JP4143318B2 - レンズ鏡筒およびこれを用いた光学機器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レンズ鏡筒およびこれを用いたビデオカメラやデジタルスチルカメラなどの光学機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、手持ち撮影時等において生じ易い手ぶれ等による像ぶれを防止するため、カメラのぶれ状況をぶれ検出手段によって検出し、その検出結果に応じて補正レンズを光軸に直交する方向にシフト移動させる構成を持つ像ぶれ補正装置(ユニット)が知られている。
【0003】
このような像ぶれ補正ユニットを備えたカメラでは、撮影レンズ系の少なくとも一部を構成する補正レンズを移動可能に支持し、この補正レンズを主光学系の光軸に対して直交する面内において、ぶれを吸収する方向に移動させることにより、ぶれによる結像位置のずれを補正し、像ぶれを解消するようにしている。
【0004】
このような像ぶれ補正ユニットでは、コイルとマグネットにより電磁アクチュエータを構成し、コイル、マグネットのいずれか一方を固定部(固定鏡筒)に、他方を補正レンズを保持するレンズ保持枠に取り付けて、直接レンズ保持枠を移動させる構成になっている。なお、ユニットの小型化、省電力化を考慮すると、重量の重いマグネットを固定部に取り付け、重量の軽いコイルをレンズ保持枠に取り付けた方が有利である。このため、固定部からフレキシブルプリント基板でレンズ保持枠に取り付けられたコイルに配線するように構成されている。
【0005】
また、ズームやフォーカスを行う為の移動レンズ群は、ステッピングモータの出力軸に設けられたネジ部を回転させる事で、それに連動するラック部材を連結したレンズ移動枠を光軸方向に移動させ、移動位置制御を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとしている課題】
上記従来例の様に、ズームやフォーカスを行う為の移動レンズ群を駆動する為のステッピングモータは、所定のパルス数に応じた角度だけ送りねじを回転させることにより、所定の位置に移動レンズ群を移動、停止する制御を行っている。
【0007】
ここで、移動レンズ群の停止位置の分解能を上げる為には、ステッピングモータの送りねじのピッチを細かくする必要が生じる。また、移動レンズ群の移動速度を早くするにはステッピングモータを高速で回転させるが、さらに高速化を行う為には、上記送りねじのピッチを粗くする必要が有り、高速化と高精度化の両立には、限界が有る。
【0008】
特に、フォーカスレンズの移動において、近年の撮像素子の高画素化によって高精度の停止精度と、ズーム倍率の高倍化によるフォーカスレンズ移動の高速化の両立が必須となって来ており、従来のステッピングモータの代わりに、コイルとマグネットによるリニアアクチュエータを使用してフォーカスレンズを移動させる、高精度な停止位置精度と高速化を両立するシステムが提案されている。
【0009】
しかしながら、このリニアアクチュエータは、前記ステッピングモータを使用した駆動機構に比べ発生トルクが低く、移動レンズ群の重心から極端に離れた位置に、アクチュエータを配置する事が出来ない。その為、移動レンズ群の移動量に対応させて、レンズ周辺にリニアアクチュエータが配置される事となる。したがって、上記の電磁アクチュエータにより補正レンズを光軸直交に駆動する像ぶれ補正ユニットと、光軸方向に移動する移動レンズを駆動するリニアアクチュエータとを、レンズ鏡筒内に配置する構成の場合、いかに効率良く各アクチュエータを配置するかが重要な課題となる。
【0010】
そこで、本発明は、補正レンズを光軸直交方向に駆動する2つのアクチュエータと、移動レンズを光軸方向に駆動するアクチュエータをスペース効率よく配置することができ、レンズ鏡筒の小型化、レンズ鏡筒の光軸方向の長さの短縮化を達成することができ、さらには、光軸方向に移動する移動レンズの移動範囲を大きく有効に確保することができ、また、光軸方向に移動する移動レンズの位置検出を精度よく検出することのできるレンズ鏡筒およびこれを用いた光学機器を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明では、光軸方向に移動する移動レンズ、および、光軸直交方向に移動して像ぶれを補正する補正レンズとを有する光学系と、前記補正レンズを保持した補正レンズ保持枠を前記光軸直交方向に駆動する2つの補正用アクチュエータと、前記移動レンズを保持した移動レンズ保持枠を前記光軸方向に駆動する移動用アクチュエータと、前記光学系を介して光学像を撮像する撮像素子と、前記光学系を通過する光量を調節する光量調節部材と、を備え、前記移動用アクチュエータは、マグネットと、ヨークと、前記移動レンズ保持枠に前記マグネットと所定の間隔を有して設けられ前記マグネットからの磁束と直交するように電流を流すことで前記光軸方向に移動するコイルと、を有し、前記移動用アクチュエータは前記光軸方向から見て該光軸上の垂直方向の上部に配置され、前記一方の補正用アクチュエータは前記移動用アクチュエータに対して前記光軸上の垂直方向で前記光軸を中心にして対称となる位置に設けられ、前記他方の補正用アクチュエータは前記光軸上の水平方向に配置され、前記2つの補正用アクチュエータおよび前記移動用アクチュエータは、前記光軸方向において前記光量調節部材と前記撮像素子との間に設けられたことを特徴とする。このような構成により、補正レンズを光軸直交方向に駆動する2つのアクチュエータと、移動レンズを光軸方向に駆動するアクチュエータをスペース効率よく配置することができ、レンズ鏡筒の小型化、レンズ鏡筒の光軸方向の長さの短縮化を達成することができ、さらには、光軸方向に移動する移動レンズの移動範囲を大きく有効に確保することができる。
【0013】
ここで、本発明では、上記の光学系は、正、負、正、正の4群のレンズ群で構成されるリアフォーカスズームレンズを用いることができ、第1レンズ群が固定の正レンズ、第2レンズ群が光軸方向に移動して変倍を行う負の変倍レンズ、第3レンズ群の一部あるいは全部が光軸直交方向に移動して像ぶれを補正する正の補正レンズ、第4レンズ群が変倍レンズ(第2レンズ群)の移動に伴う像面の変動を補正するとともにフォーカス調整を行うよう光軸方向に移動するフォーカスレンズとを備えた構成とされている。また、上記の移動用アクチュエータとは、変倍レンズ、フォーカスレンズである移動レンズを光軸方向に移動させるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
(実施形態)
以下、本発明の実施の形態をビデオカメラ、デジタルスチルカメラなどの撮像素子を備えた光学機器に適用したレンズ鏡筒について、図1から図5を用いて説明する。図1は本発明の実施の一形態であるズームレンズ鏡筒(光学機器)の全体構成を示す側面断面図、図2は図1の第1群を省略した物体側から見た図、図3は図1のホルダー鏡筒を省略した像面側から見た図である。
【0015】
上記ズームレンズ鏡筒におけるズーム光学系は、物体側から順に凸凹凸凸(正、負、正、正)の4群レンズを備えたリアフォーカスズーム光学系である。
【0016】
図1から図3において、1は第1群である固定レンズ群L1を保持する1群鏡筒であり、1群鏡筒1は、固定鏡筒2に固定されている。3は固定鏡筒2内に収容され第2群である変倍レンズ群L2を保持する2群保持枠であり、2群保持枠3には、スリーブ部3aとU溝部3bが形成されている。スリーブ部3aとU溝部3bはそれぞれ、固定鏡筒2に光軸方向に沿って設けられたガイドバー8、9に移動可能に係合しており、これにより2群保持枠3はガイドバー8、9によってガイドされて略光軸方向に移動可能に構成されている。
【0017】
4は絞りユニットであり、駆動部4aによって不図示の絞り羽根を駆動して光量を制御する。また、駆動部4dによって不図示のNDフィルターを張り付け固定した不図示の羽根を駆動して光量を制御している。
【0018】
5は第3群であるアフォーカルレンズ群の一部を、固定保持されるレンズ群L3aと像ぶれ補正レンズ群L3bとに分けて構成される像ぶれ補正ユニットである。
【0019】
6は第4群であるコンペンセータおよびフォーカスを兼ねたフォーカスレンズ群L4を保持する4群保持枠(可動部材)であり、スリーブ部6aとU溝部6bが形成されている。スリーブ部6aとU溝部6bはそれぞれ、ホルダー鏡筒(後側固定鏡筒)7に光軸方向に沿って設けられたガイドバー10、11に移動可能に係合しており、これにより4群保持枠6はガイドバー10、11によってガイドされて略光軸方向に移動可能に構成されている。
【0020】
2群保持枠3にはラック12が取り付けられており、このラック12はズームモータ13の出力ねじ部と噛合している(図2ではラック12とズームモータ13の出力ねじ部とが離れた状態を示している)。ここで、ズームモータ13はステッピングモータが用いられる。ズームモータ13が回転すると、出力ねじ部とラック12との作用により、2群保持枠3が光軸方向に駆動される。2群保持枠3の移動における位置制御は、2群保持枠3の遮光壁部3cがフォトインタラプタ14を遮光した位置を初期位置と決め、以降ズームモータ13を構成するステッピングモータのパルスカウントにより2群保持枠3のレンズ位置の制御を行う構成となっている。
【0021】
7はホルダー鏡筒であり、撮像素子であるCCD21と赤外カットおよびローパスフィルター22を固定保持している。ホルダー鏡筒7は、不図示のボスを有し、像ぶれ補正ユニット5と固定鏡筒2の位置を決めており、この固定鏡筒2とホルダー鏡筒7によって、像ぶれ補正ユニット5の枠部5aが挟持され、固定鏡筒2とホルダー鏡筒7とが不図示のビスにより固定されて固定鏡筒2、ホルダー鏡筒7、像ぶれ補正ユニット5の枠部5aが一体とされている。
【0022】
4群保持枠6には略角筒状の空芯のコイル15が固定されている。コイル15は4群保持枠6のガイドバー10を挿通するスリーブ部6a側に設けられている。コイル15の空芯部分(穴)は光軸に沿う方向に設けられた構成となっている。また、像ぶれ補正ユニット5の枠部5aとホルダー鏡筒7との間には、像ぶれ補正ユニット5の枠部5aおよびホルダー鏡筒7により固定保持されたヨーク16、17、およびマグネット18が設けられている。ヨーク16はコ字状の形状とされ光軸に沿う方向に延びた構成とされ、その内側にマグネット18が保持されている。ヨーク16には上述のコイル15の空芯部分が挿通されて、コイル15と、ヨーク16、マグネット18とは所定の間隔で離間している。マグネット18は光軸に直交する方向に磁化されており、光軸に沿う方向に延びた構成とされている。ヨーク16のコ字状の形状部分の開放側の先端にはヨーク17が保持されている。上記のコイル15、ヨーク16、17およびマグネット18からボイスコイルモータであるアクチュエータ(移動用アクチュエータ)が構成される。そして、コイル15に通電すると、像ぶれ補正ユニット5とホルダー鏡筒7により固定保持されたヨーク16,17および、マグネット18にて構成される磁気回路の作用によって、4群保持枠6が光軸方向に駆動される。また、4群保持枠6には、ガイドバー10を挿通するスリーブ部6aの側面部分に、光軸方向に沿って異なる磁極が交互に所定のピッチで形成されたエンコーダマグネット19が保持されている。エンコーダマグネット19に対向する位置には、ホルダー鏡筒7に保持されたMRセンサ20が設けられており、エンコーダマグネット19とMRセンサ20とは磁極変化を検出するのに必要な所定の間隔を持って配置されている。
【0023】
ここで、4群保持枠6の初期位置は、4群保持枠6がホルダー鏡筒7の像面側(CCD21側)に突き当たった状態で決定され、以降の4群保持枠6の位置検出および駆動制御は、4群保持枠6に位置決め保持されたエンコーダマグネット19がMRセンサ20に対して移動することに伴ってMRセンサ20に作用する磁気の変化(又は磁気の強度変化)に応じたMRセンサ20からの出力信号に基づいて行われる。MRセンサ20は、90度の位相差を有する2相の正弦波を出力し、これら2相の出力によってエンコーダマグネット19(つまりは4群保持枠6)の移動量と移動方向を判定する事が出来る。なお、MRセンサの出力は3相以上でもかまわない。また、位相角も90度以外の角度であってもよい。
【0024】
次に、像ぶれ補正ユニット5の構成について、図4、図5を用いて説明する。図4は像ぶれ補正ユニット5を示す側面断面図、図5は図4の像面側(像ぶれ補正レンズL3b側)から見た図である。
【0025】
これらの図において、501は、固定枠であり3群アフォーカルレンズ群の固定群L3aを固定保持している。505は、3群アフォーカルレンズ群の像ぶれ補正レンズ群L3bを保持する可動枠である。固定枠501には、上ヨーク部材507が、センサ保持部材508aおよび508bと共にビス(不図示)により固定されている。
【0026】
可動枠505は、センサ保持部材508aおよび508bにビス固定されたバネ押え環512により保持されたコイルバネ511により固定枠501側へ付勢されており、可動枠505に設けられた3箇所の平面部505aと、固定枠501に設けられた3箇所の平面部501cの間に、それぞれ鋼球504を挟むことで、可動方向(光軸直交方向)に自由に移動可能となっている。可動枠505には、コイル506a、506bが固定されており、それぞれ、水平方向(以下、X方向とする)および、垂直方向(以下、Y方向とする)の駆動用として用いられる。503a、503bはマグネットであり、それぞれX、Y方向に2極に着磁されている。マグネット503a、503bは、鉄等の材料で作られた下ヨーク502a、502bに吸着しており、下ヨーク502a、502bは固定枠501の段部(不図示)に上ヨーク507とマグネット503a、503bの吸着力により固定保持されている。これによりX、Y方向駆動用の磁気回路が構成されている。すなわち、X方向の駆動としてマグネット503a、下ヨーク502aおよび上ヨーク507によって磁気回路が構成され、この間隙にコイル506aが挿入されている。また、Y方向の駆動用として、マグネット503b、下ヨーク502bおよび上ヨーク507によって、磁気回路が構成され、この間隙にコイル506bが挿入されている。こうしてX、Y方向駆動用の2つのムービングコイル方式の電磁アクチュエータ(像ぶれ補正のための補正用アクチュエータ)が構成されている。
【0027】
509a、509bはIRED等の投光素子、510a、510bはPSD等の受光素子であり、補正レンズの位置センサを構成する。これら投光素子および受光素子は、それぞれセンサーホルダー508a、508bに接着固定される。これらの投光素子と受光素子との間に可動枠505に一体的に設けられた細長い穴状のスリット505a、505bが挿入されると、投光素子509a、509bから投光された赤外光の内、スリット505a、505bを通過した光だけが受光素子510a、510bによって受光される。これにより、可動枠505のX方向およびY方向の位置を検出する事が出来る。これらの投光素子509a、509bおよび受光素子510a、510bおよびコイル506a、506bは、フレキシブルプリント基板513に接続され、不図示のカメラ本体側のマイコンに接続されている。
【0028】
そしてこの実施の形態では、図1、図3にも示したように、上述したフォーカスレンズ群L4を保持した4群移動枠6を駆動する磁気回路(移動用アクチュエータ)を構成するコイル15、ヨーク16、ヨーク17およびマグネット18は、像ぶれ補正ユニット5の垂直方向であるY方向を駆動する磁気回路(補正用アクチュエータ)を構成するコイル506a、下ヨーク502a、駆動マグネット503aと、水平方向であるX方向を駆動する磁気回路(補正用アクチュエータ)を構成するコイル506b、下ヨーク502b、駆動マグネット503bとを、光軸方向から見て、光軸からの距離が略同じで、2つの像ぶれ補正用磁気アクチュエータ(補正用アクチュエータ)のどちらか一方と光軸を中心にして対象となる位置に配置されている(つまり、図3および図5から明らかなように、移動用アクチュエータとしての磁気回路を構成するコイル15、ヨーク16、ヨーク17およびマグネット18は、光軸方向から見て光軸上の垂直方向の上部に配置されている。また、一方の補正用アクチュエータとしての垂直方向であるY方向に駆動する磁気回路を構成するコイル506a、下ヨーク502a、駆動マグネット503aは、移動用アクチュエータに対して光軸上の垂直方向で光軸を中心にして対称となる位置に設けられている。さらに、他方の補正用アクチュエータとしての水平方向であるX方向に駆動する磁気回路を構成するコイル506b、下ヨーク502b、駆動マグネット503bは光軸上の水平方向に配置されている)。これにより、図1に示すように、フォーカスレンズ群L4を移動するためのコイル15、ヨーク16、ヨーク17およびマグネット18を配置する個所は、像ぶれ補正ユニット5の2つのアクチュエータが配置されていない空間部分であり、ヨーク16、ヨーク17およびマグネット18の光軸方向の長さを大きく確保した構成となり、コイル15(フォーカスレンズ群L4)の移動範囲を大きく確保した構成となっている。
【0029】
また、これらの各磁気回路(移動用アクチュエータ、2つの補正用アクチュエータ)は、絞りユニット4と撮像素子であるCCD22との間に配置されている。
【0030】
したがって、上述した実施の形態では、補正レンズを光軸直交方向に駆動する2つのアクチュエータと、移動レンズ(フォーカスレンズ)を光軸方向に駆動するアクチュエータをレンズ鏡筒内にスペース効率よく配置することができ、レンズ鏡筒の小型化、レンズ鏡筒の光軸方向の長さの短縮化を達成することができる。さらには、光軸方向に移動する移動レンズの移動範囲を大きく有効に確保することができる。
【0031】
また、フォーカスレンズ群L4を保持した4群移動枠6を駆動する磁気回路(移動用アクチュエータ)を構成するコイル15、ヨーク16、ヨーク17およびマグネット18を、4群移動枠6のスリーブ部10側(近傍)に設けることにより、つまり、移動レンズ群の重心の近傍に磁気アクチュエータを設けることにより、アクチュエータの発生トルク(駆動力)を有効に利用して高効率の駆動を行うことができる。さらに、4群移動枠6のスリーブ部10の側面にフォーカスレンズ群L4の位置を検出するエンコーダマグネット19を設け、マグネット19に対向してMRセンサ20を配置したことにより、エンコーダマグネット19は駆動の作用点の近傍に配置されるため、光軸方向に移動する移動レンズ(フォーカスレンズ)の位置検出を精度よく検出することができる。
【0032】
なお、上述した実施の形態では、フォーカスレンズの位置を検出するセンサとしてマグネットとMRセンサを用いた磁気式センサを用いた構成について説明したが、光学式センサを用いてもよい。この場合は、フォーカスレンズを保持した移動枠側に、所定の周期の格子が形成された反射部材を設け、この反射部材に対向して固定鏡筒側に、反射部材に投光し、その反射光を受光して上記のMRセンサと同様な90度の位相を持つ2相の正弦波を出力する構成の光学式センサが用いられる。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、補正レンズを光軸直交方向に駆動する2つのアクチュエータと、移動レンズを光軸方向に駆動するアクチュエータをスペース効率よく配置することができ、レンズ鏡筒の小型化、レンズ鏡筒の光軸方向の長さの短縮化を達成することができ、さらには、光軸方向に移動する移動レンズの移動範囲を大きく有効に確保することができ、また、光軸方向に移動する移動レンズの位置検出を精度よく検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態であるズームレンズ鏡筒(光学機器)の全体構成を示す側面断面図である。
【図2】図1の第1群を省略した物体側から見た図である。
【図3】図1のホルダー鏡筒を省略した像面側から見た図である。
【図4】図1の像ぶれ補正ユニット5を示す側面断面図である。
【図5】図4の像面側(像ぶれ補正レンズL3b側)から見た図である。
【符号の説明】
4 絞りユニット
5 像ぶれ補正ユニット
6 4群保持枠
15 コイル
16、17 ヨーク
18 マグネット
19 エンコーダマグネット
20 MRセンサ
22 CCD

Claims (1)

  1. 光軸方向に移動する移動レンズ、および、光軸直交方向に移動して像ぶれを補正する補正レンズとを有する光学系と、
    前記補正レンズを保持した補正レンズ保持枠を前記光軸直交方向に駆動する2つの補正用アクチュエータと、
    前記移動レンズを保持した移動レンズ保持枠を前記光軸方向に駆動する移動用アクチュエータと、
    前記光学系を介して光学像を撮像する撮像素子と、
    前記光学系を通過する光量を調節する光量調節部材と、を備え、
    前記移動用アクチュエータは、マグネットと、ヨークと、前記移動レンズ保持枠に前記マグネットと所定の間隔を有して設けられ前記マグネットからの磁束と直交するように電流を流すことで前記光軸方向に移動するコイルと、を有し、
    前記移動用アクチュエータは前記光軸方向から見て該光軸上の垂直方向の上部に配置され、
    前記一方の補正用アクチュエータは前記移動用アクチュエータに対して前記光軸上の垂直方向で前記光軸を中心にして対称となる位置に設けられ、
    前記他方の補正用アクチュエータは前記光軸上の水平方向に配置され、
    前記2つの補正用アクチュエータおよび前記移動用アクチュエータは、前記光軸方向において前記光量調節部材と前記撮像素子との間に設けられたことを特徴とする光学機器。
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