JP4198968B2 - 発光表示器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、筐体内部に設けた光源からの光を導光し少なくとも筐体外面のエッジ部分を含む複数外面から出射する発光表示器に係り、特に筐体外面での出射方向を変更したり、調整して外部に表示することができる発光表示器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
計器状態を外部に表示するパイロットランプやインジケータなどのような発光照明のために、光源からの光を導光させて所望の部位を発光させる発光表示器が各種提案され、開発されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
例えば、図12に示すように、この特許文献1に記載の発光表示器100は、断面略L字型の導光板101の内部において、光源102からの光を一端部101Aから入射・導入し、この導入した光を導光板101内の中間部に設けた角部101Bで反射させた後、他端部101Cまで導光させてその他端部101Cから外部へ出射・発光させる構成となっている。
【0004】
ところで、通常、このような発光表示器にあっては、導光板の一方の端部が、この導光板や光源等を納めた筐体に対して、位置的に固定されているものである。即ち、これは、製造するメーカの方で、ユーザが使用する際に、普通、一般に設置することが予想される筐体の配置状態を想定し、その状態でユーザが最も確認しやすいと思われる部位を決定して、そこから出射させるように導光板の設置位置が予め定められ固定されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−49066号公報(第1頁 図1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、近年、ユーザの嗜好の多様化、用途の多角化、居住様式の変化などが顕著となり、各種の電気機器においても、製造メーカで一方的に想定し設定していた電気機器の筐体の配置態様が、一義的に固定されたものでは通用しなくなりつつあると共に、好まれなくなる傾向にある。
【0007】
例えば各種の電話機器、通信機器、電気的手段を伴う撮影機器などにあっては、設置場所も、個々のユーザの好みや設置場所などの事情に合わせて、テーブルや壁或いは天井などのように、設置態様が様々に異なることが予想されている。
【0008】
このような事情から、電気機器に設けたパイロットランプやインジケータなどの発光表示器にあっても、設置態様に合わせて、最適で見易い方向に発光部分を設定できるような構成のものが強く切望されている。
【0009】
そこで、本発明は、上記した事情に鑑み、ユーザの好みに合わせて発光方向を簡単に変更したり、調整することができる発光表示器を低コストで提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の発光表示器は、スリットを有する筐体の内部に配置した光源と、前記光源の近傍から取り込んで出射面から出射する出射光を前記スリットを介して前記筐体外部へ出射するために前記筐体の内部に配設した導光板とを備えた発光表示器であって、
前記導光板は、複数の被係合部を有するとともに、
前記筐体の内部には、前記複数の被係合部のいずれかと選択的に係合する係合部を有する押圧部材と前記導光板を挟持する挟持部材とを備え、
前記押圧部材と挟持部材とにより前記導光板を挟持して前記導光板の姿勢を変化させるように構成したことを特徴としている。
【0011】
これにより、ユーザの好みに合わせて導光板の姿勢を変更させることで、出射方向を簡単に変更したり、調整することができる。
【0012】
また、本発明の発光表示器は、前記挟持部材が、前記導光板を挟持する一対のものから構成されているとともに、前記導光板と対面する挟持面側の少なくとも一部に、前記導光部材に部分的当接若しくは圧接しながら挟持する挟持部を備えたことを特徴としている。
【0013】
これにより、挟持部材が導光板を部分的に挟持するので、導光板が姿勢を変更させる際に、大きな力を作用させなくても、比較的軽い力で姿勢変更が可能となる。
【0014】
また、本発明の発光表示器は、前記挟持部材の前記挟持部が、前記光源からの光が進行する方向に向けて窄まった断面テーパ状のテーパ面をすることを特徴としている。
【0015】
これにより、外部から導光板を挿入するのが容易になるとともに、簡単な構造のもので外部へ脱落するのを防止することができるようになる。
【0016】
また、本発明の発光表示器は、前記導光板が、前記挟持部材に挟持される被挟持面の一部に、前記挟持部材の前記挟持面又は前記挟持部と部分的に当接状態若しくは圧接状態を保持しながら姿勢を変更させるために前記被挟持面から膨出させて若しくは窪ませて設けた被挟持部を有することを特徴としている。
【0017】
これにより、導光板についても挟持部材に対して部分的に挟持されるので、導光板が姿勢を変更させる際に、さらに軽い力で姿勢変更が可能となる。
しかも、挟持部材と挟持する接触面積が小さくて済むので、導光板の内部を導光する光が接触部位から挟持部材内部の方へ一部漏れ出すような構成の場合には、その割合を小さく抑えることができるようになる。
【0018】
また、本発明の発光表示器は、前記導光板の前記被挟持部が、前記導光板の前記被挟持面から膨出した膨出部で構成されているとともに、
前記膨出部は、前記導光板の挟持姿勢に応じて、前記挟持部材の挟持面側に一辺部分若しくは表面の一部が当接するか若しくは圧接するように、厚さ方向の断面が固有形状を有することを特徴としている。
【0019】
これにより、導光板の厚さ方向は挟持部材の挟持部が被挟持部を挟持するとともに、導光板の厚さ方向に直交する面方向は、同様に導光板の被挟持部が挟持部材の挟持部に挟持される一方、導光板の一端部を押圧部材に押圧させることにより、2箇所で挟持させた状態となる。
【0020】
従って、導光板の姿勢を変化させる際に、導光板には回動中心点となる回転軸を設けなくても、挟持部材と押圧部材で厚さ方向及び面方向を拘束させた状態のまま、換言すればある程度の自由度を確保した状態で、導光板はその位置、つまり姿勢を変化させることにより、出射方向を変更することができる。
【0021】
また、本発明の発光表示器は、前記導光板が、前記スリットの縁部に係止した状態で前記スリットの前記縁部を中心として回動しながら前記姿勢を変更させるときの支点となる係止点を外縁部の一部に有するとともに、
前記導光板の内部を導光されてきた前記光が出射する前記出射面と隣接する前記導光板の外縁部分が前記スリットとの間に隙間を発生しないような固有形状を有することを特徴としている。
【0022】
これにより、スリットの縁部を中心として導光板を回動させてその姿勢を変化させても、導光板と筐体に穿設したスリットとの間に隙間を生じることがなく、外部からの埃や水分の浸入により、内部機器が故障するといったトラブルを防止することができる。
【0023】
また、本発明の発光表示器は、前記スリットが、複数の外面に亙り前記外面どうしが交わるエッジ部分を含んで穿設してあることを特徴としている。
【0024】
これにより、筐体外面部分のうち複数の外面について、導光板の出射面における出射方向を調整したり、変更することができる。しかも、導光板のエッジ部分からも出射させることができるので、輝度の高い発光状態も可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る発光表示器が適用されたセキュリテイ用の無線動画像伝送装置の子機1を示すものであり、この子機1は、監視カメラ5で撮像した動画像を図示外の親機との間で無線伝送するようになっており、図2に示す発光表示器2を内蔵している。
【0026】
子機1は、本実施の形態では天井面にブラケット6(図9参照)を介して固定されており、筐体10の内部に送信機(共に図示せず)及び発光表示器2などを備えるとともに筐体10の外部にアンテナ13を備えており、子機1と監視カメラ5とは図示しないケーブルなどで接続されている。
【0027】
この筐体10は、略薄型箱状に形成されており、天面10A(図1では底部に位置する)及び側面10B(図1では正面に位置する。以下、これを「正面」とよぶ)の交わる稜線10C(以下、これを「エッジ部分」とよぶ)を跨いだ2方向に向けて発光表示器2の出射面(発光面)4B,4C(図2参照)を露出させたスリット10D,10Eが、互いに隣接する2個所に穿設されており、それぞれ所定の機能の動作状態(例えば、電源の通電状態と、通信中の状態)を表示するためのインジケータを構成している。
【0028】
このスリット10Dには、図8において、筐体10の互いに隣り合う2面において、それぞれ略方形状に開口された開口部分の縁部に沿って一段窪ませたステップ状の受け部10Gが形成されている。
【0029】
特に、本実施の形態では、前述の2面に亙り形成されたステップ状の受け部10Gのうち、その長さ方向(スリット10Dの幅方向に直交する方向)の長さが長く形成されている方の面の開口縁部に設けた受け部αが、導光板4の姿勢を変更させるために行う回動動作の際に、後述する導光板4の係止点(支点)である角部βを支持する支持手段として機能するようになっている。なお、もう一方のスリット10Eも、同様の構成となっており、図示しないが同様の受け部αが形成されている。
【0030】
また、この筐体10には、図2において、後述する導光板4と弾性的に係合する押圧部材11と、導光板4を挟持する挟持部材12とを備えている。このうち、押圧部材11は、先端が断面半円形状に突出した係合部11Aを設けており、導光板4の姿勢の変化(図2又は図3)に応じて、この係合部11Aが、後述する各被係合部4D,4Eのいずれかの部位と係合するようになっている。
【0031】
一方、挟持部材12は、筐体10の内壁面から突設した略棒状に形成されており、図4に示すように、互いに対向する1対のもので構成されている。
また、この挟持部材12には、図4に示すように、互いに対向して導光板4を挟持する挟持面12Aの一部に、光源3(図2参照)からの光が進行する方向に向けて窄まった断面テーパ状のテーパ面12Bを有しており、図8に示すように導光板4を筐体10の内部に挿入・装着する際に、挿入し易くなっている。
【0032】
また、この挟持部材12には、図4及び図5に示すように、互いに対向する各挟持面12Aにおいて、テーパ面12Bとは反対面に段差面12C,12Dを有するステップ部が形成されており、この段差面12Cには、後述する導光板4の膨出部41(本発明の被挟持部を構成する)の一端部が係止するようになっている。
【0033】
発光表示器2は、筐体10の内部に設けた光源3と、一端面(入射面)が光源3に臨み他端面(出射面)が筐体10のスリット10D及び10Eを通して外部から視認可能な筐体10内部に設けた導光板4とを備えたもので構成されており、各光源3からの光を各導光板4の一端部から入射して他端面から筐体10外部にそれぞれ出射して発光するように構成されている。
【0034】
なお、本実施の形態では、この発光表示器2を互いに隣接して一対設けた構成となっており、それぞれ、電源状態の確認用及び通信状態確認用のインジケータを構成しているが、特にこの発光表示器2は、本実施の形態のような一対(2個)のものに限定されるものではなく、1個であっても、或いは3個以上であってもよい。
【0035】
光源3には、点光源である発光ダイオード(LED)が用いられており、導光板4の一端面(入射面)の一部から発光用の光を入射・導入するようになっている。この光源3から出射する光には、可視光域内の固有波長のものを用いており、例えば本実施の形態では、各インジケータに応じてそれぞれ固有の色で発光するように、それぞれ異なる波長の光を発光させるように構成されている。また、この光源3から出射される光については、中央部が最大光強度となる正規分布(ガウス分布)に近い状態で発光する構成のものを用いている。
【0036】
なお、この実施形態の他に、例えば、各光源3には、同一波長を出射する2個のものを用いるとともに、導光板4は自身の色が互いに異なる半透明部材で構成してもよい。また、各導光板4に光源3からの光を入射させる入射面には、光源3からの光を複数に分割して各導光板4へ導く適宜の分割手段と、この分割した光を選択的に遮断するシャッタとを設ければ、複数の導光板4用の光源3を1個のもので共用させることも可能である。
【0037】
導光板4は、筐体10内部に設けた光透過性の良好な略板状の透明部材(例えば、透明度の高いPMMA(ポリ・メチル・メタ・アクリレート)など)又は半透明部材で構成されており、一端面(入射面)の一部(例えば図2のような「傾斜姿勢」の場合には4A(副入射部)、また、図3のような「標準姿勢」の場合には4D(主入射部))が光源3に臨んで近接配置されているとともに、他端側の2面4B,4C(出射面)が筐体10のスリット10D又はスリット10Eを通して外部から視認可能な状態で配設されている。
【0038】
この導光板4は、挟持部材12に挟持された状態のまま姿勢を変更させることにより、筐体10から外部への発光方向を切替え可能(図7(A)の「標準方向」又は同図(B)の「傾斜方向」の2方向のいずれかに変更可能)になっている。特に、この導光板4には、姿勢変更の際の回動中心となる回動軸を備えていないが、前述のスリットの開口縁部に設けた受け部α(図8参照)が導光板4の姿勢を変更させる際の回動支点として動作する際に、この受け部αから導光板4が脱落することなく回動できるようになっている。
【0039】
即ち、この導光板4には、図6に示すように、略鉤型に形成した凹状の角部βが形成されており、この角部βが受け部αに常時係止した状態で、換言すれば、この角部βを係止点(支点)として、回動しながらその姿勢を変化させるように構成されている。
【0040】
また、この導光板4は、図2において、面(X)方向については押圧部材11の係合部11Aと挟持部材12の段差面12Cとで挟持され、かつ、厚さ(Z)方向については両挟持部材12の挟持面12Aの間で拘束された状態で、即ち2方向について都合3個所で拘束された状態を保持しながら、姿勢変更を確実に行うことができるようになっている。
【0041】
さらに、この導光板4には、図6において、押圧部材11の係合部11A(図2及び図3参照)に係合する湾曲形状を有する2個所の被係合部4D,4Eを一端面側に設けており、これによって2種類の状態に姿勢を変更(図2に示す「傾斜姿勢」及び図3に示す「標準姿勢」)できるようになっている。なお、本実施の形態では、2個所の被係合部4D,4Eを導光板4に設けたが、特にこの2箇所に限定されるものではなく、もっと木目細かい微調整を行うために、3箇所以上の被係合部を設けても良い。
【0042】
また、この導光板4には、この導光板4を挟持する挟持部材12の挟持面12Aに隣接して設けた段差面12Cに係止するように、外形形状が略四角形状を有する膨出部41(これが本発明の被挟持部を構成する)を被挟持面40から膨出させた状態で設けている。
【0043】
この膨出部41は、導光部材4の挟持姿勢に応じて、段差面12Cに、表面の一部が当接若しくは圧接するか(図2に示す状態)、または、一辺部分が当接若しくは圧接する(図3に示す状態)ように、固有形状を呈する変形した四角形状及び厚さ(Z)方向の断面が固有の形状を有している。
【0044】
即ち、この膨出部41では、図5において、出射面4B,4Cに対向する一辺41Bが略弓形にカーブした固有形状の曲面を有しており、特に、この曲面は、導光板4が回動しながら姿勢を変更させるときに挟持部材12の段差面12Cと常時滑らかに当接できるような、挟持部材12の段差面12Cに向けて大きな曲率半径(小さな曲率)で突出した凸状の曲面形状に形成されている。
【0045】
しかも、この膨出部41は、A方向からみた一辺41Aにおいて出射面4B寄りの方が厚く(図4参照)、またB方向から見た一辺41Bにおいて出射面4C寄りの方が厚くなるような固有の膨出(厚さ)形状に形成されている。
なお、本発明の被挟持部としては、本実施の形態に示す膨出部41のように被挟持面40から膨出させるのでなく、被挟持面40から窪ませた構成のものでもよい。
【0046】
さらに、この導光板4は、図2において、挟持部材12に挟持された状態のまま姿勢を変化させても、光源3からの光が内部を導光・透過された後に出射する他端部の出射面4Cと隣接する部分の外縁面4F部分(図6参照)が、筐体10に開口したスリット10Dとの間で隙間を発生しないような固有の曲面形状を有している。
【0047】
即ち、この外縁面4Fは、図6に示すように、導光板4において略鉤型を呈する凹状の角部βを中心として導光板4を回動させるときの回動半径Rが一定となる円弧であって、角部βを中心として少なくとも導光板4の回動角度θだけ回転するときの円弧長L(つまり、半径Rの円において中心角θに相当する円弧長さ)を有する形状に形成されている。
【0048】
また、この導光板4には、光源3からの光が出射する導光板4の他端部である出射面4B,4Cに、微細な凹凸を有する梨地(又はエンボス)加工を施してあり、各出射面から出射する光を拡散させて略均一化させることができるようになっている。また、本実施の形態の導光板4は、2枚のもので構成したが、特にこの枚数は制限がなく、1枚でも2枚以上の複数枚でもよく、その設置枚数は自由である。
【0049】
次に、本実施の形態に係る発光表示器2の作用について説明する。
無線動画像伝送装置の子機1を動作させると、その発光表示器2における各インジケータの発光部を構成する導光板4の出射面4B,4Cからは、それぞれ、子機1の動作状態に応じて固有の色で発光する。
【0050】
ところが、このインジケータの発光方向は、子機1の設置態様に応じて微妙に異なり、例えば子機1を図1に示すような天井面に設置する場合、かりに導光板4を図3に示すような「標準姿勢」に設定すると、この出射面4B,4Cは図7(A)のような状態であり、天井面に対して平行又は垂直に配置された状態となる。
【0051】
従って、その発光強度は、天井面に平行か或いは天井面に垂直な方向が最大であるから、インジケータの発光動作を視認により確認しようとすると、目線が天井の近くにあるか、若しくは子機1の直下で確認するのが最も確実である。ところが、誰でもが天井近くの高さで簡単に確認するというのは現実的には難しい。一方、子機1の設置された場所の直下までわざわざ戻って確認するのは面倒であるとともに、顔を真上に曲げるのに苦痛を伴う。
【0052】
そこで、導光板4を回動させ、図2に示すような「傾斜姿勢」状態に導光板4の姿勢を変更・調整すると、出射面4B,4Cは図7(B)のような状態となり、発光強度は天井面よりも斜め下方向が最大となるので、子機1の設置位置からある程度離れた場所でも、或は目線が天井から離れた低い高さ(つまり、床面に立った状態)でも、インジケータの発光動作を確実に確認することができる。
【0053】
また、例えば図10に示すように、この子機1を各種の載置台7や床面に設置する場合には、導光板4を図3に示すような「標準姿勢」に設定すると、出射面4B,4Cは図7(A)のような状態となる。このため、子機1の近傍に立った状態で、しかも顔を真上まで曲げなくても、楽な姿勢でインジケータの発光動作を確実に確認することができる。
【0054】
ところで、この子機1では、この子機1と外部側の商用電源などとを接続するケーブルが、筐体10において正面10Bとは反対の面(以下、これを「裏面」とよぶ)10Fから引き出されていることが多く、この場合には、裏面10Fでは接続ケーブルとの接続部分であるコネクタなどに埃などが付着・堆積して発火するといったトラブルなどを防止するために、裏面10Fを下向きに配置して床面の方向に向かうようにすることが重要となっている。
【0055】
従って、例えば図11に示すように、この子機1を壁面8などに取付ける場合には、筐体1の正面10Bは上方に向けて、しかもいたずらや感電事故等を未然に防止する必要上、どうしても壁面の高所に配置しなければならないといった事情がある。このような配置で子機1を設置する場合、かりに、導光板4を「標準姿勢」に設定すると、出射面4B,4Cは図7(A)のような状態となる。
【0056】
このため、前述の天井面に設置する場合と同様に、発光強度は、天井面に平行な高所位置或いは子機1の直上方向が最大である。従って、インジケータの発光動作を視認により確認しようとすると、目線がどうしても天井の近くにあるか、若しくは子機1の直上の天井近くで確認するのが最も確実である。ところが、天井近くの高さに目線を持っていき、そこで簡単に確認するというのは現実的には難しい。
【0057】
一方、導光板4の姿勢を「傾斜姿勢」に設定すると、出射面4Bが斜め下方を指向する配置となるので、これより低い目線位置である観察者が立った状態で、しかも、この壁面にわざわざ近づかずにある程度離れていても、容易に、かつ、確実にそのインジケータの発光状態を目視することができるようになる。
【0058】
このように、本実施の形態によれば、子機1の各種の設置態様に合わせて、ユーザ自身が、導光板4の姿勢を適宜変更させることにより、インジケータを視認し易い方向に調整することが可能である。しかも、本実施の形態では、各スリット10D,10Eが、それぞれ、複数の外面10A,10Bに亙りその外面どうしが交わるエッジ部分を含んで穿設してあるので、導光板4のエッジ部分に相当する部位からも出射させることができ、輝度の高い発光状態も実現可能となる。
【0059】
なお、本発明の発光表示器は、特に本実施の形態のようなセキュリテイ用の無線動画伝送システムに限定して適用されるものではなく、例えば防災用、教育用、遠隔医療診断用等の各種用途の無線動画伝送システムにも幅広く適用することができるものである。また、この無線動画伝送システムに用いる子機は、前述したように、天井面に限らず、壁面、適宜の載置台などの各種場所に取付けることが可能である。さらに、本発明は、このような無線動画伝送システム用に限らず、各種の幅広い電気機器や電子機器の発光表示器としての適用が可能である。
【0060】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明によれば、導光板の姿勢を変更させることで、ユーザの好みに合わせて発光方向を簡単に変更したり、調整することができ、しかも、簡易な構成のもので実現できるので、低コストで発光表示器を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る発光表示器が適用されたセキュリテイ用の無線動画像伝送装置の子機を示す概略斜視図である。
【図2】図1に示す無線動画像伝送装置の子機に設けた発光表示器を示す要部断面図である。
【図3】図10に示す載置台に無線動画像伝送装置の子機を設置した場合の導光板の姿勢を示す要部断面図である。
【図4】図2におけるIV-IV線断面図である。
【図5】図4におけるV-V線断面図である。
【図6】図1に示す無線動画像伝送装置の子機に設けた発光表示器を示す平面図である。
【図7】本発明の発光表示器による発光方向を示す説明図であり、(A)は標準姿勢のときの発光状態、(B)は傾斜姿勢のときの発光状態を示すものである。
【図8】図1に示す無線動画像伝送装置の子機に設けた発光表示器における導光板の取付け方法を示す要部の斜視図である。
【図9】図1に示す無線動画像伝送装置の子機を天井に取り付ける時の状態を示す説明図である。
【図10】本発明の発行表示器を取付けた無線動画像伝送装置の子機の他の設置態様を示す斜視図である。
【図11】図1に示す無線動画像伝送装置の子機を壁面の高所に取り付ける時の状態を示す説明図である。
【図12】従来の発光表示器を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 無線動画像伝送装置の子機
10 筐体
10A 天面
10B 側面(正面)
10C 稜線(エッジ部分)
10D スリット(インジケータ)
10E スリット(インジケータ)
10F 裏面
11 押圧部材
11A 係合部
12 挟持部材
12A 挟持面
12B テーパ面
12C 段差面
12D 段差面
13 アンテナ
2 発光表示器
3 光源(LED)
4 導光板
4A 副入射部
4B 出射面(発光面)(インジケータ)
4C 出射面(発光面)(インジケータ)
4D 被係合部(主入射部)
4E 被係合部
4F 外縁面
40 被挟持面
41 膨出部(被挟持部)
41A 一辺
41B 一辺
41C 一辺
5 監視カメラ
6 ブラケット
7 載置台
α 受け部
β 角部

Claims (7)

  1. スリットを有する筐体の内部に配置した光源と、前記光源の近傍から取り込んで出射面から出射する出射光を前記スリットを介して前記筐体外部へ出射するために前記筐体の内部に配設した導光板とを備えた発光表示器であって、
    前記導光板は、複数の被係合部を有するとともに、
    前記筐体の内部には、前記複数の被係合部のいずれかと選択的に係合する係合部を有する押圧部材と前記導光板を挟持する挟持部材とを備え、
    前記押圧部材と挟持部材とにより前記導光板を挟持して前記導光板の姿勢を変化させるように構成したことを特徴とする発光表示器。
  2. 前記挟持部材は、前記導光板を挟持する一対のものから構成しているとともに、前記導光板と対面する挟持面側の少なくとも一部に、前記導光部材に部分的当接若しくは圧接しながら挟持する挟持部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の発光表示器。
  3. 前記挟持部材の前記挟持部は、前記光源からの光が進行する方向に向けて窄まった断面テーパ状のテーパ面をすることを特徴とする請求項2に記載の発光表示器。
  4. 前記導光板は、前記挟持部材に挟持される被挟持面の一部に、前記挟持部材の前記挟持面又は前記挟持部と部分的に当接状態若しくは圧接状態を保持しながら姿勢を変更させるために前記被挟持面から膨出させて若しくは窪ませて設けた被挟持部を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発光表示器。
  5. 前記導光板の前記被挟持部は、前記導光板の前記被挟持面から膨出した膨出部で構成されているとともに、
    前記膨出部は、前記導光板の挟持姿勢に応じて、前記挟持部材の挟持面側に一辺部分若しくは表面の一部が当接するか若しくは圧接する固有形状を有することを特徴とする請求項4に記載の発光表示器。
  6. 前記導光板は、前記スリットの縁部に係止した状態で前記スリットの前記縁部を中心として回動しながら前記姿勢を変更させるときの支点となる係止点を外縁部の一部に有するとともに、
    前記導光板の内部を導光されてきた前記光が出射する前記出射面と隣接する前記導光板の外縁部分が前記スリットとの間に隙間を発生しないような固有形状を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の発光表示器。
  7. 前記スリットは、複数の外面に亙り前記外面どうしが交わるエッジ部分を含んで穿設してあることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の発光表示器。
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