JP4726677B2 - 吸収性物品の個装体 - Google Patents

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Description

本発明は、生理用ナプキン、パンティライナー(おりものシート)等の吸収性物品を包装材で個別に包装してなる吸収性物品の個装体に関する。
従来、生理用ナプキン、パンティライナー(おりものシート)、失禁パッド等の吸収性物品は、衛生面および持ち運び性の観点から、三つ折りまたは四つ折りにされ、各種のシートによりなる個装材で一つずつ個別包装した状態で市販されている。使用者がこの吸収性物品を使用する場合には、包装を開封して中から吸収性物品を取り出し、非肌当接面をショーツ等に粘着剤等で固定して使用する。吸収性物品の個装体においては、一般に、長方形状の包装材の相対向する一対の縁部をそれぞれ長手方向に折り畳んだ状態で複数の接合部により接着し、主としてその接合部により包装状態を維持している。
また、特許文献1には、汚れたナプキンから液漏れしないことと、包装材に汚れたナプキンを入れるのを容易にすることを目的に、包装するための接合される両端の重なり合う部分を弱結合により接合するという包装構造が提案されている。また、特許文献2には、包装時の加圧接合による切断を防止するという目的のために、両端の接合部は包装ライン流れ方向と直交する縦方向一端から他端まで連続するように形成するという包装構造が提案されている。
特表平8−504638号公報 特開2004−298286号公報
しかし、前記特許文献1および2の吸収性物品の個装体においては、縁部における包装材どうしの接合強度を比較的大きくしたものは、個装体を開封する際の抵抗が大きく、使用者によっては開封しにくいと感じる場合があり、また、接合強度が大きい程、開封時の剥離音も大きくなるため、剥離音が気になり、不快に感じる恐れがある。
他方、縁部の剥離を容易にするために、縁部における包装材どうしの接合強度を低下させると、吸収性物品の使用のために開封する前に個装体が開封されてしまう恐れが生じる。
従って、本発明の目的は、開封が容易で剥離音が小さく且つ開封まで包装状態が安定に維持される吸収性物品の個装体を提供することにある。
本発明は、吸収性物品が包装材とともにそれらの長手方向に折り畳まれ、折り畳まれて重ね合わされた該包装材どうしが個装体の一対の縁部において互いに接合されている吸収性物品の個装体であって、一対の前記縁部それぞれにおける包装材どうしは、複数の接合部で接合されており、各々の接合部は、前記包装材の長手方向に対して平行な辺と、個装体の開封方向の後方に向かうに従い包装材の幅方向中央側から前記縁部の端に近づくように、該包装材の長手方向に対して傾斜した辺とを有する吸収性物品の個装体を提供することにより前記目的を達成したものである。
本発明の吸収性物品の個装体は、開封が容易で剥離音が小さく且つ開封まで包装状態が安定に維持される。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照して説明する。
本発明の一実施形態としての生理用ナプキンの個装体1は、図1に示すように、生理用ナプキン2(以下、単にナプキン2ともいう)とこれを包装する包装材3からなる。
ナプキン2は、従来の一般的な生理用ナプキンと同様の構成を有し、液透過性の表面シート21、液不透過性又は撥水性の裏面シート(図示略)及び表面シートと裏面シートに介在された吸収体(図示略)を具備してなる。ナプキン2の非肌当接面(裏面シート側の面)には、下着に装着するための固定部である粘着層(図示略)が設けられており、ナプキン2は、該粘着層を介して包装材3の内面上に剥離自在に粘着されている。
ナプキン2と包装材3は、ナプキン2の長手方向における2ヵ所、具体的には、図1中の32,33の位置において一体的に折り曲げられて折り畳まれている。即ち、ナプキン2は、3つ折り状態に折り畳まれた状態で包装材3に内包されている。
また、折り畳まれたナプキン2の両側縁それぞれから外方に延出する、包装材3の相対向する一対の縁部も、それぞれ、該縁部の長手方向に3つ折り状態に折り畳まれている。そして、その折り畳まれた状態の包装材3の一対の縁部それぞれに、接合加工、具体的には、ヒートシール加工が施されて、包装材どうしが長手方向両側の一対の縁部で接合されている。
そして、このように折り畳まれて接合された状態の包装材3の一対の縁部により、個装体1の、相対向する一対の縁部31,31が形成されている。本実施形態の個装体1は、平面視して略長方形又は略正方形状であり、相対向する一対の縁部31,31どうしは互いに略平行である。
個装体1の一対の縁部31,31それぞれにおける包装材どうしは、図2(a)に示すように、相互に離間した複数の接合部5,5・・それぞれにおいて接合されている。これにより、個装体1の一対の縁部31,31それぞれに、離間した複数の接合部5の集合からなる接合領域6が形成されている。一対の接合領域6,6は、個装体1の相対向する一対の縁部31,31に形成されており、そのそれぞれにおいて、2層又は3層に積層された包装材3どうしが融着している。また、タブテープ4により個装体1が封止されている。
個装体1は、包装材3の開封開始端34に設けられたタブテープ4を摘んで引っ張ることにより容易に開封することができる。その開封の際には、個装体1の左右の各縁部31には、包装材3どうしの接合を剥離する力が、概ね図2に矢印Qで示す方向に働く。包装材3の開封開始端34は、包装材3の長手方向(本実施形態においては、個装体1の一対の縁部31,31それぞれが延びる方向と同方向)の両端部のうち、個装体1の外面に位置する方の端部である。
本実施形態の個装体1を開封する際には、先ず、タブテープ4を、図中、矢印P方向に引っ張る。この引っ張りにより、図2(c)に示すように、個装体1の一対の縁部31,31それぞれにおける最上層の包装材とその下に位置する包装材との間が、矢印P方向における、開封開始端34の位置から、一対の縁部31,31と直交する個装体1の一端部32までの範囲が剥離する。
開封方向Pは、包装材3を剥離して個装体1を開封する際に、タブテープ4(タブテープがない場合は開封開始端34)を引っ張る方向であり、本実施形態においては、一対の縁部31,31それぞれが延びる方向と平行な方向であって、個装体1の該縁部31それぞれに略直交する一方の端部33から他方の端部32に向かう方向である。尚、一対の縁部31,31が互いに平行でない場合は、個装体の一方の端部33の中点と他方の端部32の中点を結ぶ直線と平行な方向で、該一方の端部33から他方の端部32に向かう方向が、開封方向Pである。
タブテープ4を開封方向Pに引っ張り包装材3の剥離を開始すると、個装体1の一対の縁部31,31それぞれに、図2(c)に示すように、最上層の包装材3とその下の包装材との間が既に剥離した部分と両者間がまだ剥離していない部分との境界線36が生じる。この境界線36は、開封方向Pに対して傾斜した略直線状をなしている。そして、個装体が開封されていくに伴い、個装体1の一対の縁部31,31においては、包装材3の剥離が、概ね境界線36に直交する図中Q方向に進行する。この剥離の進行方向(個装体の開封に伴う包装材の剥離の進行方向)を剥離方向Qともいう。
本実施形態における各接合部5は、図2(a)に示すように、複数の辺、具体的には3つの辺7,8,9で囲まれた三角形の形状に形成されている。辺7は、包装材3の長手方向に対して平行である。他の2つの辺8,9は、それぞれ、個装体の開封方向Pの後方に向かうに従い包装材3の幅方向中央側から前記縁部の端31aに近づくように、包装材の長手方向に対して傾斜している。換言すれば、辺8の両端81,82は、開封開始端34側の端81より、個装体の一端部32側の端82の方が、個装体の縁部31の端31aにより近い位置にある。辺9の傾斜についても同様である。
包装材3の長手方向に対して平行な辺7を有することで、吸収性物品の使用のために開封する前に、個装体が開封されてしまう恐れを防ぐことができる。他方、包装材3の長手方向に対して特定の向きに傾斜した辺8,9を有することで、剥離音が小さく且つ容易な開封が可能となる。
尚、本実施形態においては、包装材3の長手方向に対して特定の向きに傾斜した辺を2辺有するが、本発明における接合部5は、そのように傾斜した辺を、少なくとも一つを有していれば良い。本実施形態においては、包装材3の長手方向に対して特定の向きに傾斜した辺8を有することで上述した効果が奏されるが、同様に傾斜した辺9を有することで、一層開封が容易となる。
また、個装体1の一方の縁部31における個々の接合部5と他方の縁部31における個々の接合部5とは、包装材の幅方向中心線(包装材の長手方向に延び、該包装材の幅を2等分する線,図1及び図2中のX−X線)に対して線対称の形状を有している。このように、一対の縁部における接合部5の形状を左右対称の形状とすることで、左右のがバランスよく開封することが可能となる。
また、本実施形態における接合部5それぞれは、前記辺8に直交する方向の幅W〔図2(a)参照〕が、該辺8と平行に包装材の幅方向中央側から縁部31の端31a側に向かうに従い、漸次拡大した後、漸次減少する形状を有している。即ち、各接合部5は、前記幅Wが漸次拡大する部分5Fと、該部分5Fより該縁部31の端31a側に位置し、該幅Wが漸次減少する部分5Rとを有している。
本実施形態において前記辺8,9は、それぞれ、個装体開封時の剥離方向Qと概ね平行である。そのため、包装材を剥離する際に、最上層の包装材とその下の包装材との間が剥離方向Qに剥がれていくとき、辺8と辺9との間の距離が小さい前記部分5Fの端部(包装材の幅方向中央側の端部)5Aに生じる剥離抵抗力は非常に小さい。そのため、接合部の剥離がスムーズに開始する。そして、剥離の進行に伴い、辺8と辺9との間の距離が拡大し、それに伴って剥離抵抗力は漸次増大するが、既に剥離が始まっているので、剥離は比較的スムーズに進行する。そして、接合部5における包装材同士の剥離の剥がれ終わりに向かって、辺8と辺9との距離が狭まり最後は交わる。このように、接合部5の剥離最終段階で剥離抵抗力が漸次減少することは、開封性及び開封音の低減の点で好ましい。
また、接合部5は、前記辺8と平行な方向Qにおける、包装材の幅方向中央側の端部5A及び前記縁部の端31a側の端部5Bに、角度が鋭角の角部を有していることが、容易な開封性及び開封音の低減の点からより好ましい。本実施形態においては、辺9に直交する方向の幅も、該辺9と平行に前記包装材の幅方向中央側から前記縁部の端側に向かうに従い、漸次拡大した後、漸次減少している。角度が鋭角の角部は、その鋭角の角度が5〜60度であることがより好ましい。
接合領域6における接合部5の配置は、接合領域6の幅方向に接合部5が3〜6列に並んでおり、縁部31において剥離方向Qに直交する方向のどの断面をとっても、少なくとも1つの接合部が存在している。また、各接合部5を形成する辺のうち、前記傾斜する2つの辺8,9のうちの一つの辺8の方向に沿って、接合部5が並んでいる。
各接合部5は、同じ大きさ且つ同じ形状であり、接合部5を形成する辺7、辺8及び辺9の長さは0.5〜10mmが好ましく、接合部5の面積は0.25〜10mm2が好ましい。更に、隣り合う接合部のピッチは、包装材の長手方向(幅方向中心線X−X線が延びている方向と同じ)と平行な方向は5〜10mm、該方向と直交する方向は3〜5mmであることが好ましい。縁部31の幅は5〜10mmが好ましく、縁部31の幅方向には接合部が4〜6個有していることが好ましい。縁部31の面積に対して、30〜40%が、接合部により接合されていることが好ましい。
図2のように、辺数の最も少ない3角形で形成された接合部5は、剥離方向Qに対して、複数の接合部における開封を案内する辺8が略一直線状に並んでいる。そのため、案内途中に辺8の向きが変わらず、開封が一層容易になる。
本発明における接合部5において、包装材の長手方向D3に対して、個装体の開封方向Pの後方に向かうに従い包装材の幅方向中央側Cから前記縁部31の端31aに近づくように傾斜した辺8,9(本実施形態では特に辺8)は、それぞれ、包装材の長手方向D3に対してその鋭角α〔図2(a)参照〕が5〜60°であることが好ましい。
ナプキンの個装体1の各部の形成材料としては、生理用ナプキン等の吸収性物品の個装体に、従来用いられているものを特に制限無く用いることができる。例えば、包装材3としては、ポリエチレン等の樹脂からなるフィルムや、樹脂フィルムと不織布等のラミネート材、不織布等を用いることができる。包装材3の内面には、ナプキン2の粘着層と剥離可能にするために、剥離処理が施されているか、又は剥離シートが固定されている。ナプキン2の表面シートとしては、親水性且つ液透過性の不織布や、開孔フィルム等を用いることができ、裏面シートとしては、樹脂フィルムや、樹脂フィルムと不織布等とのラミネート材等を用いることができ、吸収体としては、パルプ繊維等の繊維の集合体又はこれに高吸収性ポリマーを保持させたものを、ティッシュペーパー等の透水性シートにより被覆したもの等を用いることができる。
本実施形態の個装体1において、接合部5は、それぞれ、包装材3の長手方向に平行となる辺7も同時に有している。そのため、前記平行となる辺7により、開封の前に個装体が開封されてしまうことも防止することができる。
本実施形態の個装体1において、接合部5に、剥離する力の方向と概ね同じ方向をもつ辺8とを有し、前記辺8が開封の際の案内となるため、接合部5の剥離中に大きな抵抗が加わることなく、個装体1を軽い力でスムーズに開封することができる。また、開封時の剥離音の発生も抑制され、剥離音が小さくなるため剥離音を不快に感じる恐れを低減することができる。また、接合部5が幅方向に複数並ぶことで、開封の前に個装体が開封されてしまうことをより一層防止することが可能である。さらに、接合部5が辺8に沿って並ぶことにより、開封の際の案内がスムーズとなる。
上述したナプキン2の個装体1は、例えば以下に示す製造装置を用いることにより効率良く連続生産することができる。
図5は、本発明の吸収性物品の製造装置の一実施形態における主要部を模式的に示す斜視図である。
本実施形態の製造装置は、ナプキン2の個装体1の製造装置であり、図5に示すように、連続搬送される長尺状の包装材3上にナプキン2を間欠的に配置するナプキン配置部A、ナプキン2が載置された状態の包装材3を、その流れ方向に沿う2つの折り曲げ部32,33が形成されるように、幅方向に折り畳む折り畳み部B、折り畳んだ状態の長尺状の包装材3における、内部にナプキン2が存在しない部位を、シール装置5における一対のロール51,55間で熱圧して幅広の接合領域部60を形成する接合領域形成部C、及び接合部を形成した後の長尺物を、該接合領域部60の略中央部で幅方向に亘って切断し個々の個装体1とする切断部Dを具備する。
ナプキン配置部Aは、公知のナプキン間欠配置装置(図示略)により、多数のナプキン2を、包装材3の片面上に、包装材3の流れ方向に間隔を開けて順次配置するようになされている。
折り畳み部Bには、包装材3の両側に配置された一対の折り曲げガイド等の公知の折り畳み手段(図示略)が配置されており、図5中、一点鎖線33aの位置で、ナプキン2と包装材3とを一体的に折り曲げ、両者における、一点鎖線33aより縁部35側に位置する部分S1を、一点鎖線33aと一点鎖線32aとに挟まれた中央領域M上に重ねる。次いで、図5中の一点鎖線32aより縁部34側に位置する部分S2を、中央領域Mに折り曲げた前記部分S2上に重ねる。
接合領域形成部Cには、周面の周方向に間欠的に加圧部52が形成された第1ロール51と、第1ロール51と対向配置された第2ロール55とを備えた接合装置5が配置されている。
第1ロール51の加圧部52は、図5に示すように、第1ロール55の周面には、その周方向に間欠的に加圧部52が形成されている。
図5に示すように、第2ロール55の周面には、その周方向に間欠的に加圧部56が形成されている。第2ロール55の加圧部56の表面には上述した接合部5,5・・を形成するための接合パターンが形成されている。即ち、加圧部56の表面には、個々の接合部5に対応する形状の凸部が多数形成されている。各凸部のロール基面57からの高さは、各凸部により形成される個々の接合部5の接合強度が略同様となるように均一となっている。
接合装置5における第1及び第2ロール51,55は、第1ロールの加圧部52と第2ロール55の加圧部56とが間欠的に当接又は近接するように、同期して回転するようになされている。これにより、図5に示すように、ナプキン2を間欠的に内包した長尺状の包装材3'における、内部にナプキン2が存在しない部位が、両者の加圧部52、56間で間欠的に熱圧されて、幅広の接合領域部60が順次形成される。幅広の接合領域部60という場合の幅広とは、切断後の個々の個装体における接合領域6より幅広であることを意味する。
切断部Dには、公知の切断装置(図示略)が配置されている。公知の切断手段としては、ローラーカッター、レーザーカッター、ウォータージェットカッター等を用いることができる。ローラーカッターとしては、周方向に所定の間隔で切断刃が設けられたカッターロールと該カッターロールに対向配置された受けロールとを具備し、両ロール間に被切断物を挿通することで、該被切断物を間欠的に切断可能なローラーカッター等を好ましく用いることができる。
本実施形態の製造装置を用いて個装体1を連続生産するには、図5に示すように、連続搬送される長尺状の包装材3上に、ナプキン配置部Aにおいて、ナプキン2を間欠的に配置した後、ナプキン2が載置された状態の包装材3を、折り畳み部Bにおいて、ナプキン2と共に流れ方向に沿う2つの折り曲げ部32,33が形成されるように幅方向に折り畳む。そして、折り畳んだ状態の長尺状の包装材3'を、接合領域形成部Cに配置された接合装置5の第1及び第2ロール51,55間に挿通し、該包装材3'における、ナプキン2が存在しない部位を、第1ロールの加圧部52と第2ロールの加圧部56との間で熱圧して接合領域部60を形成する。そして次に、その接合領域部60を形成した後の長尺物を、切断部Dにおいて、接合領域部60の幅方向中央部で長尺物の幅方向に亘って切断し、一対の縁部それぞれに接合領域6を有する個々の個装体1を得る。尚、タブテープ4は、折り畳みBにおける折り畳み後の適宜の段階、例えば接合領域部60形成後であって切断部Dにおける切断前、あるいは、切断部Dにおける切断後の工程等において、開封開始端34に設ける。
本実施形態によれば、このようにして、上述した実施形態のナプキン2の個装体1を効率よく連続生産することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に制限されるものではなく、適宜変更可能である。例えば、接合部5の形状は多角形であってもよい。
図3及び図4に他の実施形態を示す。各接合部5は、図3及び図4に示すように複数の辺7,8,9で囲まれた多角形で形成されている。前記辺7は、包装材の長手方向に対して平行な辺であり、前記辺8,9は、個装体の開封方向の後方に向かうに従い包装材の幅方向中央側から前記縁部の端に近づくように、包装材の長手方向に対して傾斜した辺である。そして、これらの辺7,8,9により接合部5が形成されている。
図3及び図4に示す実施形態の接合部5においては、辺8,9が、剥離方向Qと概ね平行であり、該辺8,9が開封の際の案内となるため、個装体1を軽い力でスムーズに開封することができる。図3に示す実施形態においては、複数の接合部5,5・の辺8どうし及び辺9どうしがそれぞれ略一直線状に並んでおり、個装体1を開封が一層スムーズである。
図4に示す実施形態においては、図2及び図3に示す実施形態とは異なり、接合領域6における各接合部5の配置は、幅方向に1列並んでいる。そのため、剥離方向の接合部数が低減され接合部の剥離開始・終了が1回で済み、さらなる開封音の低減につながる。
また、生理用ナプキンは一対のウイング部を有するものであっても良い。ウイング部とは、ショーツの外側に折り曲げられ、該外面にそれぞれ固定される部分又はショーツの外面側に折り曲げられ、該外面側において互いに止着される部分である。このようにウイング部を有する場合、ナプキンを包装材とともに長手方向に折り畳む前に、ウイング部をナプキンの幅方向中央部に重ねるように折り曲げ、更に、そのウイング部に粘着層が設けられている場合には、それを剥離紙で被覆しておくことが好ましい。ナプキン2の下着に固定するための粘着層を用いず、機械的ファスナーやアンチスリップ剤等を用いてもよい。
本発明における吸収性物品は、生理用ナプキンの他、パンティライナー(おりものシート)、失禁パッド等の他の吸収性物品であっても良い。
図1は、本発明の一実施形態としての生理用ナプキンの個装体を示す斜視図である。 図2は、図1の個装体における接合部を説明するための図で、図2(a)は一方の縁部における接合部の形状及び配置を拡大して示す平面図、図2(b)は、図1の個装体の開封開始端を有する面側を示す平面図、図2(c)は、図1の個装体の開封開始直後の状態を示す図である。 図3は、本発明の他の実施形態を示す図で、図3(a)は図2(a)相当図、図3(b)は図2(b)相当図である。 図4は、本発明の更に他の実施形態を示す図で、図3(a)は図2(a)相当図、図3(b)は図2(b)相当図である 図5は、本発明の一実施形態としての生理用ナプキンの個装体の製造装置の主要部を示す概略斜視図である。
符号の説明
1 生理用ナプキンの個装体(吸収性物品の個装体)
2 生理用ナプキン(吸収性物品)
3 包装材
4 タブテープ
5 接合部
6 接合領域
7 包装材の長手方向に対して平行な辺
8,9 包装材の長手方向に対して傾斜した辺
31 個装体の相対向する一対の縁部
32 個装体の一端部(折り返し端)
33 個装体の他端部(折り返し端)
34 開封開始端
P 開封方向

Claims (5)

  1. 吸収性物品が包装材とともにそれらの長手方向に折り畳まれ、折り畳まれて重ね合わされた該包装材どうしが個装体の一対の縁部において互いに接合されている吸収性物品の個装体であって、
    一対の前記縁部それぞれにおける包装材どうしは、複数の接合部で接合されており、
    各々の接合部は、前記包装材の長手方向に対して平行な辺と、個装体の開封方向の後方に向かうに従い包装材の幅方向中央側から前記縁部の端に近づくように、該包装材の長手方向に対して傾斜した辺とを有する吸収性物品の個装体。
  2. 一方の前記縁部における前記接合部と他方の前記縁部における前記接合部とが、包装材の幅方向中心線に対して線対称の形状を有している請求項1記載の吸収性物品の個装体。
  3. 前記接合部それぞれは、前記傾斜した辺に直交する方向の幅が、該辺と平行に前記包装材の幅方向中央側から前記縁部の端側に向かうに従い、漸次拡大した後、漸次減少する形状を有している請求項1又は2記載の吸収性物品の個装体。
  4. 前記接合部それぞれは、前記傾斜した辺と平行な方向における、前記包装材の幅方向中央側の端部及び前記縁部の端側の端部それぞれに、角度が鋭角の角部を有している請求項1〜の何れか1項記載の吸収性物品の個装体。
  5. 一対の前記縁部それぞれに、前記傾斜する辺が延びる方向に複数の接合部が並んだ接合部の列が形成されており、該接合部の列が、該縁部の長手方向に沿って複数列形成されている、請求項1〜4の何れか1項記載の吸収性物品の個装体。
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