JP7092201B2 - 物流システムおよび物流方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の搬送車両により荷が搬送される物流倉庫を備える物流システムおよび物流方法に関する。
特許文献1には、荷物の運搬を行うトラック等である配送車と、配送車の管理を行う配送センターとを備える運行管理システムが開示されている。この運行管理システムでは、配送車の運転手が有する携帯端末の位置を求めて、求めた位置に応じて出荷物品の荷揃えを指示する手段が備えられている。これにより、配送車の到着時刻を配送元で予測し、到着後速やかに荷積みすることができる。
特開2007-34566号公報
上記従来の運行管理システムのような、従来の物流システムでは、荷揃えが予定どおりに完了しない場合が考慮されていない。このため、予測した到着時刻に搬送車両が到着しても荷揃えが完了していない場合には、搬送車両を待機させる必要があり、多くの搬送車両を待機させることとなっている。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、物流倉庫において搬送車両が待機する時間を低減することができ、物流倉庫において待機する搬送車両の数を低減することができる物流システムを提供する。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る物流システムは、荷が格納される物流倉庫を備え、複数の搬送車両により荷が搬送される物流システムであって、前記複数の搬送車両のうちの第一搬送車両が前記物流倉庫に到着する予定に関する第一到着予定情報を取得し、前記第一到着予定情報に基づき前記物流倉庫における荷の入庫または出庫の準備の計画である準備計画を生成し、前記準備計画に従って前記準備を前記物流倉庫に指示する制御部と、前記物流倉庫における前記準備計画の進捗を監視する監視部と、前記監視部により前記準備計画からの前記準備の遅延が検出されると、前記第一搬送車両に対して遅延情報を通知する通知部と、を備える。
これによれば、物流倉庫に到着予定の第一搬送車両からの第一到着予定情報に基づく準備計画が遅延している場合に、第一搬送車両に対して遅延情報を通知することで、第一搬送車両の運転手に、物流倉庫の第一搬送車両に対する準備が遅延していることを知らせることができる。これにより、例えば、運転手に、準備計画からの準備の遅延を考慮して物流倉庫に到着するまでの時間を有効に使うことを促すことができる。よって、物流倉庫において搬送車両が待機する時間を低減することができ、物流倉庫において待機する搬送車両の数を低減することができる。
また、さらに、前記第一搬送車両に設けられ、前記第一到着予定情報を送信する送信部と、前記送信部により送信された前記第一到着予定情報を受信する受信部と、前記第一搬送車両の位置を検出する位置検出部と、前記送信部による前記第一到着予定情報の送信を制御する送信制御部と、を備え、前記第一搬送車両が前記物流倉庫の位置を基準とした所定範囲内に位置することが前記位置検出部により検出されると、(i)前記通知部は、前記所定範囲内に前記第一搬送車両が位置することを前記第一搬送車両に通知し、(ii)前記送信制御部は、前記送信部による前記第一到着予定情報の送信を許可してもよい。
これによれば、第一搬送車両が物流倉庫の所定範囲内まで近づいた段階で、第一搬送車両の送信部における第一到着予定情報の送信を許可するため、物流倉庫は、第一搬送車両のより精度のよい到着予定時刻を取得することができる。このため、第一搬送車両に対する準備が完了するまでの時刻を、第一搬送車両の到着予定時刻に精度よく合わせることができる。よって、第一搬送車両が物流倉庫において待機する時間を低減することができる。また、物流倉庫で準備が完了した荷物をすぐに第一搬送車両に移載する作業を開始できるため、物流倉庫内で準備が完了した荷物を載置しておくスペースを削減することができる。
また、さらに、前記第一搬送車両の現在位置に基づく前記第一搬送車両が前記物流倉庫に到着する予定に関する第二到着予定情報を算出する算出部と、前記第一到着予定情報と前記第二到着予定情報との間の所定の相違の有無を判定する判定部と、を備え、前記制御部は、前記判定部により前記所定の相違が有ると判定されると、前記第一搬送車両に対して既に前記出庫の準備が完了している荷の中に配送予定としている荷が含まれ、かつ、当該第一搬送車両よりも前記物流倉庫に早く到着する予定の第二搬送車両を検索し、前記第二搬送車両が存在する場合、前記出庫の準備が完了している荷の中の前記配送予定としている前記荷を前記第二搬送車両への準備品として前記第二搬送車両に割り当ててもよい。
これによれば、第一搬送車両が物流倉庫に第一到着予定情報による到着予定よりも、第一搬送車両の現在位置に基づく物流倉庫への到着予定が遅くなると判定された場合、物流倉庫において第一搬送車両のための出庫の準備が完了している荷のうちの少なくとも一部を、第一搬送車両よりも物流倉庫に早く到着する予定の第二搬送車両の準備品として割り当てる。このため、第一搬送車両のための出庫の準備が完了している荷の少なくとも一部を、第一搬送車両が到着しなくても第二搬送車両が到着すれば第二搬送車両に移載する作業を開始することができる。よって、搬送車両の位置に応じて、準備が完了している荷を搬送させる搬送車両の割り当てを変更することで、出庫の準備を効率よく行うことができる。
また、前記通知部は、前記第一搬送車両の到着を前記物流倉庫が受け入れ可能な時間を、前記遅延情報として通知してもよい。
このため、第一搬送車両の運転手に、受け入れ可能な時間までの時間を有効に使うことを促すことができ、物流倉庫において搬送車両が待機する時間を低減することができる。
また、前記通知部は、前記第一搬送車両の現在位置から所定の距離以内にある他の物流倉庫を前記遅延情報として通知してもよい。
このため、第一搬送車両の運転手に、第一搬送車両の近くにある他の物流倉庫に行くことを優先させることを促すことができ、物流倉庫において搬送車両が待機する時間を低減することができる。
また、前記通知部は、前記第一到着予定情報に基づく前記第一搬送車両が前記物流倉庫に到着する到着予定時刻から、前記遅延による前記準備が完了するまでにかかると予測される遅延時間を前記遅延情報として通知してもよい。
このため、第一搬送車両の運転手に、受け入れ可能となるまでにかかる時間を知らせることができるため、物流倉庫が受け入れ可能な時間までの時間を有効に使うことを促すことができ、物流倉庫において搬送車両が待機する時間を低減することができる。
また、本発明の一態様に係る物流方法は、荷が格納される物流倉庫を備え、複数の搬送車両により荷が搬送される物流システムによる物流方法であって、前記複数の搬送車両のうちの第一搬送車両が前記物流倉庫に到着する予定に関する第一到着予定情報を取得し、前記第一到着予定情報に基づき前記物流倉庫における荷の入庫または出庫の準備の計画である準備計画を生成し、前記準備計画に従って前記準備を前記物流倉庫に指示し、前記物流倉庫における前記準備計画の進捗を監視し、前記準備計画からの前記準備の遅延が検出されると、前記第一搬送車両に対して遅延情報を通知する。
これによれば、物流倉庫に到着予定の第一搬送車両からの第一到着予定情報に基づく準備計画が遅延している場合に、第一搬送車両に対して遅延情報を通知することで、第一搬送車両の運転手に、物流倉庫の第一搬送車両に対する準備が遅延していることを知らせることができる。これにより、例えば、運転手に、準備計画からの準備の遅延を考慮して物流倉庫に到着するまでの時間を有効に使うことを促すことができる。よって、物流倉庫において搬送車両が待機する時間を低減することができ、物流倉庫において待機する搬送車両の数を低減することができる。
なお、本発明は、上記の物流方法に含まれる1以上のステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現すること、および、そのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なCD-ROMなどの記録媒体として実現することもできる。また、当該プログラムは、インターネット等の通信ネットワークを介して配信されてもよい。
本発明の物流システムおよび物流方法よれば、物流倉庫において搬送車両が待機する時間を低減することができ、物流倉庫において待機する搬送車両の数を低減することができる。
図1は、実施の形態に係る物流システムの構成概要を示す図である。 図2は、実施の形態に係る物流システムの機能構成を示すブロック図である。 図3は、実施の形態に係る物流システムの動作を示すシーケンス図である。 図4は、実施の形態に係る配送作業情報画面の一例を示す図である。 図5は、搬送車両の現在位置と複数の物流倉庫の位置との位置関係を示す地図を示す概略図である。 図6は、実施の形態に係る予約可能画面の一例を示す図である。 図7は、実施の形態に係る時間帯選択画面の一例を示す図である。 図8は、実施の形態に係る確定画面の一例を示す図である。 図9は、実施の形態に係る確認画面の一例を示す図である。 図10は、実施の形態に係る予約一覧画面の一例を示す図である。 図11は、実施の形態に係る予約画面の一例を示す図である。 図12は、実施の形態に係る遅延通知画面の一例を示す図である。 図13は、実施の形態に係る予約変更画面の一例を示す図である。 図14は、実施の形態に係る変更理由画面の一例を示す図である。 図15は、実施の形態に係る物流システムにおける配送振替処理の一例を示すシーケンス図である。 図16は、各搬送車両に物流倉庫において入出庫される予定の物品を示す入出庫情報の一例を示す図である。
以下に、本発明の実施形態における物流システムについて、図面を参照しながら説明する。なお、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示したものではない。
また、以下で説明する実施の形態は、包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、構成要素、構成要素の配置位置および接続形態、並びに、作業または情報処理の順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
[1.物流システムの構成概要]
まず、図1を用いて、本発明の実施の形態に係る物流システム10の構成概要を説明する。図1は、実施の形態に係る物流システム10の構成概要を示す図である。図1に示すように、本実施の形態に係る物流システム10は、図示しない運転手が使用する作業端末100と、配送作業を管理する管理システム300と、複数の搬送車両201、202により、搬送された荷、および/または搬送される荷が格納される物流倉庫400と、を備える。
管理システム300は、各搬送車両201、202に対応付けられている作業端末100から各搬送車両201、202が向かう先の物流倉庫400に到着する予定などの情報を、作業端末100との間でやり取りし、各搬送車両201、202の物流倉庫400への到着予定時刻を管理する。また、管理システム300は、到着する予定の各搬送車両201、202に割り当てられている荷について、物流倉庫400における入庫または出庫の準備を行う。これにより、管理システム300は、各搬送車両201、202が物流倉庫400に滞在する時間が短くなるように管理する。管理システム300は、サーバなどのコンピュータにより実現される。
作業端末100は、搬送車両201に対応付けられている端末である。なお、図示しないが、搬送車両202にも別の作業端末が対応付けられている。以下、どの作業端末の構成も同じものであるとして、説明する。作業端末100は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、PC(Personal Computer)などのコンピュータにより実現される。作業端末100は、運転手から所定の入力を受け付ける。例えば、運転手は、作業端末100を手に取り、所定の操作を行う。これにより、作業端末100は、管理システム300から配送作業情報を受信する。運転手は、作業端末100に表示された情報に従い、搬送車両201を用いて複数の荷の配送または受け取りを、到着先の物流倉庫400に対して行う。また、作業端末100は、運転手から他の操作を受け付けることで、到着先の物流倉庫400への到着予定時刻を管理システム300に送信する。
また、作業端末100は、GPS(Global Positioning System)を利用して作業端末100の位置を示す位置情報を取得し、位置情報と搬送車両IDとを管理システム300に送信する機能を有する。作業端末100は、例えば、所定の期間ごとに位置情報と搬送車両IDとを管理システム300に送信する。この場合、作業端末100には、予め搬送車両IDが対応付けられているものとする。また、作業端末100は、これら位置情報と搬送車両IDとを、例えば日時と紐づけて記憶する。
物流倉庫400は、コンピュータなどの操作端末を含む。物流倉庫400は、管理システム300から所定のタイミングで、各搬送車両201、202の到着予定時刻までに各搬送車両201、202に割り当てられている荷であって、物流倉庫400における入庫または出庫する荷を準備する指示を示す指示情報を取得する。物流倉庫400は、各搬送車両201、202の到着予定時刻に間に合うように、各搬送車両201、202に割り当てられている、(i)荷を入庫する準備、または、(ii)荷を出庫する準備を行う。
具体的には、荷を入庫する準備では、各搬送車両201、202が到着する時刻までに、各搬送車両201、202が搬送している荷のうちで入出庫情報に基づく荷を物流倉庫400に入庫するための作業者および作業車両を物流倉庫400の所定のバースへの割り当てが行われる。物流倉庫400は、例えば、荷を入庫する搬送車両の台数に応じて、入庫に使用するバースの数、作業者の人数、および、作業車両の台数を変更してもよい。また、荷を入庫する準備では、既に他の搬送車両により搬送された入庫品がバースに置かれている場合において、置かれている荷物を物流倉庫400内に入庫することにより当該バースを空ける作業が行われる。
また、荷を出庫する準備では、各搬送車両201、202が到着する時刻までに、入出庫情報に基づく荷を物流倉庫400から出庫するための出庫準備が行われ、出庫準備が完了した荷物が物流倉庫400の所定のバースに対応する荷さばき場に載置される。
なお、物流倉庫400は、管理システム300と情報のやり取りを行う、例えば、スマートフォン、タブレット端末、PC(Personal Computer)などのコンピュータにより実現される。
なお、入出庫情報は、各搬送車両201、202が各到着先の物流倉庫に入庫する荷の数に関する情報、または、各到着先の物流倉庫から出庫する荷の数に関する情報を含む。荷の数に関する情報とは、例えば、荷の種類と、当該種類の荷の数とが対応付けられた情報である。
[2.物流システムの具体的な構成]
次に、物流システム10の具体的な構成について図2を用いて説明する。
図2は、実施の形態にかかる物流システム10の機能構成の一例を示すブロック図である。
図2に示すように、物流システム10は、搬送車両201に設けられる作業端末100と、管理システム300と、物流倉庫400とを備える。作業端末100、管理システム300および物流倉庫400は、互いに、図示しない通信ネットワークにより通信可能に接続されている。通信ネットワークは、例えば、インターネットなどの汎用のネットワークであってもよいし、専用回線などの専用のネットワークであってもよい。
まず、作業端末100の機能構成について説明する。
作業端末100は、機能構成として、通信部101、制御部102、入力受付部103、位置検出部104および表示部105を備える。
通信部101は、管理システム300との間で情報を送受信する。つまり、通信部101は、情報を送信する送信部としての機能と、情報を受信する受信部としての機能とを有する。通信部101は、管理システム300から受信した情報を制御部102に出力する。また、通信部101は、制御部102により出力された情報を管理システム300に送信する。通信部101は、例えば、搬送車両201が物流倉庫400に到着する予定に関する第一到着予定情報を送信する。なお、通信部101は、例えば、通信ネットワークと通信接続することが可能な通信モジュールなどの通信IF(Interface)により実現される。
制御部102は、所定のアプリケーションを実行して、表示部105にGUI(Graphical User Interface)を表示させ、入力受付部103が運転手から受け付けた、GUIに対する入力に応じた情報を通信部101に管理システム300へ送信させる。制御部102は、運転手によりGUIで選択された次の到着先の物流倉庫を示す情報を通信部101に送信させる。例えば、制御部102は、GUIへの入力に応じて、第一到着予定情報を通信部101に管理システム300へ送信させる。なお、GUIの詳細は、後述する。
第一到着予定情報は、搬送車両201が物流倉庫400に到着する予定の時刻または時間帯を含む。また、第一到着予定情報は、さらに、搬送車両201の物流倉庫400における入出庫情報を含んでいてもよい。なお、第一到着予定情報は、搬送車両201の現在位置を示す情報であってもよい。この場合、例えば、現在位置を取得した管理システム300は、現在位置から到着先の物流倉庫400への移動に要する時間を現在時刻に加算した時刻を、到着予定時刻として推定してもよい。また、第一到着予定情報は、物流倉庫400が備える複数のバースに割り当てられている予約状況に応じて予約が確定されたときに決定された予約時間帯に基づく時刻(例えば、予約時間帯の開始時刻)であってもよい。また、第一到着予定情報は、各搬送車両に予め定められた時刻であってもよい。
また、制御部102は、位置検出部104により検出されている作業端末100の現在位置(つまり、搬送車両201の現在位置)を定期的に取得し、取得した現在位置を示す位置情報を通信部101に管理システム300へ送信させる。これにより、通信部101は、定期的に位置情報を管理システム300に送信する。制御部102は、例えば、プロセッサ、および、所定のアプリケーションのプログラムを記憶しているメモリなどにより実現される。
入力受付部103は、運転手からの入力を受け付け、受け付けた入力を制御部102に出力する。入力受付部103は、例えば、タッチパネル、タッチパッド、キーボード、マウスなどの入力IF(Interface)により実現される。
位置検出部104は、GPS衛星を含む人工衛星から当該作業端末100の位置を示す情報を受信する。つまり、位置検出部104は、搬送車両201の現在位置を検出する。位置検出部104は、例えば、GPS受信機などにより実現される。
表示部105は、制御部102での処理結果を表示する。具体的には、表示部105は、制御部102により出力されたGUIを表示する。表示部105は、例えば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどにより実現される。
次に、管理システム300の機能構成について説明する。
管理システム300は、機能構成として、通信部301、制御部302、送信制御部303、算出部304および判定部305を備える。
通信部301は、作業端末100または物流倉庫400との間で情報を送受信する。つまり、通信部301は、情報を送信する送信部としての機能と、情報を受信する受信部としての機能とを有する。通信部301は、作業端末100または物流倉庫400から受信した情報を制御部302または送信制御部303に出力する。通信部301は、例えば、第一到着予定情報を受信し、当該第一到着予定情報を制御部302および判定部305に出力する。また、通信部301は、例えば、位置情報を受信し、当該位置情報を送信制御部303および算出部304に出力する。また、通信部301は、制御部302により出力された情報を作業端末100または物流倉庫400に送信する。通信部301は、例えば、通信ネットワークと通信接続することが可能な通信モジュールなどの通信IFにより実現される。
制御部302は、通信部301を介して、作業端末100から第一到着予定情報を取得する。そして、制御部302は、取得した第一到着予定情報に基づき物流倉庫400における荷の入庫または出庫の準備(以下、「入出庫準備」とする)の計画である準備計画を生成し、生成した準備計画に従って入出庫準備を物流倉庫400に指示する。これにより、制御部302は、入出庫準備の指示を示す指示情報を通信部301に物流倉庫400へ送信させる。
なお、準備計画は、例えば、第一到着予定情報に含まれる入出庫準備に要する時間を考慮して、第一到着予定情報に基づく到着予定時刻よりも、上記時間だけ前の時刻に、入出庫準備を物流倉庫400に開始させる時刻を示す時刻情報を含む。
入出庫準備は、複数の準備工程により構成される。複数の準備工程には、例えば、荷を物流倉庫400から出庫する工程、出庫した荷を梱包する場所まで搬送する工程、搬送した荷を梱包する工程、梱包した荷をバースまで搬送する工程などが含まれる。
なお、制御部302は、物流倉庫400のバースに予約が確定されたときの予約時間帯を第一到着予定情報として取得する場合、以下の処理を行う。
まず、制御部302は、(i)入出庫に要する時間、(ii)搬送車両が入れ替わるのに要する時間、および、(iii)マージン時間(つまり、予め定められた固定時間)を積算した時間(以下、「滞在時間」とする)を算出する。
そして、制御部302は、荷の入出庫の予約がされていない時間帯を有するバースの中から、滞在時間以上の時間の時間帯を示す予約可能時間帯情報を、通信部301に作業端末100へ送信させる。
なお、予約可能時間帯情報として、入出庫準備に要する時間や搬送車両201の位置情報から算出した到着予定時刻、作業者が指定した時間帯、作業端末100からの予約の受け付けた時刻に基づいた情報のみを送信してもよい。
制御部302は、物流倉庫400から予約状況を示す情報を取得しているものとする。
そして作業端末100は、例えば、予約可能時間帯情報を受信すると、後述する図7に示すような時間帯選択画面113を表示させ、作業者によって選択された時間帯を第一到着予定情報として送信する。
送信制御部303は、作業端末100の通信部101による第一到着予定情報の送信を制御する。具体的には、送信制御部303は、通信部301を介して、通信部101による第一到着予定情報の送信の許可を示す許可情報を、作業端末100へ送信することを制御することで、作業端末100の通信部101による第一到着予定情報の送信を制御する。送信制御部303は、取得した位置情報に応じて、作業端末100が設けられている搬送車両201の位置を取得し、搬送車両201が第一到着予定情報による到着先の物流倉庫400の位置を基準とした所定範囲内に位置する場合、通信部301に作業端末100へ許可情報を送信させる。また、この時、通信部301は、所定範囲内に搬送車両201が位置することを搬送車両201の作業端末100に通知する。これにより、作業端末100は、所定範囲内に搬送車両201が位置したことを示す情報を、運転手に通知する。例えば、作業端末100は、所定範囲内に搬送車両201が位置したことを示す情報を、GUIにおいて表示部105に表示してもよいし、図示しないスピーカから音声として出力してもよい。
なお、送信制御部303は、作業端末100の位置検出部104が検出した位置に基づいて、搬送車両201が所定範囲内に位置するか否かを判定するとしたが、これに限らない。つまり、搬送車両201が所定範囲内に位置するか否かの判定は、送信制御部303により行われなくてもよく作業端末100の位置検出部104が行ってもよい。この場合、作業端末100は判定結果を管理システム300に送信し、管理システム300の送信制御部303は判定結果を用いて許可情報を送信するか否かを決定する。
なお、送信制御部303の機能は、管理システム300が有していなくてもよく、作業端末100が有していてもよい。この場合の送信制御部は、許可情報を出力せずに、上記の第一到着予定情報の送信の制御を行ってもよい。
なお、作業端末100は、許可情報を受信していない状態では、第一到着予定情報の送信が許可されていないため、第一到着予定情報の送信ができない状態に制限されている。作業端末100は、許可情報を受信すると、第一到着予定情報の送信ができる状態となる。具体的には、作業端末100は、許可情報を受信していない状態では、GUI上で第一到着予定情報の送信を受け付けるボタンが表示されない、つまり、第一到着予定情報を送信するGUIが表示されない状態となる。また、作業端末100は、許可情報を受信していない状態では、GUI上で第一到着予定情報の送信するボタンへの入力を受け付けた場合に、第一到着予定情報を送信しなくてもよいし、送信しない場合に送信できない旨を示すエラーを表示または音声で通知してもよい。また、作業端末100は、所定範囲から外れた位置に位置した場合に、再び第一到着予定情報の送信ができない状態に制限されてもよい。つまり、作業端末100は、作業端末100が所定範囲内に位置する場合のみにおいて、第一到着予定情報の送信が許可されてもよい。
算出部304は、位置検出部104により検出される搬送車両201の位置に基づいて、搬送車両201が物流倉庫400に到着する予定に関する第二到着予定情報を算出する。算出部304は、例えば、取得した位置情報により示される搬送車両201の現在位置から、到着先の物流倉庫400の位置までの経路を特定し、特定した経路を移動するのに要する移動時間を算出する。算出部304は、移動時間を、特定した経路の渋滞の有無を考慮して算出してもよい。算出部304は、現在時刻に移動時間を加算することで、搬送車両201が物流倉庫400に到着する到着予定時刻を算出する。算出部304は、算出した第二到着予定情報を判定部305に出力する。
判定部305は、第一到着予定情報と第二到着予定情報との間の所定の相違の有無を判定する。第一到着予定情報は、運転手により事前に選択された到着予定時刻を示しており、物流倉庫400において荷の入出庫準備が行われる基準となる時刻を示す。一方で、第二到着予定情報は、現在位置から目的地までの移動に要すると予測される時間に基づいて算出された到着予定時刻を示す。このため、判定部305は、第一到着予定情報と第二到着予定情報とを比較することで、搬送車両201が第一到着予定情報に基づく当初の到着予定時刻よりも早く物流倉庫400に到着するのか、遅く物流倉庫400に到着するのか、あるいは一致するタイミングで物流倉庫400に到着するのかを予測することができる。判定部305は、例えば、当初の到着予定時刻よりも所定時間(例えば20分間)以上遅く到着する場合、所定の相違が有ると判定し、当初の到着予定時刻の所定時間後の時刻よりも早く到着する場合、所定の相違が無いと判定する。判定部305は、判定結果を制御部302に出力する。
制御部302は、判定部305から判定結果を取得し、判定部305により所定の相違が有ると判定されると、搬送車両201に対して既に出庫の準備が完了している荷の中に配送予定としている荷が含まれ、かつ、搬送車両201よりも物流倉庫400に早く到着する予定の第二搬送車両を検索する。具体的には、管理システム300では、複数の搬送車両のそれぞれから第一到着予定情報を取得しているため、第一到着予定情報に含まれる入出庫情報に基づいて、搬送車両201に対して既に出庫の準備が完了している荷の中に配送予定としている荷が含まれる第二搬送車両(例えば、搬送車両202)を特定することができる。また、管理システム300では、複数の搬送車両のそれぞれから位置情報を取得しているため、複数の搬送車両のそれぞれについて、当該搬送車両が現在位置から物流倉庫400までの移動に要する時間を算出することで、当該搬送車両の第二到着予定情報を算出することができる。よって、管理システム300では、搬送車両201よりも物流倉庫400に早く到着する予定の搬送車両202を検索することができる。制御部302は、第二搬送車両が存在する場合、出庫の準備が完了している荷の中の搬送車両202が配送予定としている荷を、検索して特定した搬送車両202への準備品として割り当てる。なお、制御部302は、搬送車両201よりも物流倉庫400に早く到着する予定の第二搬送車両を特定するために、第二到着予定情報を用いるとしたが、これに限らずに、第一到着予定情報を用いてもよい。
なお、制御部302、送信制御部303、算出部304および判定部305のそれぞれは、例えば、プロセッサ、および、所定のプログラムを記憶しているメモリなどにより実現される。なお、制御部302、送信制御部303、算出部304および判定部305のそれぞれは、共通のプロセッサおよびメモリにより構成されていてもよいし、独立したプロセッサおよびメモリにより構成されていてもよい。
次に、物流倉庫400の機能構成について説明する。
物流倉庫400は、機能構成として、通信部401、制御部402および監視部403を備える。
通信部401は、管理システム300との間で情報を送受信する。つまり、通信部401は、情報を送信する送信部としての機能と、情報を受信する受信部としての機能とを有する。通信部401は、管理システム300から受信した情報を制御部402に出力する。また、通信部401は、制御部402または監視部403により出力された情報を管理システム300に送信する。通信部401は、例えば、入出庫準備の指示を示す指示情報を管理システム300から受信する。通信部401は、例えば、監視部403により出力された準備計画からの準備の遅延を示す遅延情報を管理システム300に送信する。なお、通信部401は、例えば、通信ネットワークと通信接続することが可能な通信モジュールなどの通信IF(Interface)により実現される。
制御部402は、通信部401により受信された指示情報に基づいて、物流倉庫400における入出庫準備を開始する。具体的には、制御部402は、各搬送車両201、202に割り当てられている荷であって、物流倉庫400における入庫または出庫する荷を各搬送車両201、202の到着予定時刻までに準備する指示を表示装置に表示させることで、物流倉庫400の作業者による作業を促す。また、制御部402は、物流倉庫400の搬送装置、移載装置、パレタイズロボットなどの各機器を制御することで、各搬送車両201、202に割り当てられている荷を出庫してもよい。
監視部403は、物流倉庫400における準備計画の進捗を監視する。監視部403は、具体的には、物流倉庫400から複数の荷を出庫する場合、制御部402により制御されている各機器の作業の対象となっている荷がどの機器で作業されているか、作業対象となっている荷が準備計画の複数の荷のうちの何割の荷であるかを検出することで、準備計画の進捗を監視してもよい。また、監視部403は、作業者が作業の対象としている荷を作業者が所持している端末(図示せず)から検出された情報を用いて、準備計画の進捗を監視してもよい。また、この場合、監視部403は、作業者が荷の準備が完了した段階で、準備が完了した荷を示す情報を物流倉庫400の入力装置(図示せず)において作業者が入力することで得られた情報を用いて、出庫する複数の荷のうち準備が完了した荷の割合を準備計画の進捗として監視してもよい。
監視部403は、準備計画からの準備の遅延を検出した場合、当該遅延を示す遅延情報を通信部401に管理システム300へ送信させる。このとき、管理システム300では、通信部301は、遅延情報を受信すると、搬送車両201に対して遅延情報を通知する。監視部403は、1回の入出庫準備に要すると推測される時間に関する指標に対する、当該入出庫準備に含まれる複数の準備工程のうち、完了した1以上の準備工程それぞれに要すると推測される時間に関する指標の積算値の割合を進捗率として算出してもよい。1回の入出庫準備とは、例えば、1台の搬送車両に対して複数の入出庫オーダがある場合に、全ての入出庫オーダにかかる荷の入出庫のための準備である。なお、ここで、1回の入出庫準備に要すると推測される時間、および、1以上の準備工程のそれぞれに要すると推測される時間は、それぞれ、予め定められた時間である。例えば、これらの時間は、1回の入出庫準備、および、1以上の準備工程のそれぞれが予め計測されることで記憶された時間であってもよい。また、1回の入出庫準備に要すると推測される時間は、入出庫準備を構成する複数の準備工程それぞれに要すると推測される時間の積算値に等しい。
監視部403は、進捗率を定期的に更新する。監視部403は、例えば、算出した進捗率が増加する変化率を算出し、算出した変化率に基づいて進捗率が100%になるまでに要する時間を予測することで、入出庫準備が完了する時刻を予測してもよい。監視部403は、入出庫準備が完了する時刻が、第一到着予定情報に基づく搬送車両201が物流倉庫400に到着する到着予定時刻よりも後の時刻であることを検出することで、準備計画からの準備の遅延を検出する。
時間に関する指標とは、時間であってもよいし、基準となる工程であってもよい。基準となる工程を時間に関する指標とする場合、例えば、第1の工程を基準としたとき、第2の工程に第1の工程の2倍の時間を要する場合、第2の工程は第1の工程が2工程分の工程であるとすることができる。
遅延情報は、搬送車両201の到着を物流倉庫400が受け入れ可能な時間を含んでいてもよい。また、遅延情報は、位置検出部104により検出されている搬送車両201の現在位置から所定の距離以内にある他の物流倉庫を含んでいてもよい。また、遅延情報は、第一到着予定情報に基づく搬送車両201が物流倉庫400に到着する到着予定時刻から、監視部403が検出した遅延による入出庫準備が完了するまでにかかると予測される遅延時間を含んでいてもよい。
なお、制御部402および監視部403のそれぞれは、例えば、プロセッサ、および、所定のプログラムを記憶しているメモリなどにより実現される。なお、制御部402および監視部403のそれぞれは、共通のプロセッサおよびメモリにより構成されていてもよいし、独立したプロセッサおよびメモリにより構成されていてもよい。
[3.動作]
次に、物流システム10の動作について図3を用いて説明する。また、動作の説明において、図4~図11の具体例を挙げながら説明する。
図3は、実施の形態にかかる物流システム10の動作を示すシーケンス図である。
まず、搬送車両201に備えられる作業端末100では、運転手から到着先の物流倉庫を示す予定を受け付ける(S101)。作業端末100は、例えば、管理システム300から配送作業情報を受信することで予定を受け付ける。例えば、これにより、作業端末100は、図4に示すような、配送作業情報を示す配送情報画面111を表示部105に表示する。配送情報画面111は、複数の物流倉庫を示す到着先と、到着先の物流倉庫に配送する配送順と、当該到着先の物流倉庫に配送または受け取りが行われたか否かを示す配送状況とがそれぞれ対応付けられて示されている。なお、作業端末100は、運転手から直接到着先の物流倉庫を示す入力を受け付けることで予定を受け付けてもよい。
次に、搬送車両201の作業端末100は、搬送車両201の現在位置を検出し、検出した現在位置を示す位置情報を管理システム300に送信する(S102)。作業端末100は、所定の期間毎に位置情報と搬送車両IDとを管理システム300に繰り返し送信する。
管理システム300は、位置情報を受信し、受信した位置情報が示す搬送車両201の現在位置が所定範囲内にあるか否かを判定する(S103)。
管理システム300は、搬送車両201の現在位置が所定範囲内にあると判定した場合(S103でYes)、所定範囲内に搬送車両201が位置することを示す情報、および、許可情報を搬送車両201に送信する(S104)。
一方で、管理システム300は、搬送車両201の現在位置が所定範囲内にないと判定した場合(S103でNo)、繰り返し行われるステップS102で検出された位置情報が示す位置がステップS103で所定範囲内にあると判定されるまでステップS103を繰り返す。
図5を用いてこの処理の具体例について説明する。図5は、搬送車両の現在位置と複数の物流倉庫の位置501、502との位置関係を示す地図500を示す概略図である。
図5では、地図500では、搬送車両201の過去の位置521と現在の位置522と、物流倉庫400の位置501と、他の物流倉庫の位置502と、所定範囲511と、所定範囲512とが示されている。所定範囲511は、位置501を基準とした半径R1の円で規定される範囲である。所定範囲512は、位置502を基準とした半径R1の円で規定される範囲である。なお、所定範囲511、512は、半径R1の円で規定される範囲に限らずに、基準となる位置からの経路(道路)における距離に応じて規定される範囲であってもよいし、道路に沿った形状で規定される範囲であってもよい。また、所定範囲511、512の大きさは、搬送車両および/または物流倉庫に割り当てられている荷の数に応じて変更されてもよい。例えば、所定範囲511、512の大きさは、荷の数が多くなるほど大きくなるように変更されてもよい。
例えば、管理システム300は、位置521に搬送車両201が位置する場合、目的地である物流倉庫400の位置501を基準とする所定範囲511内に位置521がないため、ステップS103でNoと判定する。一方で、管理システム300は、搬送車両201が移動することで物流倉庫400に近づいて位置522に位置する場合、所定範囲511内に位置522があるため、ステップS103でYesと判定する。これにより、管理システム300は、所定範囲511内に搬送車両201が位置したことを示す情報と、許可情報とを搬送車両201の作業端末100に送信する。
これにより、作業端末100は、図6に示すように、物流倉庫400に近づいたことを示す情報と共に、第一到着予定情報の送信が許可されたことを示す予約可能画面112を表示部105に表示する(S105)。
以下、図6~図9を用いて作業端末100に表示される、第一到着予定情報を送信するためのGUIの一例について説明する。
図6は、実施の形態に係る予約可能画面の一例を示す図である。作業端末100は、GUIとして予約可能画面112を表示部105に表示することで、最初または次の到着先である物流倉庫400のバースの予約が可能となる。つまり、作業端末100は、第一到着予定情報を送信するための入力を受け付けるGUIを表示することが可能となる。
予約可能画面112において、「予約する」ボタンが押されると、作業端末100は、図7に示すように、予約時間帯を選択する時間帯選択画面113を表示部105に表示する。図7は、実施の形態に係る時間帯選択画面の一例を示す図である。
なお、時間帯選択画面113では、バース予約の受付が可能な時間帯のみが提示されている画面としてもよい。つまり、作業端末100は、時間帯選択画面113を表示部105に表示する場合に、事前に管理システム300と通信することで、物流倉庫400に対する物流倉庫400が備える複数のバースそれぞれの予約状況を確認し、まだ予約状況において予約されていない時間帯を提示するようにしてもよい。なお、バースが入庫用のバース、出庫用のバース、荷物の種類が予め定められているバースなど特定の条件毎にバースが予め振り分けられている場合には、搬送車両201の配送予定と特定の条件が合致するバースの中から予約されていないバースがある時間帯が提示されてもよい。
そして、時間帯選択画面113において複数の時間帯の中から1つの時間帯が選択されると、作業端末100は、図8に示すように、選択された時間帯で確定するための確定画面114を表示部105に表示する。図8は、実施の形態に係る確定画面の一例を示す図である。
その後、確定画面114において「確定する」ボタンが押されると、作業端末100は、図9に示すように、予約が選択された時間帯で確定されたことを示す情報と、予約されたバースの番号を示すバース番号とが示された確認画面115を表示部105に表示する。図9は、実施の形態に係る確認画面の一例を示す図である。
このとき、作業端末100は、図6~図9での説明でなされた入力に基づいて、物流倉庫400に「13:00~14:00」の時間帯に到着する予定であることを示す情報を第一到着予定情報として送信する(S106)。最後に、作業端末100は、確認画面115において「OK」ボタンが押されると、第一到着予定情報を受け付けるためのGUIの表示を終了する。
なお、搬送車両201が複数の物流倉庫400の位置を基準とする複数の所定範囲内に位置した場合、つまり、複数の物流倉庫400のそれぞれに対応する複数の所定範囲で共通する範囲内に位置した場合、作業端末100は、複数の物流倉庫400に対してそれぞれ第一到着予定情報を送信することができる。この場合、例えば、図10に示す予約一覧画面116のように、作業端末100は、第一到着予定情報を送信することにより予約が完了した画面の一覧を表示部105に表示してもよい。図10は、実施の形態に係る予約一覧画面の一例を示す図である。
なお、図4の配送情報画面111のうちの1つがタッチにより選択された場合、作業端末100は、図11に示す予約画面117を表示部105に表示してもよい。図11は、実施の形態に係る予約画面の一例を示す図である。
作業端末100は、配送情報画面111のうちの1つがタッチにより選択された場合、所定範囲511内に搬送車両201が位置する場合に予約画面117を表示部105表示させ、所定範囲511内に搬送車両201が位置しない場合に予約画面117を表示部105に表示させないようにしてもよい。また、作業端末100は、所定範囲511内に位置するまたは位置しないにかかわらず、予約画面117を表示部105に表示させてもよい。この場合、作業端末100は、所定範囲511内に搬送車両201が位置する場合に予約画面117において「バース予約」ボタンへの入力を受け付け、所定範囲511内に搬送車両201が位置しない場合に予約画面117において「バース予約」ボタンへの入力を受け付けないように制御してもよい。作業端末100は、「バース予約」ボタンへの入力を受け付けない場合、「バース予約」ボタンを表示しなくてもよいし、グレーアウトさせて表示してもよい。
管理システム300は、第一到着予定情報を受信すると、取得した第一到着予定情報に基づき物流倉庫400における荷の入出庫準備の計画である準備計画を生成する(S107)。
そして、管理システム300は、生成した準備計画に従って入出庫準備を物流倉庫400に指示するために、入出庫準備の指示を示す指示情報を物流倉庫400に送信する(S108)。
物流倉庫400は、受信された指示情報に基づいて、物流倉庫400における入出庫準備を開始する(S109)。
物流倉庫400は、物流倉庫400における準備計画の進捗を監視し(S110)、準備計画からの準備の遅延があるか否かを検出する(S111)。
物流倉庫400は、準備計画からの準備の遅延を検出した場合(S111でYes)、遅延情報を管理システム300に送信する(S112)。
一方で、物流倉庫400は、準備計画からの準備の遅延を検出していない場合(S111でNo)、ステップS110の進捗の監視を入出庫準備が完了するまで繰り返す。なお、入出庫準備が遅延無く完了した場合、処理を終了する。
管理システム300は、遅延情報を受信すると、遅延情報を搬送車両201に送信することで通知する(S113)。
作業端末100は、遅延情報を受信すると、図12に示すように、遅延情報を示す遅延通知画面118を表示することで遅延情報を出力する(S114)。なお、作業端末100は、遅延情報を音声で出力してもよい。図12は、実施の形態に係る遅延通知画面の一例を示す図である。
遅延通知画面118は、準備計画からの準備の遅延が発生していることを示す情報、到着予定時刻からどのくらい遅れているかを示す遅延時間、到着予定時刻、バース予約の時間帯、予約したバースにおける荷下ろしまたは荷積みの作業が行われる作業時間帯などを含んでいる。なお、作業時間帯は、遅延時間がない場合、バース予約の時間帯に一致し、遅延時間がある場合、バース予約の時間帯から遅延時間に応じた時間帯だけずらした時間帯となる。遅延通知画面118は、図示している他にも、搬送車両201の到着を物流倉庫400が受け入れ可能な時間を含んでいてもよいし、位置検出部104により検出されている搬送車両201の現在位置から所定の距離以内にある他の物流倉庫を含んでいてもよい。他の物流倉庫としては、図5の状況の場合には、地図500の位置502で示される物流倉庫が配送情報に含まれる場合、当該物流倉庫への配送を優先させることを促す情報が提示されてもよい。作業端末100は、遅延通知画面118において「変更する」ボタンへの入力を受け付けると、バース予約の時間帯の変更を受け付ける。また、作業端末100は、遅延通知画面118において「キャンセル」ボタンへの入力を受け付けると、バース予約のキャンセルを受け付ける。
また、作業端末100は、図13に示すように、バース予約の変更またはキャンセルを受け付けるための予約変更画面119を表示部105に表示してもよい。図13は、実施の形態に係る予約変更画面の一例を示す図である。
図12または図13において「変更する」ボタンへの入力を受け付けると、作業端末100は、図7に示すような時間帯選択画面113を表示部105に表示して、時間帯の変更を受け付けてもよい。バース予約の時間帯の変更、または、キャンセルを受け付けた場合、作業端末100は、図14に示すような変更理由画面120を表示部105に表示して、変更理由の入力を受け付けてもよい。図14は、実施の形態に係る変更理由画面の一例を示す図である。
次に、物流システム10における配送振替処理を、図15を用いて説明する。
図15は、実施の形態に係る物流システムにおける配送振替処理の一例を示すシーケンス図である。
配送振替処理は、図3で説明した物流システム10における動作において、管理システム300の入出庫準備の指示(S108)が終了するタイミングで行われる。
このとき、搬送車両201の作業端末100は、搬送車両201の位置情報を継続して管理システム300に繰り返し送信している(S121)。
管理システム300は、搬送車両201から位置情報を受信すると、搬送車両201の位置に基づいて第二到着予定情報を算出する(S122)。
管理システム300は、第一到着予定情報および第二到着予定情報を比較して、第一到着予定情報と第二到着予定情報との間の所定の相違の有無を判定する(S123)。
管理システム300は、所定の相違が有ると判定した場合(S123でYes)、搬送車両201に対して既に出庫の準備が完了している荷の中に配送予定としている荷が含まれ、かつ、搬送車両201よりも物流倉庫400に早く到着する予定の第二搬送車両を検索する(S124)。
一方で、管理システム300は、所定の相違が無いと判定した場合(S123でNo)、繰り返し行われるステップS121で検出された位置情報が示す位置に応じて繰り返し第二到着予定情報を算出し、新たに算出した第二到着予定情報と第一到着予定情報とに基づいて所定の相違が有ると判定されるまでステップS123を繰り返す。なお、所定の相違が無いと判定され続け、第一到着予定情報における当初の到着予定時刻となった場合には、ここで行われている繰り返しの処理は終了する。
管理システム300は、ステップS124において、第二搬送車両が有ると判定した場合(S124でYes)、少なくとも一部の荷を第二搬送車両に割り当てる指示を示す割り当て情報を物流倉庫400に送信する(S125)。
一方で、管理システム300は、第二搬送車両が無いと判定した場合(S124でNo)、処理を終了する。なお、管理システム300は、この場合、処理を終了せずに、ステップS124の判定を繰り返し行ってもよい。管理システム300は、ステップS124の判定を繰り返す場合において、ステップS124でNoと判定され続け、第一到着予定情報における当初の到着予定時刻となった場合には、ここで行われている繰り返しの処理は終了する。
物流倉庫400は、割り当て情報を受信すると、割り当て情報に基づいて荷を第二搬送車両に割り当てる(S126)。
図16は、各搬送車両に物流倉庫400において入出庫される予定の物品を示す入出庫情報の一例を示す図である。なお、図16では、物流倉庫400から出庫される物品についての情報が示されている。また、図16に示す入出庫情報には含まれていないが、入出庫情報は、入出庫の作業に要すると予測される時間、および入出庫準備に要すると予測される時間が含まれていてもよい。
図16の入出庫情報の例では、搬送車両201は、物流倉庫400から物品aを3個、物品bを2個積み込む予定であった。このため、物流倉庫400では、当初の到着予定時刻までに物品aを3個と物品bを2個とを出庫する準備が進められていた。しかしながら、搬送車両201が当初の到着予定時刻よりも大幅に遅れることとなることが検出されたため、管理システム300では、物流倉庫400において搬送車両201と同じ物品bを2個積み込む予定の搬送車両202が搬送車両201よりも先に物流倉庫400に到着する予定であることを特定し、搬送車両201のために既に準備が完了していた2個の物品bを搬送車両202に割り当てることを行う。これにより、2個の物品bを出庫する準備を効率よく行うことができる。
[4.効果など]
本実施の形態に係る物流システム10によれば、物流倉庫400に到着予定の搬送車両201からの第一到着予定情報に基づく準備計画が遅延している場合に、搬送車両201に対して遅延情報を通知することで、搬送車両201の運転手に、物流倉庫400の搬送車両201に対する準備が遅延していることを知らせることができる。これにより、例えば、運転手に、準備計画からの準備の遅延を考慮して物流倉庫400に到着するまでの時間を有効に使うことを促すことができる。よって、物流倉庫400において搬送車両201が待機する時間を低減することができ、物流倉庫400において待機する搬送車両の数を低減することができる。
また、本実施の形態に係る物流システム10において、搬送車両201が物流倉庫400の位置501を基準とした所定範囲511内に位置することが位置検出部104により検出されると、(i)管理システム300は、所定範囲511内に搬送車両201が位置することを搬送車両201の作業端末100に通知し、(ii)送信制御部303は、作業端末100による第一到着予定情報の送信を許可する。
これによれば、搬送車両201が物流倉庫400の所定範囲511内まで近づいた段階で、搬送車両201の作業端末100における第一到着予定情報の送信を許可するため、物流倉庫400は、搬送車両201のより精度のよい到着予定時刻を、取得することができる。このため、搬送車両201に対する準備が完了するまでの時刻を、搬送車両201の到着予定時刻に精度よく合わせることができる。よって、搬送車両201が物流倉庫400において待機する時間を低減することができる。また、物流倉庫400で準備が完了した荷をすぐに搬送車両201に移載する作業を開始できるため、物流倉庫400内で準備が完了した荷物を載置しておくスペースを削減することができる。
また、本実施の形態に係る物流システム10において、搬送車両201が物流倉庫400に第一到着予定情報による到着予定よりも、搬送車両201の現在位置に基づく物流倉庫400への到着予定が遅くなると判定された場合、物流倉庫400において搬送車両201のための出庫の準備が完了している荷のうちの少なくとも一部を、搬送車両201よりも物流倉庫400に早く到着する予定の搬送車両202の準備品として割り当てる。このため、搬送車両201のための出庫の準備が完了している荷の少なくとも一部を、搬送車両201が到着しなくても搬送車両202が到着すれば搬送車両202に移載する作業を開始することができる。よって、搬送車両201、202の位置に応じて、準備が完了している荷を搬送させる搬送車両の割り当てを変更することで、出庫の準備を効率よく行うことができる。
また、本実施の形態に係る物流システム10において、遅延情報は、搬送車両201の到着を物流倉庫400が受け入れ可能な時間を含む。このため、搬送車両201の運転手に、受け入れ可能な時間までの時間を有効に使うことを促すことができ、物流倉庫400において搬送車両201が待機する時間を低減することができる。
また、本実施の形態に係る物流システム10において、遅延情報は、位置検出部104により検出されている搬送車両201の現在位置から所定の距離以内にある他の物流倉庫を含む。このため、搬送車両201の運転手に、搬送車両201の近くにある他の物流倉庫に行くことを優先させることを促すことができ、物流倉庫400において搬送車両201が待機する時間を低減することができる。
また、本実施の形態に係る物流システム10において、遅延情報は、第一到着予定情報に基づく搬送車両201が物流倉庫400に到着する到着予定時刻から、遅延による準備が完了するまでにかかると予測される遅延時間を含む。このため、搬送車両201の運転手に、物流倉庫400が受け入れ可能となるまでにかかる時間を知らせることができるため、受け入れ可能な時間までの時間を有効に使うことを促すことができ、物流倉庫400において搬送車両201が待機する時間を低減することができる。
[5.変形例]
上記実施の形態では、判定部305は、当初の到着予定時刻の所定時間後の時刻よりも早く到着する場合、所定の相違がないと判定するとしたが、これに限らない。判定部305は、この場合、当初の到着予定時刻よりも所定時間(例えば10分間)以上早く到着する場合、所定の相違が有ると判定し、当初の所定到着予定時刻の前後それぞれから所定時間の時間範囲で到着する場合、所定の相違がないと判定してもよい。判定部305は、判定結果を制御部302に出力する。
制御部302は、判定部305から判定結果を取得し、判定部305により所定の相違が有ると判定されると、搬送車両201が配送予定としている荷であって、搬送車両201よりも遅く物流倉庫400に到着する予定の第二搬送車両に対して既に出庫の準備が完了している荷を検索する。具体的には、管理システム300では、複数の搬送車両のそれぞれから第一到着予定情報を取得しているため、第一到着予定情報に含まれる入出庫情報に基づいて、搬送車両201が配送予定としている荷であって、搬送車両201よりも遅く物流倉庫400に到着する予定の第二搬送車両(例えば、搬送車両202)に対して既に出庫の準備が完了している荷を特定することができる。また、管理システム300では、複数の搬送車両のそれぞれから位置情報を取得しているため、複数の搬送車両のそれぞれについて、当該搬送車両が現在位置から物流倉庫400までの移動に要する時間を算出することで、当該搬送車両の第二到着予定情報を算出することができる。よって、管理システム300では、搬送車両201よりも物流倉庫400に遅く到着する予定の搬送車両202を検索することができる。制御部302は、搬送車両201が配送予定としている荷であって、搬送車両201よりも遅く物流倉庫400に到着する予定の第二搬送車両に対して既に出庫の準備が完了している荷が存在する場合、当該荷を、搬送車両201への準備品として割り当てる。
(他の実施の形態)
以上、本発明の物流システムについて、実施の形態に基づいて説明した。しかしながら、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を上記実施の形態に施したものも、あるいは、上記説明された複数の構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
上記実施の形態に係る物流システムにおける、作業端末100、管理システム300および物流倉庫400のそれぞれの機器が備える各機能ブロックは、図2で図示に限らずに、物流システム10全体に含まれる構成であれば、どの機器に含まれていてもよい。
本発明は、物流倉庫において搬送車両が待機する時間を低減することができ、物流倉庫において待機する搬送車両の数を低減することができる物流システムおよび物流方法として有用である。
10 物流システム
100 作業端末
101 通信部
102 制御部
103 入力受付部
104 位置検出部
105 表示部
111 配送情報画面
112 予約可能画面
113 時間帯選択画面
114 確定画面
115 確認画面
116 予約一覧画面
117 予約画面
118 遅延通知画面
119 予約変更画面
120 変更理由画面
201、202 搬送車両
300 管理システム
301 通信部
302 制御部
303 送信制御部
304 算出部
305 判定部
400 物流倉庫
401 通信部
402 制御部
403 監視部
500 地図
501、502 位置
511、512 所定範囲
521、522 位置

Claims (7)

  1. 荷が格納される物流倉庫を備え、複数の搬送車両により荷が搬送される物流システムであって、
    前記複数の搬送車両のうちの第一搬送車両が前記物流倉庫に到着する予定に関する第一到着予定情報を取得し、前記第一到着予定情報に基づき前記物流倉庫における荷の入庫または出庫の準備の計画である準備計画を生成し、前記準備計画に従って前記準備を前記物流倉庫に指示する制御部と、
    前記物流倉庫における前記準備計画の進捗を監視する監視部と、
    前記監視部により前記準備計画からの前記準備の遅延が検出されると、前記第一搬送車両に対して遅延情報を通知する通知部と、
    を備える物流システム。
  2. さらに、
    前記第一搬送車両に設けられ、前記第一到着予定情報を送信する送信部と、
    前記送信部により送信された前記第一到着予定情報を受信する受信部と、
    前記第一搬送車両の位置を検出する位置検出部と、
    前記送信部による前記第一到着予定情報の送信を制御する送信制御部と、を備え、
    前記第一搬送車両が前記物流倉庫の位置を基準とした所定範囲内に位置することが前記位置検出部により検出されると、
    (i)前記通知部は、前記所定範囲内に前記第一搬送車両が位置することを前記第一搬送車両に通知し、
    (ii)前記送信制御部は、前記送信部による前記第一到着予定情報の送信を許可する
    請求項1に記載の物流システム。
  3. さらに、
    前記第一搬送車両の現在位置に基づく前記第一搬送車両が前記物流倉庫に到着する予定に関する第二到着予定情報を算出する算出部と、
    前記第一到着予定情報と前記第二到着予定情報との間の所定の相違の有無を判定する判定部と、を備え、
    前記制御部は、前記判定部により前記所定の相違が有ると判定されると、前記第一搬送車両に対して既に前記出庫の準備が完了している荷の中に配送予定としている荷が含まれ、かつ、当該第一搬送車両よりも前記物流倉庫に早く到着する予定の第二搬送車両を検索し、前記第二搬送車両が存在する場合、前記出庫の準備が完了している荷の中の前記配送予定としている前記荷を前記第二搬送車両への準備品として前記第二搬送車両に割り当てる
    請求項1または2に記載の物流システム。
  4. 前記通知部は、前記第一搬送車両の到着を前記物流倉庫が受け入れ可能な時間を、前記遅延情報として通知する
    請求項1から3のいずれか1項に記載の物流システム。
  5. 前記通知部は、前記第一搬送車両の現在位置から所定の距離以内にある他の物流倉庫を前記遅延情報として通知する
    請求項1から4のいずれか1項に記載の物流システム。
  6. 前記通知部は、前記第一到着予定情報に基づく前記第一搬送車両が前記物流倉庫に到着する到着予定時刻から、前記遅延による前記準備が完了するまでにかかると予測される遅延時間を前記遅延情報として通知する
    請求項1から5のいずれか1項に記載の物流システム。
  7. 荷が格納される物流倉庫を備え、複数の搬送車両により荷が搬送される物流システムによる物流方法であって、
    前記複数の搬送車両のうちの第一搬送車両が前記物流倉庫に到着する予定に関する第一到着予定情報を取得し、
    前記第一到着予定情報に基づき前記物流倉庫における荷の入庫または出庫の準備の計画である準備計画を生成し、
    前記準備計画に従って前記準備を前記物流倉庫に指示し、
    前記物流倉庫における前記準備計画の進捗を監視し、
    前記準備計画からの前記準備の遅延が検出されると、前記第一搬送車両に対して遅延情報を通知する
    物流方法。
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