JP4156759B2 - 画像形成用トナー、2成分現像剤、画像形成方法及び画像形成用トナーの製造方法 - Google Patents

画像形成用トナー、2成分現像剤、画像形成方法及び画像形成用トナーの製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真装置等に使用される画像形成用トナー、2成分現像剤、画像形成方法及び画像形成用トナーの製造方法に関し、特に、高温で定着する画像形成装置に適用して好適な画像形成用トナー、2成分現像剤、画像形成方法及び画像形成用トナーの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子写真装置等を用いた画像形成装置は、コンピュータの出力装置として利用されている。この画像形成装置では、高速化が要求されている。このため、画像形成用トナーにも、高速印刷に適した性能が求められる。
【0003】
画像形成装置として、代表的な電子写真方式は、以下のステップをとる。感光体を帯電した後、感光体を露光して、潜像を形成する。そして、感光体に、現像剤を供給して、潜像を現像した後、トナー像を媒体に転写する。更に、媒体上のトナーを定着する。
【0004】
このトナーの定着方式として、トナーを直接ローラ等により加熱するヒートロール方式とオーブン定着方式と、光照射や遠赤外線照射により、定着を行うフラッシュ定着方式とが、よく使用されている。
【0005】
ヒートロール方式は、高温のローラをトナーに接触して、直接加熱し、加圧することにより、定着する。このため、安価な定着機構を実現できる。反面、欠点は、定着後の用紙がロール化し易いこと、定着ローラのトナーによる汚染によるオフセットによる用紙汚れの発生すること、用紙のロール化のため、超高速印刷が困難な事、シール、ハガキの定着が困難な事が上げられる。
【0006】
一方、フラッシュ定着方式は、非接触のため、定着後の用紙がロール化しない事、オフセットが発生しない事、非接触のため、超高速印刷が可能な事、シール、ハガキの定着が容易であるという利点を有する。このため、高速のプリンタや複写機では、フラッシュ定着器が利用されている。
【0007】
フラッシュ定着のような高速の定着方式では、一瞬にして大量のエネルギーをシートに与えるため、印刷トナーの最表面温度が、300°C以上に達する。このため、トナーのバインダ樹脂成分の昇華が生じる。この昇華により、ガスや臭いが発生する。
【0008】
フラッシュ定着用のトナーのバインダは、トナーを瞬時に温度上昇して、軟化溶融する必要があるため、ヒートローラ定着方式のトナーと異なる性質のものが要求される。即ち、分解温度の高い材料が用いられる。このフラッシュ定着用トナーのバインダとして、ポリエステル樹脂を主要成分とするトナーが用いられている。そして、前述の昇華によるガスや臭いを低減するため、ポリエステル樹脂の重量平均分子量が、10000以上50000以下であるトナーが提案されている(例えば、特開平5ー107805号公報)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
このような画像形成装置では、超高速印刷が要求されている。例えば、1分間に、100シート以上の印刷能力が要求されている。超高速に画像形成すると、定着速度も高速化するため、トナーバインダの昇華物は増加する。これを空気中に放出しないため、高効率の脱煙フィルタを用いて、集塵するシステムをプリンタに搭載している。
【0010】
しかし、従来のトナーでは、昇華物により、脱煙フィルタが早期に目詰まりするという問題があった。このため、高速のプリンタでは、フィルタの交換周期が短くなるという問題があった。
【0011】
従って、本発明の目的は、高速に画像形成しても、フィルタの早期目詰まりを防止するための画像形成用トナー、2成分現像剤、画像形成方法及び画像形成用トナーの製造方法を提供することにある。
【0012】
本発明の目的は、定着時の臭気を低減するための画像形成用トナー、2成分現像剤、画像形成方法及び画像形成用トナーの製造方法を提供することにある。
【0013】
本発明の目的は、フィルタ寿命を長期化するとともに、定着性を向上するための画像形成用トナー、2成分現像剤、画像形成方法及び画像形成用トナーの製造方法を提供することにある。
【0014】
本発明の他の目的は、フィルタ寿命を長期化するとともに、安定した現像特性を発揮するための画像形成用トナー、2成分現像剤、画像形成方法及び画像形成用トナーの製造方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像形成用トナーは、少なくとも結着樹脂と着色剤とを含み、ゲルバーミュレイションクロマトグラフによって測定される前記トナーの結着樹脂の分子量500〜1000の成分の比率が、トナー全体100重量部に対し、10重量部以下である。
【0016】
本発明者らは、トナーバインダの昇華によるフィルタの目詰まりを解明するため、フィルタの目詰まり成分を、分析した。このため、目詰まり成分を、核磁気共鳴スペクトルによる構造解析及び質量解析を行った。この結果、以下のことが解明できた。
【0017】
第1に、フラッシュ定着の昇華成分は、トナーバインダ中にある分子量500以下のビスフェノールAアルキレンオキサイド付加物を主体とするモノマ成分と、分子量500〜1000のビスフェノールAアルキレンオキサイド付加物とフタル酸やトリメリット酸からなる2量体成分、3量体成分である。
【0018】
第2に、フィルタ表層ほど、分子量500〜1000の成分が多く、フィルタ下層ほど分子量500以下の成分が多い。そして、分子量500以下のモノマ成分は、分子量が小さいため、フィルタ下層まで到達し、分子量500〜1000の昇華成分は、フィルタの最表層で固化するため、フィルタ最表層でのフィルタの目詰まりの主原因となっている。
【0019】
このことから、フィルタの目詰まりを低減して、フィルタを長寿命化するには、トナー中の500〜1000分子量成分のトータル量を低減することが重要である。このため、鋭意研究した結果、トナー中の分子量500〜1000の比率が、トナー全体100重量部に対し、10重量部以下であると、フィルタの長寿命化を図れることが判った。好ましくは、5重量部以下である。分子量500〜1000の下限は、できればゼロとすることが望ましい。
【0020】
本発明の画像形成用トナーは、ゲルバーミュレイションクロマトグラフによって測定される前記トナーの結着樹脂の分子量500以下の成分の比率が、トナー全体100重量部に対し、4重量部以下である。
【0021】
前述の分析結果から、分子量500以下のモノマ原料成分は、分子量が小さいため、フィルタを通過して、臭気の原因となる。このモノマ成分は、フィルタの活性炭により、ある程度回収することができるが、これらもトナー中から減らすことが必要である。
【0022】
このため、本発明では、トナーの結着樹脂の分子量500以下の成分の比率が、トナー全体100重量部に対し、4重量部以下であることにより、臭気を低減する。
【0023】
本発明の画像形成用トナーは、前記結着樹脂が、少なくとも下記化学式で示されるビスフェノールAのアルキレンオキサイド付加物からなるポリエステル樹脂を含む。
【0024】
【化3】
【0025】
結着樹脂に、ポリエステル樹脂を用いたので、フラッシュ定着のように、定着温度が高くても、バインダが分解することを防止できる。
【0026】
本発明の他の態様は、前記ビスフェノールAのアルキレンオキサイド付加物のX及びYが1で、Rがエチレン基である化合物を、前記ポリエステルのアルコール成分として、60モル%以上含む。
【0027】
ビスフェノールAのアルキレンオキサイド付加物のX及びYが1で、Rがエチレン基である化合物は、反応性が高く、ポリエステル中の残モノマ、2量体、3量体を低減することができる。これにより、フィルタの目詰まりを防止でき、且つ臭気を低減できる。
【0028】
本発明の画像形成用トナーは、下記化学式で示される化合物を、0.01〜10重量部添加する。
【0029】
【化4】
【0030】
これにより、フラッシュ定着性を向上し、且つボイドと呼ばれる印字欠陥を防止できる。更に、添加量は、0.5〜5重量部が望ましい。
【0031】
本発明の他の態様は、平均分子量10000以上のポリプロピレン化合物を添加する。ポリプロピレン化合物を添加することにより、トナーの粉砕性を向上できる。更に、ポリプロピレン化合物の平均分子量を10000以上としたため、フィルタの目詰まりに影響することを防止できる。
【0032】
本発明の他の態様は、前記トナーは、フラッシュ定着に使用されるトナーである。フラッシュ定着に用いるため、フラッシュ定着時のバインダの昇華によるフィルタの目詰まり、臭気を低減できる。
【0033】
本発明の2成分現像剤は、トナーとキャリアとを融資、トナーが上記本発明の画像形成用トナーである。キャリアは、平均粒径30μm〜100μmのキャリアからなることがよい。
【0034】
これにより、フィルタの目詰まりを防止し、且つ現像剤寿命の長い2成分現像剤を提供できる。
【0035】
本発明の画像形成方法は、上記本発明の画像形成用トナーを用いて、媒体上のトナー像を形成するステップと、前記媒体上のトナーをフラッシュ定着するステップとを有する。
【0036】
これにより、フラッシュ定着しても、フィルタの目詰まりを防止できる。
【0037】
本発明の画像形成用トナーの製造方法は、上記本発明の画像形成用トナーを得るための製造方法であり、ポリエステルバインダを作成するステップと、作成されたポリエステルバインダをアルコールにより洗浄するステップと、前記アルコール洗浄されたポリエステルバインダと着色剤とを混練して、トナーを作成するステップとを有する。
【0038】
アルコールは、高分子量のポリエステルは溶かさないが、モノマや2量体は、アルコールに溶解する。このため、ポリエステルバインダをアルコールにより洗浄することにより、フィルタの目詰まりや臭気の原因となるモノマ、2量体を大幅に低減できる。
【0039】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施の形態のプリンタの構成図、図2は、そのフィルタの断面図である。
【0040】
図1に示すように、プリンタ本体10は、電子写真機構で構成される。感光ドラム12は、帯電器20で帯電された後、レーザー露光器22により像露光される。これにより、感光ドラム12に潜像が形成される。現像器14は、2成分現像剤を感光ドラム12に供給して、潜像をトナー像に現像する。転写器16は、感光ドラム12のトナー像をシート25に転写する。クリーニング機構18は、転写後の感光ドラム12を除電し、且つ残留トナーを除去する。
【0041】
シート25は、連続紙で構成され、ホッパー24に積まれている。ホッパー24のシート25は、転写位置に導かれた後、フラッシュ定着器6を通り、スタッカ26に収容される。フラッシュ定着器6は、フラッシュ光エネルギーが、0.5〜3.0J/cm2であり、発光時間が500〜3000μsである。発光エネルギーが強く、発光時間が長いと、定着性の良好なトナーを用いた場合に、用紙が燃えやすくなる。このため、前記した発光エネルギー、発光時間が適当である。
【0042】
このプリンタ10は、高速印刷が可能であり、例えば、1分間に、100シート(枚)以上の印刷ができる。このため、フラッシュ定着によるトナーの昇華成分の量が多い。この昇華成分を除去するため、フィルタ2と、排気ファン8とが設けられている。
【0043】
図2に示すように、フィルタ2は、HEPAフィルタ40と、活性炭42とを有する。HEPAフィルタ40は、0.3μmの粒子を99.97%以上吸着できる。HEPAフィルタ40は、多層ガラスフィルタで構成され、プリーツ状に構成されている。活性炭42は、臭気を除去するためのものである。フィルタ40は、単層でも良いが、多層の方が効率が良い。又、フィルタ材質は、セルロース繊維等でもよいが、ガラス繊維が最も吸着効率が良い。
【0044】
感光体としては、アモルファスシリコン、セレン等の無機感光体、ポリシラン、フタロシアニン等の有機感光体を用いることができる。特に、長寿命の観点から、アモルファスシリコン感光体が望ましい。
【0045】
次に、本発明の現像剤を説明する。
・・トナー・・
トナーは、後述するゲルパーミュレイションクロマトグラフィ(以下GPCという)により測定された分子量500〜1000の成分の比率が、トナー全体100重量部に対し、10重量部以下である。好ましくは、5重量部以下である。フィルタの目詰まりの原因が、分子量500〜1000の低分子量成分のため、この成分をできるだけ少なくする必要がある。10重量部以下であれば、実用上フィルタ寿命の低下を防止できる。又、下限はゼロであることが望ましいが、製造上ゼロにすることは難しい。
【0046】
又、トナーは、GPCにより測定された分子量500以下の成分が、トナー全体100重量部に対し、4重量部以下であることが、臭気低減に効果がある。ここで、トナーバインダのポリエステル樹脂は、下記化学式のビスフェノールAのアルキレンオキサオド付加物からなるが、この場合には、未反応のビスフェノールAのアルキレンオキサオド付加物が、4重量部以下であることにより実現できる。同様に、下限はゼロであることが望ましいが、製造上ゼロにすることは難しい。
【0047】
【化5】
【0048】
トナーの結着樹脂の分子量成分比率は、GPCを用いて測定する。この測定方法を記載する。トナーの重量(W1)を測定する。次に、トナーをテトラヒドロフランに溶解して、0.2μmメンブランフィルタにより濾過する。濾過したフィルタを乾燥し、重量(W2)を測定する。GPC装置を用い、示唆屈折によりテトラヒドロフランに溶解したトナー成分の分子量分布を測定し、検量線から各分子量成分の比率(X)を求める。この結果から、トナー中の各分子量成分の重量比(P)は、トナー100重量部に対し、以下の式で計算する。
【0049】
P=〔(W1−W2)/W1〕×Xトナーは、ポリエステルバインダと、着色剤を含有する。このポリエステルバインダは、周知のものを使用できる(例えば、特開昭62ー291668号、USP4804622)。このポリエステルバインダとしては、少なくともビスフェノールAのエチレン又はプロピレンオキサイド附加物をアルコール成分とし、少なくともテレフタール酸を酸成分として、架橋剤としてトリメリット酸を用いることが望ましい。ガラス転移温度は、60°C以上であり、トナーとした場合には、58°C以上が好ましい。これは、ガラス転移温度が、58°C以下であると、運送時に、トナーが固化してしまう可能性があるためである。
【0050】
トナーに用いるバインダとしては、ポリエステルに、汎用の材料を併用することができる。例えば、スチレンーアクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリエーテルポリオール樹脂等を、単数又は複数、ポリエステル樹脂に混合することができる。
【0051】
ポリエステルに用いる酸成分としては、テレフタル酸、イソフタル酸、オルソフタル酸、又はこれらの無水物等を用いることができる。好ましくは、テレフタル酸、イソフタル酸である。これらの内、単独又は2種類以上を混合しても良い。
【0052】
尚、フラッシュ定着時の臭いが問題にならない範囲で、他の酸成分を上記化合物にあわせて使用できる。例えば、マレイン酸、フマール酸、シトラコン酸、イタコン酸、グルタコン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、コハク酸、アジピン酸、セバチン酸、アゼライン酸、マロン酸等である。更に、n−ブチルコハク酸、n−ブテニルコハク酸、イソブチルコハク酸、イソブチルコハク酸、イソブテニルコハク酸、n−オクチルコハク酸、n−オクテニルコハク酸、n−ドテシルコハク酸、n−ドデセニルコハク酸、イソドデシルコハク酸、イソドデセニルコハク酸等のアルキル又はアルケニルコハク酸、又は、これらの酸の無水物、低級アルキルエステル、その他の三価以上のカルボン酸成分も用いることができる。又、ポリエステルに架橋を施すため、三価以上のカルボン酸成分も、同様に他の酸成分として混合使用可能である。三価以上のカルボン酸成分としては、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸、1,3,5−ベンゼントリカルボン酸、その他のポリカルボン酸、及びこれらの無水物を用いることができる。
【0053】
ポリエステルのアルコール成分としては、前述の化学式(1)で示したビスフェノールAアルキレンオキサイド附加物が、アルコール成分中の80モル%以上であることが望ましい。好ましくは、90モル%以上、更に好ましくは95モル%以上である。
【0054】
ビスフェノールAアルキレンオキサイド附加物としては、ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシプロピレン(3.3)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシエチレン(2.0)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシエチレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシプロピレン(2.0)−ポリオキシエチレン(2.0)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシプロピレン(6)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン等を用いることができる。
【0055】
特に、好ましくは、ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(BPA−POという)、ポリオキシエチレン(2.0)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(BPA−EO(2.2)という)が望ましい。これらの内、単独又は2種以上を混合して用いても良い。
【0056】
フラッシュ定着で用いる場合には、前述の化学式(1)で示したビスフェノールAアルキレンオキサイド附加物の中で、X及びYが1で、Rがエチレン基である化合物が、ポリエステルのアルコール成分中の60モル%以上であることが望ましい。好ましくは、80モル%以上である。
【0057】
これは、X及びYが1で、Rがエチレン基である化合物が、前述の化合物の中で、最も反応性が高く、ポリエステル中の残モノマ、2量体、3量体を低減できるためである。これにより、フィルタの目詰まりや臭いの原因となる残モノマ、2量体、3量体を低減できる。
【0058】
又、必要に応じて、他のアルコール成分を上記化合物と合わせて使用できる。例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4−ブテンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール等のジオール類、ビスフェノールA、水素添加ビスフェノールA等、その他の二価のアルコールを加えることもできる。
【0059】
三価以上のアルコール成分としては、ソルビトール、1,2,3,6−ヘキサンテトロール、1,4−ソルビタン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、トリペンタエリスリトール、1,2,4−ブタントリオール、1,2,5−ペンタントリオール、グリセロール、2−メチルプロパントリオール、2−メチル−1,2,4−ブタントリオール、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、その他の三価以上のアルコールを用いることができる。
【0060】
反応の際には、エステル化触媒等の反応促進触媒を使用できる。例えば、酸化亜鉛、酸化第一錫、ジブチル錫オキシド、ジブチル錫ジラウレート等を使用できる。前述したポリエステル中の残モノマ、2量体、3量体を低減する方法として、これらの反応促進剤を増量すると良い。
【0061】
又、作成したポリエステルをアルコール洗浄する。エタノール、メタノール、イソロピルアルコール等のアルコールに、高分子量のポリエステルは溶解しないが、モノマや2量体は溶解する。このため、アルコール洗浄することにより、ポリエステル中の残モノマ、2量体を大幅に低減できる。
【0062】
トナーの着色剤としては、例えば、アニリンブルー(C.I.No.50405)、カルコオイルブルー(C.I.No.azoicBlue3)、クロムイエロー(C.I.No.14090)、ウルトラマリンブルー(C.I.No.77103)、デュポンオイルレッド(C.I.No.26105)、キノリンイエロー(C.I.No.47005)、メチレンブルークロライド(C.I.No.52015)、フタロシアニンブルー(C.I.No.74160)、マラカイトグリーンオクサレート(C.I.No.42000)、ランプブラック(C.I.No.77266)、ローズベンガル(C.I.No.45435)、ECR-181(Pg.No122)及びこれらの混合物を用いることができる。
【0063】
着色剤の使用量は、トナー100重量部に対し、通常0.1〜20重量部であり、特に、0.5〜10重量部が好ましい。
【0064】
更に、トナーに、下記化学式の化合物を添加することにより、フラッシュ定着性の向上と、ボイドと呼ばれる印字欠陥の防止が可能となる。
【0065】
【化6】
【0066】
添加量は、トナー100重量部に対し、0.01〜10重量部が望ましく、好ましくは、0.5〜5重量部である。
【0067】
このトナーを用いる装置の定着方法は、フラッシュ定着が好適であるが、ヒートロール定着も可能である。昇華の多いフラッシュ定着では、一層効果が増加する。
【0068】
トナーは、磁性でも、非磁性でも良い。又、現像方法は、キャリアを用いる2成分現像方法でも、1成分現像方法にも適用できる。
【0069】
又、このトナーには、必要に応じて、粉砕性を向上するため、ポリエチレン、ポリプロピレン等の化合物を添加することができる。フィルタの目詰まりを防止するためには、分子量1000以下の成分のない平均分子量10000以上の材料を用いることが必要である。ポリプロピレンの例としては、三井化学製のNP105(商品名)を用いることができる。ポリプロピレンは、トナー100重量部に対し、0.1重量%〜5重量%の範囲で添加することが望ましい。0.1重量%以上添加すると、フラッシュ定着性の向上、ボイドの低減に効果がある。しかし、5重量%以上添加すると、トナーの流動性を悪化させ、印字劣化を起こす。
【0070】
更に、トナーに、流動性向上剤である無機微粒子を混合することが望ましい。この無機微粒子としては、一次粒子径が5nm〜2000nmであり、好ましくは、5nm〜500nmである粒子である。又、BET法による比表面積は、20〜500m2/gであることが好ましい。
【0071】
トナーに混合される割合は、0.01〜5重量部の範囲であり、好ましくは、0.01〜2.0重量部の範囲である。このような無機微粉末として、例えば、シリカ微粉末、アルミナ、酸化チタン、チタン酸バリウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム、酸化亜鉛、ケイ砂、クレー、雲母、ケイ灰石、ケイソウ土、酸化クロム、酸化セリウム、ベンガラ、三酸化アンチモン、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、炭化硅素、窒化硅素等が用いられる。尚、シリカ微粉末が特に好ましい。・・キャリア・・このトナーを2成分現像剤に用いる場合には、キャリア芯材の粒径が、平均粒径30〜100μmの範囲であることが好ましく、特に、60〜90μmのものが好ましい。平均粒径が、20μm未満となると、キャリア粒子の分布において、微粉が多くなり、1粒子当たりの磁化が低くなる。このため、キャリアの飛散が生じる。又、キャリアの平均粒径が、100μmを越えると、比表面積が低下し、トナーの飛散が生じる。又、ベタ部分の多いフルカラー印刷では、ベタ部分の再現性が悪く、好ましくない。
【0072】
又、キャリアは、樹脂コートしたフェライト又は鉄粉キャリアを用いることが望ましい。キャリアの芯材は、少なくともマンガンを含み、10kOeにおける磁化が、75〜100emu/gが望ましい。
【0073】
キャリア被覆樹脂材としては、長寿命化のため、少なくともエポキシ変成シリコーン、アクリル変成シリコーン、スチレン変成シリコーン、ストレートシリコーンを含むことが望ましい。
【0074】
キャリア被覆樹脂層を形成するために用いられる溶剤は、トルエン、キシレン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、セルソルブチルアセテート等である。
【0075】
樹脂被覆キャリア中の樹脂被覆量は、樹脂被覆キャリア総量に対し、0.1〜5.0重量部の範囲であり、好ましくは、0.15〜2.0重量部の範囲、更に好ましくは、0.8〜1.5重量部の範囲である。樹脂の被覆量が、0.1重量部以下の場合には、本発明に用いられるキャリア芯材の表面性指数の範囲(1.0〜2.1)では、キャリアの表面に均一な被覆を形成できない。樹脂の被覆量が、5.0重量部を越える場合には、被覆層が厚くなりすぎて、キャリア粒子同志の造粒が発生し、均一なキャリア粒子が得られない。
【0076】
キャリア芯材上に、被覆樹脂層を形成する方法は、コート樹脂を溶剤に溶解させた後、キャリア芯材に、浸漬法、スプレー法、ハケ塗り法等により、樹脂溶液を均一に塗布する。その後、乾燥により、溶剤を飛ばし、その後焼き付けを行う。
【0077】
焼き付け装置としては、外部加熱方式又は内部加熱方式のいずれでも良い。例えば、固定式又は流動式電気炉、ロータリー式電気炉、バーナー炉や、マイクロウェーブによる焼き付けを用いることができる。焼き付け温度として、180〜300°Cが好ましく、特に、220°C〜280°Cが最適である。180°C以下では、固化が十分できない。300°Cを越える温度では、シリコーン系樹脂の一部が分解することがあり、樹脂の表面層が荒れ、均一な被覆層が得られない。
【0078】
【実施例】
(1)ポリエステル樹脂ポリエステル樹脂として、表1に示すように、比較例(ポリエステル樹脂No1、2、8)、実施例(ポリエステル樹脂No3〜7)の8種類を作成した。
【0079】
【表1】
【0080】
ポリエステル樹脂No1(比較例1)ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(BPA−PO)を5.0モル、ポリオキシエチレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(BPA−EO(2.2))を5.0モル、テレフタル酸を4.6モル、イソフタル酸を4.6モル、及び無水トリメリット酸を0.01モル、5.0グラムのジブチル錫オキシドを、ガラス製の4つの口フラスコに入れた。フラスコに、温度計、ステンレス製攪拌棒、流下式コンデンサー及び窒素導入管を取り付けた。マントルヒーター中で、窒素気流下で、220°Cにて3時間、240°Cにて3時間、更に同温度で、60mmHgの減圧において、2時間反応させた。これにより、ポリエステル樹脂No1(比較例1)を得た。
【0081】
ポリエステル樹脂No2(比較例2)ポリエステル樹脂No1と同一の組成において、反応時間を長くした。即ち、マントルヒーター中で、窒素気流下で、220°Cにて15時間、240°Cにて15時間、更に同温度で、60mmHgの減圧において、2時間反応させた。これにより、ポリエステル樹脂No2(比較例2)を得た。
【0082】
ポリエステル樹脂No3(実施例1)ポリエステル樹脂No1と同一の組成において、反応時間を更に長くした。即ち、マントルヒーター中で、窒素気流下で、220°Cにて30時間、240°Cにて30時間、更に同温度で、60mmHgの減圧において、2時間反応させた。これにより、ポリエステル樹脂No3(実施例1)を得た。
【0083】
ポリエステル樹脂No4(実施例2)ポリエステル樹脂No1の組成の内、BPA−POを3.5モルとし、BPA−EO(2.2)を6.5モルとした。即ち、反応性の高いBPA−EO(2.2)を増量した。そして、マントルヒーター中で、窒素気流下で、220°Cにて1時間、240°Cにて1時間、更に同温度で、60mmHgの減圧において、2時間反応させた。これにより、ポリエステル樹脂No4(実施例2)を得た。
【0084】
ポリエステル樹脂No5(実施例3)ポリエステル樹脂No1の組成の内、触媒となるジブチル錫ジラウートを50グラムに増量した。即ち、反応を促進するため、触媒を増量した。そして、ポリエステル樹脂No1と同一反応条件で、反応させた。これにより、ポリエステル樹脂No5(実施例3)を得た。
【0085】
ポリエステル樹脂No6(実施例4)ポリエステル樹脂No1の組成及び反応条件により、反応させたポリエステル樹脂を、1回エタノール洗浄して、ポリエステル樹脂No6(実施例4)を得た。
【0086】
ポリエステル樹脂No7(実施例5)ポリエステル樹脂No1の組成及び反応条件により、反応させたポリエステル樹脂を、2回エタノール洗浄して、ポリエステル樹脂No7(実施例5)を得た。
【0087】
ポリエステル樹脂No8(比較例3)ポリエステル樹脂No1の組成及び反応条件により、反応させたポリエステル樹脂を、2回エタノール洗浄して、得たポリエステル樹脂No7(実施例5)に、BPA−POを10重量部添加して、ポリエステル樹脂No8(比較例3)を得た。(2)トナー前述のポリエステル樹脂No1〜No8を用いて、トナー1〜8を作成した。
【0088】
トナー1(比較例)
トナー組成物は、ポリエステル樹脂No1を86重量部と、カーボン(商品名Printex35、三菱化学製10重量部と、高分子量ポリプロピレン(分子量10000、商品名NP105、三井化学製)2重量部、化学式(2)の化合物(C−〔CH2−0−CO−(CH220−CH34)(商品名WEP−5、日本油脂製)1重量部、帯電制御剤(商品名N−13、オリエント製)1重量部を主成分とした。これを、ヘンシェルミキサーに投入し、予備混合を行った後、エクストルーダーにより混練した。ついで、ハンマーミルにて粗粉砕を行い、ジェットミルにて微粉砕をした。更に、気流分級機にて分級を行い、体積平均粒系が、8.5μmのブラックの着色微粒子を得た。ついで、疎水性シリカ微粒子(商品名HVK2150、クラリアントジャパン製)を、0.5重量部添加して、ヘンシェルミキサーで外添処理を行い、トナー1を得た。
【0089】
トナー2(比較例)
トナー1のポリエステル樹脂No1を、ポリエステル樹脂No2に変え、同一重量比、同一組成で、同一条件で、トナー2を得た。
【0090】
トナー3(実施例)
トナー1のポリエステル樹脂No1を、ポリエステル樹脂No3に変え、同一重量比、同一組成で、同一条件で、トナー3を得た。
【0091】
トナー4(実施例)
トナー1のポリエステル樹脂No1を、ポリエステル樹脂No4に変え、同一重量比、同一組成で、同一条件で、トナー4を得た。
【0092】
トナー5(実施例)
トナー1のポリエステル樹脂No1を、ポリエステル樹脂No5に変え、同一重量比、同一組成で、同一条件で、トナー5を得た。
【0093】
トナー6(実施例)
トナー1のポリエステル樹脂No1を、ポリエステル樹脂No6に変え、同一重量比、同一組成で、同一条件で、トナー6を得た。
【0094】
トナー7(実施例)
トナー1のポリエステル樹脂No1を、ポリエステル樹脂No7に変え、同一重量比、同一組成で、同一条件で、トナー7を得た。
【0095】
トナー8(比較例)
トナー1のポリエステル樹脂No1を、ポリエステル樹脂No8に変え、同一重量比、同一組成で、同一条件で、トナー8を得た。
【0096】
トナー9(実施例)
トナー3の着色剤をブラックからマゼンダ(商品名ECR181、大日精化製)に変え、同一組成で、同一条件で、トナー9を得た。
【0097】
トナー10(比較例)
トナー3の組成において、化学式(2)の化合物(C−〔CH2−0−CO−(CH220−CH34)(商品名WEP−5、日本油脂製)を「0」とし、同一条件で、トナー10を得た。
【0098】
トナー11(実施例)
トナー3の組成において、化学式(2)の化合物(C−〔CH2−0−CO−(CH220−CH34)(商品名WEP−5、日本油脂製)に変え、化学式(2)の化合物(C−〔CH2−0−CO−(CH214−CH34)(商品名WEP−4、日本油脂製)を2重量部添加し、同一条件で、トナー11を得た。
【0099】
トナー13(比較例)
トナー3の組成において、化学式(2)の化合物(C−〔CH2−0−CO−(CH220−CH34)(商品名WEP−5、日本油脂製)の添加量を0.01重量部に変更し、同一条件で、トナー13を得た。
【0100】
トナー14(比較例)
トナー3の組成において、化学式(2)の化合物(C−〔CH2−0−CO−(CH220−CH34)(商品名WEP−5、日本油脂製)の添加量を10重量部に変更し、同一条件で、トナー14を得た。
(3)キャリア
キャリア1流動床を用いて、シリコーン系樹脂(商品名:SR2411、固形分20wt%、東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)を、60μmのマンガンフェライト粒子を芯材したキャリアに、2wt%コーティングした後、250°Cで3時間焼き付けを行い、樹脂被覆されたマンガンフェライトキャリア(キャリア1)を得た。
【0101】
キャリア2
流動床を用いて、アクリル系樹脂(商品名:BR85、三菱レイヨン製)を、60μmのマンガンフェライト粒子を芯材したキャリアに、2wt%コーティングした後、乾燥し、アクリル樹脂被覆されたマンガンフェライトキャリア(キャリア2)を得た。
【0102】
キャリア3
流動床を用いて、シリコーン系樹脂(商品名:SR2411、固形分20wt%、東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)を、30μmのマンガンフェライト粒子を芯材したキャリアに、2wt%コーティングした後、250°Cで3時間焼き付けを行い、樹脂被覆されたマンガンフェライトキャリア(キャリア3)を得た。
【0103】
キャリア4
流動床を用いて、シリコーン系樹脂(商品名:SR2411、固形分20wt%、東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)を、100μmのマンガンフェライト粒子を芯材したキャリアに、2wt%コーティングした後、250°Cで3時間焼き付けを行い、樹脂被覆されたマンガンフェライトキャリア(キャリア4)を得た。
【0104】
キャリア5
流動床を用いて、シリコーン系樹脂(商品名:SR2411、固形分20wt%、東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)を、60μmの鉄粉粒子を芯材したキャリアに、2wt%コーティングした後、250°Cで3時間焼き付けを行い、樹脂被覆された鉄粉キャリア(キャリア5)を得た。(4)評価方法トナーの結着樹脂の分子量の測定は、以下のものを使用した。
【0105】
GPC装置に、HLC−8120GPC(商品名、東ソー(株)製)を用い、カラムに、TSKgelSuperHM−M(商品名、東ソー(株)製)を2本連結したものを用い、充填剤は、主にスチレン・ジビニルベンゼンゲルを使用した。ガードカラムに、TSKguardcolumnSuperH−H(商品名、東ソー(株)製)を使用した。流速は、0.6ml/minであった。試料濃度は、0.1wt%のテトラヒドロフランを使用し、検出器は、示唆屈折とした。検量線は、標準ポリスチレン(370−289000)による3次式較正曲線とし、溶媒に、テトラヒドロフラン(THF)を使用した。
【0106】
プリンタ評価は、以下のようにして行った。
【0107】
キャリアを95.5wt%に対し、トナーを4.5wt%で混合した現像剤を用いた。 図1に示したフラッシュ定着方式の高速レーザープリンタ(F6760D、富士通製)を使用し、定着性、ボイドの有無、フィルタ寿命、臭気、印字ムラ、キャリア付着、トナー流動性、現像剤寿命を調査した。本プリンタのプロセス速度は、1200mm/sである。
【0108】
定着性(剥離性)は、印字サンプルに加重600gでメンディングテープ(スコッチ製)を張りつけ、剥がした際に、印字濃度変化が10%以内を良(○)とした。
【0109】
ボイドは、印字面を光学顕微鏡で拡大し、ボイドを確認し、ボイドのない場合を良(○)とした。
【0110】
フィルタ寿命は、フィルタにHEPAプリーツを使用し、活性炭量を500gとし、フィルタ前後の圧力損失を調査し、圧力損失が600mmH2Oを越えた時点で、フィルタ寿命と判定し、400kシート以上を良(○)とした。
【0111】
臭気は、10人のパネラで臭気テストを行い、8名以上が無臭の場合に、優(◎)とし、6名以上が無臭の場合に、良(○)とした。
【0112】
印字ムラは、高速機特有のブラシマークの有無を調査し、ブラシマークのないものを、良(○)とした。
【0113】
キャリア付着は、1ドット斜線印字を行い、100枚当たりのキャリアの付着による白抜けが3個以下を、良(○)とした。
【0114】
現像剤寿命は、1000kシート以上、カブリ、印字濃度低下のない場合を、良(○)とした。
【0115】
トナー流動性は、トナーを装置に充填する際に、充填時間に支障しない場合を、良(○)とした。(5)評価結果表2は、トナー1〜8の分子量500以下の成分の重量部、分子量500〜1000の成分の重量部、及びトナー1〜8とキャリア1とを組み合わせた現像剤による評価結果を示す。
【0116】
【表2】
【0117】
トナー1、トナー2は、フィルタ寿命が、それぞれ100kシート、250kシートと短かった。トナー1は、臭気も不良であった。この原因としては、トナー1は、分子量500〜1000の成分が、11.2重量部であり、トナー2は、分子量500〜1000の成分が、10.2重量部あった。一方、トナー3〜7は、フィルタ寿命が長い(450kシート以上)。トナー3〜7の分子量500〜1000の成分が、10重量部以下であり、従って、トナーの結着樹脂の分子量500〜1000の成分が、10重量部以下なら、フィルタ寿命を長くできることが判った。トナー7に示すように、分子量500〜1000の成分が0に近い(0.5)程、フィルタ寿命は長くなることも判った。
【0118】
又、トナー1、8に示すように、分子量500以下の成分が多い場合には、臭気が不良となる。トナー2〜7は、臭気の点で良好であった。トナー1、8と、トナー2〜7の分子量500以下の重量部の値から、分子量500以下の成分が4重量部以下であれば、臭気を発生しないと言える。
【0119】
トナー1〜8は、各々ポリエステルNo1〜No8を使用したものであるから、ポリエステルNo3〜No5のように、反応を促進することにより、モノマ、2量体、3量体を低減することができる。又、アルコール洗浄したポリエステルNo6〜No7でも、モノマ、2量体、3量体を低減することができる。
【0120】
表3は、キャリアとの組み合わせを評価した結果である。
【0121】
【表3】
【0122】
表3のトナー9は、トナー3(ポリエステルNo3)の着色剤を、マゼンダに変え、カラーに適用できることを示している。即ち、カラートナーとしても、フィルタ寿命を長くでき、臭気も問題とならない。
【0123】
トナー3とキャリア2、3、4を組み合わせた現像剤(実施例)では、各々現像剤寿命、キャリア付着、印字ムラの点で、良好な結果が得られなかったトナー3と、キャリア5とを組み合わせた現像剤(実施例)では、印字評価の点で良好な結果得られた。表2と表3の結果から、キャリアの平均粒径は、30〜100μmの範囲が良好な印字結果が得られ、コート剤は、シリコーン系樹脂が良いことが判る。
【0124】
表4は、トナーのポリエステル樹脂以外の成分の効果を示すための評価結果を示す。
【0125】
【表4】
【0126】
表4のトナー10は、化学式(2)の化合物を添加していない例である。このトナー10では、フィルタ寿命、臭気の点で良好であるが、定着性、耐ボイド性が不良であった。従って、化学式(2)の化合物を添加することにより、印字特性が向上する事が判る。
【0127】
この化合物の添加範囲は、トナー13、トナー14の比較例に示すように、0.01重量部以下であると、定着性、耐ボイド性の効果が現れず、10重量部を越えると、トナー流動性が低下する。このため、添加範囲は、0.01〜10重量部であり、望ましくは、0.5〜5重量部である。又、トナー11に示すように、WEP5の他に、WEP4も効果がある。
【0128】
上述の実施の態様の他に、本発明は、次のような変形が可能である。
【0129】
(1)前述の実施の態様では、フラッシュ定着用トナーで説明したが、シート表面温度が高温となる他の定着方法に用いるトナーに適用できる。
【0130】
(2)2成分現像剤用非磁性トナーで説明したが、1成分現像剤用トナー(磁性又は非磁性)、2成分現像剤用磁性トナーにも適用できる。
【0131】
以上、本発明を実施の形態により説明したが、本発明の主旨の範囲内で種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0132】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、次の効果を奏する。
【0133】
(1)GPCによる測定においてトナーの結着樹脂の分子量500〜1000の成分を10重量部以下としたので、定着によりトナーの一部が昇華しても、フィルタの目詰まりを防止できる。
【0134】
(2)これにより、高速印刷しても、フィルタの交換周期が短くなることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトナーが利用されるプリンタの構成図である。
【図2】図1のフィルタの断面図である。
【符号の説明】
2 フィルタ
6 フラッシュ定着器
10 プリンタ
12 感光ドラム
14 現像器

Claims (6)

  1. 少なくとも結着樹脂と着色剤とを含有する画像形成用トナーにおいて、ゲルバーミュレイションクロマトグラフによって測定される前記トナーの結着樹脂の分子量500〜1000の成分の比率が、トナー全体100重量部に対し、10重量部以下であり、
    ゲルバーミュレイションクロマトグラフによって測定される前記トナーの結着樹脂の分子量500以下の成分の比率が、トナー全体100重量部に対し、4重量部以下であり、
    前記結着樹脂が、少なくとも下記化学式で示されるビスフェノールAのアルキレンオキサイド付加物からなるポリエステル樹脂を含み、
    下記化学式で示される化合物を、0.01〜10重量部添加する、
    ことを特徴とする画像形成用トナー。
  2. 請求項1の画像形成用トナーにおいて、前記ビスフェノールAのアルキレンオキサイド付加物のX及びYが1で、Rがエチレン基である化合物を、前記ポリエステルのアルコール成分として、60モル%以上含むことを特徴とするが画像形成用トナー。
  3. 請求項1の画像形成用トナーにおいて、前記トナーは、フラッシュ定着に使用されるトナーであることを特徴とする画像形成用トナー。
  4. トナーとキャリアとを有する2成分現像剤において、前記トナーは、請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成用トナーであることを特徴とする2成分現像剤。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成用トナーを用いて、媒体上のトナー像を形成するステップと、前記媒体上のトナーをフラッシュ定着するステップとを有することを特徴とする画像形成方法。
  6. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成用トナーを製造する画像形成用トナーの製造方法であって、
    ポリエステルバインダを作成するステップと、作成されたポリエステルバインダをアルコールにより洗浄するステップと、前記アルコール洗浄されたポリエステルバインダと着色剤とを混練して、トナーを作成するステップとを有することを特徴とする画像形成用トナーの製造方法。
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