JP4535271B2 - マルチピースソリッドゴルフボール - Google Patents

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Description

本発明は、複数層からなるコア,中間層,カバーとを備えたマルチピースソリッドゴルフボールに関し、更に詳述すると、低ヘッドスピードのアマチュアプレーヤーに対しても、反発性、打感、耐久性を両立し得るマルチピースソリッドゴルフボールに関する。
近年、ゴルフ人口の増大によってプレーヤーのゴルフボールに対する要望も多様かつ個性化してきており、かかる要望に応えるべくボール構造について様々な検討が試みられている。
例えば特許文献1:特開平9−313643号公報には、コアの硬度分布を適正化し、更に、コア、中間層、及びカバーを含めたボール全体の硬度分布をも適正化することにより、良好な飛び性能及び耐久性と良好な打感及びコントロール性とを同時に満足し得るゴルフボールが提案され、また、特許文献2:特開平10−305114号公報には、ソリッドコアと中間層とカバーとからなり、該カバーの表面に多数のディンプルを形成してなるゴルフボールにおいて、コアと中間層とカバーとの間の硬度バランスを最適化すると共に、ディンプル要素を適正化することにより、ヘッドスピードに拘わりなく打感、飛び性能が向上したゴルフボールが提案されている。更には、特許文献3:特開2001−218875号公報には、コア,中間層及びカバーからなるマルチピースゴルフボールにおいて、コアに中間層を被覆した球体のたわみ硬度/コアのたわみ硬度を適正化することにより、良好なフィーリングと飛び性能の改良の両立を図ったゴルフボールが提案されている。また更には、特許文献4:特開2001−252374号公報には、コア,中間層及びカバーからなるマルチピースソリッドボールにおいて、中間層の厚さと硬度との関係を規定したゴルフボールが提案されている。
しかしながら、これらゴルフボールにおいても、反発性の観点からは尚改善の余地があった。特に、低ヘッドスピードのアマチュアプレーヤーが使用する場合に、良好な反発性、打感、耐久性を両立し得るゴルフボールが求められていた。
特開平9−313643号公報 特開平10−305114号公報 特開2001−218875号公報 特開2001−252374号公報
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、低ヘッドスピードのアマチュアプレーヤーが使用する場合に、良好な反発性、打感、耐久性を両立し得るマルチピースソリッドゴルフボールを提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結果、複数層からなるコアと、該コアを被覆する中間層と、該中間層を被覆するカバーとを備えたマルチピースソリッドゴルフボールにおいて、中間層とカバーとの間のショアD硬度バランス、コアとコアに中間層を被覆した球体との間の初速度バランス、コアとコアに中間層を被覆した球体との間のたわみ硬度バランスを最適化することにより、低ヘッドスピードのアマチュアプレーヤーが使用する場合に良好な反発性、打感、耐久性を両立し得るマルチピースソリッドゴルフボールを実現し得ることを知見し、本発明をなすに至った。
即ち、本発明は、下記のマルチピースソリッドゴルフボールを提供する。
請求項1:
複数層からなるコアと、該コアを被覆する中間層と、該中間層を被覆するカバーとを備えたマルチピースソリッドゴルフボールにおいて、中間層が、(a−1)オレフィン−不飽和カルボン酸2元ランダム共重合体及び/又はオレフィン−不飽和カルボン酸2元ランダム共重合体の金属イオン中和物と(a−2)オレフィン−不飽和カルボン酸−不飽和カルボン酸エステル3元ランダム共重合体及び/又はオレフィン−不飽和カルボン酸−不飽和カルボン酸エステル3元ランダム共重合体の金属イオン中和物とを(a−1)/(a−2)=100/0〜0/100(質量比)の割合で含む(A)アイオノマー樹脂と、(B)非アイオノマー系熱可塑性エラストマーとを(A)/(B)=100/0〜50/50(質量比)の割合で含む樹脂成分100質量部に対し、(C)分子量が280〜1500の有機脂肪酸及び/又はその誘導体5〜80質量部と、(D)前記樹脂成分及び前記(C)成分中の未中和の酸基を中和可能な塩基性無機金属化合物0.1〜10質量部とを配合してなる混合物により形成されると共に、以下の(1)〜(3)の各条件、
(1):(カバーのショアD硬度)−(中間層のショアD硬度)>0、
(2):(コアに中間層を被覆した球体の初速度(m/s))−(コアの初速度(m/s))>−0.2(ここで、初速度とは、USGAのドラム回転式の初速度計と同方式の初速測定器を用いて測定した初速度を意味する)、
(3):0.90≦[(コアに中間層を被覆した球体のたわみ硬度)/(コアのたわみ硬度)]≦1.00(ここで、たわみ硬度とは、球状物体に対して初期荷重98N(10kgf)を負荷した状態から終荷重1275N(130kgf)を負荷したときまでの変形量(mm)を意味する)、
を満たすことを特徴とするマルチピースソリッドゴルフボール。
請求項2:
更に、以下の(4)〜(9)の各条件、
(4):中間層の厚み(mm)とカバーの厚み(mm)との総厚みが3.0mm以下、
(5):カバーの厚み(mm)が0.5mm以上2.0mm以下、
(6):カバーのショアD硬度が55以上70以下、
(7):中間層の厚み(mm)が0.5mm以上1.6mm以下、
(8):中間層のショアD硬度が40以上60以下、
(9):ゴルフボールの初速度が76.5m/s以上、
を満たす請求項1記載のゴルフボール。
請求項3:
更に、以下の(10)の条件、
(10):カバーのメルトフローレートが2g/10分以上、
を満たす請求項1又は2記載のゴルフボール。
請求項4:
更に、以下の(11)の条件、
(11):0.85≦(ゴルフボールのたわみ硬度/コアに中間層を被覆した球体のたわみ硬度)≦0.95、
を満たす請求項1,2又は3記載のマルチピースソリッドゴルフボール。
請求項
更に、以下の(12)の条件、
(12):(コア表面のJIS−C表面硬度)−(コア中心のJIS−C硬度)≧20
を満たす請求項1〜4のいずれか1項記載のマルチピースソリッドゴルフボール。
請求項
更に、以下の(13)の条件、
(13):5≧(中間層のJIS−C表面硬度)−(コア表面のJIS−C表面硬度)≧−5
を満たす請求項1〜5のいずれか1項記載のマルチピースソリッドゴルフボール。
本発明のマルチピースソリッドゴルフボールは、低ヘッドスピードのアマチュアプレーヤーが使用する場合に、良好な反発性、打感、耐久性を両立し得るゴルフボールである。
以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明のゴルフボールは、複数層からなるコアと、該コアを被覆する中間層と、該中間層を被覆するカバーとを備えたマルチピースソリッドゴルフボールにおいて、以下の(1)〜(3)の各条件、
(1):(カバーのショアD硬度)−(中間層のショアD硬度)>0、
(2):(コアに中間層を被覆した球体の初速度(m/s))−(コアの初速度(m/s))>−0.2(ここで、初速度とは、USGAのドラム回転式の初速度計と同方式の初速測定器を用いて測定した初速度を意味する)、
(3):0.90≦[(コアに中間層を被覆した球体のたわみ硬度)/(コアのたわみ硬度)]≦1.00(ここで、たわみ硬度とは、球状物体に対して初期荷重98N(10kgf)を負荷した状態から終荷重1275N(130kgf)を負荷したときまでの変形量(mm)を意味する)、
を満たすことを特徴とする。
ここで、本発明においてたわみ硬度とは、コア,中間層を被覆した球体及びゴルフボール等の球状物体に対して初期荷重98N(10kgf)を負荷した状態から終荷重1275(130kgf)を負荷したときまでの変形量(mm)を意味する。
本発明における前記中間層及び/又はカバーの材料としては、
(a−1)オレフィン−不飽和カルボン酸2元ランダム共重合体及び/又はオレフィン−不飽和カルボン酸2元ランダム共重合体の金属イオン中和物と、
(a−2)オレフィン−不飽和カルボン酸−不飽和カルボン酸エステル3元ランダム共重合体及び/又はオレフィン−不飽和カルボン酸−不飽和カルボン酸エステル3元ランダム共重合体の金属イオン中和物とを、
(a−1)/(a−2)=100/0〜0/100(質量比)の割合で含む(A)アイオノマー樹脂と、
(B)非アイオノマー系熱可塑性エラストマーとを、
(A)/(B)=100/0〜50/50(質量比)の割合で含むものであることが好ましく、更に、
前記(A)アイオノマー樹脂と前記(B)非アイオノマー系熱可塑性エラストマーとを(A)/(B)=100/0〜50/50(質量比)の割合で含む樹脂成分100質量部に対し、
(C)分子量が280〜1500の有機脂肪酸及び/又はその誘導体5〜80質量部と、
(D)前記樹脂成分及び前記(C)成分中の未中和の酸基を中和可能な塩基性無機金属化合物0.1〜10質量部と、
を配合してなる混合物であることがより好適である。
前記(a−1)成分及び前記(a−2)成分におけるオレフィンとしては、炭素数が通常2以上、上限として8以下、特に6以下のオレフィンが好ましく用いられる。このようなオレフィンとしてより具体的には、エチレン、プロピレン、ブテン、ペンテン、ヘキセン、ヘプテン、オクテン等を挙げることができ、特にエチレンが好ましく用いられる。
また、不飽和カルボン酸としては、例えばアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸等を挙げることができ、特にアクリル酸、メタクリル酸が好ましく用いられる。
前記(a−2)成分における不飽和カルボン酸エステルとしては、例えば上述した不飽和カルボン酸の低級アルキルエステルを挙げることができ、より具体的には、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸ブチル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル等が挙げられ、特にアクリル酸ブチル(n−アクリル酸ブチル、i−アクリル酸ブチル)が好ましく用いられる。
前記(a−1)成分のオレフィン−不飽和カルボン酸2元ランダム共重合体及び(a−2)成分のオレフィン−不飽和カルボン酸−不飽和カルボン酸エステル3元ランダム共重合体(以下、これらを総称して「ランダム共重合体」と略記することがある)は、それぞれ上述したオレフィン、不飽和カルボン酸、及び必要に応じて不飽和カルボン酸エステルを公知の方法によりランダム共重合させて得ることができる。
前記ランダム共重合体は、不飽和カルボン酸の含量(酸含量)が調整されたものであることが好ましい。この場合、(a−1)成分に含まれる不飽和カルボン酸の含量は、通常4質量%以上、好ましくは6質量%以上、より好ましくは8質量%以上、更に好ましくは10質量%以上、上限として通常30質量%以下、好ましくは20質量%以下、より好ましくは18質量%以下、更に好ましくは15質量%以下である。また、(a−2)成分に含まれる不飽和カルボン酸の含量は、通常4質量%以上、好ましくは6質量%以上、より好ましくは8質量%以上、上限として通常15質量%以下、好ましくは12質量%以下、より好ましくは10質量%以下である。
上記(a−1)成分及び/又は(a−2)成分に含まれる不飽和カルボン酸の含量が少なすぎると反発性が低下する場合があり、多すぎると加工性が低下する場合がある。
前記(a−1)成分のオレフィン−不飽和カルボン酸2元ランダム共重合体の金属イオン中和物及び(a−2)成分のオレフィン−不飽和カルボン酸−不飽和カルボン酸エステル3元ランダム共重合体の金属イオン中和物(以下、これらを総称して「ランダム共重合体の金属イオン中和物」と略記することがある)は、それぞれ上記ランダム共重合体中の酸基の一部又は全部を金属イオンで中和することにより得ることができる。
上記ランダム共重合体中の酸基を中和する金属イオンとしては、例えば、Na+、K+、Li+、Zn++、Cu++、Mg++、Ca++、Co++、Ni++、Pb++等を挙げることができ、中でもNa+、Li+、Zn++、Mg++が好適であり、特に、反発性を改良する観点から、Na+を用いることが好適である。
このような金属イオンを用いて前記ランダム共重合体の金属イオン中和物を得る方法としては、酸基を有する前記ランダム共重合体に対して、例えば前記金属イオンのギ酸塩、酢酸塩、硝酸塩、炭酸塩、炭酸水素塩、酸化物、水酸化物及びアルコキシド等を添加して中和すればよい。なお、これら金属イオンによる上記酸基に対する中和度としては、本発明において特に限定されない。
前記(a−1)成分、及び前記(a−2)成分としては市販品を用いることができ、例えば、
前記(a−1)成分のランダム共重合体として、例えばニュクレル1560、同1214、同1035(いずれも三井・デュポンポリケミカル社製)、ESCOR5200、同5100、同5000(いずれもEXXONMOBIL CHEMICAL社製)等を、
前記(a−1)成分のランダム共重合体の金属イオン中和物として、例えばハイミラン1554、同1557、同1601、同1605、同1706、同AM7311(いずれも三井・デュポンポリケミカル社製)、サーリン7930(米国デュポン社製)、アイオテック3110、同4200(EXXONMOBILCHEMICAL社製)等を、
前記(a−2)成分のランダム共重合体として、例えばニュクレルAN4311、同AN4318(いずれも三井・デュポンポリケミカル社製)、ESCOR ATX325、同ATX320、同ATX310(いずれもEXXONMOBIL CHEMICAL社製)等を、
前記(a−2)成分のランダム共重合体の金属イオン中和物として、例えばハイミラン1855、同1856、同AM7316(いずれも三井・デュポンポリケミカル社製)、サーリン6320、同8320、同9320、同8120(いずれも米国デュポン社製)、アイオテック7510、同7520(いずれもEXXONMOBIL CHEMICAL社製)等を、
それぞれ挙げることができる。これらは各々の成分として1種を単独で、又は2種以上を併用してもよい。
なお、上記ランダム共重合体の金属イオン中和物として好適なナトリウム中和型アイオノマー樹脂としては、ハイミラン1605、同1601、サーリン8120を挙げることができる。
また、前記(a−2)成分が、前記(a−1)成分と前記(a−2)成分の総量に占める割合としては、通常0質量%以上、好ましくは50質量%以上、上限として通常100質量%以下である。
前記(B)非アイオノマー系熱可塑性エラストマーは、ゴルフボール打撃時のフィーリング、反発性をより一層向上させる観点から好適に配合される成分である。本発明においては、前記(A)アイオノマー樹脂と(B)非アイオノマー系熱可塑性エラストマーとを総称して「樹脂成分」と略記することがある。
このような(B)非アイオノマー系熱可塑性エラストマーとしてより具体的には、例えばオレフィン系エラストマー、スチレン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ウレタン系エラストマー、ポリアミド系エラストマー等を挙げることができ、反発性を更に高める観点から、特にオレフィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマーが好適に用いられる。
このような(B)成分としては市販品を用いてもよく、オレフィン系エラストマーとしてダイナロン(JSR社製)、ポリエステル系エラストマーとしてハイトレル(東レ・デュポン社製)等を挙げることができる。これらは1種を単独で、又は2種以上を併用してもよい。
前記(B)成分が前記樹脂成分中に占める割合としては、通常0質量%以上、好ましくは20質量%以上、上限として通常50質量%以下、好ましくは40質量%以下である。前記(B)成分が前記樹脂成分中に占める割合が50質量%を超えると、各々の成分の相溶性が低下し、ゴルフボールの耐久性が著しく低下する可能性がある。
本発明における前記(C)成分は、分子量280以上1500以下の有機脂肪酸及び/又はその誘導体であり、上記樹脂成分と比較して分子量が極めて小さく、混合物の溶融粘度を適度に調整し、特に流動性の向上に寄与する成分であるため好適に配合される。
前記(C)成分の有機脂肪酸の分子量としては、通常280以上、好ましくは300以上、より好ましくは330以上、更に好ましくは360以上、上限として通常1500以下、好ましくは1000以下、より好ましくは600以下、更に好ましくは500以下である。分子量が少なすぎると耐熱性に劣る場合があり、多すぎると流動性が改善できない場合がある。
このような(C)成分の有機脂肪酸としては、例えば、アルキル基中に二重結合又は三重結合を含む不飽和有機脂肪酸や、アルキル基中の結合が単結合のみで構成される飽和有機脂肪酸を好適に用いることができる。
前記有機脂肪酸の1分子中の炭素数としては通常18以上、好ましくは20以上、より好ましくは22以上、更に好ましくは24以上、上限として通常80以下、好ましくは60以下、より好ましくは40以下、更に好ましくは30以下である。炭素数が少なすぎると、耐熱性に劣る結果となる場合があるのみならず、酸基の含有量が相対的に多すぎて樹脂成分に含まれる酸基との相互作用が過剰となり、流動性の改善効果が小さくなってしまう場合がある。一方、炭素数が多すぎる場合には、分子量が大きくなるために、流動性改質の効果が顕著に表れない場合がある。
本発明における(C)成分の有機脂肪酸としてより具体的には、例えば、ステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキジン酸、リグノセリン酸等が挙げられ、中でもステアリン酸、アラキジン酸、ベヘニン酸、リグノセリン酸、特にベヘニン酸が好適に用いられる。
前記(C)成分の有機脂肪酸の誘導体としては、上述した有機脂肪酸の酸基に含まれるプロトンを金属イオンにより置換した金属せっけんを例示できる。この場合、金属イオンとしては、例えば、Na+、Li+、Ca++、Mg++、Zn++、Mn++、Al+++、Ni++、Fe++、Fe+++、Cu++、Sn++、Pb++、Co++等を用いることができ、特にCa++、Mg++、Zn++が好ましい。
(C)成分の有機脂肪酸の誘導体としてより具体的には、例えばステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、12−ヒドロキシステアリン酸マグネシウム、12−ヒドロキシステアリン酸カルシウム、12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛、アラキジン酸マグネシウム、アラキジン酸カルシウム、アラキジン酸亜鉛、ベヘニン酸マグネシウム、ベヘニン酸カルシウム、ベヘニン酸亜鉛、リグノセリン酸マグネシウム、リグノセリン酸カルシウム、リグノセリン酸亜鉛等を挙げることができ、中でもステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、アラキジン酸マグネシウム、アラキジン酸カルシウム、アラキジン酸亜鉛、ベヘニン酸マグネシウム、ベヘニン酸カルシウム、ベヘニン酸亜鉛、リグノセリン酸マグネシウム、リグノセリン酸カルシウム、リグノセリン酸亜鉛を好適に使用することができる。これらは1種を単独で、又は2種以上を併用してもよい。
また、この様な(C)成分の配合量としては、(A)と(B)とよりなる前記樹脂成分100質量部に対し、通常5質量部以上、好ましくは10質量部以上、より好ましくは15質量部以上、更に好ましくは18質量部以上、上限として通常80質量部以下、好ましくは40質量部以下、より好ましくは25質量部以下、更に好ましくは22質量部以下である。(C)成分の配合量が少なすぎると溶融粘度が低くなり過ぎて加工性が低下する場合があり、多すぎると耐久性が低下する場合がある。
なお、発明においては前記(A)アイオノマー樹脂と前記(C)成分とを混合したものとして、公知の金属せっけん変性アイオノマー(USP5312857,USP5306760,WO98/46671公報等)を使用することも可能である。
本発明における前記(D)成分は、前記樹脂成分及び前記(C)成分中の未中和の酸基を中和可能な塩基性無機金属化合物である。(D)成分が配合されず、例えば金属せっけん変性アイオノマー樹脂が単独で使用された場合には、加熱混合時に金属せっけんとアイオノマー樹脂に含まれる未中和の酸基との交換反応が生じて多量の脂肪酸が発生気化し、成形不良や塗膜密着性の低下、得られる成形体の反発性低下等の不具合が生じる場合がある。このような点に鑑み、本発明においては(D)成分が好適に配合される。
前記(D)成分としては、樹脂成分との反応性が高く、反応副生成物に有機酸を含むことがないものであることが好適である。
前記(D)成分中の金属イオンとしては、例えば、Li+、Na+、K+、Ca++、Mg++、Zn++、Al+++、Ni++、Fe++、Fe+++、Cu++、Mn++、Sn++、Pb++、Co++等を挙げることができ、これらは1種を単独で、又は2種以上併用しても良い。(D)成分としては、これら金属イオンを含む公知の塩基性無機充填剤を使用することができ、より具体的には、例えば酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、酸化亜鉛、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、酸化カルシウム、水酸化カルシウム、水酸化リチウム、炭酸リチウム等を挙げることができる。特に水酸化物、または一酸化物であることが推奨され、ベース樹脂との反応性の高い水酸化カルシウム、酸化マグネシウムが好適に使用される。
前記(D)成分の前記樹脂成分100質量部に対する配合量としては、通常0.1質量部以上、好ましくは0.5質量部以上、より好ましくは1質量部以上、更に好ましくは2質量部以上、上限として通常10質量部以下、好ましくは8質量部以下、より好ましくは6質量部以下、更に好ましくは5質量部以下である。(D)成分の配合量が少なすぎると熱安定性、反発性の向上が見られない場合があり、多すぎると過剰の塩基性無機金属化合物によりゴルフボール用材料の耐熱性が却って低下する場合がある。
なお、上記(A)〜(D)成分を混合して得られる混合物の中和度としては、混合物中の酸基の総量を基準として通常50モル%以上、好ましくは60モル%以上、より好ましくは70モル%以上、更に好ましくは80モル%以上である。このような高中和化により、例えば金属せっけん変性アイオノマー樹脂を使用する場合であっても、加熱混合時に金属せっけんとアイオノマー樹脂に含まれる未中和の酸基との交換反応が生じにくく、熱的安定性、成形性、反発性を損なうおそれが低減される。
本発明における前記中間層及び/又はカバーの材料には、上記(A)成分〜(D)成分の各成分に加え、更に顔料、分散剤、老化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤等の添加剤を配合することができる。その配合量としても特に制限されるものではないが、前記(A)成分と前記(B)成分とよりなる前記樹脂成分100質量部に対し、通常0.1質量部以上、好ましくは0.5質量部以上、より好ましくは1質量部以上、上限として通常10質量部以下、好ましくは6質量部以下、より好ましくは4質量部以下である。
なお、本発明における中間層及び/又はカバーの材料は、上述した各成分を加熱混合して得ることができ、例えば加熱温度150〜250℃条件下、混練型二軸押出機、バンバリー、ニーダー等のインターナルミキサーを用いて混練することにより得ることができる。
本発明においては、コアを複数層に形成するものであり、特に、内層コア及び外層コアの2層構造に形成することが望ましい。この場合、内層コアの直径としては、通常15mm以上、好ましくは20mm以上、より好ましくは23mm以上、上限として通常35mm以下、好ましくは30mm以下、より好ましくは27mm以下である。この直径が小さすぎると低スピン効果が足りずに飛距離が出なくなることがある。この直径が大きすぎると相対的に外層コアの厚みを薄くしなければならず、その結果、繰り返し打撃耐久性が悪くなることがある。
このような複数層からなるコアの材料としては、ポリブタジエンやポリイソプレンゴム等の公知のゴム材料を基材とすることができ、例えば、シス−1,4−ポリブタジエン100質量部に対し、アクリル酸、メタクリル酸などのα,β−モノエチレン不飽和カルボン酸又はその金属イオン中和物、トリメチロールプロパンメタクリレートなどの官能性モノマーなどの架橋剤から選ばれる1種を単独で又は2種以上を混合したものを10質量部以上60質量部以下、酸化亜鉛、硫酸バリウムなどの充填剤を5質量部以上30質量部以下、ジクミルパーオキサイド等の過酸化物を0.5質量部以上5質量部以下、その他必要に応じて老化防止剤を0.1質量部以上1質量部以下配合したゴム組成を挙げることができる。このような複数層からなるコアの製造方法としては、常法に従って、140℃以上180℃以下で10分以上60分以下で加熱圧縮して球状に形成する等の方法により内層コアを成形し得る。
上記内層コアを包囲する外層コアの基材は、上述した内層ゴムの基材と同種又は異種のゴム基材を使用する。
上記外層コアを上記内層コア表面に形成する方法としては、シート状の未加硫ゴムを用いて一対のハーフカップを形成し、このカップ内に内層コアを入れて更に被包し、加圧加熱成形する方法などを採用できる。例えば、一次加硫(半加硫)して一対の半球カップ体を製造した後、次いで、予め製作した外層コアが被覆形成された内層コアを一方の半球カップ体に載せ、更に他方の半球カップ体をこれに被せた状態で二次加硫(全加硫)を行う方法や、ゴム組成物を未加硫状態でシート状にして一対の外層コア用シートを作成し、該シートを半球状突部が設けられた半型により型押して未加硫の半球カップ体を製造した後、これらの一対の半球カップ体を、予め製作した内層コアに被せ、140〜180℃,10〜60分間にて加熱圧縮して球状に形成することにより、加硫工程を2段階に分けた方法などを好適に採用し得る。
本発明において、コア全体のたわみ硬度としては通常3.0mm以上、好ましくは3.3mm以上、より好ましくは3.6mm以上、上限として通常6.0mm以下、好ましくは5.0mm以下、より好ましくは4.6mm以下である。たわみ硬度が3.0mm未満であると、ゴルフボールのスピンが増えすぎて飛ばなくなったり、打感が硬くなったりする場合があり、一方、6.0mmを超えると、反発性が低くなって飛ばなくなったり、打感が軟らかくなりすぎたり、繰り返し打撃した時の割れ耐久性が悪くなる場合がある。
また、コア全体の直径としては、通常36.5mm以上、好ましくは37mm以上、より好ましくは37.5mm以上、上限として通常40mm以下、好ましくは39.5mm以下、より好ましくは39mm以下である。このような範囲を逸脱すると、繰り返し打撃の際の割れ耐久性が悪くなり、ドライバー(W#1)での打撃時にスピン量が増えて飛距離が出なくなることがある。
更に、コアの比重としては通常1.05g/cm3以上、好ましくは1.15g/cm3以上、上限として通常1.35g/cm3以下、好ましくは1.25g/cm3以下である。
更に、コア中心の硬度としては、JIS−C硬度で通常30以上、好ましくは40以上、より好ましくは45以上、上限として通常60以下、好ましくは55以下、より好ましくは53以下である。コア中心のJIS−C硬度が60を超えるとスピンが増えすぎて飛ばなくなり、打感が硬くなる場合がある。一方、値が30未満であると、反発性が低くなって飛ばなくなり、打感が軟らかくなりすぎ、繰り返し打撃した時の割れ耐久性が悪くなる場合がある。また、コア表面の硬度としては、JIS−C硬度で通常65以上、好ましくは70以上、より好ましくは75以上、上限として通常90以下、好ましくは85以下、より好ましくは80以下である。コア表面のJIS−C硬度が80を超えると打感が硬くなる場合があり、一方、65未満であると、反発性が低くなって飛ばなくなり、打感が軟らかくなりすぎ、繰り返し打撃した時の割れ耐久性が悪くなる場合がある。なお、通常、コア表面と中間層表面との硬度差はJIS−C硬度で±5,好ましくは±4,更に好ましくは±3である。コア表面と中間層表面との硬度関係が上記の範囲を逸脱すると、飛びの改善と良好な打感の付与の両立が得られなくなる場合がある。
本発明においては、コアと、該コアを被覆する中間層と、該中間層を被覆するカバーとを備えたゴルフボールを上述した各素材を用いて形成するものであるが、本発明のマルチピースソリッドゴルフボールは、中間層とカバーとの間のショアD硬度バランス(上記(1)の条件),コアとコアが中間層に被覆された球体との間の初速度バランス(上記(2)の条件),コアとコアが中間層に被覆された球体との間のたわみ硬度バランス(上記(3)の条件)を最適化することにより、低ヘッドスピードのアマチュアプレーヤーに対しても、反発性、打感、耐久性を両立し得るゴルフボールを提供しようとするものである。
また、より優れたゴルフボールを提供する観点からは、以下の(4)〜(13)の条件を好適に採用し得る。
(4):中間層の厚み(mm)とカバーの厚み(mm)との総厚みが3.0mm以下、
(5):カバーの厚み(mm)が0.5mm以上2.0mm以下、
(6):カバーのショアD硬度が55以上70以下、
(7):中間層の厚み(mm)が0.5mm以上1.6mm以下、
(8):中間層のショアD硬度が40以上60以下、
(9):ゴルフボールの初速度が76.5m/s以上、
(10):カバーのMFRが2g/分以上、
(11):0.85≦(ゴルフボールのたわみ硬度/コアに中間層を被覆した球体のたわみ硬度)≦0.95、
(12):(コア表面のJIS−C表面硬度)−(コア中心のJIS−C硬度)≧20
(13):5≧(中間層のJIS−C表面硬度)−(コア表面のJIS−C表面硬度)≧−5
[(1)の条件について]
本発明のマルチピースソリッドゴルフボールにおいて、(カバーのショアD硬度)−(中間層のショアD硬度)の値としては0より大きい値、通常5以上、好ましくは10以上、上限として30以下、好ましくは20以下、より好ましくは15以下である。差が0以下であるとスピンが掛かりすぎて飛距離が低下し、差が30を超えると、反発が低くなって飛距離が低下する。
[(2)の条件について]
本発明のマルチピースソリッドゴルフボールにおいて、(コアに中間層を被覆した球体の初速度(m/s))−(コアの初速度(m/s))の値としては−0.2より大きい値、好ましくは0以上、さらに好ましくは0.1以上、特に好ましくは0.2以上である。差が−0.2以下であると、反発性が足りずに飛距離が低下する。この(2)の条件を満たす手段としては、中間層として高反発材料が必要である。中間層を硬くし、コアを軟らかくかつ低反発の方向にもっていくと、(2)の条件を満たす方向にいくが、クレームの他の要件も同時に満足しないと本発明の効果が達成できない。
なお、「初速度(m/s)」についてはR&Aの承認する装置であるUSGAのドラム回転式の初速度計と同方式の初速測定器を用いて測定した。ボールを23±1℃環境下で3時間以上温調した後、室温23±2℃の部屋でテストした。250ポンド(113.4kg)のヘッド(ストライキングマス)を用いて打撃速度143.8ft/s(43.83m/s)にてボールを打撃し、1ダースのボールを各々4回打撃して6.28ft(1.91m)の間を通過する時間を測定して初速度(m/s)を算出した。約15分間でこのサイクルを行なった。
[(3)の条件について]
本発明のマルチピースソリッドゴルフボールにおいて、(コアに中間層を被覆した球体のたわみ硬度)/(コアのたわみ硬度)の値としては0.90以上、好ましくは0.92以上、より好ましくは0.94以上、上限として1以下、好ましくは0.98以下、より好ましくは0.96以下である。比が0.90未満であるとパターでの打感が硬くなり、W#1打撃でのスピンが増えて飛距離が出なくなることがある。比が1を超えるとW#1打撃の際にスピンが増えて飛距離が出なくなり、繰り返し打撃耐久性が悪くなることがある。
なお、この(3)の条件を満たすようにゴルフボールを設計する具体的手段としては、中間層のショアD硬度を約40〜60の範囲とし、中間層の厚さ、コア硬度を適当な値に設定する方法を採用し得る。
[(4)の条件について]
本発明のマルチピースソリッドゴルフボールにおいて、中間層の厚み(mm)とカバーの厚み(mm)との総厚みとして、好ましくは1.5mm以上、より好ましくは2.0mm以上、特に好ましくは2.4mm以上、上限として3.0mm以下、好ましくは2.8mm以下、より好ましくは2.6mm以下である。総厚みが1.5mm未満であると繰り返し打撃の際の割れ耐久性が悪くなり、総厚みが3.0mmを超えるとW#1打撃の際のスピンが増えて飛距離が出なくなる。
[(5)の条件について]
本発明のマルチピースソリッドゴルフボールにおいて、カバーの厚み(mm)としては通常0.5mm以上、好ましくは0.9mm以上、より好ましくは1.1mm以上、上限として通常2.0mm以下、好ましくは1.6mm以下、より好ましくは1.3mm以下である。カバーの厚みが0.5mm未満であると、繰返し打撃時の割れ耐久性が悪くなる場合があり、一方、2.0mmを超えると、アプローチやパター打撃時の打感が悪くなる場合がある。
[(6)の条件について]
本発明のマルチピースソリッドゴルフボールにおいて、カバーのショアD硬度としては通常55以上、好ましくは57以上、より好ましくは60以上、上限として通常70以下、好ましくは66以下、より好ましくは63以下である。ショアD硬度が55未満であると、スピンが掛かりすぎたり反発が不足して飛距離が落ちてしまい、また、耐擦過傷性が悪くなる場合がある。一方、ショアD硬度が70を超えると、繰り返し打撃による割れ耐久性が悪くなり、また、ショートゲーム、パターの打感が悪くなる場合がある。
[(7)の条件について]
本発明のマルチピースソリッドゴルフボールにおいて、中間層の厚み(mm)としては通常0.5mm以上、好ましくは0.8mm以上、さらに好ましくは1.1mm以上、上限として通常1.6mm以下、好ましくは1.4mm以下、より好ましくは1.3mm以下である。中間層の厚みが0.5mm未満であると、繰り返し打撃による割れ耐久性が悪くなり、反発が低下して飛距離が出なくなる場合がある。一方、1.6mmを超えると、ドライバーでの打撃の際のスピンが増えすぎて飛距離が出なくなる場合がある。
[(8)の条件について]
本発明のマルチピースソリッドゴルフボールにおいて、中間層のショアD硬度としては通常40以上、好ましくは45以上、より好ましくは48以上、上限として通常60以下、好ましくは55以下、より好ましくは52以下である。なお、中間層のショアD硬度とは、中間層を形成する材料をシート状にした時のショアD硬度を意味する。ショアD硬度が40未満であると、スピンが掛かりすぎてしまい、または反発が不足したりして飛距離が落ちてしまう場合がある。一方、ショアD硬度が60を超えると、繰り返し打撃による割れ耐久性が悪くなり、また、ショートゲーム、パターの打感が悪くなったりする場合がある。
[(9)の条件について]
本発明のマルチピースソリッドゴルフボールにおいて、ゴルフボールの初速度としては通常76.5m/s以上、好ましくは76.8m/s以上、より好ましくは77.0m/s以上、上限として通常77.724m/s以下である。低すぎると飛距離が出なくなる。上限77.724m/sを超えるとR&A(USGA)の定める規格外となり公認球として登録できなくなる。
[(10)の条件について]
本発明のマルチピースソリッドゴルフボールにおいて、カバー材料のMFRとしては通常2g/10分以上、好ましくは2.5g/10分以上、さらに好ましくは3.0g/10分以上である。MFRが2g/10分未満であると成形が難しくなったり、成形して得られたボールの真球度が低下して飛びのばらつきが大きくなったりする場合がある。ここで、メルトフローレート(「MFR」と略記することがある)とはJIS−K6760に準拠し、試験温度190℃、試験荷重21.18N(2.16kgf)にて測定した値(g/10分)であり、本発明において同様である。
[(11)の条件について]
本発明のマルチピースソリッドゴルフボールにおいて、(ゴルフボールのたわみ硬度/コアに中間層を被覆した球体のたわみ硬度)としては、通常0.85以上、好ましくは0,87以上、より好ましくは0.88以上、上限として通常0.95以下、好ましくは0.93以下、より好ましくは0.92以下である。値が小さすぎても大きすぎてもW#1でのスピンが増えすぎてしまい、その結果、飛距離が出なくなることがある。
なお、この(11)の条件を満たすようにゴルフボールを設計する具体的手段としては、カバー硬度、カバー厚み、中間層を被覆した球体のたわみ硬度を適当な値に設定する方法を採用し得る。
[(12)の条件について]
本発明のマルチピースソリッドゴルフボールにおいて、(コア表面のJIS−C表面硬度)−(コア中心のJIS−C硬度)としては通常20以上、好ましくは23以上、より好ましくは25以上であり、上限としては通常40以下、好ましくは30以下である。値が小さすぎると低スピン効果が足りずに飛距離が出なくなることがある。値が大きすぎると、繰り返し打撃耐久性が悪くなることがある。
[(13)の条件について]
本発明のマルチピースソリッドゴルフボールにおいて、(中間層のJIS−C表面硬度)−(コア表面のJIS−C表面硬度)としては、−5以上、好ましくは−4以上、より好ましくは−3以上であり、上限としては通常+5以下、好ましくは+4以下、より好ましくは+3以下である。上記の範囲を逸脱すると、飛び性能と打感とのバランスが最適でなくなるおそれがある。
なお、本発明のマルチピースソリッドゴルフボールは、競技用としてゴルフ規則に従うものとすることができ、直径42.67mm以上、質量45.93g以下に形成することができる。直径の上限として好ましくは44.0mm以下、更に好ましくは43.5mm以下、最も好ましくは43.0mm以下であり、質量の下限として好ましくは44.5g以上、より好ましくは44.8g以上、更に好ましくは45.0g以上、特に好ましくは45.1g以上である。
以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。
[実施例1〜3、比較例1〜5]
表1に示す配合(質量部)にて得たゴム組成物を155℃で15分間加硫した後、その表面を研磨して内層コアを作成した。一方、表2に示す配合(質量部)にて得たゴム組成物を未加硫状態でシート状にして一対の外層コア用シートを作成し、該シートを半球状突部が設けられた半型により型押した。その後、上記外層コア用シートが金型のキャビティに沿って型押しされた未加硫ゴムを内層コアに被せて155℃で15分間加硫した後、その表面を研磨して内外層からなる2層コアを作成した。
次に、表3に示す配合の中間層材及びカバー材を射出成形により被覆してマルチピースゴルフボールを得た。
得られたゴルフボールの評価結果を表4に示す。
Figure 0004535271
Figure 0004535271
ポリブタジエンA
商品名BR01(JSR社製)
ポリブタジエンB
商品名BR730(JSR社製)
ポリイソプレンゴム
商品名IR2200(JSR社製)
過酸化物(1)
ジクミルパーオキサイド、商品名パークミルD(日本油脂社製)
過酸化物(2)
1,1ビス(t−ブチルパーオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、商品名パーヘキサ3M−40(日本油脂社製)
老化防止剤
ノクラックNS−6(大内新興化学工業社製)
ステアリン酸亜鉛
商品名 ジンクステアレートG(日本油脂社製)
Figure 0004535271
サーリン8120,7930,9945
デュポン社製アイオノマー
AM7311,7317,7318
三井デュポンポリケミカル社製アイオノマー。7311;マグネシウム系アイオノマー、7317;酸含量18%の亜鉛系アイオノマー、7318;酸含量18%のナトリウム系アイオノマー。
ハイミラン1706,1605,1855
三井デュポンポリケミカル社製アイオノマー
AN4318
三井デュポンポリケミカル社製ニュクレル
ハイトレル3046
東レデュポン社製ポリエステルエラストマー
ダイナロン6100P
JSR社製水添ポリマー
ベヘニン酸
日本油脂社製NAA222−S(ビーズ)
水酸化カルシウム
白石工業社製CLS−B
MFR(g/10min)
JIS−K6760[試験温度190℃,試験荷重21N(2.16kgf)に従って測定した材料のメルトフローレート]
Figure 0004535271
飛び
ゴルフ打撃ロボットにW#1クラブをつけてヘッドスピード35m/sにて打撃した時の飛距離を測定した。W#1クラブはブリヂストンスポーツ社製TourStage V36 ロフト12.5°を使用した。飛距離については下記基準にて評価した。
○:トータル飛距離160.0m以上
×:トータル飛距離160.0m未満

W#1フィーリング,パターフィーリング
W#1クラブのヘッドスピードが35〜40m/sのアマチュアゴルファー10人による官能評価を行なった。下記基準にて評価した。
○:10人中7人以上が良い打感と感じた
×:良い打感と感じた人が10人中4人以下

割れ耐久性
ゴルフ打撃ロボットにW#1クラブをつけてヘッドスピード40m/sにて繰り返し打撃した時の、ボール表面にひびが入り始めた時の回数で評価した。各ボールN=3としてその平均値を評価対象値とした。実施例1のひびが入り始めた回数を100とした場合の各々の指数を、下記基準にて評価した。
○:指数95以上
×:指数95未満

耐擦過傷性
ノンメッキのピッチングサンドウエッジを打撃ロボットにセットし、ヘッドスピード40m/sにて1回打撃してボール表面状態を目視観察し、下記基準にて評価した。
○:まだ使える
×:もう使用に耐えない
比較例1については、カバーが軟らかすぎて、反発性が低いとともに、スピンが多すぎて飛距離が出ない。
比較例2については、コアが1層であり、低スピンにならず、飛距離が足りない。
比較例3については、(コアに中間層を被覆した球体の初速度(m/s))−(コアの初速度(m/s))が−0.2より小さいであるために、ボール反発性が足りず、飛距離が足りない。
比較例4については、中間層が硬すぎて、W#1打撃時にスピンがかかりすぎて飛距離が足りない。また、パターで硬く感じるとともに繰返し打撃時の割れ耐久性に劣る。
比較例5については、中間層が軟らかすぎて、W#1打撃時にスピンがかかりすぎて飛距離が足りない。また、カバーと中間層との密着が十分でなく、繰返し打撃時の割れ耐久性に劣る。

Claims (6)

  1. 複数層からなるコアと、該コアを被覆する中間層と、該中間層を被覆するカバーとを備えたマルチピースソリッドゴルフボールにおいて、中間層が、(a−1)オレフィン−不飽和カルボン酸2元ランダム共重合体及び/又はオレフィン−不飽和カルボン酸2元ランダム共重合体の金属イオン中和物と(a−2)オレフィン−不飽和カルボン酸−不飽和カルボン酸エステル3元ランダム共重合体及び/又はオレフィン−不飽和カルボン酸−不飽和カルボン酸エステル3元ランダム共重合体の金属イオン中和物とを(a−1)/(a−2)=100/0〜0/100(質量比)の割合で含む(A)アイオノマー樹脂と、(B)非アイオノマー系熱可塑性エラストマーとを(A)/(B)=100/0〜50/50(質量比)の割合で含む樹脂成分100質量部に対し、(C)分子量が280〜1500の有機脂肪酸及び/又はその誘導体5〜80質量部と、(D)前記樹脂成分及び前記(C)成分中の未中和の酸基を中和可能な塩基性無機金属化合物0.1〜10質量部とを配合してなる混合物により形成されると共に、以下の(1)〜(3)の各条件、
    (1):(カバーのショアD硬度)−(中間層のショアD硬度)>0、
    (2):(コアに中間層を被覆した球体の初速度(m/s))−(コアの初速度(m/s))>−0.2(ここで、初速度とは、USGAのドラム回転式の初速度計と同方式の初速測定器を用いて測定した初速度を意味する)、
    (3):0.90≦[(コアに中間層を被覆した球体のたわみ硬度)/(コアのたわみ硬度)]≦1.00(ここで、たわみ硬度とは、球状物体に対して初期荷重98N(10kgf)を負荷した状態から終荷重1275N(130kgf)を負荷したときまでの変形量(mm)を意味する)、
    を満たすことを特徴とするマルチピースソリッドゴルフボール。
  2. 更に、以下の(4)〜(9)の各条件、
    (4):中間層の厚み(mm)とカバーの厚み(mm)との総厚みが3.0mm以下、
    (5):カバーの厚み(mm)が0.5mm以上2.0mm以下、
    (6):カバーのショアD硬度が55以上70以下、
    (7):中間層の厚み(mm)が0.5mm以上1.6mm以下、
    (8):中間層のショアD硬度が40以上60以下、
    (9):ゴルフボールの初速度が76.5m/s以上、
    を満たす請求項1記載のゴルフボール。
  3. 更に、以下の(10)の条件、
    (10):カバーのメルトフローレートが2g/10分以上、
    を満たす請求項1又は2記載のゴルフボール。
  4. 更に、以下の(11)の条件、
    (11):0.85≦(ゴルフボールのたわみ硬度/コアに中間層を被覆した球体のたわみ硬度)≦0.95、
    を満たす請求項1,2又は3記載のマルチピースソリッドゴルフボール。
  5. 更に、以下の(12)の条件、
    (12):(コア表面のJIS−C表面硬度)−(コア中心のJIS−C硬度)≧20
    を満たす請求項1〜4のいずれか1項記載のマルチピースソリッドゴルフボール。
  6. 更に、以下の(13)の条件、
    (13):5≧(中間層のJIS−C表面硬度)−(コア表面のJIS−C表面硬度)≧−5
    を満たす請求項1〜5のいずれか1項記載のマルチピースソリッドゴルフボール。
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