JP4204456B2 - 個装吸収性物品及びその製造方法 - Google Patents

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本発明は、三つ折り又は四つ折りされた吸収性物品と、この吸収性物品を個別包装している個装袋とからなる個装吸収性物品において、使用時における前記個装袋の開封音を小さくした個装吸収性物品及びその製造方法に関する。
従来より、例えば生理用ナプキンは、製造されたナプキンを三つ折りまたは四つ折りとし、各種のフィルムシートよりなる個装袋に一づつ個別包装した状態で市場に提供されている。使用者がこのナプキンを使用する場合には、個装袋を開封して中からナプキンを取り出し、非使用面をショーツ等の内面に粘着して使用する。
前記個装袋としては、通常、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系フィルムが使用され、ナプキンを縦方向に三つ折りまたは四つ折りとして、このフィルムシートで包み、両側部の重合部分をヒートシールによって溶着し密着している(下記特許文献1等参照)。前記フィルムシートに個別包装されたナプキンの場合には、包装に掛かるコストも廉価でかつ溶着性に優れ操業性も良い。しかしながら、例えば、実際にトイレ内でナプキンを使用するために開封した際、熱融着された両側縁部が剥離されるため「ピリピリ」と言った開封音が発生するため、トイレで周囲に気を使いながら開封しなければならない問題があった。
そこで、開封時の剥離音を小さくするため、例えば下記特許文献2では、熱シール部分に沿って紐状又は糸状の開封手段を介在させておくとともに、前記紐状又は糸状の開封手段の一端を外方に露出して摘み部とした個装吸収性物品が開示されている。また、下記特許文献3では個装袋を不織布とするとともに、好ましくは熱シールに代えて繊維同士の交絡又はヒートシールとの併用により開口を封鎖するようにした個装吸収性物品が開示されている。
特開平8−324635号公報 特開平9−154879号公報 特開平11−47487号公報
しかしながら、上記特許文献2の場合は、個装に当たり前記紐状又は糸状の開封手段をシールラインに沿って配設する工程が付加されるため製造ラインが複雑化するとともに、ある程度開封音を低減できるとしても、やはり開封手段によって熱シールフィルム同士の剥離が行われるため、開封音の低減にも自ずと限界があった。
また、上記特許文献3の場合には、不織布同士の接着力が弱く、携帯時に軽い圧迫等により口開きしたりすることがあるとともに、繊維の隙間から汚れが付着しそうなイメージを与えるため衛生感に欠けるといった問題点があった。また、両側縁部を熱シールした場合には、熱シールフィルム同士の剥離が行われるため開封音を十分に小さくすることはできないといった問題点があった。
そこで、本発明の主たる課題は、三つ折り又は四つ折りされた吸収性物品を個装袋により包み込み、両側縁部をシール接合した個装吸収性物品において、前記個装袋の開封音を極限まで小さくすることにある。
本発明者等は上記課題を解決するために、鋭意検討を進めてきた結果、個装袋の両側縁部の熱シール部を剥離する場合には必ず剥離音が発生するため、発想を代えて、前記熱シール部を剥離することなく開封し得る方法を採用することにした。
その結果、前記課題を解決するために請求項1に係る本発明として、三つ折り又は四つ折りされた吸収性物品と、この吸収性物品を個別包装している個装袋とからなる個装吸収性物品において、
前記個装袋は、一方向に易引裂性を付与した易開封性フィルムとされ、前記易引裂方向が開封方向となるように配向するとともに、易引裂方向に折り畳まれた状態で前記吸収性物品を個装し、前記易引裂方向に沿う両側縁部が夫々シールされ、且つ前記易開封性フィルムの開封側端縁の両側に夫々一対の切込みが形成されるとともに、
該切込みは前記シール部から離隔をあけた内方側位置であって、前記易引裂方向に折り畳まれた吸収性物品の両側端より若干内側に沿って設けられ、且つ開封側端縁から延在する略半楕円形状のタブの両側に設けられていることを特徴とする個装吸収性物品
が提供される。
請求項2に係る本発明として、前記易開封性フィルムの前記開封側端縁に対して対向側となる、先折りされた他方側端縁の両側にも夫々一対の切込みが形成されるとともに、該切込みは前記シール部から離隔をあけた内方側位置であって、前記易引裂方向に折り畳まれた吸収性物品の両側端より若干内側に沿って設けられ、且つ開封側端縁から延在する略半楕円形状のタブの両側に設けられている請求項1記載の個装吸収性物品が提供される。
請求項に係る本発明として、前記易開封性フィルムの開封強度は、5〜60cNである請求項1〜いずれかに記載の個装吸収性物品が提供される。
請求項に係る本発明として、前記易開封性フィルムの引裂強度は、両側縁部のシール強度より小さく設定されている請求項1〜いずれかに記載の個装吸収性物品が提供される。
請求項記載の本発明として、前記易開封性フィルムの両側縁部のシール及び開封側端縁への切込み及び/又は前記他方側端縁の切込みは、カッターが予め組み込まれた加熱ローラーを用い、前記加熱ローラーによるシール接合と同時的に前記カッターにより切込みを形成する請求項1記載の個装吸収性物品の製造方法が提供される。
上記請求項1記載の本発明によれば、個装袋として一方向に易引裂性を付与した易開封性フィルムを用い、前記易引裂方向が開封方向となるように配向するとともに、易引裂方向に折り畳まれた状態で前記吸収性物品を個装し、その両側縁がシールによって封鎖されているようにした。従って、前記易開封性フィルムの開封側端縁又は別途設けたタブを摘んで引き剥がすように開封すると、所要部位から裂け出し、僅かの開封音で個装袋を開封できるようになる。
また、前記易開封性フィルムの開封側端縁の両側に夫々、シール部から離隔をあけた内方側位置に一対の切込みを形成しておくようにした。従って、引き裂きたい位置に形成した前記切込み位置からフィルムを容易に引き裂くことができるようになる。
さらに、易開封性フィルムの開封側端縁から延在してタブを設けるようにした。この場合には、タブの両端部又はシール部との境界線に沿ってフィルムを引き裂くことができる。
請求項2記載の本発明においては、前記易開封性フィルムの前記開封側端縁に対して対向側となる、先折りされた他方側端縁の両側にも夫々、シール部から離隔をあけた内方側位置に一対の切込みを形成するようにした。3つ折りされた個装袋を開封する際、前記易開封性フィルムの開封側端縁を摘んで引き剥がすように開封した後、今度は前記内折りされた他方側端縁を摘んで開封する使用者もいるため、このような使用者にも対応可能となる。
請求項記載の本発明においては、前記易開封性フィルムの開封強度は、5〜60cNであるようにした。従って、携帯時に不用意に引き裂かれることがなく、かつ意図して引き裂いた時は容易に引き裂くことができるようになる。
請求項記載の本発明においては、前記易開封性フィルムの引裂強度は、両側縁部のシール強度より小さく設定するようにした。従って、両側縁部のシール部が剥がれることなく、確実に易開封性フィルムが引き裂かれるようになる。
請求項記載の本発明においては、前記易開封性フィルムの両側縁部のシール及び開封側端縁への切込み及び/又は前記他方側端縁の切込みは、カッターが予め組み込まれた加熱ローラーを用い、前記加熱ローラーによるシール接合と同時的に前記カッターにより切込みを形成するようにした。従って、一度の工程でシール接合と切込み形成が行え、製造工程が効率化するようになる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
〔第1形態例〕
図1は本第1形態例に係る個装吸収性物品1Aの斜視図であり、図2は図1のII−II線矢視図である。
前記個装吸収性物品1Aは、生理用ナプキン、パンティライナー等の吸収性物品2と、この吸収性物品2を個別包装している個装袋3とからなり、本発明では特に前記個装袋3として、少なくとも開封方向の沿って易引裂性を付与した易開封性フィルムが用いられている。なお、4は個装袋3の開封側端縁3bを固定しているタブ用粘着テープである。
前記易開封性フィルム3は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のプラスチックフィルム製造時に、一方の方向に高度に延伸することにより、延伸した方向に沿って易引裂性を示すようにした単層又は複層のフィルムである。従来は一軸延伸によって製造されていたが、近年は延伸処理することなく一方向に易引裂性を付与したフィルムや二軸延伸によって二方向に易引裂性を付与したフィルムもある。
前記一軸延伸による易開封性フィルムとしては例えば、特開昭61−125844号公報、特開昭62−208349号公報、特開平2−242746号公報および特開平2−258342号公報に記載のものを挙げることができ、前記無延伸による易開封性フィルムとしては、例えば特願平5−30894号公報等を挙げることができ、二軸延伸による易開封性フィルムとしては例えば2001−191407号公報等を挙げることができる。これら各易開封性フィルムの詳細な説明については、これら公報の記載に譲り、本明細書においては説明を省略する。
前記易開封性フィルム3は、その易引裂方向が開封方向となるように配向して前記吸収性物品2を包むようにする。包装形態は、予め三つ折り又は四つ折りされた吸収性物品を前記易開封性フィルムによって包み両側縁3a、3aを熱シールすることにより包装する形態の他、個装袋3の開封手間と剥離手間とを解消するため、図5に示されるように、方形状の易開封性フィルム3の上面に展開状態で吸収性物品2を重ねた後、前記易開封性フィルム3と吸収性物品2とを共に三つ折り又は四つ折りで折畳み、易開封性フィルム3の両側縁を夫々熱シールすることにより包装した、所謂ワンフラップ包装などを採用することができる。この場合も、図示されるように、折畳み方向が易引裂方向となるように前記易開封性フィルム3が配向される。
前記両側縁部3a、3aのシール方法としては、加熱板を用いたヒートシーラーや加熱ローラーを用いたヒートシーラーによるヒートシール接合やホットメルト接着剤によるシール接合等が挙げられる。
前記易開封性フィルム3の開封強度は5〜60cN、好ましくは10〜30cN、さらに好ましくは10〜20cNの範囲内となるようにする。この開封強度が5cN未満であると、携帯時に不用意に引裂きが生じてしまう虞がある。また、開封強度が60cNを超えると、場合によって両側縁部のシール部分が剥がれてしまうことがあり、このシール部の剥離によって開封音が発生することがある。なお、前記開封強度は、現物の個装吸収性物品を使用し、本体部分を一方のチャックで把持し、他方のチャックでタブをチャックし、チャック間距離;20mm、開封速度;500mm/minで開封した際の強度を測定した値である。
上記個装吸収性物品1Aの場合には、タブ用粘着テープ4を摘んで開封方向に引き剥がすように引っ張ると、通常はシール部3a、3aの内側縁に応力が集中するため、前記内側縁に沿って引き裂かれることになる。また、前記易開封性フィルム3は、引裂線が曲がることなく直線的に引き裂かれるため、開封された個装袋3は使用済み吸収性物品2を包んで廃棄することが可能である。
〔第1A形態例〕
図3に示される個装吸収性物品1Bは、上記第1形態例に係る個装吸収性物品1Aにおいて、個装袋3の開封側端縁3bの両側に夫々開封方向に沿った一対の切込み5,5を形成した例である。前記切込み5は線状の切込みであってもよいし、V字状等の切込みであってもよい。なお、前記切込みは、必ずしも開封方向に沿って設けなくてもよい。
上記個装吸収性物品1Bの場合には、タブ用粘着テープ4を摘んで開封方向に引っ張ると、前記切込み5,5の位置から引き裂かれ開封されることになる。従って、前記切込み5,5の形成位置を変えることによって引裂位置を任意に制御することが可能である。
〔第1B形態例〕
図4に示される個装吸収性物品1Cは、図4に示されるように、個装袋3の開封側端縁から延在して略半楕円形状のタブ7を設けるようにしたものである。
前記個装吸収性物品1Cは、前記タブ7を摘んで開封方向に引き裂けば容易に開封することができる。なお、タブ7の両側に切込み5,5を設けたが、この切込みは省略してもよい。
〔第1C形態例〕
図6に示される個装吸収性物品1Dは、開封側端縁3bに対して対向側となる、内折りされた他方側端縁3cの両側にも夫々一対の切込み5,5を形成するようにしたものである。
前記個装吸収性物品1Dでは、タブ用粘着テープ4を摘んで開封方向に引っ張り、後折りされた面を開封した後、これに続いて、先折りされた面の他方側端縁3cを摘んでこの面を開封する場合にも対処できるようになる。
〔参考的形態例〕
図7に示される参考的形態例に係る個装吸収性物品1Eは、個装袋3としては従来より一般的に使用されているポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)等を使用し、吸収性物品2を包み両側縁部を夫々シールして個装した個装吸収性物品において、前記個装袋3の少なくとも開封側端縁3bの両側部から夫々、開封方向に沿って開封を案内する誘導線6を形成したものである。前記開封を案内する誘導線としては、例えばミシン目または連続した厚み方向への半切込み線とすることもできる。
前記誘導線6は、図8(A)に示されるように、3つ折りされた個装袋3の前記開封側端縁3bから折り目C1まで設けてもよいし、同図(B)に示されるように、さらに次の折り目C2まで設けてもよいし、同図(C)に示されるように、フィルム長手方向の全長に沿って設けてもよい。さらには、同図(D)に示されるように、前記個装袋3の開封側端縁3bから折り目C1まで設けるとともに、他方側端縁3cから折り目C2まで設けてもよい。同図(D)の場合には、上述した第1C形態例で説明した開封態様にも対処し得るものとなる。
〔その他〕
(1)前記吸収性物品2の個装に当たっては、吸収性物品2の外面に設けられるズレ止め用粘着剤を保護するために、剥離シートが設けられることがあるが、前記剥離シートが開封音を発する原因となっているため、前記個装袋3の裏面側にシリコン系又はフッ素樹脂系の剥離処理を行い、前記剥離シートは省略するのが望しい。
(2)上述のように、開封時に個装袋3の両側縁のシール部分が剥がれてしまうと開封音が発生するため、これを防ぐべく、前記個装袋3の引裂強度は、両側縁部のシール強度より弱く小さく設定されていることが望ましい。
(3)前記易開封性フィルム3の両側縁部3a、3aのシール及び開封側端縁3bへの切込み及び/又は前記他方側端縁3cの切込みは、カッターが予め組み込まれた加熱ローラーを用い、前記加熱ローラーによるシール接合と同時的に前記カッターにより切込みを形成するのが望ましい。
前記個装袋3として、本発明に係る易開封性フィルム(実施例)、従来から使用されているポリエチレンフィルム(比較例1)、不織布(比較例2)のそれぞれを使用した個装吸収性物品について、開封音の大きさを測定した。なお、試験は実施例、比較例1及び比較例2ともに複数種について行いその平均値とした。
各供試体で使用したフィルムの平均坪量は23g/m 、不織布は平均坪量15g/m
、両側縁部のシール幅は5〜8mmとした。
開封音測定方法は、図9に示されるように、騒音計8を個装吸収性物品1Aから3〜5cm離し、台上に固定しておき、個装袋3を開封した。前記騒音計8は、NL20(リオン製)を用い、周波数重み特性はA特性、測定レンジ20〜110dB、測定時間は10秒間とし、各検体について5回づつ測定を行い、等価騒音レベルLeq、最大値Lmaxを比較した。その結果を表1および図10に示す。
Figure 0004204456
これらの結果からも明らかなように、個装袋の材質として易開封性フィルムを用いた場合には、等価騒音レベルLeq(dB)は約1dB、最大値Lmaxは約9dBとなり、比較例のポリエチレンフィルム、不織布を用いた場合に比較して、開封音を十分に下げることができた。
本発明の第1形態例に係る個装吸収性物品1Aの斜視図である。 図1のII−II線矢視図である。 本発明の個装吸収性物品1Bの斜視図である。 本発明の個装吸収性物品1Cの斜視図である。 包装袋3による個装形態例を示す斜視図である。 本発明の個装吸収性物品1Dの半展開状態斜視図である。 参考的形態例に係る個装吸収性物品1Eの斜視図である。 (A)〜(D)はそれぞれ個装吸収性物品1Eの誘導線6の形成例を示す展開図である。 実施例における開封音の測定要領を示す図である。 実施例における開封音測定結果を示すグラフである。
符号の説明
1A〜1E…個装吸収性物品、2…吸収性物品、3…個装袋、3a…両側縁部
(シール部)、3b…開封側端縁、3c…他方側端縁、4…タブ用粘着テープ、5…切欠き、6…誘導線、7…タブ

Claims (5)

  1. 三つ折り又は四つ折りされた吸収性物品と、この吸収性物品を個別包装している個装袋とからなる個装吸収性物品において、
    前記個装袋は、一方向に易引裂性を付与した易開封性フィルムとされ、前記易引裂方向が開封方向となるように配向するとともに、易引裂方向に折り畳まれた状態で前記吸収性物品を個装し、前記易引裂方向に沿う両側縁部が夫々シールされ、且つ前記易開封性フィルムの開封側端縁の両側に夫々一対の切込みが形成されるとともに、
    該切込みは前記シール部から離隔をあけた内方側位置であって、前記易引裂方向に折り畳まれた吸収性物品の両側端より若干内側に沿って設けられ、且つ開封側端縁から延在する略半楕円形状のタブの両側に設けられていることを特徴とする個装吸収性物品。
  2. 前記易開封性フィルムの前記開封側端縁に対して対向側となる、先折りされた他方側端縁の両側にも夫々一対の切込みが形成されるとともに、該切込みは前記シール部から離隔をあけた内方側位置であって、前記易引裂方向に折り畳まれた吸収性物品の両側端より若干内側に沿って設けられ、且つ開封側端縁から延在する略半楕円形状のタブの両側に設けられている請求項1記載の個装吸収性物品。
  3. 前記易開封性フィルムの開封強度は、5〜60cNである請求項1〜いずれかに記載の個装吸収性物品。
  4. 前記易開封性フィルムの引裂強度は、両側縁部のシール強度より小さく設定されている請求項1〜いずれかに記載の個装吸収性物品。
  5. 前記易開封性フィルムの両側縁部のシール及び開封側端縁への切込み及び/又は前記他方側端縁の切込みは、カッターが予め組み込まれた加熱ローラーを用い、前記加熱ローラーによるシール接合と同時的に前記カッターにより切込みを形成する請求項1記載の個装吸収性物品の製造方法。
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