JP4214877B2 - 原稿搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、原稿を搬送させながら、搬送路の途中に配設された読取手段において原稿画像を読取る所謂シートスルータイプの読取装置における原稿搬送装置に関し、更に詳しくは、原稿の両面画像をも読取が可能なように構成された原稿搬送装置に関する。
上記シートスルータイプの読取装置は、読取手段のプラテンガラスの下方に読取スキャナを静止させておき、自動原稿送り装置(ADF)により原稿をプラテンガラスに連続給送させながら、その画像を読取るものである。一方、シート固定タイプの読取装置は、ADFからの原稿を搬送ベルトにより平板式読取装置(フラットベットスキャナ、略称FBS)のプラテンガラス上に送り、一旦静止させ、プラテンガラスの下をスキャナを移動させることによって画像の読取を行うものである。シート固定タイプの読取装置は、原稿を1枚ずつプラテンガラス上に送り、静止させた上で読取を行うものであるから、両面原稿の読取を行う場合には、その処理時間がかかり、処理スピードに限界があることから、上記シートスルータイプでの両面読取の試みがなされるようになった。このような、シートスルータイプの原稿読取装置において、両面原稿の読取が可能なように構成された原稿搬送装置の例として、特許文献1に開示されたものが挙げられる。
特開2002−134301号公報
上記特許文献1に開示された原稿搬送装置は、原稿供給トレイから繰出され搬送される原稿を、Uターン状に湾曲形成された搬送路に沿って配設された2箇所の読取部で、原稿の表裏両面画像を読取るよう構成されている。この原稿搬送装置は、原稿を上記搬送路に沿って1回通過させるだけで、その両面画像の読取が可能とされるから、スループット時間の短縮が図られ、その実用化もされるようになった。
しかし、原稿をUターン状に搬送させることになるから、原稿にストレスがかかり、それが原稿ジャムや斜行の原因になることがあった。また、前記Uターン状に湾曲した搬送路による空域内に、少なくとも1つの読取部を設置する必要があるため、搬送系の構成とも関係して、そのレイアウト構成が複雑となる。さらには、上下方向に嵩高くならざるを得ず、コンパクト化が難しいと言う点も指摘されるところであった。しかも、片面読取の場合にも、両読取部を原稿が通過することになる為、スループット時間が長くなる上に、読取に関与しない読取部の紙粉や印刷インク等による汚染を助長させる原因にもなることがあった。
本発明は、上記のような実情に鑑みなされたものであり、原稿のスムースな搬送と、片面読取の場合の効率化を図り、装置のコンパクト化をも図ることができる両面読取可能な原稿搬送装置を提供するものである。
本発明の原稿搬送装置は、堆積載置された原稿を1枚ずつ繰出す繰出手段を備えた原稿供給トレイと、前記原稿供給トレイに連なり、経路上に原稿の画像を下方より読取る第1読取手段を備えた第1搬送路と、前記第1搬送路の延長上に連設された第1反転部と、前記原稿供給トレイの下流側近傍の第1搬送路から分岐し、経路上に原稿の画像を上方より読取る第2読取手段を備えた第2搬送路と、前記第1反転部から第1搬送路を逆送する原稿を受容し反転させて前記第2搬送路に誘導させるための第2反転部と、前記第2搬送路の延長上に連設された原稿排出トレイとを備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、前記第1読取手段が、プラテンガラス上に静止させた原稿を、プラテンガラスの下面を往復移動するスキャナにより読取る平板式読取装置におけるスキャナを、所定位置に静止させ、第1搬送路を搬送される原稿の下面画像をこの静止状態のスキャナで読取らせるよう構成されていることを特徴とする。
請求項3の発明は、前記第2読取手段が、密着型イメージセンサとプラテンローラからなり、第2搬送路を搬送される原稿の上面画像をこの密着型イメージセンサで読取らせるよう構成されていることを特徴とする。
前述したように構成した原稿搬送装置によれば、原稿の片面読取の場合は、第2搬送路のみを使用することになるから、第1読取手段の原稿通過に伴う紙粉や印刷インク等による汚染の機会が少なくなり、また、その前後の搬送系を停止させておくことができるから、無駄なエネルギーが消費されることもない。さらに、両面読取の場合は、2箇所の反転部で原稿を反転させることにより、第1及び第2読取部を通過させ、両面画像の読取を可能としているから、原稿搬送路をUターン状に湾曲させる必要がなく、前記のようなUターン搬送によるジャムや斜行が生じなくなる。加えて、第1及び第2搬送路が個別に形成されるから、第1及び第2読取部をできるだけ上下に接近させて配置することが可能であり、上下方向の嵩張りを少なくし、装置のコンパクト化を図ることができる。
以下に本発明の最良の実施の形態について図面を参照して説明する。図1はファクシミリ装置や複写機、或いはファクシミリと複写の両機能を備えた所謂複合機における原稿搬送装置1の要部の縦断面図を示すものである。
図例の原稿搬送装置1は、シートものの原稿Dを1枚ずつ搬送しながら、その片面若しくは両面の画像を読み取って、それぞれデジタル信号として出力するための自動原稿送り装置(ADF)として構成されている。原稿搬送装置1は、後記するFBS部2における原稿押圧板(プラテンカバー)3の上面左側辺部に装備され、該原稿押圧板3の上方には、原稿供給トレイ4がやや下向き傾斜状態で設置されている。この原稿供給トレイ4の先側には、原稿繰出ローラ(繰出手段)4aが原稿供給トレイ4の板面上にやや突出するよう設けられており、その矢視方向への回転により、原稿供給トレイ4上に上向きに堆積載置された原稿束から最下層の原稿Dが順次繰出される。原稿供給トレイ4の上方には、堆積載置された原稿束のバタつきを防止する為にワイヤ等で形成された原稿押え4bが設けられている。また、原稿供給トレイ4上には、原稿の有無を検出する原稿有無センサ4cが設けられている。
上記原稿供給トレイ4の原稿供給口4dには、上下にリタードローラ5a及び分離ローラ5が対設され、夫々が矢視方向に回転することにより、原稿繰出ローラ4aから複数枚の原稿が重送状態で繰出されても、上層部の原稿が押し戻され、下層の1枚だけが分離給送されるようになされている。このような原稿の分離給送手段としては、図例のような分離ローラ5とリタードローラ5aによるものに限らず、分離ローラとこれに弾接する分離パッドによるものも採用可能であることは言うまでもない。
上記分離ローラ5及びリタードローラ5aの排出側には、後記する第2反転部8及び第1読取ポイントP1を経て第1反転部7に至る第1搬送路6が形成されている。上記読取ポイントP1を挟んで上下流側には、正逆回転可能な第1レジストローラ9及び第1反転部7を構成する第1スイッチバックローラ7aが設けられ、これらローラ9、7aにプレッシャーローラ9a、7bが夫々対設されている。第1レジストローラ9の上流側近傍の第1搬送路6には、第1レジストセンサ(リードセンサ)9bが設置され、この第1レジストセンサ9bは、搬送される原稿を検出し、第1レジストローラ9のオン・オフ制御或いは後記する読取走査装置の制御の為の検出情報を出力すると共に、原稿サイズ情報をも出力するよう構成される。
第1反転部7は、読取ポイントP1を通過して下面画像の読取が完了した原稿を、第1スイッチバックローラ7a及びプレッシャーローラ7bでニップし、反転待機トレイ7c上に一時保持した後、第1スイッチバックローラ7aの逆転によりスイッチバックさせ、第1搬送路6を逆送させるよう機能するものである。このスイッチバック時には、上記第1レジストローラ9も逆転し、読取ポイントP1上を画像の読取走査なしに通過逆送して来る原稿を、更に第1搬送路6に沿って第2反転部8に向かわせるよう給送する。
第2反転部8は、正逆回転可能な第2スイッチバックローラ8a及びこれに対設されたプレッシャーローラ8bと、反転待機トレイ8cとよりなる。この第2反転部8においては、第1搬送路6を逆送されて来る原稿は、第2スイッチバックローラ8aの逆転により反転待機トレイ8cに受容され、プレッシャーローラ8bとによりニップ保持された後、その正回転への切替により、後記するゲート10aを経て第2搬送路10に給送される。上記反転待機トレイ8cは、前記原稿押圧板3の上面に略水平状態で形成され、その第2スイッチバックローラ8aの近傍部分は、第1搬送路6の一部と共役合流するよう構成されている。この合流部分には弾性変形可能なマイラー6aが固着され、このマイラー6aは、通常はその復元弾力により分離ローラ5側の第1搬送路6を閉止し、分離ローラ5により給送される原稿の推進力が付加されると、弾性変形してその通過を許容する一方、第1読取ポイントP1側の第1搬送路6から第2スイッチバックローラ8aを介し逆送される原稿が分離ローラ5側の第1搬送路6に侵入するのを阻止し且つ当該原稿を反転待機トレイ8cに円滑にガイドするよう機能するものである。
上記第2スイッチバックローラ8aは、上記以外に原稿の搬送ローラとしても機能するものである。即ち、原稿の片面或いは両面読取の際、原稿供給トレイ4から繰出された原稿を、その正回転をして、第1搬送路6を経て第1読取ポイントP1へ、或いは第2搬送路10を経て後記する第2読取ポイントP2へ向かわせるよう機能する。第1搬送路6と第2搬送路10との分岐部には、実線及び破線間で切替可能なゲート10aが配設されており、原稿の搬送方向に応じて適宜その切替がなされる。
第2搬送路10には、その経路に沿って、順に第2レジストローラ11、第2読取ポイントP2を構成する第2読取手段12及び排出ローラ13が配設され、これらローラ11、13にはプレッシャーローラ11a、13aが夫々対設されている。また、排出ローラ13の排出側に原稿排出トレイ14が連設され、上記反転部8から原稿排出トレイ14に至る第2搬送路10に沿った経路は略水平状態に形成されている。第2レジストローラ11の上流側近傍の第2搬送路10には、第2レジストセンサ(リードセンサ)11bが設置され、この第2レジストセンサ11bは、搬送される原稿を検出し、第2レジストローラ11のオン・オフ制御或いは後記する第2読取手段12の制御の為の検出情報を出力すると共に、原稿サイズ情報をも出力するよう構成される。
第2読取手段12は、密着型イメージセンサ12aと、プラテンローラ12bとよりなり、両者は上下に密着的に対設され、そのライン状の密着部分が第2読取ポイントP2とされる(若干上流側の位置を第2読取ポイントP2とすることもある)。第2レジストローラ11によりレジスト搬送されてくる原稿は、この密着型イメージセンサ12a及びプラテンローラ12b間に導入され、プラテンローラ12bの矢視方向への回転に伴う搬送作用により第2読取ポイントP2を接触通過しながら、その上面画像が逐次読取られ、排出ローラ13により原稿排出トレイ14に排出される。上記のように構成される原稿搬送装置1は、その大半がカバー15で覆われ、このカバー15は原稿押圧板3に固設されている。
上記第1読取ポイントP1にはプラテン16が配置され、原稿がこのプラテン16上を通過する際、プラテン16の下部に待機された読取走査装置(スキャナ)17により原稿表面の画情報が逐次読み取られ、上記のようにデジタル信号として出力される。この読取走査装置17と、プラテン16とにより第1読取手段が構成される。読取走査装置17は、蛍光灯或いは冷陰極管からなる光源17aと、複数のミラー17b…と、集光レンズ17cと、CCD(電荷結合素子)17dとよりなり、これらがユニット化され、キャリッジ17e上に搭載されている。光源17aからの照射光は、プラテン16上の第1読取ポイントP1を通過する原稿により反射され、その後4個のミラー17b…で反射を繰り返し、集光レンズ17cで集光され、CCD17dに入光する(1点鎖線の光路参照)。CCD17dでは、原稿の表面上に描かれた画情報が電気信号に変換され、デジタル信号として出力される。
図例の読取走査装置17は、フラットベッドスキャナ(FBS)にも兼用するよう構成されている。即ち、図示を一部省略したが、図1における破断部分の右側にはFBS部2が連成されている。上記キャリッジ17eは、図例ではADF原稿の読取位置に静止された状態を示すが、FBS原稿の読取時には、FBS部2内に移動し、FBS部2内をプラテンガラス18の下面に沿って往復移動し、この往復移動の間、プラテンガラス18上に載置された原稿の画情報が、読取走査装置17によって上記同様に読取られる。原稿搬送装置1、原稿供給トレイ4、原稿排出トレイ14及び反転待機トレイ7c、8cは原稿押圧板3上に形成され、紙面奥側をヒンジ部(不図示)として上下に開閉可能とされている。従って、FBS部2にて原稿読み取りを行う際は、この原稿押圧板3を開け、露見したプラテンガラス18上に原稿を載置することによりなされる。
次に、上記構成の原稿搬送装置1を用いた原稿搬送動作について図を参照して説明する。図2、図3は片面読取の際の原稿搬送動作を説明する図である。図2において、原稿供給トレイ4上にn枚の原稿Dが上向きページ順に堆積載置され、操作者の装置操作パネル(不図示)上での片面読取(通常読取)であることのモード設定操作(通常は標準状態であるためモード切替操作が不要であることが多い)により、第1搬送路6におけるゲート10aが第2搬送路10側に開放(第1レジストローラ9側は閉止)される。尚、原稿供給トレイ4上の原稿Dは最下層の2枚(図2ではDn、Dn−1)だけを明示し、その他の原稿Dについては簡略化して示してある。また、原稿に付された数字1は、各原稿Dの第1面(表面)を、2はその第2面(裏面)を夫々示す。
操作者により操作スイッチがオンされると、繰出ローラ4aから、排出ローラ13に至る第2搬送路10に沿った一連の搬送系が作動する。これに伴い、分離ローラ5及びリタードローラ5aにより上層原稿の重送が阻止された状態で、原稿供給トレイ4上の最下層の原稿Dnが繰出・給送され、マイラー6aを弾性変形させて第1搬送ローラ6を第2スイッチバックローラ8aの正回転で搬送され、ゲート10aから第2搬送路10に進入する。第2搬送路10に進入した原稿Dnは、更に、第2レジストローラ11によってレジストされる。この時、第2レジストローラ11の上流側近傍に設置された第2レジストセンサ11bにより原稿Dnの先端が検出されると、密着型イメージセンサ12aが起動する。第2読取ポイントP2では、第1面が上向きの状態で搬送され、その画像が密着型イメージセンサ12aによって読取られる。原稿Dnは、引続き排出ローラ13によって、図3の1点鎖線で示す搬送パスラインを描き、原稿排出トレイ14上に第1面が上向きの状態で排出載置される。
その後、原稿供給トレイ4からは後続原稿Dn−1が繰出され、同様にその第1面の画像が読取られ、原稿排出トレイ14には先行原稿Dnの上に排出堆積される。これを繰返し、第1面の画像が読取られた原稿は、順次原稿排出トレイ14の上に排出堆積されて行くから、全ての原稿の読取が完了した時には、原稿排出トレイ14上には原稿供給トレイ4にセットされたと同じ上向きページ順に堆積されることになる。また、この一連の片面読取時には、第2搬送路10のみが搬送読取に関与し、第2スイッチバックローラ8aから下流側の第1搬送路6は関与しないから、スループット時間が短く、しかも、略水平に原稿が搬送されるから、Uターン搬送のようなストレスが原稿に付加されず、原稿ジャムや斜行が生じにくくなる。更に、第2搬送路10に沿った搬送系は停止されており、不要なエネルギーの浪費がない。加えて、第2搬送路10への原稿の通紙がないから、第1読取ポイントP1部分が紙粉や印刷インクで汚染される頻度も少なくなる。
次に、両面読取の際の原稿搬送動作について、図4〜図7を参照して説明する。即ち、片面読取の場合と同様、図4に示すように、原稿供給トレイ4上にn枚の原稿Dが上向きページ順に堆積載置され、操作者の装置操作パネル上での両面読取であることのモード設定操作により、ゲート10aが切替わり、第1レジストローラ9側の第1搬送路6が開放(第2搬送路10側は閉止)される。そして、操作者により操作スイッチがオンされると、繰出ローラ4aから、第1スイッチバックローラ7aに至る第1搬送路6に沿った一連の搬送系が作動する。
これに伴い、上記同様原稿供給トレイ4上の最下層の原稿Dnが、繰出・給送され、第2スイッチバックローラ8aの正回転により第1搬送路6に沿って搬送され、第1レジストローラ9に導入される。この時、第1レジストセンサ9bによる原稿Dnの先端検出信号に基づき読取走査装置17(図1参照)が起動する。原稿Dnは、第1レジストローラ9によりレジストされ、第1読取ポイントP2を第2面が下向き状態で通過しながら、その画像が読取走査装置17によって逐次読取られる。このように第2面の画像が読取られた原稿Dnは、第1スイッチバックローラ7aにより、図5の1点鎖線で示す搬送パスラインを描き反転待機トレイ7cに給送され、その後第1スイッチバックローラ7aが停止し、図5に示すようにその後端がプレッシャーローラ7bとによりニップされた状態に保持される。第1スイッチバックローラ7aの停止制御は、上記第1レジストセンサ9bにより原稿の後端が検出されてから所定時間経過後に行うようにしてもよく、或いは第1スイッチバックローラ7aの上流側近傍に別のセンサを設け、この検出信号により行うようになすことも可能である。
その後、第1スイッチバックローラ7a、第1レジストローラ9及び第2スイッチバックローラ8aが逆転し、上記反転待機トレイ7cに保持されていた原稿Dnは、第1読取ポイントP1を経て読取走査されることなく第1搬送路6を逆送され、第2スイッチバックローラ8aにより、図6の1点鎖線で示す搬送パスラインを描き反転待機トレイ8cに給送される。第1レジストセンサ9bにより原稿Dnの後端(スイッチバックする前で言えば前端)が検出されてから所定時間経過後、第2スイッチバックローラ8aが停止し、原稿Dnはプレッシャーローラ8bとにより、図6に示すようにその後端(同上)がニップされ、第1面が上向きの状態で反転待機トレイ8c上に保持される。
次いで、図7に示すように、ゲート10aが切替わり、第2搬送路10側が開放(第1レジストローラ9側は閉止)され、第2スイッチバックローラ8aが正回転すると共に第2レジストローラ11及び排出ローラ13が作動を開始する。これに伴い、反転待機トレイ8cに保持されていた原稿Dnは、第2スイッチバックローラ8aによりスイッチバックして第2搬送路10に誘導される。第2搬送路10に誘導された原稿Dnは、上記片面読取の場合と同様に、第2レジストローラ11でレジストされ、密着型イメージセンサ12aによりその第1面の画像が読取られた後、排出ローラ13により原稿排出トレイ14上に第1面を上にして排出される。斯くして、原稿Dnの両面読取が完了すると、引続き原稿供給トレイ4からは後続原稿Dn−1が繰出され、同様の搬送読取がなされ、原稿排出トレイ14上の先行原稿Dnの上に排出堆積される。従って、両面読取が完了した全ての原稿Dは、上記同様原稿供給トレイ4に堆積載置されたと同じ上向きページ順に堆積されることになる。
このように、両面読取の場合も、原稿は直線的な搬送路とスイッチバックの組合せで搬送・読取されるから、Uターン状に湾曲搬送される場合のような原稿ジャムや斜行が生じにくく、円滑な原稿搬送がなされる。また、湾曲搬送部分を含まないから、第1搬送路6と第2搬送路10とを、可能な限り上下方向に接近して配置することができ、これにより装置全体のコンパクト化が図られる。更に、原稿排出トレイ14が反転待機トレイ7cの上方に位置するから、読取済原稿とスイッチバックのため反転待機トレイ7cに一時的に滞留する原稿との混同も生じない。
尚、両面読取の場合、先行原稿Dnの第2反転部8から第2搬送路10への給送が完了すると同時に、ゲート10aを切替えると共に、後続原稿Dn−1の繰出しを開始するよう動作シークエンスを構成すれば、両面読取時のスループット時間の短縮も図られる。また、図1では、原稿搬送装置1を正面視してFBS部2の左側部に配置した例を示したが、右側部に配置することも可能である。この場合、原稿排出トレイ14及び反転待機トレイ7c等が原稿押圧板3の上面に形成されることになる。
更に、図例の第1読取手段を第2読取手段とし、第2読取手段を第1読取手段として原稿排出トレイ14と反転待機トレイ7cとを上下逆にし、その他の搬送系も上下逆にするようなレイアウトも可能である。即ち、原稿供給トレイ4には原稿を下向きページ順に堆積し、最下層から繰出すようにし、片面読取の場合は、読取走査装置17でその第1面の画像を読取った後、原稿排出トレイ14に排出する。両面読取の場合は、密着型イメージセンサ12aでその第2面の画像を読取った後、2回スイッチバックを行い、読取走査装置17でその第1面の画像を読取った後、原稿排出トレイ14に排出するようにすればよい。この場合、原稿排出トレイ14には、原稿供給トレイ4に堆積されたと同様に片面或いは両面読取済原稿が下向きページ順に堆積されることになる。
原稿搬送装置と走査装置の要部を示す縦断面図である。 片面読取の場合の原稿搬送動作を説明する図であり、原稿がセットされ搬送スタンバイの状態を示す図である。 同1枚目原稿の搬送読取の状態を示す図である。 両面読取の場合の図2と同様図である。 同両面読取の場合における第2面の読取搬送の状態を示す図である。 同両面読取の場合における反転搬送の状態を示す図である。 同両面読取の場合における第1面の読取搬送の状態を示す図である。
符号の説明
1 原稿搬送装置
2 FBS部(平板式読取装置)
3 原稿押圧板
4 原稿供給トレイ
4a 繰出ローラ(繰出手段)
6 第1搬送路
7 第1反転部
8 第2反転部
10 第2搬送路
12 第2読取手段
12a 密着型イメージセンサ
12b プラテンローラ
14 原稿排出トレイ
17 読取走査装置(スキャナ、第1読取手段)
18 プラテンガラス
D 原稿

Claims (3)

  1. 堆積載置された原稿を1枚ずつ繰出す繰出手段を備えた原稿供給トレイと、前記原稿供給トレイに連なり、経路上に原稿の画像を下方より読取る第1読取手段を備えた第1搬送路と、前記第1搬送路の延長上に連設された第1反転部と、前記原稿供給トレイの下流側近傍の第1搬送路から分岐し、経路上に原稿の画像を上方より読取る第2読取手段を備えた第2搬送路と、前記第1反転部から第1搬送路を逆送する原稿を受容し反転させて前記第2搬送路に誘導させるための第2反転部と、前記第2搬送路の延長上に連設された原稿排出トレイとを備えたことを特徴とする原稿搬送装置。
  2. 前記第1読取手段が、プラテンガラス上に静止させた原稿を、プラテンガラスの下面を往復移動するスキャナにより読取る平板式読取装置におけるスキャナを、所定位置に静止させ、第1搬送路を搬送される原稿の下面画像をこの静止状態のスキャナで読取らせるよう構成されていることを特徴とする請求項1に記載の原稿搬送装置。
  3. 前記第2読取手段が、密着型イメージセンサとプラテンローラからなり、第2搬送路を搬送される原稿の上面画像をこの密着型イメージセンサで読取らせるよう構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の原稿搬送装置。
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