JP4108333B2 - 車両の四輪操舵装置及び車両 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の四輪操舵装置に関し、更に詳しくはフォークリフトやショベルカー等の作業車両などに好適なよう形成した車両の四輪操舵装置及びこれを備えてなる車両に関する。
【0002】
【従来の技術】
フォークリフトやショベルカー等の作業車両を使用して作業を行うとき、道路の道幅等が狭く作業スペースを広く確保できない場所では、車両の前進、後退、旋回のみを行える従来の作業車両によるとスムーズに移動できず、その結果作業に支障を来たし、作業を満足に行えない場合があった。
【0003】
そこで従来この種の問題を解決するため、車両の四輪操舵を可能にしたものが提案されている(例えば特開平6−278636号公報等参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながらこの種の従来品の場合、後輪の操舵角度は、従来、40度程度が限度であった。したがって従来品を使用すると、車輪を真横に操舵できないため、横方向に平行移動することができず、狭い場所での作業に支障を来たし易い、という問題点があった。
【0005】
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、提案されたものである。
したがって本発明の技術的課題は、車両の通常の走行すなわち前進、後退、旋回は勿論のこと、車両を横方向等に平行移動させたり、旋回半径も小さくできるよう形成した車両の四輪操舵装置及びこれを搭載した、使い勝手の良い車両を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するために次のような技術手段を採る。
すなわち、本発明の車両の四輪操舵装置は、図1〜図6に示されているように、操舵ハンドル17と、この操舵ハンドル17の主軸17aの回転を車体の左右方向に延びる回転軸22に伝達する第一伝動ギヤ機構20,23と、車体に対して水平面上において回転可能に設けられている前後の車輪ユニット4A,4Bと、上記車体の左右方向に延びる回転軸22の回転を前車輪ユニット4Aの回転軸に伝達する第二伝動ギヤ機構14,27,28,30,31と、上記前車輪ユニット4Aの回転を後車輪ユニット4Bの回転軸に伝達軸33を介して伝達する第三伝動ギヤ機構15,36とを備え、車両の前後に左右方向に延びるメイン支持フレーム1がそれぞれ配置され、このメイン支持フレーム1は、水平支持部1aと、その両端から上方に起立している垂直部1bと、その上端から左右に延びている水平端部1cとからなり、この前後のメイン支持フレーム1の水平支持部1aの左右側の上面に、下方に凸湾曲状の板ばね3がその中央部を接して配置され、この板ばね3の両方の上端部が車体フレーム2に取り付けられ、上記の操舵ハンドル17の主軸17aが上記の車体フレーム2とメイン支持フレーム1のそれぞれ中央部に固定されているブラケット18,19に上下動可能に支持されると共に、この主軸17aの下端部に第一伝動ギヤ機構20,23を構成するウォーム20がスプライン結合され、また上記の伝達軸33の中間部に前後の車輪ユニット4A,4Bの上下動を吸収するストロークユニット35が設けられていることを特徴とする(請求項1)。
【0007】
請求項1によれば、操舵ハンドル17を回転操作すると、第一伝動ギヤ機構20,23によって車体の左右方向に延びる回転軸22が回転される。回転軸22の回転は第二伝動ギヤ機構14,27,28,30,31によって前車輪ユニット4Aの回転軸に伝達され、前車輪ユニット4Aが回転され、前車輪ユニット4Aの回転は第三伝動ギヤ機構15,36によって後車輪ユニット4Bの回転軸に伝達されて後車輪ユニット4Bも回転される。以上のようにして、操舵ハンドル17により、四輪を回転操作できる。
【0008】
上記車両の四輪操舵装置において、図11に示されているように、操舵ハンドル17に代えて操舵用モータ41を設け、この操舵用モータ41の回転軸の回転を車体の左右方向に延びる回転軸44に第一伝動ギヤ機構42,45によって伝達するように構成されるのでもよい(請求項2)。このように構成すれば、四輪の回転操作を、力を要せずに行うことができる。
【0009】
又上記車両の四輪操舵装置において、図11〜図13に示されているように、上記第三伝動ギヤ機構15,36に代えて、前車輪ユニット40Aの回転をリンク機構48,49によって後車輪ユニット40Bの回転軸に伝達するように構成してもよい(請求項3)。このようにすれば、前輪と後輪を同方向に簡単な構成で且つ低コストで向けることができる。
【0010】
又本発明の車両は、図1等に示されているように、上記四輪操舵装置を備えており、かつ、前後の各車輪ユニット4A,4Bがそれぞれ走行用モータ6を有しており、各車輪ユニット4A,4Bの車輪13がそれぞれの走行用モータ6によって回転されるように構成されていることを特徴とする(請求項4)。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の四輪操舵装置の好適な一実施形態を、図面を参照しながら説明する。
【0012】
図1〜図4において、1はメイン支持フレームで、車両の前後にそれぞれ配置されている。メイン支持フレーム1は左右方向に延びており、水平支持部1a(図2参照)と、その両端から上方に起立している垂直部1b(図3参照)と、その上端から左右に延びている水平端部1cとからなっている。車体フレーム2が前後のメイン支持フレーム1の水平支持部1aに板ばね3を介装して懸架されている。又車輪ユニット4A,4Bが、前後のメイン支持フレーム1の水平端部1cに、それぞれ水平面上において回転可能に装着されている。
【0013】
又前側の車輪ユニット4Aは、次のように構成されている。すなわち、図7に示されているように、伝動ギヤケース5の外面に走行用モータ6が固定されており、走行用モータ6の回転軸が伝動ギヤケース5内のウォーム7の回転軸に連結されている。伝動ギヤケース5内にはウォーム7と噛み合うウォームホイール8が回転自在に支持されており、その回転軸9が伝動ギヤケース5から外部へ突出している。伝動ギヤケース5は、図8に示されている車輪駆動部支持部材10の取付面11に形成されている軸孔12に、ウォームホイール8の回転軸9(図7参照)が挿通するようにして、車輪駆動部支持部材10の取付面11に固定されており、取付面11から突出するウォームホイール8の回転軸9に、車輪13が装着されている(図9参照)。したがって、走行用モータ6の回転により、ウォーム7が回転されると、ウォーム7に噛み合うウォームホイール8が減速回転され、車輪13が回転駆動される。
【0014】
車輪ユニット4A,4Bはメイン支持フレーム1に回転可能に装着されている。すなわち、図9に示されているように、車輪駆動部支持部材10は車輪13の上方に延びており、上端部にウォームホイール14が固定されている。図5、図6等に示されているように、ウォームホイール14の上方にはベベルギヤ15が配置され、両者は軸部で連結されている。車輪ユニット4A,4Bは車輪駆動部支持部材10の上記軸部がメイン支持フレーム1の水平端部1cの先端筒部16に形成されている軸孔内に配置されてメイン支持フレーム1に水平面上において回転可能に支持されている。
【0015】
次に、操舵ハンドル17によって車輪ユニット4A,4Bを操舵する機構を説明する。
【0016】
本発明の車両の四輪操舵装置は、操舵ハンドル17によって前後左右の4個の車輪ユニット4A,4Bを操舵できるように構成されており、先ず、操舵ハンドル17によって前側の左右の車輪ユニット4Aを操舵する機構を説明する。
【0017】
図1〜図6に示されているように、操舵ハンドル17の主軸17aは車体フレーム2とメイン支持フレーム1のそれぞれ中央部に固定されているブラケット18,19に上下動可能に支持されており、下端部にウォーム20がスプライン結合されている。一方、メイン支持フレーム1の複数箇所に固定されているブラケット21に、回転軸22が回転可能に支持されており、回転軸22がメイン支持フレーム1の水平支持部1aに沿って車体の左右方向に水平に延びている。回転軸22の中央部にはウォームホイール23が固定されており、操舵ハンドル17の主軸下端のウォーム20に噛合されている。したがって、操舵ハンドル17が回転されると、ウォーム20の回転によってウォームホイール23が回転され、回転軸22が回転される。
【0018】
回転軸22の回転は、メイン支持フレーム1の垂直部1bに配置されている中間軸24(図3参照)、更には、水平端部1cに配置されているウォーム軸25に歯車機構によって伝達されるように構成されている。
【0019】
すなわち、メイン支持フレーム1の垂直部1bに固定されているブラケット26に中間軸24が回転可能に垂直に支持されており、中間軸24の上下端に、ベベルギヤ27が固定されている。そして、中間軸24の下端のベベルギヤ27が回転軸22の端部に固定されているベベルギヤ28に噛合されている。従って、回転軸22が回転されると、ベベルギヤ27,28の噛合によって中間軸24が回転される。
【0020】
又メイン支持フレーム1の水平端部1cに固定されているブラケット29に、ウォーム軸25が回転可能に水平に支持されており、ウォーム軸25の一方の端部に、ベベルギヤ30が固定され、他端にウォーム31(図1等参照)が固定されている。そして、ウォーム軸25(図3参照)のベベルギヤ30が、中間軸24の上端のベベルギヤ27に噛合されている。従って、中間軸24の回転は、ベベルギヤ27,30の噛合によってウォーム軸25に伝達される。
【0021】
上記ウォーム軸25のウォーム31は、図1等に示されるように、前車輪ユニット4Aの車輪駆動部支持部材10に固定されているウォームホイール14に噛合されている。
【0022】
したがって、操舵ハンドル17が回転されると、操舵ハンドル17の下方のウォーム20の回転によってこれに噛み合うウォームホイール23が回転され、回転軸22が回転される。回転軸22の回転は、図3に示されるように、歯車機構によって中間軸24、ウォーム軸25へと伝達されてウォーム軸25のウォーム31(図2参照)が回転される。ウォーム31の回転は、これに噛み合うウォームホイール14を回転させ、これによって前側の車輪ユニット4Aが回転される。
【0023】
次に、操舵ハンドル17の回転によって後側の車輪ユニット4Bを回転させる機構を説明する。
【0024】
後側の車輪ユニット4Bは、上述した前側の車輪ユニット4Aと比較すると、ウォームホイール14を有しておらず、他は同じ構成を備えている。
【0025】
図1等に示されるように、前後の車輪ユニット4A,4Bの車輪駆動部支持部材10には、ブラケット32(図4参照)がそれぞれ固定されており、伝達軸33がこれらのブラケット32に回転可能に水平に支持されている。伝達軸33は、中間部にジョイント34によって接合されたストロークユニット35を有している。そして、伝達軸33の両端部にはベベルギヤ36が固定されており、これらのベベルギヤ36が前後の車輪ユニット4A,4Bの上部位置にあるベベルギヤ15にそれぞれ噛合されている。
【0026】
したがって、操舵ハンドル17の回転操作によって前側の車輪ユニット4Aが回転されると、それに伴って、前側の車輪ユニット4Aの上部位置にあるベベルギヤ15も回転される。このベベルギヤ15の回転は、伝達軸33に固定されている前側のベベルギヤ36を介して伝達軸33に伝達される。そして、伝達軸33の回転は、伝達軸33に固定されている後側のベベルギヤ36を介して後側の車輪ユニット4Bの上部位置にあるベベルギヤ15に伝達され、後側の車輪ユニット4Bが前側の車輪ユニット4Aと反対方向に同じ角度だけ回転される。
【0027】
以上のように、本実施形態の車両の四輪操舵装置によれば、前後の車輪ユニット4A,4Bの車輪13の角度を360°の範囲で自由に変更できる。したがって、通常の走行すなわち前進、後退、旋回は勿論のこと、車輪13の角度を車体の前後方向に対して90°を向くように操舵することによって、車両を横方向に平行移動させることができる。また、車輪13の操舵角度が90°より小さい場合、より小さな旋回を可能にし、また内輪差もなくなる。したがって、車両の縦列駐車が可能であり、また、狭い場所でも作業車両はスムーズに身動きが取れるので作業を支障なく行うことができる。
【0028】
上記構成において、操舵ハンドル17の主軸17aがウォーム20とスプライン結合されているので、車輪ユニット4A,4Bの上下の動きは操舵ハンドル17で吸収される。また、伝達軸33の中間部にストロークユニット35が設けられているので、前後の車輪ユニット4A,4Bが上下に動いてもその動きはストロークユニット35で吸収され、前側の車輪ユニット4Aから後側の車輪ユニット4Bへの伝達は円滑に行われる。
【0029】
なお、操舵ハンドルの主軸にカム機構を取り付け、左右に曲がるときに内側の駆動がカム機構によってスピードコントローラが働き、減速されて、運転操作が円滑にできるように構成することもできる。
【0030】
図10は、上記実施形態で説明した四輪操舵装置をフォークリフト37に適用した例を示している。同図は、道幅の狭い箇所に停車しているトラック38の荷台に、フォークリフト37で荷物を積載している状態を示している。トラック38に隣接しているスペースが狭い場合、従来のフォークリフトでは、トラック38に隣接する位置に移動した後、その向きをトラック38に対して直角方向に変えることができないため、フォークリフトでの積載作業が不可能であった。これに対して、本発明の四輪操舵装置を適用したフォークリフト37によれば、フォークリフト37をトラック38に対して直角方向に向けた状態で、前後の車輪13を車体の前後方向に対して90°を向くように操舵し、トラック38に隣接する狭いスペースをトラック38に沿って平行移動させることにより、フォークリフト37の荷台をトラック38の荷台上に配置させることができるので、フォークリフト37での積載作業が容易になる。
【0031】
図11〜図13は本発明の車両の四輪操舵装置の別の実施形態を示している。
【0032】
以下、上記で説明した実施形態と相違している点を説明する。他の構成は上記実施形態において説明したものと同じであるので、説明は省略する。
【0033】
本実施形態は例えばショベルカーに適用されるもので、車輪ユニット40A,40Bが車台39の四隅に、水平面上において回転可能に装着されている。前後の車輪ユニット40A,40Bを上記実施形態における車輪ユニット4A,4Bと比較すると、上部位置にベベルギヤ15が設けられていない点を除いて同様な構成を備えている。
【0034】
次に、車輪ユニット40A,40Bを操舵する機構を説明する。
【0035】
本実施形態においても、前後左右の4個の車輪ユニット40A,40Bを操舵できるように構成されており、先ず、前側の左右の車輪ユニット40Aを操舵する機構を説明する。
【0036】
図11に示されているように、車台39の前面の中央部に操舵用モータ41が固定され、このモータ41の回転軸にウォーム42が連結されている。操舵用モータ41は、油圧モータ又は電気モータからなっており、図示外のレバーによって制御機構により駆動制御できるように構成されている。一方、車台39の前面の左右端部に固定されているブラケット43に、回転軸44が回転可能に支持されており、回転軸44が車台39の前側に左右方向に水平に延びて配置されている。回転軸44の中央部には、スパイラルギヤ45が固定されており、操舵用モータ41に連結されているウォーム42に噛合されている。したがって、操舵用モータ41の回転によってウォーム42が回転し、それと噛み合うスパイラルギヤ45が回転され、回転軸44が回転される。
【0037】
回転軸44の両端部には、ウォーム46が固定されており、前車輪ユニット40Aの車輪駆動部支持部材10に固定されているウォームホイール14に噛合されている。したがって、回転軸44が回転されると、ウォーム46が回転され、これに噛み合うウォームホイール14が回転することによって、前側の車輪ユニット40Aは回転される。
【0038】
次に、操舵用モータ41によって後側の車輪ユニット40Bを回転させる機構を説明する。
【0039】
図13に示されているように、後側の車輪ユニット40Bは、上述した前側の車輪ユニット40Aと比較すると、ウォームホイール14を有しておらず、他は同じ構成を備えている。
【0040】
図11〜図13に示されているように、車台39の四隅に水平面上において回転可能に装着されている車輪ユニット40A,40Bは、それらの回転軸47が、車台39の四隅からそれぞれ上方に突出している。そして、各回転軸47の突出端部には、それぞれアーム48が固定されて水平に延びており、前後の回転軸47の各アーム48の先端部がリンク49で連結され、リンク機構を形成している。
【0041】
したがって、操舵用モータ41によって前側の車輪ユニット40Aが回転されると、リンク機構によって、後側の車輪ユニット40Bが前側の車輪ユニット40Aと同方向に同じ角度だけ回転される。
【0042】
以上のように、本実施形態の車両の四輪操舵装置によっても、前後の車輪ユニット40A,40Bの車輪13の角度を360°の範囲で自由に変更でき、通常の走行すなわち前進、後退、旋回は勿論のこと、車両を横方向に平行移動させたりすることができる。
【0043】
図14は、上記実施形態で説明した四輪操舵装置を適用したショベルカー50を示している。
【0044】
図15は、本発明の四輪操舵装置の更に別の実施形態を示しており、各車輪ユニットに車輪がそれぞれ一対設けられている例を示している。
【0045】
すなわち、本実施形態では、前後の車輪ユニットはそれぞれ車輪13を一対備えている。そして、車輪ユニットは、上記第一の実施形態で説明した車輪ユニット4A,4Bと比較すると、上部にウォームホイール14を有しておらず、ベベルギヤ15のみが設けられている。一方、上記実施形態のウォーム軸25(図3参照)に代えてベベルギヤ軸61が設けられ、ウォーム31(図2参照)に代えてベベルギヤ62が固定されており、前側の車輪ユニット60Aのベベルギヤ15に噛合されるように構成されている。
【0046】
したがって、上記第一の実施形態と同じように、操舵ハンドル17の回転操作によって回転軸22が回転されると、回転軸22の回転は歯車機構によって中間軸24、ベベルギヤ軸61へと伝達されてベベルギヤ軸61のベベルギヤ62が回転される。ベベルギヤ62の回転は、これに噛み合うベベルギヤ15を回転させ、これによって前側の車輪ユニット60Aは回転される。前側の車輪ユニット60Aの回転は、伝達軸33を介して後側の車輪ユニットに伝わり、後側の車輪ユニットが前側の車輪ユニット60Aと反対方向に同じ角度だけ回転される。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、車両の通常の走行すなわち前進、後退、旋回は勿論のこと、車両を横方向等に平行移動させることが可能になり、又旋回半径も小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両の四輪操舵装置の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】同上装置の平面図である。
【図3】同上装置の正面図である。
【図4】同上装置の側面図である。
【図5】図1の前側部分の要部拡大図である。
【図6】同上装置の要部拡大図であり、図5の状態から車輪を直角に操舵した状態を示す。
【図7】車輪ユニットの駆動部を示す一部を切欠した斜視図である。
【図8】車輪ユニットの車輪駆動部支持部材を示す斜視図である。
【図9】車輪ユニットを示す斜視図である。
【図10】本実施形態の四輪操舵装置を備えたフォークリフトでトラックに荷物を積載している状態を示す斜視図である。
【図11】本発明の車両の四輪操舵装置の別の実施形態を示す斜視図である。
【図12】前側の車輪ユニット付近を示す斜視図である。
【図13】後側の車輪ユニット付近を示す斜視図である。
【図14】本実施形態の四輪操舵装置を備えたショベルカーを示す斜視図である。
【図15】本発明の車両の四輪操舵装置の更に別の実施形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
4A,40A,60A 前車輪ユニット
4B,40B 後車輪ユニット
5 伝動ギヤケース
6 走行用モータ
10 車輪駆動部支持部材
13 車輪
14 ウォームホイール
15,27,28,30,36,62 ベベルギヤ
17 操舵ハンドル
17a ハンドル主軸
20,31,42,46 ウォーム
22,44 回転軸
23,45 ウォームホイール
33 伝達軸
37 フォークリフト
41 操舵用モータ
47 回転軸
48 アーム
49 リンク
50 ショベルカー

Claims (4)

  1. 操舵ハンドルと、この操舵ハンドルの主軸の回転を車体の左右方向に延びる回転軸に伝達する第一伝動ギヤ機構と、上記の車体に対して水平面上において回転可能に設けられている前後の車輪ユニットと、上記車体の左右方向に延びる回転軸の回転を前車輪ユニットの回転軸に伝達する第二伝動ギヤ機構と、上記前車輪ユニットの回転を後車輪ユニットの回転軸に伝達軸を介して伝達する第三伝動ギヤ機構とを備え、車両の前後に左右方向に延びるメイン支持フレームがそれぞれ配置され、このメイン支持フレームは、水平支持部と、その両端から上方に起立している垂直部と、その上端から左右に延びている水平端部とからなり、この前後のメイン支持フレームの水平支持部の左右側の上面に、下方に凸湾曲状の板ばねがその中央部を接して配置され、この板ばねの両方の上端部が車体フレームに取り付けられ、上記の操舵ハンドルの主軸が上記の車体フレームとメイン支持フレームのそれぞれ中央部に固定されているブラケットに上下動可能に支持されると共に、この主軸の下端部に第一伝動ギヤ機構を構成するウォームがスプライン結合され、また上記の伝達軸の中間部に前後の車輪ユニットの上下動を吸収するストロークユニットが設けられていることを特徴とする車両の四輪操舵装置。
  2. 請求項1記載の車両の四輪操舵装置において、操舵ハンドルに代えて操舵用モータが設けられており、この操舵用モータの回転軸の回転を車体の左右方向に延びる回転軸に第一伝動ギヤ機構によって伝達することを特徴とする車両の四輪操舵装置。
  3. 請求項1記載の車両の四輪操舵装置において、上記第三伝動ギヤ機構に代えて、前車輪ユニットの回転をリンク機構によって後車輪ユニットの回転軸に伝達することを特徴とする車両の四輪操舵装置。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の四輪操舵装置を備えており、かつ、前後の各車輪ユニットがそれぞれ走行用モータを有しており、各車輪ユニットの車輪がそれぞれの走行用モータによって回転されるように構成されていることを特徴とする車両。
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