JP4110679B2 - 記録装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば入力されたオーディオ信号等の信号を所定の記録媒体に対して記録することのできる記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年においては、例えばミニディスク(MD)などのように、オーディオデータを記録再生可能なディスクメディア、及びこのようなディスクメディアに対応した記録再生装置が広く普及している。
このようなMDレコーダ/プレーヤでは、例えば、コンパクトディスク(CD)プレーヤ等のオーディオ機器により再生したオーディオ信号や、ラジオなどから出力されるオーディオ信号をMDに記録することで、ユーザが任意にオーディオライブラリを得ることができる。
【0003】
ところで、上記MDレコーダ/プレイヤー等のデジタルオーディオシステムでは、オーディオデータは、一般にはいわゆる「プログラム」といわれる単位で管理される。ここで、本明細書でいうところのプログラムとは、ディスク上において、1つの単位として管理して記録されるデータ群のことをいうもので、例えばオーディオデータであれば1つの楽曲(一般には1つの「トラック」といわれる)などが相当する。そこで、以降においては、プログラムについてトラックともいうことにする。
【0004】
また、一般音楽用途などにおける音声信号としては一般に2チャンネルステレオ方式とモノラル方式が用いられることが多い。
そしてデジタルデータ記録の場合、ステレオ方式の音声データを記録媒体に対する記録データとしてエンコードするときは、LチャンネルデータとRチャンネルデータを時分割的に並べたデータストリームを構成していくようにフォーマットが定められていることが多い。そして、MDレコーダ/プレイヤーにあっても、サウンドフレームといわれる所定長のデータ単位ごとに、LチャンネルデータとRチャンネルデータとが交互に配置されるようにしてデジタルオーディオデータストリームが形成されて記録が行われるものである。
【0005】
そして、近年のMDレコーダ/プレイヤーにあっては、上記したデータ構造によってL,Rステレオ音声の録音を可能とすることを前提としたうえで、モノラル録音を実行できるようにしたものが開発されている。モノラル録音では例えば単一チャンネルとして入力された音声信号をLチャンネルデータとRチャンネルデータのサウンドフレームに対して連続的に配置させるようにしてデータストリームを形成するようにされる。このようにして得られるデータストリームは、データ量がステレオ録音時の1/2となるため、同一の記録媒体で2倍の録音可能時間が得られるものとなる。例えばMDレコーダ/プレーヤとしては、74分録音可能なミニディスクが市販品として提供されているが、モノラル録音では148(=74×2)分の録音が可能となるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
例えば上記した、市販のミニディスクとしては、上記のように、ステレオで74分の記録が可能な記録容量のものが広く普及している。これは、例えばCDの最大記録可能時間が公称74分とされていることに対応しており、実状として、CDに記録されている全内容をMDに記録(ダビングともいわれる)できるようにすることを配慮しているものである。
【0007】
但し現状においては、CDとして74分を有に越えて80分強程度の総記録時間を有しているものがでてきている。これは、CDが物理ピットによってEFM変調されたデータが記録されているという物理的ディスクフォーマットの特徴を有しているために、例えばピットの間隔を詰めることによって総記録データ量(総記録時間)を増加させることが可能であるという技術を利用しているものである。
これに対して、MDは、周知のように記録可能な領域が、所定の周波数信号によって変調された絶対アドレス情報としての蛇行を有するグルーブ(溝)として形成されているため、上記のようにして物理ピット間隔を狭めるようにして総記録時間を延長させることは出来ない。
このために、例えばユーザは、CDの全記録内容を記録できるものと思って74分記録可能なMDを購入しても、CDの総記録時間が74分を越えているような場合には、その全ての記録内容をダビングしきれないという不都合が生じる場合がある。
このような場合、ユーザは、74分よりも記録可能時間の長いMDを購入するしかないのであるが、ユーザの立場からすれば、74分を多少越えた総記録時間のCDであれば、何とか74分のMDで記録できるようになることが、例えば経済的負担等を考えると好ましいことになる。
また、これに似た状況として、例えばラジオ放送の音声をできる限り1枚のディスクに長く納めたいという要望がユーザ側にあることは当然考えられる。
【0008】
上記した事情に対応しようとすれば、例えば、先に説明したモノラル録音モードを設定して録音することが考えられる。但し、一般のCDはステレオにより記録されているものが圧倒的に多く、また、ラジオ放送もFM放送であれば、ステレオ音声が流れることがほとんどであるために、これをモノラル録音モードで録音すれば、本来ステレオとして供給された音声ソースを、ステレオ音声として再現(再生)することが出来なくなってしまう。
【0009】
そこで、例として録音ソースがステレオのときにはユーザがステレオ録音モードを設定し、モノラルのときには、モノラル録音モードを設定するようにすることが考えられる。
しかし、先にも述べたように、MDレコーダ/プレイヤーにあって、上記したステレオ録音モードとモノラル録音モードとの切り換えは、録音開始前の段階においてユーザの操作により設定されるものであるため、ユーザは、逐一、現在の入力ソースがモノラルであるのかステレオであるのかを確認して、自身で録音モードの設定操作を行い、この後記録開始操作を行わなければならないという面倒を抱えることになる。
【0010】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明は上記した課題を考慮して、先ず1つには、例えば、入力される録音ソース(信号)の状態に応じて、マルチチャンネル(例えば2チャンネルステレオ)による記録モードと、これよりチャンネル数の少ないチャンネル(例えばモノラル)による記録モードとの自動切り換えが可能なようにすることを目的とするものである。また、1つには、例えば記録媒体の物理フォーマットに依らず記録媒体の総記録時間が延長できるようにすることを目的とする。
【0011】
このために、記録媒体に1または複数のチャンネルで信号を記録する記録手段と、入力される2のチャンネル信号の差分信号を抽出する差分抽出手段と、上記抽出された差分信号が所定値以下であることを判別する差分信号値判別手段と、上記差分信号値判別手段による判別結果に基づいて、上記記録媒体への記録チャンネル数を変化させる制御手段とを備えることとした。
【0012】
上記構成に依れば、記録情報として入力される信号についての所定の状態に応じて、所定のチャンネル数が設定された複数の記録モードについての切り換えが行われることになる。
【0013】
さらに、入力される信号の信号レベルが所定値以下であることを検出する入力信号レベル検出手段と、期間を計時する計時手段とを更に備え、上記制御手段は、上記入力信号レベル検出手段による検出が所定期間継続したと判別された場合に上記記録媒体への記録チャンネル数を減じる構成とした。
【0014】
また、入力される2のチャンネル信号の差分信号を抽出し、上記抽出された差分信号が所定値以下であるか否かを判別し、上記差分信号が所定値以下である場合には記録媒体へ記録チャンネル数を減じて記録し、入力される信号の信号レベルが所定値以下であることを検出するとともに、その期間を計時し、上記入力信号レベルが所定値以下である検出が所定期間継続したと判別された場合に上記記録媒体への記録チャンネル数を減じる構成とした。
【0015】
【発明の実施の形態】
以降、本発明の実施の形態について説明する。本実施の形態の記録装置としては、MDに対応して記録再生が可能な記録再生装置である、MDレコーダ/プレーヤを例に挙げることとする。そして、このMDレコーダ/プレーヤとしては、CDプレーヤとラジオとが一体化された、複合型機器としての構成を採っているものとする。
なお、以降の説明は次の順序で行う。
1.複合機器の構成
2.MDトラックフォーマット
3.U−TOC
4.ステレオ録音モードとモノラル録音モード
5.本実施の形態の録音モード切換動作
5−1.概要
5−2.処理動作
【0016】
1.複合型機器の構成
続いて、本実施の形態としての複合型機器の構成について図1を参照して説明する。
図1において、MD90(光磁気ディスク)は、MDに対する記録再生動作を行うMD部に装填される。
MD90は音声データを記録できるメディアとして用いられ、記録/再生時にはスピンドルモータ2により回転駆動される。
光学ヘッド3は光磁気ディスクとしてのMD90に対して記録/再生時にレーザ光を照射することで、記録/再生時のヘッドとしての動作を行なう。即ち記録時には記録トラックをキュリー温度まで加熱するための高レベルのレーザ出力を行い、また再生時には磁気カー効果により反射光からデータを検出するための比較的低レベルのレーザ出力を行う。
【0017】
このため、光学ヘッド3はレーザダイオードや、偏光ビームスプリッタや対物レンズ等からなる光学系、及び反射光を検出するためのディテクタが搭載されている。対物レンズ3aは2軸機構4によってディスク半径方向及びMD90に接離する方向に変位可能に保持されており、また、光学ヘッド3全体はスレッド機構5によりMD90の半径方向に移動可能とされている。
また、磁気ヘッド6aはMD90を挟んで光学ヘッド3と対向する位置に配置されている。この磁気ヘッド6aは供給されたデータによって変調された磁界をMD90に印加する動作を行なう。
磁気ヘッド6aは光学ヘッド3とともにスレッド機構5によりディスク半径方向に移動可能とされている。
【0018】
再生動作時に光学ヘッド3によりMD90から検出された情報はRFアンプ7に供給される。RFアンプ7は供給された情報の演算処理により、再生RF信号、トラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号、グルーブ情報(MD90の記録トラックであるグルーブに形成されたウォブル(蛇行)形状として記録されている絶対位置情報)等を抽出する。そして、抽出された再生RF信号はエンコーダ/デコーダ部8に供給される。
また、トラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号はサーボ回路9に供給され、グルーブ情報はアドレスデコーダ10に供給されて復調される。グルーブ情報からデコードされたアドレス情報、及びデータとして記録されエンコーダ/デコーダ部8でデコードされたアドレス情報、サブコード情報などは、マイクロコンピュータによって構成されるMDコントローラ11に供給され、各種制御に用いられる。
なお、MDコントローラ11は、MD部における各種動作制御を実行する部位として機能する。
【0019】
サーボ回路9は供給されたトラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号や、MDコントローラ11からのトラックジャンプ指令、アクセス指令、スピンドルモータ2の回転速度検出情報等により各種サーボ駆動信号を発生させ、2軸機構4及びスレッド機構5を制御してフォーカス及びトラッキング制御を行ない、またスピンドルモータ2を一定線速度(CLV)に制御する。
【0020】
再生RF信号はエンコーダ/デコーダ部8でEFM復調、CIRC等のデコード処理された後、メモリコントローラ12によって一旦バッファメモリ13に書き込まれる。なお、光学ヘッド3によるMD90からのデータの読み取り及び光学ヘッド3からバッファメモリ13までの系における再生データの転送は1.41Mbit/secで、しかも間欠的に行なわれる。
【0021】
バッファメモリ13に書き込まれたデータは、再生データの転送が0.3Mbit/sec となるタイミングで読み出され、エンコーダ/デコーダ部14に供給される。そして、音声圧縮処理に対するデコード処理等の再生信号処理を施され、16ビット量子化、44.1KHz サンプリングの音声データとされる。そしてD/A変換器15によってアナログ信号とされた後、切換回路50の端子TMDに供給される。MD90の再生動作時には、装置全体の動作を制御するシステムコントローラ21により切換回路50が端子TMDに接続されるように制御されており、従ってエンコーダ/デコーダ部14から出力されD/A変換器15によってアナログ信号とされた再生音声信号は、切換回路50を介して音量調節部51、パワーアンプ52に供給されて、スピーカ53から再生音声として出力される。
【0022】
なお、バッファメモリ13へのデータの書込/読出は、メモリコントローラ12によって書込ポインタと読出ポインタの制御によりアドレス指定されて行なわれるが、上記のように書込と読出のビットレートに差異がもたされることで、バッファメモリ13内には常に或る程度データが蓄積された状態となる。
このようにバッファメモリ13を介して再生音声信号を出力することにより、例えば外乱等でトラッキングが外れた場合などでも、再生音声出力が中断してしまうことはなく、バッファメモリ13にデータ蓄積が残っているうちに例えば正しいトラッキング位置までにアクセスしてデータ読出を再開することで、再生出力に影響を与えずに動作を続行できる。即ち、耐振機能を著しく向上させることができる。
【0023】
また、この記録再生装置ではデジタルインターフェース54が設けられ、再生時にエンコーダ/デコーダ部14でデコードされた再生データはデジタルインターフェース54にも供給される。デジタルインターフェース54では、再生データや、再生時に同時に抽出されるサブコード情報などを用いて所定のデジタルインターフェースフォーマットのデータストリームにエンコードを行い、デジタル出力端子56から出力できる。例えば光デジタル信号として出力する。即ち再生データを、デジタルデータのままで外部機器に出力できる。
【0024】
アナログ入力端子17には、外部オーディオ機器等(図示せず)から出力されたアナログオーディオ信号が供給される。アナログ入力端子17は切換回路57の端子Tcと接続されている。
【0025】
この切換回路57は、後述するFM/AMチューナ部61から出力されるラジオ音声としてのオーディオ信号(端子Tbに対して接続される)と、上記アナログ入力端子17を介して入力されたオーディオ信号(端子Tcに対して接続される)との何れかを選択して、端子Taを介してA/D変換器18に対して出力する。この切換回路57における端子切換動作は、システムコントローラ21によって制御される。
【0026】
MD90に対して入力されたアナログ信号を記録するための記録動作を実行する際には、例えば、上記切換回路57にて選択された記録信号(ラジオ音声信号かアナログ入力端子17を介して入力されたオーディオ信号の何れかとなる)を、A/D変換器18によって16ビット量子化、44.1KHz サンプリングのデジタルデータとしてエンコーダ/デコーダ部14に供給する。エンコーダ/デコーダ部14では、データ量を約1/5に圧縮する音声圧縮エンコード処理を施す。
また、MD90に対しては、デジタルインターフェース54を介して取り込まれたデータを記録することもできる。即ち外部機器からデジタル入力端子55に供給された信号(デジタルインターフェースフォーマットの信号)はデジタルインターフェース54でデコードされ、音声データとサブコード等が抽出される。このときサブコード等の制御情報はシステムコントローラ21に供給され、記録データとしての音声データ(16ビット量子化、44.1KHz サンプリングのデジタルデータ)はエンコーダ/デコーダ部14に供給され、データ量を約1/5に圧縮する音声圧縮エンコード処理が施される。
さらにMD90に対しては、後述するCD部でCD91から再生された音声データを記録することもできる。いわゆるダビング記録である。この場合、CD91から再生され、EFM/CIRCデコーダ37から出力されたオーディオデータ(16ビット量子化、44.1KHz サンプリングのデジタルデータ)である、CD再生データcdgが、エンコーダ/デコーダ部14に供給され、データ量を約1/5に圧縮する音声圧縮エンコード処理が施される。
【0027】
また、デジタル入力PLL回路58は、デジタルインターフェイス54を介して入力されたデジタルオーディオデータ、又は後述するCD部から出力されるCD再生データCdgを入力することで、入力されたオーディオデータに挿入されている同期信号(同期パターン)に同期したクロックCLK・Mを生成する部位とされる。このクロックCLK・Mとしては、例えばfs=44.1KHzを基底として逓倍した所定周波数を有する。
そして、このクロックCLK・Mは、分周又は逓倍されて所要の周波数に変換されて、デジタル形態のままMD部に入力されたデータの記録時において、少なくとも、エンコーダ/デコーダ部14内の信号処理及び、その入出力のデータ転送のためのクロックとして利用することができる。
【0028】
エンコーダ/デコーダ部14によって圧縮された記録データはメモリコントローラ12によって一旦バッファメモリ13に書き込まれ、また所定タイミングで読み出されてエンコーダ/デコーダ部8に送られる。そしてエンコーダ/デコーダ部8でCIRCエンコード、EFM変調等のエンコード処理された後、磁気ヘッド駆動回路6に供給される。
【0029】
磁気ヘッド駆動回路6はエンコード処理された記録データに応じて、磁気ヘッド6aに磁気ヘッド駆動信号を供給する。つまり、MD90に対して磁気ヘッド6aによるN又はSの磁界印加を実行させる。また、このときMDコントローラ11は光学ヘッドに対して、記録レベルのレーザ光を出力するように制御信号を供給する。
【0030】
ところで、MD90に対して記録/再生動作を行なう際には、MD90に記録されている管理情報、即ちP−TOC(プリマスタードTOC)、U−TOC(ユーザーTOC)を読み出す必要がある。MDコントローラ11はこれらの管理情報に応じてMD90上の記録すべきエリアのアドレスや、再生すべきエリアのアドレスを判別することとなる。この管理情報はバッファメモリ13に保持される。このためバッファメモリ13には、上記した記録データ/再生データのバッファエリアと、これら管理情報を保持するエリアが分割設定されている。
そして、MDコントローラ11はこれらの管理情報を、MD90が装填された際に管理情報の記録されたディスクの最内周側の再生動作を実行させることによって読み出し、バッファメモリ13に記憶しておき、以後そのMD90に対する記録/再生動作の際に参照できるようにしている。
【0031】
また、U−TOCはデータの記録や消去に応じて編集されて書き換えられるものであるが、MDコントローラ11は記録/消去動作のたびにこの編集処理をバッファメモリ13に記憶されたU−TOC情報に対して行ない、その書換動作に応じて所定のタイミングでMD90のU−TOCエリアについても書き換えるようにしている。
【0032】
この記録再生装置では、さらにCDに対応する再生系であるCD部を備える。再生専用の光ディスクであるCD91はCD再生動作を行うCD部に装填される。
【0033】
CD91はCD再生動作時においてスピンドルモータ31によって一定線速度(CLV)で回転駆動される。そして光学ヘッド32によってCD91にピット形態で記録されているデータを読み出され、RFアンプ35に供給される。光学ヘッド32において対物レンズ32aは2軸機構33によって保持され、トラッキング及びフォーカス方向に変位可能とされる。
また光学ヘッド32はスレッド機構34によってCD91の半径方向に移動可能とされる。
【0034】
RFアンプ35では再生RF信号のほか、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号を生成し、これらのエラー信号はサーボ回路36に供給される。
サーボ回路36はフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号から、フォーカス駆動信号、トラッキング駆動信号、スレッド駆動信号、スピンドル駆動信号の各種駆動信号を生成し、2軸機構33、スレッド機構34、及びスピンドルモータ31の動作を制御する。
【0035】
再生RF信号はデコーダ37に供給される。デコーダ37では先ず入力された再生RF信号について二値化を行ってEFM信号を得る。そして、このEFM信号についてEFM復調,CIRCデコード等を行なってCD91から読み取られた情報を16ビット量子化、44.1KHz サンプリングのデジタル音声データ形態にデコードする。
【0036】
またデコーダ37ではTOCやサブコード等の制御データも抽出可能な構成を採っているが、これらTOC及びサブコードは、システムコントローラ21に供給され、各種制御に用いられる。
【0037】
また、デコーダ37における二値化処理により得られたEFM信号はPLL回路39に対しても供給される。
PLL回路39は、入力されたEFM信号のチャンネルビットに同期したクロックPLCKを出力する。このクロックPLCKの周波数としては、定常の1倍速では4.3218MHzとされる。そして、クロックPLCKは、例えばデコーダ37以降の信号処理回路系のクロックとして利用される。
【0038】
デコーダ37から出力されるデジタル音声データは、D/A変換器38によってアナログ信号とされ、切換回路50に端子TCDに供給される。CD再生動作時にはシステムコントローラ21は切換回路50に端子TCDを選択させており、従ってCD91から再生されD/A変換器38によってアナログ信号とされた再生音声信号は、切換回路50を介して音量調節部51、パワーアンプ52に供給されて、スピーカ53から再生音声として出力される。
【0039】
また本実施の形態では、CD再生データをMD90側に出力して記録する、いわゆるダビング記録を行うことができるが、その場合は、デコーダ37から出力されるデジタル音声データがそのままエンコード/デコード部14に供給されることになる。
また、デコーダ37から出力されるデジタル音声データについても、デジタルインターフェース54に供給されることで、デジタル出力端子56から外部機器に、デジタルデータ形態のCD再生データCdgを出力することができる。
【0040】
CD91の再生時には、CD91に記録されている管理情報、即ちTOCを読み出す必要がある。システムコントローラ21はこの管理情報に応じてCD91に収録されたトラック数、各トラックのアドレスなどを判別し、再生動作制御を行うことになる。このためシステムコントローラ21はCD91が装填された際にTOCが記録されたディスクの最内周側の再生動作を実行させることによって読み出し、例えば内部RAMに記憶しておき、以後そのCD91に対する再生動作の際に参照できるようにしている。
【0041】
また、この複合型機器においては、ラジオ機能としてFM/AMチューナ部61が備えられる。このFM/AMチューナ部61はFM放送及びAM放送を受信可能な構成とされている。
このFM/AMチューナ部61では、アンテナ60にて受信された受信波を選局、復調して音声信号を得る。この音声信号は、切換スイッチ57に対して出力されると共に、分岐して切換回路50の端子TTNに対しても供給される。
チューナ音声を聴くためのラジオモードとされている場合には、システムコントローラ21は切換回路50に端子TTNを選択させている。これにより、FM/AMチューナ部61から出力された音声信号は、切換回路50を介して音量調節部51、パワーアンプ52に供給されて、スピーカ53からラジオ音声として出力される。
ここで、FM/AMチューナ部61における選局動作は、後述する操作部19に対して行われた選局操作によってシステムコントローラ21により制御される。
【0042】
また、本実施の形態にあっては、MDコントローラ11は、記録時において、メモリコントローラ12の処理によってバッファメモリ13に対する蓄積のために書き込みが行われるデータの状態を検出するようにされている。そして、検出すべきデータ(信号)の状態として、1つには無音の状態であるか否かを検出し、また1つには、ステレオ音声とモノラル音声の何れに対応するのかを検出する。
【0043】
ここで、無音区間の判定に関しては、例えば入力される音声信号レベルを検出して、無音とみなされる所定レベル以下となった状態が例えば或る一定時間(例えば数秒程度)以上得られたときに無音区間であると判定するように構成すればよい。
また、ステレオ音声とモノラル音声の判別に関しては、例えばL(左)チャンネルとR(右)チャンネルの各音声信号について減算処理を行うようにすることが考えられる。つまり、モノラル音声信号であれば、LチャンネルとRチャンネルの各音声信号は同一であるわけであるから、減算を行えばほぼ0に近いレベルが得られる。従って、減算により得られるレベルが所定以下となったときにはモノラルであると判定し、所定以上であればステレオであると判定すればよいものである。
【0044】
本実施の形態にあっては、無音状態の判別結果及びステレオ/モノラルの判別結果は、後述するようにして、ステレオ録音モードとモノラル録音モードとの切換を行う際に利用される。
【0045】
システムコントローラ21は装置全体を制御するマイクロコンピュータとされるが、MD部に対する動作制御をMDコントローラ11に実行させるためにMDコントローラ11に各種指示を与える。またMD90の記録再生時には、MDコントローラ11からサブコード等の管理情報を受け取ることになる。
またCD部に関しては、例えばシステムコントローラ21が直接動作制御を行うようにされる。またFM/AMチューナ部61に関しても、システムコントローラ21が直接動作制御を行う。
【0046】
なお、このような制御系の形態は一例であり、例えばCD側の制御を行うCDコントローラを設けるようにしてもよいし、さらにはシステムコントローラ21とMDコントローラ11を一体化するような構成を採ってもよい。
【0047】
操作部19には、録音キー、再生キー、停止キー、AMSキー、サーチキー、ダビングキー(定常速ダビング/高速ダビングの設定が可能とされる)等がユーザー操作に供されるように設けられ、MD90及びCD91に関する再生/記録操作を行なうことができるようにされている。
またトラックネームなどの付随データをMD90に記録するための文字列の入力や登録決定操作、登録モード操作なども可能とされている。
また、FM/AMチューナ部61に対する選局や、例えば更には受信周波数のプリセット等に関する操作も行うことが可能とされている。
操作部19からの操作情報はシステムコントローラ21に供給され、システムコントローラ21はその操作情報と動作プログラムに基づいて各部に対する所要の動作を実行させる。
なお図示していないが、操作部19としては、例えば赤外線リモートコマンダーによる遠隔操作機能を付加してもよい。
【0048】
また表示部20ではMD90,CD91の再生時、録音時などに所要の表示動作が行なわれる。例えば総演奏時間、再生や録音時の進行時間などの時間情報や、トラックナンバ、動作状態、動作モードなどの各種の表示がシステムコントローラ21の制御に基づいて行なわれる。
【0049】
このように構成される本例の記録再生装置では、MD再生動作、MD記録動作、CD再生動作、またCDからMDへのダビング動作、チューナ音声信号のMDへの記録動作、及び外部オーディオ信号(オーディオデータ,アナログオーディオ信号)のMDへの記録が可能とされる。
【0050】
2.MDトラックフォーマット
ここで光磁気ディスク(MD)90の記録データトラックのクラスタフォーマットについて説明する。
ミニディスクシステムにおける記録動作はクラスタという単位で行われるが、このクラスタのフォーマットは図2に示される。
ミニディスクシステムでの記録トラックとしては図2のようにクラスタCLが連続して形成されており、1クラスタが記録時の最小単位とされる。1クラスタは2〜3周回トラック分に相当する。
【0051】
そして1クラスタCLは、セクターSFC〜SFFとされる4セクターのサブデータ領域と、セクターS00〜S1Fとして示す32セクターのメインデータ領域から形成されている。メインデータとは、オーデイオ用の場合は上記ATRAC処理により圧縮されたオーデイオデータとなる。
1セクタは2352バイトで形成されるデータ単位である。
4セクターのサブデータ領域はサブデータやリンキングエリアとしてなどに用いられ、TOCデータ、オーディオデータ等の記録は32セクターのメインデータ領域に行なわれる。リンキングエリアのセクターは、エラー訂正処理を施す際にCD等で採用されている1セクター長(13.3msec)と比較して今回採用したCIRCのインターリーブ長が長いので、そのつじつまをあわせる為に設けられている捨てセクタであり、基本的にはリザーブエリアとされるが、これらのセクターは何らかの処理や何らかの制御データの記録に用いることも可能である。
なお、アドレスは1セクター毎に記録される。
【0052】
また、セクターはさらにサウンドグループという単位に細分化され、2セクターが11サウンドグループに分けられている。
つまり図示するように、セクターS00などの偶数セクターと、セクターS01などの奇数セクターの連続する2つのセクターに、サウンドグループSG00〜SG0Aが含まれる状態となっている。1つのサウンドグループは424バイトで形成されており、11.61msec の時間に相当する音声データ量となる。
1つのサウンドグループSG内にはデータがLチャンネルとRチャンネルに分けられて記録される。例えばサウンドグループSG00はLチャンネルデータL0とRチャンネルデータR0で構成され、またサウンドグループSG01はLチャンネルデータL1とRチャンネルデータR1で構成される。
なお、Lチャンネル又はRチャンネルのデータ領域となる212バイトをサウンドフレームとよんでいる。そして、この1サウンドグループ内のLチャンネルとRチャンネルのサウンドフレームに対応するステレオ音声の再生(記録)時間としては、11.61msとなる。
【0053】
3.U−TOC
光磁気ディスク(MD)90には、上記図2に示したようなクラスタフォーマットが全領域にわたって形成されるが、半径方向に分割されるエリアとして最内周側が管理領域とされ、その管理領域に続いてプログラム領域が形成される。
なお、ディスク最内周側は位相ピットにより再生専用データが記録される再生専用領域が設けられ、その再生専用領域に続いて光磁気記録再生可能な光磁気領域が形成される。上記管理領域は、再生専用領域と、光磁気領域の最内周部分となる。
【0054】
光磁気領域の管理領域に続いてプログラム領域が形成されるが、そのプログラム領域においては、上記図3のメインデータ領域としての各セクターにオーディオデータが記録されていく。
一方、管理領域として、再生専用領域にはディスク全体のエリア管理等を行うP−TOC(プリマスタードTOC)が設けられ、それに続く光磁気領域での管理領域に、プログラム領域に記録された各プログラム(楽曲等)を管理する目録情報(U−TOC:所謂user table of contents)が記録される。
【0055】
ここで、MD90においてトラック(楽曲等)の記録/再生動作などの管理を行なう管理情報として、U−TOCセクターについて説明する。
図3はU−TOCセクター0のフォーマットを示すものである。
なお、U−TOCセクターとしてはセクター0〜セクター31まで設けることができる。つまり管理領域における1クラスタの各セクター(S00〜S1F)を用いることができる。そしてセクター1,セクター4は文字情報、セクター2は録音日時を記録するエリアとされる。
U−TOCセクター0は、主にユーザーが録音を行なった楽曲や新たに楽曲が録音可能なフリーエリアについての管理情報が記録されているデータ領域とされる。即ちセクター0ではプログラム領域に記録されている各プログラムの起点(スタートアドレス)、終点(エンドアドレス)や、各プログラムの性格(トラックモード)としてのコピープロテクト情報、エンファシス情報等が管理されている。
【0056】
例えばディスク1に或る楽曲の録音を行なおうとする際には、システムコントローラ21は、U−TOCセクター0からディスク上のフリーエリアを探し出し、ここに音声データを記録していくことになる。また、再生時には再生すべき楽曲が記録されているエリアをU−TOCセクター0から判別し、そのエリアにアクセスして再生動作を行なう。
【0057】
図3に示すようにU−TOCセクター0には、12バイトでシンクパターンが形成されるヘッダ部に続いて、当該セクターのアドレスとして3バイトのデータ(「Cluster H 」「Cluster L 」「SECTOR」)と、ディスクの製造元を示すメーカコード(「maker code」)とモデルコード(「model code」)、最初のプログラム番号(「First TNO 」)、最後のプログラム番号(「Last TNO」)、セクター使用状況(「used sectors」)、ディスクシリアル番号(「disc serial No」)、ディスクID等が記録されている。
【0058】
更にディスク上に生じた欠陥位置情報を格納するスロットの先頭位置を示すポインタP-DFA (Pointer for defective area)と、スロットの使用状況を示すポインタP-EMPTY (pointer for Empty slot)、記録可能領域を管理するスロットの先頭位置を示すポインタP-FRA (Pointer for Freely area )、各プログラム番号に対応したスロットの先頭位置を各々示すポインタP-TNO1,P-TNO2,.............,P-TNO255から構成される対応テーブル指示データ部が記録されている。
【0059】
続いて各8バイトのスロットが255個設けられている管理テーブル部が設けられる。各スロットにはスタートアドレス、エンドアドレス、トラックモード、リンク情報が管理されている。
本例の光磁気ディスク90は、記録媒体上にデータを必ずしも連続した形態で記録しなくてもよく、シーケンシャルなデータ列を記録媒体上で離散して(複数のパーツとして)記録してもいいことになっている(なおパーツとは時間的に連続したデータが物理的に連続したクラスタに記録されている部分を指す)。
【0060】
すなわちディスク90に適応される記録再生装置(図1のMD部)では上述のようにデータを一旦バッファメモリ13に蓄積することと、バッファメモリ13への書込レートと読出レートを変えるようにしたので、光学ヘッド3をディスク90上に離散的に記録されたデータに順次アクセスさせてはバッファメモリ13にデータを蓄積させることで、バッファメモリ13上ではシーケンシャルなデータ列に復元して再生することができる。
このように構成しても再生時のバッファメモリ13への書込レートを読出レートより早くしているので連続した音声再生が妨げられる事はない。
【0061】
また、既に記録済みのプログラムの上に記録済みのプログラムより短いプログラムを上書きしても、余った部分を消去することなく記録可能領域(ポインタP-FRA から管理される領域)として指定することで効率よく記録容量を使用することができる。
【0062】
記録可能領域を管理するポインタP−FRAの例を用いて離散的に存在するエリアの結合方法について図4を用いて説明する。
記録可能領域を管理するスロットの先頭位置を示すポインタP-FRA に例えば03h( hexia-decimal) という値が記録されたとすると、続いてこの「03h 」に対応するスロットがアクセスされる。即ち管理テーブル部におけるスロット03hのデータが読み込まれる。
スロット03hに記録されているスタートアドレス及びエンドアドレスデータはディスク上に記録された1つのパーツの起点と終点を示す。
スロット03hに記録されているリンク情報は次に続くべきスロットのアドレスを示しており、この場合は18hが記録されている。
スロット18hに記録されているリンク情報を次にたどってスロット2Bhをアクセスしスロット2Bhに記録されているスタートアドレス及びエンドアドレスとしてディスクの1つのパーツの起点と終点を把握する。
さらに同様にリンク情報として「00h」のデータが現われる迄リンク情報をたどっていくことで、ポインタP-FRA から管理される全パーツのアドレスを把握できる。
【0063】
このようにポインタP-FRA によって指示されるスロットを起点にリンク情報がnull(=00h)になるまでスロットを辿り、ディスク上に離散的に記録されたパーツをメモリ上でつなげることが可能となる。この場合、ディスク90上の記録か納涼域としての全パーツが把握できる。
この例ではポインタP-FRA を例に説明したがポインタP-DFA 、P-EMPTY 、P-TNO1,P-TNO2,.............,P-TNO255も同様に離散的に存在するパーツを結合して管理する。
【0064】
4.ステレオ録音モードとモノラル録音モード
本実施の形態のMD部においては、通常は入力されたオーディオ信号を、ステレオ信号として処理して、ステレオモードによりMDへの記録を行うようにされる。これがステレオ録音モードである。
そして、これに加えて、本実施の形態のMD部においては、入力されたオーディオ信号をモノラル信号として処理して、モノラルモードによってMDへの記録を行う、モノラル録音モードも設けられている。
【0065】
そこで、本実施の形態におけるステレオ録音モードと、モノラル録音モードの各フォーマットについて説明する。
図5には、オーディオデータのストリームがサウンドフレーム単位によって示されており、図5(a)には、ステレオ録音モードによりステレオデータを録音(記録)する場合が示されている。
【0066】
図5(a)に示すようにして、ステレオ録音モードによりステレオデータを録音(記録)する際には、先に図2によっても説明したように、或る1サウンドグループSG内におけるL(左)チャンネル(Lch)のサウンドフレームSF−LとR(右)チャンネル(Rch)のサウンドフレームSF−Rに対して、それぞれ、LチャンネルとRチャンネルの音声データL0,R0を格納し、例えば次の1サウンドグループSG内にあっても、サウンドフレームSF−L,SF−Rに対して、それぞれLチャンネルとRチャンネルの音声データL1,R1を格納していくようにされる。
【0067】
また、ステレオ録音モードのもとで、モノラルデータを記録する場合もあるが、この場合には、例えば図5(b)に示すようにして記録が行われる。
つまり、或る1サウンドグループSG内のサウンドフレームSF−L,SF−Rに対して、それぞれ、同じモノラルデータMN0,MN0を格納する。そしてこれに時系列的に続くモノラルデータMN1,MN1を、次のサウンドグループSGのサウンドフレームSF−L,SF−Rに対してそれぞれ格納していくようにされる。
このようにして記録されたデータを再生する際には、例えば、通常のステレオモードによる再生を行うことで、1サウンドグループSG内のサウンドフレームSF−L,SF−Rの音声信号を同時出力することになるため、結果的には、モノラル音声として出力することができる。
ここで、上記のようにして記録が行われた場合、再生される音声はモノラルであっても、単位時間あたりの音声信号に対応して使用されるMDの記録領域サイズは、ステレオデータの記録時と同じとなるために、記録領域の節約は図れない。つまり、MDの記録可能時間を長くすることは出来ない。
【0068】
そして、モノラル録音モードの場合には、図5(c)に示すようにして記録が行われる。
この場合には、図のようにして或るサウンドグループSG内のサウンドフレームSF−Lに対して先ずモノラルデータMN0を格納する。そしてこれに続くサウンドフレームSF−Rに対しては、時系列的にモノラルデータMN0に続くモノラルデータMN1を格納する。そして、次のサウンドグループSGのサウンドフレームSF−Lに対して、モノラルデータMN1に続くモノラルデータMN2を格納し、これに続くサウンドフレームSF−Rに対しては、モノラルデータMN2に続くモノラルデータMN3を格納していくようにされる。
【0069】
このようにしてモノラル録音モードによる記録が行われる場合、或る単位時間あたりの音声信号を記録するのに使用される領域サイズとしては、ステレオ録音モード時の1/2となることが分かる。
1サウンドグループSGのサウンドフレームSF−L,SF−Rとしてのステレオ音声の再生時間は、先に図2において述べたように11.61msとされるのであるが、モノラル録音モードにより記録された場合には、1サウンドグループSG内のサウンドフレームSF−L,SF−Rのデータが時間軸に従って順次再生されるように処理が行われるため、その再生時間としては、11.61ms×2=23.22msとなり、2倍に延長される。
【0070】
図6は、このようなステレオ録音モード時と、モノラル録音モード時とでのフォーマットの相違をクラスタ単位で比較しているものであるが、この図により、モノラル録音モード時の記録終了時の処理を説明する。
図6(a)は、例えば或る音声データをステレオ録音モードにより記録した場合として、その総クラスタ数が偶数とされる場合を示している。ここでは、クラスタCL(N)〜クラスタCL(N+5)の6クラスタに対して記録が行われるものと仮定している。
【0071】
ここで、例えば音声データをモノラル録音モードで記録した場合には、先の図5による説明から分かるように、記録に使用される領域サイズはちょうどステレオ録音モード時の1/2となるために、例えばステレオ録音モード時に図6(a)のクラスタCL(N)(N+1)の連続する2クラスタに格納されるデータは、モノラル録音モード時には、図6(b)に示すようにして、クラスタ(N)で示される1クラスタにちょうど納められることになる。そして、以降、図6(a)のクラスタCL(N+2)(N+3)に格納されるデータは、図6(b)のクラスタ(N+1)で示される1クラスタにちょうど納められ、更に、図6(a)のクラスタCL(N+4)(N+5)に格納されるデータは、図6(b)のクラスタ(N+2)で示される1クラスタにちょうど納められる。
この結果、例えばこの場合のようにして、ステレオ録音モードであれば6クラスタという偶数クラスタを使用するサイズのデータは、モノラル録音モード時には、ちょうど3クラスタの領域サイズを使用することになるものである。
【0072】
これに対して、音声データをステレオ録音モードにより記録した場合として、その総クラスタ数が奇数となるサイズの音声データをモノラル録音モードにより記録する場合には次のようになる。
図6(c)においては、ステレオ録音モードによりクラスタCL(N)〜クラスタCL(N+4)の5クラスタに対して記録が行われるものとしている。
そして、この5クラスタ(即ち奇数クラスタ)を占有する音声データをモノラル録音モードにより記録した場合には、図6(d)に示すようになる。
【0073】
つまり、ステレオ録音モード時に図6(c)のクラスタCL(N)(N+1)の連続する2クラスタに格納されるデータは、モノラル録音モード時には、図6(d)に示すようにして、クラスタ(N)で示される1クラスタにちょうど納められる。そして、次の図6(c)のクラスタCL(N+2)(N+3)に格納されるデータは、図6(d)のクラスタ(N+1)で示される1クラスタにちょうど納められる。ここまでは、図6(a)と図6(b)の関係と同様となる。
但しこの場合には、図6(c)における最後のクラスタCL(N+4)に格納されるオーディオデータは、図6(d)のクラスタ(N+2)で示される1クラスタのサイズを完全に埋めることは出来ない。つまり、図6(e)に示すようにして、クラスタ(N+2)の先頭から1/2の領域に対して格納され、残る領域には、オーディオデータは格納されない空き領域が生じる。つまり、このままでは、最後のクラスタ(N+2)は、正規のクラスタサイズの1/2のサイズとなってしまう。
【0074】
ここで、先にも述べたように、MDに対する最小記録データ単位はクラスタであり、逆に言えば、クラスタ未満のサイズによってMDに対するデータの書き込みを行うことはできない。従って、例えば図6(e)に示すままのクラスタサイズではMDへの書き込みは行えない。
【0075】
そこで、このようにモノラル録音モード時において最後のクラスタに格納されるオーディオデータのサイズが、1クラスタ未満となる場合には、図6(f)に示すようにして、1クラスタ内において、オーディオデータにより占有されない残る後ろの領域には、所定のデータパターンによるダミーデータを埋め込み、これによって、1クラスタのサイズを確保するものである。なお、この図6(f)に示すようにして形成されるクラスタの再生信号処理時においては、クラスタ内のダミーデータ部分については捨てて、実のオーディオデータのみについて処理を行うことで正常な音声信号を復元するようにされる。
【0076】
5.本実施の形態の録音モード切換動作
5−1.概要
これまでの説明を踏まえて、次に本実施の形態としての録音モード切換動作について説明する。
例えば、FM放送を例に採ると、FM放送としての音声は、通常はステレオ音声とされるが、例えば、楽曲によっては音源がモノラルであるためにモノラルとしての音声となったり、又は、ナレーションなどの部分でステレオからモノラルに切り替わることがある。また、場合によっては、数秒程度の無音状態となることも考えられる。また、例えば1枚のCDを再生している場合にも、ステレオのトラックとモノラルのトラックが混在していることはあり得るし、また、曲中若しくは曲間(トラック間)で或る程度の無音区間が得られるものである。つまりは、1つの入力ソースであっても、時間経過に従って上記のようにして信号状態に変化が得られるものである。
【0077】
そして、上記のような信号状態の変化があることを踏まえて、本実施の形態にあっては、例えば或る音声ソース(オーディオ信号)を入力してMDに対して記録している際において、MDコントローラ11は、メモリコントローラ12の制御によってバッファメモリ13に書き込まれるデータの信号状態を検出する。そして、そのデータの状態として、ステレオとモノラルの何れであるのか、また、そのデータパターンとして無音区間にあるか否かを検出するようにされる。
そして、上記した検出結果に応じて、本実施の形態では、記録動作中において次のようにしてステレオ録音モードとモノラル録音モードとの切り換えを行うようにされる。
【0078】
例えば、図7(a)には、記録が行われるべき入力ソースの信号状態の変化が時間経過に従って示されているものとされ、ここでは、先ず期間t1〜t2において、記録データが有音とされるステレオデータ(ステレオ音声信号としてのオーディオデータ)の状態にあるものとされている。このように、信号状態がステレオ音声であることが検出されているときには、図7(c)に示すようにしてステレオ録音モードによって記録が行われる。また、このときには図7(d)に示すようにして、トラックTr#Nの記録を行っているものとされている。
【0079】
そして、この状態から時間が経過した或るタイミングで、例えば図7(a)の期間t2〜t3に示すようにして、これまでステレオとされていた信号状態から、モノラルとしての信号状態に変化したとする。或いは、ステレオ音声とされる状態であったとしても、無音区間としての信号状態が得られたとする。
すると、この場合には、これまでのステレオ録音モードによる記録を終了させ、モノラル録音モードによる記録に切り換えるようにする。
また、MDのフォーマットとしては、1トラック内にステレオ録音モードによって録音される部分とモノラル録音モードによって録音される部分とを混在させることの無いように規定されている。そこで、このようにして録音モードが切り換えられる際には、図7(d)に示すようにして、先のステレオ録音モードによる記録が終了した時点t2においてトラックTr#Nとしての記録も終了させ、時点t2以降からは、次のトラックTr#N+1として管理して記録を行うようにされる。つまりトラックチェンジが行われる。
【0080】
そして、例えば図7(d)の期間t3〜t4において、これまでモノラル若しくは無音区間とされていた状態から、有音のステレオ音声としての信号状態に変化したとすると、これまでのモノラル録音モードからステレオ録音モードモードに切り換えて記録を行うようにされる。そして、この場合にも、時点t3においてはこれまでのトラックTr#N+1としての記録を終了させて、新規にトラックTr#N+2にチェンジを行って記録を開始していくことになる。
【0081】
また、図7(b)にはクラスタ単位での記録データのシーケンス(データストリーム)が示されているが、これは、信号状態に応じて録音モードが切り替わる区間(期間t1〜t2,t2〜t3,t3〜t4)ごとに、クラスタ単位によるデータの書き込みが行われることを示しているものである。
そして、仮に、モノラル録音モードにより記録を行っている期間t2〜t3における最後のクラスタ内の構造として、例えば図6(e)により説明したような状態となるのであれば、図6(f)により説明したようにしてダミーデータが付加されてクラスタ単位を形成した上でMDに対する記録が行われるようにされる。
また、実際としては、例えば期間t1〜t2,若しくは期間t2〜t3の場合のように、ステレオ録音モードにより記録を行った場合の最後のクラスタにあっても、オーディオデータによって全クラスタサイズを形成することが出来ない場合には、ダミーデータが付加されて、クラスタ単位を形成するものである。
【0082】
例えば従来としては、ステレオ録音モードにより記録を開始させたとすれば、以降は記録終了までステレオ録音モードによる記録が行われる。これは記録ソースとしての信号状態が例えばモノラル、若しくは無音区間であったとしても、ステレオ録音モードとしての記録フォーマット(図5(a)(b)参照)によって記録が行われることを意味している。
つまり、例えばモノラルであっても、ステレオ録音モードとしての記録フォーマットによって記録されることで、この区間は、モノラル録音モードによる記録時よりも2倍の記録容量を消費しているということである。また、ステレオ録音モードによる録音を行うということは、ステレオ音声としてのソースをステレオ音声としての品質が維持できるように記録することを目的としているのに他ならないのであるが、例えば無音区間というのは、例えばこれがステレオ音声における区間であっても、敢えてステレオとしての品質を維持する必要は無く、モノラルによって記録されても差し支えないものである。
【0083】
そこで本実施の形態では、上記図7に示すようにして、記録ソースの信号状態がモノラル音声又は無音区間であれば、自動的にモノラル録音モードに切り換えて記録を行うようにすることで、この区間は、ステレオ録音モード時の1/2のデータ使用量によって、同じ単位時間の音声信号の記録を行うことが可能になる。従って、1枚のMD全体の記録容量としては、例えばこの記録可能領域の全てをステレオ録音モードのフォーマットにより記録する場合よりも、記録可能時間を長くすることが可能になるものである。つまり、公称74分の記録時間のMDであっても、74分よりも長時間の記録を行うことが可能になるものである。
そして本実施の形態の場合、逆に、ステレオ音声の場合には、ステレオ録音モードにより記録が行われるようにされるため、ステレオとしての有音部分は、ステレオとしての品質のまま記録されるものである。
【0084】
ところで、先にも述べたように、本実施の形態の録音モード自動切換記録により録音モードが切り換えられる際にはトラックチェンジが伴う。また、先に図3により説明したU−TOCセクター0のフォーマットからも分かるように、MDシステムとして管理可能な最大トラック数は255トラックとされている。つまり、トラックナンバとしては、トラックTr#1〜Tr#255までが管理可能とされるものである。
このため、例えば或る録音ソースの信号状態として、ステレオ音声とモノラル音声間での変化、若しくは有音のステレオ音声と無音区間での変化が頻繁に行われるような場合に、記録途中でトラック数が255に到達する可能性が生じてくる。
【0085】
このような録音状況の例を図10に示す。ここで図10(a)には録音ソースの状態が時間経過に従って示され、図8(b)にはトラックナンバが示され、図10(c)には録音モードが示されている。
この図にあっては、図10(a)の期間t1〜t2において録音ソースがステレオデータとされていることで、図10(c)に示すようにしてステレオ録音モードにより記録を行っている。そして、この期間t1〜t2としては、図10(b)に示すようにトラックTr#254の記録を行っているものとする。つまり、現時点で、254のトラックが記録され、記録可能な残るトラックはあと1つのみとされている状況である。
【0086】
そして、時点t2において録音ソースがモノラルデータ(又は無音区間)に変わったとすると、録音モードはモノラル録音モードに切り替わり、これに伴ってトラックチェンジが行われる。つまり、トラックTr#255に対する記録が開始されることになる。このトラックTr#255は、管理可能なトラックとしては最後のトラックであり、以降トラックチェンジは行われない。
そして、この時点t2以降における時点t3のタイミングで、例えば図10(a)に示すようにして録音ソースがステレオデータに変わったとする。しかしこの場合、現在記録しているトラックはTr#255とされていることから、以降のトラックチェンジは行うことが出来ない。これは、換言すれば、以降においては録音モードの切換えも出来ないことを意味している。
従って、時点t3以降においても、モノラル録音モードによるトラックTr#255の記録が継続されることになる。この結果、時点t3以降において入力されるステレオデータは、MDに対してはモノラルとして記録されることになる。このようにして、トラックTr#255においてモノラル録音モードとなった場合、たとえ記録ソースがステレオであったとしても、モノラル音声によってしか記録されないことになってしまう。これは再生時にあっても、モノラル音声によってしか再生されないことを意味する。
本実施の形態の録音モード自動切換記録としては、MDのステレオ音声の記録は維持したうえで、出来るだけMDの記録可能時間を長くすることを目的とするのであるが、実際の使用を考えると、ステレオ音声部分については、やはりステレオのままで優先して記録することのほうが好ましい。
【0087】
そこで、本実施の形態としての録音モード自動切換記録にあっては、次に説明するようにして記録時の規則を決めることで、255トラック目(管理可能最大トラック数に対応する最後のトラック)がモノラル録音モードにより記録されることが無いようにして、結果的に、MDに記録されるデータとしては、ステレオ音声の録音ソース部分については、ステレオとして記録されるようにするものである。
【0088】
ここで、図8(b)に示すようにして、期間t1〜t2においてトラックTr#253(最後の2つ前のトラック)を記録している状態として、このときの録音ソースの信号状態が図8(a)に示すようにモノラルデータ(又は無音区間)とされていることで、図8(c)に示すようにモノラル録音モードが設定されているとする。
【0089】
そして、時点t2において録音ソースがモノラルからステレオに変わったとすると図8(b)に示すようにしてステレオ録音モードに切り替わるようにされる。そしてこれと共に、トラックチェンジが行われて記録トラックとしては、管理可能な最後のトラックの1つ前のトラックであるトラックTr#254となる。
【0090】
そして、このようにしてトラックTr#254をステレオ録音モードにより記録している状態となった場合には、以降の録音モードの切換えとこれに伴うトラックチェンジは禁止するようにされる。
そして、例えば、図8の時点t3として示すようにして、例えば録音ソースがステレオデータからモノラルデータに変わった場合であっても、ステレオ録音モードによるトラックTr#254の記録を継続させるものである。
このような規則とすることによって、実質的な最後のトラックはトラックTr#254となり、以降はステレオ録音モードによって記録が行われることで、録音ソースのステレオ音声部分についてはステレオによって記録していくようにされる。逆に言えば、先に図8に示したような、トラックTr#255(最後のトラック)においてモノラル録音モードが設定されることで、ステレオ音声をモノラルによって記録することを回避することができる。
【0091】
これに対して、例えば図9(a)(b)(c)の期間t1〜t2に示すようにして、ステレオ録音モードによってトラックTr#253としてのステレオデータの記録を行っており、次の期間t2〜t3において録音ソースがモノラルデータ(又は無音区間)に切り替わって、トラック#Tr254をモノラル録音モードにより記録するように切換が行われた場合には、例えば時点t3において再度、録音ソースがステレオに変わったとすれば、トラックチェンジを行って、トラックTr#255の記録をステレオ録音モードにより行うようにされる。
この場合には、管理可能な最大トラック数に対応するトラック#Tr255までを使いきっているため、時点t3以降としては、例えば、時点t4においてモノラルデータ(又は無音区間)に切り替わったとしても、トラックTr#255をステレオ録音モードにより記録するという動作を継続するようにされる。つまり、図9に示す場合としては、最後のトラックにおいては、録音ソースがモノラル音声であってもステレオ記録されることで記録時間の節約は図れないものの、録音ソースのステレオ音声部分については、ステレオで記録することが確約されるものである。
【0092】
5−2.処理動作
続いて、これまで説明した本実施の形態としての録音モード自動切り換え録音としての記録動作を実現するための処理動作を、図11のフローチャートを参照して説明する。なお、この図に示す処理はMDコントローラ11が実行するものとされ、記録信号処理として、バッファメモリ13に対してエンコーダ/デコーダ部14により圧縮されたオーディオデータを書き込んで保持させる動作に並行して実行されるものとされる。
【0093】
図11に示す処理にあっては、先ず図ステップS101において、エンコーダ/デコーダ部14により圧縮され、この後バッファメモリ13に書き込まれて蓄積される段階のデータについて、そのオーディオ信号としての信号状態を検出する処理を開始するようにされる。ここでいう信号状態としては、先にも述べたように、ステレオ音声であるのか、若しくはアナログ音声又は無音区間であるのかを対象とし、また、その信号状態の変化も検出しているようにされる。
また、ここでの信号状態の検出は、所定の最大数Nが設定された、Nクラスタ分のデータごとに行うようにされている。また、上記最大数Nとしては、ここでは偶数が設定されるものとする。
【0094】
また、ここでは、バッファメモリ13に対して蓄積される段階のデータを検出対象としているのであるが、これにより、例えば、MDコントローラ11自体の処理によって、メモリコントローラ12を介してデータを取り込んでその信号状態を検出するという動作を行うことができる。このため、例えばアナログオーディオ信号入力段、及びデジタルオーディオ信号入力段に対して、ステレオ/モノラル検出、及び無音区間検出のための機能回路部を設ける必要は特に無いものとされ、それだけ、従来とほぼ同様の回路規模とされたうえで、簡易な構成によって信号状態の検出を行うことが可能になるものである。
【0095】
また、例えば図1に示す複合型機器の場合、FM/AMチューナ部61自体の構成として、受信復調時の信号処理状況に基づいて、出力音声がステレオ/モノラルの何れであるのかについての判定を行うことが可能とされる。従って、FM/AMチューナ部61から、その出力音声がステレオ/モノラルの何れであるのかを示す識別信号を出力するように構成することも可能とされる。
そこで、このように録音ソースの出力源においてステレオ/モノラルの識別信号を出力可能とされる場合には、MDコントローラ11がこの識別信号を直接(或いは、例えばシステムコントローラ11を介するなど間接的であってもよい)入力して、この入力された識別信号に基づいてステレオ/モノラルの判別を行うようにすることもできる。
【0096】
そして、続くステップS102において、上記ステップS101の処理によって監視されるNクラスタ分のデータの信号状態についての判定を行うようにされる。
なお、通常は、信号状態に変化が無い限りは、Nとしての最大数分のクラスタ数のデータについての検出結果に基づいて判定を行うようにされるが、Nクラスタ分に満たないデータを検出しているうちに信号状態の変化(ステレオからもモノラル(又は無音区間)、又はその逆の変化が検出された場合には、このNクラスタ未満のデータについての判定結果を出すように構成される。この場合にはクラスタ数Nとしては奇数と成り得る。
【0097】
上記ステップS102における判定結果として、監視を行った今回のNクラスタ分のデータは、これに先行して検出されたステレオデータに続けて、同じステレオデータが継続されているものであると判定された場合には、そのままステップS104に進む。
これに対して、今回のNクラスタ分のデータは、例えばこれに先行して検出されたデータがモノラルデータ又は無音区間とされていた状態から、ステレオデータに変わっているものであると判定された場合には、ステップS103に進む。
【0098】
ステップS103においては、トラックチェンジのための処理を実行する。このためには、MDから読み出されて例えばバッファメモリ13(又はMDコントローラ11の内部RAM)に格納されているU−TOCセクター0の内容について、これまでの記録トラックについての記録結果に応じてU−TOCセクターに書き込みを行うと共に、これより記録が行われる新規な記録トラックが設定されるように書き込みを実行するものである。
【0099】
そして、続くステップS104においては、ステレオ録音モードによって、Nクラスタ分のデータをMDに対して記録するための記録信号処理及びMDへの記録動作が得られるように、制御を実行する。
ここで、先のステップS102において、先行するデータに続けてステレオデータが継続されているものと判断されてステップS104に至った場合には、同一の記録トラック内で、先行するステレオデータに続けてNクラスタ分のステレオデータを記録することになる。
【0100】
また、ステップS102において、今回のNクラスタ分のデータは、先行するモノラルデータ又は無音区間としてのデータに続くモノラルデータ又は無音区間であると判定された場合には、ステップS105に進む。
ステップS105においては、今回判定されたNクラスタ分のデータが、モノラルデータ部分又は無音区間における最終部分のデータであるか否かが判別される。この判別は、例えばステップS101の処理以降開始されている信号状態の検出処理として、今回判定されたNクラスタ分のデータに続く次のデータが有音のステレオに変化しているという検出結果に基づいて行うことができる。
【0101】
このステップS105において、否定結果が得られた場合には、ステップS108に進むのであるが、肯定結果が得られた場合にはステップS106に進む。ここで、否定結果が得られる場合には、今回判定したクラスタ数Nは予め設定された最大数とされており、従って、偶数となる。これに対して、肯定結果が得られた場合には、偶数の場合もあれば奇数の場合もあり得ることになる。
【0102】
そこでステップS106では、今回判定したクラスタ数Nが偶数であるか否かを判定する。そして、クラスタ数Nが偶数であるという肯定結果が得られた場合には、ステップS107に進むようにされるが、クラスタ数が奇数とされて否定結果が得られた場合には、ステップS109に進む。
【0103】
ステップS107においては、今回、モノラルデータ又は無音区間であるとして判定されたNクラスタ分のデータが、モノラル録音モードに従ったN/2クラスタ分のサイズのデータとしてMDに記録されるようにするための制御処理を実行する。つまり、図6(a)(b)に示した偶数のクラスタ数に対応したモノラル録音モードによる記録動作を実行させるものである。
【0104】
これに対して、ステップS108は、図6(c)〜(f)により説明した奇数クラスタに対応したモノラル録音モードによる記録動作を実行させるための処理となる。
つまりは、今回、モノラルデータ又は無音区間であるとして判定されたNクラスタ分のデータを、N/2+1クラスタ分のデータとなるように信号処理を実行させ、この際に、最後のクラスタについては空き領域に対してダミーデータを付加して、1クラスタ分のサイズを確保するようにされる。そして、このようにして得られたN/2+1クラスタ分のデータをMDに対して書き込ませるものである。
【0105】
また、ステップS102において、今回のNクラスタ分のデータは、例えばこれに先行して検出されたデータがステレオデータとされていた状態から、モノラルデータ又は無音区間のデータに変わっているものであると判定された場合には、ステップS109に進む。
【0106】
ステップS109においては、今回判定が行われたNクラスタ分のデータに先行するデータを記録しているときの記録トラックがTr#254であるか否かが判別される。つまり、記録トラックとして設定可能なトラックとして、最後の1つ前のトラックについての記録を行っているか否かが判別されるものである。
【0107】
このステップS109において、先行するデータを記録しているときの記録トラックがTr#254ではない、つまりここでは、Tr#253以下のトラックナンバのトラックであるとされる場合には、ステップS110に進んで、先のステップS103と同様にトラックチェンジ処理を実行して、前述したステップS105に進む。ここで、ステップS105の処理に戻るようにされるのは、例えば今回新たにモノラルデータ又は無音区間であるとして判定されたNクラスタのデータのみによって、これがトラック最終部分のデータとなり得る可能性があることによる。
これに対して、ステップS109において先行するデータを記録しているときの記録トラックがTr#254であると判別された場合には、ステップS104に移行するようにされる。このステップS109からステップS104へ進む処理によって、先に図8に示した時点t3以降の動作が実現されるものである。つまり、Tr#254がステレオ録音モードとされていることで、以降の録音モードの切換及びこれに伴うトラックチェンジを禁止して、ステレオ録音モードのまま記録する動作が実行される。
【0108】
先に述べたステップS104、S108,及びS107におけるMDへの書き込みのための制御処理が終了した後は、ステップS111において記録終了であるか否かが判別される。ここで、記録終了ではないことが判別されれば、ステップS102の処理に戻ることによって、これまで説明してきた、信号状態の判定結果に応じての処理が継続されることになる。つまり、本実施の形態としての録音モード自動切り換え録音が継続される。
これに対して、例えば記録終了操作が行われるか、又は、MDの記録残量が無くなるなどして記録終了となった場合には、ステップS111にて肯定結果が得られてこのルーチンを抜けることになる。
【0109】
ところで、上記処理動作によっては、例えば記録開始時において、その時入力されている信号状態についての判定結果に基づいて録音モードが自動的に設定されることにもなる。つまり、本実施の形態にあっては、ユーザは、記録開始に先立って、記録モード設定のための操作等を行う必要はないものである。
【0110】
なお、前述したように、管理可能な最大トラック数に対応するトラックTr#255に対して記録を行っている際には、これ以上、トラックチェンジが行えないことから録音モードの切換は行われない。そこで、特にフローチャート等による説明は省略するが、トラックTr#255にトラックチェンジが行われた場合には、この図に示す処理を抜けて、通常のステレオ録音モードによる録音を記録終了まで継続すればよいものである。
【0111】
また、本実施の形態としては、信号状態(ステレオとモノラル又は無音区間)を判定して、この判定結果に基づいて先に図5〜図9により説明した録音モードの自動切り換え動作が得られればよいことから、実際の処理動作としては上記図11に示すものに限定される必要はない。
【0112】
また、本実施の形態の記録装置としては、CDプレーヤとラジオとが一体化されたMDレコーダプレーヤを例に挙げて説明したが、例えば単体のMDレコーダプレーヤとされても構わないものである。
また、MDレコーダプレーヤ以外のディスクメディアに対応する記録装置、更には、ディスクメディア以外の他の記録媒体であっても、例えばステレオ記録とモノラル記録とで、同じ単位時間のソース信号についての記録データ量が異なってくるようなフォーマットを有するメディアに対応する記録装置であれば、本発明の適用は可能とされる。
更に、本実施の形態では、2チャンネルステレオとモノラル(1チャンネル)とに対応した記録モードの自動切り換えを例に挙げているが、例えば、チャンネル数としては、2チャンネルと1チャンネルとの関係に限定されるものではない。つまりは、メディアに対する記録フォーマットとして、例えば4チャンネルと2チャンネルのソースに対応する記録モードを有しているような場合にも、本発明は適用できる。更には、4チャンネルと2チャンネルと1チャンネルのように、3以上の記録モードの自動切り換えが行われるような構成であっても本発明は適用可能である。
【0113】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、記録動作中において、入力された信号状態を判別し、この判別結果に応じて記録チャンネル数に関わる記録モードを切り換えるようにされる。
例えば、従来においては、記録モードの切り換え(記録チャンネル数の変更)は、記録開始前においてユーザが設定し、記録動作中にあっては切り換えは行われないものであった。これに対して、本発明では記録ソースの信号状態に応じて適切とされる記録モードの切換を自動的に行うことが可能になるものであり、先ず1つには、事前にユーザが設定操作を行わなくとも、信号状態に応じて適切とされる記録モードが設定されることになる。また、各々の記録モードにより得られるメリットを有効活用することが可能になるものである。
例えば、記録ソースがオーディオ信号ならば、この信号についてマルチチャンネルステレオであるのかモノラルであるのかを判別し、マルチチャンネルステレオの場合には、そのチャンネル数による記録が行われる記録モードを設定して、モノラルのときには1チャンネルによる記録が行われる記録モードを設定するということが可能になるものである。
そして、このようなモード設定動作が記録中においても自動的に行われるようにされていることで、例えば記録モード(チャンネル数)によって、単位時間あたりの音声としてのデータサイズが異なってくるような記録フォーマットを採っているときには、仮にマルチチャンネルステレオに対応する記録モードのみによって記録を行っていく場合よりも、記録媒体の記録可能時間を長くすることが可能になる。この際、マルチチャンネルステレオの音声については、そのチャンネル数に対応した記録モードが設定されることになるため、このステレオ音声としての品質は維持されるものである。
【0114】
また本発明としては、この記録ソースとしてのオーディオ信号が、有音状態であるか無音状態であるかどうかを判別して、有音状態のときには例えば或るチャンネル数による記録モードを設定し、無音状態のときには有音時の場合よりも少ない所定チャンネル数による記録モードを設定することも可能とされる。
例えば、マルチチャンネル音声が得られているときにあっても、その間の無音区間というのは、再生音声としての観点からいえばどの記録モードで記録されたとしても無音であることに変わりはない。そこで、上記のように無音時には有音時の場合よりも少ない所定チャンネル数による記録モードを設定すれば、先の構成の場合と同様に、マルチチャンネルステレオ音声の品質は確保した上で、無音区間が生じた分に応じて記録可能時間を延長させることが可能となるものである。
【0115】
また本発明の構成として、記録モードとしては、記録チャンネル数に応じて、固定長の記録データ単位(クラスタ)に対して例えば時分割的に配列させるべきチャンネルデータ単位(サウンドフレーム)のチャンネル数が異なるようにされているものとする。つまり、記録モードの切換に応じて、この記録データ単位内のサウンドフレームのチャンネル数が変更されるものである。これは、記録ソースが音声であるとすれば、記録データ単位内のサウンドフレームのチャンネル数が少なくなるほど、1記録データ単位内に記録可能な音声としての出力時間は長くなることを意味している。
そして、記録ソースの信号状態についての判別を行い、この判別結果に応じて適切とされる記録モードを切り換えるようにすれば、複数用意された記録モードを有効活用した記録動作を行うことが出来、例えば、記録ソースがオーディオ信号であれば、先に述べたような記録可能容量の節約、つまり、総記録可能時間の延長を図ることも可能とされる。また、この場合にも、特にユーザが設定操作を行わなくとも、信号状態に応じて適切とされる記録モードが自動的に設定されるものである。
【0116】
そしてこの構成の下、例えば記録モードが切り換えられる際において、先の記録モードにより記録が行われる最後の記録データ単位については、記録ソースの信号データと、この信号データとは異なる所定種類のデータとによって、この最後の記録データ単位を形成するようにしている。このようにすれば、例えば上記最後の記録データ単位に含めるべき記録ソースとしての信号データのサイズが1記録データ単位のサイズに満たなく空き領域が生じてしまう場合であっても、例えばこの空き領域に対してダミーデータを付加するようにして1記録データ単位を確保することができる。つまり、記録モードの切り換えに関わらず、適正にデータを記録媒体に記録していくことが可能になるものである。
【0117】
また、記録ソースの信号状態を判別するのにあたっては、この入力ソースとしての信号データがバッファメモリ(データ蓄積手段)に書き込まれる段階で検出を行って判別するようにされるが、これによって、例えば、記録ソースがオーディオ信号であれば、特に、オーディオ信号の入力段に対して信号状態検出のための機能回路部を設ける必要等はなくなるため、それだけ信号状態検出のための構成としては、簡易なものとすることが可能になる。
【0118】
また、記録モード(録音モード)の切り換えに応じて、プログラム(トラック)が更新されて管理されるようなフォーマットを有するシステムの場合、管理可能な最大プログラム数Nよりも1つ小さなプログラム数N−1までを既に使用して記録を行っている状態にあるときに、或る特定の記録モードが設定されているのであれば、以降の記録モードの変更と、これに伴うプログラムチェンジは行わないようにされる。
これにより、例えば具体的には、オーディオ信号としてのソースを記録している場合に、プログラム数N−1までを既に使用している状態でステレオに対応した記録モードで記録を行っているのであれば、たとえこの後信号がモノラル音声に変わったとしても、以降の記録モードの切り換えに伴うトラックチェンジを行わないように構成することができる。
このようにすれば、例えば、最大プログラム数Nに対応する最後のプログラムにおいてモノラルに対応した記録モードが設定されてしまって、この後ステレオになったオーディオ信号がモノラルによって記録されてしまうというような不都合を解消できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態としての記録装置を備えた複合型機器の構成例を示すブロック図である。
【図2】ミニディスクシステムのクラスタフォーマットの説明図である。
【図3】ミニディスクシステムのU−TOCセクター0の説明図である。
【図4】ミニディスクシステムのU−TOCセクター0のリンク形態の説明図である。
【図5】ステレオ録音モードとモノラル録音モードの記録フォーマットを示す説明図である。
【図6】モノラル録音モードによる記録時における最後のクラスタについての信号処理例を示す説明図である。
【図7】本実施の形態の録音モード自動切り換え記録の動作を示す説明図である。
【図8】管理可能な最大トラック数の使用にまで至る状況となった場合の、録音モード自動切り換え記録における動作を示す説明図である。
【図9】本実施の形態としての管理可能な最大トラック数の使用にまで至る状況となった場合の、録音モード自動切り換え記録における動作を示す説明図である。
【図10】本実施の形態としての管理可能な最大トラック数の使用にまで至る状況となった場合の、録音モード自動切り換え記録における動作を示す説明図である。
【図11】本実施の形態の録音モード自動切り換え記録のための処理動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
3,33 光学ヘッド、8 エンコード/デコード部、11 MDコントローラ、12 メモリコントローラ、13 バッファメモリ、14 エンコード/デコード部、19 操作部、20 表示部、21 システムコントローラ、37 デコーダ、61 FM/AMチューナ部
Claims (2)
- 記録媒体に1または複数のチャンネルで信号を記録する記録手段と、
入力される2のチャンネル信号の差分信号を抽出する差分抽出手段と、
上記抽出された差分信号が所定値以下であることを判別する差分信号値判別手段と、
上記差分信号値判別手段による判別結果に基づいて、上記記録媒体への記録チャンネル数を変化させる制御手段と、
入力される信号の信号レベルが所定値以下であることを検出する入力信号レベル検出手段と、
期間を計時する計時手段と
を備え、
上記制御手段は、上記入力信号レベル検出手段による検出が所定期間継続したと判別された場合に上記記録媒体への記録チャンネル数を減じる
ことを特徴とする記録装置。 - 入力される2のチャンネル信号の差分信号を抽出し、
上記抽出された差分信号が所定値以下であるか否かを判別し、
上記差分信号が所定値以下である場合には記録媒体へ記録チャンネル数を減じて記録し、
入力される信号の信号レベルが所定値以下であることを検出するとともに、その期間を計時し、
上記入力信号レベルが所定値以下である検出が所定期間継続したと判別された場合に上記記録媒体への記録チャンネル数を減じる
ことを特徴とする記録方法。
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