JP4127942B2 - 固体撮像装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、線状に配置された光電変換部を有する画素列から出力された信号電荷を所定の方向に順次転送するCCDレジスタを備えた固体撮像装置およびその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の光電変換部を線状に配置したCCDリニアイメージセンサは、スキャナやデジタル複写機などに広く用いられている。
【0003】
スキャナやデジタル複写機などは次第に解像度が高くなる傾向にあり、解像度が高くなると、画素数が多くなって画像読み取り時間が増加するといった問題や、メモリが大量に必要になる等の問題が生じる。また、解像度が高くなると、画素数が多くなり、必然的に画素サイズが小さくなってS/N比が劣化する等の問題が生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
図11は従来のCCDリニアイメージセンサの平面図である。図11のCCDリニアイメージセンサは、入射光に応じた信号電荷を発生するPN接合フォトダイオード31と、PN接合フォトダイオード31からシフトゲート32を介して転送された信号電荷を所定の方向に順次転送するCCDレジスタ33と、CCDレジスタ33から出力された信号電荷に応じた電圧を出力する出力回路34とを備えている。
【0005】
図11のCCDリニアイメージセンサでは、隣接する複数画素の信号電荷を加算することにより、解像度を低くすることができる。
【0006】
例えば、図11に示す従来のCCDリニアイメージセンサの画素サイズが2μm×2μmで、画素数が10000とすると、このセンサで隣接する4画素を加算すれば、解像度は1/4になる。同じ解像度を得るには、例えば、画素サイズが8μm×8μmで、画素数が2500でもよい。
【0007】
しかしながら、前者と後者を比べると、前者は、後者の1/4の感度しか得られない。このように、従来の解像度切換型のCCDリニアイメージセンサは、解像度を低くしたときの感度が、元々解像度の低いCCDリニアイメージセンサよりも低くなるという問題があった。
【0008】
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、その目的は、解像度を低くしても高い感度を得ることができる固体撮像装置を提供することにある。
【0009】
本発明の一態様では、入射光に応じた信号電荷を発生する複数の感光画素を一列に配置した第1の画素列と、
前記第1の画素列に隣接して配置され、入射光に応じた信号電荷を発生する複数の感光画素を一列に配置した第2の画素列と、
前記第1および第2の画素列から出力された信号電荷を所定の方向に順次転送するCCDレジスタと、を備えた固体撮像装置において、
前記第1および第2の画素列内の各感光画素は、列方向に略等しいピッチで配置され、
前記第1の画素列の各感光画素の列方向中心位置と、前記第2の画素列の各感光画素の列方向中心位置とは、前記ピッチの略1/2ずつずれており、
前記第1の画素列内の隣接する複数の感光画素と、前記第2の画素列内の隣接する複数の感光画素とから出力された各信号電荷を互いに加算する加算手段を備え、
前記第1および第2の画素列間の距離を、前記ピッチに略等しくしたことを特徴とする固体撮像装置が提供される。
【0010】
本発明の一態様では、第1の画素列の各感光画素を、第2の画素列の各感光画素に対して、半ピッチずつずらして配置するため、隣接する複数の感光画素からの信号電荷を加算して出力することにより、容易に解像度を変更することができる。また、解像度を低くしても、感度が低下するおそれがなくなる。
【0011】
また、本発明の一態様では、第1および第2の画素列間の距離を、第1および第2の画素列の列方向のピッチと略等しくするため、多数の画素列を密着配置することができる。
【0012】
また、本発明の一態様では、第1および第2の画素列のそれぞれに対応して、第1および第2のCCDレジスタ部を設けるため、各画素列からの信号電荷を効率よく転送でき、転送速度の高速化が図れる。
【0013】
また、本発明の一態様では、第1および第2のCCDレジスタ部の最終段にそれぞれ第1および第2の加算部を設けるため、各CCDレジスタ部で転送された隣接する2画素分ずつの信号電荷を、各加算部で加算することができる。また、第1おおび第2の加算部で加算された信号電荷を出力部に転送するため、出力部は、4画素分の信号電荷を加算した信号電荷に応じた電圧を出力することができる。
【0014】
また、本発明の一態様では、第1および第2のCCDレジスタの転送周期の2倍の周期で浮遊拡散領域の電位を初期化するようにしたため、4画素分ずつまとめて信号電荷を加算出力することができ、解像度を1/4にすることができる。
【0015】
また、本発明の一態様では、解像度選択手段の選択結果に応じて、出力部の電気的特性を最適化することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る固体撮像装置について、図面を参照しながら具体的に説明する。
【0017】
(第1の実施形態)
図1は本発明に係る固体撮像装置の第1の実施形態の平面図である。図1の固体撮像装置は、入射光に応じた信号電荷を発生する複数の感光画素1をそれぞれ一列に配置した第1および第2の画素列2a,2bと、第1の画素列2aから出力された信号電荷を所定の方向に順次転送する第1のCCDレジスタ(第1のCCDレジスタ部)3aと、第1の画素列2aから第1のCCDレジスタ3aに信号電荷を転送する第1のシフトゲート4aと、第2の画素列2bから出力された信号電荷を所定の方向に順次転送する第2のCCDレジスタ(第2のCCDレジスタ部)3bと、第2の画素列2bから第2のCCDレジスタ3bに信号電荷を転送する第2のシフトゲート4bと、第1および第2のCCDレジスタ3a,3bから出力された信号電荷に応じた電圧を出力する出力回路(出力部)5と、解像度の切換指示を行う解像度調整部(解像度選択手段)20とを備えている。解像度調整部20は、">20とを備えている。解像度調整部20は、固体撮像装置の外部に設けてもよい。
【0018】
第1および第2の画素列2a,2b内の各感光画素は、例えば、4×4μm2の画素サイズであり、各画素列の画素数は、例えば5000画素である。
【0019】
図2は図1の一点鎖線部分を拡大した平面図、図3は図2のA−A線断面図である。図示のように、第1および第2の画素列2a,2b内の各感光画素1は、画素列方向に略等しいピッチL1で配置され、第1の画素列2a内の各感光画素1の列方向中心位置と、第2の画素列2b内の各感光画素1の列方向中心位置とは、略1/2ピッチずつ互いにずれている。すなわち、第1および第2の画素列2a,2bを構成する各感光画素1は、千鳥状に配置されている。
【0020】
第1および第2の画素列2a,2b間の距離には特に制限はなく、例えば、第1および第2の画素列2a,2b間の距離は、上述したピッチに略等しく設定される。
【0021】
第1および第2のCCDレジスタ3a,3bはそれぞれ、図2に示すように、一列に配置された複数の転送電極6を備えており、隣接する2つの転送電極6は一つの電極ペア7を構成している。電極ペア7を構成する各転送電極6には図3に示すように同一の電圧が印加され、隣接する電極ペア7の一方には電圧P1が印加され、他方には電圧P2が印加される。
【0022】
また、第1のCCDレジスタ3aの出力段には、電圧PAが印加される転送電極6aが設けられ、第2のCCDレジスタ3bの出力段には、電圧PBが印加される転送電極6bが設けられている。
【0023】
図4は出力回路5の内部構成を示す回路図である。図示のように、出力回路5は、第1および第2のCCDレジスタ3a,3bから出力された信号電荷が蓄積される浮遊容量C1と、浮遊容量C1の電荷量に応じて電位が変化する浮遊拡散領域8と、浮遊拡散領域8を所定電位に初期設定するリセット用スイッチング素子9と、浮遊拡散領域8およびリセット用スイッチング素子9の後段に接続されるソースフォロワ回路10a,10bと、ソースフォロワ回路10a,10bの間に接続される電圧反転増幅回路11と、を有する。なお、上述した転送電極6a,6bと出力回路5は、加算手段に対応する。
【0024】
本実施形態は、転送電極6の結線を変更することなく、通常の解像度と、1/2の解像度と、1/4の解像度とを任意に切り換えることができ、かつ、解像度を低くしても感度が低下しないようにしたことを特徴とする。
【0025】
図5は解像度を低くした場合に同時に読み出される感光画素1の種類を示す図である。解像度を1/2にする場合には、第1および第2の画素列2a,2b内の隣接する感光画素1を一つずつまとめて読み出す場合(グループG1)と、第1または第2の画素列2b内の隣接する感光画素1を二つずつまとめて読み出す場合(グループG2)との2通りがある。
【0026】
また、解像度を1/4にする場合には、グループG3のように、第1および第2の画素列2a,2b内の隣接する感光画素1を二つずつまとめて読み出す。
【0027】
図6は、図1のCCDリニアイメージセンサを通常の解像度で使用する場合の、電圧P1,P2,PA,PBと、リセット用トランジスタ9のゲート電圧RSと、出力回路5の出力電圧OSとの各電圧波形図である。
【0028】
時刻t0〜t1までは、電圧P2が印加される転送電極6の直下の信号電荷は、その隣の電圧P1が印加される転送電極6の直下に転送される。また、電圧PAがハイレベル電圧であるため、第1のCCDレジスタ3aの最終段の転送電極6の直下から、その隣の電圧PAが印加される転送電極6aの直下に信号電荷が転送される。このとき、電圧PBはローレベル電圧であるため、電圧PBが印加される転送電極6bの直下から出力回路5に信号電荷が転送される。
【0029】
時刻t1〜t2では、リセット用トランジスタ9がオンして浮遊拡散領域8が所定電位に初期設定される。
【0030】
その後、時刻t3になると、電圧P1,P2の電圧レベルが反転し、電圧P1が印加される転送電極6の直下の信号電荷は、その隣の電圧P2が印加される転送電極6の直下に転送される。また、電圧PBがハイレベル電圧になるため、第2のCCDレジスタ3bの最終段の転送電極6の直下から、その隣の電圧PBが印加される転送電極6bの直下に信号電荷が転送される。また、電圧PAがローレベル電圧になるため、電圧PAが印加される転送電極6aの直下から出力回路5に信号電荷が転送され、浮遊拡散領域8は転送された信号電荷に応じた電圧になる。
【0031】
その後、時刻t4〜t5では、リセット用トランジスタ9がオンし、浮遊拡散領域8が所定電位に初期設定される。
【0032】
その後、時刻t6になると、電圧P1,P2の電圧レベルが反転し、電圧P2が印加される転送電極6の直下の信号電荷は、電圧P1が印加される転送電極6の直下に転送される。また、電圧PAがハイレベル電圧になるため、第1のCCDレジスタ3aの最終段の転送電極6の直下から、その隣の電圧PAが印加される転送電極6aの直下に信号電荷が転送される。また、電圧PBがローレベル電圧になるため、電圧PBが印加される転送電極6bの直下から出力回路5に信号電荷が転送され、浮遊拡散領域8は転送された信号電荷に応じた電圧になる。
【0033】
このように、図1のCCDリニアイメージセンサを通常の解像度で使用する場合には、第1および第2のCCDレジスタ3a,3bの転送周期の1/2の周期ごとに、リセット用トランジスタ9をオンする。これにより、第1および第2のCCDレジスタ3a,3b内を転送した信号電荷は、交互に出力回路5に送り出される。
【0034】
次に、図5のグループG1に示すように、第1および第2の画素列2a,2b内の隣接する感光画素1を一つずつまとめて読み出して、解像度を1/2にする例を説明する。
【0035】
図7は、第1および第2の画素列2a,2b内の隣接する感光画素1を一つずつまとめて読み出して解像度を1/2にする場合(図5のグループG1)の、電圧P1,P2,PA,PBと、リセット用トランジスタ9のゲート電圧RSと、出力回路5の出力電圧OSとの各電圧波形図である。
【0036】
この場合、リセット用トランジスタ9をリセットするタイミングが図6と異なっており、第1および第2のCCDリニアイメージセンサの転送周期と同じ周期で、リセット用トランジスタ9をリセットする。
【0037】
図7の時刻t11〜t12でリセット用トランジスタ9がオンして、浮遊拡散領域8は所定電圧に初期設定される。その後、時刻t13になると、電圧P1,P2の電圧レベルが反転し、電圧P1が印加される転送電極6の直下から、その隣の電圧P2が印加される転送電極6の直下に信号電荷が転送される。また、時刻t13〜t14では、電圧PAがローレベル電圧、電圧PBがハイレベル電圧であるため、第2のCCDレジスタ3bの最終段の転送電極6の直下から、その隣の電圧PBが印加される転送電極6bの直下に信号電荷が転送され、かつ、電圧PAが印加される転送電極6aの直下から出力回路5に信号電荷が転送される。
【0038】
その後、時刻t14になると、電圧P1,P2の電圧レベルが反転し、電圧P2が印加される転送電極6の直下から、その隣の電圧P1が印加される転送電極6の直下に信号電荷が転送される。また、時刻t14〜t15では、電圧PBがローレベル電圧、電圧PAがハイレベル電圧であるため、第1のCCDレジスタ3aの最終段の転送電極6の直下から、その隣の電圧PAが印加される転送電極6aの直下に信号電荷が転送され、かつ、電圧PBが印加される転送電極6bの直下から出力回路5に信号電荷が転送される。
【0039】
これにより、時刻t15の直前では、浮遊容量C1には、電圧PA,PBが印加される2つの転送電極6a,6bから転送された各信号電荷が蓄積される。すなわち、図5のグループG1で示す2つの感光画素1からの信号電荷が加算されて浮遊容量C1に蓄積される。
【0040】
図8は、第1または第2の画素列2b内の隣接する感光画素1を二つずつまとめて読み出して解像度を1/2にする場合(図5のグループG2)の、電圧P1,P2,PA,PBと、リセット用トランジスタ9のゲート電圧RSと、出力回路5の出力電圧OSとの各電圧波形図である。
【0041】
図8の時刻t21〜t22でリセット用トランジスタ9がオンすると、浮遊拡散領域8が所定電圧に初期設定される。その後、時刻t22になると、電圧P1,P2の電圧レベルが反転し、電圧P2が印加される転送電極6の直下から、その隣の電圧P1が印加される転送電極6の直下に信号電荷が転送される。
【0042】
その後、時刻t23になると、電圧PA,PBがともにローレベル電圧になるため、電圧PBが印加される転送電極6bの直下から出力回路5に信号電荷が転送される。
【0043】
その後、時刻t24になると、電圧P1,P2の電圧レベルが反転し、電圧P1が印加される転送電極6の直下から、その隣の電圧P2が印加される転送電極6の直下に信号電荷が転送される。
【0044】
一方、時刻t20〜t25までは電圧PAはローレベル電圧であるため、時刻t25の直前には、第1のCCDレジスタ3aの最終段の転送電極6の直下には、2画素分の信号電荷が蓄積される。
【0045】
時刻t25になると、電圧PAがハイレベル電圧になるため、第1のCCDレジスタ3aの最終段の転送電極6の直下から、その隣の電圧PAが印加される転送電極6aの直下に信号電荷が転送される。また、この時点で、浮遊拡散領域8は所定電圧に初期化される。
【0046】
その後、時刻t27になると、電圧PAがローレベル電圧になり、電圧PAが印加される転送電極6aの直下から出力回路5に2画素分の信号電荷が転送される。
【0047】
なお、このとき、第1のCCDレジスタ3aの最終段の転送電極6、および第2のCCDレジスタ3bの最終段の転送電極6は、それぞれ第1および第2の加算部に対応する。
【0048】
図9は、第1および第2の画素列2a,2b内の隣接する感光画素1を二つずつまとめて読み出して解像度を1/4にする場合(図5のグループG3)の、電圧P1,P2,PA,PBと、リセット用トランジスタ9のゲート電圧RSと、出力回路5の出力電圧OSとの各電圧波形図である。
【0049】
図9の時刻t30〜t33の間は、電圧PA,PBがともにローレベル電圧であるため、第1および第2のCCDレジスタ3a,3bの最終段の転送電極6の直下から、その隣の電圧PA,PBが印加される転送電極6には信号電荷は転送されず、最終段の転送電極6の直下に信号電荷が蓄積される。すなわち、時刻t30〜t33の間に、第1のCCDレジスタ3aの最終段の転送電極6の直下と、第2のCCDレジスタ3bの最終段の転送電極6の直下とに、それぞれ2画素分の信号電荷が蓄積される。
【0050】
時刻t33になると、電圧PA,PBがともにハイレベル電圧になる。これにより、第1および第2のCCDレジスタ3a,3bの最終段の転送電極6の直下から、その隣の電圧PA,PBが印加される転送電極6a,6bの直下にそれぞれ2画素分の信号電荷が転送される。また、このとき、リセット用トランジスタ9がオンし、浮遊拡散領域8は所定電圧に初期化される。
【0051】
その後、時刻t35になると、電圧PA,PBがともにローレベル電圧になり、電圧PA,PBが印加される転送電極6a,6bから出力回路5に計4画素分の信号電荷が転送される。
【0052】
このように、解像度を1/4にする場合、第1および第2のCCDレジスタ3a,3b内の各感光画素1のサイズが4×4μm2とすると、4画素分ずつまとめて信号電荷を加算するため、感光画素1サイズの合計は4×4×4=64μm2となり、サイズが8×8μm2の感光画素1を有するCCDレジスタと同等の高い感度が得られる。
【0053】
すなわち、本実施形態によれば、解像度を低下させても、感度が低下するおそれがない。
【0054】
また、本実施形態では、第1および第2のCCDレジスタ3a,3bの出力段と、出力回路5内の浮遊拡散領域8とで信号電荷の加算を行うため、低ノイズで信号期間の長い出力が得られる。すなわち、本実施形態の変形例として、第1および第2のCCDレジスタ3a,3bから信号電荷が出力された後に、複数の信号画素を加算することも考えられるが、このようにするとノイズ成分も合わせて加算してしまうため、S/N比が悪くなってしまう。したがって、本実施形態のように、第1および第2のCCDレジスタ3a,3bの出力段で信号電荷を加算すれば、ノイズ成分を加算するおそれがなくなり、S/N比が向上する。
【0055】
ところで、本実施形態において、信号電荷を加算する場合と加算しない場合とで、信号電荷量が異なる場合は、信号電荷量に応じて、出力回路5のゲイン、速度、および消費電流等の特性を最適化することが望まれる。
【0056】
図10は信号電荷量に応じて出力回路5内のゲインを調整する機能をもった出力回路5の回路図である。図10の出力回路5は、図4と同様にリセット用トランジスタ9、浮遊容量C1、ソースフォロワ回路10a,10b、および電圧反転増幅回路11を有する他に、新たな構成として、浮遊拡散領域8の容量値を調整するためのトランジスタ12およびコンデンサC2と、電圧反転増幅回路11のゲインを調整するためのトランジスタ13を有する。
【0057】
図10の出力回路5では、トランジスタ12のゲート電圧を制御することにより、浮遊拡散領域8の容量値を調整でき、かつ、トランジスタ13のゲート電圧を制御することにより、電圧反転増幅回路11のゲインを調整することができる。トランジスタ12,13のオン・オフ制御は、出力回路5内あるいはその外部に設けられる特性調整部(特性調整手段)14により行う。
【0058】
なお、図10の出力回路5において、トランジスタ12およびコンデンサC2と、トランジスタ13とのうち、いずれか一方のみを設けてもよい。
【0059】
上述した実施形態では、2画素分あるいは4画素分の信号電荷を加算する例を説明したが、4画素を越える信号電荷を加算することにより、解像度を1/4未満にしてもよい。
【0060】
上述した実施形態では、CCDレジスタを有する固体撮像装置の例を説明したが、CCDレジスタの代わりにMOSセンサを設けてもよい。
【0061】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、第1の画素列の各感光画素を、第2の画素列の各感光画素に対して、半ピッチずつずらして配置するため、複数画素ずつまとめて信号電荷を読み出すことができ、解像度の切り替えが容易になる。また、解像度を低くしても、感度が低下しなくなる。
【0062】
また、第1および第2の画素列の出力段で信号電荷の加算を行うため、ノイズ成分を誤って加算するおそれがなくなり、S/N比が向上する。
【0063】
さらに、解像度を複数通りに切り替え可能とした場合には、解像度の選択に応じて、出力回路の電気的特性を調整できるようにしたため、出力回路の電気的特性を最適化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る固体撮像装置の第1の実施形態の平面図。
【図2】図1の一点鎖線部分を拡大した平面図。
【図3】図2のA−A線断面図。
【図4】出力回路の内部構成を示す回路図。
【図5】解像度を低くした場合に同時に読み出される感光画素1の種類を示す図。
【図6】通常の解像度における電圧波形図。
【図7】1/2の解像度における電圧波形図。
【図8】1/2の解像度における電圧波形図。
【図9】1/4の解像度における電圧波形図。
【図10】信号電荷量に応じて出力回路内のゲインを調整する機能をもった出力回路の回路図。
【図11】従来のCCDリニアイメージセンサの平面図。
【符号の説明】
1 感光画素
2a 第1の画素列
2b 第2の画素列
3a 第1のCCDレジスタ
3b 第2のCCDレジスタ
4a 第1のシフトゲート
4b 第2のシフトゲート
5 出力回路
6 転送電極
7 電極ペア
8 浮遊拡散領域
9 リセット用トランジスタ
10a,10b ソースフォロワ回路
11 電圧反転増幅回路
12,13 トランジスタ
14 特性調整部
20 解像度調整部

Claims (5)

  1. 入射光に応じた信号電荷を発生する複数の感光画素を一列に配置した第1の画素列と、
    前記第1の画素列に隣接して配置され、入射光に応じた信号電荷を発生する複数の感光画素を一列に配置した第2の画素列と、
    前記第1および第2の画素列から出力された信号電荷を所定の方向に順次転送するCCDレジスタと、を備えた固体撮像装置において、
    前記第1および第2の画素列内の各感光画素は、列方向に略等しいピッチで配置され、
    前記第1の画素列の各感光画素の列方向中心位置と、前記第2の画素列の各感光画素の列方向中心位置とは、前記ピッチの略1/2ずつずれており、
    前記第1の画素列内の隣接する複数の感光画素と、前記第2の画素列内の隣接する複数の感光画素とから出力された各信号電荷を互いに加算する加算手段を備え、
    前記第1および第2の画素列間の距離を、前記ピッチに略等しくしたことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記CCDレジスタは、
    前記第1の画素列に沿って配置され、前記第1の画素列から出力された各信号電荷を所定の方向に順次転送する第1のCCDレジスタ部と、
    前記第2の画素列に沿って配置され、前記第2の画素列から出力された各信号電荷を所定の方向に順次転送する第2のCCDレジスタ部と、を備え、
    前記加算手段は、前記第1のCCDレジスタ部から出力される、前記第1の画素列内の隣接する2つの感光画素からの信号電荷と、前記第2のCCDレジスタ部から出力される、前記第2の画素列内の隣接する2つの感光画素からの信号電荷とを加算することを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記加算手段は、
    前記第1のCCDレジスタ部の転送周期の2倍の周期ごとに前記第1のCCDレジスタ部で転送された信号電荷を加算する第1の加算部、および前記第2のCCDレジスタ部の転送周期の2倍の周期ごとに前記第2のCCDレジスタ部で転送された信号電荷を加算する第2の加算部からの各出力を加算した信号電荷に応じた電圧を出力する出力部を有することを特徴とする請求項2に記載の固体撮像装置。
  4. 前記出力部は、
    前記第1および第2の加算部からの各出力を加算した信号電荷の電荷量に応じて電位が変化する浮遊拡散領域と、
    前記浮遊拡散領域を所定電位に初期設定するリセット用スイッチング素子と、を有し、
    前記第1および第2のCCDレジスタは、互いに同一の転送周期で信号電荷を転送し、
    前記リセット用スイッチング素子は、前記第1および第2のCCDレジスタの転送周期の2倍の周期で前記浮遊拡散領域の電位を初期化することを特徴とする請求項3に記載の固体撮像装置。
  5. 前記加算手段で加算する対象となる感光画素の種類を複数通りの中から任意に選択可能な解像度選択手段を備え、
    前記解像度選択手段の選択結果に応じて、前記出力部の電気的特性を調整することを特徴とする請求項3または4に記載の固体撮像装置。
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