JP2000227614A - レンズ鏡筒 - Google Patents

レンズ鏡筒

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JP2000227614A
JP2000227614A JP2824899A JP2824899A JP2000227614A JP 2000227614 A JP2000227614 A JP 2000227614A JP 2824899 A JP2824899 A JP 2824899A JP 2824899 A JP2824899 A JP 2824899A JP 2000227614 A JP2000227614 A JP 2000227614A
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lens
moving frame
lens barrel
actuator
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Naoto Yugi
直人 弓木
Takayuki Hayashi
孝行 林
Yutaka Takahashi
裕 高橋
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 像ぶれ補正装置を有したレンズ鏡筒におい
て、ズームおよびフォーカスのアクチュエータの位置検
出センサとして、磁気センサを用いた場合、外乱磁場の
影響によりアクチュエータの性能が劣化するため、低コ
ストで、かつレンズ鏡筒の小型化を図りつつ、漏れ磁束
を低減することを目的とする。 【解決手段】 像ぶれ補正レンズ群1を保持するピッチ
ング及びヨーイングの移動枠2,4用のアクチュエータ
6p、6yに対し、リニアアクチュエータ33の磁気セ
ンサ41を、外乱磁場の影響をキャンセルできる位置に
配置する。さらに、エンコーダ付きステッピングモータ
47の磁気センサ51を、外乱磁場の影響をキャンセル
できる位置に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオカメラ等に
用いられるレンズ鏡筒に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 一般にビデオカメラ用のレンズ鏡筒
は、4つのレンズ群で構成されており、そのうちズーム
やフォーカスのための移動レンズ群を、ガイドポールで
案内して光軸方向に移動させている。
【0003】上記従来例におけるレンズ鏡筒を示すもの
として、特開平8−240759号公報における図9が
あげられる。
【0004】上記に示した従来例におけるレンズ鏡筒で
は、同図中、固定のレンズ群101、ズーム用の光軸上
を移動するレンズ群102、固定のレンズ群103、変
倍および焦点調節のために光軸上を移動するレンズ群1
04、絞りユニット105、撮像面106により構成さ
れている。
【0005】レンズ移動枠107,108は、それぞれ
移動レンズ群102、104を保持する移動枠である。
レンズ移動枠107、108をそれぞれ光軸方向に駆動
するためのアクチュエータ109、110は、ステッピ
ングモータで構成されている。ステッピングモータ10
9、110には、出力軸のねじ部109a、110aが
設けられており、連結部材111,112により、レン
ズ移動枠107、108と連結されている。ガイドポー
ル113、114は、レンズ移動枠107,108を、
光軸方向に移動自在に保持している。
【0006】このようなレンズ鏡筒において、ステッピ
ングモータ109に不図示の電気信号線を介して通電を
行うと、出力軸が回転し、ねじ部109aと螺合してい
る連結部材111が光軸方向に移動する。そして連結部
材111と係合しているレンズ移動枠107、つまり移
動レンズ群102が光軸方向に移動する。同様に、ステ
ッピングモータ110に不図示の電気信号線を介して通
電を行うと、出力軸が回転し、ねじ部110aと螺合し
ている連結部材112が光軸方向に移動する。そして連
結部材112と係合しているレンズ移動枠108、つま
り移動レンズ群104が光軸方向に移動する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のレンズ鏡筒においては、次のような問題点があっ
た。
【0008】(1) 従来のレンズ鏡筒のアクチュエータ
として使用されているステッピングモータは、所定のパ
ルス数に対応した角度だけ回転させることにより、所定
位置に停止可能な構成となっている。しかしながら、ス
テッピングモータの駆動制御がオープンループであるた
め、停止位置精度が悪く、ヒステリシス特性があると共
に、回転数が比較的低い等の問題があった。よって、ズ
ームやフォーカスのレンズ移動枠の送り機構の駆動源と
して、ステッピングモータが使用されている場合には、
ズームやフォーカス速度が遅い。
【0009】そこで、この課題を解決するため、特開平
8−266093号公報で開示されているように、ステ
ッピングモータの回転角を検出するセンサを取り付ける
ことにより、制御方式をクローズドループ制御に改善
し、高速回転駆動を可能とするエンコーダ付きステッピ
ングモータシステムが提案されている。
【0010】また、従来のステッピングモータに代わ
り、ボイス型のリニアアクチュエータを用いて、フォー
カスレンズ群の位置変化に追随できる高速応答性と、低
消費電力化に優れたリニアアクチュエータシステムも考
えられる。従って、ズームおよびフォーカスの両方につ
いて、高速応答性、低消費電力化を図るため、ズームの
レンズ群を駆動させるためにエンコーダ付きステッピン
グモータを使用し、フォーカスのレンズ群を移動させる
ためにリニアアクチュエータを使用するシステムを用い
ることが最適であり、そのシステムの位置検出センサと
しては、位置検出精度をアップさせるため、磁気抵抗効
果型センサ(以下、磁気センサと略す)を用いることが
一般的である。
【0011】しかしながら、昨今のビデオカメラの小
型、軽量化に伴い、レンズ鏡筒の小型、軽量化も望まれ
ているため、レンズ鏡筒を構成する部品間隔も小さくな
る傾向になる。ここで、一般に磁気センサは、外乱磁場
の影響を受けると、そのセンサ出力がひずむため、アク
チュエータの性能が劣化するという問題があり、上述の
エンコーダ付きステッピングモータとリニアアクチュエ
ータの駆動用マグネットからの漏れ磁束が、レンズ鏡筒
の小型化に伴い部品間隔が小さくなるため無視できなく
なり、特に、リニアアクチュエータの駆動用マグネット
から、エンコーダ付きステッピングモータの磁気センサ
へ、悪影響を及ぼすという問題が発生する。
【0012】この漏れ磁束対策としては、従来、磁気シ
ールド部品等を別途用いる方法があるが、磁気シールド
部品を用いるとコストアップにつながり、さらにレンズ
鏡筒の小型化を達成するためには、そのスペースがな
い。そのため、小型、軽量化を図るレンズ鏡筒では、エ
ンコーダ付きステッピングモータとリニアアクチュエー
タの両方を搭載し、ズームおよびフォーカスレンズの駆
動の高速応答性、低消費電力化を図ったシステムを実現
できない。 (2)レンズ鏡筒の小型、軽量化、さらには高倍率化に伴
い、特に焦点距離が長焦点側では、手振れにより安定し
た画面を得ることが困難であるという問題がある。この
ため従来は、手ぶれ補正の方式として、電子式が用いら
れていた。しかしながら、レンズ鏡筒の小型、軽量化、
高倍率化に伴い手振れ量が大きくなると、補正範囲の拡
大が必要となるが、電子式の手振れの補正範囲は、CC
Dの画素数に依存するため、多画素化が必要となる。さ
らには、CCDの小型化、ビデオカメラの高画質化とと
もに、CCDの多画素化の限界が生じ、電子式手振れ補
正システムが破綻する。
【0013】そこで、補正範囲も大きく、高画質化を図
ることができる光学式手振れ補正システムが提案されて
いる。この光学式手振れ補正システムの中でも、特開平
3−186823号公報に開示されているように、所定
のレンズ群を光軸と垂直な面内で移動させることによ
り、手振れを補正する、いわゆるインナーシフト方式が
提案されている。
【0014】このインナーシフト方式は、結像のために
必要なレンズ群が、ぶれ補正手段のためのシフトレンズ
群と共用できるため、レンズ鏡筒の短縮、小型軽量化を
実現することができる。しかしながら、光軸と直角な方
向に補正レンズ群を移動させるため、2つのアクチュエ
ータを別途追加する必要がある。つまり、これまでのレ
ンズ鏡筒にて構成されていたズーム、フォーカス、絞り
駆動用のアクチュエータに加え、2つの手振れ補正用の
シフトアクチュエータが必要となるため、合計5つのア
クチュエータを1つのレンズ鏡筒内に配置することが必
要となる。
【0015】したがって、アクチュエータの数が増加す
るため、レンズ鏡筒の小型化が困難となり、昨今のレン
ズ鏡筒の小型化と相反するため、これらのアクチュエー
タをいかにコンパクトに配置するかが重要な課題とな
る。 (3)さらに、上記(1)の課題で示したように、ズー
ムおよびフォーカスのアクチュエータとして、磁気セン
サを用いたエンコーダ付きステッピングモータとリニア
アクチュエータを搭載すると、2つの像ぶれ補正用のシ
フトアクチュエータからの漏れ磁束が発生し、磁気セン
サへ悪影響を及ぼすという課題が発生する。
【0016】そこで、本発明は上記従来の課題を解決す
るものであり、リニアアクチュエータおよびエンコーダ
付きステッピングモータを搭載したレンズ鏡筒におい
て、小型、軽量化を図ったレンズ鏡筒を提供しようとす
るものである。さらには、手振れ補正用のシフトアクチ
ュエータを搭載したレンズ鏡筒においても、小型、軽量
化を実現しようとするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のレンズ鏡筒は、駆動方向と垂直に磁化された
マグネットと、ヨークと、マグネットと所定の空隙を有
してマグネットの発生する磁束と直交するように電流を
通電することにより駆動方向に可動自在なコイルと、位
置検出手段とにより構成されたリニアアクチュエータ
と、ステッピングモータと、円筒状あるいは円柱状であ
って、円周方向に多極着磁され、ステッピングモータに
同軸に回転可能に取り付けられたエンコーダマグネット
と、エンコーダマグネットの周縁に対向して配設された
磁気センサとにより構成されたエンコーダ付きステッピ
ングモータと、リニアアクチュエータにより光軸方向に
駆動される第1の移動レンズ群と、エンコーダ付きステ
ッピングモータにより光軸方向に駆動される第2の移動
レンズ群とを備え、リニアアクチュエータのマグネット
及びヨークにより構成される磁気回路の駆動方向から見
て略対称中心位置にエンコーダ付きステッピングモータ
の磁気センサを配設したことを特徴とするものである。
【0018】また、本発明のレンズ鏡筒は、像ぶれ補正
レンズ群を保持し、光軸方向に異なる高さで、光軸と直
交する第1、第2の方向に摺動可能な第1、第2のレン
ズ移動枠と、第1、第2のレンズ移動枠を駆動する第
1、第2のアクチュエータとを備え、第1、第2のアク
チュエータの内、光軸像面側に配設されたアクチュエー
タは、光軸方向から見て、光軸物体側に配設されたレン
ズ移動枠に重なるように配設されたことを特徴とするも
のである。
【0019】また、本発明のレンズ鏡筒は、像ぶれ補正
用の第1のレンズ群を保持し、光軸方向に異なる高さ
で、光軸と直交する第1、第2の方向に摺動可能な第
1、第2のレンズ移動枠と、第1、第2のレンズ移動枠
を駆動する第1、第2のアクチュエータと、光軸方向に
第2のレンズ群を移動するリニアアクチュエータとを備
え、第1、第2のアクチュエータの内、光軸物体側に配
設されたアクチュエータの光軸像面側に、光軸方向から
配設されたことを特徴とするものである。
【0020】また、本発明のレンズ鏡筒は、像ぶれ補正
用の第1のレンズ群を保持し、光軸と直交する第1、第
2の方向に摺動可能な第1、第2のレンズ移動枠と、第
1、第2のレンズ移動枠を駆動する第1、第2のアクチ
ュエータと、第1、第2のレンズ移動枠を摺動可能に保
持する固定枠と、第2のレンズ群を光軸方向に移動させ
るエンコーダ付きステッピングモータとを備え、固定枠
は、第1、第2のアクチュエータに囲まれた部分に凹部
を形成し、凹部内にエンコーダ付きステッピングモータ
を配設したことを特徴とするものである。
【0021】また、本発明のレンズ鏡筒は、像ぶれ補正
レンズ群を保持し、光軸と直交する第1、第2の方向に
摺動可能な第1、第2のレンズ移動枠と、第1のレンズ
移動枠を駆動するために、第1のコイルと、片面に所定
の着磁をして第1のコイルに対向して配置した第1のマ
グネットと、第1のマグネットを保持した略コの字形状
の第1のヨークとを有した第1のアクチュエータと、第
2のレンズ保持枠を駆動するために、第2のコイルと、
片面に所定の着磁をして第2のコイルに対向して配置し
た第2のマグネットと、第2のマグネットを保持した略
コの字形状のヨークとを有した第2のアクチュエータ
と、第1、第2のレンズ移動枠と第1、第2のアクチュ
エータを保持し、第1、第2のアクチュエータに囲まれ
た部分に凹部を有する固定枠とからなる像ぶれ補正装置
を有したレンズ鏡筒であって、固定枠の凹部に、第2の
レンズ群を光軸方向に移動させるエンコーダ付きステッ
ピングモータを備え、光軸中心から見て、第1、第2の
マグネットの極性が反対となるように配設したことを特
徴とするものである。
【0022】また、本発明のレンズ鏡筒は、像ぶれ補正
レンズ群を保持し、光軸方向に異なる高さで、光軸と直
交する第1、第2の方向に摺動可能な第1、第2のレン
ズ移動枠と、第1、第2のレンズ移動枠を駆動する第
1、第2のアクチュエータと、絞り駆動用アクチュエー
タを備え、第1、第2のアクチュエータの内、光軸像面
側に配設されたアクチュエータの光軸物体側に、絞り駆
動用アクチュエータを配設したことを特徴とするもので
ある。
【0023】また、本発明のレンズ鏡筒は、像ぶれ補正
レンズ群を保持し、光軸方向に異なる高さで、光軸と直
交する第1、第2の方向に摺動可能な第1、第2のレン
ズ移動枠と、第1、第2のレンズ移動枠を駆動する第
1、第2のアクチュエータとからなる像ぶれ補正装置を
有したレンズ鏡筒であって、第1のレンズ移動枠と一体
に配設され、第1のレンズ移動枠の位置を検出する第1
の位置検出手段の発光部と、第2のレンズ移動枠と一体
に配設され、第2のレンズ移動枠の位置を検出する第2
の位置検出手段の発光部と、第1、第2の位置検出手段
の受光部を配設した基板とを備え、第1、第2の位置検
出手段の発光部は、光軸方向から見て略同一高さに配設
されたことを特徴とするものである。
【0024】また、本発明のレンズ鏡筒は、像ぶれ補正
レンズ群を保持し、光軸と直交する第1、第2の方向に
摺動可能な第1、第2のレンズ移動枠と、第1のレンズ
移動枠と一体で、第1の移動枠の駆動手段と位置検出手
段になる第1の電気部品と、第2のレンズ移動枠と一体
で、第2のレンズ移動枠の駆動手段と位置検出手段にな
る第2の電気部品と、第1、第2のレンズ移動枠を摺動
自在に固定する固定枠と、第1の電気部品と電気的に接
続された第1のフレキシブルプリントケーブルと、第2
の電気部品と電気的に接続された第2のフレキシブルプ
リントケーブルとからなる像ぶれ補正装置を備えたレン
ズ鏡筒であって、第1のフレキシブルプリントケーブル
の一端は、第1の駆動手段の光軸中心を挟んだ反対側
で、かつ第2の駆動手段の同一側で第1のレンズ移動枠
に固定され、第2のフレキシブルプリントケーブルの一
端は、第1、第2の駆動手段の光軸中心を挟んだ反対側
で第2のレンズ移動枠に固定され、第1、第2のフレキ
シブルプリントケーブルの他端は、第1の移動枠の摺動
方向に対し略平行となるように、第2の移動手段の光軸
中心を挟んだ反対側で固定枠に固定されたことを特徴と
するものである。
【0025】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明の第1の実施の形態におけるレンズ鏡筒について、図
1〜図5を用いて説明する。図1は第1の実施の形態に
よるリニアアクチュエータとエンコーダ付きステッピン
グモータを搭載したレンズ鏡筒の概略斜視図、図2はリ
ニアアクチュエータの漏れ磁束の流れを示す概念図、図
3はMR素子の磁気抵抗変化率特性を示す図、図4はM
R素子を用いた位置検出手段の概略斜視図、図5はエン
コーダ付きステッピングモータへの漏れ磁束の流れを示
す概念図である。
【0026】フォーカスレンズ移動枠31はフォーカス
レンズ群30を保持すると共に、光軸と平行に配設さ
れ、両端をレンズ鏡筒(不図示)に固定されたガイドポ
ール32a、32bに沿って光軸方向(X方向)に摺動
自在に構成されている。このフォーカスレンズ移動枠3
1を光軸方向に駆動させるリニアアクチュエータ33の
固定子34は、駆動方向(X方向)と垂直に磁化された
メインマグネット35と、コの字型のメインヨーク36
及び板状のサイドヨーク37とにより構成され、レンズ
鏡筒に設けられている。さらにこの固定子34からなる
磁気回路38は、駆動方向から見て左右対称で、かつ駆
動方向(X方向)にも略左右対称に成るよう構成されて
いる。一方、リニアアクチュエータ33の可動子39の
構成部品であるコイル40は、マグネット35と所定の
空隙を有するようにフォーカスレンズ移動枠31に固定
されており、マグネット35の発生する磁束と直交する
ようコイル40に電流を流すことにより、フォーカスレ
ンズ移動枠31が光軸方向に駆動する仕組みになってい
る。
【0027】またこのフォーカスレンズ移動枠31の位
置制御を行うため、位置検出装置として、固定側のレン
ズ鏡筒には、磁気センサ41が磁気回路38の駆動方向
(X方向)の対称中心位置、かつ駆動方向から見た磁気
回路38の対称中心位置に設けられている。一方、可動
側のフォーカスレンズ移動枠31には、N極とS極とを
交互に着磁した磁気スケール42が、磁気センサ41の
検出面に対して所定の距離をもって対向するように取り
付けられている。この磁気センサ41は、強磁性薄膜を
材料としたMR素子43a、43bから構成された2相
式の磁気抵抗効果型センサで、このMR素子43a、4
3bは、磁気スケール42のN極とS極までの着磁ピッ
チの1/4間隔で駆動方向に設けられており、このMR
素子43a、43bに流す電流の向きが、マグネット3
5の磁化方向と垂直になる方向に磁気センサ41と磁気
スケール42はそれぞれ配置されている。
【0028】次に磁気センサ41を用いた位置検出方法
について説明する。図3に示す磁気抵抗変化の方向性と
して、MR素子43a、43bの電流方向に対して垂直
かつ検出面に垂直な方向(Y方向)の磁界に対しては、
抵抗値はほとんど変化しないが、MR素子43a、43
bの電流方向に対して垂直かつ検出面に平行な方向(X
方向)の磁界に対しては抵抗値が大きく変化し、さらに
MR素子43a、43bの電流方向に対して平行な方向
(Z方向)の磁界に対しては抵抗値が若干変化するとい
う特性を持つ。この特性から、図4に示す着磁パターン
をもつ磁気スケール42が磁気センサ41に対して位置
変化することにより、X方向に発生する正弦波状の磁界
強度変化パターンに対応してMR素子43a、43bの
抵抗値が変化する。ここでY方向にもX方向と位相が1
80°異なる正弦波状の磁界強度変化パターンが発生す
るが、上記特性によりMR素子43a、43bの抵抗値
はほとんど変化しない。よってこのMR素子43a、4
3bに印加した電圧を出力信号とすると、出力信号は位
相が90°異なる2つの正弦波状の波形となり、この2
つの信号波形を信号処理回路(図示せず)で変調内挿処
理することで、レンズ移動枠31の位置や駆動方向が検
出され、このデータに基づき制御回路(図示せず)によ
りフォーカスレンズ群30の位置を高精度に制御するこ
とができる。
【0029】しかしながら、高精度なリニアアクチュエ
ータを実現するには、磁気センサ41へ飛び込む外乱磁
場を抑える必要がある。リニアアクチュエータ33にお
いては、光軸方向(X方向)に外乱磁場があると、正弦
波状の磁界強度変化パターンの信号に外乱磁場が重畳す
ることで、信号波形がオフセットするため、出力信号の
波形が歪み、位置検出の誤差が増加する。さらに光軸に
直交する方向(Z方向)では、磁気抵抗変化の感度が少
ないものの、磁気抵抗変化率が減少し、MR素子の感度
が落ちるという問題が発生する。
【0030】そのため、リニアアクチュエータ33にお
いては、X方向、ならびにZ方向における外乱磁場の影
響、特にメインマグネット35からの影響を受けないよ
うにする必要がある。
【0031】そこで先述したように、磁気回路38の中
心に磁気センサ41を配置することにより、漏れ磁束低
減を行っている。つまり図2(a)に示すように、MR素
子43a、43bは、X方向及びZ方向に磁気抵抗が変
化するという特性を持つ。そのため磁気回路38は駆動
方向(X方向)に略対称に構成されていることから、そ
の対称中心に位置する磁気センサ41のX方向の漏れ磁
束は微少な値になる。さらに図2(b)に示すように、磁
気回路38を駆動方向から見て略左右対称に構成したこ
とによって、その対称中心に位置する磁気センサ41の
Z方向の漏れ磁束も微少な量となる。以上のように、磁
気センサ41の配置位置を最適化することにより、漏れ
磁束の低減を実現することができる。
【0032】次に、ズームレンズ群45を光軸方向に移
動するためのエンコーダ付きステッピングモータ47に
ついて説明する。
【0033】エンコーダ付きステッピングモータ47
は、ステッピングモータ48と、このステッピングモー
タの回転軸に一体的に設けられたリードスクリュー部4
9と、上記ステッピングモータの回転軸に取り付けら
れ、周方向に交互にN、S極が着磁されたセンサマグネ
ット50と、このセンサマグネット50に対向して固定
配置された角度検出用の磁気センサ51とにより構成さ
れている。なお図1では、センサマグネット50と磁気
センサ51は、磁気センサ51を固定するカバー51a
にて覆われている。リードスクリュー部49には、ズー
ムレンズ群45を保持したズームレンズ移動枠46に係
合されたネジ部材52が、螺合される構成となってい
る。したがって、このリードスクリュー部49の回転に
よって、矢印aで示す方向にズームレンズ群45が直線
移動されるようになっている。エンコーダ付きステッピ
ングモータシステムの図示せぬCPUは、磁気センサ5
1により出力された角度及び電気位相のカウンタ値に基
づいて、回転軸の角度情報及び電気位相角情報を算出す
る。そしてこのCPUは、この角度情報及び電気位相角
情報により、ドライブ指令値を計算し、ドライバで駆動
電流を流すことにより、エンコーダ付きステッピングモ
ータ47を制御する。
【0034】しかしながら、エンコーダ付きステッピン
グモータ47の磁気センサ51は、リニアアクチュエー
タ33の磁気センサ41と同様に、外乱磁場の影響を受
けると、磁気センサ51の出力ひずみが発生し、アクチ
ュエータ性能が劣化する。なおこの外乱磁場の大きさの
限界値については、リニアアクチュエータ33の磁気セ
ンサ41では、10ガウス程度であるが、エンコーダ付
きステッピングモータ47の磁気センサ51は、センサ
マグネット50が円筒状で、磁気センサ面が平面という
こともあり、リニアアクチュエータ33の外乱磁場の限
界値に比べ、さらに小さい。またエンコーダ付きステッ
ピングモータ47ついては、ステッピングモータ48の
マグネット48aからの外乱磁場の影響は少ないが、レ
ンズ鏡筒の小型化を図っているため、リニアアクチュエ
ータ33との部品間距離が小さくなっており、特にリニ
アアクチュエータ33のメインマグネット35からの影
響を受けやすい。そこでエンコーダ付きステッピングモ
ータ47についても、外乱磁場の影響を受けにくい位置
に磁気センサ51を配設する構成をとる必要があるた
め、その内容を説明する。
【0035】エンコーダ付きステッピングモータ47で
は、図5に示す位置に磁気センサ51が配設されている
場合、センサマグネット50の回転方向の接線方向(Z
方向)と、磁気センサ51に流れる電流方向(X方向)
の2方向について、外乱磁場の影響を抑える必要があ
る。そこでエンコーダ付きステッピングモータ47の磁
気センサ51は、以下の原理に基づき配設されている。
リニアアクチュエータ33の磁気回路38は、駆動方向
から見て左右対称に構成されているので、その対称中心
に位置する磁気センサ51でのZ方向の漏れ磁束はほぼ
ゼロとなる。同様に、磁気回路38はX方向にも略対称
に構成されていることから、その対称中心に位置する磁
気センサ51のX方向の漏れ磁束もほぼゼロとなる。し
たがってエンコーダ付きステッピングモータ47の磁気
センサ51は、外乱磁場の影響を受けることがないの
で、高精度なアクチュエータシステムを実現することが
できる。
【0036】以上のように、本実施の形態によれば、従
来のステッピングモータを用いたシステムに変わり、ズ
ームにはエンコーダ付きステッピングモータを、フォー
カスにはリニアアクチュエータを同時に用いたシステム
を構成することができる。したがってズーム機能につい
ては、送り速度が約30〜2000ppsまで対応でき
るため、超高速、あるいは超低速ズームが可能となり、
高機能化を図ったレンズ鏡筒、かつそれを用いたビデオ
カメラを提供することができる。さらにクローズドルー
プ制御を行い、回転角、トルクを制御することも可能と
なるため、消費電力化、低騒音化も実現できる。またフ
ォーカス機能については、高速応答性に加え、磁気セン
サを使用して高分解能と高精度が得られることにより、
優れたフォーカス特性を実現することができる。さら
に、外乱磁場の低減方法にについて、従来法とは異な
り、シールド部品等を用いる必要がなく、磁気センサの
配置を工夫しただけであるので、低コスト化、さらには
設置スペース増加に伴うレンズ鏡筒の大型化を抑制する
ことができ、小型、軽量化を図ったレンズ鏡筒を提供す
ることができる。
【0037】なお本実施の形態のリニアアクチュエータ
のメインマグネットの着磁の極性については、図2、図
5の反対となっても、同様の効果が得られることは言う
までもない。
【0038】また本実施の形態のリニアアクチュエータ
として、固定側のレンズ鏡筒に磁気センサを、可動側の
レンズ移動枠に磁気スケールを設けたが、反対に固定側
のレンズ鏡筒に磁気スケール、可動側のレンズ移動枠に
磁気センサを設けても、同様な効果が得られることは言
うまでもない。
【0039】また本発明の実施の形態では、MR素子を
用いた磁気抵抗効果型の磁気センサ用いているが、磁力
の強さに対応した出力信号を出すものであればその種類
を問わず、あらゆる磁気センサに適用できる。 (第2の実施の形態)次に、この発明の第2の実施の形
態について、図6〜図8を用いて説明する。図6は第2
の実施の形態による像ぶれ補正装置とリニアアクチュエ
ータを搭載したレンズ鏡筒の概略斜視図、図7は像ぶれ
補正装置の要部斜視図、図8は像ぶれ補正回路のブロッ
ク図である。なお、これまで説明したものについては同
一の番号を付し、その説明は省略する。
【0040】撮影時に像ぶれを補正するレンズ群1は、
図6のZ方向に移動可能な保持枠2に固定されている。
以後、この保持枠2をピッチング移動枠と称する。この
ピッチング移動枠2は、軸受2aとその反対側に回り止
め2bを設けることにより、2本のピッチングシャフト
3a,3bを介して摺動可能な構成になっている。また
ピッチング移動枠2の下側には、電磁アクチュエータ6
pが配置されている。この電磁アクチュエータ6pは、
ピッチング移動枠2に取り付けられたコイル7pと、後
述する固定枠10に取り付けられるマグネット8p及び
ヨーク9pにより構成されている。このヨーク9pに
は、その両側に突起9paが設けられ、固定枠10には
その突起と9paと嵌合可能な嵌合穴10paがピッチ
ング移動枠2の摺動方向とほぼ同方向に設けられてい
る。したがって、ヨーク9pを固定枠10に固定する際
には、接着等を行う必要がない。またマグネット8pは
片側に2極着磁がされており、片側解放のコの字型のヨ
ーク9pに固定されている。
【0041】ピッチング移動枠2の光軸像面側には、像
ぶれを補正するレンズ群1を、Y方向に移動させる枠4
が取り付けられている。以後、この保持枠4をヨーイン
グ移動枠と称する。ヨーイング移動枠4の光軸物体側に
は、先ほど述べたピッチング移動枠2をZ方向に摺動さ
せるための2本のピッチングシャフト3a,3bの両端
を固定する固定部4c,4dが設けられている。同様
に、ヨーイング移動枠4は、軸受4aとその反対側に回
り止め4bを設けることにより、2本のヨーイングシャ
フト5a,5bを介して摺動可能な構成になっている。
この2本のヨーイングシャフト5a,5bは、ヨーイン
グ移動枠4の光軸像面側に設けられた固定枠10の固定
部10c,10dに固定される。またヨーイング移動枠
4の左側には、電磁アクチュエータ6yが配置されてい
る。この電磁アクチュエータ6yは、ヨーイング移動枠
4に取り付けられたコイル7yと、固定枠10に取り付
けられるマグネット8y及びヨーク9yにより構成され
ている。同様に、このヨーク9yには、その両側に突起
9yaが設けられ、固定枠10にはその突起と9yaと
嵌合可能な嵌合穴10yaがヨーイング移動枠4の摺動
方向とほぼ同方向に設けられている。したがって、ヨー
ク9yを固定枠10に固定する際には、接着等を行う必
要がない。またマグネット8yは片側に2極着磁がされ
ており、片側解放のコの字型のヨーク9pに固定されて
いる。
【0042】したがって、ピッチング移動枠2のコイル
7pに電流が流されると、マグネット8pとヨーク9p
とによりZ軸方向に電磁力が発生する。これと同様に、
ヨーイング移動枠4のコイル7yに電流が流されると、
マグネット8yとヨーク9yとによりY軸方向に電磁力
が発生する。このように、2つの電磁アクチュエータ6
p,6yにより、像ぶれを補正するレンズ群1は、光軸
に略垂直な2方向に駆動される。
【0043】次に位置検出部について説明する。Z方向
のピッチング移動枠2の検出部11pは、発光素子12
p(例えばLED)、スリット13p及びPSD基板1
5に取り付けられた受光素子14p(PSD)により構
成される。同様に、Y方向のヨーイング移動枠4の検出
部11yは、発光素子12y、スリット13y及びPS
D基板15に取り付けられた受光素子14yにより構成
される。発光素子12p,12yは、スリット13p,
13yを通して投光し、スリット13p,13yを通過
した光は、受光素子14p,14yに入射する。したが
って、像ぶれ補正レンズ群1の動きは、受光素子14
p,14yに入射する光の動きとなる。受光素子14
p,14yは、その受光面上に入射した光の位置情報を
2つの電流値として出力し、その出力値が演算され、位
置が検出される。
【0044】次に、ピッチング移動枠2及びヨーイング
移動枠4と、固定枠10とを接続するフレキシブルプリ
ントケーブルについて説明する。
【0045】ピッチング移動枠2の上面には、フレキシ
ブルプリントケーブル16が、補正レンズ群1を囲むよ
うに取り付けられ、コイル8p及び発光素子12pと電
気的に接続され、16b部にて、摺動方向Zとほぼ直交
するように固定される。一方、フレキシブルプリントケ
ーブル16の他端16aは、固定枠10の側面10e部
に、ピッチング移動枠2の摺動方向Zとほぼ平行となる
ように固定される。したがって、コイル7p及び発光素
子12pは、それぞれ図示せぬ駆動電流を供給する回路
に接続されることになる。同様に、ヨーイング移動枠4
の側面には、フレキシブルプリントケーブル17が取り
付けられ、コイル7y、発光素子12yと電気的に接続
され、17b部にて、摺動方向Yとほぼ平行となるよう
に固定されている。一方、フレキシブルプリントケーブ
ル17の他端17aは、固定枠10の側面10e部に、
ピッチング移動枠2の摺動方向Zとほぼ平行となるよう
に固定される。したがって、コイル7y及び発光素子1
2yは、それぞれ図示せぬ駆動電流を供給する回路に接
続されることになる。以上これらの構成部品により、像
ぶれ補正用のシフトユニット20を構成している。
【0046】さらにこのシフトユニット20は、レンズ
径方向の大きさを小さくするため、シフトユニットの組
立状態を示した図7のような構成となっている。ピッチ
ング移動枠2とヨーイング移動枠4は、光軸方向に異な
る高さにて構成されており、ピッチング移動枠2が光軸
物体側に設けられている。さらにピッチング移動枠2の
軸受2a部の光軸像面側には、ヨーイング用シフトアク
チュエータ6yのヨーク9yが、入り込むように、光軸
方向から見て重なるように構成されている。したがっ
て、シフトユニット20の半径方向の大きさ、つまり幅
Bを短縮することができるので、シフトユニット20の
小型化につながる。
【0047】このように構成されたレンズ鏡筒につい
て、以下、その動作を述べる。
【0048】まず像ぶれ補正装置を内蔵したビデオカメ
ラに作用した手振れは、90度に配置された2個の角速
度センサ21(図示せず)により検出される。角速度セ
ンサ21により得られた出力は、時間積分される。そし
てカメラのぶれ角度に変換され、像ぶれ補正レンズ群1
の目標位置情報に変換される。この目標駆動位置情報に
応じて像ぶれ補正レンズ群1を移動させるために、サー
ボ回路22は、目標位置情報と現在の像ぶれ補正レンズ
群1の位置情報との差を演算し、電磁アクチュエータ6
p,6yに信号を伝送する。電磁アクチュエータ6p,
6yは、この信号に基づいて像ぶれ補正レンズ群1を駆
動する。像ぶれ補正レンズ群1の動作は、位置検出部1
1p,11yにより検出され、フィードバックされ、ビ
デオカメラに生じた像ぶれを補正することができる。
【0049】ヨーイング移動枠4の駆動については、駆
動回路から指令を受けた電磁アクチュエータ6yは、フ
レキシブルプリントケーブル17を通して、コイル7y
に電流が流れると、Y方向に力が働き、ヨーイング移動
枠4をY方向に駆動する。また、ピッチング移動枠2の
駆動については、駆動回路から指令を受けた電磁アクチ
ュエータ6pは、フレキシブルプリントケーブル16を
通して、コイル7pに電流が流れると、Z方向に力が働
き、ピッチング移動枠2をZ方向に駆動する。よって、
補正レンズ群1をヨーイング移動枠4ならびにピッチン
グ移動枠2により、光軸と直交する面内を任意に動かす
ことが可能となるため、手振れにより発生した像ぶれを
補正することが可能となる。
【0050】以上のように、本実施の形態によれば、像
ぶれ補正用のシフトユニットを搭載したレンズ鏡筒にお
いて、光軸と直交する方向に補正レンズ群を移動させる
ピッチングおよびヨーイングの2つの移動枠を、光軸方
向に対して異なる高さに配置し、光軸方向から見て、ヨ
ーイング移動枠のアクチュエータ部を、ピッチング移動
枠と重なるように配設したことにより、シフトユニット
の幅方向の大きさを短縮することが可能となるため、シ
フトユニットを搭載したレンズ鏡筒の小型化を実現する
ことができる。 (第3の実施の形態)次に、この発明の第3の実施の形
態について、図9〜図11を用いて説明する。図9は第
3の実施の形態による像ぶれ補正装置とリニアアクチュ
エータを搭載したレンズ鏡筒の概略斜視図、図10はア
クチュエータのヨークの配置を示す図、図11は像ぶれ
補正装置用シフトアクチュエータの漏れ磁束の流れを示
す図である。なお、これまで説明したものについては同
一の番号を付し、その説明は省略する。
【0051】本発明の実施の形態のシフトユニット20
は、第2の実施の形態にて説明したものと同一である。
なお図9は、図をわかりやすくするため、シフトユニッ
ト20の固定枠10は省略している。また、シフトユニ
ット20のピッチングおよびヨーイングのマグネット8
p、8y、ならびにリニアアクチュエータ33のマグネ
ット35の着磁の向きは、図に示す通りである。シフト
ユニット20のピッチング移動枠2およびヨーイング移
動枠4は、光軸方向に異なる高さに配置してあり、ピッ
チング移動枠2が光軸物体側に配設されている。そのピ
ッチング用アクチュエータ6pを構成しているヨーク9
pの光軸像面側には、第1の実施の形態にて説明したフ
ォーカスレンズ群30を光軸方向に駆動するためのリニ
アアクチュエータ33のメインヨーク36およびサイド
ヨーク37が配設されている。シフトユニット20とリ
ニアアクチュエータ33のアクチュエータの配置を示す
上面図を図10に示す。またこのリニアアクチュエータ
33の位置検出手段としては、磁気センサ41を用いて
行っているが、外乱磁場の影響を受けるとセンサ出力が
ひずみ、アクチュエータの性能が劣化することはすでに
説明した。そのため、シフトユニット20とリニアアク
チュエータ33を1つのレンズ鏡筒にて配置するために
は、シフトユニット20からのリニアアクチュエータ3
3への漏れ磁束を低減することが必要となる。この漏れ
磁束の低減を行うには、シフトユニット20とリニアア
クチュエータ33の間隔を大きくすることにより解決で
きるが、レンズ鏡筒の大型化につながるため、特に光軸
方向の小型化を達成するためには、シフトユニット20
とリニアアクチュエータ33を隣接させつつ、漏れ磁束
を低減する必要がある。そこで、その低減方法について
説明する。
【0052】リニアアクチュエータ33の磁気センサ4
1の設置位置については、第1の実施の形態において説
明したように、光軸方向(X方向)とその直交方向(Z
方向)の2方向について、外乱磁場の影響がほぼゼロと
なる磁気回路38の中心位置に、磁気センサ41を配設
することにより、漏れ磁束の低減を行った。その状態に
対し、ピッチング用アクチュエータ6pのマグネット8
pの着磁が図9の場合には、磁気センサ41の配置位置
では、ピッチング用アクチュエータ6pの影響により図
11のような漏れ磁束が発生する。第1の実施の形態に
て説明した磁気センサ41の位置は、Z軸方向にて、b
の位置に配置されていた。(○印の位置)しかしなが
ら、ピッチング用アクチュエータ6pの影響により、−
Z方向に漏れ磁束が発生しているため、○印の位置で
は、磁気センサ41に漏れ磁束が飛び込む。そこでリニ
アアクチュエータ33のメインマグネット35の着磁
が、図9に示すような場合には、白抜きの矢印のように
漏れ磁束が発生するので、磁気センサ41の位置を、Z
方向にbだけずらして、●印の位置にする。その結果、
ピッチング用アクチュエータ6pとリニアアクチュエー
タ33からのZ軸方向の漏れ磁束がキャンセルするの
で、磁気センサ41への飛び込み量は、ほぼゼロとな
る。またX方向については、ピッチング用アクチュエー
タ6pの影響はない。さらに磁気センサ41のX方向の
位置は変更していないため、磁気センサ41は、リニア
アクチュエータ33の磁気回路38において、X方向に
おける磁気的中心にあるため、リニアアクチュエータか
らの影響もない。なお、ヨーイング用アクチュエータ6
yからの漏れ磁束の影響は、ピッチング用アクチュエー
タ6pに比べ、距離が離れているために影響は少ない。
【0053】以上のように、本実施の形態によれば、手
振れ補正を行うシフトユニットを搭載したレンズ鏡筒に
おいて、外乱磁場の影響をなくす配置にしたことによ
り、リニアアクチュエータを搭載することができる。し
たがって、フォーカスレンズ群の駆動をリニアアクチュ
エータにて行うことにより、高速応答性に加え、磁気セ
ンサを用いて高分解能と高精度が得られるため、優れた
フォーカス特性を実現することができる。さらに漏れ磁
束の低減について、従来法とは異なり、磁気センサの設
置位置を工夫するだけであり、シールド部品等を用いる
必要が一切ないので、低コスト化、さらには設置スペー
ス増加に伴うレンズ鏡筒の大型化を抑制することができ
る。さらに、シフトユニットのピッチング移動枠および
ヨーイング移動枠の光軸方向の高さを異なるように構成
し、光軸物体側に配置したピッチング用アクチュエータ
のすぐ光軸像面側に、フォーカスレンズ駆動用のリニア
アクチュエータを配置したことにより、光軸方向のスペ
ースを有効に使いつつ、幅方向の短縮が可能となるた
め、レンズ鏡筒の小型化を実現することができる。
【0054】なお本実施の形態において、シフトユニッ
トのピッチング用アクチュエータ、並びにリニアアクチ
ュエータのマグネットの着磁の極性については、図9に
示すようにしたが、それぞれを逆にした着磁の極性であ
っても、同様な効果が得られることは言うまでもない。 (第4の実施の形態)次に、この発明の第4の実施の形
態について、図12〜図13を用いて説明する。図12
は第4の実施の形態による像ぶれ補正装置とエンコーダ
付きステッピングモータを搭載したレンズ鏡筒の概略斜
視図、図13はレンズ鏡筒の正面図である。なお、これ
まで説明したものについては同一の番号を付し、その説
明は省略する。
【0055】ズームレンズ群45はズームレンズ移動枠
46に保持されている。レンズ移動枠46のスリーブ部
46aには、ネジ部材52が係合されており、このネジ
部材52はエンコーダ付きステッピングモータ47の出
力軸のリードスクリュー部49に螺合されている。この
ため、エンコーダ付きステッピングモータ47を回転さ
せることにより、ズームレンズ移動枠46をガイドポー
ル32a、32cに沿って光軸方向に移動させることが
できる。またエンコーダ付きステッピングモータ47
は、光軸方向から見て、シフトユニット20のシフトア
クチュエータ6p、6yの配置領域と重ならない位置に
配置するため、シフトユニット20の固定枠10に凹部
10aを設けている。この凹部10aは、シフトユニッ
ト20のピッチングとヨーイング用のシフトアクチュエ
ータ6p、6yのヨーク9p、9yに挟まれた部分にあ
る。シフトユニット20は、光軸中心に対し、ヨーク9
p、9yのあるep、ey部の幅が、位置検出部11
p、11yのあるdp、dy部に比べ大きくなるため、
このep、ey部を有効に使用することが、レンズ鏡筒
の光軸中心からの大きさをいかに短縮できるかにつなが
る。また反対側のdp、dy部には、レンズ鏡筒の構成
部品を設置することなく、図13の10fに示したよう
に、略円弧状の形状とすることにより、この部分の外側
に配置するビデオカメラの外装の形状も略円弧状とする
ことが可能となるため、デザイン性に優れたビデオカメ
ラを実現することができる。そこで、この固定枠10の
凹部10aにエンコーダ付きステッピングモータ47の
ネジ部材52の螺合部が位置するように、エンコーダ付
きステッピングモータ47を配置している。これによ
り、シフトユニット20と干渉することなく、ステッピ
ングモータ47を光軸に近い位置に配置することがで
き、レンズ鏡筒の径方向の小型化を図ることができる。
【0056】以上のように、本実施の形態によれば、シ
フトレンズユニットに凹部を設け、その凹部にズーム用
のステッピングモータを配置したことにより、通常の鏡
筒に比べ、光軸と直交する2方向へ補正レンズ群を駆動
するシフトアクチュエータを2個搭載する像ぶれ補正装
置を搭載したレンズ鏡筒であっても、ズーム用のステッ
ピングモータを光軸中心近くに配置することが可能とな
るため、レンズ鏡筒の半径方向サイズの小型化を実現す
ることができる。
【0057】なお本実施の形態による説明では、ズーム
レンズ群を駆動するアクチュエータとしてエンコーダ付
きステッピングモータを記述したが、通常のステッピン
グモータを用いても同様の効果が得られることは言うま
でもない。 (第5の実施の形態)次に、この発明の第5の実施の形
態について、図14〜図15を用いて説明する。図14
は第5の実施の形態による像ぶれ補正装置の漏れ磁束の
流れを示す図、図15は図12に示したレンズ鏡筒にリ
ニアアクチュエータを追加した図である。なお、これま
で説明したものについては同一の番号を付し、その説明
は省略する。
【0058】本発明の実施の形態について、シフトユニ
ット20およびエンコーダ付きステッピングモータ47
は、第4の発明の実施の形態において説明したものと同
一であり、光軸と直交する2方向に像ぶれ補正レンズ群
1を移動するアクチュエータを配置し、ピッチングとヨ
ーイング用アクチュエータ6p、6yのヨーク9p、9
yで挟まれた場所に、ズーム用のエンコーダ付きステッ
ピングモータ47を配置するものである。
【0059】ところで、第1の発明の実施の形態におい
て、エンコーダ付きステッピングモータ47への磁気セ
ンサ51への外乱磁場の影響を少なくするため、磁気セ
ンサ51を、リニアアクチュエータ33の磁気回路38
の磁気的中心に設置することにより解決したが、シフト
ユニット20、つまりピッチングとヨーイング用アクチ
ュエータ6p、6yを追加したことにより、この2つの
アクチュエータからの漏れ磁束も対策する必要がある。
そこでその低減方法について説明する。
【0060】ピッチング用アクチュエータ6pのマグネ
ット8pは、光軸と直交する方向に対して、図19に示
すように、光軸物体側から見て、上側がN極、下側がS
極となるように着磁されている。またヨーイング用アク
チュエータ6yのマグネット8yは、光軸と直交する方
向に対して、光軸物体側から見て、左側がN極、右側が
S極となるように着磁されている。つまりピッチングと
ヨーイングとは、光軸中心から見て、極性が逆となるよ
うに配置されている。そのため、ヨークとマグネットに
より構成される磁気回路は、マグネットの極性を逆とし
たことにより、ピッチングとヨーイングとでは磁束の流
れる方向が逆となり、その結果、漏れ磁束の流れの方向
も逆となる。
【0061】エンコーダ付きステッピングモータ47の
磁気センサ51は、X方向とZ方向について、漏れ磁束
を低減する必要があることは、第1の発明の実施の形態
にて記述した。そこでまず、X方向の漏れ磁束の流れに
ついて詳細に説明する。ヨーイング用アクチュエータ6
yの漏れ磁束は、図14(a)に示すエンコーダ付きステ
ッピングモータ47の磁気センサ51の位置では、矢印
jの方向に流れる。逆に、ピッチング用アクチュエータ
6pの漏れ磁束は、図14(b)に示すエンコーダ付き
ステッピングモータ47の磁気センサ51の位置では、
矢印kの方向に流れる。したがって、磁気センサ51の
位置では、ピッチングおよびヨーイング用アクチュエー
タ6p、6yの漏れ磁束の流れが逆方向となるため、漏
れ磁束がキャンセルし、磁気センサ51への飛び込み量
を低減することができる。一方、Z方向については、漏
れ磁束の影響がないので、磁気センサ51への飛び込み
量は少ない。したがって、X及びZの2方向について、
漏れ磁束の影響をなくすことができるので、磁気センサ
出力のひずみをなくし、高精度な位置検出精度を得るこ
とができる。
【0062】さらに、エンコーダ付きステッピングモー
タ47、リニアアクチュエータ33及びシフトユニット
20を、第1の実施の形態において説明したエンコーダ
付きステッピングモータ47とリニアアクチュエータ3
3との位置、および第3の実施の形態において説明した
シフトユニット20とリニアアクチュエータ33との位
置に配置することにより、外乱磁場気の影響を少なし、
図15に示すように1つのレンズ鏡筒内にて配置するこ
とが可能となる。なお図15においては、図をわかりや
すくするため、固定枠10を省略している。
【0063】以上のように、本実施の形態によれば、手
振れ補正を行うシフトユニットを搭載したレンズ鏡筒に
おいて、手振れ補正の性能向上に加え、エンコーダ付き
ステッピングモータを用いたことにより、送り速度が約
30〜2000ppsまで対応できるため、超高速、あ
るいは超低速ズームが可能となり、高機能化を図ったレ
ンズ鏡筒、かつそれを用いたビデオカメラを供すること
ができる。またクローズドループ制御を行い、回転角、
トルクを制御することも可能となるため、低消費電力
化、低騒音化も実現できる。さらに漏れ磁束の低減につ
いて、従来法とは異なり、シールド部品等を用いる必要
がないので、低コスト化、さらには設置スペース増加に
伴うレンズ鏡筒の大型化を抑制することができるので、
小型、軽量化を図ったレンズ鏡筒を提供することができ
る。
【0064】また、第4の実施の形態で説明したよう
に、エンコーダ付きステッピングモータの磁気センサ
を、リニアアクチュエータの磁気回路のほぼ中心に配置
することにより、また第5の実施の形態で説明したよう
に、シフトユニットのピッチング用クチュエータの光軸
像面側にリニアアクチュエータを配設したことにより、
シフトユニットとエンコーダ付きステッピングモータを
搭載したレンズ鏡筒においても、フォーカスレンズ駆動
用のリニアアクチュエータを搭載することができる。よ
って、高速応答性に加え、磁気センサを使用した結果、
高分解能と高精度が得られることにより、優れたフォー
カス特性も実現することができる。
【0065】なお本実施の形態において、シフトユニッ
トのピッチングおよびヨーイング用アクチュエータ、並
びにリニアアクチュエータのマグネットの着磁の極性に
ついては、図9に示すようにしたが、それぞれを逆にし
た着磁の極性であっても、同様な効果が得られることは
言うまでもない。 (第6の実施の形態)次に、この発明の第6の実施の形
態について、図16〜図18を用いて説明する。図16
は第6の実施の形態による像ぶれ補正装置とエンコーダ
付きステッピングモータとアイリスユニットを搭載した
レンズ鏡筒を示す図、図17はレンズ鏡筒の正面図、図
18はレンズ鏡筒の斜視図である。なお、これまで説明
したものについては同一の番号を付し、その説明は省略
する。
【0066】本発明の実施の形態のシフトユニット20
は、第2の実施の形態にて説明したものと同一である。
シフトユニット20のピッチング移動枠2およびヨーイ
ング移動枠4は、光軸方向に異なる高さにあり、ヨーイ
ング移動枠4が光軸像面側に配設されている。さらにこ
のヨーイング用アクチュエータ6yの光軸物体側には、
絞りユニット62のメータ61が配設されている。した
がって、絞りユニット62のメータ61をこのように配
設したことにより、ズーム用のステッピングモータ47
とシフトユニット20と干渉することがない。 以上の
ように、これまで第1から第5の発明の実施の形態にて
説明した構成要素、つまり像ぶれ補正用のシフトユニッ
ト20、エンコーダ付きステッピングモータ47、リニ
アアクチュエータ33及び絞りユニット62という5つ
のアクチュエータを、図18に示すように1つの鏡筒内
に配置することが可能となるため、小型でありながら、
高機能化を図ったレンズ鏡筒を実現することができる。 (第7の実施の形態)次に、この発明の第7の実施の形
態について、図19〜20を用いて説明する。図19は
第7の実施の形態によるレンズ鏡筒のPSD基板を示す
図、図20はレンズ鏡筒のLEDとPSDの配置を示す
図である。なお、これまで説明したものについては同一
の番号を付し、その説明は省略する。
【0067】本発明の実施の形態のシフトユニット20
は、第2の実施の形態にて説明したものと同一である。
シフトユニット20のピッチング移動枠2及びヨーイン
グ移動枠4の位置検出を行う発光素子12p、12y
と、受光素子14p、14yは、位置検出精度を向上さ
せるため、正確に位置決め固定する必要がある。そこで
図19に示すように、受光素子14p、14yを、同一
のPSD基板15上に位置決め固定した。さらに光軸方
向におけるスペースを有効に使用するため、ピッチング
移動枠2及びヨーイング移動枠4を異なる高さに配置し
たが、ピッチングおよびヨーイングの発光素子12p、
12yが設けられたスリット13p、13yについて
は、同一高さとなるように構成した。したがって、ピッ
チングおよびヨーイングとも、スリット13p、13y
と受光素子14p、14yとの間隔cが同一となるた
め、発光素子12p、12yから発光され、受光素子1
4p、14yの受光面に到達する光の量は同一となるた
め、同一の位置検出精度を得ることができる。
【0068】以上のように、本実施の形態によれば、手
ぶれ補正を行うシフトユニットを搭載したレンズ鏡筒に
おいて、ピッチング移動枠およびヨーイング移動枠の光
軸方向の高さを変えることにより、5つのアクチュエー
タをコンパクトに搭載することができる。さらに、発光
素子のスリット部については、移動枠の高さが違うにも
かかわらず、同一高さに配置することにより、2つの受
光素子を同一基板上に配置することが可能となる。した
がって、受光素子の位置決め精度を向上させることがで
きることにより、位置検出精度をアップさせることがで
きる。さらに、受光素子を搭載した基板を容易に固定枠
に取り付け可能となるため、組立性の向上を図ることが
できる。 (第8の実施の形態)次に、この発明の第8の実施の形
態について、図21〜図22を用いて説明する。図21
は第8の実施の形態によるレンズ鏡筒の像ぶれ補正装置
のヨーイングの正面図、第22は像ぶれ補正装置のピッ
チングの正面図である。なお、これまで説明したものに
ついては同一の番号を付し、その説明は省略する。
【0069】本発明の実施の形態において、シフトユニ
ット20は、第2の実施の形態にて説明したものと同一
である。シフトユニット20において、ピッチング移動
枠2及びヨーイング移動枠4と、固定枠10とを接続す
るフレキシブルプリントケーブル16、17について説
明する。
【0070】ピッチング移動枠2のフレキシブルプリン
トケーブル16の一端16bは、光軸中心に対し、ピッ
チング用アクチュエータ6pと反対側で、かつヨーイン
グ用アクチュエータ6yと同一側に、ピッチング移動枠
2の摺動方向Zとほぼ直交するように固定されている。
つまり特許請求の範囲にて記述した第1のレンズ移動枠
は、このピッチング移動枠2に該当する。一方、ヨーイ
ング移動枠4のフレキシブルプリントケーブル17の一
端17bは、光軸中心に対し、ピッチング用アクチュエ
ータ6pと反対側で、かつヨーイング用アクチュエータ
6yと反対側に、ヨーイング移動枠4の摺動方向Yと略
平行に固定されている。つまり特許請求の範囲にて記述
した第2のレンズ移動枠は、このヨーイング移動枠4に
該当する。そして、フレキシブルプリントケーブル1
6、17の他端16a、17aは、固定枠10の10e
部に摺動方向Zと略平行となるように固定されている。
【0071】このように構成された像ぶれ補正装置につ
いて、以下その動作を述べる。
【0072】ヨーイング移動枠4の駆動については、駆
動回路から指令を受けた電磁アクチュエータ6yは、フ
レキシブルプリントケーブル17を通じて、コイル7y
に電流が流れると、Y方向に力が働き、ヨーイング移動
枠4をY方向に駆動する。またピッチング移動枠2の駆
動については、駆動回路から指令を受けた電磁アクチュ
エータ6pは、フレキシブルプリントケーブル16を通
じて、コイル7pに電流が流れると、Z方向に力が働
き、ピッチング移動枠2をZ方向に駆動する。この際、
ピッチングおよびヨーイングのフレキシブルプリントケ
ーブル16、17は、固定枠10に設けられたR部10
fに沿って撓むことになる。そこでピッチングのフレキ
シブルプリントケーブル16は、ピッチング移動枠2に
固定された一端16bと、固定枠10に固定された他端
16aの間にて撓むことになる。同様に、ヨーイングの
フレキシブルプリントケーブル17は、ヨーイング移動
枠4に固定された一端17bと、固定枠10に固定され
た他端17aの間にて撓むことになる。したがって、こ
の両方のフレキシブルプリントケーブル16、17は、
この限られたスペース内において、より長い可動部を構
成することできるので、フレキシブルプリントケーブル
16、17の反力が発生しにくくなり、負荷低減につな
がる。
【0073】以上のように、本実施の形態によれば、ヨ
ーイング移動枠及びピッチング移動枠のフレキシブルプ
リントケーブルの可動部の長さを、限られたスペース内
にて、最大限長くすることができるので、フレキシブル
プリントケーブルの撓みにより発生する反力の影響を、
ヨーイング移動枠ならびにピッチング移動枠の両方に対
して最小限に抑えることができ、制御特性の悪化を抑え
ることができる。その結果、像ぶれの抑圧度を高めた優
れた像ぶれ補正装置を提供することができる。
【0074】なお、本実施の形態においては、フレキシ
ブルプリントケーブルの他端を固定枠に、摺動方向Zに
対して略平行に固定すると記述したが、摺動方向Zに対
して略平行にフレキシブルプリントケーブルが規制され
れば、本文中の固定場所にて、フレキシブルプリントケ
ーブルを折り曲げるなどして他の部分で固定する方法を
用いても差し支えない。
【0075】
【発明の効果】以上のように、本発明のレンズ鏡筒によ
れば、磁気抵抗効果型センサを用いたリニアアクチュエ
ータとエンコーダ付きステッピングモータを用いてレン
ズ鏡筒を構成し、リニアアクチュエータからの漏れ磁束
がエンコーダ付きステッピングモータの磁気抵抗効果型
センサへ影響を及ぼさないので、ズームおよびフォーカ
スのレンズ駆動において、高速、低消費電力化を図るこ
とができる。さらに、漏れ磁束の低減について、従来法
とは異なり、シールド部品等を用いる必要がないので、
低コスト化、さらには設置スペース増加に伴う鏡筒の大
型化を抑制することができるので、小型、軽量化を図っ
たレンズ鏡筒を提供できるという顕著な効果が得られ
る。
【0076】また、本発明のレンズ鏡筒によれば、2つ
のアクチュエータを略直交する方向に移動させるアクチ
ュエータを有する像ぶれ補正装置を有したレンズ鏡筒に
おいて、2つの移動枠を光軸方向に異なる高さで配置
し、光軸方向から見て、重なるように配置したことによ
り、レンズ鏡筒の幅方向のサイズを短縮することが可能
となるので、像ぶれ補正装置を有したレンズ鏡筒の小型
化を図ることができるという顕著な効果が得られる。
【0077】また、本発明のレンズ鏡筒によれば、フォ
ーカスレンズを駆動するためのリニアアクチュエータ
と、2つのアクチュエータを略直交する方向に移動させ
るアクチュエータを有する像ぶれ補正装置を有したレン
ズ鏡筒において、像ぶれ補正装置の2つの移動枠を光軸
方向に異なる高さで配置し、光軸物体側に配置したアク
チュエータの光軸像面側に、リニアアクチュエータを配
設したことにより、小型化を図りながらリニアアクチュ
エータを3つ搭載したレンズ鏡筒を実現することがで
き、フォーカスモータ並びに像ぶれ補正装置のアクチュ
エータの高速化、低消費電力化を図ることができるとい
う顕著な効果が得られる。
【0078】また、本発明のレンズ鏡筒によれば、通常
の鏡筒に比べ、光軸と直交する2方向へ補正レンズを駆
動するアクチュエータが2個追加する必要がある像ぶれ
補正装置を搭載したレンズ鏡筒であっても、2つのシフ
トアクチュエータのヨークの間にズームレンズを駆動す
るステッピングモータを配設したことにより、ズームス
テッピングモータを光軸中心近くに配設することが可能
となるため、レンズ鏡筒の半径方向サイズの小型化を実
現することができるという顕著な効果が得られる。
【0079】また、本発明のレンズ鏡筒によれば、手振
れ補正を行うシフトユニットを搭載したレンズ鏡筒にお
いて、シフトユニットのピッチングおよびヨーイング用
アクチュエータのマグネットの極性を逆としたことによ
り、エンコーダ付きステッピングモータの磁気センサへ
の漏れ磁束を低減することができるので、像ぶれ補正を
できるだけでなく、超高速、あるいは超低速ズームが可
能となる。さらに漏れ磁束の低減について、従来法とは
異なり、シールド部品等を用いる必要がないので、低コ
スト化、さらには設置スペース増加に伴う鏡筒の大型化
を抑制することができるので、小型、軽量化を図ったレ
ンズ鏡筒を提供できるという顕著な効果が得られる。
【0080】また、本発明のレンズ鏡筒によれば、絞り
を駆動するための絞りメータと、2つのアクチュエータ
を略直交する方向に移動させるアクチュエータを有する
像ぶれ補正装置を有したレンズ鏡筒において、像ぶれ補
正装置の2つの移動枠を光軸方向に異なる高さで配置
し、光軸像面側に配置したアクチュエータの光軸物体側
に、絞りのメータを配設したことにより、小型化を図り
ながら、像ぶれ補正装置のアクチュエータの高速化、低
消費電力化を図ることができるという顕著な効果が得ら
れる。
【0081】また、本発明のレンズ鏡筒によれば、手振
れ補正を行うシフトユニットを搭載したレンズ鏡筒にお
いて、ピッチングとヨーイングの位置検出手段である発
光素子と受光素子を、光軸方向に同一高さに配置したこ
とにより、スペースを有効に使用しつつ、組立性の向上
を図ることができるという顕著な効果が得られる。請求
項8のレンズ鏡筒によれば、手振れ補正を行うシフトユ
ニットを搭載したレンズ鏡筒において、ピッチングとヨ
ーイングのフレキシブルプリントケーブルを、スペース
を有効に使用しつつ、その可動部の長さを最大限長くす
ることが可能となるため、フレキシブルプリントケーブ
ルの撓みによる反力の影響を抑えることができる。した
がって、負荷低減を図り、像ぶれの抑圧度を高めること
ができるという顕著な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるリニアアクチ
ュエータとエンコーダ付きステッピングモータを搭載し
たレンズ鏡筒の概略斜視図
【図2】第1の実施の形態によるリニアアクチュエータ
の漏れ磁束の流れを示す概念図
【図3】MR素子の磁気抵抗変化特性を示す図
【図4】MR素子を用いた位置検出手段の概略斜視図
【図5】第1の実施の形態によるエンコーダ付きステッ
ピングモータへの漏れ磁束の流れを示す概念図
【図6】第2の実施の形態によるレンズ鏡筒の概略斜視
【図7】第2の実施の形態による像ぶれ補正装置の要部
斜視図
【図8】第2の実施の形態による像ぶれ補正回路のブロ
ック図
【図9】第3の実施の形態によるレンズ鏡筒の概略斜視
【図10】第3の実施の形態によるアクチュエータのヨ
ークの配置を示す図
【図11】第3の実施の形態による像ぶれ補正装置用シ
フトアクチュエータの漏れ磁束の流れを示す図
【図12】第4の実施の形態によるレンズ鏡筒の概略斜
視図
【図13】第4の実施の形態によるレンズ鏡筒の正面図
【図14】第5の実施の形態による像ぶれ補正装置の漏
れ磁束の流れを示す図
【図15】第5の実施の形態による図12に示したレン
ズ鏡筒にリニアアクチュエータを追加した図
【図16】第6の実施の形態による像ぶれ補正装置とエ
ンコーダ付きステッピングモータとアイリスユニットを
搭載したレンズ鏡筒を示す図
【図17】第6の実施の形態によるレンズ鏡筒の正面図
【図18】第6の実施の形態によるレンズ鏡筒の斜視図
【図19】第7の実施の形態によるレンズ鏡筒のPSD
基板を示す図
【図20】第7の実施の形態によるレンズ鏡筒のLED
とPSDの配置を示す図
【図21】第8の実施の形態によるレンズ鏡筒の像ぶれ
補正装置のヨーイングの正面図
【図22】第8の実施の形態によるレンズ鏡筒の像ぶれ
補正装置のピッチングの正面図
【符号の説明】
1 像ぶれ補正レンズ群 2 ピッチング移動枠 4 ヨーイング移動枠 6p,6y シフト用のアクチュエタ 9p、9y ヨーク 10 固定枠 12p、12y 発光素子 14p、14y 受光素子 15 PSD基板 16 ピッチング枠のフレキシブルプリントケーブル 17 ヨーイング枠のフレキシブルプリントケーブル 20 シフトユニット 33 リニアアクチュエータ 41、51 磁気センサ 47 エンコーダ付きステッピングモータ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動方向と垂直に磁化されたマグネット
    と、ヨークと、前記マグネットと所定の空隙を有して前
    記マグネットの発生する磁束と直交するように電流を通
    電することにより駆動方向に可動自在なコイルと、位置
    検出手段とにより構成されたリニアアクチュエータと、
    ステッピングモータと、円筒状あるいは円柱状であっ
    て、円周方向に多極着磁され、前記ステッピングモータ
    に同軸に回転可能に取り付けられたエンコーダマグネッ
    トと、前記エンコーダマグネットの周縁に対向して配設
    された磁気センサとにより構成されたエンコーダ付きス
    テッピングモータと、前記リニアアクチュエータにより
    光軸方向に駆動される第1の移動レンズ群と、前記エン
    コーダ付きステッピングモータにより光軸方向に駆動さ
    れる第2の移動レンズ群とを備え、前記リニアアクチュ
    エータの前記マグネット及びヨークにより構成される磁
    気回路の駆動方向から見て略対称中心位置に前記エンコ
    ーダ付きステッピングモータの前記磁気センサを配設し
    たことを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 【請求項2】 像ぶれ補正レンズ群を保持し、光軸方向
    に異なる高さで、光軸と直交する第1、第2の方向に摺
    動可能な第1、第2のレンズ移動枠と、前記第1、第2
    のレンズ移動枠を駆動する第1、第2のアクチュエータ
    とを備え、前記第1、第2のアクチュエータの内、光軸
    像面側に配設されたアクチュエータは、光軸方向から見
    て、光軸物体側に配設されたレンズ移動枠に重なるよう
    に配設されたことを特徴とするレンズ鏡筒。
  3. 【請求項3】 像ぶれ補正用の第1のレンズ群を保持
    し、光軸方向に異なる高さで、光軸と直交する第1、第
    2の方向に摺動可能な第1、第2のレンズ移動枠と、前
    記第1、第2のレンズ移動枠を駆動する第1、第2のア
    クチュエータと、光軸方向に第2のレンズ群を移動する
    リニアアクチュエータとを備え、前記第1、第2のアク
    チュエータの内、光軸物体側に配設されたアクチュエー
    タの光軸像面側に、光軸方向から見て重なるように前記
    リニアアクチュエータを配設したことを特徴とするレン
    ズ鏡筒。
  4. 【請求項4】 像ぶれ補正用の第1のレンズ群を保持
    し、光軸と直交する第1、第2の方向に摺動可能な第
    1、第2のレンズ移動枠と、前記第1、第2のレンズ移
    動枠を駆動する第1、第2のアクチュエータと、前記第
    1、第2のレンズ移動枠を摺動可能に保持する固定枠
    と、第2のレンズ群を光軸方向に移動させるエンコーダ
    付きステッピングモータとを備え、前記固定枠は、前記
    第1、第2のアクチュエータに囲まれた部分に凹部を形
    成し、前記凹部内に前記エンコーダ付きステッピングモ
    ータを配設したことを特徴とするレンズ鏡筒。
  5. 【請求項5】 像ぶれ補正用の第1のレンズ群を保持
    し、光軸と直交する第1、第2の方向に摺動可能な第
    1、第2のレンズ移動枠と、前記第1のレンズ移動枠を
    駆動するために、第1のコイルと、片面に所定の着磁を
    して前記第1のコイルに対向して配置した第1のマグネ
    ットと、前記第1のマグネットを保持した略コの字形状
    の第1のヨークとを有した第1のアクチュエータと、前
    記第2のレンズ保持枠を駆動するために、第2のコイル
    と、片面に所定の着磁をして前記第2のコイルに対向し
    て配置した第2のマグネットと、前記第2のマグネット
    を保持した略コの字形状のヨークとを有した第2のアク
    チュエータと、前記第1、第2のレンズ移動枠と前記第
    1、第2のアクチュエータを保持し、前記第1、第2の
    アクチュエータに囲まれた部分に凹部を有する固定枠と
    からなる像ぶれ補正装置を有したレンズ鏡筒であって、
    前記固定枠の凹部に、第2のレンズ群を光軸方向に移動
    させるエンコーダ付きステッピングモータを備え、光軸
    中心から見て、前記第1、第2のマグネットの極性が反
    対となるように配設したことを特徴とするレンズ鏡筒。
  6. 【請求項6】 像ぶれ補正レンズ群を保持し、光軸方向
    に異なる高さで、光軸と直交する第1、第2の方向に摺
    動可能な第1、第2のレンズ移動枠と、前記第1、第2
    のレンズ移動枠を駆動する第1、第2のアクチュエータ
    と、絞り駆動用アクチュエータを備え、前記第1、第2
    のアクチュエータの内、光軸像面側に配設されたアクチ
    ュエータの光軸物体側に、前記絞り駆動用アクチュエー
    タを配設したことを特徴とするレンズ鏡筒。
  7. 【請求項7】 像ぶれ補正レンズ群を保持し、光軸方向
    に異なる高さで、光軸と直交する第1、第2の方向に摺
    動可能な第1、第2のレンズ移動枠と、前記第1、第2
    のレンズ移動枠を駆動する第1、第2のアクチュエータ
    とからなる像ぶれ補正装置を有したレンズ鏡筒であっ
    て、前記第1のレンズ移動枠と一体に配設され、前記第
    1のレンズ移動枠の位置を検出する第1の位置検出手段
    の発光部と、前記第2のレンズ移動枠と一体に配設さ
    れ、前記第2のレンズ移動枠の位置を検出する第2の位
    置検出手段の発光部と、第1、第2の位置検出手段の受
    光部を配設した基板とを備え、前記第1、第2の位置検
    出手段の発光部は、光軸方向から見て略同一高さに配設
    されたことを特徴とするレンズ鏡筒。
  8. 【請求項8】 像ぶれ補正レンズ群を保持し、光軸と直
    交する第1、第2の方向に摺動可能な第1、第2のレン
    ズ移動枠と、前記第1のレンズ移動枠と一体で、前記第
    1の移動枠の駆動手段と位置検出手段になる第1の電気
    部品と、前記第2のレンズ移動枠と一体で、前記第2の
    レンズ移動枠の駆動手段と位置検出手段になる第2の電
    気部品と、前記第1、第2のレンズ移動枠を摺動自在に
    固定する固定枠と、前記第1の電気部品と電気的に接続
    された第1のフレキシブルプリントケーブルと、前記第
    2の電気部品と電気的に接続された第2のフレキシブル
    プリントケーブルとからなる像ぶれ補正装置を備えたレ
    ンズ鏡筒であって、前記第1のフレキシブルプリントケ
    ーブルの一端は、前記第1の駆動手段の光軸中心を挟ん
    だ反対側で、かつ前記第2の駆動手段の同一側で前記第
    1のレンズ移動枠に固定され、前記第2のフレキシブル
    プリントケーブルの一端は、前記第1、第2の駆動手段
    の光軸中心を挟んだ反対側で前記第2のレンズ移動枠に
    固定され、前記第1、第2のフレキシブルプリントケー
    ブルの他端は、前記第1のレンズ移動枠の摺動方向に対
    し略平行となるように、前記第2の駆動手段の光軸中心
    を挟んだ反対側で前記固定枠に固定されたことを特徴と
    するレンズ鏡筒。
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