JP4215780B2 - 汚濁水浄化装置 - Google Patents

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Description

この発明は、河川・湖沼および工場廃水などの汚濁水(以下、被処理水という)を、浄化処理する汚濁水浄化装置に関し、特に、上流側の槽で凝集剤を投入した被処理水を下流側の槽に順次越流させる間に凝集反応を起こさせ浄化処理する汚濁水浄化装置に関する。
従来、汚濁水の浄化装置として、被処理水に凝集剤を投入して撹拌し、水中の汚濁物質を凝集剤に反応・吸着させてフロック化し、これを沈澱させて固液分離を行う装置が提供されている(例えば、特許文献1および2参照)。
これらの装置は、撹拌装置を備える撹拌槽と、被処理水を撹拌槽に取り込む取り込み手段と、撹拌槽の被処理水に凝集剤を投入する凝集剤投入装置と、撹拌槽で撹拌した被処理水を取り込み、凝集剤の働きにより浄水とフロックを生成する反応凝集槽とを具備し、浄水とフロックとを分離して取り出すものである。
例えば、特許文献1の汚濁水の浄化装置は、容積の小さい攪拌槽と容積の大きい反応凝集槽とを別々に設け、容積の小さい攪拌槽内で水質浄化物質を被処理水に添加して攪拌することによりこの水質浄化物質を被処理水全体に均一に分散させたあと、この被処理水を越流口よりオーバーフロー式に反応凝集槽内に送り込み、容積の大きいこの反応凝集槽内で汚濁物質と水質浄化物質とを緩やかな流れの中で静かに反応させることによって汚濁物質の凝集、沈下を促進させるようにしたものである。
特開2004−188295号公報 特開2003−38946号公報
従来の汚濁水浄化装置も、被処理水が浄化される好ましいものであるが、次のような改善すべき課題がある。
(1)撹拌槽および反応凝集槽が1つであるので、被処理水の供給量を多くしたり、各槽における被処理水の流速を速くすると、反応凝集槽で所定の純度に浄化されずに排水されてしまう。従って、被処理水の供給もそれに見合う量としなければならないし、各槽における被処理水の流速にも限界が生じ、浄化処理に時間を要するし、処理能力も低いものとなる。
(2)従来のブライオゾーア(貝化石)凝集剤は、比重(約1.6)が大きく、水に沈む性質があるために、従来の汚濁水浄化装置では、凝集剤が被処理水に接液して反応し充分に汚濁物を吸着してフロック化しないうちに沈降してしまう課題があった。
(3)従来の汚濁水浄化装置は、処理中における被処理水の濁度に変動が生じても、凝集剤の投入量、被処理水の供給量、流速等の条件は、変わらない。そのために被処理水の濁度が増加する変動が起きたにもかかわらず、凝集剤の投入量、被処理水の供給量、流速等の条件が変わらないため、浄化が不充分のうちに排出される課題があった。
この発明は、このような課題を解決せんと提案されたものであり、その目的は、凝集剤が被処理水と充分に反応し、汚濁物質を完全に吸着してフロック化して沈降させ、また、処理中における被処理水の濁度に変動が生じても、それを確認して対応でき、しかも処理時間、処理能力の高い汚濁水浄化装置の提供にある。
前記課題を解決するために、この発明の汚濁水浄化装置は、上流側に位置する少なくとも2つの撹拌槽と、その撹拌槽の下流に位置する少なくとも2つの反応・沈澱槽とを備え、これらの撹拌槽および反応・沈澱槽は、上流側から下流側に直列して配置され、
撹拌槽のうち最上流に位置する撹拌槽には、凝集剤投入手段および撹拌手段が設けられると共に被処理水の給水手段が連結され、その下流の撹拌槽には撹拌手段が設けられ、
順次上流側より下流側に位置する前記各槽は、順次オーバーフロー式の越流口で連結され、最下流に位置する反応・沈澱槽には排水口が設けられ、
越流口は、下流側が直前に位置する上流側の越流口より順次少し低い位置に設けられ、排水口は、直前に位置する上流側の越流口より少し低い位置に設けられ、
前記各撹拌槽の越流口、反応・沈殿槽の越流口および最下流に位置する反応・沈殿槽の排水口のうち、少なくとも上流側に位置する2つの撹拌槽の越流口の直前は、隔壁にて各槽内部に下方が開口し槽内と連通する流路に形成され、越流口に連続する構成とされ、
かつ、いずれかまたは全部の前記撹拌槽および反応・沈澱槽には、監視窓が設けられていることを特徴とする。
また、前記流路の槽内と連通する開口には、フィルターが設けられていることを特徴とする。
これにより最上流の撹拌槽には、給水手段で被処理水が給水され、この給水された被処理水には凝集剤投入手段で凝集剤が投入され、この凝集剤が投入された被処理水は撹拌手段で撹拌される。
この撹拌槽で撹拌された被処理水は、汚濁物質の大半を凝集させフロック化して沈降させる。この被処理水は、越流口よりその下流の撹拌槽に流入する。この撹拌槽に流入した被処理水は撹拌手段で再び撹拌され、凝集不充分の残留汚濁物質の2次凝集を行う。
この2次凝集を行い残留汚濁物質のフロックを沈降させた被処理水は、越流口よりその下流の反応・沈澱槽に流入する。この反応・沈澱槽に流入した被処理水は、撹拌のない穏やかで静かな流れのなかで更にフロック化した残留汚濁物質を沈降させ、その上層水(上澄み水)は越流口よりその下流の反応・沈澱槽に流入する。
この反応・沈澱槽に流入した被処理水は、また更にここでフロック化した汚濁物質の沈降が行われ、その上層水(上澄み水)は排出口から排出される。
そして、少なくとも撹拌槽の越流口の直前は、隔壁にて各槽の内部に下方が開口し槽内と連通する流路に形成されているので、撹拌手段による撹拌の被処理水の乱流の越流口への影響を抑えて、できる限りの上澄み水のみを流出できる。
この時、いずれか又は全部の槽には、監視窓が設けられているので、被処理水の汚濁の程度、フロック形成の良否、フロックの大きさ、濁度、水位、流水の速度、沈澱物の量、等が観察できるし、これにより凝集剤投入量の調整もできる。
また、前記流路の開口にフィルターが設けられていると、被処理水の浄化効果は一層向上する。
また、この発明の汚濁水浄化装置の前記凝集剤投入手段は、凝集剤断続投入機構を備えることを特徴とする。
これにより前記作用、効果の他に凝集剤の所定量を断続的(間欠的)に投入することができ、被処理水が連続して流入しても処理可能となり、被処理水を連続して給水して連続稼働ができる。
また、この発明の汚濁水浄化装置の前記各槽は、越流口を介しサクションホースで連結されていることを特徴とする。
これにより、前記作用、効果の他に、各槽の被処理水の全流路の流速を一定にすることができる。
また、この発明の汚濁水浄化装置の少なくとも最上流の撹拌槽には、水質濁度の検出手段が設けられていることを特徴とする。
これにより被処理水の水質濁度を知ることができ、それにより凝集剤の投入量や被処理水の給水量、流速等を最善に調整することができる。
更に、この発明の汚濁水浄化装置の前記凝集剤投入手段は、凝集剤投入量自動調節手段を備え、最上流の撹拌槽には水質濁度の検出手段が設けられ、該凝集剤投入量自動調節手段は、該水質濁度の検出手段の検出値に基づいて凝集剤投入量が自動調節されることを特徴とする。
これにより前記作用・効果の他に水質濁度の程度に対応して凝集剤の投入量が自動的に調節されるので、常に最適の凝集剤投入量で被処理水の浄化処理ができる。
また、この発明の汚濁水浄化装置は、前記最下流の反応・沈澱槽の排水口に連続して濾過槽が連結されていることを特徴とする。
これにより更に被処理水の浄化能力を高めることができる。
また、前記濾過槽は、複数のフィルター部材が所定間隔に並列して着脱自在に設けられていることを特徴とする。
これにより複数のフィルター部材は、着脱自在であるので、増減することが可能となる。従って、フィルター部材を増減する調整によって濾過程度を調整することができる。
この発明の汚濁水浄化装置によれば、次のような効果を奏する。
(1)この発明の汚濁水浄化装置は、少なくとも2つの撹拌槽と、少なくとも2つの反応・沈澱槽を備えるので、最上流の撹拌槽で被処理水の第1次の撹拌を行い、汚濁物質の大半を凝集させてフロック化して沈降させ、その上層水(上澄み水)を越流口よりその下流に続く撹拌槽に流入させ、その撹拌槽で被処理水の第2次撹拌を行い、残留汚濁物質をフロック化して沈降させ、その上層水(上澄み水)を越流口よりその下流の反応・沈澱槽に流入させ、その反応・沈澱槽で撹拌のない穏やかで静かな流れのなかで、更にフロック化した残留汚濁物質を反応・沈澱させ、その上層水(上澄み水)を越流口よりその下流に続く反応・沈澱槽に流入させ、その反応・沈澱槽でまた更に反応フロック化した残留汚濁物質を反応・沈澱させ、その上層水(上澄み水)を越流口となっている排水口より排水するので、被処理水の汚濁物質は、完全にフロック化すると共に沈降して、きわめて純度の高い浄化水となる。
(2)また、前記のように少なくとも2つの撹拌槽と、少なくとの2つの反応・沈澱槽を備え、被処理水は順次上流側より下流側に処理するので、被処理水の供給量は従来より増大できるし、流速も従来より速くできるので、処理能力及び処理効率が増大する。
(3)比重が大きく水に沈む性質のある貝化石凝集剤を使用しても、少なくとも2つの撹拌槽において撹拌手段で撹拌するので、被処理水と充分に反応し、汚濁物質をフロック化する。
(4)監視窓が設けられているので、被処理水の汚濁の程度、フロック形成の良否、フロックの大きさ、濁度、水位、流水の速度、沈殿物の量、等が観察できるし、これにより凝集剤投入量の調節もできる。
(5)汚濁水浄化装置の凝集剤投入手段は、凝集剤断続投入機構を備えるので、凝集剤の所定量を断続的(間欠的)に投入することができ、被処理水が連続して流入(供給)されても処理可能となり連続稼働ができる。
(6)汚濁水浄化装置の各槽は、越流口を介してサクションホースで連結されているので、被処理水の全流路の流速を一定にすることができる。
(7)汚濁水浄化装置の少なくとも最上流の撹拌槽には、水質濁度の検出手段が設けられているので、被処理水の水質濁度を知ることができ、それにより凝集剤の投入量や被処理水の給水量、流速等を最善に調整できる。
(8)汚濁水浄化装置の凝集剤投入手段は、凝集剤投入量自動調節手段を備え、最上流の撹拌槽には水質濁度の検出手段が設けられ、前記凝集剤投入量自動調節手段は、該水質濁度の検出手段の検出値に基づいて凝集剤投入量が自動調整されるので、水質濁度の程度に対応して凝集剤の投入量が自動的に調節され、常に最適の凝集剤投入量で被処理水の浄化処理ができる。
(9)汚濁水浄化装置は、監視窓または水質濁度の検出手段あるいは水質濁度の検出手段の検出値に基づいて凝集剤投入量が調節される凝集剤投入量自動調節手段を備えるので、被処理水の汚濁の程度が変動しても、それに伴う凝集剤の投入量や被処理水の供給量、等の条件を変更せずにそのままで浄化処理を行い、不充分な浄化水で排出(放出)してしまうことが防止できる。
(10)最下流の反応・沈澱槽に連続して濾過槽が設けられているので被処理水は更に高い純度に浄化された浄化水として排出することができる。
(11)濾過槽は、複数のフィルター部材が着脱自在に設けられているので、フィルター部材を増減する調節が可能となり、それにより濾過程度を調整することができる。
以下、この発明の汚濁水浄化装置の実施の形態を、図面について詳細に説明する。
図1は、この発明の実施の形態を示す汚濁水浄化装置の一部破断の正面図である。
この汚濁水浄化装置は、最上流に位置する第1撹拌槽1と、第1撹拌槽1の下流に位置する第2撹拌槽2と、その第2撹拌槽2の下流に位置する第1反応・沈澱槽3と、その第1反応・沈澱槽3の下流に位置する第2反応・沈澱槽4とを備える。
第1撹拌槽1と第2撹拌槽2、第2撹拌槽2と第1反応・沈澱槽3、第1反応・沈澱槽3と第2反応・沈澱槽4とは、オーバーフロー式の越流口5、6、7で連結され、第2反応・沈澱槽4にはオーバーフロー式の排水口8が設けられている。
第2撹拌槽2と第1反応・沈澱槽3とを連結する越流口6は、第1撹拌槽1と第2撹拌槽2とを連結する越流口5の位置より少し低い位置に設けられ、第1反応・沈澱槽3と第2反応・沈澱槽4とを連結する越流口7は、第2撹拌槽2と第1反応・沈澱槽3とを連結する越流口6の位置より少し低い位置に設けられ、排水口8は第1反応・沈澱槽3と第2反応・沈澱槽4とを連結する越流口7の位置より少し低い位置に設けられている。即ち、上流側より下流側に位置する各槽1、2、3、4を連結する越流口5、6、7および排水口8の位置は、順次少し低い位置となっている。
なお、前記各槽1、2、3および4は、図2に示すように越流口5、6、7を介しサクションホース24で連結すると、被処理水の流路の流速が一定にできるので好ましい。
また、第1および第2撹拌槽1、2の越流口5、6は、図3に示すように隔壁35にて槽1、2内部に下方が開口37する流路36を形成して槽1、2内と連通するようにしてもよい。これにより撹拌手段12による撹拌の被処理水の乱流の越流口5、6への影響を抑えることができ、越流口5、6からできる限り被処理水の上澄み水のみを流出するようにできる。
また、この流路36の開口37には、図3に示すようにフィルター38を設けてもよい。これにより被処理水が濾過されるため浄化効果は向上する。
なお、この流路36の形成は、他の第1および第2反応・沈澱槽3、4の越流口7、排水口8に採用してもよい。
第1撹拌槽1には、被処理水の給水手段9が連結され、外部より被処理水が供給される。この給水手段9は、給水ポンプ10からのパイプ11が第1撹拌槽1に連結されて構成されており、河川、湖沼、工場廃水および工事現場から排水される泥水等の被処理水源から給水ポンプ10により第1撹拌槽1に給水する。この被処理水の給水ライン、例えば、パイプ11には、流量計23を設けるのが好ましい。これにより被処理水の供給量が検知でき、被処理水の供給量(例えば、単位時間当りの供給量)や凝集剤投入量などの管理が容易に可能となるからである。
また、第1撹拌槽1は、撹拌手段12および凝集剤投入手段16を具備する。撹拌手段12は、第1撹拌槽1の天板1a上に設けられたモータ13と、該モータ13で回転される回転軸14と、該回転軸14に突設した撹拌翼15とで構成されている。回転軸14は第1撹拌槽1内に垂下して延出しており、これに撹拌翼15が突出されているので、モータ13により回転軸14を介して撹拌翼15を回転することによって撹拌する。
凝集剤投入手段16は、第1撹拌槽1の天板1a上にホッパー17を備え、このホッパー17より凝集剤を断続的(間欠的)に投入できるようになっている。例えば、図示は省略したが、ホッパー17の下端出口に、閉塞板を開閉可能に設け、この閉塞板をソレノイドで断続的に開閉し、シュートを介し第1撹拌槽1内に投入する、等の従来公知の手段を採用し得る。この時、ホッパー17の下端に定量室を設け、ホッパー17より凝集剤を定量室に一旦送給し、この定量室の出口を開閉して投入するようにすると、凝集剤は断続的に所定量が投入できる。
また、凝集剤投入手段16は、凝集剤投入量自動調節手段(図示省略)を備え、一方、第1撹拌槽1には、水質濁度の検出手段(図示省略)を設け、凝集剤投入量自動調節手段は、該水質濁度の検出手段の検出値に基づいて、凝集剤の投入量を自動調節するようにしてもよい。
なお、凝集剤投入手段16は、凝集剤投入量自動調節手段を具備せずに、第1撹拌槽1に水質濁度の検出手段の検出値を表示できるようにし、この表示に基づいて手動で凝集剤投入量を調整するようにしてもよい。
前記凝集剤投入量自動調節手段としては、前記ソレノイドでの閉塞板を開閉する間隔を変えたり、定量室への供給量を変えたりする手段を例示できる。
また、前記水質濁度の検出手段としては、(a)測定セルの上部で被処理水(被測定液)をオーバーフローして形成した液面に光を照射したときの散乱光に基づき濁度を計測する濁度計、(b)所定の容量の被処理水を満たした、前記被処理水を注入する注入口と排水する排出口とを有する筒状の測定セルに、前記測定セルの第1端面から光源からの側定光を照射し、第2端面の光検出器が検出した前記測定光の透過率によって被処理水の濁度を測定する濁度計、などを例示することができる。
また、第2撹拌槽2には、前記と同様な撹拌手段12が設けられている。この撹拌手段12は、第2撹拌槽2の天板2a上に設けられたモータ13と、このモータ13で回転される回転軸14と、この回転軸14に突設された撹拌翼15とで構成されている。回転軸14は天板2aを貫通し第2撹拌槽2内に垂下して延出しており、これに撹拌翼15が突設されているので、モータ13により回転軸14を介し撹拌翼15を回転して撹拌する。
さらに、第1撹拌槽1、第2撹拌槽2および第1反応・沈澱槽3の側壁には、監視窓18が設けられている。この監視窓18は、被処理水の汚濁の程度、フロック形成の良否、フロックの大きさ、濁度、水位、流水の速度およびフロック等の沈殿物の量、等を観察するものであり、それに対応して最適の条件に合せて浄化処理を行うことができる。例えば、凝集剤投入量も見合う最適の量に調整することができる。
この監視窓18は、内部が透視できる構成であればよく、例えば、槽壁に穿設した窓孔を透明なガラス板や樹脂板で閉塞した構成を例示できる。窓孔の形状も自由である。本例では縦方向に長い長孔の場合を示している。
また、各槽1、2、3および4の底部には、底部に沈澱したフロック等の堆積物を排出するバルブ付きの排出口19が設けられている。これにより各槽1、2、3および4の底部に沈澱したフロック等の汚濁物質の不要物を排出することが可能となる。なお、各槽1、2、3、4の底面は、この排出口19に向かってテーパ状に形成されているのが、フロック等の堆積物が容易に排出されやすいので好ましい。
図4は、この実施の形態の変形例を示す要部の部分断面正面図である。本例は、第1撹拌槽1のパイプ11よりの被処理水の流入口21に位置して、天板1aより垂下する隔壁20にて撹拌槽1内部に下方が開口22aする中空部22を形成し、被処理水の槽1内の流入位置を下方側に変更してもよい。
なお、本例は第1撹拌槽1の被処理水の流入口21の部分であるが、この構成は、越流口5、6、7の流入部分に採用してもよい。
このような構成とすることによって、流入する被処理水の流速の影響を減少し、浄化処理効果を向上することができる。
しかして、この実施の形態の汚濁水浄化装置によれば、次のように作用する。
まず、第1撹拌槽1には、給水手段9(給水ポンプ10の駆動)で被処理水が供給される。この給水された第1撹拌槽1内の被処理水が所定量になったら、この被処理水には、凝集剤投入手段16で凝集剤が投入される。この凝集剤が投入されたら、その被処理水を撹拌手段12で撹拌する。即ち、モータ13で回転軸14を介し撹拌翼15を回転させて撹拌する。この撹拌は、撹拌翼15の正回転だけでなく、逆回転を加えてもよい。これはモータ13の正逆の回転で実施することができる。
この第1撹拌槽1の撹拌で、凝集剤が全体の被処理水と平均的に接液して反応し、被処理水の汚濁物質の大半を凝集させてフロック化し沈降させる。
この汚濁物質の大半を凝集させフロックを沈降させた被処理水は、越流口5よりその下流の第2撹拌槽2に流出する。この流出する被処理水は、越流口5より流出するので、汚濁物質の大半を凝集させてフロックを沈降させた上澄み水となる。
この第2撹拌槽2に流入した被処理水は、撹拌手段12で再び撹拌され、前段の第1撹拌槽1での残留汚濁物質や凝集不充分の残留汚濁物質の2次凝集がなされる。これにより残留汚濁物質がさらにフロック化して沈降し、汚濁物質はほぼ完全に沈降して除去(固液分離)される。
この2次凝集を行い残留汚濁物質のフロックを沈降させた被処理水は、越流口6よりその下流の第2反応・沈澱槽4に流出する。この流出する被処理水も上澄み水である。
この第1反応・沈澱槽3に流入した被処理水は、撹拌のない穏やかで静かな流れのなかで更にフロック化した残留汚濁物質も沈澱させる。ここでは主に浮遊状態で沈降が遅く前槽2でも沈降しなかった残留汚濁物質を沈澱させる。この第1反応・沈澱槽3の被処理水は、穏やかで静かな流れであるので、浮遊状態で沈降の遅いフロック化した汚濁物質も、ゆっくりと沈降しついには沈澱する。そして、この被処理水は、上澄み水(上層側)から越流口7を介しその下流の第2反応・沈澱槽4に流出する.
この第1反応・沈澱槽3の浄化処理において被処理水は、完全に汚濁物質が分離されて浄化されている。しかし、更に、念を押すために、第2反応・沈澱槽4を設け、ここに前槽3より流入した被処理水を、また更にここでフロック化した汚濁物質の浄化処理をする。第2反応・沈澱槽4では、ほとんど無いに等しいフロック化した残留汚濁物質の沈澱を、穏やかで静かな流れのなかで念を押して実施する。
ここで浄化処理の完了した被処理水は、上澄み水(上層側)からオーバーフロー式に排水口8より排出される。
以上の被処理水の浄化処理は、連続して供給される被処理水に凝集剤投入手段16により断続的(間欠的)に凝集剤を投入して実施できるので、被処理水を連続して供給しての連続稼働で実施できる。
この処理に際しては、第1撹拌槽1、第2撹拌槽2および第1反応・沈澱槽3に監視窓18が設けられているので、被処理水の汚濁の程度、フロック形成の良否、フロックの大きさ、濁度、水位、流水の速度、沈殿物の量、等を観察して実施できる。この観察の結果によって、凝集剤投入量等の条件の変更の必要が生じた場合には、それに見合う対応をとる。
また、第1撹拌槽1に水質濁度の検出手段とその表示部が設けられている場合には、その被処理水の水質濁度の程度により、凝集剤の投入量や被処理水の給水量、流速等を最善に調整する。
さらに、凝集剤投入手段16が凝集剤投入量自動調節手段を備え、一方、第1撹拌槽1に水質濁度の検出手段が設けられ、凝集剤投入量自動調節手段は、該水質濁度の検出手段の検出値に基づいて凝集剤投入量を自動調節する場合には、凝集剤の投入量が自動的に調節されて、常に最適の凝集剤投入量で浄化処理が実施される。
また、この発明の汚濁水浄化装置は、最下流の第2反応・沈澱槽4の下流側に、濾過槽を設け、第2反応・沈澱槽4からの被処理水を、更に濾過して排出するようにしてもよい。図5は、濾過槽25を示す斜視図、図6は、図5のA部の部分拡大斜視図である。
本例の濾過槽25は、上方が開口する直方体に形成され、上流側には第2反応・沈澱槽4の排出口8と連結するサクションホース26が位置し、下流側の槽壁25aには排水口27が設けられている。濾過槽25内には、被処理水の流路に複数のフィルター部材28a、28b、28cが所定間隔に並列して着脱自在に設けられている。従って、第2反応・沈澱槽4からの被処理水は、サクションホース25を介し濾過槽25内に流入し、各フィルター28a、28b、28cを通過して排水口27より流出するようになっている。
フィルター部材は、本例では3個28a、28b、28cの場合を示しているが、これは任意である。フィルター部材28a、28b、28cを着脱自在としたのは、被処理水の浄化処理程度に応じてフィルター部材の数を増減できるようにするためである。例えば、被処理水の浄化処理程度が高い場合には、フィルター部材は1個でよいし、被処理水の浄化処理程度が中程度では、2個以上となる、というように選択して実施する。もちろん、第2反応・沈澱槽4までの被処理水の浄化処理で充分の場合には、本例の濾過槽25は不要であり使用する必要はない。
フィルター部材28a、28b、28cは、本例では濾過槽25の対面する側壁25bおよび25cの内面に、図6に示すように2枚の板材29a、29bを平行して垂直方向に設け、この板材29a、29b間にフィルター部材28a、28b、28cを挿入したり、引き抜くことにより着脱自在となっている。本例では一方の板材29aがヒンジ30にて回動可能に取付けられており、ストッパーピン31にて固定されているが、ストッパピン31を引き抜くことにより回動可能となる構成となっている。これにより一方の部材29aを回動して開き、フィルター部材28a、28b、28cの着脱ができるために、フィルター部材28a、28b、28cの増減する際の作業が容易となる。なお、符号32は、板材29aを回動操作するためのハンドルである。
フィルター部材28a、28b、28cの構成は、特に制限はなく従来公知のものを採用し得る。本例では、図5に示すように乾燥した糸状の植物繊維を編組したフィルター33を、メッシュ部材34で挟持した構成を例示している。また、フィルター部材28a、28b、28cは、濾過程度の異なるものを組み合わせたり、各フィルター部材毎に濾過程度の異なるものを使用してもよい。
このような濾過槽25を使用すると、第2反応・沈澱槽4からの被処理水は、サクションホース26を介し濾過槽25内に流入し、各フィルター部材28a、28b、28cを通過して排水口27より排出される。従って、この排出口27より排出される被処理水は、浄化処理の高い被処理水となる。即ち、第2反応・沈澱槽4からの被処理水も、前工程の各槽1、2、3、4で浄化処理されたものである。それでも充分であるが、それを更に濾過槽25で濾過するものであるから、この濾過槽25で濾過され排出される被処理水は、相当に高く浄化処理されたものとなる。
以上の通り、この発明の汚濁水浄化装置によれば、被処理水の汚濁物質を完全に分離し、除去することが可能となり、浄化処理した被処理水は、透明度の高い完全な浄水となる。
また、この発明で使用する凝集剤としては従来公知のものを採用可能であるが、ブライオゾーア(貝化石)粉体を主成分とする凝集剤を好ましい例として挙げることができる。
なお、前記実施の形態は、この発明を制限するものではなく、この発明は要旨を逸脱しない範囲において種々の変形が許容される。
この発明の実施の形態を示す汚濁水浄化装置の一部破断の正面図である。 この発明の実施の形態を示す汚濁水浄化装置の部分正面図である。 この発明の実施の形態の変形例を説明する概略部分断面図である。 この実施の形態の他の変形例を示す要部の部分断面正面図である。 濾過槽を示す斜視図である。 図5のA部拡大斜視図である。
符号の説明
1 第1撹拌槽
2 第2撹拌槽
3 第1反応・沈澱槽
4 第2反応・沈澱槽
5、6、7 越流口
8 排水口
9 給水手段
10 給水ポンプ
12 撹拌手段
13 モータ
14 回転軸
15 撹拌翼
16 凝集剤投入手段
17 ホッパー
18 監視窓
19 排出口
25 濾過槽
27 排水口
28a、28b、28c フィルター部材
29a、29b 板材
30 ヒンジ

Claims (7)

  1. 上流側に位置する少なくとも2つの撹拌槽と、その撹拌槽の下流に位置する少なくとも2つの反応・沈澱槽とを備え、これらの撹拌槽および反応・沈澱槽は、上流側から下流側に直列して配置され、
    撹拌槽のうち最上流に位置する撹拌槽には、凝集剤投入手段および撹拌手段が設けられると共に被処理水の給水手段が連結され、その下流の撹拌槽には撹拌手段が設けられ、
    順次上流側より下流側に位置する前記各槽は、順次オーバーフロー式の越流口で連結され、最下流に位置する反応・沈澱槽には排水口が設けられ、
    越流口は、下流側が直前に位置する上流側の越流口より順次低い位置に設けられ、排水口は、直前に位置する上流側の越流口より低い位置に設けられ、
    前記各撹拌槽の越流口、反応・沈殿槽の越流口および最下流に位置する反応・沈殿槽の排水口のうち、少なくとも上流側に位置する2つの撹拌槽の越流口の直前は、隔壁にて各槽内部に下方が開口し槽内と連通する流路に形成され、越流口に連続する構成とされ、
    かつ、いずれかまたは全部の前記撹拌槽および反応・沈澱槽には、監視窓が設けられていることを特徴とする汚濁水浄化装置。
  2. 前記流路の槽内と連通する開口には、フィルターが設けられていることを特徴とする請求項1記載の汚濁水浄化装置。
  3. 前記凝集剤投入手段は、凝集剤断続投入機構を備えることを特徴とする請求項1記載の汚濁水浄化装置。
  4. 前記各槽は、越流口を介しサクションホースで連結されていることを特徴とする請求項1記載の汚濁水浄化装置。
  5. 少なくとも前記最上流の撹拌槽には、水質濁度の検出手段が設けられていることを特徴とする請求項1記載の汚濁水浄化装置。
  6. 前記凝集剤投入手段は、凝集剤投入量自動調節手段を備え、最上流の撹拌槽には水質濁度の検出手段が設けられ、該凝集剤投入量自動調節手段は、該水質濁度の検出手段の検出値に基づいて凝集剤投入量を自動調節することを特徴とする請求項1または記載の汚濁水浄化装置。
  7. 前記最下流の反応・沈澱槽の排水口に連続して複数のフィルター部材が所定間隔に並列して着脱自在に設けられている濾過槽が連結されていることを特徴とする請求項1記載の汚濁水浄化装置。
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