JP4197067B2 - 車両用エンジンの動力伝達装置 - Google Patents
車両用エンジンの動力伝達装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4197067B2 JP4197067B2 JP30766998A JP30766998A JP4197067B2 JP 4197067 B2 JP4197067 B2 JP 4197067B2 JP 30766998 A JP30766998 A JP 30766998A JP 30766998 A JP30766998 A JP 30766998A JP 4197067 B2 JP4197067 B2 JP 4197067B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drive shaft
- toothed belt
- oil
- power transmission
- prevention roller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/16—Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
- F02B75/18—Multi-cylinder engines
- F02B75/22—Multi-cylinder engines with cylinders in V, fan, or star arrangement
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62M—RIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
- B62M7/00—Motorcycles characterised by position of motor or engine
- B62M7/02—Motorcycles characterised by position of motor or engine with engine between front and rear wheels
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/02—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving cycles
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
- F02B2075/027—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle four
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/16—Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
- F02B75/18—Multi-cylinder engines
- F02B2075/1804—Number of cylinders
- F02B2075/1808—Number of cylinders two
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B2275/00—Other engines, components or details, not provided for in other groups of this subclass
- F02B2275/34—Lateral camshaft position
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/24—Cylinder heads
- F02F2001/244—Arrangement of valve stems in cylinder heads
- F02F2001/245—Arrangement of valve stems in cylinder heads the valve stems being orientated at an angle with the cylinder axis
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T74/00—Machine element or mechanism
- Y10T74/21—Elements
- Y10T74/2186—Gear casings
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T74/00—Machine element or mechanism
- Y10T74/21—Elements
- Y10T74/219—Guards
- Y10T74/2191—Guards for rotary member
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Transportation (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両用エンジンの動力伝達装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば自動二輪車に搭載される車両用エンジンの動力伝達装置には、クランク軸からの動力を変速して駆動輪に伝達する変速機を備え、この変速機の出力軸に連動するドライブ軸にプーリを設け、このプーリと駆動輪のプーリとに歯付ベルトを掛け渡し、クランク軸からの動力を変速して駆動輪に伝達するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような動力伝達装置では、加速時にはドライブ軸の回転力により歯付ベルトが上側が引っ張られて下側では撓んで浮き上がろうとするし、一方減速時には駆動輪の回転力で歯付ベルトが下側で引っ張られて上側では撓んで浮き上がろうとすることがある。このように加速時や減速時に歯付ベルトの浮上が生じ歯飛びを生じるおそれがあり、また歯付ベルトの浮上がりによって、プーリを叩く騒音が発生したり、プーリとの間にゴミ等の異物が入るおそれがある。
【0004】
この発明は、このような実情に鑑みなされたもので、簡単な構造で歯付ベルトの歯飛びを防止し、かつ騒音を軽減し、さらに異物の侵入等を防止する車両用エンジンの動力伝達装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し、その目的を達成するために、この発明は、以下のように構成した。
【0006】
請求項1記載の発明は、『クランク軸からの動力を変速して駆動輪に伝達する変速機を備え、この変速機の出力軸に連動するドライブ軸にプーリを設け、このプーリと前記駆動輪のプーリとに歯付ベルトを掛け渡し、前記クランク軸からの動力を変速して前記駆動輪に伝達する車両用エンジンの動力伝達装置において、
中央分割ケースと、この中央分割ケースの両側に組付けられる左右分割ケースとからなる伝導ケースと、
前記歯付ベルトを覆うベルトカバーと、
前記一方の左右分割ケースに圧入され、前記ベルトカバーに形成された取付穴に挿入された支持ピンと、
を備え、
前記伝導ケースに前記ドライブ軸を組み付け、
前記ドライブ軸の軸心を通る鉛直線より前側に、前記歯付ベルトの浮上がりを規制する歯飛び防止ローラを配置し、
前記歯飛び防止ローラは、前記支持ピンに回転可能に支持したことを特徴とする車両用エンジンの動力伝達装置。』である。
【0007】
この請求項1記載の発明によれば、ドライブ軸の軸心を通る鉛直線より前側に、歯付ベルトの浮上がりを規制する歯飛び防止ローラを設けたから、加速時や減速時にドライブ軸の軸心を通る鉛直線より前側で歯付ベルトが引っ張られる部分と延びる部分が生じて撓んでも、歯飛び防止ローラにより歯付ベルトの浮上がりを防止することができ、また歯付ベルトの浮上がりが防止されるためにプーリを叩く騒音が発生したり、プーリとの間に泥やゴミ等の異物が入ることを防止できる。
【0008】
また、リヤアームの振動角度により歯付ベルトと歯飛び防止ローラ間の距離が変わることを考慮し歯飛び防止ローラの位置を設定せねばならず、その際にはドライブ軸の軸心より後方位置に歯飛び防止ローラを配置すると、歯付ベルトと歯飛び防止ローラとの当接頻度は多いが、ドライブ軸の軸心を通る鉛直線より前側に配置することで、歯付ベルトと歯飛び防止ローラとの当接頻度が少なく、騒音も少ない。
【0009】
請求項2記載の発明は、『前記歯飛び防止ローラを、前記ドライブ軸の軸心を通る水平線に対して上下両方の位置に配置したことを特徴とする請求項1記載の車両用エンジンの動力伝達装置。』である。
【0010】
この請求項2記載の発明によれば、歯飛び防止ローラを、ドライブ軸の軸心を通る水平線に対して上下両方の位置に配置したから、加速時にはドライブ軸の回転力により歯付ベルトが上側が引っ張られて下側で浮き上がろうとするが下側に配置した歯飛び防止ローラにより浮上がりを防止でき、反対に減速時には歯付ベルトが下側で引っ張られて上側で浮き上がろうとするが上側に配置した歯飛び防止ローラにより浮上がりを防止できる。
【0011】
請求項3記載の発明は、『前記上側に配置された歯飛び防止ローラより、前記下側に配置された歯飛び防止ローラが後側に位置していることを特徴とする請求項2記載の車両用エンジンの動力伝達装置。』である。
【0012】
この請求項3記載の発明によれば、加速時に歯付ベルトが上側が引っ張られて下側では撓んで浮き上がり、減速時に歯付ベルトが下側で引っ張られて上側では撓んで浮き上がろうとする方より浮き上がりが大きいが、上側に配置された歯飛び防止ローラより、下側に配置された歯飛び防止ローラが後側に位置しているから、加速時の歯付ベルトの浮上がりをより確実に防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の自動二輪車に搭載される車両用エンジンの実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明するが、この発明は、この実施の形態に限定されない。図1は車両用エンジンが搭載される自動二輪車の側面図である。
【0016】
この実施の形態の自動二輪車1は、車体2の前側にはフロントフォーク3が左右に旋回可能に設けられている。フロントフォーク3の下部には、前輪4が回転可能に支持されると共に、フロントフェンダ5が固定されている。フロントフォーク3の上部には、ハンドル6が設けられ、ハンドル6によりフロントフォーク3を左右に旋回する。
【0017】
車体2には、車両用エンジン10が搭載されている。車両用エンジン10の後方の車体2には、リヤアーム11が揺動可能に支持され、リヤアーム11の後端は不図示のリヤクッションを介して車体2に支持されている。また、リヤアーム11の後端には、後輪13が回転可能に支持され、後輪13の上方にはリヤフェンダ14が車体2に固定されている。
【0018】
車体2には、車両用エンジン10の上方位置に燃料タンク15が配置され、さらに燃料タンク15の後方位置にはシート16が配置されている。
【0019】
次に、図2乃至図10に基づいて、この自動二輪車に搭載される車両用エンジンについて説明する。図2は車両用エンジンの右側面図、図3は図2のIII-III線に沿う断面図、図4は吸気バルブ及び排気バルブ部分の断面図、図5は点火プラグ部分の断面図、図6は吸気バルブ及び排気バルブを作動する動弁機構を示す図、図7はカム軸部分の側面図、図8は図7のVIII-VIII線に沿う断面図、図9は図6のIX-IX線に沿う断面図、図10はロッカーアームを示すシリンダヘッド部分の平面図である。
【0020】
この車両用エンジン10は、空冷式の4バルブV型4サイクルエンジンであり、V型に配置された気筒20,21の間の空間に気化器22が配置され、気筒20の前側に排気管23が接続され、気筒21の後側に排気管24が接続されている。左右割の一対のクランクケース30,31には、それぞれの気筒20,21を構成するシリンダブロック32が載置され、このシリンダブロック32上にシリンダヘッド33が取り付けられ、さらにシリンダヘッド33はヘッドカバー34により覆われている。
【0021】
左右のクランクケース30,31の間には、クランク軸35が回動可能に軸支され、このクランク軸35はコンロッド36を介してピストン37に連結されている。ピストン37は、シリンダブロック32に形成されたシリンダボア38内に往復動可能に設けられ、シリンダボア38と、ピストン37の頭部と、シリンダヘッド33の凹部88との間に燃焼室39が設けられている。
【0022】
シリンダヘッド33には、燃焼室39に開口する吸気通路40と排気通路41が形成され、それぞれの開口部40a,41aは、動弁機構42により駆動される吸気バルブ43と排気バルブ44によって所定のタイミングで開閉し、燃焼室39内のガス交換が行なわれる。燃焼室39に臨むように、一対の点火プラグ45,46はシリンダヘッド33に取り付けられている。
【0023】
クランク軸35の端部には、動力を取り出す減少ギヤ90が配置され、この減少ギヤ90からの動力が変速機91のメインシャフト92に回動可能に設けられた減大ギヤ93に伝達され、さらにクラッチ94を介してメインシャフト92に伝達される。メインシャフト92の回転力は、変速ギヤ96a,96bにより変速してカウンターシャフト95に伝達され、カウンターシャフト95に設けたスプロケット97からチェーン100を介してドライブ軸98の一端部に設けられたスプロケット98aに伝達される。ドライブ軸98の他端部に設けられたプーリ99と、駆動輪である後輪13のプーリ200とに歯付ベルト101が掛け渡されており、クランク軸35からの動力を変速して駆動輪である後輪13に伝達される。
【0024】
クランクケース30には、クランクケースカバー50が設けられ、このクランクケースカバー50には気筒20及び気筒21側のカム軸51,52が回動可能に設けられている。クランクケースカバー50の内側でカム軸51に設けたギヤ53と、カム軸52に設けたギヤ54とが噛み合っており、クランクケースカバー50の外側でカム軸52に設けたギヤ55がクランク軸35に設けたギヤ56に噛み合っており、クランク軸35の回転によりカム軸51,52が連動して回転する。カム軸51とギヤ53は圧入して固定され、カム軸52とギヤ54も圧入して固定され、それぞれにはデコンプ機構の一部を構成するロッド57,58が挿入されている。
【0025】
気筒20側では、カム軸51の吸気側カム51aが油圧リフタ60を介して吸気側プッシュロッド61を作動し、排気側カム51bは油圧リフタ62を介して排気側プッシュロッド63を作動する。気筒21側では、カム軸52の吸気側カム52aが油圧リフタ64を介して吸気側プッシュロッド65を作動し、排気側カム52bは油圧リフタ66を介して排気側プッシュロッド67を作動する。
【0026】
気筒20側では、吸気側プッシュロッド61が吸気側ロッカーアーム70を作動して吸気バルブ43を押動し、吸気通路40を所定のタイミングで開閉する。また、排気側プッシュロッド63が排気側ロッカーアーム71を作動して排気バルブ44を押動し、排気通路41を所定のタイミングで開閉する。気筒21側では、吸気側プッシュロッド65が吸気側ロッカーアーム72を作動して吸気バルブ43を押動し、吸気通路40を所定のタイミングで開閉する。また、排気側プッシュロッド67が排気側ロッカーアーム73を作動して排気バルブ44を押動し、排気通路41を所定のタイミングで開閉する。
【0027】
気筒20側の吸気側プッシュロッド61及び排気側プッシュロッド63は、気筒20側のシリンダブロック32の側部に配置され、筒状の側部カバー74で覆われている。気筒21側の吸気側プッシュロッド65び排気側プッシュロッド67は、気筒21側のシリンダブロック32の側部に配置され、筒状の側部カバー75で覆われている。
【0028】
側部カバー74の下部は、クランクケース30に設けられた取付体76に嵌入され、側部カバー74の上部は、気筒20側のヘッドカバー34に嵌入されている。取付体76には、油圧リフタ60,62の挿入孔76aが形成され、また側部カバー75内のオイルをクランク室側に戻す一対のオイル通路76bが形成されている。
【0029】
側部カバー75の下部は、クランクケース30に設けられた取付体77に嵌入され、側部カバー74の上部は、気筒21側のヘッドカバー34に嵌入されている。取付体77には、油圧リフタ64,66の挿入孔77aが形成され、また側部カバー74内のオイルをクランク室側に戻す一対のオイル通路77bが形成されている。
【0030】
次に、図11乃至図16に基づいて、車両用エンジンの動力伝達装置について説明する。図11は動力伝達装置の右側面図、図12は動力伝達装置の出力部の左側面図、図13は図11のXIII-XIII線に沿う断面図、図14は図11のXIV-XIV線に沿う断面図、図15は図12のXV-XV線に沿う断面図、図16は歯飛び防止ローラを示す図である。
【0031】
車両用エンジン10の後側には、動力伝達ユニット120が組み付けられている。動力伝達ユニット120の伝導ケース121にドライブ軸98が組み付けられている。伝導ケース121には、中央分割ケース122と、この中央分割ケース122の両側に組付けられる左右分割ケース123,124とからなっている。中央分割ケース122の左側に左分割ケース123を当てがい、ボルト125により中央分割ケース122に締付固定される。
【0032】
また、伝導ケース121の後方には、左分割ケース123と共にブラケット500がボルト125により中央分割ケース122に締付固定されており、このブラケット500は車体2のピボット軸501に沿う凹部501aが形成されている。このブラケット500の上下の位置をボルト502により車体2に締付固定している。このためエンジン駆動力で歯付ベルト101により引っ張られて後輪13とプーリ200との軸間距離を縮める力が作用しても伝導ケース121がブラケット500により車体2に強固に締付固定されているから、歯付ベルト101が浮き上がって歯飛びすることが防止される。
【0033】
中央分割ケース122の両側には軸受部122a,122bが連通して一体に形成され、この軸受部122a,122bにドライブ軸98が右側から挿通され、軸受126,127を介して回転可能に支持されている。ドライブ軸98の一端部には、スプロケット98aが一体に形成され、他端部にはプーリ99を挿着しナット128を螺着して締付固定されている。
【0034】
この伝導ケース121は、中央分割ケース122の取付孔122cをクランクケース30に螺着したスタッドボルト130に挿通して当てがい、中央分割ケース122はボルト300によりクランクケース30に締付固定されている。さらにスタッドボルト130に右分割ケース124の取付孔124aを挿通して当てがい、スタッドボルト130にナット131を螺着して締付固定する。中央分割ケース122と右分割ケース124によりチェーン室133が形成され、このチェーン室133内にカウンターシャフト95のスプロケット97、チェーン100及びドライブ軸98のスプロケット98aが配置されている。一方、左分割ケース123は、ボルト132によりクランクケース31に締付固定されている。
【0035】
右分割ケース124には、チェーン室カバー134を当てがい、ボルト135により締付固定されている。また、中央分割ケース122の上部には、上カバー136がボルト137により締付固定されている。
【0036】
上カバー136の前側には、図11及び図14に示すようにオイル導入口136aとオイル吐出口136bが形成され、オイル導入口136aにはオイル戻し管140が接続され、オイル吐出口136bにはオイル供給管141が接続されている。クランクケース30に設けたエンジンオイルポンプ142の駆動で、オイルがオイル戻し管140、オイル導入口136aを介して上カバー136内に戻され、一方上カバー136内からオイル吐出口136b、オイル供給管141を介してエンジンオイルポンプ142に供給される。
【0037】
上カバー136にはオイルレベルゲージ143が設けられ、また上カバー136内は、伝導ケース121に一体的に形成されたエンジンオイルタンク400に連通している。中央分割ケース122には、オイル戻り通路122eが形成されており、エンジンオイルタンク400内のオイルがオイル戻り通路122e、オイル吐出口136bからオイル戻し管141を介してエンジンオイルポンプ142に戻され、エンジンオイルポンプ142の駆動によりエンジンオイルタンク400からオイルをエンジン潤滑部に供給するエンジン潤滑系が備えられている。
【0038】
このように伝導ケース121にエンジンオイルタンク400を一体的に備えることで、伝導ケース121を利用して大型化することなく比較的大きな容量のエンジンオイルタンク400を備えることができる。また、伝導ケース121のドライブ軸98の下方位置にはリヤクッション12が配置されるため凹部401が形成され、ドライブ軸98の前後及び上部をエンジンオイルタンク400の容積としている。即ち、ドライブ軸98の前後及び上部は、軸方向から見てスプロケット98a及びプーリ99と重なり、これらスプロケット98a及びプーリ99に挟まれる領域をエンジンオイルタンク400の容積としている。
【0039】
このようにドライブ軸98には両端に径の大きいスプロケット98a、プーリ99が結合されるため径の細いドライブ軸98の軸周囲はデッドスペースとなり易い。このデッドスペースとなる部分を利用し、伝導ケース121のドライブ軸98の前後及び上部を、エンジンオイルタンク400の容積とすることで比較的大きな容量のエンジンオイルタンク400を備えることができる。
【0040】
右分割ケース124には、図13及び図14に示すようにドライブオイルポンプ150が設けられている。ドライブオイルポンプ150は、ポンプ本体151が右分割ケース124にビス152により締付固定され、ポンプ本体151にはポンプカバー153がビス154により締付固定され、さらにポンプ駆動軸155はドライブ軸98の先端部に対して同軸上に一体回転可能に係合されている。
【0041】
ドライブオイルポンプ150の吸入口150aは、右分割ケース124に形成されたオイル通路124bと連通し、このオイル通路124bは中央分割ケース122に形成されたオイル通路122dと連通しており、ドライブオイルポンプ150の駆動でチェーン室133内のオイルがオイル通路122d、オイル通路124bを介してドライブオイルポンプ150に吸入される。
【0042】
ドライブオイルポンプ150の吐出口150bは、一部がポンプ駆動軸155に形成されたオイル通路155aと連通し、このオイル通路155aは、ドライブ軸98の軸心に形成されたオイル通路98bと連通しており、ドライブオイルポンプ150の駆動によりオイルが吐出口150bから、オイル通路155a、オイル通路98bに供給される。オイル通路98bに供給されたオイルは、ドライブ軸98に形成された吐出通路98cからドライブ軸98と中央分割ケース122との間に形成されたオイル通路156に供給され、軸受126,127を潤滑する。軸受127側にはシール部材160が設けられ、オイルが歯付ベルト101側に浸入することがないようにしている。軸受126側は、チェーン室133に連通しており、軸受126を潤滑するオイルがチェーン室133に戻される。
【0043】
ドライブオイルポンプ150の吐出口150bは、一部が右分割ケース124とポンプ本体151との間に形成されたオイル通路157と連通し、ドライブオイルポンプ150の駆動によりオイルが吐出口150bからオイル通路157に供給され、右分割ケース124に形成された吐出通路124dからスプロケット98a及びチェーン100で、特に特に両者が噛み込む部分に供給され、このスプロケット98a及びチェーン100を潤滑するオイルは、落下してチェーン室133に戻される。
【0044】
このスプロケット98a及びチェーン100にオイルを供給する時は、図11に示すように特に両者が噛み込む部分、即ちスプロケット98aの下側に供給する。例えば、車両用エンジン10の駆動でエンジン側から駆動力を受けている時は、スプロケット98aの回転方向は時計方向であり、チェーン100は上部に張力が生じ、一方下部には撓みがでる。撓みが生じたチェーン100とスプロケット98aの噛み込み部では、チェーン100が振動して踊るとスプロケット98aを叩き、振動変動が大きいため、撓みが生じたチェーン100とスプロケット98aの噛み込み部が最も潤滑を必要とし、この部分にオイルを供給することで効率的な潤滑が可能となる。
【0045】
また、ドライブ軸98により駆動されるドライブオイルポンプ150を備え、このドライブオイルポンプ150によりドライブ軸98の軸受126,127等の軸受軸部及びドライブ軸98のスプロケット98a、チェーン100等の変速機91との動力伝達部にオイルを供給する動力伝達部潤滑系が、エンジン潤滑系と独立して備えられている。
【0046】
このようにドライブ軸98の軸受部及びドライブ軸98と変速機91との動力伝達部にオイルを供給する動力伝達部潤滑系を、エンジン潤滑系と独立して備えることで、後輪側の駆動輪からの動力でドライブ軸98が回転するとドライブオイルポンプ150が駆動し、これによりドライブ軸98の軸受部及びドライブ軸98と変速機91との動力伝達部をエンジン側と独立してオイルを供給して潤滑することができる。
【0047】
この実施の形態では、ドライブ軸98の軸受部及びドライブ軸98と変速機91との動力伝達部をエンジン側と独立してドライブオイルポンプ150の駆動によってオイルを供給して潤滑しており、車速、即ちドライブ軸98の回転束に比例した量のオイルの供給が可能になり、オイルの供給に過不足がなく無駄な供給がない。このオイルの供給を、例えばエンジンオイルポンプ142により行なうと、エンジンオイルポンプ142の吐出量は、エンジン回転数に比例するからドライブ軸98の軸受部及びドライブ軸98と変速機91との動力伝達部にとっては、オイルの供給が多過ぎる場合があり、その分エンジンオイルポンプ142を駆動することで、エンジンのロス馬力になる。
【0048】
左分割ケース123には、2箇所に支持ピン170,171が圧入され、この2箇所の支持ピン170,171には歯飛び防止ローラ172,173が回動可能に挿着されている。2箇所の支持ピン170,171に歯飛び防止ローラ172,173を挿着した状態で、ベルトカバー174のボス部174aに形成した取付穴174bを支持ピン170,171にそれぞれ挿入して支持する。支持ピン170,171は、歯飛び防止ローラ172,173を回動可能に支持するとともに、ベルトカバー174を組付けるときの位置決めとなる。ベルトカバー174のボス部174aの入口174cには、テーパーが形成され、ベルトカバー174の取付穴174bを支持ピン170,171に容易に挿着ができるようになっている。ベルトカバー174には、プーリ99の位置に対応して防振カバー180がボルト181により取り付けられている。防振カバー180の外周部とベルトカバー174との間には、ダンパ182が介在されている。
【0049】
歯飛び防止ローラ172,173は、図12に示すようにドライブ軸98の軸心Oを通る鉛直線L1より前側に配置され、歯付ベルト101の浮上がりを規制する。また、歯飛び防止ローラ172,173は、ドライブ軸98の軸心Oを通る水平線L2に対して上下両方の位置に配置され、上側の歯飛び防止ローラ172より下側の歯飛び防止ローラ173が距離D後側に配置されている。
【0050】
この歯飛び防止ローラ172は、図15及び図16に示すように歯付ベルト101の外面と接する部分に凹部172a,172bを有している。この歯飛び防止ローラ172の凹部172a,172bは、環状に形成されている。歯飛び防止ローラ173も同様に構成されるから説明を省略する。
【0051】
このようにドライブ軸98の軸心Oを通る鉛直線L1より前側に、歯付ベルトの浮上がりを規制する歯飛び防止ローラ172,173を設け、さらに歯飛び防止ローラ172,173をドライブ軸98の軸心Oを通る水平線L2に対して上下両方の位置に配置したから、加速時にはドライブ軸98の回転力により歯付ベルト101が上側が引っ張られて下側では撓んで浮き上がろうとするが下側に配置した歯飛び防止ローラ173により浮上がりを防止できる。反対に、減速時には歯付ベルト101が下側で引っ張られて上側では撓んで浮き上がろうとするが上側に配置した歯飛び防止ローラ172により浮上がりを防止できる。
【0052】
また、加速時にドライブ軸98の回転力により歯付ベルト101が上側が引っ張られて下側では撓んで浮き上がる方が、減速時に歯付ベルト101が下側で引っ張られて上側では撓んで浮き上がろうとする方より浮き上がりが大きい。即ち、加速時には、歯付ベルト101の自重と、エンジン駆動時の張力が減速時のブレーキ時張力より大きいことの理由により浮き上がりが大きいが、上側の歯飛び防止ローラ172より下側の歯飛び防止ローラ173が後側に配置されているから、確実に歯付ベルト101の浮上がりを規制することができる。
【0053】
このように加速時や減速時にドライブ軸98の軸心Oを通る鉛直線L1より前側で歯付ベルト101が引っ張られる部分が生じて撓んでも、歯飛び防止ローラ172,173により歯付ベルト101の浮上がを防止することができ、また歯付ベルト101の浮上がりが防止されるためにプーリ99を叩く騒音が発生したり、歯付ベルト101とプーリ99との間に泥やゴミ等の異物が入るおそれもない。
【0054】
また、リヤアームの振動角度により歯付ベルト101と歯飛び防止ローラ172,173間の距離が変わることを考慮し歯飛び防止ローラ172,173の位置を設定せねばならず、その際にはドライブ軸98の軸心より後方位置に歯飛び防止ローラ172,173を配置すると、歯付ベルト101と歯飛び防止ローラ172,173との当接頻度は多いが、ドライブ軸98の軸心を通る鉛直線より前側に配置することで、歯付ベルト101と歯飛び防止ローラ172,173との当接頻度が少なく、騒音も少ない。
【0055】
また、歯飛び防止ローラ172には、歯付ベルト101の両端部の外面に接する部分に凹部172a,172bが形成されており、歯付ベルト101の外面に泥やゴミ等の異物が付着することがあっても、泥やゴミ等の異物が凹部172a,172bによって歯飛び防止ローラ172の中央部まで入り込むことが軽減され、歯付ベルト101に無理な外力がかからず円滑に作動することができる。さらに、歯飛び防止ローラ172の凹部172a,172bが環状に形成されており、泥やゴミ等の異物が凹部172a,172bによってより確実に歯飛び防止ローラ172の中央部まで入り込むことが軽減される。歯飛び防止ローラ173も歯飛び防止ローラ172と同様に構成されるから説明を省略する。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明では、ドライブ軸の軸心を通る鉛直線より前側に、歯付ベルトの浮上がりを規制する歯飛び防止ローラを設けたから、加速時や減速時にドライブ軸の軸心を通る鉛直線より前側で歯付ベルトが引っ張られる部分と延びる部分が生じて撓んでも、歯飛び防止ローラにより歯付ベルトの浮上がりを防止することができ、また歯付ベルトの浮上がりが防止されるためにプーリを叩く騒音が発生したり、プーリとの間に泥やゴミ等の異物が入ることを防止できる。
【0057】
また、リヤアームの振動角度により歯付ベルトと歯飛び防止ローラ間の距離が変わることを考慮し歯飛び防止ローラの位置を設定せねばならず、その際にはドライブ軸の軸心より後方位置に歯飛び防止ローラを配置すると、歯付ベルトと歯飛び防止ローラとの当接頻度は多いが、ドライブ軸の軸心を通る鉛直線より前側に配置することで、歯付ベルトと歯飛び防止ローラとの当接頻度が少なく、騒音も少ない。
【0058】
請求項2記載の発明では、歯飛び防止ローラを、ドライブ軸の軸心を通る水平線に対して上下両方の位置に配置したから、加速時にはドライブ軸の回転力により歯付ベルトが上側が引っ張られて下側で浮き上がろうとするが下側に配置した歯飛び防止ローラにより浮上がりを防止でき、反対に減速時には歯付ベルトが下側で引っ張られて上側で浮き上がろうとするが上側に配置した歯飛び防止ローラにより浮上がりを防止できる。
【0059】
請求項3記載の発明では、加速時に歯付ベルトが上側が引っ張られて下側では撓んで浮き上がり、減速時に歯付ベルトが下側で引っ張られて上側では撓んで浮き上がろうとする方より浮き上がりが大きいが、上側に配置された歯飛び防止ローラより、下側に配置された歯飛び防止ローラが後側に位置しているから、加速時の歯付ベルトの浮上がりをより確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用エンジンが搭載される自動二輪車の側面図である。
【図2】車両用エンジンの右側面図である。
【図3】図2のIII-III線に沿う断面図である。
【図4】吸気バルブ及び排気バルブ部分の断面図である。
【図5】点火プラグ部分の断面図である。
【図6】吸気バルブ及び排気バルブを作動する動弁機構を示す図である。
【図7】カム軸部分の側面図である。
【図8】図7のVIII-VIII線に沿う断面図である。
【図9】図6のIX-IX線に沿う断面図である。
【図10】ロッカーアームを示すシリンダヘッド部分の平面図である。
【図11】動力伝達装置の右側面図である。
【図12】動力伝達装置の出力部の左側面図である。
【図13】図11のXIII-XIII線に沿う断面図である。
【図14】図11のXIV-XIV線に沿う断面図である。
【図15】図12のXV-XV線に沿う断面図である。
【図16】歯飛び防止ローラを示す図である。
【符号の説明】
10 車両用エンジン
35 クランク軸
72,73 歯飛び防止ローラ
91 変速機
98 ドライブ軸
99,200 プーリ
101 歯付ベルト
Claims (3)
- クランク軸からの動力を変速して駆動輪に伝達する変速機を備え、この変速機の出力軸に連動するドライブ軸にプーリを設け、このプーリと前記駆動輪のプーリとに歯付ベルトを掛け渡し、前記クランク軸からの動力を変速して前記駆動輪に伝達する車両用エンジンの動力伝達装置において、
中央分割ケースと、この中央分割ケースの両側に組付けられる左右分割ケースとからなる伝導ケースと、
前記歯付ベルトを覆うベルトカバーと、
前記一方の左右分割ケースに圧入され、前記ベルトカバーに形成された取付穴に挿入された支持ピンと、
を備え、
前記伝導ケースに前記ドライブ軸を組み付け、
前記ドライブ軸の軸心を通る鉛直線より前側に、前記歯付ベルトの浮上がりを規制する歯飛び防止ローラを配置し、
前記歯飛び防止ローラは、前記支持ピンに回転可能に支持したことを特徴とする車両用エンジンの動力伝達装置。 - 前記歯飛び防止ローラを、前記ドライブ軸の軸心を通る水平線に対して上下両方の位置に配置したことを特徴とする請求項1記載の車両用エンジンの動力伝達装置。
- 前記上側に配置された歯飛び防止ローラより、前記下側に配置された歯飛び防止ローラが後側に位置していることを特徴とする請求項2記載の車両用エンジンの動力伝達装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30766998A JP4197067B2 (ja) | 1998-10-28 | 1998-10-28 | 車両用エンジンの動力伝達装置 |
US09/429,418 US6364797B1 (en) | 1998-10-28 | 1999-10-28 | Motorcycle transmission |
US10/114,725 US6672982B2 (en) | 1998-10-28 | 2002-04-02 | Motorcycle transmission |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30766998A JP4197067B2 (ja) | 1998-10-28 | 1998-10-28 | 車両用エンジンの動力伝達装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000130525A JP2000130525A (ja) | 2000-05-12 |
JP4197067B2 true JP4197067B2 (ja) | 2008-12-17 |
Family
ID=17971825
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30766998A Expired - Fee Related JP4197067B2 (ja) | 1998-10-28 | 1998-10-28 | 車両用エンジンの動力伝達装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US6364797B1 (ja) |
JP (1) | JP4197067B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2360086A2 (en) | 2010-02-24 | 2011-08-24 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Two-wheeled motor vehicle |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4393718B2 (ja) * | 2001-01-11 | 2010-01-06 | 本田技研工業株式会社 | V型内燃機関 |
JP3618094B2 (ja) * | 2002-04-24 | 2005-02-09 | 川崎重工業株式会社 | 車輌用v型エンジン |
JP4183975B2 (ja) * | 2002-05-24 | 2008-11-19 | 川崎重工業株式会社 | 不整地用四輪走行車 |
JP4339007B2 (ja) * | 2003-04-07 | 2009-10-07 | 本田技研工業株式会社 | ミッションギア機構における潤滑装置 |
JP2005264987A (ja) * | 2004-03-16 | 2005-09-29 | Yamaha Motor Co Ltd | 動力伝達装置、およびその組立方法、並びに自動二輪車 |
US20050241435A1 (en) * | 2004-04-30 | 2005-11-03 | Colano Richard V | Fork-like, direct link to shifter |
US7395790B2 (en) | 2004-11-18 | 2008-07-08 | S&S Cycle, Inc. | Reed valve breather for evolution engine |
US7325527B2 (en) * | 2005-11-14 | 2008-02-05 | Brp-Rotax Gmbh & Co. Kg | Oil pump arrangement for an internal combustion engine |
EP1785611B1 (en) * | 2005-11-14 | 2007-10-31 | BRP-Rotax GmbH & Co. KG | Oil pump arrangement for an internal combustion engine |
JP4939190B2 (ja) * | 2006-11-30 | 2012-05-23 | 本田技研工業株式会社 | 小型車両用パワーユニット |
DE102007013443A1 (de) * | 2007-03-21 | 2008-09-25 | Nicolai, Karlheinz, Dipl.-Ing. (TU) | Zugmittelgetriebe mit nierenformiger Form der Zugmittel |
JP5180778B2 (ja) * | 2008-10-30 | 2013-04-10 | ヤマハ発動機株式会社 | エンジンユニットおよびこれを備えた自動二輪車 |
JP5427293B2 (ja) * | 2010-04-23 | 2014-02-26 | ヤマハ発動機株式会社 | エンジンユニットおよびこれを備えた自動二輪車 |
JP6539244B2 (ja) * | 2016-09-30 | 2019-07-03 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関 |
WO2019142530A1 (ja) * | 2018-01-20 | 2019-07-25 | ジヤトコ株式会社 | 無段変速機 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55155951A (en) * | 1979-05-23 | 1980-12-04 | Honda Motor Co Ltd | Power transmission in motorcycle |
JPS5631887A (en) * | 1979-08-21 | 1981-03-31 | Honda Motor Co Ltd | Transmitting case device for autobicycle |
JPS58152962A (ja) * | 1982-03-08 | 1983-09-10 | Toyota Motor Corp | 巻き掛け伝動装置における連動タイミング可変機構 |
JPS58178042A (ja) * | 1982-04-12 | 1983-10-18 | Nagata Seiki Kk | 出力軸回転角自動制御装置 |
JPH03134351A (ja) * | 1989-10-20 | 1991-06-07 | Shibaura Eng Works Co Ltd | 歯付ベルトの歯飛び防止装置 |
EP0469995B1 (en) * | 1990-08-02 | 1995-10-04 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Electrically operated vehicle |
US5254046A (en) * | 1992-06-26 | 1993-10-19 | Deere & Company | Belt retainer |
DE19500378A1 (de) * | 1994-12-27 | 1996-09-26 | Samy Dipl Ing Kamal | Stufenloses Zugmittelgetriebe mit verstellbaren Riemenscheiben oder Kettenräder |
DE19638877C2 (de) * | 1996-09-23 | 1999-11-18 | Wolfgang Heyng | Zahnriemen-Antriebsrad für ein Fahrzeugrad |
US6077041A (en) * | 1997-01-09 | 2000-06-20 | Cartercopters, Llc | Reduction drive and torque-limiting clutch for autogyro aircraft |
-
1998
- 1998-10-28 JP JP30766998A patent/JP4197067B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1999
- 1999-10-28 US US09/429,418 patent/US6364797B1/en not_active Expired - Lifetime
-
2002
- 2002-04-02 US US10/114,725 patent/US6672982B2/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2360086A2 (en) | 2010-02-24 | 2011-08-24 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Two-wheeled motor vehicle |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20020107099A1 (en) | 2002-08-08 |
US6672982B2 (en) | 2004-01-06 |
US6364797B1 (en) | 2002-04-02 |
JP2000130525A (ja) | 2000-05-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4197067B2 (ja) | 車両用エンジンの動力伝達装置 | |
US6598595B2 (en) | Breather device for motorcycle | |
EP1039099B1 (en) | Drive train for overhead cam engine | |
US8448623B2 (en) | Internal combustion engine | |
JPH02118269A (ja) | 変速装置のリンク機構 | |
KR100947517B1 (ko) | 엔진의 밸브 작동 장치 | |
KR100688221B1 (ko) | 내연기관의 보조 기구 부착 구조 | |
EP1221560B1 (en) | Engine for a vehicle | |
JP4259656B2 (ja) | 車両用エンジン | |
JP3335096B2 (ja) | エンジンの潤滑油供給装置 | |
JP3618922B2 (ja) | 車両用エンジンユニットのシリンダヘッド締結構造 | |
JP3211306B2 (ja) | 4サイクルエンジンの動弁機構潤滑装置 | |
JP3628452B2 (ja) | 自動二輪車用エンジンユニット | |
JP3614992B2 (ja) | 自動二輪車用エンジンユニット | |
EP1130236B1 (en) | Engine | |
JP3688401B2 (ja) | 車両用エンジンユニット | |
JP3139089B2 (ja) | 4サイクルエンジン | |
JP3614914B2 (ja) | エンジンのクランク回転角検出装置 | |
JP5197526B2 (ja) | 車両用内燃機関のシリンダヘッド構造 | |
JP3549605B2 (ja) | エンジンの発電機配置構造 | |
JP4412814B2 (ja) | 横形内燃機関 | |
JP3628453B2 (ja) | 自動二輪車用エンジンユニットの吸気装置 | |
JP4450309B2 (ja) | 自動二輪車 | |
JP3590212B2 (ja) | 車両用エンジンユニットの変速装置 | |
JP4071512B2 (ja) | 車両用v型エンジン |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050920 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080321 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080326 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080526 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080924 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080924 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111010 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111010 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121010 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121010 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131010 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |