JPH11328932A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH11328932A
JPH11328932A JP13530098A JP13530098A JPH11328932A JP H11328932 A JPH11328932 A JP H11328932A JP 13530098 A JP13530098 A JP 13530098A JP 13530098 A JP13530098 A JP 13530098A JP H11328932 A JPH11328932 A JP H11328932A
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JP
Japan
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recording
disk
recording medium
medium
data
Prior art date
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JP13530098A
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English (en)
Inventor
Junichi Aramaki
純一 荒牧
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録データの時間軸的欠落の無い連続的な記
録を複数のディスクに跨って行えるようにする。 【解決手段】 或るディスクに対する記録が終了した
ら、記録データが一旦蓄積されるバッファメモリに対す
る記録データの蓄積は継続させながら、ディスクへの記
録のためのデータ読み出し(ディスク書き込みポイン
タ)は停止させる。そして、新たなディスクが装填され
たら、上記ディスク書き込みポインタを起動してディス
クへのデータ書き込みを再開する。これにより、交換前
と交換後のディスクに記録されるデータには、連続性が
得られることになって、情報が欠落しないようにされ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録装置に関するも
のであり、例えば、オーディオデータなどの情報を記録
データとして記録媒体などに記録することのできる記録
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば楽曲等のオーディオデータ
を記録再生可能なシステムとしては、テープカセットレ
コーダーの他、DATやMD(ミニディスク)システム
が普及してきている。
【0003】このような記録再生システムでは、いわゆ
るリムーバブルメディアであり、記録媒体は装置に対し
て交換可能とされている。このため、例えばいわゆるエ
アチェックといわれる放送番組の録音などを行う際に、
その番組が記録媒体の録音可能時間を越えるような場合
には、ユーザは、録音用の記録媒体を交換して録音を行
っていくことになる。つまり、これまで装置に装填して
いた記録媒体に対する録音が終了したら、この記録媒体
を装置からイジェクト(排出)し、次の録音用の記録媒
体を新たに装填して再度録音操作を行っていくという作
業をするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
にして記録媒体を交換している間は記録媒体に対する録
音は行われないのでこの間の情報が欠落し、実際には録
音内容が連続しないものとなってしまう。そして、この
ようにして録音が行われた複数の記録媒体を再生したと
きには、当然のこととして、録音時において記録媒体の
交換を行っていた期間分の録音内容は消失していること
になる。このようにして記録情報の連続性が失われるこ
とは、ユーザからしてみればできるだけ避けられること
が好ましい。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は上記した
課題を考慮して、記録時において記録媒体を交換した場
合にも、交換前と交換後の記録媒体にわたって記録され
たデータ間で、その内容に関して欠落がないようにす
る、即ち、連続性が得られるようにすることを目的とす
るものである。
【0006】このため、記録可能位置に対する記録媒体
の装填及び排出が可能とされると共に、供給されたデー
タが一時蓄積される蓄積手段を備えて、この蓄積手段か
ら読み出したデータを記録可能位置に装填されている記
録媒体に記録するようにされた記録装置として次のよう
に構成することとした。即ち、現在、記録可能位置にて
記録が行われている記録媒体の記録可能領域に対するデ
ータ記録が終了したか否かを判別する記録終了検出手段
と、記録可能位置に対して新たに記録媒体が装填された
ことを判別する装填判別手段と、記録媒体に記録するた
めに読み出すべき蓄積手段内のデータを指定する媒体書
込ポインタの停止、及び起動を行うことのできる媒体書
込ポインタ設定手段と、少なくとも、記録終了検出手段
によりデータ記録の終了が判別された場合には、媒体書
込ポインタ設定手段により媒体書込ポインタを停止させ
るためのポインタ停止制御と、記録可能位置から記録媒
体を排出させるための媒体排出制御と、これら各制御と
並行して、上記蓄積手段に対するデータの蓄積は継続さ
せるためのデータ蓄積継続制御を実行し、上記媒体排出
制御の後に、上記装填判別手段により新たに記録媒体が
装填されたことが判別された場合には、媒体書込ポイン
タ設定手段により媒体書込ポインタを起動させるポイン
タ起動制御と、この起動された媒体書込ポインタにより
指定されるデータ蓄積手段内のデータを記録媒体に記録
していく記録制御とを実行可能に構成された制御手段と
を備えるようにしたものである。
【0007】上記構成によれば、或る記録媒体に対する
記録が終了してこの記録媒体を記録可能位置から排出し
て新たに次の記録媒体を装填するまでの間は、データが
蓄積される蓄積手段において、媒体書込ポインタが停止
されて記録媒体へ書き込むべきデータの読み出しは停止
される一方で、データの蓄積は継続される。これによ
り、上記或る記録媒体に記録されたデータに続くべき内
容のデータは、蓄積手段にて保持される状態が得られ
る。そして、次の記録媒体が装填されたときには、媒体
書込ポインタを再度起動させて記録媒体へのデータ記録
が再開される。これにより、交換前と交換後の記録媒体
とでは、その内容が連続した記録データが記録されるこ
とになる。
【0008】
【発明の実施の形態】以降、本発明の実施の形態として
の例を図面を参照して説明する。本実施の形態の記録装
置としては光磁気ディスクであるMD(ミニディスク)
に対応して記録再生を行うことのできる記録再生装置に
搭載されている場合を例に挙げることとする。また、本
実施の形態の記録再生装置としては、ディスクを複数枚
収納して選択的に記録再生することのできる、いわゆる
チェンジャ機能を有しているものとされている。説明は
次の順に行う。 1.記録再生装置 2.クラスタフォーマット 3.U−TOC 4.ディスク上の記録状態例 5.第1の実施の形態 5−1.シームレス録音 5−2.シームレス再生 6.第2の実施の形態 6−1.ディスクチェック処理 6−2.シームレス録音 7.第3の実施の形態
【0009】まず図1によりミニディスク記録再生装置
の構成について説明する。この図に示す構成は、後述す
る第1〜第3の実施の形態として共通の構成を採るもの
とされる。
【0010】音声データの記録再生が可能とされるディ
スク90は、記録再生可能位置にてチャッキングされた
状態でスピンドルモータ2により回転駆動される。そし
てディスク90に対しては記録/再生時に光学ヘッド3
によってレーザ光が照射される。
【0011】光学ヘッド3は、記録時には記録トラック
をキュリー温度まで加熱するための高レベルのレーザ出
力を行ない、また再生時には磁気カー効果により反射光
からデータを検出するための比較的低レベルのレーザ出
力を行なう。このため、光学ヘッド3にはレーザ出力手
段としてのレーザダイオード、偏光ビームスプリッタや
対物レンズ等からなる光学系、及び反射光を検出するた
めのディテクタが搭載されている。対物レンズ3aは2
軸機構4によってディスク半径方向及びディスクに接離
する方向に変位可能に保持されている。
【0012】また、ディスク90を挟んで光学ヘッド3
と対向する位置に磁気ヘッド6aが配置されている。磁
気ヘッド6aは供給されたデータによって変調された磁
界をディスク90に印加する動作を行なう。光学ヘッド
3全体及び磁気ヘッド6aは、スレッド機構5によりデ
ィスク半径方向に移動可能とされている。
【0013】再生動作によって、光学ヘッド3によりデ
ィスク90から検出された情報はRFアンプ7に供給さ
れる。RFアンプ7は供給された情報の演算処理によ
り、再生RF信号、トラッキングエラー信号TE、フォ
ーカスエラー信号FE、グルーブ情報(光磁気ディスク
90にプリグルーブ(ウォブリンググルーブ)として記
録されている絶対位置情報)GFM等を抽出する。抽出
された再生RF信号はエンコーダ/デコーダ部8に供給
される。また、トラッキングエラー信号TE、フォーカ
スエラー信号FEはサーボ回路9に供給され、グルーブ
情報GFMはアドレスデコーダ10に供給される。
【0014】サーボ回路9は供給されたトラッキングエ
ラー信号TE、フォーカスエラー信号FEや、マイクロ
コンピュータにより構成されるシステムコントローラ1
1からのトラックジャンプ指令、アクセス指令、スピン
ドルモータ2の回転速度検出情報等により各種サーボ駆
動信号を発生させ、2軸機構4及びスレッド機構5を制
御してフォーカス及びトラッキング制御を行ない、また
スピンドルモータ2を一定線速度(CLV)に制御す
る。
【0015】アドレスデコーダ10は供給されたグルー
ブ情報GFMをデコードしてアドレス情報を抽出する。
このアドレス情報はシステムコントローラ11に供給さ
れ、各種の制御動作に用いられる。また再生RF信号に
ついてはエンコーダ/デコーダ部8においてEFM復
調、CIRC等のデコード処理が行なわれるが、このと
きアドレス、サブコードデータなども抽出され、システ
ムコントローラ11に供給される。
【0016】エンコーダ/デコーダ部8でEFM復調、
CIRC等のデコード処理された音声データ(セクター
データ)は、メモリコントローラ12によって一旦バッ
ファメモリ13に書き込まれる。なお、光学ヘッド3に
よるディスク90からのデータの読み取り及び光学ヘッ
ド3からバッファメモリ13までの系における再生デー
タの転送は1.41Mbit/secで、しかも通常は再生音声とし
ての実時間にあわせるために、間欠的に行なわれる。
【0017】エンコーダ/デコーダ部8から出力され、
バッファメモリ13に書き込まれたデータは、再生デー
タの転送が0.3Mbit/sec となるタイミング(つまり再生
音声としての実時間にあったタイミング)で読み出さ
れ、エンコーダ/デコーダ部14に供給される。そし
て、音声圧縮処理に対するデコード処理等の再生信号処
理を施され、44.1KHzサンプリング、16ビット
量子化のデジタルオーディオ信号とされる。
【0018】エンコーダ/デコーダ部14から出力され
るデジタルオーディオ信号は、D/A変換器15によっ
てアナログ信号とされ、出力処理部16でレベル調整、
インピーダンス調整等が行われてライン出力端子17か
らアナログオーディオ信号Aoutとして外部機器に対
して出力されたり、ヘッドホン出力HPoutとして端
子部27に接続されるヘッドホンに供給される。
【0019】また、エンコーダ/デコーダ部14でデコ
ードされた状態のデジタルオーディオ信号は、デジタル
インターフェース部22に供給されることで、デジタル
出力端子21からデジタルオーディオ信号Doutとし
て外部機器に出力することもできる。例えば光ケーブル
による伝送形態で外部機器に出力される。
【0020】光磁気ディスク90に対して記録動作が実
行される際には、ライン入力端子18に供給された記録
信号(アナログオーディオ信号Ain)は、A/D変換
器19によってデジタルデータとされた後、エンコーダ
/デコーダ部14に供給され、音声圧縮エンコード処理
を施される。または外部機器からデジタル入力端子20
にデジタルオーディオ信号Dinが供給された場合は、
デジタルインターフェース部22で制御コード等の抽出
が行われるとともに、そのオーディオデータがエンコー
ダ/デコーダ部14に供給され、音声圧縮エンコード処
理を施される。なお図示していないがマイクロホン入力
端子を設け、マイクロホン入力を記録信号として用いる
ことも当然可能である。
【0021】エンコーダ/デコーダ部14では、44.
1KHzサンプリング、16ビット量子化のデジタルオ
ーディオ信号に対して、データ量を約1/4とするデー
タ圧縮を行う。エンコーダ/デコーダ部14によって圧
縮された記録データはメモリコントローラ12によって
一旦バッファメモリ13に書き込まれて蓄積されていっ
た後、所定量のデータ単位毎に読み出されてエンコーダ
/デコーダ部8に送られる。そしてエンコーダ/デコー
ダ部8でCIRCエンコード、EFM変調等のエンコー
ド処理された後、磁気ヘッド駆動回路6に供給される。
【0022】ここで、記録時におけるバッファメモリ1
3に対するアドレスポインタとしては、エンコーダ/デ
コーダ部14にて圧縮された記録データをバッファメモ
リ13が読み込むための「メモリ読み込みポインタ」
と、バッファメモリ13に蓄積されたデータをエンコー
ダ/デコーダ部8に伝送して、最終的にはディスク90
に書き込む(記録する)ため、バッファメモリ13から
のデータ読み出し位置を指定する「ディスク書き込みポ
インタ」とが設定される。これら「メモリ読み込みポイ
ンタ」と「ディスク書き込みポインタ」はシステムコン
トローラ11によって設定される。
【0023】磁気ヘッド駆動回路6はエンコード処理さ
れた記録データに応じて、磁気ヘッド6aに磁気ヘッド
駆動信号を供給する。つまり、光磁気ディスク90に対
して磁気ヘッド6aによるN又はSの磁界印加を実行さ
せる。また、このときシステムコントローラ11は光学
ヘッドに対して、記録レベルのレーザ光を出力するよう
に制御信号を供給する。
【0024】操作部23には、記録/再生/編集動作等
をユーザーが指示するための各種の操作キーが設けられ
ている。具体的には、再生キー、記録キー、停止キー、
AMS/サーチキー、一時停止キー、編集モードキー、
編集操作キー等が設けられ、またディスクタイトルやト
ラックネームの入力や、その他情報入力のための操作子
等が設けられる。編集動作としては、トラックネーム入
力、ディスクネーム入力、トラック分割、トラック連
結、トラック移動(再生順としてのトラックナンバの変
更)、トラック消去などが可能とされており、これらの
編集動作の指示のために必要な操作子が設けられてい
る。また、本実施の形態においては、後述するシームレ
ス録音及びシームレス再生に関連する所要の動作を実行
させるための各種キーも設けられているものとされる。
【0025】操作部23における各種の操作キーやダイ
ヤルによる操作情報はシステムコントローラ11に供給
され、システムコントローラ11は操作情報に応じた動
作制御を実行することになる。
【0026】また表示部24は例えば機器筺体上に設け
られるもので、この表示動作はシステムコントローラ1
1によって制御される。即ちシステムコントローラ11
は表示動作を実行させる際に表示すべきデータを表示部
24内の表示ドライバに送信する。表示ドライバは供給
されたデータに基づいて液晶パネルなどによる表示ディ
スプレイを駆動し、所要の数字、文字、記号などの表示
を実行させる。
【0027】システムコントローラ11は、CPU、プ
ログラムROM、ワークRAM、インターフェース部等
を備えたマイクロコンピュータとされ、上述してきた各
種動作の制御を行う。
【0028】また、特に後述する第2の実施の形態の構
成としてのシームレス録音/再生に対応する場合には、
ブランクディスクメモリ25が設けられる。このブラン
クディスクメモリ25には、チェンジャ機構部30に収
納されているディスク90のうち、ブランクディスクで
あるディスク90が識別可能な情報が格納される。
【0029】ところで、ディスク90に対して記録/再
生動作を行なう際には、ディスク90に記録されている
管理情報、即ちP−TOC(プリマスタードTOC)、
U−TOC(ユーザーTOC)を読み出す必要がある。
システムコントローラ11はこれらの管理情報に応じて
ディスク90上の記録すべきエリアのアドレスや、再生
すべきエリアのアドレスを判別することとなる。この管
理情報はバッファメモリ13に保持される。そして、シ
ステムコントローラ11はこれらの管理情報を、ディス
ク90が装填された際に管理情報の記録されたディスク
の最内周側の再生動作を実行させることによって読み出
し、バッファメモリ13に記憶しておき、以後そのディ
スク90に対する記録/再生/編集動作の際に参照でき
るようにしている。
【0030】また、U−TOCはデータの記録や各種編
集処理に応じて書き換えられるものであるが、システム
コントローラ11は記録/編集動作のたびに、U−TO
C更新処理をバッファメモリ13に記憶されたU−TO
C情報に対して行ない、その書換動作に応じて所定のタ
イミングでディスク90のU−TOCエリアについても
書き換えるようにしている。なお、U−TOCデータの
書換で実現できる編集処理とは、上記したトラックネー
ム入力、ディスクネーム入力、トラック分割、トラック
連結、トラック移動、トラック消去などである。
【0031】また、この図に示す記録再生装置はチェン
ジャ機能を有することから、チェンジャ機構部30を備
える。このチェンジャ機構部30には、所定の複数枚の
ディスク90,90・・・を所定の収納位置に収納する
ことができる構造を有すると共に、記録再生可能位置に
対して装填されているディスク90をイジェクトして、
元の収納位置に対して収納させる動作と、収納状態にあ
る複数枚のディスク90のうちから、選択された1枚の
ディスク90を記録再生可能位置に対してローディング
されるようにして装填させる動作とを行う搬送機構を備
えて構成されるものである。このような搬送機構の動作
は、システムコントローラ11によって制御される。
【0032】また、後述する本実施の形態のシームレス
記録に際しては、システムコントローラ11が、記録再
生可能位置に対するディスクの装填が完了されたか否か
判別する必要があるが、これに関しては、例えば、チェ
ンジャ機構部30に対して、記録再生可能位置における
ディスクの有無を検出可能な所定の検出機構や検出素子
を設け、ここで得られる検出情報をシステムコントロー
ラ11が入力して判別を行うようにしてもよいし、光学
ヘッド3側における信号の読み取り動作を利用してディ
スクの有無を検出するようにしてもよいものである。
【0033】2.クラスタフォーマット ここで光磁気ディスク90の記録データトラックのクラ
スタフォーマットについて説明する。ミニディスクシス
テムにおける記録動作はクラスタという単位で行われる
が、このクラスタのフォーマットは図2に示される。ミ
ニディスクシステムでの記録トラックとしては図2のよ
うにクラスタCLが連続して形成されており、1クラス
タが記録時の最小単位とされる。1クラスタは2〜3周
回トラック分に相当する。
【0034】そして1クラスタCLは、セクターSFC〜
SFFとされる4セクターのサブデータ領域と、セクター
S00〜S1Fとして示す32セクターのメインデータ領域
から形成されている。メインデータとは、オーディオ用
の場合はATRAC処理により圧縮されたオーディオデ
ータとなる。1セクタは2352バイトで形成されるデ
ータ単位である。4セクターのサブデータ領域はサブデ
ータやリンキングエリアとしてなどに用いられ、TOC
データ、オーディオデータ等の記録は32セクターのメ
インデータ領域に行なわれる。リンキングエリアのセク
ターは、エラー訂正処理を施す際にCD等で採用されて
いる1セクター長(13.3msec)と比較して今回採用したC
IRCのインターリーブ長が長いので、そのつじつまを
あわせる為に設けられている捨てセクタであり、基本的
にはリザーブエリアとされるが、これらのセクターは何
らかの処理や何らかの制御データの記録に用いることも
可能である。なお、アドレスは1セクター毎に記録され
る。
【0035】また、セクターはさらにサウンドグループ
という単位に細分化され、2セクターが11サウンドグ
ループに分けられている。つまり図示するように、セク
ターS00などの偶数セクターと、セクターS01などの奇
数セクターの連続する2つのセクターに、サウンドグル
ープSG00〜SG0Aが含まれる状態となっている。1つ
のサウンドグループは424バイトで形成されており、
11.61msec の時間に相当する音声データ量となる。1つ
のサウンドグループSG内にはデータがLチャンネルと
Rチャンネルに分けられて記録される。例えばサウンド
グループSG00はLチャンネルデータL0とRチャンネ
ルデータR0で構成され、またサウンドグループSG01
はLチャンネルデータL1とRチャンネルデータR1で
構成される。なお、Lチャンネル又はRチャンネルのデ
ータ領域となる212バイトをサウンドフレームとよん
でいる。
【0036】3.U−TOC 光磁気ディスク90には、上記図2にて説明したような
クラスタフォーマットが全領域にわたって形成される
が、半径方向に分割されるエリアとして最内周側が管理
領域とされ、その管理領域に続いてプログラム領域が形
成される。なお、ディスク最内周側は位相ピットにより
再生専用データが記録される再生専用領域が設けられ、
その再生専用領域に続いて光磁気記録再生可能な光磁気
領域が形成される。上記管理領域は、再生専用領域と、
光磁気領域の最内周部分となる。
【0037】光磁気領域の管理領域に続いてプログラム
領域が形成されるが、そのプログラム領域においては、
上記図2のメインデータ領域としての各セクターにオー
ディオデータが記録されていく。一方、管理領域とし
て、再生専用領域にはディスク全体のエリア管理等を行
うP−TOC(プリマスタードTOC)が設けられ、そ
れに続く光磁気領域での管理領域に、プログラム領域に
記録された各プログラム(楽曲等)を管理する目録情報
(U−TOC:所謂user table of contents)が記録さ
れる。
【0038】ここで、光磁気ディスク90においてトラ
ック(楽曲等)の記録/再生動作などの管理を行なう管
理情報として、U−TOCセクターについて説明する。
図3はU−TOCセクター0のフォーマットを示すもの
である。なお、U−TOCセクターとしてはセクター0
〜セクター31まで設けることができる。つまり管理領
域における1クラスタの各セクター(S00〜S1F)を用
いることができる。そしてセクター1,セクター4は文
字情報、セクター2は録音日時を記録するエリアとされ
る。U−TOCセクター0は、主にユーザーが録音を行
なった楽曲や新たに楽曲が録音可能なフリーエリアにつ
いての管理情報が記録されているデータ領域とされる。
即ちセクター0ではプログラム領域に記録されている各
プログラムの起点(スタートアドレス)、終点(エンド
アドレス)や、各プログラムの性格(トラックモード)
としてのコピープロテクト情報、エンファシス情報等が
管理されている。
【0039】例えばディスク1に或る楽曲の録音を行な
おうとする際には、システムコントローラ11は、U−
TOCセクター0からディスク上のフリーエリアを探し
出し、ここに音声データを記録していくことになる。ま
た、再生時には再生すべき楽曲が記録されているエリア
をU−TOCセクター0から判別し、そのエリアにアク
セスして再生動作を行なう。
【0040】図3に示すようにU−TOCセクター0に
は、12バイトでシンクパターンが形成されるヘッダ部
に続いて、当該セクターのアドレスとして3バイトのデ
ータ(「Cluster H 」「Cluster L 」「SECTOR」)と、
ディスクの製造元を示すメーカコード(「maker cod
e」)とモデルコード(「model code」)、最初のプロ
グラム番号(「First TNO 」)、最後のプログラム番号
(「Last TNO」)、セクター使用状況(「used sector
s」)、ディスクシリアル番号(「disc serial N
o」)、ディスクID等が記録されている。
【0041】更にディスク上に生じた欠陥位置情報を格
納するスロットの先頭位置を示すポインタP-DFA (Poin
ter for defective area)と、スロットの使用状況を示
すポインタP-EMPTY (pointer for Empty slot)、記録
可能領域を管理するスロットの先頭位置を示すポインタ
P-FRA (Pointer for Freely area )、各プログラム番
号に対応したスロットの先頭位置を各々示すポインタP-
TNO1,P-TNO2,.............,P-TNO255から構成される対
応テーブル指示データ部が記録されている。
【0042】続いて各8バイトのスロットが255個設
けられている管理テーブル部が設けられる。各スロット
にはスタートアドレス、エンドアドレス、トラックモー
ド、リンク情報が管理されている。本例の光磁気ディス
ク90は、記録媒体上にデータを必ずしも連続した形態
で記録しなくてもよく、シーケンシャルなデータ列を記
録媒体上で離散して(複数のパーツとして)記録しても
いいことになっている(なおパーツとは時間的に連続し
たデータが物理的に連続したクラスタに記録されている
部分を指す)。
【0043】すなわちディスク90に適応される再生装
置(図1のMDレコーダ1)では上述のようにデータを
一旦バッファメモリ13に蓄積することと、バッファメ
モリ13への書込レートと読出レートを変えるようにし
たので、光学ヘッド3をディスク90上に離散的に記録
されたデータに順次アクセスさせてはバッファメモリ1
3にデータを蓄積させることで、バッファメモリ13上
ではシーケンシャルなデータ列に復元して再生すること
ができる。このように構成しても再生時のバッファメモ
リ13への書込レートを読出レートより早くしているの
で連続した音声再生が妨げられる事はない。
【0044】また、既に記録済みのプログラムの上に記
録済みのプログラムより短いプログラムを上書きして
も、余った部分を消去することなく記録可能領域(ポイ
ンタP-FRA から管理される領域)として指定することで
効率よく記録容量を使用することができる。
【0045】記録可能領域を管理するポインタP−FR
Aの例を用いて離散的に存在するエリアの結合方法につ
いて図4を参照して説明する。記録可能領域を管理する
スロットの先頭位置を示すポインタP-FRA に例えば03h
( hexia-decimal) という値が記録されたとすると、続
いてこの「03h 」に対応するスロットがアクセスされ
る。即ち管理テーブル部におけるスロット03hのデー
タが読み込まれる。スロット03hに記録されているス
タートアドレス及びエンドアドレスデータはディスク上
に記録された1つのパーツの起点と終点を示す。スロッ
ト03hに記録されているリンク情報は次に続くべきス
ロットのアドレスを示しており、この場合は18hが記
録されている。スロット18hに記録されているリンク
情報を次にたどってスロット2Bhをアクセスしスロッ
ト2Bhに記録されているスタートアドレス及びエンド
アドレスとしてディスクの1つのパーツの起点と終点を
把握する。さらに同様にリンク情報として「00h」の
データが現われる迄リンク情報をたどっていくことで、
ポインタP-FRA から管理される全パーツのアドレスを把
握できる。
【0046】このようにポインタP-FRA によって指示さ
れるスロットを起点にリンク情報がnull(=00h)に
なるまでスロットを辿り、ディスク上に離散的に記録さ
れたパーツをメモリ上でつなげることが可能となる。こ
の場合、ディスク90上の記録可能領域としての全パー
ツが把握できる。この例ではポインタP-FRA を例に説明
したがポインタP-DFA 、P-EMPTY 、P-TNO1,P-TNO
2,.............,P-TNO255も同様に離散的に存在するパ
ーツを結合して管理する。
【0047】続いて図5にU−TOCセクター1のフォ
ーマットを示す。U−TOCセクター1では、プログラ
ム領域に記録されている各プログラムに対応する文字情
報や、光磁気ディスク全体に対応する文字情報(例えば
ディスクタイトル)が管理されている。ディスクタイト
ルとは、記録されるプログラムがオーディオデータの場
合はアルバムタイトル、演奏者名等の情報になり、各プ
ログラムに対応する文字情報とは例えば曲名などとな
る。これらの文字情報はユーザーが任意に文字を設定し
て入力し、登録されるものである。各プログラム毎の文
字情報は、対応テーブル指示データのポインタP-TNA(x)
(xは1から255) によって指示される文字テーブル
内のスロットに記録されている。1つのスロットには7
バイトの文字情報が記録できるが、文字数が多い場合は
リンク情報を用いて複数のスロットを連結して記録を行
うことができる。
【0048】なお、更にU−TOCセクター2ではプロ
グラム領域に記録されている各プログラム毎の記録日時
が同様な形態で管理されている。また、U−TOCセク
ター4に関してはプログラム領域に記録されている各プ
ログラムのタイトル、光磁気ディスク全体のタイトル等
の文字情報のフォントとしてカタカナ、漢字が使用でき
るように図4と同様な形態で管理が行われる。
【0049】4.ディスク上の記録状態例 ここで、ディスク1のエリア構造を説明し、P−TO
C、U−TOCにより管理される記録状態例を述べる。
図5はディスク1のエリア構造をその半径方向に模式的
に示したものである。光磁気ディスクの場合、大きくわ
けて図5にピットエリアとして示すようにエンボスピッ
トによりデータが記録されているエリアと、いわゆる光
磁気エリアとされてグルーブ(溝)が設けられているグ
ルーブエリアに分けられる。
【0050】ここでピットエリアとしてはP−TOCが
繰り返し記録されており、このP−TOCにおいて、U
−TOCの位置がU−TOCスタートアドレスUSTA
として示され、また、リードアウトスタートアドレスL
OA 、レコーダブルユーザーエリアスタートアドレスR
STA 、パワーキャリブレーションエリアスタートアド
レスPCA 等、図4に示す各アドレス位置が示されてい
ることになる。
【0051】このディスク1の最内周側のピットエリア
に続いてグルーブエリアが形成されるが、このグルーブ
エリア内のうちP−TOC内のリードアウトスタートア
ドレスLOA として示されるアドレスまでのエリアが、
記録可能なレコーダブルエリアとされ、以降はリードア
ウトエリアとされている。さらにこのレコーダブルエリ
アのうち、実際に音楽等のデータが記録されるレコーダ
ブルユーザーエリアは、レコーダブルユーザーエリアス
タートアドレスRSTA から、リードアウトスタートア
ドレスLOA の直前の位置までとなる。
【0052】そして、グルーブエリア内においてレコー
ダブルユーザーエリアスタートアドレスRSTA より前
となるエリアは、記録再生動作のための管理エリアとさ
れ、上記したU−TOCが記録され、またパワーキャリ
ブレーションエリアスタートアドレスPCA として示さ
れる位置から1クラスタ分がレーザーパワーのキャリブ
レーションエリアとして設けられる。U−TOCはこの
記録再生動作のための管理エリア内においてU−TOC
スタートアドレスUSTA に示される位置から3クラス
タ(1クラスタ=36セクター)連続して記録される。
【0053】実際の音声データは例えば図5に例示する
ように、レコーダブルユーザーエリアに記録される。こ
の場合、4曲のトラック(楽曲)M1 〜M4 が記録され
ている場合を示している。まずアドレスA0 〜A1 のパ
ーツとして第1曲目となるトラックM1 が記録され、ま
た第2曲目となるトラックM2 はアドレスA2 〜A3 の
パーツに記録された序盤部分M2-1 とアドレスA6 〜A
7 のパーツに記録された終盤部分M2-2 にわかれて記録
されている。また、第3曲目となるトラックM3 はアド
レスA4 〜A5 のパーツに記録され、第4曲目となるト
ラックM4 はアドレスA8 〜A9 のパーツに記録されて
いる。この状態で、まだ楽曲の記録されていないフリー
エリアはアドレスA10〜A11のパーツとなる。
【0054】次に、図5の状態でのU−TOCデータ例
を図6に示す。なお、この図において、U−TOC内の
テーブルポインタやリンク情報としての1バイトデータ
が『00h』とされている部分、及びスタートアドレ
ス、エンドアドレスとしての3バイトデータが『000
000h』とされている部分については、『−』と表記
して示している。さらに、ディスク1上でのレコーダブ
ルユーザーエリアに欠陥は無いものとし、従ってテーブ
ルポインタP-DFA は『00h』とされている。
【0055】図5の記録状態では、テーブルポインタP-
FRA はフリーエリアを管理するため、例えばこの場合、
テーブルポインタP-FRA に(06h)というパーツテー
ブルが示されているとすると、これに対応してパーツテ
ーブル(06h)には、図6でのフリーエリアとなるパ
ーツについての情報が示されている。つまりアドレスA
10がスタートアドレス、アドレスA11がエンドアドレス
として示される。なお、この場合他のフリーエリアパー
ツは存在しないため、パーツテーブル(06h)のリン
ク情報は『00h』とされる。
【0056】また第1トラックM1 についてはテーブル
ポインタP-TNO1に示される(01h)のパーツテーブル
においてそのスタートアドレスA0 及びエンドアドレス
A1が示される。トラックM1 は1つのパーツとして記
録されているため、パーツテーブル(01h)のリンク
情報は『00h』とされている。
【0057】第2トラックM2 については、テーブルポ
インタP-TNO2に示される(02h)のパーツテーブルに
おいてそのスタートアドレスA2 及びエンドアドレスA
3 が示されている。ただしトラックM2 は2つのパーツ
(M2-1 とM2-2 )に別れて記録されており、アドレス
A2 及びアドレスA3 はトラックM2 の序盤部分(M2-
1 )のパーツを示すのみである。そこでパーツテーブル
(02h)のリンク情報として例えばパーツテーブル
(04h)が示され、パーツテーブル(04h)には終
盤部分(M2-2 )のパーツを示すべく、スタートアドレ
スA6 及びエンドアドレスA7 が記録されている。以降
リンクは不要であるためパーツテーブル(04h)のリ
ンク情報は『00h』とされている。
【0058】第3トラックM3 ,第4トラックM4 につ
いてもそれぞれテーブルポインタP-TNO3,P-TNO4を起点
として得られるパーツテーブルによってそのパーツ位置
が管理されている。なお、4曲しか録音されていないた
め、テーブルポインタP-TNO5〜P-TNO255までは使用され
ておらず『00h』とされている。また、使用していな
いパーツテーブルを示すテーブルポインタP-EMPTY は、
この場合パーツテーブル(07h)を示しており、パー
ツテーブル(07h)からパーツテーブル(FFh)ま
での全ての未使用のパーツテーブルがリンク情報によっ
てリンクされている。
【0059】ところで、本実施の形態においては、後述
するようにしてシームレス録音を行う場合に、所要の段
階で記録再生可能位置に装填されたディスク90がブラ
ンクディスクであるか否かをチェックするのであるが、
ここで、ディスク90がブランクディスクであるときの
U−TOCデータ(U−TOCセクター0)上での管理
状態例について、図7に示す。なお、本明細書において
「ブランクディスク」とは、図5に示したレコーダブル
ユーザーエリアが全てフリーエリアとして管理されて、
記録データが全くの未記録状態であると見なされるディ
スクをいうものとされる。
【0060】図7に示すようにして、ディスク90がブ
ランクディスクの場合には、トラック1〜トラック25
5に対応するテーブルポインタP-TNO1〜255 には、全て
『00h』が格納される。そして、テーブルポインタP-
FRA には『01h』が格納されて、パーツテーブル(0
1h)には、フリーエリアとしてのスタートアドレスA
0、エンドアドレスA11が格納されている。アドレスA0
及びアドレスA11は、図5に示したレコーダブルユーザ
エリアのスタートアドレスとエンドアドレスである。こ
のようにして、ディスクのレコーダブルユーザエリアが
全てフリーエリアとされていることが示される。また、
この場合のテーブルポインタP-EMPTY には、『02h』
が格納されて、パーツテーブル(02h)からパーツテ
ーブル(FFh)までのすべての未使用パーツテーブル
がリンク情報によってリンクされることになる。
【0061】上記図7に示すU−TOCセクター0のデ
ータ内容を有するディスクとしては、いわゆるバージン
ディスクといわれる、これまで全くオーディオデータの
記録が行われていない新品のディスクの他、一旦データ
は記録されたが、いわゆるオールイレーズといわれる編
集により、ディスクに記録された全データが消去された
ものとしてU−TOC上で管理されている状態のディス
クが挙げられる。
【0062】5.第1の実施の形態 5−1.シームレス録音 上記構成による本実施の形態の録再生装置では、記録再
生可能位置に対して装填されるディスク90が交換され
る際にも、交換前と交換後のディスクとで録音される音
声に内容的な途切れが内容にしてデータ記録を行う、
「シームレス録音」を行うことが可能とされている。こ
の「シームレス録音」は、概略的には、入力された記録
データがディスク90に記録されるまでの過程におい
て、バッファメモリ13に対して一旦蓄積されることを
利用するものであるが、以降、第1の実施の形態として
のシームレス録音について、図8のフローチャートを参
照して説明する。
【0063】シームレス録音に先だっては、例えばユー
ザはシームレス録音に用いる2枚以上のディスク90を
チェンジャ機構30に収納しておくようにする。この
際、本実施の形態において、シームレス録音に使用する
ディスク90としては、ブランクディスクを使用するよ
うに指定が行われているものとされる。
【0064】本発明によるシームレス録音としては、記
録対象がブランク状態である必要は必ずしも無いのであ
るが、本実施の形態において、ブランク状態ではないデ
ィスクに対してシームレス録音を行っていった場合に
は、次のような不都合が生じる。先ず、ユーザにしてみ
れば、シームレス録音を行った複数のディスクには、シ
ームレス録音により記録された内容と、このシームレス
録音以外の機会に録音された内容とが混在することにな
る。このため、ユーザにとってディスクライブラリの管
理が容易でなくなるということが挙げられる。また、シ
ームレス録音されたディスクを、後述するようにしてシ
ームレス再生(ディスク交換時にも再生音声が途切れな
いようにする再生)を行う場合には、上記のようにして
異なる機会に録音された内容が混在している中から、少
なくとも、シームレス再生すべきデータを特定するため
の識別情報をディスクに記録し、この情報に基づいて再
生動作を管理するための構成が装置側においては必要と
なる。本実施の形態では、このような事情を考慮してブ
ランクディスクをシームレス録音に使用するものとした
ことで、ユーザのデータライブラリの管理を容易にし、
シームレス再生時における装置の処理負担を軽減するよ
うにしている。
【0065】ここで、ユーザによって録音(シームレス
記録)開始のための操作が操作部23に対して行われた
とすると、図8のステップS101に示すようにして、
シームレス記録として最初に録音すべきディスク90に
対する記録データの記録が開始される。この際、システ
ムコントローラ11は、チェンジャ機構30に収納され
ている複数のディスクのうちから、最初に録音すべきデ
ィスク90を選択して、記録再生可能位置に対してロー
ディング(装填)して回転駆動させ、この状態で記録が
行われていくように制御を実行する。このとき、最初に
録音対象となるディスク90の選択は、ユーザの指定操
作により行われるようにしてもよいし、チェンジャ機構
30におけるディスク収納位置に対して与えられている
とされる連番(収納位置番号)に従って、最も若い番号
のディスク収納位置に収納されているディスクが自動的
にローディングされるようにすることも考えられる。な
お、ディスク収納位置の番号に従って最初のディスクを
選択する場合には、後述するディスクチェック(ブラン
クディスクのチェック)の処理を行い、ブランクディス
クでなければこれを再度イジェクトして収納し、例えば
次のディスク収納位置番号に収納されているディスクを
ローディングさせるように構成することが好ましい。
【0066】上記ステップS101以降においては、現
在記録再生可能位置に対して装填されているディスクに
対して記録が行われることになる。そして、次のステッ
プS102においては、現在の記録動作に対する停止の
ための操作(記録停止操作)が操作部23に対して行わ
れたか否かについて判別しており、ここで記録停止操作
がなければステップS103に進むことになるが、記録
停止操作があったとされる場合には、ステップS113
に進んで記録終了処理を実行してこのルーチンを終了す
る。なお、例えばこの記録終了処理に際してはこれまで
の記録に応じてディスクに対する管理情報の更新が行わ
れる。
【0067】ステップS103では、現在記録が行われ
ているディスク90における記録可能領域(レコーダブ
ルユーザエリア)の全領域に対する記録が終了するのを
判別しており、データの記録が可能な領域(フリーエリ
ア)が残っていれば、ステップS102に戻るようにさ
れる。これに対して、全記録可能領域に対するデータの
記録が終了したとされると、ステップS104に進むこ
とになる。
【0068】ステップS104においては、バッファメ
モリ13に対するディスク書き込みポインタを停止させ
る。これにより、バッファメモリ13からディスク90
に書き込むためのデータ読み出しが停止されることにな
る。この段階で、停止中のディスク書き込みポインタ
は、これまで記録が行われていたディスクに対して書き
込まれた記録データの終端に対して、時系列的にその内
容が続くとされるデータの先頭位置を指定していること
になる。なお、この際には、メモリ読み込みポインタは
継続的に起動されている状態にある。従って、バッファ
メモリ13におけるエンコーダ/デコーダ部14から入
力されてくる記録データの蓄積動作は以降も継続される
ことになる。
【0069】次のステップS105においては、ディス
クイジェクトを実行する。これにより、これまで記録が
行われていたディスク90はチェンジャ機構部30にお
ける元の収納位置に対して収納される。
【0070】そして、続くステップS106により、次
のディスク90をチェンジャ機構部30から記録再生可
能位置に対して装填させるための制御を実行する。ここ
で、次に装填されるべきディスク90としては、例え
ば、先に装填されていたディスクが収納されるべき収納
位置に続く番号の収納位置に収納されているディスクを
自動的に選択することが考えられる。
【0071】次のステップS107においては、上記ス
テップS106により開始されたディスクの装填が完了
したか否かが判別される。チェンジャ機構部30による
記録再生可能位置に対するディスクの交換は、当然のこ
ととして或る程度の時間を要するものであるが、本実施
の形態では、ディスク書込ポインタが停止された状態で
バッファメモリ13にデータの蓄積動作を継続したとし
ても、チェンジャ機構部30によるディスク交換の所要
時間程度では、オーバーフローが生じないようにバッフ
ァメモリ13の容量が確保されているものである。
【0072】但し、何らかの要因によって、チェンジャ
機構部30によるディスク交換に相当の時間がかかった
り、次に説明するディスクチェック処理によりブランク
ディスクが早期に装填されなかったような状況を考慮し
て、ステップS107において否定結果が得られた場合
には、ステップS108以降の処理を実行するようにさ
れる。
【0073】ステップS108においては、バッファメ
モリ13がオーバーフローしたか否かが判別され、ここ
で否定結果が得られればステップS107に戻るが、肯
定結果が得られた場合には、ステップS109において
所要のエラー処理を実行した後ステップS107に戻る
ようにされる。ここでいう、オーバーフローとは、バッ
ファメモリ13において、ステップS104により停止
されたディスク書き込みポインタにより指定されていた
アドレス以降のデータが、メモリ読み込みポインタによ
り読み込まれたデータにより上書き消去された状態を指
すものとする。このオーバーフローの状態となった場合
には、当然のこととして、上書き消去された分のデータ
が次のディスクに記録されないため、ディスク間で連続
した録音内容は得られなくなり、シームレス録音はでき
ないこととなる。そこで、上記ステップS109におけ
るエラー処理としては、例えば、ユーザに対してシーム
レス録音が失敗したことを知らせる所要の形態による表
示等が行われればよいものである。
【0074】ステップS107においてディスクの装填
が完了したことが判別されると、ステップS110に進
むことになる。前述したように、ミニディスクシステム
では、例えば最初にディスクが装填されると、ディスク
から管理情報(P−TOC、U−TOC)を読み出し
て、例えばバッファメモリ13内の所定の格納領域に保
持するのであるが、ステップS110においては、この
読み出されたU−TOCの内容を参照するディスクチェ
ックを行い、続くステップS111により、ディスクチ
ェックの結果としてOKの結果が得られたか否かを判別
する。ここでのディスクチェックとは、U−TOCの内
容を参照することで、少なくとも、そのディスクがブラ
ンクディスクであるか否かを判別することをいう。こと
になる。つまり、ディスクチェックの結果として、図7
に示したU−TOCのデータ内容を有していればブラン
クディスクとして判別され、一方、図7に示す以外のU
−TOCのデータ内容とされて、例えば1つでもトラッ
ク(プログラム)が存在するものとして管理されている
状態であれば、ブランクディスクではないとして判別さ
れることになる。
【0075】ステップS111において、ブランクディ
スクでないことが判別された場合には、ステップS10
5の処理に戻ることで、再度、他のディスクを次のディ
スクとして記録再生可能位置に装填させるための制御処
理を実行することになる。これに対して、ステップS1
11においてブランクディスクであることが判別された
場合には、ステップS112に進んで、ディスク書き込
みポインタを起動させ、この後、ステップS102に戻
るようにされ、以降は、例えば記録停止操作が行われる
まで、これまで説明した処理を繰り返すようにされる。
ステップS112の処理が実行されている際には、今現
在記録再生可能位置に対して装填されているディスク
は、データ記録が可能な状態で回転駆動されている状態
にある。従って、上記ステップS112の処理が実行さ
れれば、ディスク書き込みポインタが起動されたアドレ
ス位置から、バッファメモリ13に対する記録データの
読み出しが行われて、エンコーダ/デコーダ部8に対し
て供給され、ディスク90に対する記録が開始されるこ
とになる。そして、このルーチンにおいて、前述したス
テップS108→S109の処理が実行されない限り、
結果的には、ステップS101以降の処理によって順次
記録再生位置に対して装填されていった複数枚のディス
クにおいては、記録データの内容が途切れずに連続して
記録されていることになる。即ち、シームレス録音が行
われるものである。
【0076】なお、上記処理動作は、記録再生装置がチ
ェンジャ機能を有さず、ユーザの手作業によってディス
クを交換する必要がある記録再生装置においても適用さ
れる。この場合においても、図8におけるステップS1
05のディスクイジェクトの処理は、自動的に行うよう
にして構わない。そして、ディスクの装填が手動とされ
ることで、ステップS106の処理は省略し、ステップ
S107では、ユーザの手作業によって装填されるディ
スクについての判別を行えばよいものである。
【0077】5−2.シームレス再生 図1に示した構成による本実施の形態の記録再生装置で
は、上述のようにしてシームレス録音された複数のディ
スクについて、シームレス再生を行うことが可能とされ
る。つまり、シームレス録音されたディスクをその記録
順に従って交換しながら再生したとしても、これらのデ
ィスクに記録されている音声データについて、音切れが
ないようにして連続的に再生することができる。
【0078】そこで、図9のフローチャートを参照し
て、上記第1の実施の形態としてのシームレス録音に対
応したシームレス再生について説明する。
【0079】シームレス再生を行うのに先立って、例え
ばユーザはシームレス録音により音声データが記録され
た複数枚のディスク90をチェンジャ機構部30に収納
する。なお、記録時と同様のシーケンスで音声データが
再生されるようにするためには、ディスクの再生順を指
定しておく必要があるが、ここでは、例えばチェンジャ
機構部30における収納位置の収納位置ナンバ#1が最
も若いナンバであるとして、シームレス再生時には、収
納位置ナンバ#1から昇順に従ったナンバの収納位置に
対して、再生順にディスクを収納しておくように、ユー
ザに対しては指定が行われているものとする。つまり、
ディスク再生順は、収納位置ナンバ#1から始まる昇順
の収納位置が対応するものとされる。また、本実施の形
態にてシームレス再生を行う場合には、シームレス再生
順として最後のディスクを識別できるようにすることが
必要であるが、このためには、例えば、シームレス再生
に際しては、シームレス再生の対象となるディスクのみ
をチェンジャ機構部30に収納しておくようにすること
が考えられる。
【0080】或いは、予めユーザが、シームレス再生す
べきディスク順に従って、チェンジャ機構部30の収納
位置ナンバにより指定を行うようにすることも考えられ
る。
【0081】上記のようにしてシームレス録音された複
数枚のディスク90をチェンジャ機構部30に収納した
後、例えばユーザは、操作部23に対してシームレス再
生モードとするための操作を行う。これにより、システ
ムコントローラ11は、ステップS201に示すように
してシームレス再生モードを設定する。
【0082】続いてユーザは、操作部23に対して、必
要があれば最初に再生すべきディスクの収納位置ナンバ
を指定して、シームレス再生を開始させるための操作を
行う。これにより、ステップS202に示すようにし
て、シームレス再生として最初のディスクの再生が開始
される。
【0083】続いては、ステップS203により、ユー
ザの操作部23に対する操作として、再生停止操作が行
われたか否かの判別処理が実行される。ここで、再生停
止操作が行われたのであれば、ステップS211に進ん
で再生終了処理を行ってこのルーチンを抜けることでシ
ームレス再生モードを終了する。一方、ステップS20
3において再生停止操作が行われないと判別された場合
には、ステップS204に進む。
【0084】ステップS204では、ディスク90に記
録されている全てのオーディオデータの再生が完了し、
このディスク90からの再生データをバッファメモリ1
3に対して読み込むまでの処理が終了したか否かが判別
される。このステップS204において否定結果が得ら
れたのであれば、ステップS203に戻るようにされる
が、肯定結果が得られたのであれば、ステップS205
に進んで、これまで再生されていたディスクがシームレ
ス再生すべき最後のディスクであるのかを判別する。こ
れは、収納位置ナンバ#1から昇順に従ったナンバの収
納位置に対して再生順にディスクを収納するものとした
場合には、チェンジャ機構部30においてディスクが収
納されていた収納位置のうち、最も古い収納位置ナンバ
に収納されていたディスクの再生であったか否かを判別
すればよく、ディスク再生順に従って収納位置ナンバを
指定するものとされている場合には、最後の再生順とし
て指定された収納位置ナンバに収納されていたディスク
の再生であったか否かを判別すればよいことになる。
【0085】このステップS205において、肯定結果
が得られればステップS211に進んでシームレス再生
を終了するが、否定結果が得られた場合、即ち、シーム
レス再生すべきディスクが残っているとされる場合に
は、ステップS206に進む。
【0086】再生時においては、バッファメモリ13に
対して、ディスク90からの再生データを読み込むため
の「メモリ読み込みポインタ」と、バッファメモリ13
に蓄積されている再生データを読み出してエンコーダ/
デコーダ部14に対して出力することで、再生音声とし
て出力させるための「メモリ読み出しポインタ」が設定
される。
【0087】ステップS206においては、上記「メモ
リ読み込みポインタ」を停止させる処理を実行する。こ
れにより、バッファメモリ13に対するデータ書き込み
が停止されることになるが、この際、停止されたメモリ
読み込みポインタが指定するアドレスは、これまで装填
されていたディスク90から読み出した再生データの終
端位置とされている。この際、メモリ読み出しポインタ
は継続的に起動が行われており、従って、これまで装填
されていたディスク90に対するデータ読み出しが終了
しても、バッファメモリ13に蓄積されている再生デー
タが継続的に読み出されていくため、再生音声としては
途切れることなく連続的に出力されることになる。
【0088】次のステップS207においては、これま
で装填されていたディスク90のイジェクトを自動的に
行わせ、このディスク90をチェンジャ機構部30にお
ける元の収納位置に戻すための制御を実行する。そし
て、次のステップS207の処理により、チェンジャ機
構部30に収納されているディスクのうちから次に再生
すべきディスクを収納位置から引き出して記録再生可能
に位置に装填するための制御処理を実行し、ステップS
209に進む。
【0089】ステップS209においては、上記ステッ
プS208によるディスク90の装填が完了するのを待
機している。なお、この間もメモリ読み出しポインタは
継続的に起動されていることで、再生音声の出力は継続
的に行われているものである。また、平常にチェンジャ
機構部30におけるディスクの交換動作が得られれば、
メモリ読み込みポインタが停止された状態でバッファメ
モリ13からデータが読み出されたとしても、バッファ
メモリ13に蓄積されているデータは空にはならないよ
うにバッファメモリ13に対する書き込み及び読み出し
タイミング等の設定がされているものである。
【0090】上記ステップS209においてディスク9
0の装填が完了したことが判別されると、この段階で新
たに装填されたディスク90の再生駆動が開始されるこ
とになる。そして、このタイミングに合わせて、システ
ムコントローラ11は、ステップS210の処理により
メモリ読み込みポインタを起動させる。これにより、デ
ィスク90から読み出された再生データが、バッファメ
モリ13に対して読み込まれていくことになるが、この
際、バッファメモリ13上では、先に再生されていたデ
ィスクから読み出したデータの最後に対して、今現在装
填されているディスクから読み出したデータが連結され
るようにして蓄積が行われていくことになる。この結
果、記録再生可能位置に装填すべきディスクを交換した
のにもかかわらず、バッファメモリ13から読み出され
て再生出力される音声としては、途切れのない連続した
ものとなる。
【0091】上記ステップS210の処理が終了した後
には、これまで説明したステップS203以降の動作
が、再生停止操作が行われるまで、或いは最後のディス
クの再生が終了するまで繰り返し実行される。このよう
にして、本実施の形態では、シームレス再生が行われ
る。
【0092】なお、上記のようなシームレス再生処理
を、チェンジャ機能を有さない記録再生装置に適用する
場合にも、図9に示す処理に準ずればよい。但し、この
場合には、ステップS207においてディスク90を自
動的に機器本体外部にイジェクトさせた後には、ユーザ
自身の手作業によって次のディスクが装填されるのをス
テップS209により判別することになる。従ってステ
ップS208の次のディスクを自動的に装填するための
制御処理は省略される。また、この場合には、シームレ
ス再生を終了させるには、ユーザが任意のときに再生停
止操作を行えばよく、敢えてシームレス再生前におい
て、シームレス再生すべきディスク枚数を指定する必要
も無いと想定されるので、例えば、ステップS205の
最後のディスクであるか否かを判別する処理も省略して
構わない。
【0093】6.第2の実施の形態 6−1.ディスクチェック処理 前述したように、本実施の形態のシームレス録音として
はブランクディスクを使用することが好ましく、上記第
1の実施の形態においてはブランクディスクを使用する
ことを前提として説明した。次に説明する第2の実施の
形態も、前提としてシームレス録音にブランクディスク
を使用するのであるが、この第2の実施の形態では、予
めディスクを収納可能なチェンジャ機能を有することを
利用し、例えば、シームレス録音に先立って、チェンジ
ャ機構部30に収納されているディスクについてチェッ
クを行って、ブランクディスクが収納されている収納位
置の情報を獲得するものである。
【0094】例えば第1の実施の形態では、装填された
ディスクについて逐一ブランクディスクであるかの判定
を行って、ブランクディスクでなければ、イジェクトし
て次のディスクの装填を待つようにされていた。このた
め、記録済みのディスクの交換が繰り返されたような場
合には、バッファメモリ13がオーバーフローする可能
性が高くなる。
【0095】これに対して、以降説明する第2の実施の
形態では、シームレス録音時に際しては、チェンジャ機
構部30のどの収納位置にブランクディスクが収納され
ているのかが既に分かることになるため、例え、ブラン
クディスクと記録済みのディスクとがチェンジャ機構部
30に対して混在して収納されていたとしても、シーム
レス録音に際しては、チェンジャ機構部30からブラン
クディスクのみを選択して、記録再生装置に装填するこ
とができる。これにより、本実施の形態では、シームレ
ス録音時中にブランクディスクを探し出すという無駄な
時間は省かれることになり、ディスク交換に際してバッ
ファメモリ13がオーバーフローする可能性をより低く
することが可能となる。
【0096】この第2の実施の形態においては、上述し
たように、チェンジャ機構部30におけるディスクの収
納状況として、ブランクディスクが収納されている収納
位置の情報(以降「ブランクディスク収納情報」ともい
う)を得る必要がある。このため、第2の実施の形態と
しては、「ブランクディスク収納情報」を保持するため
のブランクディスクメモリ25(図1参照)が設けられ
る。なお、このブランクディスクメモリ25は、例えば
実際にはシステムコントローラ11内のワークRAMな
どの所定領域を割り当てるようにしてもよい。
【0097】そして、上記「ブランクディスク収納情
報」を得るためには、シームレス録音に先立ってチェン
ジャ機構部30に収納されているディスクについてチェ
ックを行うことが必要になる。そこで、先ず、図10の
フローチャートを参照して、「ブランクディスク収納情
報」を得るためのディスクチェックについて説明する。
【0098】図10に示すディスクチェックのための処
理を開始するためのきっかけとしては、特に限定される
ものではないが、ここでは、ユーザの操作部23に対す
る所定の操作に応答して、ディスクチェックが開始され
るものとする。また、ここでは、チェンジャ機構部30
における収納位置がM個設けられているとして、これら
の収納位置の各々に対して収納位置ナンバとして、#1
から#Mまで、順次昇順に従って設定されているものと
する。
【0099】ここで、ディスクチェック開始のための操
作がユーザにより行われたとすると、システムコントロ
ーラ11はディスクチェックのための処理動作として、
先ずステップS301において、ディスク収納位置ナン
バを示す変数mについて、m=1と設定する。
【0100】続くステップS302においては、現在の
収納位置ナンバ#mの収納位置にディスク90が収納さ
れているか否かを判別し、ここでディスク90が収納さ
れていればステップS303に進むが、ディスク90が
収納されていなければステップS308に進む。
【0101】ステップS303においては、現在の収納
位置ナンバ#mの収納位置に収納されているディスク9
0を記録再生可能位置に装填するための制御処理を実行
する。そしてディスク90の装填が完了したら、ステッ
プS304において、このディスクから管理情報(U−
TOC)の読み込みを行う。この読み込まれた管理情報
は、例えば、前述したようにバッファメモリ13により
保持されて、システムコントローラ11が参照可能な状
態が得られる。
【0102】次のステップS305においては、ディス
クチェックとして、バッファメモリ13に保持されたU
−TOCの内容を参照し、このディスクがブランクディ
スクであるか否かを判別する。この判別にあたっては、
前述したように、U−TOCセクター0のデータ内容が
図7に示したブランクディスクに対応するものであるか
否かを判別すればよいものである。そして、次のステッ
プS306において、上記ステップS304の処理によ
り得られたチェック結果を保持する。このチェック結果
の情報の保持は、例えばシステムコントローラ11内の
ワークRAM等を用いればよい。
【0103】上記ステップS306までの処理が終了す
ると、システムコントローラ11はステップS307に
進んで、これまで装填されていたディスク90をイジェ
クトし、元の収納位置に対して収納させるための制御を
実行して、ステップS308に進む。
【0104】ステップS308においては、変数mにつ
いて最大値とされているか否かについて判別する。つま
り、チェンジャ機構部30に収納されていた全てのディ
スクについてのディスクチェックが完了したか否かが判
別される。
【0105】ここで、未だディスクチェックが行われて
いないディスクが残っており、ステップS308におい
て否定結果が得られたのであれば、ステップS309に
進んで変数mについてm=m+1にインクリメントして
からステップS302に進むようにされる。これによ
り、装填すべきディスクが収納されている収納位置の選
択が、収納位置ナンバの昇順に従うようにして変更され
る。ステップS309の処理の後はステップS302に
進む。
【0106】なお、ステップS302にて否定結果が得
られて、ステップS308からステップS309に進む
処理となった場合には、ディスクが収納されていない収
納位置がとばされて、次のナンバの収納位置が選択され
ることになる。
【0107】ステップS308にて肯定結果が得られた
場合には、ステップS310に進むことになる。ステッ
プS310に移行した段階では、チェンジャ機構部30
に収納されている全ディスクについてのディスクチェッ
クが完了しており、そのチェック結果が保持されている
状態にある。そこで、ステップS310の処理として、
システムコントローラ11は、これまでのチェック結果
に基づいて、「ブランクディスク収納情報」を生成し
て、ブランクディスクメモリ25に対して記憶させる処
理を実行する。ここでの「ブランクディスク収納情報」
としては、チェンジャ機構部30におけるどの収納位置
に対してブランクディスクが収納されているのかを識別
することのできる情報とされればよいことから、例えば
ブランクディスクが格納されている収納位置ナンバの情
報が保持されればよいものである。このステップS31
0の処理の終了をもって、第2の実施の形態としてのシ
ームレス録音前の段階におけるブランクディスクチェッ
クが終了となる。
【0108】6−2.シームレス録音 次に、第2の実施の形態としてのシームレス録音につい
て、図11のフローチャートを参照して説明する。この
図に示す処理は、上記図10にて説明したブランクディ
スクチェックが既に実行されて、ブランクディスクメモ
リ25に「ブランクディスク収納情報」が記憶されてい
ることが前提となる。
【0109】図11に示すルーチンにおいては、先ず、
システムコントローラ11がステップS401の処理に
よりブランクディスクメモリ25に保持されているブラ
ンクディスク収納情報を参照し、これに基づいて、ステ
ップS402にて、チェンジャ機構部30に収納されて
いるディスクの装填順(シームレス録音順)を決定す
る。つまり、ブランクディスク収納情報によって、ブラ
ンクディスクが収納されている収納位置ナンバが分かる
ので、例えば、ブランクディスクが収納されている収納
位置ナンバのうち、収納位置ナンバの若い順に従ってデ
ィスクの装填順を決定するようにすればよい。このよう
にして決定されたディスクの装填順の情報は、例えば、
システムコントローラ11のワークRAMに保持してお
くようにすればよい。
【0110】そして、システムコントローラ11は、次
のステップS403において、上記のようにして決定さ
れたディスクの装填順に従って、最初に記録すべきディ
スクが収納されている収納位置からこのディスクを引き
出して装填させるようにチェンジャ機構部30を制御
し、この装填されたディスクに対してデータ記録を開始
するための制御を実行する。
【0111】以降のステップS404〜S413の処理
のうち、ステップS404〜S411までの処理は、そ
れぞれ第1の実施の形態のシームレス録音処理である、
図8のステップS102〜S109と同様となることか
らここでの説明は省略する。またステップS413の処
理はステップS113と同様となる。但し、ステップS
408における次のディスクを装填するための制御処理
を実行する際には、ステップS402にて得られたディ
スク装填順の情報に基づいて、次に装填すべきディスク
の選択が行われることになる。
【0112】そして、第2の実施の形態では、予めディ
スクチェックを行ってブランクディスク収納情報を得て
いることで、現在装填されているディスクがブランクデ
ィスクであるか否かの判断処理は不要となる。つまり、
図8のステップS110及びS111として示した処理
は、図11においては省略され、ステップS409にお
いて、ディスクの装填が完了したと判断されれば、直ち
にステップS412においてディスク書込ポインタを起
動させてステップS404に戻るようにされる。
【0113】なお、上記第2の実施の形態としてのシー
ムレス録音動作によって記録が行われた複数枚のディス
クを再生するのにあたっては、先に図9のフローチャー
トに示したシームレス再生処理によって再生が行われる
ようにすればよい。
【0114】7.第3の実施の形態 上記第1及び第2の実施の形態によるシームレス録音で
は、シームレス録音が行われたディスクの順序を示す情
報は、特にディスクに対しては記録が行われないものと
しているが、実際のMDシステムでは、シームレス録音
が行われたディスクの順序を示す情報をディスクに記録
することが可能とされる。
【0115】例えば、図3に示したU−TOCセクター
0においては、第10バイト行めの第4バイトの位置に
対して、ディスクシリアル番号(Disc Serial No)が定義
されている。そこで第3の実施の形態によるシームレス
録音では、このディスクシリアル番号の領域に対して、
シームレス録音された順に従って、例えばディスクシリ
アル番号#0から#1,#2・・・・と昇順により設定
したディスクシリアル番号を付して、ディスクに記録し
ていくようにするものである。
【0116】このような第3の実施の形態としてのシー
ムレス録音動作を、図12のフローチャートに示す。こ
の図に示すルーチンにおいては、先ず、ステップS50
0においてディスクシリアル番号としての変数nについ
てn=0に設定してからステップS501に進む。
【0117】このステップS501〜ステップS513
として示される各処理動作は、ステップS505の処理
が挿入されている以外は、先に図8に示したステップS
101〜S112までの処理と同様となることからこれ
らの処理については説明を省略する。
【0118】上記ステップS505としては、それまで
装填されていたディスクに対する記録が終了して、管理
情報を更新する際において、ステップS500、又は、
後述するステップS514により設定されたディスクシ
リアル番号(#n)を、ディスク90のU−TOCセク
ター0上のディスクシリアル番号の領域に書き込むよう
にすることを明記しているものである。また、ステップ
S502において記録停止操作が行われて、ステップS
515の記録終了処理を実行するときにも、管理情報更
新時に、ディスクシリアル番号(#n)を、ディスク上
のU−TOCセクター0のディスクシリアル番号の領域
に書き込むようにされる。
【0119】また、ステップS513によりディスク書
込ポインタが起動された後は、ステップS514により
ディスクシリアル番号としての変数nについてn=n+
1にインクリメントして後に、ステップS502に戻る
ようにされる。これにより、シームレス録音により順次
交換されていくディスクごとに、ディスクシリアル番号
が1つづつ繰り上がるようにして変更されていくことに
なる。
【0120】なお、先に説明した第1、第2の各実施の
形態の場合でも、実際のシームレス録音に際しては、或
るディスクに対する記録が終了したときにはその記録結
果に従って管理情報が更新され、この後にイジェクトが
行われる、或いは、記録終了処理時において管理情報が
更新されるものであるが、第3の実施の形態のごとく、
ディスクシリアル番号を書き込むことは行われていない
ものである。
【0121】上記第3の実施の形態としてのシームレス
録音により、記録順に従ったディスクシリアル番号が付
された複数のディスクをシームレス再生する場合には、
このディスクシリアル番号を参照することで、例えば、
チェンジャ機構部30におけるディスクの収納位置を考
慮しなくとも、ディスクシリアル番号の昇順に従ってデ
ィスク再生順を自動的に設定して再生することが可能と
なるのであるが、実際の再生動作としては次に述べるよ
うに、いくつかの方法が考えられる。
【0122】1つは、ユーザがチェンジャ機構部30に
対してシームレス再生させる複数枚のディスクを収納さ
せた上で、シームレス再生を開始させるというものであ
る。この場合には、例えば記録再生装置において、逐
一、装填されたディスクから読み出した管理情報(U−
TOCセクター0)のディスクシリアル番号を参照し
て、再生順としてこれより再生すべきディスクであれば
そのまま再生を行い、再生すべきディスクではない場合
には、このディスクをイジェクトして、他のディスクに
交換して、同様にディスクシリアル番号を参照するとい
った動作を繰り返すようにするものである。このような
再生動作の場合には、例えば、再生時において収納位置
ナンバの昇順がディスク再生順に対応するようにさせた
うえで、ユーザには、予めシームレス再生すべきディス
クの再生順と収納位置ナンバの昇順とを対応させて、デ
ィスクの収納をさせるように指定しておくことが好まし
い。また、上記再生動作に準じたうえでのより簡易な再
生動作として、装填されたディスクのディスクシリアル
番号がこれより再生すべき順番でないことが判別された
場合にはそのまま再生を停止させ、更には引き続いて自
動的にイジェクトまで行うようにすることも考えられ
る。
【0123】更にもう1つは、例えば図10に示した処
理動作に準ずるようにして、チェンジャ機構部30に収
納されているディスクのディスクシリアル番号を参照し
て、このディスクシリアル番号を収納位置ナンバと対応
させたテーブル情報を保持する(例えばシステムコント
ローラ11のワークRAM内に保持する)ようにするも
のである。そして、シームレス再生時においては、上記
テーブル情報を参照して、ディスクの再生順(装填され
るディスクが収納されている収納位置順)を決定して、
これを再生順情報として保持し、この再生順情報に従っ
て、順次、所要の収納位置からのディスクのローディン
グ(装填)→再生→ディスクのイジェクト→次の所要の
収納位置からのディスクのローディング→再生・・・と
いう動作を繰り返し行っていくものである。
【0124】なお、本発明の記録装置としては、上記各
実施の形態により説明した構成に限定されるものではな
く、変更が可能とされる。例えば、上記各実施の形態で
は、MDシステムを例に挙げたが、記録データが一旦メ
モりに蓄積される構成を採る記録システムであれば、他
の種類の記録媒体に対応する記録装置に対しても適用が
可能である。
【0125】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、記録時に
おいて記録可能位置に対して装填すべきディスクを交換
する間は、記録データが蓄積されるバッファメモリにお
いて、記録媒体へ書き込むべきデータの読み出しは停止
される一方で、記録データの蓄積は継続させるようにし
ている。これにより、交換前のディスクに記録されたデ
ータに続くデータは捨てられることなく、バッファメモ
リに蓄積されることになる。そして、次のディスクが装
填されたときには、媒体書込ポインタを再度起動させて
ディスクへのデータ記録を再開するのであるが、これに
より、交換後のディスクには、交換前のディスクに記録
されたデータに続く内容のデータが記録されることにな
る。つまり本発明では、記録時においてディスクを交換
したとしても、これらのディスク間で記録内容が途切れ
て欠落するようなことがなく、時間軸的に連続した内容
の記録データが得られるものである。即ち、いわゆるシ
ームレス録音を行うことが可能になる。例えば、楽曲等
の音声データが記録データとして記録されるのであれ
ば、交換前と交換後のディスクとでは、音声に途切れが
ないようにして記録を行うことができるものである。
【0126】また、上記構成の下で、新たに装填された
ディスク、つまり交換後のディスクについて未記録状態
のディスクであることが判別された場合には、バッファ
メモリからディスクへのデータ書き込みは行わないよう
にし、結果的に未記録状態のディスクについてのみシー
ムレス録音の対象とするようにすれば、或るディスクに
記録されるデータとしてシームレス録音により記録され
たデータと、シームレス録音によっては記録されなかっ
たデータとが混在するようなことがなくなり、例えばユ
ーザにとってはディスクライブラリの管理がしやすくな
るなどして、使い勝手が向上される。また、シームレス
録音に際しては未記録状態のディスクのみを対象とする
ことを規定しておけば、シームレス録音時におけるシス
テムのデータ管理や記録処理負担も軽減される。
【0127】また、本発明の記録装置として、いわゆる
チェンジャ機構(記録媒体交換手段)を設けた場合に
は、シームレス録音に際しての記録可能位置に対するデ
ィスクの交換はチェンジャ機構により自動的に行わせる
ことが可能であるため、例えばユーザが手作業によりデ
ィスクを交換する手間が省かれるものである。
【0128】さらに、チェンジャ機構を備えた構成の下
で、シームレス録音に際して記録可能位置に装填された
ディスクがブランクディスクでないときには、このディ
スクは排出して次のディスクを新たに装填するように構
成する、或いは、シームレス録音を行う以前の段階でチ
ェンジャ機構に収納されているディスクの全てのうちか
らブランクディスクであるものを特定できるようにして
おき、シームレス録音に際しては、ブランクディスクを
自動的に選択して記録可能位置に装填して記録を行って
いくように構成することで、ブランクディスクのみがシ
ームレス録音の対象となるようにされるので、上記した
と同様の効果が得られると共に、ブランクディスクに対
するシームレス録音が自動的に行われていくことになる
ので、それだけユーザの使い勝手が向上されることにな
る。
【0129】また、交換されたディスクごとにディスク
シリアル番号(記録媒体番号)を順に設定して、これを
ディスクのディスクシリアル番号を記録する領域に記録
するようにすれば、例えばシームレス再生時において
は、ディスクに記録されたディスクシリアル番号を利用
することで、ディスク再生順を再生機器側で設定するこ
とが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明としての記録装置が備えられる記録再生
装置の構成例を示すブロック図である。
【図2】ミニディスクのクラスタフォーマットの説明図
である。
【図3】ミニディスクのU−TOCセクター0の説明図
である。
【図4】ミニディスクのU−TOCセクター0のリンク
形態の説明図である。
【図5】ミニディスクのディスク上のエリア構造及び管
理状態の説明図である。
【図6】図5に対応するU−TOCデータ例の説明図で
ある。
【図7】ブランクディスクのU−TOCデータ例の説明
図である。
【図8】第1の実施の形態としてのシームレス録音動作
を実現するためのフローチャートである。
【図9】本実施の形態としてのシームレス再生動作を実
現するためのフローチャートである。
【図10】第2の実施の形態のシームレス録音に際して
必要となる、ブランクディスクチェックの動作を示すフ
ローチャートである。
【図11】第2の実施の形態としてのシームレス録音動
作を実現するためのフローチャートである。
【図12】第3の実施の形態としてのシームレス録音動
作を実現するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 記録再生装置、3 光学ヘッド、6a 磁気ヘッ
ド、8 エンコーダ/デコーダ部、11 システムコン
トローラ、12 メモリコントローラ、13 バッファ
メモリ、14 エンコーダ/デコーダ部、23 操作
部、24 表示部、25 ブランクディスクメモリ、3
0 チェンジャ機構部、90 ディスク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録可能位置に対する記録媒体の装填及
    び排出が可能とされると共に、供給されたデータが一時
    蓄積される蓄積手段を備えて、この蓄積手段から読み出
    したデータを記録可能位置に装填されている記録媒体に
    記録するようにされた記録装置として、 現在、記録可能位置にて記録が行われている記録媒体の
    記録可能領域に対するデータ記録が終了したか否かを判
    別する記録終了検出手段と、 記録可能位置に対して新たに記録媒体が装填されたこと
    を判別する装填判別手段と、 記録媒体に記録するために読み出すべき上記蓄積手段内
    のデータを指定する媒体書込ポインタの停止、及び起動
    を行うことのできる媒体書込ポインタ設定手段と、 少なくとも、上記記録終了検出手段によりデータ記録の
    終了が判別された場合には、上記媒体書込ポインタ設定
    手段により媒体書込ポインタを停止させるためのポイン
    タ停止制御と、これまで記録可能位置に装填されていた
    記録媒体を排出させるための媒体排出制御と、これら各
    制御と並行して、上記蓄積手段に対するデータの蓄積は
    継続させるためのデータ蓄積継続制御を実行し、上記媒
    体排出制御の後に、上記装填判別手段により新たに記録
    媒体が装填されたことが判別された場合には、上記媒体
    書込ポインタ設定手段により上記媒体書込ポインタを起
    動させるポインタ起動制御と、この起動された媒体書込
    ポインタにより指定される上記データ蓄積手段内のデー
    タを記録媒体に記録していく記録制御とを実行可能に構
    成された制御手段と、 を備えていることを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 記録可能位置に対して装填された記録媒
    体から特定種類の情報を読み出すことによって、この記
    録媒体が未記録状態であるか否かを判別する記録状態判
    別手段が備えられ、 上記制御手段は、 記録可能位置に装填された記録媒体が未記録状態でない
    ことが上記記録状態判別手段により判別された場合に
    は、上記媒体書込ポインタ設定手段による媒体書込ポイ
    ンタの起動を行わせないように制御を実行することで、
    記録媒体に対する記録を行わないように構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 予め複数の記録媒体が収納可能とされ、
    これまで記録可能位置に対して装填されていた記録媒体
    を排出して収納する動作と、収納されている記録媒体の
    うちから選択した記録媒体を記録可能位置に対して装填
    させる動作とを、上記制御手段の制御によって自動的に
    行うことができるように構成された記録媒体交換手段が
    備えられ、 上記制御手段は、 上記媒体排出制御後を含む記録可能位置から記録媒体が
    排出されている状態のもとにおいて、上記記録媒体交換
    手段に収納されている記録媒体のうちから選択した記録
    媒体を記録可能位置に対して自動的に装填するための媒
    体装填制御を実行可能に構成されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 記録可能位置に対して装填された記録媒
    体から特定種類の情報を読み出すことによって、この記
    録媒体が未記録状態であるか否かを判別する記録状態判
    別手段が備えられ、 記録可能位置に装填された記録媒体が未記録状態でない
    ことが上記記録状態判別手段により判別された場合に
    は、この記録媒体と入れ替えを行うようにして、上記記
    録媒体交換手段に収納されている記録媒体のうちから、
    順に記録媒体を記録可能位置に対して装填するための制
    御を実行するように構成されていることを特徴とする請
    求項3に記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 記録可能位置に対して装填された記録媒
    体から特定種類の情報を読み出すことによって、この記
    録媒体が未記録状態であるか否かを判別する記録状態判
    別手段と、 情報が記憶可能な記憶手段とを備え、 上記制御手段は、 記録開始以前の段階においては、上記記録媒体交換手段
    に収納されている全ての記録媒体を順次入れ替えるよう
    にして記録可能位置に対して装填させていくことで、上
    記記録状態判別手段により上記記録媒体交換手段に収納
    されている全ての記録媒体について未記録状態であるか
    否かを判別させ、この判別結果に基づいて、上記記録媒
    体交換手段における未記録状態の記録媒体の収納状況を
    示す収納状況情報を上記記憶手段に対して記憶させるた
    めの制御動作を実行し、 記録時においては、上記記憶手段に記憶された収納状況
    情報に基づいて、上記記録媒体交換手段に収納されてい
    る未記録状態の記録媒体を順次選択して記録可能位置に
    装填するようにして、上記媒体装填制御及び上記媒体排
    出制御を実行するように構成されていることを特徴とす
    る請求項3に記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 上記記録媒体には、少なくとも記録媒体
    ごとに対して付されるべき記録媒体番号の情報を収納可
    能な媒体番号記録領域が設定されているものとされ、 上記記録制御手段は、記録開始時から記録終了時までの
    間に記録開始位置に装填されて記録が行われた記録媒体
    の順序に従って設定した記録媒体番号を、各記録媒体の
    媒体番号記録領域に対して記録するように構成されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
JP13530098A 1998-05-18 1998-05-18 記録装置 Withdrawn JPH11328932A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010068684A (ko) * 2000-01-07 2001-07-23 구자홍 룰렛을 이용한 데이터 기록장치 및 방법

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KR20010068684A (ko) * 2000-01-07 2001-07-23 구자홍 룰렛을 이용한 데이터 기록장치 및 방법

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