JP4165218B2

JP4165218B2 - Airbag folding method and airbag

Info

Publication number: JP4165218B2
Application number: JP2002381442A
Authority: JP
Inventors: 秀伸鈴木; 実尾田; 孝志時田
Original assignee: Nihon Plast Co Ltd
Current assignee: Nihon Plast Co Ltd
Priority date: 2002-12-27
Filing date: 2002-12-27
Publication date: 2008-10-15
Anticipated expiration: 2022-12-27
Also published as: JP2004210088A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車が衝突した際の衝撃を吸収するエアバッグの折り畳み方法及びエアバッグに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来自動車が衝突する際に発生する衝撃を吸収するエアバッグとしては、例えば特許文献１や特許文献２に記載されたものが公知である。
【０００３】
【特許文献１】
特開２０００−７９８６２号公報（段落０００６，０００７）
【特許文献２】
特開平１１−２７８１９２号公報（段落０００５，０００７）
【０００４】
前記特許文献１に記載されたエアバッグは、非展開時ケース体に基端部が接続され、かつ膨張時ガスが流入される開口部へ連設された第１展開部と、この第１展開部の上端部から前後に延設された複数の第２展開部より形成したもので、各第２展開部を所定点に向かって蛇腹状に折り畳んで集合部を形成したら、集合部の周りに第１展開部を巻き付けた状態でリテーナのエアバッグ収納部を収納した構成となっている。
【０００５】
また特許文献２に記載されたエアバッグは、その内部にガス流入口を覆うように整流布を設けて、この整流布により左右方向の両側を塞ぎ、また上下方向を開口すると共に、ガス流入口と対向する天井壁部側がガス流入口側に近接するようにエアバッグを折り畳んでケース内に収納した構成となっている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来のエアバッグは、衝突時インフレータより噴出される高温、高圧のガスをエアバッグの開口部より流入させて、瞬時に膨張展開するように構成したものであるため、前記特許文献１に記載のエアバッグ装置のように、エアバッグの頂部がインフレータのガス噴出口上になるようにエアバッグを折り畳んだものでは、エアバッグの頂部に直接高温、高圧ガスが噴出されることになるため、ガス噴出口と対向する面に防炎布を縫製してエアバッグの頂部を構成するメイン基布を保護する必要がある。
【０００７】
また前記特許文献２に記載のエアバッグのように、その内側に整流布を設けて、エアバッグ内に噴出された高温、高圧ガスを整流布によりエアバッグの前後方向へ分岐させるようにしたものでは、高温、高圧ガスがエアバッグの天井壁部側に直接噴出されるのを防止することができるが、エアバッグの内部に整流布を設けたり、メイン基布に防炎布を縫製したものでは、整流布や防炎布を別に必要とすることから部品点数が多くなる上、整流布や防炎布を縫製する工程を必要とするため、コスト高となる。
【０００８】
本発明はかかる問題を改善するためになされたもので、インフレータより噴出される高温、高圧ガスが直接エアバッグ本体の頂部に噴出されないように折り畳んだエアバッグの折り畳み方法及びエアバッグを提供して、エアバッグ本体の縫製の容易化とコストの低減を図ることを目的とするものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明のエアバッグの折り畳み方法は、ほぼ同大の上部基布及び下部基布を重ねて周囲を縫製することによりエアバッグ本体を形成し、前記エアバッグ本体の下面にガス流入口を形成し、前記ガス流入口を介して一側と他側を有する前記エアバッグ本体の、前記ガス流入口の開口縁部及び周辺部における前記下部基布の内面に、前記ガス流入口の周囲を囲むように、補強布を取付けたエアバッグの折り畳み方法であって、前記エアバッグ本体を平面状に展開させた状態で、前記エアバッグの一側を前記ガス流入口付近より折り畳んで、他側を重合するように折り畳む重合工程と、前記ガス流入口の上部に面する前記上部基布を移動して前記補強布が前記ガス流入口に面するように前記エアバッグ本体を折り畳む退避工程とを有することを特徴とするものである。
【００１０】
前記方法により、自動車の衝突時インフレータのガス噴出口より噴出された高温、高圧ガスは、ガス噴出口を覆うように折り畳まれた補強布に直接当ってエアバッグ本体の頂部に直接当ることがないため、ガスの熱や圧力によりエアバッグ本体の頂部が損傷を受けることがないと共に、エアバッグ本体の頂部内面に防炎布を縫製したり、ガス流入口付近に調製布を縫製して、エアバッグ本体を保護する必要もない。
【００１１】
これによって防炎布が不要となるため、部品点数の削減と防炎布を縫製する工程の削減により、エアバッグが安価に得られるようになる。
【００１２】
前記目的を達成するため本発明のエアバッグは、ほぼ同大の上部基布及び下部基布を重ねて周囲を縫製することによりエアバッグ本体を形成し、前記エアバッグ本体の下面にガス流入口を形成して、前記ガス流入口を介して一側と他側を有する前記エアバッグ本体の、前記ガス流入口の開口縁部及び周辺部における前記下部基布の内面に、前記ガス流入口の周囲を囲むように、補強布を取付けたエアバッグであって、前記エアバッグ本体を平面状に展開させた状態で、前記エアバッグの一側を前記ガス流入口付近より折り畳んで、他側を重合するように折り畳むと共に、前記ガス流入口の上部に面する前記上部基布を移動して前記補強布が前記ガス流入口に面するように前記エアバッグ本体を折り畳むことにより構成したものである。
【００１３】
前記構成により、インフレータのガス噴出口より噴出された高温、高圧ガスによりエアバッグ本体の頂部が損傷を受けるのを防止する防炎布を補強布が兼ねるため、エアバッグ本体の頂部内面に防炎布を縫製したり、ガス流入口付近に調製布を縫製して、エアバッグ本体を保護する必要がなく、これによって部品点数の削減と防炎布を縫製する工程の削減により、エアバッグが安価に得られる。
【００１４】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、図面を参照して詳述する。
【００１５】
図１はエアバッグ装置の断面図、図２はエアバッグの展開図、図３ないし図８はエアバッグの折り畳み工程を示す説明図である。
【００１６】
図１に示すエアバッグ装置１は、例えば助手席の前方に設置されたインストルメントパネル２の内側に装着して使用するもので、折り畳んだ状態のエアバッグ本体６を収納した上部ケース３ａと、インフレータ４を収容した下部ケース３ｂとからなるケース３を有している。
【００１７】
下部ケース３ｂは金属板を成形することにより形成されていて、底部に設けられたインフレータ収納部３ｃの上面を覆うように、ほぼ凸円弧状に湾曲する仕切り板３ｄが設けられており、この仕切り板３ｄに開口された開口部３ｅには、インフレータ収納部３ｃに収納されたインフレータ４のガス噴出口４ａが接続されている。
【００１８】
仕切り板３ｄに開口された開口部３ｅの周辺には、複数の取り付け孔３ｆが穿設されていて、これら取り付け孔３ｆにリテーナ７より突設された固着具５の先端側が上方より挿入されており、固着具５の先端に螺装されたナット５ａを締付けることにより、エアバッグ本体６のガス流入口６ａに取り付けられたリテーナ７の開口部７ａが仕切り板３ｄの開口部３ｅに気密に接続されている。
【００１９】
リテーナ７は金属板により前記仕切り板３ｄとほぼ同曲率の凸円弧状に湾曲形成されていて、仕切り板３ｄの開口部３ｅとほぼ同大の開口部７ａを有しており、このリテーナ７にエアバッグ本体６に形成されたガス流入口６ａの開口縁部と、ガス流入口６ａの周辺部に縫製された補強布８が取り付けられている。
【００２０】
エアバッグ本体６は、例えばナイロン６６のような織布を図２に示すようにほぼ長円形に裁断することにより形成されたほぼ同大の上部基布６ｂと下部基布６ｃとからなり、各基布６ｂ，６ｃを重ねた状態で周囲を縫製することにより袋状に形成されており、下部基布６ｃのほぼ中心部に長方形状のガス流入口６ａが、そしてガス流入口６ａの周辺部に円形の排気孔６ｄが１個ないし複数個形成されている。
【００２１】
また下部基布６ｃの内外面には、ガス流入口６ａの幅及び長さの数倍の幅と長さを有するほぼ長円形状の２枚の補強布８がガス流入口６ａの周囲を囲むように縫製されている。
【００２２】
これら補強布８は、エアバッグ本体６が膨張した際の緊張力により、エアバッグ本体６とリテーナ７の取り付け部に応力が集中しても、エアバッグ本体６の取り付け部が破損しないように設けたもので、エアバッグ本体６と同材質の織布により形成されており、エアバッグ本体６のガス流入口６ａの周辺部を上下方向から挟着して、エアバッグ本体６の取り付け部に集中する応力を、エアバッグ本体６と補強布８で分散支持するようになっており、下部基布６ｃの内側に縫製された補強布８は、インフレータ４のガス噴出口４ａより噴出される高温、高圧ガスを直接受ける防炎布も兼ねるようになっている。
【００２３】
次に前記構成されたエアバッグ装置１の作用を説明する。
【００２４】
エアバッグ装置１を組み立てるに当っては、まずエアバッグ本体６を図２ないし図８に示す工程により折り畳む。
【００２５】
まず図２に示す第１工程では、ガス流入口６ａにリテーナ７が取り付けられたエアバッグ本体６を平面状に展開させた後、第２工程でエアバッグ本体６をリテーナ７の一辺に沿って図３に示すように折り畳み、次に第３工程で上部基布６ｂの頂部（膨張展開時乗員と接する面）付近を図４に示す矢印Ａ方向へ引いて、図５に示す状態にする。
【００２６】
図５に示す第４工程では、下部基布６ｃの内側に縫製された補強布８がガス流入口６ａの上方を覆うように折り畳むことにより、インフレータ４よりエアバッグ本体６のガス流入口６ａへ噴出された高温、高圧ガスをエアバッグ本体６の内側に縫製された補強布８で受けるようにして、補強布８を防炎布と兼用させるもので、これによって上部基布６ｂの頂部へ直接高温、高圧ガスが当ることがないので、上部基布６ｂ側に防炎布を設ける必要がなくなる。
【００２７】
以上のようにしてエアバッグ本体６を折り畳んだら、第５工程以後は、例えば図６に示すようにエアバッグ本体６の両側を内側へ順次折り畳んで、エアバッグ本体６の両縁部が図７に示すように左右方向に細長くなるように折り畳んだ後、エアバッグ本体の両端側を中央側に折り返し、さらに先端部を外側へ折り返して、図８に示すようにリテーナ７上に重ねることによりエアバッグ本体６の折り畳みを完了するもので、折り畳んだエアバッグ本体６は、リテーナ７を仕切り板に取り付ける前に解けて形が崩れないように、予めリテーナ７の両側に取り付けられているテープ状の紐９により結束しておく。
【００２８】
なお第５工程以後の折り畳み方法は、必ずしも前記方法に限定されるものではなく、例えば蛇腹状に折り畳んでも勿論よい。
【００２９】
エアバッグ本体６の折り畳みが完了したら、次にリテーナ７より突設された固着具５の先端を仕切り板３ｄに穿設された取り付け孔３ｆに上方より挿入して、ナット５ａを締付けることにより、エアバッグ本体６のガス流入口６ａを仕切り板３ｄの開口部３ｅに気密に接続した後、上部ケース３ａ内にエアバッグ本体６を図１に示すように収納し、この状態で下部ケース３ｂの開口縁に突設された爪体３ｇを上部ケース３ａの係止孔３ｈに係止することにより、エアバッグ装置１を組み立てるもので、以上のようにして組み立てたエアバッグ装置１は、例えばインストルメントパネル２の内側に図１に示すように装着する。
【００３０】
一方自動車が衝突した際に発生する衝撃を感知してインフレータ４のガス噴出口４ａより高温、高圧ガスが噴出されると、この高温、高圧ガスはガス噴出口４ａを覆うように折り畳まれたエアバッグ本体６の下部基布６ｃの内側に縫製された補強布８に直接当って、補強布８を押し上げながらガス流入口６ａよりエアバッグ本体６内へ流入する。
【００３１】
これによってエアバッグ本体６が膨張して、上部ケース３ａの上面を覆うように設けたれた蓋体３ｊを下方より押し上げるため、インストルパネル２の内面に予め形成された開裂予定溝２ａが破断し、エアバッグ本体６は瞬時に乗員側へ膨張展開されるが、インフレータ４のガス噴出口４ａより噴出された高温、高圧ガスは、ガス噴出口を覆うように折り畳まれた補強布８に直接当ってエアバッグ本体６の頂部に直接当ることがないため、ガスの熱や圧力によりエアバッグ本体６の頂部が損傷を受けることがないと共に、エアバッグ本体６の頂部内面やガス流入口付近に防炎布を縫製して、エアバッグ本体６を保護する必要もない。
【００３２】
【発明の効果】
本発明は以上詳述したように、エアバッグ本体の下面にガス流入口を形成して、前記ガス流入口を介して一側と他側を有するエアバッグ本体の内面に補強布を形成したエアバッグの折りたたみ方法であって、エアバッグ本体を平面状に展開させた状態で、エアバッグの一側を前記ガス流入口付近より折り畳んで、他側に重合するように折り畳む重合工程と、ガス流入口の状部に面する基布を移動して補強布がガス流入口に面するようにエアバッグ本体を折り畳む退避工程とを有することから、自動車の衝突時インフレータのガス噴出口より噴出された高温、高圧ガスは、ガス噴出口を覆うように折り畳まれた補強布に直接当ってエアバッグ本体の頂部に直接当ることがないため、ガスの熱や圧力によりエアバッグ本体の頂部が損傷を受けることがないと共に、エアバッグ本体の頂部内面に防炎布を縫製したり、ガス流入口付近に調製布を縫製して、エアバッグ本体を保護する必要もない。
【００３３】
これによって防炎布が不要となるため、部品点数の削減と防炎布を縫製する工程の削減により、エアバッグが安価に得られる。と共に、リテーナに重なるようにエアバッグ本体の周辺部を順次折り畳む際、エアバッグ本体の両縁部が左右方向に細長くなるように折り畳んだ後、エアバッグ本体の両端側を中央側に折り返し、さらに先端部を外側へ折り返して、リテーナに重ねたことから、ガス流入口より流入したガスによりエアバッグ本体が膨張する際、エアバッグ本体の両縁部が左右方向に展開されながら膨張するため、乗員を有効に拘束できる。
【００３４】
さらにエアバッグ装置を、エアバッグ本体の下面にガス流入口を形成して、ガス流入口を介して一側と他側を有するエアバッグ本体の内面に補強布を形成したエアバッグにおいて、補強布が前記ガス流入口に面するように配置されたことから、インフレータのガス噴出口より噴出された高温、高圧ガスによりエアバッグ本体の頂部が損傷を受けるのを防止する防炎布を補強布が兼ねるため、エアバッグ本体の頂部内面に防炎布を縫製したり、ガス流入口付近に調製布を縫製して、エアバッグ本体を保護する必要がなく、これによって部品点数の削減と防炎布を縫製する工程の削減により、エアバッグが安価に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態になるエアバッグ装置の断面図である。
【図２】本発明の実施の形態になるエアバッグ装置に設けられたエアバッグ本体の展開図である。
【図３】本発明の実施の形態になるエアバッグの折り畳み方法を示す工程図である。
【図４】本発明の実施の形態になるエアバッグの折り畳み方法を示す工程図である。
【図５】本発明の実施の形態になるエアバッグの折り畳み方法を示す工程図である。
【図６】本発明の実施の形態になるエアバッグの折り畳み方法を示す工程図である。
【図７】本発明の実施の形態になるエアバッグの折り畳み方法を示す工程図である。
【図８】本発明の実施の形態になるエアバッグの折り畳み方法を示す工程図である。
【符号の説明】
４インフレータ
４ａ噴出口
６エアバッグ本体
６ａガス流入口
６ｃ下部基布
７リテーナ
８補強布[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an airbag folding method and an airbag that absorbs an impact when an automobile collides.
[0002]
[Prior art]
As an airbag that absorbs an impact generated when a conventional automobile collides, for example, those described in Patent Document 1 and Patent Document 2 are known.
[0003]
[Patent Document 1]
JP 2000-79862 A (paragraphs 0006, 0007)
[Patent Document 2]
JP 11-278192 A (paragraphs 0005 and 0007)
[0004]
The airbag described in Patent Document 1 includes a first deployment portion that is connected to an opening through which a base end portion is connected to a case body at the time of non-deployment and into which gas is inflated, and the first deployment. Formed from a plurality of second development parts extending in the front-rear direction from the upper end part of each part, and when each second development part is folded in a bellows shape toward a predetermined point to form a collection part, around the collection part It is the structure which accommodated the airbag accommodating part of the retainer in the state which wound the 1st expansion | deployment part.
[0005]
Further, the airbag described in Patent Document 2 is provided with a rectifying cloth so as to cover the gas inlet therein, and the right and left sides are closed by the rectifying cloth, and the vertical direction is opened. The airbag is folded and stored in the case so that the ceiling wall portion side facing the side is close to the gas inlet side.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However conventional air bag, hot ejected from collision inflator, the high pressure gas is allowed to flow from the opening of the air bag because it was configured to at inflated and deployed instantaneously, described in Patent Document 1 In the case where the airbag is folded so that the top of the airbag is on the gas ejection port of the inflator, as in the airbag apparatus, high-temperature, high-pressure gas is directly ejected to the top of the airbag. It is necessary to protect the main base fabric constituting the top of the airbag by sewing a flameproof cloth on the surface facing the gas outlet.
[0007]
Further, like the airbag described in Patent Document 2, a rectifying cloth is provided on the inside thereof, and the high-temperature and high-pressure gas injected into the airbag is branched by the rectifying cloth in the front-rear direction of the airbag. Can prevent high-temperature, high-pressure gas from being jetted directly to the ceiling wall of the airbag, but a rectifying cloth is provided inside the airbag or a flameproof cloth is sewn on the main base fabric. In this case, since the flow rectifying cloth and the flameproof cloth are separately required, the number of parts is increased, and a process for sewing the flow rectifying cloth and the flameproof cloth is required, which increases the cost.
[0008]
The present invention has been made to remedy such problems, and provides a method for folding an airbag and an airbag folded so that high-temperature, high-pressure gas ejected from an inflator is not directly ejected to the top of the airbag body. An object of the present invention is to facilitate the sewing of the airbag body and reduce the cost.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the airbag folding method of the present invention forms an airbag body by overlaying substantially the same upper and lower base fabrics and sewing the periphery, and is formed on the lower surface of the airbag body. to form a gas inlet, the said airbag body having a through the gas inlet on one side and the other side, on the inner surface of the lower base fabric at the opening edge portion and the peripheral portion of the gas inlet, the gas flow so as to surround the periphery of the inlet, a folding method of an airbag fitted with reinforcing fabric, while being deployed the airbag body in a plane, from the gas flow near the inlet to one side of the air bag folded, a polymerization step of folding so as to overlap the other side, the upper base fabric the air bag body as the reinforcing cloth moves facing the gas inlet of the facing upper portion of said gas inlet Folding evacuation It is characterized in that it has and.
[0010]
By the above method, the high-temperature and high-pressure gas ejected from the gas outlet of the inflator at the time of the collision of the automobile directly hits the reinforcing cloth folded so as to cover the gas outlet and does not directly hit the top of the airbag body. Therefore, the top of the airbag body is not damaged by the heat or pressure of the gas, and a flameproof cloth is sewed on the inner surface of the top of the airbag body or a prepared cloth is sewn near the gas inlet. There is no need to protect the bag body.
[0011]
This eliminates the need for a flameproof cloth, so that an air bag can be obtained at a low cost by reducing the number of parts and the steps for sewing the flameproof cloth.
[0012]
An air bag according to the present invention for achieving the above object, almost the airbag body is formed by sewing the periphery overlapping the upper base cloth and the lower base cloth of the university, the gas inlet to the lower surface of the airbag body to form the said air bag body having a through the gas inlet on one side and the other side, on the inner surface of the lower base fabric at the opening edge portion and the peripheral portion of the gas inlet, the gas inlet of the An airbag to which a reinforcing cloth is attached so as to surround the periphery, with one side of the airbag folded from the vicinity of the gas inlet in a state where the airbag body is deployed in a flat shape, and the other side is with it folded to polymerization, in which the reinforcing cloth by moving the upper base fabric facing the top of the gas inlet is constructed by folding the airbag body so as to face the gas inlet is there.
[0013]
With the above configuration, since the reinforcing cloth also serves as a flameproof cloth that prevents the top of the airbag body from being damaged by the high-temperature and high-pressure gas ejected from the gas outlet of the inflator, the flameproof is applied to the inner surface of the top of the airbag body. There is no need to sew the fabric or sew the prepared fabric near the gas inlet to protect the airbag body, thereby reducing the number of parts and the process of sewing the flameproof fabric, making the airbag cheaper Is obtained.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0015]
FIG. 1 is a cross-sectional view of an airbag device, FIG. 2 is a development view of the airbag, and FIGS. 3 to 8 are explanatory diagrams showing a folding process of the airbag.
[0016]
An airbag device 1 shown in FIG. 1 is used by being mounted inside an instrument panel 2 installed in front of a passenger seat, for example, and includes an upper case 3a that houses a folded airbag body 6; It has a case 3 consisting of a lower case 3 b that houses an inflator 4.
[0017]
The lower case 3b is formed by molding a metal plate, and a partition plate 3d that is curved in a substantially convex arc shape is provided so as to cover the upper surface of the inflator storage portion 3c provided at the bottom. The gas outlet 4a of the inflator 4 accommodated in the inflator accommodating portion 3c is connected to the opening 3e opened in the plate 3d.
[0018]
A plurality of mounting holes 3f are formed in the periphery of the opening 3e opened in the partition plate 3d, and the distal end side of the fixing tool 5 protruding from the retainer 7 is inserted into the mounting holes 3f from above. Then, by tightening a nut 5a screwed to the tip of the fixing tool 5, the opening 7a of the retainer 7 attached to the gas inlet 6a of the airbag body 6 is airtightly connected to the opening 3e of the partition plate 3d. Has been.
[0019]
The retainer 7 is curved and formed in a convex arc shape with substantially the same curvature as the partition plate 3d by a metal plate, and has an opening 7a that is substantially the same size as the opening 3e of the partition plate 3d. A reinforcing cloth 8 is attached to the opening edge of the gas inlet 6a formed in the airbag main body 6 and to the periphery of the gas inlet 6a.
[0020]
The airbag main body 6 is composed of an upper base fabric 6b and a lower base fabric 6c having substantially the same size formed by cutting a woven fabric such as nylon 66 into a substantially oval shape as shown in FIG. It is formed in a bag shape by sewing the periphery in a state where the base fabrics 6b and 6c are overlapped, a rectangular gas inlet 6a at the substantially central portion of the lower base fabric 6c, and a peripheral portion of the gas inlet 6a One or a plurality of circular exhaust holes 6d are formed.
[0021]
On the inner and outer surfaces of the lower base cloth 6c, two substantially oblong reinforcing cloths 8 having a width and length several times the width and length of the gas inlet 6a surround the gas inlet 6a. So that it is sewn.
[0022]
These reinforcing cloths 8 are provided so that the attachment portion of the airbag main body 6 is not damaged even if stress concentrates on the attachment portions of the airbag main body 6 and the retainer 7 due to the tension when the airbag main body 6 is inflated. It is formed of a woven fabric made of the same material as that of the airbag body 6, and the peripheral portion of the gas inlet 6a of the airbag body 6 is sandwiched from above and below to concentrate on the attachment portion of the airbag body 6. Is supported by the airbag body 6 and the reinforcing cloth 8, and the reinforcing cloth 8 sewn on the inner side of the lower base cloth 6c has a high temperature ejected from the gas outlet 4a of the inflator 4, It also serves as a flameproof cloth that receives high-pressure gas directly.
[0023]
Next, the operation of the thus configured airbag device 1 will be described.
[0024]
In assembling the airbag device 1, the airbag body 6 is first folded by the steps shown in FIGS.
[0025]
First, in the first step shown in FIG. 2, after the airbag body 6 having the retainer 7 attached to the gas inlet 6a is flattened, the airbag body 6 is moved along one side of the retainer 7 in the second step. Folding as shown in FIG. 3 and then pulling the vicinity of the top of the upper base fabric 6b (the surface in contact with the occupant during inflated deployment) in the third step in the direction of arrow A shown in FIG.
[0026]
In the fourth step shown in FIG. 5, the reinforcing cloth 8 sewed on the inner side of the lower base cloth 6c is folded so as to cover the upper side of the gas inlet 6a, so that the inflator 4 moves to the gas inlet 6a of the airbag body 6. The high-temperature, high-pressure gas that is ejected is received by the reinforcing cloth 8 sewn inside the airbag body 6, and the reinforcing cloth 8 is also used as a flameproof cloth, thereby directly reaching the top of the upper base cloth 6b. Since the high temperature and high pressure gas does not hit, it is not necessary to provide a flameproof cloth on the upper base cloth 6b side.
[0027]
After the airbag body 6 is folded as described above, after the fifth step, for example, both sides of the airbag body 6 are sequentially folded inward as shown in FIG. As shown in FIG. 8, the airbag body is folded so as to be elongated in the left-right direction, and then both end sides of the airbag body are folded back to the center side, and further, the tip end portion is folded outward and overlapped on the retainer 7 as shown in FIG. The folding of the bag body 6 is completed, and the folded airbag body 6 is tape-like attached in advance to both sides of the retainer 7 so that the retainer 7 can be unwound before being attached to the partition plate. Bundled with a string 9.
[0028]
Note that the folding method after the fifth step is not necessarily limited to the above-described method, and of course, it may be folded in a bellows shape, for example.
[0029]
When the folding of the airbag body 6 is completed, the front end of the fixing tool 5 protruding from the retainer 7 is inserted into the mounting hole 3f formed in the partition plate 3d from above, and the nut 5a is tightened. After the gas inlet 6a of the airbag body 6 is airtightly connected to the opening 3e of the partition plate 3d, the airbag body 6 is stored in the upper case 3a as shown in FIG. The airbag device 1 is assembled by locking the claw body 3g protruding from the opening edge into the locking hole 3h of the upper case 3a. The airbag device 1 assembled as described above is, for example, an instrument. The inside of the ment panel 2 is mounted as shown in FIG.
[0030]
On the other hand, when high-temperature and high-pressure gas is ejected from the gas outlet 4a of the inflator 4 by detecting the impact generated when the automobile collides, the high-temperature and high-pressure gas is folded to cover the gas outlet 4a. Directly hitting the reinforcing cloth 8 sewn inside the lower base cloth 6 c of the bag body 6, the reinforcing cloth 8 is pushed up and flows into the airbag body 6 from the gas inlet 6 a.
[0031]
As a result, the airbag body 6 is inflated, and the lid 3j provided so as to cover the upper surface of the upper case 3a is pushed up from below, so that the planned cleavage groove 2a formed in advance on the inner surface of the instrument panel 2 is broken, The airbag main body 6 is instantly inflated and deployed toward the occupant side, but the high-temperature and high-pressure gas ejected from the gas ejection port 4a of the inflator 4 directly hits the reinforcing cloth 8 folded so as to cover the gas ejection port. Since it does not directly hit the top of the airbag body 6, the top of the airbag body 6 is not damaged by the heat or pressure of the gas, and flameproofing is provided on the inner surface of the top of the airbag body 6 or in the vicinity of the gas inlet. There is no need to sew the cloth to protect the airbag body 6.
[0032]
【The invention's effect】
In the present invention, as described in detail above, a gas inlet is formed on the lower surface of the airbag body, and a reinforcing cloth is formed on the inner surface of the airbag body having one side and the other side through the gas inlet. A folding method of a bag, in a state in which the airbag body is deployed in a flat shape, folding one side of the airbag from the vicinity of the gas inlet and folding it to the other side, and a gas flow Since it has a retreating process in which the airbag body is folded so that the reinforcing cloth faces the gas inflow port by moving the base cloth facing the inlet shape part, the jet is ejected from the gas outlet of the inflator at the time of the automobile collision High-temperature and high-pressure gas directly hits the reinforcing cloth folded to cover the gas outlet and does not hit the top of the airbag body. The top of the airbag body is damaged by the heat and pressure of the gas. This With no, or sewing fireproof fabric on top inner surface of the airbag body, and sewing prepared fabric around the gas inlet, there is no need to protect the airbag body.
[0033]
This eliminates the need for a flameproof cloth, so that an airbag can be obtained at a low cost by reducing the number of parts and the steps for sewing the flameproof cloth. In addition, when sequentially folding the periphery of the airbag body so as to overlap the retainer, after folding the airbag body so that both edges of the airbag body are elongated in the left-right direction, the both ends of the airbag body are folded back to the center side. As the airbag body is inflated by the gas flowing in from the gas inflow port, both edges of the airbag body are inflated while being expanded in the left-right direction because the tip is folded outward and stacked on the retainer. Can be effectively restrained.
[0034]
Further, in the airbag in which the gas inlet is formed on the lower surface of the airbag body and the reinforcing cloth is formed on the inner surface of the airbag body having one side and the other side through the gas inlet, Is disposed so as to face the gas inlet, and the reinforcing cloth is a flameproof cloth that prevents the top of the airbag body from being damaged by the high-temperature, high-pressure gas ejected from the gas outlet of the inflator. Therefore, it is not necessary to sew a flameproof cloth on the top inner surface of the airbag body or sew a prepared cloth near the gas inlet to protect the airbag body, thereby reducing the number of parts and the flameproof cloth. By reducing the number of steps for sewing, an air bag can be obtained at a low cost.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of an airbag device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a development view of an airbag main body provided in the airbag apparatus according to the embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a process diagram showing a method of folding an airbag according to an embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a process diagram showing an airbag folding method according to an embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a process diagram showing a method of folding an airbag according to an embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a process diagram showing an airbag folding method according to an embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a process diagram showing an airbag folding method according to an embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a process diagram showing an airbag folding method according to an embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
4 Inflator 4a Jet 6 Airbag Body 6a Gas Inlet 6c Lower Base Fabric 7 Retainer 8 Reinforcement Fabric

Claims

ほぼ同大の上部基布及び下部基布を重ねて周囲を縫製することによりエアバッグ本体を形成し、前記エアバッグ本体の下面にガス流入口を形成し、前記ガス流入口を介して一側と他側を有する前記エアバッグ本体の、前記ガス流入口の開口縁部及び周辺部における前記下部基布の内面に、前記ガス流入口の周囲を囲むように、補強布を取付けたエアバッグの折り畳み方法であって、
前記エアバッグ本体を平面状に展開させた状態で、前記エアバッグの一側を前記ガス流入口付近より折り畳んで、他側を重合するように折り畳む重合工程と、
前記ガス流入口の上部に面する前記上部基布を移動して前記補強布が前記ガス流入口に面するように前記エアバッグ本体を折り畳む退避工程とを有することを特徴とするエアバッグの折り畳み方法。 The upper and lower base fabrics of approximately the same size are overlapped and sewn around to form an airbag body, a gas inlet is formed on the lower surface of the airbag body, and one side is formed through the gas inlet. An airbag body having a reinforcing fabric attached to an inner surface of the lower base fabric at an opening edge and a peripheral portion of the gas inlet of the airbag main body having the other side. a folding method,
In a state where the airbag main body is deployed in a planar shape, folding one side of the airbag from the vicinity of the gas inlet, and folding the other side to superpose,
Folding of the air bag and having a retracting step of the reinforcing fabric by moving the upper base fabric facing the top of the gas inlet is folded the airbag body so as to face the gas inlet Method.

ほぼ同大の上部基布及び下部基布を重ねて周囲を縫製することによりエアバッグ本体を形成し、前記エアバッグ本体の下面にガス流入口を形成して、前記ガス流入口を介して一側と他側を有する前記エアバッグ本体の、前記ガス流入口の開口縁部及び周辺部における前記下部基布の内面に、前記ガス流入口の周囲を囲むように、補強布を取付けたエアバッグであって、
前記エアバッグ本体を平面状に展開させた状態で、前記エアバッグの一側を前記ガス流入口付近より折り畳んで、他側を重合するように折り畳むと共に、
前記ガス流入口の上部に面する前記上部基布を移動して前記補強布が前記ガス流入口に面するように前記エアバッグ本体を折り畳むことにより構成したことを特徴とするエアバッグ。 The upper and lower base fabrics of approximately the same size are overlapped and sewn around to form an airbag body, a gas inlet is formed on the lower surface of the airbag body, and the air inlet is formed through the gas inlet. An airbag in which a reinforcing cloth is attached to an inner surface of the lower base fabric at an opening edge and a peripheral part of the gas inlet of the airbag main body having a side and another side so as to surround the periphery of the gas inlet Because
In a state where the airbag body is deployed in a planar shape, one side of the airbag is folded from the vicinity of the gas inlet, and the other side is folded so as to overlap,
An airbag configured by moving the upper base fabric facing the upper part of the gas inlet and folding the airbag body so that the reinforcing cloth faces the gas inlet.