JP4195018B2 - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、少なくともエンジンとモータの何れかによって車輪を駆動するハイブリッド車両の制御装置に関するものである。
従来、ハイブリッド車両等の車両ではエンジンの吸気管内負圧を利用してブレーキ作動を補助するものがあるが、エンジン制御の高効率化を図るためにできるだけスロットルバルブの全開付近で制御しようとすると、前記吸気管内負圧が大気圧に近づいてしまう虞があった。そのため、前記ハイブリッド車両の中には、前記吸気管負圧を十分に確保するために吸気管内負圧の低下を検出して前記スロットルバルブ開度を減少させると共に、この時に減少した分のエンジントルクをモータトルクで補正するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−317507号公報
しかしながら、上述のハイブリッド車両では、例えば、前記エンジンの要求トルクにバッテリ充電やイナーシャフリクション等が上乗せされるため、エンジンに対する負荷が増加し、特に気圧の低い高地等で吸気管内負圧が大気圧に近づいてしまう場合があるという課題がある。
さらに、このようなハイブリッド車両では、イグニッションON後の最初のエンジン始動時には、エンジン排気系の触媒の温度が低い状態であるため、例えば、エンジンの空気吸入量を大幅に増量させて触媒の温度上昇を促すものがあるが、このようにエンジンの空気吸入量を大幅に増量させると吸気管負圧が大気圧に近づいてしまうという課題がある。
そこで、この発明は、高地等であっても十分な吸気管内負圧を維持して、商品性を向上することができるハイブリッド車両の制御装置を提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、エンジン(例えば、実施の形態におけるエンジンE)と駆動及び発電可能なモータ(例えば、実施の形態におけるモータM)とを備え、少なくとも前記エンジンと前記モータとの何れかの駆動力を車輪(例えば、実施の形態における前輪Wf)に伝達して走行するハイブリッド車両の制御装置において、前記エンジンの吸気管負圧を検出する負圧検出手段(例えば、実施の形態における負圧センサ14)と、前記吸気管負圧を用いてブレーキ作動を補助する制動倍力装置(例えば、実施の形態における制動倍力装置12)とを備え、前記エンジンの始動した後に前記吸気管負圧が所定圧以下であることを条件として前記モータの発電トルクを減少させることを特徴とする。
このように構成することで、エンジン始動した後に吸気管内負圧が大気圧に近づくのを抑制して、例えば、気圧の低い高地であっても、前記制動倍力装置で利用する吸気管内の負圧を十分に確保することができる。
請求項2に記載した発明は、通常駆動モード(例えば、実施の形態におけるステップS8)と触媒(例えば、実施の形態における触媒8)を暖機する触媒暖機モード(例えば、実施の形態におけるステップS4)と、触媒の温度を検出する触媒温度検出手段とを備え、前記触媒暖気モードはイグニッションONによるエンジン始動後、触媒の温度が所定値以下のときに選択されることを特徴とする。
このように構成することで、最初のエンジン始動の場合に触媒の温度が低いと判断して、触媒暖機モードで触媒を暖機してエミッションの増加を防止しつつ、良好な制動フィーリングを確保することができる。
請求項3に記載した発明は、前記触媒暖機モードは、前記通常駆動モードよりもエンジン回転数を高い状態に制御することを特徴とする。
このように構成することで、吸気管負圧を十分に確保しつつ、吸入空気量を増加させて、早急に触媒の暖機を終了させることができる。
請求項4に記載した発明は、前記触媒暖機モードは、ハイブリッド車両の変速機がインギヤ状態である場合に前記エンジンへの吸入空気量をインギヤ状態でない場合よりも減少させることを特徴とする。
このように構成することで、暖機モード中にインギヤした場合に吸入空気量を減少させることができる。
請求項5に記載した発明は、前記触媒の温度を直接的に検出又は間接的に推定する触媒の温度判断手段(例えば、実施の形態におけるステップS3)を備え、前記触媒が所定の温度に達した場合には、前記エンジンを触媒暖機モードから通常駆動モードに移行することを特徴とする。
このように構成することで、触媒の暖機が終了した際に通常駆動モードに移行することができる。
請求項6に記載した発明は、前記触媒暖機モードは、前記ハイブリッド車両の車速が所定車速以上になった場合に通常駆動モードに移行することを特徴とする。
このように構成することで、ハイブリッド車両の車速が所定の車速以上になった場合に、触媒の温度が十分に上昇していると推定することができる。
請求項7に記載した発明は、前記触媒暖機モードは、エンジン始動後所定の時間が経過すると通常駆動モードへ移行することを特徴とする。
このように構成することで、エンジン始動後所定の時間が経過することで、前記触媒の温度が十分に上昇していると推定することができる。
請求項8に記載した発明は、前記エンジンの吸気管負圧が所定圧以下の状態から所定圧よりも大きい状態に移行した場合には、前記モータの発電トルクを増加させることを特徴とする。
このように構成することで、前記制動倍力装置で利用する吸気管負圧が得られた時点で即座にモータの発電トルクを通常の制御に移行させることができる。
請求項9に記載した発明は、前記エンジンの駆動力にバッテリへの充電分とエンジンフリクション分とをそれぞれ上乗せしてエンジン制御を行うことを特徴とする。
このように構成することで、バッテリへの充電分とエンジンフリクション分とによって、エンジンの駆動力が不足するのを防止することができる。
請求項1に記載した発明によれば、エンジン始動時に吸気管内負圧がなくなるのを抑制して、例えば、気圧の低い高地であっても、前記制動倍力装置で利用する吸気管内の負圧を十分に確保することができるため、エンジン始動直後であっても良好な制動フィーリングを得ることができる効果がある。
請求項2に記載した発明によれば、最初のエンジン始動の場合に触媒の温度が低いと判断して、触媒暖機モードで触媒を暖機してエミッションの増加を防止しつつ、良好な制動フィーリングを確保することができるため、商品性の向上を図ることができる効果がある。
請求項3に記載した発明によれば、吸気管負圧を十分に確保しつつ、吸入空気量を増加させて、早急に触媒の暖機を終了させることができるため、低エミッション化することができる効果がある。
請求項4に記載した発明によれば、暖機モード中にインギヤした場合に吸入空気量を減少させることができるため、吸気管負圧を十分に確保することができる効果がある。
請求項5に記載した発明によれば、触媒の暖機が終了した際に通常駆動モードに移行することができるため、エンジン負荷を軽減して燃費の向上を図ることができる効果がある。
請求項6に記載した発明によれば、ハイブリッド車両の車速が所定の車速以上になった場合に、触媒の温度が十分に上昇していると推定することができるため、触媒温度を直接測定するセンサを省略して部品点数を削減することができる効果がある。
請求項7に記載した発明によれば、エンジン始動後所定の時間が経過することで、前記触媒の温度が十分に上昇していると推定することができるため、触媒温度を直接測定するセンサを省略して部品点数を削減することができる効果がある。
請求項8に記載した発明によれば、前記制動倍力装置で利用する吸気管負圧が得られた時点で即座にモータの発電トルクを通常の制御に移行させることができるため、例えば、バッテリへの充電量等を十分に確保することができる効果がある。
請求項9に記載した発明によれば、バッテリの充電分とエンジンフリクション分とによって、エンジンの駆動力が不足するのを防止することができる効果がある。
次に、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明の第一の実施の形態におけるパラレルハイブリッド車両を示している。このパラレルハイブリッド車両は、エンジンEとモータMとトランスミッションTとが直列に配置されたものであり、前記モータMがエンジンEと前記トランスミッションTとの間に挟み込まれ、モータMの回転子と前記エンジンEのクランク軸とが直結されている。
前記エンジンE及びモータMの両方の駆動力はオートマティックトランスミッション(AT)であるトランスミッションTを介して駆動輪たる前輪(車輪)Wf(後輪又は前後輪でもよい)に伝達され、減速時には前輪Wf側からモータM側に駆動力が伝達されるとモータMが発電機として機能していわゆる回生制動力を発生し、車体の運動エネルギーを電気エネルギーとして回収するようになっている。
前記モータMの駆動及び回生作動は、制御ユニット(ECU)1からの制御指令を受けたパワードライブユニット(PDU)2によって行われるようになっており、このパワードライブユニット2が電源である高圧系のニッケル−水素バッテリ(以下、単にバッテリと呼ぶ)3に接続されている。
前記パワードライブユニット2とバッテリ3との間には前記制御ユニット1からの制御指令を受けて前記バッテリ3又はパワードライブユニット2から供給される電圧を降圧するダウンバータ(DC/DCコンバータ)4が分岐接続され、さらに、このダウンバータ4には12Vの補助バッテリ5と図示しない各種補機類が接続されている。ここで、前記各種補機類とは、例えば、ヘッドライトやターンシグナルランプ、ワイパー等を示している。尚、前記制御ユニット1は、前記バッテリ3に接続されており、このバッテリ3からの電圧又は電流信号に基づいてバッテリ3を保護すると共にそのバッテリ残容量(SOC)を算出している。
一方、前記制御ユニット1には前記補助バッテリ5を電源とするセルモータ(図示せず)が接続されている。このセルモータは、前記制御ユニット1からの制御指令を受けてエンジンEのクランキングを行って前記エンジンEの始動を行うようになっている。尚、前記セルモータによりエンジンEを始動する以外に、前述したモータMによりエンジンEを始動するようにしても良い。
前記エンジンEは、片バンク3気筒の計2バンクで形成されたV型6気筒タイプのエンジンであり、各気筒に設けられた排気ポート(図示せず)には各気筒からの排気を集合させるためのエキゾーストマニホールド7が接続されている。このエキゾーストマニホールド7は車両の下面後方に設けられた図示しないサイレンサに接続されており、この途中には排気ガスを清浄化する触媒8が介装されている。
一方、前記エンジンEの各気筒の吸気ポート(図示せず)には、各気筒に吸気を分岐配分する枝管であるインテークマニホールド6が接続されている。このインテークマニホールド6の上流側の主配管9には、前記制御ユニット1からの制御指令を受けてエンジンEへの吸入空気量を制御する電子制御スロットルバルブ(DBW)10が取り付けられ、この電子制御スロットルバルブ10の下流側には吸入空気量を検出するエアフロメータ(AFM)11が取り付けられている。そして、このエアフロメータ11から出力された検出信号が前述した制御ユニット1に入力されるようになっている。ここで、前記制御ユニット1では前記エンジンEのトルクが、前記エアフロメータ11の検出結果と、エンジンの回転数(NE)を検出する回転数センサs1の検出結果とに基づいて算出される。
前記インテークマニホールド6には、ブレーキペダルと連携すると共にブレーキペダルから入力されたペダル踏力を前記インテークマニホールド6の負圧を利用して補助する制動倍力装置12が分岐接続されている。この制動倍力装置12とインテークマニホールド6とを接続する負圧配管13には、この負圧を検出する負圧センサ(負圧検出手段)14が取り付けられ、この負圧センサ14からの出力信号が前記制御ユニット1に入力されるようになっている。
前記トランスミッションTには電動オイルポンプ(EOP)15が接続され、この電動オイルポンプ15が前記制御ユニット1の制御信号に基づいて作動するようになっている。そして、前記制御ユニット1には前述したエアフロメータ11、負圧センサ14、回転数センサs1の他に、ハイブリッド車両の車速を検出する車速(V)センサs2、乗員の加速意思を検出するアクセルペダル開度(AP)センサs3、シフト位置を検出するシフト(SH)センサs4、ブレーキペダル踏力を検出するブレーキペダルセンサ(Br)s5等の各種センサが接続されている。
ところで、上述したハイブリッド車両では、更なる燃費向上を図るために前記エンジンEの効率が高くなるように、前記電子制御スロットルバルブ10を全開近傍で制御すると、前記インテークマニホールド6の吸気管負圧が大気圧に近づいてしまう。そして、とりわけ、エンジンEの始動時等に吸入空気量を大幅に増量して触媒を暖機するような場合には、エンジンに対する負荷が増加して吸気管負圧が低下してしまう。そこで、前述した制御ユニット1では、制動倍力装置12で利用する吸気管負圧を確保すべく前記吸気管負圧の増加処理を行うようになっている。尚、前記吸気管負圧は、エンジンに対する負荷が増加したり、吸入空気量が大幅に増量されると低下する。
次に、図3、図4のフローチャートに基づいて吸気管負圧を確保するための吸気管負圧の増加処理を説明する。
まず、ステップS1ではイグニッションのONによるエンジンスタート(IG_ON_START)か否かを判定する。判定結果が「YES」(IG_ONによるエンジンスタートである)である場合はステップS2に進み、判定結果が「NO」(IG_ONによるエンジンスタートではない)である場合はステップS8に進み通常駆動モードを行いステップS5に進む。ここで、通常駆動モードとは、触媒の暖機を必要としないモードである。
ステップS2ではエンジン(ENG)が始動したか否かを判定する。判定結果が「YES」(エンジン始動)である場合はステップS3(温度判定手段)に進み、判定結果が「NO」(エンジンが始動していない)である場合は再度ステップS1の処理を繰り返す。次に、ステップS3では、触媒温度が規定値以下(例えば、250℃以下)か否かを判定する。判定結果が「YES」(規定値以下)である場合はステップS4(触媒暖機モード)に進み、判定結果が「NO」(規定値よりも大きい)である場合はステップS8に進む。ここで、イグニッションのONによるエンジンスタートである場合には、ステップS3の触媒温度が規定値以下の状態にあると間接的に推定している。
ステップS4では後述する触媒暖機モードのサブルーチンを行いステップS5に進む。ステップS5では、負圧センサの検出結果が規定値以下(例えば、180mmHg以下)か否かを判定する。判定結果が「YES」(規定値以下)である場合はステップS7に進み、判定結果が「NO」(規定値よりも大きい)である場合はステップS6に進む。ステップS6ではモータのトルクを通常のモータ発電トルクに制御してリターンする。一方、ステップS7ではモータのトルクを通常のモータ発電トルクよりも減少させてリターンする。
次に、前記触媒暖機モードのサブルーチンについて説明する。
ステップS10では、変速機がインギヤ状態か否かを判定する。判定結果が「YES」(インギヤ)である場合はステップS11に進み、判定結果が「NO」(インギヤでない)である場合はステップS14に進む。ステップS11ではインギヤ時吸入空気量を設定してステップS12に進む。ステップS12では車速(V)が4km/h以上か否かを判定する。判定結果が「YES」(V≧4km/h)である場合は前述したステップS8(通常駆動モード)に進み、判定結果が「NO」(V<4km/h)である場合はステップS13に進む。ステップS13ではインギヤ時吸入空気量を継続してリターンする。ステップS14では、暖機時吸入空気量を設定してリターンする。尚、前記ステップS12では4km/hを速度の閾値としているが、4km/hに限られるものではなく適宜設定しても良い。
図2は、エンジンEの始動時における、触媒暖機モードのON/OFFと、エンジン回転数と、吸気管内絶対圧(PBA)と、負圧センサ14により検出された吸気管負圧(以下、単にブレーキ負圧と呼ぶ)と、モータトルクとのタイミングチャートを示している。尚、前記モータトルクは紙面下方向になるにつれて発電トルクが増加していることを示している。
時刻T1において、乗員がイグニッションをONさせてエンジンEを始動させると(ステップS1でYES)、例えば、図示しないセルモータによってエンジンEがクランキングされてエンジンの回転数が上昇を始める。
そして、前記エンジンEの回転数が所定の回転数(図2中、aで示す)以上になると、前記エンジンEの始動が完了したと判定し(ステップS2でYES)、さらに、イグニッションON後の最初(一回目)のエンジン始動であるため、時刻T2で触媒温度が規定値以下であると判定して(ステップS3でYES)触媒暖機モードがOFFからONに移行する(ステップS4)。
その後、前記エンジン回転数がさらに上昇するが、モータトルクが各種補機類への電力供給分とバッテリ3への充電分とを確保するために発電側に増加することに起因して、前記エンジン回転数は徐々に減少して所定の回転数に収束する。この時、吸気管内絶対圧(PBA)は大気圧よりも十分に減少しており、前記ブレーキ負圧が規定値を上回ることとなるが、その後、このブレーキ負圧はエンジン回転数と共に徐々に減少して時刻T3で前記規定値以下となる。
前記ブレーキ負圧が規定値以下となったことを検出すると(ステップS5でYES)、前記エンジンEの負荷を軽減するべく、発電トルクの増加を停止する。さらに、前記ブレーキ負圧が規定値を超えるまで前記発電トルクを徐々に減少させて、時刻T4で前記ブレーキ負圧が規定値以上となった場合にモータ発電トルクの減少を停止する。ここで、前記モータの発電トルクの減少分は、バッテリ3への充電分を減少させるだけであり、各種補機類のいわゆる生活分は確保されている。尚、前記モータMの発電トルクを徐々に減少させずに、即刻停止させるように設定しても良い。図2では、ブレーキ負圧増加処理を行わない場合の吸気管内絶対圧(PBA)、ブレーキ負圧、モータトルクを2点鎖線で示している。
さらに、前記触媒暖機モード(ON)では、通常、触媒8の温度を早急に上昇させるために、例えば、通常時の吸入空気量を1とすると2倍程度の吸入空気量を、例えばエンジン回転数を上昇させるなどして増加させているが、この触媒8の暖機中に乗員によって変速機がインギヤされたことがシフトセンサs4によって検出された場合には(ステップS10でYES)、エンジンEへの流入空気量を、触媒暖機モードの流入空気量(例えば、通常の吸入空気量を1とした場合、2倍程度の吸入空気量)からインギヤ時の吸入空気量(例えば、通常の吸入空気量を1とした場合、1.8倍程度の吸入空気量)まで減少させる(ステップS11でYES)。
そして、前記車速センサs2によって車両の車速が4km/h以上になるまでこのインギヤ時の吸入空気量を維持して(ステップS12でNO)、車速が4km/hとなった場合に、触媒暖機モードを抜けて通常の吸入空気量となる通常駆動モード(ステップS8)へと移行する(ステップS12でYES)。
したがって、上述した第一の実施の形態によれば、イグニッションON後のエンジンEの最初の始動時に、触媒8の温度が低いと判断することができ、触媒暖機モードでエンジンEの吸入空気量を増加させて触媒8を暖機することができる。また、車両の速度が所定速度よりも上昇したことを検出して触媒8の温度が十分に上昇していると判断することができるため、暖機時の吸入空気量から通常時の吸入空気量へ移行することができる。
これにより、触媒8の温度を直接的に測定する温度センサを設けることなく触媒8の温度を間接的に推定することができ、この結果、前記温度センサが不要となる分、部品点数を削減することができると共に、吸入空気量を暖機時吸入空気量まで増加させて触媒8の暖機を早急に終了させた後に、通常時の吸入空気量に戻すことができるため、低エミッション化を図り更なる燃費の向上を図ることができ、この結果、商品性を向上させることができる。
また、触媒暖機モード中であっても、ブレーキ負圧が減少した場合には、バッテリ3の充電分だけモータMの発電トルクを減少させてエンジンEの仕事量を低減することができるため、例えば、気圧の低い高地であっても、前記制動倍力装置12で利用するブレーキ負圧を十分に確保して良好な制動フィーリングを確保することができる。
さらに、触媒暖機モード中にインギヤした場合には、エンジンEへの吸入空気量を暖機時吸入空気量よりも減少させたインギヤ時吸入空気量に設定することができるため、エンジンEに対する負荷を低減してブレーキ負圧を十分に確保することができる。そして、触媒の温度が十分に上昇して暖機が終了した際に通常駆動モードに移行して、通常の吸入空気量にすることができるため、更なる燃費の向上を図ることができる。
また、前記制動倍力装置12で利用するブレーキ負圧が十分に確保できた時点で、即座にモータMの発電トルクを通常のモータ発電トルクに戻すことができるため、バッテリ3への充電分をモータMによって発電させることができる。そして、バッテリ3の充電分とエンジンフリクション分とをエンジントルクに上乗せして制御しているため、エンジントルクの不足を防止することができるため、より確実にブレーキ負圧を確保することができる。
次に、図5のフローチャートに基づいて第二の実施の形態を説明する。尚、この第二の実施の形態は前述した第一の実施の形態の触媒暖機モードのステップS12、ステップS13(図4参照)をステップS15〜ステップS18に置き換えたものであるため、前述した図3を援用し、重複する説明を省略する。
まず、図3において、ステップS1〜ステップS3の処理を行いステップS4に進む。ステップS4では図5のサブルーチンに移行し、ステップS10〜ステップS11の処理を行いステップS15に進む。
ステップS15では、タイマtが0か否かを判定する。判定結果が「YES」(t=0)である場合はステップS16に進み、判定結果が「NO」(t≠0)である場合はステップS8に進む。ステップS16ではインギヤ時吸入空気量を継続してステップS17でタイマtを減算(t←t−1)してメインルーチンのステップS5に進む。一方、ステップS14では、暖機時吸入空気量を設定して、ステップS18でタイマtに所定値nをセットしてメインルーチンのステップS5に進む。
したがって、上述の第二の実施の形態によれば、最初のエンジン始動後、触媒暖機モードに移行してから所定の時間が経過することで、前記触媒8の温度が十分に上昇していると推定して通常駆動モードに移行することができるため、触媒温度を直接測定する温度センサを省略することができ、この結果、部品点数を削減することができる。そして、所定時間後に通常駆動モードに移行することで過剰な暖機を抑制して低エミッション化を図ると共に、燃費の向上を図ることができる。
尚、この発明は上述した各実施の形態に限られるものではなく、例えば、触媒の温度を直接的に測定する温度センサを設ける構成にしてもよい。そして、上述した各実施の形態では触媒の温度が上昇したことを時間と車速とで各々判定していたが、時間を判定する手段と車速を判定する手段とを両方設け、何れか又は両方の手段で所定の閾値を超えた場合に触媒の温度が上昇したと判定するようにしても良い。さらに、吸気管内絶対圧を検出するセンサを設け、この検出結果に基づいて制動倍力装置の負圧を推定するようにしても良い。
また、上記実施の形態ではパラレル型のハイブリッド車両に用いた場合について説明したが、エンジンとモータとで車輪を駆動するハイブリッド車両であればよく、例えば、シリーズ型のハイブリッド車両に用いてもよい。
本発明の第一の実施の形態における全体構成図である。 本発明の第一の実施の形態におけるタイミングチャートである。 本発明の第一の実施の形態における吸気管負圧増加処理のフローチャートである。 本発明の第一、第二の実施の形態における触媒暖機モードのフローチャートである。 本発明の第二の実施の形態における触媒暖機モードのフローチャートである。
符号の説明
8 触媒
12 制動倍力装置
14 負圧センサ(負圧検出手段)
E エンジン
M モータ
Wf 前輪(車輪)
ステップS3 温度判断手段
ステップS4 触媒暖機モード
ステップS8 通常駆動モード

Claims (9)

  1. エンジンと駆動及び発電可能なモータとを備え、少なくとも前記エンジンと前記モータとの何れかの駆動力を車輪に伝達して走行するハイブリッド車両の制御装置において、前記エンジンの吸気管負圧を検出する負圧検出手段と、前記吸気管負圧を用いてブレーキ作動を補助する制動倍力装置とを備え、前記エンジンの始動した後に前記吸気管負圧が所定圧以下であることを条件として前記モータの発電トルクを減少させることを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  2. 通常駆動モードと触媒を暖気する触媒暖気モードと、触媒の温度を検出する触媒温度検出手段とを備え、前記触媒暖気モードはイグニッションONによるエンジン始動後、触媒の温度が所定値以下のときに選択されることを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  3. 前記触媒暖機モードは、前記通常駆動モードよりもエンジン回転数を高い状態に制御することを特徴とする請求項2に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  4. 前記触媒暖機モードは、ハイブリッド車両の変速機がインギヤ状態である場合に前記エンジンへの吸入空気量をインギヤ状態でない場合よりも減少させることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  5. 前記触媒の温度を直接的に検出又は間接的に推定する触媒の温度判断手段を備え、前記触媒が所定の温度に達した場合には、前記エンジンを触媒暖機モードから通常駆動モードに移行すること特徴とする請求項2〜請求項4の何れかに記載のハイブリッド車両の制御装置。
  6. 前記触媒暖機モードは、前記ハイブリッド車両の車速が所定車速以上になった場合に通常駆動モードに移行することを特徴とする請求項2〜請求項5の何れかに記載のハイブリッド車両の制御装置。
  7. 前記触媒暖機モードは、エンジン始動後所定の時間が経過すると通常駆動モードへ移行することを特徴とする請求項2〜請求項6の何れかに記載のハイブリッド車両の制御装置。
  8. 前記エンジンの吸気管負圧が所定圧以下の状態から所定圧よりも大きい状態に移行した場合には、前記モータの発電トルクを増加させることを特徴とする請求項1〜請求項7の何れかに記載のハイブリッド車両の制御装置。
  9. 前記エンジンの駆動力にバッテリへの充電分とエンジンフリクション分とをそれぞれ上乗せしてエンジン制御を行うことを特徴とする請求項1〜請求項8の何れかに記載のハイブリッド車両の制御装置。
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