JP4176109B2 - 車両用パンタグラフ - Google Patents

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Description

本発明は、車両の走行中にパンタグラフの集電舟、または該集電舟を支持する枠組に、車両進行方向に過大な力が作用したとき、該パンタグラフを速やかに降下させるとともに、後続複数のパンタグラフも緊急に降下させ、架線やパンタグラフの事故の拡大を防ぐ、降下装置付パンタグラフに関するものである。
図2は、シングルアーム形のパンタグラフを説明するパンタグラフ全体の機構図である。同図において、1は集電舟、2は舟支え、3は上枠、4は下枠、5はバランスロッド、6は釣合棒、7は台枠、8は碍子、9は車体、10は架線である。
同図に示すパンタグラフは、集電舟1に取り付けられた舟支え2に、連結棒3a、5aで上枠3、バランスロッド5の上端が回動自在に取り付けられ、下枠4の上端付近が上記バランスロッド5に連結部5bで回動自在に取り付けられ、また、下枠4の上端が上枠3に連結部3bで回動自在に取り付けられている。下枠4の下端は、連結部7bで台枠7に回動自在に取り付けられている。
さらに釣合棒6の上端が連結部3cで上枠3に回転自在に取り付けられ、釣合棒6の下端は、連結部7aで台枠7に回動自在に取り付けられている。たとえば一従来例として、前記連接部3c、7aが一部V溝等が施され、強い荷重を受けたときせん断破壊され、釣合棒6が支持を失いパンタグラフが降下し架線事故を防止している。(例えば、特許文献1参照)
図3は、上記連結部7aにおける釣合棒6の台枠7への取り付け構造を示す図であり、図2に示した釣合棒6の連結部分7aを、架線側から見た図である。
同図に示すように、台枠7に固定されたホルダ12に取付ピン11が挿入され、該取付ピン11に釣合棒6の継手6aが回動自在に軸支されている。
図4は、降下装置の空気回路図である。同図において、14は圧力センサ、15は電磁弁、16は信号電線、17は下げシリンダである。
空気配管内に充填された圧力空気が、取付ピン11の折損によって空気穴13aから圧力空気が放出される。圧力空気は常に空気源13dより充填されるが、空気配管13の途中に設けた絞り13cのため、充填速度は空気穴13aからの排気速度より遅くなる。従って空気穴13aから絞り13c間の空気配管内の圧力が急激に低下し、設定された圧力以下になると圧力センサ14から電磁弁15に信号が送られ、電磁弁15が切り替わり、下げシリンダ17が動作してパンタグラフを降下させる。
図5は、従来の空気穴を有する集電舟の構成図である。同図に示すように集電舟1のすり板内に空気穴13aを設け、空気配管により穴内部に圧力空気を供給している。集電舟1に大きな力が作用すると、すり板1aが割れ、亀裂部から圧力空気が放出され、空気配管内の圧力を低下させる。
特開2005−006390号公報
従来も降下装置付きのパンタグラフは存在したが、従来の降下装置方式はすり板1aの内部に空気穴を設け、空気圧力を充填しておくものであり、この場合、すり板1aに過大な外力が掛かり、すり板が破損する事で空気圧の降下を検知し、パンタグラフを降下させようとするものであった。
この方式では、すり板1aの部に空気穴13aを設ける必要があるため、すり板1aの材質や固定方法、および舟体1bの種類に制約があり、また空気配管13を枠組に沿わせ、集電舟1まで引き回す必要があった。そのため、すり板の交換作業に手間を要する事、空気配管の固定に手間を要する事、空気配管の劣化から誤検知しやすい事、空気配管が走行中の騒音源となる事、および空気配管を枠組に取り付ける事で、パンタグラフの動作阻害や空気力特性を悪化させ、結果的にパンタグラフの集電性能を低下させるなどの問題があった。
本発明はこのような問題を解消し、パンタグラフの本来の性能に影響を与えることなく、簡単な構造でパンタグラフの集電舟、または該集電舟を支持する枠組に過大な力が作用したとき、車両に搭載された全パンタグラフを緊急に降下させ、架線やパンタに事故の拡大を防ぐ車両用パンタグラフを提供するものである。
請求項1に記載による発明は、集電舟と、該集電舟を支持する枠組とを有する車両用パンタグラフにおいて、枠組の一部を構成する部材である釣合棒を回転可能に支持する取付ピンに対し、取付ピンの軸方向に貫通していない穴をあけておき、その穴に車両に用意された空気源より、空気配管を通して圧力空気を充填させておくことで、車両が走行中に架線の異常や飛来物の衝突によって、パンタグラフの集電舟または該集電舟を支持する枠組に、車両進行方向に過大な力が作用したとき、上記取付ピンが折損し、穴部から圧力空気を放出させて、空気配管内の空気圧力が急激に低下するようなシステムを構成している。
請求項2に記載の発明は請求項1に記載の車両用パンタグラフであって、空気配管内の圧力が低下したことを検知する圧力センサを設け、上記取付ピンの折損によって、空気配管内の空気圧力が設定圧力以下になると圧力センサにより、パンタグラフを降下させる信号を発し、該パンタグラフおよび同一編成にある後続複数のパンタグラフを、速やかに降下させるシステムを構成している。
本発明により次の効果を有する。
1)架線の異常や飛来物の衝突等により、パンタグラフの集電舟、または該集電舟を支持する枠組に過大な力が作用したとき、枠組を構成する釣合棒を支持する取付ピン11を折損させる。取付ピン11には、空気穴13aが設けられており、穴部に圧力空気が充填されているので、取付ピン11が折損すると同時に空気穴13a部から圧力空気が放出され、空気配管13内の空気圧力が低下したことを圧力センサ14で検知し、パンタグラフを緊急に降下させ、架線やパンタの重大な事故に進展することを防ぐことができる。
2)構造が簡単で、パンタグラフ全体の形状、質量にほとんど変更がないため、取り扱いが容易であり、パンタグラフの空気力特性や動作に悪影響を与えないため、パンタグラフの性能の低下がなく、上記の効果を得ることができる。
図1は、本発明の実施例の構成を示す図である。
同図は、図2の釣合棒6の連結部7aを架線側から見た図を示している。同図に示すように、台枠7に固定されたホルダ12に取付ピン11が取付けられ、該取付ピン11に釣合棒6に固定された継手6aが回動自在に軸支されている。上記釣合棒6、継手6aは前記従来例と同じ形状のものを使用するが、本実施例では、取付ピン11内部に空気穴13aを設け、さらに空気穴13aの内部に、空気源13dから空気配管13を通して圧力空気を充填している。この空気穴13aの形状は、大きな力が釣合棒に作用すると、折損するような強度としている。
本実施例においては、取付ピン11に空気穴13aが設けられているので、パンタグラフの集電舟、または該集電舟を支持する枠組に過大な力が作用すると取付ピン11が折損すると同時に、空気穴13a部から圧力空気が放出され、空気配管13内の圧力が低下したことを圧力センサ14で検知し、パンタグラフを降下させる。
本発明の実施例の構成を示す図である。 従来から使用されているパンタグラフの機構図である。 従来の釣合棒の取付構造を示す図である。 降下装置の空気回路図である。 従来の空気穴を有する集電舟の構成図である。
符号の説明
1 集電舟
1a すり板
1b 舟体
2 舟支え
3 上枠
3a,3b 連結部
3c 連結部
4 下枠
5 バランスロッド
5a,5b 連結部
6 釣合棒
6a 継手
7 台枠
7a,7b 連結部
8 碍子
9 車体
10 架線
11 取付ピン
12 ホルダ
13 空気配管
13a 空気穴
13b 空気管継手
13c 絞り
13d 空気源
14 圧力センサ
15 電磁弁
16 信号電線
17 下げシリンダ

Claims (2)

  1. 集電舟と、該集電舟を支持する枠組とを有する車両用パンタグラフにおいて、枠組の一部を構成する部材である釣合棒を回転可能に支持する取付ピンに対し、該取付ピンの軸方向に貫通していない穴部を設け、該穴部に車両に用意された空気源より、空気配管を通して圧力空気を充填させておくことで、車両が走行中に架線の異常や飛来物の衝突によって、パンタグラフの集電舟または前記集電舟を支持する枠組に、車両進行方向に過大な力が作用したとき、前記取付ピンが折損し、前記穴部から圧力空気を放出させて、前記空気配管内の空気圧力が急激に低下するようなシステムを構成したことを特徴とする車両用パンタグラフ。
  2. 請求項1に記載の車両用パンタグラフであって、前記空気配管内の圧力が低下したことを検知する圧力センサを設け、前記取付ピンの折損によって、前記空気配管内の空気圧力が設定圧力以下になると該圧力センサにより、パンタグラフを降下させる信号を発し、該パンタグラフおよび同一編成にある後続複数のパンタグラフを、速やかに降下させるシステムを構成したことを特徴とする車両用パンタグラフ。
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