JP4198262B2 - 床面清掃ロボットにおける吸塵装置の位置調整機構 - Google Patents

床面清掃ロボットにおける吸塵装置の位置調整機構 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、床面清掃ロボットに関し、特に床面と吸塵装置との間隙を調整可能にする床面清掃ロボットにおける吸塵装置の位置調整機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、自律走行機能及び自動清掃機能を備えた床面清掃ロボットが提案されている。
【0003】
この種の床面清掃ロボットは、例えば図7に清掃ロボット100の要部側面図を示すように、左右一対の駆動輪101及び一つの従動輪102によって床面S上を自動走行すると共に、回転ブラシ111及び該回転ブラシ111によって掃き出された塵埃を吸引する吸引ノズル115等を備えた吸塵装置110を取付支持する基板109がリンク機構108によって昇降自在に取り付けられ、かつこの基板109には吸塵装置110を床面S上に下降した際に基板109と床面Sとの間隙を一定に保持するための補助車輪107が設けられている。
【0004】
この回転ブラシ111は、図8に図7のA部拡大図を示すように、円柱状の本体部111aの外周面に螺旋状に沿ってブラシ111bが植設され、基板109の下面に着脱自在に取り付けられた断面略コ字状のブラシハウジング113内に回転自在に支持され、ブラシハウジング113の端部上面に取り付けられた回転ブラシ駆動モータ(図示せず)によって回転駆動される。
【0005】
一方、吸引ノズル115は、回転ブラシ111に接近して配置されると共に、上記基板109の下面に着脱自在に取り付けられた断面略コ字状のノズルハウジング117と、該ノズルハウジング117内に配設されて床面Sに向かって開口するノズル118とを有し、ノズル118の幅方向中央部に吸塵モータによって回転駆動される吸引ファン(図示せず)に接続された吸引ホース119が接続され、かつノズルハウジング117の下端と床面Sとの隙間を狭くして床面S上の塵埃を効率よくノズル118内に吸引するためのゴム板等よりなるブレード120が取り付けられている。
【0006】
そして、清掃を伴わない清掃ロボット100の移動時には、リンク機構108によって吸塵装置110を上昇せしめた状態で清掃ロボット100を移動する一方、床面Sの清掃に際しては、リンク機構108によって補助車輪107が床面S上を転動するように吸塵装置110を下降してノズル118と床面Sとの間隙を一定に保持するように構成されている。
【0007】
一方、カーペット等を清掃する場合には、清掃するカーペットの毛足の長さの相違に起因してブラシハウジング113及びノズルハウジング117等のハウジングの下端と床面Sとの隙間が過大、或いは該隙間が塞がれて吸塵効率の低下や吸塵モータの故障を誘発することが懸念される。
【0008】
この対策として、補助車輪107を上下移動可能にボルト及びナット121によって基板109に取付支持し、カーペットの毛足の長さに相応して上記ボルト及びナット121によって補助車輪107の取付位置を調整することによってカーペットと上記ハウジングとの隙間を調節している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記床面清掃ロボット100によると、カーペット上等を清掃する場合において、清掃するカーペットの毛足の長さに応じて、ボルト及びナット121によっる補助車輪107の取付位置を調整して、カーペットと上記ハウジングとの隙間を調節することによって吸塵効率の低下や吸塵モータの故障を未然に回避することができる。
【0010】
しかし、補助車輪107の上下移動調整作業は、作業者が低姿勢でボルト及びナット121の螺合を緩め、目視により確認しつつ補助車輪107の取付位置の細かい調整を行い、再びボルト及びナット121を締め付けて固定することから、作業者に過大な負担を招くことが懸念される。
【0011】
従って、かかる点に鑑みなされた本発明の目的は、吸塵装置の高さ調整が容易に行え、大幅な作業者の負担軽減がもたらされる床面清掃ロボットにおける吸塵装置の位置調整機構を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する請求項1に記載の床面清掃ロボットにおける吸塵装置の一調整機構の発明は、駆動輪を備えた走行フレームに昇降手段によって吸塵装置が昇降手段に支持されると共に、下降せしめられた上記吸塵装置と床面との隙間を保持して床面上に支持する補助車輪が吸塵装置に取り付けられた床面清掃ロボットにおける吸塵装置の位置調整機構において、上記吸塵位置調整機構は、上記補助車輪を吸塵装置の下面より下方に突出して上下動自在に吸塵装置に支持する補助車輪支持機構と、上記吸塵装置に設けられた支持部材に回動自在に軸支された回動軸と、該回動軸の回動角に相応して上記吸塵装置の下面から下方に突出する上記補助車輪の車輪位置を移動せしめる補助車輪移動機構と、上記回動軸を複数の各回動角に選択的に保持する回動軸保持機構とを備え、上記補助車輪支持機構は、上記回動軸に固設された偏心カムと、上下方向に延在して下端に上記補助車輪を回動自在に支持する頂部に上記偏心カムが嵌入すると共に底部に上記偏心カムの周縁が摺接可能なスリットを備えた支持軸と、該支持軸を上下動自在に上記吸塵装置に支持するガイド部材と、上記支持軸を上方に付勢する付勢手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】
請求項1の発明によると、回転軸保持機構によって、清掃しようとするハードフロアやカーペットの毛足の長さ等に対応した回動軸の回動角を選択して保持することによって、補助車輪移動機構を介して、補助車輪支持機構によって支持された車輪が回動軸の回動角に対応する車輪位置に移動せしめられて該位置に保持される。従って、清掃しようとする床面に応じて回動軸保持機構を操作する簡単な操作によって床面と吸塵装置の高さ調整が行え、大幅な作業者の負担軽減がもたらされる。また、補助車輪を回動自在に支持する支持軸をガイド部材によって上下動可能に吸塵装置に支持し、かつ支持軸を付勢手段によって上方に付勢すると共に、回動軸に設けた偏心カムの周縁を支持軸の頂部に摺接可能に配設することによって、回動軸の回動角に応じて偏心カムの周縁によって補助車輪が移動せしめられ、補助車輪支持機構及び補助車輪移動機構の簡素化が得られる。更に、支持軸の頂部に偏心カムが嵌入されるスリットを形成することによって、偏心カムと支持軸との相対的な位置決めがなされ、補助車輪移動機構の作動が確実に達成される。
【0014】
請求項2に記載の発明は、請求項1の床面清掃ロボットにおける吸塵装置の位置調整機構において、上記回動軸保持機構は、上記支持部材に回動軸の軸線を中心に円弧状に配列されて設けられた複数の係合部と、上記回動軸に設けられ、かつ上記支持部材に沿って延在するアームと、該アームに設けられて上記係合部に選択的に係合可能な係止具とを備えたことを特徴とする。
【0015】
請求項2の発明は、請求項1に記載の回転軸保持機構を具体化したものであって、請求項2の発明によると、回動軸保持機構が支持部材に形成された係合部と、回動軸に設けられたアームと、アームに設けられた係合部に係合可能な係止具とを備える簡単な構成であって、しかも清掃しようとする床面に応じてアームに設けられた係止具を対応する係止部の係合する簡単な操作によって回動軸の回動角が設定されて床面と吸塵装置の高さ調整が行え、大幅な作業者の負担軽減がもたらされる。
【0016】
請求項3の発明は、請求項2の床面清掃ロボットにおける吸塵装置の位置調整機構において、上記係合部は、上記回動軸の軸線を中心に円弧状に配列されて支持部材に穿設された複数の係止孔であり、上記係止具は、上記各係止孔に挿入する方向に付勢されたピン及び、該ピンを上記係止孔から抜き出しせしめる操作部を備えたことを特徴とする。
【0017】
請求項3の発明によると、係合部が支持部材に穿設された係止孔によって容易に形成され、該係止孔と係止具の係合が操作部の操作によって容易に行え、更に大幅な作業者の負担軽減がもたらされる。
【0022】
請求項に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の床面清掃ロボットにおける吸塵装置の位置調整機構において、上記吸塵装置は、上記補助車輪支持機構、回動軸、補助車輪移動機構及び回動軸保持機構を共に支持する支持フレームを備えたことを特徴とする。
【0023】
請求項に記載の発明によると、上記吸塵装置が、補助車輪支持機構、回動軸、補助車輪移動機構及び回動軸保持機構を共に支持する支持フレームを有することから、予め支持フレームに上記補助車輪移動機構、回動軸、補助車輪移動機構及び回動軸保持機構を取り付けて吸塵装置に装着することが可能になり、組立作業の効率化が得られると共に、位置調整機構の脱着作業が容易になり整備性に優れるものである。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による床面清掃ロボットにおける吸塵装置の位置調整機構の実施の形態を図によって説明する。
【0025】
図1は、床面清掃ロボット1の要部側面図、図2は後面図であり、矢印Fは前方方向を示している。
【0026】
床面清掃ロボット1は、左右一対の駆動輪5及び該駆動輪5を回転駆動する走行モータ6を支持して対向配置された一対の側部フレーム11と、上下方向に延在する回動軸を有する自在キャスター等によって形成される従動輪7を下端に支持する後部フレーム12と、側部フレーム11及び後部フレーム12の上端を連結する上部フレーム13とを備えた走行フレーム10を有している。
【0027】
上部フレーム13から対向して一対のガイドレール15が垂下して設けられ、各ガイドレール15に沿って上下動可能にスライダー16が支持されると共に、両スライダー16の下端に吸塵装置30の基板31が架設されている。
【0028】
吸塵装置30は、走行フレーム10に支持された昇降手段20によって昇降せしめられ、昇降手段20は、シリンダ23a、リンク機構24及び吊り下げ金具25を有し、シリンダ23a、23bの伸縮によってリンク機構24を介して上下動する棒状の吊り下げ金具25の下端を基板31の中央部に設けられた係止金具32の貫通孔を貫通させると共に、吊り下げ金具25の下端近傍に係止金具32を隔てて上部ストッパ26a及び下部ストッパ26bを設け、かつ上部ストッパ26aと係止金具32との間にスプリング26cを弾装せしめることによって形成される。
【0029】
吸塵装置30は、基板31の下面に取り外し自在に設けられた幅方向に延在する断面略コ字状のブラシハウジング33を有し、ブラシハウジング33内に円柱状の本体部34aの外周面にブラシ34bが植設された回転ブラシ34が回転自在に支持され、回転ブラシ34がブラシハウジング33の上面に設けられた回転ブラシ駆動モータ35によってベルト等を介して回転駆動される。
【0030】
更に、ブラシハウジング33の後方に、幅方向に延在する断面略コ字状のノズルハウジング36が基板31の下面に取り外し自在に設けられ、ノズルハウジング36内に床面Sに向かって開口するノズル37が配設され、ノズル37の幅方向中央部に吸引ファン(図示せず)に接続された吸引ホース38が接続され、かつノズルハウジング36の下端と床面Sとの隙間を狭くして床面S上の塵埃を効率よくノズル37内に吸引するためのゴム板等よりなるブレード39が取り付けられている。
【0031】
基板31には、更に吸塵装置30の床面からの高さを調節する位置調整機構40が設けられている。位置調整機構40について、位置調節機構40の要部断面図を示す図3及び基板31から取り外した位置調整機構40の後面図、平面図、側面図を各々示す図4、図5、図6によって説明する。
【0032】
位置調整機構40は、基板31の上面に両端がボルト及びナット41aによって結合されて幅方向に延在する断面略L字状の支持フレーム41と、支持フレーム41に支持された一対の補助車輪42と、吸塵装置30の下面より更に下方に突出する補助車輪42の突出量となる車輪位置を設定する車輪位置設定部50を有している。
【0033】
補助車輪42は、上下方向に延在する円柱状の支持軸44の下端に回動自在に支持された、いわゆる自在キャスタによって形成され、支持フレーム41を貫通して該支持フレーム41に取り付けられた円筒状のガイド部材45によって支持軸44が上下動自在に支持されると共に、支持軸44の頂部には、頂端側が開口して底部46aが略水平で前後方向に延在するスリット46が形成されている。
【0034】
更に、支持軸44に設けられた係止部47aと支持フレーム41の上面との間に付勢手段、例えばスプリング47が弾装されて支持軸44及び補助車輪42が常時上方に付勢され、これら支持軸44、ガイド部材45、スプリング47等によって補助車輪42を吸塵装置30に上下動自在に支持する補助車輪支持機構43を形成している。
【0035】
位置設定部50は、支持フレーム41の両端近傍に対向して立設された一対の支持部材51、52及び、上記支持軸44の上方で両支持部材51及び52に各々回動自在に軸支されて架設された回動軸53を有している。
【0036】
この回動軸53には、円板状の偏心カム54が設けられている。この偏心カム54の周縁は、上記支持軸44の頂部に形成されたスリット46に上方から嵌入して底部46aに摺接可能に形成され、回動軸53の回動角に相応して上記支持軸44をガイド部材45に沿って移動せしめる補助車輪移動機構を形成している。
【0037】
一方の支持部材51には、複数の係合部、本実施の形態では係合部となる6個の係止孔56a、56b・・・56fが回動軸53の軸線53aを中心として円弧状に配列されて穿設されると共に、この支持部材51から突出する回動軸53の端部には、回転軸53と略直交して延在するアーム57の基端が結合され、このアーム57の先端部位に上記係止孔56a、56b・・・56fに先端が挿入可能なピン58aを備えた係止具58が設けられている。これら支持部材51に穿設された係止孔56a、56b・・・56f、アーム57、係止具58等によって上記回動軸53を複数の各回動角に選択的に保持する回動軸保持機構55が形成される。
【0038】
係止具58のピン58aは、係止具58に設けられた操作部58bの操作、例えば操作部58bを矢印方向へ引き操作することによって、ピン58aが支持部材51から外方に離間する方向に、また引き操作を解除することによってスプリング等の付勢手段(図示せず)によってピン58aが支持部材51方向に付勢されている。
【0039】
従って、いずれかの係止孔56a、56b・・・56fとピン58aを対向せしめて操作部58bの上記引き操作を解除することによってピン58aの先端が対向する係合孔、例えば56aに挿入してアーム57を介して回動軸53の回動位置、即ち偏心カム54の回動位置が保持される一方、操作部58bの引き操作によってピン58aの先端が係合する係合孔、例えば56aから抜き出されてアーム57による回動軸53の回動、即ち偏心カム54の回動が許容される。
【0040】
そして、支持部材51の係止孔56aに係止具58のピン58aが挿入された際には、偏心カム54の回動位置は、図3に示す54aに維持される。同様に、アーム57を回動して係止具58のピン58aを選択的に各係止孔56b、56c・・・56fに挿入することによって偏心カム54が各々に対応して54b、54c・・・54fの各回動位置に保持される。
【0041】
この偏心カム54の回動位置54a、54b・・・54fに追従して、スリット46の底部46aが偏心カム54の周縁に当接するように支持軸44がスプリング47によって付勢されて位置が規制され、支持軸44に支持された補助車輪42の支持フレーム41からの位置、即ち車輪位置が、偏心カム54の回動位置に相応する係止具58のピン58aを選択的に挿入する係止孔56a、56b・・・56fによって42a、42b・・・42fのように調整される。
【0042】
なお、この偏心カム54の回動操作は、偏心カム54がスリット46に案内されて回動せしめられることから、支持軸44の回動が阻止されて偏心カム54と支持軸44の相対的な位置決めが保持され円滑に行われる。
【0043】
次に、このように構成された位置調整機構40を備えた床面清掃ロボット1の作動について説明する。
【0044】
床面清掃ロボット1によって例えば、リノリウムタイル面等のハードフロアの清掃にあたっては、先ずシリンダ23a、23bを選択的に伸縮せしめてリンク機構24を介して上昇する吊り下げ金具25の下端近傍に上部ストッパ26a、下部ストッパ26b及びスプリング26cによって吊り下げられた基板31をガイドレール15に沿って上昇させ、吸塵装置30を床面から補助車輪42が所定量上方の上昇位置まで上昇させて停止する。
【0045】
吸塵装置30が上昇位置に停止維持された状態で、アーム57に取り付けられた係止具58の操作部58bを図4及び図5に示す矢印方向に引き操作して係止孔、例えば56cよりピン58aを抜き出してアーム57の係止を解除してアーム57を所定量回動してハードフロア清掃用の係止孔56aとピン58aとを対向せしめる。
【0046】
このアーム57の回動に伴って回動する回動軸53に設けられた偏心カム54が回動位置54cから54aに回動する。偏心カム54の回動に伴って、スリット46の底部46aが偏心カム54の周縁に当接して上方への移動が規制された支持軸44は、スプリング47の付勢によって偏心カム54の回動に追従してガイド部材45に沿って上昇し、補助車輪42が車輪位置42cから支持フレーム41に接近する車輪位置42aに移動する。
【0047】
この状態で、係止具58の操作部58bの引き操作を解除する。操作部58bの引き操作解除にともなって、係止具58のピン58aの先端を係止孔56aに挿入してアーム57が該位置に係止固定され、アーム57によって回動軸53及び回動軸53に設けられた偏心カム54の回動が阻止され、偏心カム54が回動位置54aに保持されて支持軸44に支持された補助車輪42が車輪位置42aに保持される。
【0048】
次に、シリンダ23aを選択的に伸縮せしめてリンク機構24を介して吊り下げ金具25を下降させ、吊り下げ金具25に吊り下げられた吸塵装置30を補助車輪42が床面Sに載置される下降位置まで下降させて停止する。
【0049】
このように補助輪42が比較的基板18に接近した車輪位置42aに保持された状態では、床面Sとブラシハウジング33及びノズルハウジング35の下端との隙間が適切に保持されて吸塵効率の低下が回避され、良好なハードフロアの清掃が達成される。
【0050】
そして、清掃している床面が変わる場合、例えばハードなフロアの途中にカーペットが敷かれている場合や、カーペットの毛足の長さが変化する場合には、前述したように、補助車輪42の取付高さが一定であると、吸引効率が低下したり吸引モータの故障の原因となるので、補助車輪42の取付け高さを変更する。
【0051】
その変更は以下のようにして行われる。即ち、清掃面が変わる前後で制そうロボット1を停止させ、アーム57に取り付けられた係止金具58の操作部58bを引き操作して係止孔よりピン58aを抜き出してアーム57の係止を解除してアーム57を回動して他の係止孔にピン58aを挿入する。
【0052】
このアーム57の回動の際、アーム57が固定された回動軸53に固設された偏心カム54に当接した支持棒44が上方或いは下方に移動させられ、それに連動して吸塵装置30が下降或いは上昇して吸塵装置30の下端と床面Sとの間隙が調整される。
【0053】
このように補助車輪42の基板31からの離間距離がカーペットの毛足の長さに応じて調整され、常に床面とブラシハウジング33及びノズルハウジング35の下端との隙間が適切に保持されて吸塵効率の低下が回避されて、良好なカーペットの清掃が達成される。
【0054】
従って、本実施の形態によると、係止具58に設けられた操作部58bの引き操作によって回動が許容されたアーム57を清掃しようとするハードフロアやカーペットの毛足の長さ等に対応した係止孔56a、56b・・・或いは56fとピン58aが対向するまで回動することによって、回動する偏心カム54に追従して補助車輪42が対応する車輪位置に移動し、操作部58bの引き操作解除によってピン58aを対応する係止孔56a、56b・・・或いは56fに挿入することによって補助車輪42が対応する車輪位置42a、42b・・・或いは42fに保持される。換言すると、清掃しようとする床面に対応した係止孔56a、56b・・・或いは56fに係止具58のピン58aを挿し替える簡単な操作によって床面Sとブラシハウジング33及びノズルハウジング35の下端との隙間の調整、即ち、吸塵装置の高さ調整が行え、大幅な作業者の負担軽減がもたらされる。
【0055】
また、補助車輪支持機構43、回動軸53、補助車輪移動機構及び回動軸保持機構55等を共に支持する支持フレーム41を有することから、予め支持フレーム41に取り付けて吸塵装置30に装着することが可能になり、組立作業の効率化が得られると共に、位置調整機構40の脱着作業が容易になり整備性の向上がもたらされる。
【0056】
上記実施の形態では床面に相応して係止具58のピン58aが挿入して係止する6個の係止孔56a、56b・・・56fを支持部材51に穿設したが、要求により係止孔の穿設数を他の複数個に適宜変更することも、係止孔に代えてピン58aの先端が可能な凹部を設けることも可能であり、また偏心カム54に代えてリンク機構やギヤ機構等によって補助車輪42を各対応する車輪位置に移動せしめるように構成することも可能であり、本発明は上記実施の形態に限定されることなく発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
【0057】
【発明の効果】
以上説明した本発明の床面清掃ロボットにおける吸塵装置の位置調整機構によると、回転軸保持機構によって、清掃しようとするハードフロアやカーペットの毛足の長さ等に対応した回動軸の回動角を選択して保持することによって、補助車輪移動機構を介して、補助車輪支持機構によって支持された車輪が回動軸の回動角に対応する車輪位置に移動せしめられて該位置に保持される。
【0058】
従って、清掃しようとする床面に応じて回動軸保持機構を操作する簡単な操作によって床面と吸塵装置の高さ調整が行え、厄介な高さ調整の作業から開放されて大幅な作業者の負担軽減がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による床面清掃ロボットにおける吸塵装置の位置調整機構の実施の形態を説明する床面清掃ロボットの要部側面図である。
【図2】同じく、床面清掃ロボットの要部後面図である。
【図3】同じく、位置調整機構の要部断面図である。
【図4】同じく、位置調整機構の後面図である。
【図5】同じく、位置調整機構の平面図である。
【図6】同じく、位置調整機構の側面図である。
【図7】従来の床面清掃ロボットの概要を示す要部側面図である。
【図8】図7のA部拡大図である。
【符号の説明】
1 床面清掃ロボット
5 駆動輪
10 走行フレーム
20 昇降手段
30 吸塵装置
40 位置調整機構
41 支持フレーム
42 補助車輪
42a、42b・・・42e 車輪位置
44 支持軸
45 ガイド部材
46 スリット
46a 底部
47 スプリング(付勢手段)
50 位置設定部
51 支持部材
52 支持部材
53 回動軸
53a 軸心
54 偏心カム
54a、54b・・・54e 回動位置
55a、55b・・・55e 係止孔
57 アーム
58 係止具
57a ピン
57b 操作部

Claims (4)

  1. 駆動輪を備えた走行フレームに昇降手段によって吸塵装置が昇降自在に支持されると共に、下降せしめられた上記吸塵装置と床面との隙間を保持して床面上に支持する補助車輪が吸塵装置に取り付けられた床面清掃ロボットにおける吸塵装置の位置調整機構において、
    上記吸塵位置調整機構は、
    上記補助車輪を吸塵装置の下面より下方に突出して上下動自在に吸塵装置に支持する補助車輪支持機構と、
    上記吸塵装置に設けられた支持部材に回動自在に軸支された回動軸と、
    該回動軸の回動角に相応して上記吸塵装置の下面から下方に突出する上記補助車輪の車輪位置を移動せしめる補助車輪移動機構と、
    上記回動軸を複数の各回動角に選択的に保持する回動軸保持機構とを備え
    上記補助車輪支持機構は、
    上記回動軸に固設された偏心カムと、
    上下方向に延在して下端に上記補助車輪を回動自在に支持する頂部に上記偏心カムが嵌入すると共に底部に上記偏心カムの周縁が摺接可能なスリットを備えた支持軸と、
    該支持軸を上下動自在に上記吸塵装置に支持するガイド部材と、
    上記支持軸を上方に付勢する付勢手段とを備えたことを特徴とする床面清掃ロボットにおける吸塵装置の位置調整機構。
  2. 上記回動軸保持機構は、
    上記支持部材に回動軸の軸線を中心に円弧状に配列されて設けられた複数の係合部と、
    上記回動軸に設けられ、かつ上記支持部材に沿って延在するアームと、
    該アームに設けられて上記係合部に選択的に係合可能な係止具とを備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の床面清掃ロボットにおける吸塵装置の位置調整機構。
  3. 上記係合部は、
    上記回動軸の軸線を中心に円弧状に配列されて支持部材に穿設された複数の係止孔であり、
    上記係止具は、
    上記各係止孔に挿入する方向に付勢されたピン及び、該ピンを上記係止孔から抜き出しせしめる操作部を備えた
    ことを特徴とする請求項2に記載の床面清掃ロボットにおける吸塵装置の位置調整機構。
  4. 上記吸塵装置は、
    上記補助車輪支持機構、回動軸、補助車輪移動機構及び回動軸保持機構を共に支持する支持フレームを備えた
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の床面清掃ロボットにおける吸塵装置の位置調整機構。
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