JP2006116647A - 用紙断裁装置及び用紙後処理装置 - Google Patents

用紙断裁装置及び用紙後処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006116647A
JP2006116647A JP2004306487A JP2004306487A JP2006116647A JP 2006116647 A JP2006116647 A JP 2006116647A JP 2004306487 A JP2004306487 A JP 2004306487A JP 2004306487 A JP2004306487 A JP 2004306487A JP 2006116647 A JP2006116647 A JP 2006116647A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
cutting
paper
pressing member
sheet bundle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004306487A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Kaneko
昌浩 金子
Toshio Shida
寿夫 志田
Hiroyuki Wakabayashi
裕之 若林
Norishige Kato
典成 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2004306487A priority Critical patent/JP2006116647A/ja
Publication of JP2006116647A publication Critical patent/JP2006116647A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Nonmetal Cutting Devices (AREA)

Abstract

【課題】 断裁工程にある程度の時間を要し、その間用紙を保持している用紙断裁装置を、ジャム発生時に、直ちにジャム処理が可能な用紙後処理装置に適用可能に構成する。
【解決手段】 ジャム発生信号により用紙を押圧する押圧部材及び用紙断裁刃を退避させる。
【選択図】 図9

Description

本発明は、複数枚の用紙を断裁する用紙断裁装置に関し、特に、複写機、プリンタ、ファクシミリ及びこれらの機能の2以上を合わせ持つ複合機等の画像形成システムに使用される用紙後処理装置及び該後処理装置に組み込むことができる用紙断裁装置に関する。
画像形成装置システムに使用される用紙後処理装置として、複数枚の用紙を束ねて冊子を作成する機能を有するものが開発されている。このような用紙後処理装置の多くでは、用紙束をその中央部で折り畳んだ後に、中央部を綴じ、綴じ部と対向する辺、すなわち、小口を用紙断裁装置により断裁して小口を揃えることにより、冊子が形成される。
このような用紙後処理装置に組み込まれる用紙断裁装置は、コピーセンターやオフィスに設置される画像形成システムの一部を構成するものであることから、小型であり小電力で作動することが必要であるとともに、小口をきれいに揃える機能が安定して維持されることが必要である。小口の断裁面に凹凸等の不揃い出たり、切り残しがあると、冊子の見開きが円滑でない等、冊子の品位が低下するという問題が生ずる。
印刷物のように、同一の冊子を大量に生産する工程に使用される用紙断裁装置は、大電力で駆動される大規模なものであり、高い断裁性能があれば十分であるが、画像形成システムの一部として用いられる用紙断裁装置では、前記のように、小電力で作動可能であり、小型であることが条件となるために、大規模装置に用いられる用紙断裁装置にはない工夫が必要になる。
特許文献1では、事務機に使用可能な用紙断裁装置として、断裁刃を用紙束の紙面に対して斜めに押し当てて断裁する用紙断裁装置が開示されている。
特開2003−136471号公報
特許文献1に開示されている用紙断裁装置は、用紙束を強い圧力で挟持し保持した状態で、断裁刃を用紙に押し当てて断裁を行うものである。この用紙断裁装置は、数十枚〜数千枚程度の用紙束を断裁する1断裁工程に数秒〜十数秒を要するが、この間用紙束を断裁位置に保持した状態が継続される。
一方、用紙後処理装置内では用紙の搬送不良、即ち、用紙ジャムが発生する場合があるために、多くの用紙後処理装置は用紙ジャムが発生した場合のジャム処理機構を備えている。ジャム処理機構は、ジャム発生時に直ちに作動を停止する機構とジャム発生箇所を開放し、ジャム紙を除去可能にする機構からなるが、停止機構は、ジャム発生信号を受けて可及的速やかに作動を停止させるものである。用紙ジャムが発生した場合、直ちに装置を停止させないと、装置内のジャムが進行して回復作業の負担が増大するので、排出可能な残留紙を排出する搬送機構を残して即時停止させるように停止機構が構成されている。
本発明は、1断裁工程にある程度の時間を要し、その間用紙の挟持保持した状態が継続する用紙断裁装置であって、ジャム解除機構を備えた用紙後処理装置に組み込み可能な用紙断裁装置及びかかる用紙断裁装置を有する用紙後処理装置を提供することを目的とする。
本発明の前記目的は、下記の発明のいずれかにより達成される。
(請求項1)
用紙束に対して、その紙面に直角な方向の移動成分と平行な方向移動成分が合成された斜め方向に移動して用紙を断裁する断裁刃、
用紙束を断裁位置で支持する支持台、
該支持台上の用紙束を押圧する押圧部材、
前記断裁刃を駆動する刃駆動手段、
前記押圧部材を駆動する押圧部材駆動手段及び、
ジャム信号により前記押圧部材の押圧を解除するとともに、前記断裁刃を退避位置に移動させるように前記刃駆動手段及び前記押圧部材駆動手段を制御する制御手段、
を有することを特徴とする用紙断裁装置。
(請求項2)
用紙束に対して、その紙面に直角な方向の移動成分と平行な方向移動成分が合成された斜め方向に移動して用紙を断裁する断裁刃、
用紙束を断裁位置で支持する支持台、
該支持台上の用紙束を押圧する押圧部材、
前記断裁刃を駆動する刃駆動手段及び、
前記押圧部材を駆動する押圧部材駆動手段を有する用紙断裁装置、
ジャム検知センサ並びに、
該ジャム検知センサからのジャム信号により前記押圧部材の押圧を解除するとともに、前記断裁刃を退避位置に移動させるように前記刃駆動手段及び前記押圧部材駆動手段を制御する制御手段、
を有することを特徴とする用紙後処理装置。
請求項1の発明により、数十枚程度の少数枚から数千枚の多数枚までの用紙断裁が可能であり、小電力、且つ、小型の用紙断裁装置であり、しかも、用紙断裁装置を有する用紙後処理装置内でジャムが発生した場合、直ちに用紙束の保持が解除されるので、用紙断裁装置以外の用紙後処理装置内における残週紙の除去と同様に、用紙断裁装置における残留紙を除去することが可能な用紙断裁装置が実現される。
請求項2の発明により、製本機能を有し、ジャム発生時の処理操作性の良い用紙後処理装置が実現される。
以下に、本発明の実施の形態を図を参照しながら説明する。
図1は本発明の用紙断裁装置及び用紙後処理装置を有する画像形成システムの全体構成図である。
Aは画像形成装置、DFは自動原稿送り装置、LTは大容量給紙装置、Bは後処理装置である。
画像形成装置Aは、画像読み取り部(画像入力装置)1、画像処理部2、画像書き込み部3、画像形成部4、給紙カセット5A、5B、5C、手差し給紙トレイ5D、第1給紙部6A、6B、6C、6D、6E、レジストローラ6F、定着装置7、排紙部8、自動両面コピー給紙部(ADU)8B等を備えている。
画像形成装置Aの上部には、自動原稿送り装置DFが搭載され、図の左側面には、後処理装置Bが一体的に連結されている。
自動原稿送り装置DFの原稿台の上に載置された原稿dは矢印方向に搬送され画像読み取り部1の光学系により原稿の片面又は両面の画像が、CCDからなるイメージセンサ1Aに読み込まれる。
イメージセンサ1Aにより光電変換されたアナログ信号は、画像処理部2において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等が行われた後、画像書き込み部3に画像情報信号として送られる。
画像形成部4は、電子写真プロセスを用いて画像形成する部位であり、感光体ドラム4Aに対して帯電、露光、現像、転写、分離、クリーニング等の処理が行われる。前記露光処理の工程では前記画像情報信号に基づく半導体レーザ(不図示)の出力光が感光体ドラム4Aに照射され静電潜像が形成される。更に、前記現像処理の工程では、前記静電潜像に対応したトナー像が形成される。
給紙カセット5A〜5C、手差し給紙トレイ5D、大容量給紙装置LT、及び、それらに対応した第1給紙部6A〜6Eのうちいずれかが選択されると、用紙Sが、レジストローラ6Fに向けて搬送される。用紙Sはレジストローラ6Fにより感光体ドラム4Aのトナー像と同期が取られて、転写手段4Bに向けて搬送されトナー像が転写される。
トナー像を担持した用紙Sは定着装置7により定着され、排紙部8から後処理装置Bに送り込まれる。
両面画像形成の場合には、片面に画像形成された用紙Sは搬送路切り換え板8Aにより自動両面コピー給紙部8Bに送り込まれ、画像形成部4において反対側の面に画像形成が行われ、定着装置7により定着された後、排出部8から後処理装置Bに送り込まれる。
次に、後処理装置Bの概要について、図2、図3、図4、及び、図5を用いて説明する。
図2は本発明の実施の形態に係る後処理装置の正面図、図3は右側面図、図4は左側面図、図5は後処理装置における用紙の流れの一部を示す模式図である。
各図において、矢印X、Y、Zは方向を表す直交座標軸であり、各座標の正方向をX方向、Y方向、Z方向と称し、負方向は逆X方向、逆Y方向、逆Z方向と称するものとする。
なお、紙面に直交し、表面方向に矢印が向いている場合を◎、紙面裏面方向に矢印が向いている場合を○で表す。
画像形成装置で画像形成された用紙Sは、後処理装置Bの入り口部で搬送路切り換え手段により、何も処理せずにそのまま排出する搬送路、或いは、中折り処理、及び、中綴じ処理を行う搬送路のどちらかに搬送される。
中折り処理、及び、中綴じ処理を行う搬送路に送り込まれた用紙Sは複数枚重ねられた状態で中折りされ、逆V字形状をした積載手段に積載されて、積載枚数が所定枚数に達した後中綴じ処理が行われた後、用紙取り出し手段により取り出されて、本発明に係わる断裁装置により小口断裁された後排出される。
先ず、図2を用いて、搬送路R1に入った用紙Sの搬送経路について説明する。
搬送路切り換え手段G1により搬送路R1に送り込まれた用紙Sは、搬送ローラ203〜207に挟持されて搬送され、搬送路切り換え手段G2の上方の搬送路R3又は下方の搬送路R4のいずれかに搬送される。
上方の搬送路R3に搬送された用紙Sは、排紙ローラ208によって、後処理装置Bの上部に配置されたサブ排紙トレイ(トップトレイ)209に排紙される。
下方の搬送路R4に搬送された用紙Sは、搬送ローラ210〜213に挟持されて搬送され、排紙ローラ214によって他の後処理装置等に送り込まれる。
次に、図2、図5を用いて、搬送路R2に入った用紙Sの搬送について説明する。
搬送路切り換え手段G1により搬送路R2に入った用紙Sは、逆Y方向に搬送され、所定位置(図に示す位置P1)に一時停止して収納される。
位置P1において、後続の少数枚の用紙Sが重ね合わされて収納される。
上記の収納枚数は本実施の形態では3枚であるが、収納枚数はこれに限定されることはなく適宜設定することが出来る。
位置P1に収容された3枚の用紙Sは重ね合わされた状態で、搬送ローラ215、216、案内板(不図示)等により、Z方向に搬送された後、X方向に偏向され、位置P2に一時停止する(搬送路R5)。
なお、以下の説明において、特に断りのない限り、複数枚の用紙が重なったものを用紙束SSという。
位置P2に一時停止した用紙束SSは所定のタイミングで搬送ローラ217、218、案内板等によりY方向に搬送された後逆Z方向に偏向される(搬送路R6)。
逆Z方向に偏向された用紙束SSは搬送整合ベルト220により中折り手段230に送られる。
ここで、中折り手段230について図3を用いて説明する。
本実施の形態においては、用紙束SSの長辺方向が搬送整合ベルト220の搬送方向と一致するように構成されている。
中折り手段230は、整合部材232、中折りローラ234、235、中折りナイフ236等から構成されている。
整合板232は中折りローラ234と235との当接点から用紙束SSの長辺方向の長さの半分の長さの位置に配設されている。
逆Z方向に搬送された用紙束SSは、搬送整合ベルト220に設けられた整合爪221により押されて後述する中折り用紙搬送手段250を構成するガイド板251上を搬送され、用紙束SSの先端部が整合部材232に突き当たる位置で停止する。
続いて、搬送整合ベルト220の正逆回転により整合爪221が後退前進動作を行い、用紙束SS(3枚)の後端が押圧され搬送方向の幅が揃えられる。
上述した揃え動作完了後、中折りローラ234、235の当接点下方に設けられた中折りナイフ236がガイド板251上の用紙束SSの長辺方向中央部を押し上げ、図に示す矢印方向に回転する中折りローラ234、235に用紙束SSを食い込ませる。
食い込んだ用紙束SSは中折りローラ234、235により長辺方向中央部に折り目が付けられた後、中折りローラ234、235の逆方向の回転によりガイド板251上に戻され、後述する中折り用紙搬送手段250によりX方向に搬送される。
用紙サイズが変更された場合には、不図示の制御手段により整合板232の位置、搬送整合ベルト220の動作等が用紙サイズに応じて変更されるように構成されている。
なお、ローラ237、折りナイフ238等を用いて用紙束SSに対してZ折り(3つ折り)を行うことも可能である。
図2、図5に戻って、長辺方向中央部に折り目が付けられた用紙束SSは中折り用紙搬送手段250の搬送ベルトに設けられた搬送爪252、及び、図示しない案内板等によりX方向に搬送され、積載手段310に積載される(搬送路R7)。
次に、積載手段310、中綴じ手段を構成する打針手段350及び受針手段370について図4を用いて説明する。
積載手段310は、逆V字形状をした折り目支持部材311と、同じく逆V字形状をした辺縁支持部材312とからなり、折り目支持部材311は、折り目が付けられた用紙束SSの谷側面(下面)の折り目a近傍を支持し、辺縁支持部材312は、折り目が付けられた用紙束SSの谷側面の辺縁部を支持する。
ここで、折り目が付けられた用紙束SSの谷側面とは、用紙に折り目に沿って折り曲げた時に、内側で互いに対向する用紙面のことをいい、外側の用紙面を山側面という。
積載手段310の上方には、上下方向に移動可能な押さえ手段330、及び、固定の打針手段350が配置されている。
積載された用紙束SSの折り目aの下方には、受針手段370が上下方向に移動可能に配設されている。
用紙綴じ手段である打針手段350及び受針手段370は、用紙折り目方向にみて中央振り分け2箇所に配置されている。
上記構成により、積載手段310に積載された用紙束SSが所定枚数に達すると、押さえ手段330が下降し用紙束SSを押さえた状態で、受針手段370が上昇し、打針手段350によりステープル針が用紙束SSの折り目部の2箇所に打針される。
次に、図2、図4を用いて、中綴じ処理された用紙束SSの取り出しについて説明する。
用紙束SSを取り出す取り出し手段420は、支持手段、駆動手段(ともに図示せず)等で構成されている。
支持手段421は、積載手段310に積載された用紙束SSの両端部に配設された支持部材422、423を有しており、当該支持部材422、423は、用紙束SSの折り目部を支持するために一端が直角に曲げられた折り曲げ部422A、423Aを有する棒状部材で形成されている。
支持部材422、423の他端は支持軸424の周りに回動自在に支持されている。
支持部材422、423は、図2の左右方向にみて、前記駆動手段により、積載された用紙束SSを支持するために用紙束SSの折り目部に挿脱可能に構成されている。
また、支持部材422、423は、図4に示すように、前記駆動手段により、積載手段310に積載された用紙束SSを取り出す取り出し位置と用紙束SSを受け取りコンベア500に移載する受け渡し位置との間を、支持軸424を中心にして揺動する。
斯かる構成により、積載手段310に積載された用紙束SSが所定枚数に達し、中綴じ手段により中綴じ処理が完了すると、支持部材422、423は積載された用紙の折り目部近傍に挿入され用紙束SSの折り目部を支持した後、前記取り出し位置から前記受け渡し位置に回動し、受け取りコンベア500上に載置し、載置された用紙束SSをグリップ501で挟持する。
グリップ501で挟持された用紙束SSは受け取りコンベア500の回動に連動して斜め下方に搬送され、グリップ501から開放された後、断裁コンベア600に受け渡される。
断裁コンベア600は用紙束SSが受け渡された後には水平状態になり、続いて、用紙束SSは後述する折り目押さえ部材により折り目部を押さえられた状態で断裁手段700側に搬送され所定位置に停止し、不揃いになっている小口(折り目の反対側の自由端部)が本発明に係わる断裁装置700により断裁され小口が揃えられる。
断裁処理が終了すると用紙束SSは断裁コンベア600により逆方向に搬送され、断裁コンベア600の先端部から矢示方向に落下し回収コンバベア900により回収され、後処理装置Bの前面外側に配置された排紙トレイ950に排出される。
次に、図6を用いて断裁装置700への用紙束の導入について説明する。
図6を用いて、中折り、中綴じされた用紙束SSを受け取りコンベア500から断裁コンベア600に受け渡し、受け渡し後断裁装置700にて小口断裁をするために所定位置に停止させるための機構について説明する。
図6は、断裁コンベア600及び用紙束SSの搬送機構の模式図である。
図6(a)に示すように、受け取りコンベア500の用紙搬送方向下流側終点付近でグリップ501が開き、挟持していた用紙束SSを解放する。
解放された用紙束SSは、傾斜して停止している断裁コンベアー600の搬送ベルト601の上側のベルトに近接し、平行に設けられた用紙載置台602上の斜面を滑り、搬送ベルト601に固定されたストッパ爪603に当接し停止する。
用紙束SSの停止後、整合部材604が図の実線で示す位置から点線で示す位置に回動する。
整合部材604の回動後、搬送ベルト601が図の矢印Fで示す方向に移動し、ストッパ爪603により用紙束SSの折り目部を整合部材604に当接させて停止する。
このように、用紙束SSを整合部材604に当接させることにより用紙の搬送方向の曲がりが修正される。
ストッパ爪603の停止後、折り目押さえ部材605が、図の矢印Gで示す方向に下降して、用紙載置台602とほぼ同じ平面を有するように設けられた受け板606との間に用紙束SSを挟持する。
用紙束SSの挟持が完了すると、断裁コンベア600が回転しストッパ爪603は、図の点線で示す位置に退避する。
ストッパ爪603の退避が完了すると、整合部材604、折り目押さえ部材605及び受け板606は用紙束SSを挟持したまま、断裁コンベア600と一体的に、断裁コンベア600のプーリ607の中心を支点として、図6(b)に示す水平位置に回動し停止する。
断裁コンベア600の回動が完了すると、用紙束SSは折り目押さえ部材605及び受け板606により挟持されたまま、用紙載置台602上を滑りながら、図の矢印H方向に移動し、各用紙のサイズによって決められた所定の位置に停止する。
所定位置に停止した用紙束SSは、用紙断裁装置700によって小口を断裁される。
次に用紙断裁装置について、図7を用いて説明する。図7は用紙断裁装置の正面図である。
用紙断裁装置700の上部には、用紙断裁装置の枠体700Aに支持された軸708が設けられる。軸708には、互いに反対方向の雄ネジ部708A、708Bが設けられ、雄ネジ部708Aには雌ネジユニット706が、雄ネジ部708Bには雌ネジユニット707がそれぞれ螺合する。
上下動可能な用紙押さえ部材701と雌ネジユニット706、707とを連結棒704、705が連結する。すなわち、連結棒704の上端は雌ネジユニット706に、下端は用紙押さえ部材701の左端部に回転自在にそれぞれ支持される。同様に、連結棒705の上端は雌ネジユニット707に、下端は用紙押さえ部材701の右端部にそれぞれ回転自在に支持される。軸708はモータM1と歯車G1を介して連結され、モータM1の回転により、雌ネジユニット706、707が左右に移動し、連結棒704、705の傾斜が変化して、用紙押さえ部材701は上下に平行移動する。
このように、モータM1、軸708、雌ネジユニット706、707及び連結棒704、705は用紙押さえ部材701を平行に上下動させる押さえ部材駆動機構を構成する。
用紙束SSは固定の支持台702と刃受け部材701Aとの間に保持される。用紙押さえ部材701は、雄ネジ部708A,708Bを含む大きな減速比の駆動機構により駆動されるので、高い圧力で用紙束SSを押さえ保持する。
上端縁に刃先が形成された断裁刃703には、コロ715、716が固定され、コロ715、716は右下がりに傾斜したガイド部材717、718にそれぞれガイドされる。ガイド部材717、718は図示しないが、枠体700Aに固定される。
刃駆動部材725は雄ネジ部726、727により駆動されて左右に平行移動する。雄ネジ部726、727は歯車G2〜G5を介してモータM2により駆動される。一方刃駆動部材725には、垂直な長孔725Aが設けられ、長孔725Aには、断裁刃703の基部703Aに固定された2本のピン719が嵌入する。
モータM2、歯車G2〜G5、雄ネジ部726、727、刃駆動部材725は断裁刃703の刃駆動機構を構成し、モータM2の回転により、断裁刃703は左右に移動する。断裁刃703はガイド部材717、718のガイドにより、水平成分と上下成分の合成した斜め方向すなわち、矢印Jで示す運動をする。このように、断裁刃703はモータM2の駆動により、矢印Jで示すように、斜めに移動する。
次に、断裁装置700の作動を説明する。
待機状態においては、雌ネジユニット706は左端に、雌ネジユニット707が右端に位置して、用紙押さえ部材701は上限位置にある。
用紙束SSが断裁装置700に導入されると、モータM1が起動して、雌ネジユニット706、707を駆動し、用紙押さえ部材701が下降する。用紙押さえ部材701が検知手段PSにより検知された位置で、モータM1が停止し、用紙押さえ部材701が停止する。用紙押さえ部材の停止位置は検知手段PSの位置設定により決定され、検知手段PSの位置は、用紙束SSを形成する用紙の枚数により決定される。従って、画像形成システムの操作部において、設定した用紙束SSを構成する用紙の枚数により、用紙押さえ部材701の下降位置が設定される。
用紙押さえ部材701は、後に説明する断裁時に、多数枚重なった用紙に対して断裁刃703により横方向からの力が加わったときにもずれが生じないように大きな圧力で用紙束SSを押さえる。
用紙束SSの押さえが完了した段階で、モータM2が起動して、断裁刃703を矢印Jの左上方に移動させる。断裁刃703のこの移動により、用紙束SSが断裁される。断裁刃703の断裁作用は、刃のスライドによる断裁なので、比較的小さな駆動力による断裁が可能であり、しかも、断裁する用紙の枚数が多くなっても、断裁刃のストロークが変わるのみで、駆動力は変わらない。
積載用紙の全てが断裁されると、断裁刃703の刃先が刃受け部材701Aに接触して、断裁刃703の駆動力が増大する。この駆動力の増大、すなわち、モータM1の負荷の増大によるモータ駆動電流の増大を検知して、モータM1の駆動を停止する。このようにして、用紙束SSを構成する用紙の全てが断裁される。
小口断裁処理が完了すると、下刃駆動モータM2が逆回転し、下刃703は図7の右斜め下方の所定位置に下降する。
下刃703の下降が完了すると、用紙押さえ部材701が初期位置まで上昇する。
用紙押さえ部材701の上昇完了後、用紙束SSの折り目部近傍を挟持していた折り目押さえ部材605及び受け板606が図6(b)に示す位置に戻ると、折り目押さえ部材605が上昇、整合部材604が用紙搬送面より下方に退避し、用紙束SSの挟持が解除される。
続いて、断裁コンベア600が回転し、ストッパ爪603により、小口断裁された用紙束SSは、図4に示すように、断裁コンベア600の先端部から矢示方向に落下し回動する回収コンバベア900により搬送され、後処理装置Bの前面外側に配置された排紙トレイ950に排出される。
以上述べた一連の動作により、用紙束SSの小口断裁処理が完了する。
図8は用紙のジャム発生時の制御を行う制御系のブロック図、図9はジャム処理制御のフローチャートである。
JS1〜JS10は用紙後処理装置B内の各所に配置されたジャム検知センサ、CPUは制御手段、M1は押圧部材701を駆動する押圧部材駆動手段としてのモータ、M2は断裁刃703を駆動する刃駆動手段としてのモータ、HS1は押圧部材のホームポジションセンサ、HS2は断裁刃703のホームポジションセンサである。ジャム検知センサJS1〜JS10は、図2〜4に示すように、用紙導入部、用紙排出部等用紙後処理装置B内における用紙搬送路の要所に設けられる。
制御手段CPUはジャム検知センサJS1〜JS10のいずれかからジャム発生の信号を受けて(STEP1)、ホームポジションセンサHS1、HS2の出力を読み取り、ホームポジションセンサHS1、HS2の信号から押圧部材701及び断裁刃703がホームポジションにあるか否かを調べる(STEP2)。押圧部材701及び断裁刃703ホームポジションにある場合は(STEP3のyes)終了するが、これらの少なくともいずれかがホームポジションにない場合(STEP3のno)には、ホームポジションにないものの駆動モータ、即ち、モータM1及びモータM2の少なくともいずれかを起動して、押圧部材701を上昇させるとともに、断裁刃703を下降させて、これらをホームポジションまで移動させる(STEP4)。
本発明の実施の形態に係る用紙後処理装置を有する画像形成システムの全体構成図。 本発明の実施の形態に係る後処理装置の概略正面図。 図2の後処理装置の右側面図。 図2の後処理装置の左側面図。 後処理装置における用紙の流れの一部を示す模式図。 断裁コンベア600及び用紙束SSの搬送機構の模式図。 本発明の実施の形態に係る用紙断裁装置700の正面図。 用紙のジャム発生時の制御を行う制御系のブロック図である。 ジャム処理制御のフローチャートである。
符号の説明
A 画像形成装置
B 後処理装置
700 用紙断裁装置
701 用紙押さえ部材
701A 刃受け部材
702 支持台
703 断裁刃
CPU 制御手段
HS1、HS2 ホームポジションセンサ
JS1〜JS10 ジャム検知センサ
M1、M2 モータ

Claims (2)

  1. 用紙束に対して、その紙面に直角な方向の移動成分と平行な方向移動成分が合成された斜め方向に移動して用紙を断裁する断裁刃、
    用紙束を断裁位置で支持する支持台、
    該支持台上の用紙束を押圧する押圧部材、
    前記断裁刃を駆動する刃駆動手段、
    前記押圧部材を駆動する押圧部材駆動手段及び、
    ジャム信号により前記押圧部材の押圧を解除するとともに、前記断裁刃を退避位置に移動させるように前記刃駆動手段及び前記押圧部材駆動手段を制御する制御手段、
    を有することを特徴とする用紙断裁装置。
  2. 用紙束に対して、その紙面に直角な方向の移動成分と平行な方向移動成分が合成された斜め方向に移動して用紙を断裁する断裁刃、
    用紙束を断裁位置で支持する支持台、
    該支持台上の用紙束を押圧する押圧部材、
    前記断裁刃を駆動する刃駆動手段及び、
    前記押圧部材を駆動する押圧部材駆動手段を有する用紙断裁装置、
    ジャム検知センサ並びに、
    該ジャム検知センサからのジャム信号により前記押圧部材の押圧を解除するとともに、前記断裁刃を退避位置に移動させるように前記刃駆動手段及び前記押圧部材駆動手段を制御する制御手段、
    を有することを特徴とする用紙後処理装置。
JP2004306487A 2004-10-21 2004-10-21 用紙断裁装置及び用紙後処理装置 Pending JP2006116647A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004306487A JP2006116647A (ja) 2004-10-21 2004-10-21 用紙断裁装置及び用紙後処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004306487A JP2006116647A (ja) 2004-10-21 2004-10-21 用紙断裁装置及び用紙後処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006116647A true JP2006116647A (ja) 2006-05-11

Family

ID=36535011

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004306487A Pending JP2006116647A (ja) 2004-10-21 2004-10-21 用紙断裁装置及び用紙後処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006116647A (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03284566A (ja) * 1990-03-30 1991-12-16 Mita Ind Co Ltd 画像形成装置
JPH0588271A (ja) * 1991-09-30 1993-04-09 Fuji Photo Film Co Ltd ジヤム検出制御方法
JPH0813076B2 (ja) * 1990-05-17 1996-02-07 三洋電機株式会社 記録装置
JP2001240296A (ja) * 2000-03-01 2001-09-04 Konica Corp 用紙の小口断裁方法、用紙断裁装置及び画像形成装置
JP2003136471A (ja) * 2001-10-26 2003-05-14 Daido Kogyo Co Ltd 紙の断裁装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03284566A (ja) * 1990-03-30 1991-12-16 Mita Ind Co Ltd 画像形成装置
JPH0813076B2 (ja) * 1990-05-17 1996-02-07 三洋電機株式会社 記録装置
JPH0588271A (ja) * 1991-09-30 1993-04-09 Fuji Photo Film Co Ltd ジヤム検出制御方法
JP2001240296A (ja) * 2000-03-01 2001-09-04 Konica Corp 用紙の小口断裁方法、用紙断裁装置及び画像形成装置
JP2003136471A (ja) * 2001-10-26 2003-05-14 Daido Kogyo Co Ltd 紙の断裁装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4429219B2 (ja) シート処理装置及び該装置を備えた画像形成装置
JP5361351B2 (ja) シート処理装置及び画像形成装置及び画像形成システム
JP2009023739A (ja) 用紙集積装置、用紙処理装置及び画像形成システム
JP4238811B2 (ja) 用紙断裁装置及び用紙後処理装置
JP2007313571A (ja) 用紙断裁装置及び画像形成システム
JP2005041658A (ja) 用紙折り装置、用紙折り方法及び後処理装置
JP2005206264A (ja) 画像形成システム
JP2005349521A (ja) 後処理装置及び画像形成装置
JP4847422B2 (ja) 後処理装置及び画像形成装置
JP4329665B2 (ja) 用紙断裁装置、用紙後処理装置、及び画像形成システム
JP4150859B2 (ja) 用紙断裁装置、用紙後処理装置及び画像形成システム
JP5888020B2 (ja) 用紙処理装置及び画像形成システム
JP4280220B2 (ja) シート後処理装置及び待機トレイ
JP4306578B2 (ja) 用紙断裁装置及び画像形成システム
JP4057574B2 (ja) シート後処理装置及び待機トレイ
JP2012121711A (ja) シート後処理装置及びこれを備える画像形成装置
JP4507809B2 (ja) 用紙断裁装置及び用紙後処理装置
JP2009101439A (ja) 断裁装置及びシート処理装置並びに画像形成装置
JP2006027865A (ja) シート処理装置及び該装置を備えた画像形成装置
JP2006116647A (ja) 用紙断裁装置及び用紙後処理装置
JP5842726B2 (ja) 中間搬送ユニット及び画像形成システム
JP5440185B2 (ja) 用紙排出装置、後処理装置、画像形成装置及び画像形成システム
JP5578933B2 (ja) シート処理装置及び画像形成システム
JP4124075B2 (ja) 用紙処理装置及び画像形成装置ならびに用紙の搬送方法
JP4123095B2 (ja) 後処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070305

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091124

A521 Written amendment

Effective date: 20100120

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100629

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100820

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20110222

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Effective date: 20110224

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110419

A02 Decision of refusal

Effective date: 20110517

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02