JP4131430B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、賞球を受ける上側球貯留部材の前面部から下側球貯留部材の前面部に渡って覆う装飾部材を備えた遊技機に関し、特に、上側球貯留部材の前面上端縁部から延出される延出部材によって上側球貯留部材の前面部から下側球貯留部材の下側まで覆うと共に、この延出部材の前面部から下側球貯留部材の球抜き手段を操作できるように構成することによって、遊技機の前面部を従来にない斬新なデザインにすることが可能となると共に、該下側球貯留部材内の遊技球を容易に排出することができる遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、パチンコ機等の遊技機においては、上皿と下皿の前面部を覆うカバー部材が設けられる遊技機が種々提案されている。
【0003】
例えば、特開平9−234280号公報に記載された弾球遊技機では、弾球遊技機本体に前枠を設け、この前枠に、遊技盤と、遊技盤上に遊技球を発射する発射手段の発射ハンドルと、前枠から前方に突出する下皿とを設けた弾球遊技機において、前枠に、この前枠を前面側から覆う合成樹脂製の化粧カバーを設け、この化粧カバーに、下皿をその前後から覆う下皿カバーを一体に設け、この下皿カバーに、下皿の上端開口に対応する下皿開口部が形成されている。これにより、前面側のデザインを質感、量感に溢れ豪華且つ斬新なものにする等、そのデザインを容易に選択し決定できると共に、機種相互間でもデザインを容易に変更でき、しかも安価に製作できる上に、下皿カバーを化粧カバーと構造的に一体化することによって、化粧カバーと下皿カバー部とをデザイン的にも容易に統一できる利点がある。
【0004】
また、当該弾球遊技機では、弾球遊技機本体に前枠を開閉自在に設け、この前枠に、遊技盤と、遊技盤上に遊技球を発射する発射手段の発射ハンドルとを設け、遊技盤の下側に、発射手段の発射機構を点検し得るように開閉板を設け、この開閉板に、発射機構に遊技球を1個づつ供給するための上皿を設け、この上皿の下側で発射ハンドルの側方に、上皿から溢流した遊技球を受ける下皿を設けた弾球遊技機において、前枠に、この前枠を前面側から覆う合成樹脂製の化粧カバーを設け、この化粧カバーに、下皿をその前後から覆う下皿カバーを一体に設け、この下皿カバーに、下皿の上端開口に対応する下皿開口部が形成されている。これにより、前面側のデザインを質感、量感に溢れ豪華且つ斬新なものにする等、そのデザインを容易に選択し決定できると共に、機種相互間でもデザインを容易に変更でき、しかも下皿に対する遊技球の出し入れを容易にできる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した特開平9−234280号公報に記載された各弾球遊技機においては、上皿の下側に開口部を有する下皿が配置されている従来のパチンコ機などの遊技機の基本デザインと同様に、下皿をその前後から覆う下皿カバーに、下皿の上端開口に対応する下皿開口部が形成されているため、遊技機の前面部を従来にない斬新なデザインにすることが困難であり、遊技者に対して大きなインパクトを与えて遊技への興味を強く引きつけることが難しいという問題がある。
【0006】
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、上側球貯留部材の前面上端縁部から延出される延出部材によって上側球貯留部材の前面部から下側球貯留部材の下側まで覆うと共に、この延出部材の前面部から下側球貯留部材の球抜き手段を操作できるように構成することによって、遊技機の前面部を従来にない斬新なデザインにすることが可能となると共に、該下側球貯留部材内の遊技球を容易に排出することができる遊技機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため請求項1に係る遊技機は、外枠と、前記外枠に遊技者側の前面側にて開閉可能となるように取り付けられて、略中央部に遊技盤が取り付けられる開口部が開設される前枠部材と、前記前枠部材の一側に開閉自在に軸着された前面カバー部材と、前記前面カバー部材の遊技者側の前面に突出して設けられて、払い出される賞球を受ける上側球貯留部材と、前記前枠部材の前面部に取り付けられて前記上側球貯留部材の下側に配置され、該上側球貯留部材から溢れた遊技球を受けて貯留する下側球貯留部材と、前記上側球貯留部材の前面上端縁部から前記下側球貯留部材の下側まで延出される延出部材とを備え、前記下側球貯留部材は、内側に遊技球を所定量収容することが可能な閉鎖空間を形成する収容部材と、前記収容部材の上端面部において前後方向に配設されて軸回りに回動可能に設けられた球抜き機構部と、該収容部材の下側端面部に形成されて遊技球を外部に排出する遊技球排出口部を開閉する開閉部材と、該収容部材の背面部に配設されて前記球抜き機構部の後端部と前記開閉部材とを連結する連結部材と、を有し、前記延出部材は、前記収容部材の底部が視認可能な開口部と、前記球抜き機構部に対向する位置に前面側から断面略円形の筒状体に窪むように形成されて後側周縁部が内側半径方向に所定長さ 延出された凹部と、前記凹部に前面側から挿入されて回動可能に支持された球抜きダイヤルレバーと、前記凹部の後側から前記球抜きダイヤルレバーの後端部に固設されて、前記前面カバー部材を閉じた場合に、前記球抜き機構部の前端部に係合し、該前面カバー部材を開いた場合に、該球抜き機構部から離間する取付部材と、を有し、前記球抜きダイヤルレバーを所定方向に回動した場合には、前記開閉部材が前記取付部材と前記球抜き機構部と前記連結部材とを介して開かれて、前記収容部材内の遊技球が前記遊技球排出口部及び前記開口部を介して外部に排出されることを特徴とする。
【0008】
このような特徴を有する請求項1に係る遊技機においては、略中央部に遊技盤が取り付けられる開口部が開設される前枠部材は、外枠に遊技者側の前面側にて開閉可能となるように取り付けられている。また、前面カバー部材が前枠部材の一側に開閉自在に軸着されている。また、払い出される賞球を受ける上側球貯留部材が、前面カバー部材の遊技者側の前面に突出して設けられている。また、この上側球貯留部材の下側には、前枠部材の前面部に取り付けられて、この上側球貯留部材から溢れた遊技球を受けて貯留する下側球貯留部材が配置されている。そして、この下側球貯留部材は、上側球貯留部材の前面上端縁部から該下側球貯留部材の下側まで延出される延出部材によって覆われて、延出部材の後側に配設されている。また、前面カバー部材を閉じて球抜きダイヤルレバーを所定方向に回動することによって、この球抜きダイヤルレバーの後端部に固設された取付板と、下側球貯留部材を構成する収容部材の上端面部の前後方向に配設された球抜き機構部と、当該収容部材の背面部に配設された連結部材を介して、収容部材の背面側から開閉部材を作動させて遊技球排出口部を開いた場合には、収容部材内の遊技球が遊技球排出口部及び延出部材の開口部を介して外部に排出される。
これにより、上側球貯留部材の前面上端縁部から延出される延出部材によって上側球貯留部材の前面部から下側球貯留部材の前面部に渡って全面が覆われると共に、この延出部材の前面部から球抜きダイヤルレバーを所定方向に回動することによって、下側球貯留部材を構成する収容部材内に貯留されている遊技球の球抜き操できるため、遊技機の前面部を従来にない斬新なデザインにすることが可能となり、遊技者の興味を強く引きつけることができると共に、該下側球貯留部材内の遊技球を延出部材の前面側から容易に排出することができて遊技者の興趣を増大させることができる。
また、前面カバー部材を開いた場合には、延出部材に取り付けられた球抜きダイヤルレバーと取付板は、球抜き機構部から離間して延出部材と一体となって移動するため、遊技者が頻繁に操作する球抜きダイヤルレバーの点検修理や交換を容易に行うことができる。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る遊技機をパチンコ機について具体化した第1及び第2実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
最初に第1実施形態に係るパチンコ機について図1乃至図9に基づいて説明する。先ず、第1実施形態に係るパチンコ機の全体概略構成について図1乃至図5に基づき説明する。図1は第1実施形態に係るパチンコ機全体を示した正面図である。図2は第1実施形態に係るパチンコ機全体を示した中央側断面図である。図3は第1実施形態に係るパチンコ機の前面カバー部材を開いた状態を示す正面図である。図4は第1実施形態に係るパチンコ機の下側球貯留部材の要部を示す要部拡大中央側断面図である。図5は第1実施形態に係るパチンコ機の下側球貯留部材内に配設される各光LEDと各光センサとの間の受光状態を模式的に示す横断面図である。尚、図1及び図3では遊技領域上のゲート等の構造物を省略して示す。
【0016】
図1乃至図4に示すように、第1実施形態に係るパチンコ機1は、所定量のパチンコ球を賞球として払い出す、いわゆる第1種パチンコ機である。パチンコ機1は、木製の外枠2に対して樹脂製の前枠3が、前枠取付用ヒンジを構成する上ヒンジ4及び下ヒンジ5を介して外枠2に対して開閉自在に取り付けられている。そして、この前枠3のほぼ中央部には、略四角形の窓部7が形成され、この窓部7には、遊技盤8が前面側から取付けられている。
【0017】
また、この前枠3の前側を被覆する樹脂製の前面カバー部材10は、左側端縁部を上ヒンジ4と、前枠3の前側に突出して形成される前面パネル部3Aの左端上部に取り付けられる軸支持部材11とによって支えられて開閉自在に取り付けられている(図3参照)。この前面カバー部材10は、前面部が正面視略卵形に前面側へ膨出して形成されると共に、閉じられた場合には、この前面カバー部材10の下端周縁部と正面視略逆半月形に上端縁部が凹む前面パネル部3Aとが、連続した面を構成するように形成されている。
また、この前面カバー部材10は、ほぼ中央部に略円形の窓部12が開設されると共に、この窓部12の下端縁部から斜め下前側方向に突出する壁部15と、この壁部15の下端縁部から前側方向に突き出して設けられて、払い出される賞球を受ける所定深さの上側球貯留部材22と、この上側球貯留部材22の前面上端縁部から下側球貯留部材30の下側を覆うように正面視略半球状に延出される延出部材32とから形成されている。
【0018】
また、前面カバー部材10のほぼ中央部に開設される窓部12には、球面上に外側方向に膨出する透明な前面カバー13が前面側から嵌着されると共に、この前面カバー13の後側にはガラス板14が装着されている。従って、前面カバー13とガラス板14とを通して遊技盤8上に構成される遊技領域が見えるようになっている。また、前面カバー部材10の窓部12の左右の周辺部には、左右方向に直線状に配設された発光LED9が、複数本ずつ上下方向にほぼ平行に配列されている。
【0019】
また、前面カバー部材10の窓部12の下端縁部から斜め下前側方向に突出する壁部15の略中央部には、横長四角形の開口部16が開設されている。そして、前面カバー部材10を閉じた場合には、この開口部16を介して、斜め上向きに取り付けられて変動図柄等が表示されるLCD表示器17の画面が、斜め上から見えるように構成されている。また、この開口部16の左右には、正面視三角形状に多数の小孔が穿設される一対の網目部18、18が形成されている。この各網目部18、18は、前面カバー部材10が閉じられた場合に、後述の前枠3に配設される一対のスピーカ20、20(図3には、1個のスピーカ20が示されている。)と対向している。
また、右側の網目部18の下側には、4個の第1貯留ランプ41A、第2貯留ランプ41B、第3貯留ランプ41C、第4貯留ランプ41Dが左右水平方向に横一列に配置されている。そして、この第1貯留ランプ41Aの左側には「少」の文字が書かれ、また、第4貯留ランプ41Dの右側には「多」の文字が書かれている。これにより、後述のように第1貯留ランプ41A乃至第4貯留ランプ41Dを点灯制御することによって、下側球貯留部材30内に貯留されるパチンコ球の貯留量が遊技者に報知される(図11参照)。
また、透明な樹脂製の下側球貯留部材30は、LCD表示器17の下側において、前枠3の前面部にビス止め等によって取り付けられている。
【0020】
また、払い出される賞球を受ける上側球貯留部材22の左奥側の壁面部には、パチンコ機1の背面部に設けられて賞球や貸球を払い出す公知の払い出し機構(特開平11−309265号公報等参照)から払い出される賞球等を上側球貯留部材22に案内する賞球払い出し口23が設けられている。また、上側球貯留部材22のパチンコ球が発射装置25(図3参照)へ不図示の球抜き装置等を介して送られるように構成されている。この発射装置25は、前面パネル部3Aに立設される操作ハンドル26の回動操作によって発射力が調整されるように構成されている。また、パチンコ機1の左右方向の中心線に対して操作ハンドル26のほぼ対称な位置には、前面パネル部3Aの前面部から遊技者側に突き出して設けられる開閉可能式の灰皿27が取り付けられている。
【0021】
また、上側球貯留部材22の右側上端面の右外側には球抜きボタン28が配設されており、遊技者が球抜きボタン28を押下することにより、上側球貯留部材22にあるパチンコ球が、不図示の球抜き装置を介して該上側球貯留部材22の下側に配設される透明な樹脂製の下側球貯留部材30に流れ込むように構成されている。
【0022】
また、上側球貯留部材22の前面上端縁部から正面視略半球状に延出される延出部材32の下側球貯留部材30の底面部に対向する部分には、開口部32Aが形成され、この透明な下側球貯留部材30内のパチンコ球が見えるように構成されている。
また、この延出部材32の略中央部には、断面略円形の凹部34が形成されて、後述のようにこの凹部34内に球抜きダイヤルレバー35が回動可能に取り付けられている(図4参照)。この球抜きダイヤルレバー35は、前面カバー部材10を閉じた場合に、下側球貯留部材30の球抜き機構部33に接続され、該球抜きダイヤルレバー35を一方向に操作することにより、下側球貯留部材30を構成する内箱84(図4等参照)の下端部に形成される球抜き孔37を覆うスライド板部材38が左右方向に移動して、この球抜き孔37から球抜き孔86(図4等参照)及び開口部32Aを介して下方にパチンコ球が落下することとなる。尚、球抜きダイヤルレバー35は、後述のように球抜き機構部33を構成する引張りバネ95(図8参照)等により反対回転方向に付勢されている。
【0023】
また、球抜きダイヤルレバー35の上側には、各スピーカ20、20の音量を調整できる音量調整用操作部材40が配設されている。この場合、音量調整用操作部材40はタッチ型であって、遊技者等が音量調整用操作部材40の左側のボタンを押すことによって音量が小さくなり、該音量調整用操作部材40の右側のボタンを押すことによって音量が大きくなるため、その音量を調整でき、遊技者は各スピーカ20、20を介して遊技に応じた音等を所望の音量で聴くことができる。
【0024】
また、図2に示すように、パチンコ機1の裏側最上段には、上方に開口した賞球タンク45が前枠3の裏面に固定されている。この賞球タンク45は、傾斜した底面に不図示の連通孔が形成され、その連通孔の下方にはパチンコ球を2列に整列流出し、不図示の賞球や貸球を払い出す払出機構にパチンコ球を送る通路を形成するタンクレール46が取付けられている。また、遊技盤8の裏面を覆うセンターカバ47が前枠3の裏面に取り付けられている。このセンターカバ47の背面部には、不図示のパチンコ機1の賞球の払い出し制御等を制御する後述の制御回路部が構成された主基板が収納されるカバー48と、不図示の賞球払い出し機構を制御する制御回路が構成された賞球制御基板が収納されるカバー49等が配設されている。
また、センターカバ47の下側には、賞球払い出し口23から溢れた賞球を下側球貯留部材30に案内する案内樋50が、前枠3の背面部に配設されている。また、案内樋50の背面部には、不図示の音楽制御基板が収納されるカバー51が配設されている。また、この案内樋50と下側球貯留部材30とは、前枠3の下側球貯留部材30の裏面に対向する位置に穿設される断面略四角形の貫通孔52を介して連通している。これにより、上側球貯留部材22から溢れたパチンコ球は、案内樋50及び貫通孔52を介して下側球貯留部材30に案内されて貯留される。
【0025】
ここで、図3及び図4に基づいて、球抜きダイヤルレバー35と下側球貯留部材30の球抜き機構部33との接続部の構成について説明する。
図4に示すように、先ず、延出部材32の略中央部に形成される凹部34は、断面略円形の筒状体で、後側周端縁部は、内側半径方向に所定長さ延出される当接部34Aと、この当接部34Aの内側周端縁部から前側軸方向に延出される略円筒状のリブ部34Bとから構成されている。また、このリブ部34Bの半径方向外側面には、略円筒状のカラー部材34Cが前側から周方向摺動可能に挿入されている。
【0026】
また、球抜きダイヤルレバー35は、略円柱状で外側端面部が略斜め下方向に傾斜するように形成される共に、該外側端面部には、略中央部に上下方向のつまみ部35A(図1参照)が形成されている。また、このダイヤルレバー35の後側周端縁部には、軸方向に所定長さ延出されるリブ部35Bが形成されている。また、ダイヤルレバー35の後端面の略中央部には円筒状の位置決めボス35Cが立設されている。また、この位置決めボス35Cの上下には、後端縁部にネジ孔が形成される各取り付けボス35D、35Dが立設されている。そして、このダイヤルレバー35は、延出部材32の前側から凹部34に挿入されて、リブ部35Bがカラー部材34Cに嵌挿されている。
【0027】
また、ダイヤルレバー35の後側には、略円板状の取付板36が各皿ネジ36A、36Aでネジ止めされている。また、取付板36の外径は、凹部34の当接部34Aの内径よりも大きく形成されているため、ダイヤルレバー35が前側方向に抜けなくなっている。また、取付板36は、コイルバネ36Bにより反時計方向に付勢されている、即ち、ダイヤルレバー35は取付板36を介して反時計方向に付勢され、つまみ部35Aは、通常時は、鉛直方向に位置している。また、取付板36の後端面の上下方向中央部には、突設部36Cが通常時には、左右水平になるように、後側方向に突き出て形成されている。
【0028】
一方、球抜き機構部33には、下側球貯留部材30の外箱85(図6参照)の上端面に前後方向に載架されて軸回りに回転可能に支持される軸部材33Aと、この軸部材33Aの前側端面部に皿ビス33Bによって取り付けられる結合部材33Cとが設けられている。
また、軸部材33Aの後端面部には、突出しピンが偏心して突設され、後述のように梁部材92に接続されている(図9参照))。また、結合部材33Cの略中央部には、溝部33Dが通常時には略水平方向になるように設けられている。
従って、前面カバー部材10を閉じた場合は、この溝部33Dには、上記取付板36の突設部36Cが嵌挿されるように構成されている。これにより、遊技者は、ダイヤルレバー35を時計方向に回すことによって、後述のように下側球貯留部材30内のパチンコ球が各球抜き孔37、86を介して外側に排出される(図6〜図9参照)。
【0029】
また、図4及び図5に示すように、下側球貯留部材30の内箱84の内側左側面部には、上下方向の直線上に4個の各発光LED39、39、39、39が略等間隔で配設され、内箱84の上下方向のほぼ最深部を通る鉛直線を含む所定平面上を各発光LED39、39、39、39の光が通過するように設定されている。また、下側球貯留部材30の内箱84の内側右側面部の各発光LED39、39、39、39に対向する位置には、下側から第1乃至第4光センサ42A、42B、42C、42Dが配設されている。この第1乃至第4光センサ42A、42B、42C、42Dは、各発光LED39、39、39、39の光を受光した場合には、ON信号を出力し、受光しない場合には、OFF信号を出力するものである。したがって、図5に示される状態では、第1光センサ42Aは、パチンコ球によって発光LED39からの光が遮られるため、OFF信号を出力する。また、第2乃至第4光センサ42B、42C、42Dは、発光LED39、39、39からの光を受光してON信号を出力する。
また、貫通孔52の天井面には、満タンスイッチ43が配設されている。この満タンスイッチ43は、押下されていない場合には、OFF信号を出力し、該貫通孔52内にパチンコ球が貯留されて、該満タンスイッチ43が押下された場合には、ON信号を出力するものである。
【0030】
次に、前面カバー部材10の開閉機構及び開閉操作について説明する。図3に示すように、前枠3の右側端縁部の縦方向略中央部には、断面略斜め菱形の鍵取付部55が前面側に突き出して設けられている。そして、前面カバー部材10の鍵取付部55に対向する部分には、閉じられた場合に、該鍵取付部55が嵌合される溝部56が形成されている。
また、前枠3の右側端縁部の裏面には、前面カバー部材10を施錠する公知の施錠装置57が設けられている(特開平10−309363号公報参照)。そして、鍵取付部55の略中央部には、この施錠装置57のシリンダ錠58が裏側から挿入される貫通孔55Aが形成されている。また、鍵取付部55の上下には、縦長四角形の一対の貫通孔60、60が穿設され、施錠装置57に回動可能に設けられる各錠爪61、61が前枠3の裏側から挿通されている。この各錠爪61、61は、前面カバー部材10の右側端縁部の裏側面に設けられる不図示の係合部材に係合し、シリンダ錠58に所定のキーを挿入して所定方向(第1実施形態では、反時計方向)に回せば、各錠爪61、61が上方向に回動して前面カバー部材10の開錠作動をするようになっている。一方、施錠装置57の上下端部には、外枠2の内側に設けられる不図示の係合部材に係合する不図示の一対の前面枠錠爪が回動可能に設けられ、シリンダ錠58に所定のキーを挿入して反対方向(第1実施形態では、時計方向)に回せば、各前面枠錠爪が上下方向に回動して前枠3の開錠作動をするようになっている。
【0031】
また、シリンダ錠58に所定のキーを挿入して所定方向(第1実施形態では、反時計方向)に回して前面カバー部材10を開錠し、該前面カバー部材10を前面側に開いた場合には、前枠3の前面部に取り付けられる下側球貯留部材30、発射装置25、LCD表示器17、各スピーカ20、20、及び遊技盤8の前面部が現れる。
ここで、LCD表示器17及び各スピーカ20、20は、正面視横長四角形の組付部材63の前面部に取り付けられている。また、この組付部材63の左端縁部は、前枠3の前面側に回動可能に軸支されている。そして、この組付部材63の背面部が前枠3の前面に当接されると共に、該組付部材63の右端縁部に形成される凹部64に、前枠3の前面部に回動可能に立設されるL字形固定レバー65の軸部が嵌合され、該L字形固定レバー65を下方向に回動することによって、組付部材63が前枠3の前面部に当接して固定される。
従って、L字形固定レバー65を上方向に回動して、組付部材63を前面側に開くことによって、LCD表示器17及び各スピーカ20、20の点検・調整、遊技盤8の取り付け・取り外し、及び発射レール66の点検・調整などを前枠3の前面側から行うことができる。
【0032】
次に、第1実施形態に係るパチンコ機1の下側球貯留部材30の概略構成を図6乃至図9に基づいて説明する。図6は第1実施形態に係るパチンコ機1の下側球貯留部材30の概略構成を示す図で、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は底面図である。図7は第1実施形態に係るパチンコ機1の下側球貯留部材30の概略構成を示す後側斜視図である。図8は第1実施形態に係るパチンコ機1の下側球貯留部材30の概略構成を示す中央側断面図である。図9は第1実施形態に係るパチンコ機1の下側球貯留部材30の排出口開閉状態を示す蓋部材を取り外した背面図で、(A)は通常時の閉じた状態を示す図、(B)は球抜きダイヤルレバー35を回して開いた状態を示す図である。
【0033】
図6乃至図8に示すように、下側球貯留部材30は、正面視略台形の箱体状で背面部が開放される背板部材82と、この背板部材82の背面部を塞ぐ蓋部材83と、背板部材82の前面部に取り付けられて遊技球が貯留される透明樹脂製の内箱84と、背板部材82の前面部に取り付けられて内箱84の外側を下端部に所定隙間を形成しつつ覆う透明樹脂製の外箱85と、この外箱85の上端面の中央部に前後方向に配設される球抜き機構部33と、内箱84の下側後端縁部と外箱85の下側後端縁部との隙間に左右方向にスライド可能に配設されるスライド板部材38等とから構成されている。また、内箱84の内側左側面部には、上下方向の直線上に4個の各発光LED39、39、39、39が略等間隔で配設され、内箱84の内側右側面部の各発光LED39、39、39、39に対向する位置には、下側から第1乃至第4光センサ42A、42B、42C、42Dが配設されている(図5参照)。
【0034】
また、図8及び図9に示すように、内箱84の下側後端縁部の略中央部には、水平略U字状の球抜き孔37が形成されている。また、外箱85のこの球抜き孔37に対向する部分には、同形状の球抜き孔86が形成されている。
また、この球抜き孔37と球抜き孔86との間には、スライド板部材38が、背板部材82の下端部に形成される左右方向に細長い貫通孔88に挿入されて、各球抜き孔37、86を塞ぐように構成されている。このスライド板部材38は、横長の平板状で略中央部に前側方向に延出されて各球抜き孔37、86を覆う略U字形の延出部89が形成されている。また、スライド板部材38の右上側後端縁部には、ボス部材90が後側方向に突き出して設けられて、背板部材82に形成される横長の貫通孔91に前面側から挿入されている。また、背板部材82の後側上方には、球抜き機構部33の軸部材33Aの回転に従って左右方向に移動可能に配設される梁部材92が配設されている。また、この梁部材92の右側端縁部(図9(A)中、左側端縁部)とスライド板部材38のボス部材90とは、接続部材93によって左右方向に回動可能に接続されている。また、梁部材92は、この接続部材93の上端縁部に一端が取り付けられる引張りバネ95によって右側方向(図9(A)中、左側方向)に付勢されている。即ち、スライド板部材38は、引張りバネ95によって左側方向(図9(A)中、右側方向)に付勢されている。
【0035】
したがって、図9(A)に示すように、引張りバネ95の付勢力によってスライド板部材38が左側方向に押しつけられている場合には、各球抜き孔37、86は、該スライド板部材38の延出部89によって塞がれている。一方、図9(B)に示すように、球抜きダイヤルレバー35を付勢力に抗して所定角度回した場合には、球抜き機構部33の軸部材33Aを介して梁部材92が左側方向(図9(B)中、右側方向)にスライドされると共に、接続部材93を介してスライド板部材38が右側方向(図9(B)中、左側方向)にスライドして、該スライド板部材38の延出部89が、各球抜き孔37、86から離れるため、各球抜き孔37、86は連通して、内箱84内のパチンコ球は、前面カバー部材10の開口部32Aを介して下方に排出される。即ち、各球抜き孔37、86は、遊技球排出口部として機能する。また、球抜きダイヤルレバー35、取付板36、コイルバネ36B、結合部材33C、軸部材33A、梁部材92、接続部材93、引張りバネ95、及びスライド板部材38は、球抜き手段を構成する。また、結合部材33C、軸部材33A、梁部材92、接続部材93、引張りバネ95、及びスライド板部材38は、開閉部材を構成する。また、球抜きダイヤルレバー35、取付板36、及びコイルバネ36Bは、操作部材を構成する。
【0036】
また、背板部材82の前面部の略中央部には、略四角形の貫通孔97が穿設されると共に、該貫通孔97の周縁部には、後側方向に延出されるリブ部98が形成されている。このリブ部98の下側壁部は、斜め上方向に傾斜するように形成されている。また、この背板部材82の背面部を覆う蓋部材83の略中央部には、このリブ部98が嵌入される略四角形の貫通孔99が穿設されている。これにより、案内樋50及び貫通孔52を流れるパチンコ球は、この貫通孔99、リブ部98、及び貫通孔97を介して内箱84内に流入する。即ち、貫通孔99、リブ部98、及び貫通孔97は、遊技球流入口部として機能する。
【0037】
また、下側球貯留部材30の上端面に形成される球入口部78は、外箱85の上端面の奥側右端縁部に切り欠かれる切欠部101と、内箱84の該切欠部101に対向する位置に切り欠かれる切欠部102と、背板部材82の前面部とによって構成される。これにより、上側球貯留部材22から不図示の球抜き装置を流れたパチンコ球は、外箱85の上端面から、各切欠部101、102、及び背板部材82によって構成される球入口部78を通過し、内箱84内に流入して貯留される。即ち、外箱85、内箱84、背板部材82、及びスライド板部材38は、収容部材を構成する。
【0038】
以上説明した通り第1実施形態に係るパチンコ機1では、木製の外枠2に対して樹脂製の前枠3が、前枠取付用ヒンジを構成する上ヒンジ4及び下ヒンジ5を介して外枠2に対して開閉自在に取り付けられている。また、前枠3の窓部7の下側の前面部には、下側球貯留部材30が取り付けられている。また、この前枠3の前側を被覆する樹脂製の前面カバー部材10は、左側端縁部を上ヒンジ4と、前枠3の前側に突出して形成される前面パネル部3Aの左端上部に取り付けられる軸支持部材11とによって支えられて開閉自在に取り付けられている。また、この前面カバー部材10は、ほぼ中央部に略円形の窓部12が開設されると共に、この窓部12の下端縁部から斜め下前側方向に突出する壁部15と、この壁部15の下端縁部から前側方向に突き出して設けられて、払い出される賞球を受ける所定深さの上側球貯留部材22と、この上側球貯留部材22の前面上端縁部から下側球貯留部材30の下側を覆うように正面視略半球状に延出される延出部材32とから形成されている。また、上側球貯留部材22の溢れたパチンコ球は、下側球貯留部材30のリブ部98及び各貫通孔97、99を経て内箱84内に収容される。そして、球抜きダイヤルレバー35を操作することによって、これに接続される軸部材33A等を介してスライド板部材38で覆われる各球抜き孔37、86が開放され、該内箱84内のパチンコ球が開口部32Aを介して下側に落下するように構成されている。
【0039】
従って、上側球貯留部材22の前面上端縁部から延出される延出部材32によって上側球貯留部材22の前面部から下側球貯留部材30の前面部に渡って全面が覆われると共に、球抜き機構部33を介してスライド板部材38をスライドさせる球抜きダイヤルレバー35が、延出部材32の前面部に配置されるため、パチンコ機1の前面部を従来にない斬新なデザインにすることが可能となり、遊技者の興味を強く引きつけることができると共に、遊技者は球抜きダイヤルレバー35を前面側から容易に操作できるため、遊技の興趣を増大させることができる。
また、下側球貯留部材30には、上側球貯留部材22から溢れたパチンコ球が流入する各貫通孔97、99と、貯留されるパチンコ球が外側に流出する各球抜き孔37、86とが別々に設けられるため、この下側球貯留部材30内に流入するパチンコ球と、下側球貯留部材30の外部に排出するパチンコ球とが相互に干渉しないようにすることができて、該下側球貯留部材30内のパチンコ球を迅速に排出することができる。
更に、前面カバー部材10を前面側に開いた場合には、このダイヤルレバー35は、下側球貯留部材30の球抜き機構部33から離間して延出部材32と一体となって移動するため、遊技者が頻繁に操作する球抜きダイヤルレバー35の点検修理や交換を容易に行うことができる。
【0040】
次に、第2実施形態に係るパチンコ機について図10及び図11に基づいて説明する。尚、図10及び図11において上記第1実施形態に係るパチンコ機1と同一符号は、上記パチンコ機1と同一あるいは相当部分を示すものである。この第2実施形態に係るパチンコ機の概略全体構成は、第1実施形態に係るパチンコ機1とほぼ同じ構成である。但し、第2実施形態に係るパチンコ機は、球抜きダイヤルレバーが下側球貯留部材30の球抜き機構部33に設けられている点において、第1実施形態に係るパチンコ機1と異なっている。
【0041】
ここで、第2実施形態に係るパチンコ機の概略全体構成について図10及び図11に基づいて説明する。図10は第2実施形態に係るパチンコ機の前面カバー部材を開いた状態を示す正面図である。図11は第2実施形態に係るパチンコ機の下側球貯留部材の要部を示す要部拡大中央側断面図である。尚、図10では遊技領域上のゲート等の構造物を省略して示す。
図10及び図11に示すように、第2実施形態に係るパチンコ機105は、延出部材32の前面部の略中央部、即ち、下側球貯留部材30の球抜き機構部106に対向する位置には、後述のダイヤルレバー部109が裏側から挿通される断面略円形の開口部107が穿設されている。
また、球抜き機構部106の構成は、上記球抜き機構部33の構成とほぼ同じ構成であるが、上記軸部材33Aに替えて、前面側端縁部にダイヤルレバー部109が形成される軸部材110が、下側球貯留部材30の外箱85の上端面に前後方向に載架されて軸回りに回転可能に支持されている。尚、この軸部材110の後側端縁部の構成は、上記軸部材33Aとほぼ同じ構成である。また、ダイヤルレバー部109の前側端縁部には、略中央部につまみ部109Aが形成されて、通常時には、上下方向に平行になるように形成されている。
【0042】
これにより、ダイヤルレバー部109のつまみ部109Aを時計方向に操作することにより、下側球貯留部材30を構成する内箱84の下端部に形成される球抜き孔37を覆うスライド板部材38が左右方向に移動して、この球抜き孔37から球抜き孔86及び開口部32Aを介して下方にパチンコ球が落下することとなる。尚、ダイヤルレバー部109は、軸部材33Aと一体的に引張りバネ95(図8参照)等により反対回転方向に付勢されている。
また、前面カバー部材10を閉じた場合には、ダイヤルレバー部109Aが、延出部材32の開口部107に裏側から挿通されるため、遊技者は、パチンコ機105の前面側からこのダイヤルレバー部109を操作できる。
【0043】
ここで、各球抜き孔37、86は、遊技球排出口部として機能する。また、軸部材110、梁部材92、接続部材93、引張りバネ95、及びスライド板部材38は、球抜き手段を構成する。また、軸部材110、梁部材92、接続部材93、引張りバネ95、及びスライド板部材38は、開閉部材を構成する。また、ダイヤルレバー部109は、操作部材として機能する。また、貫通孔99、リブ部98、及び貫通孔97は、遊技球流入口部として機能する。また、外箱85、内箱84、背板部材82、及びスライド板部材38は、収容部材を構成する。
【0044】
従って、上側球貯留部材22の前面上端縁部から延出される延出部材32によって上側球貯留部材22の前面部から下側球貯留部材30の前面部に渡って全面が覆われると共に、球抜き機構部106を介してスライド板部材38をスライドさせるダイヤルレバー部109が、延出部材32の前面部に配置されるため、パチンコ機105の前面部を従来にない斬新なデザインにすることが可能となり、遊技者の興味を強く引きつけることができると共に、遊技者はダイヤルレバー部109を前面側から容易に操作できるため、遊技の興趣を増大させることができる。
また、下側球貯留部材30には、上側球貯留部材22から溢れたパチンコ球が流入する各貫通孔97、99と、貯留されるパチンコ球が外側に流出する各球抜き孔37、86とが別々に設けられるため、この下側球貯留部材30内に流入するパチンコ球と、下側球貯留部材30の外部に排出するパチンコ球とが相互に干渉しないようにすることができて、該下側球貯留部材30内のパチンコ球を迅速に排出することができる。
更に、前面カバー部材10を前面側に開いた場合でも、このダイヤルレバー部109は、下側球貯留部材30の外箱85上に載架される軸部材110の前端部に形成されているため、このダイヤルレバー部109を操作することによって下側球貯留部材30内のパチンコ球を適宜外側に排出することが可能となり、該下側球貯留部材30の保守点検を容易に行うことができる。
【0045】
尚、本発明は、前記第1及び第2実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
【0046】
【発明の効果】
以上説明した通り請求項1の遊技機では、略中央部に遊技盤が取り付けられる開口部が開設される前枠部材は、外枠に遊技者側の前面側にて開閉可能となるように取り付けられている。また、前面カバー部材が前枠部材の一側に開閉自在に軸着されている。また、払い出される賞球を受ける上側球貯留部材が、前面カバー部材の遊技者側の前面に突出して設けられている。また、この上側球貯留部材の下側には、前枠部材の前面部に取り付けられて、この上側球貯留部材から溢れた遊技球を受けて貯留する下側球貯留部材が配置されている。そして、この下側球貯留部材は、上側球貯留部材の前面上端縁部から該下側球貯留部材の下側まで延出される延出部材によって覆われて、延出部材の後側に配設されている。また、前面カバー部材を閉じて球抜きダイヤルレバーを所定方向に回動することによって、この球抜きダイヤルレバーの後端部に固設された取付板と、下側球貯留部材を構成する収容部材の上端面部の前後方向に配設された球抜き機構部と、当該収容部材の背面部に配設された連結部材を介して、収容部材の背面側から開閉部材を作動させて遊技球排出口部を開いた場合には、収容部材内の遊技球が遊技球排出口部及び延出部材の開口部を介して外部に排出される。
これにより、上側球貯留部材の前面上端縁部から延出される延出部材によって上側球貯留部材の前面部から下側球貯留部材の前面部に渡って全面が覆われると共に、この延出部材の前面部から球抜きダイヤルレバーを所定方向に回動することによって、下側球貯留部材を構成する収容部材内に貯留されている遊技球の球抜き操できるため、遊技機の前面部を従来にない斬新なデザインにすることが可能となり、遊技者の興味を強く引きつけることができると共に、該下側球貯留部材内の遊技球を延出部材の前面側から容易に排出することができて遊技者の興趣を増大させることができる遊技機を提供することができる。
また、前面カバー部材を開いた場合には、延出部材に取り付けられた球抜きダイヤルレバーと取付板は、球抜き機構部から離間して延出部材と一体となって移動するため、遊技者が頻繁に操作する球抜きダイヤルレバーの点検修理や交換を容易に行うことができる遊技機を提供することができる。
【0047】
【0048】
【0049】
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態に係るパチンコ機全体を示した正面図である。
【図2】 第1実施形態に係るパチンコ機全体を示した中央側断面図である。
【図3】 第1実施形態に係るパチンコ機の前面カバー部材を開いた状態を示す正面図である。
【図4】 第1実施形態に係るパチンコ機の下側球貯留部材の要部を示す要部拡大中央側断面図である。
【図5】 第1実施形態に係るパチンコ機の下側球貯留部材内に配設される各光LEDと各光センサとの間の受光状態を模式的に示す横断面図である。
【図6】 第1実施形態に係るパチンコ機の下側球貯留部材の概略構成を示す図で、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は底面図である。
【図7】 第1実施形態に係るパチンコ機の下側球貯留部材の概略構成を示す後側斜視図である。
【図8】 第1実施形態に係るパチンコ機の下側球貯留部材の概略構成を示す中央側断面図である。
【図9】 第1実施形態に係るパチンコ機の下側球貯留部材の排出口開閉状態を示す蓋部材を取り外した背面図で、(A)は通常時の閉じた状態を示す図、(B)は球抜きダイヤルレバーを回して開いた状態を示す図である。
【図10】 第2実施形態に係るパチンコ機の前面カバー部材を開いた状態を示す正面図である。
【図11】 第2実施形態に係るパチンコ機の下側球貯留部材の要部を示す要部拡大中央側断面図である。
【符号の説明】
1、105 パチンコ機
2 外枠
3 前枠
10 前面カバー部材
22 上側球貯留部材
23 賞球払い出し口
30 下側球貯留部材
32 延出部材
32A、107 開口部
33、106 球抜き機構部
33A、110 軸部材
33C 結合部材
34 凹部
35 球抜きダイヤルレバー
35A、109A つまみ部
36 取付板
37、86 球抜き孔
38 スライド板部材
82 背板部材
83 蓋部材
84 内箱
85 外箱
97、99 貫通孔
98 リブ部
109 ダイヤルレバー部

Claims (1)

  1. 外枠と、
    前記外枠に遊技者側の前面側にて開閉可能となるように取り付けられて、略中央部に遊技盤が取り付けられる開口部が開設される前枠部材と、
    前記前枠部材の一側に開閉自在に軸着された前面カバー部材と、
    前記前面カバー部材の遊技者側の前面に突出して設けられて、払い出される賞球を受ける上側球貯留部材と、
    前記前枠部材の前面部に取り付けられて前記上側球貯留部材の下側に配置され、該上側球貯留部材から溢れた遊技球を受けて貯留する下側球貯留部材と、
    前記上側球貯留部材の前面上端縁部から前記下側球貯留部材の下側まで延出される延出部材とを備え、
    前記下側球貯留部材は、
    内側に遊技球を所定量収容することが可能な閉鎖空間を形成する収容部材と、
    前記収容部材の上端面部において前後方向に配設されて軸回りに回動可能に設けられた球抜き機構部と、
    該収容部材の下側端面部に形成されて遊技球を外部に排出する遊技球排出口部を開閉する開閉部材と、
    該収容部材の背面部に配設されて前記球抜き機構部の後端部と前記開閉部材とを連結する連結部材と、
    を有し、
    前記延出部材は、
    前記収容部材の底部が視認可能な開口部と、
    前記球抜き機構部に対向する位置に前面側から断面略円形の筒状体に窪むように形成されて後側周縁部が内側半径方向に所定長さ延出された凹部と、
    前記凹部に前面側から挿入されて回動可能に支持された球抜きダイヤルレバーと、
    前記凹部の後側から前記球抜きダイヤルレバーの後端部に固設されて、前記前面カバー部材を閉じた場合に、前記球抜き機構部の前端部に係合し、該前面カバー部材を開いた場合に、該球抜き機構部から離間する取付部材と、
    を有し、
    前記球抜きダイヤルレバーを所定方向に回動した場合には、前記開閉部材が前記取付部材と前記球抜き機構部と前記連結部材とを介して開かれて、前記収容部材内の遊技球が前記遊技球排出口部及び前記開口部を介して外部に排出されることを特徴とする遊技機。
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