JP4149553B2 - コネクタ構造及びコネクタの組付方法 - Google Patents

コネクタ構造及びコネクタの組付方法 Download PDF

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Landscapes

  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多極の雌、雄両コネクタを相互に嵌合させるための機構部材を備えたコネクタ構造及びコネクタの組付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
端子を多く備えた多極のコネクタ相互の嵌合の操作性を向上させるため、他方のコネクタを一方のコネクタに引き込む機構部材を用いることがなされており、特開平6−267610号公報及び実開平6−5148号公報にはこの従来の構造が開示されている。
【0003】
図8〜図10は特開平6−267610号公報に記載された構造であり、側面から見てコ字形に成形された機構部材60の上下の対向面61,61に複数条のカム溝62,62及び取付リブ63、63を形成してある。この機構部材60は取付リブ63を雄コネクタ63の上下面のリブ溝65,65に挿入した状態で摺動することにより、図9に示すように雄コネクタ64に組み付けられる。
【0004】
一方、雌コネクタ67からは端子69が引き出されており、この端子69をプリント配線基板(図示省略)に半田付けすることにより、雌コネクタ67がプリント配線基板に実装される。そして、機構部材60を取り付けた雄コネクタ64をプリント配線基板上の雌コネクタ67に仮嵌合させ、その後、機構部材60を雄コネクタ64の長手方向に摺動させることにより、機構部材60のカム溝62及び雌コネクタ67のカム突起68が係合するため、雄コネクタ64と雌コネクタ67が嵌合する。
【0005】
図11及び図12は実開平6−5148号公報に記載された構造であり、図11は雌コネクタ70を示す。この雌コネクタ70のハウジング71内部には、上下の収容空間72、72が長手方向に形成されており、この収容空間72、72に図12に示す機構部材73が挿入される。機構部材73は図示を省略するが、側面から見てコ字形となっていると共に、コ字形の対向面にはカム溝(図12参照)74を形成してある。この機構部材73の対向面を雌コネクタ70の側面から収容空間72,72のそれぞれに挿入することにより機構部材73を雌コネクタ70に仮係止状態で組み付ける。
【0006】
機構部材73の組み付けた後、雌コネクタ70から引き出されている端子77をプリント配線基板に半田付けすることにより、雌コネクタ70ををプリント配線基板に実装し、この実装の後、雄コネクタ75を雌コネクタ70正面の開口部76から仮嵌合させる。そして、機構部材73を横方向から雌コネクタ70に押し込むことによって機構部材73が雄コネクタ75を引き込むため、雌コネクタ70及び雄コネクタ75が相互に嵌合する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上述した従来の構造では、機構部材60,73をその全体がコネクタ64,70と重なるように組み付ける構造のため、コネクタに機構部材との重なり部分を幅広く必要とし、コネクタの奥行きが長くなっている。また、機構部材60,73とコネクタ64,70との摺動面積が大きいため、摺動抵抗が大きく、そのスライドに支障を生じている。
【0008】
さらに、端子69,77を半田付けしてコネクタ67,70をプリント配線基板に実装する際に、半田付け時の熱によってコネクタのハウジング及び組み付けられている機構部材が変形し易い。この変形によって相手コネクタ64,75の嵌合の際の摺動抵抗が増大し、コネクタ相互の嵌合が難しくなる問題を有している。
【0009】
そこで、本発明は、機構部材のコネクタとの重なり部分を少なくすると共に、半田付け時の熱変形があっても嵌合の支障となることがなく、これによりコネクタ相互の嵌合を円滑に行うことが可能なコネクタ構造及びコネクタの組付方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明のコネクタ構造は、コネクタの枠部に係止保持した端子をプリント配線基板に半田付けしてプリント配線基板上にコネクタを実装する一方、このコネクタに組み付けられる機構部材に、相手コネクタを引き込んで両コネクタを相互に嵌合させる機構部を設けたコネクタ構造であって、前記機構部材と前記コネクタとを別体とすると共に、前記コネクタの枠部を前記プリント配線基板上に固定する一方、前記機構部材に、前記枠部に被せられてコネクタとの組み付けを行うフード部を設けたことを特徴とする。
【0011】
この発明では、機構部材のフード部をコネクタの枠部に係合させることにより、機構部材がコネクタに組み付けられる。この組み付け構造では、フード部がコネクタに重なるだけあり、相手コネクタをコネクタに引き込む機構部をコネクタに重ねる必要がないため、機構部材との重なり部分が少なくなり、コネクタの奥行きを小さくすることができる。しかも、相手コネクタを引き込む機構部がコネクタと重なっていないため、コネクタとの摺動抵抗が少なく、機構部材が円滑に機能することができる。
【0012】
また、機構部材とコネクタとが別体となっており、コネクタの端子をプリント配線基板に半田付けする際の熱が機構部材に作用することがない。従って、相手コネクタを引き込む機構部材の機能が損なわれることがなく、半田付け時の熱でコネクタが変形しても、相手コネクタをコネクタに円滑に嵌合させることができる。
【0014】
この発明では、コネクタの枠部だけをプリント配線基板上に固定し、この枠部に対しフード部を被せることにより、機構部材をコネクタに組み付けることができる。この構造では、機構部材の機構部をプリント配線基板上に配置する必要がなく、プリント配線基板への占有面積を減ずることができ、プリント配線基板の面積を小さくすることができる。
【0015】
請求項2の発明は、請求項1記載のコネクタ構造であって、前記枠部及びフード部に相互に係合するキー溝及びキーを形成すると共に、機構部材をコネクタに組み付ける係止孔及び係止突起を形成したことを特徴とする。
【0016】
キーをキー溝に係合させることにより、位置ずれすることなくフード部と枠部とを正確に結合させることができ、係止孔及び係止突起が係合することによりフード部及び枠部を介してコネクタと機構部材とを組み付けることができる。従って、組み付けの作業性が向上する。
【0017】
請求項3の発明は、コネクタの枠部に係止保持した端子をプリント配線基板に半田付けすることによりコネクタをプリント配線基板上に実装した後、このコネクタに相手コネクタを引き込んで両コネクタを相互に嵌合させる機構部材に設けられ上壁部とこの上壁部の左右の両端部から一体的に垂下する両側壁とからなり下端面が開放されたコ字枠状のフード部を、前記下端面から前記コネクタの前記枠部を挿入することで前記フード部を前記枠部に被せてコネクタとの組み付けを行うことを特徴とする。
【0018】
この発明の組付方法では、コネクタの端子をプリント配線基板に半田付けしてコネクタをプリント配線基板に実装し、その後、機構部材のフード部をコネクタの枠部に被せることにより、機構部材をコネクタに組み付ける。このため半田付け時には、機構部材がコネクタに組み付けられておらず、半田付け時の熱が機構部材に作用することがない。従って、機構部材が熱変形することがなく、相手コネクタを引き込む機能が損なわれることなく、コネクタの円滑な嵌合を行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るコネクタ構造及びコネクタの組付方法の一実施形態について説明する。図1は本発明の一実施形態のコネクタ構造におけるコネクタ1の斜視図、図2は機構部材2の斜視図、図3及び図4は組み付け操作を示す斜視図及び側面図、図5は組み付け状態の側面図である。
【0020】
この実施形態のコネクタ1は相手コネクタ(図示省略)が嵌合される雌コネクタとなっており、共に合成樹脂によって成形された前面側の枠部11と、枠部11後側のケース12(図3参照)とを備えている。
【0021】
枠部11は上下の壁部11a、1bと、左右の側壁部11c、11cとからなる四角枠状に成形されており、その内部は仕切壁部11dによって左右に仕切られている。枠部11のそれぞれの両側壁部11c、11cには、延長壁部11e、11eが後側に延設しており、延長壁部11e、11eの外面には、枠部11をプリント配線基板4にネジ止め固定するためのネジ(図示省略)が螺合する固定用ブロック13が一体的に形成されている。
【0022】
また、枠部11の左右の両壁部11c、11c及び延長壁部11e、11eの境界部分には、枠部11の上下方向に延びるキー14,14が形成されている。このキー14,14は後述する機構部材2側のキー溝24に係合する。さらに、枠部11の両側壁部11c、11cの外面には係止突起15が突設されている。この係止突起15は後述する機構部材2側の係止孔25が係合する。
【0023】
この枠部11には、プリント配線基板4に半田付けされる複数の端子3が係止状態で保持される。各端子3はL字形に屈曲されており、先端部分の接触部3aが枠部11内に保持され、相手コネクタに係止保持されている相手端子と接触することにより電気的に接続される。後端部分の接続部3bは、図7(a)で示すように、プリント配線基板4を貫通しており、プリント配線基板4に形成されているパターン(図示省略)に半田付けによって接続される。
【0024】
以上の枠部11の後側に設けられるケース12は、図3に示すように、前側に枠部11を収容する収容凹部12aが形成されており、この収容凹部12aの両側がケース12に螺合するネジ(図6参照)16のネジ取付部12bとなっている。
【0025】
また、ケース12の収容凹部12aは枠部11よりも長い寸法となっており、枠部11を収容した場合には枠部11の左右の両側壁部11c、11cとの間に隙間17を有するようになっている。この隙間17内に後述する機構部材2のフード部22の両側壁部22bが挿入される。さらに収容凹部12aの後端部分には、枠部11よりも長いフランジ溝18が形成されている。このフランジ溝18には、機構部材2のフード部22に形成されているフランジリブ28が係合する。この係合によってコネクタ1への機構部材2の組み付け時のガイドとなると共に、機構部材2の不用意な離脱を防止している。
【0026】
以上のコネクタ1は図1に示すように、端子3をプリント配線基板4に半田付けし、固定用ブロック13を介してネジをプリント配線基板4に螺合することによって枠部11をプリント配線基板4上に固定した後、プリント配線基板4上にケース12を被せ、図示しないネジによってケース12をプリント配線基板4上に固定することによりプリント配線基板4上に実装される。
【0027】
図2に示すように、機構部材2は相手コネクタをコネクタ1に引き込む機構部21と、コネクタ1に組み付けるためのフード部22とが合成樹脂によって一体的に形成されることにより構成されている。
【0028】
機構部21は相手コネクタが後側の開口部23aから挿入される筒部23と、筒部23の上下に対応して設けられたスライド溝30と、スライド溝30内を往復方向にスライド移動するスライド一対のスライド部材31、31と、各スライド部材31、31を往復スライド移動させて多極のコネクタ同士を嵌合させたり、離脱させる操作レバー32とを備えている。
【0029】
筒部23は上下の壁部23b、23c及び左右の側壁部23d、23dからなる横長4角筒状に形成されており、その内部には、コネクタ1の仕切壁部11dと対応する仕切壁部23eが設けられることにより2つのコネクタ収容室に区切られている。筒部23における上下の壁部23b、23cからは前後の壁部23f、23gが一体的に起立しており、この前後の壁部23f、23gの間が上下のスライド溝30,30となっている。また、前側の壁部23fには、複数の切り欠きガイド23hが形成されている。切り欠きガイド23hは、相手コネクタに設けられているガイドピン(図示省略)をスライド部材31のガイド溝33に導くものである。
【0030】
ガイド溝33は一対のスライド部材31、31の相対向する面に複数形成されている。このガイド溝33はスライド部材30のスライド方向に対して所定角度傾斜しており、切り欠きガイド23hから導入された相手コネクタのガイドピンが係合する。この係合状態でスライド部材31,31が往復方向にスライドすることにより、相手コネクタを筒部23内に引き込むように作用する。
【0031】
操作レバー32は、一対のスライド部材31,31を互いに逆方向に往復スライド移動させるものであり、その基部側の中央に形成された回動中心孔32aに筒部23からの支軸34が挿入されることにより、支軸34を介して上下方向に回動自在に支持されている。回動中心孔32aの両側には、一対の長孔32b、32bがそれぞれ形成されており、この長孔32b、32bには上下一対のスライド部材13,13の円柱状の各取付突起31aがそれぞれ挿入されていて、操作レバー32を上下方向に回動操作させることにより上下一対のスライド部材31、31が互いに逆方向に往復スライド移動するようになっている。
【0032】
さらに、操作レバー32の先端部分の両側壁には、矩形の係合孔32cを形成してあり、この係合孔32cに筒部23の係止凸部(図示省略)が係合することにより、操作レバー32が筒部23に係止される。
【0033】
フード部22は以上の筒部23の前側に設けられており、その内部は筒部23の内部と連通している。このフード部22は上壁部22aと、上壁部22aの左右の両端部から一体的に垂下する両側壁部22b、22bとからなり、下端面が開放されたコ字枠状となっている。そして、開放されている下端面からコネクタの枠部11を挿入することにより、フード部22は枠部11に被せられる。
【0034】
フード部22の両側壁部22b、22bの内面には、図4に示すようにキー溝24が上下方向に形成されており、このキー溝24にコネクタ1の枠部11のキー14が係合する。そして、この係合状態でフード部22を枠部11に沿ってスライドさせることにより、フード部22及び枠部11がずれることなく案内されてフード部22が枠部11に被せられる。
【0035】
また、フード部22の両側壁部22b、22bの外面には、コネクタ1の枠部11に形成した係止突起15に係合する矩形の係止孔25が成形され、係止突起15との係合によりフード部22が枠部11に係止される。これにより、機構部材2をコネクタ1の組み付けることができる。
【0036】
さらに、フード部22の両側壁部22b、22bの外面には、上下方向に延びるフランジリブ28が形成されており、このフランジリブ28がコネクタ1のケース12に形成したフランジ溝18に係合することができる。
【0037】
次に、この実施形態の組み付けを説明する。図1に示すように、コネクタ1の枠部11をプリント配線基板4上に載置する。このときには、プリント配線基板4に形成されているスルーホール(図示省略)に端子3の各接続部3bを貫通させる。そして、固定用ブロック13にネジを貫通させてプリント配線基板4に螺合させることにより、枠部11をプリント配線基板4上に固定する。この状態で半田槽を通過させることにより、図7(a)で示すようにプリント配線基板4を貫通した端子3の接続部3bを半田5によってプリント配線基板4のパターンと接続する。その後、プリント配線基板4上にケース12を載置し、ネジ(図示省略)にてケース12をプリント配線基板4に固定し、図3位示すようにコネクタ1の全体をプリント配線基板4上に実装する。
【0038】
このようなコネクタ1のプリント配線基板4への実装段階においては、コネクタ1に機構部材2を組み付けておらず、半田付け時の熱が機構部材2に作用することがない。従って、機構部材2は熱変形することがなく、正常な状態となっている。
【0039】
次に、機構部材2をコネクタ1の上方から組み付ける。すなわち、図3及び図4の矢印で示すように、フード部22の両側壁部22b、22bをコネクタ1の枠部11及びケース12の間の隙間17に上方から挿入する。これにより、コネクタ1の枠部11は開放されているフード部22の下端面からフード部22内に進入する。このとき、コネクタ1及び機構部材2に形成したキー14及びキー溝24が相互に係合しながら、フード部22が枠部11を下方にスライドする。従って、フード部22及び枠部11が傾くことなく、相互に円滑にスライドすることができる。また、機構部材2を下方にスライドする一方向へのスライドだけあり、2方向にスライドさせる必要がないため、組み付けを簡単に行うことができる。
【0040】
かかるスライドの終端では、フード部22及び枠部11に設けている係止孔25及び係止突起15が係合するため、フード部22が枠部11に係止され、図5及び図6に示すように機構部材2がコネクタ1に組み付けられる。この組み付け状態では、機構部材2のフード部22がコネクタ1の枠部11を覆うため、機構部材2はコネクタ1のハウジングの一部となる。なお、この組み付け状態では、コネクタ1のフランジ溝18とフード部22のフランジリブ28とが係合するため、機構部材2がコネクタ1から不用意に離脱することがなくなる。
【0041】
このような実施形態では、機構部材2のフード部22がコネクタ1の枠部11に重なった状態で機構部材2がコネクタ1に組み付けられるため、機構部材2の機構部21をコネクタ1に重ねる必要がなく、その分、コネクタ1の奥行きを小さくすることができる。また、これにより、機構部21とコネクタ1を別々に成形する為、形状が複雑とならず、成形時の変形等によるスライド部材31の摺動抵抗が少なく、円滑にスライドして相手コネクタを引き込むことができる。
【0042】
また、コネクタ1と機構部材2とを別体とすることにより、端子3を半田付けするコネクタ1のプリント配線基板4への実装時には機構部材2が組み付けられていない状態とすることができる。このため、半田付け時の熱によって機構部材2が変形することがなく、相手コネクタを引き込む機構部材2の機能が損なわれることがない。これにより、機構部材2はコネクタの相互の嵌合を確実に行うことができる。
【0043】
さらに、コネクタ1と機構部材2とを別体とすると共に、コネクタ1の枠部11に重なって係合するフード部22を機構部材2に設けたことにより、プリント配線基板4,コネクタ1及び機構部材2を含めたコネクタ構造の全体の高さを小さくすることができる。
【0044】
図7はこれを説明するものであり、フード部22を設けていない場合には、(b)で示すようにコネクタ1の重なる機構部材2がプリント配線基板4上に位置する必要があり、その高さL2が大きくなる。これに対し、フード部22がコネクタ1の枠部11を覆って重なる場合には、(a)で示すように、機構部材2の機構部21をプリント配線基板4の上に重ねる必要がなく、その高さL1をL2よりも小さくすることができる。また、これに加えて、機構部材2の機構部21をプリント配線基板4上に配置する必要がないため、プリント配線基板4への占有面積を減ずることができ、プリント配線基板4の面積を小さくすることも可能となっている。
【0045】
なお、以上の実施形態では、機構部材2を雌コネクタ1に組み付けたが、雌コネクタに嵌合する雄コネクタに機構部材を組み付けても良い。また、キー14を機構部材2に設け、キー溝24をコネクタ1に設けても良く、係止突起15を機構部材2に設け、係止孔25をコネクタ1に設けても良い。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、フード部がコネクタに重なるだけあり、相手コネクタをコネクタに引き込む機構部をコネクタに重ねる必要がないため、機構部材との重なり部分が少なくなり、コネクタの奥行きを小さくすることができると共に、機構部材の摺動抵抗が小さいため、機構部材が円滑に機能することができる。また、機構部材とコネクタとが別体となっており、コネクタの端子をプリント配線基板に半田付けする際の熱が機構部材に作用することがなく、相手コネクタを引き込む機構部材の機能が損なわれることがない。
【0047】
また、この発明によれば、コネクタの枠部だけをプリント配線基板上に固定し、枠部にフード部を被せて組み付けるため、機構部材の機構部をプリント配線基板上に配置する必要がなく、プリント配線基板への占有面積を減ずることができ、その面積を小さくすることができる。
【0048】
請求項2の発明によれば、キー及びキー溝によって、位置ずれすることなくフード部と枠部とを正確に結合させることができ、係止孔及び係止突起によってコネクタと機構部材との組み付け状態を確保することができる。
【0049】
請求項3の発明によれば、半田付けによってコネクタをプリント配線基板に実装した後に、機構部材をコネクタに組み付けるため、半田付け時の熱によって機構部材が熱変形することがなく、相手コネクタを引き込む機能が損なわれることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のコネクタの斜視図である。
【図2】一実施形態の機構部材の斜視図である。
【図3】機構部材をコネクタに組み付ける状態の斜視図である。
【図4】機構部材をコネクタに組み付ける状態の側面図である。
【図5】機構部材をコネクタに組み付けた状態の側面図である。
【図6】機構部材をコネクタに組み付けた状態の斜視図である。
【図7】(a)は一実施形態の作用を説明する側面図、(b)は従来の構造の作用を説明する側面図である。
【図8】従来の構造の分解斜視図である。
【図9】従来の構造の組み付け状態の斜視図である。
【図10】従来の構造におけるコネクタの斜視図である。
【図11】別の従来の構造を示し、(a)はコネクタの正面図、(b)はコネクタの断面図、(c)はコネクタの平面図である。
【図12】別の従来の構造の組み付けを示す分解平面図である。
【符号の説明】
1 コネクタ
2 機構部材
3 端子
4 プリント配線基板
5 半田
11 枠部
14 キー
15 係止突起
21 機構部
22 フード部
24 キー溝
25 係止孔

Claims (3)

  1. コネクタの枠部に係止保持した端子をプリント配線基板に半田付けしてプリント配線基板上にコネクタを実装する一方、このコネクタに組み付けられる機構部材に、相手コネクタを引き込んで両コネクタを相互に嵌合させる機構部を設けたコネクタ構造であって、前記機構部材と前記コネクタとを別体とすると共に、前記コネクタの枠部を前記プリント配線基板上に固定する一方、前記機構部材に上壁部とこの上壁部の左右の両端部から一体的に垂下する両側壁とからなり下端面が開放されたコ字枠状のフード部を設け、前記下端面から前記コネクタの前記枠部を挿入することで前記フード部を前記枠部に被せてコネクタとの組み付けを行うことを特徴とするコネクタ構造。
  2. 請求項1記載のコネクタ構造であって、前記枠部及びフード部に相互に係合するキー溝及びキーを形成すると共に、機構部材をコネクタに組み付ける係止孔及び係止突起を形成したことを特徴とするコネクタ構造。
  3. コネクタの枠部に係止保持した端子をプリント配線基板に半田付けすることによりコネクタをプリント配線基板上に実装した後、このコネクタに相手コネクタを引き込んで両コネクタを相互に嵌合させる機構部材に設けられ上壁部とこの上壁部の左右の両端部から一体的に垂下する両側壁とからなり下端面が開放されたコ字枠状のフード部を、前記下端面から前記コネクタの前記枠部を挿入することで前記フード部を前記枠部に被せてコネクタとの組み付けを行うことを特徴とするコネクタの組付方法。
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