JP4105941B2 - 定力装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、機械式時計のガンギ車から調速器への力の均一な伝達による、機械式時計ムーブメントの正確な調速のための定力装置に関し、この定力装置は、ツールビヨン機構に組込まれるようになっている。
【0002】
【従来の技術】
定力装置が長い間一般的に知られており、多くの場合、定力装置は、任意の所定の時点における主ゼンマイの引張りの弱まりによって生じる時計のムーブメントの可変駆動を補償する或る量の予備引張りを有し、或る一定量だけ周期的に予備引張りされる追加のスプリング(予備引張り螺旋スプリング)によって認識されている。時計の調速器の振動を維持するために、主ゼンマイの引張りを消費している間、伝達される力は、主ゼンマイだけによって駆動される調速器の場合よりもずっと一定であると考えられる。
【0003】
Messrs Y. DrozとJ. Floresとによって書かれた論文「平等のリューズと時計内の定力」は、上に説明した種類の定力装置を有する時計を論じている。この場合、一般的にアンカー式脱進機と共に行われるように、第1アンカーによって制御されるガンギ車は、周期的に解放される。ガンギ車が、ピニオンを介していわゆる一定ホイールと噛合い、ルロー(Reuleaux)カムを介して、追加的に、ストップ車と噛合っている第2アンカーを制御する。このストップ車と、ほぼ一定のトルクを調速器に伝達する一定ホイールとは同心であり、ストップ車と一定ホイールとの間に、予備引張り螺旋形スプリングが配置され、この予備引張り螺旋形スプリングは、ストップ車と一定ホイールとの相互の角度方向移動によって、周期的な予備引張りを受ける。予備引張り螺旋形スプリングの引張りは、調速器の振動を維持するためにガンギ車及びピニオンを介して及ぼされる第1アンカーの制御の下で消費され、第2アンカーによって決定される時間に回復される。しかしながら、ほぼ一定のトルクを伝達するホイールに対してストップ車が同心に配置されているので、設計と機能の両方に対する困難さを生じさせる。
【0004】
スイス特許第120,028号は、予備引張りされた予備引張り螺旋形スプリングがストップ車とこのストップ車と同心であるガンギ車との間に見られる定力装置を概略的に示している。この場合、ガンギ車は、ほぼ一定のトルクを調速器に再伝達する。本装置は上述の装置と概念的に相違し、関連したアンカーの構成も異なっているにもかかわらず、上述の設計と本質的に同じ原理に基づいて、ほぼ一定のトルクが伝達される。この種類の在来の定力装置は、もはやムーブメントの慣性によって影響を受けない脱進機、適当な設計を使用するときの完全な秒のリズムでムーブメントを鳴らす又は動かす性能、特に、比較的一定のトルクの伝達等、一定の改善を提供するけれども、種々の不利益がなおも存在する。第1に、これらの在来の定力装置は、トルクがほぼ一定に伝達されるに過ぎず、予備引張り螺旋形スプリングの引張りが弱まり、この効果に対する補正が前記装置に設けられていない範囲において、完全には一定でない不利益を有する。従って、周期的に再引張りされる予備引張り螺旋形スプリングの在来の使用は、ムーブメントの改善された調速を提供するけれども、最適な調速を提供するわけではない。更に、ストップ車と一定トルクを伝達するホイールとを同心に配置することにより、別の困難が生じる。同心でない構成により、ストップ車と一定トルクを伝達するホイールとの相対位置の自由な選択を可能にし、しかも、定力装置がツールビヨン機構に組込まれる場合、いわゆる秒針固定ホイールに対するストップ車の位置の自由な選択を可能にし、加えて、この秒針固定ホイールと異なる直径の第2の秒針固定ホイールとストップ車とが係合していても良い。これは、更に、関連したホイール又は車が1つの軸に配置される必要がないという意味において、装置の設計を簡単にする。最後に、ムーブメントの正確な調速を目的とする他の装置、例えば、ツールビヨン機構との組合わせにより、実質的に改善された効果を生じさせるのであれば、定力装置の単独の使用は不利である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上述の困難に打ち勝つこと、特に、時計の調速器への真に一定のトルクの伝達、一定トルクを伝達するホイールに対して同心でないストップ車によって生じる利益、及び、ツールビヨン機構への組込みによって生じる利益を得ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明による定力装置は、その目的として、特許請求の範囲の請求項1に挙げられている特徴によって特徴付けられている。
【0007】
上記目的を達成するために、本発明による定力装置は、ストップ車ピニオンに取付けられたストップ車と、ガンギ車シャフトに取付けられたガンギ車と、引張りリングピニオンに取付けられた引張りリングと、ガンギ車シャフトに取付けられたカムと、を有し、ガンギ車の運動は、第1アンカーの2つのアンカーパレットによって阻止されたり解放されたりし、ストップ車の運動は、第2アンカーの2つのアンカーパレットによって阻止されたり解放されたりし、第2アンカーは、カムと係合する第2アンカーのフォーク形状部分によって制御される定力装置において、この定力装置は、駆動エネルギーを供給するゼンマイの引張り損失を補償することによって、時計の調速器への一定トルクの伝達を確保する力バランス機構を有することを特徴としている。
【0008】
本発明において、好ましくは、力バランス機構は、ガンギ車と引張りリングとの間に位置し、引張りリングは、引張りリングピニオンによってガンギ車シャフトの周りに回転可能に支持され、力バランス機構は、予備引張り螺旋形スプリングを有する。
【0009】
本発明において、好ましくは、力バランス偏心体が、引張りリングのガンギ車に対向する側において引張りリングピニオンに取付けられ、力バランス偏心体は、ガンギ車シャフトの軸線に対して平行にずらされた回転軸線を有し、力バランス偏心体に回転可能に支持された力バランスディスクが、少なくとも2つの作用箇所を有する。
【0010】
本発明において、好ましくは、力バランス機構の予備引張り螺旋形スプリングは、その一端が、引張りリングに取付けられ、その他端が、固定コレットの周りに回転可能に支持され且つ力バランスディスクの方向に突出するピンを有する可動コレットに取付けられ、これら2つのピンと力バランスディスクの作用箇所とは、これらの作用箇所に当てられたピンによって作用箇所に及ぼされる力のレバーアーム長さが、力バランス偏心体を中心に回転する力バランスディスクの位置の関数として変化するように協働し、しかも、力バランスディスクによって固定コレットのピンを介してガンギ車に伝達されるトルクが引張りリングに対する全ての位置において一定になるように、予備引張り螺旋形スプリングの引張り損失による、力バランスディスクの可動コレットのピンを介して及ぼされる力の減少が補償されるように協働する。
【0011】
本発明において、好ましくは、ストップ車は、一定トルクを伝達するガンギ車と同心ではない。
【0012】
本発明において、好ましくは、定力装置は、ツールビヨン機構に組込まれ、このツールビヨン機構は、ツールビヨンケージと、バランスホイールと、秒針固定ホイール(14)とを有する。
【0013】
本発明において、好ましくは、ガンギ車は、ツールビヨンケージの縁部に回転可能に取付けられ、引張りリングピニオンと秒針固定ホイールとが係合し、ストップ車は、ツールビヨンケージの縁部に、回転可能であるがガンギ車に対して同心でなく取付けられ、ストップ車ピニオンは、秒針固定ホイール又はこの秒針固定ホイールと同心に取付けられた第2の秒針固定ホイールと係合し、バランスホイールは、定力装置の第1アンカーの運動を制御する。
【0014】
本発明において、好ましくは、第2アンカーの回転軸線は、ツールビヨンケージの中心に配置される。
【0015】
更なる利点は、従属請求項に記載された特徴及び図面を参照して本発明をより詳細に示す以下の発明の実施の形態から明らかになろう。
【0016】
添付図面は、本発明による定力装置の1つの実施形態を例示として示す。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明による定力装置の実施形態を例示として詳細に説明する。
【0018】
図1に示すツールビヨン機構に、本発明による定力装置が組込まれている。ツールビヨン機構は、ツールビヨンケージ1を有し、その中心にバランスホイール2(テン輪)が回転可能に取付けられている。ツールビヨン機構は、更に、螺旋形スプリング即ちひげゼンマイ3と、駆動ギヤ13と、秒針固定ホイール14とを有しており、ある場合には、更に、この秒針固定ホイールに対して偏心し且つ異なる歯数と異なる直径を有する第2の秒針固定ホイール(図示せず)を有する。
【0019】
秒針固定ホイール14(存在するときには、第2の秒針固定ホイール)は、ストップ車12と固定連結されたストップ車ピニオン12aと噛合い、このストップ車ピニオン12aは、ツールビヨンケージの中心からずらして且つツールビヨンケージ内に回転可能に取付けられている。図示の実施形態では、このストップ車12は、定力装置の第2アンカー11のアンカーパレット11a、11bと協働する2つの歯を有しており、第2アンカー11は、図示の実施形態では、ツールビヨン機構の軸線上で枢動するように取付けられている。アンカー11は、アンカーパレット11a及び11bの反対側にあるアンカー11のフォーク形状部分11cを介してルロー(Reuleaux)カム5によって制御され、このルローカム5は、直線ではなく円弧形をなす側面を有するユニラテラル(一方的)な三角形の形状を有する。ルローカム5のこれらの3つの側面は、伝統的な方法で、アンカー11の枢動運動を制御するようにアンカー11のフォーク形状部分11cと協働する。
【0020】
図2及び図3から、ルローカム5が、定力装置の更なるユニットの部品であり、ツールビヨンケージ1の中心からずらして取付けられ、特に、ストップ車12と同心ではないことが分かる。図2及び図3においては平面断面図で示し、図4乃至図6では機能図として示すこのユニットの軸は、ツールビヨンケージ1内に回転可能にはめ込まれたガンギ車シャフト9からなり、ガンギ車シャフト9の上側部分に、ルローカム5が固定され、ルローカムの下にガンギ車6が固定されている。このガンギ車6は、その目的のために普通に形状決めされた歯を有し、かくして、ガンギ車の運動を、第1アンカー4によって阻止したり解放したりすることを可能にし、第1アンカー4は、ツールビヨンケージ1のいちばん上にあるかのようにそこに着座し、バランスホイール2によって制御され、ガンギ車6の歯と交互に噛合う2つのアンカーパレットを有している。
【0021】
ガンギ車シャフト9の下側部分には、引張りリングピニオン8が、ガンギ車シャフト9の周りに回転可能に取付けられ、引張りリング7がこのピニオンに連結されている。引張りリングピニオン8は、スリーブ26によって支持され、ストップ車ピニオン12aと同様、秒針固定ホイール14と噛合っており、それにより、本発明による定力装置をツールビヨン機構に組込むとき、引張りリングピニオン8とストップ車ピニオン12a位置を可能な範囲内で相対的に構成することができる。
【0022】
特に図5から分かるように、ガンギ車6と引張りリング7との間には、定力装置の予備引張り螺旋形スプリング10が位置決めされ、このことは、特定の力バランス機構によって理解される。この力バランス機構は、引張りリング7の、ガンギ車6と対向する側に固定された力バランス偏心体20を有し、この力バランス偏心体20の軸線は、ガンギ車シャフト9の軸線からも、この軸線と同一の軸線である引張りリングピニオン8の回転軸線からも平行にずらされている。力バランスディスク21が、力バランス偏心体20の周りに回転可能に支持されており、力バランス偏心体20は、種々の形状、特に、円形である必要はない形状をなしていても良いことが認識される。力バランスディスク21は、本実施形態では、作用箇所21a、21bとして役立つ互いに反対側に位置決めされた2つのアームを含み、この力バランスディスク21は、もちろん、多くの異なる摩擦的に同一な形状を有していても良い。この力バランスディスク21の上方に、ガンギ車シャフト9に固定され固定コレット23が設けられ、引張りリング7は、予備引張り螺旋形スプリング10の自由端を保持している。予備引張り螺旋形スプリング10の他方の自由端は、可動コレット22に固定されており、この可動コレット22は、固定コレット23を中心に、かくして、ガンギ車シャフト9の軸線を中心に回転可能に取付けられている。固定コレット23及び可動コレット22は両方とも、各コレットの周縁に位置し且つガンギ車シャフト9の軸線から同じ距離にある孔から力バランスディスク21の方向に下方に突出するピン24、25を有する。これら2つのピン24、25は、力バランスディスク21の2つのアームを通る直線を含み且つ力バランスディスク21の平面に対して垂直である平面に対しての同じ側にあるように位置決めされ、これらのアーム21a、21bと協働する。
【0023】
概念的な構成から離れ、図面に示す実施形態を参照しながら、この種類の装置の機能を例示の仕方で説明する。バランスホイール2を、予備引張り螺旋形スプリング10によって動かし、ひげゼンマイ3によって戻す。バランスホイール(テン輪)2の5回目の半振動ごとに、ツールビヨン機構のストップ車12及びツールビヨンケージ1を、ルローカム5及び第2アンカー11を介して解放する。半振動の数は、ガンギ車6の歯数によって決定され、もちろん、異なる数を選択しても良い。次いで、ストップ車12が、その歯数によって決定される一定角度、本実施形態の場合には、90°にわたって回転し、第2アンカー11のストップパレットによって止められる。ストップ車12及びストップ車ピニオン12aがツールビヨンケージ1の上に着座し、ストップ車ピニオン12aと秒針固定ホイール14(又は第2の秒針固定ホイール)とが噛合っているので、ストップ車12の回転は、その回転と同時に、ツールビヨンケージ1の回転を引き起こし、それにより、ツールビヨンケージ1の上に着座し且つ秒針固定ホイール14と係合している引張りリングピニオン8の回転を引き起こす。それにより生じた引張りリング7の回転は、他方、ガンギ車6が第1アンカー4によって止められた後、予備引張り螺旋形スプリング10の再引張りを引き起こす。バランスホイール(テン輪)2の5回目の半振動ごとに行われるこの一連の動作の繰返しによって、予備引張り螺旋形スプリング10を同じ量だけ周期的に引張る。
【0024】
バランスホイール(テン輪)2の振動を維持するために、予備引張り螺旋形スプリング10の引張りによって貯えられたエネルギーを、トルクの形態で再び伝達する。その場合、引張りは、所望の正確さを認知できる効果を有しているけれども、予備引張り螺旋形スプリングをもう一度再引張りするまで、かかる引張りは、僅かに緩められてしまう。従って、正確に一定のトルクの移送を確保する特定の力バランス機構によって、エネルギー伝達を達成する。この目的のために、可動コレット22の一端に取付けられ且つ引張られている予備引張り螺旋形スプリング10は、この可動コレット22にあるピン25に力を及ぼし、このピン25は、この力を力バランスディスク21のアームの一方を介して力バランスディスク21にトルクとして伝達する。力バランスディスク21の他方のアームは、固定コレット23にあるピン24に作用し、かくして、トルクをこの固定コレット23並びにガンギ車6に伝達する。図6から分かるように、ガンギ車シャフト9の回転軸線と力バランス偏心体20の周りに支持されている力バランスディスク21の回転軸線とが互いに対して平行にずらされている限り、力バランスディスク21の2つのアームに付与されるトルク用のレバーアームの長さL1及びL2は可変である。力バランスディスク21の種々の位置におけるレバーアームの長さを、そこに付与される力F1及びF2の関数として適当に選択することによって、バレル又は香箱とストップ車12との間の輪列全体の停止中、予備引張り螺旋形スプリング10の引張り損失にもかかわらず、ガンギ車6の正確な一定トルクを達成することができる。図6に示す実施形態では、第1レバーアームが位置2まで回転するとき、位置1、即ち、この位置における力バランスディスク21の一方のアームにおけるピン25の作用箇所における第1レバーアームの長さL1が長さL1’まで長くされており、第2レバーアームの長さL2、即ち、力バランスディスク21の他方のアームにおけるピン24の作用箇所が長さL2’まで短くされていることを意味している。これは、比L1’/L2’を増大させるのに役立ち、予備引張り螺旋形スプリング10の引張り損失のため、位置1における力F1の減少を力F1’まで補償する。かくして、回転中、一定力F2を達成し、その結果、ガンギ車6に伝達されるトルクも一定になる。この条件を式
F1/F1’=(L1’*L2)/(L1*L2)
によって数学的に定式化することができ、かくして、この式は、必要とされるレバーアーム比または予備引張り螺旋形スプリング10の特性を計算することを可能にし、よって、力バランス機構の適当な設計を可能にする。
【0025】
バランスホイール(テン輪)2の各半振動中、ガンギ車6は、第1アンカー4によって解放され、引張りリング7及びストップ車12を阻止している間、引張られた予備引張り螺旋形スプリング10の影響の下、固定コレット23及び力バランスディスク21と同様、第1アンカー4の軸線まわりに角度aにわたって回転する。
【0026】
加えて、各5回目の半振動の間、ストップ車12及びツールビヨンケージ1は、解放される。上述したように、これにより、引張りリング7を所定角度、本実施例では、60°にわたって回転させ、ガンギ車6に対する引張りリング7の初期位置を再びとり、特定量だけ予備引張り螺旋形スプリング10の更新された引張りを生じさせる。一連の動作全体を周期的に繰り返し、かくして、時計の調速器として、一定トルクをガンギ車6からバランスホイール2に永久的に伝達することを可能にする。
【0027】
かかる装置の利点は明白である。第1に、上述したような装置は、在来の定力装置と対比して、特定の力バランス機構によって予備引張り螺旋形スプリングの引張り損失を補正した一定トルクを時計の調速器に供給する。この目的のために導入した力バランス機構は、3つの新しい部品だけからなり、かくして、この装置を実質的に複雑にもせず、特に小さいスペースしか必要とせず、その結果、これらの部品は、ガンギ車シャフトの周りに容易に配置される。更に、たとえ予備引張り螺旋形スプリングの予備引張りが一定範囲内でずれても、トルクを一定のままにするように本システムを調整することができる。
【0028】
更に、上述したように、一定のトルクを伝達するホイール、本実施形態におけるガンギ車6に対してストップ車12を偏心させた構成により、種々の利点が生じる。定力装置をツールビヨン機構に組込むとき、ストップ車の位置さえも秒針固定ホイールの周りで自由に選択しても良いし、秒針固定ホイールのピニオンを介して異なる直径の第2の秒針固定ホイールと係合しても良い。かくして、ストップ車の直径及び歯数並びにストップ車ピニオンの歯数を、一定の変化範囲内で自由に選択することが可能であり、その結果、アンカーパレットの係合が最適化され、ストップ車の回転速度は、ガンギ車の回転速度と異なっていても良い。これはまた、ガンギ車及びストップ車の一方が他方の上に配置されていないので脱進機への接近及び定力装置への接近が簡単化される等、構造的な利点を生じさせ、定力装置がツールビヨン機構に組込まれる場合、かかる配置及びストップ車のより低い回転速度によって、ツールビヨンケージの慣性モーメントを最適化することができる。更に、引張りリング上に、微調整システムを構築することができる。引張りリングがいかなる特定の許容差も必要としないとき、引張りリングとガンギ車シャフトとの間の稼動嵌め合いが選択され、その結果、実施形態で詳しく説明したように、ガンギ車は、ガンギ車シャフトに固定取付けされる。これにより、ガンギ車の最小の稼動隙間を生じさせ、この隙間は、かくして、定力装置なしの標準脱進機の隙間と一致する。ガンギ車及びストップ車が同じ軸を持たないという事実は、一般的には、概念設計、時計の製作及び時計の調速を簡単にする。
【0029】
上述の実施形態において考慮されている、本デザインの定力装置をツールビヨン機構に組込むことができる特徴は、ムーブメントの正確な調速のためのこれらの2つのシステムの相補的な特性が効率的な仕方で組み合わされる限り、非常に重要である。かくして、脱進機は、もはや、歯車の慣性によって影響を受けない。ストップ車が1秒毎に1回解放されるような設計であれば、ツールビヨン機構は、完全な秒を示すことができる。ツールビヨンケージが止められたときに起こり且つ有害な動的効果を有するツールビヨン機構に共通のビートが、予備引張り螺旋形スプリングの引張り及び力バランス機構の導入によって著しく低減される。かくして、ツールビヨンケージは、突然の停止なしに、前もって減速される。
【0030】
最後に、ツールビヨンケージの中心における第2アンカーの回転軸線の配置もまた有利である。このような構成においては、他の配置と比較して、ツールビヨンケージの慣性モーメントに及ぼす第2アンカーの影響を回避し、システムの動力系が最適化される。
【0031】
例示の仕方で示した実施形態は、一定トルクを伝達するホイールに対するストップホイールの同心でない位置、回転ジグの中心への第2アンカーの配置、又は、ツールビヨン機構への組込み等、ここに示した追加の特徴を省略しても良いし、力バランス機構の詳細な設計のような機能的に同一の変形がなされても良いという範囲において、限定では決してない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による定力装置を有するツールビヨン機構の平面図である。
【図2】 本発明による定力装置を有するツールビヨン機構の図1の線A−Aにおける断面図である。
【図3】 図1の平面図においてツールビヨンケージを省略した、定力装置の本質的な構成要素の図である。
【図4】 定力装置の主用構成部品の平面図である。
【図5】 定力装置に組込まれた力バランス機構を詳細に示すための、図4の線A−Aにおける定力装置の断面図である。
【図6】 力バランス機構の機能を示す概略図である。
【符号の説明】
1 ツールビヨンケージ
2 バランスホイール
4 第1アンカー
5 カム
6 ガンギ車
7 引張りリング
8 引張りリングピニオン
9 ガンギ車シャフト
10 予備引張り螺旋形スプリング
11 第2アンカー
11a,11b アンカーパレット
11c フォーク形状部分
12 ストップ車
12a ストップ車ピニオン
14 秒針固定ホイール
20 力バランス偏心体
21 力バランスディスク
21a,21b 作用箇所
22 可動コレット
23 固定コレット
24、25 ピン

Claims (8)

  1. 時計のための定力装置であって、
    時計のバランスホイール(2)に、第1アンカー(4)及びガンギ車(6)を介して駆動エネルギーを供給する予備引張り螺旋形スプリング(10)を有し、前記第1アンカー(4)は、前記ガンギ車(6)の回転運動を解放して阻止する2つの第1のアンカーパレットを有し、前記ガンギ車は、ガンギ車シャフト(9)に取付けられ、
    更に、主ゼンマイからエネルギーが供給され、前記予備引張り螺旋形スプリング(10)を周期的に再引張りするための引張りリング(7)を有し、前記引張りリングは、引張りリングピニオン(8)に取付けられ、
    更に、カム(5)と、第2アンカー(11)と、ストップ車(12)とを有し、前記カム(5)は、前記ガンギ車シャフト(9)に取付けられ、前記第2アンカー(11)のフォーク形状部分と係合することによって、第2アンカー(11)を、ガンギ車(6)の回転運動に応じて制御し、前記第2アンカー(11)は、前記ストップ車(12)の回転運動を解放して阻止する2つの第2のアンカーパレット(11a,11b)を有し、前記ストップ車(12)の回転は、前記引張りリング(7)の回転運動を引き起こし、それにより、前記予備引張り螺旋形スプリング(10)を再引張りし、前記ストップ車(12)は、ストップ車ピニオン(12a)に取付けられ、
    更に、前記予備引張り螺旋形スプリング(10)の2つの再引張り動作の間における前記螺旋形スプリング(10)の徐々の緩みによる前記予備引張り螺旋形スプリング(10)の引張り力の弱まりを補償することによって、時計の前記バランスホイール(2)への一定トルクの伝達を確保するための力バランス機構を有し、
    前記力バランス機構は、引張りリング(7)に取付けられ且つガンギ車シャフト(9)の軸線に対して平行にずらされた回転軸線を有する力バランス偏心体(20)と、前記力バランス偏心体(20)に回転可能に支持され且つ一対のアーム(21a,21b)を有する力バランスディスク(21)と、を有し、前記一対のアームの一方(21a)は、前記予備引張り螺旋形スプリング(10)から伝達されたトルクを伝達し、前記一対のアームの他方(21b)は、前記ガンギ車(6)に向かってトルクを伝達する、定力装置。
  2. 前記一対のアームの一方(21a)は、その第1の箇所のところでトルクを伝達し、前記一対のアームの他方(21b)は、その第2の箇所のところでトルクを伝達し、前記力バランスディスク(21)が前記回転軸線を中心に回転すると、前記回転軸線と前記第1の箇所との間の距離、及び、前記回転軸線と前記第2の箇所との間の距離は、前記ガンギ車()に向かって伝達されるトルクが一定になるように変化する、請求項1に記載の定力装置。
  3. 前記力バランス機構は、前記ガンギ車シャフト(9)に回転可能に支持された可動コレット(22)と、前記ガンギ車(6)に取付けられた固定コレット(23)と、を有し、前記可動コレット(22)は、前記予備引張り螺旋形スプリング(10)から伝達されたトルクを前記一対のアームの一方に伝達するためのピンを有し、前記固定コレット(23)は、トルクを前記一対のアームの他方から前記ガンギ車(6)に向かって伝達するためのピンを有する、請求項2に記載の定力装置。
  4. 前記引張りリング(7)と前記ガンギ車シャフト(9)とは同軸に配置される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の定力装置。
  5. 前記ストップ車(12)は、一定トルクを伝達する前記ガンギ車(6)と同心ではない、請求項1〜4のいずれか1項に記載の定力装置。
  6. 定力装置は、ツールビヨン機構に組込まれ、
    このツールビヨン機構は、回転するツールビヨンケージ(1)と、バランスホイール(2)と、秒針固定ホイール(14)と、を有する請求項1〜5のいずれか1項に記載の定力装置。
  7. 前記ガンギ車(6)は、前記ツールビヨンケージ(1)の縁部に回転可能に取付けられ、
    前記引張りリングピニオン(8)と前記秒針固定ホイール(14)とが係合し、
    前記ストップ車(12)は、前記ツールビヨンケージ(1)の縁部に、回転可能であるが前記ガンギ車に対して同心でなく取付けられ、
    前記ストップ車ピニオン(12a)は、秒針固定ホイール(14)と係合し、
    前記バランスホイール(2)は、前記第1アンカー(4)の運動を制御する、請求項6に記載の定力装置。
  8. 前記第2アンカー(11)の回転軸線は、前記ツールビヨンケージ(1)の中心に配置される、請求項6又は7に記載の定力装置。
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