JP4107588B2 - 施肥装置付き乗用型田植機 - Google Patents

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Description

本発明は、自走車体の後部にリンク機構を介して昇降操作自在に苗植付け装置を連結し、肥料タンク、及び、この肥料タンクの肥料を繰り出して苗植付け装置に供給するように前記肥料タンクの下部に連結した繰り出し機構を備えた施肥装置を、前記自走車体の運転座席の後側に設けた施肥装置付き乗用型田植機に関する。
上記乗用型田植機において、従来、たとえば特許文献1に示されるように、繰り出しケース38(繰り出し機構に相当)の前面に固設の回動板101が、前横フレーム48に固設のブラケット100に対して支点軸102を介して回動自在に連結し、ホッパ37(肥料タンクに相当)及び繰り出しケース38を、繰り出しケース38が底蓋54に連結した状態と、繰り出しケース38が底蓋54から分離して支点軸102を中心として前方に回動した状態とに切り換えることが可能になったものがあった。
特開2002−119109号公報( 〔0023〕欄、図9 )
上記田植機おいて、繰り出し機構や付属装置の点検や修理などが必要になることがある。上記した従来の技術を採用して施肥装置を装備した場合、肥料タンクを倒伏させて肥料タンクによる繰り出し機構の上方の覆いが極力解除された状態にしても、繰り出し機構が肥料タンクに対して運転座席が位置する側とは反対側に位置する状態になり、運転座席と繰り出し機構の間に位置する肥料タンクのために、運転部から繰り出し機構に手が届きにくくなったり、運転部から繰り出し機構が見えにくくなってメンテナンス作業を行ないにくくなることがあった。
本発明の目的は、肥料タンク及び繰り出し機構を揺動自在に取り付けるものでありながら、メンテナンス作業が行いやすい施肥装置付き乗用型田植機を提供することにある。
本第1発明にあっては、自走車体の後部にリンク機構を介して昇降操作自在に苗植付け装置を連結し、肥料タンク、及び、この肥料タンクの肥料を繰り出して苗植付け装置に供給するように前記肥料タンクの下部に連結した繰り出し機構を備えた施肥装置を、前記自走車体の運転座席の後側に設けた施肥装置付き乗用型田植機において、
前記肥料タンク及び前記繰り出し機構を、車体横向きの軸芯まわりで一体に車体前後方向に揺動自在に連結するとともに肥料タンクと繰り出し機構が車体上下方向に並ぶ状態に起立した起立取り付け状態と、肥料タンクが前記起立取り付け状態から車体後方側に揺動して繰り出し機構が肥料タンクから車体前方向きに突出する状態に倒伏した倒伏取り付け状態とに切り換わるように構成し、
前記繰り出し機構の繰り出しケースを、前記肥料タンクに連結した上部ケース部分と、前記苗植付け装置に肥料供給する送り出し口を有した下部ケース部分とに分割自在に構成するとともに、
前記下部ケース部分は、前記車体後方側の横向きの軸芯が設けられた側と同じ車体後方側における別の横向きの軸芯周りで前記上部ケース部分に対して揺動開閉可能に連結され、
前記苗植付け装置が上昇非作業状態にあると、前記肥料タンク及び前記繰り出し機構が前記倒伏取り付け状態に切り換わることを許容し、前記苗植付け装置が下降作業状態にあると、前記肥料タンク及び前記繰り出し機構が前記倒伏取り付け状態に切り換わることを阻止する牽制手段を設けてあることを特徴とする。
すなわち、肥料タンク及び繰り出し機構を倒伏取り付け状態に切り換えると、繰り出し機構が肥料タンクから車体前方向きに突出する状態になり、肥料タンクによる繰り出し機構の上方の覆いが極力解除された状態になるのみならず、肥料タンクが繰り出し機構に対して運転座席が位置する側とは反対側に位置して運転部から繰り出し機構を取り扱ったり見たりすることの障害になりにくくなる。
また、肥料タンク及び繰り出し機構を倒伏取り付け状態にして点検や修理することができるのみならず、倒伏取り付け状態にした繰り出しケースを上部ケース部分と下部ケース部分とに分離させることにより、繰り出し機構の内部を開放して内部も点検や修理しやすくなるものである。
また、肥料タンク及び繰り出し機構が倒伏取り付け状態に切り換えられると、繰り出し機構から苗植付け装置に肥料供給するように延出されている施肥ホースが自走車体の方に引き寄せられる事態が発生する。このため、作業時に繰り出し機構から苗植付け装置に肥料供給するための供給路の長さが極力短くなるようにした場合、苗植付け装置を下降作業状態にしたたまで肥料タンク及び繰り出し機構が倒伏取り付け状態に切り換えられると、施肥ホースが変形したり外れたりする事態が発生しやすくなる。この種の田植機にあっては、苗植付け装置を上昇非作業状態に上昇させると、下降作業状態に下降させた場合よりも自走車体に近づくことから、作業時において肥料供給路の長さが極力短くなるようにしても、苗植付け装置を上昇非作業状態に上昇させた状態にしておけば、施肥ホースの変形や離脱を発生しにくくしながら、肥料タンク及び繰り出し機構を倒伏取り付け状態に切り換えることができる。
本第1発明は、苗植付け装置が下降作業状態にあると、牽制手段のために肥料タンク及び繰り出し機構を倒伏取り付け状態に切り換えることが阻止され、苗植付け装置が上昇非作業状態にあると、肥料タンク及び繰り出し機構を倒伏取り付け状態に切り換えることが許容されるものであるから、作業時には肥料繰り出し装置から苗植付け装置に極力短い距離の供給路で肥料供給されるようにしても、メンテナンス作業を行なう際、苗植付け装置を上昇非作業状態に上昇させて施肥ホースの変形や離脱を発生しにくくしながら、肥料タンク及び繰り出し機構を倒伏取り付け状態に切り換えられるようにすることができる。
従って、本第1発明によれば、肥料タンク及び繰り出し機構を起伏揺動させて楽に作業用状態としての起立取り付け状態と、メンテナンス用状態としての倒伏取り付け状態とに切り換えることができるものでありながら、メンテナンス作業を行なうに当たり、肥料タンクによる繰り出し機構上方の覆いが極力解除されて作業しやすくなるのみならず、肥料タンクが障害になりにくくて繰り出し機構を運転部から取り扱いやすいとともに見やすくなり、能率よく作業をすることができる。
また、肥料タンク及び繰り出し機構を倒伏取り付け状態に切り換えて繰り出し機構を運転部から容易に取り扱うとともに見て能率よくメンテナンス作業をすることができるのみならず、繰り出しケースの内部も開放して内部のメンテナンス作業も能率よく行なうことができる。
さらに、本第1発明によれば、作業時には肥料繰り出し装置から苗植付け装置に極力短い距離の供給路で迅速かつスムーズに肥料供給することができながら、肥料タンク及び繰り出し機構を倒伏取り付け状態に切り換えてメンテナンス作業を行なうのに、施肥ホースが変形したり外れたりするトラブルを発生しにくくしながら行なうことができる。
本第2発明にあっては、本第1発明の構成において、前記繰り出し機構に肥料搬送風を供給する送風管、及びこの送風管に肥料搬送風を供給する送風装置を、前記肥料タンク及び前記繰り出し機構と一体揺動自在に連結してある。
すなわち、送風管や送風装置を分離させて肥料タンク及び繰り出し機構の起伏揺動を可能にするものであれば、その分離手間が必要になる。これに対し、送風管及び送風装置を肥料タンク及び繰り出し機構と一体揺動自在に連結してあるものだから、送風管及び送風装置を分離させる手間を掛けなくとも、肥料タンク及び繰り出し機構を起伏揺動させることができる。
従って、本第2発明によれば、肥料搬送風を利用して施肥作業するものでありながら、メンテナンス作業を行なうに当たり、繰り出し機構を運転部から容易に取り扱うとともに見て能率よく作業をすることができるのみならず、送風管や送風装置を取り外す手間を掛けなくて済んでこの面からも能率よく作業をすることができる。
本第3発明にあっては、本第1又は2発明の構成において、前記送風装置がエンジン排熱で加熱された空気を吸引するように送風装置の吸気口から延出する吸気ダクトを設け、前記吸気ダクトを自走車体に支持させるとともに、前記吸気ダクトと、前記送風装置の吸気口とを接続する可撓性ダクトを設けてある。
すなわち、吸気ダクトを自走車体に支持させて吸気ダクトが振動しにくいように強固に支持させながら温度の高い空気を送風装置に吸引させることができる。肥料タンク及び繰り出し機構を起伏揺動させるに当たり、吸気ダクトと送風装置が接続されたままであっても、可撓性ダクトが撓むことによって起伏揺動させることができるものである。
従って、本第3発明によれば、エンジン排熱によって加熱された空気を送風装置に吸引させて温度の高い肥料搬送風を利用することができながら、かつ、吸気ダクトを振動しにくいように強固に支持させることができながら、吸気ダクトを分離させる手間を掛けなくとも肥料タンク及び繰り出し機構を起伏揺動させてメンテナンス作業を能率よく行なうことができる。
本第4発明にあっては、本第1〜第3発明のいずれか一つの構成において、前記肥料タンク及び前記繰り出し機構を前記倒伏取り付け状態に固定するロック状態と、ロック解除状態とに切り換え自在なロック手段を設けてある。
すなわち、倒伏取り付け状態に切り換えた肥料タンク及び繰り出し機構を、ロック手段によって倒伏取り付け状態に固定し、倒伏取り付け状態から起立取り付け状態に変化しないように支持する手間を掛けなくとも、倒伏取り付け状態に保持しながらメンテナンス作業を行なうことができる。
従って、本第4発明によれば、肥料タンク及び繰り出し機構を倒伏取り付け状態に保持する手間を要しないで楽にメンテナンス作業を行なうことができる。
本第5発明にあっては、本第1〜第4発明のいずれか一つの構成において、前記運転座席の横側方に作業用ステップを設け、前記肥料タンク及び前記繰り出し機構が前記起立取り付け状態から前記倒伏取り付け状態に切り換わることにより、前記繰り出し機構の付属装置が前記作業用ステップから上方に離間するように構成してある。
すなわち、肥料タンク及び繰り出し機構を倒伏取り付け状態に切り換えると、繰り出し機構の付属装置が作業用ステップから上方に離間し、作業用ステップを脱着するためのスペースを付属装置の下方に確保することができるものである。
従って、本第5発明によれば、作業用ステップを交換するなどに当たり、肥料タンク及び繰り出し機構を倒伏取り付け状態に切り換えることによって脱着用スペースが確保でき、繰り出し機構や付属装置を取り外す手間を掛けないで楽にかつ能率よく脱着作業をすることができる。
本第6発明にあっては、本第1〜第5発明のいずれか一つの構成において、前記運転座席を、上昇格納姿勢と下降使用姿勢とに揺動切り換え自在な状態で、かつ、前記肥料タンク及び前記繰り出し機構が前記倒伏取り付け状態にあれば、前記繰り出し機構又はこれの付属装置に当接して前記下降使用姿勢に下降しない状態に取り付けてある。
すなわち、肥料タンク及び繰り出し機構を倒伏取り付け状態にしたままであると、運転座席を上昇格納姿勢から下降姿勢に切り換えようとしても、運転座席が繰り出し機構又はこれの付属装置に当接して下降使用姿勢に切り換わらないものである。これにより、肥料タンク及び繰り出し機構を起立取り付け状態に戻さなければ、運転座席を下降使用姿勢に戻すことができなくて運転することができなくなる。
従って、本第6発明によれば、肥料タンク及び繰り出し機構を倒伏取り付け状態にしたままで作業をされないようにでき、しかも、運転座席を報知手段に利用して構造簡単に得られる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1,2に示すように、左右一対の操向操作自在な前車輪1、及び、左右一対の後車輪2が原動部3に位置するエンジン(図示せず)からの動力によって駆動されて自走し、かつ、原動部3の後方に位置する運転座席4が装備された運転部を備えた自走車体の車体フレーム5の後部に、リフトシリンダ6が装備されたリンク機構7を介して苗植付け装置10を連結するとともに、前記エンジンからの駆動力を回転軸8を介して苗植付け装置10に伝達するように構成し、自走車体の運転座席4の後側に肥料タンク21が装備された施肥装置20を設けて、施肥装置付きの乗用型田植機を構成してある。
この田植機は、複数条の稲苗の苗植付け作業を行なうとともに、複数条の植付け苗に対する施肥作業も同時に行なって行くものであり、リフトシリンダ6を操作すると、このリフトシリンダ6がリンク機構7を車体フレーム5に対して上下に揺動操作することにより、苗植付け装置10をこれの機体下部に機体横方向に並んで付いている複数個の整地フロート11が田面に接地した下降作業状態と、各整地フロート11が田面から高く浮上した上昇非作業状態とに昇降操作する。苗植付け装置10を下降作業状態にして自走車体を走行させると、苗植付け装置10の機体後部に機体横方向に並んで位置する複数の苗植付け機構12が、この苗植付け機構12の苗植え運動に連動して機体横方向に往復移送される苗載せ台13に載置されたマット状苗から一株分のブロック苗を切断するとともに取り出して下降し、整地フロート11によって整地された田面に植え付けていく。これに伴い、施肥装置20は、前記肥料タンク21から粒状の肥料を取り出して複数本の施肥ホース22を介して、苗植付け装置10に植付け機体の横方向に並べて設けてある複数個の施肥器23に各別に供給していく。各施肥器23は、前記苗植付け機構12の一つに対して1個ずつ対応するように配置して前記複数個の整地フロート11に分散させて取り付けられており、各施肥器23が田面の苗植付け機構12による苗植付け箇所の横側近くに施肥溝を形成し、この施肥溝に前記施肥ホース22からの肥料を供給していく。
前記施肥装置20についてさらに詳述すると、図3,4,5などに示すように、この施肥装置20は、自走車体の横方向に長い1個の前記肥料タンク21、この肥料タンク21の底部に自走車体横方向に並んで位置する複数の漏斗部それぞれに連結している繰り出し機構30、各繰り出し機構30の左右一対の送り出し口31から延出している前記施肥ホース22、各繰り出し機構30の下端部の自走車体前方側に自走車体横方向に沿って位置する1本の送風管24及び1本の回収管25、送風管24の一端側に連結している送風装置26を備えて構成してある。
図4,5,6などに示すように、前記各繰り出し機構30は、自走車体の車体フレーム5に支柱9aなどで固定された施肥フレーム9に上端側が支持され、かつ、前記肥料タンク21の漏斗部に上端側が連通している1個の繰り出しケース32、この繰り出しケース32の内部に1本のロール駆動軸33を介して一体回転自在に架設した左右一対の繰り出しロール34、この両繰り出しロール34の上方を開閉するシャッター35、前記左右一対の繰り出しロール34の一方の繰り出しロール34が位置する繰り出し通路36と、他方の繰り出しロール34が位置する繰り出し通路36に対して各別に連通するように構成して前記繰り出しケース32の下部に一体成形した左右一対の筒体部で成る前記左右一対の送り出し口31を備えて構成してある
図3,5に示すように、各繰り出し機構30の前記ロール駆動軸33に対して施肥クラッチ(図示せず)を介して連動する1本の自走車体横向きの六角軸で成る回転伝動軸41を各繰り出しケース32の自走車体後方側に回転自在に設け、前記回転伝動軸41に出力部材が連動している一対の一方向回転クラッチ42の入力部材どうしをリンク機構43によって連動させ、一方の一方向回転クラッチ42の入力アーム42aに上端側が連結している連動ロッド44の下端側を、後輪用伝動軸45に装着された動力取り出し機構46の出力クランクアーム46aに連動させて、繰り出し駆動機構40を構成してある。すなわち、この繰り出し駆動機構40は、後輪用伝動軸45から回転駆動力を取り出し、この駆動力を往復動力に変換して回転伝動軸41に伝達してこの回転伝動軸41を一回転方向に駆動し、この駆動力を各繰り出し機構30のロール駆動軸33に伝達して各繰り出し機構30の繰り出しロール34を回転駆動するようになっている。
図6などに示すように、前記送風管24は、各繰り出し機構30の前記左右一対の送り出し口31を構成している前記筒体部の自走車体前端側に連結して各繰り出し機構30の繰り出しケース32によって支持されるように、かつ、各繰り出し機構30の前記左右一対の送り出し口31に連通するように、各繰り出し機構30の前記左右一対の送り出し口31を構成している前記筒体部の自走車体前端側に連結してある。
図3,10などに示すように、送風装置26は、ブロワケースの自走車体前方側に電動モータ26bを備えた電動ブロワで構成してある。送風装置26のブロワケースの吸気口26cから吸気ダクト27をエンジン排気マフラーの付近まで延出させてあり、送風装置26は、エンジン排気マフラーから出るエンジン排熱によって加熱されて常温よりも温度上昇した空気を吸気ダクト27を介して吸引して風を発生させ、この温風を肥料搬送風として排気口26aから送風管24に供給する。吸気ダクト27は、車体フレーム5に固定のダクトホルダー(図示せず)に止着することにより、自走車体によって支持させてある。吸気ダクト27と、送風装置26の吸気口26cとは、可撓性を備えるように蛇腹管に構成した可撓性ダクト28によって接続してある。
図6に示すように、繰り出しケース32の自走車体前方側に繰り出しケース32と一体成形して設けた連結部32bから取り出しケースを延出させて構成した残留物取り出し口37、及び、この残留物取り出し口37を前記連結部32bで開閉するように構成した弁体38を各繰り出し機構30に設けてある。前記各弁体38は、この弁体38の回転支軸38aを繰り出しケース32の外部から回転操作することによって開閉するように構成してある。
図4,6,7などに示すように、前記回収管25の一端側を、送風管24の送風装置26が連結している側とは反対側に対して連結管50を介して連通させ、回収管25の途中を、各繰り出し機構30の前記残留物取り出し口37に連通させ、回収管25の他端側に、U字状に屈曲した排出ダクトを接続して回収物排出口25bを設けてある。回収管25の前記回収物排出口25bを構成している排出ダクトの端部に設けた蓋体51により、回収物排出口25bの蓋体51を構成してある。この蓋体51は、排出ダクトの端部に外嵌させ、外嵌に起因する弾性変形によって排出ダクトに止着させることによって回収物排出口25bを閉じ状態にし、排出ダクトから取り外すことによって回収物排出口25bを開き状態にするように構成してある。蓋体51は、排出ダクトから取り外しても落下しないように連結具51aによって排出ダクトに連結してある。
回収管25の前記回収物排出口25bを構成している排出ダクトは、回収管25に対して回動操作自在に連結してあり、回収物排出口25bを回収管25の本体に対してその軸芯まわりで回動操作することにより、図4に実線で示す如く回収物排出口25bが送風装置26の電動モータ26bを囲う如く電動モータ26bの周囲にコンパクトに収納した格納状態と、図4に二点鎖線で示す如く回収物排出口25bがこれからの肥料回収が行いやすくなるように電動モータ26bの下方に出た使用状態とに切り換わるようになっている。
図5,9に示すように、肥料タンク21及び各繰り出し機構30を支持する前記施肥フレーム9は、車体フレーム5に前記支柱9aなどで固定された固定側フレーム60と、各繰り出し機構30の繰り出しケース32にボルト連結されていて肥料タンク21及び各繰り出し機構30を支持している可動側フレーム65とによって構成してある。可動側フレーム65の各繰り出し機構30の車体後方側近くに位置する部位に連結板部66を設けてあり、可動側フレーム65は、前記連結板部66にて、前記固定側フレーム60の上端部に位置する支持部に対して連結ピン55を介して回動自在に連結してある。
これにより、肥料タンク21と各繰り出し機構30とは、一体となって前記連結ピン55の車体横向きの軸芯55aまわりで自走車体に対して車体前後方向に揺動し、図5、図10(イ)に示す如く可動側フレーム65の車体横向きのメインフレーム部分65aが固定側フレーム60の車体横向きの梁部分60aの上面側に当接して可動側フレーム65がこれ以上は下降しないようにストップされたストロークエンドになって、肥料タンク21と各繰り出し機構30が車体上下方向に並ぶ状態に起立した起立取り付け状態になったり、図9、図10(ロ)に示す如く可動側フレーム65の前記メインフレーム部分65aの後端部位が固定側フレーム60の前記梁部分60aの後端部の上面側に当接してこれ以上は上昇しないようにストップされたストロークエンドになって、肥料タンク21が前記起立取り付け状態から車体後方側に揺動した状態で、かつ、各繰り出し機構30が肥料タンク21から車体前方向きにやや車体下方向きに突出する状態に倒伏した倒伏取り付け状態になるようになっている。送風管24が各繰り出し機構30の送り出し口31に連結し、送風装置26が送風管24に連結し、回収管25が送風管24、及び、各繰り出し機構30の残留物取り出し口37に連結しており、肥料タンク21と繰り出し機構30が軸芯55aまわりで揺動する際、送風管24も送風装置26も回収管25も肥料タンク21及び繰り出し機構30と一体になって肥料タンク21や繰り出し機構30と共に揺動する。
図5に示す如く肥料タンク21及び繰り出し機構30が前記起立取り付け状態にあれば、運転座席4の横側方に位置する作業用ステップ72を車体側のステップ取り付け部から取り外そうとしても作業用ステップ72が繰り出し機構30の付属装置としての回収管25に当接して外れないが、図9に示す如く肥料タンク21及び繰り出し機構30を前記倒伏取り付け状態に切り換えると、繰り出し機構30の付属装置としての回収管25や送風管24が作業用ステップ72の上面から上方に離間し、作業用ステップ72を脱着するためにステップ取り付け部に対して昇降操作する作業用スペースを回収管25や送風管24の下方に確保できるようになっている。
図9にしめすように、車体フレーム5に運転座席4を支持するように固定された座席支持部材58の後端部に突っ張り棒57を設けてある。この突っ張り棒57は、座席支持部材58に対して回動操作することにより、座席支持部材58に対して起立した使用取り付け状態と、この使用取り付け状態から車体前方側に倒伏して座席支持部材58に沿って運転座席4の下方に格納された格納取り付け状態とに切り換えることができるようになっている。肥料タンク21及び繰り出し機構30を前記倒伏取り付け状態に切り換えた際、突っ張り棒57を前記使用取り付け状態にするとともにこの突っ張り棒57の遊端側を、前記可動側フレーム65から車体前方側に延出しているアーム67の先端側のフック部に係止させることにより、倒伏取り付け状態にした肥料タンク21及び繰り出し機構30を自重で起立取り付け状態に切り換わることがないように突っ張り棒57によって突っ張り支持させることができるようになっている。すなわち、突っ張り棒57を使用することにより、肥料タンク21及び繰り出し機構30を倒伏取り付け状態に突っ張り棒57によってロックすることができ、突っ張り棒57を格納取り付け状態に切り換えることにより、肥料タンク21及び繰り出し機構30を起立取り付け状態に戻すことができるように突っ張り棒57によるロックを解除することができるようになっている。
苗植付け装置10を下降作業状態に下降させた場合、図8に二点鎖線で示す如く肥料タンク21及び繰り出し機構30を起立取り付け状態から倒伏取り付け状態に切り換えようとしても、肥料タンク21が苗植付け装置10の苗載せ台13の上端部から延出している延長苗載せ台14に当接して肥料タンク21及び繰り出し機構30が倒伏取り付け状態に切り換わらないが、苗植付け装置10を上昇非作業状態に上昇させた場合には、肥料タンク21が延長苗載せ台14に当接しなくて、肥料タンク21及び繰り出し機構30を倒伏取り付け状態に切り換えることができるようになっている。
すなわち、苗植付け装置10を上昇非作業状態に上昇させてあれば、肥料タンク21及び繰り出し機構30を倒伏取り付け状態に切り換えることが許容されるが、苗植付け装置10を下降作業状態に下降させてあれば、肥料タンク21及び繰り出し機構30を倒伏取り付け状態に切り換えることが延長苗載せ台14によって牽制されるようになっている。
図8に示すように、運転座席4の座部4aの前端側を、前記座席支持部材58に対して軸芯58aまわりで回動自在に連結し、肥料タンク21及び繰り出し機構30を倒伏取り付け状態や起立取り付け状態に切り換える際、図8に二点鎖線で示す如く運転座席4を座部4aが座席支持部材58に載った下降使用姿勢になっていると、繰り出し機構30の付属装置としての回収管25が運転座席4の背当て部4cに当接して十分に上昇又は下降しなくて肥料タンク21及び繰り出し機構30が倒伏取り付け状態や起立取り付け状態に切り換わらないため、運転座席4を前記軸芯58aまわりで上昇揺動させて、座部4aが車体上下向きになり、背当て部4cが下降使用姿勢の場合よりも車体前方側に移動して回収管25が当接しなくなった上昇格納姿勢に切り換えた状態にしておいて、肥料タンク21及び繰り出し機構30を倒伏取り付け状態や起立取り付け状態に切り換えるようにしてある。
すなわち、肥料タンク21及び繰り出し機構30を倒伏取り付け状態に切り換えた場合、起立取り付け状態に戻さなければ、運転座席4を下降使用姿勢に戻すことができず、肥料タンク21及び繰り出し機構30を倒伏取り付け状態に切り換えたままになっていると、運転座席4を下降使用姿勢に戻すことができず、これによって、肥料タンク21及び繰り出し機構30が倒伏取り付け状態になっていると認識させることができるようになっている。
図6,11に示すように、各繰り出し機構30において、繰り出しケース32を、繰り出しロール34の回動軸芯Xを含む面を分割面Yとして、肥料タンク21に連結した上部ケース部分32cと、前記送り出し口31を有する下部ケース部分32dとに分割自在に構成するとともに、下部ケース部分32dを、繰り出しケース32に対して送風管24及び回収管25が位置する側とは反対側に位置する連結ピン39を介して上下揺動自在に上部ケース部分32cに対して連結してある。
すなわち、下部ケース部分32dは、送風管24が外れ、かつ、閉じフック70が外れた状態にして連結ピン39の車体横向きの軸芯39aを揺動軸芯にして上下に揺動操作することにより、図11(ロ)に示す如く下部ケース部分32dの開口Aが開き、かつ、上部ケース部分32cの開口Bを開いた下降開き状態と、図11(イ)に示す如く下部ケース部分32dの開口Aも上部ケース部分32cの開口Bも閉じた上昇閉じ状態とに切り換わるようになっている。前記下部ケース部分32dを上昇閉じ状態にした場合、閉じフック70を上部ケース部分c2cの係合部71に係止作用させて下部ケース部分32dの閉じロックを行なうようになっている。
つまり、この施肥装置20にあっては、肥料タンク21及び繰り出し機構30を起立取り付け状態にし、各繰り出し機構30において、繰り出しケース32を上昇閉じ状態になるとともに送風管24が連結した状態にし、図6に実線で示す如くシャッター35の操作ロッド52を繰り出しケース32に押し込み操作し、シャッター35を収納部53に入れて繰り出しロール34の上方を開放しておくとともに、残留物取り出し口37の弁体38を閉じておき、図4に示す如く回収管25の蓋体51を取り付けて回収物排出口25bを閉じておき、送風装置26の電動モータ26bをオンに操作することによって施肥作業を行なうようになっている。
すなわち、各繰り出し機構30の繰り出しロール34が繰り出し駆動機構40によって後輪用伝動軸45からの駆動力によって駆動され、繰り出しロール34の周面に回転方向に並んでいる図6の如き繰り出し凹部34aによってこの繰り出し凹部34aの容積によって決まる設定量ずつで肥料タンク21の肥料を送り出し口31に繰り出す。これに伴い、送風装置26が外気より温度が高い搬送風を送風管24に供給し、このとき、送風管24の送風装置側とは反対側から回収管25に搬送風が流入するが、各残留物取り出し口37が弁体38で閉になり、回収管25の回収物排出口25bが蓋体51で閉になっていて搬送風が回収管25から外部に漏れ出ないことにより、送風管24が送風装置26からの搬送風を各繰り出し機構30の各送り出し口31に供給し、各繰り出し機構30において、送り出し口31に繰り出された肥料を順次、送風管24からの搬送風によって施肥ホース22に送り出して施肥器23に供給していく。
また、肥料タンク21や繰り出し機構30に肥料が残留した場合、次の如くして回収管25の回収物排出口25bから取り出して回収することができるようになっている。
すなわち、図7に示す如く回収管25の回収物排出口25bを格納状態から使用状態に取り出すとともにこの回収管25の蓋体51を取り外して回収物排出口25bを開けておき、送風装置26の電動モータ26bをオンに操作する。すると、送風装置26が常温より高い温度の搬送風を送風管24に供給し、その搬送風が送風管24の送風装置側とは反対側から回収管25に流入し、回収管25の内部を風導入口25aが位置する側から回収物排出口25bに向けて流動していく。各繰り出し機構30において、図6に二点鎖線で示す如くシャッター35の操作ロッド52を繰り出しケース32から引き出し操作し、シャッター35を収納部53から繰り出しロール34の上方に引き出して繰り出しロール34の上方を閉じて肥料が繰り出しロール34に流下しないようにし、残留物取り出し口37の弁体38を開き操作する。すると、シャッター35が収納部53から出ても弁体38の上方までは至らなくて残留物取り出し口37を閉じないとともに、シャッター35の操作ロッド52が弁体38の上方に位置しても残留物取り出し口37を閉じないことにより、肥料タンク21や繰り出しケース32の繰り出しロール34よりも上方に残留していた肥料が、残留物取り出し口37から流下して回収管25に入り込み、回収管25を流動する送風管24からの搬送風によって回収管25の内部を搬送されて回収物排出口25bから排出される。このとき、搬送風が回収管25の絞り部25cのために逆流しにくいことと、流動方向下手側に至るほど回収管25の内径が大になっていることとによって回収管25の内部をスムーズに流動して肥料を回収管内に残りにくいように搬送していく。
各繰り出し機構30の点検などを行なうに当たり、肥料タンク21及び繰り出し機構30を倒伏取り付け状態に切り換え操作する。このとき、苗植付け装置10を上昇非作業状態に上昇操作して、肥料タンク21及び繰り出し機構30を倒伏取り付け状態に切り換えることに対する延長苗載せ台14による牽制を解除しておき、かつ、運転座席4を回収管25の上昇障害にならないように上昇格納姿勢に切り換えておく。また、送風装置・が上昇するに伴って可撓性ダクト28が撓むことにより、吸気ダクト27は送風装置26から分離させなくともよい。肥料タンク21及び繰り出し機構30が倒伏取り付け状態になると繰り出し機構30が肥料タンク21から車体前方向きに突出する状態になり、これにより、肥料タンク21による繰り出し機構30の上方の覆いが極力解除された状態になるとともに肥料タンク21が繰り出し機構30に対して運転座席4が位置する側とは反対側に位置する状態になり、運転部から繰り出し機構30を取り扱い易くかつ見やすくなる。このとき、突っ張り棒57を使用することにより、肥料タンク21及び繰り出し機構30を倒伏取り付け状態に固定することができる。
また、このとき、繰り出しケース32の下部ケース部分32dを下降開き状態に切り換え操作することにより、下部ケース部分32dの開口Aも上部ケース部分32cの開口Bも開いて繰り出しケース32の内部を点検や清掃しやすいように開くことができる。また、繰り出しロール34を点検や清掃しやすいように繰り出しケース32から取り出すことができる。
〔別実施形態〕
上記実施形態の如く、苗植付け装置10が下降作業状態にあれば、肥料タンク21及び繰り出し機構30を倒伏取り付け状態に切り換えることが延長苗載せ台14によって牽制されるように構成する他、苗植付け装置10の苗載せ台13や機体フレームなどから延出する専用の牽制部材によって牽制されるように構成しても、本発明の目的を達成できる。従って、延長苗載せ台14、牽制部材などを総称して牽制手段14と呼称する。
上記突っ張り棒57に替え、ロックピンなどを採用しても本発明の目的を達成できるのであり、突っ張り棒57、ロックピンなどを総称してロック手段57と呼称する。
上記実施形態の如く運転座席4を上昇格納姿勢から下降使用姿勢に切り換える際、肥料タンク21及び繰り出し機構30が倒伏取り付け状態にあれば、運転座席4が回収管25に当接して下降使用姿勢に切り換わらないように構成する他、運転座席4が送風管24又は繰り出し機構30に当接して下降使用姿勢に切り換わらないように構成することによっても、肥料タンク21及び繰り出し機構30の起立取り付け状態への戻し忘れを防止する手段として運転座席4を利用するという本発明の目的を達成できる。従って、回収管25、送風管24などを総称して繰り出し機構30の付属装置24と呼称する。
施肥装置付き乗用型田植機の全体の側面図 施肥装置付き乗用型田植機の全体の平面図 施肥装置の後面図 施肥装置の正面図 繰り出し機構の側面図 繰り出し機構の断面図 送風管及び回収管の概略断面図 延長苗載せ台の牽制作用を示す説明図 肥料タンク及び繰り出し機構の倒伏取り付け状態での側面図 (イ)は、肥料タンク及び繰り出し機構を倒伏取り付け状態にした施肥装置の側面図、(ロ)は、肥料タンク及び繰り出し機構を起立取り付け状態にした施肥装置の側面図 (イ)は、上部ケース及び下部ケースを閉じ状態にした繰り出し機構の側面図、(ロ)は、上部ケース及び下部ケースを開き状態にした繰り出し機構の側面図
符号の説明
4 運転座席
7 リンク機構
10 苗植付け装置
14 牽制手段
20 施肥装置
21 肥料タンク
24 送風管
25 付属装置
26 送風装置
26c 送風装置の吸気口
27 吸気ダクト
28 可撓性ダクト
30 繰り出し機構
31 繰り出し機構の送り出し口
32 繰り出しケース
32c 繰り出しケースの上部ケース部分
32d 繰り出しケースの下部ケース部分
55a 肥料タンク及び繰り出し機構の揺動軸芯
57 ロック手段
72 作業用ステップ

Claims (6)

  1. 自走車体の後部にリンク機構を介して昇降操作自在に苗植付け装置を連結し、肥料タンク、及び、この肥料タンクの肥料を繰り出して苗植付け装置に供給するように前記肥料タンクの下部に連結した繰り出し機構を備えた施肥装置を、前記自走車体の運転座席の後側に設けた施肥装置付き乗用型田植機であって、
    前記肥料タンク及び前記繰り出し機構を、車体後方側の横向きの軸芯まわりで一体に車体前後方向に揺動自在に連結するとともに肥料タンクと繰り出し機構が車体上下方向に並ぶ状態に起立した起立取り付け状態と、肥料タンクが前記起立取り付け状態から車体後方側に揺動して繰り出し機構が肥料タンクから車体前方向きに突出する状態に倒伏した倒伏取り付け状態とに切り換わるように構成し、
    前記繰り出し機構の繰り出しケースを、前記肥料タンクに連結した上部ケース部分と、前記苗植付け装置に肥料供給する送り出し口を有した下部ケース部分とに分割自在に構成するとともに、
    前記下部ケース部分は、前記車体後方側の横向きの軸芯が設けられた側と同じ車体後方側における別の横向きの軸芯周りで前記上部ケース部分に対して揺動開閉可能に連結され、
    前記苗植付け装置が上昇非作業状態にあると、前記肥料タンク及び前記繰り出し機構が前記倒伏取り付け状態に切り換わることを許容し、前記苗植付け装置が下降作業状態にあると、前記肥料タンク及び前記繰り出し機構が前記倒伏取り付け状態に切り換わることを阻止する牽制手段を設けてあることを特徴とする施肥装置付き乗用型田植機。
  2. 前記繰り出し機構に肥料搬送風を供給する送風管、及びこの送風管に肥料搬送風を供給する送風装置を、前記肥料タンク及び前記繰り出し機構と一体揺動自在に連結してある請求項1記載の施肥装置付き乗用型田植機。
  3. 前記送風装置がエンジン排熱で加熱された空気を吸引するように送風装置の吸気口から延出する吸気ダクトを設け、前記吸気ダクトを自走車体に支持させるとともに、前記吸気ダクトと、前記送風装置の吸気口とを接続する可撓性ダクトを設けてある請求項1又は2記載の施肥装置付き乗用型田植機。
  4. 前記肥料タンク及び前記繰り出し機構を前記倒伏取り付け状態に固定するロック状態と、ロック解除状態とに切り換え自在なロック手段を設けてある請求項1〜3のいずれか1項記載の施肥装置付き乗用型田植機。
  5. 前記運転座席の横側方に作業用ステップを設け、前記肥料タンク及び前記繰り出し機構が前記起立取り付け状態から前記倒伏取り付け状態に切り換わることにより、前記繰り出し機構の付属装置が前記作業用ステップから上方に離間するように構成してある請求項1〜4のいずれか1項記載の施肥装置付き乗用型田植機。
  6. 前記運転座席を、上昇格納姿勢と下降使用姿勢とに揺動切り換え自在な状態で、かつ、前記肥料タンク及び前記繰り出し機構が前記倒伏取り付け状態にあれば、前記繰り出し機構又はこれの付属装置に当接して前記下降使用姿勢に下降しない状態に取り付けてある請求項1〜5のいずれか1項記載の施肥装置付き乗用型田植機。
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