JP4176878B2 - 木目模様入り樹脂成形品の製法 - Google Patents

木目模様入り樹脂成形品の製法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建材用の疑似木材に使用される熱可塑性樹脂組成物、成形品および成形品の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
建材用木材としては、本木、表面に印刷フイルム等を貼った化粧合板等が用いられてきたが、本木を用いて意匠を満足させるためには極めて高価なものとなり、化粧合板は触感が不十分であったり異型の形状によっては対応困難なものがある。
【0003】
また、建築現場での高齢化、技能者の不足から現場での加工を極力減少させ、異型製品を大量に安定して供給させることが望まれるようになってきている。
【0004】
これらの目的のため木粉入り塩ビに木目模様を出し技術が確立され実用化してきている。しかしながらベースポリマーに使用している塩ビは焼却時にダイオキシン問題からその使用が敬遠される傾向にある。
【0005】
一方、非塩ビ系の観点からABS系樹脂が注目されているが、従来の樹脂の組み合わせでは十分な木目模様が発現しないのが実状である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、ゴム質系樹脂をベースとした木目模様を有した樹脂製品を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の要旨は、ゴム質樹脂(A)および木粉(B)からなる混合物を溶融混錬してペレット化し、そのペレット100重量部に対し、N−フェニルマレイミド系単量体単位を22重量%以上含むマレイミド共重合体を40重量%以上含むマレイミド系樹脂(C−1)および/またはポリカーボネート樹脂(C−2)1〜100重量部を混合して、それを押出成形することによって木目模様入り成形品を製造する方法である。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明において使用されるゴム質樹脂(A)とは、ゴム質重合体(A−1)の存在下にシアン化ビニル単量体(A−2−1)、芳香族ビニル単量体(A−2−2)、(メタ)アクリル酸エステル単量体(A−2−3)から選ばれた少なくとも1種からなる単量体(混合物)(A−2)をグラフト重合して得られたものである。
【0011】
ゴム質重合体(A−1)としては、ブタジエンゴム、架橋アクリルゴム、ポリオルガノシロキサン系ゴムからなる群より選ばれた少なくとも一種が用いられる。これらゴム質重合体(A−1)として、ポリブタジエンの外層にポリアクリル酸ブチルを設けてなるポリブタジエン/ポリアクリル酸ブチルのような複合ゴム、ポリシロキサンゴムとポリアクリル酸ゴムとの複合ゴム、またはこれ以外の組み合わせからなる上記ゴム質重合体成分どうしの複合ゴム、あるいはこれら2種以上の混合物も用いることができる。
【0012】
架橋アクリルゴム、ポリオルガノシロキサン系ゴム、ポリブタジエンの外層にポリアクリル酸ブチルを設けてなるポリブタジエン/ポリアクリル酸ブチルのような複合ゴム、ポリシロキサンゴムとポリアクリル酸ゴムとの複合ゴムは耐候性、耐薬品性に優れており屋外や窓際用途で特に好ましく使用される。
【0013】
シアン化ビニル単量体(A−2−1)としては、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、エタクリロニトリル、フマロニトリルなどが挙げられ、これらは単独または併用して使用することができる。
【0014】
また、芳香族ビニル単量体(A−2−2)としては、スチレン、α−メチルスチレン、o−メチルスチレン、1,3−ジメチルスチレン、p−メチルスチレン、t−ブチルスチレン、ハロゲン化スチレン、p−エチルスチレン等が用いられ、これらは単独または併用して使用することができる。
【0015】
(メタ)アクリル酸エステル単量体(A−2−3)としては、メタアクリル酸メチル、メタアクリル酸エチル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチルなどが挙げられる、これらは単独または併用して使用できる。
【0016】
また、(A−2−1)〜(A−2−3)の他のビニル単量体(A−2−4)を用いることもできる。他のビニル単量体としては、N−フェニルマレイミドなどのマレイミド単量体、ピリジン単量体が挙げられるが、特にこれに限定されるものではない。この共重合可能な他のビニル単量体(A−2−4)は、単量体混合物(A−2)中10重量%までの範囲で必要に応じて使用される。ビニル単量体(A−2−4)としてマレイミド単量体を10重量%超える量用いると木目が不十分となる。
【0017】
このような単量体(混合物)(A−2)をゴム質重合体(A−1)にグラフト重合するには、公知の乳化重合等のグラフト重合方法が用いられる。
【0018】
ゴム質樹脂(A)は、ゴム質重合体(A−1)を10〜90重量%の範囲含有するのが好ましい。
【0019】
また、ゴム質樹脂(A)にはシアン化ビニル系単量体単位(A−2−1)および芳香族ビニル系単量体単位(A−2−2)からなる共重合体(A−3)を任意に添加できる。共重合体(A−3)の添加量はゴム質樹脂(A)に含まれるゴム質重合体(A−1)の含有量が5〜60重量%になるように調製されるのが好ましい。5重量%未満では衝撃強度が不十分であり、60重量%を超えると押出が困難となる。
【0020】
シアン化ビニル系単量体単位(A−2−1)としてはアクリロニトリル単位および芳香族ビニル系単量体単位(A−2−2)としてはスチレン単位が、特に好ましい。
【0021】
共重合体(A−3)中のシアン化ビニル系単量体単位(A−2−1)および芳香族ビニル系単量体単位(A−2−2)の含有量は、それぞれ10〜50重量%および50〜90重量%の範囲が好ましい。
【0022】
また、10重量%未満の範囲で(メタ)アクリル酸エステル単量体(A−2−3)および/または(A−2−1)〜(A−2−3)の他のビニル単量体(A−2−4)を共重合体(A−3)中に含有させることができる。(メタ)アクリル酸エステル単量体(A−2−3)および他のビニル単量体(A−2−4)としては上述の単量体(混合物)(A−2)と同様のものから由来する単位である。共重合体(A−3)に占める割合が10重量%を超えると木目模様が不十分となる。 共重合体(A−3)の製造には、溶液重合、懸濁重合、バルク重合など公知の方法が用いられる。
【0023】
本発明においては、ゴム質樹脂(A)において、グラフト重合に用いた単量体単位のうちグラフト重合されていない重合体と共重合体(A−3)の合計された重合体のガラス転移温度とマレイミド系樹脂(C−1)のガラス転移温度との差は40℃以上あることが好ましい。40℃未満では木目模様の発現が不十分になる。
【0024】
また、ゴム質樹脂(A)において、グラフト重合に用いた単量体単位のうちグラフト重合されていない重合体と共重合体(A−3)の合計された重合体の180℃の状況下で1(Rad/秒)における動的剛性率が2×105 dyn/cm2以下であることが好ましい。2×105 dyn/cm2を超えると木目模様が発現しにくくなる。
【0025】
グラフト重合されていない重合体量の求め方は特開昭61−148258号公報に記載されている。
【0026】
木粉(B)は栂等の針葉樹を乾燥粉砕したものである。平均粒径は必ずしも制限されるものではないが、200μm以下のものが物性面から好ましく用いられる。
【0027】
木粉(B)はゴム質樹脂(A)と混合、溶融混練押出をする前に乾燥することが好ましいが、ベント付き押出機であれば必ずしも必要ではない。
【0028】
本発明で用いるマレイミド系樹脂(C−1)は、N−フェニルマレイミド系単量体単位を22重量%以上含むマレイミド共重合体を40重量%以上含むものである。マレイミド系共重合体においては、N−フェニルマレイミド系単量体以外には、シアン化ビニル単量体(A−2−1)、芳香族単量体(A−2−2)、(メタ)アクリル酸エステル単量体(A−2−3)および他の単量体(A−2−4)(但しN−フェニルマレイミド系単量体を除く)から選ばれた少なくとも1種からなる単量体(混合物)を共重合させることができる。マレイミド系共重合体は、溶液重合、バルク重合等の通常公知の重合法にて得られる。
【0029】
マレイミド共重合体中においては、N−フェニルマレイミド系単量体単位は22重量%以上含有されることが好ましく、さらには26〜65重量%の範囲含有されることが好ましい。
【0030】
各々の単量体はゴム質樹脂(A)で使用されたものと同じものが使用される。
【0031】
N−フェニルマレイミド単量体の量が22重量%未満であると木目の発現が不十分となり好ましくない。木目の発現からは26重量%以上がさらに好ましく用いられる。また、マレイミド系樹脂(C−1)は好ましくは180℃、1(Rad/秒)剛性率が1×106 dyn/cm2以上であることが好ましい。1×106 dyn/cm2未満であると木目の発現が劣る傾向にある。
【0032】
マレイミド系樹脂(C−1)中のマレイミド系共重合体の含有量は40重量%以上であることが好ましい。
【0033】
本発明で用いるポリカーボネート樹脂(C−2)は、ジヒドロキシジアリールアルカンから得られ、任意に枝別れしていても良い。このポリカーボネート樹脂は公知の方法により製造されるものであり、一般にジヒドロキシまたはポリヒドロキシ化合物をホスゲンまたは炭酸のジエステルと反応させることにより製造される。
【0034】
適当なジヒドロキシジアリールアルカンは、ヒドロキシ基に関しオルトの位置にアルキル基、塩素原子または臭素原子を有するものである。ジヒドロキシジアリールアルカンの好ましい具体例としては、4、4−ジヒドロキシ2、2−ジフェニルプロパン(=ビスフェノールA)、テトラメチルビスフェノールAおよびビス−(4−ヒドロキシフェニル)−p−ジイソプロピルベンゼンなどが挙げられる。
【0035】
また、分岐したポリカーボネートは、例えばジヒドロキシ化合物の一部、例えば0.2〜2モル%をポリヒドロキシで置換することにより製造される。ポリヒドロキシ化合物の具体例としては、フロログリシノール、4,6−ジメチル−2,4,6−トリー(4−ヒドロキシフェニル)−ヘプテン、4,6−ジメチル−2,4,6−トリ−(4−ヒドロキシフェニル)−ヘプタン、1,3,5−トリ−(4−ヒドロキシフェニル)−ベンゼンなどが挙げられる。
【0036】
マレイミド系樹脂(C−1)およびポリカーボネート樹脂(C−2)を併用することもできる。
【0037】
マレイミド系樹脂(C−1)およびポリカーボネート樹脂(C−2)には、ゴム質樹脂(A)を60重量%未満の範囲で添加できる。ゴム質樹脂(A)が60重量%を超えると木目の発現が不十分となる。
【0038】
マレイミド系樹脂(C−1)およびポリカーボネート樹脂(C−2)は、ゴム質樹脂(A)と木粉(B)の合計量100重量部に対して、1〜100重量部を添加することが好ましい。
【0039】
さらに、この樹脂組成物には、強化材、難撚化剤を配合することができる。
【0040】
ここで配合される強化材としては、ガラス繊維、カーボン繊維等の無機繊維やウオラスナイト、タルク、マイカ粉、ガラス箔、チタン酸カリ等の無機フィラーから選ばれる一種以上のものである。強化材の配合量は、(A)+(B)=100重量部に対して0〜60重量部、好ましくは1〜50重量部である。
【0041】
また難燃化剤としては、通常ABS樹脂や熱可塑性ポリエステル樹脂の難燃化に用いられるハロゲン化合物やアンチモン化合物等の無機系難燃化剤が使用され、ハロゲン化合物としては、デガブロムジフェニルエーテル、オクタブロムジフェニルエーテル等のハロゲン化ジフェニルエーテルやハロゲン化ポリカーボネイトなどのハロゲン化合物が挙げられる。
【0042】
無機系難燃化剤としては、三酸化アンチモン、四酸化アンチモン、五酸化アンチモン、ピロアンチモン酸ソーダ、水酸化アルミニウム等がその一例に挙げられるが、とくにこれらに制限されるものではない。ハロゲン化合物の配合量は(A)+(B)=100重量部に対して0〜35重量部、好ましくは1〜30重量部であり、アンチモン化合物のそれは0〜25重量部、好ましくは1〜20重量部の範囲である。
【0043】
また、ドリップ防止のため難燃助剤としてテトラフルオロエチレン等の化合物を添加することができる。さらに、この熱可塑性樹脂組成物には、必要に応じて他の改質剤、離型剤、光または熱に対する安定剤、染顔料等の種々の添加剤を適宜加えることもできる。
【0044】
成形品の色目の変化を抑えるために、ゴム質樹脂(A)および木粉(B)からなる樹脂組成物100重量部に対して酸化チタンを0.1〜4重量部添加することが好ましい。0.1重量部未満では得られる成形品の着色が著しく、4重量部を超えると隠蔽力が高くなり、木目が発現しにくくなる。
【0045】
ゴム質樹脂(A)と木粉(B)の調製方法として通常の樹脂のブレンドに用いられるヘンシェルミキサーなどの高速ミキサー、タンブラー、ペレタイザーなどの混合装置を使用することができる。さらに溶融混練には、1軸押出機、2軸押出機等公知の装置を使用することができ、特に制限されるものはない。要望される木目模様にもよるがゴム質樹脂(A)、木粉(B)からなる混合物をあらかじめ押出成形などによって溶融混練させペレット化しさらに溶融混練されたものと(C−1)あるいは(C−2)とを溶融混練する2段方法が好ましくいられる。
【0046】
木粉(B)には通常水分等が多く含まれているために、あらかじめ乾燥するか、ベント付き押出機で十分脱揮する事が好ましい。
【0047】
本発明の樹脂組成物は、押出成形によって、成形物とされる。
【0048】
また、本発明の樹脂成形品は、木目模様を有しており、疑似木材として極めて良好な意匠性を有するものであり、自動車の内装、家具、家電、パソコン、事務機の外装等への用途展開できるものである。
【0049】
【実施例】
以下、具体的に実施例を示す。本発明は、これら実施例に限定されるものではない。また、実施例での「部」および「%」は各々「重量部」および「重量%」を意味する。
【0050】
(ゴム質樹脂A−1−▲1▼の製造)
オクタメチルテトラシクロシロキサン96部、γ−メタクリルオキシプロピルジメトキシメチルシラン2部およびエチルオルソシリケート2部を混合してシロキサン系混合物100部を得た。これにドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.67部を溶解した蒸留水300部を添加し、ホモミキサーにて10000回転/分で2分間撹拌した後、ホモジナイザーに300kg/cm2 の圧力で1回通し、安定な予備混合オルガノシロキサンラテックスを得た。
【0051】
一方、試薬注入容器、冷却管、ジャケット加熱器および撹拌装置を備えた反応器内に、ドデシルベンゼンスルホン酸2部と蒸留水98部とを注入し、2%のドデシルベンゼンスルホン酸水溶液を調製した。
【0052】
この水溶液を85℃に加熱した状態で、予備混合オルガノシロキサンラテックスを4時間に亘って滴下し、滴下終了後1時間温度を維持し、冷却した。この反応液を室温で48時間放置した後、苛性ソーダ水溶液で中和した。
【0053】
このようにして得られたラテックス(L−1)を170℃で30分間乾燥して固形分を求めたところ、17.3%であった。また、ラテックス中のポリオルガノシロキサンの重量平均粒子径は、0.08μmであった。ポリオルガノシロキサンのゲル含量は85%、トルエン溶媒中で測定した膨潤度は14.5であった。
【0054】
試薬注入容器、冷却管、ジャケット加熱器および撹拌装置を備えた反応器内に、ポリオルガノシロキサンラテックス(L−1)119.5部、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸ナトリウム(花王(株)社製エマールNC−35)0.8部を採取し、蒸留水203部添加混合した後、n−ブチルアクリレート53.2部、アリルメタクリレート0.21部、1,3−ブチレングリコールジメタクリレート0.11部およびターシャリーブチルハイドロパーオキサイド0.13部からなる混合物を添加した。
【0055】
この反応器に窒素気流を通じることによって、雰囲気の窒素置換を行い、60℃まで昇温した。内部の液温が60℃となった時点で、硫酸第一鉄0.0001部、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩0.0003部およびロンガリッド0.24部を蒸留水10部に溶解させた水溶液を添加し、ラジカル重合を開始せしめた。アクリレート成分の重合により、液温は78℃まで上昇した。1時間この状態を維持し、アクリレート成分の重合を完結させポリオルガノシロキサンとブチルアクリレートゴムとの複合ゴムのラテックスを得た。
【0056】
反応器内部の液温が60℃に低下した後、ロンガリッド0.4部を蒸留水10部に溶解した水溶液を添加し、次いでアクリロニトリル11.1部、スチレン33.2部およびターシャリーブチルハイドロパーオキサイド0.2部の混合液を約1時間に亘って滴下し重合した。滴下終了後1時間保持した後、硫酸第一鉄0.0002部、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩0.0006部およびロンガリッド0.25部を蒸留水10部に溶解させた水溶液を添加し、次いでアクリロニトリル7.4部、スチレン22.2部およびターシャリーブチルハイドロパーオキサイド0.1部の混合液を約40分間に亘って滴下し重合した。滴下終了後1時間保持した後冷却し、ポリオルガノシロキサンとブチルアクリレートゴムとからなる複合ゴムに、アクリロニトリル−スチレン共重合体をグラフトさせたグラフト共重合体のラテックスを得た。動的光散乱法で求めたラテックス中のグラフト共重合体の重量平均粒子径は、0.13μmであった。
【0057】
次いで、酢酸カルシウムを5%の割合で溶解した水溶液150部を60℃に加熱し撹拌した。この中へグラフト共重合体のラテックス100部を徐々に滴下し凝固した。次いで析出物を分離、洗浄したのち、乾燥し、ゴム質樹脂A−1−▲1▼を得た。得られたゴム質樹脂A−1−▲1▼の内グラフト重合していない樹脂成分のガラス転移温度は123℃であった。また、動的弾性率は6×104dyn/cm2であった。
【0058】
(ゴム質樹脂A−1−▲2▼の製造)
固形分含量が35%、平均粒子径0.08μmのポリブタジェンラテックス20部(固形分として)にアクリル酸n−ブチル単位85%、メタクリル酸単位15%から成る平均粒子径0.08μmの共重合体ラテックス0.4部(固形分として)を撹拌しながら添加し、30分間撹拌を続け平均粒子径0.28μmの肥大化ジエン系ゴムラテックスを得た。得られた肥大化ジエン系ゴムラテックス20部(固形分)を反応釜に移し、不均化ロジン酸カリウム1部、イオン交換水150部を加え、窒素置換を行い、70℃(内温)に昇温した。これに10部のイオン交換水に0.12部の過硫酸カリウムを溶解した溶液を加え、下記の窒素置換された単量体混合物を2時間にわたって連続的に滴下した。
【0059】
アクリル酸n−ブチル 80部
メタクリル酸アリル 0.32部
ジメタクリル酸エチレングリコール 0.16部
滴下終了と同時に内温の上昇はなくなるが、さらに80℃に昇温し1時間反応を続けると、重合率は、98.8%に達し、肥大化ジエン系ゴムを内部に含む多層構造アクリル系ゴムを得た。この多層構造アクリル系ゴムの膨潤度(メチルエチルケトン中、30℃、24時間浸せき静置後の膨潤重量と絶乾重量の比)は6.4、ゲル含有量は93.0%、粒子径は0.28μmであった。
【0060】
多層構造アクリル系ゴムラテックス50部(固形分)を反応釜に取り、イオン交換水140部を加え希釈し、70℃に昇温した。別にアクリロニトリル/スチレン=29/71(重量比)からなるグラフト重合体混合物を50部調整し、ベンゾイルパーオキサイド0.35部を溶解した後、窒素置換した。この単量体混合物を15部/時間の速度で定量ポンプを使用し、上記反応系内に加えた。全モノマーの注入終了後、系内温度を80℃に昇温し30分撹拌を続けグラフト重合体ラテックスを得た。重合率は99%であった。
【0061】
ラテックスの一部に希硫酸を加えて凝固乾燥した粉末をメチルエチルケトン還流下で抽出を行い、抽出部のηsp/Cをジメチルホルムアミドを溶媒として25℃で測定したところ、0.67であった。
【0062】
上記のようにして製造したラテックスを、全ラテックスの3倍量の塩化アルミニウム(A1Cl3 .6H2O)0.15%水溶液(90℃)中に撹拌しながら投入し、凝固させた。全ラテックスの添加終了後、凝固槽内の温度を93℃に昇温し、このまま5分間放置した。これを冷却後、遠心脱水機により脱液、洗浄を行い乾燥し、ゴム質樹脂A−1−▲2▼の乾燥粉末を得た。得られたゴム質樹脂A−1−▲2▼の内グラフト重合していない樹脂成分のガラス転移温度は123℃であった。また、動的弾性率は6×104dyn/cm2であった。
【0063】
(ゴム質樹脂A−1−▲3▼の製造)
固形分含量が35%、平均粒子径0.08μmのポリブタジェンラテックス50部(固形分として)にアクリル酸n−ブチル単位85%、メタクリル酸単位15%からなる平均粒子径0.08μmの共重合体ラテックス1部(固形分として)を撹拌しながら添加し、30分間撹拌を続け平均粒子径0.28μmの肥大化ゴムラテックスを得た。
【0064】
得られた肥大化ゴムラテックスを反応容器に加え、さらに蒸留水50部、ウッドロジン乳化剤2部、デモールN(商品名、花王(株)製、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物)0.2部、水酸化ナトリウム0.02部、デキストローズ0.35部を添加して撹拌しながら、昇温させて内温60℃の時点で硫酸第一鉄0.05部、ピロリン酸ナトリウム0.2部、亜二チオン酸ナトリウム0.03部を加えた後、アクリロニトリル15部、スチレン35部、クメンハイドロパーオキサイド0.2部およびtert−ドデシルメルカプタン0.5部の混合物を90分間にわたり連続的に滴下した後1時間保持して冷却した。得られたグラフト重合体ラテックスを希硫酸で凝析したのち、洗浄、濾過、乾燥してゴム質樹脂A−1−▲3▼を得た。得られたゴム質樹脂A−1−▲3▼の内グラフト重合していない樹脂成分のガラス転移温度は123℃であった。また、動的弾性率は6×104dyn/cm2であった。
【0065】
(共重合体(A−3−▲1▼)の製造)
アクリロニトリル単位29%、スチレン単位71%の組成の共重合体を懸濁重合法によって得た。この共重合体の25℃での還元粘度(ηsp/C)は0.62であった(0.2%ジメチルホルムアミド溶液での測定値)。得られた共重合体(A−3−▲1▼)の内グラフト重合していない樹脂成分のガラス転移温度は125℃であった。また、動的弾性率は1.2×105dyn/cm2であった。
【0066】
(共重合体(A−3−▲2▼)の製造)
アクリロニトリル単位29%、スチレン単位71%の組成の共重合体を懸濁重合法によって得た。この共重合体の25℃での還元粘度(ηsp/C)は1.12であった(0.2%ジメチルホルムアミド溶液での測定値)。得られた共重合体(A−3−▲2▼)の内グラフト重合していない樹脂成分のガラス転移温度は125℃であった。また、動的弾性率は1.2×106dyn/cm2であった。
【0067】
(木粉(B))
栂の粉砕品を篩別し90%以上が100メッシュをパスするものを木粉として使用した。
【0068】
(マレイミド系樹脂C−1−▲1▼の製造)
アクリロニトリル単位15%、スチレン単位50%、N−フェニルマレイミド単位35%の組成の共重合体をメチルエチルケトン溶液中で重合することによって得た。この共重合体の25℃での還元粘度(ηsp/C)は0.65であった(0.2%ジメチルホルムアミド溶液での測定値)。得られたマレイミド系樹脂C−1−▲1▼の内グラフト重合していない樹脂成分のガラス転移温度は170℃であった。また、動的弾性率は2.0×106dyn/cm2であった。
【0069】
(マレイミド系樹脂C−1−▲2▼の製造)
アクリロニトリル単位23%、スチレン単位54%、N−フェニルマレイミド単位23%の組成の共重合体をメチルエチルケトン溶液中で重合することによって得た。この共重合体の25℃での還元粘度(ηsp/C)は0.65であった(0.2%ジメチルホルムアミド溶液での測定値)。得られたマレイミド系樹脂C−1−▲2▼内グラフト重合していない樹脂成分のガラス転移温度は155℃であった。また、動的弾性率は1.2×106dyn/cm2であった。
【0070】
(マレイミド系樹脂C−1−▲3▼の製造)
アクリロニトリル単位23%、スチレン単位54%、N−フェニルマレイミド単位15%の組成の共重合体をメチルエチルケトン溶液中で重合することによって得た。この共重合体の25℃での還元粘度(ηsp/C)は0.65であった(0.2%ジメチルホルムアミド溶液での測定値)。得られたマレイミド系樹脂C−1−▲3▼の内グラフト重合していない樹脂成分のガラス転移温度は140℃であった。また、動的弾性率は9×105dyn/cm2であった。
【0071】
(マレイミド系樹脂C−1−▲4▼の製造)
アクリロニトリル単位15%、スチレン単位50%、N−フェニルマレイミド単位35%の組成の共重合体をメチルエチルケトン溶液中で重合することによって得た。この共重合体の25℃での還元粘度(ηsp/C)は0.45であった(0.2%ジメチルホルムアミド溶液での測定値)。得られたマレイミド系樹脂C−1−▲4▼内グラフト重合していない樹脂成分のガラス転移温度は170℃であった。また、動的弾性率は0.7×105dyn/cm2であった。
【0072】
(マレイミド系樹脂C−1−▲5▼の製造)
マレイミド系樹脂C−1−▲1▼70部とゴム質樹脂A−1−▲2▼30部を1軸押出機で溶融混練しマレイミド系樹脂C−1−▲5▼を得た。
【0073】
(マレイミド系樹脂C−1−▲6▼の製造)
マレイミド系樹脂C−1−▲1▼70部とゴム質樹脂A−1−▲3▼30部を1軸押出機で溶融混練しマレイミド系樹脂C−1−▲6▼を得た。
【0074】
(樹脂C−1−▲7▼の製造)
共重合体A−3−▲1▼70部とゴム質樹脂A−1−▲2▼30部を1軸押出機で溶融混練し樹脂C−1−▲7▼を得た。
【0075】
(樹脂C−1−▲8▼の製造)
共重合体A−3−▲2▼70部とゴム質樹脂A−1−▲2▼30部を1軸押出機で溶融混練し樹脂C−1−▲8▼を得た。
【0076】
(樹脂C−1−▲9▼の製造)
下記のポリカーボネート樹脂C−2 70部とゴム質樹脂A−1−▲2▼30部を1軸押出機で溶融混練し樹脂C−1−▲9▼を得た。
【0077】
(樹脂C−1−10の製造)
マレイミド系樹脂C−1−▲1▼30部とゴム質樹脂A−1−▲2▼70部を1軸押出機で溶融混練し樹脂C−1−10を得た。
【0078】
(ポリカーボネート樹脂C−2)
ポリカーボネート樹脂(C)には、三菱エンジニアリングプラスチック(株)製の「ノバレックス7025A」(商品名)を使用した。ガラス転移温度は170℃であった。また、動的弾性率は1.8×106dyn/cm2であった。
【0079】
表1の配合組成に従って配合し、ヘンシェルミキサーにて5分間混合し、40mm単軸押出機(ベント付き)にてペレット化し熱可塑性樹脂組成物(A+B)を得た。さらにこのペレットと(C)を表2および表3に示す配合で混合し40mm単軸押出機(ベント無し)で70mm幅×3mm厚みの押出を行い木目外観を評価した。これらの結果も合わせて表2および表3に示す。なお、(C)には、(C)100部に対して、ベンガラを顔料として1部添加した。
【0080】
(衝撃強度)
衝撃強度は70mm×70mm×3mmの試験片を用い、50mm直径の受け台に試験片を固定し0.5インチ径の撃心を落下させ吸収エネルギー(J)を求めた。
【0081】
(ガラス転移温度)
ガラス転移温度はTA社製のDMA4.2を使用してtan δのピークから求めた(℃)。
【0082】
(動的剛性率)
Rheometrics社製RDA-IIを用いて180℃、1(Rad/sec)条件での動的剛性率を求めた(dyn/cm2)。
【0083】
(耐候性)
サンシャインウエザーメーター(スガ試験機(株))を用い、63℃雨ありの条件で1000時間曝露し変色度を測定した(△E)。
【0084】
【表1】
Figure 0004176878
【0085】
【表2】
Figure 0004176878
【0086】
【表3】
Figure 0004176878
【0087】
【発明の効果】
本発明は、優れた木目外観を有するゴム質樹脂成形品を提供することができる。得られた成形品は、自動車の内装、家具、家電、パソコン、事務機の外装等への用途展開できるものである。

Claims (2)

  1. ゴム質樹脂(A)および木粉(B)からなる混合物を溶融混錬してペレット化し、そのペレット100重量部に対し、N−フェニルマレイミド系単量体単位を22重量%以上含むマレイミド共重合体を40重量%以上含むマレイミド系樹脂(C−1)および/またはポリカーボネート樹脂(C−2)1〜100重量部を混合して、それを押出成形することによって木目模様入り成形品を製造する方法。
  2. (A)+(B)=100重量部に対し、酸化チタンを0.1〜4重量部添加してペレット化する請求項1に記載の方法。
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