JP4213163B2 - 磁気検出装置 - Google Patents

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Description

この発明は、印加される磁界強度を磁電変換して検出するセンサ(磁気抵抗素子など)を備えた磁気検出装置に関し、特に磁性移動体の凹凸を電源ON時から検出する磁気検出装置に関するものである。
従来より、たとえば磁性移動体の凹凸を電源ON時から検出するために、磁電変換素子(たとえば、磁気抵抗素子)により構成されるセンサを備えた磁気検出装置を用いることは、よく知られている(たとえば、特許文献1参照)。
以下、図面を参照しながら、特許文献1に記載された従来の磁気検出装置について説明する。
図6および図7は従来の磁気検出装置を示す斜視図および拡大平面図である。
図8および図9は従来装置の処理回路を示す回路構成図であり、図8は磁気抵抗素子の抵抗変化により得られる検出信号の振幅をDC処理する回路構成、図9は磁気抵抗素子の抵抗変化により得られる検出信号の振幅をAC処理する回路構成を示している。
また、図10は図8によりDC処理した場合の動作波形を示すタイミングチャートであり、図11は図9によりAC処理した場合の動作波形を示すタイミングチャートである。
図6および図7において、従来の磁気検出装置は、バイアス磁界を発生する磁石1と、磁石1の上面に設けられたセンサ2とを有している。
センサ2は、第1および第2の磁気抵抗素子2a、2bをセグメントとして一体的に有するICチップ2により構成されている。
第1、第2の磁気抵抗素子2a、2bは、たとえば磁性移動体3に対向配置され、かつ磁性移動体3の移動方向(矢印参照)に並べて配置されている。
図6、図7のように、磁気検出装置のセンサ2を、磁性移動体3に対して近接かつ対向配置させるとともに、磁性移動体3の移動方向に並べて配置することにより、磁気抵抗素子2a、2bの抵抗値は、磁性移動体3の変位に応じて変化する。
図8および図9において、第1、第2の磁気抵抗素子2a、2bは、電源Vccとグランドとの間に直列接続されて、ブリッジ回路10を構成しており、第1、第2の磁気抵抗素子2a、2bの接続点から検出信号を出力する。
図8に示すDC処理回路において、ブリッジ回路10の検出信号cは、比較回路11に入力され、比較レベルVRと比較されて矩形波に波形整形される。
比較回路11の出力信号eは、トランジスタ12、13を介して、磁性移動体3に対応した最終出力信号iとなり、出力端子Voutから出力される。
また、図9に示すAC処理回路において、ブリッジ回路10の検出信号cは、コンデンサ22および抵抗23からなるハイパスフィルタを介した電圧信号dとして比較回路14に入力され、比較レベルVRaと比較されて矩形波に波形整形される。
比較回路14の出力信号gは、トランジスタ12、13を介して、磁性移動体3に対応した最終出力信号jとなり、出力端子Voutから出力される。
図8のDC処理回路によれば、磁性移動体3の移動に応じてブリッジ回路10から得られる検出信号cは、図10のように、出力信号iに変換される。
すなわち、検出信号cは、比較回路11の比較レベルVRによって矩形波信号eに変換され、矩形波信号eは、トランジスタ12、13を介して最終出力信号iとなる。
また、図9のAC処理回路によれば、検出信号cは、図11のように、出力信号jに変換される。
すなわち、検出信号cは、コンデンサ22および抵抗23からなるハイパスフィルタを介して位相の進んだ電圧信号dとなり、電圧信号dは、比較回路14の比較レベルVRaによって矩形波信号gに変換され、矩形波信号gは、トランジスタ12、13を介して最終出力信号jとなる。
次に、図12および図13を参照しながら、図6〜図11に示した従来装置の課題に関連した動作について説明する。
図12は図8のDC処理回路を用いた場合の動作波形を示すタイミングチャートであり、常温の室温時(R.T)と高温時(HOT)との動作波形をそれぞれ比較して示している。
また、図13は図9のAC処理回路を用いた場合の動作波形を示すタイミングチャートであり、高回転時と低回転時との動作波形をそれぞれ比較して示している。
図12において、室温時の検出信号c(R.T)と、高温時の検出信号c’(HOT)との間には、磁気抵抗素子2a、2bの抵抗温度係数のバラツキや、磁気抵抗素子2a、2bに印加される磁界強度のバラツキなどにより、温度オフセットが生じる。
検出信号c、c’の温度オフセットにより、矩形波信号e、e’の立上りおよび立下りポイントに温度による大きなズレが生じ、最終出力信号i、i’の温度特性差Δiが大きくなることが分かる。
同様に、図13において、磁性移動体3の回転数の違いによって、矩形波信号g、g’の立上りおよび立下りポイントに大きなズレが生じ、最終出力信号i、i’の回転数特性差Δjが大きくなることが分かる。
特開2004−109113号公報
従来の磁気検出装置では、図8のDC処理回路または図9のAC処理回路のみを用いていたので、磁気抵抗素子2a、2bや磁界強度のバラツキなどにより検出信号cに温度オフセットが生じて、図12のように最終出力信号の温度特性差Δiが大きくなったり、磁性移動体3の回転数の違いにより、図13のように最終出力信号の温度特性差Δjが大きくなるという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、磁性移動体に対応した最終出力信号の精度を向上させて、良好な検出性能を確保した磁気検出装置を得ることを目的とする。
この発明による磁気検出装置は、磁界強度を検出する磁電変換素子からなるセンサを備えた磁気検出装置であって、第1の比較レベルを有し、磁電変換素子からの検出信号の振幅をDC結合にて波形整形する第1の比較回路と、第2の比較レベルを有し、磁電変換素子からの検出信号の振幅をDC結合にて波形整形する第2の比較回路と、第3の比較レベルを有し、磁電変換素子からの検出信号の振幅をAC結合後に波形整形する第3の比較回路と、第1、第2および第3の比較回路の各出力信号を論理処理して最終出力信号を生成する論理処理回路とをさらに備え、第1および第2の比較レベルは、第3の比較レベルが、第1の比較レベルと第2の比較レベルとの間のレベルとなるように設定され、論理処理回路は、第1の比較回路の出力信号によりオンオフされる第1のトランジスタと、第1のトランジスタの出力信号によりオンオフされる第2のトランジスタと、第1のトランジスタに直列接続され、第3の比較回路の出力信号によりオンオフされる第3のトランジスタと、第2のトランジスタに直列接続された第4のトランジスタと、第2の比較回路の出力信号によりオンオフされる第5のトランジスタとを含み、第4のトランジスタは、第5のトランジスタの出力信号によりオンオフされ、第2のトランジスタの出力信号を最終出力信号とするものである。
この発明によれば、AC結合とDC結合の選択が可能となり、磁性移動体に対応した最終出力信号の精度を向上させて、良好な検出性能を確保することができる。
実施の形態1.
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
図1はこの発明の実施の形態1に係る磁気検出装置の処理回路を示す回路構成図であり、前述(図8、図9参照)と同様のものについては、前述と同一符号が付されている。
また、図2および図3は図1の処理回路による動作波形を示すタイミングチャートであり、図2は磁性移動体3の回転数が低回転の場合の各信号の動作波形を示し、図3は磁性移動体3の回転数が高回転の場合の各信号の動作波形を示す。
なお、図1〜図3内の各信号C〜E、Gは、それぞれ、前述(図8〜図13参照)の各信号c〜e、gに対応している。
また、磁気抵抗素子2a、2bからなるセンサ2の構成は、図6および図7に示したとおりである。
図1において、この発明の実施の形態1に係る磁気検出装置は、ブリッジ回路10と、第1の比較回路31と、第2の比較回路32と、第3の比較回路33と、論理処理回路34と、出力用のトランジスタ12、13と、出力端子Voutとを備えている。
ブリッジ回路10は、前述と同様に、磁界強度を検出するセンサを構成しており、磁電変換素子として2つの磁気抵抗素子2a、2bを有する。
ブリッジ回路10において、前述のように、磁気抵抗素子2a、2bの抵抗値は磁性移動体3の変位に応じて変化し、これにより、ブリッジ回路10の検出信号Cは電圧変化する。
ブリッジ回路10の検出信号Cは、第1および第2の比較回路31、32に入力されるとともに、コンデンサ22および抵抗23からなるハイパスフィルタを介して第3の比較回路33に入力される。
第1の比較回路31は、第1の比較レベルVR1を有し、検出信号Cの振幅をDC結合にて波形整形し、矩形波信号Eを出力する。
第2の比較回路32は、第1の比較レベルVR1とは異なる第2の比較レベルVR2を有し、検出信号Cの振幅をDC結合にて波形整形し、矩形波信号Fを出力する。
第3の比較回路33は、第1の比較レベルVR1と第2の比較レベルVR2との間の第3の比較レベルVR3を有し、検出信号Cの振幅をAC結合後に波形整形し、矩形波信号Gを出力する。
以下、第1〜第3の比較レベルVR1〜VR3を、それぞれ、単に「比較レベル」と称する。
すなわち、検出信号Cは、第1の比較回路31において、比較レベルVR1と比較されて矩形波信号Eに変換されるとともに、第2の比較回路32において、比較レベルVR2と比較されて矩形波信号Fに変換される。
また、検出信号Cは、コンデンサ22および抵抗23からなるハイパスフィルタを介して、AC処理された電圧信号Dに変換された後、第3の比較回路33において、比較レベルVR3と比較されて矩形波信号Gに変換される。
第1、第2および第3の比較回路31、32、33の各出力信号E、F、Gは、論理処理回路34で論理処理された後、トランジスタ12、13を介して最終出力信号Kとして入力される。
論理処理回路は、電源Vccとグランドとの間に直列に挿入された第1および第2のトランジスタ41、42と、電源Vccとグランドとの間に直列に挿入された第3および第4のトランジスタ43、44と、電源Vccとグランドとの間に挿入された第5のトランジスタ45とを有し、第2のトランジスタ42の出力信号を最終出力信号として、出力用のトランジスタ12に入力する。
以下、第1〜第5のトランジスタ41〜45を、それぞれ、単に「トランジスタ」と称する。
トランジスタ41は、第1の比較回路31の出力信号Eによりオンオフされ、トランジスタ42は、トランジスタ41の出力信号によりオンオフされる。
トランジスタ43は、トランジスタ41に直列接続され、第3の比較回路33の出力信号Gによりオンオフされる。
トランジスタ45は、第2の比較回路32の出力信号Fによりオンオフされる。
トランジスタ44は、トランジスタ42に直列接続され、トランジスタ45の出力信号によりオンオフされる。
すなわち、トランジスタ41において、エミッタ端子はトランジスタ43のコレクタ端子に接続され、コレクタ端子(出力端子)は、トランジスタ42のベース端子に接続されるとともに抵抗を介して電源Vccに接続され、ベース端子には矩形波信号Eが印加されている。
また、トランジスタ42において、ベース端子はトランジスタ41の出力端子に接続され、エミッタ端子はトランジスタ44のコレクタ端子に接続され、コレクタ端子(出力端子)は、抵抗を介して電源Vccに接続されるとともに最終出力端子を構成している。
また、トランジスタ45において、エミッタ端子は接地され、コレクタ端子(出力端子)は、トランジスタ44のベース端子に接続されるとともに抵抗を介して電源Vccに接続され、ベース端子には矩形波信号Fが印加されている。
さらに、トランジスタ44において、エミッタ端子は接地され、コレクタ端子はトランジスタ42のエミッタ端子に接続されている。
上記構成からなる論理処理回路34において、トランジスタ41、43は反転入力タイプのアンドゲートを構成し、トランジスタ42、44は反転入力タイプのアンドゲートを構成し、トランジスタ45はインバータを構成している。
なお、出力用のトランジスタ12、13は、最終出力信号Kを増幅するためのアンプを構成している。
すなわち、論理処理回路34の機能構成は、図14の論理回路図のように、2つのNANDゲート51、52で簡略化表示することができる。
図14において、NANDゲート51(トランジスタ41、43)には、第1および第3の比較回路31、33の出力信号E、Gが入力される。また、NANDゲート52(トランジスタ42、44)には、NANDゲート51の出力信号と、トランジスタ45で反転された第2の比較回路32の出力信号Fが入力される。
したがって、最終出力信号Kの論理レベルは、第1〜第3の比較回路31〜33の出力信号E、F、Gの論理レベルの組み合わせに応じて、以下の(1)〜(8)ように変化する。
(1)E、G、Fが「H、H、H」の場合→K=「H」
(2)E、G、Fが「H、H、L」の場合→K=「H」
(3)E、G、Fが「H、L、H」の場合→K=「H」
(4)E、G、Fが「H、L、L」の場合→K=「L」
(5)E、G、Fが「L、H、H」の場合→K=「H」
(6)E、G、Fが「L、H、L」の場合→K=「L」
(7)E、G、Fが「L、L、H」の場合→K=「H」
(8)E、G、Fが「L、L、L」の場合→K=「L」
上記出力信号E、F、Gと最終出力信号Kとの関係を論理レベル表で表すと、図15の説明図のようになる。
次に、図1〜図3を参照しながら、この発明の実施の形態1による動作について説明する。
図2は磁性移動体3が低回転の場合の各信号C’〜G’、K’の動作波形を示し、図3は磁性移動体3が高回転の場合の各信号C〜G、Kの動作波形を示している。
図2において、各信号E’、F’、G’、K’の電圧レベル「H、L」の組み合わせから明らかなように、低回転時の最終出力信号K’の立上り「L→H」のタイミングは、第1の比較回路31からの矩形波信号E’の立上りタイミングと同一となる。
また、最終出力信号K’の立下り「H→L」のタイミングは、第2の比較回路32からの矩形波信号F’の立下りタイミングと同一となる。
一方、図3において、高回転時での最終出力信号Kは、立上りタイミングおよび立下りタイミングのいずれも、第3の比較回路33からの矩形波信号Gの立上りタイミングおよび立下りタイミングと同一となる。
つまり、磁性移動体3が低回転の場合には、DC処理した第1および第2の比較回路31、32からの出力信号E、Fが用いられ、磁性移動体3が高回転の場合には、AC処理した第3の比較回路33からの出力信号Gが用いられるように、切り換えられる。
このとき、DC処理した第1および第2の比較回路31、32からの矩形波信号E、Fと、AC処理した第3の比較回路33からの矩形波信号Gとの位相差は、必ず1/4周期以下となるので、磁性移動体3が何回転しても、何ら支障無く最終出力信号Kを得ることができる。
また、第1および第2の比較回路31、32のDC処理を適用する場合と、第3の比較回路33のAC処理を適用する場合とを切り換えるタイミングは、ハイパスフィルタを構成するコンデンサ22および抵抗体23の回路定数を調整することにより、任意に設定することができる。
次に、図4および図5を参照しながら、この発明の実施の形態1による作用効果について補足説明する。
図4および図5はこの発明の実施の形態1による効果を説明するためのタイミングチャートであり、それぞれ、前述の図12および図13に対応している。
図4は、図12と同様に、磁気抵抗素子2a、2bの温度係数のバラツキや、磁気抵抗素子2a、2bに印加される磁界強度のバラツキなどによって、検出信号Cの電圧変化に温度オフセットが生じた場合の動作波形を示している。
図4において、各検出信号C(R.T)、C’’(HOT)は、図12内の各検出信号c(R.T)、c’(HOT)に対応し、最終出力信号Ki(R.T)、Ki’’(HOT)は、図12内の最終出力信号i(R.T)、i’(HOT)に対応している。
図4のように、ある設定回転数以上では、AC処理した第3の比較回路33からの矩形波信号G、G’を用いることにより、最終出力信号Ki、Ki’’の温度特性差ΔKiを小さく(ほぼ「0」に)することができる。
図5は、図13と同様に、磁性移動体3が低回転および高回転の場合での動作波形を示している。
図5において、各信号D(高回転)、D’(低回転)、G(高回転)、G’(低回転)、K(高回転)、K’(低回転)は、それぞれ、図13内の各信号d(高回転)、d’(低回転)、g(高回転)、g’(低回転)、j(高回転)、j’(低回転)に対応している。
図5のように、磁性移動体3が低回転の場合には、DC処理した第1および第2の比較回路31、32からの矩形波信号E、Fを用い、磁性移動体3が高回転の場合には、AC処理した第3の比較回路33からの矩形波信号Gを用いることにより、最終出力信号K、K’の回転数特性差ΔKを小さく抑制することができる。
以上のように、この発明の実施の形態1に係る磁気検出装置は、磁界強度を検出する磁電変換素子(磁気抵抗素子2a、2b)からなるセンサ2(ブリッジ回路10)と、比較レベルVR1を有し、磁気抵抗素子2a、2bからの検出信号Cの振幅をDC結合にて波形整形する第1の比較回路と、比較レベルVR2を有し、磁気抵抗素子2a、2bからの検出信号Cの振幅をDC結合にて波形整形する第2の比較回路32と、比較レベルVR3を有し、磁気抵抗素子2a、2bからの検出信号Cの振幅をAC結合後に波形整形する第3の比較回路33とを備えているので、AC結合とDC結合の選択が可能となり、磁性移動体に対応した最終出力信号の精度を向上させて、良好な検出性能を確保することができる。
また、第1および第2の比較回路31、32の比較レベルVR1、VR2は、第3の比較回路33の比較レベルVR3が、VR2<VR3<VR1の関係を満たすように設定されているので、磁気抵抗素子2a、2bからの検出信号Cの振幅をDC処理する範囲と、AC処理する範囲とを有効に設定することができる。
さらに、第1、第2および第3の比較回路31〜33の各出力信号を論理処理する論理処理回路34を備え、論理処理回路34は、第1の比較回路31の出力信号によりオンオフされるトランジスタ41と、トランジスタ41の出力信号によりオンオフされるトランジスタ42と、トランジスタ41に直列接続され、第3の比較回路33の出力信号によりオンオフされるトランジスタ43と、トランジスタ42に直列接続されたトランジスタ44と、第2の比較回路32の出力信号によりオンオフされるトランジスタ45とを含み、トランジスタ44は、トランジスタ45の出力信号によりオンオフされ、トランジスタ42の出力信号を最終出力信号とするので、磁性移動体3の凹凸に対応した最終出力信号Kの精度を向上させることができる。
この発明の実施の形態1に係る磁気検出装置の処理回路を示す回路構成図である。 この発明の実施の形態1による磁性移動体低回転時の動作波形を示すタイミングチャートである。 この発明の実施の形態1による磁性移動体低回転時の動作波形を示すタイミングチャートである。 この発明の実施の形態1による温度係数差の軽減効果を説明するための動作波形を示すタイミングチャートである。 この発明の実施の形態1による回転数特性差の軽減効果を説明するための動作波形を示すタイミングチャートである。 従来の磁気検出装置の磁気回路構成を示す斜視図である。 従来の磁気検出装置の磁気回路構成を拡大して示す平面図である。 従来の磁気検出装置のDC結合による処理回路を示す回路構成図である。 従来の磁気検出装置のAC結合による処理回路を示す回路構成図である。 図8の磁気検出装置の動作波形を示すタイミングチャートである。 図9の磁気検出装置の動作波形を示すタイミングチャートである。 従来の磁気検出装置により生じる温度係数差を説明するための動作波形を示すタイミングチャートである。 従来の磁気検出装置により生じる回転数特性差を説明するための動作波形を示すタイミングチャートである。 図1内の論理処理回路の機能構成を簡略化して示す論理回路図である。 図1内の論理処理回路の入出力信号の論理レベル表を示す説明図である。
符号の説明
2 センサ、2a、2b 磁気抵抗素子(磁電変換素子)、3 磁性移動体、22 コンデンサ、23 抵抗、10 ブリッジ回路、31 第1の比較回路、32 第2の比較回路、33 第3の比較回路、34 論理処理回路、41 第1のトランジスタ、42 第2のトランジスタ、43 第3のトランジスタ、44 第4のトランジスタ、45 第5のトランジスタ、C 検出信号、D AC処理後の電圧信号、E 矩形波信号(第1の比較回路の出力信号)、F 矩形波信号(第2の比較回路の出力信号)、G 矩形波信号(第3の比較回路の出力信号)、K 最終出力信号、C’ 低回転時の検出信号、D’ 低回転時の電圧信号、E’、F’、G’ 低回転時の矩形波信号、K’ 低回転時の最終出力信号、C’’(HOT) 高温時の検出信号、D’’(HOT) 高温時の電圧信号、G’’(HOT) 高温時の矩形波信号、Ki’’ 高温時の最終出力信号、VR1 第1の比較レベル、VR2 第2の比較レベル、VR3 第3の比較レベル。

Claims (1)

  1. 磁界強度を検出する磁電変換素子からなるセンサを備えた磁気検出装置であって、
    第1の比較レベルを有し、前記磁電変換素子からの検出信号の振幅をDC結合にて波形整形する第1の比較回路と、
    第2の比較レベルを有し、前記磁電変換素子からの検出信号の振幅をDC結合にて波形整形する第2の比較回路と、
    第3の比較レベルを有し、前記磁電変換素子からの検出信号の振幅をAC結合後に波形整形する第3の比較回路と、
    前記第1、第2および第3の比較回路の各出力信号を論理処理して最終出力信号を生成する論理処理回路と
    をさらに備え、
    前記第1および第2の比較レベルは、前記第3の比較レベルが、前記第1の比較レベルと前記第2の比較レベルとの間のレベルとなるように設定され、
    前記論理処理回路は、
    前記第1の比較回路の出力信号によりオンオフされる第1のトランジスタと、
    前記第1のトランジスタの出力信号によりオンオフされる第2のトランジスタと、
    前記第1のトランジスタに直列接続され、前記第3の比較回路の出力信号によりオンオフされる第3のトランジスタと、
    前記第2のトランジスタに直列接続された第4のトランジスタと、
    前記第2の比較回路の出力信号によりオンオフされる第5のトランジスタとを含み、
    前記第4のトランジスタは、前記第5のトランジスタの出力信号によりオンオフされ、
    前記第2のトランジスタの出力信号を前記最終出力信号とすることを特徴とする磁気検出装置。
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