JP4136827B2 - トラックの荷台構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トラックの荷台の両側縁に立設されたサイドパネルの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、トラックの荷台の両側縁に立設された側壁が、荷台の側部外壁を構成するアウタパネルと、前記荷台の側部内壁を構成するインナパネルとをそれぞれ備え、両パネルの頂部と、これらの頂部の荷台内側で下方に垂下する垂下部と、上記頂部の荷台外側車外側端部から下方に延びる外壁部とを有するトラックの荷台側壁構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。このトラックの荷台側壁構造では、インナパネルの頂部がアウタパネルの頂部の下側に配置され、アウタパネルの垂下部がインナパネルの垂下部より荷台内側に位置した状態で、両垂下部が互いに重ね合わされ、その重合部がスポット溶接される。またインナパネルの頂部には、上方に突出するとともに荷台の前後方向に配列された複数の突部が形成され、これらの突部をアウタパネル頂部の下側面に当接させて、当接部以外の両パネルの頂部間と、当接部以外の両パネルの頂部間近傍の外壁部間に隙間が形成されるとともに、インナパネルの垂下部のうち突部に隣接する部分に切欠きが形成される。
【0003】
このように構成されたトラックの荷台側壁構造では、荷台に後方から外力が作用すると、上記切欠きに応力が集中し、この部分から側壁が変形し、上記外力のエネルギが吸収される。この結果、荷台が大きな力でキャブに突き当たるのを防止できるとともに、キャブの後部に強固な補強部材を設けなくても、キャブの変形を防止できるので、キャブの製造コストを低減できるようになっている。
【0004】
【特許文献1】
実開昭63−110176号公報(実用新案登録請求の範囲、明細書第9頁第3行目〜同頁第18行目、第2図、第5図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の特許文献1に示されたトラックの荷台側壁構造では、インナパネルのみに切欠きが形成され、アウタパネルには切欠きが形成されていないため、荷台に後方から外力が作用したときに、エネルギ吸収が充分でない場合があった。
また、上記従来の特許文献1に示されたトラックの荷台側壁構造では、荷台内の見栄えを向上するためにインナパネルを合成樹脂により形成したときに、アウタパネルの垂下部とインナパネルの垂下部の重合部を、スポット溶接に代えてボルト及びナットにより互いに固着する必要があるけれども、この場合、インナパネルの形状が複雑であるため、インナパネルの成形性が低下するとともに、上記と同様に、荷台に後方から外力が作用したときに、エネルギ吸収が充分でない場合があった。
【0006】
本発明の目的は、荷台に後方から外力が作用したときに幅変更部で確実にそのエネルギを吸収してキャブの変形を防止できる、トラックの荷台構造を提供することにある。
本発明の別の目的は、インナパネル又はアウタパネルを合成樹脂により形成したときに、その成形性を向上できるとともに、荷台に後方から外力が作用したときに幅変更部で確実にそのエネルギを吸収してキャブの変形を防止できる、トラックの荷台構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、図1〜図3及び図5に示すように、キャブ11背面の荷台12の両側縁に立設されたサイドパネル14が、荷台12の側部外壁を構成しかつ上縁にアウタ折曲片17bが形成されたアウタパネル17と、荷台12の側部内壁を構成するインナパネル18とをそれぞれ備え、アウタ折曲片17bをインナパネル18上部に固着することによりトップレール21が構成されたトラックの荷台構造の改良である。
その特徴ある構成は、トップレール21の後部にこのトップレール21の幅を変更する幅変更部22が形成され、幅変更部22の幅がトラック後方に向うに従って次第に広がるように構成されたところにある。
【0008】
この請求項1に記載されたトラックの荷台構造では、荷台12に後方から外力が作用すると、幅変更部22の前部に応力が集中するので、サイドパネル14はこの部分で変形する。この結果、上記外力によるエネルギを荷台12の変形にて確実に吸収できるので、キャブ11に伝達される外力が小さくなり、キャブ11の変形を防止できる。また幅変更部22はトラック後部に設けられており、キャブ11から離れているため、荷台12の変形がキャブ11に及ぼす影響はない。
【0009】
請求項2に係る発明は、図1〜図3及び図6に示すように、キャブ11背面の荷台12の両側縁に立設されたサイドパネル14が、荷台12の側部外壁を構成するアウタパネル17と、荷台12の側部内壁を構成するインナパネル18とをそれぞれ備え、アウタパネル17が、このアウタパネル17の上縁に形成されたアウタ折曲片17bと、アウタ折曲片17bに形成されたアウタ通孔17cとを有し、インナパネル18が、アウタ通孔17cに孔芯が一致するようにインナパネル18上部に形成されたインナ通孔18cを有し、アウタ通孔17c及びインナ通孔18cに締結具19を挿通して互いに固着することによりトップレール21が構成されたトラックの荷台構造の改良である。
その特徴ある構成は、インナパネル18又はアウタパネル17のいずれか一方又は双方が合成樹脂により形成され、インナパネル18のインナ通孔18c又はアウタパネル17のアウタ通孔17cの周縁のいずれか一方又は双方に通孔用脆弱部26が形成されたところにある。
【0010】
この請求項2に記載されたトラックの荷台構造では、荷台12に後方から外力が作用すると、通孔用脆弱部26に応力が集中するので、この部分に亀裂が発生し、締結具19がインナパネル18から離脱し、サイドパネル14が変形し易くなる。この結果、上記外力によるエネルギを荷台12の変形にて確実に吸収できるので、キャブ11に伝達される外力が小さくなり、キャブ11の変形を防止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に本発明の第1の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、トラック10のキャブ11の背面には荷台12が設けられ、この荷台12のフロアパネル13の両側縁には一対のサイドパネル14,16が立設される。一対のサイドパネル14,16は左右対称であるため、左側のサイドパネル14について説明し、右側のサイドパネル16の説明を省略する。サイドパネル14は、荷台12の側部外壁を構成するアウタパネル17と、荷台12の側部内壁を構成するインナパネル18とを備える(図3及び図5)。
【0012】
アウタパネル17は、鋼板やアルミ合金板等の金属板を折曲げることにより形成され、トラック10外側方に面するアウタパネル本体17aと、このアウタパネル本体17aの上縁に形成され車幅方向内側に水平に延びるたアウタ折曲片17bとを有する。またインナパネル18は、FRP(繊維強化プラスチック)等の合成樹脂により形成され、トラック10内側方に面するインナパネル本体18aと、このインナパネル本体18aの上縁に形成され車幅方向外側に水平に延びるインナ折曲片18bとを有する。本実施の形態の場合、アウタ折曲片17bがインナ折曲片18bの上側に位置するように、アウタ折曲片17bをインナパネル18上部であるインナ折曲片18bに重ね合せた状態で、互いに締結具19にて固着することによりトップレール21が構成される(図2及び図5)。上記締結具19としてはボルト19a及びナット19bが用いられる。またアウタ折曲片17bにはボルト19aが挿通されるアウタ通孔17cが形成され、インナ折曲片18bにはアウタ通孔17cに対向しかつボルト19aが挿通されるインナ通孔18cが形成される(図5)。なお、締結具はボルト及びナットではなく、リベットでもよい。
【0013】
トップレール21の後部には、平面視でトップレール21の幅を変更する幅変更部22が形成される(図1〜図3)。幅変更部22は、図2に詳しく示すように、トップレール21の幅がトラック後方に向うに従って次第に車幅方向内側に広がるように構成された台形部22aと、この台形部22aの後端に接続され台形部22aの後端の幅で一定に延びる矩形部22bとを有する。また荷台12の後部下面、即ちフロアパネル13の後部下面には、荷台12のマウント部M(図4)を構成するリヤ補強部材23が車幅方向に延びて設けられる(図2及び図4)。幅変更部22の前部はリヤ補強部材23と平面視で重ならない位置に設けられる(図2)。この実施の形態では、幅変更部22の前部が平面視でリヤ補強部材23より前方に位置し、幅変更部22の後部が平面視でリヤ補強部材23と重なるように構成される。
【0014】
上記幅変更部22には変更部用脆弱部24が形成され(図2及び図3)、インナパネル18のインナ通孔18cの周縁には通孔用脆弱部26が形成される(図5〜図7)。変更部用脆弱部24は、この実施の形態では、幅変更部22のアウタ折曲片17bに形成された四角形状のアウタ開口24aと、このアウタ開口24aに対向する位置にアウタ開口24aと同一形状に形成されたインナ開口24bとからなる(図2及び図3)。アウタ開口24a及びインナ開口24bの前部は平面視でリヤ補強部材23より前方に位置し、アウタ開口24a及びインナ開口24bの後部は平面視でリヤ補強部材23に重なるように構成される(図2)。また通孔用脆弱部26は、この実施の形態では、インナ通孔18cの周縁に形成された単一のノッチ26aと、一端がノッチ26aに接続され他端が車幅方向内側に延びる凹溝26bとからなる(図6及び図7)。
【0015】
更にトップレール21の上面はPP(ポリプロピレン)等の合成樹脂により形成されたガーニッシュ27により覆われる(図3、図5及び図8)。ガーニッシュ27の下面には位置決めピン27aと係止具27bが突設される(図8)。位置決めピン27aはアウタ折曲片17b及びインナ折曲片18bに形成された位置決め孔17d,18dに挿通され、係止具27bはアウタ折曲片17b及びインナ折曲片18bに形成された被係止孔17e,18eに係止される。
【0016】
このように構成されたトラックの荷台構造では、荷台12に後方から外力T(図1)が作用すると、テールゲート28からロック部材等(図示せず)を介してサイドパネル14に外力が加わる。サイドパネル14のトップレール21は剛性が高く、更にサイドパネル14上部にてアウタパネル17とインナパネル18が固着されて閉断面形状であるため、一層剛性が高い部位となっている。この剛性の高いトップレール21に剛性変化部である幅変更部22を設け、この部位にて応力を集中させて変形させることによりエネルギ吸収が可能となる。また幅変更部22にアウタ開口24a或いはインナ開口24bを設けると、この部位に一層応力が集中するとともに、ノッチ26a或いは凹溝26bを設けると、この部位に更に応力が集中する。このためサイドパネル14はアウタ開口24a或いはインナ開口24bで変形する。
【0017】
またインナ折曲片18bにノッチ26aから凹溝26bにかけて亀裂が発生し、インナ通孔18cが大きくなって、ナット19bがインナ通孔18cから抜けるので、アウタパネル17及びインナパネル18により形成された閉断面形状が崩れ、サイドパネル14が変形し易くなる。更に幅変更部22の前部が平面視でリヤ補強部材23より前方に位置し、幅変更部22の後部が平面視でリヤ補強部材23と重なるように構成すると、荷台12の剛性をこの部位にて大きく変化させることができるため、応力集中による変形を生じ、エネルギ吸収が可能となる。この結果、上記外力Tによるエネルギを荷台12の変形にて確実に吸収できるので、キャブ11に伝達される外力が小さくなり、キャブ11の変形を防止できる。
なお、トップレール21の上面をガーニッシュ27により覆っているので、ボルト19aの頭部やアウタ開口24aが見えなくなるので、荷台12の見栄えを向上できるとともに、トップレール21の荷物による損傷を防止できる。
【0018】
図9は本発明の第2の実施の形態を示す。図9において図6と同一符号は同一部品を示す。
この実施の形態では、インナパネル18のインナ通孔18cの周縁に形成された通孔用脆弱部46が、インナ通孔18cの周縁の外方に形成された複数のスリット46a(長孔)である。これらのスリット46aはインナ通孔18cを中心とする同一円周上であってその円周方向に所定の間隔をあけて円弧状にそれぞれ形成される。上記以外は第1の実施の形態と同一に構成される。
このように構成されたトラックの荷台構造では、荷台に後方から外力が作用すると、スリット46a間に応力が集中する。このためインナ折曲片18bのスリット46a間に亀裂が発生し、ナットがスリット46a内のインナ折曲片18bの一部とともにインナ折曲片18bから離脱するので、アウタパネル及びインナパネル18により形成された閉断面形状が崩れ、サイドパネル14が変形し易くなる。この結果、上記外力によるエネルギを荷台の変形にて確実に吸収できるので、キャブに伝達される外力が小さくなり、キャブの変形を防止できる。
【0019】
図10〜図13は本発明の第3の実施の形態を示す。図10〜図13において図1、図2及び図5と同一符号は同一部品を示す。
この実施の形態では、サイドパネル64の金属製のアウタパネル67が、トラック60外側方に面するアウタパネル本体67aと、このアウタパネル本体67aの上縁に形成されたアウタ折曲片67bとを有し、サイドパネル64の合成樹脂製のインナパネル68が、トラック60内側方に面するインナパネル本体68aと、このインナパネル本体68aの上縁に形成されたインナ折曲片68bとを有する(図12及び図13)。アウタ折曲片67bは、アウタパネル本体67aの上縁に車幅方向内側に水平に延びるアウタ水平部67cと、この水平部67cの先端縁に連設され下方に延びる垂下部67dとからなる。またインナ折曲部68bは、インナパネル本体68aの上縁に車幅方向外側に水平に延びるインナ水平部68cと、インナ水平部68cの先端縁に斜め下方に延びる傾斜部68dとからなる。なお、図10中の符号66は荷台62の右側に設けられたサイドパネルである。
【0020】
アウタ折曲片67bの垂下部67dには、締結具19のボルト19aが挿通されるアウタ通孔67eが形成され、インナパネル本体68aの上部には、アウタ通孔67eに孔芯が一致するようにインナ通孔68eが形成される。即ち、ボルト19aをアウタ通孔67e及びインナ通孔68eに挿通してこのボルト19aの突出端にナット19bを螺合して、アウタパネル67とインナパネル68を互いに固着することにより、トップレール71が構成される(図12)。この場合アウタ水平部67cとインナ水平部68cとの間に隙間があってもよく、また必ずしもインナ折曲片68bは必要としない。またインナ通孔68e及びアウタ通孔67eの周縁には通孔用脆弱部76が形成される(図12及び図13)。通孔用脆弱部76は、この実施の形態では、インナ通孔68eの周縁であってインナパネル本体68a及びインナ水平部68cの連設部に形成されたインナ切欠き部76aと、アウタ通孔67eの周縁であってアウタ水平部67c及び垂下部67dの連設部にインナ切欠き部76aに対向して形成されたアウタ切欠き部76bとからなる。
【0021】
またサイドパネル64の上部内面、即ちトップレール71の内面には、トラック60の進行方向に延びる横断面チャンネル状のサイドレール77が上記ボルト19a及びナット19bにより取付けられる(図10〜図12)。このサイドレール77の後端は幅変更部72より所定の距離だけ前方に位置するように設けられる(図11)。更に荷台62のサイドパネル64の後端には開口部62aが設けられ、開口部62aにはこの開口部62aを開放可能に閉止するテールゲート78が車幅方向に延びて設けられる(図10及び図11)。テールゲート78により開口部62aが閉止された状態で、幅変更部72の内側縁はテールゲート78の側端縁になだらかに接続される。即ち、幅変更部72の台形部72aの後端がテールゲート78の側部前端にほぼ一致し、矩形部72bの長さがテールゲート78の厚さとほぼ一致するように構成される。これにより荷台62の後端コーナ部の見栄えを向上できるようになっている。上記以外は第1の実施の形態と同一に構成される。
【0022】
このように構成されたトラックの荷台構造では、荷台62に後方から外力T(図10)が作用すると、幅変更部72の前端とサイドレール77の後端との間に応力が集中するとともに、インナ切欠き部76a及びアウタ切欠き部76bに応力が集中する。このためサイドパネル64は幅変更部72の前端とサイドレール77の後端との間で変形するとともに、インナ切欠き部76a或いはアウタ切欠き部76bで変形する。この結果、上記外力Tによるエネルギを荷台62の変形にて確実に吸収できるので、キャブ11に伝達される外力が小さくなり、キャブ11の変形を防止できる。
【0023】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、トップレールの後部にこのトップレールの幅を変更する幅変更部を形成し、幅変更部の幅をトラック後方に向うに従って次第に広がるように構成したので、荷台に後方から外力が作用したときに、幅変更部の前部に応力が集中し、この部分でサイドパネルが変形する。この結果、上記外力によるエネルギを荷台の変形にて確実に吸収できるので、キャブに伝達される外力が小さくなり、キャブの変形を防止できる。
【0024】
またインナパネル又はアウタパネルのいずれか一方又は双方を合成樹脂にて形成し、インナパネルのインナ通孔又はアウタパネルのアウタ通孔の周縁のいずれか一方又は双方に通孔用脆弱部を形成すれば、荷台に後方から外力が作用したときに、通孔用脆弱部に応力が集中し、この部分に亀裂が発生し、締結具がインナパネルから離脱し、サイドパネルが変形し易くなる。この結果、上記外力によるエネルギを荷台の変形にて確実に吸収できるので、キャブに伝達される外力が小さくなり、キャブの変形を防止できる。更に合成樹脂にて形成されたインナパネル又はアウタパネルが比較的簡単な形状であるため、その成形性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施形態のトラックを斜め後方から見た要部斜視図。
【図2】ガーニッシュを取除いた状態を示す図1のA矢視図。
【図3】図2のB−B線断面図。
【図4】図2のC−C線断面図。
【図5】図2のD−D線断面図。
【図6】図5のE−E線断面図。
【図7】図6のF−F線断面図。
【図8】図2のG−G線断面図。
【図9】本発明第2実施形態を示す図6に対応する断面図。
【図10】本発明第3実施形態を示す図1に対応する要部斜視図。
【図11】図10のH矢視図。
【図12】図11のI−I線断面図。
【図13】サイドレール及びガーニッシュを取除いた状態のサイドパネルの要部斜視図。
【符号の説明】
10,60 トラック
11 キャブ
12,62 荷台
14,64 サイドパネル
17,67 アウタパネル
17b,67b アウタ折曲片
17c,67e アウタ通孔
18,68 インナパネル
18c,68e インナ通孔
19 締結具
21,71 トップレール
22,72 幅変更部
26,46,76 通孔用脆弱部

Claims (2)

  1. キャブ(11)背面の荷台(12,62)の両側縁に立設されたサイドパネル(14,64)が、前記荷台(12,62)の側部外壁を構成しかつ上縁にアウタ折曲片(17b,67b)が形成されたアウタパネル(17,67)と、前記荷台(12,62)の側部内壁を構成するインナパネル(18,68)とをそれぞれ備え、
    前記アウタ折曲片(17b,67b)を前記インナパネル(18,68)上部に固着することによりトップレール(21,71)が構成されたトラックの荷台構造において、
    前記トップレール(21,71)の後部にこのトップレール(21,71)の幅を変更する幅変更部(22,72)が形成され、
    前記幅変更部(22,72)の幅が前記トラック後方に向うに従って次第に広がるように構成された
    ことを特徴とするトラックの荷台構造。
  2. キャブ(11)背面の荷台(12,62)の両側縁に立設されたサイドパネル(14,64)が、前記荷台(12,62)の側部外壁を構成するアウタパネル(17,67)と、前記荷台(12,62)の側部内壁を構成するインナパネル(18,68)とをそれぞれ備え、
    前記アウタパネル(17,67)が、このアウタパネル(17,67)の上縁に形成されたアウタ折曲片(17b,67b)と、前記アウタ折曲片(17b,67b)に形成されたアウタ通孔(17c,67e)とを有し、
    前記インナパネル(18,68)が、前記アウタ通孔(17c,67e)に孔芯が一致するようにこのインナパネル(18,68)上部に形成されたインナ通孔(18c,68e)を有し、
    前記アウタ通孔(17c,67e)及び前記インナ通孔(18c,68e)に締結具(19)を挿通して互いに固着することによりトップレール(21,71)が構成されたトラックの荷台構造において、
    前記インナパネル(18,68)又は前記アウタパネル(17,67)のいずれか一方又は双方が合成樹脂により形成され、
    前記インナパネル(18,68)のインナ通孔(18c,68e)又はアウタパネル(17,67)のアウタ通孔(17c,67e)の周縁のいずれか一方又は双方に通孔用脆弱部(26,46,76)が形成されたことを特徴とするトラックの荷台構造。
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