JP4214264B2 - 基質との親和性が向上したクレアチニンアミドヒドロラーゼ改変体、および、クレアチニン測定用試薬組成物 - Google Patents
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Description
従来から、クレアチニンアミドヒドロラーゼ(EC 3.5.2.10) は、臨床的に筋疾患、腎疾患の診断の指標となっている体液中のクレアチニンの測定用酵素として、他の酵素、例えばクレアチンアミジノヒドロラーゼ、ザルコシンオキシダーゼおよびペルオキシダーゼと共に使用されている。クレアチニンアミドヒドロラーゼは、水の存在下にクレアチニンに作用してクレアチンを生成する可逆的反応を触媒する酵素である。
Journal of Biochemistry,Vol.86,1109−1117(1979) Chemical and Pharmaceutical Bulletin,Vol.34,No.1,269−274(1986)
このような方法を実施するために、試薬を2つ以上の部分に分けてそれぞれを予め決められた添加順で反応セルに添加し、全工程で数分〜20分程度反応させて、その間の吸光度の増減を経時的に測定し、その結果を解析計算することにより目的物質の濃度を求める、汎用の自動分析機がよく用いられる。これらの自動分析機に適用されうるように調製された種々の試薬が公知である。
Medical Technology, Vol.10, No.7, 575−579 (1982)
さらに、本発明の目的は、上記現状に鑑み、自動分析装置に適合し、正確性・精密性および経済性に優れたクレアチニン測定用試薬組成物を提供することである。
[項1]
改変前のクレアチニンアミドヒドロラーゼ活性を有する蛋白質を構成するアミノ酸配列のうち、基質との結合部位から半径10オングストローム以内の距離にあるアミノ酸であり、かつ、αヘリックス両端から5残基以内のアミノ酸において、1もしくは数個のアミノ酸を欠失、置換もしくは付加することにより、改変前と比較して、基質との親和性が向上したクレアチニンアミドヒドロラーゼ改変体。
[項2]
改変前のクレアチニンアミドヒドロラーゼ活性を有する蛋白質を構成するアミノ酸配列の少なくとも1個のアミノ酸が、野生型と比較して、他のアミノ酸に置換している項1記載のクレアチニンアミドヒドロラーゼ改変体。
[項3]
配列表の配列番号2に記載されるアミノ酸配列と50%以上の相同性を有する、項1、2のいずれかに記載のクレアチニンアミドヒドロラーゼ改変体。
[項4]
配列表の配列番号2に記載されるアミノ酸配列と80%以上の相同性を有する、項1、2のいずれか1項に記載のクレアチニンアミドヒドロラーゼ改変体。
[項5]
改変前のクレアチニンアミドヒドロラーゼ活性を有する蛋白質が配列表の配列番号2に記載されるアミノ酸配列を有する、項1、2のいずれか1項に記載のクレアチニンアミドヒドロラーゼ改変体。
[項6]
配列表の配列番号2に記載されるアミノ酸配列の44位、122位、179位、180位、181位またはそれらと同等の位置からなる群より選ばれる少なくとも1つのアミノ酸が他のアミノ酸に置換されている項3〜5のいずれか1項に記載のクレアチニンアミドヒドロラーゼ改変体。
[項7]
配列表の配列番号2に記載されるアミノ酸配列の179位またはそれと同等の位置のグリシンがセリンに置換されている項3〜5のいずれか1項に記載のクレアチニンアミドヒドロラーゼ改変体。
[項8]
配列表の配列番号2に記載されるアミノ酸配列の179位またはそれと同等の位置のグリシンがアラニンに置換されている項3〜5のいずれか1項に記載のクレアチニンアミドヒドロラーゼ改変体。
[項9]
配列表の配列番号2に記載されるアミノ酸配列の180位またはそれと同等の位置のグリシンがアラニンに置換されている項3〜5のいずれか1項に記載のクレアチニンアミドヒドロラーゼ改変体。
[項10]
改変後のクレアチニンに対するKm値が、改変前に比べて1/5以下であることを特徴とする項1〜9のいずれか1項に記載されるクレアチニンアミドヒドロラーゼ改変体。
[項11]
改変後のクレアチニンに対するKm値が、改変前に比べて1/2.5以下であることを特徴とする項1〜9のいずれか1項に記載されるクレアチニンアミドヒドロラーゼ改変体。[項12]
項1〜9のいずれか1項に記載されるクレアチニンアミドヒドロラーゼ改変体をコードする遺伝子。
[項13]
項12に記載の遺伝子を含むベクター。
[項14]
項13に記載のベクターで形質転換された形質転換体。
[項15]
項14に記載の形質転換体を培養し、該培養物からクレアチニンアミドヒドロラーゼを採取するクレアチニンアミドヒドロラーゼ改変体の製造法。
[項16]
項1〜11のいずれか1項に記載されるクレアチニンアミドヒドロラーゼ改変体を含むクレアチニン測定用試薬。
[項17]
項1〜11のいずれか1項に記載されるクレアチニンアミドヒドロラーゼ改変体を用いるクレアチニン測定方法。
また、本発明により、クレアチニンの定量において、使用酵素量を従来の1/4に減らすことができ、また従来と同等の使用量であれば反応がエンドポイントに達する時間が短いため、測定時間を短縮でき処理検体数を増加させることができる。
実施例1ないし3については、以下のように測定した。
後述のクレアチニンアミドヒドロラーゼの活性測定法において、R2を基質であるクレアチニンの濃度を、反応時に55.6、37.0、22.2、15.9、11.1mMになるよう調製し、それぞれのR2を用いて活性を測定する。得られた測定値を、Lineweaber−Burkプロットを用いてKm値を求める。
後述のクレアチニンアミドヒドロラーゼの活性測定法において、第二試薬の基質であるクレアチニンの濃度を、反応時に各50、30、20、15、10mMになるよう調製(±10%以内の誤差は許容されるものとする。)し、それぞれのR2を用いて活性を測定する。得られた測定値を、Lineweaber−Burkプロットを用いてKm値を求める。
具体的には例えば、シュードモナス・プチダ(PS−7)株に由来するものが挙げられ、そのアミノ酸配列は配列番号2、当該アミノ酸配列をコードする遺伝子は配列番号1でそれぞれ示される。これらはいずれも特許第2527035号公報に記載されている。
なお、配列番号2において、アミノ酸の表記は、メチオニンを1として番号付けされている。
具体的には例えば、シュードモナス属、アルカリゲネス属由来のもの、あるいは市販品では、東洋紡績製「CNH−311」、キッコーマン製「Creatininase(C1−E)」等に改変を施しても良い。
このような改変部位として具体的には、例えば、シュードモナス・プチダ(PS−7)株に由来するクレアチニンアミドヒドロラーゼアミノ酸配列(配列番号2)では、Cys41,Met42,Asn43,Val44,Asp45,His120,Tyr121,Asn123,Ser124,Asp155,Glu177,His178,Gly179,Gly180,Val181が例示できる。
なかでも、44位、122位、179位、180位、及び181位に相当する部位のうち少なくとも1つ以上のアミノ酸が他のアミノ酸に置換されてなるものが、本発明の改変型クレアチニンアミドヒドロラーゼとして好ましい。
配列番号2における44位のアミノ酸はアスパラギンに置換されていることが好ましい。
配列番号2における122位のアミノ酸はアスパラギン酸に置換されていることが好ましい。
配列番号2における179位のアミノ酸はセリンまたはアラニンに置換されていることが好ましい。
配列番号2における180位のアミノ酸はセリンまたはアラニンに置換されていることが好ましい。
配列番号2における181位のアミノ酸はイソロイシンに置換されていることが好ましい。
Journal of Molecular Biology,Vol337,399−416(2004) Journal of Molecular Biology,Vol332,287−301(2004)
非特許文献3には、クレアチニンアミドヒドロラーゼの立体構造は7つのαへリックスと4つのβ構造からなりたっており、クレアチニンアミドヒドロラーゼが基質と結合すると、the flap region(α5とα6の間)の配置変化がおきることが記載されている。
この記載と本発明者らが具体的に得た実験結果を合わせて考えると、α5とα6の間の構造を変えることによりthe flap regionの配置に変化がおこり、基質との親和性が向上するものと考えられる。
他の起源のクレアチニンアミドヒドロラーゼについても、一次構造、立体構造の情報を元に、変異すべきアミノ酸位置を推定した上で、基質との親和性を向上させる効果を有する改変体を、過度の検討なくして得ることが可能である。
このように本発明の技術的思想は、具体的に上記で得られた改変型クレアチニンアミドヒドロラーゼに限定されるものではない。
さらに、本発明の改変型クレアチニンアミドヒドロラーゼは、クレアチニンに対する作用性が本質的に維持される限り、クレアチニンアミドヒドロラーゼにヒスチジンタグなどのタグを結合または挿入させた態様、クレアチニンアミドヒドロラーゼの少なくとも一方の末端に他のペプチドや他の蛋白質(たとえばストレプトアビジンやシトクロム)を融合させた態様、糖鎖や他の化合物により化学修飾された態様、クレアチニンアミドヒドロラーゼ分子内および/または分子間でジスルフィド結合などにより架橋されたものやリンカーペプチドなどを介して連結されたもの等の態様を含みうる。あるいは、いくつかの由来の野生型クレアチニンアミドヒドロラーゼの断片を組み合わせて構成したものを含みうる。
本発明の改変型クレアチニンアミドヒドロラーゼをコードする遺伝子は、例えば、微生物など種々の起源(由来)より得られる野生型クレアチニンアミドヒドロラーゼをコードする遺伝子を含むDNA断片を改変することにより得ることができる。具体的には、例えばアルカリゲネス・フェカリス(Alcaligenes faecalis)、アースロバクター・エスピー(Arthrobacter sp.)、フラボバクテリウム・エスピー(Flavobacterium sp.)、コリネバクテリウム・ウレアファシエンス(Corinebacterium ureafaciens)、コリネバクテリウム・クレアチノボランス(Corinebacterium creatinovorans)、マイクロコッカス・ルテウス(Micrococcus luteus)、シュードモナス・プチダ(Pseudomonas putida)等の細菌を挙げることができる。
本発明の改変型クレアチニンアミドヒドロラーゼをコードする遺伝子は、好ましくは、配列番号1に記載の塩基配列と相補的な塩基配列からなるDNAとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつクレアチニンアミドヒドロラーゼ活性を有するタンパク質をコードするDNAである。
作製された改変タンパク質の遺伝情報を有するDNAは、プラスミドと連結された状態にて宿主微生物中に移入され、改変タンパク質を生産する形質転換体となる。
ベクターとしてプラスミドを用いる場合、例えば、エシェリヒア・コリー(Escherichia coli)を宿主微生物とする場合にはpBluescript,pUC18などが使用できる。宿主微生物としては、例えば、エシェリヒア・コリー W3110、エシェリヒア・コリーC600、エシェリヒア・コリーJM109、エシェリヒア・コリーDH5αなどが利用できる。宿主微生物に組換えベクターを移入する方法としては、例えば宿主微生物がエシェリヒア属に属する微生物の場合には、カルシウムイオンの存在下で組換えDNAの移入を行なう方法などを採用することができ、更にエレクトロポレーション法を用いても良い。更には、市販のコンピテントセル(例えば、コンピテントハイJM109;東洋紡績製)を用いても良い。
例えば上記のようにして得られた形質転換体である微生物は、栄養培地で培養されることにより、多量の改変タンパク質を安定して生産し得る。形質転換体である宿主微生物の培養形態は、宿主の栄養生理的性質を考慮して培養条件を選択すればよく、多くの場合は液体培養で行う。工業的には通気攪拌培養を行うのが有利である。
過酸化水素の検出用試薬としては、例えば、ペルオキシダーゼ、4−アミノアンチピリン、トリンダー試薬を含む。
上記クレアチニン測定試薬の一形態は、請求項1〜13のうちいずれかに記載の改変型クレアチニンアミドヒドロラーゼを含むクレアチニン測定キットを含む。
(a)クレアチニンと水から、クレアチニンアミドヒドロラーゼによりクレアチンを生成する反応
(クレアチニンアミドヒドロラーゼ)
クレアチニン+H2O→クレアチン
(b)(a)で得られたクレアチンと水から、クレアチンアミジノヒドロラーゼによりザルコシンと尿素を生成する反応
(クレアチンアミジノヒドロラーゼ)
クレアチン+H2O→ザルコシン+尿素
(c)(b)で得られたザルコシンと水と酸素から、ザルコシンオキシダーゼによりグリシンとホルムアルデヒドと過酸化水素を生成する反応
(ザルコシンオキシダーゼ)
ザルコシン+H2O+O2 → グリシン+ホルムアルデヒド+過酸化水素
(d)(c)で得られた過酸化水素を検出する反応
例えば、(c)で得られた過酸化水素と4−アミノアンチピリンとトリンダー試薬から、ペルオキシダーゼによりキノン色素と水を生成する反応
(ペルオキシダーゼ)
過酸化水素+4−アミノアンチピリン+トリンダー試薬 → キノン色素+4H2O
そのようなクレアチニンアミドヒドロラーゼの起源は、シュードモナス属、アルカリゲネス属、コリネバクテリウム属、アースロバクター属、フラボバクテリウム属、ミクロコッカス属などの微生物由来のもの等が例示されるが、特に限定されるものではないが、本願明細書の[0012]〜[0055]および参考例に後述するものが好適に使用できる。
本発明の試薬へのそれらの添加物の配合法は特に制限されるものではない。例えばクレアチニンアミドヒドロラーゼを含む緩衝液に安定化剤を配合する方法、安定化剤を含む緩衝液にクレアチニンアミドヒドロラーゼを配合する方法、あるいはクレアチニンアミドヒドロラーゼと安定化剤を緩衝液に同時に配合する方法などが挙げられる。
クレアチニンアミジノヒドロラーゼの酵素濃度は、測定に適した濃度であれば特に限定するものではないが、好ましくは1−1000U/mLの範囲で好適に用いられる。
ザルコシンオキシダーゼの酵素濃度は、測定に適した濃度であれば特に限定するものではないが、好ましくは1−1000U/mLの範囲で好適に用いられる。
これらの試薬は、単一試薬でも2種類以上の試薬からなるものであってもよいが、本発明の利点を活かすためには簡便な単一試薬がより好ましい。また、本発明の利点を活かすためには取扱いの簡便な液状試薬が好ましい。
使用できるアルブミンとしては、牛血清アルブミン(BSA)、卵白アルブミン(OVA)などが挙げられる。特にBSAが好ましい。該アルブミンの含有量は、好ましくは1〜80%(重量比)、より好ましくは5〜70%(重量比)の範囲で使用される。
宿主由来のタンパク質成分以外のタンパク質成分としては、例えばBSA等の生体由来物質が挙げられる。
このような構成にすることにより、クレアチニン測定系における非特異反応が低減する可能性が考えられる。
また、粉末組成物において、緩衝剤の含有量(W/W)は、1.0%〜50%であることが望ましい。
(1)4−アミノアンチピリンまたは3−メチル−2−ベンゾチアゾリンヒドラゾン(MBTH)と、
(2)フェノールまたはその誘導体、もしくは、アニリンまたはその誘導体
を組み合わせて使用する。
フェノール誘導体としては、2−クロロフェノール、4−クロロフェノール、1,2−ジクロロフェノール等が挙げられる。
アニリン誘導体としては、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、N,N−ジエチル−m−トルイジン、N,N−ジメチル−m−アニシジン、N−エチル−N−(3−メチルフェニル)−N’−アセチルエチレンジアミン、N−エチル−N−(β−ヒドロキシエチル)−m−トルイジン、N−エチル−N−(2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル)−m−トルイジン、N−エチル−N−スルホプロピル−m−トルイジン、N−エチル−N−スルホプロピル−3,5−ジメトキシアニリン、N−エチル−N−(2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル)−3,5−ジメトキシアニリン、N−エチル−N−スルホプロピル−m−アニシジン、N−エチル−N−(3−メチルフェニル)−N’−サクシニルエチレンジアミン、N−エチル−N−(2−ヒドロキシ−N−スルホプロピル)−m−アニシジン等が挙げられる。
また、10−X−メチルカルバモイル−3,7−ジメチルアミノ−10H−フェノチアジン、ビス〔8−ビス(4−クロロフェニル)メチル−4−ジメチルアミノフェニル〕アミン、1,4−ビス(ジメチルアミノ)ジフェニル−(2,7−ジヒドロキシ−4−ナフチル)メタン等のロイコ色素を使用してもよい。
これらは、種々の市販の試薬を入手できる。
本願発明は、また、クレアチニンアミドヒドロラーゼを用いるクレアチニン測定系において、請求項1〜13のうちいずれかに記載のアミノ酸変異を行ったクレアチニンアミドヒドロラーゼを含有することを含む、クレアチニン測定系における、測定の反応性を向上させる方法を含む。
本願発明は、また、クレアチニンアミドヒドロラーゼを用いるクレアチニン測定系において、請求項1〜13のうちいずれかに記載のアミノ酸変異を行ったクレアチニンアミドヒドロラーゼを含有させることを含む、測定の反応性が向上したクレアチニン測定用組成物を、製造する方法を含む。
実施例1 改変型クレアチニンアミドヒドロラーゼ遺伝子の作製
特許第2527035号、および、Biosci. Biotech. Biochem., 59巻7号、1331−1332ページ(1995)に記載の方法を参照して、シュードモナス・プチダPS−7株の染色体DNAを調製し、次いで、該株由来のクレアチニンアミドヒドロラーゼ遺伝子を含む発現プラスミドpCNH5−13を調製した。
野生型クレアチニンアミドヒドロラーゼの発現プラスミドpCNH5−13は、ベクターpBluescript SK(−)のマルチクローニング部位にシュードモナス・プチダPS−7株由来のクレアチニンアミドヒドロラーゼをコードする構造遺伝子を挿入したものである。その塩基配列は配列表の配列番号2に、また該塩基配列から推定されるクレアチニンアミドヒドロラーゼのアミノ酸配列は配列表の配列番号1に示される。
次に、pCNH5−13と、配列表の配列番号3記載の合成オリゴヌクレオチドおよびこれと相補的な合成オリゴヌクレオチドを用いてQuickChangeTM Site−Directed Mutagenesis Kit(商標 STRATAGENE製)を用いて、そのプロトコールに従って変異処理操作を行い、更に塩基配列を決定して、配列番号2記載のアミノ酸配列の179番目のグリシンがセリンに置換された変異型クレアチニンアミドヒドロラーゼをコードする組換えプラスミド(pCNHM1)を取得した。
pCNH5−13と、配列表の配列番号4記載の合成オリゴヌクレオチドおよびこれと相補的な合成オリゴヌクレオチドを用いて、QuickChangeTM Site−Directed Mutagenesis Kit(STRATAGENE製)を用いて、上記と同様の操作により、配列番号2記載のアミノ酸配列の179番目のグリシンがアラニンに置換された変異型クレアチニンアミドヒドロラーゼをコードする組換えプラスミド(pCNHM2)を取得した。
pCNH5−13と、配列表の配列番号5記載の合成オリゴヌクレオチドおよびこれと相補的な合成オリゴヌクレオチドを用いて、上記と同様の操作により、配列番号2記載のアミノ酸配列の180番目のグリシンがアラニンに置換された変異型クレアチニンアミドヒドロラーゼをコードする組換えプラスミド(pCNHM3)を取得した。
pCNH5−13と、配列表の配列番号6記載の合成オリゴヌクレオチドおよびこれと相補的な合成オリゴヌクレオチドを用いて、上記と同様の操作により、配列番号2記載のアミノ酸配列の180番目のグリシンがセリンに置換された変異型クレアチニンアミドヒドロラーゼをコードする組換えプラスミド(pCNHM4)を取得した。
pCNH5−13と、配列表の配列番号7記載の合成オリゴヌクレオチドおよびこれと相補的な合成オリゴヌクレオチドを用いて、上記と同様の操作により、配列番号2記載のアミノ酸配列の181番目のバリンがイソロイシンに置換された変異型クレアチニンアミドヒドロラーゼをコードする組換えプラスミド(pCNHM5)を取得した。
pCNH5−13と、配列表の配列番号8記載の合成オリゴヌクレオチドおよびこれと相補的な合成オリゴヌクレオチドを用いて、上記と同様の操作により、配列番号2記載のアミノ酸配列の44番目のバリンがプロリンに置換された変異型クレアチニンアミドヒドロラーゼをコードする組換えプラスミド(pCNHM6)を取得した。
pCNH5−13と、配列表の配列番号9記載の合成オリゴヌクレオチドおよびこれと相補的な合成オリゴヌクレオチドを用いて、上記と同様の操作により、配列番号2記載のアミノ酸配列の44番目のバリンがアラニンに置換された変異型クレアチニンアミドヒドロラーゼをコードする組換えプラスミド(pCNHM7)を取得した。
pCNH5−13と、配列表の配列番号10記載の合成オリゴヌクレオチドおよびこれと相補的な合成オリゴヌクレオチドを用いて、上記と同様の操作により、配列番号2記載のアミノ酸配列の44番目のバリンがイソロイシンに置換された変異型クレアチニンアミドヒドロラーゼをコードする組換えプラスミド(pCNHM8)を取得した。
pCNH5−13と、配列表の配列番号12記載の合成オリゴヌクレオチドおよびこれと相補的な合成オリゴヌクレオチドを用いて、上記と同様の操作により、配列番号2記載のアミノ酸配列の122番目のグルタミン酸がアスパラギン酸に置換された変異型クレアチニンアミドヒドロラーゼをコードする組換えプラスミド(pCNHM9)を取得した。
pCNHM1、pCNHM2、pCNHM3、pCNHM4、pCNHM5、pCNHM6、pCNHM7、pCNHM8、pCNHM9、の各組み換えプラスミドでエシェリヒアコリーDH5αのコンピテントセルを形質転換し、該形質転換体をそれぞれ取得した。
5mlのCNH生産培地(1%ポリペプトン、2%酵母エキス、1%塩化ナトリウム、5mM塩化マンガン)を試験管に分注し、121℃、20分間オートクレーブを行い、放冷後別途無菌濾過したアンピシリンを100μl/mlになるように添加した。この培地に100μl/mlのアンピシリンを含むLB寒天培地で予め37℃、16時間培養したエシェリヒアコリーDH5α(pCNHM1)のシングルコロニーを接種し、37℃で22時間通気攪拌培養した。
上記菌体を遠心分離により集菌し、50mMリン酸カリウム緩衝液(pH7.5)に懸濁した後、超音波処理により破砕し、更に遠心分離を行い、上清液を粗酵素液として得た。また、この変異体をCNHM1と命名した。
pCNHM2、pCNHM3、pCNHM4、pCNHM5、pCNHM6、pCNHM7、pCNHM8、pCNHM9、pCNHM10の各組み換えプラスミドによるエシェリヒアコリーDH5α形質転換体についても上記方法と同様にして精製酵素標品を取得した。得られた酵素標品をそれぞれCNHM2、CNHM3、CNHM4、CNHM5、CNHM6、CNHM7、CNHM8、CNHM9と命名した。
比較例として、pCNH5−13によるエシェリヒアコリーDH5α形質転換体について、上記方法と同様にして、改変前の精製酵素標品を取得した。
実施例2で取得した変異型クレアチニンアミドヒドロラーゼ(CNHM1、CNHM2、CNHM3、CNHM4、CNHM5、CNHM6、CNHM7、CNHM8、CNHM9)および比較例1で取得した各種クレアチニンアミドヒドロラーゼをそれぞれ、50mMリン酸カリウム緩衝液(pH7.5)中に1.67U/mlになるように加え、前述した活性測定法によりクレアチニンアミドヒドロラーゼを測定した。その結果を表1に示す。表1から判るように本発明のクレアチニンアミドヒドロラーゼ改変体は改変前と比べてKm値が小さくなっていることが確認された。
反応混液組成
R1
0.58M HEPES pH8
0.005% 4アミノアンチピリン
0.015% フェノール
60U/mlクレアチンアミジノヒドロラーゼ
12U/ml ザルコシンオキシダーゼ
6U/ml ペルオキシダーゼ
R2
0.25M クレアチニン
0.27N HCl
R1:200μlに、R2:60μl及び酵素液10μlを加え、37℃で10分間反応させ、505nmの吸光度変化をHITACHI7060型自動分析装置を用いて測定した。
実施例2で取得した変異型クレアチニンアミドヒドロラーゼ(CNHM1)100U/mLを上記第二試薬に添加して、液状クレアチニン測定試薬(本発明試薬)を調整した。対象としてシュードモナス・プチダ由来野生型クレアチニンアミドヒドロラーゼ(商品コード:CNH−311、東洋紡社製)100U/mLを上記第二試薬に添加して、液状クレアチニン測定試薬(比較例試薬)を調整した。
本発明試薬と比較例試薬の反応性を5mg/dLのクレアチニンを測定して比較した。図1に示すように本発明試薬はエンドポイントに達する時間が短くなっていた。
実施例5 野生型と同一反応性を示すクレアチニンアミドヒドロラーゼ改変体の添加量
実施例2で取得した変異型クレアチニンアミドヒドロラーゼ(CNHM1)100U/mLを上記第二試薬に添加して、液状クレアチニン測定試薬(本発明試薬)を調整した。
対象としてシュードモナス・プチダ由来野生型クレアチニンアミドヒドロラーゼ(商品コード:CNH−311、東洋紡社製)400U/mLを上記第二試薬に添加して、液状クレアチニン測定試薬(比較例試薬)を調整した。
本発明試薬と比較例試薬の反応性を5mg/dLのクレアチニンを測定して比較した。図2に示すように本発明試薬のクレアチニンアミドヒドロラーゼ添加Unitは比較例試薬のクレアチニンアミドヒドロラーゼの1/4で同一の反応性であった。
実施例4および5中、5mg/dlクレアチニンを次の組成を有する第一試薬及び第二試薬を用いて下記方法により測定した。
第一試薬
50mM MOPS緩衝液(pH7.5)
10mM NaCl
0.1% トリトンX−100
0.14g/l TOOS
60U/ml クレアチンアミジノヒドロラーゼ (東洋紡社製CRH−221)
16U/ml ザルコシンオキシダーゼ (東洋紡社製SAO−351)
第二試薬
50mM MOPS緩衝液(pH7.5)
0.1% トリトンX−100
10U/ml ペルオキシダーゼ (東洋紡社製PEO−301)
0.6g/l 4−アミノアンチピリン
略号は以下を意味する。
TOOS: N−エチル−N−(2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル)−3−メトキシアニリン
測定方法
日立7060形自動分析機を用いた。試料6μLに第一試薬270μL添加し、37℃にて5分間インキュベーションし、第一反応とした。その後第二試薬90μL添加し5分間インキュベーションし、第ニ反応とした。第一反応および第二反応の吸光度を液量補正した各吸光度の差をとる2エンドポイント法で546nmにおける吸光度を測定した。
クレアチニン濃度未知試料のクレアチニン濃度の算出は、精製水および5mg/dLクレアチニン水溶液の吸光度より算出して求めた。
Claims (10)
- 配列表の配列番号2に記載されるアミノ酸配列の122位のグルタミン酸がアスパラギン酸に置換されているクレアチニンアミドヒドロラーゼ改変体。
- 配列表の配列番号2に記載されるアミノ酸配列の179位のグリシンがセリンまたはアラニンに置換されているクレアチニンアミドヒドロラーゼ改変体。
- 配列表の配列番号2に記載されるアミノ酸配列の180位のグリシンがアラニンまたはセリンに置換されているクレアチニンアミドヒドロラーゼ改変体。
- 配列表の配列番号2に記載されるアミノ酸配列の181位のバリンがイソロイシンに置換されているクレアチニンアミドヒドロラーゼ改変体。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載されるクレアチニンアミドヒドロラーゼ改変体をコードする遺伝子。
- 請求項5に記載の遺伝子を含むベクター。
- 請求項6に記載のベクターで形質転換された形質転換体。
- 請求項7に記載の形質転換体を培養し、該培養物からクレアチニンアミドヒドロラーゼを採取するクレアチニンアミドヒドロラーゼ改変体の製造法。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載されるクレアチニンアミドヒドロラーゼ改変体を含むクレアチニン測定用試薬。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載されるクレアチニンアミドヒドロラーゼ改変体を用いるクレアチニン測定方法。
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