JP4119544B2 - 線材コイルの立体倉庫システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、線材コイルを無人下で自動立体格納する倉庫システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の線材コイル用立体倉庫は、一般に、図24に示すように建屋01内に配置した複数列のスタッカークレーン02と、このスタッカークレーン02の走路に面して多段に突設されて立体配置された多数の棒状の線材コイル格納ラック03を備えた倉庫部04と、この倉庫部04のスタッカー走路の一方の端部でスタッカークレーン02に線材コイルを受渡しするように配置された線材コイルの入庫設備05と、スタッカー走路の他方の端部でスタッカークレーン02に線材コイルを受渡しするように配置された線材コイルの出庫設備06と、入庫設備05に隣接するように配置された地上の線材コイル置場07とで構成されている。
上記した入庫設備05と出庫設備06は、スタッカー走路の片側端部に入出庫兼用設備として設けることもできるが、入庫作業と出庫作業が片側端部で並行して行われると作業能率が低下するため、両側端部に別々に配置されるようになって来ている。
【0003】
スタッカークレーン02は、図25に示すように、巻上げ機構で昇降させるケージ08上に両側の線材コイル内へ出入りするフォーク床09を備え、フォーク床09上に線材コイル010を横向きに搭載して搬送し、線材コイル010の孔に棒状の格納ラック03を挿入させて、同格納ラック03に線材コイル010を格納し、又は取り出している。
【0004】
図24において、入庫設備05は、各スタッカー走路の一方の端部の最下段格納ラック03内、すなわちコイル受渡し区画からスタッカー走路と平行に敷設された複数列の軌道014と、各軌道014上を走行する線材コイル搬送台車015と、軌道014と直角に交差する高架軌道012と、高架軌道012上を走行する天井クレーン013と、高架軌道012の端部付近の地上に配置した入庫用のスキッド式コイル受台011等で構成されている。また、出庫設備06は、入庫設備05と同様な配置で、スタッカー走路と平行な軌道024、軌道024上を走行する線材コイル搬送台車025、軌道024と直角に交差する高架軌道022、高架軌道022の上を走行する天井クレーン023、高架軌道022の端付近の地上に配置した出庫用のスキッド式コイル受台021等で構成されている。軌道014,024の端は、それぞれ倉庫列端のコイル受渡し区画内まで延び、コイル受渡し区画内にLフック式吊上機等の仮支持機が設けられている。
【0005】
立体倉庫への線材コイル010の入庫は、次のように行われる。先ず、入庫用コイル受台011上に工場内の他の搬送装置で入庫する線材コイル010が置かれる。天井クレーン013の手動運転でコイル受台011上の線材コイル010を吊上げ、指定された倉庫列のコイル搬送台車015上に移載する。搬送台車015が軌道014上を倉庫列のコイル受渡し区画へ自走移動し、搬送台車015上の線材コイル010が区画内の吊上機等で仮支持される。仮支持された線材コイル010は、スタッカークレーン02によってフォーク床09上に取上げられ、指定された番地の格納ラック03に格納される。
立体倉庫からの線材コイル010の出庫は、スタッカークレーン02が指示された番地から線材コイル010を取出す。取出された線材コイル010は反対側のコイル受渡し区画へ搬送されて仮支持される。そして仮支持された線材コイル010は、出側のコイル搬送台車025上に移載され、出側のコイル搬送台車025が軌道022下の区域に自走停止し、天井クレーン023の手動運転でコイル搬送台車025上の線材コイル010が出庫用コイル受台021上に移載され、出庫される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の立体倉庫にあっては、次のような問題がある。
線材コイルは、近時、種類が増加し、荷姿も幅寸法及び外径寸法も数サイズがあって多様化し、小幅の線材コイルが多く流通し始めている。
ところが、小幅の線材コイルは、入出庫に際し搬送台車015,025やスタッカークレーン02に乗せて搬送するとき、不安定で傾き易く、コイルが落下するおそれが大きくなってきている。
このため、入庫時に転倒するおそれのある線材コイルは、入庫時に監視選別し天井クレーン013で地上の線材コイル置場07へ搬送し、床面に斜めに重ね置きして保管することを余儀なくされ、立体倉庫に全種類の線材コイルを効率良く保管できないという問題が生じている。
また、入庫用コイル受台011及び入庫側搬送台車015間と、出庫側搬送台車025及び出庫用コイル受台021間の、コイル移載には天井クレーン013,023の手動介入が必要なため、線材コイルの入出庫運転の全工程を一括して自動化し難いという問題がある。
【0007】
本発明は、上述した従来の問題に対し、全サイズの線材コイルを安全に効率よく無人かつ、全自動搬出入運転できる立体倉庫システムを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の線材コイルの立体倉庫システムは、コイル転倒防止機構付きスタッカークレーンを備えた線材コイル用立体倉庫と、前記倉庫の一端側に配置された入庫設備と、前記倉庫の他端側に配置された出庫設備とを備えるとともに、前記入庫設備及び出庫設備が、それぞれ、相互に上下交叉して線材コイルを受渡すようにすべく、コイル転倒防止機構付きのスキッド式搬送手段、Lフック式搬送手段及び仮置台を配置して構成されており、前記入庫設備が、フックコンベヤ搬送系から線材コイルを受取り倉庫間口沿い方向に移動する昇降スキッド式軌道搬送手段と、この昇降スキッド式軌道搬送手段と上下交叉して線材コイルを受取るスキッド式上下搬送手段と、このスキッド式上下搬送手段から線材コイルを倉庫間口沿い方向に移動する昇降Lフック式軌道搬送手段と、この昇降Lフック式軌道搬送手段と上下交叉して線材コイルを受取りスタッカー走路と平行方向に移動するLフック式軌道搬送手段とを有し、入庫作業時に、前記昇降スキッド式軌道搬送手段が、前記フックコンベア搬送系から線材コイルを前記倉庫へ搬入すべく受け取り、前記スキッド式上下搬送手段が、前記昇降スキッド式軌道搬送手段から線材コイルを受け取り、前記昇降Lフック式軌道搬送手段の運搬する高さへ線材コイルを上昇させ、前記昇降Lフック式軌道搬送手段が、前記スキッド式上下搬送手段から線材コイルを受け取り、指定された前記倉庫のレーンまで搬送し、前記Lフック式軌道搬送手段が、前記昇降Lフック式軌道搬送手段より線材コイルを受け取り、スタッカークレーン受け取り場所まで線材コイルを搬送し、前記スタッカークレーンが、前記Lフック式軌道搬送手段より線材コイルを受け取り、指定された前記倉庫の列及び段のフックに線材コイルを運んで掛ける一方、前記出庫設備が、スタッカー走路と平行方向に移動するLフック式軌道搬送手段と、このLフック式軌道搬送手段と上下交叉して線材コイルを受取り倉庫間口沿い方向に移動する昇降Lフック式軌道搬送手段と、この昇降Lフック式軌道搬送手段が複数回搬送する線材コイルを溜置きするスキッド式固定仮置台と、このスキッド式固定仮置台と上下交叉して線材コイルを受取り搬送する昇降スキッド式軌道搬送手段と、この昇降スキッド式軌道搬送手段から線材コイルを受取る出荷固定台とを有し、出庫作業時に、前記スタッカークレーンが、指定された前記倉庫の列及び段のフックより線材コイルを受け取って運び、前記昇降Lフック式軌道搬送手段が、前記スタッカークレーンより線材コイルを受け取り、前記スキッド式固定仮置台へ線材コイルを運んで掛け、前記昇降Lフック式軌道搬送手段が、前記スキッド式固定仮置台より線材コイルを受け取り、前記スキッド式固定仮置台へ線材コイルを搬送し、前記昇降Lフック式軌道搬送手段が、前記スキッド式固定仮置台から線材コイルを受け取り、出荷位置まで搬送するように構成されている。
【0011】
本発明の請求項に記載の線材コイルの立体倉庫システムは、請求項又はにおいて、前記コイル転倒防止機構が、起伏及び支持位置調節可能に構成され、搭載された線材コイルの端面を支持するように構成されている。
【0012】
本発明の請求項に記載の線材コイルの立体倉庫システムは、請求項又はにおいて、前記Lフック式軌道搬送手段が、スタッカー走路と平行方向の走行親台車と、同走行親台車上に搭載された昇降Lフック式横行子台車と、同昇降Lフック式横行子台車と上下交叉して線材コイルを受取るLフック式固定台とで構成され、前記倉庫間口沿い方向の昇降Lフック式軌道搬送手段が、前記Lフック式固定台と上下交叉して線材コイルを受取り搬送するように構成されている。
【0013】
本発明の請求項に記載の線材コイルの立体倉庫システムは、請求項又はにおいて、前記昇降スキッド式軌道搬送手段の線材コイル支持用スキッドが、コイル転倒防止機構と反対端を押上げ傾斜されるように構成されている。
【0014】
本発明の請求項に記載の線材コイルの立体倉庫システムは、請求項又はにおいて、前記スキッド式上下搬送手段が、一対の垂直軌道沿いに昇降駆動系により上下に移動される昇降ケージと、この昇降ケージ内に昇降スキッド式軌道搬送手段のスキッド部と上下交叉可能な配置で、コイル転倒防止機構を組み込んだ傾動式スキッドを備えてなる。
【0015】
本発明の請求項に記載の線材コイルの立体倉庫システムは、請求項1、2又はにおいて、前記昇降Lフック式軌道搬送手段が高架軌道上を自走する台車フレームの垂直ガイドレールに沿って駆動系により昇降移動されるLフックを備えて構成されている。
【0016】
本発明の請求項に記載の線材コイルの立体倉庫システムは、請求項又はにおいて、前記Lフック式軌道搬送手段が、スタッカー走路と平行方向の軌道上を移動する自走台車に、昇降Lフック式軌道搬送手段のLフックと上下方向交叉可能に間隔を隔てた一対の平行なLフックを設けて構成されている。
【0017】
本発明の請求項に記載の線材コイルの立体倉庫システムは、請求項において、前記Lフック式固定仮置台が、Lフック式軌道搬送手段の横行子台車を乗入れ可能に構成され、且つ子台車側のLフックと上下交叉可能な2本のLフックを備えて構成されている。
【0018】
本発明の請求項10に記載の線材コイルの立体倉庫システムは、請求項又はにおいて、前記スキッド式固定仮置台が、搬走路を挟んで配置された長いテーブル状の固定台の側縁部に搬走路を挟んで対峙させて設けたスキッドと、固定台上に起伏及び長さ方向に位置調節可能に設けたコイル転倒防止機構とを備え、対峙する対のスキッド間隙がこの位置に進入する昇降スキッド式軌道搬送台車のスキッド部と上下交叉可能な間隙に構成されている。
【0019】
本発明の請求項11に記載の線材コイルの立体倉庫システムは、請求項又はにおいて、前記昇降スキッド式軌道搬送手段が、軌道に倣って走行可能な2つの台車部上にジャッキアップ可能にビーム部を支持し、前記ビーム部上にスキッド及び一対のコイル転倒防止機構を備えている。
【0020】
上記本発明の線材コイルの立体倉庫システムによれば、スキッド上で姿勢が不安定になり易い小幅の線材コイルも含めて全てのサイズの線材コイルを一様に入・出庫設備とスタッカークレーンを用いて立体倉庫内に無人下で高能率に自動入出庫させることが可能になる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。ここで、図1は本発明に係る線材コイル用立体倉庫の一実施の形態の平面配置図、図2は図1のA〜A矢視の部分拡大側面図、図3は図1のB〜B矢視の側面図、図4は図1のC〜C矢視の側面図である。
【0022】
図1及び図2において、1は建屋、2は建屋1内の倉庫部、3は倉庫部2の片側に隣接する入庫設備部、4は倉庫部2の片側(入庫設備部3の反対側)に隣接する出庫設備部である。倉庫部2内には、入庫設備部3と出庫設備部4とを結ぶ方向の複数のスタッカー走路5上にスタッカークレーン6が配置され、スタッカー走路5に向かって多段に突設されかつ立体配置された多数の棒状のコイル格納ラック7が設けられている。スタッカークレーン6上には、昇降ケージ8内から格納ラック7内へ横方向に伸縮駆動されるフォーク床9が設けられ、同フォーク床9上には線材コイル10を支持するスキッド11と、線材コイル10の端面を支える起伏式の転倒防止機構12が設けられている。
【0023】
図1及び図3において、13は隣接する区画から建屋1の近くへ巡回するように配置された線材コイル運搬用のフックコンベヤー、14はフックコンベヤー13から入庫設備部3への線材コイル渡しポジションである。フックコンベヤー13は、間欠的に線材コイル渡しポジション14に停止して、複数列の入庫設備部3のラインへ線材コイル10を渡して行く。
入庫設備部3は、前記コイル渡しポジション14から複数列(図1では5列)のラインで倉庫部2の間口に沿う方向に設けられており、コイル渡しポジション14でフックコンベヤー13上のフックから線材コイル10を受取り小区間の軌道上を移動するコイル転倒防止機構16付きの昇降スキッド式軌道搬送手段15(以下整列台車と呼ぶ)と、この整列台車15と上下に交叉して線材コイル10を受取るコイル転倒防止機構16付きのスキッド式上下搬送手段17(以下昇降式仮置台と呼ぶ)と、この昇降式仮置台17から線材コイル10を受取る昇降Lフック式軌道搬送手段18(以下入側移載機と呼ぶ〉と、この入側移載機18と上下に交叉して線材コイル10を受取るスタッカー走路5と平行方向のLフック式軌道搬送手段19(以下入庫台車と呼ぶ)とで構成されている。この入庫台車19は、スタッカー走路5の端の一画まで走行し、この位置でスタッカークレーン6のフォーク床9上に線材コイル10を渡すように構成されている。
【0024】
図1及び図4において、出庫用設備部4は、各スタッカー走路5の反対端の一画でスタッカークレーン6のフォーク床9から線材コイル10を受取り、スタッカー走路5と平行方向に移動する昇降Lフック式横行子台車付き軌道搬送手段20(以下出庫台車と呼ぶ)と、この出庫台車20の走路と直角方向に複数列(図1では4列)のライン上に前記出庫台車20の子台車から線材コイル10を受取り可能に配置されたLフック式固定仮置台21と、この固定仮置台21から上下に交叉して線材コイル10を受取る昇降Lフック式軌道搬送手段22(以下出側移載機と呼ぶ)と、この出側移載機22が複数回搬送する線材コイル10を溜置きするコイル転倒防止機構16付きのスキッド式固定仮置台23と、このスキッド式固定仮置台23から上下に交叉して線材コイル10を受取るコイル転倒防止機構16付きの昇降スキッド式軌道搬送手段24(以下曲線台車と呼ぶ)と、この曲線台車24から線材コイル10を受取るコイル転倒防止機構16付きの出荷固定台25とで構成されている。26は、出荷固定台25と岸壁等との間に配置された出荷用クレーンである。
なお、出庫台車20を、入庫台車19と同様に反対向きの2本フック式の単一台車に構成すると、固定仮置台21を省略し、出庫台車20から出側移載機22へ直接線材コイル10を受取りできるようになる。また、搬送手段、即ちフォーク床9、整列台車15、昇降式仮置台17、スキッド式固定仮置台23、運搬台車24、出荷固定台25に設けられる転倒防止機構12及び16は、後述するように起伏及びスキッド沿いに位置調節可能に構成し得る。入出庫設備部3,4に用いる搬送手段の数・形式・組合わせは、前記のほか適宜に構成することができる。
【0025】
この構成によると、フックコンベヤ13のライン上の線材コイル渡しポジション14から、入庫設備部3,スタッカークレーン6,出庫設備部4を経て出荷固定台25に至る各搬送手段を、それぞれ設定された制御量操作で互いに上下交叉させることで、線材コイル10を順送りして搬送できるようになる。このとき、線材コイル10が不安定になるスキッド式の各搬送手段9,15,17,23,24,25では、受入れた線材コイル10のサイズに応じて設定された制御量操作でコイル転倒防止機構12又は16を線材コイル10の端面と接する位置に移動させて、搬送移動中の線材コイル10を転倒のおそれなく安全に支持できるようになる。
【0026】
この結果、スキッド上で姿勢が不安定になり易い小幅の線材コイルも含めて全てのサイズの線材コイル10を一様に入出庫設備部3,4とスタッカークレーン6を用いて倉庫部2内に無人下で高能率に自動入出庫させ得るようになる。また、図1及び図4で示すように、出庫設備部4側に出庫台車20とLフック式固定仮置台21を配置した場合は、1台の出庫台車20がスタッカークレーン6から線材コイル10を繰返し搬出して軌道沿いの4台のLフック式固定仮置台21上に溜置きし、この溜置きされた線材コイル10を、各ライン上の出側移載機22で搬出できることになるから、出庫側の搬送能力が飛躍的に増強される効果が得られる。
【0027】
図5は上記フックコンベヤ13と整列台車15との関係を示す側面図、図6は整列台車15の側面図、図7は図6の平面図、図8は図7のD〜D矢視の端面図である。
【0028】
図5〜図8において、整列台車15は、軌道27上をモータ28の駆動で自走する台車フレーム29と、この台車フレーム29上に水平シリンダ30で駆動されるパンタグラフジャッキ31を介し上下動可能に支持されたスリットビーム32と、一端(右側)がこのスリットビーム32に軸着され入庫設備部側(左端)が起伏移動可能にスリットビーム32上の縦シリンダ33で支持されたスリット付きフレーム34と、このフレーム34の両側に沿って固定された線材コイル10支持用のスキッド35と、フレーム34のスリット部内面に対向して設けたガイドレール36にローラ37を介し下端が支持され、フレーム34上の無端駆動チェーン38に下端が接続されてスリット端部で起伏し且つスリット内を位置調節可能に移動するよう設けられたコイル転倒防止機構16とで構成されている。また、整列台車15は、軌道27上に車輪29aで乗り、且つ片側の軌道27の両側面と2組の水平ローラ29bで接しながら走行するようになっている。
【0029】
図5において、10aはフックコンベヤ13に支持された状態の線材コイル、10bは整列台車15により持上げられた状態の線材コイルである。整列台車15は、図6に実線で示すように、パンタグラフジャッキ31を畳んだ低い姿勢で、線材コイル渡しポジション14の下側へ入り、水平シリンダ30によるパンタグラフジャッキ31の伸ばし駆動でスリットビーム32を上昇させ、スキッド35が線材コイル10aに接した状態で縦シリンダ33を伸ばし駆動してスリットフレーム34の入庫設備部側を押上げ、同時に無端駆動チェーン38の駆動でコイル転倒防止機構16を立上げ、線材コイル10aの端面に当接する位置に調節移動し固定する。この操作で、フックコンベヤ13に水平に支持されていた線材コイル10aは、整列台車15上に傾斜して下側端面をコイル転倒防止機構16により支えられた状態の線材コイル10bになり、転倒するおそれなしに安全に搬送できるようになる。
【0030】
図9は昇降式仮置台17の側面図、図10は図9のE〜E矢視の端面図である。
【0031】
図9及び図10において、昇降式仮置台17は、門形支持架構39と、同架構39の支柱内面に対向して配置された一対の垂直方向の軌道40と、同軌道40の両側面に上下2組の各対のローラ41で接触し案内されて巻上機42により昇降する逆U字形断面の昇降ケージ43と、同昇降ケージ43の下端内縁部に対称に装着されたコイル転倒防止機構16付きの一対のコイル支持用スキッド44とで構成されている。コイル支持用スキッド44は、入庫設備部3の線材コイル渡しポジション14側の端を昇降ケージ43の側板下部に水平軸44aで傾動可能に支持した一対のビーム44b上に設けられている。コイル転倒防止機構16は、一対のビーム44bの端部に直角に固定された転倒防止板16aと、同転倒防止板16aの上端部と昇降ケージ43の側板上部間に接続したシリンダ16bとで構成されている。すなわち、シリンダ16bの伸縮駆動でコイル支持用スキッド44が転倒防止板16aと共に、水平姿勢から左下がり傾斜に傾動するように設けられている。また、一対のスキッド44の間隔は、図10に示す如く、整列台車15のスキッド35が上下に通り抜け可能な間隔に設定されている。
【0032】
昇降式仮置台17は、図9の鎖線と実線で示す上又は下の高さ位置に昇降して待機するようになっている。空の昇降式仮置台17が実線で示す降下位置に水平姿勢で待機した状態下において、線材コイル10を傾斜状態に支持した整列台車15が、軌道27上を移動して図10のように昇降ケージ43内に進入する。すると、整列台車15の縦シリンダ33の縮め駆動で線材コイル10が水平姿勢にされ、次いで水平シリンダ30の縮め駆動で線材コイル10が下降して昇降ケージ43内のスキッド44上に移される。この時、昇降ケージ43側のシリンダ16bの伸ばし駆動でスキッド44を左下がりに傾斜させることで、線材コイル10が転倒することなく安全に昇降式仮置台17側に渡されるようになる。そして、スキッド44を傾斜姿勢に保持したまま、昇降ケージ43を上昇させて鎖線高さ位置に移動待機させる。この状態で待機する昇降ケージ43に、後に詳述する入側移載機18のLフック端が左から近付き、昇降ケージ43上の傾斜した線材コイル10の孔に差込まれる。Lフックのコイル孔への差込みが終了した後、昇降ケージ43のスキッド44を水平に戻し昇降ケージ43を降下させることで、スキッド44上の線材コイル10が転倒することなく安全に入側移載機18のLフックに渡されるようになる。
【0033】
図11は入側移載機18の平面図、図12は図11のF〜F矢視の側面図、図13は図12のG〜G矢視の正面図である。
【0034】
図11〜図13において、入側移載機18は、前記昇降仮置台17を跨ぐ配置で整列台車15の軌道27と平行方向に設けられた高架軌道45上を、モータ46の駆動で車輪47a及び水平ローラ47bで接して自走するように設けた台車フレム47と、同台車フレーム47の整列台車15と反対側の端部中央に固定されて台車フレーム47の上下に延びるガイドコラム48と、同ガイドコラム48の両側面に垂直縦方向に固定した一対のガイドレール49と、このガイドレール49に上下2組の各対の垂直ローラ50で係合して垂直方向に案内されて台車フレーム47上の巻上機51により昇降されるLフック52とで構成されている。このLフック52は、前記昇降仮置台17の上昇位置で同昇降仮置台17上に支持された線材コイル10のコイル孔に挿入して持ち上げた高さを水平搬送高さとして地上の入庫台車19のLフックと上下交叉し得る高さまでを昇降出来るように設定されている。なお、前記と同一の構成が、出側移載機22にも適用される。
【0035】
入側移載機18は、上昇待機位置の昇降仮置台17のコイル転倒防止機構16を開放位置に操作した後、昇降仮置台17上の線材コイル10の孔にLフック52を挿入するように移動し、次いでLフック52を若干上昇させることで、昇降仮置台17上の線材コイル10を持ち上げ、この高さにLフック52を保持して入庫設備区域内の指定された入庫台車19列上の位置へ走行搬送する。このとき線材コイル10は、コイル孔をLフック52で挿通させて支持しているからコイルの転倒や落下は発生せず安全に搬送される。なお、同じように構成された出側移載機22は、出庫台車20又はLフック式固定仮置台21とライン出口側のスキッド式固定仮置台23との間で同様に線材コイル10の搬送を行うことができる。
【0036】
図14は入庫台車19の正面図、図15は図14のH〜H矢視の側面図、図16は図14の平面図である。
【0037】
図14〜図16において、入庫台車19は、スタッカー走路5と平行方向の軌道53上を駆動モータ54の車輪55aと対の水平ローラ55bとでガイドされながら走行する自走台車フレーム55と、同台車フレーム55上に天地逆に固定したLフック56とで構成されている。このLフック56は、前記入側移載機18のLフック52と上下交叉可能な間隔Sを隔てた一対の平行なフック部材を結合することにより構成されている。このLフック56は、スタッカークレーン6の昇降ケージ8の下降限度高さでフォーク床9上に各サイズの線材コイル10を搭載できる高さに設けられている。
【0038】
入庫台車19は、複数列の入側移載機18のラインの軌道中心位置と、スタッカー走路5の端部の定位置とに位置合わせして自動停止するように構成されている。入庫台車19が入側移載機18のライン上に停止した状態で、入側移載機18の線材コイル10を支持したLフック52は、図14中の矢印aから矢印bのように移動され、入庫台車19の対のLフック56よりも僅かに高い位置で対のLフック56の間に挿入される。図15は、このときの状態を線材コイル10bとして示す。この状態から入側移載機18のLフック52を、対のLフック56の間で矢印cのように交叉下降すると、線材コイルは10cとして示すように対のLフック56上に移されて支持される。また、入庫台車19が、スタッカー走路5の端部へ移動して停止した状態で、スタッカークレーン6のフォーク床9は、入庫台車19の線材コイル10の下に送り出され、昇降ケージ8の小距離上昇操作で線材コイル10を持上げてコイル転倒防止機構12を作動位置に振出し、フォーク床9を昇降ケージ8内に引込み、所定の格納ラック番地に搬送して格納される。
【0039】
上述したように、各スキッド式搬送手段にコイル転倒防止機構12,16を備えたことによってコイル転倒のおそれがなくなるため、小幅・大幅の全サイズの線材コイル10を自動制御下で立体倉庫に格納することが可能になる。
【0040】
図17は出庫台車20とLフック式固定仮置台21の側面図、図18は図17の平面図、図19は出庫台車20とLフック式固定仮置台21の他の作動時の側面図である。
【0041】
図17及び図18において、出庫台車20は、スタッカー走路5と平行な軌道57上を車輪58a及び水平ローラ58bを介し案内されて自走する親台車58と、親台車58上に搭載した子台車59とで構成されている。親台車58とLフック式固定仮置台21上には、互いに整合する子台車59の横行用の軌道60が設けられている。子台車59は、親台車58上の軌道60上で着脱固定される自走横行台車61と、自走横行台車61上にシリンダ62で駆動されるリンクジャッキ63を介して昇降式にL形のフック台64が設けられ、このフック台64に1本のLフック65が設けられている。Lフック固定仮置台21には、子台車側のLフック65と上下に交叉できるように間隔を隔てた2本のLフック66が、先端側が対向する配置に設けられている。なお、出庫台車20を、入庫台車19と同様に反対向きの2本フック付き単一台車に構成した場合は、Lフック固定仮置台21を省略できる。
【0042】
出庫台車20は、スタッカークレーン6からスタッカー走路5の端部で線材コイル10を受取り、軌道57上を自走してLフック固定仮置台21と整合する位置に停止するように構成されている。この時、出庫台車20は、子台車59のフック台64をジャッキアップした状態又はジャッキダウンした状態の何れでも自走できるようになっている。Lフック固定仮置台21と整合する位置で、子台車59のLフック65の高さがLフック式固定仮置台21側のLフック66よりも僅かに高く維持された後、子台車59は親台車58上からLフック固定仮置台21上に横行移動される。子台車59側のLフック65を若干下降させることで、線材コイル10がLフック式固定仮置台21側のLフック66上に移される。この方法で、出庫台車20がスタッカークレーン6から4台のLフック式固定仮置台21上に、線材コイル10を繰返し搬送して仮置きし、4つのライン上の出側移載機22が各仮置台21上から出口近くのスキッド式固定仮置台23へ線材コイル10を搬送することで、線材コイル10を高能率に出庫することが可能になる。
【0043】
図20はスキッド式固定仮置台23の実施例の側面図、図21は図20のI〜I矢視の端面図である。
【0044】
図20及び図21において、スキッド式固定仮置台23は、複数の出側移載機22の搬送ラインの側部に、それぞれ平行に配置されたテーブル状の複数の固定台67と、搬送ラインを挟んで対向する各固定台67の側縁部に長手方向に装着支持した線材コイル支持用のスキッド68と、固定台67上に無端駆動チェーンやガイドレール等に係合させて起伏及び長さ方向に位置調節可能に設けたコイル転倒防止機構16とを備えて構成されている。各固定台67上の搬送ラインを挟んで対向するスキッド68相互の間隙は、ここに出入りする曲線台車24のスキッド部を上下に交叉させ得る間隔に設定されている。図20では、スキッド式固定仮置台23は、左を倉庫側、右を出荷側として示している。また、図21では出入りするスキッド式運搬台車24の端面を示している。
【0045】
スキッド式固定仮置台23の各対のスキッド68上には、出側移載機22のLフック52で倉庫側から搬送される線材コイル10が出荷側(右側)から順に載せられ、載せられた線材コイル10全体の両端部にコイル転倒防止機構16が当接され、線材コイル10が転倒しない状態に保たれて溜置きされるようになっている。
【0046】
図22はスキッド式運搬台車24の平面図、図23は図22の側面図である。スキッド式運搬台車24は、軌道69上を走行可能に構成した場合を示し、曲線軌道69は、スキッド式固定仮置台23の下から固定出荷台25の下まで敷設されている。
【0047】
図21〜図23において、70はスキッド式運搬台車24の2台の台車部である。2台の台車部70は、それぞれ油圧ジャッキ71で昇降される支持部72を備え、2台の台車部70の支持部72上にスラスト軸受73を介して1つの長いビーム部74が支持されている。各台車部70は、それぞれモータ75で駆動される1軸の車輪76で軌道69上に乗り、片側下部に装着された2組の対の水平ローラ77で片側の軌道の両面に接して案内されながら走行するよう構成されている。ビーム部74は、中央部に長さ方向の溝78を備え、溝78の側部のコーミング上にビーム長さ方向に連続した一対のスキッド79が設けられている。また、溝78内にモータ80で駆動される長さ方向の2組の無端駆動チェーン81と、この駆動チェーン81に連結され且つ図示しないガイドレールに案内されて端部で起伏し中央部近くまで位置調節可能に移動できる一対のコイル転倒防止機構16とを設けて構成されている。なお、軌道69の延長位置に設けられる出荷固定台25には、上記したスキッド式固定仮置台23と同様な構成を用いることが可能である。
【0048】
運搬台車24は、一対のコイル転倒防止機構16を両端部で水平に倒し、ビーム部74をジャッキダウンした空の状態で、図21の右側に示すようにスキッド式固定仮置台23の下に進入して停止する。次いで、スキッド式固定仮置台23上に溜置きされた複数個の線材コイル10の両端に接している仮置台23側のコイル転倒防止機構16が開放され、仮置台23内の待避位置に移動された後、図21の左側に示すように、運搬台車24のビーム部74がジャッキアップされ、運搬台車24のスキッド79が線材コイル10に接した位置で運搬台車側のコイル転倒防止機構16が線材コイル10の両端面に当てがわれ、さらに、若干ジャッキアップされることで、複数個の線材コイル10が運搬台車24のスキッド79によって持上げられる。そして運搬台車24を後退方向に逆走行させることで、線材コイル10は転倒のおそれなしに安定して安全に搬送されることになる。運搬台車24が、前記スキッド式固定仮置台23と同様な出荷固定台25の下に進入して停止し、ジャッキダウンして出荷固定台25上に線材コイル10を移し渡す。出荷固定台25上でも、線材コイル10は同じようにコイル転倒防止機構16で転倒が防止され、ここから岸壁クレーン26等により船積み又は出荷される。
【0049】
【発明の効果】
上述の如く、本発明に係る線材コイルの立体倉庫システムは、コイル転倒防止機構付きスタッカークレーンを備えた線材コイル用立体倉庫と、前記倉庫の一端側に配置された入庫設備と、前記倉庫の他端側に配置された出庫設備とを備えるとともに、前記入庫設備及び出庫設備が、それぞれ、相互に上下交叉して線材コイルを受渡すようにすべく、コイル転倒防止機構付きのスキッド式搬送手段、Lフック式搬送手段及び仮置台を配置して構成されており、前記入庫設備が、フックコンベヤ搬送系から線材コイルを受取り倉庫間口沿い方向に移動する昇降スキッド式軌道搬送手段と、この昇降スキッド式軌道搬送手段と上下交叉して線材コイルを受取るスキッド式上下搬送手段と、このスキッド式上下搬送手段から線材コイルを倉庫間口沿い方向に移動する昇降Lフック式軌道搬送手段と、この昇降Lフック式軌道搬送手段と上下交叉して線材コイルを受取りスタッカー走路と平行方向に移動するLフック式軌道搬送手段とを有し、入庫作業時に、前記昇降スキッド式軌道搬送手段が、前記フックコンベア搬送系から線材コイルを前記倉庫へ搬入すべく受け取り、前記スキッド式上下搬送手段が、前記昇降スキッド式軌道搬送手段から線材コイルを受け取り、前記昇降Lフック式軌道搬送手段の運搬する高さへ線材コイルを上昇させ、前記昇降Lフック式軌道搬送手段が、前記スキッド式上下搬送手段から線材コイルを受け取り、指定された前記倉庫のレーンまで搬送し、前記Lフック式軌道搬送手段が、前記昇降Lフック式軌道搬送手段より線材コイルを受け取り、スタッカークレーン受け取り場所まで線材コイルを搬送し、前記スタッカークレーンが、前記Lフック式軌道搬送手段より線材コイルを受け取り、指定された前記倉庫の列及び段のフックに線材コイルを運んで掛ける一方、前記出庫設備が、スタッカー走路と平行方向に移動するLフック式軌道搬送手段と、このLフック式軌道搬送手段と上下交叉して線材コイルを受取り倉庫間口沿い方向に移動する昇降Lフック式軌道搬送手段と、この昇降Lフック式軌道搬送手段が複数回搬送する線材コイルを溜置きするスキッド式固定仮置台と、このスキッド式固定仮置台と上下交叉して線材コイルを受取り搬送する昇降スキッド式軌道搬送手段と、この昇降スキッド式軌道搬送手段から線材コイルを受取る出荷固定台とを有し、出庫作業時に、前記スタッカークレーンが、指定された前記倉庫の列及び段のフックより線材コイルを受け取って運び、前記昇降Lフック式軌道搬送手段が、前記スタッカークレーンより線材コイルを受け取り、前記スキッド式固定仮置台へ線材コイルを運んで掛け、前記昇降Lフック式軌道搬送手段が、前記スキッド式固定仮置台より線材コイルを受け取り、前記スキッド式固定仮置台へ線材コイルを搬送し、前記昇降Lフック式軌道搬送手段が、前記スキッド式固定仮置台から線材コイルを受け取り、出荷位置まで搬送するように構成されている。
したがって、スキッド上で姿勢が不安定になり易い小幅の線材コイルも含めて全てのサイズの線材コイルを一様に入・出庫設備とスタッカークレーンを用いて立体倉庫内に無人下で高能率に自動入出庫させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る線材コイル用立体倉庫の全体構成を示した概念的な平面配置図である。
【図2】図1のA〜A矢視の部分拡大側面図である。
【図3】図1のB〜B矢視の側面図である。
【図4】図1のC〜C矢視の側面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る線材コイル用立体倉庫におけるフックコンベヤと整列台車との関係を示す側面図である。
【図6】図6は整列台車の実施例の側面図である。
【図7】図6の平面図である。
【図8】図7のD〜D矢視の端面図である。
【図9】本発明の実施の形態に係る線材コイル用立体倉庫における昇降式仮置台の側面図である。
【図10】図9のE〜E矢視の端面図である。
【図11】本発明の実施の形態に係る線材コイル用立体倉庫における入側移載機の平面図である。
【図12】図11のF〜F矢視の側面図である。
【図13】図12のG〜G矢視の正面図である。
【図14】本発明の実施の形態に係る線材コイル用立体倉庫における入庫台車の正面図である。
【図15】図14のH〜H矢視の側面図である。
【図16】図14の平面図である。
【図17】本発明の実施の形態に係る線材コイル用立体倉庫における出庫台車とLフック式固定仮置台の側面図である。
【図18】図17の平面図である。
【図19】本発明の実施の形態に係る線材コイル用立体倉庫における出庫台車とLフック式固定仮置台の他の作動時の側面図である。
【図20】本発明の実施の形態に係る線材コイル用立体倉庫におけるスキッド式固定仮置台の側面図である。
【図21】図20のI〜I矢視の端面図である。
【図22】スキッド式運搬台車の実施例の平面図である。
【図23】図22の側面図である。
【図24】従来の線材コイル用立体倉庫の実施例の平面配置図である。
【図25】従来の線材コイル用立体倉庫における倉庫部の拡大側面図である。
【符号の説明】
1 建屋
2 倉庫部
3 入庫設備部
4 出庫設備部
5 スタッカー走路
6 スタッカークレーン
7 コイル格納ラック
8 昇降ケージ
9 フォーク床
10,10a,10b 線材コイル
11 スキッド
12 転倒防止機構
13 フックコンベヤー
14 線材コイル渡しポジション
15 昇降スキッド式軌道搬送手段(整列台車)
16 コイル転倒防止機構
17 スキッド式上下搬送手段(昇降式仮置台)
18 昇降Lフック式軌道搬送手段(入側移載機)
19 平行方向のLフック式軌道搬送手段(入庫台車)
20 昇降Lフック式横行子台車付き機軌道搬送手段(出庫台車)
21 Lフック式固定仮置台
22 昇降Lフック式軌道搬送手段(出側移載機)
23 スキッド式固定仮置台
24 昇降スキッド式軌道搬送手段(運搬台車)
25 出荷固定台
26 出荷用クレーン
27 軌道
28 モータ
29 台車フレーム
29a 車輪
29b 水平ローラ
30 水平シリンダ
31 パンタジャッキ
32 スリットビーム
33 縦シリンダ
34 フレーム
35 スキッド
36 ガイドレール
37 ローラ
38 無端駆動チェーン
39 門形支持架構
40 垂直方向の軌道
41 ローラ
42 巻上機
43 逆U字形断面の昇降ケージ
44 コイル支持用スキッド
44a 水平軸
44b ビーム
45 高架軌道
46 モータ
47 台車フレーム
47a 車輪
47b 水平ローラ
48 ガイドコラム
49 ガイドレール
50 垂直ローラ
51 巻上機
52 Lフック
53 平行方向の軌道
54 モータ
55 自走台車フレーム
55a 車輪
55b 水平ローラ
56 Lフック
57 スタッカー走路と平行な軌道
58 親台車
58a 車輪
58b 水平ローラ
59 子台車
60 横行用軌道
61 自走横行台車
62 シリンダ
63 リンクジャッキ
64 L形のフック台
65 Lフック
66 Lフック
67 固定台
68 スキッド
69 軌道
70 2台の台車部
71 油圧ジャッキ
72 支持部
73 スラスト軸受
74 ビーム部
75 モータ
76 車輪
77 水平ローラ
78 溝
79 スキッド
80 モータ
81 無端駆動チェーン

Claims (10)

  1. コイル転倒防止機構付きスタッカークレーンを備えた線材コイル用立体倉庫と、前記倉庫の一端側に配置された入庫設備と、前記倉庫の他端側に配置された出庫設備とを備えるとともに、前記入庫設備及び出庫設備が、それぞれ、相互に上下交叉して線材コイルを受渡すようにすべく、コイル転倒防止機構付きのスキッド式搬送手段、Lフック式搬送手段及び仮置台を配置して構成されている線材コイルの立体倉庫システムにおいて、
    前記入庫設備が、フックコンベヤ搬送系から線材コイルを受取り倉庫間口沿い方向に移動する昇降スキッド式軌道搬送手段と、この昇降スキッド式軌道搬送手段と上下交叉して線材コイルを受取るスキッド式上下搬送手段と、このスキッド式上下搬送手段から線材コイルを倉庫間口沿い方向に移動する昇降Lフック式軌道搬送手段と、この昇降Lフック式軌道搬送手段と上下交叉して線材コイルを受取りスタッカー走路と平行方向に移動するLフック式軌道搬送手段とを有し、入庫作業時に、前記昇降スキッド式軌道搬送手段が、前記フックコンベア搬送系から線材コイルを前記倉庫へ搬入すべく受け取り、前記スキッド式上下搬送手段が、前記昇降スキッド式軌道搬送手段から線材コイルを受け取り、前記昇降Lフック式軌道搬送手段の運搬する高さへ線材コイルを上昇させ、前記昇降Lフック式軌道搬送手段が、前記スキッド式上下搬送手段から線材コイルを受け取り、指定された前記倉庫のレーンまで搬送し、前記Lフック式軌道搬送手段が、前記昇降Lフック式軌道搬送手段より線材コイルを受け取り、スタッカークレーン受け取り場所まで線材コイルを搬送し、前記スタッカークレーンが、前記Lフック式軌道搬送手段より線材コイルを受け取り、指定された前記倉庫の列及び段のフックに線材コイルを運んで掛ける一方、
    前記出庫設備が、スタッカー走路と平行方向に移動するLフック式軌道搬送手段と、このLフック式軌道搬送手段と上下交叉して線材コイルを受取り倉庫間口沿い方向に移動する昇降Lフック式軌道搬送手段と、この昇降Lフック式軌道搬送手段が複数回搬送する線材コイルを溜置きするスキッド式固定仮置台と、このスキッド式固定仮置台と上下交叉して線材コイルを受取り搬送する昇降スキッド式軌道搬送手段と、この昇降スキッド式軌道搬送手段から線材コイルを受取る出荷固定台とを有し、出庫作業時に、前記スタッカークレーンが、指定された前記倉庫の列及び段のフックより線材コイルを受け取って運び、前記昇降Lフック式軌道搬送手段が、前記スタッカークレーンより線材コイルを受け取り、前記スキッド式固定仮置台へ線材コイルを運んで掛け、前記昇降Lフック式軌道搬送手段が、前記スキッド式固定仮置台より線材コイルを受け取り、前記スキッド式固定仮置台へ線材コイルを搬送し、前記昇降Lフック式軌道搬送手段が、前記スキッド式固定仮置台から線材コイルを受け取り、出荷位置まで搬送するように構成されていることを特徴とする線材コイルの立体倉庫システム。
  2. 前記コイル転倒防止機構が、起伏及び支持位置調節可能に構成され、搭載された線材コイルの端面を支持するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の線材コイルの立体倉庫システム。
  3. 前記Lフック式軌道搬送手段が、スタッカー走路と平行方向の走行親台車と、同走行親台車上に搭載された昇降Lフック式横行子台車と、同昇降Lフック式横行子台車と上下交叉して線材コイルを受取るLフック式固定台とで構成され、前記倉庫間口沿い方向の昇降Lフック式軌道搬送手段が、前記Lフック式固定台と上下交叉して線材コイルを受取り搬送するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の線材コイルの立体倉庫システム。
  4. 前記昇降スキッド式軌道搬送手段の線材コイル支持用スキッドが、コイル転倒防止機構と反対端を押上げ傾斜されるように構成されていることを特徴とする請求項又はに記載の線材コイルの立体倉庫システム。
  5. 前記スキッド式上下搬送手段が、一対の垂直軌道沿いに昇降駆動系により上下に移動される昇降ケージと、この昇降ケージ内に昇降スキッド式軌道搬送手段のスキッド部と上下交叉可能な配置で、コイル転倒防止機構を組み込んだ傾動式スキッドを備えてなることを特徴とする請求項1又はに記載の線材コイルの立体倉庫システム。
  6. 前記昇降Lフック式軌道搬送手段が高架軌道上を自走する台車フレームの垂直ガイドレールに沿って駆動系により昇降移動されるLフックを備えて構成されていることを特徴とする請求項1又はに記載の線材コイルの立体倉庫システム。
  7. 前記Lフック式軌道搬送手段が、スタッカー走路と平行方向の軌道上を移動する自走台車に、昇降Lフック式軌道搬送手段のLフックと上下方向交叉可能に間隔を隔てた一対の平行なLフックを設けて構成されていることを特徴とする請求項1又はに記載の線材コイルの立体倉庫システム。
  8. 前記Lフック式固定仮置台が、Lフック式軌道搬送手段の横行子台車を乗入れ可能に構成され、且つ子台車側のLフックと上下交叉可能な2本のLフックを備えて構成されていることを特徴とする請求項に記載の線材コイルの立体倉庫システム。
  9. 前記スキッド式固定仮置台が、搬走路を挟んで配置された長いテーブル状の固定台の側縁部に搬走路を挟んで対峙させて設けたスキッドと、固定台上に起伏及び長さ方向に位置調節可能に設けたコイル転倒防止機構とを備え、対峙する対のスキッド間隙がこの位置に進入する昇降スキッド式軌道搬送台車のスキッド部と上下交叉可能な間隙に構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の線材コイルの立体倉庫ステム。
  10. 前記昇降スキッド式軌道搬送手段が、軌道に倣って走行可能な2つの台車部上にジャッキアップ可能にビーム部を支持し、前記ビーム部上にスキッド及び一対のコイル転倒防止機構を備えたことを特徴とする請求項又はに記載の線材コイルの立体倉庫システム。
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