JP4179210B2 - 停止位置指示方法、停止位置指示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の物品が積載された台車を予め設定された経路に沿って物品置場まで搬送し、各物品を予め決められた物品置場へ供給する作業者に対して台車の停止位置を指示する方法及び装置、特に作業者の便宜を図る台車の停止位置の提示に関する。
車両の組立工場において、仕入先から部品が入庫されると、各部品は、所定の部品置場へ供給され、所定の組立工程において使用される。この部品の各部品置場への搬送・供給作業は、月度運搬計画で設定された所定の供給コース、ダイヤに従って行われるが、具体的には次のような手順で行われている。
まず、仕入先から部品が入庫されると、その部品は、物品搬送台車(以下、単に「台車」)に積載される。入庫部品数が多いと、複数の台車が用意され、順次積載される。ダイヤに示された所定の時刻に達すると、台車に積載された部品と各部品の供給先となる部品置場とが示された部品供給指示リストが発行される。作業者は、牽引車に部品が積載された台車を連結する。部品が複数の台車に積載されていれば、台車を縦列に連結する。そして、作業者は、所定の供給コースに沿って牽引車を搬送させ、受け取った部品供給指示リストを参照に部品の供給先にて牽引車を停車させ、牽引車から降りて該当する部品を探す。そして、探し出した部品を台車から取り出して部品置場に供給する。その部品置場への部品供給が終了すると、牽引車に乗り込み、次の供給先へ向かう。
以上のようにして、作業者は、所定の経路に沿って牽引車を搬送して部品を該当する部品置場へ供給する。
特開2004−1949号公報
しかしながら、従来においては、部品の供給のために必要以上に歩行しなければならない場合が発生していた。この部品供給作業の際に作業者がどれだけの距離を歩行するかということについて例をあげて説明する。
図9には、牽引車2と、牽引車2に縦列に連結された3台の台車4と、各部品の供給先となる部品置場6とが示されている。また、図9に示した部品供給指示リストの内容例から理解できるように、作業者は、1番地にD部品を、2番地にC部品を、3番地にA部品とB部品を、それぞれ供給することになる。従って、作業者は、牽引車2を供給コースに従い搬送させ、最初に到達する1番地で停止させる。そして、図9(a)に示したように、作業者は、3号車まで移動してD部品を取り出し、1番地まで運ぶ。なお、ここでは、部品供給後、積載台車までいったん戻った後に牽引車まで戻ることにする。
作業者は、牽引車2に乗り、次の供給先となる2番地まで搬送させる。そして、停止後、図9(b)に示したように、作業者は、2号車まで移動してC部品を取り出し、2番地まで運ぶ。ここで、作業者は、2号車に積載されたB部品をついでに3番地まで運ぶ。
作業者は、牽引車2に乗り、次の供給先となる3番地まで搬送させる。そして、停止後、図9(c)に示したように、作業者は、1号車まで移動してA部品を取り出し、3番地まで運ぶ。
ここで、作業者の歩行距離を計算してみる。例えば、各台車4の全長を1、各部品置場6の間隔をそれぞれ1とする。なお、歩行距離は、台車の進行方向(部品置場6の並び方向)のみを求め、台車4と部品置場6との間隔方向の距離は無視することにする。牽引車2の長さも無視する。各台車の部品取出口は台車中央にあるものとする。従って、牽引車から降りた作業者が1号車から部品を取り出すときの移動距離は台車半分の長さ0.5(=1/2)、2号車から部品を取り出すときの移動距離は1号車全体と2号車の半分の長さ1.5(=1+1/2)となる。また、各部品置場6の部品供給口は置場中央にあるものとする。
まず、図9(a)に示したように1番地に牽引車2を停止させたとき、牽引車2から3号車までの移動距離は片道2.5、3号車から1番地までのD部品の運搬距離は片道2なので、3号車からの供給のための歩行距離は9(=(2.5+2)×2)である。また、図9(b)に示したように2番地に牽引車2を停止させたとき、牽引車2から2号車までの移動距離は片道1.5、2号車から2番地までのC部品の運搬距離は片道1、2号車から3番地までのB部品の運搬距離は片道2なので、2号車からの供給のための歩行距離は9(=(1.5+1+2)×2)である。同様に図9(c)に示したように3番地に牽引車2を停止させたとき、牽引車2から1号車までの移動距離は片道0.5、1号車から3番地までのA部品の運搬距離は片道0なので、1号車からの供給のための歩行距離は1(=(0.5+0)×2)である。
以上のことから、従来において1号車にA部品、2号車にB,C部品、3号車にD部品がそれぞれ積載されているときの作業者の歩行距離の総合計は、19(=9+9+1)となる。
以上の例に基づくと、例えばD部品を所定の1番地の部品置場6に供給するには、牽引車2を1番地ではなく3番地に停止させる方が都合よい。D部品を積載した3号車を1番地の目前に停止させることができるため、運搬距離を0にできるからである。
しかしながら、従来においては、どの部品がどの台車に積載されているかという情報を作業者に提供していなかったので、どの位置に牽引車を停止させるのが作業効率上、最適であるかということが判断できなかった。また、部品の積載台車を知らせなくても停止位置を指示するようにしてもよいが、従来においてはそのような指示をしていない。
以上の説明では、便宜的に3台の台車を連結する場合を例にしたが、実際には6〜7台の台車を連結するため、最後尾に積載した部品を供給するときの歩行距離は無視できない距離となり、作業負荷の増大及び作業効率の低下につながりかねない。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、物品を物品置場に供給する作業者にとって好適な停止位置を指示することのできる停止位置指示方法及び停止位置指示装置を提供することにある。
以上のような目的を達成するために、本発明に係る停止位置指示方法は、複数の物品が積載された台車を予め設定された経路に沿って物品置場まで搬送し、各物品を予め決められた物品置場へ供給する作業者に対して台車の停止位置を指示する停止位置指示方法において、台車の大きさを含む台車情報と、台車と当該台車に積載された物品とを対応づけた積載物品情報と、各物品置場の位置情報とに基づいて、作業者が物品を台車から取り出す際の移動距離と、取り出した物品を物品置場へ供給する際の運搬距離とにより得られる歩行距離の全物品の総計が最短となる台車の停車位置を求める停止位置決定ステップと、台車の停止位置と当該停止位置で供給する物品を指示する指示情報を作業者へ通知する通知ステップとを含むことを特徴とする。
また、前記停止位置決定ステップは、搬送する際の台車の並びと、各台車に積載された物品の識別情報を受け付ける受付ステップと、物品毎に歩行距離が最短となる停止位置を特定する位置特定ステップと、前記位置特定ステップにより特定された停止位置毎に、各停止位置から供給する物品を指定した物品供給指示情報を生成する情報生成ステップとを含むことを特徴とする。
本発明に係る停止位置指示装置は、複数の物品が積載された台車を予め設定された経路に沿って物品置場まで搬送し、各物品を予め決められた物品置場へ供給する作業者に対して台車の停止位置を指示する停止位置指示装置において、台車の大きさを含む台車情報を記憶する手段と、台車と当該台車に積載された物品とを対応づけた積載物品情報を記憶する手段と、各物品置場の位置情報を記憶する手段と、前記各情報に基づいて、作業者が物品を台車から取り出す際の移動距離と、取り出した物品を物品置場へ供給する際の運搬距離とにより得られる歩行距離の全物品の総計が最短となる台車の停車位置を求める停止位置決定手段と、台車の停止位置と当該停止位置で供給する物品を指示する指示情報を作業者へ通知する通知手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、物品を所定の物品置場まで運搬し供給する作業者の歩行距離を短くすることができる。これにより、作業負荷の削減を図ることができる。
以下、図面に基づいて、本発明の好適な実施の形態について説明する。
図1は、本発明に係る停止位置指示装置の一実施の形態を示したブロック構成図である。図1には、牽引車2に搭載された情報端末装置10と本実施の形態における停止位置指示装置20とが示されている。
停止位置指示装置20は、情報受付部22、停止位置設定処理部24及び情報送信部26を有している。また、積載部品情報、台車情報、置場情報及び供給経路情報の各情報を記憶する記憶部28〜34を有している。情報受付部22は、入庫された部品を台車へ積載する所定場所で入力された情報を受け付け、積載部品情報を生成して積載部品情報記憶部28に登録する。停止位置設定処理部24は、後述する各種情報に基づき作業者が部品を台車から取り出し各部品置場へ供給する際の歩行距離の総計が最短となる台車の停車位置を求める。作業者の歩行距離は、従来例と同様に作業者の牽引車から台車までの移動距離と、取り出した部品を該当する部品置場へ運搬し供給する際の運搬距離との和により得られる。情報送信部26は、作業者への部品供給指示情報を牽引車2搭載の情報端末装置10へ無線により送信する。
停止位置指示装置20は、無線通信機能を有するパーソナルコンピュータ(PC)等の汎用的なコンピュータで実現できる。また、各記憶部28〜34は、PC搭載のハードディスクドライブ等の記憶装置等で実現できる。ただ、各記憶部28〜34は、必ずしも停止位置指示装置20に搭載する必要はない。すなわち、外部で保持されている各種情報にネットワーク経由でアクセスできるように構成されていればよい。
一方、牽引車2に搭載された情報端末装置10は、情報受信部12、情報処理部14及び表示部16を有している。情報受信部12は、停止位置指示装置20から無線により送信されてくる部品供給指示情報を受信する。情報処理部14は、情報受信部12により受信された部品供給指示情報を表示部16に表示する。表示部16は、液晶画面等で構成される。
情報端末装置10は、無線通信機能を有するパーソナルコンピュータ(PC)、あるいは各作業者が携帯する携帯型情報端末装置等の汎用的なコンピュータ等で実現できる。
図2は、本実施の形態における台車情報の内容例を示した図である。台車情報には、台車の大きさに関する情報として少なくとも各台車の全長が含まれている。この情報は、作業者の移動距離を算出するために用いる。本実施の形態では、従来例と同様に台車と部品置場との間隔方向の距離は無視することにしているので、台車情報としては全長だけで十分である。しかしながら、仮に台車における部品取出口が台車の中央部分に設置されていなかったり、台車を縦列以外の方法で連結する場合など作業者の移動距離を算出する際に他のデータが必要になった場合にはそのデータも台車情報に含めることにする。また、牽引車の長さも便宜的に従来例と同様に無視するが、もし考慮するのであれば、移動距離の算出に必要な牽引車に関する情報も予め登録させておく。
図3は、本実施の形態における置場情報の内容例を示した図である。本実施の形態では、各部品置場に番地を割り振っている。また、本実施の形態では、本実施の形態を適用する工場敷地内における各位置情報を座標データで特定できるようにしている。従って、置場情報は、各部品置場を特定する番地と、コンピュータが歩行距離の計算に使用する位置座標を示すデータとを対応付け、更に各部品置場に供給する部品の番号を対応付けることによって構成される。
図4は、本実施の形態における供給経路情報の内容例を示した図である。供給経路情報は、コンピュータが認識できるように前述した供給コースを座標データで示した情報である。本実施の形態における供給コースは、直線の連続で決められるものとすると、供給経路情報を各直線の端点の座標データで表現することができる。各部品置場は、供給経路情報に設定される端点若しくは端点を結んだ直線上に位置することになる。また、台車も供給コース上に停止することになる。
以上の台車情報、置場情報及び供給経路情報は、台車の停止位置を決定するまでに予め設定登録しておく必要がある。積載部品情報と牽引車に送信する部品供給指示リストは、処理の過程において生成される情報であるため追って説明する。
次に、本実施の形態において台車の停止位置を決定し、作業者に通知する一連の処理について図5に示したフローチャートを用いて説明する。
仕入先から部品が入庫されると、その部品は、所定の積載場所で台車に積載される。入庫部品数が多いと、複数の台車が用意され、順次積載される。作業者が部品を台車に積載する際、どの部品がどの台車に積載したのかがわかるように、積載する部品とその部品を積載する台車の各識別番号を関連付ける。ダイヤに示された所定の時刻に達すると、作業者は、牽引車に部品が積載された台車を連結する。部品が複数の台車に積載されていれば、台車を縦列に連結する。そして、作業者は、前述した部品と台車を関連付けた情報と、台車の連結順を明らかにする情報を停止位置指示装置20に無線により送信する。この停止位置指示装置20に情報を送信する装置は、所定の積載場所に設置の情報端末装置で実現するようにしてもよいし、作業者が携帯する情報端末装置で実現するようにしてもよい。
停止位置指示装置20において、情報受付部22は、作業者の操作に応じて送られてくる情報を受け付け、積載部品情報を生成して積載部品情報記憶部28に登録する(ステップ101)。積載部品情報の内容例を図6に示すが、情報受付部22は、送られてきた情報に基づき、台車の連結順に、その台車を識別する台車番号と各台車に積載された部品を識別する部品番号とを対応付けすることで積載部品情報を生成する。本実施の形態では、従来例と同様に1号車にA部品、2号車にB,C部品、3号車にD部品がそれぞれ積載されたものとする。
なお、停止位置設定処理部24が作業者の歩行距離の総計が最短となる台車の停車位置を求めるために、台車の連結順とどの台車にどの部品が積載されているのかがわかればよいため、情報受付部22が受信するタイミングは特に限定しない。すなわち、作業者は、停止位置指示装置20に対して台車と部品との組情報を、部品が台車に積載される度に送るようにしてもよいし、ダイヤに従った部品の運搬・供給作業の直前にまとめて送るようにしてもよい。
続いて、停止位置設定処理部24は、以下の手順にて台車の停止位置を決定する。まず、停止位置設定処理部24は、積載部品情報に含まれている部品毎に、牽引車から各台車までの移動距離を算出する(ステップ102)。この移動距離は、台車情報と積載部品情報を参照することで求めることができる。すなわち、まず、A部品は1号車として牽引車に連結された全長が1の台車No1に積載されていることからその移動距離は0.5である。B部品及びC部品は2号車として牽引車に連結された全長が1の台車No2に積載されていることからその移動距離は1.5(=1+0.5)である。D部品は3号車として牽引車に連結された全長が1の台車No3に積載されていることからその移動距離は2.5(=1+1+0.5)である。
続いて、停止位置設定処理部24は、積載部品情報に含まれている部品毎に、積載された台車から部品置場までの運搬距離を算出する(ステップ103)。この運搬距離は、置場情報、供給経路情報及び積載部品情報を参照することで求めることができる。全停止位置というのは、供給コース上において台車を停止させる全ての候補位置である。台車の停止位置に関する詳細については、別途後述するが、ここでは便宜的に各部品置場に対応した目前の位置とする。また、各部品置場と供給コース上の台車の位置関係は、実際には座標データにより算出できるが、ここでは各部品置場の間隔を従来例と同じくそれぞれ1とする。
まず、本実施の形態では、台車の停止位置を便宜的に各部品置場に対応した位置としたので、作業者は、1番地、2番地、・・・と各部品置場の前に順番に停止させることができる。A部品に着目して説明すると、A部品積載の台車を1番地の前に停止させたとき、3番地までの運搬距離は2である。次に2番地の前に停止させたときは1、3番地の前に停止させたときは0、4番地の前に停止させたときは1、5番地の前に停止させたときは2と、全停止位置(n番地まで)について運搬距離を算出する。B部品に着目して説明すると、B部品積載の台車を1番地の前に停止させたとき、3番地までの運搬距離は3である。次に2番地の前に停止させたときは2と、全停止位置(n番地まで)について運搬距離を算出する。
各部品について全停止位置からの運搬距離を算出すると、停止位置設定処理部24は、部品毎の最少運搬距離及び最少運搬距離となる停止位置を特定する(ステップ104)。例えば、A部品における最少運搬距離は0であり、それは3番地の前に停止させたときである。
各部品についての移動距離と運搬距離が求まると、停止位置設定処理部24は、停止位置毎にどの部品を積載台車から取り出し、該当する部品置場まで運搬するかをまとめる。これにより、部品供給指示情報を生成する(ステップ105)。なお、生成した部品供給指示情報の出力結果が部品供給指示リストになる。部品供給指示情報の内容例を図7に示すが、この図7から次のことがわかる。すなわち、部品供給指示情報には、停止する順番に情報が登録されているので、作業者は、まず「3番地」に牽引車を停止させて「1号車に積載されたA部品を3番地に供給」し、「2号車に積載されたC部品を2番地に供給」し、「3号車に積載されたD部品を1番地に供給」する。続いて、「4番地」に牽引車を停止させて「2号車に積載されたB部品を3番地に供給」する。停止位置設定処理部24は、複数の部品を同じ停止位置から供給する場合、移動距離が最少となるように部品を並べる。具体的には台車の連結順に並べればよい。
停止位置設定処理部24は、以上の内容の部品供給指示情報を生成すると情報送信部26に渡す。なお、記憶手段を介在して情報送信部26に渡すようにしてもよい。情報送信部26は、部品供給指示情報を受け取ると情報端末装置10へ送信する(ステップ106)。
情報端末装置10における情報受信部12が停止位置指示装置20から送られてきた部品供給指示情報を受信すると、情報処理部14は、部品供給指示リストとして表示部16に表示する。あるいは図示しない印刷装置から印刷するようにしてもよい。
作業者は、部品供給指示リストを参照に、指定された停止位置に牽引車を停止させ、指示された部品を所定の部品置場まで運搬することになる。
ここで、具体例を示す。図8は、従来例に用いた図9に対応する図である。図8には、図9と同様に、牽引車2と、牽引車2に縦列に連結された3台の台車4と、各部品の供給先となる部品置場6とが示されている。各台車に積載する部品の数及び積載台車、更に対応する部品置場も従来例と同じである。
作業者は、牽引車2を供給コースに従い搬送させ、部品供給指示リストの指示内容に従い、図8(a)に示したように最初に3番地に牽引車2を停止させる。そして、作業者は、牽引車2から降りて1号車まで移動してA部品を取り出し、3番地まで運ぶ。なお、本実施の形態においても部品供給後、積載台車までいったん戻ることにする。続いて、作業者は、部品供給指示リストの指示内容に従い、1号車から2号車に移動してC部品を取り出し、2番地まで運ぶ。更に、2号車から3号車に移動してD部品を取り出し、1番地まで運ぶ。その後、作業者は、3号車から牽引車2まで戻る。
作業者は、牽引車2に乗り、次の指示先となる4番地まで搬送させる。そして、停止後、図8(b)に示したように、作業者は、2号車まで移動してB部品を取り出し、3番地まで運ぶ。
ここで、作業者の歩行距離を計算する。
まず、図8(a)に示したように3番地に牽引車2を停止させたとき、牽引車2から1号車までの移動距離は0.5、1号車から2号車までの移動距離は1、2号車から3号車までの移動距離は1、3号車から牽引車2まで戻るときの移動距離は2.5なので、3番地に停止したときの移動距離は5(=0.5+1+1+2.5)である。そして、各部品は、各台車4から各部品置場6までの運搬距離はそれぞれ0なので、0(=0×2+0×2+0×2)である。従って、3番地に停止したときの歩行距離は5(=5+0)となる。
次に、図8(b)に示したように4番地に牽引車2を停止させたとき、牽引車2から2号車までの移動距離は片道1.5なので、4番地に停止したときの移動距離は3(=1.5×2)である。そして、B部品は、2号車から該当する部品置場6までの運搬距離は0なので、4番地に停止したときの運搬距離は0(=0×2)である。従って、4番地に停止したときの歩行距離は3(=3+0)となる。
以上のことから、本実施の形態において1号車にA部品、2号車にB,C部品、3号車にD部品がそれぞれ積載されているときの作業者の歩行距離の総合計は、8(=5+3)となる。
本実施の形態によれば、従来例と同じ条件における歩行距離の総計は8であり、従来例の19に対して大幅に削減することができる。
実施の形態2.
上記実施の形態1においては、部品供給指示情報を生成する過程において運搬距離が最少となる位置を当該部品の停止位置と決定していた(図5のステップ104)。実施の形態1においては、部品置場に対応する目前の位置を停止位置の候補とする、ということを条件としたので、常に運搬距離が0の位置が選出されることになる。しかしながら、台車に積載する部品の数や構成によっては、運搬距離が0と最少にできたとしても牽引車から所定の台車までの移動距離が増えてしまい、移動距離と運搬距離とに基づき算出される歩行距離が最適な値(最少値)になるとは限らない。例えば、従来例の図9(b)に例示したようにC部品の供給に便乗してB部品を1つ先の部品置場まで運ぶようにすれば、運搬距離は増えても移動距離を削減することはできる。
本実施の形態では、以上のように運搬距離が0となる位置を当該部品の停止位置と限定せずに、当該停止位置から前後各1の停止位置まで停止位置の候補として残し、それぞれに歩行距離を求めるようにした。これにより、最少となる歩行距離をより確実に得ることができる。
但し、運搬距離は作業者が部品を持ち運ぶ距離なので、部品の重量や持ち運ぶ数量によっては歩行距離の総和を最少とするよりも運搬距離を0にすることを優先させたい場合があると考えられる。従って、部品の重量等を停止位置決定の際の条件として設定できるようにして、部品供給指示情報を生成する際にはその設定条件を考慮する。これにより、作業者にとってより好適な停止位置を指示することができる。
なお、前後各1の停止位置まで停止位置の候補として残し、最適な解は、運搬距離が0の停止位置あるいは1つ前若しくは1つ後の部品置場の中にあると仮定して、本実施の形態では前後各1の停止位置まで停止位置の候補として残したが、2つ前(後)、3つ前(後)など停止位置候補を広げるようにしてもよい。
ところで、上記各実施の形態では、部品置場に対応する目前の位置を停止位置の候補とする、ということを条件としていた。しかしながら、部品置場に対応する目前の位置ではなく、隣接した部品置場の中間位置に停止すれば歩行距離を最少にできるかもしれない。また、実際にも部品置場の間など歩行者通路との交差点上など一部の停止禁止部分を除く供給コース上であれば停止することは可能である。
そこで、部品置場に対応する目前の位置を停止位置の候補とする、という条件を外し、供給コース上の停止可能な全ての位置を停止位置の候補として歩行距離を最少とする停止位置を求めるようにしてもよい。
具体的な処理としては、供給経路情報を参照にして供給コース上を例えば1m停止位置(候補)を進める。そして、停止位置(候補)において部品毎に移動距離及び運搬距離を算出する。部品置場の位置も供給コースの停止位置の候補とする各位置も座標データとして定義されているので、基本的には上記各実施の形態と同様の計算方法にて算出することができる。そして、更に1m停止位置(候補)を進め同様に移動距離及び運搬距離を算出する。このように、1mずつ停止位置(候補)を前方にずらしていき、最終的に最適な停止位置を求める。もちろん、1m間隔とすることは一例である。処理負荷を軽減させたければその間隔を広くすればよいし、更に精度を高めたければ間隔を狭めればよい。更に、停止位置(候補)を等間隔とする必要はない。
以上のように供給コース全体を停止位置候補とすれば、計算に要する負荷は膨大になるが、歩行距離が最少となる停止位置を確実にみつけることができる。
また、作業負荷に着目してみると、上記各実施の形態において着目した歩行距離だけでなく、牽引車に対する乗降も作業者にかかる負荷と考えられる。牽引車に対する乗降回数は、牽引車の停止回数に等しいため、この停止回数も停止位置決定の際の条件に設定して停止位置を決定するようにしてもよい。
なお、本実施の形態では、車両の組立工場において仕入先から入庫された部品を所定の部品置場へ供給する場合を例として説明したが、本発明の適用がこのようなケースに限定されることはない。
本発明に係る停止位置指示装置の一実施の形態を示したブロック構成図である。 本実施の形態における台車情報の内容例を示した図である。 本実施の形態における置場情報の内容例を示した図である。 本実施の形態における供給経路情報の内容例を示した図である。 本実施の形態において台車の停止位置を決定し、作業者に通知する一連の処理を示したフローチャートである。 本実施の形態における積載部品情報の内容例を示した図である。 本実施の形態における部品供給指示情報の内容例を示した図である。 本実施の形態において生成された部品供給指示に従った部品供給作業の流れを説明するために用いる概念図である。 従来において生成された部品供給指示に従った部品供給作業の流れを説明するために用いる概念図である。
符号の説明
10 情報端末装置、12 情報受信部、14 情報処理部、16 表示部、20 停止位置指示装置、22 情報受付部、24 停止位置設定処理部、26 情報送信部、28 積載部品情報記憶部、30 台車情報記憶部、32 置場情報記憶部、34 供給経路情報記憶部。

Claims (3)

  1. 複数の物品が積載された台車を予め設定された経路に沿って物品置場まで搬送し、各物品を予め決められた物品置場へ供給する作業者に対して台車の停止位置を指示する停止位置指示方法において、
    台車の大きさを含む台車情報と、台車と当該台車に積載された物品とを対応づけた積載物品情報と、各物品置場の位置情報とに基づいて、作業者が物品を台車から取り出す際の移動距離と、取り出した物品を物品置場へ供給する際の運搬距離とにより得られる歩行距離の全物品の総計が最短となる台車の停車位置を求める停止位置決定ステップと、
    台車の停止位置と当該停止位置で供給する物品を指示する指示情報を作業者へ通知する通知ステップと、
    を含むことを特徴とする停止位置指示方法。
  2. 請求項1記載の停止位置指示方法において、
    前記停止位置決定ステップは、
    搬送する際の台車の並びと、各台車に積載された物品の識別情報を受け付ける受付ステップと、
    物品毎に歩行距離が最短となる停止位置を特定する位置特定ステップと、
    前記位置特定ステップにより特定された停止位置毎に、各停止位置から供給する物品を指定した物品供給指示情報を生成する情報生成ステップと、
    を含むことを特徴とする停止位置指示方法。
  3. 複数の物品が積載された台車を予め設定された経路に沿って物品置場まで搬送し、各物品を予め決められた物品置場へ供給する作業者に対して台車の停止位置を指示する停止位置指示装置において、
    台車の大きさを含む台車情報を記憶する手段と、
    台車と当該台車に積載された物品とを対応づけた積載物品情報を記憶する手段と、
    各物品置場の位置情報を記憶する手段と、
    前記各情報に基づいて、作業者が物品を台車から取り出す際の移動距離と、取り出した物品を物品置場へ供給する際の運搬距離とにより得られる歩行距離の全物品の総計が最短となる台車の停車位置を求める停止位置決定手段と、
    台車の停止位置と当該停止位置で供給する物品を指示する指示情報を作業者へ通知する通知手段と、
    を有することを特徴とする停止位置指示装置。
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