JP4138803B2 - 光ヘッドとこれを備えた装置及びシステム - Google Patents

光ヘッドとこれを備えた装置及びシステム Download PDF

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Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば光ディスク又は光カードなどの情報記録媒体上に記憶される情報の記録再生又は消去を行う光ヘッドとこれを備えた装置及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
高密度・大容量の情報記録媒体として、光ディスクを用いる光メモリ技術は、ディジタルオーディオディスク、ビデオディスク、文書ファイルディスク、さらにはデータファイルと用途を拡張しつつ、実用化されてきている。微小に絞られた光ビームを介して、光ディスクへの情報の記録再生が高い信頼性のもとに首尾よく遂行されるには、回折限界の微小スポットを形成する集束機能と、光学系のフォーカス制御、トラッキング制御、及びピット信号(情報信号)検出機能が必要とされる。
【0003】
近年、光学系設計技術の進歩と光源である半導体レーザーの短波長化により、従来以上の高密度の記憶容量を持つ光ディスクの開発が進んでいる。さらに高密度化のアプローチとしては、光ディスク上へ光ビームを微小に絞る集束光学系の光ディスク側開口数(NA)を大きくすることが検討されている。
【0004】
光ディスクの第1世代といえるコンパクトディスク(CD)は、赤外光(波長λ3は780nm−820nm)とNA0.45の対物レンズを使用し、ディスクの基材厚は1.2mmである。第2世代のDVDは、赤色光(波長λ2は630nm−680nm)とNA0.6の対物レンズを使用し、ディスクの基材厚は0.6mmである。そして、第3世代の高密度ディスクは、青色光(波長λ1は380nm−420nm)とNA0.85の対物レンズを使用し、ディスクの基材厚は0.1mmのシステムが提案されている。
【0005】
なお、本明細書中では、基材厚とは光ディスク(又は情報記録媒体)に光ビームの入射する面から情報記録面までの透明基板の厚みを指す。
【0006】
このように、光ディスクの基材厚は記録密度が高くなるにつれて薄くされている。また高密度を実現する別の方法として記録層の2層化が行われている。DVDでは再生専用のROMディスクにおいて2層ディスクが規格化されており、第3世代の高密度ディスクでは記録可能なディスクにおいても2層ディスクが提案されている。
【0007】
経済性、装置の占有スペースの観点から、基材厚や記録密度の異なる光ディスクを記録再生できる光ディスク装置が望まれる。そのためには異なる波長で光ディスクに照射された光を検出することのできる検出光学系を備えた光ヘッド装置が必要である。
【0008】
それぞれの異なる波長の光に対して、それぞれに光検出器を設ければ、検出は可能であるが、それでは光学系が複雑になり、各検出器から信号線を出すためにフレキシブルケーブルも複雑になり、コストが高くなってしまう。
【0009】
異なる種類の光ディスクを記録再生する場合、従来でも1つの光検出器を共用する例は、例えば下記特許文献1に提案されている。しかし、この例ではフォーカス検出は非点収差法を前提としたものであり、DVD−RAM等のように溝ピッチがディスク上の光スポットに比べて比較的大きい場合、トラック横断時にフォーカス信号に外乱が乗り、フォーカスサーボが不安定になるという問題があった。
【0010】
また、これまでの光ヘッドは複数の規格の多層ディスクについて考慮されておらず、他層迷光によるオフセットの変動について対策がなされていなかった。
【0011】
特許文献1に提案されている内容を図18、19を参照して簡単に説明する。図18は光ヘッド1の概略構成を示している。図18AはDVDに情報を記録再生する際の状態を示し、図18BはCDに情報を記録再生する状態を示している。光ヘッド1は、波長650nmの光を発する赤色半導体レーザー2と、波長780nmの光を発する赤外半導体レーザー3とを有している。
【0012】
まず、DVDディスクを再生する場合について説明する。赤色半導体レーザー2から発した光は、波長選択プリズム4を透過し、コリメータレンズ5により平行光となる。平行となった光はビームスプリッタ6で反射され、波長フィルタ7と1/4波長板8とを透過し、対物レンズ9で収束光となり、DVDディスク10に照射される。DVDディスク10で反射・回折された光は、再び対物レンズ9と1/4波長板8と波長フィルタ7とを通り、ビームスプリッタ6を透過し、ホログラム11により回折されて収束光となり、光検出器12に集束される。
【0013】
次に、CDディスクを再生する場合について説明する。赤外半導体レーザー3から発した光は、波長選択ビームスプリッタ4により反射され、コリメータレンズ5により平行光となる。平行となった光はビームスプリッタ6で反射され、波長フィルタ7と1/4波長板8とを透過し、対物レンズ9で収束光となり、CDディスク13に照射される。CDディスク13で反射された光は、再び対物レンズ9と1/4波長板8と波長フィルタ7とを通り、ビームスプリッタ6を透過し、ホログラム11により回折されて収束光となり、光検出器12に集束される。
【0014】
ホログラム11は図19Aに示したように、複数の領域に別れ、その領域の一部(H1)は赤色の光のみを光検出器12に導き、他の領域の一部(H2)は赤外の光のみを光検出器12に導く。その際どちらも光を収束させるとともに、非点収差を与える。光検出器12は図19Bに示したように、4つの検出領域を持つ。非点収差を持った光は、4つの検出領域の中央に照射される。
【0015】
この方式では4つの検出領域の対角領域の和(A+C)と別の対角領域の和(B+D)との差により、非点収差法によるフォーカス誤差信号を生成する。またトラッキング信号としては、トラックの投影に対して同じ側にある領域の和(A+B)と別の側にある領域の和(C+D)との差からプッシュプル法によるトラッキング誤差信号を生成する。
【0016】
また対角領域の和(A+C)と別の対角領域の和(B+D)との位相を比較することにより、位相差法によるトラッキング誤差信号を生成する。さらに全ての領域の和から再生信号であるRF信号を生成する。
【0017】
この光ヘッド装置においては、使用波長が異なり、それぞれが多層ディスクを含む情報記録媒体に対して少ない光検出器で安定して信号を検出することが要求されている。
【特許文献1】
特開2002−216385号公報(第1図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0018】
しかしながら、この構成では、2層ディスク等の多層ディスクを再生するとき再生しようとする層とは別の層からの迷光が光検出器に入射するため、本来の信号にオフセットが乗り、安定して信号を検出することができないという問題があった。この場合、迷光を避けるためには光検出器の数を増やさなければならなかった。
【0019】
本発明は、前記のような従来の問題を解決するものであり、異なる種類の多層ディスクを記録再生する際も安定して情報を記録再生できる光ヘッドを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0020】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の第1の光ヘッドは、第1の情報記録媒体に情報の記録及び再生の少なくともいずれかをするための第1の波長の光を発する第1の光源と、第2の情報記録媒体に情報の記録及び再生の少なくともいずれかをするための第2の波長の光を発する第2の光源と、前記第1及び第2の波長の光を回折する光学素子と、前記第1の情報記録媒体又は前記第2の情報記録媒体で反射し、前記光学素子を通った光を検出する検出領域を備えた光検出器とを備え、前記第1の情報記録媒体及び前記第2の情報記録媒体は、記録層が2層以上の多層ディスクであり、前記検出領域は、前記光学素子で回折された前記第1の波長の光の1次以上の回折光のいずれかを検出する第1の回折光検出領域と、前記光学素子で回折された前記第2の波長の光の1次以上の回折光のいずれかを検出する第2の回折光検出領域とを含んでおり、前記第1の回折光検出領域は、前記第1の情報記録媒体からの光のうち記録又は再生の対象となる記録層とは異なる記録層からの光の0次光の前記光検出器上のスポットの輪郭線の、最小範囲から最大範囲までの間の範囲と重ならないように配置されており、前記第2の回折光検出領域は、前記第2の情報記録媒体からの光のうち記録又は再生の対象となる記録層とは異なる記録層からの光の0次光の前記光検出器上のスポットの輪郭線の、最小範囲から最大範囲までの間の範囲と重ならないように配置されていることを特徴とする光ヘッド。
【0021】
本発明の第2の光ヘッドは、第1の情報記録媒体に情報の記録及び再生の少なくともいずれかをするための第1の波長の光を発する第1の光源と、第2の情報記録媒体に情報の記録及び再生の少なくともいずれかをするための第2の波長の光を発する第2の光源と、前記第1及び第2の波長の光を回折する光学素子と、前記第1の情報記録媒体で反射し、前記光学素子を通った光を検出する第1の検出領域を備えた第1の光検出器と、前記第2の情報記録媒体で反射し、前記光学素子を通った光を検出する第2の検出領域を備えた第2の光検出器とを備え、前記第1の情報記録媒体及び前記第2の情報記録媒体は、記録層が2層以上の多層ディスクであり、前記第1の検出領域は、前記光学素子で回折された前記第1の波長の光の1次以上の回折光のいずれかを検出する第1の回折光検出領域を含んでおり、前記第2の検出領域は、前記光学素子で回折された前記第2の波長の光の1次以上の回折光のいずれかを検出する第2の回折光検出領域を含んでおり、前記第1の回折光検出領域は、前記第1の情報記録媒体からの光のうち記録又は再生の対象となる記録層とは異なる記録層からの光の0次光の前記光検出器上のスポットの輪郭線の、最小範囲から最大範囲までの間の範囲と重ならないように配置されており、前記第2の回折光検出領域は、前記第2の情報記録媒体からの光のうち記録又は再生の対象となる記録層とは異なる記録層からの光の0次光の前記光検出器上のスポットの輪郭線の、最小範囲から最大範囲までの間の範囲と重ならないように配置されていることを特徴とする。
【0022】
本発明の第1の光ディスク装置は、前記本発明の光ヘッドと、前記第1及び第2の情報記録媒体と前記光ヘッドとを相対的に移動させる回転系及び移送系とを備えている。
【0023】
本発明の第2の光ディスク装置は、前記本発明の光ヘッドと、前記第1及び第2の情報記録媒体と前記光ヘッドとを相対的に移動させる回転系及び移送系と、前記光検出手段から出力された信号から情報を再生する再生手段とを備えた再生専用の光ディスク装置である。
【0024】
本発明の第3の光ディスク装置は、前記本発明の光ヘッドと前記第1及び第2の情報記録媒体と前記光ヘッドとを相対的に移動させる回転系及び移送系とを備え、前記第1及び第2の情報記録媒体に映像の記録及び再生の少なくともいずれかをする光ディスク装置である。
【0025】
本発明の第4の光ディスク装置は、前記本発明の光ヘッドと、前記第1及び第2の情報記録媒体と前記光ヘッドとを相対的に移動させる回転系及び移送系とを備え、前記第1及び第2の情報記録媒体から映像の再生をする再生専用の光ディスク装置である。
【0026】
また、本発明のコンピュータは、前記本発明の光ディスク装置を外部記憶装置として備えたものである。
【0027】
また、本発明のサーバーは、前記本発明の光ディスク装置を外部記憶装置として備えたものである。
【0028】
また、本発明のカーナビゲーションシステムは、前記本発明の光ディスク装置を外部記憶装置として備えたものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
本発明によれば、異なる種類の多層ディスクを記録再生する際も安定して情報を記録再生できる。
【0031】
前記本発明の光ヘッドにおいては、前記第1の回折光検出領域のうち少なくとも1つは、前記第1の情報記録媒体からの光のうち記録又は再生の対象となる記録層とは異なる記録層からの光の0次光の前記光検出器上のスポットの最大範囲である第1の最大範囲より外側にあり、前記第2の回折光検出領域のうち少なくとも1つは、前記第2の情報記録媒体からの光のうち記録又は再生の対象となる記録層とは異なる記録層からの光の0次光の前記光検出器上のスポットの最大範囲である第2の最大範囲より外側にあることが好ましい。この構成によれば、多層ディスクの他層迷光の影響を避けることができるので、安定して情報を記録再生することができる。
【0032】
また、前記光学素子は、前記第1の波長の光を回折する光学素子と前記第2の波長の光を回折する光学素子とが別個になっており、前記第1の回折光検出領域と前記第2の回折光検出領域とを共用した共用領域があり、前記共用領域は前記第1の最大範囲と前記第2の最大範囲とのうち、大きい範囲の外側に配置されていることが好ましい。この構成によれば、波長の異なる光に対して光学素子のパターンを最適化でき、さらに検出領域を共通化することができるので、光検出器の面積を小さくでき、かつ構造も簡素化できる。
【0033】
また、前記第1の回折光検出領域のうち少なくとも1つ、及び前記第2の回折光検出領域のうち少なくとも1つは、前記第1の情報記録媒体からの光のうち記録又は再生の対象となる記録層とは異なる記録層からの光の0次光の前記光検出器上のスポットの最小範囲である第1の最小範囲と、前記第2の情報記録媒体からの光のうち記録又は再生の対象となる記録層とは異なる記録層からの光の0次光の前記光検出器上のスポットの最小範囲である第2の最小範囲とのうち、小さい範囲の内側に配置されていることが好ましい。この構成によれば、両情報記録媒体の記録再生時のいずれにおいても迷光によるオフセットは同程度であるので、あらかじめ他層迷光による影響分を算出し、これを除去するようにすれば、両情報記録媒体の情報の記録再生を安定して行うことができる。
【0034】
また、前記第1の回折光検出領域及び前記第2の回折光検出領域のすべてが、前記第1の最小範囲と前記第2の最小範囲とのうち、小さい範囲の内側に配置されていることが好ましい。
【0035】
また、前記光学素子とは別の第2の光学素子と、前記第2の光学素子による回折光の検出領域とをさらに備えており、前記第2の光学素子は、前記光学素子で回折されなかった0次光を回折することが好ましい。
【0036】
また、前記第1の回折光検出領域と、前記第2の回折光検出領域とが電気的に結合されていることが好ましい。この構成によれば、第1、第2の情報記録媒体とでI−Vアンプを共用化することができ、電気回路を簡素化することができる。
【0037】
以下、本発明の一実施の形態を、図面を参照しながら説明する。以下の各図において、同一構成、同一作用のものには同一符号を付している。
【0038】
(実施の形態1)
図1に、本実施の形態に係る光ヘッド20の概略構成を示している。基材厚の薄い高密度ディスク(第1の情報記録媒体)に記録再生する状態を図1Aに、DVDディスク(第2の情報記録媒体)を記録再生する状態を図1Bに示している。光ヘッド20は、波長が400nm前後(380nm−420nm)の青色半導体レーザー(第1の波長の光源)21と、波長が630nm−680nmの赤色半導体レーザー(第2の波長の光源)22との2種類の光源を備えている。
【0039】
なお、記録再生とは記録及び再生のうち少なくともいずれかをするという意味であり、例えば光ヘッド20は、再生専用のものでもよく、記録及び再生の双方に用いるものでもよい。このことは以下の説明においても同じである。
【0040】
図1Aにおいて、青色半導体レーザー21から出た波長λ1の光は、波長選択プリズム23を透過し、コリメータレンズ24で平行光になる。平行となった光はビームスプリッタ25で反射され、波長フィルタ26と1/4波長板27とを透過し、集束手段である対物レンズ28により収束光となって、高密度ディスク29に照射される。
【0041】
ここで対物レンズ28の開口数(NA)は0.85、高密度ディスク29の基材厚は0.1mmを想定している。対物レンズ28は、波長λ1の青色光を基材厚0.1mmのディスクに照射したときに、収差が最小になるように設計されている。高密度ディスク29で反射、回折及び変調された光は、再び対物レンズ28、1/4波長板27及び波長フィルタ26を通り、ビームスプリッタ25を透過してホログラム(光学素子)30で一部の光が回折され、検出レンズ31で収束光となり、光検出手段である光検出器32に入射する。光検出器32は複数の光検出領域を持ち、受光した光量に応じた信号を出力する。
【0042】
次に、図1Bについて説明する。赤色半導体レーザー22から出た波長λ2の光は、波長選択プリズム23で反射され、コリメータレンズ24で平行光になる。平行となった光は、ビームスプリッタ25で反射され、波長フィルタ26と1/4波長板27とを透過し、対物レンズ28により収束光となって、DVDディスク10に照射される。
【0043】
ここで対物レンズ28から出射される光の開口数(NA)は、波長フィルタ26により0.6に制限される。DVDディスク10の基材厚は0.6mmである。DVDディスク10で反射、回折及び変調された光は、再び対物レンズ28と1/4波長板27と波長フィルタ26とを通り、ビームスプリッタ25を透過してホログラム30で一部の光が回折され、検出レンズ31で収束光となり、光検出器32に入射する。光検出器32は複数の光検出領域を持ち、受光した光量に応じた信号を出力する。
【0044】
図2Aは、2層ディスクの記録再生時における光の様子の簡略図である。高密度ディスク29は、第1の記録層33と第2の記録層34とを備えている。図2Aは、対物レンズ28から出た光が、第1の記録層33に焦点が合っている状態を示している。第1の記録層33で反射された光は、再び対物レンズ28を通り、検出レンズ31で集束されて、光束35で示したように受光面36上で集束される。
【0045】
一方、第1の記録層33を透過した一部の光は、第2の記録層34で反射され、対物レンズ28を通り、検出レンズ31で収束される。この光が迷光(以下「他層迷光」という)37となる。他層迷光37は図2Aに示したように、受光面36より前側で集束され、受光面36上では広がりを持った光となる。
【0046】
図2Bは、受光面における各光束の正面図を示している。光束35は集束されているが、他層迷光37は広がりを持っている。他層迷光37は略円形に広がっており、この半径をRとする。Rは、第1の記録層33と第2の記録層34との間の光学的距離d、対物レンズ28の焦点距離Fo、開口数NA、検出レンズ31の焦点距離Fdによって、実質的に下記式(1)のように表される。実質的にとは、Rが下記の右辺と完全同一の場合のみならず、略同一の場合も含むという意味である。
【0047】
式(1) R=d・NA・Fd/Fo
ここで、Fo=2mm、Fd=40mm、NA=0.85、高密度ディスクの2層の層間の物質の屈折率を1.6、層間厚が規格により20−30μmと定められているとする。層間厚が最小値20μmのときは、d=20/1.6となるので、前記各数値を式(1)に代入すると、半径Rの最小値として213μmが得られる。同様にして、層間厚が最大値30μmのときは、d=30/1.6となり、半径Rの最大値として319μmが得られる。
【0048】
次に、DVDディスクの場合は、規格により層間厚は55±15μm、屈折率は1.55±0.10と定められている。2層の層間の物質の屈折率を規格上の最大値1.65、層間厚を規格上の最小値40μmとすると、d=40/1.65となる。DVDディスクの記録再生におけるNAを0.6として、前記各数値を式(1)に代入すると、半径Rの最小値として290μmが得られる。
【0049】
同様にして、2層の層間の物質の屈折率を規格上の最小値1.45、層間厚を規格上の最大値70μmとすると、d=70/1.45となり、半径Rの最大値として579μmが得られる。
【0050】
2層ディスクでは第1の記録層33と第2の記録層34との実質的な反射率がほぼ同じになるように作られている。すなわち、第1の記録層33の膜反射率は、第2の記録層34の膜反射率と、第1の記録層33の透過率の2乗との積に略同一である。
【0051】
このため、記録又は再生しようとしている記録層とは異なる記録層で反射された光は他層迷光となる。この他層迷光は半径Rで広がる分、再生しようとしている層の光より弱くなるが、大きな領域に影響が及び、光の一部をホログラム等で飛ばしていてその検出領域に入る場合には、検出領域から出力される信号の中に他層迷光37に対応する信号が含まれ、これが無視できない外乱となる。
【0052】
特に他層迷光が検出領域の一部にかかり、ディスクのチルトやレンズシフト、層間厚みの変動により検出領域にかかる量が変化する場合には迷光によるオフセットが変化し、情報の記録再生を不安定にする要因となる。前記のように半径Rは層間の光学的距離の関数であり、この値は再生しようとする光ディスクの規格(フォーマット)により許容範囲が定められている。したがって、前記式(1)により算出したように、他層迷光の広がり半径Rの範囲は、光学系が決まれば規格の許容範囲により最大値と最小値とが決まる。
【0053】
図3Aは、光検出器32の正面図を示している。図3Aにおいて、38は、2層ディスクの高密度ディスク29の再生時におけるホログラム30の0次光の他層迷光の規格上の最大範囲である。39は、2層ディスクのDVDディスク10の再生時におけるホログラム30の0次光の他層迷光の規格上の最大範囲である。本実施の形態の場合、前記式(1)による算出値により、最大範囲38は、半径319μmの円形の範囲である。また、最大範囲39は、半径579μmの円形の範囲である。
【0054】
検出領域40は、ホログラム30で回折されなかった0次光を受光する。検出領域40は、高密度ディスク29を再生するときにも、DVDディスク10を再生するときにも使用される。高密度ディスク29を再生するときの光のうち、ホログラム30で回折された光を検出領域41で受光する。検出領域41は、高密度ディスク29の他層迷光の規格上の最大範囲38で区画された内側領域と外側領域とを跨がないように、外側領域に配置されている。前記の数値例では、検出領域41は、検出領域40の中心から319μm以内の範囲より外側に配置されることになる。
【0055】
DVDディスク10を再生するときの光のうち、ホログラム30で回折された光を検出領域42で受光する。検出領域42は、DVDディスク10の他層迷光の規格上の最大範囲39で区画された内側領域と外側領域とを跨がないように、外側領域に配置されている。前記の数値例では、検出領域42は、検出領域40の中心から579μm以内の範囲より外側に配置されることになる。検出領域40からは、情報の再生信号であるRF信号、及び位相差法によるトラッキング信号の生成に用いる4つの信号を得る。
【0056】
検出領域41からは、高密度ディスク29を再生する際のフォーカス信号(スポットサイズ検出法(SSD法)とトラッキング信号(プッシュプル法)とを得る。検出領域42からは、DVDディスク10を再生する際のフォーカス信号(SSD法)とトラッキング信号(プッシュプル法)とを得る。
【0057】
図3Bにホログラム30の概略図を示している。ホログラム30は、中央の分割線43を挟んで2つ領域に分かれている。この2つの領域の差動を取ることでプッシュプル法のトラッキング信号を生成する。分割線43の右側の領域は領域44Fと44Bとに別れており、受光面に対して前側で焦点を結ぶ光と後側で焦点を結ぶ光とを生成する。分割線43の左側の領域も領域45Fと45Bとに別れており、受光面に対して前側で焦点を結ぶ光と後側で焦点を結ぶ光とを生成する。
【0058】
これら前側焦点の光と後側焦点の光との差から、SSD法によるフォーカス信号を生成する。ホログラム30は高密度ディスク29とDVDディスク10を再生する際に共通で利用する。この場合、高密度ディスク29の再生時とDVDディスク10の再生時とでは使用する波長が異なるため、回折角度が異なる。この差を利用して光を検出領域41と42とに分配する。すなわち、高密度ディスク29用の青色レーザー光の1次回折光は、検出領域41で受光され、DVDディスク10用の赤色レーザー光の1次回折光は、検出領域42で受光される。
【0059】
この構成によれば、図3Aに示したように、検出領域41を高密度ディスク29を再生する際の他層迷光の規格上の最大範囲38の外側に配置することができるため、フォーカス信号やプッシュプルのトラッキング信号の外乱を減らすことができる。あわせて、検出領域42をDVDディスク10の他層迷光の規格上の最大範囲39の外側に配置することができるため、フォーカス信号やプッシュプルのトラッキング信号の外乱を減らすことができる。
【0060】
さらに検出領域41と検出領域42とは独立しているため、検出領域41は高密度ディスク29再生用に最適化し、検出領域42はDVDディスク10再生用に最適化することができる。
【0061】
図3Cは、検出領域41と検出領域42の詳細と回路の一部の構成図を示している。検出領域41は領域41aから領域41lの12領域に分かれており、検出領域42は領域42aから領域42lの12領域に分かれている。領域41aと領域42aは電気的に結合されており、領域41aから出力される電流信号は領域42aから出力される電流信号と加算されてI−Vアンプ(電流電圧変換手段)46に入力され、対応する電圧信号として出力される。
【0062】
同様に、領域41bから出力される電流信号は領域42bから出力される電流信号と加算されてI−Vアンプ47に入力され、対応する電圧信号として出力される。他の領域41c−領域41lについては、図示はしていないが、領域42c−42lとそれぞれ電気的に結合されており、対応するI−Vアンプから光量に応じた電圧信号が出力される。さらに検出領域41と検出領域42とは独立しているため、検出領域41は高密度ディスク29再生用に最適化し、検出領域42はDVDディスク10再生用に最適化することができる。
【0063】
この構成は、検出領域41と検出領域42とを電気的に結合しているので、高密度ディスク29の再生時とDVDディスク10の再生時とで、I−Vアンプを共用化することができる。すなわち、高密度ディスク29の再生時には、検出領域42からの信号はゼロであるので、I−Vアンプには、検出領域41からの信号のみが入力されることになる。一方、DVDディスク10の再生時には、検出領域41からの信号はゼロであるので、I−Vアンプには、検出領域42からの信号のみが入力されることになる。このような共用化によれば、検出領域41、42にそれぞれ独立したI−Vアンプを設ける必要がなくなるため、電気回路を簡素化することができる。
【0064】
また、光検出器から出力される信号線の本数を減らすことができるため、光検出器のパッケージの大きさを小さくすることができ、光ヘッド装置や光情報装置を小型化したり、コストを下げることができる。
【0065】
図4に別の例に係る光ヘッド50の概略構成を示している。高密度ディスクを記録再生する状態を図4Aに、DVDディスクを記録再生する状態を図4Bに示している。図1の構成と異なる点は、ホログラム30の代わりに別のホログラム51を用い、ホログラム51の0次光の一部をさらに別のホログラム素子52で回折し、これらを光検出器53で受光する点である。
【0066】
図5Aは、図4に示した光検出器53の正面図を示している。検出領域54は、2つのホログラム51、52両方で回折されなかった0次光を受光する。検出領域54で検出された光から、情報の再生信号であるRF信号を得る。ホログラム51では回折されず、ホログラム52では回折された光は検出領域55で受光される。検出領域55で受光された光から、位相差法によるトラッキング信号の生成に用いる4つの信号を得る。図4、5に示した例は、位相差法による検出は、迷光の影響が小さいので、検出領域55を迷光の範囲内としたものである。
【0067】
検出領域56、57は、高密度ディスク29の他層迷光の規格上の最大範囲38で区画された内側領域と外側領域とを跨がないように、外側領域に配置されている。検出領域56、57は、高密度ディスク29を再生するときの光のうちホログラム51で回折された光を受光する。検出領域56からは高密度ディスク29を再生する際のフォーカス信号(スポットサイズ検出法(SSD法))とトラッキング信号(プッシュプル法)を得る。また検出領域57からは、トラッキング信号のレンズシフトによるオフセットを補正するための信号を得る。
【0068】
検出領域58、59は、DVDディスク10の他層迷光の規格上の最大範囲39で区画された内側領域と外側領域とを跨がないように、外側領域に配置されている。検出領域58、59は、より外側に配置され、DVDディスク10を再生するときの光のうちホログラム51で回折された光を受光する。検出領域58、59からはDVDディスク10を再生する際のフォーカス信号(スポットサイズ検出法(SSD法))とトラッキング信号(プッシュプル法)を得る。
【0069】
図5Bは、ホログラム51の概略図を示している。図5Bの点線は、ホログラム51上での光ビームの形状を表している。ホログラム51は6つの領域60−65に分かれている。高密度ディスク再生時には、領域62、63の光は、検出領域56に回折される。領域62と63の内部は、図示はしてないがさらに前焦点用の領域と後焦点用の領域に分かれている。高密度ディスク再生時には、領域60、61、64、65の光は、検出領域57に回折される。領域60、61、64、65はプッシュプル信号の成分をほとんど含まず、レンズシフトによる変化の成分を多く含んでいる。このため、検出領域57から得られる信号により、トラッキング信号のレンズシフトによるオフセットを補正する信号が得られる。
【0070】
図6Aは、別の例に係る光検出器70の正面図を示している。図6Aに示した光検出器70は、図4の構成において光検出器53に代えて用いるものである。あわせて、ホログラム51に代えて、図6Bに示したホログラム72を用いる。以下、光検出器70について、図5に示した構成との違いについて説明する。検出領域71は、高密度ディスク29の他層迷光の規格上の最大範囲38で区画された内側領域と外側領域とを跨がないように、外側領域に配置されている。検出領域71は、高密度ディスク29を再生するときの光のうち、ホログラム72で回折された光を受光する。検出領域71からは、高密度ディスク29を再生する際のフォーカス信号(スポットサイズ検出法(SSD法))とトラッキング信号(プッシュプル法)、さらに球面収差検出信号を得る。
【0071】
検出領域73は、DVDディスク10の他層迷光の規格上の最大範囲39で区画された内側領域と外側領域とを跨がないように、外側領域に配置されている。検出領域73は、DVDディスク10を再生するときの光のうちホログラムで回折された光を受光する。検出領域73からはDVDディスク10を再生する際のフォーカス信号(スポットサイズ検出法(SSD法))とトラッキング信号(プッシュプル法)とを得る。
【0072】
図6Bは、ホログラム72の概略図を示している。図6Bの点線は、ホログラム72上での光ビームの形状を表している。ホログラム72は74−81の8領域に分かれている。高密度ディスク再生時には、領域76、77、78、79の光は、検出領域71に回折される。領域76−79は、図示はしていないが、さらに前側焦点用の領域と後側焦点用の領域とに分かれている。光ビームの中心に近い領域77と78の光から内周フォーカス信号を生成し、中心から遠い領域76と79の光から外周フォーカス信号を生成する。これらの生成した両信号の差信号から球面収差検出信号を生成し、和信号から通常のフォーカス信号を生成する。
【0073】
図7Aは、さらに別の例に係る光検出器90の正面図を示している。図7Aに示した光検出器90は、図4の構成において光検出器53に代えて用いるものである。あわせて、ホログラム51に代えて、図7Bに示したホログラム92を用いる。以下、光検出器90について、図5、6に示した構成との違いについて説明する。検出領域91は、高密度ディスク29の他層迷光の規格上の最大範囲38で区画された内側領域と外側領域とを跨がないように、外側領域に配置されている。検出領域91は、高密度ディスク29を再生するときの光のうちホログラム92で回折された光を受光する。検出領域91からは高密度ディスク29を再生する際のフォーカス信号(半月スポットサイズ検出法)とトラッキング信号(プッシュプル法)、さらに球面収差検出信号を得る。
【0074】
検出領域93は、DVDディスク10の他層迷光の規格上の最大範囲39で区画された内側領域と外側領域とを跨がないように、外側領域に配置されている。検出領域93は、DVDディスク10を再生するときの光のうちホログラム92で回折された光を受光する。検出領域93からは、DVDディスク10を再生する際のフォーカス信号(半月スポットサイズ検出法)とトラッキング信号(プッシュプル法)を得る。
【0075】
図7Bは、ホログラム92の概略図を示している。図7Bの点線は、ホログラム92上での光ビームの形状を表している。ホログラム92は94−105の12領域に分かれている。高密度ディスク再生時には、領域96−103の光は、検出領域91に回折される。領域96と100とは互いに向かい合っており、一方が前側焦点用のビームとなり、他方が後側焦点用のビームとなる。これは、領域97と101、領域98と102、領域99と103でも同様の関係にある。
【0076】
光ビームの中心に近い領域97、98、101、102の光から内周フォーカス信号を生成し、中心から遠い領域96、99、100、103の光から外周フォーカス信号を生成する。これらの生成した両信号の差信号から球面収差検出信号を生成し、和信号から通常のフォーカス信号を生成する。
【0077】
本実施の形態によれば、異なるフォーマットの光ディスクが2層ディスクを含んでいても、フォーカス信号やトラッキング信号に2層の他層迷光の影響を防止でき、情報の記録再生を安定して行うことができる。さらに光検出器を小さくすることができるので、光ヘッド装置、光情報記録装置のコストを低くすることができる。
【0078】
この実施の形態では、SSD法のようにトラック横断時のフォーカスへの影響が小さいフォーカス方式を利用することができるので、DVD−RAMのように溝ピッチがディスク上のスポットに比べて大きい場合にも安定して情報の記録再生が可能となる。
【0079】
以下、本実施の形態について補足するが、これらは実施の形態2以下についても同様である。フォーカス信号やトラッキング信号、球面収差検出信号は、ここに示した例にのみ限るものではない。フォーカスでは他に、ナイフエッジ法やデフォーカスナイフエッジ法と組み合わせることができるし、トラッキングでは3ビーム法や作動プッシュプル法(DPP法)等と組み合わせても良い。
【0080】
また、対物レンズの焦点距離と検出レンズの焦点距離の具体例を挙げて他層迷光の範囲の数値例を示したが、本発明はこの数値に限定されるものではない。すなわち、他層迷光の範囲は、実際に用いる光学系と実際に用いるディスクの規格から前記式(1)により適宜求められるものであり、求めた他層迷光の範囲に応じて検出領域を配置すればよい。
【0081】
また、本実施の形態では高密度用検出領域とDVD用検出領域とを電気的に結合する例を示したが、これに限るものではなく、別々にI−Vアンプを設けて電流電圧変換を行ったり、別々に出力する構成でもよい。この構成では、I−Vアンプの変換抵抗を高密度用とDVD用とで別々に最適化することができるため、情報再生時の誤まり率を低減できる。
【0082】
また、本実施の形態では波長として青色(例えば405nm)と赤色(630−680nm)の例を示したが、本発明の効果はこの波長の組み合わせに限るものではない。すなわち、波長の組み合わせを本実施の形態の例とは異なるものとし、各波長に対応したディスク規格のディスクを用いる構成としてもよい。
【0083】
また、本実施の形態では基材厚の異なるディスクを互換するために波長フィルタと1/4波長板を用いる例を示したが、本発明の効果はこれに限るものではない。ダイクロホログラムを用いる方法や、位相段差を用いる場合にも本発明は適用可能である。
【0084】
また、回折光が1次のもので説明したが、2次以上の回折光であってもよい。最も低次の回折が1次であり、次数が増えるにつれて、回折角度も大きくなる。
【0085】
(実施の形態2)
実施の形態2は、フォーカス信号に用いる光を受光する検出領域は常に迷光の内側にある例である。実施の形態2は、光学的な構成は図1の構成とほぼ同様であるが、光検出器として図1の光検出器32の代わりに図8Aに示す光検出器110を用い、ホログラム30の代わりに図8Bに示すホログラム111を用いている。
【0086】
図8Aは、光検出器110の正面図を示している。検出領域112はホログラム111で回折されなかった0次光を受光する。検出領域112は、高密度ディスク29を再生するときにも、DVDディスク10を再生するときにも使用される。高密度ディスク29を再生するときの光のうちホログラム111で回折された光を検出領域113、114で受光する。
【0087】
検出領域113は、高密度ディスク29の他層迷光の規格上の最小範囲115で区画された内側領域と外側領域とを跨がないように、内側領域に配置されている。検出領域114は高密度ディスク29の他層迷光の規格上の最大範囲38で区画された内側領域と外側領域とを跨がないように、外側領域に配置されている。
【0088】
DVDディスク10を再生するときの光のうち、ホログラム111で回折された光を検出領域116、117で受光する。検出領域116は高密度ディスク29の他層迷光の規格上の最小範囲115で区画された内側領域と外側領域とを跨がないように、内側領域に配置されている。検出領域117はDVDディスク10の他層迷光の規格上の最大範囲39で区画された内側領域と外側領域とを跨がないように、外側領域に配置されている。検出領域112から、情報の再生信号であるRF信号、及び位相差法によるトラッキング信号の生成に用いる4つの信号を得る。
【0089】
検出領域113からは、高密度ディスク29を再生する際のフォーカス信号(スポットサイズ検出法(SSD法))とトラッキング信号(プッシュプル法)とを得る。検出領域114からはトラッキング信号のレンズシフトによるオフセットを補正するための信号を得る。また、検出領域116、117からはDVDディスク10を再生する際のフォーカス信号(SSD法)とトラッキング信号(プッシュプル法)とを得る。
【0090】
図8Bは、ホログラム111の概略図を示している。図8Bの点線は、ホログラム111上での光ビームの形状を表している。ホログラム111は6つの領域118−123に分かれている。高密度ディスク再生時には、領域120、121の光は、検出領域113に回折される。領域120と121の内部は、図示はしていないが、さらに前焦点用の領域と後焦点用の領域とに分かれている。
【0091】
高密度ディスク再生時には、領域118、119、122、123の光は、検出領域114に回折される。領域118、119、122、123はプッシュプル信号の成分をほとんど含まずレンズシフトによる変化の成分を多く含んでいる。このため、検出領域114から得られる信号により、トラッキング信号のレンズシフトによるオフセットを補正する信号が得られる。
【0092】
ここで、Fo=2mm、Fd=40mm、NA=0.85、高密度ディスクの2層の層間の物質の屈折率を1.6、層間厚の最小値が規格により20μmとする。この場合、d=20/1.6となるので、前記各数値を式(1)に代入すると、半径Rの値として213μmが得られる。次に、DVDディスクの場合は、屈折率を規格上の最大値1.65、層間厚を規格上の最小値40μmとすると、d=40/1.65となる。DVDディスクの記録再生におけるNAを0.6として、前記各数値を式(1)に代入すると、半径Rの最小値として290μmが得られる。
【0093】
したがって、高密度ディスクの他層迷光の規格上の最小範囲は、半径213μmの円となる。これは、DVDディスクの場合の他層迷光の規格上の最小範囲290μmより小さいため、最小範囲115は、どちらの規格の最小範囲よりも小さい範囲となる。
【0094】
本実施の形態を用いた場合、フォーカス用の信号を得る光検出領域は高密度ディスク再生時とDVDディスク再生時のどちらも2層ディスクの他層迷光の内側にある。このため、両ディスク再生時のいずれにおいても迷光によるオフセットは存在するが、2層ディスクの層間厚が変化してもオフセットの変化は小さい。すなわち、両ディスク再生時におけるオフセットは同程度であり、あらかじめ他層迷光による影響分を算出し、これを除去するようにすれば、異なるフォーマットの光ディスクが2層ディスクを含んでいても、情報の記録再生を安定して行うことができる。
【0095】
また、この実施の形態でも、SSD法のようにトラック横断時のフォーカスへの影響が小さいフォーカス方式を利用することができるので、DVD−RAMのように溝ピッチがディスク上のスポットに比べて大きい場合にも安定して情報の記録再生が可能となる。
【0096】
この構成では高密度ディスク用の検出領域113とDVDディスク用の検出領域116の対応する要素を電気的に結合できる。このため検出領域から出てくる電流信号を電圧信号に変えるアンプや信号線の数を減らすことができる。このため、この構成を用いた光ヘッド装置や光ディスク装置のコストを低くすることができる。
【0097】
(実施の形態3)
実施の形態3は、高密度ディスクを再生する際とDVDディスクを再生する際とで光検出器を共用する例である。図9は、本実施の形態の光ヘッド130の概略構成図を示している。実施の形態1と異なる点は、ホログラム30の代わりに、それぞれ別個のホログラム131とホログラム132との2枚のホログラムを使用している点である。ホログラム131は青色半導体レーザー21の波長の光のみを回折し、赤色半導体レーザー22の波長の光は回折しない。一方、ホログラム132は赤色半導体レーザー22の波長の光のみを回折し、青色半導体レーザー21の波長の光は回折しない。ホログラム131、132による回折光及び0次光は、光検出器133により受光される。
【0098】
図10Aは、光検出器133の正面図を示している。検出領域134は、3つのホログラム131、132、52で回折されなかった0次光を受光する。検出領域134で検出された光から、情報の再生信号であるRF信号を得る。ホログラム131、132では回折されず、ホログラム52で回折された光は、検出領域135で受光される。検出領域135で受光された光から、位相差法によるトラッキング信号の生成に用いる4つの信号を得る。検出領域136、137は、DVDディスク10の他層迷光の規格上の最大範囲39で区画された内側領域と外側領域とを跨がないように、外側領域に配置されている。検出領域136、137は、高密度ディスク29を再生するときの光のうちホログラム131で回折された光を受光する。
【0099】
検出領域136からは、高密度ディスク29を再生する際のフォーカス信号(スポットサイズ検出法(SSD法))とトラッキング信号(プッシュプル法)とを得る。また、検出領域137からはトラッキング信号のレンズシフトによるオフセットを補正するための信号を得る。また、検出領域136、137はDVDディスク10を再生するときの光のうちホログラム132で回折された光も受光する。検出領域136、137からはDVDディスク10を再生する際のフォーカス信号(スポットサイズ検出法(SSD法))とトラッキング信号(プッシュプル法)も得る。
【0100】
図10Bにホログラム131の概略図を示す。図10B中、点線はホログラム131上での光ビームの形状をあらわしている。ホログラム131は6つの領域138−143に分かれる。領域140、141の光は検出領域136に回折される。領域140と141の内部は図示はしないがさらに前焦点用の領域と後焦点用の領域に分かれている。領域138、139、142、143の光は検出領域137に回折される。領域138、139、142、143はプッシュプル信号の成分をほとんど含まずレンズシフトによる変化の成分を多く含む。このため検出領域137から得られる信号によりトラッキング信号のレンズシフトによるオフセットを補正する信号が得られる。ホログラム132は図示をしないが正面図としてはホログラム131とほぼ同様の領域に分割される。ただし回折する波長が異なるためホログラムのパターンの格子間隔等は異なる。
【0101】
本実施の形態においては波長の異なる光に対してそれぞれ独立にホログラムを使用することからホログラムのパターンを高密度ディスクとDVDディスクそれぞれに最適化することができる。このため異なるフォーマットの光ディスクが2層ディスクを含んでいても、情報の記録再生を安定して行うことができる。
【0102】
また、この実施の形態でも、SSD法のようにトラック横断時のフォーカスへの影響が小さいフォーカス方式を利用することができるので、DVD−RAMのように溝ピッチがディスク上のスポットに比べて大きい場合にも安定して情報の記録再生が可能となる。
【0103】
さらに検出領域を共通化することができるため、光検出器の面積を小さくすることができると同時にアンプ数や素子のピン数を減らすことができる。このため本実施の形態に係る光ヘッドを用いると、光ヘッド装置や光ディスク装置のコストを低くすることができる。
【0104】
(実施の形態4)
実施の形態4では、フォーカス信号に用いる光を受光する検出領域は常に迷光の内側にある場合の例について述べる。光学的な構成は図9とほぼ同様であるが、光検出器として図9の光検出器133の代わりに図11Aに示す光検出器160を用い、ホログラム131、132の代わりに図9(b)に示すホログラム161、162を用いる。
【0105】
図11Aは、光検出器160の正面図を示している。高密度ディスク29を再生するときの光のうちホログラム161で回折された光を検出領域163、164で受光する。検出領域163は、高密度ディスク29の他層迷光の規格上の最小範囲115で区画された内側領域と外側領域とを跨がないように、内側領域に配置されている。検出領域164は、DVDディスク10の他層迷光の規格上の最大範囲39で区画された内側領域と外側領域とを跨がないように、外側領域に配置されている。
【0106】
DVDディスク10を再生するときの光のうち、ホログラム162で回折された光も検出領域163、164で受光する。検出領域172から、情報の再生信号であるRF信号、及び位相差法によるトラッキング信号の生成に用いる4つの信号を得る。検出領域163からは高密度ディスク29を再生する際のフォーカス信号(スポットサイズ検出法(SSD))とトラッキング信号(プッシュプル法)を得る。検出領域164からはトラッキング信号のレンズシフトによるオフセットを補正するための信号を得る。また、検出領域163、164からはDVDディスク10を再生する際のフォーカス信号(SSD法)とトラッキング信号(プッシュプル法)も得る。
【0107】
図11Bにホログラム161、162の概略図を示す。図11B中、点線はホログラム161、162上での光ビームの形状をあらわしている。ホログラム161は6つの領域165−170に分かれる。領域167、168の光は検出領域163に回折される(高密度ディスク再生時)。領域167と168の内部は図示はしないがさらに前焦点用の領域と後焦点用の領域に分かれている。
【0108】
領域165、166、169、170の光は、検出領域164に回折される(高密度ディスク再生時)。領域165、166、169、170は、プッシュプル信号の成分をほとんど含まず、レンズシフトによる変化の成分を多く含む。このため検出領域164から得られる信号によりトラッキング信号のレンズシフトによるオフセットを補正する信号が得られる。
【0109】
ホログラム162は。通常のプッシュプルに準じた分割の例を示している。ホログラム162はホログラム161と回折する波長が異なるためホログラムのパターンの格子間隔等は異なる。
【0110】
本実施の形態によれば、フォーカス用の信号を得る光検出領域は、高密度ディスク再生時とDVDディスク再生時のどちらも2層ディスクの他層迷光の内側にある。このため、両ディスク再生時のいずれにおいても迷光によるオフセットは存在するが、2層ディスクの層間厚が変化してもオフセットの変化は小さい。すなわち、両ディスク再生時におけるオフセットは同程度であり、あらかじめ他層迷光による影響分を算出し、これを除去するようにすれば、異なるフォーマットの光ディスクが2層ディスクを含んでいても、情報の記録再生を安定して行うことができる。
【0111】
また、この実施の形態でも、SSD法のようにトラック横断時のフォーカスへの影響が小さいフォーカス方式を利用することができるので、DVD−RAMのように溝ピッチがディスク上のスポットに比べて大きい場合にも安定して情報の記録再生が可能となる。
【0112】
本実施の形態においては、波長の異なる光に対してそれぞれ独立にホログラムを使用することからホログラムのパターンを高密度ディスクとDVDディスクそれぞれに最適化することができる。このため異なるフォーマットの光ディスクが2層ディスクを含んでいても、情報の記録再生を安定に行うことができる。
【0113】
さらに検出領域を共通化することができるため、光検出器の面積を小さくすることができると同時にアンプ数や素子のピン数を減らすことができる。このため本実施の形態に係る光ヘッドを用いると、光ヘッド装置や光ディスク装置のコストを低くすることができる。
【0114】
なお、実施の形態2、4では、高密度ディスク及びDVDディスクの双方の検出領域が迷光の最小範囲の内側にある例を説明したが、検出領域のすべてが迷光の最小範囲の内側にある構成にしてもよい。
【0115】
(実施の形態5)
図12に、本発明の一実施の形態に係る光ディスク装置(光ディスクドライブ)150の全体構成図を示している。光ディスク装置である光ディスク装置150は、光ヘッド130を備えている。光ディスク装置150は、再生専用のものでもよく、記録及び再生の双方可能なものでもよい。
光ヘッド130は、前記実施の形態1−4のいずれかの光ヘッドである。光ディスク29は、クランパー151とターンテーブル152とで挟まれて固定され、モーター(回転系)153によって回転する。光ヘッド130は、トラバース(移送系)154上に乗っており、光の照射点が光ディスク29の内周から外周まで移動できるようにしている。
【0116】
制御回路155は、光ヘッド130から受けた信号に基いてフォーカス制御、トラッキング制御、トラバース制御、及びモーターの回転制御等を行う。また信号処理回路156は、再生信号から情報の再生を行い入出力回路157に出力したり、入出力回路157から入ってきた信号を制御回路155を通じて光ヘッド130へ送出する。
【0117】
(実施の形態6)
図13は、本発明の一実施の形態に係るコンピュータの斜視図を示している。本図に示したコンピュータは、実施の形態5に係る光ディスク装置を備えたものである。図13において、コンピュータ(パソコン)1000は、光ディスク装置1001と、情報の入力を行うためのキーボード1003と、情報の表示を行うためのモニター1002とを備えている。
【0118】
本実施の形態に係るコンピュータは、実施の形態5に係る光ディスク装置を外部記憶装置として備えているので、異なる種類の光ディスクに情報を安定して記録再生でき、広い用途に使用することができる。
【0119】
光ディスク装置は、その大容量性を生かして、コンピュータ内のハードディスクのバックアップをとることができる。また、メディア(光ディスク)が安価で携帯が容易であること、及び他の光ディスク装置でも情報が読み出せるという互換性があることを生かして、プログラムやデータを人と交換したり、自分用に持ち歩いたりすることができる。さらに、DVDやCD等の既存のメディアについての再生や記録にも対応できる。
【0120】
(実施の形態7)
図14は、本発明の一実施の形態に係る光ディスクレコーダー(映像記録装置)の斜視図を示している。本図に示した光ディスクレコーダーは、実施の形態5に係る光ディスク装置を備えたものである。図14において、光ディスクレコーダー1010は、実施の形態5に係る光ディスク装置を内蔵しており、記録している映像の表示を行うためのモニター1011と接続されて使用される。
【0121】
本実施の形態に係る光ディスクレコーダーは、実施の形態5に係る光ディスク装置を備えているので、異なる種類の光ディスクに映像を安定して記録再生でき、広い用途に使用することができる。光ディスクレコーダーはメディア(光ディスク)に映像を記録し、好きな時にそれを再生することができる。
【0122】
光ディスクはテープのように記録後や再生後に巻き戻しの作業が必要なく、ある番組を記録しながらその番組の先頭部分を再生する追っかけ再生や、ある番組を記録しながら以前に記録した番組を再生する同時記録再生が可能となる。
【0123】
また、メディアが安価で携帯が容易であること、他の光ディスクレコーダーでも情報が読み出せるという互換性があることを生かして、記録した映像を人と交換したり、自分用に持ち歩いたりすることができる。またDVDやCD等の既存のメディアについての、再生や記録にも対応することができる。
【0124】
なお、ここでは光ディスク装置だけを備えた例について述べたが、ハードディスクを内蔵していても良いし、ビデオテープの録画再生機能を内蔵していても良い。この場合は、映像の一時退避や、バックアップが容易になる。
【0125】
(実施の形態8)
図15は、本発明の一実施の形態に係る光ディスクプレーヤー(映像再生装置)の斜視図を示している。本図に示した光ディスクプレーヤーは、実施の形態5に係る光ディスク装置を備えたものである。
【0126】
図15において、光ディスクプレーヤー1021は、液晶モニター1020を備えており、実施の形態5に係る光ディスク装置を内蔵している。光ディスクに記録された映像は、液晶モニター1020に表示することができる。
【0127】
本実施の形態に係る光ディスクプレーヤーは、前記実施の形態5に係る光ディスク装置を備えているので、異なる種類の光ディスクに映像を安定して再生でき、広い用途に使用することができる。
【0128】
光ディスクプレーヤーは、メディア(光ディスク)に記録された映像を、好きな時に再生することができる。また、光ディスクではテープのように再生後に巻き戻しの作業が必要なく、ある映像の任意の場所にアクセスして再生することができる。また、DVDやCD等の既存のメディアの再生にも対応することができる。
【0129】
(実施の形態9)
図16は、本発明の一実施の形態に係るサーバーの斜視図を示している。本図に示したサーバーは、実施の形態5に係る光ディスク装置を備えたものである。図16において、サーバー1030は、実施の形態5に係る光ディスク装置1031と、情報の表示を行うためのモニター1033と、情報の入力を行うためのキーボード1034とを備え、ネットワーク1035と接続されている。
【0130】
本実施の形態に係るサーバーは、実施の形態5に係る光ディスク装置を外部記憶装置として備えているので、異なる種類の光ディスクに情報を安定して記録再生でき、広い用途に使用することができる。
【0131】
光ディスク装置はその大容量性を生かして、ネットワーク1035からの要求に応じ、光ディスクに記録されている情報(画像、音声、映像、HTML文書、テキスト文書等)を送出する。また、ネットワークから送られてくる情報をその要求された場所に記録する。また、DVDディスクやCDディスク等の既存のメディアに記録された情報も再生が可能であるので、それらの情報を送出することも可能となる。
【0132】
(実施の形態10)
図17は、本発明の一実施の形態に係るカーナビゲーションシステムの斜視図を示している。本図に示したサーバーは、実施の形態5に係る光ディスク装置を備えたものである。図17において、カーナビゲーションシステム1040は、実施の形態5に係る光ディスク装置を内蔵しており、地形や行き先情報の表示を行うための液晶モニター1041と接続されて使用される。
【0133】
本実施の形態に係るカーナビゲーションシステムは、実施の形態5に係る光ディスク装置を備えているので、異なる種類の光ディスクに映像を安定して記録再生でき、広い用途に使用することができる。カーナビゲーションシステム1040は、メディア(光ディスク)に記録された地図情報と、地上位置確定システム(GPS)や、ジャイロスコープ、速度計、走行距離計等の情報を元に、現在位置を割り出しその位置を、液晶モニター上に表示する。また行き先を入力すると、地図情報や道路情報をもとに行き先までの最適な経路を割り出し、それを液晶モニターに表示する。
【0134】
地図情報を記録するために大容量の光ディスクを用いることで、一枚のディスクで広い地域をカバーして細かい道路情報を提供することができる。また、その道路近辺に付随するレストランやコンビニエンスストア、ガソリンスタンドなどの情報も同時に光ディスクに格納して提供することができる。
【0135】
さらに、道路情報は時間がたつと古くなり、現実と合わなくなるが、光ディスクは互換性がありメディアが安価であるため、新しい道路情報を収めたディスクと交換することで最新の情報を得ることができる。またDVDディスクやCDディスク等の既存のメディアについての再生や記録にも対応するため、自動車の中で映画を見たり音楽を聴いたりすることも可能である。
【産業上の利用可能性】
【0136】
以上のように本発明によれば、異なる種類の規格の光ディスクが2層ディスクを含んでいてもその迷光の影響を小さく抑えることができ、情報を安定して記録再生できるので、光ディスク装置、光ディスクレコーダー、光ディスクプレーヤー、サーバー、カーナビゲーションシステムなどに有用である。
【図面の簡単な説明】
【0137】
【図1A】本発明の実施の形態1の光ヘッドにおいて、第1の光源を用いたときの動作を説明する図。
【図1B】本発明の実施の形態1の光ヘッドにおいて、第2の光源を用いたときの動作を説明する図。
【図2A】本発明の実施の形態1の光ヘッドにおいて、2層ディスクを記録再生する際の光の様子を示す図。
【図2B】図2Aにおける受光面での各光束の正面図。
【図3A】実施の形態1の光ヘッドに用いる光検出器の正面図。
【図3B】実施の形態1の光ヘッドに用いるホログラムの正面図。
【図3C】実施の形態1の光ヘッドに用いる光検出器の検出領域と回路の一部の構成図。
【図4A】本発明の実施の形態1の別の例の光ヘッドにおいて第1の光源を用いたときの動作を説明する図。
【図4B】本発明の実施の形態1の別の例の光ヘッドにおいて第2の光源を用いたときの動作を説明する図。
【図5A】実施の形態1の別の例の光ヘッドに用いる光検出器の正面図。
【図5B】実施の形態1の別の例の光ヘッドに用いるホログラムの正面図。
【図6A】実施の形態1の別の例の光ヘッドに用いる光検出器の正面図。
【図6B】実施の形態1の別の例の光ヘッドに用いるホログラムの正面図。
【図7A】実施の形態1の別の例の光ヘッドに用いる光検出器の正面図。
【図7B】実施の形態1の別の例の光ヘッドに用いるとホログラムの正面図。
【図8A】実施の形態2の光ヘッドに用いる光検出器の正面図。
【図8B】実施の形態2の光ヘッドに用いるホログラムの正面図。
【図9A】本発明の実施の形態3の光ヘッドにおいて第1の情報記録媒体に対する動作を説明する図。
【図9B】本発明の実施の形態3の光ヘッドにおいて第2の情報記録媒体に対する動作を説明する図。
【図10A】実施の形態3の光ヘッドに用いる光検出器の正面図。
【図10B】実施の形態3の光ヘッドに用いるホログラムの正面図。
【図11A】本発明の実施の形態4の光ヘッドに用いる光検出器の正面図。
【図11B】本発明の実施の形態4の光ヘッドに用いるホログラムの正面図。
【図12】実施の形態3の光ディスク装置の構成図。
【図13】本発明の光ディスク装置を用いたコンピュータの外観図。
【図14】本発明の光ディスク装置を用いた光ディスクレコーダーの外観図。
【図15】本発明の光ディスク装置を用いた光ディスクプレーヤーの外観図。
【図16】本発明の光ディスク装置を用いたサーバーの外観図。
【図17】本発明の光ディスク装置を用いたカーナビゲーションシステムの外観図。
【図18A】従来の光ヘッドにおいてDVDディスクを記録再生する様子を説明する図。
【図18B】従来の光ヘッドにおいてCDディスクを記録再生する様子の一例を説明する図。
【図19A】従来の光ヘッドに用いるホログラムの一例の正面図。
【図19B】従来の光ヘッドに用いる光検出器の一例の正面図。

Claims (15)

  1. 第1の情報記録媒体に情報の記録及び再生の少なくともいずれかをするための第1の波長の光を発する第1の光源と、
    第2の情報記録媒体に情報の記録及び再生の少なくともいずれかをするための第2の波長の光を発する第2の光源と、
    前記第1及び第2の波長の光を回折する光学素子と、
    前記第1の情報記録媒体又は前記第2の情報記録媒体で反射し、前記光学素子を通った光を検出する検出領域を備えた光検出器とを備え、
    前記第1の情報記録媒体及び前記第2の情報記録媒体は、記録層が2層以上の多層ディスクであり、
    前記検出領域は、前記光学素子で回折された前記第1の波長の光の1次以上の回折光のいずれかを検出する第1の回折光検出領域と、前記光学素子で回折された前記第2の波長の光の1次以上の回折光のいずれかを検出する第2の回折光検出領域とを含んでおり、
    前記第1の回折光検出領域は、前記第1の情報記録媒体からの光のうち記録又は再生の対象となる記録層とは異なる記録層からの光の0次光の前記光検出器上のスポットの輪郭線の、最小範囲から最大範囲までの間の範囲と重ならないように配置されており、
    前記第2の回折光検出領域は、前記第2の情報記録媒体からの光のうち記録又は再生の対象となる記録層とは異なる記録層からの光の0次光の前記光検出器上のスポットの輪郭線の、最小範囲から最大範囲までの間の範囲と重ならないように配置されていることを特徴とする光ヘッド。
  2. 第1の情報記録媒体に情報の記録及び再生の少なくともいずれかをするための第1の波長の光を発する第1の光源と、
    第2の情報記録媒体に情報の記録及び再生の少なくともいずれかをするための第2の波長の光を発する第2の光源と、
    前記第1及び第2の波長の光を回折する光学素子と、
    前記第1の情報記録媒体で反射し、前記光学素子を通った光を検出する第1の検出領域を備えた第1の光検出器と、前記第2の情報記録媒体で反射し、前記光学素子を通った光を検出する第2の検出領域を備えた第2の光検出器とを備え、
    前記第1の情報記録媒体及び前記第2の情報記録媒体は、記録層が2層以上の多層ディスクであり、
    前記第1の検出領域は、前記光学素子で回折された前記第1の波長の光の1次以上の回折光のいずれかを検出する第1の回折光検出領域を含んでおり、
    前記第2の検出領域は、前記光学素子で回折された前記第2の波長の光の1次以上の回折光のいずれかを検出する第2の回折光検出領域を含んでおり、
    前記第1の回折光検出領域は、前記第1の情報記録媒体からの光のうち記録又は再生の対象となる記録層とは異なる記録層からの光の0次光の前記光検出器上のスポットの輪郭線の、最小範囲から最大範囲までの間の範囲と重ならないように配置されており、
    前記第2の回折光検出領域は、前記第2の情報記録媒体からの光のうち記録又は再生の対象となる記録層とは異なる記録層からの光の0次光の前記光検出器上のスポットの輪郭線の、最小範囲から最大範囲までの間の範囲と重ならないように配置されていることを特徴とする光ヘッド。
  3. 前記第1の回折光検出領域のうち少なくとも1つは、前記第1の情報記録媒体からの光のうち記録又は再生の対象となる記録層とは異なる記録層からの光の0次光の前記光検出器上のスポットの最大範囲である第1の最大範囲より外側にあり、
    前記第2の回折光検出領域のうち少なくとも1つは、前記第2の情報記録媒体からの光のうち記録又は再生の対象となる記録層とは異なる記録層からの光の0次光の前記光検出器上のスポットの最大範囲である第2の最大範囲より外側にある請求項1又は2に記載の光ヘッド。
  4. 前記光学素子は、前記第1の波長の光を回折する光学素子と前記第2の波長の光を回折する光学素子とが別個になっており、前記第1の回折光検出領域と前記第2の回折光検出領域とを共用した共用領域があり、前記共用領域は前記第1の最大範囲と前記第2の最大範囲とのうち、大きい範囲の外側に配置されている請求項に記載の光ヘッド。
  5. 前記第1の回折光検出領域のうち少なくとも1つ、及び前記第2の回折光検出領域のうち少なくとも1つは、前記第1の情報記録媒体からの光のうち記録又は再生の対象となる記録層とは異なる記録層からの光の0次光の前記光検出器上のスポットの最小範囲である第1の最小範囲と、前記第2の情報記録媒体からの光のうち記録又は再生の対象となる記録層とは異なる記録層からの光の0次光の前記光検出器上のスポットの最小範囲である第2の最小範囲とのうち、小さい範囲の内側に配置されている請求項1又は2に記載の光ヘッド。
  6. 前記第1の回折光検出領域及び前記第2の回折光検出領域のすべてが、前記第1の最小範囲と前記第2の最小範囲とのうち、小さい範囲の内側に配置されている請求項に記載の光ヘッド。
  7. 前記光学素子とは別の第2の光学素子と、前記第2の光学素子による回折光の検出領域とをさらに備えており、前記第2の光学素子は、前記光学素子で回折されなかった0次光を回折する請求項1又は2に記載の光ヘッド。
  8. 前記第1の回折光検出領域と、前記第2の回折光検出領域とが電気的に結合されている請求項1又は2に記載の光ヘッド。
  9. 請求項1又は2に記載の光ヘッドと、前記第1及び第2の情報記録媒体と前記光ヘッドとを相対的に移動させる回転系及び移送系とを備えた光ディスク装置。
  10. 請求項1又は2に記載の光ヘッドと、前記第1及び第2の情報記録媒体と前記光ヘッドとを相対的に移動させる回転系及び移送系と、前記光検出手段から出力された信号から情報を再生する再生手段とを備えた再生専用の光ディスク装置。
  11. 請求項1又は2に記載の光ヘッドと、前記第1及び第2の情報記録媒体と前記光ヘッドとを相対的に移動させる回転系及び移送系とを備え、前記第1及び第2の情報記録媒体に映像の記録及び再生の少なくともいずれかをする光ディスク装置。
  12. 請求項1又は2に記載の光ヘッドと、前記第1及び第2の情報記録媒体と前記光ヘッドとを相対的に移動させる回転系及び移送系とを備え、前記第1及び第2の情報記録媒体から映像の再生をする再生専用の光ディスク装置。
  13. 請求項に記載の光ディスク装置を外部記憶装置として備えたコンピュータ。
  14. 請求項に記載の光ディスク装置を外部記憶装置として備えたサーバー。
  15. 請求項に記載の光ディスク装置を外部記憶装置として備えたカーナビゲーションシステム。
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