値であるため、石英系の光ファイバでは大きく低減させることは困難である。そのため、現在の非線形効果抑制光ファイバの開発は、光ファイバの実効断面積Aeffを大きくすることに主眼が置かれている。
現在、1.3μm帯零分散シングルモード光ファイバ網と同様に使用波長帯から僅かに零分散波長をずらして、使用波長帯で数ps/nm/km前後の波長分散を有する各種のNZ−DSFが世界中に既に敷設され、また今後も敷設されることが予想される。これらの光ファイバは、波長1.55μm帯での波長分散を+4ps/nm/km前後に抑えているため、1.3μm帯零分散シングルモード光ファイバよりも分散補償が不要となる距離を長くとることができる。この光ファイバを用いて伝送すると、10Gb/s伝送では、200〜300km程度の伝送路長が残留分散による限界となる。
そのため、1.3μm帯零分散シングルモード光ファイバ用の分散補償光ファイバと同様に、このNZ−DSFの波長分散を補償するための分散補償光ファイバの開発も進められている。この分散補償光ファイバは、屈折率分布の制御により使用波長帯で大きな負の分散と分散スロープを持っており、伝送用光ファイバと適切な長さで接続することで、伝送用シングルモード光ファイバで生じた正の分散を広い波長範囲で相殺することができ、高速通信が可能となる。
NZ−DSFは、標準的なシングルモード光ファイバに比べて、使用波長帯で波長分散の値が小さいために、補償する波長分散に対する分散スロープの比(Relative dispersion slope、以下「RDS」と略記する。)が大きいため、製造が非常に困難である。
1.3μm帯零分散シングルモード光ファイバの場合、1.55μm帯では、波長分散は約+17ps/nm/km、分散スロープは約+0.058ps/nm/kmの分散特性を有しているので、このRDSは0.0034nm−1前後である。しかし、NZ−DSFでは、波長分散は約+4.5ps/nm/km、分散スロープは約+0.045ps/nm/km〜+0.090ps/nm/kmの分散特性を有しているので、必要なRDSは0.01nm−1〜0.02nm−1と大きく、分散補償ファイバとしては、分散スロープの絶対値を大きくする必要がある。特に、NZ−DSFの中でも実効断面積の大きなNZ−DSFの波長分散は約+4.5ps/nm/km、分散スロープは約+0.090ps/nm/kmの分散特性を有しているので、必要なRDSは1.3μm帯零分散シングルモード光ファイバのRDSの約6倍の0.02nm−1と大きく、分散補償ファイバとしては、マイナスの分散スロープの絶対値を大きくする必要がある。
現在までに、このタイプの分散補償光ファイバについていくつかの報告がなさされている。例えば、波長分散を0ps/nm/km〜−40ps/nm/kmの範囲で、分散スロープを−0.1ps/nm/km〜−0.5ps/nm/kmの範囲とした光ファイバについての発明が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
さらに、波長分散を−40ps/nm/km以下の範囲で、波長分散と分散スロープの比を50nm〜230nmの範囲とした光ファイバについての発明が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。
特許文献3には、−0.8ps/nm/km〜−0.5ps/nm/kmの分散スロープと、−130ps/nm/km〜−90ps/nm/kmの波長分散を有する光ファイバの発明が開示されている。
特許文献4には、平均分散スロープを−0.6ps/nm/km以下とし、波長分散を−6ps/nm/km以下とするW型プロファイルを有する分散スロープ補償光ファイバの発明が開示されている。
米国特許第5838867号明細書 米国特許第6263138号明細書 特開2000−162462号公報 特開2000−47048号公報
しかし、これらの発明は、RDSの範囲として、0.007nm−1よりも大きな領域を好ましい範囲として述べてはいるものの、波長分散を−50〜−130 ps/nm/kmの範囲にし、RDSが0.007nm−1よりも大きな光ファイバを得る方法、および波長分散を−20〜−140ps/nm/kmの範囲にし、RDSを0.016〜0.024nm−1の範囲とする光ファイバを得る方法については示されていない。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、従来よりも波長分散の絶対値を大きくしながら、マイナス側に分散スロープの絶対値を大きくとり、分散補償するために大きなRDSを必要とするNZ−DSFに対しても十分な分散スロープ特性を有する分散補償光ファイバを提供し、小型化が可能な分散補償光ファイバモジュールを提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る分散補償光ファイバは、少なくとも、クラッドの屈折率より大きい屈折率を有する中心コアと、この中心コアの外周に設けられクラッドの屈折率より小さい屈折率を有するデプレストコアと、このデプレストコアの外周に設けられクラッドの屈折率より大きい屈折率を有するリングコアと、このリングコアの外周に設けられたクラッドとを備え、リングコア半径が6.5μm〜9.5μmで、中心コア半径に対するデプレストコア半径の比が2.0〜4.0、デプレストコア半径に対するリングコア半径の比が1.1〜2.0であり、クラッドに対する中心コアの比屈折率差が+1.00%〜+1.90%、クラッドに対するデプレストコアの比屈折率差が−0.70%〜−1.00%、クラッドに対するリングコアの比屈折率差が+0.20%〜+1.00%であり、1.53μm〜1.63μmから選択された少なくとも1つ以上の波長において、波長分散が−50ps/nm/km〜−150ps/nm/kmの範囲にあり、分散スロープが−0.25ps/nm/km〜−3.0ps/nm/kmの範囲にあり、分散スロープの波長分散に対する比率が0.007nm−1〜0.020nm−1の範囲にあり、巻き込んで使用する際にその使用長で実質的にシングルモード伝搬可能なカットオフ波長を有し、前記リングコアと前記クラッドとの間に、リングコア半径に対する半径の比が1.3〜1.8であり、クラッドに対する比屈折率差が−0.04%〜−0.20%であり、前記クラッドより屈折率の低い層を設けたことを特徴とする。
本発明の請求項2に係る分散補償光ファイバは、本発明の請求項1に係る分散補償光ファイバにおいて、前記分散スロープの波長分散に対する比率が0.0085nm−1〜0.020nm−1の範囲にあることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る分散補償光ファイバは、少なくとも、クラッドの屈折率より大きい屈折率を有する中心コアと、この中心コアの外周に設けられクラッドの屈折率より小さい屈折率を有するデプレストコアと、このデプレストコアの外周に設けられクラッドの屈折率より大きい屈折率を有するリングコアと、このリングコアの外周に設けられたクラッドとを備え、リングコア半径が6.5μm〜9.5μmで、中心コア半径に対するデプレストコア半径の比が2.0〜3.5、デプレストコア半径に対するリングコア半径の比が1.1〜1.5であり、クラッドに対する中心コアの比屈折率差が+1.30%〜+1.80%、クラッドに対するデプレストコアの比屈折率差が−0.70%〜−0.75%、クラッドに対するリングコアの比屈折率差が+0.3%〜+0.6%であり、1.53μm〜1.63μmから選択された少なくとも1つ以上の波長において、波長分散が−50ps/nm/km〜−100ps/nm/kmの範囲にあり、分散スロープが−0.25ps/nm/km〜−2.0ps/nm/kmの範囲にあり、分散スロープの波長分散に対する比率が0.007nm−1〜0.020nm−1の範囲にあり、巻き込んで使用する際にその使用長で実質的にシングルモード伝搬可能なカットオフ波長を有し、前記リングコアと前記クラッドとの間に、リングコア半径に対する半径の比が1.3〜1.8であり、クラッドに対する比屈折率差が−0.04%〜−0.20%であり、前記クラッドより屈折率の低い層を設けたことを特徴とする。
本発明の請求項4に係る分散補償光ファイバは、本発明の請求項3に係る分散補償光ファイバにおいて、前記分散スロープの波長分散に対する比率が0.0085nm−1〜0.020nm−1の範囲にあることを特徴とする。
本発明の請求項5に係る分散補償光ファイバは、本発明の請求項1ないし4のいずれか1項に係る分散補償光ファイバにおいて、伝送損失が0.5dB/km以下であり、1.53μm〜1.63μmから選択された波長帯の最長波長における直径20mmでの曲げ損失が100dB/m以下であることを特徴とする。
本発明の請求項6に係る分散補償光ファイバは、本発明の請求項1ないし4のいずれか1項に係る分散補償光ファイバにおいて、伝送損失が0.5dB/km以下であり、1.53μm〜1.63μmから選択された波長帯の最長波長における直径20mmでの曲げ損失が20dB/m以下であることを特徴とする。
本発明の請求項7に係る分散補償光ファイバは、本発明の請求項3または4に係る分散補償光ファイバにおいて、1.53μm〜1.63μmから選択された少なくとも1つ以上の波長において、分散スロープの波長分散に対する比率が0.010nm−1〜0.020nm−1の範囲にあり、実質的にシングルモード伝搬可能なカットオフ波長を有し、伝送損失が0.5dB/km以下であり、1.53μm〜1.63μmから選択された波長帯の最長波長で直径20mmでの曲げ損失が100dB/m以下であることを特徴とする。
本発明の請求項に係る分散補償光ファイバモジュールは、本発明の請求項1ないしのいずれか1項に係る分散補償光ファイバを用いたことを特徴とする。
本発明によると、波長分散の絶対値が大きな値でありながら、分散スロープの絶対値を大きくすることができるため、大きなRDSが得られる分散補償光ファイバを作製することができ、波長1.55μm帯で数ps/nm/km前後の波長分散を有するNZ−DSFに対しても、分散スロープ補償率の高い分散補償光ファイバを実現することができる。
これにより、光伝送路を構成するNZ−DSFの残留波長分散を広い波長範囲で補償することが可能となり、伝送速度を向上させることが可能となる。
また、本発明によると、低損失であり、小型リールに巻き込んでも損失増を生じることのない分散補償光ファイバを実現することができる。
さらに、この分散補償光ファイバを用いて分散補償光ファイバモジュールを作製することにより、小型化が可能な分散補償光ファイバモジュールを実現することができる。
また、本発明によると、リングコア半径が6.7μm〜10.7μmで、中心コア半径に対するデプレストコア半径の比が2.0〜3.0、デプレストコア半径に対するリングコア半径の比が1.3〜2.0であり、クラッドに対する中心コアの比屈折率差が+1.00%〜+1.80%、クラッドに対するデプレストコアの比屈折率差が−1.20%〜−1.50%、クラッドに対するリングコアの比屈折率差が+0.20%〜+0.50%となるようにして分散補償光ファイバを作製することにより、1.53μm〜1.57μmから選択された少なくとも1つ以上の波長において、波長分散が−20ps/nm/km〜−140ps/nm/kmの範囲にあり、分散スロープと波長分散との比率が0.016nm−1〜0.024nm−1の範囲にあり、巻き込んで使用する際にその使用長で実質的にシングルモード伝搬可能なカットオフ波長を有することができ、波長分散の絶対値が大きな値でありながら、大きなRDSを得ることができる。
そのため、波長1.55μm帯で約+4.5ps/nm/kmの波長分散と、約+0.09ps/nm/kmの分散スロープを有するNZ−DSFに対しても、分散スロープ補償率の高い分散補償光ファイバを実現することができる。
これにより、光伝送路を構成するNZ−DSFの残留波長分散を広い波長範囲で補償することが可能となり、伝送速度を向上させて、40Gb/sといった高速な光伝送路を構築することが可能となる。
また、低損失であり、小型リールに巻き込んでも損失増を生じることのない分散補償光ファイバを実現することができる。
このような効果は、リングコア半径が6.7μm〜8.7μmで、中心コア半径に対するデプレストコア半径の比が2.0〜3.0、デプレストコア半径に対するリングコア半径の比が1.4〜2.0であり、クラッドに対する中心コアの比屈折率差が+1.40%〜+1.80%、クラッドに対するデプレストコアの比屈折率差が−1.20%〜−1.50%、クラッドに対するリングコアの比屈折率差が+0.20%〜+0.50%であり、1.53μm〜1.57μmから選択された少なくとも1つ以上の波長において、波長分散が−40ps/nm/km〜−90ps/nm/kmの範囲にあり、分散スロープと波長分散の比率が0.016nm−1〜0.024nm−1の範囲にあり、巻き込んで使用する際にその使用長で実質的にシングルモード伝搬可能なカットオフ波長を有する分散補償光ファイバであることによっても得ることができる。
また、本発明によると、リールに巻き込まれた分散補償光ファイバの両端に中間光ファイバを接続し、この中間光ファイバの両端に1.3μm帯零分散シングルモード光ファイバまたはNZ−DSFを接続することにより、それぞれの接続点でモードフィールド径を調整した接続ができるため、接続損失を低減し、小型化が可能な分散補償光ファイバモジュールを実現することができる。
また、中間光ファイバを介して、分散補償光ファイバと1.3μm帯零分散シングルモード光ファイバとを接続し、または分散補償光ファイバとNZ−DSFとを接続する際に、この接続部に対し光ファイバの長手方向に沿って張力を印加しつつ加熱して接続することにより、中間光ファイバの両端の接続損失の合計を1dB以下とすることができ、低損失な分散補償光ファイバモジュールを実現することができる。
また、分散補償光ファイバをリールに巻き込むときの巻き張力を20g以上50g以下とすることにより、巻き崩れを防止し、かつ損失や偏波分散特性が劣化するのを防止することが可能な分散補償光ファイバモジュールを実現することができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
図1に本発明の分散補償光ファイバの屈折率分布の一例を示す。
図1(a)、図1(b)、図1(c)のいずれにおいても、符号1は中心コア、符号2は中心コア1の外周上に設けられたデプレストコア、符号3はデプレストコア2の外周上に設けられたリングコア、符号4はリングコア3の外周上に設けられたクラッドである。
図中、中心コア1の半径をa、デプレストコア2の半径をb、リングコア3の半径をcとし、クラッド4に対する中心コア1の比屈折率差をΔ1、クラッド4に対するデプレストコア2の比屈折率差をΔ2、クラッド4に対するリングコア3の比屈折率差をΔ3としている。
中心コア1は、クラッド4の屈折率より大きい屈折率を有し、デプレストコア2は、クラッド4の屈折率より小さい屈折率を有し、リングコア3は、クラッド4の屈折率より大きい屈折率を有する。
図1(c)は、リングコア3とクラッド4との間に、クラッド4より屈折率の低い層5を設けた屈折率分布の例であり、この層5の半径をd、クラッド4に対するこの層5の比屈折率差をΔ4としている。
本発明の分散補償光ファイバの第1の例は、リングコア3の半径cを6.5μm〜9.5μm、中心コア半径に対するデプレストコア半径の比b/aを2.0〜4.0、デプレストコア半径に対するリングコア半径の比c/bを1.1〜2.0とし、クラッド4に対する中心コア1の比屈折率差Δ1を+1.00%〜+1.90%、クラッド4に対するデプレストコア2の比屈折率差Δ2を−0.60%〜−1.00%、クラッド4に対するリングコア3の比屈折率差Δ3を+0.20%〜+1.00%として形成されている。また、リングコア半径cに対する、リングコア3とクラッド4との間の層5の半径dの比d/cは1.3〜1.8であることが好ましく、クラッド4に対するこの層5の比屈折率差Δ4は−0.04%〜−0.20%とするのが好ましい。
このような屈折率分布をとることにより、1.53μm〜1.63μmから選択された少なくとも1つ以上の波長において、波長分散が−50ps/nm/km〜−150ps/nm/kmの範囲にあり、分散スロープが−0.25ps/nm/km〜−3.0ps/nm/kmの範囲にあり、RDSが0.005nm−1〜0.020nm−1の範囲にあり、実質的にシングルモード伝搬可能なカットオフ波長を有する分散補償光ファイバを作製することができる。
次に、本発明の分散補償光ファイバの第2の例は、リングコア3の半径cを6.5μm〜9.5μm、中心コア半径に対するデプレストコア半径の比b/aを2.0〜3.5、デプレストコア半径に対するリングコア半径の比c/bを1.1〜1.5とし、クラッド4に対する中心コア1の比屈折率差Δ1を+1.30%〜+1.80%、クラッド4に対するデプレストコア2の比屈折率差Δ2を−0.68%〜−0.75%、クラッド4に対するリングコア3の比屈折率差Δ3を+0.3%〜+0.6%として形成されている。また、リングコア半径cに対する、リングコア3とクラッド4との間の層5の半径dの比d/cは1.3〜1.8であることが好ましく、クラッド4に対するこの層5の比屈折率差Δ4は−0.04%〜−0.20%とするのが好ましい。
このような屈折率分布をとることにより、1.53μm〜1.63μmから選択された少なくとも1つ以上の波長において、波長分散が−50ps/nm/km〜−100ps/nm/kmの範囲にあり、分散スロープが−0.25ps/nm/km〜−2.0ps/nm/kmの範囲にあり、RDSが0.005nm−1〜0.020nm−1の範囲、より好ましくは0.010nm−1〜0.020nm−1の範囲にあり、実質的にシングルモード伝搬可能なカットオフ波長を有する分散補償光ファイバを作製することができる。
本発明の分散補償光ファイバの第3の例は、リングコア3の半径cを6.7μm〜10.7μm、中心コア半径に対するデプレストコア半径の比b/aを2.0〜3.0、デプレストコア半径に対するリングコア半径の比c/bを1.3〜2.0とし、クラッド4に対する中心コア1の比屈折率差Δ1を+1.00%〜+1.80%、クラッド4に対するデプレストコア2の比屈折率差Δ2を−1.20%〜−1.50%、クラッド4に対するリングコア3の比屈折率差Δ3を+0.20%〜+0.50%として形成されている。
また、リングコア半径cに対する、リングコア3とクラッド4との間の層5の半径dの比d/cは1.3〜2.0であることが好ましく、クラッド4に対するこの層5の比屈折率差Δ4は−0.04%〜−0.12%とするのが好ましい。
なお、これらの数値範囲を全て満足していても以下のような特性を備えた分散補償光ファイバを得ることができるとは限らない。すなわち、試行錯誤を行うことによって初めて、以下のような特性が得られる適切な複数の構造パラメータの組合せを得ることができる。
この適切な組合せの屈折率分布をとることにより、1.53μm〜1.57μmから選択された少なくとも1つ以上の波長において、波長分散が−20ps/nm/km〜−140ps/nm/kmの範囲にあり、RDSが0.016nm−1〜0.024nm−1の範囲にあり、リールなどに巻き込んで使用する場合に、その使用長で実質的にシングルモード伝搬可能なカットオフ波長を有する分散補償光ファイバを作製することができる。
次に、本発明の分散補償光ファイバの第4の例は、リングコア3の半径cを6.7μm〜8.7μm、中心コア半径に対するデプレストコア半径の比b/aを2.0〜3.0、デプレストコア半径に対するリングコア半径の比c/bを1.4〜2.0とし、クラッド4に対する中心コア1の比屈折率差Δ1を+1.30%〜+1.60%、クラッド4に対するデプレストコア2の比屈折率差Δ2を−1.20%〜−1.50%、クラッド4に対するリングコア3の比屈折率差Δ3を+0.2%〜+0.4%として形成されている。
また、リングコア半径cに対する、リングコア3とクラッド4との間の層5の半径dの比d/cは1.3〜2.0であることが好ましく、クラッド4に対するこの層5の比屈折率差Δ4は−0.04%〜−0.12%とするのが好ましい。
なお、これらの数値範囲を全て満足していても以下のような特性を備えた分散補償光ファイバを得ることができるとは限らない。すなわち、試行錯誤を行うことによって初めて、以下のような特性が得られる適切な複数の構造パラメータの組合せを得ることができる。
この適切な組合せの屈折率分布をとることにより、1.53μm〜1.57μmから選択された少なくとも1つ以上の波長において、波長分散が−40ps/nm/km〜−90ps/nm/kmの範囲にあり、RDSが0.016nm−1〜0.024nm−1の範囲、リールなどに巻き込んで使用する場合に、実質的にシングルモード伝搬可能なカットオフ波長を有する分散補償光ファイバを作製することができる。
次に、本発明の分散補償光ファイバモジュールの例について説明する。
この例の分散補償光ファイバモジュールは、上述した分散補償光ファイバを、より大きい胴径の場合もあるが、例えば胴径100mm以下のリールに巻き、分散補償光ファイバの両端に1.3μm帯零分散シングルモード光ファイバまたはNZ−DSFが接続されて形成されている。
また、この分散補償光ファイバの両端に中間光ファイバを接続し、この中間光ファイバの両端に1.3μm帯零分散シングルモード光ファイバまたはNZ−DSFを接続してもよい。ここで用いられる中間光ファイバとは、光ファイバを接続する際に生じる接続損失を低減するために、接続される光ファイバのモードフィールド径を調整するためのものであり、フィールドパターンが分散補償光ファイバに近く、低加熱接続で分散補償光ファイバと低損失で接続することが可能であり、高加熱接続しても曲げ損失が劣化しない光ファイバである。
このように中間光ファイバを介して、分散補償光ファイバと1.3μm帯零分散シングルモード光ファイバとを接続し、または分散補償光ファイバとNZ−DSFとを接続する際に、それぞれの接続箇所で加熱温度や時間の調整をし、この接続部に対し光ファイバの長手方向に沿って張力を印加しつつ加熱して接続することなどが好ましい。これにより、中間光ファイバの両端の接続損失の合計を1dB以下とすることができる。
また、上記の分散補償光ファイバモジュールにおいては、リールに巻き込むときの巻き張力を20g以上50g以下とすることが好ましい。これは、20g未満では、振動や衝撃などにより巻き崩れが生じ安定した特性を得ることができず、50gを超えると巻き込み時の側圧により損失や偏波分散特性が劣化するためである。
以下、具体例を示す。
(実施例1)
VAD法、MCVD法、PCVD法などの公知の方法により図1(c)に示す屈折率分布を有し、△1、△2、△3、△4、b/a、c/b、d/cが表1に示す値となるようにして4種類の分散補償光ファイバA、B、C、Dを作製した。なお、分散補償光ファイバDは、△4=0であることからわかるように、リングコア3とクラッド4との間の層5を設けていないため、図1(b)に示す屈折率分布を有する。
この分散補償光ファイバの光学特性を表1に示す。
Figure 0004216298
これらの分散補償光ファイバのRDSは、光ファイバAで0.0088nm−1、光ファイバBで0.010nm−1、光ファイバCで0.016nm−1、光ファイバDで0.0085nm−1である。これらの分散補償光ファイバは、波長分散の絶対値が大きな値でありながら、従来の分散補償光ファイバに比べて大きなRDSが得られている。そのため、光伝送路を構成するNZ−DSFの残留波長分散を広い波長範囲で補償することが可能となり、伝送速度を向上させることが可能となる。
また、光ファイバA〜Dのいずれも、その伝送損失は0.5dB/km以下である。さらに、1.53μm〜1.63μmから選択された波長帯の最長波長で、直径20mmでの曲げ損失を100dB/m以下とすることが可能であり、特に、光ファイバAと光ファイバDについては、直径20mmでの曲げ損失を20dB/m以下とすることが可能である。
(実施例2)
VAD法、MCVD法、PCVD法などの公知の方法により図1(c)に示す屈折率分布を有し、△1、△2、△3、△4、b/a、c/b、d/cが表2に示す値となるようにして2種類の分散補償光ファイバE、Fを作製した。
この分散補償光ファイバの光学特性を表2に示す。
Figure 0004216298
これらの分散補償光ファイバのRDSは、光ファイバEで0.007nm−1、光ファイバFで0.011nm−1である。これらの分散補償光ファイバは、波長分散の絶対値が大きな値でありながら、従来の分散補償光ファイバに比べて大きなRDSが得られている。そのため、光伝送路を構成するNZ−DSFの残留波長分散を広い波長範囲で補償することが可能となり、伝送速度を向上させることが可能となる。
また、光ファイバE、Fのいずれも、その伝送損失は0.5dB/km以下である。さらに、1.53μm〜1.63μmから選択された波長帯の最長波長で、直径20mmでの曲げ損失を20dB/m以下とすることが可能である。
この例の分散補償光ファイバによると、波長分散の絶対値が大きな値でありながら、分散スロープの絶対値を大きくすることができるため、大きなRDSが得られる分散補償光ファイバを作製することができ、波長1.55μm帯で数ps/nm/km前後の波長分散を有するNZ−DSFに対しても、分散スロープ補償率の高い分散補償光ファイバを実現することができる。
これにより、光伝送路を構成するNZ−DSFの残留波長分散を広い波長範囲で補償することが可能となり、伝送速度を向上させることが可能となる。
また、本発明によると、低損失であり、小型リールに巻き込んでも損失増を生じることのない分散補償光ファイバを実現することができる。
さらに、この分散補償光ファイバを用いて分散補償光ファイバモジュールを作製することにより、小型化が可能な分散補償光ファイバモジュールを実現することができる。
(実施例3)
VAD法、MCVD法、PCVD法などの公知の方法により図1(c)に示す屈折率分布を有し、△1、△2、△3、△4、b/a、c/b、d/cが表3に示す値となるようにして5種類の分散補償光ファイバG、H、I、J、Kを作製した。なお、分散補償光ファイバDは、△4=0であることからわかるように、リングコア3とクラッド4との間の層5を設けていないため、図1(b)に示す屈折率分布を有する。
この分散補償光ファイバの光学特性を表3に示す。
Figure 0004216298
これらの分散補償光ファイバのRDSは、光ファイバGで0.0201nm−1、光ファイバHで0.0197nm−1、光ファイバIで0.0191nm−1、光ファイバJで0.0190nm−1、光ファイバKで0.0191nm−1であって、すべて0.016nm−1〜0.024nm−1の範囲内である。これらの分散補償光ファイバは、波長分散の絶対値を大きな値に維持しながら、従来の分散補償光ファイバに比べて大きなRDSが得られている。そのため、光伝送路を構成するNZ−DSFの残留波長分散を広い波長範囲で補償することが可能となり、伝送速度を向上させることが可能となる。
また、光ファイバG〜Kのいずれも、その伝送損失は0.7dB/km以下である。さらに、1.53μm〜1.57μmから選択された波長帯の最長波長で、曲げ直径20mmでの曲げ損失を40dB/m以下とすることが可能であり、特に、光ファイバG、H、I、Jについては、直径20mmでの曲げ損失を10dB/m以下とすることが可能である。
表3に示した分散補償光ファイバG〜Kを、胴径80mmの小型リールに巻き張力40gで巻き込んで小型コイルを作製し、その両端に接続損失が小さくなるように中間光ファイバを接続し、さらに1.3μm帯零分散シングルモード光ファイバを接続して、両端の入出力が1.3μm帯零分散シングルモード光ファイバとなっている、NZ−DSFの分散補償光ファイバモジュールG〜Kを作製した。この分散補償光ファイバモジュールG〜Kはすべて、100km長のNZ−DSFを分散補償するための分散補償光ファイバモジュールである。
これらの分散補償光ファイバモジュールの光学特性を表4に示す。
Figure 0004216298
これらの分散補償光ファイバモジュールのRDSはすべて0.016nm−1〜0.024nm−1の範囲内であり、巻き込みによる損失増もなく、低損失な分散補償光ファイバモジュールである。そのため、光伝送路のNZ−DSFの残留波長分散を広い波長範囲で補償することが可能となり、伝送速度を向上させることが可能となる。
この例の分散補償光ファイバによると、波長分散の絶対値が大きな値でありながら、RDSを0.016nm−1〜0.024nm−1の範囲内とすることができ、大きなRDSが得られる分散補償光ファイバを作製することができ、波長1.55μm帯で+4.5ps/nm/kmの波長分散と、+0.09ps/nm/kmの分散スロープを有するNZ−DSFに対しても、分散スロープ補償率の高い分散補償光ファイバを実現することができる。
これにより、光伝送路を構成するNZ−DSFの残留波長分散を広い波長範囲で補償することが可能となり、伝送速度を向上させて、40Gb/sといった高速な光伝送路を構築することが可能となる。
また、この例の分散補償光ファイバによると、低損失であり、小型リールに巻き込んでも損失増を生じることのない分散補償光ファイバを実現することができる。
さらに、リールに巻き込まれた分散補償光ファイバの両端に中間光ファイバを接続し、この中間光ファイバの両端に1.3μm帯零分散シングルモード光ファイバまたはNZ−DSFを接続することにより、それぞれの接続点でモードフィールド径を調整した接続ができるため、接続損失を低減し、小型化が可能な分散補償光ファイバモジュールを実現することができる。
また、中間光ファイバを介して、分散補償光ファイバと1.3μm帯零分散シングルモード光ファイバとを接続し、または分散補償光ファイバとNZ−DSFとを接続する際に、この接続部に対し光ファイバの長手方向に沿って張力を印加しつつ加熱して接続することにより、中間光ファイバの両端の接続損失の合計を1dB以下とすることができ、低損失な分散補償光ファイバモジュールを実現することができる。
また、分散補償光ファイバをリールに巻き込むときの巻き張力を20g以上50g以下とすることにより、振動や衝撃に対しても巻き崩れを防止し、かつ損失や偏波分散特性が劣化するのを防止することが可能な分散補償光ファイバモジュールを実現することができる。
本発明の分散補償光ファイバの屈折率分布の例を示す図である。
符号の説明
1・・・中心コア、2・・・デプレストコア、3・・・リングコア、4・・・クラッド、5・・・リングコアとクラッドとの間の層

Claims (8)

  1. 少なくとも、クラッドの屈折率より大きい屈折率を有する中心コアと、この中心コアの外周に設けられクラッドの屈折率より小さい屈折率を有するデプレストコアと、このデプレストコアの外周に設けられクラッドの屈折率より大きい屈折率を有するリングコアと、このリングコアの外周に設けられたクラッドとを備え、 リングコア半径が6.5μm〜9.5μmで、中心コア半径に対するデプレストコア半径の比が2.0〜4.0、デプレストコア半径に対するリングコア半径の比が1.1〜2.0であり、 クラッドに対する中心コアの比屈折率差が+1.00%〜+1.90%、クラッドに対するデプレストコアの比屈折率差が−0.60%〜−1.00%、クラッドに対するリングコアの比屈折率差が+0.20%〜+1.00%であり、 1.53μm〜1.63μmから選択された少なくとも1つ以上の波長において、波長分散が−50ps/nm/km〜−150ps/nm/kmの範囲にあり、分散スロープが−0.25ps/nm/km〜−3.0ps/nm/kmの範囲にあり、分散スロープの波長分散に対する比率が0.007nm−1〜0.020nm−1の範囲にあり、巻き込んで使用する際にその使用長で実質的にシングルモード伝搬可能なカットオフ波長を有し、前記リングコアと前記クラッドとの間に、リングコア半径に対する半径の比が1.3〜1.8であり、クラッドに対する比屈折率差が−0.04%〜−0.20%であり、前記クラッドより屈折率の低い層を設けたことを特徴とする分散補償光ファイバ。
  2. 前記分散スロープの波長分散に対する比率が0.0085nm−1〜0.020nm−1の範囲にあることを特徴とする請求項1に記載の分散補償光ファイバ。
  3. 少なくとも、クラッドの屈折率より大きい屈折率を有する中心コアと、この中心コアの外周に設けられクラッドの屈折率より小さい屈折率を有するデプレストコアと、このデプレストコアの外周に設けられクラッドの屈折率より大きい屈折率を有するリングコアと、このリングコアの外周に設けられたクラッドとを備え、 リングコア半径が6.5μm〜9.5μmで、中心コア半径に対するデプレストコア半径の比が2.0〜3.5、デプレストコア半径に対するリングコア半径の比が1.1〜1.5であり、 クラッドに対する中心コアの比屈折率差が+1.30%〜+1.80%、クラッドに対するデプレストコアの比屈折率差が−0.68%〜−0.75%、クラッドに対するリングコアの比屈折率差が+0.3%〜+0.6%であり、 1.53μm〜1.63μmから選択された少なくとも1つ以上の波長において、波長分散が−50ps/nm/km〜−100ps/nm/kmの範囲にあり、分散スロープが−0.25ps/nm/km〜−2.0ps/nm/kmの範囲にあり、分散スロープの波長分散に対する比率が0.007nm−1〜0.020nm−1の範囲にあり、巻き込んで使用する際にその使用長で実質的にシングルモード伝搬可能なカットオフ波長を有し、前記リングコアと前記クラッドとの間に、リングコア半径に対する半径の比が1.3〜1.8であり、クラッドに対する比屈折率差が−0.04%〜−0.20%であり、前記クラッドより屈折率の低い層を設けたことを特徴とする分散補償光ファイバ。
  4. 前記分散スロープの波長分散に対する比率が0.0085nm−1〜0.020nm−1の範囲にあることを特徴とする請求項3に記載の分散補償光ファイバ。
  5. 伝送損失が0.5dB/km以下であり、1.53μm〜1.63μmから選択された波長帯の最長波長における直径20mmでの曲げ損失が100dB/m以下であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の分散補償光ファイバ。
  6. 伝送損失が0.5dB/km以下であり、1.53μm〜1.63μmから選択された波長帯の最長波長における直径20mmでの曲げ損失が20dB/m以下であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の分散補償光ファイバ。
  7. 1.53μm〜1.63μmから選択された少なくとも1つ以上の波長において、分散スロープの波長分散に対する比率が0.010nm−1〜0.020nm−1の範囲にあり、実質的にシングルモード伝搬可能なカットオフ波長を有し、伝送損失が0.5dB/km以下であり、1.53μm〜1.63μmから選択された波長帯の最長波長で直径20mmでの曲げ損失が100dB/m以下であることを特徴とする請求項3または4記載の分散補償光ファイバ。
  8. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の分散補償光ファイバを用いたことを特徴とする分散補償光ファイバモジュール。
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