JP4107155B2 - ネットワークセッション制御システム、ネットワーク管理装置およびプログラム - Google Patents

ネットワークセッション制御システム、ネットワーク管理装置およびプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワーク端末間で音声通信やデータ通信を実行するためのネットワークセッションを確立するネットワークセッション制御システムに関し、特には、ユーザまたは端末の状況を参照しながら適切な時機にセッションを確立可能なネットワークセッション制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インターネット技術の普及と低コスト化に伴い、これまで専用線上で専用プロトコルを用いて実現されていたサービスを、IP(Internet Protocol)ネットワーク上で実現することが大きな流れとなっている。電話サービスも、VoIP(Voice over IP)技術による音声通信と、呼制御プロトコルとして策定されたH.323やSIP(Session Initiation Protocol)の組み合わせにより、IPネットワーク上で実現可能となっている。H.323やSIPは単に電話サービスに留まらず、端末間のネットワークサービス用セッションの構築や制御に利用可能なように設計されている。
【0003】
しかしながら、通常の交換機を用いた電話はもちろんのこと、H.323やSIPを用いた場合においても、これまでのネットワークサービスでは「自分/相手の通信したい時」に端末を使ってセッションの確立を試みるという利用方法が一般的であった。そのため、例えば電話サービスの場合、相手が会議中ですぐには応対できない場合、通常では相手とまったく連絡をとることができないか、せいぜい折り返しの連絡を口頭で依頼する程度のことしかできずにいた。しかも、ようやく相手から電話がかかってきた時には今度はこちらが応対できないなど、通話確立に至るまでに長いプロセスを要する場合が頻繁に発生するという問題があった。
【0004】
このような問題を解決する従来技術が特許文献1および2において提案されている。特許文献1に記載される従来技術は、事前登録により指定された移動機が指定地域に到着したときに指定端末と接続する予約接続移動通信方式である。具体的には、移動通信交換機内に、予約接続登録者の端末より接続端末と移動機および移動機の所在位置を指定した予約接続の登録が行われたときにホームメモリ局に予約接続情報を記憶する予約接続登録処理手段と、移動機から位置登録が行われたときに登録位置と予約接続情報中の指定地域を比較し、一致した場合に、その移動機と予約接続情報中の指定端末を接続する予約接続制御手段とを備えている。また、移動機が指定地域に到達したときに予約接続制御手段によって予約接続登録者の端末に接続して、「予約接続登録が行われた移動機が指定の位置に到着したが接続を行うか否か」を問い合わせ、予約接続登録者から接続が要求された場合に限って移動機と指定端末とを接続する態様も開示されている。
【0005】
他方、特許文献2に記載される従来技術は、移動機が圏外にいる等の理由で応答しないとき、その移動機が応答できるようになるまで監視や再発呼を発信側に負担をかけずに実現する無線通信方式である。具体的には、発信元端末が移動機の呼出しに失敗したとき、サービスセンタにその後の処理の代行を依頼し、サービスセンタが移動機に対して呼設定信号内の発サブアドレスに着呼出通知である旨を書き込んだ呼設定信号を送信し、移動機から呼設定応答があったときに、発信元端末に対して、呼設定信号内の発サブアドレスに着信呼出応答である旨を書き込んだ呼設定信号を自動的に送信し、これを受けた発信元端末が移動機に対して自動的に発呼を行う。
【0006】
【特許文献1】
特開平7−264666号公報
【特許文献2】
特開平11−164361号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの従来技術においては、端末位置や発呼処理の継続のみを意識したものであり、呼び出されるユーザ(特許文献1及び2の場合は移動機のユーザ)にとって必ずしも都合が良いとは限らず、セッションを円滑に確立できない可能性が高いという問題があった。特許文献1記載の従来技術では、移動機が指定地域に到達した際、つまり予約条件が成立した際に、都合を予約登録者に直接確認するように構成することでセッションの円滑な確立の実現を図っているが、セッション確立手順は呼出者/被呼出者の関係により変化するものであり、常にセッションの予約者に確認を取ることが良いとは限らない場合も多数存在する。例えば、呼出者と被呼出者の間の関係が、同僚や友人であれば対等だが、「客と担当営業」なら「客」が、「上司と部下」なら「上司」が、それぞれ優先して都合を考慮されるべきである。
【0008】
また、上述した従来技術においては、呼出されるユーザの都合を考慮せずに予約を受け付けるため、そもそも予約自体を受け付けたくないユーザの意向が反映されないという問題もある。
【0009】
本発明の目的は、ネットワークセッションに参加するユーザ間の関係に応じたセッション確立手順でネットワークセッションを確立することのできるネットワークセッション制御システムおよびネットワーク管理装置を提供することにある。
【0010】
本発明の別の目的は、予約受付時に参加予定のユーザに参加の可否を確認することのできるネットワークセッション制御システムおよびネットワーク管理装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明のネットワークセッション制御システムおよびネットワーク管理装置は、同じネットワークセッションに参加するネットワーク端末装置の通信アドレス、前記ネットワーク端末装置のユーザ間の関係に基づいて設定された各ネットワーク端末装置毎のセッション確立の優先度を含む予約接続情報に基づいてネットワーク管理装置の制御の下に複数のネットワーク端末装置間にネットワークセッションを確立するネットワークセッション制御システムであって、セッション確立の優先度に高低の差がある予約接続情報中のネットワーク端末装置のセッション確立の優先度を参照して、セッション確立の優先度の高いネットワーク端末装置を、ネットワークセッションに参加可能になったかどうかを確認する必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理、および、セッション確立を開始して良いかどうかを問い合わせる必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理のうちの少なくとも一方の処理を行うセッション確立手順を用いてネットワークセッションを確立する。また、ネットワーク管理装置がネットワーク端末装置またはそのユーザの状況を参照して前記予約接続情報で予約されたネットワークセッションを確立する時機を決定する。これは、ネットワーク端末装置が自端末またはそのユーザの状況を検知し、この検知された状況を前記ネットワーク管理装置が参照するか、或いはネットワーク端末装置およびネットワーク管理装置から独立したセッション確立情報管理装置が各ネットワーク端末装置またはそのユーザの状況を管理し、この管理された状況を前記ネットワーク管理装置が参照することによって行うことができる。また、予約接続情報の記憶手段への登録時に、参加予定のネットワーク端末装置またはそのユーザにネットワークセッションへの参加可否を確認する構成も採用する。
【0012】
より具体的には、本発明の第1のネットワークセッション制御システムは、複数のネットワーク端末装置と、前記ネットワーク端末装置間にセッションデータ中継手段を介してネットワークセッションを確立する制御を行うネットワーク管理装置とを含むネットワークセッション制御システムであって、前記ネットワーク管理装置は、前記複数のネットワーク端末装置と通信可能なネットワークセッション制御装置と、同じネットワークセッションに参加するネットワーク端末装置の通信アドレス、前記ネットワーク端末装置のユーザ間の関係に基づいて設定された各ネットワーク端末装置毎のセッション確立の優先度およびネットワークセッションの確立に必要なパラメータを含む予約接続情報を記憶する記憶手段とを備え、前記ネットワーク端末装置は、自端末またはそのユーザの状況を検知するセッション確立情報検知手段と、前記検知された情報を参照して前記ネットワーク管理装置からのネットワークセッションへ参加可能かどうかの問い合わせに応えるセッション要求受入確認手段と、前記ネットワーク管理装置から要求されたセッションを確立するセッション確立手段とを備え、前記ネットワークセッション制御装置は、前記ネットワーク端末装置またはそのユーザがネットワークセッションに参加可能になったかどうかを前記ネットワーク端末装置に問い合せるネットワークセッション要求手段と、前記ネットワーク端末装置にネットワークセッションを確立するよう要求するネットワークセッション制御手段とを備え、前記ネットワークセッション制御装置は、前記記憶手段に記憶されている予約接続情報のうち、セッション確立の優先度に高低の差がある予約接続情報中のネットワーク端末装置のセッション確立の優先度を参照して、セッション確立の優先度の高いネットワーク端末装置を、ネットワークセッションに参加可能になったかどうかを確認する必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理、および、セッション確立を開始して良いかどうかを問い合わせる必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理のうちの少なくとも一方の処理を行うセッション確立手順に従ってネットワークセッションを確立する制御を実行する。
【0013】
また本発明の第2のネットワークセッション制御システムは、複数のネットワーク端末装置と、前記複数のネットワーク端末装置またはそのユーザの状況を管理するセッション確立情報管理装置と、前記ネットワーク端末装置間にセッションデータ中継手段を介してネットワークセッションを確立する制御を行うネットワーク管理装置とを含むネットワークセッション制御システムであって、前記ネットワーク管理装置は、前記複数のネットワーク端末装置と通信可能であり且つ前記セッション確立情報管理装置と通信可能なネットワークセッション制御装置と、同じネットワークセッションに参加するネットワーク端末装置の通信アドレス、前記ネットワーク端末装置のユーザ間の関係に基づいて設定された各ネットワーク端末装置毎のセッション確立の優先度およびネットワークセッションの確立に必要なパラメータを含む予約接続情報を記憶する記憶手段とを備え、前記ネットワーク端末装置は、前記ネットワーク管理装置から要求されたセッションを確立するセッション確立手段を備え、前記ネットワークセッション制御装置は、前記ネットワーク端末装置またはそのユーザがネットワークセッションに参加可能になったかどうかを前記セッション確立情報管理装置に問い合せるネットワークセッション要求手段と、前記ネットワーク端末装置にネットワークセッションを確立するよう要求するネットワークセッション制御手段とを備え、前記ネットワークセッション制御装置は、前記記憶手段に記憶されている予約接続情報のうち、セッション確立の優先度に高低の差がある予約接続情報中のネットワーク端末装置のセッション確立の優先度を参照して、セッション確立の優先度の高いネットワーク端末装置を、ネットワークセッションに参加可能になったかどうかを確認する必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理、および、セッション確立を開始して良いかどうかを問い合わせる必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理のうちの少なくとも一方の処理を行うセッション確立手順に従ってネットワークセッションを確立する制御を実行する。
【0014】
本発明の第3のネットワークセッション制御システムは、複数のネットワーク端末装置と、前記ネットワーク端末装置間にセッションデータ中継手段を介してネットワークセッションを確立する制御を行うネットワーク管理装置とを含むネットワークセッション制御システムであって、前記ネットワーク管理装置は、前記複数のネットワーク端末装置と通信可能なネットワークセッション制御装置と、同じネットワークセッションに参加するネットワーク端末装置の通信アドレス、前記ネットワーク端末装置のユーザ間の関係に基づいて設定された各ネットワーク端末装置毎のセッション確立の優先度およびネットワークセッションの確立に必要なパラメータを含む予約接続情報を記憶する記憶手段とを備え、前記ネットワーク端末装置は、自端末またはそのユーザの状況を検知するセッション確立情報検知手段と、前記検知された情報を参照して前記ネットワーク管理装置からのネットワークセッションへ参加可能かどうかの問い合わせに応えるセッション要求受入確認手段と、予約を受け入れるかどうかについての前記ネットワーク管理装置からの問い合わせに応えるセッション予約受入回答手段と、前記ネットワーク管理装置から要求されたセッションを確立するセッション確立手段とを備え、前記ネットワークセッション制御装置は、前記ネットワーク端末装置のユーザが予約を受け入れるかどうかを前記ネットワーク端末装置に問い合せるネットワークセッション予約受入確認手段と、前記ネットワーク端末装置またはそのユーザがネットワークセッションに参加可能になったかどうかを前記ネットワーク端末装置に問い合せるネットワークセッション要求手段と、前記ネットワーク端末装置にネットワークセッションを確立するよう要求するネットワークセッション制御手段とを備え、前記ネットワークセッション制御装置は、前記記憶手段に記憶されている予約接続情報のうち、参加する全てのネットワーク端末装置のユーザが予約を受け入れた予約接続情報について、セッション確立の優先度に高低の差がある予約接続情報中のネットワーク端末装置のセッション確立の優先度を参照して、セッション確立の優先度の高いネットワーク端末装置を、ネットワークセッションに参加可能になったかどうかを確認する必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理、および、セッション確立を開始して良いかどうかを問い合わせる必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理のうちの少なくとも一方の処理を行うセッション確立手順に従ってネットワークセッションを確立する制御を実行する。
【0015】
本発明の第4のネットワークセッション制御システムは、複数のネットワーク端末装置と、前記複数のネットワーク端末装置またはそのユーザの状況を管理するセッション確立情報管理装置と、前記ネットワーク端末装置間にセッションデータ中継手段を介してネットワークセッションを確立する制御を行うネットワーク管理装置とを含むネットワークセッション制御システムであって、前記ネットワーク管理装置は、前記複数のネットワーク端末装置と通信可能であり且つ前記セッション確立情報管理装置と通信可能なネットワークセッション制御装置と、同じネットワークセッションに参加するネットワーク端末装置の通信アドレス、前記ネットワーク端末装置のユーザ間の関係に基づいて設定された各ネットワーク端末装置毎のセッション確立の優先度およびネットワークセッションの確立に必要なパラメータを含む予約接続情報を記憶する記憶手段とを備え、前記ネットワーク端末装置は、予約を受け入れるかどうかについての前記ネットワーク管理装置からの問い合わせに応えるセッション予約受入回答手段と、前記ネットワーク管理装置から要求されたセッションを確立するセッション確立手段とを備え、前記ネットワークセッション制御装置は、前記ネットワーク端末装置のユーザが予約を受け入れるかどうかを前記ネットワーク端末装置に問い合せるネットワークセッション予約受入確認手段と、前記ネットワーク端末装置またはそのユーザがネットワークセッションに参加可能になったかどうかを前記セッション確立情報管理装置で管理されている情報に基づいて判定するネットワークセッション要求手段と、前記ネットワーク端末装置にネットワークセッションを確立するよう要求するネットワークセッション制御手段とを備え、前記ネットワークセッション制御装置は、前記記憶手段に記憶されている予約接続情報のうち、参加する全てのネットワーク端末装置のユーザが予約を受け入れた予約接続情報について、セッション確立の優先度に高低の差がある予約接続情報中のネットワーク端末装置のセッション確立の優先度を参照して、セッション確立の優先度の高いネットワーク端末装置を、ネットワークセッションに参加可能になったかどうかを確認する必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理、および、セッション確立を開始して良いかどうかを問い合わせる必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理のうちの少なくとも一方の処理を行うセッション確立手順に従ってネットワークセッションを確立する制御を実行する。
【0016】
また本発明の第1のネットワーク管理装置は、複数のネットワーク端末装置間にセッションデータ中継手段を介してネットワークセッションを確立する制御を行うネットワーク管理装置であって、前記複数のネットワーク端末装置と通信可能なネットワークセッション制御装置と、同じネットワークセッションに参加するネットワーク端末装置の通信アドレス、前記ネットワーク端末装置のユーザ間の関係に基づいて設定された各ネットワーク端末装置毎のセッション確立の優先度およびネットワークセッションの確立に必要なパラメータを含む予約接続情報を記憶する記憶手段とを備え、前記ネットワークセッション制御装置は、前記ネットワーク端末装置またはそのユーザがネットワークセッションに参加可能になったかどうかを前記ネットワーク端末装置に問い合せるネットワークセッション要求手段と、前記ネットワーク端末装置にネットワークセッションを確立するよう要求するネットワークセッション制御手段とを備え、前記記憶手段に記憶されている予約接続情報のうち、セッション確立の優先度に高低の差がある予約接続情報中のネットワーク端末装置のセッション確立の優先度を参照して、セッション確立の優先度の高いネットワーク端末装置を、ネットワークセッションに参加可能になったかどうかを確認する必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理、および、セッション確立を開始して良いかどうかを問い合わせる必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理のうちの少なくとも一方の処理を行うセッション確立手順に従ってネットワークセッションを確立する制御を実行する。
【0017】
また本発明の第2のネットワーク管理装置は、複数のネットワーク端末装置間にセッションデータ中継手段を介してネットワークセッションを確立する制御を行うネットワーク管理装置であって、前記複数のネットワーク端末装置と通信可能であり且つ前記複数のネットワーク端末装置またはそのユーザの状況を管理するセッション確立情報管理装置と通信可能なネットワークセッション制御装置と、同じネットワークセッションに参加するネットワーク端末装置の通信アドレス、前記ネットワーク端末装置のユーザ間の関係に基づいて設定された各ネットワーク端末装置毎のセッション確立の優先度およびネットワークセッションの確立に必要なパラメータを含む予約接続情報を記憶する記憶手段とを備え、前記ネットワークセッション制御装置は、前記ネットワーク端末装置またはそのユーザがネットワークセッションに参加可能になったかどうかを前記セッション確立情報管理装置に問い合せるネットワークセッション要求手段と、前記ネットワーク端末装置にネットワークセッションを確立するよう要求するネットワークセッション制御手段とを備え、前記記憶手段に記憶されている予約接続情報のうち、セッション確立の優先度に高低の差がある予約接続情報中のネットワーク端末装置のセッション確立の優先度を参照して、セッション確立の優先度の高いネットワーク端末装置を、ネットワークセッションに参加可能になったかどうかを確認する必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理、および、セッション確立を開始して良いかどうかを問い合わせる必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理のうちの少なくとも一方の処理を行うセッション確立手順に従ってネットワークセッションを確立する制御を実行する。
【0018】
また本発明の第3のネットワーク管理装置は、複数のネットワーク端末装置間にセッションデータ中継手段を介してネットワークセッションを確立する制御を行うネットワーク管理装置であって、前記複数のネットワーク端末装置と通信可能なネットワークセッション制御装置と、同じネットワークセッションに参加するネットワーク端末装置の通信アドレス、前記ネットワーク端末装置のユーザ間の関係に基づいて設定された各ネットワーク端末装置毎のセッション確立の優先度およびネットワークセッションの確立に必要なパラメータを含む予約接続情報を記憶する記憶手段とを備え、前記ネットワークセッション制御装置は、前記ネットワーク端末装置のユーザが予約を受け入れるかどうかを前記ネットワーク端末装置に問い合せるネットワークセッション予約受入確認手段と、前記ネットワーク端末装置またはそのユーザがネットワークセッションに参加可能になったかどうかを前記ネットワーク端末装置に問い合せるネットワークセッション要求手段と、前記ネットワーク端末装置にネットワークセッションを確立するよう要求するネットワークセッション制御手段とを備え、前記記憶手段に記憶されている予約接続情報のうち、参加する全てのネットワーク端末装置のユーザが予約を受け入れた予約接続情報について、セッション確立の優先度に高低の差がある予約接続情報中のネットワーク端末装置のセッション確立の優先度を参照して、セッション確立の優先度の高いネットワーク端末装置を、ネットワークセッションに参加可能になったかどうかを確認する必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理、および、セッション確立を開始して良いかどうかを問い合わせる必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理のうちの少なくとも一方の処理を行うセッション確立手順に従ってネットワークセッションを確立する制御を実行する。
【0019】
また本発明の第4のネットワーク管理装置は、複数のネットワーク端末装置間にセッションデータ中継手段を介してネットワークセッションを確立する制御を行うネットワーク管理装置であって、前記複数のネットワーク端末装置と通信可能であり且つ前記複数のネットワーク端末装置またはそのユーザの状況を管理するセッション確立情報管理装置と通信可能なネットワークセッション制御装置と、同じネットワークセッションに参加するネットワーク端末装置の通信アドレス、前記ネットワーク端末装置のユーザ間の関係に基づいて設定された各ネットワーク端末装置毎のセッション確立の優先度およびネットワークセッションの確立に必要なパラメータを含む予約接続情報を記憶する記憶手段とを備え、前記ネットワークセッション制御装置は、前記ネットワーク端末装置のユーザが予約を受け入れるかどうかを前記ネットワーク端末装置に問い合せるネットワークセッション予約受入確認手段と、前記ネットワーク端末装置またはそのユーザがネットワークセッションに参加可能になったかどうかを前記セッション確立情報管理装置で管理されている情報に基づいて判定するネットワークセッション要求手段と、前記ネットワーク端末装置にネットワークセッションを確立するよう要求するネットワークセッション制御手段とを備え、前記記憶手段に記憶されている予約接続情報のうち、参加する全てのネットワーク端末装置のユーザが予約を受け入れた予約接続情報について、セッション確立の優先度に高低の差がある予約接続情報中のネットワーク端末装置のセッション確立の優先度を参照して、セッション確立の優先度の高いネットワーク端末装置を、ネットワークセッションに参加可能になったかどうかを確認する必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理、および、セッション確立を開始して良いかどうかを問い合わせる必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理のうちの少なくとも一方の処理を行うセッション確立手順に従ってネットワークセッションを確立する制御を実行する。
【0020】
また本発明の第1のプログラムは、複数のネットワーク端末装置間にセッションデータ中継手段を介してネットワークセッションを確立する制御を行う装置であって、同じネットワークセッションに参加するネットワーク端末装置の通信アドレス、前記ネットワーク端末装置のユーザ間の関係に基づいて設定された各ネットワーク端末装置毎のセッション確立の優先度およびネットワークセッションの確立に必要なパラメータを含む予約接続情報を記憶する記憶手段を備えたネットワーク管理装置を構成するコンピュータを、前記記憶手段に前記予約接続情報を登録するネットワークセッション予約条件解析手段、前記ネットワーク端末装置またはそのユーザがネットワークセッションに参加可能になったかどうかを前記ネットワーク端末装置に問い合せるネットワークセッション要求手段、前記ネットワーク端末装置にネットワークセッションを確立するよう要求するネットワークセッション制御手段、として機能させ、且つ、前記記憶手段に記憶されている予約接続情報のうち、セッション確立の優先度に高低の差がある予約接続情報中のネットワーク端末装置のセッション確立の優先度を参照して、セッション確立の優先度の高いネットワーク端末装置を、ネットワークセッションに参加可能になったかどうかを確認する必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理、および、セッション確立を開始して良いかどうかを問い合わせる必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理のうちの少なくとも一方の処理を行うセッション確立手順に従ってネットワークセッションを確立する制御を実行する。
【0021】
また本発明の第2のプログラムは、複数のネットワーク端末装置間にセッションデータ中継手段を介してネットワークセッションを確立する制御を行う装置であって、同じネットワークセッションに参加するネットワーク端末装置の通信アドレス、前記ネットワーク端末装置のユーザ間の関係に基づいて設定された各ネットワーク端末装置毎のセッション確立の優先度およびネットワークセッションの確立に必要なパラメータを含む予約接続情報を記憶する記憶手段を備えたネットワーク管理装置を構成するコンピュータを、前記記憶手段に前記予約接続情報を登録するネットワークセッション予約条件解析手段、前記ネットワーク端末装置またはそのユーザがネットワークセッションに参加可能になったかどうかを前記ネットワーク端末装置またはそのユーザの状況を管理するセッション確立情報管理装置で管理されている情報に基づいて判定するネットワークセッション要求手段、前記ネットワーク端末装置にネットワークセッションを確立するよう要求するネットワークセッション制御手段、として機能させ、且つ、前記記憶手段に記憶されている予約接続情報のうち、セッション確立の優先度に高低の差がある予約接続情報中のネットワーク端末装置のセッション確立の優先度を参照して、セッション確立の優先度の高いネットワーク端末装置を、ネットワークセッションに参加可能になったかどうかを確認する必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理、および、セッション確立を開始して良いかどうかを問い合わせる必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理のうちの少なくとも一方の処理を行うセッション確立手順に従ってネットワークセッションを確立する制御を実行する。
【0022】
また本発明の第3のプログラムは、複数のネットワーク端末装置間にセッションデータ中継手段を介してネットワークセッションを確立する制御を行う装置であって、同じネットワークセッションに参加するネットワーク端末装置の通信アドレス、前記ネットワーク端末装置のユーザ間の関係に基づいて設定された各ネットワーク端末装置毎のセッション確立の優先度およびネットワークセッションの確立に必要なパラメータを含む予約接続情報を記憶する記憶手段を備えたネットワーク管理装置を構成するコンピュータを、前記記憶手段に前記予約接続情報を登録するネットワークセッション予約条件解析手段、予約を受け入れるかどうかを前記ネットワーク端末装置またはそのユーザに問い合せるネットワーク予約受入確認手段、前記ネットワーク端末装置またはそのユーザがネットワークセッションに参加可能になったかどうかを前記ネットワーク端末装置またはそのユーザに問い合せるネットワークセッション要求手段、前記ネットワーク端末装置にネットワークセッションを確立するよう要求するネットワークセッション制御手段、として機能させ、且つ、前記記憶手段に記憶されている予約接続情報のうち、参加する全てのネットワーク端末装置のユーザが予約を受け入れた予約接続情報について、セッション確立の優先度に高低の差がある予約接続情報中のネットワーク端末装置のセッション確立の優先度を参照して、セッション確立の優先度の高いネットワーク端末装置を、ネットワークセッションに参加可能になったかどうかを確認する必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理、および、セッション確立を開始して良いかどうかを問い合わせる必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理のうちの少なくとも一方の処理を行うセッション確立手順に従ってネットワークセッションを確立する制御を実行する。
【0023】
また本発明の第4のプログラムは、複数のネットワーク端末装置間にセッションデータ中継手段を介してネットワークセッションを確立する制御を行う装置であって、同じネットワークセッションに参加するネットワーク端末装置の通信アドレス、前記ネットワーク端末装置のユーザ間の関係に基づいて設定された各ネットワーク端末装置毎のセッション確立の優先度およびネットワークセッションの確立に必要なパラメータを含む予約接続情報を記憶する記憶手段を備えたネットワーク管理装置を構成するコンピュータを、前記記憶手段に前記予約接続情報を登録するネットワークセッション予約条件解析手段、予約を受け入れるかどうかを前記ネットワーク端末装置またはそのユーザに問い合せるネットワーク予約受入確認手段、前記ネットワーク端末装置またはそのユーザがネットワークセッションに参加可能になったかどうかを前記ネットワーク端末装置またはそのユーザの状況を管理するセッション確立情報管理装置で管理されている情報に基づいて判定するネットワークセッション要求手段、前記ネットワーク端末装置にネットワークセッションを確立するよう要求するネットワークセッション制御手段、として機能させ、且つ、前記記憶手段に記憶されている予約接続情報のうち、参加する全てのネットワーク端末装置のユーザが予約を受け入れた予約接続情報について、セッション確立の優先度に高低の差がある予約接続情報中のネットワーク端末装置のセッション確立の優先度を参照して、セッション確立の優先度の高いネットワーク端末装置を、ネットワークセッションに参加可能になったかどうかを確認する必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理、および、セッション確立を開始して良いかどうかを問い合わせる必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理のうちの少なくとも一方の処理を行うセッション確立手順に従ってネットワークセッションを確立する制御を実行する。
【0024】
また本発明の第5のネットワークセッション制御システム、ネットワーク管理装置およびプログラムは、第1乃至第4のネットワークセッション制御システム、ネットワーク管理装置およびプログラムにおいて、前記セッション確立手順として、予約接続情報中のすべてのネットワーク端末装置がネットワークセッションに参加可能になったことが前記ネットワークセッション要求手段によって判明したときに、優先すべき全てのネットワーク端末装置に対してセッション確立を開始してよいかどうかを前記ネットワークセッション要求手段により問い合わせ、優先すべき全てのネットワーク端末装置からセッション確立を開始してよい旨の応答が返ってきた時点で、セッションに参加する全てのネットワーク端末装置に前記ネットワークセッション制御手段により前記パラメータを通知してセッション確立を要求する手順を用いる。
【0025】
また本発明の第6のネットワークセッション制御システム、ネットワーク管理装置およびプログラムは、第1乃至第4のネットワークセッション制御システム、ネットワーク管理装置およびプログラムにおいて、前記セッション確立手順として、予約接続情報中のすべてのネットワーク端末装置がネットワークセッションに参加可能になったことが前記ネットワークセッション要求手段によって判明したときに、優先すべき全てのネットワーク端末装置に対してセッション確立を開始してよいかどうかを前記ネットワークセッション要求手段により問い合わせ、優先すべき全てのネットワーク端末装置の少なくとも1つからセッション確立を開始してよい旨の応答が返ってきた時点で、セッションに参加する全てのネットワーク端末装置に前記ネットワークセッション制御手段により前記パラメータを通知してセッション確立を要求する手順を用いる。
【0026】
また本発明の第7のネットワークセッション制御システム、ネットワーク管理装置およびプログラムは、第1乃至第4のネットワークセッション制御システム、ネットワーク管理装置およびプログラムにおいて、前記セッション確立手順として、予約接続情報中の優先すべき全てのネットワーク端末装置がネットワークセッションに参加可能になったことが前記ネットワークセッション要求手段によって判明した時点で、セッションに参加する全てのネットワーク端末装置に前記ネットワークセッション制御手段により前記パラメータを通知してセッション確立を要求する手順を用いる。
【0027】
また本発明の第8のネットワークセッション制御システム、ネットワーク管理装置およびプログラムは、第1乃至第4のネットワークセッション制御システム、ネットワーク管理装置およびプログラムにおいて、前記セッション確立手順として、予約接続情報中の優先すべき全てのネットワーク端末装置がネットワークセッションに参加可能になったことが前記ネットワークセッション要求手段によって判明したときに、優先すべき全てのネットワーク端末装置に対してセッション確立を開始してよいかどうかを前記ネットワークセッション要求手段により問い合わせ、優先すべき全てのネットワーク端末装置からセッション確立を開始してよい旨の応答が返ってきた時点で、セッションに参加する全てのネットワーク端末装置に前記ネットワークセッション制御手段により前記パラメータを通知してセッション確立を要求する手順を用いる。
【0028】
また本発明の第9のネットワークセッション制御システム、ネットワーク管理装置およびプログラムは、第1乃至第4のネットワークセッション制御システム、ネットワーク管理装置およびプログラムにおいて、前記セッション確立手順として、予約接続情報中の優先すべき全てのネットワーク端末装置がネットワークセッションに参加可能になったことが前記ネットワークセッション要求手段によって判明したときに、優先すべき全てのネットワーク端末装置に対してセッション確立を開始してよいかどうかを前記ネットワークセッション要求手段により問い合わせ、優先すべき全てのネットワーク端末装置の少なくとも1つからセッション確立を開始してよい旨の応答が返ってきた時点で、セッションに参加する全てのネットワーク端末装置に前記ネットワークセッション制御手段により前記パラメータを通知してセッション確立を要求する手順を用いる。
【0029】
また本発明の第10のネットワークセッション制御システム、ネットワーク管理装置およびプログラムは、第1乃至第9のネットワークセッション制御システム、ネットワーク管理装置およびプログラムにおいて、セッション確立の優先度に高低の差の無い予約接続情報についてはネットワークセッションに参加する全てのユーザのネットワーク端末装置を対等に扱うセッション確立手順として、予約接続情報中のすべてのネットワーク端末装置をネットワークセッションに参加可能になったかどうかを確認する必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理を行うセッション確立手順に従ってネットワークセッションを確立する制御を実行する。ネットワークセッションに参加する全てのユーザのネットワーク端末装置を対等に扱う前記セッション確立手順としては、例えば、予約接続情報中のすべてのネットワーク端末装置がネットワークセッションに参加可能になったことが前記ネットワークセッション要求手段によって判明した時点で、セッションに参加する全てのネットワーク端末装置に前記ネットワークセッション制御手段により前記パラメータを通知してセッション確立を要求する手順を用いることができる。
【0030】
【作用】
本発明にあっては、ネットワークセッションを確立すべき複数のネットワーク端末装置間にセッション確立の優先度の差がある場合、ネットワークセッションに参加するユーザのうち優先されるべきユーザのネットワーク端末装置を優先的に扱うセッション確立手順に従ってネットワークセッションを確立する制御を実行するため、ネットワークセッションに参加するユーザ間の関係に応じたセッション確立手順でネットワークセッションを確立することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0032】
先ず図1を参照して、本発明におけるネットワークセッション制御システムの役割を説明する。なお、以下の本発明における説明では、ネットワーク端末装置300間、または、ネットワーク端末装置300とネットワーク管理装置400間の通信路上に設けられるデータ通信路をセッションと呼ぶ。また、ネットワーク端末装置300間で相互にデータ通信を行うために設けられた複数のセッションをまとめてネットワークセッションと呼ぶ。
【0033】
図1を参照すると、本発明のネットワークセッション制御システムは、図示しないネットワークを通じて相互に通信可能な複数のネットワーク端末装置300とネットワーク管理装置400を含んで構成され、ネットワークセッションの確立に使用される各構成要素は、ネットワークセッションの生成/破棄を管理するネットワーク管理装置400と、通信機能を持ったユーザが利用する複数のネットワーク端末装置300に分散して配置されている。
【0034】
ネットワーク管理装置400は、他の装置との通信を担う通信手段401と、ネットワークセッションを作成/破棄するネットワークセッション制御装置100と、予約されている、または、すでに作成されたネットワークセッションの管理情報を格納するネットワークセッション情報データベース402と、ネットワークセッション内での通信データを中継するセッションデータ中継手段403とを含んで構成される。
【0035】
また、ネットワーク端末装置300は、他の装置との通信を担う通信手段301と、ネットワークセッション制御装置100からの要請に基づいてセッションを確立するセッション確立装置200と、自ネットワーク端末装置300が参加しているネットワークセッションの情報を格納するノードセッション情報データベース302と、自ネットワーク端末装置300が要求のあったネットワークセッションを確立できる状態にあるかどうかを判断するための情報を検知するセッション確立情報検知手段303と、ユーザが直接利用するネットワークサービスを提供するアプリケーション提供手段307とを含んで構成される。
【0036】
本発明におけるネットワークセッション制御システムは、ネットワーク端末装置300内のアプリケーション提供手段307がネットワークサービスをユーザに提供する際に用いるデータ通信路(=ネットワークセッション)を確立するためのものである。
【0037】
図2は、本発明におけるネットワーク管理装置400と複数のネットワーク端末装置300間に確立されるセッションおよびネットワークセッションの概念を説明するための図であり、ネットワーク端末装置300間でのデータ通信を目的にネットワークセッションを構築した状態を示している。ネットワーク端末装置300はネットワーク管理装置400内のネットワークセッション制御装置100との間でセッションを維持・管理するための制御情報を交換する制御用セッション601を保持している。また、ネットワーク管理装置400内のセッションデータ中継手段403との間で、ネットワーク端末装置300間での相互のデータ交換が可能なデータ通信用セッション602を確立している。この時、セッションデータ中継手段403に接続されている複数のデータ通信用セッション602がネットワークセッションを構成している。アプリケーション提供手段307はこのセッションデータ中継手段403を介して構成されたネットワークセッションを経由して、ネットワークサービスに必要なデータを他のネットワーク端末装置300と交換する。
【0038】
【第1の実施の形態】
次に、本発明の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。この第1の発明の実施の形態は、ネットワークセッション予約接続情報に基づいて複数のネットワーク端末装置間にネットワークセッションを確立する際、ネットワークセッションを確立すべき複数のネットワーク端末装置間にセッション確立の優先度に差がない場合には全てのユーザのネットワーク端末装置を対等に扱う第1のセッション確立手順を用い、差がある場合には優先されるべきユーザのネットワーク端末装置を優先的に扱う第2のセッション確立手順を用いる。また、ネットワーク管理装置がネットワーク端末装置の状況を参照して適切な時機にセッションを確立するために、ネットワーク端末装置が自端末の状況を検知し、この検知された状況をネットワーク管理装置が参照する。
【0039】
図3を参照すると、第1の実施の形態にかかるネットワークセッション制御システムは、ネットワーク管理装置400内に、ネットワーク端末装置300との通信を担う通信手段401と、予約されている、または、すでに作成されたネットワークセッションの管理情報を格納するネットワークセッション情報データベース402と、ネットワークセッション内での通信データを中継するセッションデータ中継手段403と、求められるネットワークセッションの予約指示情報を解析して、ネットワークセッションの予約接続情報をネットワークセッション情報データベース402に登録するネットワークセッション予約条件解析手段101と、ネットワークセッション予約条件解析手段101が登録した予約接続情報を確定することにより、ネットワークセッション構築を予約するネットワークセッション予約手段102と、ネットワークセッション予約条件が成立しているかどうかを確認し、成立していればネットワークセッションに参加するように要求するネットワークセッション要求手段103と、ネットワーク端末装置300との間でネットワークセッションを確立するよう制御するネットワークセッション制御手段104とを備え、ネットワーク端末装置300内に、ネットワーク管理装置400および他のネットワーク端末装置300との通信を担う通信手段301と、自ネットワーク端末装置300が参加しているネットワークセッションの情報を格納するノードセッション情報データベース302と、自ネットワーク端末装置300が要求のあったネットワークセッションを確立できる状態にあるかどうかを判断するための情報を検知するセッション確立情報検知手段303と、ネットワークセッション要求手段103からのセッション確立要求を受け入れるかどうかをセッション確立情報検知手段303の検知結果に基づいて判断し、回答するセッション要求受入確認手段201と、ネットワークセッション制御手段104からの指示に従ってセッションを確立するセッション確立手段202とを備える。
【0040】
ネットワーク管理装置400上のネットワークセッション予約条件解析手段101、ネットワークセッション予約手段102、ネットワークセッション要求手段103、ネットワークセッション制御手段104、通信手段401およびセッションデータ中継手段403の各機能手段は、ネットワーク管理装置400を構成するコンピュータと管理装置用プログラムとで実現することができる。管理装置用プログラムは、図示しない磁気ディスク等のコンピュータ可読記録媒体に記録されて提供され、ネットワーク管理装置400を構成するコンピュータの立ち上げ時などにそのコンピュータに読み取られ、そのコンピュータの動作を制御することにより、そのコンピュータ上に各機能手段101、102、103、104、401および403を実現する。
【0041】
また、各ネットワーク端末装置300上のセッション要求受入確認手段201、セッション確立手段202、通信手段301およびセッション確立情報検知手段303の各機能手段は、ネットワーク端末装置300を構成するコンピュータと端末用プログラムとで実現することができる。端末用プログラムは、図示しない磁気ディスク等のコンピュータ可読記録媒体に記録されて提供され、ネットワーク端末装置300を構成するコンピュータの立ち上げ時などにそのコンピュータに読み取られ、そのコンピュータの動作を制御することにより、そのコンピュータ上に各機能手段201、202、301および303を実現する。
【0042】
このような構成を有する第1の発明の実施の形態における処理の流れは、概ね以下の通りである。
【0043】
まず、ネットワークセッション予約条件解析手段101は、ネットワーク管理装置400が予約登録者から受け付けた予約指示情報を解析して、ネットワークセッションを確立すべきネットワーク端末装置の通信アドレス、ネットワーク端末装置毎のセッション確立の優先度、および、セッションデータ中継手段403の通信アドレスと前記ネットワークセッションで用いるプロトコルとポート番号とから構成されるパラメータを含む予約接続情報を、ネットワークセッション情報データベース402に登録する。この登録時点における予約接続情報の状態は「予約待」であり、ネットワークセッション予約手段102は、ネットワークセッション予約条件解析手段101がネットワークセッション情報データベース402に登録した予約接続情報の状態を「予約中」とすることにより予約を確定し、ネットワークセッション構築を予約する。
【0044】
その後、ネットワークセッション要求手段103は、ネットワークセッション予約条件が成立しているかどうかを調べるために、ネットワーク端末装置のセッション要求受入確認手段201に問い合わせる。セッション要求受入確認手段201は、セッション確立情報検知手段303の検知情報を参照して、予約条件が成立しているかどうかを確認し、ネットワークセッション要求手段103に返答する。そして、ネットワークセッション要求手段103は、必要なネットワーク端末装置すべてに対して予約条件が成立しているかどうかを確認し、すべてが成立していれば、必要に応じてネットワーク端末装置のセッション要求受入確認手段201にセッション確立開始の確認をとった上で、ネットワークセッションを確立するようにネットワークセッション制御手段104に伝える。
【0045】
ネットワークセッション要求手段103の処理は、複数のネットワーク端末装置間のセッション確立の優先度に差の無い予約接続情報の場合とその優先度に差が有る予約接続情報とで相違し、優先度に差の無い予約接続情報については全てのユーザのネットワーク端末装置を対等に扱う第1のセッション確立手順に従ってネットワークセッションを確立する制御を実行し、優先度に差の有る予約接続情報については優先されるべきユーザのネットワーク端末装置を優先的に扱う第2のセッション確立手順に従ってネットワークセッションを確立する制御を実行する。以下に、第1および第2のセッション確立手順の例を示す。
【0046】
(1)第1のセッション確立手順の例
予約接続情報中のすべてのネットワーク端末装置がネットワークセッションに参加可能になったことが判明した時点で、セッションに参加する全てのネットワーク端末装置についてネットワークセッションを確立するようにネットワークセッション制御手段104に伝える。この手順の適用例については後述する第1の実施の形態の第1の実施例で詳しく説明する。
【0047】
(2)第2のセッション確立手順の例1
予約接続情報中のすべてのネットワーク端末装置がネットワークセッションに参加可能になったことが判明したときに、優先すべき全てのネットワーク端末装置に対してセッション確立を開始してよいかどうかを問い合わせ、優先すべき全てのネットワーク端末装置からセッション確立を開始してよい旨の応答が返ってきた時点で、セッションに参加する全てのネットワーク端末装置についてネットワークセッションを確立するようにネットワークセッション制御手段104に伝える。この手順の適用例については後述する第1の実施の形態の第2の実施例で詳しく説明する。
【0048】
(3)第2のセッション確立手順の例2
予約接続情報中のすべてのネットワーク端末装置がネットワークセッションに参加可能になったことが判明したときに、優先すべき全てのネットワーク端末装置に対してセッション確立を開始してよいかどうかを問い合わせ、優先すべき全てのネットワーク端末装置の少なくとも1つからセッション確立を開始してよい旨の応答が返ってきた時点で、セッションに参加する全てのネットワーク端末装置についてネットワークセッションを確立するようにネットワークセッション制御手段104に伝える。この手順の適用例については後述する第1の実施の形態の第3の実施例で詳しく説明する。
【0049】
(4)第2のセッション確立手順の例3
予約接続情報中の優先すべき全てのネットワーク端末装置がネットワークセッションに参加可能になったことが判明した時点で、セッションに参加する全てのネットワーク端末装置についてネットワークセッションを確立するようにネットワークセッション制御手段104に伝える。この手順の適用例については後述する第1の実施の形態の第4の実施例で詳しく説明する。
【0050】
(5)第2のセッション確立手順の例4
予約接続情報中の優先すべき全てのネットワーク端末装置がネットワークセッションに参加可能になったことが判明したときに、優先すべき全てのネットワーク端末装置に対してセッション確立を開始してよいかどうかを問い合わせ、優先すべき全てのネットワーク端末装置からセッション確立を開始してよい旨の応答が返ってきた時点で、セッションに参加する全てのネットワーク端末装置についてネットワークセッションを確立するようにネットワークセッション制御手段104に伝える。この手順の適用例については後述する第1の実施の形態の第5の実施例で詳しく説明する。
【0051】
(6)第2のセッション確立手順の例5
予約接続情報中の優先すべき全てのネットワーク端末装置がネットワークセッションに参加可能になったことが判明したときに、優先すべき全てのネットワーク端末装置に対してセッション確立を開始してよいかどうかを問い合わせ、優先すべき全てのネットワーク端末装置の少なくとも1つからセッション確立を開始してよい旨の応答が返ってきた時点で、セッションに参加する全てのネットワーク端末装置についてネットワークセッションを確立するようにネットワークセッション制御手段104に伝える。この手順の適用例については後述する第1の実施の形態の第6の実施例で詳しく説明する。
【0052】
以上のようにネットワークセッション要求手段103からネットワークセッションを確立するように伝えられたネットワークセッション制御手段104は、ネットワークセッションを構成するネットワーク端末のセッション確立手段202に対して、セッションデータ中継手段403との間でセッションを確立するように、セッション確立に必要なパラメータと共に指示を送る。
【0053】
セッション確立手段202は、ネットワークセッション制御手段104から送られてきたパラメータに基づいて、セッションデータ中継手段403との間にセッションを確立し、ネットワークセッションの情報をノードセッション情報データベース302に格納する。
【0054】
【発明の第2の実施の形態】
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して説明する。前述した第1の実施の形態では、ネットワーク端末装置が自端末の状況を検知し、その検知された状況をネットワーク管理装置が参照したが、この第2の実施の形態は、ネットワーク端末装置およびネットワーク管理装置から独立したセッション確立情報管理装置で各ネットワーク端末装置またはそのユーザの状況を管理し、この管理された状況をネットワーク管理装置が参照することで、予約接続情報の予約条件が成立したかどうかを調べるようにした点で相違し、他は第1の実施の形態と同じである。
【0055】
図31を参照すると、第2の発明の実施の形態にかかるネットワークセッション制御システムは、ネットワーク端末装置300またはそのユーザがネットワークセッションに参加可能か否かを判断するための情報を管理するセッション確立情報管理装置500を備え、ネットワーク管理装置400内に、ネットワーク端末装置300との通信を担う通信手段401と、予約されている、または、すでに作成されたネットワークセッションの管理情報を格納するネットワークセッション情報データベース402と、ネットワークセッション内での通信データを中継するセッションデータ中継手段403と、求められるネットワークセッションの予約指示情報を解析して、ネットワークセッションの予約接続情報をネットワークセッション情報データベース402に登録するネットワークセッション予約条件解析手段101と、ネットワークセッション予約条件解析手段101が登録した予約接続情報を確定することにより、ネットワークセッション構築を予約するネットワークセッション予約手段102と、ネットワークセッション予約条件が成立しているかどうかをセッション確立情報管理装置500からの情報に基づいて確認し、成立していればネットワークセッションに参加するように要求するネットワークセッション要求手段103と、ネットワーク端末装置300との間でネットワークセッションを確立するよう制御するネットワークセッション制御手段104とを備え、ネットワーク端末装置300内に、ネットワーク管理装置400および他のネットワーク端末装置300との通信を担う通信手段301と、自ネットワーク端末装置300が参加しているネットワークセッションの情報を格納するノードセッション情報データベース302と、ネットワークセッション要求手段103からのセッション確立要求を受け入れるかどうかを回答するセッション要求受入確認手段201と、ネットワークセッション制御手段104からの指示に従ってセッションを確立するセッション確立手段202とを備える。
【0056】
ネットワーク管理装置400上のネットワークセッション予約条件解析手段101、ネットワークセッション予約手段102、ネットワークセッション要求手段103、ネットワークセッション制御手段104、通信手段401およびセッションデータ中継手段403の各機能手段は、ネットワーク管理装置400を構成するコンピュータと管理装置用プログラムとで実現することができる。管理装置用プログラムは、図示しない磁気ディスク等のコンピュータ可読記録媒体に記録されて提供され、ネットワーク管理装置400を構成するコンピュータの立ち上げ時などにそのコンピュータに読み取られ、そのコンピュータの動作を制御することにより、そのコンピュータ上に各機能手段101、102、103、104、401および403を実現する。
【0057】
また、各ネットワーク端末装置300上のセッション要求受入確認手段201、セッション確立手段202および通信手段301の各機能手段は、ネットワーク端末装置300を構成するコンピュータと端末用プログラムとで実現することができる。端末用プログラムは、図示しない磁気ディスク等のコンピュータ可読記録媒体に記録されて提供され、ネットワーク端末装置300を構成するコンピュータの立ち上げ時などにそのコンピュータに読み取られ、そのコンピュータの動作を制御することにより、そのコンピュータ上に各機能手段201、202および301を実現する。
【0058】
このような構成を有する第2の発明の実施の形態における処理の流れは、概ね以下の通りである。
【0059】
まず、ネットワークセッション予約条件解析手段101は、ネットワーク管理装置400が予約登録者から受け付けた予約指示情報を解析して、ネットワークセッションを確立すべきネットワーク端末装置の通信アドレス、ネットワーク端末装置毎のセッション確立の優先度、および、セッションデータ中継手段403の通信アドレスと前記ネットワークセッションで用いるプロトコルとポート番号とから構成されるパラメータを含む予約接続情報を、ネットワークセッション情報データベース402に登録する。この登録時点における予約接続情報の状態は「予約待」であり、ネットワークセッション予約手段102は、ネットワークセッション予約条件解析手段101がネットワークセッション情報データベース402に登録した予約接続情報の状態を「予約中」とすることにより予約を確定し、ネットワークセッション構築を予約する。
【0060】
その後、ネットワークセッション要求手段103は、ネットワークセッション予約条件が成立しているかどうかを確認するために、セッション確立情報管理装置500に予約条件成立の判断に必要な情報を要求し、予約条件の成立の可否を調べる。そして、ネットワークセッション要求手段103は、必要なネットワーク端末装置すべてが予約条件を満たしていれば、必要に応じてネットワーク端末装置のセッション要求受入確認手段201にセッション確立開始の確認をとった上で、ネットワークセッションを確立するようにネットワークセッション制御手段104に伝える。
【0061】
ネットワークセッション要求手段103の処理は、複数のネットワーク端末装置間のセッション確立の優先度に差の無い予約接続情報の場合とその優先度に差が有る予約接続情報とで相違し、優先度に差の無い予約接続情報については全てのユーザのネットワーク端末装置を対等に扱う第1のセッション確立手順に従ってネットワークセッションを確立する制御を実行し、優先度に差の有る予約接続情報については優先されるべきユーザのネットワーク端末装置を優先的に扱う第2のセッション確立手順に従ってネットワークセッションを確立する制御を実行する。第1および第2のセッション確立手順は、第1の実施の形態の説明個所で挙げた(1)〜(6)のような手順を用いることができる。この手順(1)〜(6)の適用例については後述する第2の実施の形態の第1〜6の実施例で説明する。
【0062】
以上のようにネットワークセッション要求手段103からネットワークセッションを確立するように伝えられたネットワークセッション制御手段104は、ネットワークセッションを構成するネットワーク端末のセッション確立手段202に対して、セッションデータ中継手段403との間でセッションを確立するように、セッション確立に必要なパラメータと共に指示を送る。
【0063】
セッション確立手段202は、ネットワークセッション制御手段104から送られてきたパラメータに基づいて、セッションデータ中継手段403との間にセッションを確立し、ネットワークセッションの情報をノードセッション情報データベース302に格納する。
【0064】
【発明の第3の実施の形態】
次に、本発明の第3の実施の形態について図面を参照して説明する。この第3の発明の実施の形態は、前述した第1の実施の形態と比較して、ネットワークセッション予約時に、参加予定のネットワーク端末装置のユーザにネットワークセッションへの参加可否を確認する手順を追加した点で相違し、その他は第1の実施の形態と同じである。
【0065】
図35を参照すると、第3の実施の形態にかかるネットワークセッション制御システムは、ネットワーク管理装置400内に、ネットワーク端末装置300との通信を担う通信手段401と、予約されている、または、すでに作成されたネットワークセッションの管理情報を格納するネットワークセッション情報データベース402と、ネットワークセッション内での通信データを中継するセッションデータ中継手段403と、求められるネットワークセッションの予約指示情報を解析して、ネットワークセッションの予約接続情報をネットワークセッション情報データベース402に登録するネットワークセッション予約条件解析手段101と、ネットワークセッション予約時にネットワーク端末装置にそのネットワークセッションへの参加意志を確認するネットワークセッション予約受入確認手段105と、このネットワークセッション予約受入確認手段105で全員の参加意志が確認された場合にネットワークセッション予約条件解析手段101が登録した予約接続情報を確定することにより、ネットワークセッション構築を予約するネットワークセッション予約手段102と、ネットワークセッション予約条件が成立しているかどうかを確認し、成立していればネットワークセッションに参加するように要求するネットワークセッション要求手段103と、ネットワーク端末装置300との間でネットワークセッションを確立するよう制御するネットワークセッション制御手段104とを備え、ネットワーク端末装置300内に、ネットワーク管理装置400および他のネットワーク端末装置300との通信を担う通信手段301と、自ネットワーク端末装置300が参加しているネットワークセッションの情報を格納するノードセッション情報データベース302と、自ネットワーク端末装置300が要求のあったネットワークセッションを確立できる状態にあるかどうかを判断するための情報を検知するセッション確立情報検知手段303と、ネットワークセッション要求手段103からのセッション確立要求を受け入れるかどうかをセッション確立情報検知手段303の検知結果に基づいて判断し、回答するセッション要求受入確認手段201と、ネットワークセッション制御手段104からの指示に従ってセッションを確立するセッション確立手段202とを備える。
【0066】
ネットワーク管理装置400上のネットワークセッション予約条件解析手段101、ネットワークセッション予約手段102、ネットワークセッション要求手段103、ネットワークセッション制御手段104、ネットワークセッション予約受入確認手段105、通信手段401およびセッションデータ中継手段403の各機能手段は、ネットワーク管理装置400を構成するコンピュータと管理装置用プログラムとで実現することができる。管理装置用プログラムは、図示しない磁気ディスク等のコンピュータ可読記録媒体に記録されて提供され、ネットワーク管理装置400を構成するコンピュータの立ち上げ時などにそのコンピュータに読み取られ、そのコンピュータの動作を制御することにより、そのコンピュータ上に各機能手段101、102、103、104、105、401および403を実現する。
【0067】
また、各ネットワーク端末装置300上のセッション要求受入確認手段201、セッション確立手段202、セッション予約受入回答手段203、通信手段301およびセッション確立情報検知手段303の各機能手段は、ネットワーク端末装置300を構成するコンピュータと端末用プログラムとで実現することができる。端末用プログラムは、図示しない磁気ディスク等のコンピュータ可読記録媒体に記録されて提供され、ネットワーク端末装置300を構成するコンピュータの立ち上げ時などにそのコンピュータに読み取られ、そのコンピュータの動作を制御することにより、そのコンピュータ上に各機能手段201、202、203、301および303を実現する。
【0068】
このような構成を有する第3の発明の実施の形態における処理の流れは、概ね以下の通りである。
【0069】
まず、ネットワークセッション予約条件解析手段101は、ネットワーク管理装置400が予約登録者から受け付けた予約指示情報を解析して、ネットワークセッションを確立すべきネットワーク端末装置の通信アドレス、ネットワーク端末装置毎のセッション確立の優先度、および、セッションデータ中継手段403の通信アドレスと前記ネットワークセッションで用いるプロトコルとポート番号とから構成されるパラメータを含む予約接続情報を、ネットワークセッション情報データベース402に登録する。この登録時点における予約接続情報の状態は「予約待」である。
【0070】
ネットワークセッション予約手段102は、ネットワークセッション予約受入確認手段105を用いて、予約待ちの予約接続情報中の全てのネットワーク端末装置300のセッション予約受入回答手段203に対して、ネットワークセッション予約を受け入れるかどうかを問い合わせる。各ネットワーク端末装置300のセッション予約受入回答手段203は、ネットワークセッション予約受入確認手段105からの問い合わせに対して、セッション予約を受け入れるかどうかを回答する。ネットワークセッション予約受入確認手段105は、ネットワークセッションを構成するすべてのネットワーク端末装置内のセッション予約受入回答手段203から予約を受け入れるとの回答が得られた時に、その旨をネットワークセッション予約手段102に伝える。
【0071】
ネットワークセッション予約手段102は、ネットワークセッション予約受入確認手段105から、ネットワークセッションを構成するすべてのネットワーク端末装置内のセッション予約受入回答手段203がネットワークセッションの予約を受け入れた旨が通知された場合に、ネットワークセッション予約条件解析手段101がネットワークセッション情報データベース402に登録した予約接続情報の状態を「予約中」とすることにより確定し、ネットワークセッション構築を予約する。ネットワークセッション予約がすべてのネットワーク端末装置に受け入れられなかった場合はネットワークセッションは予約されない。
【0072】
その後、ネットワークセッション要求手段103は、ネットワークセッション予約条件が成立しているかどうかを、ネットワーク端末装置のセッション要求受入確認手段201に問い合わせる。セッション要求受入確認手段201は、セッション確立情報検知手段303の検知情報を参照して、予約条件が成立しているかどうかを確認し、ネットワークセッション要求手段103に返答する。そして、ネットワークセッション要求手段103は、必要なネットワーク端末装置すべてに対して予約条件が成立しているかどうかを確認し、すべてが成立していれば、必要に応じてネットワーク端末装置のセッション要求受入確認手段201にセッション確立開始の確認をとった上で、ネットワークセッションを確立するようにネットワークセッション制御手段104に伝える。
【0073】
ネットワークセッション要求手段103の処理は、複数のネットワーク端末間のセッション確立の優先度に差の無い予約接続情報の場合とその優先度に差が有る予約接続情報とで相違し、優先度に差の無い予約接続情報については全てのユーザのネットワーク端末装置を対等に扱う第1のセッション確立手順に従ってネットワークセッションを確立する制御を実行し、優先度に差の有る予約接続情報については優先されるべきユーザのネットワーク端末装置を優先的に扱う第2のセッション確立手順に従ってネットワークセッションを確立する制御を実行する。第1および第2のセッション確立手順は、第1の実施の形態の説明個所で挙げた(1)〜(6)のような手順を用いることができる。この手順(1)〜(6)の適用例については後述する第3の実施の形態の第1〜6の実施例で説明する。
【0074】
以上のようにネットワークセッション要求手段103からネットワークセッションを確立するように伝えられたネットワークセッション制御手段104は、ネットワークセッションを構成するネットワーク端末のセッション確立手段202に対して、セッションデータ中継手段403との間でセッションを確立するように、セッション確立に必要なパラメータと共に指示を送る。
【0075】
セッション確立手段202は、ネットワークセッション制御手段104から送られてきたパラメータに基づいて、セッションデータ中継手段403との間にセッションを確立し、ネットワークセッションの情報をノードセッション情報データベース302に格納する。
【0076】
【発明の第4の実施の形態】
次に、本発明の第4の実施の形態について図面を参照して説明する。前述した第3の実施の形態では、ネットワーク端末装置が自端末の状況を検知し、その検知された状況をネットワーク管理装置が参照したが、この第4の実施の形態は、ネットワーク端末装置およびネットワーク管理装置から独立したセッション確立情報管理装置で各ネットワーク端末装置またはユーザの状況を管理し、この管理された状況をネットワーク管理装置が参照することで、予約接続情報の予約条件が成立したかどうかを調べるようにした点で相違し、他は第3の実施の形態と同じである。
【0077】
図38を参照すると、第4の実施の形態にかかるネットワークセッション制御システムは、ネットワーク端末装置300がネットワークセッションに参加可能か否かを判断するための情報を管理するセッション確立情報管理装置500を備え、ネットワーク管理装置400内に、ネットワーク端末装置300との通信を担う通信手段401と、予約されている、または、すでに作成されたネットワークセッションの管理情報を格納するネットワークセッション情報データベース402と、ネットワークセッション内での通信データを中継するセッションデータ中継手段403と、求められるネットワークセッションの予約指示情報を解析して、ネットワークセッションの予約接続情報をネットワークセッション情報データベース402に登録するネットワークセッション予約条件解析手段101と、ネットワークセッション予約時にネットワーク端末装置のユーザにそのネットワークセッションへの参加意志を確認するネットワークセッション予約受入確認手段105と、このネットワークセッション予約受入確認手段105で全員の参加意志が確認された場合にネットワークセッション予約条件解析手段101が登録した予約接続情報を確定することにより、ネットワークセッション構築を予約するネットワークセッション予約手段102と、ネットワークセッション予約条件が成立しているかどうかをセッション確立情報管理装置500からの情報に基づいて確認し、成立していればネットワークセッションに参加するように要求するネットワークセッション要求手段103と、ネットワーク端末装置300との間でネットワークセッションを確立するよう制御するネットワークセッション制御手段104とを備え、ネットワーク端末装置300内に、ネットワーク管理装置400および他のネットワーク端末装置300との通信を担う通信手段301と、自ネットワーク端末装置300が参加しているネットワークセッションの情報を格納するノードセッション情報データベース302と、ネットワークセッション要求手段103からのセッション確立要求を受け入れるかどうかを回答するセッション要求受入確認手段201と、ネットワークセッション制御手段104からの指示に従ってセッションを確立するセッション確立手段202とを備える。
【0078】
ネットワーク管理装置400上のネットワークセッション予約条件解析手段101、ネットワークセッション予約手段102、ネットワークセッション要求手段103、ネットワークセッション制御手段104、ネットワークセッション予約受入確認手段105、通信手段401およびセッションデータ中継手段403の各機能手段は、ネットワーク管理装置400を構成するコンピュータと管理装置用プログラムとで実現することができる。管理装置用プログラムは、図示しない磁気ディスク等のコンピュータ可読記録媒体に記録されて提供され、ネットワーク管理装置400を構成するコンピュータの立ち上げ時などにそのコンピュータに読み取られ、そのコンピュータの動作を制御することにより、そのコンピュータ上に各機能手段101、102、103、104、105、401および403を実現する。
【0079】
また、各ネットワーク端末装置300上のセッション要求受入確認手段201、セッション確立手段202、セッション予約受入回答手段203および通信手段301の各機能手段は、ネットワーク端末装置300を構成するコンピュータと端末用プログラムとで実現することができる。端末用プログラムは、図示しない磁気ディスク等のコンピュータ可読記録媒体に記録されて提供され、ネットワーク端末装置300を構成するコンピュータの立ち上げ時などにそのコンピュータに読み取られ、そのコンピュータの動作を制御することにより、そのコンピュータ上に各機能手段201、202、203および301を実現する。
【0080】
このような構成を有する第4の発明の実施の形態における処理の流れは、概ね以下の通りである。
【0081】
まず、ネットワークセッション予約条件解析手段101は、ネットワーク管理装置400が予約登録者から受け付けた予約指示情報を解析して、ネットワークセッションを確立すべきネットワーク端末装置の通信アドレス、ネットワーク端末装置毎のセッション確立の優先度、および、セッションデータ中継手段403の通信アドレスと前記ネットワークセッションで用いるプロトコルとポート番号とから構成されるパラメータを含む予約接続情報を、ネットワークセッション情報データベース402に登録する。この登録時点における予約接続情報の状態は「予約待」である。
【0082】
ネットワークセッション予約手段102は、ネットワークセッション予約受入確認手段105を用いて、予約待ちの予約接続情報中の全てのネットワーク端末装置300のセッション予約受入回答手段203に対して、ネットワークセッション予約を受け入れるかどうかを問い合わせる。各ネットワーク端末装置300のセッション予約受入回答手段203は、ネットワークセッション予約受入確認手段105からの問い合わせに対して、セッション予約を受け入れるかどうかを回答する。ネットワークセッション予約受入確認手段105は、ネットワークセッションを構成するすべてのネットワーク端末装置内のセッション予約受入回答手段203から予約を受け入れるとの回答が得られた時に、その旨をネットワークセッション予約手段102に伝える。
【0083】
ネットワークセッション予約手段102は、ネットワークセッション予約受入確認手段105から、ネットワークセッションを構成するすべてのネットワーク端末装置内のセッション予約受入回答手段203がネットワークセッションの予約を受け入れた旨の通知を受けた場合に、ネットワークセッション予約条件解析手段101がネットワークセッション情報データベース402に登録した予約接続情報の状態を「予約中」とすることにより確定し、ネットワークセッション構築を予約する。ネットワークセッション予約がすべてのネットワーク端末装置に受け入れられなかった場合はネットワークセッションは予約されない。
【0084】
その後、ネットワークセッション要求手段103は、ネットワークセッション予約条件が成立しているかどうかを確認するために、セッション確立情報管理装置500に予約条件成立の判断に必要な情報を要求し、予約条件の成立の可否を調べる。そして、ネットワークセッション要求手段103は、必要なネットワーク端末装置すべてが予約条件を満たしていれば、必要に応じてネットワーク端末装置のセッション要求受入確認手段201にセッション確立開始の確認をとった上で、ネットワークセッションを確立するようにネットワークセッション制御手段104に伝える。
【0085】
ネットワークセッション要求手段103の処理は、複数のネットワーク端末装置間のセッション確立の優先度に差の無い予約接続情報の場合とその優先度に差が有る予約接続情報とで相違し、優先度に差の無い予約接続情報については全てのユーザのネットワーク端末装置を対等に扱う第1のセッション確立手順に従ってネットワークセッションを確立する制御を実行し、優先度に差の有る予約接続情報については優先されるべきネットワーク端末装置を優先的に扱う第2のセッション確立手順に従ってネットワークセッションを確立する制御を実行する。第1および第2のセッション確立手順は、第1の実施の形態の説明個所で挙げた(1)〜(6)のような手順を用いることができる。この手順(1)〜(6)の適用例については後述する第4の実施の形態の第1〜6の実施例で説明する。
【0086】
以上のようにネットワークセッション要求手段103からネットワークセッションを確立するように伝えられたネットワークセッション制御手段104は、ネットワークセッションを構成するネットワーク端末のセッション確立手段202に対して、セッションデータ中継手段403との間でセッションを確立するように、セッション確立に必要なパラメータと共に指示を送る。
【0087】
セッション確立手段202は、ネットワークセッション制御手段104から送られてきたパラメータに基づいて、セッションデータ中継手段403との間にセッションを確立し、ネットワークセッションの情報をノードセッション情報データベース302に格納する。
【0088】
【実施例】
次に本発明の各実施の形態の実施例について図面を参照して詳細に説明する。
【0089】
【第1実施形態の第1実施例】
図5は本発明の第1の実施の形態の第1の実施例を説明するための図である。図5を参照すると、ネットワーク管理装置400は有線のイーサーネットを用いてローカルエリアネットワーク(LAN)700に接続されている。LAN700には、無線アクセスポイント800も接続されている。ネットワーク端末装置300A〜300Bは、この無線アクセスポイント800を経由してLAN700に接続されており、ネットワーク管理装置400とネットワーク端末装置300A〜300Bはそれぞれ相互に通信可能となっている。このようなネットワーク接続技術は、現在オフィスや家庭で広く使われている技術をそのまま利用可能であり、詳細の説明は省略する。
【0090】
本実施例においては、ネットワーク管理装置400上の各構成要素はネットワーク管理装置400上で動作するソフトウェアにより実現されている。また、ネットワーク端末装置300A〜300B上の各構成要素も同様に携帯端末上で動作するソフトウェアにより実現されている。
【0091】
ネットワーク端末装置300A〜300B上のアプリケーション提供手段307は、電話サービスをユーザに提供している。このようなIPネットワーク上の電話サービスは、国際通信連合(ITU)で標準として勧告されているH.323や、IETFによって標準化作業が進められているSIPなどのセッション制御用プロトコルとVoIP技術を組み合わせて、容易に実現することができる。SIP、H.323、VoIP技術はいずれも公開されている技術仕様を参照して容易に利用可能であることから、ここでは詳細は割愛する。
【0092】
図4は第1の実施の形態の第1の実施例における処理の流れを説明するための図である。第1の実施の形態の第1の実施例は、職場の同僚や友人等、対等な関係であるユーザ間でのネットワークセッション制御システムの動作を説明するためのものであり、図4のステップS202に示されるように、すべてのネットワーク端末装置300がネットワークセッションに参加可能になった時にネットワークセッションを確立する。
【0093】
図8は本実施例の提供するサービスの概念を説明するための図である。ユーザAが利用するネットワーク端末装置300AとユーザBが利用するネットワーク端末装置300B上で、各ユーザがそれぞれの忙しさを入力し(図8上段)、ユーザAとユーザBが共に「在席」しており通話が可能な状態になると(図8中段)、自動的に音声通話用のネットワークセッションが確立されユーザAとユーザBが通話可能となる(図8下段)。
【0094】
当初、ネットワーク管理装置400とネットワーク端末装置300A〜300Bにはそれぞれホスト名やIPアドレスなどが割り当てられている。これはIP上で利用されるDNS(Domain Name Service)やDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)を用いて容易に実現できる。
【0095】
まず、ネットワーク端末装置300A〜300B内のセッション確立手段202は、自身が利用するネットワーク管理装置400に自己のIPアドレスを通知する(S200)。これによりネットワーク管理装置400内のネットワークセッション制御装置100とネットワーク端末装置300A〜300B内のセッション確立装置200の間でsocketインタフェースを用いて制御用セッション601が確立される。
【0096】
登録先であるネットワーク管理装置400は、ネットワーク端末装置300内にネットワーク管理装置400のホスト名を静的に記憶しておくことで容易に発見できる。また、ネットワーク端末装置300がブロードキャスト等を用いて問い合わせパケットを送付し、ネットワーク管理装置400が自身のIPアドレスを回答するという手順を用いて、ネットワーク管理装置400を動的に検索するように構成することも可能である。
【0097】
なお、制御用セッション601は、ネットワーク管理装置400とネットワーク端末装置300間でネットワークセッション制御データの通信を説明する便宜上設けるものであり、両者間でネットワークセッション制御データが通信できる形態であればどのようなものでも利用可能である。
【0098】
ネットワーク管理装置400は、ネットワーク端末装置300Aまたは300Bから制御用セッションを通じて予約指示情報が送られてくると、それをネットワークセッション予約条件解析手段101に伝達して予約を指示する(S401)。ネットワークセッション予約条件解析手段101は予約指示情報を解析し、ネットワークセッション情報データベース402に、ネットワークセッションに参加すべきネットワーク端末装置300Aおよび300BのIPアドレスを含む予約接続情報を書き込むことで、ネットワーク端末装置300Aとネットワーク端末装置300Bの間に電話用のネットワークセッションを確立する予約を登録する(S100)。本実施例では、ネットワーク端末装置300Aを利用するユーザAが、ネットワーク端末装置300Bを利用するユーザBに電話をかけたものの繋がらなかったため、両者が対応可能な時にネットワークセッションを自動で確立して通話ができるように、ネットワーク管理装置400に自己のIPアドレス、ユーザBのIPアドレス、利用するプロトコルやポート番号を含む予約指示情報を通知したものとする。但し、本発明におけるネットワークセッションの確立予約指示方法は、上記の方法に限定されるものではない。例えば、予約対象のネットワークセッションの利用者であるユーザAおよびユーザB以外の第3者が予約指示をするように構成することも可能である。また、本実施例では、ネットワークセッション予約条件解析手段101が予約接続情報をネットワークセッション情報データベース402に登録するものとしたが、ネットワーク管理装置400に設けられた別の手段や外部装置が予約接続情報をネットワークセッション情報データベース402に登録するようにしても良い。
【0099】
図9はネットワークセッション情報データベース402内のデータ構成の例を説明するための図である。ネットワークセッション情報データベース402は、ネットワーク管理装置400が管理しているネットワークセッションのすべての情報を保持しており、ネットワーク管理装置400内の構成要素はネットワークセッション情報データベース402を参照することで、ネットワークセッションを構成するネットワーク端末装置300とネットワークセッションの状態(予約されているのか/確立されて利用されているのか/必要がなくなったため破棄されるべきなのか等)、セッション接続先などを知ることができる。
【0100】
図9上段は、ネットワークセッション予約条件解析手段101が予約指示情報を解析して登録した直後のネットワークセッション情報データベース402内のセッション情報である。1つの行が1つのネットワーク端末装置のセッションに対応し、セッションID、状態、端末アドレス、優先度、要求受入、セッション設定(接続先、使用プロトコル/ポート番号)から構成される。セッションIDは、ネットワークセッションを識別するためのIDで、予約接続情報毎にユニークなIDがネットワークセッション予約条件解析手段101によって割り当てられる。つまり、同じセッションIDを持つ行の集合が1つの予約接続情報である。状態は、ネットワークセッションの状態を示し、「予約待」、「予約中」、「予約」、「確立」などの値をとる。登録直後はネットワークセッション予約条件解析手段101によって「予約待」に設定される。端末アドレスには、予約指示情報で指定された各ネットワーク端末装置のIPアドレスが設定される。優先度は、ネットワークセッションに参加するネットワーク端末装置のセッション確立手順における優先度であり、「通常」と「優先」の2つの値の何れかをとる。この優先度は、後述するようにネットワークセッション予約条件解析手段101によってユーザ間の関係に基づいて設定される。要求受入は、ネットワーク端末装置がセッション確立の要求を受入可能になったかどうか等の状態を設定する。登録直後は例えばNULLである。セッション設定中の接続先には、セッションデータ中継手段403のIPアドレスがネットワークセッション予約条件解析手段101によって自動的に設定される。セッション設定中の使用プロトコル/ポート番号には、予約指示情報で指定されたプロトコルおよびポート番号が設定される。
【0101】
ネットワークセッション予約条件解析手段101は、図9上段に示すような予約接続情報の登録後、状態が「予約待」となっているネットワーク端末装置のセッションについて、同じセッションID(つまり同じネットワークセッション)に関する複数のネットワーク端末装置300のユーザ間の関係に基づいて、セッション確立手順における優先度を設定し、セッションの状態を「予約中」に更新する(S100)。
【0102】
ネットワークセッション予約条件解析手段101は、図9中段のように、ネットワーク管理装置400を利用するすべてのネットワーク端末装置300とそのユーザおよびユーザ間の関係があらかじめ静的に記録されたテーブルを保持している。ネットワークセッション予約条件解析手段101は、このテーブルを参照してユーザ間の関係を確認し、セッション確立手順における優先度を設定する。図9中段のテーブルを参照すると、図9上段の1行目の端末のIPアドレス「192.168.0.200」を持つ行からその端末を利用するユーザがユーザAであること、図9上段の2行目の端末のIPアドレス「192.168.0.201」を持つ行からその端末を利用するユーザがユーザBであること、それらの行と、列値がユーザB、ユーザAである列との交点に記載された「対等」の記述から、ユーザAとユーザBとが対等の関係にあることが判明する。このような友人や会社の同僚などネットワークセッションを利用するユーザが対等の関係であれば、ネットワークセッション予約条件解析手段101は、各ユーザのセッション確立の優先度には差をつけずにセッション情報を更新する。すなわち、図9下段に示すように、「通常」と設定する。なお、このようなネットワーク端末装置300とそのユーザ、ユーザ間の関係を外部のデータベース装置等を利用して動的に更新するように構成することも可能である。また、ユーザ間の関係またはセッション確立の優先度を予約指示情報で明示するようにしてもよい。
【0103】
ネットワークセッション予約手段102は、ネットワークセッション情報データベース402の内容が変更され、状態が「予約中」となっているセッションを検知すると、セッションの状態を「予約」に更新して、セッション予約を完了する(S102)。
【0104】
ネットワークセッション要求手段103は、ネットワークセッション情報データベース402の内容が変更され、状態が「予約」となっているセッションを検知すると、ネットワークセッションに参加予定のネットワーク端末装置300A〜300B内のセッション要求受入確認手段201に対して、ネットワークセッションを確立することができるかどうかを問い合わせる(S103)。
【0105】
セッション要求受入確認手段201は、セッション確立情報検知手段303の検知情報を参照して、セッション確立が可能かどうかを確認し、ネットワークセッション要求手段103に回答する(S202)。
【0106】
本実施例では、セッション確立情報検知手段303は、図5のように、ネットワーク端末装置300A〜300Bの画面上に表示される選択肢の中からユーザ自身が選択した状態を検知する。これは、インスタントメッセージサービス(IM)と呼ばれるメッセージ交換システムなどにおいて用いられる技術をそのまま利用することができる。ここでは、在席していることを示す「在席」、在席しているが所要のため対応できないことを示す「対応不可」、席を外していることを示す「外出」の3種から選択するものとしているが、これ以外にも様々な状態を設けて、ユーザが選択するように構成可能なことは言うまでもない。
【0107】
セッション要求受入確認手段201は、セッション確立情報検知手段303の検知結果が、「在席」であれば「セッション確立を受け入れられる」、「対応不可」「外出」であれば「セッション確立を受け入れられない」、との回答をそれぞれネットワークセッション要求手段103に送付する。
【0108】
このようにセッション要求受入確認手段201が、セッション確立情報検知手段303の検知結果そのものではなく、セッション受入要求に対する可否のみを回答する形態にすることで、セッション確立情報検知手段303が得たユーザの個人情報が他の装置に漏れることを防止できる。
【0109】
ネットワークセッション要求手段103は、各セッション要求受入確認手段201からの回答をネットワークセッション情報データベース402の「要求受入」欄に登録すると共に、すべてのネットワーク端末装置300が要求受入可となるまで、ステップS103〜S202を繰り返す。
【0110】
図10上段は、ステップS103においてセッション要求受入の途中経過を示したものであり、IPアドレス192.168.0.201を持つネットワーク端末装置300Bがまだ要求を受け入れられない状態を示している。
【0111】
ネットワークセッション制御手段104は、ネットワークセッション情報データベース402の要求受入欄を参照して、すべてのネットワーク端末装置300が「要求受入可」となったことを確認すると(図6および図10下段)、ネットワークセッションを確立するよう各ネットワーク端末装置300内のセッション確立手段202に対して、セッション確立に必要なパラメータと共に指示を送る(S105)。
【0112】
本実施例では、図2のように、ネットワーク管理手段400内のセッションデータ中継手段403に対してネットワーク端末装置300がセッションを確立する。そのために必要なパラメータ、すなわち、セッションデータ中継手段403のIPアドレス、ネットワークセッションで用いるプロトコル等の情報は、ネットワークセッション情報データベース402に記載されており、セッション確立手段202に伝えられる。
【0113】
図10におけるネットワークセッション情報データベース402には、セッション記述プロトコル(SDP:Session Description Protocol)のメディア情報記述フォーマットに従って、セッション接続情報が記載されている。図10において、IPアドレス192.168.0.200を持つネットワーク端末装置300Aは、セッション確立時には、音声通信を行うために、セッションデータ中継手段403のIPアドレス192.168.0.100のポート番号49170に接続し、UDP(User DatagramProtocol)上のRTP(Real Time Protocol)のAVP(Audio/Visual Profile)を用いて8KHzモノラルPCM変調の音声データを交換することが記載されている。
【0114】
SDPはSIP等と共にVoIPサービス等で利用される技術として標準化されており、詳細は割愛する。なお、このようなセッション確立に必要なパラメータの記述方法はパラメータの種類と値が判別できるものであれば、XMLなどどのようなものを利用しても良い。
【0115】
ネットワーク端末装置300内のセッション確立手段202は、ネットワーク制御手段104からセッション確立指示と必要なパラメータを受け取ると、自己がデータ通信用セッションに利用するポートとIPアドレスおよびネットワーク制御手段104から送付されてきたパラメータを利用して、セッションデータ中継手段403との間にデータ通信用のセッション602を確立し、ノードセッション情報データベース302を更新する。同時に、セッション確立手段202は、セッション確立に成功したことをネットワークセッション制御手段104に通知する(S204)。
【0116】
ノードセッション情報データベース302には、ネットワークセッション情報データベース402と同じ形式で、自ネットワーク端末装置300が利用しているすべてのネットワークセッションの情報が記録されている。
【0117】
ネットワークセッション制御手段104は、各ネットワーク端末装置300内のセッション確立手段202からセッション確立に成功したとの回答を受け取り、ネットワークセッション情報データベース402内の状態を「確立」に更新する。そして、すべての必要なセッションが確立できた時に、ネットワーク端末装置300内のセッション確立手段202にネットワークセッションが確立できたことを通知する(S106)。
【0118】
セッション確立手段202は、ネットワークセッションが確立できたことを受け取ると、ノードセッション情報データベース302内の状態を「確立」に更新すると共に、アプリケーション提供手段307によりアプリケーションサービスを起動する(S205)。
【0119】
セッションデータ中継手段403は、データ通信用セッション602から送付されてきたデータパケットを、セッションデータ中継手段403に接続されている他のネットワークセッションを構成するデータ通信用セッション602に転送することで、ネットワークセッション内でのデータ通信を実現する。
【0120】
図7は、本実施例においてネットワークセッションが確立された後、ネットワーク端末装置300A〜300B上で電話サービスが起動している状態を示しており、ユーザAおよびユーザBはそれぞれのネットワーク端末装置300を用いて、互いに通話する。
【0121】
このように、ネットワーク端末装置300A〜300Bのユーザが参加可能な状態であることを確認し、各ユーザの都合が良い時にのみネットワークセッションを確立可能とすることで、ユーザ間のネットワークセッションを用いたコミュニケーションを円滑に確立できる。
【0122】
なお、本実施例では、二人のユーザ、すなわち、二台のネットワーク端末装置300A〜300Bがネットワークセッションに関与するとして説明したが、本発明の適用範囲をこれに限定するものではない。三台以上のネットワーク端末装置300に対しても同様の手順により適用可能である。
【0123】
また、本実施例では、セッション要求受入確認手段201が、セッション確立情報検知手段303の検知結果そのものではなく、セッション受入要求に対する可否のみを回答する。このように構成することで、セッション確立情報検知手段303が得たユーザの個人情報が他の装置に漏れることを防止しながら、ネットワークセッションを構築することが可能となる。
【0124】
なお、本実施例では、セッション確立情報検知手段303として、ユーザが自己の忙しさを自分で入力する手法を説明したが、これは本発明におけるセッション確立情報検知手段303の実現方法を限定するものではなく、以下のような他の方法も利用することが可能である。
【0125】
例えば、ユーザがネットワーク端末装置300のボタン、キーボード、タッチパネル等を操作する際にはオペレーティングシステムにより操作イベントが発行されるため、この操作イベントの発生間隔を監視することでユーザのネットワーク端末の操作状況を検知して、忙しさを類推することも可能である。例えば、操作イベントが300秒以上発生していなければユーザがネットワーク端末装置300の近くにはおらず、外出中であると判断できるため、これをセッション確立情報検知手段303の出力として用いることができる。
【0126】
また、すでにネットワーク端末装置300がネットワークセッションに参加している場合、そのネットワークセッション上を流れるパケット量を観察することでユーザの忙しさを検知することも可能である。例えば、ネットワークセッション上を膨大なデータが流れている場合は、ユーザがネットワークセッションを用いて他のネットワーク端末装置と通信中であり、在席ではあるものの他のネットワークサービスを利用する状態には無いと判断できるため、この情報をセッション確立情報検知手段303の出力として用いることができる。
【0127】
また、ネットワーク端末装置300にカメラを接続し、得られる画像の肌色領域の画素数から人が近くにいるかどうかを判断できるため、この情報からユーザが外出中であると判断し、セッション確立情報検知手段303の出力として用いることができる。このような肌色領域を抽出するような処理は、例えば高木監「画像解析ハンドブック」(東京大学出版会:ISBN4−13−061107−0)485頁〜489頁記載の技術を用いて、RGB画像から色相画像を生成し、肌色に近い領域のみを抽出することで容易に実現できるため詳細は割愛する。
【0128】
なお、本実施例では、単一のセッション確立情報検知手段303を用いてセッション要求受入確認手段201がセッション要求に対して受入可否を回答するように構成していたが、これを複数の異なる特性を持つセッション確立情報検知手段303を用いて、得られる複数の出力を組み合わせて要求受入可否を回答するようにも構成可能である。例えば、上記の操作イベントを用いた検知手段と、ネットワークパケット量を観察する検知手段と、カメラを用いる観察手段は、それぞれユーザの忙しさを異なる視点から観察した情報を出力する。この出力の組み合わせに応じてユーザの対応可否を決定するように構成することで、ユーザの状況をより高い精度で判断して回答を出力できるようになる。
【0129】
なお、ネットワーク端末装置300間およびネットワーク管理装置400〜ネットワーク端末装置300間の制御用セッション601上の制御データ通信に、SIP、H.323、HTTPなど、通常のネットワークセッションの制御に利用可能なプロトコルであればどのようなものを用いることが可能である。
【0130】
また、セッションデータ中継手段403は、パケットフォワーディングを行う独自の方式として説明したが、これを仮想プライベートネットワーク(VPN:Virtual Private Network)構築に利用される、PPTP(Point to Point Tunneling Protocol)サーバを用いるように構成することもできる。この場合、ネットワークセッションは、他のネットワークとは別のアドレス体系を持った仮想ネットワークとして確立され、セキュリティも容易に確保することが可能となる。そのため、ネットワークセッションに参加していないネットワーク端末装置300へのデータ漏洩を気にすることなくネットワークセッションを利用できるようになる。
【0131】
また、セッションデータ中継手段403は、ネットワーク管理装置400内にあるものとして説明したが、これをネットワーク管理装置400外に配置するように構成することも可能である。例えば、すでにVPNサーバが設置されている場合、セッションの接続先をVPNサーバにすることで、既存のVPNサーバをセッションデータ中継手段403として利用できる。
【0132】
また、セッションデータ中継手段403は、ネットワーク管理装置400内にあるものとして説明したが、これをネットワーク端末装置300内に配置するように構成することも可能である。図40は、ネットワーク端末装置300A内にセッションデータ中継手段403が配置されており、他のネットワーク端末装置300Bおよび300Cがセッションを構築することでネットワークセッションを構成している状態を示している。この場合は、ネットワークセッション情報データベース402におけるセッション設定欄の接続先が、ネットワーク端末装置300Aを示す192.168.0.200とすればよい。ネットワーク端末装置300Aだけではなく、他のネットワーク端末装置300のセッションデータ中継手段403を利用するように構成することも可能であることは言うまでもない。各ネットワーク端末装置300の処理能力や利用可能帯域を取得して、最適なセッションデータ中継手段403を選択して利用するように構成することも可能である。
【0133】
また、図41のように、各ネットワーク端末装置300が持つセッションデータ中継手段403間にデータ通信用セッション602を設けて相互にデータを交換するよう構成することも可能である。この場合、データ通信用セッション602上を一方向にデータが流れ、セッションデータ中継手段403は受け入れたデータパケットを出力側に転送するという単純な処理を実行するだけでよい。このような構成を実現するためには、ネットワークセッション情報データベース402におけるセッション設定欄の接続先が、相互に接続されるように以下のようにすればよい。
【0134】
ネットワーク端末装置300Aの接続先=192.168.0.201
ネットワーク端末装置300Bの接続先=192.168.0.202
ネットワーク端末装置300Cの接続先=192.168.0.200
【0135】
ネットワーク端末装置300がネットワークセッションに参加しない可能性があり、ステップS100のネットワークセッション予約条件解析時に接続先を確定できない場合は、ステップS105においてネットワークセッション確立を指示する直前に、すべてのネットワーク端末装置300間でセッションが構築されるように接続先を設定するように構成することも可能である。このようにネットワーク端末装置300が持つセッションデータ中継手段403を相互に接続してネットワークセッションを確立するようにすれば、単一のセッションデータ中継手段403に負荷が集中することを回避できる。
【0136】
【発明の第1実施形態の第2実施例】
次に、本発明の第1の実施の形態の第2の実施例について説明する。
【0137】
図14は本発明の第1の実施の形態の第2の実施例を説明するための図である。また、図11は本発明の第1の実施の形態の第2の実施例における処理の流れを説明するための図である。
【0138】
第1の実施の形態の第2の実施例は、客と営業社員、上司と部下など、優先すべきユーザが存在する時のネットワークセッション制御システムの動作を説明するためのものであり、すべてのネットワーク端末装置がネットワークセッションに参加可能になった時に、ネットワーク端末装置のユーザ間の関係に基づいて優先すべきすべてのネットワーク端末装置に確認を取ってから、ネットワークセッションを確立するというセッション確立手順を用いる。
【0139】
第1の実施の形態の第2の実施例は、第1の実施例と比較して、以下の点が異なっている。
【0140】
まず、ネットワークセッション予約条件解析手段101は、ステップS100におけるセッション予約条件解析時に、図12中段のように記録されているユーザAおよびユーザB間の関係テーブルに基づいて、ユーザAを優先するようにしてネットワークセッションを確立するようにネットワークセッション情報データベース402の優先度の欄を更新する(図12)。
【0141】
また、ネットワークセッション要求手段103は、ステップS103、S202によりすべてのネットワーク端末装置300が「要求受入可」となったことを確認した後、優先すべきすべてのユーザ(この場合はユーザAのみ)が利用しているネットワーク端末装置300内のセッション要求受入確認手段201に対して、セッション確立を開始してよいかどうかを問い合わせ(S104)、すべての優先すべきユーザが利用するネットワーク端末装置300内のセッション要求受入確認手段201が受け入れた場合に限り(S203)、ネットワークセッションの確立作業を継続するように構成されている。なお、セッション確立を開始してよいかどうかの問い合わせ時にはネットワークセッションに参加する他のユーザの情報を通知するようにしてもよい。
【0142】
また、ネットワークセッション制御手段104は、ネットワークセッション情報データベース402の要求受入欄を参照して、優先すべきユーザのネットワーク端末装置300の要求受入状態が「開始可」、通常ユーザのネットワーク端末装置300の要求受入状態が「可」となったことを確認すると(図13下段)、ネットワークセッションを確立するよう各ネットワーク端末装置300内のセッション確立手段202に対して、セッション確立に必要なパラメータと共に指示を送るように構成している(S105)。
【0143】
図14はステップS104におけるセッション要求受入確認時の画面例であり、本実施例では、優先ユーザであるユーザAが利用しているネットワーク端末装置300Aの画面上にセッション要求受入確認手段201がダイアログ画面を表示し、ユーザが選択するように構成している。
【0144】
図13上段は、ステップS104において優先すべきユーザAのネットワーク端末装置300Aのセッション要求受入確認手段201に確認中であることを示している。ステップS203において、優先すべきユーザAが確立作業開始を受け入れた場合は、図13下段のように、ユーザAの要求受入状態が「開始可」となる。
【0145】
なお、セッション要求受入確認手段201は、ユーザAがネットワーク端末装置300Aに保有しているアドレス帳に記載されているユーザとの間でのネットワークセッション確立であれば、受け入れることを自動で返すように構成することも可能である。また、予め特定ユーザ(この場合はユーザB)との間でのネットワークセッション確立であれば、同様に、受け入れることを自動で返すように構成することも可能である。このように、予めユーザが設定しておくことで、ダイアログ画面等を表示せずに自動的にユーザの意向を反映するように構成でき、ユーザの作業量を減らしながら、上記の特徴を実現できる。
【0146】
このようにセッション確立作業の開始の確認を取ることで、ユーザAが望まない相手とのネットワークセッションの確立を防ぐなど、優先されるべきユーザの意向をより反映してネットワークセッションを構成することが可能となる。
【0147】
上記以外の部分は、第1の実施の形態の第1の実施例と同様であり、詳細は割愛する。
【0148】
【発明の第1実施形態の第3実施例】
次に、本発明の第1の実施の形態の第3の実施例について説明する。
【0149】
図16は、本発明の第1の実施の形態の第3の実施例を説明するための図である。本実施例では、3人のユーザA〜Cが使用するネットワーク端末装置300A〜300Cがネットワークセッションを形成して電話会議を開催する場合を示している。また、図15は、本発明の第1の実施の形態の第3の実施例における処理の流れを説明するための図である。
【0150】
第1の実施の形態の第3の実施例は、優先すべきユーザが存在する時のネットワークセッション制御システムの動作を説明するためのものであり、すべてのネットワーク端末装置がネットワークセッションに参加可能になった時に、ネットワーク端末装置間の関係に基づいて優先すべきネットワーク端末装置300の少なくとも一つに確認が取れれば、ネットワークセッションを確立するセッション確立手順を用いる。
【0151】
第1の実施の形態の第3の実施例は、第2の実施例と比較して、以下の点が異なっている。
【0152】
まず、ネットワークセッション予約条件解析手段101は、ステップS100におけるセッション予約条件解析時に、図19中段のように記録されているユーザA〜C間の関係テーブルに基づいて、ユーザAとユーザBを優先するようにしてネットワークセッションを確立するようにネットワークセッション情報データベース402の優先度の欄を更新する。
【0153】
また、ネットワークセッション要求手段103は、ステップS103、S202によりすべてのネットワーク端末装置300が「要求受入可」となったことを確認した後、優先すべきすべてのユーザ(この場合はユーザAとユーザB)が利用しているネットワーク端末装置300内のセッション要求受入確認手段201に対して、セッション確立を開始してよいかどうかを問い合わせ(S104)、少なくとも1台の優先すべきユーザが利用するネットワーク端末装置300内のセッション要求受入確認手段201が受け入れた場合に限り(S203)、ネットワークセッションの確立作業を継続するように構成されている。
【0154】
また、ネットワークセッション制御手段104は、ネットワークセッション情報データベース402の要求受入欄を参照して、いずれか一つの優先すべきユーザのネットワーク端末装置300の要求受入状態が「開始可」になり、かつ、通常ユーザのネットワーク端末装置300の要求受入状態が「可」となったことを確認すると(図20下段)、要求受入状態が「開始可」である優先すべきユーザのネットワーク端末装置300と、要求受入状態が「可」となっている通常ユーザのネットワーク端末装置300に対して、ネットワークセッションを確立するよう各ネットワーク端末装置300内のセッション確立手段202にセッション確立に必要なパラメータと共に指示を送るように構成している(S105)。
【0155】
図17は、ステップS104におけるセッション要求受入確認時の画面例であり、本実施例では、優先ユーザであるユーザAおよびユーザBが利用しているネットワーク端末装置300A〜300Bの画面上にセッション要求受入確認手段201がダイアログ画面を表示し、ユーザが選択するように構成している。
【0156】
図18は、ステップS105におけるセッション確立指示を受けてネットワークセッションが確立され、電話会議サービスが実行されている様子を示している。図18においては、要求を受け入れたネットワーク端末装置300Aと300Cの間でネットワークセッションが確立されている。
【0157】
第1の実施の形態の第2の実施例では、すべての優先すべきユーザが利用するネットワーク端末装置300がセッション確立を受け入れる必要があったが、本実施例では、優先すべきユーザが利用するネットワーク端末装置300の内1台でも受け入れればネットワーク確立作業を開始するのが特徴である。
【0158】
このようにセッション確立作業の開始の確認を取ることで、優先されるべきユーザの意向を反映してネットワークセッションを構成することが可能となる。
【0159】
上記以外の部分は、第1の実施の形態の第1および第2の実施例と同様であり、詳細は割愛する。
【0160】
【発明の第1実施形態の第4実施例】
次に、本発明の第1の実施の形態の第4の実施例について説明する。
【0161】
図22は、本発明の第1の実施の形態の第4の実施例を説明するための図である。本実施例では、3人のユーザA〜Cが使用するネットワーク端末装置300A〜300C間でネットワークセッションを確立してデータ共有ツールを利用する場合を示している。また、図21は、本発明の第1の実施の形態の第4の実施例における処理の流れを説明するための図である。
【0162】
第1の実施の形態の第4の実施例は、会議の主催者と一般参加者など、ネットワークセッションの参加ユーザに優先すべきユーザが存在する時のネットワークセッション制御システムの動作を説明するためのものであり、優先されるべきネットワーク端末装置がネットワークセッションに参加可能になった時に、ネットワークセッションを確立するセッション確立手順を用いる。
【0163】
第1の実施の形態の第4の実施例は、第1の実施例と比較して、以下の点が異なっている。
【0164】
まず、ネットワーク端末装置300A〜300C上のアプリケーション提供手段307は、データ共有サービスをユーザに提供している。このサービスは、あるユーザがネットワーク端末装置300上のデータ共有サービスにデータファイルを入力するとネットワークセッションに参加している他のすべてのネットワーク端末装置300上のデータ共有サービスツールにそのファイルが転送され、同じデータファイルを容易に共有することができるというものである。このようなツールはネットワークセッションが確立されていれば、一般的なデータ通信手法を用いて容易に実現できる。
【0165】
また、ネットワークセッション予約条件解析手段101は、図25中段のように、図示しないスケジュール管理装置などで管理されている各ネットワーク端末装置のIPアドレスとそのユーザおよびユーザの属性を参照して、ネットワークセッションを利用する会議の主催者情報を取得し、セッション確立手順における優先度を設定するように構成している(S100)。なお、予約指示時に「主催者」であることがわかっている場合は、予め主催者の利用するネットワーク端末を「優先」状態とするように構成することも可能である。
【0166】
また、セッション確立情報検知手段303は、図22のように、赤外線受信機で実現されている。セッション確立情報検知手段303は、この赤外線受信機が外部の赤外線ビーコンから出力される赤外光を受信した場合に「対応可能である」と出力するように構成している。このようなビーコンと受信機の組み合わせは、近距離無線の発信機と受信機、スピーカーとマイクなどを用いても実現可能である。
【0167】
また、セッション要求受入確認手段201は、セッション確立情報検知手段303の検知結果が、「対応可能」であれば「セッション確立を受け入れられる」、「対応不可」であれば「セッション確立を受け入れられない」、との回答をそれぞれネットワークセッション要求手段103に送付するように構成している(S202)。
【0168】
また、ネットワークセッション要求手段103は、各セッション要求受入確認手段201からの回答をネットワークセッション情報データベース402の要求受入欄に登録すると共に、すべての優先すべきユーザ(この場合はユーザAおよびユーザB)のネットワーク端末装置300が要求受入可となるまで、ステップS103〜S202を繰り返すように構成されている。
【0169】
また、ネットワークセッション制御手段104は、ネットワークセッション情報データベース402の要求受入欄を参照して、すべての優先すべきユーザのネットワーク端末装置300が「要求受入可」となったことを確認すると(図26下段)、ネットワークセッションを確立するよう各ネットワーク端末装置300内のセッション確立手段202に対して、セッション確立に必要なパラメータと共に指示を送る(S105)。
【0170】
以下、第1の実施の形態の第1の実施例と同様の処理手順で、すべてのネットワーク端末に対してセッション確立指示が送られて、ネットワークセッションが確立される。
【0171】
図23は本実施例における優先すべきユーザAおよびユーザBのネットワーク端末装置300Aおよび300Bが会議室900に入りビーコン901の信号を受け取った直後の状態を、図24は本実施例におけるネットワークセッションが確立された状態を、それぞれ示しており、優先すべきユーザAおよびユーザBが利用するネットワーク端末装置300Aおよび300Bが会議室に入った段階で、ネットワーク端末装置300A〜300C間にネットワークセッションが確立され、データ共有が利用可能になっていることを示している。
【0172】
このように、優先すべきネットワーク端末装置300A〜300Bのみの状態を参照することで、必ずしもすべてのユーザの都合が揃わない状況でも、参加可能なユーザの状態のみを参照してネットワークセッションを確立するように構成できる。
【0173】
なお、本実施例では、優先されるべきネットワーク端末装置300の要求受入可否のみを参照してセッション確立作業開始を判断し、すべてのネットワーク端末装置300に対してセッションを確立したが、この時通常の端末に対しても要求受入可否を問い合わせることで、セッション要求を受け入れることができる端末のみを対象としてネットワークセッションを確立するようにも構成することができる。
【0174】
上記以外の部分は、第1の実施の形態の第1の実施例と同様であり、詳細は割愛する。
【0175】
なお、本実施例では、会議室900内に設置された赤外線ビーコンからの信号を受け取った時にネットワーク端末装置300A〜300C間にネットワークセッションを確立するとして説明したが、これはセッション確立情報検知手段303の適用範囲を限定するものではない。例えば、赤外線ビーコンを会議室の存在するフロア入口に設置し、ネットワーク端末装置300A〜300Cと共にそのビーコン信号を受け取った時にネットワークセッションを確立するなど、赤外線ビーコンを異なった場所に配置するように構成することが可能なことはいうまでもない。
【0176】
また、会議室900だけに限らず、多数の位置にそれぞれの設置場所を示すIDを出力する赤外線ビーコンを設置し、赤外線受信機303が受信したIDから設置場所を判断して、セッション確立可否を判断するように構成することも可能である。このように構成した場合は、会議室900以外の場所に移動した時にネットワークセッションを確立するように条件を設定することが容易に可能となる。
【0177】
【発明の第1実施形態の第5実施例】
次に、本発明の第1の実施の形態の第5の実施例について説明する。
【0178】
図27は、本発明の第1の実施の形態の第5の実施例における処理の流れを説明するための図である。
【0179】
第1の実施の形態の第5の実施例は、第1の実施の形態の第1の実施例に対する第1の実施の形態の第2の実施例の関係と同様に、第1の実施の形態の第4の実施例に対して、優先すべきユーザのネットワーク端末装置が「要求受入可」になった後に、優先すべきユーザに対してセッション確立作業を開始しても良いかどうかを確認し(S104)、かつ、すべての優先すべきユーザのネットワーク端末装置が上記セッション確立作業の開始を受け入れた場合にのみネットワークセッション確立作業を開始する(S203)、ように構成されている。
【0180】
図28は、本発明の第1の実施の形態の第5の実施例を説明するための図であり、ステップS104において優先すべきユーザのネットワーク端末装置300Aおよび300B上でセッション確立要求の受入をユーザに確認している状態を示している。
【0181】
上記以外の部分は、第1の実施の形態の第4の実施例と同様であり、詳細は割愛する。
【0182】
【発明の第1実施形態の第6実施例】
次に、本発明の第1の実施の形態の第6の実施例について説明する。
【0183】
図29は、本発明の第1の実施の形態の第6の実施例における処理の流れを説明するための図である。
【0184】
第1の実施の形態の第6の実施例は、第1の実施の形態の第1の実施例に対する第1の実施の形態の第3の実施例の関係と同様に、第1の実施の形態の第4の実施例に対して、優先すべきユーザのネットワーク端末装置が「要求受入可」になった後に、優先すべきユーザに対してセッション確立作業を開始しても良いかどうかを確認し(S104)、かつ、少なくとも1台の優先すべきユーザのネットワーク端末装置が上記セッション確立作業の開始を受け入れた場合にのみネットワークセッション確立作業を開始し(S203)、かつ、セッション確立作業開始を受け入れた優先すべきユーザのネットワーク端末と通常ユーザのネットワーク端末装置間でネットワークセッションを構成する(S105、S204)ように構成されている。
【0185】
図30は、本発明の第1の実施の形態の第6の実施例を説明するための図であり、ステップS204においてセッション確立作業開始を受け入れた優先すべきユーザのネットワーク端末と通常ユーザのネットワーク端末装置間でネットワークセッションを構成した後の状態を示している。
【0186】
上記以外の部分は、第1の実施の形態の第4の実施例と同様であり、詳細は割愛する。
【0187】
なお、上記第1の実施の形態の第4〜第6の実施例では、すべての優先すべきネットワーク端末装置300のユーザが要求受入可能となった時にセッション確立作業を開始するように説明したが、優先すべきユーザの少なくとも1人が要求受入可能となった時にセッション確立作業を開始するように構成することも勿論可能である。
【0188】
【発明の第2実施形態の第1実施例】
次に本発明の第2の実施の形態の第1の実施例を図を用いて説明する。
【0189】
図33は、本発明の第2の実施の形態の第1の実施例を説明するための図である。また、図32は、本発明の第2の実施の形態の第1の実施例における処理の流れを説明するための図である。
【0190】
第2の発明の実施の形態は、ネットワークセッションの予約接続情報の予約条件が成立したかどうかを各ネットワーク端末装置300から独立したセッション確立情報管理装置500が保持する情報に基づいて判断する。本実施例は、第1の実施の形態の第1の実施例と同様に、ネットワーク端末装置300A〜300B間にネットワークセッションを確立して、電話サービスを提供するものである。
【0191】
第2の実施の形態における第1の実施例は、第1の実施の形態における第1の実施例と比較して、以下の点が異なっている。
【0192】
まず、ネットワーク端末装置300から独立したセッション確立情報管理装置500があり、各ネットワーク端末装置300はセッション確立情報検知手段を持たない。
【0193】
また、ネットワークセッション予約条件解析手段101は、ネットワークセッション予約時に、各ネットワーク端末装置300がネットワークセッション要求を受け入れられる条件もネットワークセッション情報データベース402に記録するように構成されている(S100)。ネットワークセッション要求を受け入れられる条件は例えば予約指示情報で指定される。
【0194】
また、ネットワークセッション要求手段103は、ネットワークセッションが予約されると、セッション確立情報管理装置500にネットワーク端末装置300A〜300Bの情報を問い合わせるように構成されている(S103)
【0195】
また、セッション確立情報管理装置500は、ネットワークセッション要求手段103からの問い合わせに対して、ネットワーク端末装置300A〜300Bを利用するユーザの在席状況を回答するように構成されている(S501)。
【0196】
また、ネットワークセッション要求手段103は、セッション確立情報管理装置500からの回答をネットワークセッション情報データベース402に登録すると共に、ネットワークセッション予約条件解析手段101が記載した条件が、セッション確立情報管理装置500から得た情報と一致した時にそのネットワーク端末装置300が要求受入可能と判断し、すべてのネットワーク端末装置300が要求受入可となるまで、ステップS103〜S501を繰り返すように構成されている。
【0197】
上記以外の処理は、第1の実施の形態における第1の実施例と同様であり、ネットワーク端末装置300Aのユーザとネットワーク端末装置300Bのユーザが共に在席していれば、両ネットワーク端末装置300間にネットワークセッションが確立され、電話サービスが実行される。
【0198】
図33において、セッション確立情報管理装置500は、他の装置と同様にLAN700に接続され、他の装置と相互に通信可能となっている。各ユーザが在席しているかどうかは、無線アクセスポイント800を経由してLAN700に接続された在席検知手段501A〜501Bにより検知され、ネットワークを経由してセッション確立情報管理装置500に送付される。セッション確立情報管理装置500は、ネットワークに接続された在席検知手段からの情報を集めて管理している。
【0199】
在席検知手段501は、各ユーザの座席に設置されており、赤外センサ等を用いて人体から出る熱を検知することで在席を検知するように構成されている。在席検知手段501は、第1の実施の形態の第1の実施例において説明したのと同様に、ネットワークに接続されたカメラから得られる画像の肌色領域の画素数から人が近くにいるかどうかを判断するように構成することも可能である。このような人の存在を検知するような検知手段は一般的に利用されており、容易に実現することができる。
【0200】
図34は、本実施例における、ネットワークセッション情報データベース302の変化例を示している。第1の実施の形態とは異なり、セッション確立情報管理装置500から各ネットワーク端末装置300の在席情報などを入手して、要求受入可否を判断できるように、予約条件を設定する条件欄と在席情報などを記載する状況欄を設けている。ネットワークセッション予約条件解析手段101は、予約指示に従ってこの条件欄を埋める。ネットワークセッション要求手段103は、セッション確立情報管理装置500から得た情報を状況欄に書き込んで、条件欄と状況欄が一致した時に要求受入可になったとみなす。
【0201】
なお、第1の実施の形態と同様に、セッション確立情報管理装置500が、各ネットワーク端末装置300のユーザの状態を、複数の異なる特性を持つ検知手段501から得るように構成することも可能である。ネットワークセッション要求手段103は、セッション確立情報管理装置500が管理する特性の異なる複数の検知情報から必要なものを選択して利用することで、ユーザの状況をきめ細かく判断して、より高い精度でユーザの都合に合致したネットワークセッションを構築できる。
【0202】
必要なネットワーク端末装置300が要求受入可となった以降のセッション確立手順は第1の実施の形態と同様である。
【0203】
在席検知手段501からセッション確立情報管理装置500への検知結果の通知、および、ネットワークセッション要求手段103からの問い合わせに対するセッション確立情報管理装置500の回答などは、データベース技術におけるSQL(Structured Query Language)や、インスタントメッセージングサービスにおけるプレゼンス(状況)記述形式であるCPIM(Common Presence AND Instant Messaging)とSIPの組み合わせなどにより実現することができる。例えば、CPIMとSIPを使った場合、在席検知手段501からセッション確立情報管理装置500に向かって、REGISTERコマンドにXMLで記述した在席情報を添付して送付することで各ユーザの在席情報を収集できる。収集された情報のネットワークセッション要求手段103への配布は、ネットワークセッション要求手段103からの情報要求を示すSUBSCRIBEコマンドに対して、在席情報が変化するたびにNOTIFYコマンドをセッション確立情報管理装置500から送付することで実現できる。
【0204】
このような各種状況を集中して管理するサーバは一般にプレゼンスサーバと呼ばれ、SIPと共にVoIP技術を用いた電話サービスやインスタントメッセージングサービスで利用される。本実施の形態のように、各ユーザの在席情報を管理するセッション確立情報管理装置500をユーザ端末装置300から独立させることで、一般的に利用されるプレゼンスサーバを本発明におけるセッション確立情報管理装置500として利用可能となる。
【0205】
なお、本実施例では、在席検知手段501A〜501BがユーザA〜Bの在席状況を読み取り、LAN700を経由してセッション確立情報管理装置500に情報を集めるように構成されているが、本発明の適用範囲をこれに限定するものではない。
【0206】
例えば、図42のように、ネットワーク端末装置300A〜BにそれぞれのIDを出力する赤外線ビーコン503を取り付け、様々な場所に赤外線受信機から構成される位置検知手段510A〜510Bを設置するように構成することも可能である。このとき、セッション確立情報管理装置500は、各所に配置された位置検出手段510が赤外線ビーコン503から受信したIDからネットワーク端末装置300A〜300BおよびそのユーザA〜ユーザBの位置を検知し、管理している。このようなビーコンと受信機を組み合わせた測位システムは、近距離無線の発信機と受信機、スピーカーとマイク、GPS(Global Positioning System)などを用いても実現可能であり、例えば、R.Want”Active badges and personal interactive computing objects”(IEEE Transactions on Consumer Electoronics、pp.10−20、Vol.38、Issue 1、Feb.1992)に技術が公開されているため、詳細は割愛する。
【0207】
図43は、図42における位置検知手段510を利用した場合の、ネットワークセッション情報データベース402内のセッション管理データの状態変化を説明するための図であり、ネットワーク端末装置300A〜300Bが共に会議室900に移動した時にネットワークセッションを確立するように条件を設定した例を示している。
【0208】
このように位置情報を取得してセッション確立情報管理装置500にて管理/利用することで、より柔軟にネットワークセッションを確立する条件を設定することが可能となる。
【0209】
【発明の第2実施形態の第2実施例】
次に、本発明の第2の実施の形態の第2の実施例について説明する。
【0210】
第2の実施の形態の第2の実施例は、第1の実施の形態の第1の実施例に対する第1の実施の形態の第2の実施例の関係と同様に、第2の実施の形態の第1の実施例に対して、優先すべきユーザに対してセッション確立作業を開始しても良いかどうかを確認し(S104)、かつ、すべての優先すべきユーザのネットワーク端末装置が上記セッション確立作業の開始を受け入れた場合にのみネットワークセッション確立作業を開始する(S203)、ように構成されている。
【0211】
上記以外の部分は、第2の実施の形態の第1の実施例と同様であるので、詳細は割愛する。
【0212】
【発明の第2実施形態の第3実施例】
次に、本発明の第2の実施の形態の第3の実施例について説明する。
【0213】
第2の実施の形態の第3の実施例は、第1の実施の形態の第1の実施例に対する第1の実施の形態の第3の実施例の関係と同様に、第2の実施の形態の第1の実施例に対して、優先すべきユーザに対してセッション確立作業を開始しても良いかどうかを確認し(S104)、かつ、少なくとも一人の優先すべきユーザのネットワーク端末装置が上記セッション確立作業の開始を受け入れた場合にのみネットワークセッション確立作業を開始し(S203)、かつ、セッション確立作業開始を受け入れた優先すべきユーザのネットワーク端末と通常ユーザのネットワーク端末装置間でネットワークセッションを構成する(S105、S204)、ように構成されている。
【0214】
上記以外の部分は、第2の実施の形態の第1の実施例と同様であるので、詳細は割愛する。
【0215】
【発明の第2実施形態の第4実施例】
次に、本発明の第2の実施の形態の第4の実施例について説明する。
【0216】
第2の実施の形態の第4の実施例は、第1の実施の形態の第1の実施例に対する第1の実施の形態の第4の実施例の関係と同様に、第2の実施の形態の第1の実施例に対して、優先すべきユーザのネットワーク端末装置のセッション確立要求受入可否を参照して全体のネットワークセッション確立可否を判断する(S103)、ように構成されている。
【0217】
上記以外の部分は、第2の実施の形態の第1の実施例に対して、第1の実施の形態の第1の実施例に対する第1の実施の形態の第4の実施例の差異を適用したものと同様であるので、詳細は割愛する。
【0218】
【発明の第2実施形態の第5実施例】
次に、本発明の第2の実施の形態の第5の実施例について説明する。
【0219】
第2の実施の形態の第5の実施例は、第1の実施の形態の第1の実施例に対する第1の実施の形態の第5の実施例の関係と同様に、第2の実施の形態の第1の実施例に対して、優先すべきユーザのネットワーク端末装置のセッション確立要求受入可否を参照して全体のネットワークセッション確立可否を判断し(S103)、優先すべきユーザに対してセッション確立作業を開始しても良いかどうかを確認し(S104)、かつ、すべての優先すべきユーザのネットワーク端末装置が上記セッション確立作業の開始を受け入れた場合にのみネットワークセッション確立作業を開始する(S203)、ように構成されている。
【0220】
上記以外の部分は、第2の実施の形態の第1の実施例に対して、第1の実施の形態の第1の実施例に対する第1の実施の形態の第5の実施例の差異を適用したものと同様であるので、詳細は割愛する。
【0221】
【発明の第2実施形態の第6実施例】
次に、本発明の第2の実施の形態の第6の実施例について説明する。
【0222】
第2の実施の形態の第6の実施例は、第1の実施の形態の第1の実施例に対する第1の実施の形態の第6の実施例の関係と同様に、第2の実施の形態の第1の実施例に対して、優先すべきユーザのネットワーク端末装置のセッション確立要求受入可否を参照して全体のネットワークセッション確立可否を判断し(S103)、優先すべきユーザに対してセッション確立作業を開始しても良いかどうかを確認し(S104)、かつ、少なくとも一人の優先すべきユーザのネットワーク端末装置が上記セッション確立作業の開始を受け入れた場合にのみネットワークセッション確立作業を開始し(S203)、かつ、セッション確立作業開始を受け入れた優先すべきユーザのネットワーク端末と通常ユーザのネットワーク端末装置間でネットワークセッションを構成する(S105、S204)、ように構成されている。
【0223】
上記以外の部分は、第2の実施の形態の第1の実施例に対して、第1の実施の形態の第1の実施例に対する第1の実施の形態の第5の実施例の差異を適用したものと同様であるので、詳細は割愛する。
【0224】
なお、上記第2の実施の形態の第4〜第6の実施例では、すべての優先すべきネットワーク端末装置300のユーザが要求受入可能となった時にセッション確立作業を開始するが、優先すべきユーザの少なくとも1人が要求受入可能となった時にセッション確立作業を開始するように構成することももちろん可能である。
【0225】
【発明の第3実施形態の第1実施例】
次に本発明の第3の実施の形態の第1の実施例を図を用いて説明する。
【0226】
図37は本発明の第3の実施の形態の第1の実施例を説明するための図である。また、図36は本発明の第3の実施の形態の第1の実施例における処理の流れを説明するための図である。
【0227】
第3の実施の形態は、第1の実施の形態と比較して、ネットワークセッション予約時に、ネットワークセッション参加予定のネットワーク端末装置300に対して予約を受け入れるかどうかをネットワークセッション予約受入確認手段105とセッション予約受入回答手段203により確認するように構成されている点が相違する。そして本実施例は、第1の実施の形態の第1の実施例と同様に、ネットワーク端末装置300A〜300B間にネットワークセッションを確立して、電話サービスを提供するものである。
【0228】
第3の実施の形態における第1の実施例は、第1の実施の形態における第1の実施例と比較して、以下の点が異なっている。
【0229】
まず、ネットワーク管理装置400は、ネットワークセッション予約時にネットワーク端末にそのネットワークセッションへの参加意志を確認するネットワークセッション予約受入確認手段105を持つ。
【0230】
また、ネットワーク端末装置300は、ネットワークセッション予約時にそのセッションを受け入れるかどうかを回答するセッション予約受入回答手段203とを持つ。
【0231】
また、ネットワークセッション予約手段102は、ステップS100においてネットワーク予約条件解析手段101がネットワーク予約条件を解析した後、上記ネットワークセッション予約受入確認手段105にネットワークセッションに参加予定のネットワーク端末装置300のセッション予約受入回答手段203に、ネットワークセッションの予約を受け入れても良いかどうかを問い合わせるように指示するように構成されている(S101)。
【0232】
また、セッション予約受入確認手段203は、ユーザの意向を確認してネットワークセッション予約受入確認手段105からの問い合わせに回答するように構成されている(S201)。
【0233】
また、ネットワークセッション予約手段102は、すべてのネットワークセッションに参加予定のネットワーク端末装置300がネットワークセッションの予約を受け入れた時にのみ、ネットワークセッションを予約するように構成されている(S102)。
【0234】
上記以外の処理は、第1の実施の形態における第1の実施例と同様であり、ネットワーク端末装置300Aのユーザとネットワーク端末装置300Bのユーザが共に在席していれば、両ネットワーク端末装置300間にネットワークセッションが確立され、電話サービスが実行される。
【0235】
図37は、ステップS201において、セッション予約受入確認手段203が、ネットワーク端末装置300A〜300Bの画面上にダイアログ画面を表示し、ユーザにセッション予約を受け入れるかどうかを確認している様子を示している。
【0236】
このように、ユーザにネットワークセッション予約の意向を確認することで、ユーザが望まない相手とのネットワークセッションの予約を防ぐなど、ユーザの意向をより反映してネットワークセッションを確立することが可能となる。
【0237】
なお、セッション予約受入回答手段203は、ユーザがネットワーク端末装置300に保有しているアドレス帳に記載されているユーザとの間でのネットワークセッション予約であれば、受け入れることを自動で返すように構成することも可能である。また、予め特定ユーザ(この場合は通話予定相手であるユーザAまたはユーザB)との間でのネットワークセッション予約であれば、同様に、受け入れることを自動で返すように構成することも可能である。このように、予めユーザが設定しておくことで、ダイアログ画面等を表示せずに自動的にユーザの意向を反映するように構成でき、ユーザの作業量を減らしながら、上記の特徴を実現できる。
【0238】
【発明の第3実施形態の第2実施例】
次に、本発明の第3の実施の形態の第2の実施例について説明する。
【0239】
第3の実施の形態の第2の実施例は、第1の実施の形態の第1の実施例に対する第1の実施の形態の第2の実施例の関係と同様に、第3の実施の形態の第1の実施例に対して、優先すべきユーザに対してセッション確立作業を開始しても良いかどうかを確認し(S104)、かつ、すべての優先すべきユーザのネットワーク端末装置が上記セッション確立作業の開始を受け入れた場合にのみネットワークセッション確立作業を開始する(S203)、ように構成されている。
【0240】
上記以外の部分は、第3の実施の形態の第1の実施例と同様であるので、詳細は割愛する。
【0241】
【発明の第3実施形態の第3実施例】
次に、本発明の第3の実施の形態の第3の実施例について説明する。
【0242】
第3の実施の形態の第3の実施例は、第1の実施の形態の第1の実施例に対する第1の実施の形態の第3の実施例の関係と同様に、第3の実施の形態の第1の実施例に対して、優先すべきユーザに対してセッション確立作業を開始しても良いかどうかを確認し(S104)、かつ、少なくとも一人の優先すべきユーザのネットワーク端末装置が上記セッション確立作業の開始を受け入れた場合にのみネットワークセッション確立作業を開始し(S203)、かつ、セッション確立作業開始を受け入れた優先すべきユーザのネットワーク端末と通常ユーザのネットワーク端末装置間でネットワークセッションを構成する(S105、S204)ように構成されている。
【0243】
上記以外の部分は、第3の実施の形態の第1の実施例と同様であるので、詳細は割愛する。
【0244】
【発明の第3実施形態の第4実施例】
次に、本発明の第3の実施の形態の第4の実施例について説明する。
【0245】
第3の実施の形態の第4の実施例は、第1の実施の形態の第1の実施例に対する第1の実施の形態の第4の実施例の関係と同様に、第3の実施の形態の第1の実施例に対して、優先すべきユーザのネットワーク端末装置のセッション確立要求受入可否を参照して全体のネットワークセッション確立可否を判断する(S103)、ように構成されている。
【0246】
上記以外の部分は、第3の実施の形態の第1の実施例に対して、第1の実施の形態の第1の実施例に対する第1の実施の形態の第4の実施例の差異を適用したものと同様であるので、詳細は割愛する。
【0247】
【発明の第3実施形態の第5実施例】
次に、本発明の第3の実施の形態の第5の実施例について説明する。
【0248】
第3の実施の形態の第5の実施例は、第1の実施の形態の第1の実施例に対する第1の実施の形態の第5の実施例の関係と同様に、第3の実施の形態の第1の実施例に対して、優先すべきユーザのネットワーク端末装置のセッション確立要求受入可否を参照して全体のネットワークセッション確立可否を判断し(S103)、優先すべきユーザに対してセッション確立作業を開始しても良いかどうかを確認し(S104)、かつ、すべての優先すべきユーザのネットワーク端末装置が上記セッション確立作業の開始を受け入れた場合にのみネットワークセッション確立作業を開始する(S203)、ように構成されている。
【0249】
上記以外の部分は、第3の実施の形態の第1の実施例に対して、第1の実施の形態の第1の実施例に対する第1の実施の形態の第5の実施例の差異を適用したものと同様であるので、詳細は割愛する。
【0250】
【発明の第3実施形態の第6実施例】
次に、本発明の第3の実施の形態の第6の実施例について説明する。
【0251】
第3の実施の形態の第6の実施例は、第1の実施の形態の第1の実施例に対する第1の実施の形態の第6の実施例の関係と同様に、第3の実施の形態の第1の実施例に対して、優先すべきユーザのネットワーク端末装置のセッション確立要求受入可否を参照して全体のネットワークセッション確立可否を判断し(S103)、優先すべきユーザに対してセッション確立作業を開始しても良いかどうかを確認し(S104)、かつ、少なくとも一人の優先すべきユーザのネットワーク端末装置が上記セッション確立作業の開始を受け入れた場合にのみネットワークセッション確立作業を開始し(S203)、かつ、セッション確立作業開始を受け入れた優先すべきユーザのネットワーク端末と通常ユーザのネットワーク端末装置間でネットワークセッションを構成する(S105、S204)、ように構成されている。
【0252】
上記以外の部分は、第3の実施の形態の第1の実施例に対して、第1の実施の形態の第1の実施例に対する第1の実施の形態の第5の実施例の差異を適用したものと同様であるので、詳細は割愛する。
【0253】
なお、上記第3の実施の形態の第4〜第6の実施例では、すべての優先すべきネットワーク端末装置300のユーザが要求受入可能となった時にセッション確立作業を開始するが、優先すべきユーザの少なくとも1人が要求受入可能となった時にセッション確立作業を開始するように構成することももちろん可能である。
【0254】
【発明の第4実施形態の第1実施例】
次に本発明の第4の実施の形態の第1の実施例を図を用いて説明する。
【0255】
図39は、本発明の第4の実施の形態の第1の実施例における処理の流れを説明するための図である。
【0256】
第4の実施の形態は、第1の実施の形態と比較して、ネットワークセッション予約時に、ネットワークセッション参加予定のネットワーク端末装置300に対して予約を受け入れるかどうかをネットワークセッション予約受入確認手段105とネットワークセッション予約受入手段203により確認すること、および、ネットワークセッションを確立する時機と手順を記述した予約条件が成立したかどうかを各ネットワーク端末装置300から独立したセッション確立情報管理装置500が保持する情報に基づいて判断することが相違する。これは、第1の実施の形態に対する第2の実施の形態の差異と、第1の実施の形態に対する第3の実施の形態の差異を組み合わせることで、ユーザの意向をより的確に反映したネットワークセッション確立手順を実現するものである。そして、本実施例は、第1の実施の形態の第1の実施例と同様に、ネットワーク端末装置300A〜300B間にネットワークセッションを確立して、電話サービスを提供するものである。
【0257】
第4の実施の形態における第1の実施例は、第1の実施の形態における第1の実施例と比較して、以下の点が異なっている。
【0258】
まず、ネットワーク端末装置300から独立したセッション確立情報管理装置500があり、各ネットワーク端末装置300はセッション確立情報検知手段を持たない。
【0259】
また、ネットワーク管理装置400は、ネットワークセッション予約時にネットワーク端末にそのネットワークセッションへの参加意志を確認するネットワークセッション予約受入確認手段105を持つ。
【0260】
また、ネットワーク端末装置300は、ネットワークセッション予約時にそのセッションを受け入れるかどうかを回答するセッション予約受入回答手段203とを持つ。
【0261】
また、ネットワークセッション予約手段102は、ステップS100においてネットワーク予約条件解析手段101がネットワーク予約条件を解析した後、上記ネットワークセッション予約受入確認手段105にネットワークセッションに参加予定のネットワーク端末装置300のセッション予約受入確認手段203に、ネットワークセッションの予約を受け入れても良いかどうかを問い合わせるよう指示するように構成されている(S101)。
【0262】
また、セッション予約受入確認手段203は、ユーザの意向を確認してネットワークセッション予約受入確認手段105からの問い合わせに回答するように構成されている(S201)。
【0263】
また、ネットワークセッション予約手段102は、すべてのネットワークセッションに参加予定のネットワーク端末装置300がネットワークセッションの予約を受け入れた時にのみ、ネットワークセッションを予約するように構成されている(S102)。
【0264】
また、ネットワークセッション要求手段103は、ネットワークセッションが予約されると、セッション確立情報管理装置500にネットワーク端末装置300A〜300Bの情報を問い合わせるように構成されている(S103)
【0265】
また、セッション確立情報管理装置500は、ネットワークセッション要求手段103からの問い合わせに対して、ネットワーク端末装置300A〜300Bを利用するユーザの在席状況を回答するように構成されている(S501)。
【0266】
また、ネットワークセッション要求手段103は、セッション確立情報管理装置500からの回答をネットワークセッション情報データベース402に登録すると共に、すべてのネットワーク端末装置300が要求受入可となるまで、ステップS103〜S501を繰り返すように構成されている。
【0267】
上記以外の処理は、第1の実施の形態における第1の実施例と同様であり、ネットワーク端末装置300Aのユーザとネットワーク端末装置300Bのユーザが共に在席していれば、両ネットワーク端末装置300間にネットワークセッションが確立され、電話サービスが実行される。
【0268】
【発明の第4実施形態の第2実施例】
次に、本発明の第4の実施の形態の第2の実施例について説明する。
【0269】
第4の実施の形態の第2の実施例は、第1の実施の形態の第1の実施例に対する第1の実施の形態の第2の実施例の関係と同様に、第4の実施の形態の第1の実施例に対して、優先すべきユーザに対してセッション確立作業を開始しても良いかどうかを確認し(S104)、かつ、すべての優先すべきユーザのネットワーク端末装置が上記セッション確立作業の開始を受け入れた場合にのみネットワークセッション確立作業を開始する(S203)、ように構成されている。
【0270】
上記以外の部分は、第4の実施の形態の第1の実施例と同様であるので、詳細は割愛する。
【0271】
【発明の第4実施形態の第3実施例】
次に、本発明の第4の実施の形態の第3の実施例について説明する。
【0272】
第4の実施の形態の第3の実施例は、第1の実施の形態の第1の実施例に対する第1の実施の形態の第3の実施例の関係と同様に、第4の実施の形態の第1の実施例に対して、優先すべきユーザに対してセッション確立作業を開始しても良いかどうかを確認し(S104)、かつ、少なくとも一人の優先すべきユーザのネットワーク端末装置が上記セッション確立作業の開始を受け入れた場合にのみネットワークセッション確立作業を開始し(S203)、かつ、セッション確立作業開始を受け入れた優先すべきユーザのネットワーク端末と通常ユーザのネットワーク端末装置間でネットワークセッションを構成する(S105、S204)ように構成されている。
【0273】
上記以外の部分は、第4の実施の形態の第1の実施例と同様であるので、詳細は割愛する。
【0274】
【発明の第4実施形態の第4実施例】
次に、本発明の第4の実施の形態の第4の実施例について説明する。
【0275】
第4の実施の形態の第4の実施例は、第1の実施の形態の第1の実施例に対する第1の実施の形態の第4の実施例の関係と同様に、第4の実施の形態の第1の実施例に対して、優先すべきユーザのネットワーク端末装置のセッション確立要求受入可否を参照して全体のネットワークセッション確立可否を判断する(S103)、ように構成されている。
【0276】
上記以外の部分は、第4の実施の形態の第1の実施例に対して、第1の実施の形態の第1の実施例に対する第1の実施の形態の第4の実施例の差異を適用したものと同様であるので、詳細は割愛する。
【0277】
【発明の第4実施形態の第5実施例】
次に、本発明の第4の実施の形態の第5の実施例について説明する。
【0278】
第4の実施の形態の第5の実施例は、第1の実施の形態の第1の実施例に対する第1の実施の形態の第5の実施例の関係と同様に、第4の実施の形態の第1の実施例に対して、優先すべきユーザのネットワーク端末装置のセッション確立要求受入可否を参照して全体のネットワークセッション確立可否を判断し(S103)、優先すべきユーザに対してセッション確立作業を開始しても良いかどうかを確認し(S104)、かつ、すべての優先すべきユーザのネットワーク端末装置が上記セッション確立作業の開始を受け入れた場合にのみネットワークセッション確立作業を開始する(S203)、ように構成されている。
【0279】
上記以外の部分は、第4の実施の形態の第1の実施例に対して、第1の実施の形態の第1の実施例に対する第1の実施の形態の第5の実施例の差異を適用したものと同様であるので、詳細は割愛する。
【0280】
【発明の第4実施形態の第6実施例】
次に、本発明の第4の実施の形態の第6の実施例について説明する。
【0281】
第4の実施の形態の第6の実施例は、第1の実施の形態の第1の実施例に対する第1の実施の形態の第6の実施例の関係と同様に、第4の実施の形態の第1の実施例に対して、優先すべきユーザのネットワーク端末装置のセッション確立要求受入可否を参照して全体のネットワークセッション確立可否を判断し(S103)、優先すべきユーザに対してセッション確立作業を開始しても良いかどうかを確認し(S104)、かつ、少なくとも一人の優先すべきユーザのネットワーク端末装置が上記セッション確立作業の開始を受け入れた場合にのみネットワークセッション確立作業を開始し(S203)、かつ、セッション確立作業開始を受け入れた優先すべきユーザのネットワーク端末と通常ユーザのネットワーク端末装置間でネットワークセッションを構成する(S105、S204)、ように構成されている。
【0282】
上記以外の部分は、第4の実施の形態の第1の実施例に対して、第1の実施の形態の第1の実施例に対する第1の実施の形態の第6の実施例の差異を適用したものと同様であるので、詳細は割愛する。
【0283】
なお、上記第4の実施の形態の第4〜第6の実施例では、すべての優先すべきネットワーク端末装置300のユーザが要求受入可能となった時にセッション確立作業を開始するが、優先すべきユーザの少なくとも1人が要求受入可能となった時にセッション確立作業を開始するように構成することももちろん可能である。
【0284】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば以下のような効果が得られる。
【0285】
客と店員、上司と部下、会議の主催者と一般参加者などの関係にあるユーザのネットワーク端末装置間では優先されるべきユーザのネットワーク端末装置を優先的に扱う手順でネットワークセッションを確立でき、ユーザ間の関係に応じた手順でネットワークセッションの確立が可能となる。これは、予約接続情報に各ネットワーク端末毎にセッション確立の優先度を設け、セッション確立の優先度に差の有る予約接続情報についてはネットワークセッションに参加するユーザのうち優先されるべきユーザのネットワーク端末装置を優先的に扱うセッション確立手順に従ってネットワークセッションを確立する制御を実行することによる効果である。また、セッション確立の優先度に差の無い予約接続情報についてはネットワークセッションに参加する全てのユーザのネットワーク端末装置を対等に扱うセッション確立手順に従ってネットワークセッションを確立する制御を実行する構成にあっては、同僚や友人などの関係にあるユーザのネットワーク端末装置間では全てのユーザのネットワーク端末装置を対等に扱う手順でネットワークセッションを確立することができる。
【0286】
ネットワーク端末装置またはネットワーク端末装置のユーザが望まないネットワークセッションを確立されることが無くなる。これは、ネットワークセッション予約受入確認手段とセッション予約受入回答手段により、ネットワークセッション予約時点で予約を受け入れるか否かを問い合わせるように構成した効果である。
【0287】
ネットワーク端末装置またはネットワーク端末装置を利用するユーザに取って都合が良い時にネットワークセッションが確立され、ネットワークサービスを享受できる。これは、ユーザの状況を参照してネットワークセッションの確立時機を決定するように構成したことによる効果である。
【0288】
ユーザの在席状況や忙しさなどの個人情報を参照してネットワークセッションを確立しながら、これらの個人情報が外部の装置に漏洩することがない。これは、セッション要求受入に対して、セッション要求受入確認手段がセッション確立情報検知手段が検知した個人情報そのものではなく、受入可能か否のみを回答するように構成したことによる効果である。
【0289】
ネットワークセッション予約を受け入れた後であっても、ネットワーク端末装置またはネットワーク端末装置のユーザが望まないネットワークセッションを確立されることが無い。これは、ネットワークセッション確立開始時点で、優先すべきユーザに対して再度、ネットワークセッション確立作業の継続を認めるかどうかを問い合わせ可能なように構成したことによる効果である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ネットワークセッション制御システムの役割を説明するための図である。
【図2】ネットワーク管理装置と複数のネットワーク端末装置間に確立されるセッションおよびネットワークセッションの概念を説明するための図である。
【図3】第1の実施の形態の構成を説明するための図である。
【図4】第1の実施の形態の第1の実施例の処理の流れを説明するための図である。
【図5】第1の実施の形態の第1の実施例の外観を説明するための図である。
【図6】第1の実施の形態の第1の実施例の外観を説明するための図である。
【図7】第1の実施の形態の第1の実施例の外観を説明するための図である。
【図8】第1の実施の形態の第1の実施例のサービス概念を説明するための図である。
【図9】第1の実施の形態の第1の実施例におけるセッション情報データベースの例を説明するための図である。
【図10】第1の実施の形態の第1の実施例におけるセッション情報データベースの例を説明するための図である。
【図11】第1の実施の形態の第2の実施例の処理の流れを説明するための図である。
【図12】第1の実施の形態の第2の実施例におけるセッション情報データベースの例を説明するための図である。
【図13】第1の実施の形態の第2の実施例におけるセッション情報データベースの例を説明するための図である。
【図14】第1の実施の形態の第2の実施例の外観を説明するための図である。
【図15】第1の実施の形態の第3の実施例の処理の流れを説明するための図である。
【図16】第1の実施の形態の第3の実施例の外観を説明するための図である。
【図17】第1の実施の形態の第3の実施例の外観を説明するための図である。
【図18】第1の実施の形態の第3の実施例の外観を説明するための図である。
【図19】第1の実施の形態の第3の実施例におけるセッション情報データベースの例を説明するための図である。
【図20】第1の実施の形態の第3の実施例におけるセッション情報データベースの例を説明するための図である。
【図21】第1の実施の形態の第4の実施例の処理の流れを説明するための図である。
【図22】第1の実施の形態の第4の実施例の外観を説明するための図である。
【図23】第1の実施の形態の第4の実施例の外観を説明するための図である。
【図24】第1の実施の形態の第4の実施例の外観を説明するための図である。
【図25】第1の実施の形態の第4の実施例におけるセッション情報データベースの例を説明するための図である。
【図26】第1の実施の形態の第4の実施例におけるセッション情報データベースの例を説明するための図である。
【図27】第1の実施の形態の第5の実施例の処理の流れを説明するための図である。
【図28】第1の実施の形態の第5の実施例の外観を説明するための図である。
【図29】第1の実施の形態の第6の実施例の処理の流れを説明するための図である。
【図30】第1の実施の形態の第6の実施例の外観を説明するための図である。
【図31】第2の実施の形態の構成を説明するための図である。
【図32】第2の実施の形態の第1の実施例の処理の流れを説明するための図である。
【図33】第2の実施の形態の第1の実施例の外観を説明するための図である。
【図34】第2の実施の形態の第1の実施例におけるセッション情報データベースの例を説明するための図である。
【図35】第3の実施の形態の構成を説明するための図である。
【図36】第3の実施の形態の第1の実施例の処理の流れを説明するための図である。
【図37】第3の実施の形態の第1の実施例の外観を説明するための図である。
【図38】第4の実施の形態の構成を説明するための図である。
【図39】第4の実施の形態の第1の実施例の処理の流れを説明するための図である。
【図40】ネットワーク管理装置と複数のネットワーク端末装置間に確立されるセッションの他の形態を説明するための図である。
【図41】ネットワーク管理装置と複数のネットワーク端末装置間に確立されるセッションの他の形態を説明するための図である。
【図42】第2の実施の形態の第1の実施例の外観を説明するための図である。
【図43】位置検知手段を利用した場合の、ネットワークセッション情報データベース内のセッション管理データの状態変化を説明するための図である。
【符号の説明】
100…ネットワークセッション制御装置
101…ネットワークセッション予約条件解析手段
102…ネットワークセッション予約手段
103…ネットワークセッション要求手段
104…ネットワークセッション制御手段
105…ネットワークセッション予約受入確認手段
200…セッション確立装置
201…セッション要求受入確認手段
202…セッション確立手段
203…セッション予約受入回答手段
300、300A、300B、300C…ネットワーク端末装置
301…通信手段
302…ノードセッション情報データベース
303…セッション確立情報検知手段
307…アプリケーション提供手段
400…ネットワーク管理装置
401…通信手段
402…ネットワークセッション情報データベース
403…セッションデータ中継手段
500…セッション確立情報管理装置
501A、501B…在席検知手段
503…赤外線ビーコン
510A、510B…位置検知手段
601…制御用セッション
602…データ通信用セッション
700…LAN
800…無線アクセスポイント
900…会議室
901…ビーコン

Claims (38)

  1. 同じネットワークセッションに参加するネットワーク端末装置の通信アドレス、前記ネットワーク端末装置のユーザ間の関係に基づいて設定された各ネットワーク端末装置毎のセッション確立の優先度を含む予約接続情報に基づいてネットワーク管理装置の制御の下に複数のネットワーク端末装置間にネットワークセッションを確立するネットワークセッション制御システムであって、セッション確立の優先度に高低の差がある予約接続情報中のネットワーク端末装置のセッション確立の優先度を参照して、セッション確立の優先度の高いネットワーク端末装置を、ネットワークセッションに参加可能になったかどうかを確認する必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理、および、セッション確立を開始して良いかどうかを問い合わせる必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理のうちの少なくとも一方の処理を行うセッション確立手順を用いてネットワークセッションを確立するように構成されたことを特徴とするネットワークセッション制御システム。
  2. ネットワーク管理装置がネットワーク端末装置またはそのユーザの状況を参照して前記予約接続情報で予約されたネットワークセッションを確立する時機を決定するように構成されたことを特徴とする請求項1記載のネットワークセッション制御システム。
  3. ネットワーク端末装置が自端末またはそのユーザの状況を検知し、該検知された状況を前記ネットワーク管理装置が参照するように構成されたことを特徴とする請求項1乃至2の何れか1項に記載のネットワークセッション制御システム。
  4. ネットワーク端末装置およびネットワーク管理装置から独立したセッション確立情報管理装置が各ネットワーク端末装置またはそのユーザの状況を管理し、該管理された状況を前記ネットワーク管理装置が参照するように構成されたことを特徴とする請求項1乃至2の何れか1項に記載のネットワークセッション制御システム。
  5. 前記予約接続情報の記憶手段への登録時に、参加予定のネットワーク端末装置またはそのユーザにネットワークセッションへの参加可否を確認するように構成されたことを特徴とする請求項3または4記載のネットワークセッション制御システム。
  6. 複数のネットワーク端末装置と、前記ネットワーク端末装置間にセッションデータ中継手段を介してネットワークセッションを確立する制御を行うネットワーク管理装置とを含むネットワークセッション制御システムであって、
    前記ネットワーク管理装置は、前記複数のネットワーク端末装置と通信可能なネットワークセッション制御装置と、同じネットワークセッションに参加するネットワーク端末装置の通信アドレス、前記ネットワーク端末装置のユーザ間の関係に基づいて設定された各ネットワーク端末装置毎のセッション確立の優先度およびネットワークセッションの確立に必要なパラメータを含む予約接続情報を記憶する記憶手段とを備え、
    前記ネットワーク端末装置は、自端末またはそのユーザの状況を検知するセッション確立情報検知手段と、前記検知された情報を参照して前記ネットワーク管理装置からのネットワークセッションへ参加可能かどうかの問い合わせに応えるセッション要求受入確認手段と、前記ネットワーク管理装置から要求されたセッションを確立するセッション確立手段とを備え、
    前記ネットワークセッション制御装置は、前記ネットワーク端末装置またはそのユーザがネットワークセッションに参加可能になったかどうかを前記ネットワーク端末装置に問い合せるネットワークセッション要求手段と、前記ネットワーク端末装置にネットワークセッションを確立するよう要求するネットワークセッション制御手段とを備え、
    前記ネットワークセッション制御装置は、前記記憶手段に記憶されている予約接続情報のうち、セッション確立の優先度に高低の差がある予約接続情報中のネットワーク端末装置のセッション確立の優先度を参照して、セッション確立の優先度の高いネットワーク端末装置を、ネットワークセッションに参加可能になったかどうかを確認する必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理、および、セッション確立を開始して良いかどうかを問い合わせる必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理のうちの少なくと も一方の処理を行うセッション確立手順に従ってネットワークセッションを確立する制御を実行するものであることを特徴とするネットワークセッション制御システム。
  7. 複数のネットワーク端末装置と、前記複数のネットワーク端末装置またはそのユーザの状況を管理するセッション確立情報管理装置と、前記ネットワーク端末装置間にセッションデータ中継手段を介してネットワークセッションを確立する制御を行うネットワーク管理装置とを含むネットワークセッション制御システムであって、
    前記ネットワーク管理装置は、前記複数のネットワーク端末装置と制御用セッションを通じて通信可能であり且つ前記セッション確立情報管理装置と通信可能なネットワークセッション制御装置と、同じネットワークセッションに参加するネットワーク端末装置の通信アドレス、前記ネットワーク端末装置のユーザ間の関係に基づいて設定された各ネットワーク端末装置毎のセッション確立の優先度およびネットワークセッションの確立に必要なパラメータを含む予約接続情報を記憶する記憶手段とを備え、
    前記ネットワーク端末装置は、前記ネットワーク管理装置から要求されたセッションを確立するセッション確立手段を備え、
    前記ネットワークセッション制御装置は、前記ネットワーク端末装置またはそのユーザがネットワークセッションに参加可能になったかどうかを前記セッション確立情報管理装置に問い合せるネットワークセッション要求手段と、前記ネットワーク端末装置にネットワークセッションを確立するよう要求するネットワークセッション制御手段とを備え、
    前記ネットワークセッション制御装置は、前記記憶手段に記憶されている予約接続情報のうち、セッション確立の優先度に高低の差がある予約接続情報中のネットワーク端末装置のセッション確立の優先度を参照して、セッション確立の優先度の高いネットワーク端末装置を、ネットワークセッションに参加可能になったかどうかを確認する必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理、および、セッション確立を開始して良いかどうかを問い合わせる必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理のうちの少なくとも一方の処理を行うセッション確立手順に従ってネットワークセッションを確立する制御を実行するものであることを特徴とするネットワークセッション制御システム。
  8. 複数のネットワーク端末装置と、前記ネットワーク端末装置間にセッションデータ中継手段を介してネットワークセッションを確立する制御を行うネットワーク管理装置とを含むネットワークセッション制御システムであって、
    前記ネットワーク管理装置は、前記複数のネットワーク端末装置と通信可能なネットワークセッション制御装置と、同じネットワークセッションに参加するネットワーク端末装置の通信アドレス、前記ネットワーク端末装置のユーザ間の関係に基づいて設定された各ネットワーク端末装置毎のセッション確立の優先度およびネットワークセッションの確立に必要なパラメータを含む予約接続情報を記憶する記憶手段とを備え、
    前記ネットワーク端末装置は、自端末またはそのユーザの状況を検知するセッション確立情報検知手段と、前記検知された情報を参照して前記ネットワーク管理装置からのネットワークセッションへ参加可能かどうかの問い合わせに応えるセッション要求受入確認手段と、予約を受け入れるかどうかについての前記ネットワーク管理装置からの問い合わせに応えるセッション予約受入回答手段と、前記ネットワーク管理装置から要求されたセッションを確立するセッション確立手段とを備え、
    前記ネットワークセッション制御装置は、前記ネットワーク端末装置のユーザが予約を受け入れるかどうかを前記ネットワーク端末装置に問い合せるネットワークセッション予約受入確認手段と、前記ネットワーク端末装置またはそのユーザがネットワークセッションに参加可能になったかどうかを前記ネットワーク端末装置に問い合せるネットワークセッション要求手段と、前記ネットワーク端末装置にネットワークセッションを確立するよう要求するネットワークセッション制御手段とを備え、
    前記ネットワークセッション制御装置は、前記記憶手段に記憶されている予約接続情報のうち、参加する全てのネットワーク端末装置のユーザが予約を受け入れた予約接続情報について、セッション確立の優先度に高低の差がある予約接続情報中のネットワーク端末装置のセッション確立の優先度を参照して、セッション確立の優先度の高いネットワーク 端末装置を、ネットワークセッションに参加可能になったかどうかを確認する必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理、および、セッション確立を開始して良いかどうかを問い合わせる必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理のうちの少なくとも一方の処理を行うセッション確立手順に従ってネットワークセッションを確立する制御を実行するものであることを特徴とするネットワークセッション制御システム。
  9. 複数のネットワーク端末装置と、前記複数のネットワーク端末装置またはそのユーザの状況を管理するセッション確立情報管理装置と、前記ネットワーク端末装置間にセッションデータ中継手段を介してネットワークセッションを確立する制御を行うネットワーク管理装置とを含むネットワークセッション制御システムであって、
    前記ネットワーク管理装置は、前記複数のネットワーク端末装置と通信可能であり且つ前記セッション確立情報管理装置と通信可能なネットワークセッション制御装置と、同じネットワークセッションに参加するネットワーク端末装置の通信アドレス、前記ネットワーク端末装置のユーザ間の関係に基づいて設定された各ネットワーク端末装置毎のセッション確立の優先度およびネットワークセッションの確立に必要なパラメータを含む予約接続情報を記憶する記憶手段とを備え、
    前記ネットワーク端末装置は、予約を受け入れるかどうかについての前記ネットワーク管理装置からの問い合わせに応えるセッション予約受入回答手段と、前記ネットワーク管理装置から要求されたセッションを確立するセッション確立手段とを備え、
    前記ネットワークセッション制御装置は、前記ネットワーク端末装置のユーザが予約を受け入れるかどうかを前記ネットワーク端末装置に問い合せるネットワークセッション予約受入確認手段と、前記ネットワーク端末装置またはそのユーザがネットワークセッションに参加可能になったかどうかを前記セッション確立情報管理装置で管理されている情報に基づいて判定するネットワークセッション要求手段と、前記ネットワーク端末装置にネットワークセッションを確立するよう要求するネットワークセッション制御手段とを備え、
    前記ネットワークセッション制御装置は、前記記憶手段に記憶されている予約接続情報のうち、参加する全てのネットワーク端末装置のユーザが予約を受け入れた予約接続情報について、セッション確立の優先度に高低の差がある予約接続情報中のネットワーク端末装置のセッション確立の優先度を参照して、セッション確立の優先度の高いネットワーク端末装置を、ネットワークセッションに参加可能になったかどうかを確認する必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理、および、セッション確立を開始して良いかどうかを問い合わせる必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理のうちの少なくとも一方の処理を行うセッション確立手順に従ってネットワークセッションを確立する制御を実行するものであることを特徴とするネットワークセッション制御システム。
  10. 前記セッション確立手順として、予約接続情報中のすべてのネットワーク端末装置がネットワークセッションに参加可能になったことが前記ネットワークセッション要求手段によって判明したときに、優先すべき全てのネットワーク端末装置に対してセッション確立を開始してよいかどうかを前記ネットワークセッション要求手段により問い合わせ、優先すべき全てのネットワーク端末装置からセッション確立を開始してよい旨の応答が返ってきた時点で、セッションに参加する全てのネットワーク端末装置に前記ネットワークセッション制御手段により前記パラメータを通知してセッション確立を要求する手順を用いる請求項6乃至9の何れか1項に記載のネットワークセッション制御システム。
  11. 前記セッション確立手順として、予約接続情報中のすべてのネットワーク端末装置がネットワークセッションに参加可能になったことが前記ネットワークセッション要求手段によって判明したときに、優先すべき全てのネットワーク端末装置に対してセッション確立を開始してよいかどうかを前記ネットワークセッション要求手段により問い合わせ、優先すべき全てのネットワーク端末装置の少なくとも1つからセッション確立を開始してよい旨の応答が返ってきた時点で、セッションに参加する全てのネットワーク端末装置に前記ネットワークセッション制御手段により前記パラメータを通知してセッション確立を要求する手順を用いる請求項6乃至9の何れか1項に記載のネットワークセッション制御システム。
  12. 前記セッション確立手順として、予約接続情報中の優先すべき全てのネットワーク端末装置がネットワークセッションに参加可能になったことが前記ネットワークセッション要求手段によって判明した時点で、セッションに参加する全てのネットワーク端末装置に前記ネットワークセッション制御手段により前記パラメータを通知してセッション確立を要求する手順を用いる請求項6乃至9の何れか1項に記載のネットワークセッション制御システム。
  13. 前記セッション確立手順として、予約接続情報中の優先すべき全てのネットワーク端末装置がネットワークセッションに参加可能になったことが前記ネットワークセッション要求手段によって判明したときに、優先すべき全てのネットワーク端末装置に対してセッション確立を開始してよいかどうかを前記ネットワークセッション要求手段により問い合わせ、優先すべき全てのネットワーク端末装置からセッション確立を開始してよい旨の応答が返ってきた時点で、セッションに参加する全てのネットワーク端末装置に前記ネットワークセッション制御手段により前記パラメータを通知してセッション確立を要求する手順を用いる請求項6乃至9の何れか1項に記載のネットワークセッション制御システム。
  14. 前記セッション確立手順として、予約接続情報中の優先すべき全てのネットワーク端末装置がネットワークセッションに参加可能になったことが前記ネットワークセッション要求手段によって判明したときに、優先すべき全てのネットワーク端末装置に対してセッション確立を開始してよいかどうかを前記ネットワークセッション要求手段により問い合わせ、優先すべき全てのネットワーク端末装置の少なくとも1つからセッション確立を開始してよい旨の応答が返ってきた時点で、セッションに参加する全てのネットワーク端末装置に前記ネットワークセッション制御手段により前記パラメータを通知してセッション確立を要求する手順を用いる請求項6乃至9の何れか1項に記載のネットワークセッション制御システム。
  15. 前記ネットワークセッション制御装置は、セッション確立の優先度に高低の差の無い予約接続情報についてはネットワークセッションに参加する全てのユーザのネットワーク端末装置を対等に扱うセッション確立手順として、予約接続情報中のすべてのネットワーク端末装置をネットワークセッションに参加可能になったかどうかを確認する必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理を行うセッション確立手順に従ってネットワークセッションを確立する制御を実行するものである請求項6乃至14の何れか1項に記載のネットワークセッション制御システム。
  16. ネットワークセッションに参加する全てのユーザのネットワーク端末装置を対等に扱う前記セッション確立手順として、予約接続情報中のすべてのネットワーク端末装置がネットワークセッションに参加可能になったことが前記ネットワークセッション要求手段によって判明した時点で、セッションに参加する全てのネットワーク端末装置に前記ネットワークセッション制御手段により前記パラメータを通知してセッション確立を要求する手順を用いる請求項15記載のネットワークセッション制御システム。
  17. 複数のネットワーク端末装置間にセッションデータ中継手段を介してネットワークセッションを確立する制御を行うネットワーク管理装置であって、前記複数のネットワーク端末装置と通信可能なネットワークセッション制御装置と、同じネットワークセッションに参加するネットワーク端末装置の通信アドレス、前記ネットワーク端末装置のユーザ間の関係に基づいて設定された各ネットワーク端末装置毎のセッション確立の優先度およびネットワークセッションの確立に必要なパラメータを含む予約接続情報を記憶する記憶手段とを備え、前記ネットワークセッション制御装置は、前記ネットワーク端末装置またはそのユーザがネットワークセッションに参加可能になったかどうかを前記ネットワーク端末装置に問い合せるネットワークセッション要求手段と、前記ネットワーク端末装置にネットワークセッションを確立するよう要求するネットワークセッション制御手段とを備え、前記記憶手段に記憶されている予約接続情報のうち、セッション確立の優先度に高低の差がある予約接続情報中のネットワーク端末装置のセッション確立の優先度を参照して、セッション確立の優先度の高いネットワーク端末装置を、ネットワークセッションに参加可能になったかどうかを確認する必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理、および、セッション確立を開始して良いかどうかを問い合わせる必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理のうちの少なくとも一方の処理を行うセッション確立手順に従ってネットワークセッションを確立する制御を実行するものであることを特徴とするネットワーク管理装置。
  18. 複数のネットワーク端末装置間にセッションデータ中継手段を介してネットワークセッションを確立する制御を行うネットワーク管理装置であって、前記複数のネットワーク端末装置と通信可能であり且つ前記複数のネットワーク端末装置またはそのユーザの状況を管理するセッション確立情報管理装置と通信可能なネットワークセッション制御装置と、同じネットワークセッションに参加するネットワーク端末装置の通信アドレス、前記ネットワーク端末装置のユーザ間の関係に基づいて設定された各ネットワーク端末装置毎のセッション確立の優先度およびネットワークセッションの確立に必要なパラメータを含む予約接続情報を記憶する記憶手段とを備え、前記ネットワークセッション制御装置は、前記ネットワーク端末装置またはそのユーザがネットワークセッションに参加可能になったかどうかを前記セッション確立情報管理装置に問い合せるネットワークセッション要求手段と、前記ネットワーク端末装置にネットワークセッションを確立するよう要求するネットワークセッション制御手段とを備え、前記記憶手段に記憶されている予約接続情報のうち、セッション確立の優先度に高低の差がある予約接続情報中のネットワーク端末装置のセッション確立の優先度を参照して、セッション確立の優先度の高いネットワーク端末装置を、ネットワークセッションに参加可能になったかどうかを確認する必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理、および、セッション確立を開始して良いかどうかを問い合わせる必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理のうちの少なくとも一方の処理を行うセッション確立手順に従ってネットワークセッションを確立する制御を実行するものであることを特徴とするネットワーク管理装置。
  19. 複数のネットワーク端末装置間にセッションデータ中継手段を介してネットワークセッションを確立する制御を行うネットワーク管理装置であって、前記複数のネットワーク端末装置と通信可能なネットワークセッション制御装置と、同じネットワークセッションに参加するネットワーク端末装置の通信アドレス、前記ネットワーク端末装置のユーザ間の関係に基づいて設定された各ネットワーク端末装置毎のセッション確立の優先度およびネットワークセッションの確立に必要なパラメータを含む予約接続情報を記憶する記憶手段とを備え、前記ネットワークセッション制御装置は、前記ネットワーク端末装置のユーザが予約を受け入れるかどうかを前記ネットワーク端末装置に問い合せるネットワークセッション予約受入確認手段と、前記ネットワーク端末装置またはそのユーザがネットワークセッションに参加可能になったかどうかを前記ネットワーク端末装置に問い合せるネットワークセッション要求手段と、前記ネットワーク端末装置にネットワークセッションを確立するよう要求するネットワークセッション制御手段とを備え、前記記憶手段に記憶されている予約接続情報のうち、参加する全てのネットワーク端末装置のユーザが予約を受け入れた予約接続情報について、セッション確立の優先度に高低の差がある予約接続情報中のネットワーク端末装置のセッション確立の優先度を参照して、セッション確立の優先度の高いネットワーク端末装置を、ネットワークセッションに参加可能になったかどうかを確認する必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理、および、セッション確立を開始して良いかどうかを問い合わせる必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理のうちの少なくとも一方の処理を行うセッション確立手順に従ってネットワークセッションを確立する制御を実行するものであることを特徴とするネットワーク管理装置。
  20. 複数のネットワーク端末装置間にセッションデータ中継手段を介してネットワークセッションを確立する制御を行うネットワーク管理装置であって、前記複数のネットワーク端末装置と通信可能であり且つ前記複数のネットワーク端末装置またはそのユーザの状況を管理するセッション確立情報管理装置と通信可能なネットワークセッション制御装置と、同じネットワークセッションに参加するネットワーク端末装置の通信アドレス、前記ネットワーク端末装置のユーザ間の関係に基づいて設定された各ネットワーク端末装置毎のセッション確立の優先度およびネットワークセッションの確立に必要なパラメータを含む予約接続情報を記憶する記憶手段とを備え、前記ネットワークセッション制御装置は、前記ネットワーク端末装置のユーザが予約を受け入れるかどうかを前記ネットワーク端末装置に問い合せるネットワークセッション予約受入確認手段と、前記ネットワーク端末装置またはそのユーザがネットワークセッションに参加可能になったかどうかを前記セッション確立情報管理装置で管理されている情報に基づいて判定するネットワークセッション要求手段と、前記ネットワーク端末装置にネットワークセッションを確立するよう要求するネットワークセッション制御手段とを備え、前記記憶手段に記憶されている予約接続情報のうち、参加する全てのネットワーク端末装置のユーザが予約を受け入れた予約接続情報について、セッション確立の優先度に高低の差がある予約接続情報中のネットワーク端末装置のセッション確立の優先度を参照して、セッション確立の優先度の高いネットワーク端末装置を、ネットワークセッションに参加可能になったかどうかを確認する必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理、および、セッション確立を開始して良いかどうかを問い合わせる必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理のうちの少なくとも一方の処理を行うセッション確立手順に従ってネットワークセッションを確立する制御を実行するものであることを特徴とするネットワーク管理装置。
  21. 前記セッション確立手順として、予約接続情報中のすべてのネットワーク端末装置がネットワークセッションに参加可能になったことが前記ネットワークセッション要求手段によって判明したときに、優先すべき全てのネットワーク端末装置に対してセッション確立を開始してよいかどうかを前記ネットワークセッション要求手段により問い合わせ、優先すべき全てのネットワーク端末装置からセッション確立を開始してよい旨の応答が返ってきた時点で、セッションに参加する全てのネットワーク端末装置に前記ネットワークセッション制御手段により前記パラメータを通知してセッション確立を要求する手順を用いる請求項17乃至20の何れか1項に記載のネットワーク管理装置。
  22. 前記セッション確立手順として、予約接続情報中のすべてのネットワーク端末装置がネットワークセッションに参加可能になったことが前記ネットワークセッション要求手段によって判明したときに、優先すべき全てのネットワーク端末装置に対してセッション確立を開始してよいかどうかを前記ネットワークセッション要求手段により問い合わせ、優先すべき全てのネットワーク端末装置の少なくとも1つからセッション確立を開始してよい旨の応答が返ってきた時点で、セッションに参加する全てのネットワーク端末装置に前記ネットワークセッション制御手段により前記パラメータを通知してセッション確立を要求する手順を用いる請求項17乃至20の何れか1項に記載のネットワーク管理装置。
  23. 前記セッション確立手順として、予約接続情報中の優先すべき全てのネットワーク端末装置がネットワークセッションに参加可能になったことが前記ネットワークセッション要求手段によって判明した時点で、セッションに参加する全てのネットワーク端末装置に前記ネットワークセッション制御手段により前記パラメータを通知してセッション確立を要求する手順を用いる請求項17乃至20の何れか1項に記載のネットワーク管理装置。
  24. 前記セッション確立手順として、予約接続情報中の優先すべき全てのネットワーク端末装置がネットワークセッションに参加可能になったことが前記ネットワークセッション要求手段によって判明したときに、優先すべき全てのネットワーク端末装置に対してセッション確立を開始してよいかどうかを前記ネットワークセッション要求手段により問い合わせ、優先すべき全てのネットワーク端末装置からセッション確立を開始してよい旨の応答が返ってきた時点で、セッションに参加する全てのネットワーク端末装置に前記ネットワークセッション制御手段により前記パラメータを通知してセッション確立を要求する手順を用いる請求項17乃至20の何れか1項に記載のネットワーク管理装置。
  25. 前記セッション確立手順として、予約接続情報中の優先すべき全てのネットワーク端末装置がネットワークセッションに参加可能になったことが前記ネットワークセッション要求手段によって判明したときに、優先すべき全てのネットワーク端末装置に対してセッション確立を開始してよいかどうかを前記ネットワークセッション要求手段により問い合わせ、優先すべき全てのネットワーク端末装置の少なくとも1つからセッション確立を開始してよい旨の応答が返ってきた時点で、セッションに参加する全てのネットワーク端末装置に前記ネットワークセッション制御手段により前記パラメータを通知してセッション確立を要求する手順を用いる請求項17乃至20の何れか1項に記載のネットワーク管理装置。
  26. 前記ネットワークセッション制御装置は、セッション確立の優先度に高低の差の無い予約接続情報についてはネットワークセッションに参加する全てのユーザのネットワーク端末装置を対等に扱うセッション確立手順として、予約接続情報中のすべてのネットワーク端末装置をネットワークセッションに参加可能になったかどうかを確認する必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理を行うセッション確立手順に従ってネットワークセッションを確立する制御を実行するものである請求項17乃至25の何れか1項に記載のネットワーク管理装置。
  27. ネットワークセッションに参加する全てのユーザのネットワーク端末装置を対等に扱う前記セッション確立手順として、予約接続情報中のすべてのネットワーク端末装置がネットワークセッションに参加可能になったことが前記ネットワークセッション要求手段によって判明した時点で、セッションに参加する全てのネットワーク端末装置に前記ネットワークセッション制御手段により前記パラメータを通知してセッション確立を要求する手順を用いる請求項26記載のネットワーク管理装置。
  28. 複数のネットワーク端末装置間にセッションデータ中継手段を介してネットワークセッションを確立する制御を行う装置であって、同じネットワークセッションに参加するネットワーク端末装置の通信アドレス、前記ネットワーク端末装置のユーザ間の関係に基づいて設定された各ネットワーク端末装置毎のセッション確立の優先度およびネットワークセッションの確立に必要なパラメータを含む予約接続情報を記憶する記憶手段を備えたネットワーク管理装置を構成するコンピュータを、前記記憶手段に前記予約接続情報を登録するネットワークセッション予約条件解析手段、前記ネットワーク端末装置またはそのユーザがネットワークセッションに参加可能になったかどうかを前記ネットワーク端末装置に問い合せるネットワークセッション要求手段、前記ネットワーク端末装置にネットワークセッションを確立するよう要求するネットワークセッション制御手段、として機能させ、且つ、前記記憶手段に記憶されている予約接続情報のうち、セッション確立の優先度に高低の差がある予約接続情報中のネットワーク端末装置のセッション確立の優先度を参照して、セッション確立の優先度の高いネットワーク端末装置を、ネットワークセッションに参加可能になったかどうかを確認する必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理、および、セッション確立を開始して良いかどうかを問い合わせる必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理のうちの少なくとも一方の処理を行うセッション確立手順に従ってネットワークセッションを確立する制御を実行することを特徴とするプログラム。
  29. 複数のネットワーク端末装置間にセッションデータ中継手段を介してネットワークセッションを確立する制御を行う装置であって、同じネットワークセッションに参加するネットワーク端末装置の通信アドレス、前記ネットワーク端末装置のユーザ間の関係に基づいて設定された各ネットワーク端末装置毎のセッション確立の優先度およびネットワークセッションの確立に必要なパラメータを含む予約接続情報を記憶する記憶手段を備えたネットワーク管理装置を構成するコンピュータを、前記記憶手段に前記予約接続情報を登録するネットワークセッション予約条件解析手段、前記ネットワーク端末装置またはそのユーザがネットワークセッションに参加可能になったかどうかを前記ネットワーク端末装置またはそのユーザの状況を管理するセッション確立情報管理装置で管理されている情報に基づいて判定するネットワークセッション要求手段、前記ネットワーク端末装置にネットワークセッションを確立するよう要求するネットワークセッション制御手段、として機能させ、且つ、前記記憶手段に記憶されている予約接続情報のうち、セッション確立の優先度に高低の差がある予約接続情報中のネットワーク端末装置のセッション確立の優先度を参照して、セッション確立の優先度の高いネットワーク端末装置を、ネットワークセッションに参加可能になったかどうかを確認する必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理、および、セッション確立を開始して良いかどうかを問い合わせる必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理のうちの少なくとも一方の処理を行うセッション確立手順に従ってネットワークセッションを確立する制御を実行することを特徴とするプログラム。
  30. 複数のネットワーク端末装置間にセッションデータ中継手段を介してネットワークセッションを確立する制御を行う装置であって、同じネットワークセッションに参加するネットワーク端末装置の通信アドレス、前記ネットワーク端末装置のユーザ間の関係に基づいて設定された各ネットワーク端末装置毎のセッション確立の優先度およびネットワークセッションの確立に必要なパラメータを含む予約接続情報を記憶する記憶手段を備えたネットワーク管理装置を構成するコンピュータを、前記記憶手段に前記予約接続情報を登録するネットワークセッション予約条件解析手段、予約を受け入れるかどうかを前記ネットワーク端末装置またはそのユーザに問い合せるネットワーク予約受入確認手段、前記ネットワーク端末装置またはそのユーザがネットワークセッションに参加可能になったかどうかを前記ネットワーク端末装置またはそのユーザに問い合せるネットワークセッション要求手段、前記ネットワーク端末装置にネットワークセッションを確立するよう要求するネットワークセッション制御手段、として機能させ、且つ、前記記憶手段に記憶されている予約接続情報のうち、参加する全てのネットワーク端末装置のユーザが予約を受け入れた予約接続情報について、セッション確立の優先度に高低の差がある予約接続情報中のネットワーク端末装置のセッション確立の優先度を参照して、セッション確立の優先度の高いネットワーク端末装置を、ネットワークセッションに参加可能になったかどうかを確認する必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理、および、セッション確立を開始して良いかどうかを問い合わせる必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理のうちの少なくとも一方の処理を行うセッション確立手順に従ってネットワークセッションを確立する制御を実行することを特徴とするプログラム。
  31. 複数のネットワーク端末装置間にセッションデータ中継手段を介してネットワークセッションを確立する制御を行う装置であって、同じネットワークセッションに参加するネットワーク端末装置の通信アドレス、前記ネットワーク端末装置のユーザ間の関係に基づいて設定された各ネットワーク端末装置毎のセッション確立の優先度およびネットワークセッションの確立に必要なパラメータを含む予約接続情報を記憶する記憶手段を備えたネットワーク管理装置を構成するコンピュータを、前記記憶手段に前記予約接続情報を登録するネットワークセッション予約条件解析手段、予約を受け入れるかどうかを前記ネットワーク端末装置またはそのユーザに問い合せるネットワーク予約受入確認手段、前記ネットワーク端末装置またはそのユーザがネットワークセッションに参加可能になったかどうかを前記ネットワーク端末装置またはそのユーザの状況を管理するセッション確立情報管理装置で管理されている情報に基づいて判定するネットワークセッション要求手段、前記ネットワーク端末装置にネットワークセッションを確立するよう要求するネットワークセッション制御手段、として機能させ、且つ、前記記憶手段に記憶されている予約接続情報のうち、参加する全てのネットワーク端末装置のユーザが予約を受け入れた予約接続情報について、セッション確立の優先度に高低の差がある予約接続情報中のネットワーク端末装置のセッション確立の優先度を参照して、セッション確立の優先度の高いネットワーク端末装置を、ネットワークセッションに参加可能になったかどうかを確認する必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理、および、セッション確立を開始して良いかどうかを問い合わせる必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理のうちの少なくとも一方の処理を行うセッション確立手順に従ってネットワークセッションを確立する制御を実行することを特徴とするプログラム。
  32. 前記セッション確立手順として、予約接続情報中のすべてのネットワーク端末装置がネットワークセッションに参加可能になったことが前記ネットワークセッション要求手段によって判明したときに、優先すべき全てのネットワーク端末装置に対してセッション確立を開始してよいかどうかを前記ネットワークセッション要求手段により問い合わせ、優先すべき全てのネットワーク端末装置からセッション確立を開始してよい旨の応答が返ってきた時点で、セッションに参加する全てのネットワーク端末装置に前記ネットワークセッション制御手段により前記パラメータを通知してセッション確立を要求する手順を用いる請求項28乃至31の何れか1項に記載のプログラム。
  33. 前記セッション確立手順として、予約接続情報中のすべてのネットワーク端末装置がネットワークセッションに参加可能になったことが前記ネットワークセッション要求手段によって判明したときに、優先すべき全てのネットワーク端末装置に対してセッション確立を開始してよいかどうかを前記ネットワークセッション要求手段により問い合わせ、優先すべき全てのネットワーク端末装置の少なくとも1つからセッション確立を開始してよい旨の応答が返ってきた時点で、セッションに参加する全てのネットワーク端末装置に前記ネットワークセッション制御手段により前記パラメータを通知してセッション確立を要求する手順を用いる請求項28乃至31の何れか1項に記載のプログラム。
  34. 前記セッション確立手順として、予約接続情報中の優先すべき全てのネットワーク端末装置がネットワークセッションに参加可能になったことが前記ネットワークセッション要求手段によって判明した時点で、セッションに参加する全てのネットワーク端末装置に前記ネットワークセッション制御手段により前記パラメータを通知してセッション確立を要求する手順を用いる請求項28乃至31の何れか1項に記載のプログラム。
  35. 前記セッション確立手順として、予約接続情報中の優先すべき全てのネットワーク端末装置がネットワークセッションに参加可能になったことが前記ネットワークセッション要求手段によって判明したときに、優先すべき全てのネットワーク端末装置に対してセッション確立を開始してよいかどうかを前記ネットワークセッション要求手段により問い合わせ、優先すべき全てのネットワーク端末装置からセッション確立を開始してよい旨の応答が返ってきた時点で、セッションに参加する全てのネットワーク端末装置に前記ネットワークセッション制御手段により前記パラメータを通知してセッション確立を要求する手順を用いる請求項28乃至31の何れか1項に記載のプログラム。
  36. 前記セッション確立手順として、予約接続情報中の優先すべき全てのネットワーク端末装置がネットワークセッションに参加可能になったことが前記ネットワークセッション要求手段によって判明したときに、優先すべき全てのネットワーク端末装置に対してセッション確立を開始してよいかどうかを前記ネットワークセッション要求手段により問い合わせ、優先すべき全てのネットワーク端末装置の少なくとも1つからセッション確立を開始してよい旨の応答が返ってきた時点で、セッションに参加する全てのネットワーク端末装置に前記ネットワークセッション制御手段により前記パラメータを通知してセッション確立を要求する手順を用いる請求項28乃至31の何れか1項に記載のプログラム。
  37. セッション確立の優先度に高低の差の無い予約接続情報についてはネットワークセッションに参加する全てのユーザのネットワーク端末装置を対等に扱うセッション確立手順として、予約接続情報中のすべてのネットワーク端末装置をネットワークセッションに参加可能になったかどうかを確認する必要のあるネットワーク端末装置として決定する処理を行うセッション確立手順に従ってネットワークセッションを確立する制御を実行するものである請求項28乃至36の何れか1項に記載のプログラム。
  38. ネットワークセッションに参加する全てのユーザのネットワーク端末装置を対等に扱う前記セッション確立手順として、予約接続情報中のすべてのネットワーク端末装置がネットワークセッションに参加可能になったことが前記ネットワークセッション要求手段によって判明した時点で、セッションに参加する全てのネットワーク端末装置に前記ネットワークセッション制御手段により前記パラメータを通知してセッション確立を要求する手順を用いる請求項37記載のプログラム。
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