JP4169075B2 - リフロー炉 - Google Patents

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Description

本発明は、プリント基板に塗布したソルダペーストを溶融させてはんだ付けを行うリフロー炉に関する。
ソルダペーストを用いて、プリント基板と電子部品をはんだ付けするには、一般にはリフロー炉を使用する。リフロー炉とは、トンネル状のマッフルから構成され、その内部が予備加熱ゾーン、本加熱ゾーン、冷却ゾーンとなっており、予備加熱ゾーンと本加熱ゾーンには加熱手段が設置され、冷却ゾーンには冷却手段が設置されている。
リフロー炉に用いる加熱手段としては、赤外線ヒータと熱風吹き出しヒータがある。赤外線ヒータは、赤外線がプリント基板や電子機器の隙間の内部まで浸透して、はんだ付け部に塗布されたソルダペーストを溶融させるものであるが、赤外線は直進するため、電子部品の影となる部分にはんだ付け部がある場合、そのようなはんだ付け部を充分に加熱できないという問題があった。
一方、熱風吹き出しヒータは、マッフル内で熱風が対流するため、熱風が電子部品の影となるところや狭い隙間にも侵入することから、赤外線ヒータに比べてプリント基板全体を均一に加熱することができるという特長を有しており、今日ではリフロー炉に多く使用されている。
従来のリフロー炉に設置された熱風吹き出しヒータは、大きな面積の熱風吹き出し口と該熱風吹き出し口に隣接して小面積の熱風吸い込み口が同一平面上に形成されたものであり、大面積の熱風吹き出し口から熱風を大量に吹き出させてプリント基板に当て、一度にプリント基板の広い面積を加熱するようになっている。
このように大面積の吹き出し口から熱風を吹き出させることでプリント基板を均一加熱できると考えられていたが、最近の実験結果からは、大面積の吹き出し口から熱風を吹き付けてもプリント基板を均一加熱できないことが判明した。即ち、大面積の熱風吹き出し口から熱風を吹き出してプリント基板を加熱後、プリント基板が進行して吸い込み口に到来すると、ここでは熱風が当たらないばかりでなく、熱風を吸い込むことから却ってプリント基板が冷やされることになる。従って、このように大面積の熱風吹き出し口と小面積の熱風吸い込み口が隣接して設置されたリフロー炉で温度プロファイルを描いてみると、熱風吹き出し口では温度は上昇しているが、吸い込み口では温度が下がっていることが判明した。
このように予備加熱ゾーンや本加熱ゾーンにおいて温度の上下動があると、プリント基板は均一加熱されず、部分的にオーバーヒートや加熱不足になって、電子部品を熱損傷させたりソルダペーストが未溶融となったりすることがある。
大面積の吹き出し口から熱風を吹き出すリフロー炉のこのような問題に鑑み、多数の小面積の熱風吹き出し口を設けるとともに、これらの熱風吹き出し口の近傍に、やはり多数の熱風吸い込み口を設けたリフロー炉が提案されている(特許文献1〜7)。
しかしながら、例えば、特許文献1、2、4、5のリフロー炉は、小面積の吹き出し口が点在しているため、プリント基板全域を均一に加熱することができるが、吸い込み口が点在していることから、多数の吹き出し口から吹き出された熱風があちこちの吸い込み口から吸い込まれるため、吹き出す熱風と吸い込まれる熱風がぶつかり合ってマッフル内で乱流を起こすことがあった。マッフル内で乱流が起こると、加熱ムラが起きたり、窒素ガスを用いた不活性雰囲気では炉外から酸素の侵入がみられ酸素濃度が変動することがある。
また特許文献3のリフロー炉は、一連の吹き出し口と該吹き出し口に沿って設けた一連の吸い込み口が形成されているため、吹き出し口から吹き出された熱風と吸い込み口から吸い込まれる熱風がぶつかって乱流を起こすようなことはない。しかしながら、特許文献3のリフロー炉は、一連の吹き出し口の配置がX状、Z状、或いはプリント基板の進行方向に対してジグザグ状になっているだけで吹き出し口の存在しない部分があるため、プリント基板は吹き出し口が存在しない部分では加熱が充分に行われず、加熱ムラができてしまうことがあった。
特許文献6、7には、吸い込み口を備えた吸い込み板から突出させて設けた熱風吹き出しノズルが開示されているだけである。
特開平2−303674号公報 特開2001−144426号公報 特開2001−144427号公報 特開2001−326455号公報 特開2002−198642号公報 特開2002−331357号公報 特開2003−332725号公報
しかしながら、このように従来の熱風吹き出し口近傍に吸い込み口を設けたリフロー炉では、その配置をいろいろ工夫してもマッフル内で乱流が起きて不活性ガスを使用した場合に外気が侵入して酸素濃度を上げたり、プリント基板全体を均一加熱できなかったりする問題があった。
本発明は、加熱手段として熱風吹き出しヒータを用いてもプリント基板の加熱ムラができず、プリント基板を均一加熱ができるばかりでなく、不活性雰囲気にしても酸素濃度が安定するリフロー炉を提供することにある。
本発明者らは、熱風吹き出しヒータを設置したリフロー炉において、熱風吹き出しヒータからの熱風を吹き出す吹き出しノズルと熱風を吸込む吸い込み口とをそれぞれプリント基板の進行方向を横切る方向にジグザグ状に、好ましくは連続して伸びるように、設置するとともに、熱風吹き出しノズルを熱風吹き出しヒータの前面(以下、ヒータ面という)より突出させて設けることにより、プリント基板全体をムラなく加熱することができ、しかもリフロー炉内で基板加熱後の熱風が乱流を起こさないことを見い出し本発明を完成した。
また、本発明者は、そのように吸い込み口とともに設けた熱風吹き出しノズルをプリント基板の進行方向を横切る方向に平行にジグザグ状に多条に設けられた各ノズルを構成する噴出孔をプリント基板の進行方向に千鳥状に配置させると、すなわち隣接した条のノズルの噴出孔と同一位置に形成することなく一条以上隔てたノズルの噴出孔と一致させて配置させると、プリント基板の不均一加熱を起こさず、しかも乱流も起こさないことを見い出して本発明を完成した。
よって、本発明は、予備加熱ゾーン、本加熱ゾーンおよび冷却ゾーンからなり、予備加熱ゾーンと本加熱ゾーンの上部または上下部に1または2以上のヒータが備えられたリフロー炉において、前記ヒータは内部に送風機と電熱ヒータが設置されており、前面に複数の熱風吹き出しノズルを備えた熱風吹き出しヒータであって、該熱風吹き出しヒータの前面には熱風吹き出しノズルが突出して設けられており、該熱風吹き出しノズルはプリント基板の進行方向に対して横切る方向にジグザグ状に配置されており、該熱風吹き出しノズルの近傍にプリント基板の進行方向を横切る方向に延びて熱風吸い込み口が設けられており、該吸い込み口は送風機の吸い込み側に連通しており、一方、前記吹き出しノズルが送風機の吹き出し側に連通した構造となっていることを特徴とするリフロー炉である。
本発明は、また、予備加熱ゾーン、本加熱ゾーンおよび冷却ゾーンからなるリフロー炉において、予備加熱ゾーンと本加熱ゾーンの上部または上下部には、ヒータ面から突出した熱風吹き出しノズルがプリント基板の進行方向に対して横切る方向に複数条ジグザグ状に複数配置されていて、しかも該吹き出しノズル間のヒータ面には、プリント基板の進行方向に対して横切る方向に延びて設けられた熱風吸い込み口が形成されており、また各条の吹き出しノズルには多数の熱風の噴出孔が離間して形成されているとともに、前記吹き出しノズルの多数の噴出孔は隣接した条のノズルの多数の噴出孔とはプリント基板の進行方向において同一位置に形成されてなく、少なくとも一枚以上隔てた吹き出しノズルの噴出孔と同一位置に形成されていることを特徴とするリフロー炉である。
本発明によれば、好ましくは複数条のジグザグ状のノズルがプリント基板の進行方向に対して横切る方向に形成されているため、リフロー炉内を走行するプリント基板に対して如何なる部分にも必ず熱風が当たっており、プリント基板は均一に加熱される。
また本発明のリフロー炉は、熱風の吹き出し口として風速の早い噴出孔を採用する場合、プリント基板を急速加熱ができることから生産性に優れている。
さらに本発明のリフロー炉は、未加熱部分ができやすい小面積の噴出孔を採用しているにもかかわらず、噴出孔の穿設位置を隣接した吹き出しノズルの噴出孔とは同一位置でなく、少なくとも一条以上隔てた吹き出しノズルの噴出孔と一致させてあるため、一条目のノズルで未加熱部分ができても次の条のノズルが一条目の未加熱部分を加熱するため全体的に未加熱部分をなくして均一加熱を可能とする。
さらにまた本発明のリフロー炉は、熱風吹き出しノズルがヒータ面から突出しているため、隣り合った条のノズル間で温度が一定となった横長の加熱領域を形成し、進行してくるプリント基板に対して該加熱領域が均一加熱を行うようになる。
そしてまた本発明のリフロー炉では、加熱領域において熱風が自己対流を行うため外気が侵入せず、低い酸素濃度を安定した状態で保つことができる。
また本発明のリフロー炉は、吸込み口も熱風吹き出しノズルと同様のジグザグ状となっており、しかも熱風吹き出しノズルに近いところに形成されているため吹き出しノズルから吹き出された熱風は、プリント基板に当たってプリント基板を加熱した後に全てを吸込み口から吸込んで乱流を起こすようなことがない。
従って、本発明のリフロー炉では、不活性ガスを用いた場合、外気の侵入がほとんどなく、低い酸素濃度を安定した状態で保つことができる。
本発明のリフロー炉では、ジグザグ状の吹き出しノズルがジグザグ状の吸込み口内に立設されている場合、或いはジグザグ状の吸込み口に隣接して吸込み口と吹き出しノズルが交互に設置されている場合は、プリント基板の加熱はより一層均一化される。
また本発明のリフロー炉では、ジグザグ状の吹き出しノズルが連続した形状でも良いが、連続したジグザグ状の吹き出しノズルを製作するには手間がかかる。それ故、吹き出しノズルとして複数の横断面矩形の吹き出しノズルを接続してジグザグ状を形成するようにしてもよい。
本発明では、熱風吹き出しノズルを予備加熱ゾーンと本加熱ゾーンの上部または上下部に配置するが、上部だけに配置してもよい。つまり一般にプリント基板は上部にソルダペーストを塗布し、ペースト塗布部に電子部品を搭載することが多いため、プリント基板の上部だけを熱風で加熱すれば、ソルダペーストを溶融させることができる。しかしながら、プリント基板全体を均一加熱するためには、プリント基板の下部も加熱することが好ましく、この場合は本発明に使用するようなジグザグ状のノズルから吹き出す熱風でなく、従来のリフロー炉に使用されていたノズルから吹き出す熱風でもよく、或いは遠赤外線による加熱であってもよい。
本発明に使用するジグザク状配置の多条ノズルを上下部に配置すれば、さらに均一加熱が可能となる。
本発明の別の態様では、リフロー炉に使用する熱風吹き出しヒータの吹き出しノズルを壁状に突出した板の先端面に設けたノズル(以下、単に板状ノズルという)としてもよい。ここに、そのような板状ノズルは、2枚の板を対向させて設置し、先端部を解放させたスリットノズルとしてもよく、あるいはその先端の開放部を適宜孔明板あるいはスリット板で封止することで熱風吹き出しノズルを構成してもよい。
もちろん、そのような場合であっても、各条の板状ノズル間のヒータ面には吸い込み口が形成されており、該吸い込み口は板状ノズルに沿ってジグザグ状に形成したり、或いは隣接した条の板状ノズル間の略中央にジグザグ状に形成したりしてもよい。ヒータ面に形成する吸い込み口は板状ノズルと同一ピッチのジグザグ状が好ましいが、その他の形状、例えばヒータ面に多数の穴が形成されたパンチングプレートや多数のスリットが形成されたスノコ等でもよい。パンチングプレートやスノコは、市販のものを利用できるため、熱風吹き出しヒータの製造時に吸い込み口形成の手間が省ける。
本発明のリフロー炉に使用する熱風吹き出しヒータの板状ノズルとしては、中実の厚板材に多数の噴出孔が穿設されたものを使用してもよい。本来、プリント基板の全域を均一加熱するには熱風の吹き出し口は孔ではなく、連続した長いスリットの方がよいとされていた。その理由は、スリットは熱風の切れ目がないためプリント基板全域に未加熱部のない均一加熱ができるからである。しかしながら近時のリフロー炉は、均一加熱とともに生産性も必要条件となっているため、スリットは生産性に問題がある。なぜならばスリットは開口面積が広いため、スリットから吹き出す熱風の速度が遅いからである。つまり熱風の速度が遅いと、急速加熱ができないため、スリットではコンベア速度を遅くして加熱を行わなければならず、その結果、生産性に問題が生じていたものである。
吹き出し口としての噴出孔は、開口面積が小さいため、熱風の吹き出し速度はスリットに比べて非常に早く、それだけ急速加熱が可能であり、生産性に優れている。ところが噴出孔は、孔の真下に対しては充分に加熱することができるが、孔の真下から外れたところは孔の真下よりも温度が低いという不均一加熱になってしまう。従って、噴出孔を使用した熱風吹き出しヒータは、均一加熱が難しいとされていた。
しかし、本発明に使用する熱風吹き出しヒータでは、生産性に優れた噴出孔を用いるにもかかわらず、均一加熱を可能にしたものである。その手段としては、板状ノズルに多数の噴出孔が穿設されているが、好ましくは該噴出孔は隣接した条の板状ノズルの噴出孔とはプリント基板の進行方向に対して同一位置ではなく、少なくとも板状ノズルが一条以上隔てた板状ノズルの噴出孔と同一位置に穿設されている。このように噴出孔を隣接した条の板状ノズルのそれとずらして穿設しておくと、一条目の板状ノズルで噴出孔の真下からずれた温度の低い部分ができても、次の条の板状ノズルの噴出孔が温度の低い部分に熱風を当てて昇温させるようになる。
また本発明では、熱風吹き出しヒータの板状ノズルがヒータ面から突出しているため、隣り合った一対の板状ノズル間とヒータ面とプリント基板とで囲われた部分が一定温度となった加熱領域となる。つまり加熱領域では、突出した板状ノズルの噴出孔から吹き出された熱風がプリント基板に当たってヒータ面に形成された吸い込み口に戻るときに、加熱領域内で熱がこもって一定温度となるわけである。この加熱領域はプリント基板の進行方向に対し横方向に長く延びて形成されており、該加熱領域がプリント基板の進行とともに順次存在するようになる。従って、搬送装置で搬送されるプリント基板は、この進行方向に対し横方向に長く延びた加熱領域で順次全体が加熱されるようになる。
本発明に使用する熱風吹き出しヒータの板状ノズルに穿設する噴出孔は、円形、楕円形、矩形等如何なる形状の孔でもよい。要は、熱風の噴出速さを早めるために噴出孔を用いるのであり、加工のしやすさ、熱風の当たる範囲等を勘案して適宜な形状を選択する。円形は加工が容易であり、楕円形や矩形は熱風の当たる範囲を広くして、さらに未加熱部分をなくす。
本発明リフロー炉の正面断面図である。 本発明リフロー炉に設置する熱風吹き出しヒータの正面断面図である。 図2の側面断面図である。 本発明リフロー炉に設置する熱風吹き出しヒータの部分斜視図である。 図4の平面図である。 図5のA−A線断面図である。 本発明リフロー炉に設置する他の態様の熱風吹き出しヒータの部分斜視図である。 図7の平面図である。 図8のB−B線断面図である。 図5の熱風吹き出しノズルを角パイプで形成した態様の部分拡大平面図である。 図8の熱風吹き出しノズルを角パイプで形成した態様の部分拡大平面図である。 図11の角パイプを丸パイプに代え、多数配置した態様の部分平面図である。 図1の部分拡大図である。 本発明リフロー炉に設置する熱風吹き出しヒータの部分斜視図である。 図14の平面図である。 図15の部分拡大図である。 図17(A)、(B)、(C)は、プリント基板の加熱状態を説明する模式的説明図である。
以下、図面に基づいて本発明のリフロー炉を説明する。
図1は本発明にかかるリフロー炉の正面断面図、図2は本発明にかかるリフロー炉に設置する熱風吹き出しヒータの正面断面図、図3は同側面断面図、図4は本発明にかかるリフロー炉に設置する熱風吹き出しヒータの部分斜視図、図5は図4の平面図、図6は図5のA−A線断面図、図7は本発明にかかるリフロー炉に設置する他の構造の熱風吹き出しヒータの部分斜視図、図8は図7の平面図、図9は図8のB−B線断面図、図10は図5の熱風吹き出しノズルを角パイプで形成した態様の部分拡大平面図、図11は図8の熱風吹き出しノズルを角パイプで形成した態様の部分拡大平面図、図12は熱風吹き出しノズルを丸パイプで形成した態様の平面図であり、図13はその部分拡大平面図である。
図1に示すように本発明のリフロー炉1は、長手方向にトンネル状のマッフル2が形成されており、該マッフルが予備加熱ゾーン3、本加熱ゾーン4、冷却ゾーン5に区画されている。予備加熱ゾーン3の上下部には複数(三対)の熱風吹き出しヒータ6が設置されており、本加熱ゾーン4の上下部には複数(二対)の熱風吹き出しヒータ7が設置されている。予備加熱ゾーン3に設置する熱風吹き出しヒータ6と本加熱ゾーン4に設置する熱風吹き出しヒータ7は構造がほとんど同一であるが、本加熱ゾーンに設置する熱風吹き出しヒータ7は予備加熱ゾーンに設置する熱風吹き出しヒータ6よりも搬送方向の巾が短くなっている。そして冷却ゾーン5には構造を明示しない一対の冷却機8、8が設置されており、はんだ付けされたプリント基板に例えば冷却ガスを吹き付けて冷却を行っている。マッフル2内には予備加熱ゾーン3から冷却ゾーン5方向(矢印X)にプリント基板Pを搬送するコンベア9が走行している。
ここで本発明のリフロー炉に設置する熱風吹き出しヒータについて説明する。予備加熱ゾーンに設置する熱風吹き出しヒータと本加熱ゾーンに設置する熱風吹き出しヒータは、実質上同一構造であるため、ここでは予備加熱ゾーンに設置する熱風吹き出しヒータにもとづいて説明する。熱風吹き出しヒータはマッフルの上下部に設置するため、熱風吹き出しヒータに上下はないが、図で説明する熱風吹き出しヒータはマッフルの下部に設置した場合を想定して、図で見る通りの上下の関係で説明する。
図2、図3に示すように熱風吹き出しヒータ6は箱状であり、上下方向に四室に分かれている。この四室は下から送風室10、加熱室11、熱風室12、吸い込み室13となっている。
送風室10の中央には送風機14が置かれている。この送風機はシロッコファンであり、外部に置かれたモータ15と連動している。送風室10の両側には隔壁16(一方は図示せず)があり、該隔壁の一端は開口17となっている。それぞれの隔壁の開口は、相対向する位置ではなく離れた端部である。
加熱室11には、両側に流路18、18が形成されており、また加熱室の内部には複数の電熱ヒータ19が配置されている。加熱室11と送風室10を隔てている仕切板20には吸い込み穴21が穿設されている。該吸い込み穴は、送風機14の真上となるところであり、その直径は送風機であるシロッコファンの直径よりも少し小径である。
熱風室12は前述の送風室10の開口17と連通しており、送風室10から熱風が送り込まれるようになっている。熱風室12と吸い込み室13間には仕切板22が張設されており、吸い込み室13は流路18で加熱室11と連通している。また吸い込み室13の上は表面、つまりヒータ面23となっている。
仕切板22には多数のジグザグ状の吹き出しノズル24が表面23を貫通して立設されており、ここから熱風室の熱風を矢印で示すように上方に吹き出すようになっている。つまり吹き出しノズル24は、送風機14の吹き出し側と連通していることになる。吹き出しノズル24は表面23の面を越えて上方に突出している。吹き出しノズル24の近傍には熱風の吸い込み口26が設けられている。吸い込み口26は表面23と同一平面上に設けられている。
図4〜図6に示す熱風吹き出しヒータは、2つの板を対向して配置して構成した板状ノズルを備えた態様のそれであり、これは溝状に吹き出し口、つまりノズルが設けられ、1種のスリットノズルを構成する場合である。
図示例において、複数条設けられたジグザグ状の吸い込み口25が表面23から突出した吹き出しノズル24に隣接した位置、即ち吹き出しノズル24から少し離れた位置に形成されている。図4参照。
吸い込み口25と吹き出しノズル24の配置状態は、図5および図6にそれぞれ部分拡大の平面図および断面図で示すように、プリント基板の進行方向(図中白抜き矢印X)に対して横切る方向に延びた配置となっており、図示のように吹き出しノズル24と吸込み口25は交互に形成されている。ジグザグ状の吹き出しノズル24は、隣接したジグザグ状の吹き出しノズル24と同一周期、即ちそれぞれの山と山間の長さ、谷と谷間の長さが同一となっている。吸い込み口25は、図3に示す流路18を経由して加熱室11と吸い込み穴21に連通している。つまり吸い込み口25は、送風機14の吸い込み側に連通していることになる。
熱風吹き出しヒータ6の表面23は、アルミニウム、ステンレス鋼、鉄鋼等の金属板であり、その表面には黒色のセラミック27が被覆してあってもよい。図2および図3参照。吸い込み板の表面23に黒色セラミックを被覆しておくと、吸い込み板が熱風で加熱されたときに、黒色セラミックから遠赤外線が照射され、プリント基板は熱風加熱とともに遠赤外線で加熱されるため、熱風加熱だけよりもさらに均一加熱されるようになる。
次に上記構造を有するリフロー炉での熱風の吹き出しと吸い込み状態について図1〜図4にもとづいて説明する。
加熱室11内に配設された電熱ヒータ19に通電するとともにモータ15を駆動させて送風機14であるシロッコファンを回転させる。すると加熱室11内にある気体が電熱ヒータ19で加熱されて高温の熱風となり、送風機14で送風機の吸い込み側から送風室10内に引き込まれる。送風室10内に引き込まれた熱風は、送風機14で送風機の吹き出し側から開口17を通って熱風室12に送られ、さらにプリント基板の進行方向に対し横切る方向に多段に設けられたジグザク状の吹き出しノズル24から吹き出される。マッフル2内ではコンベア9によりプリント基板Pが走行させられており、走行しているプリント基板Pに吹き出しノズル24から吹き出た熱風が当たって、ここでプリント基板を加熱する。熱風で加熱されたプリント基板は、はんだ付け部に塗布されたソルダペーストが溶融し、プリント基板と電子部品がはんだ付けされる。このとき表面23からはジグザグ状の吹き出しノズル24が立設されているため、プリント基板に対して熱風の当たらない部分は全く存在せず、全ての部分が熱風で均一加熱される。従って、部分的にオーバーヒートしたりソルダペーストの未溶融が発生したりすることがない。
吹き出しノズルから吹き出た熱風は熱をプリント基板に奪われるため、温度が下がる。このように温度が下がった熱風は、吹き出しノズル24を立設した近傍の吸い込み口25に吸い込まれ、流路18を通って加熱室11に入る。加熱室11に入った熱風は、電熱ヒータ19で所定の温度まで加熱昇温され、送風機14で送風室10に吸い込まれる。そして熱風は、開口17から熱風室12に送られ、再度吹き出しノズル24から吹き出されてプリント基板を加熱する。
つまり本発明のリフロー炉は、吸い込み板より突出して配置された吹き出しノズルから吹き出された熱風がプリント基板を加熱した後に、直ぐ近くの吸い込み口から吸い込まれるため、他の吹き出しノズルから吹き出した熱風と干渉することがない。従って、本発明のリフロー炉では、マッフル内での乱流がなく、酸素濃度が安定するわけである。
次に、図7〜図9に示す熱風吹き出しヒータについて説明する。この場合も2つの板が対向配置されて構成された板状ノズルは1種のスリットノズルを構成している。
図7〜図9に示す熱風吹き出しヒータは、図8の部分拡大平面図からも分かるように、表面23に多条に設けられたそれぞれのジグザグ状の吸い込み口25が形成されており、該吸い込み口内に吹き出しノズル24が立設されているものである。即ち図9からも分かるように、吹き出しノズル24の両側に隙間が開いており、該隙間が吸い込み口25となっている。吸い込み口25と吹き出しノズル24の配置状態は、プリント基板の進行方向(白抜き矢印X)に対して横切る方向にジグザク状となっている。当然、ジグザグ状の吸い込み口25は、ジグザグ状の吹き出しノズル24と同一周期、即ちそれぞれの山と山間の長さ、谷と谷間の長さが同一となっている。吸い込み口25は、流路18を経由して吸い込み穴21に連通している。図2および図3参照。つまり吸い込み口25は、送風機14の吸い込み側に連通していることになる。
上記図7〜図9の熱風吹き出しヒータは、前述の図4〜図6の熱風吹き出しヒータと同一稼働状況となるため、詳細な説明は省略する。
本発明は、吹き出しノズルおよび吸い込み口がプリント基板の進行方向を横切る方向にジグザグ状に連続して配置された態様で説明してきたが、吹き出しノズルは連続していなくてもよい。即ち、ジグザグ状の吹き出しノズルが、図10、図11にその一部を拡大平面図で示すように、複数に分割されていても加熱効果に問題はない。なお、図10および図11はそれぞれ図7および図4にそれぞれ対応する変更例を示す。このようにノズルを複数に分割するには、多数の角パイプ26を組み合わせて形成してもよい。その長さ、大きさなどは適宜組み合わせて配置すればよい。図示のように、多数の角パイプで吹き出しノズルを形成すると、連続したジグザグの吹き出しノズルを製造するよりも容易である。本明細書ではこのような態様をも含めて「板状ノズル」と称する。
図12、図13は、図10の変更例において、上述の角パイプの代わりに丸パイプを使った例を示すもので、プリント基板の進行方向に対し横切る方向にジグザグ状に設けられた吸い込み口25内に複数の丸パイプ型吹き出しノズル24が連設されている。図13は図12の部分拡大図である。なお、図示例において、丸パイプから構成される吹き出しノズル24のプリント基板進行方向への配置は各条25a,25bにおいて同じである。
すなわち、図12に示すように複数数のジグザグ状の吸い込み口25が形成されている。吸い込み口25のジグザグ状の形成状態は、プリント基板の進行方向(白抜き矢印X)に対して横切る方向となっている。ジグザグ状の吸い込み口は、山と谷が隣接したジグザグ状の吸い込み口の谷と山とが入り込むようになっている。図13に拡大して示すように、1つの条25aのジグザグ状の吸い込み口25の山25ayは、隣接した条25bのジグザグ状の吸い込み口25の谷25btに入り込んでおり、同じ条25aのジグザグ状の吸い込み口25の谷25atには、隣接した条25bのジグザグ状の吸い込み口25の山25byが入り込んでいる。従って、吸い込み口25内に立設された吹き出しノズル24は、プリント基板の進行方向に対して、隣接された吸い込み口内の吹き出しノズルと入り込んだ位置にある。吸い込み口25は、流路18を経由して吸い込み穴21に連通している。つまり吸い込み穴25は、送風機14の吸い込み側に連通していることになる。
次に本発明の別の態様を図14〜図17を参照して説明する。本態様は、板状ノズルを中実の1つの板材から構成し、これにノズル孔を穿孔した場合であり、その他の構造はすでに述べたところと同様である。
図14は本発明にかかるリフロー炉のさらに別の態様における熱風吹き出しヒータの部分斜視図、図15は図14の部分平面図、図16は図15の部分拡大図、図17(A)、(B)、(C)はプリント基板の加熱状態を説明する模式的説明図である。
本例では図14、図15に示すように仕切板22には多数のジグザグ状の板状ノズル24がヒータ面23より突出して立設されている。ノズルは図14、15に示すようにプリント基板の進行方向(白抜き矢印X)に対して横切る方向にジグザク状に延びて配置されている。ノズル24には内部が貫通孔27が設けられており、上部に多数の噴出孔28が穿設されている。またノズル24の両側には、該ノズルに沿って吸い込み口25が形成されている。この吸い込み口25は図4の場合のように、板状ノズル24と板状ノズル24との間に配置されてもよい。
ノズルに穿設された噴出孔は、プリント基板の進行方向に対し隣接した板状ノズルの噴出孔とは位置がずれている。実施例に示す噴出孔28の位置は、隣接した条の板状ノズルの噴出孔28とは同一位置になく、一条隔てた板状ノズルの噴出孔と同一位置にある。即ち、板状ノズルにおける噴出孔の位置は、図16に示すように板状ノズルをプリント基板の進行方向(白抜き矢印X)順にN、N、N、Nとすると、板状ノズルNに穿設された噴出孔F・・・と、これに隣接した板状ノズルNの噴出孔F・・・とはプリント基板の進行方向に対して同一位置になく、板状ノズルNを隔てた板状ノズルNの噴出孔F・・・と同一位置に穿設されている(図16の二点鎖線)。同様にして板状ノズルNの噴出孔F・・・は、一枚隔てた板状ノズルN の噴出孔・・・と同一位置に穿設されている(図16の一点鎖線)。図中、白抜き矢印Xはプリント基板の進行方向を示す。
ここで本発明のリフロー炉におけるプリント基板の加熱状態を図17の(A)、(B)、(C)で説明する。
図17の(A)、(B)、(C)に示すようにプリント基板Pの進行方向(矢印X)順に多条に配置されたジグザグ状の板状ノズルをN、N、N、N・・・とする。これら板状ノズルは、ヒータ面Hから突出しているため、板状ノズルNとNから吹き出てプリント基板Pに当たった熱風はプリント基板を加熱した後、プリント基板に跳ね返されてヒータ面Hの吸込み口Sに吸込まれる。従って、図17(A)のようにプリント基板が板状ノズル板状ノズルN、Nの下に到達すると、板状ノズルN、N、ヒータ面Hおよびプリント基板Pで囲まれた部分は、プリント基板で跳ね返された熱風により加熱領域Kが形成される。図17(B)のようにプリント基板が板状ノズルN、Nの下に到達すると、板状ノズルN、N、ヒータ面Hおよびプリント基板で囲まれた部分が加熱領域Kとなり、同様にしてプリント基板が板状ノズルN、Nの下に到達すると、板状ノズルN、N、ヒータ面Hおよびプリント基板Pで囲まれた部分が加熱領域Kとなる。
プリント基板Pが図示しない搬送装置で搬送され、プリント基板が板状ノズルで加熱される前の温度をTとする。プリント基板Pの前部が板状ノズルNに達すると、板状ノズルNとNから吹き出された熱風により形成された加熱領域Kにおいてプリント基板の前部が加熱され、前部の温度がTからTに昇温する。次いでプリント基板の前部が板状ノズルNに達すると、加熱領域Kでプリント基板の前部が加熱され、前部の温度がTからTに昇温する。同様にしてプリント基板の前部が加熱領域Kで加熱されて前部の温度がT からT に昇温する。つまり本発明のリフロー炉では、板状ノズル間で加熱領域が形成され、該加熱領域でプリント基板が順次昇温をするようになる。
このとき板状ノズルNに穿設された噴出孔は離間しているため、該噴出孔の真下は温度が上昇するが、その中間となる部分はそれよりも温度が低い。しかしながら板状ノズルNに穿設された噴出孔はNに穿設された噴出孔の間に穿設されているため、プリント基板の前部が板状ノズルNに達すると、ここでNでは充分に加熱されなかった部分が先にNの加熱で昇温した部分と同一温度となる。従って、板状ノズルN、N、N、N・・・Nを通過したプリント基板は、最終のNを通過したときに全体が均一温度となっている。
なお、図17は噴出孔を設けた板状ノズルを例にとって説明しているが、本発明におけるその他の態様における加熱形態にもほぼ同様であることは容易に理解されよう。
本発明のリフロー炉は、熱風の乱流がないことからマッフル内を不活性ガスで充満させた不活性雰囲気リフロー炉において、優れた効果を奏するものであるが、プリント基板全体を均一加熱できるため、大気リフロー炉にも採用できることはいうまでもない。

Claims (12)

  1. 予備加熱ゾーン、本加熱ゾーンおよび冷却ゾーンからなり、予備加熱ゾーンと本加熱ゾーンの上部または上下部に1または2以上のヒータが備えられたリフロー炉において、前記ヒータは内部に送風機と電熱ヒータが設置されており、前面に複数の吹き出しノズルを備えた熱風吹き出しヒータであって、該熱風吹き出しヒータの前面には吹き出しノズルが突出して設けられており、該熱風吹き出しノズルはプリント基板の進行方向に対して横切る方向にジグザグ状に配置されており、該熱風吹き出しノズルの近傍にプリント基板の進行方向を横切る方向に延びて熱風吸い込み口が設けられており、該吸い込み口は送風機の吸い込み側に連通しており、一方、前記吹き出しノズルが送風機の吹き出し側に連通した構造となっていることを特徴とするリフロー炉。
  2. 前記熱風吹き出しノズルがプリント基板の進行方向に複数条設けられており、前記熱風吹き出しノズルのジグザグ状の配置の山と谷は、隣接した条の熱風吹き出しノズルのジグザグ状の配置の谷と山にそれぞれ入り込んでいることを特徴とする請求項1記載のリフロー炉。
  3. 前記吸い込み口が、プリント基板の進行方向に対して横切る方向にジグザグ状態に設けられていることを特徴とする請求項1または2記載のリフロー炉。
  4. 前記吸い込み口がプリント基板の進行方向に対して横切る方向にジグザグに連続して設けられており、このジグザグ状の吸い込み口内に一連の前記吹き出しノズルが立設されたことを特徴とする請求項1または2記載のリフロー炉。
  5. 前記吹き出しノズルに隣接して前記吸い込み口がジグザグ状に設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のリフロー炉。
  6. 前記吹き出しノズルに沿って平行して前記吸い込み口がジグザグ状に設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のリフロー炉。
  7. 前記ヒータの前面には、高温で遠赤外線を放射する黒色のセラミックが被覆されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のリフロー炉。
  8. 前記吹き出しノズルが、一連の横断面矩形のパイプで構成されていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のリフロー炉。
  9. 予備加熱ゾーン、本加熱ゾーンおよび冷却ゾーンからなるリフロー炉において、予備加熱ゾーンと本加熱ゾーンの上部または上下部には、ヒータ面から突出したノズルがプリント基板の進行方向に対して横切る方向にジグザグ状に複数条配置されていて、しかも該ノズル間のヒータ面には、プリント基板の進行方向に対して横切る方向に延びて設けられた吸い込み口が形成されており、また該ノズルにはそれぞれ多数の熱風の噴出孔が離間して形成されているとともに、各条に設けられた前記ノズルの噴出孔は隣接した条のノズルの噴出孔とはプリント基板の進行方向において同一位置に形成されてなく、少なくとも一条以上隔てたノズルの噴出孔と同一位置に形成されていることを特徴とするリフロー炉。
  10. 前記吸込み口は、前記ノズルに沿ってジグザグ状に形成されていることを特徴とする請求項9記載のリフロー炉。
  11. 前記吸込み口は、前記ノズル間の略中央にジグザグ状に形成されていることを特徴とする請求項9記載のリフロー炉。
  12. 前記吸い込み口が、ヒータ面に形成されたスリットであることを特徴とする請求項9〜11のいずれかに記載のリフロー炉。
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