JP4173459B2 - デジタルカメラ - Google Patents

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本発明は、シャッタレリーズ操作から一定時間の経過後に、撮像素子から得られた撮像信号に基づく画像データを記録するセルフタイマー撮影モードを有するデジタルカメラに関するものである。
最近の写真カメラやデジタルカメラには、撮影者が被写体として撮影フレームの中に入れるように、シャッタレリーズ操作から一定時間の経過後に撮影を行うセルフタイマー撮影モードが一般に備えられている。このセルフタイマー撮影モードを設定して撮影を行った場合、通常の撮影と同様に、被写体(人物)が撮影フレームの中央にいなかったり、2つの被写体(人物)の間に間隔があるために、撮影レンズのピントが背景に合ってしまう、いわゆる中抜けが生じることがある。このような、セルフタイマー撮影時の中抜けを防止する方法として、シャッタレリーズ操作直後に多点測距を行って被写体の状態、いわゆる撮影シーンを特定し、この撮影シーンに応じて測距対象としての被写体を特定するようにした方法が考案されている。
特許文献1に記載の方法では、シャッタレリーズ操作直後に、撮影フレームの左右及び中央の3点測距を行い、3方向の被写体距離を測定する。そして、測定された左右の被写体距離を比較し、この距離差が予め設定された距離差より大きい場合には、撮影シーンを中抜けが生じやすい中抜けシーンと特定する。中抜けシーンと特定された被写体画像に対しては、一定時間の計時を待って再度3点測距が行われ、3方向の被写体距離が測定される。この3方向の被写体距離のうち最も近い距離にある被写体を測距対象に設定する。この設定被写体でピント合わせが完了した後に、撮影は行われる。一方、非中抜けシーンと特定された被写体画像に対しては、一定時間の計時を待って、シャッタレリーズ操作直後の3方向の被写体距離のうち最も近い距離にある被写体でピント合わせが行われ、撮影が行われる。
特開平10−293342号公報
上述のように、多点測距による被写体距離に基づいて測距対象を特定する方法では、いずれかの被写体距離が誤って測定された場合、正確に撮影シーンが特定できずに適切な測距対象が設定されない。これにより、正しいピント合わせが行われずに、撮影された被写体画像は中抜けしたものとなってしまう。
本発明は、中抜けによる撮影の失敗を防止したセルフタイマー撮影モードを有するデジタルカメラを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のデジタルカメラは、シャッタレリーズ操作後に所定の遅延処理を行い、この遅延処理の後に、撮像素子から得られた撮像信号に基づいて被写体の画像データを記録するセルフタイマー撮影モードを有するデジタルカメラであって、セルフタイマー撮影モード時に、シャッタレリーズ操作に応答して予め設定された撮像素子の所定エリアから得られる撮像信号を監視し、肌色成分の増加を検知して起動信号を出力する監視手段と、前記起動信号の出力に応答して一定時間を計時するタイマーと、前記タイマーが一定時間を計時した後に、前記所定エリアからの撮像信号に基づいて撮影レンズのピント合わせを行うオートフォーカス手段と、前記オートフォーカス手段によるピント合わせが完了した後に、前記撮像素子からの撮像信号に基づいて被写体の画像データを記録する記録制御手段と、撮像素子からの撮像信号に基づいて被写体のスルー画及び、前記所定エリアに対応する監視枠を表示する電子ビューファインダとを備え、撮影者の設定操作に応じて前記所定エリアの位置及びサイズが変更自在であるとともに、所定エリアの位置及びサイズの変更に応じて電子ビューファインダ内における監視枠の表示位置及びサイズが変更される。
請求項2に記載の発明では、前記監視手段は、所定のエリアから得られる撮像信号に基づく画像データの各画素のうち、人物の肌色を表す色相値をとる画素を抽出し、抽出した画素の面積を求めるとともに、求めた面積が所定値以上である場合に肌色成分の増加を検知したとして起動信号を出力する。
請求項3に記載の発明では、前記オートフォーカス手段は、所定時間内に撮影レンズのピント合わせが完了しないときには、撮影レンズをパンフォーカス位置に移動させてピント合わせを完了させる。
請求項4に記載の発明では、オートブラケティング機能を備え、一回のシャッタレリーズ操作が行われたときに、前記記録制御手段は、露出を段階的に変更して撮像された複数画面分の画像データを順次に記録する。請求項5に記載の発明では、ポートレート機能を備えている。請求項6に記載の発明では、夜景機能を備え、一回のシャッタレリーズ操作が行われたときに、前記記録制御手段は、露出を段階的に変更して撮像された複数画面分の画像データを順次に記録し、被写体となる人物にストロボ光を発光するストロボは、各画像データの撮像時に一定のストロボ光を発光する。
本発明によれば、撮影者によって予め設定される撮像素子の所定エリアからの撮像信号に対して肌色成分の増加を検知すると、一定時間の計時を待って、撮像素子の所定エリアからの撮像信号に基づいてピント合わせを行い、このピント合わせが完了した後に、撮像素子からの撮像信号に基づいて被写体画像データが記録されるようにしたから、撮影者自身に確実にピント合わせが行われ、失敗のない撮像を行うことができる。
オートブラケティング機能の設定時に、一回のシャッタレリーズ操作を行うと、露出を段階的に変更して複数画面を撮像し、これらを順次に記録するようにしたから、同じ構図の複数画像を取捨選択することができ、撮像時の被写体画像の未確認により撮像が失敗するのを防止することができる。
図1は、本発明を実施したデジタルカメラ10の電気構成を示す。システムコントローラ11は、操作部14から入力される操作信号に応じてデジタルカメラ10の本体各部を制御する。ROM12には、システムコントローラ11によって実行される制御プログラムが格納されている。RAM13は、システムコントローラ11が制御プログラムを実行する際の作業用メモリである。
操作部14は、電源ボタン、レリーズボタン、モード切替ダイヤル、十字キー、キャンセルボタン、メニューボタンなどからなる。レリーズボタンは、2段押圧式に構成される。レリーズボタンが軽く押圧されて1段目がオンすると、オートフォーカス(AF)機構と自動露出(AE)機構とが作動して、ピント合わせと露出設定とが行われる。次いで、レリーズボタンをさらに深く押し込むと2段目がオンし、シャッタレリーズが実施される。
モード切替ダイヤルは、デジタルカメラ10の動作モードを切り替える。動作モードには、画像を撮影する撮影モード、撮影した画像をLCD(LIquid Crystal display)16に再生表示する再生モード、各種設定を行うセットアップモードの各種の動作モードがある。
LCD16は、再生モードの際に再生画像を表示する他、撮影モードの際には被写体確認用のスルー画を表示して電子ビューファインダとしても機能する。また、セットアップモードでは、各種設定を行う設定画面を表示する。十字キーは、設定画面内のカーソルを移動して設定項目の選択に使用される。
メニューボタンは、撮影シーンに応じて複数の撮影モードを選択できる。複数の撮影モードには、中央AFや多点AFと言ったAFの設定を切り替えるAFモード、撮影状況に合わせてストロボの設定を切り替えるストロボモード、シャッタレリーズ操作後に所定の遅延処理を行った後に撮影を行うセルフタイマー撮影モードなどがある。これら各撮影モードでは、各モード毎に予め設定された撮影条件に基づいて撮影が行われる。
システムコントローラ11には、セルフタイマー回路17が接続されている。セルフタイマー回路17は、後述する肌色検出回路35が出力する計時開始信号に応答して計時を行なう。セルフタイマー回路17は計時が完了すると、計時完了信号をシステムコントローラ11に送る。システムコントローラ11は、この計時完了信号に応答して、CCDイメージセンサ24から得られる撮像信号に基づいて被写体の画像データを記録する撮像処理を実行する。
撮影レンズは、ズームレンズ18及びフォーカスレンズ19から構成される。ズームレンズ18とフォーカスレンズ19との間には、絞り20が配置されている。ズームレンズ18及びフォーカスレンズ19は、ドライバ回路を備えたズームモータ21及びフォーカスモータ22によって光軸方向に沿って移動される。絞り20は、ドライバ回路を備えたアクチュエータ23によって駆動される。
フォーカスレンズ19の背後には、CCDイメージセンサ24が配置されている。CCDイメージセンサ24は、周知のように、多数の受光素子をマトリックス状に配列することにより光電面が形成されており、この光電面に結像した被写体光を光電変換する。
CCDイメージセンサ24は、CCDドライバ25によって駆動される。CCDイメージセンサ24の電荷蓄積時間(露出時間)は、CCDドライバ25から供給される電子シャッタ駆動信号に応じて決められる。そして、CCDドライバ25から供給される垂直転送クロック及び水平転送クロックに同期して、画素毎に蓄積された電荷が1ラインずつシリアルな撮像信号として出力される。
CCDイメージセンサ24から出力された撮像信号は、相関二重サンプリング処理によってノイズが除去されるとともにアンプ26によって増幅された後、A/Dコンバータ27に入力される。A/Dコンバータ27は撮像信号をデジタル変換して画像データを生成し、これを順次に画像データ処理回路28に入力する。
画像データ処理回路28は、入力された画像データに対して、マトリックス演算処理、ホワイトバランス調節、ガンマ補正などの各種画像処理を施す。画像処理済みの画像データは、フレームメモリ29に一時的に記憶される。このフレームメモリ29に記憶された画像データがLCD16にスルー画として表示される。
撮像処理が実行されると、フレームメモリ29の記憶画像データが圧縮伸張回路30へ送られる。圧縮伸張回路30は、画像データに対して圧縮処理を施し、これをリードライト回路31へ出力する。リードライト回路31は、圧縮された画像ファイルをメモリーカード32へ書き込む。再生モードでは、リードライト回路31がメモリーカード32から画像ファイルを読み出した後、圧縮伸張回路30によって伸張処理が施され、LCD16に出力される。
AF回路33は、フレームメモリ29の、測距領域に対応する画像データに基づいて焦点距離を検出する。焦点距離検出方式としては、例えば、ピントが合った状態では画像のコントラストが高くなるという特徴を利用して焦点距離を検出するパッシブ方式が採用されている。
AE回路34は、フレームメモリ29の、測光領域に対応する画像データに基づいて被写体輝度を測定し、この測光値から絞り値、露出時間、図示しないストロボを発光させるか否かの露出条件を演算により求める。オートホワイトバランス(AWB)回路34は、撮像時のホワイトバランスを自動調整する。
AF回路33及びAE/AWB回路34によって求められた焦点距離、絞り値、露出時間などの撮像条件は、システムコントローラ11によってRAM13に書き込まれ、撮像処理を実行する際の撮像条件として設定される。システムコントローラ11は、設定された撮影条件に基づいて各部を動作させ、撮像処理を実行する。
デジタルカメラ10は、セルフタイマー撮影モードにおいて、測距領域を設定する手段と、設定した測距領域に対応する画像データを監視し、肌色成分の増加を検知する監視手段とを備えている。セルフタイマー撮影モードは、通常では、撮影者自身が被写体として撮影フレーム内に入り込むために使用される。撮影者は、シャッタレリーズ操作前に、撮影フレーム内の自分が入り込むエリアを測距領域として設定する。そして、設定した測距領域に被写体として入り込むことで、自分自身を測距対象とする。
図2は、被写体となる人物が撮影者P1のみである撮影シーンを示す。この図2を用いて、実際の測距領域の設定手順について説明する。メニューボタンを操作してセルフタイマー撮影モードを選択すると、スルー画40を表示しているLCD16の中央に、測距領域を表す監視枠41(図中点線)が表示される(図2(A)に示す状態)。この監視枠41(測距領域)の位置は、十字キーの操作によって変更自在とする。撮影者は、監視枠41を所望の位置、例えば図中右下に移動して測距領域を設定する。監視枠41のサイズは、撮影者の設定操作によって変更自在とする。
図3は、被写体となる人物が撮影者P1を含めて3人である撮影シーンを示す。このように、撮影フレーム内が込み合っている場合には、監視枠41のサイズを小さくし、監視枠41を的確に配置するようにする。
測距領域の設定後、シャッタレリーズ操作がなされると、画像データ処理回路28から、画像処理済みの画像データが一定時間毎に肌色検出回路35に入力される。監視手段としての肌色検出回路35は、入力された画像データの、監視枠41に対応する画像データを監視する。肌色検出回路35は、監視対象の画像データに対して肌色成分の増加を検知すると、計時開始信号をシステムコントローラ11に送る。肌色成分の増加の検知方法としては、画像データの各画素のうち、人物の肌色を表す色相値をとる画素を抽出し、抽出された画素の面積を求める。この面積が所定の面積以上である場合に、監視枠41内(測距領域)に撮影者P1が入り込んだと判断し(図2(B)及び図3(B)に示す状態)、セルフタイマー回路17の計時を開始する計時開始信号をシステムコントローラ11に送る。
本実施形態では、セルフタイマー撮影モードにおいて、AF回路33による焦点距離の検出が所定の時間内に完了しない場合には、焦点固定のパンフォーカスを設定する。これにより、撮影者P1が測距領域から外れて正しくピント合わせが行えない場合であっても、中抜けが生じないようにピント合わせを行って撮像処理を実行するようにしている。
また、本実施形態では、セルフタイマー撮影モードにおいて、露出を段階的に変更して連続撮影を行うオートブラケティング撮影を設定可能とする。セルフタイマー撮影モードにおけるオートブラケティング撮影の設定手順について説明する。図4(A)に示すように、LCD16には、例えば「AFモード」、「ストロボモード」、「セルフタイマー」と言うメニューと、各メニューを選択するためのカーソルとして機能する選択枠50とが表示される。選択枠50の移動は十字キーの操作によって行い、メニューの選択は、選択枠50を所望する位置で停止させ、メニューボタンを押すことで選択できる。
「セルフタイマー」が選択された場合には、図4(B)に示すように、LCD16の表示が切り替えられ、「オートブラケティング撮影 オン」、「オートブラケティング撮影 オフ」と言うメニューと、選択枠51とが表示される。選択枠51を十字キーで移動させ、メニューボタンを押すことで、セルフタイマー撮影モードにおけるオートブラケティング撮影のオン/オフを切り替えることができる。
セルフタイマー撮影モードにおけるオートブラケティング撮影では、一回のシャッターレリーズ操作が行われると、露出(絞り値、露出時間)を、例えば、3段階に変更し、3コマ分の撮像処理を実行する。露出のずらし量、及び、撮影枚数は、撮影者によって設定可能とする。
3コマ分の撮像処理の手順を説明する。まず、撮影状況に対応した適正露出(基準露出:E=0)で、CCDイメージセンサ24によって撮像信号が取得される。この撮像信号をデジタル変換して生成された画像データは、各種画像処理が施された後、メモリーカード32に記録される。次に、適正露出から、撮影者が設定するずらし量分露出を上げ(オーバー:E=+α)、撮像信号を取得する。この撮像信号から得られる画像データにおいても、適正露出の時と同様に、画像処理を施し、メモリーカード32に記録する。最後に、適正露出から、同じずらし量分露出を下げ(アンダー:E=−α)、撮像信号を取得する。この撮像信号から得られる画像データにおいても同様に、画像処理を施し、メモリーカード32に記録する。こうして3コマ分の撮像処理が完了すると、シャッターレリーズ操作から継続して点灯されていたセルフタイマーランプ(図示せず)が消灯され、オートブラケティング撮影の完了が示される。
モード切替ダイヤルを再生モードにセットすると、図5に示すように、LCD16には同一構図で露出の異なる3つの画面60a,60b,60cが表示される。また、各画像60a,60b,60cには、ファイル名とともに、「標準」「オーバー」「アンダー」と言う露出の段階を表す文字が表示され、その識別が容易にされている。撮影者は、3つの画像を比較し、全ての画像データを残しておくこともできるし、消去することもできる。また、いずれかの画像データを選択して残し、その他の画像データを消去することもできる。
以下、図6のフローチャートを参照し、セルフタイマー撮影モードにおけるオートブラケティング撮影の機能について説明する。撮影者は、まず、LCD16にスルー画を表示し、十字キーを操作して自分が入り込むエリア(測距領域)を設定する(図2(A))。測距領域を設定した後、レリーズボタンを完全に押下すると、画像処理回路28から肌色検出回路35へ、一定時間毎に画像データが入力される。肌色検出回路35は、入力された画像データの、測距領域に対応する画像データを監視する。測距領域に撮影者が入り込み(図2(B))、肌色検出回路35によって肌色成分の増加が検知されると、計時開始信号がシステムコントローラ11に送られる。
システムコントローラ11は計時開始信号を受けて、セルフタイマー回路17を作動させ、一定時間の計時を行う。一定時間の計時が完了すると、AF回路33及びAE/AWB回路34によって焦点距離、絞り値、露出時間などの撮像条件が求められる。AF回路33は、測距領域に対応する画像データに基づいて焦点距離の検出を行う。この焦点距離の検出が所定時間内に完了しない場合には、パンフォーカスが設定される。
撮像条件が全て得られると、システムコントローラ11は、この撮像条件に基づいて撮像処理を実行する。この撮像処理では、同一構図で露出を3段階に変更した3コマ分の画像データがメモリーカード32に記録される。モード切替ダイヤルを再生モードにセットすると、これら3つの画像60a,60b,60cがLCD16に表示される(図5)。
上記実施形態では、測距領域に対応する、画像処理済みの画像データに基づいて、肌色成分の増加の検出、及び、焦点位置の検出を行ったが、必ずしも画像処理済みの画像データを使用する必要はなく、CCDイメージセンサ24から得られる撮像信号を直接に使用しても良い。
上記実施形態では、肌色成分の増加を検知する際に、画像データの各画素の色相値を比較の要素として用いたが、比較の要素は色相値に限定されない。例えば、AE回路34によって測定される被写体輝度を利用しても良い。
上記実施形態では、肌色成分の増加が検知されない限り、撮像処理を実行しない構成になっているが、強制的に撮像処理を実行するようにしても良い。例えば、レリーズボタンの押下から一定時間の計時後に、所定領域の画像データに対して肌色成分の検出を一度だけ行う。肌色成分の増加が検知された場合、所定領域に基づく焦点距離を検出し、撮像処理を実行する。一方、肌色成分の増加が検知されない場合には、パンフォーカスを設定し、撮像処理を実行する。
上記実施形態では、肌色成分の検出において時間的な制限を設けていないが、撮影者によって設定可能な時間的制限を設けても良い。この場合、所定時間内に肌色成分の増加が検知されないと、この後の処理を禁止しても良いし、パンフォーカスを設定して撮像処理を実行しても良い。
上記実施形態では、セルフタイマー撮影モードにおいてオートブラケティング撮影を設定可能としたが、このオートブラケティング撮影の他に、人物撮影に適したポートレートモードや、夜景撮影に適した夜景モードを設定可能とする。
ポートレートモードが設定されている場合には、被写体となる人物をより目立たせ、背景をぼかすように撮像条件が設定される。また、画像処理においては、肌色を綺麗に見せるように肌色の色補正が重点的に行われる。
また、夜景モードが設定されている場合には、オートブラケティング撮影を設定した場合と同様に、一回のシャッターレリーズ操作が行われると、露出を段階的に変更して複数コマ分の撮像処理を実行する。この夜景モード設定時の撮像条件には、被写体となる人物に一定のストロボ光を発光するようにストロボの設定がなされる。
デジタルカメラの構成を示すブロック図である。 被写体となる人物が1人の撮影シーンにおける測距領域の説明図である。 被写体となる人物が3人の撮影シーンにおける測距領域の説明図である。 セルフタイマー撮影モードにおけるオートブラケティング撮影を設定する際のLCDの表示内容の説明図である。 セルフタイマー撮影モードにおけるオートブラケティング撮影で得られた画像を再生表示したLCDの表示内容の説明図である。 セルフタイマー撮影モードにおけるオートブラケティング撮影のフローチャートである。
符号の説明
10 デジタルカメラ
11 システムコントローラ
14 操作部
16 LCD
17 セルフタイマー回路
24 CCDイメージセンサ
33 AF回路
35 肌色検出回路

Claims (6)

  1. シャッタレリーズ操作後に所定の遅延処理を行い、この遅延処理の後に、撮像素子から得られた撮像信号に基づいて被写体の画像データを記録するセルフタイマー撮影モードを有するデジタルカメラにおいて、
    セルフタイマー撮影モード時に、シャッタレリーズ操作に応答して予め設定された撮像素子の所定エリアから得られる撮像信号を監視し、肌色成分の増加を検知して起動信号を出力する監視手段と、
    前記起動信号の出力に応答して一定時間を計時するタイマーと、
    前記タイマーが一定時間を計時した後に、前記所定エリアからの撮像信号に基づいて撮影レンズのピント合わせを行うオートフォーカス手段と、
    前記オートフォーカス手段によるピント合わせが完了した後に、前記撮像素子からの撮像信号に基づいて被写体の画像データを記録する記録制御手段と
    撮像素子からの撮像信号に基づいて被写体のスルー画及び、前記所定エリアに対応する監視枠を表示する電子ビューファインダとを備え
    撮影者の設定操作に応じて前記所定エリアの位置及びサイズが変更自在であるとともに、所定エリアの位置及びサイズの変更に応じて電子ビューファインダ内における監視枠の表示位置及びサイズが変更されることを特徴とするデジタルカメラ。
  2. 前記監視手段は、所定のエリアから得られる撮像信号に基づく画像データの各画素のうち、人物の肌色を表す色相値をとる画素を抽出し、抽出した画素の面積を求めるとともに、求めた面積が所定値以上である場合に肌色成分の増加を検知したとして起動信号を出力することを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ。
  3. 前記オートフォーカス手段は、所定時間内に撮影レンズのピント合わせが完了しないときには、撮影レンズをパンフォーカス位置に移動させてピント合わせを完了させることを特徴とする請求項1又は2記載のデジタルカメラ。
  4. オートブラケティング機能を備え、一回のシャッタレリーズ操作が行われたときに、前記記録制御手段は、露出を段階的に変更して撮像された複数画面分の画像データを順次に記録することを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載のデジタルカメラ。
  5. ポートレート機能を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載のデジタルカメラ。
  6. 夜景機能を備え、一回のシャッタレリーズ操作が行われたときに、前記記録制御手段は、露出を段階的に変更して撮像された複数画面分の画像データを順次に記録し、被写体となる人物にストロボ光を発光するストロボは、各画像データの撮像時に一定のストロボ光を発光することを特徴とする請求項1〜5のいずれか記載のデジタルカメラ。
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