JP4197235B2 - ベルトコンベヤ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、無端ベルトが回行するベルトコンベヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のベルトコンベヤとしては、例えば特開平8−324744号公報に記載の構成が知られている。
【0003】
そして、この特開平8−324744号公報に記載のベルトコンベヤは、長尺状の一対の本体フレームを備えている。この本体フレームの長手方向における一端部および他端部のそれぞれには、この本体フレームの端部を構成する端部フレームが上方に向けて回動可能に取り付けられている。
【0004】
これら各端部フレームそれぞれの先端域には、細長円筒状のテールローラが本体フレームの長手方向に沿って回転可能に取り付けられている。これらテールローラ間には、無端状の無端体ベルトとしてのコンベヤベルトが回行可能に巻き掛けられている。このコンベヤベルトは、本体フレームの下側部中央域に設けられた駆動手段としての駆動ローラにより回行される。
【0005】
さらに、本体フレームの一側面における長手方向の両側域は、この本体フレームを支える矩形状の脚部の上端一側縁に連結されている。また、脚部の上端他側縁には、細長板状のフレーム支持部材の基端部が回動可能に取り付けられている。このフレーム支持部材の先端側部には、凹状の固定用切欠部が設けられている。このフレーム支持部材の固定用切欠部は、このフレーム支持部材を脚部に対して回転させることにより、本体フレームの他側面における長手方向の両側域に突設された固定用ノブに係脱可能に係合される。
【0006】
また、これら脚部それぞれの上端部には、コンベヤベルトの下側部より下方に位置し、このコンベヤベルトの下側部を支持するリターンローラがそれぞれ回転可能に取り付けられている。これら各リターンローラは、コンベヤベルトの回行によるこのコンベヤベルトの蛇行を防止する。
【0007】
そして、各端部フレームのそれぞれを本体フレームに対して回動させることにより、これら端部フレームのテールローラ間に巻き掛けられたコンベヤベルトが弛む。さらに、各フレーム支持部材を回動させて、これら各フレーム支持部材の固定用切欠部による本体フレームの各固定用ノブへの係合を解除させることにより、本体フレームにおける他側からコンベヤベルトを取り外すことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開平8−324744号公報に記載のベルトコンベヤでは、コンベヤベルトの下側部を支持するリターンローラが、本体フレームを支持する脚部の各上端部にそれぞれ取り付けられているため、これらリターンローラをコンベヤベルトに対して精度良く取り付けることが容易ではないという問題を有している。
【0009】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、無端ベルトの下側部を支持するベルト受け体の精度が良いベルトコンベヤを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のベルトコンベヤは、長手状の本体フレームと、この本体フレームの一端部に設けられ、この本体フレームの他端側に向けて移動可能な端部フレームと、この端部フレームおよび前記本体フレーム間に回行可能に巻き掛けられた無端ベルトと、前記本体フレームの長手方向中間部に取り外し可能に設けられ、前記無端ベルトの下側部より下方に位置してこの無端ベルトの下側部を支持し、回行駆動時の前記無端ベルトの蛇行を防止するベルト受け体であるリターンローラと、前記本体フレームの長手方向中間部にその長手方向に移動可能に設けられ、前記リターンローラを支持するローラハンガとを具備したものである。
【0011】
請求項2記載のベルトコンベヤは、請求項1記載のベルトコンベヤにおいて、ローラハンガは、本体フレームの長手方向に沿った長穴状のボルト挿通孔を有し、本体フレームは、前記ボルト挿通孔に連通するボルト取付孔を有し、前記互いに連通したボルト取付孔およびボルト挿通孔にボルトが挿通されてナットが締め付け固定されることにより、前記ローラハンガが前記本体フレームに連結固定されているものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のベルトコンベヤの一実施の形態の構成を図1ないし図7を参照して説明する。
【0013】
図1ないし図7において、1a,1bはベルトコンベヤの一対のフレームで、これら一対のフレーム1a,1bは、水平方向に長手方向を有し、互いに平行に離間対向して位置した状態で、支持脚体としての脚ユニット2にて支持された一対の本体フレームとしての一対の本体フレーム3a,3bを備えている。これら一対の本体フレーム3a,3bは、例えば金属素材などにより細長平板状に形成されている。
【0014】
また、これら一対の本体フレーム3a,3b間には、水平方向に長手方向としての搬送方向Cを有する平面視細長略矩形の支持体である中間フレーム4が掛け渡された状態で取り付けられている。この中間フレーム4は、例えば金属素材にて形成されており、上面側に位置する表面部には摩擦抵抗の小さい平坦な支持面5が形成されている。さらに、この中間フレーム4は、図4および図6に示すように、この中間フレーム4の長手方向に沿って複数、例えば3つに分割された細長矩形状の中間フレームユニット6a,6b,6cの両側が互いに面一に連結されて構成されている。
【0015】
一方、脚ユニット2は、図4および図5に示すように、一方の本体フレーム3aの外側面の長手方向における両端近傍にそれぞれの上端部が連結された細長断面矩形筒状の一対の主脚部11a,11bを備えている。これら各主脚部11a,11bは、鉛直方向に長手方向を向けて取り付けられている。また、これら主脚部11a,11bの互いに対向した側面の長手方向における中間部には、細長断面矩形筒状の連結脚材としてのステーパイプ12の長手方向における両端部が長手方向を水平方向に向けて掛け渡された状態で取り付けられている。さらに、これら主脚部11a,11bの内側面の長手方向における上端域には、他方の本体フレーム3b側に向けてこれら一対の本体フレーム3a,3bの幅方向に沿って突出した細長断面矩形筒状の延出脚材としての連結部材13の長手方向における一端部がそれぞれ連結されている。
【0016】
また、これら連結部材13の下端面の長手方向における他端部近傍には、鉛直方向に長手方向を向けた細長断面矩形筒状の補強脚材としての副脚部14の長手方向における一端部である上端部がそれぞれ連結されている。そして、これら各副脚部14の長手方向における他端部である下端部、および各主脚部11a,11bの長手方向における他端部である下端部のそれぞれは、水平方向に長手方向を向けた細長断面矩形筒状の架橋脚部15a,15bの上端面にそれぞれ連結されている。すなわち、これら架橋脚部15a,15bは、一対の本体フレーム3a,3bの幅方向に沿った長手方向を有している。また、これら架橋脚部15a,15bそれぞれの下端面の長手方向における両端域には、これら架橋脚部15a,15bの両端域の高さを調整させる調整機構としてのアジャスト金具としてのジャッキボルト16がそれぞれ取り付けられている。
【0017】
ここで、各連結部材13の長手方向における他端面は、他方の本体フレーム3bの外側面と面一に形成されている。また、これら各連結部材13の他端面には、固定ピン21がそれぞれ突設されている。そして、これら固定ピン21は、細長平板状のフレーム支持部材としてのヘルパサポート22の中間部から基端側に亘って長手方向に沿って面方向に向けて貫通した長穴状の摺動溝部23に挿通されて、これらヘルパサポート22を各連結部材13の他端面に摺動可能かつ回転可能に連結させる。また、このヘルパサポート22の先端部には、側方に向けて凹弧に切り欠かれた爪状の係合爪部24が形成されている。これら係合爪部24は、他方の本体フレーム3bの外側面に突設された係合ピン25に係脱可能に係合する。これら係合ピン25は、一対の主脚部11a,11bに対向した位置にそれぞれが突設されている。
【0018】
一方、一対のフレーム1a,1bの搬送方向Cにおける搬送始端側である一対の本体フレーム3a,3bそれぞれの一端部には、これら一対の本体フレーム3a,3bを搬送始端側へと延出させる細長平板状のアームとしての一対の端部フレーム31が支軸32により上方に向けて回動可能に取り付けられている。これら一対の端部フレーム31は、回動させることにより、一対の本体フレーム3a,3bの搬送終端側であるとともに上方に向けて移動される。さらに、これら一対の端部フレーム31の先端部間には、細長円筒状の支持部材としてのエンド用ステー33の両端部が掛け渡された状態で取り付けられている。
【0019】
そして、このエンド用ステー33の搬送始端側に位置する外側面の両端近傍には、一対の端部フレーム31を搬送始端側へと延出させる一対の軸受部材34が調整機構35を介して取り付けられている。ここで、これら各軸受部材34は、調整機構35のナット体35aを回転させることにより、エンド用ステー33に対する突出量が調整される。また、これら軸受部材34間には、細長円筒状のエンドローラとしてのテールローラ36の両端部が掛け渡された状態で回転可能に軸支されて取り付けられている。そして、このテールローラ36は、一対のフレーム1a,1bの搬送始端を構成する。
【0020】
また、一対の端部フレーム31それぞれの長手方向における基端部である搬送終端部の上側縁には、下方に向けて切り欠かれた係合部としての切欠凹部37がそれぞれ形成されている。これら切欠凹部37のそれぞれは、一対の本体フレーム3a,3bそれぞれの外側面における搬送始端側に突設された固定部材としてのノブ38の軸部39に取り外し可能、すなわち係脱可能に係合する。ここで、一対の端部フレーム31の各切欠凹部37を一対の本体フレーム3a,3bに係合させることにより、一対の端部フレーム31のそれぞれが一対の本体フレーム3a,3bに対して水平な面一状態となる。
【0021】
一方、一対のフレーム1a,1bの搬送方向Cにおける搬送終端側である一対の本体フレーム3a,3bそれぞれの他端部には、これら一対の本体フレーム3a,3bを搬送終端側へと延出させる平板状のアームとしての一対の端部フレーム41が取り付けられている。そして、これら一対の端部フレーム41の間には、細長円筒状のテールローラとしての駆動ローラ42の両端部が掛け渡された状態で回転可能に軸支されて取り付けられている。ここで、この駆動ローラ42は、一対のフレーム1a,1bの搬送終端を構成する。
【0022】
さらに、この駆動ローラ42の一端部には、スプロケット43が同心状に取り付けられている。また、このスプロケット43が取り付けられた側の端部フレーム41は、近接する脚ユニット2の主脚部11a,11bに連結されている。そして、この端部フレーム41の内側面には、駆動ローラ42を回転駆動させる駆動手段としてのドライブユニットであるモータ44が取り付けられている。このモータ44には、このモータ44の駆動にて回転するスプロケット45が取り付けられている。そして、このスプロケット45と駆動ローラ42に取り付けられたスプロケット43との間には、無端状のチェーン46が巻き掛けられている。よって、このモータ44を駆動させてスプロケット45を回転させることにより、このスプロケット45の回転に伴ってチェーン46が回転し、このチェーン46の回転に伴って駆動ローラ42のスプロケット43が回転するので、この駆動ローラ42が回転駆動される。
【0023】
そして、この駆動ローラ42とテールローラ36との間における中間フレーム4には、引っ張りによる伸びが小さくかつ可撓性を有する素材にて略環状に成形された無端ベルトとしてのコンベヤベルト51が取り付けられている。このコンベヤベルト51は、駆動ローラ42およびテールローラ36のそれぞれにて折り返されて回転可能、すなわち回行可能に巻き掛けられている。また、このコンベヤベルト51は、中間フレーム4の上側部および下側部に亘って掛け渡されている。さらに、このコンベヤベルト51は、掛け渡された際における張力により回転時にテールローラ36を回転させる。そして、このコンベヤベルト51は、載置された被搬送物を搬送する際に、中間フレーム4の支持面5に支持される。
【0024】
また、図1、図6および図7に示すように、一対の本体フレーム3a,3bにおける搬送始端域の下側部には、コンベヤベルト51に張力を与える細長円筒状の一対のテンションローラ52a,52bそれぞれの両端部が回転可能に取り付けられている。これらテンションローラ52a,52bは、略搬送方向Cに沿って平行に離間されている。
【0025】
そして、搬送終端側に位置するテンションローラ52aの両端部は、一対のフレーム1a,1bそれぞれの外側面に取り付けられた平板状の一対のテンションフレーム52cにおける搬送終端側から下方に向けて略L字状に切り欠かれた係合溝部52dに取り外し可能に係合されている。このテンションローラ52aは、コンベヤベルト51の下側部より下方に位置してこのコンベヤベルト51の下側部を上方に向けて支持する。
【0026】
また、搬送始端側に位置するテンションローラ52bの両端部は、一対のテンションフレーム52cの搬送始端側に設けられ上下方向に沿った長手方向を有する長孔状の摺動溝部52eに摺動可能、すなわち上下方向に向けて調整可能に係合されている。このテンションローラ52bは、コンベヤベルト51の上側部と下側部との間に位置して、このコンベヤベルト51の下側部を内側から下方に向けて支持する。
【0027】
さらに、一対の本体フレーム3a,3bにおける搬送終端域の下側部にもまた、コンベヤベルト51に張力を与える細長円筒状のテンションローラ53が回転可能に取り付けられている。このテンションローラ53の一端部は、図8に示すように、搬送終端側に位置する一方の端部フレーム41の下端縁から上方、搬送方向C逆向きおよび下方と順次屈曲して渦巻き状に切り欠かれた係合溝部53aに取り外し可能に係合されている。また、このテンションローラ53は、コンベヤベルト51の下側部より下方に位置してこのコンベヤベルト51の下側部を外側から上方に向けて支持する。
【0028】
そして、このテンションローラ53と搬送始端域に位置する一対のテンションローラ52a,52bとの間である一対の本体フレーム3a,3bの搬送方向Cにおける中間部の内側面には、回転駆動時のコンベヤベルト51の蛇行を防止するベルト受け体としてのローラ体である細長円筒状のリターンローラ54の両端部が回転可能に取り付けられている。このリターンローラ54は、細長円筒状のローラ本体55を備えており、このローラ本体55の軸中心には、このローラ本体55の軸方向に沿った軸挿通孔56が開口されている。この軸挿通孔56には、断面円形である細長棒状の支軸としての軸受体であるローラシャフト57が回転可能に挿通されており、このローラシャフト57の軸方向における両端部には、互いに対向した両側面が互いに平行に面取りされて形成された係合部としての一対の係合面部58a,58bがそれぞれ形成されている。
【0029】
また、このローラシャフト57の各係合面部58a,58bは、一対の本体フレーム3a,3bの搬送方向Cにおける中間部に取り付けられた軸受部材としてのローラハンガ61a,61bに係脱可能に係合している。ここで、これら一対のローラハンガ61a,61bは、平板体を上下方向に沿って略S字状に折り曲げることにより形成されている。また、これら各ローラハンガ61a,61bの上側部には、面方向に向けて貫通した一対のボルト挿通孔62a,62bが穿設されている。これら一対のボルト挿通孔62a,62bそれぞれは、水平方向に長手方向を有する長穴状に形成されており、水平方向に向けて互いに離間された位置に設けられている。
【0030】
そして、これら各ボルト挿通孔62a,62bは、一対の本体フレーム3a,3bの搬送方向Cにおける中間部に互いに離間されて穿設された一対のボルト取付孔63a,63bのそれぞれに連通されて、これら連通したボルト取付孔63a,63bおよびボルト挿通孔62a,62bにボルト64を挿通させてナット65にて締め付け固定させることにより、各ローラハンガ61a,61bの上側部が一対の本体フレーム3a,3bの下側部に連結固定される。
【0031】
また、これら各ローラハンガ61a,61bの下側部は、内方に向けて直角に折り曲げられた後、先端部がさらに下方へと直角に折り曲げられて折曲部66a,66bが形成されている。そして、これら折曲部66a,66bの幅方向における中心部のそれぞれには、下方に向けて凹状に切り欠かれて上方に向けて開口した軸受部としての係合凹部67が形成されている。これら各係合凹部67のそれぞれには、リターンローラ54のローラシャフト57の係合面部58a,58bが取り外し可能、すなわち着脱可能に係合される。
【0032】
そして、このリターンローラ54は、コンベヤベルト51の下側部より下方に位置して、このコンベヤベルト51の外側から下側部を支持する。また、このリターンローラ54は、一対の本体フレーム3a,3bのボルト取付孔63a,63bおよびローラハンガ61a,61bのボルト挿通孔62a,62bに挿通されたボルト64に対してナット65による締め付け固定を緩め、これらローラハンガ61a,61bを水平方向に向けて適宜移動させることにより、このリターンローラ54の回転にて支持するコンベヤベルト51の回転時における蛇行を調整して防止する。
【0033】
次に、上記一実施の形態の作用について説明する。
【0034】
まず、図2に示すように、一対の端部フレーム31の各切欠凹部37を一対の本体フレーム3a,3bそれぞれのノブ38の軸部39に係合させる。
【0035】
この状態で、モータ44を回転駆動させて、このモータ44のスプロケット45を回転させることにより、このスプロケット45の回転に伴ってチェーン46が回転するとともに、このチェーン46の回転に伴って駆動ローラ42のスプロケット43が回転して、この駆動ローラ42が回転する。
【0036】
よって、この駆動ローラ42の回転により、この駆動ローラ42の回転に伴ってコンベヤベルト51が回転する。すなわち、このコンベヤベルト51の上側部である往路が搬送方向Cに向けて移動するとともに、このコンベヤベルト51の下側部である復路が搬送方向Cに逆行した方向である搬送終端側から搬送始端側に向けて移動する。
【0037】
このとき、このコンベヤベルト51の下側部は、テンションローラ53、リターンローラ54、およびテンションローラ52aのそれぞれにて順次支持されて、搬送始端側へと移動する。
【0038】
さらに、このコンベヤベルト51の下側部は、テンションローラ52bにて張力が内側から外側へと下方に向けて与えられた後、テールローラ36にて折り返されて上側部となり、このコンベヤベルト51の上側部は、搬送始端側から搬送終端側へと移動する。
【0039】
ここで、このテンションローラ52bを上下方向に向けて適宜移動させて調整することにより、このコンベヤベルト51に与える張力を調整できる。
【0040】
また、リターンローラ54を支持するローラハンガ61a,61bの各ボルト挿通孔62a,62bに挿通されたボルト64に対するナット65による締め付け固定を緩めて、これらローラハンガ61a,61bを水平方向に向けて適宜移動させることにより、コンベヤベルト51の回転時における蛇行をリターンローラ54による押圧にて調整して防止できる。
【0041】
さらに、一対のフレーム1a,1bからコンベヤベルト51を取り外す場合には、まず、モータ44の回転駆動を停止させた後、図3に示すように、一対の端部フレーム31の先端部を上方に向けて回動させて、これら一対の端部フレーム31の切欠凹部37による一対の本体フレーム3a,3bへの係合を解除させて、一対のフレーム1a,1bに対してコンベヤベルト51を弛ませる。
【0042】
また、脚ユニット2の各連結部材13に取り付けた各ヘルパサポート22を回転させて、これら各ヘルパサポート22の係合爪部24による他方の本体フレーム3bに取り付けた各係合ピン25への係合を解除させる。
【0043】
この状態で、リターンローラ54を略水平に上方に向けて持ち上げて、このリターンローラ54の係合面部58a,58bによる一対のローラハンガ61a,61bの係合凹部67への係合を解除させて、このリターンローラ54を取り外す。
【0044】
さらに、テンションローラ52aを略水平に持ち上げて搬送終端側に向けて移動させ、このテンションローラ52aによる一対のテンションフレーム52cの係合溝部52dへの係合を解除させて、このテンションローラ52aを取り外す。
【0045】
また、搬送終端側に位置するテンションローラ53も同様に略水平に持ち上げて搬送始端側に向けて移動させ、このテンションローラ53による一対の端部フレーム41の係合溝部53aへの係合を解除させて、このテンションローラ53を取り外す。
【0046】
この結果、一対のフレーム1a,1bの駆動ローラ42とテールローラ36との間に巻き掛けたコンベヤベルト51を、他方のフレーム1b側に向けて幅方向に沿って移動させることにより、このコンベヤベルト51を一対のフレーム1a,1bから取り外すことができる。
【0047】
これに対し、これら一対のフレーム1a,1b間からコンベヤベルト51を取り外す際の動作を逆転させることにより、このコンベヤベルト51を一対のフレーム1a,1b間に取り付けることができる。
【0048】
上述したように、上記一実施の形態では、搬送始端側に位置する一対の端部フレーム31の搬送始端側を上方に向けて回動させて、これら一対の端部フレーム31の切欠凹部37による一対の本体フレーム3a,3bのノブ38の軸部39に対する係合を解除させることにより、テールローラ36と駆動ローラ42との間に巻き掛けたコンベヤベルト51を弛ませることができる。
【0049】
この後、各ヘルパサポート22をこれら各ヘルパサポート22の摺動溝部23の長手方向に沿って摺動あるいは回転させて、これら各ヘルパサポート22の係合爪部24による他方の本体フレーム3bの各係合ピン25への係合を解除させることにより、この他方の本体フレーム3bと連結部材13との間を開放できる。
【0050】
この状態で、リターンローラ54を上方に向けて持ち上げるなどして、このリターンローラ54の各係合面部58a,58bによる一対のローラハンガ61a,61bの各係合凹部67への係合を解除させて、これら一対のローラハンガ61a,61bからリターンローラ54を取り外すことにより、コンベヤベルト51を他方の本体フレーム3b側に向けて移動できるので、このコンベヤベルト51を一対のフレーム1a,1bから取り外すことができる。
【0051】
よって、このコンベヤベルト51を一対のフレーム1a,1bから取り外すことにより、このコンベヤベルト51の洗浄や交換が容易かつ確実にできるので、このコンベヤベルト51にて食品などを搬送する場合であっても、このコンベヤベルト51をより容易に衛生的にできる。
【0052】
また、リターンローラ54を一対の本体フレーム3a,3bの間に取り付けるとともに、このリターンローラ54をコンベヤベルト51の下側部より下方に位置させて、このリターンローラ54にてコンベヤベルト51の下側部を支持させた。このため、このリターンローラ51を脚ユニット2の連結部材13などにて回転可能に支持する場合に比べ、このリターンローラ51の取り付け精度を向上できるとともに、このリターンローラ54にてベルトコンベヤ51をより確実かつ精度良く支持できるから、このリターンローラ54によるコンベヤベルト51の回転時における蛇行をより精度良く的確に防止できる。
【0053】
さらに、リターンローラ54を一対の本体フレーム3a,3bの間に取り付けたことにより、脚ユニット2を一対の本体フレーム3a,3bの任意の位置に取り付けることができる。よって、この脚ユニット2の取り付け位置を容易に変更できるから、コンベヤベルト51の上側部の平行度をより容易に確実に確保できる。また、この脚ユニット2を交換などすることにより他機種との部品の共通化ができるので、使い勝手を向上できるとともに、製造コストの削減を容易にできる。
【0054】
そして、一対の本体フレーム3a,3bへの脚ユニット2の取り付け位置とは無関係に、これら一対の本体フレーム3a,3bの間の任意の位置にリターンローラ54を取り付けることができるとともに、脚ユニット2無しでコンベヤベルト51の蛇行調整ができる。よって、このリターンローラ54の取り付け位置を変更することにより、任意の位置でコンベヤベルト51の回転時における蛇行を調整できるとともに、このコンベヤベルト51の緩みや垂れを防止できる。
【0055】
さらに、このコンベヤベルト51の蛇行をリターンローラ54の回転にて調整して防止するので、このリターンローラ54を支持する一対のローラハンガ61a,61bのボルト挿通孔62a,62bに挿通されたボルト64に対してナット65を緩めて、これら一対のローラハンガ61a,61bの取り付け位置を水平方向に向けて適宜移動させるだけで、このコンベヤベルト51の回転時における蛇行をよく確実かつ精度良く調整および防止できる。
【0056】
また、搬送始端側に位置する一対の端部フレーム31の先端部を上方に向けて回動させて移動させるだけでコンベヤベルト51が弛むので、このコンベヤベルト51を弛めるための動作がより簡単であるとともに、より確実にコンベヤベルト51を弛めることができる。
【0057】
なお、上記一実施の形態では、一対の本体フレーム3a,3bの間を掛け渡す中間フレーム4を3つの中間フレームユニット6a,6b,6cにて構成したが、これら一対の本体フレーム3a,3b間における中間フレーム4の幅寸法を変更する場合には、この中間フレーム4の各中間フレームユニット6a,6b,6cの個数や幅寸法を変更するだけでよい。
【0058】
さらに、コンベヤベルト51の下側部を支持するリターンローラ54を一対の本体フレーム3a,3b間に一つだけ取り付けたが、これら一対の本体フレーム3a,3bの長さや、コンベヤベルト51にて搬送する被搬送物の重量に合わせるなどして、これら一対の本体フレーム3a,3b間に複数のリターンローラ54を取り付けることができる。
【0059】
そして、一対の本体フレーム3a,3bの長さが長い場合に、これら一対の本体フレーム3a,3b間に複数のリターンローラ54を取り付けるだけで、長い本体フレーム3a,3bに対してもコンベヤベルト51を確実かつ簡単な構成で支持することができる。
【0060】
【発明の効果】
本発明のベルトコンベヤによれば、端部フレームを本体フレームの他端側に向けて移動させて無端ベルトを弛ませ、本体フレームからベルト受け体であるリターンローラを取り外せば、無端ベルトを取り外すことができ、また、リターンローラを本体フレームに設けて無端ベルトの下側部より下方に位置させたので、無端ベルトを精度良く支持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のベルトコンベヤの一実施の形態を示す側面図である。
【図2】 同上ベルトコンベヤの端部フレームの回動前を示す側面図である。
【図3】 同上ベルトコンベヤの端部フレームの回動後を示す側面図である。
【図4】 同上ベルトコンベヤを示すa−a説明断面図である。
【図5】 同上ベルトコンベヤの一部を示す説明側面図である。
【図6】 同上ベルトコンベヤのベルト受け体を示す説明側面図である。
【図7】 同上ベルト受け体の一部を示す説明側面図である。
【図8】 同上ベルトコンベヤの一部を示す説明側面図である。
【符号の説明】
3a,3b 本体フレーム
31 端部フレーム
51 無端ベルトとしてのコンベヤベルト
54 ベルト受け体としてのローラ体であるリターンローラ
61a , 61b ローラハンガ
62a , 62b ボルト挿通孔
63a , 63b ボルト取付孔
64 ボルト
65 ナット
Claims (2)
- 長手状の本体フレームと、
この本体フレームの一端部に設けられ、この本体フレームの他端側に向けて移動可能な端部フレームと、
この端部フレームおよび前記本体フレーム間に回行可能に巻き掛けられた無端ベルトと、
前記本体フレームの長手方向中間部に取り外し可能に設けられ、前記無端ベルトの下側部より下方に位置してこの無端ベルトの下側部を支持し、回行駆動時の前記無端ベルトの蛇行を防止するベルト受け体であるリターンローラと、
前記本体フレームの長手方向中間部にその長手方向に移動可能に設けられ、前記リターンローラを支持するローラハンガと
を具備したことを特徴としたベルトコンベヤ。 - ローラハンガは、本体フレームの長手方向に沿った長穴状のボルト挿通孔を有し、
本体フレームは、前記ボルト挿通孔に連通するボルト取付孔を有し、
前記互いに連通したボルト取付孔およびボルト挿通孔にボルトが挿通されてナットが締め付け固定されることにより、前記ローラハンガが前記本体フレームに連結固定されている
ことを特徴とした請求項1記載のベルトコンベヤ。
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