JP4139925B2 - 蛍光ランプ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、基板を備えた蛍光ランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、いわゆる電球形の蛍光ランプ装置において、蛍光ランプと点灯回路を構成する基板とを保持体に取り付けるとともに、この保持体を、一端に口金を設けた基体に取り付けた構成が知られている。そして、保持体は、略円筒状をなし、一端側の開口から、電気部品を実装した基板を挿入し嵌合して保持するとともに、他端側に設けた仕切板部に、蛍光ランプを接着などして保持している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のように、円筒状をなす保持体の内側に基板を挿入して嵌合する構成では、機械により基板の外周部を保持したまま保持体の内側に挿入することが困難で、組立作業の自動化が困難である問題を有している。
【0004】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、組立作業を簡略化し、製造コストを低減できる蛍光ランプ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の蛍光ランプ装置は、基板と;基板の外周部が嵌合される筒状の基板嵌合部およびこの基板嵌合部の端部に開口したチャック用溝部を設けた保持体と;保持体に装着された蛍光ランプと;保持体が取り付けられるとともに一端に口金を設けた基体と;を具備したものである。
【0006】
そして、この構成では、基板嵌合部の端部に開口してチャック用溝部を設けたので、基板の外周部の一部をチャックで保持したまま、基板を基板嵌合部内に挿入して嵌合することが可能になり、組立作業の自動化が容易になって、製造コストが低減される。
【0007】
請求項2記載の蛍光ランプ装置は、請求項1記載の蛍光ランプ装置において、チャック用溝部は基板嵌合部の端部に沿って所定間隔を介して複数設けられ、これらチャック用溝部の間に、弾性変形可能な腕部と、この腕部に設けられ基板に係合する係合部とが設けられたものである。
【0008】
そして、この構成では、チャック用溝部の間に、係合部を設けた弾性変形可能な腕部を設けることにより、腕部の弾性を持たせやすく、また、基板がチャックされる部分と腕部との距離が小さくなり、確実に基板が係合される。さらに、保持体の構成が簡略化され、製造コストが低減される。
【0009】
請求項3記載の蛍光ランプ装置は、請求項2記載の蛍光ランプ装置において、保持体には、係合部との間に基板を挟持する複数の当接部が設けられるとともに、少なくとも1個の当接部には、基板に係合して位置決めする位置決め係合部が設けられたものである。
【0010】
そして、この構成では、基板に係合して位置決めする位置決め係合部を当接部に設けることにより、保持体の構成が簡略化され、製造コストが低減される。
【0011】
請求項4記載の蛍光ランプ装置は、請求項1ないし3いずれか一記載の蛍光ランプ装置において、基板嵌合部は円筒状をなし、基板は平面略円板状をなすとともに、外周部には、略直線状に切除された形状をなす直線縁部が形成され、この直線縁部には、チャック用溝部に対向して、他の部分より平滑性が高い被チャック部が設けられたものである。
【0012】
そして、この構成では、基板が直線縁部において他の基板と分割して形成されるので、容易に切断され、外周部が円弧状のみの構成に比べて、製造工程が簡略化されるとともに、基板の材料の材料取りが良好になる。また、この直線縁部には、チャック用溝部に対向して、他の部分より平滑性が高い被チャック部を設けたので、この被チャック部をチャックすることにより、基板の位置を精度良く所望の位置に保持し易く、基板が保持体に容易かつ確実に装着される。また、被チャック部とならない部分を他の基板との分割部分とすることにより、平滑性が高い被チャック部を設けた直線縁部が容易に形成される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の蛍光ランプ装置の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0014】
図1は、本発明の蛍光ランプ装置の一実施の形態を示す基板と保持体との分解状態の斜視図、図2は、同上蛍光ランプ装置の分解状態の正面図、図3は、同上蛍光ランプ装置の正面図、図4は、同上蛍光ランプ装置の基板と保持体とを組み合わせた状態の正面図、図5は、同上蛍光ランプ装置の基板と保持体とを組み合わせた状態の平面図、図6は、同上蛍光ランプ装置の保持体の平面図である。
【0015】
そして、図2および図3において、10は蛍光ランプ装置で、この蛍光ランプ装置10は、基体11、口金12、保持体14、蛍光ランプ15、および基板16などにより形成されている。なお、以下、口金12側を上側として説明する。
【0016】
そして、基体11は、カバーなどとも呼ばれるもので、ポリブチレンテレフタレート(PBT)などの耐熱性を有する合成樹脂にて略円筒状に一体に形成されている。そして、この基体11には、下方に拡開する基体本体部21と、この基体本体部21の上側から略円筒状に延設された口金取付部22とが形成されている。そして、基体本体部21の下端の開口部の近傍には、係合部24が複数カ所から内側に爪状に突設されている。また、口金取付部22には、下端部に、径寸法の大きい径大部25が円環状に形成されているとともに、上端部には、上端に開口して、リード線用切欠部26と、図示しない案内用切欠部とが形成されている。
【0017】
また、口金12は、E26形などのエジソン形の口金を構成するもので、絶縁部31と、この絶縁部31の上端中央部に固定された導電性を有する先端口金部32と、絶縁部31の外周部に固定されソケットに螺合される導電性を有する螺合口金部33とを備えている。また、この口金12の内側には、下方に開口した収納凹部が形成されている。
【0018】
そして、保持体14は、仕切体などとも呼ばれるもので、図1ないし図5に示すように、ポリブチレンテレフタレートなどの耐熱性を有する合成樹脂にて、ランプ取付部としての略円板状をなす仕切板部41と、この仕切板部41の外周部から上側に延設された略円筒状をなす筒状部42とが一体に形成されている。そして、仕切板部41には、正六角形の頂点に位置して、取付孔43が形成されているとともに、中央に位置して、平坦な面が形成されている。なお、6カ所の取付孔43のうち、互いに隣接する2対の取付孔43は、互いに連続して形成されている。また、筒状部42には、高さ方向の略中央部に位置して、基体11の基体本体部21の下端の開口部に嵌合する基体嵌合部44が形成されているとともに、上端部に位置して、基板取付部としての基板嵌合部45が形成されている。そして、基体嵌合部44には、外周に位置し、基体本体部21の下端部が嵌合する環状段部44a と、基体本体部21の係合部24が係合する複数の係合受部44b と、係合部24を係合受部44b に案内する係合部案内部44c となどが形成されている。
【0019】
また、基板嵌合部45には、周方向に所定間隔で対をなすチャック用溝部46が上端部に開口して形成されている。そして、これら対をなすチャック用溝部46同士の間が弾性変形可能な突部としての腕部47となり、各腕部47の先端部から内側に向かって係合部48が爪状に突設されている。さらに、基板嵌合部45の内側には、各チャック用溝部46の側方に位置して、軸方向に沿って4カ所に突条49が形成され、各突条49の上端部が当接部49a となっている。また、4カ所の突条49のうち、1カ所の突条49の当接部49a からは、さらに上側に向かって位置決め係合部49b が突設されている。なお、位置決め係合部49b の上端部は、基板嵌合部45の上端部とほぼ面一に形成されているのに対して、係合部48の下面は、基板嵌合部45の上端部より若干上側に位置し、当接部49a の上面は、基板嵌合部45の上端部より若干下側に位置している。
【0020】
そして、蛍光ランプ15は、略U字状すなわち中間部を滑らかに湾曲させた3本のバルブ51すなわち発光管を所定の位置に配置し、図示しない連通管で順次接続し、1本の放電路が形成されている。また、各バルブ51は、内面に蛍光体膜が形成されるとともに、内側にアルゴンなどの希ガスおよび水銀が封入されている。
【0021】
また、基板16は、点灯回路を構成するいわゆる回路基板であり、基板嵌合部45の内側に嵌合する円板の四方を略直線状に切断して直線縁部62が形成され、さらに、外周部の一部を切り欠いて位置決め係合受部63が形成されている。そして、この直線縁部62は、中央部に、製造時に他の基板と連続した部分を折り取りなどして形成された連結部62a が形成されているとともに、この連結部62a の両側部のチャック用溝部46に対向する部分には、連結部62a の端面より平滑な被チャック部62b が形成されている。
【0022】
さらに、基板16の上面である一面には、あるいは、上面である一面および下面である他面には、複数の電気部品が実装され、高周波点灯を行うインバータ回路すなわち高周波点灯回路が構成されている。また、電気部品としては、中央部に配置される電解コンデンサ65、棒状のラッピングピン(ラッピングポスト)66、その他、トランジスタ、チップ状の整流素子、抵抗などの部品67が備えられている。また、基板16の下面には、比較的耐熱性が強く、厚さ寸法の小さい部品が実装されている。
【0023】
そして、この蛍光ランプ装置10の組立作業は、まず、保持体14の取付孔43に、蛍光ランプ15のバルブ51の各基端部を下側から挿入し、上側からシリコーンなどの接着剤Bを充填して固定する。すなわち、図6に示すように、接着剤Bは、熱硬化樹脂である接着樹脂であり、取付孔43に挿入された各バルブ51同士の間の、外周側の6カ所と、必要に応じて内周側の6カ所に充填し、熱空気を保持体14内に吹き込んで硬化させる。なお、外周側の接着剤Bは、互いに離間した状態で充填する。
【0024】
次いで、電気部品を実装した基板16のラッピングピン66と、蛍光ランプ15のフィラメントとを電気的に接続するとともに、保持体14の上側の開口から基板嵌合部45に基板16を挿入し嵌合して固定する。すなわち、蛍光ランプ15のバルブ51の電極に接続されたワイヤを、保持体14の内側を通し、切欠部42a を介して外周側に導出した状態で、基板16の2カ所の直線縁部62の各両側の被チャック部62b を、製造装置を構成するチャックで把持し、各チャックをチャック用溝部46に位置合わせして、基板16をチャックで把持したまま、基板嵌合部45の内側に基板16を圧入し、各チャックは側方に退避させる。すると、基板16の曲線状の外周部が基板嵌合部45の内周面に嵌合するとともに、基板16の下面が突条49の当接部49a に当接し、基板16の直線縁部62の部分の上面が係合部48に係合して抜け止め保持される。また、この状態で、突条49の位置決め係合部49b が基板16の位置決め係合受部63に係合し、周方向に位置決めされるとともに回り止めして保持される。さらに、この状態で、基板16の一面である上面は、基板嵌合部45の上端部である一端部45a と面一か、あるいは一端部45a よりも上側に突出した状態で保持されている。
【0025】
次いで、基板16の一面に実装した3本または4本のラッピングピン66に、製造装置を構成する巻付装置でそれぞれワイヤの一端を巻き付けて機械的および電気的に接続する。
【0026】
また、基板16から導出された入力線を基体11の内側を通した状態で、必要に応じて接着剤を塗布したうえで、蛍光ランプ15および基板16を取り付けた保持体14を、基体11の開口から圧入し、基体11の係合部24と保持体14の係合受部44b とを係合し、基体11と保持体14とを固定する。
【0027】
そして、一方の入力線を口金12の先端口金部32に電気的に接続し、他方の入力線を口金12の螺合口金部33に電気的に接続するとともに、口金12の収納凹部を口金取付部22に被せて複数カ所をかしめ、基体11に固定することにより、蛍光ランプ装置10が組み立てられる。
【0028】
そして、本実施の形態によれば、電球形蛍光ランプの形状および製造方法に関し、保持体14の基板嵌合部45の端部に開口してチャック用溝部46を設けたため、蛍光ランプ装置10の組立工程において、基板16の外周部の一部をチャックで保持したまま、基板16を基板嵌合部45内に挿入して嵌合できる。そこで、製造装置を用いた組立作業の自動化が容易になり、製造コストを低減できる。
【0029】
また、これら保持体14の基板嵌合部45の端部に開口して設けたチャック用溝部46の間を、係合部48を設けた弾性変形可能な腕部47とすることにより、腕部47の弾性を持たせやすく、また、基板16がチャックされる被チャック部62b と腕部47との距離を小さくでき、確実に基板16を係合できる。さらに、保持体14の構成を簡略化でき、製造コストを低減できる。
【0030】
そして、基板16は、基体11に形成した係合部48と当接部49a との間に挟持して保持されるとともに、少なくとも1個の当接部49a には、基板16に設けた位置決め係合受部63に係合して位置決めする位置決め係合部49b を設けたため、保持体14の構成を簡略化し製造コストを低減できるとともに、基板16を確実に回り止めできる。
【0031】
また、円筒状の基板嵌合部45に嵌合される平面略円板状の基板16について、外周部に、略直線状に切除された形状をなす直線縁部62を四方に形成し、さらに、この直線縁部62には、チャック用溝部46に対向して、他の部分すなわち接続部62a より平滑性が高い被チャック部62b を設けたため、基板16が直線縁部62において他の基板16と分割して形成されて容易に切断され、外周部が円弧状のみの構成に比べて、製造工程を簡略化できるとともに、基板16の材料の材料取りを良好にできる。また、この直線縁部62には、チャック用溝部46に対向して、他の部分より平滑性が高い被チャック部62b を設けたため、この被チャック部62b をチャックすることにより、基板16の位置を精度良く所望の位置に保持し易く、基板16を保持体14に容易かつ確実に装着できる。また、被チャック部62b とならない部分を他の基板16との分割部分とすることにより、平滑性が高い被チャック部62b を設けた直線縁部62を容易に形成できる。
【0032】
さらに、この直線縁部62は、曲線状の外周部に比べて機械により保持しやすいとともに、係合部48にも容易に強固に係合保持させることができる。
【0033】
また、基板16は、この基板16の一面である上面が保持体14の基板嵌合部45の一端部45a の一端部以上、すなわち、一端部45a と面一か、あるいはこの一端部45a より突出した状態で保持体14に保持されるようになっている。そこで、基板16を保持体14に取り付けた状態で、基板16の一面に取り付けられた電気部品を側面から容易に確認でき、例えば、画像認識装置を用いて、ラッピングピン66に巻き付けたワイヤの状態を、ラッピングピン66の基端部まで確認することができる。
【0034】
そして、基板嵌合部45には、基板16の一面に当接する互いに離間した複数カ所に設けられた腕部47の係合部48と、基板16の他面に当接する各突条49の当接部49a とを備えたため、基板16を、係合部48と当接部49a とで挟持して、確実に保持できる。また、基板16の一面に当接する係合部48は、基板嵌合部45の一端部45a から突出した状態で設けられるため、この保持体14の搬送時には、この腕部47あるいは係合部48をガイド部材に当接させ、回転方向の位置決めができる。さらに、この係合部48は、互いに離間した複数カ所に設けたため、基板16の面に沿った様々な方向から、基板16表面上の部品などを確認できる。また、基板16が保持体14に確実に嵌め合されているかどうかを容易に判別できる。これらにより、組立作業の自動化が容易になり、製造コストを低減できる。また、この腕部47および係合部48は、基体11に収納される部分に設けたため、組み付け後は外部に露出せず、意匠を良好にできる。なお、当接部49a を設けた突条49は、複数設けるほか、例えば円環状に設けることもできる。
【0035】
また、保持体14には、仕切板部41の上面の中央部に平坦な面(底面)を設けたため、パーツフィーダーなどの機械によりこの平坦な面を容易に吸引、吸着して搬送できる。そこで、組立作業の自動化が容易になり、製造コストを低減できる。
【0036】
さらに、蛍光ランプ15と仕切板部41とを接着する接着剤Bは、保持体14の各取付孔43同士の間に位置し、互いに離間した複数カ所に充填されるため、接着剤Bの表面積が大きくなり、接着剤効果工程で、接着剤Bを硬化させる媒体である熱風を広い面積で接着剤Bに作用させ、また、蛍光ランプ15と取付孔43との間隙を通過させて円滑に流動させ、十分に接着剤Bに作用させ、迅速に硬化させることができる。そこで、組立作業の自動化が容易になり、製造コストを低減できる。また、樹脂注入器の状態により、接着剤Bの充填量は多少の変動があるが、本実施の形態では、充填する空間の側方に余裕があるため、蛍光ランプ15のバルブ51と保持体14の筒状部42との間の間隙が狭い場合などにも、接着剤Bがあふれたり、所望の高さを超えたりすることを防止できる。
【0037】
なお、上記の実施の形態では、蛍光ランプ15が露出する構成について説明したが、制光体としての種々の形状のグローブを備えることもできる。
【0038】
図7は、本発明の蛍光ランプ装置の他の実施の形態を示す正面図である。
【0039】
そして、この実施の形態では、上記の実施の形態の構成に加え、グローブ70を備えている。そして、このグローブ70は、透明あるいは光拡散性を有する乳白色などで、ガラスあるいは合成樹脂により一体的に形成されている。また、このグローブ70は、開口部の縁部を基体11と保持体14との間に挿入し、これら基体11および保持体14に接着剤で固定されるものであるが、グローブ70は、基体11のみ、あるいは保持体14のみに、接着して固定することもできる。そして、このグローブ70と基体11となどにより構成される外囲器の形状を、JIS C 7501に定義される定格電力60W形相当の白熱電球などの一般照明用電球の形状に近似させることにより、蛍光ランプ装置10を白熱電球と置き換えて使用することができる。
【0040】
【発明の効果】
請求項1記載の蛍光ランプ装置によれば、基板嵌合部の端部に開口してチャック用溝部を設けたため、基板の外周部の一部をチャックで保持したまま、基板を基板嵌合部内に挿入して嵌合でき、組立作業の自動化が容易になって、製造コストを低減できる。
【0041】
請求項2記載の蛍光ランプ装置によれば、請求項1記載の効果に加え、チャック用溝部の間に、係合部を設けた弾性変形可能な腕部を設けることにより、腕部の弾性を持たせやすく、また、基板がチャックされる部分と腕部との距離を小さくでき、確実に基板を係合できる。さらに、保持体の構成を簡略化でき、製造コストを低減できる。
【0042】
請求項3記載の蛍光ランプ装置によれば、請求項2記載の効果に加え、基板は、係合部と当接部との間に挟持して保持されるとともに、少なくとも1個の当接部には、基板に係合して位置決めする位置決め係合部を設けたため、保持体の構成を簡略化し、製造コストを低減できる。
【0043】
請求項4記載の蛍光ランプ装置によれば、請求項1ないし3いずれか一記載の効果に加え、円筒状の基板嵌合部に嵌合される平面略円板状の基板について、外周部には、略直線状に切除された形状をなす直線縁部が形成され、この直線縁部には、チャック用溝部に対向して、他の部分より平滑性が高い被チャック部を設けたため、基板が直線縁部において他の基板と分割して形成され、容易に切断され、外周部が円弧状のみの構成に比べて、製造工程を簡略化できるとともに、基板の材料の材料取りを良好にできる。また、この直線縁部には、チャック用溝部に対向して、他の部分より平滑性が高い被チャック部を設けたため、この被チャック部をチャックすることにより、基板の位置を精度良く所望の位置に保持し易く、基板を保持体に容易かつ確実に装着できる。また、被チャック部とならない部分を他の基板との分割部分とすることにより、平滑性が高い被チャック部を設けた直線縁部を容易に形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の蛍光ランプ装置の一実施の形態を示す基板と保持体との分解状態の斜視図である。
【図2】 同上蛍光ランプ装置の分解状態の正面図である。
【図3】 同上蛍光ランプ装置の正面図である。
【図4】 同上蛍光ランプ装置の基板と保持体とを組み合わせた状態の正面図である。
【図5】 同上蛍光ランプ装置の基板と保持体とを組み合わせた状態の平面図である。
【図6】 同上蛍光ランプ装置の保持体の平面図である。
【図7】 本発明の蛍光ランプ装置の他の実施の形態を示す正面図である。
【符号の説明】
10 蛍光ランプ装置
11 基体
12 口金
14 保持体
15 蛍光ランプ
16 基板
45 基板嵌合部
46 チャック用溝部
47 腕部
48 係合部
49a 当接部
49b 位置決め係合部
62 直線縁部
Claims (4)
- 基板と;
基板の外周部が嵌合される筒状の基板嵌合部およびこの基板嵌合部の端部に開口したチャック用溝部を設けた保持体と;
保持体に装着された蛍光ランプと;
保持体が取り付けられるとともに一端に口金を設けた基体と;
を具備したことを特徴とする蛍光ランプ装置。 - チャック用溝部は基板嵌合部の端部に沿って所定間隔を介して複数設けられ、これらチャック用溝部の間に、弾性変形可能な腕部と、この腕部に設けられ基板に係合する係合部とが設けられた
ことを特徴とする請求項1記載の蛍光ランプ装置。 - 保持体には、係合部との間に基板を挟持する複数の当接部が設けられるとともに、少なくとも1個の当接部には、基板に係合して位置決めする位置決め係合部が設けられた
ことを特徴とする請求項2記載の蛍光ランプ装置。 - 基板嵌合部は円筒状をなし、
基板は平面略円板状をなすとともに、外周部には、略直線状に切除された形状をなす直線縁部が形成され、
この直線縁部には、チャック用溝部に対向して、他の部分より平滑性が高い被チャック部が設けられた
ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一記載の蛍光ランプ装置。
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