JP4194441B2 - ゴルフボール - Google Patents

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Description

本発明はゴルフボール、特に優れた飛行性能を有するゴルフボールに関する。
ゴルフボールの表面にはディンプルと呼ばれる多数のくぼみが存在し、それらは飛行時にボールの周りの空気の流れを乱すことによって境界層の乱流遷移を促進し、乱流剥離を起こさせる役割を果たしている(ディンプル効果)。空力的に優れたディンプルでは乱流遷移の促進により空気のゴルフボールからの剥離点が後方に下がり、抗力係数が小さくなる。更に乱流遷移の促進はバックスピンに起因するゴルフボールの上側および下側の剥離点の差を助長しボールの揚力が増大する。これらの要因でゴルフボールの飛行性能が向上する。
近年、更に優れた飛行性能を有するゴルフボールへの要求が高まり、従来のディンプルだけではそのような効果に限界があった。そこで、ディンプルに加えて、ブラスト処理によりゴルフボール表面を荒らし、ディンプルより小さいミクロディンプルを更に形成する方法が提案されている(特許文献1)。
特許文献1には、球面上に複数のディンプルを形成して成るゴルフボールの上記ディンプルの内側または外側、あるいは上記ゴルフボール全体に、ブラスト処理により、径が上記ディンプルの径の1/2以下であるようなミクロディンプルを形成したことを特徴とするゴルフボールが開示されている。このゴルフボールでは、カバー表面にブラスト処理を施して開口空隙を設けるものであるが、そのような処理では表面全体に均一に開口空隙を設けるのが難しく、その不均一さにより打撃時のゴルフボールの置き方(ボール位置や回転方向)によって、弾道高さが変化して、飛距離にばらつきが生じ、また方向性も悪くなる。また、ディンプルの形成されたゴルフボール表面をブラスト処理するため、ディンプルのエッジが丸くなってしまいディンプルによる本来の空力効果を減じる要因となり、カバー成形後に更にブラスト処理工程を行うため製造工程が増加することから生産性低下や生産コスト増大の要因ともなっていた。
上記のような問題点を解決するために、カバーに発泡性材料を用いてカバー中に均一な空隙を形成する方法が考えられる(特許文献2)。特許文献2には、弾性材料から成る球形の心材と、この心材のまわりに成形した硬く高いたわみ率を持つ樹脂質材料から成る第1の層と、前記の心材のまわりの樹脂質材料から成る第1層のまわりに成形した柔らかく低いたわみ率を持つ樹脂質材料から成るカバー層とを備え、全重量が1.620ozを超えないようにしたゴルフボールが開示されており、上記カバー層として発泡性材料が記載されている。
しかしながら、発泡性材料を成形する場合、通常、成形品表面にはスキン層と呼ばれる非発泡層が形成され、表面に開口空隙は配置されないという問題があった。
特開2000‐369896号公報 特開昭58‐92372号公報
本発明は、上記のような従来のゴルフボールの有する問題点を解決し、優れた飛行性能を有するゴルフボールを提供することを目的とする。
本発明者等は、上記目的を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、表面に発泡による多数の微細な開口空隙を有するカバーを用いることによって、優れた飛行性能を有するゴルフボールを提供し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、コアおよび該コアを被覆するカバーから成るゴルフボールにおいて、該カバーが表面に発泡による多数の微細な開口空隙を有することを特徴とするゴルフボールに関する。
本発明は、ディンプルに加えて、多数の微細な開口空隙をゴルフボール表面に形成するものであるが、そのような開口空隙としてカバーを発泡させることにより得られる発泡空隙を使用することにより、ゴルフボール表面全域に均一な開口空隙が得られるものである。その結果、ブラスト処理により開口空隙を設ける前述の特許文献1において問題であった飛距離のばらつきや方向性の低下を抑制することが可能となった。
本発明のゴルフボールは、前述のような従来の方法による表面にスキン層を有する発泡性材料のスキン層を研磨等により除去することによって製造してもよい。また本発明では、例えば発泡剤を配合することにより得られる発泡性カバー用組成物を発泡させながら固化させる際に、成形温度や固化時間を調整したり、金型に離型剤を塗布すること等により、カバー表面まで発泡させて直接ゴルフボール表面に開口空隙を設ける方法により製造することも可能である。
更に本発明を好適に実施するために、上記開口空隙が、深さ0.05〜0.5mm、開口部面積0.05〜5.0mmおよび個数200〜10,000個/cmを有することが望ましい。
また、本発明は、コアおよび該コアを被覆するカバーから成るゴルフボールの製造方法において、
(a)コアを形成する工程、
(b)発泡性カバー用組成物を提供する工程、および
(c)該コア上に該カバー用組成物から成るカバーを被覆してゴルフボールを形成する工程
を含み、かつ該カバーが表面に発泡による多数の微細な開口空隙を有することを特徴とするゴルフボールの製造方法に関する。
更に、本発明は、コアおよび該コアを被覆するカバーから成るゴルフボールの製造方法において、
(a)コアを形成する工程、
(b)発泡性カバー用組成物を提供する工程
(c)該コア上に該カバー用組成物から成るカバーを被覆してゴルフボールを形成する工程、および
(d)該カバーの表面を除去して、ゴルフボール表面に多数の微細な開口空隙を形成する工程
を含み、かつ該カバーが表面に発泡による多数の微細な開口空隙を有することを特徴とするゴルフボールの製造方法に関する。
本発明は、カバー材として多数の微細な空隙を有し、空隙がゴルフボール表面に開放された開口空隙を含む発泡性材料を用いることによって、優れた飛行性能を有するゴルフボールを提供し得る。
以下に本発明を更に詳細に説明する。本発明のゴルフボールは、コア上にカバーを被覆する。コアは、従来からソリッドゴルフボールに用いられているものであってもよく、例えばシス‐1,4‐ポリブタジエンゴム等の基材ゴム100重量部に対して、アクリル酸、メタクリル酸等のような炭素数3〜8のα,β‐不飽和カルボン酸またはその亜鉛、マグネシウム等の一価または二価の金属塩や、トリメチロールプロパントリメタクリレート等の官能性モノマーから成る加硫剤(架橋剤)を単独または合計で10〜60重量部、有機過酸化物等の共架橋開始剤0.5〜5重量部、酸化亜鉛、硫酸バリウム等の充填材10〜30重量部、要すれば有機硫黄化合物、老化防止剤等を含有するゴム組成物を、通常の混練ロール等の適宜の混練機を用いて均一に混練し、金型内で加硫成形することにより球状のコアを得ることができる。この際の条件は特に限定されないが、通常は130〜240℃、圧力2.9〜11.8MPa、15〜60分間で行われる。得られたコアは、その周りに被覆されるカバーとの密着性を向上するため、表面をバフ研磨しておくことが好ましい。但し、上記コアは単なる例示であって、それらに限定されるものではない。
本発明のゴルフボールのコアは、直径36.7〜41.5mm、好ましくは37.3〜40.9mm、より好ましくは38.1〜40.5mmを有するのが好適である。上記コアの直径が36.7mmよりも小さいとカバーが厚くなり反発性が低下し、41.5mmよりも大きいとカバーの厚さが薄くなり過ぎて、カバーの効果が十分に得られず、また成形が困難となる。
本発明のゴルフボールにおいて、上記コア上には、次いでカバーを被覆する。前述のように、本発明のゴルフボールでは、カバーが表面に発泡による多数の微細な開口空隙を有することを要件とする。本発明のゴルフボールにおいて、カバーは、表面に発泡による多数の微細な開口空隙を有してさえいれば、単層構造を有していても、または2層以上の多層構造を有していてもよい。上記カバーが多層構造を有する場合、カバー全体が発泡による多数の微細な空隙を有してもよいが、最外層カバーのみが発泡による多数の微細な空隙を有していることが好ましい。
本発明のゴルフボールにおいては、発泡カバーをプレス成形、射出成形等により成形し、成形時の温度調整によりカバーを発泡させて、成形条件を駆使することにより表面まで発泡空隙が形成されるようにしたり、また成形条件により表面に非発泡のスキン層が形成された場合には発泡カバーの表面をバレル研磨、砥石研磨等の方法により、0.01〜1.0mm程度研磨することにより除去して、表面で発泡空隙が開口するようにする。
上記開口空隙による乱流遷移促進効果と、ディンプル本来の空力効果を維持するために、上記開口空隙の深さ、開口部面積および個数を以下の範囲内に規定することが望ましい。上記開口空隙は、深さ0.05〜0.5mm、好ましくは0.07〜0.2mm、より好ましくは0.08〜0.15mmを有することが望ましい。上記深さが0.05mm未満では上記開口空隙による乱流遷移促進による飛距離向上効果が得られなくなり、0.5mmを超えると本来のディンプル形状を壊し、更には内部のコアを露出してしまい外観が悪いものとなる。
上記開口空隙は、開口部面積0.05〜5.0mm、好ましくは0.13〜3.1mm、より好ましくは0.20〜2.0mm、最も好ましくは0.20〜1.5mmを有することが望ましい。上記開口部面積が0.05mm未満では十分な乱流促進効果が得られなくて飛距離向上効果が十分に得られなくなり、5.0mmを超えると配置されているディンプルの形状を壊してしまうため本来の空力性能が十分に得られなくなる。
上記開口空隙は、個数200〜10,000個/cm、好ましくは200〜6,000個/cm、より好ましくは240〜5,500個/cm、最も好ましくは600〜5,000個/cmを有することが望ましい。上記個数が200個/cm未満では十分な乱流促進効果が得られなくて飛距離向上効果が十分に得られなくなり、10,000個/cmを超えると配置されているディンプルの形状を壊してしまうため本来の空力性能が十分に得られなくなる。
上記開口空隙は、直径0.4〜1.7mm、好ましくは0.5〜1.4mmを有することが望ましい。上記開口空隙の直径が1.7mmより大きくなるとディンプルの形状を壊してしまい所望のディンプル効果が得られなくなり、0.4mmより小さくなると開口空隙の乱流遷移促進による飛距離向上効果が十分に得られなくなる。上記開口空隙の形状は、発泡により形成されるため不均一となり真円でない場合があるが、その場合には長径が上記範囲内にあればよい。
上記開口空隙の深さ、開口部面積(直径)および個数等は、固化時間等の固化条件、発泡剤の種類や配合量等を調節することによって制御することができる。即ち、上記カバー組成物を発泡させながら固化させる際に、
(i)固化時間を長くすると、発泡空隙径(開口空隙の直径および深さ)を大きくし、発泡空隙個数(開口空隙個数)を小さくすることができ、逆に固化時間を短くすると、発泡空隙径(開口空隙の直径および深さ)を小さくし、発泡空隙個数(開口空隙個数)を大きくすることができ、
(ii)発泡剤配合量を多くすると、発泡空隙径(開口空隙の直径および深さ)を大きくすることができ、逆に発泡剤配合量を少なくすると、発泡空隙径(開口空隙の直径および深さ)を小さくすることができる。
本発明のゴルフボールに用いられるカバーの発泡には、窒素、二酸化炭素、空気等のガスや、例えば50〜150℃の温度に加熱することによりガスを発生する発泡剤を用いることができるが、取り扱いが簡単な発泡剤が好ましい。本発明のゴルフボールにおいて、カバー用組成物には基材ポリマーおよび発泡剤を含有する。上記基材ポリマーとしては、アイオノマー樹脂や熱可塑性エラストマー(例えばポリウレタン系熱可塑性エラストマー、ポリエステル系熱可塑性エラストマー、ポリアミド系熱可塑性エラストマー)等の熱可塑性樹脂;熱硬化性ポリウレタン樹脂等の熱硬化性樹脂;加硫ゴム(コアに用いたものと同様);またはそれらの組み合わせが挙げられる。射出成形による発泡成形が容易であり、開口空隙のエッジが打撃によって損傷し難く耐久性に優れることから、アイオノマー樹脂および熱可塑性エラストマーを主成分として用いることが好ましい。本明細書中で、主成分とするとは、配合量が基材ポリマー100重量部に対して50重量部以上、好ましくは75重量部であることを表す。
上記アイオノマー樹脂としては、特にα‐オレフィンと炭素数3〜8個のα,β‐不飽和カルボン酸の共重合体中のカルボン酸の一部を金属イオンで中和したアイオノマー樹脂、α‐オレフィンと炭素数3〜8個のα,β‐不飽和カルボン酸とα,β‐不飽和カルボン酸エステルとの三元共重合体中のカルボン酸の少なくとも一部を金属イオンで中和したものまたはその混合物が用いられる。上記アイオノマー樹脂中のα‐オレフィンとしては、エチレン、プロピレンが好ましく、α,β‐不飽和カルボン酸としては、例えばアクリル酸、メタクリル酸、フマル酸、マレイン酸、クロトン酸等が挙げられ、特にアクリル酸、メタクリル酸等が好ましい。また、α,β‐不飽和カルボン酸エステルとしては、例えばアクリル酸、メタクリル酸、フマル酸、マレイン酸等のメチル、エチル、プロピル、n‐ブチル、イソブチルエステル等が用いられ、特にアクリル酸エステルとメタクリル酸エステルが好ましい。更に、中和する金属イオンとしては、アルカリ金属イオン、例えばNaイオン、Kイオン、Liイオン等;2価金属イオン、例えばZnイオン、Caイオン、Mgイオン等;3価金属イオン、例えばAlイオン、Ndイオン等;およびそれらの混合物が挙げられるが、Naイオン、Znイオン、Liイオン等が反発性、耐久性等からよく用いられる。
上記アイオノマー樹脂の具体例としては、それだけに限定されないが、ハイミラン(Hi‐milan)1555、ハイミラン1557、ハイミラン1601、ハイミラン1605、ハイミラン1652、ハイミラン1702、ハイミラン1705,ハイミラン1706,ハイミラン1707,ハイミラン1855,ハイミラン1856、ハイミランAM7316(三井デュポンポリケミカル社製)、サーリン(Surlyn)8945、サーリン9945、サーリン6320、サーリン8320(デュポン社製)、アイオテック(Iotek)7010、アイオテック8000(エクソン(Exxon)社製)等を例示することができる。これらのアイオノマーは、上記例示のものをそれぞれ単独または2種以上の混合物として用いてもよい。
上記熱可塑性エラストマーの具体例として、例えば東レ・デュポン(株)から商品名「ハイトレル」で市販されている(例えば、「ハイトレル3548」、「ハイトレル4047」)熱可塑性ポリエステル系エラストマー;アトフィナ・ジャパン(株)から商品名「ペバックス」で市販されている(例えば、「ペバックス2533」)ポリアミド系熱可塑性エラストマー;BASFジャパン(株)から商品名「エラストラン」で市販されている(例えば、「エラストランET880」)ポリウレタン系熱可塑性エラストマー;三菱化学(株)から商品名「サーモラン」で市販されている(例えば、「サーモラン3981N」)オレフィン系熱可塑性エラストマー、住友化学工業(株)から商品名「住友TPE」で市販されている(例えば、「住友TPE3682」、「住友TPE9455」等)ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー;三菱化学(株)から商品名「ラバロン」で市販されている(例えば、「ラバロンSR04」)スチレン系熱可塑性エラストマー、旭化成工業(株)から商品名「タフテック」で市販されている(例えば、「タフテックH1051」)スチレン系熱可塑性エラストマー等が挙げられる。
上記発泡剤としては、有機発泡剤または炭酸水素ナトリウム(重曹)等の無機発泡剤が用いられるが、好ましくは、熱分解によるガス発生速度が適当であり、分解温度を発泡助剤等により容易に調節できる有機発泡剤が好適である。具体例として、N,N’-ジニトロソペンタメチレンテトラミン(大内新興(株)から商品名「スポンジペーストNo.4」で市販)、アゾジカルボンアミド(永和化成(株)から商品名「ビニホールAC」で市販)、アゾビスイソブチロニトリル(永和化成(株)から商品名「ビニホールAZ」で市販)、アゾジカルボン酸バリウムの20%コンパウンド(永和化成(株)から商品名「ポリスレンES#201」で市販)、ベンゼンスルホニルヒドラジド(バイエル社から市販)、p,p’‐オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)(永和化成(株)から商品名「ネオセルボンN#1000」で市販)、トルエンスルホニルヒドラジド(永和化成(株)から商品名「ユニホールH」で市販)、トルエンスルホニルヒドラジド誘導体(永和化成(株)から商品名「ユニホールNH#500」、「ユニホールNH#800」、「ユニホールNH#1000」で市販)、p‐トルエンスルホニルセミカルバジド(Uniroyal Chem.より市販)等が挙げられ、これらは単独で使用しても、2種以上を組合せてもよい。配合量は、カバー用基材ポリマー100重量部に対して、0.3〜3.0重量部、好ましくは0.5〜2.0重量部、より好ましくは0.8〜1.5重量部である。0.3重量部未満では発泡が不十分となり、3.0重量部を越えると、発泡が多くなり過ぎて、前述のような所望の開口空隙が得られなくなる。
また、上記発泡剤に、発泡助剤、例えばサリチル酸、酸化亜鉛、ステアリン酸亜鉛、尿素化合物(例えば永和化成(株)から商品名「セルペーストA」で市販)等を組合せて使用してもよく、使用する場合、配合量は発泡剤と等量(発泡剤と同範囲)が好ましい。即ち、上記発泡助剤の配合量は、カバー用基材ポリマー100重量部に対して、0.3〜3.0重量部、好ましくは0.5〜2.0重量部、より好ましくは0.8〜1.5重量部である。0.3重量部未満では分解温度を調節できず、3.0重量部を越えても分解温度を調節する効果に影響がない。
本発明のカバーは、ゴルフボールのカバーの形成に使用されている一般に公知の方法を用いて形成することができ、特に限定されるものではない。カバー用組成物を予め半球殻状の発泡ハーフシェルに成形し、それを2枚用いてソリッドコアを包み、加圧成形するか、または上記カバー用組成物を直接コア上に射出成形してコアを包み込む方法を用いてもよい。
本発明のゴルフボールでは、上記のような従来のカバー形成方法において、成形温度、固化時間(冷却時間)、発泡剤配合量等を制御することによって、発泡空隙の直径および個数を調節して、所望の開口空隙の直径、深さおよび個数を得る。上記成形温度は、発泡剤の種類や配合量等に依存して変化するが、130〜250℃、好ましくは150〜230℃、より好ましくは160〜220℃であることが望ましい。上記成形温度が130℃より低いと、成形品に内部歪が残り、得られるゴルフボールの変形や割れの原因となり、250℃より高いとカバーのヒケの原因となる。
更に固化時間、即ち、固化するまでの冷却時間は、上記成形温度等に依存して変化するが、0.5〜3分間、好ましくは0.7〜2分間、より好ましくは0.9〜1分間であることが望ましい。上記固化時間が0.5分間より短いと発泡が不十分となり、3分間より長いと成形時間(コスト)の増加につながる。
また、本発明において、上記カバー用組成物には、主成分としての上記基材樹脂、および発泡剤等の他に必要に応じて、硫酸バリウム、炭化カルシウム等の発泡の核剤、二酸化チタン等の着色剤や、その他の添加剤、例えば分散剤、老化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤並びに蛍光材料または蛍光増白剤等を、ゴルフボールカバーによる所望の特性が損なわれない範囲で含有していてもよいが、通常、着色剤の配合量はカバー用基材ポリマー100重量部に対して0.1〜5.0重量部が好ましい。
本発明のゴルフボールは、カバー成形時にディンプルを表面に形成する。本発明のゴルフボールでは、発泡による開口空隙をカバー表面に有するため、ブラスト処理を用いて開口空隙を得る方法のようにディンプルのエッジが丸くなってしまいディンプルによる本来の空力効果を減じる等の問題は解決される。カバーの成形後、塗装前処理工程を経て、ペイント塗装を行ってもよいが、ペイントにより開口空隙が埋まってしまうと効果が得られず所望のゴルフボール性能が得られなくなるため、上記ペイントの厚さは、4〜16μm、好ましくは7〜13μmとすることが望ましい。
上記前処理工程は、通常、研磨またはブラスト処理、洗浄およびフレーミング等が挙げられるが、本発明のゴルフボールでは、前述のように表面付近の発泡空隙を表面に露出させて開口空隙とすることができるため、研磨処理が好ましい。そのような場合には、上記のようにペイント塗装前処理として研磨処理を用いることにより、表面付近の発泡空隙を表面に露出するために新しく加工工程を追加することなく開口空隙を得ることができる。研磨は、ゴルフボール本体の表面を研磨石や研磨布等で研磨するものであり、特に生産性の優れる点、および上記表面全体を均一に研磨できる点またはゴルフボール間で常に均一に研磨できる点で、バレル研磨(例えば、渦流バレル研磨等)が好ましい。このバレル研磨とは、バレル装置内にゴルフボールおよび研磨石を入れて回転させ研磨する方法である。
本発明のゴルフボールにおいて、直径は40〜45mm、特に42〜44mmとされている。米国ゴルフ協会(USGA)の規格を満たす範囲で空気抵抗を低減するという観点から、ゴルフボール規則に基づいて、直径42.67mm以上(好ましくは42.67〜42.80mm)、重量45.93g以下に形成される。
本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
コアの作製
以下の表1に示した配合のコア用ゴム組成物を混合、混練し、金型内で165℃で20分間加熱プレスすることにより直径38.7mmを有する球状のソリッドコアを得た。
Figure 0004194441
(注1):JSR(株)から商品名「BR‐01」で市販のハイシスポリブタジエンゴム(シス‐1,4‐ポリブタジエン含量=96%)
(実施例1〜6および比較例1)
以下の表2に示した配合のカバー用組成物を、上記のコア上にディンプル付き(ディンプルに対応する凸部を有する)金型を用いて、以下の表3および4に示した成形温度および固化時間で、射出成形することにより、発泡させると共に固化し、厚さ1.6mmを有するカバー層を形成して、直径42.7mmを有するゴルフボールを得た。得られたゴルフボールについて、開口空隙の直径、深さ、開口部面積および個数;弾道仰角並びに飛距離を測定し、結果を表3および4に示す。
(実施例7および比較例2)
カバー層形成後、表面に厚さ10μmを有するウレタンペイントを塗装した以外は、上記実施例1〜6および比較例1と同様にして、直径42.7mmを有するゴルフボールを得た。得られたゴルフボールについて、開口空隙の直径、深さ、開口部面積および個数;弾道仰角並びに飛距離を測定し、結果を表4に示す。
(比較例3)
ゴルフボールに鉄粉を圧縮空気と共に圧送して投射し、表面をブラスト処理した以外は、比較例1と同様にしてゴルフボールを得た。得られたゴルフボールについて、開口空隙の直径、深さ、開口部面積および個数;弾道仰角並びに飛距離を測定し、結果を表4に示す。
Figure 0004194441
(注2)商品名、三井デュポンポリケミカル(株)製のナトリウムイオン中和エチレン‐メタクリル酸共重合体系アイオノマー樹脂
(注3)商品名、三井デュポンポリケミカル(株)製の亜鉛イオン中和エチレン‐メタクリル酸共重合体系アイオノマー樹脂
(注4)商品名、デュポン社製の亜鉛イオン中和エチレン-メタクリル酸共重合体系アイオノマー樹脂
(試験方法)
飛行性能
ゴルフラボラトリー社製スイングロボットにアイアン5番クラブ(住友ゴム工業(株)製のXXIO、I#5、ロフト角26度、Sシャフト)を取付け、ゴルフボールをヘッドスピード41m/秒に設定して打撃し、弾道仰角および飛距離を測定した。飛距離としてはトータル(停止点までの距離)を測定した。弾道仰角は打ち出し点から見た弾道の最高頂点を結んだ直線と地面との角度を測定することにより決定した。測定は各ゴルフボールで20回(n=20)行って、その平均を算出して、各ゴルフボールの結果とした。
飛距離ばらつきは、飛距離の最大値と最小値の差を計算することにより決定した。方向性は、最も左に落下した位置の打撃点と目標とを結んだ直線と直角方向での距離と最も右に落下した位置の同様の距離とを測定し、両者の合計値を計算することにより決定した。
(試験結果)
Figure 0004194441
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以上の結果より、実施例1〜7の本発明のゴルフボールは、比較例1〜2のゴルフボールに比べて、飛距離が長く、優れた飛行性能を有することわかった。本発明の範囲内である実施例5および6のゴルフボールは、実施例5のゴルフボールは開口空隙の開口部面積が小さく、実施例6のゴルフボールは開口空隙の深さ、開口部面積が大きく、個数が小さいため、飛距離が上記比較例のゴルフボールよりは優れるが、他の実施例よりは若干短いものとなっている。
これに対して、比較例1(ペイント塗装なし)および2(ペイント塗装あり)のゴルフボールは、発泡カバーを用いておらず開口空隙を有していないため、飛距離が非常に短いものとなっている。比較例3のゴルフボールは、ブラスト処理により開口空隙を形成しているため、飛距離が非常に短いものとなっている。

Claims (1)

  1. コアおよび該コアを被覆するカバーから成るゴルフボールの製造方法において、
    (a)コアを形成する工程、
    (b)発泡性カバー用組成物を提供する工程
    (c)該コア上に該カバー用組成物から成るカバーを被覆してゴルフボールを形成する工程、および
    (d)該カバーの表面を除去して、ゴルフボール表面に多数の微細な開口空隙を形成する工程
    を含み、かつ該カバーが表面に発泡による多数の微細な開口空隙を有することを特徴とするゴルフボールの製造方法。
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