JP4099260B2 - ピロー包装方法及びピロー包装機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は,包装物を載置した筒状の包装フィルムに縦シール及び横シールを施して包装物を包装するピロー包装方法及びピロー包装機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来,包装体の一つとして,本来包装すべき包装物に加えて,その包装物に関連する付属物が同じ袋に封入されるものがある。例えば,食品を包装した包装体においては,食品の鮮度を維持する鮮度維持剤を包装体の内部に封入している。鮮度保持剤の一例として,袋内部の空気に含まれる酸素を吸収して包装袋内部に無酸素状態を作りだして食品の酸化による品質悪化の防止を図る脱酸素剤がある。また,脱酸素剤以外にも,鮮度維持剤として,例えば,湿分を吸収する吸湿剤,臭いを吸着する脱臭剤,アルコール成分を揮発させる保存剤がある。更に,食品を包装する場合に,鮮度保持剤以外の付属物としては,醤油,ソース,辛子,ラー油,七味等の調味料や香辛料の入った小袋,包装物の内容を説明する小印刷物等がある。
【0003】
包装物が食品であると,鮮度維持剤をその食品と一緒に添えられた具や調味料又は香辛料と間違えて,直接口にしたり,或いは食品と一緒に加工又は調理をしたりして,誤食するおそれがある。こうした誤食の可能性をなくすために,包装物を包装フィルムから形成される袋に包装するときに,付属物を包装フィルムの内面に,例えば,両面テープによって貼着することが行われている。そうした例として,食品の製袋充填に関して特開平1−111606号公報,特開平1−139303号公報に開示されているものがある。この公報に開示されているものは,複数個の別添袋を順次自動的に繰り出して,繰り出された別添袋の一面に両面粘着テープや接着剤又は粘着剤を塗着することによって接着剤層又は粘着剤層を形成し,製袋充填手段に移送される熱接着性のシート状包装材料の1袋分に相当する袋シール部以外の袋内面となる面に,接着剤層又は粘着剤層付き別添袋をその接着剤層又は粘着剤層を介して自動貼着して別添袋付きシート状包装材料を形成し,別添袋付きシート状包装材料を別添袋が内側に位置するように自動製袋し,製袋された袋に食品を充填しシールを行って包装している。包装袋から内部の食品を取り出しても,別添袋が包装袋内部に残ることにより,不可食薬剤の誤食が防止される。なお,この公報には製袋充填機として,正ピロー包装機が開示されている。
【0004】
また,原反フィルムロールから繰り出される帯状の包装フィルムをフォーマに掛ける前に,包装フィルムの端縁寄りで且つ横シールが行われる位置を外した位置に適宜の方法で接着した偏平な小袋を,小袋呑み込み口を通して製品落下筒内に入り込ませる縦型製袋充填包装方法が,特公平7−110649号公報に開示されている。小袋は,縦シール部分に一緒にシールすることで袋内後面に接着状態に収容されるので,開封したときにも小袋は包装袋内に残り,食品への混入や誤食のおそれがない。また,袋内の包装物を袋前面の透明部より見ようとするとき,小袋が邪魔にならず,包装物を目で見ることができる。
【0005】
また,品質保持剤収納袋付き包装体の包装方法が特開昭60−204409号公報に開示されている。この包装方法によれば,図10に示す正ピロー型の包装機の斜視図に示すように,フィルムロール71から繰出しローラ76によって繰り出され,案内ロール72によって案内供給される外装袋材料用フィルム73の内面に対して予め両面ヒートシール性のある通気性材料をもって脱酸素剤等を小袋状に包装した品質保持剤収納袋84を矢印Aに示すように供給し,この品質保持剤収納袋84を外装袋材料用フィルム73と一体にヒートシールせしめた後,正ピロー包装機70によって品質保持剤収納袋84が内側に内装されるようにして外装袋材料用フィルム73を所要の包装体に形成している。即ち,正ピロー包装機70においては,フォーマ74が外装袋材料用フィルム73を筒状フィルム75に形成し,一対の紙引きローラ79から成るフィルム送り手段78で外装袋材料用フィルム73を引っ張りって供給している。フィルム送り手段78の後流に配設されている縦シール手段80の一対の縦シールローラ81が,外装袋材料用フィルム73の重ね合わされた側縁部86をヒートシールしている。品質保持すべき乾燥麺類等の包装物83(図11参照)が品質保持剤収納袋84と位置を合わせて供給される。図11には,この正ピローによる包装方法で製作された包装体85の断面図が示されている。包装体85において,品質保持剤収納袋84は,両面テープ片から成る接着部84aが包装体85の正面側において外装袋材料用フィルム73の内面に付着される。
【0006】
ところで,機台下方に配置したフィルムロールから繰り出した包装フィルムを案内ローラで反転させて水平方向に走行させ,その包装フィルム上に包装物を載置して包装フィルムと共に走行させ,包装フィルムの左右から折り返した側縁同士を縦シールして筒状に形成すると共に,包装物の走行方向前後で横方向にシールして包装体を形成する逆ピロー包装機が知られている。この包装方式によれば,走行する包装フィルムの上に包装物を直接に載置することができ,少量生産であっても衛生的にピロー包装を行うことができる。
【0007】
上記のような実情を考慮して,本出願人は,逆ピロー包装方法及び逆ピロー包装機を提案している(特願平9−291827号)。この逆ピロー包装方法によれば,横方向に走行する包装フィルム上に包装物を載置すると共に包装物の付属物を付着し,付属物が付着された包装フィルムを包装物の周りに筒状に形成し,包装フィルムの両側縁部に縦シールを施すと共に包装物間で包装フィルムに横シールを施すことにより,付属物を包装フィルムの内側に付着した状態で包装物が包装される。かかる逆ピロー包装方法に対応した逆ピロー包装機90が,図12〜図14に示されている。図12はかかる逆ピロー包装機の一部を示す平面図,図13は図12に示す逆ピロー包装機の側面図,図14は,図12及び図13において付属物付着手段を取り除いた状態で矢印Bの方向に見た図である。逆ピロー包装機90は,包装フィルム93を横方向に走行案内する案内ローラ92,案内ローラ92の後流に配置されると共に包装フィルム93の両側縁部96,96を引き寄せることにより包装フィルム93上に載置された包装物101の周りに包装フィルム93を筒状に形成する一対の送りローラ99から成る筒状フィルム形成手段98,及び案内ローラ92の直上又は案内ローラ92と筒状フィルム形成手段98との間において包装フィルム93上に付属物102を付着させる,例えばシュートから成る付属物付着手段100を備えている。図示しないが,逆ピロー包装機90において,筒状フィルム形成手段98の後流には,筒状に形成された包装フィルム95の両側縁部をシールする縦シール手段と,縦シール手段の後流において包装物101間で筒状フィルム95をシールする横シール手段とが配設されている。
【0008】
この逆ピロー包装方法又は逆ピロー包装機90においては,付属物102が横方向に走行案内される包装フィルム93に付着されてから,包装フィルム93が筒状フィルム95に形成される。包装フィルム93が筒状フィルム95に形成される前に,案内ローラ92の直上を含めて包装フィルム93には,実質的に平坦な領域97が形成される。そうした包装フィルム93の実質的に平坦な領域97上に対して,付属物102を自然な姿勢で載せることで包装フィルム93への付着が行われる。包装フィルム93が筒状に形成された状態では,付属物102は筒状フィルム93の内部に位置し,縦シールと横シールとが施されると,付属物102は包装体の内部に封入された状態となる。また,付属物102が付着される平坦な領域97は,包装物101の載置位置の側方に位置するので,図18に示すように,製作された包装体103においては,付属物102は包装体103の側面又は裏面側に位置することはあっても,前面に位置することはない。付属物102を付着させるタイミング及び位置は,包装フィルム93上に既に載置された包装物101又は載置されるのと同時における包装物101の側方の位置,或いは後で載置される包装物101の側方となるべき載置位置とされる。
【0009】
更に,本出願人は,上記出願において,図15〜図17に示すような逆ピロー包装方法及び逆ピロー包装機も提案している。図15はかかる逆ピロー包装機の一部平面図,図16は図15に示す逆ピロー包装機の側面図,図17は,図15及び図16における矢印Cの方向に見た図である。この逆ピロー包装機110において,図12〜図14に示した逆ピロー包装機90に用いられている要素及び部位と同じ機能を奏する要素及び部位には同じ符号を付してあるので,重複する説明を省略する。この逆ピロー包装機110においては,付属物102の付着可能範囲において,包装フィルム93の実質的に平坦な領域97に対応して,若干の斜面となったガイド111を包装フィルム93の下に配置したものである。ガイド111の上部は平坦に形成されており,ガイド111上に載せられた走行する包装フィルム93も,一層の平坦さを確保することができる。
【0010】
この逆ピロー包装方法又は逆ピロー包装機においては,包装フィルムは,ガイド111上を走行するときに平坦に維持され,付属物102は,ガイド111上の平坦な包装フィルム93上に対して自然な姿勢で確実に付着される。また,付属物102は,安定した状態で筒状フィルム95の内部に移行し,縦シールと横シールとが施されると,付属物102は包装体の内部に封入された状態となる。このように,付属物102の付着位置がガイド111によって持ち上げられ且つ平坦に維持された領域に付着されるので,包装物の付属物102を低コストで且つ包装フィルム93上に予め定められた付着位置に付着させることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上記の図10に示す正ピロー包装の場合には,フォーマ74より前の段階で外装袋材料用フィルム73の中心に品質保持剤収納袋(以下,収納袋という)84,を貼り付け,しかも,収納袋84は,フォーマ74による外装袋材料用フィルム73の急激な折返しが比較的少ない幅方向中央部に貼り付けられるので,図11に示すように,収納袋84を包装した包装体85においては,収納袋84は側縁部86が縦シールされた背貼り部分がある裏側ではなく,包装体85の正面側に位置することとなる。透明又は半透明部分を有する外装袋材料用フィルム73の場合には,包装体85の内部の収納袋84が見えてしまったり,或いは収納袋84に邪魔されて包装物83が外部から見えにくくなる場合もある。また,収納袋84を貼り付ける位置については,手作業の場合には,包装物83との位置関係の精度を低コストで一層向上することには限界がある。
【0012】
また,上記の先願に開示されている逆ピロー包装においては,付属物の包装フィルムへの付着を簡単に且つ確実に行うことができるが,包装フィルムの走行形態や製袋器(フォーマ)の構造及び配置の関係で,付属物の包装フィルムへの貼付け箇所が限定される。即ち,平坦な状態で供給されるフィルムウェブに付属物を付着させ,その包装フィルムを筒状に形成するため,付属物は包装物の側方の位置に付着されることとなり,包装体が製作されたときに,図18に示すように,付属物102は包装体103の中央に位置する背貼り部分104から側方へ偏位した位置において貼着されることになる。付属物102の貼着位置が包装体103の中心から偏位していると,例えば,包装体103が小型の場合には,付属物102が包装体103の側部における包装フィルム93に当たって,包装体103の全体の形状に違和感を生じさせたり,付属物102がエッジを有するような場合には,包装フィルム93を損傷し,場合によっては包装体103の密封を維持できなくなるという問題がある。更に,付属物102の大きさが包装フィルム93の幅に占める割合が大きくなると,包装フィルム93上に付属物102を付着するための平坦な領域97を確保するのが困難になり,包装フィルム93の上に直接に載置される包装物101との干渉によって付属物102の平坦な領域97への供給が困難になるという問題もある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この発明の目的は,上記課題を解決することであり,正ピロー包装,又は逆ピロー包装において,少量生産であっても,包装物の付属物を低コストで且つ包装物に対して正確に且つ確実に供給することができ,包装フィルムの幅や包装物の幅に対する付属物の幅の割合が比較的大きくても,付属物を適正に包装体を構成する包装フィルムの内側に付着することができるピロー包装方法及びピロー包装機を提供することである。更に,包装体の中央に位置する背貼りシール部が形成される側に付属物を付着させることにより,包装体の裏側において付属物を付着させることができるピロー包装方法及びピロー包装機を提供することである。
【0014】
上記の課題を解決するため,この発明は次のように構成されている。即ち,この発明は,包装フィルムをフォーマによって筒状又は樋状に形成すると共に前記フォーマによって横方向に走行案内し,横方向に走行する前記包装フィルム内に,包装物と前記包装物の付属物と前記付属物に設けられた接着部前記包装物に対して反対側に向くように重ねた状態で載置し,重ねられた前記付属物と前記包装物との周りを取り囲む筒状の又は樋状から形成された筒状の前記包装フィルムを前記付属物と対向する側で重合された両側縁部において牽引し,牽引された前記包装フィルムの重合された前記両側縁部に縦シールを施し,更に前記包装物間で筒状の前記包装フィルムに横シールを施すことにより,前記付属物を筒状の前記包装フィルムの内側に前記縦シールのシール合わせ目に跨がって付着した状態で前記包装物を前記包装フィルムに包装することから成るピロー包装方法に関する。
【0015】
また,この発明は,包装フィルムを筒状又は樋状に形成すると共に前記包装フィルムを横方向に走行案内するフォーマ,前記フォーマの後流に配置されると共に包装物と前記包装物の付属物との周りを取りみ前記付属物に設けられた接着部を前記包装物に対して反対側に向くように重ねた状態で内部に載置された筒状の又は樋状から形成された筒状の前記包装フィルムを前記付属物と対向する側で重合された両側縁部において牽引する牽引ローラ,前記牽引ローラの後流に配置されると共に前記包装フィルムの前記両側縁部に縦シールを施す縦シール手段,及び前記縦シール手段の後流に配置されると共に前記包装物間で筒状の前記包装フィルムに横シールを施す横シール手段から成り,前記付属物を筒状の前記包装フィルムの内側に前記縦シールのシール合わせ目に跨がって付着することから成るピロー包装機に関する。
【0016】
このピロー包装方法又はピロー包装機においては,包装フィルムは,フォーマによって筒状又は樋状に形成されると共にフォーマによって横方向に走行案内される。そのように形成され且つ走行案内される包装フィルムに対して,包装物と包装物の付属物とは,付属物の一方の表面に設けられた接着部が包装物に対して反対側に向くように重ねられた状態で載置される。包装部と付属物は,既に重ねた状態で包装フィルム上に一括して載置してもよく,包装部と付属物との何方か一方を包装フィルム上に載置した状態で,他方を,既に載置されている一方を目標としてその上に重ねるように配置してもよい。いずれにしても,付属物は,接着部が包装物と接触しないように包装物に対して反対側を向いた状態で包装物と重ねられるので,包装過程で付属物と包装物との位置ずれが生じない。付属物が下にあってその上に包装物を載せる場合には,接着部は付属物の下面側に向けられる。包装物が下にあってその上に付属物を載せる場合には,接着部を上にして付属物が包装物の上に載せられる。従来の包装において行われていたような,包装物が占めていない平坦な包装フィルムの部分を見い出してその上に付属物を載置する必要がないので,付属物の幅サイズが包装物や包装フィルムの幅に対して比較的に大きい場合であっても,付属物を包装物の上に付属物を載せるだけで,付属物を差し入れる際の包装フィルム上のスペース上の制約が緩和される。
【0017】
包装物とその付属物との周りを取りみ,付属物に設けられた接着部を包装物に対して反対側に向くように重ねた状態で内部に載置され,しかも付属物と対向する側で両側縁部が重合されることで筒状に形成された包装フィルム又は樋状から筒状に形成された包装フィルムは,その両側縁部において牽引ローラによって牽引され,牽引ローラの後流に配置された縦シール手段によって縦シールが施され,縦シール手段の後流に配置された横シール手段によって包装物間で包装フィルムに横シールが施され,付属物付きの包装体が製作される。付属物は接着部によって袋の内面に付着し,包装体の内部に封入された状態となる。付属物は,包装体の内部において,包装物と重なった状態で包装フィルムの内側に付着されるので,包装体の内部で包装物が多少移動しても,付属物の包装体に対する位置が大きくずれることはない。包装フィルムに形成やシール過程で折り返し等の処理がされても,付属物は包装フィルムに予め付着させるものではないので,結果として包装物に対する付着位置がずれることがない。包装体となったときの付属物の包装物に対する付着位置が正確になる。
【0018】
このピロー包装方法及びピロー包装機において,前記付属物は,前記包装フィルムを筒状に形成するために重合された前記包装フィルムの両側縁部と対向することになる側において前記包装物に重ねられる。この場合,付属物は,縦シール,即ち,背貼りシール側において包装フィルムに付着することになる。付属物は,縦シールされた両側縁部の合わせ部分に跨がって付着させることもできる。縦シールされた包装フィルムの部分は,多重のフィルム部分となっているために腰が強くなっており,付属物の付着に際して包装フィルムが逃げることがなく,付属物が確実に包装フィルムに付着される。
【0019】
このピロー包装方法及びピロー包装機は,前記包装フィルムの両側縁部を下側で重合することにより前記包装フィルムを筒状に形成する正ピロー包装方法又は正ピロー包装機である。また,このピロー包装方法及びピロー包装機は,前記包装フィルムの両側縁部を上側で重合することにより前記包装フィルムを筒状に形成する逆ピロー包装方法又は逆ピロー包装機である。即ち,この発明による付属物の付着は,正,逆の型式にかかわらずピロー包装において適用可能である。付属物と包装物とを重ねる際の上下位置に特に制約はないが,縦シール部分に付属物を付着させるには,正ピロー包装の場合には付属物を包装物の下に重ね,逆ピロー包装の場合には付属物を包装物の上に重ねればよい。
【0020】
このピロー包装方法及びピロー包装機において,前記包装フィルムは前記フォーマによって筒状に形成され,前記包装物と前記付属物とは前記フォーマの上流側から供給されて前記フォーマ内の前記包装フィルム内に挿入され,前記包装フィルム上に載置される。また,このピロー包装方法及びピロー包装機において,前記包装フィルムは前記フォーマによって樋状に形成され,前記包装物と前記付属物とは樋状に形成された前記包装フィルム上に直接又は前記フォーマの上流側から供給されて載置される。包装フィルムを筒状に形成するフォーマを用いる場合には,包装物と付属物とは,フォーマ内で筒状に形成された包装フィルムに対して横方向に挿入されて,包装フィルム上に載置される。包装フィルムを樋状に形成するフォーマを用いる場合には,包装物と付属物とは,上方が開いた樋状の包装フィルムに対して,横方向から又は上方から載置することができる。
【0021】
このピロー包装方法及びピロー包装機において,前記付属物は前記包装物の上に重ねられた状態で前記包装フィルム上に載置され,前記付属物の前記包装フィルムへの付着を確実にするため,前記包装フィルムが前記付属物に対して押圧される。即ち,付属物が包装物の下に重ねられる場合には,付属物は,自重によって包装フィルムに殆ど付着するが,付属物が包装物の上に重ねられる場合には,付属物は,外部の手段によらないと包装フィルムに付着しない場合がある。このため,包装フィルムは押圧手段によって付属物に対して押圧される。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下,添付図面を参照して,この発明によるピロー包装機の一実施例を説明する。図1はこの発明によるピロー包装機を正ピロー包装機として具体化した一実施例を示す平面図,図2は図1に示すピロー包装機の側面図,図3は図1及び図2に示すピロー包装機によって製作された包装体の断面図である。
【0023】
図1及び図2に示すように,正ピロー包装機1においては,原反フィルムロール(図示せず。図10に示すフィルムロール71と同等のものでよい)から適宜の繰出し手段及び案内手段2によって繰り出された包装フィルム3は,機台(図示せず)の上面に設けられた筒状フィルム形成手段としてのフォーマ4に至る。フォーマ4は,ウェブ状の包装フィルム3の両側縁部6,6を下側で重ね合わせることで包装フィルム3を筒状フィルム5に形成する。フォーマ4は,正ピロー包装機において通常用いられている構造のものでよいので,ここではその詳細な説明を省略する。筒状フィルム5の両側縁部6,6が走行する位置には,互いに逆方向に同じ速度で回転されている一対の牽引ローラ(紙引きローラ)9,9から成るフィルム送り手段8が配設されている。牽引ローラ9,9は,包装フィルム3の両側縁部6,6を互いに合掌状に重ね合わせて挟みつつ,包装フィルム3を引っ張って給送する。
【0024】
フィルム送り手段8の後流には,互いに逆方向に回転する一対の縦シールローラ(背貼りヒータローラ)11,11から成る縦シール手段10が配設されており,縦シールローラ11,11は,合掌状に重ね合わされた包装フィルム3の両側縁部6,6を挟んでヒートシールを施して背貼り部分12を形成する加熱ローラである。縦シール手段10の後流には,横シール手段13が配設されている。横シール手段13は,互いに同期して回転する一対の横シーラ14,14から成る。横シーラ14,14は,1つの包装体15に相当する長さ毎に筒状フィルム5を上下に挟み込むことにより筒状フィルム5に横方向のヒートシールを施す。横シーラ14には,例えば,ヒートシール幅内で包装体15毎に切断する切断刃又は溶断刃(図示せず)を設けて,横シールと同時に各包装体15毎に切断するようにしてもよい。製作された包装体15は,コンベヤ16によって搬送される。横シール手段13は,図示した例では回転シーラであるが,筒状に形成された包装フィルム5の上下でボックスモーション作動をする一対の加熱体で構成してもよい。横シール手段13は,製品としての包装体15の密封性を問わない場合には,結束等の他の封緘手段であってもよい。
【0025】
フォーマ4によって形成され且つ横方向に走行する筒状フィルム5内に,包装物7が送り込まれる。包装物7の供給機構は,この実施例の場合,フォーマ4と接続するように配設される供給コンベヤ19である。供給コンベヤ19は,テーブル18の長手方向のスリット18aに対応して設けられており,スプロケット21と,スプロケット21に巻き掛けられたチェーン20と,チェーン20とに所定間隔を置いて取り付けられ且つスリット18aから突き出た状態でテーブル18上を走行するプッシャ22とから構成されている。スプロケット21が駆動されることにより,チェーン20がスリット18aの直下を走行し,チェーン20に取り付けられ且つスリット18aの上に突き出るプッシャ22が包装物7を押しつつ,フォーマ4によって形成された筒状フィルム5内に送り込む。
【0026】
包装物7の脱酸素剤を収容した通気性の小袋のような付属物17は,包装物7の下に重ねられた状態で供給コンベヤ19によって搬送される。付属物17は,接着部17aを下に向けて状態で包装物7の下に重ねられている。付属物17は,チェーン20に部分的に接触するが,テーブル18とは接触しないように配置されており,フォーマ4内の筒状フィルム5へスムーズに移載するように配慮されている。包装物7は,チェーン20上に載せて供給しても,下部両側がテーブル18上を滑るように供給してもよい。付属物17を包装物7の下に重ねる作業は,人手の作業又は自動で適宜行われる。包装物7と付属物17とは,包装フィルム3の供給とタイミングを合わせて搬送され,筒状フィルム5の所定の位置に順次供給される。包装フィルム3に対する包装物7と付属物17との位置は,例えば,包装体15毎に合わせて包装フィルム3に予め印刷された模様等に合致するように制御される。なお,付属物17の供給は,例えば,巻き取られて蓄えられているロールから適宜の手段によって繰り出された付属物17の列に,その一方の表面に付着部材としての両面接着テープを貼り付け,切断手段によって個々の付属物17に切断することにより行われが,これに限らない。
【0027】
付属物17の接着部17aは下方を向いているので,付属物17と包装物7とが,供給コンベヤ19からフォーマ4内の筒状フィルム5に一括して移載されたときに,付属物17は筒状フィルム5の背貼り部分12に対応した位置の内側に付着する。正ピロー包装機1によって製作された包装体15の断面が,図3に示されている。図示の例では,付属物17は,筒状の包装フィルム3の合掌状に重ね合わされる両側縁部6,6が縦シールされた背貼り部分12のシール合わせ目12aに跨がる状態で,包装フィルム3の内面側に貼着されている。なお,供給コンベヤ19は,チェーンやワイヤを,付属物17を左右で支持する平行な二条に配設して,チェーン又はワイヤに取り付けたプッシャで包装物を押すように構成してもよい。付属物17がより小型のものである場合には,必ずしも,背貼り部分12に跨がる状態で,包装フィルム3に付着される必要はない。
【0028】
図4及び図5を参照して,この発明によるピロー包装機を逆ピロー包装機とした例を説明する。図4はこの発明によるピロー包装機を逆ピロー包装機として実現した他の実施例を示す平面図,図5は図4に示す逆ピロー包装機の側面図,図6は図4及び図5に示す逆ピロー包装機の後流に配設される押圧手段と横シール手段とを示す側面図である。
【0029】
図4及び図5に示す逆ピロー包装機30においては,機台31の前端下方位置に配設された案内ローラ32によって案内された包装フィルム33が,機台31の上面31aの先端に設けられたフォーマ34によって,樋状に形成される。フォーマ34は,幅方向寸法Wが調節自在となるように,一対のフォーマ片37,37を対向させて構成されており,各フォーマ片37,37は,包装フィルム33の走行方向に延びる底板部38と,その両側において起立した側板部39から構成されている。側板部39の前縁39aは,後流側に斜め上方に傾斜している。包装フィルム33の中央寄りの部分は,フォーマ34の底板部38の前縁38aによって折り返されてフラット部33aとなる。フラット部33aよりも外側の包装フィルム33の部分は,フォーマ片37の側板部39によって外側から内側に折り返された起立部33bとなっている。
【0030】
包装フィルム33はフォーマ34によってフラット部33aと起立部33bとを有するように形成され且つ横方向に走行するので,包装フィルム33のフラット部33aの上方は開放されている。この逆ピロー包装機においては,包装物7と付属物17とは,好ましくは包装フィルム33のフラット部33aの幅方向中央位置に予め決められた間隔で直接に載置される。図示の例では,包装物7と付属物17とは,作業者の手作業によって包装フィルム33へ載置されるが,供給コンベヤ等の自動供給装置によって供給することもできる。図示の例では,付属物17は,両面テープ等の接着部17aを上にして,包装物7の上に載せることで重ねられている。
【0031】
包装フィルム33は,起立部33bが拡開ガイド40,41によって案内されて走行する。拡開ガイド40,41は,垂直に延びた非回転の丸棒状の拡開ガイドであり,上流側の一対の拡開ガイド40が包装フィルム3の起立部33bの外側に接触し,下流側の一対の拡開ガイド41は包装フィルム33の起立部33bの内側に接触している。包装フィルム33は,拡開ガイド40,41と接触しつつ外側に拡開され,下流側の拡開ガイド41を通過した包装フィルム33は,フィルム送り手段42によって,両側縁部36,36が互いに引き寄せられて,筒状に形成される。フィルム送り手段42は,両側縁部36,36を間に挟み込んで包装フィルム33を引っ張る一対の互いに逆方向に回転する牽引ローラ(紙引きローラ)43,43から成り,包装フィルム33を供給すると共に,樋状態の包装フィルム33を筒状の包装フィルム35に形成する機能を有している。拡開ガイド40,41は包装フィルム33をフィルム送り手段42の直近上流の位置において横方向に拡開するので,フォーマ34によってフラット部33aが形成される位置から拡開ガイド40,41が設けられる位置まで,包装フィルム33の長手方向に長いフラット部33aから成る包装物供給範囲Lが確保され,包装物7と付属物17とを包装フィルム33に載置する作業を容易にしている。
【0032】
この逆ピロー包装機30に用いられる包装フィルム33は,フォーマ34によって起立部33bが形成されているので,フラット部33aだけの幅を有する包装フィルムと比較して,両側の起立部33bの合計幅だけ広いものを用いることができる。また,両フォーマ片37を横方向にアジャストすることにより,包装サイズの変更に容易に対応することができる。図6に示すように,縦シール手段44の後流には,図1及び図2に示した正ピロー包装機1と同様に,筒状フィルム35を挟んで対向し且つ互いに逆方向に回転する一対の横シーラ49から成る回転型の横シール手段48を配設し,横シール手段48によって包装フィルム33を所定間隔毎に横シールを施して,それぞれに付属物17付きの包装物7が内部に収容された包装体56を製作することができる。なお,横シール手段48は,ボックスモーション型であってもよい。
【0033】
包装物7の上に重ねられた付属物17は接着部17aを上面に有しているため,縦シール手段44によって包装フィルム33を筒状フィルムに形成しただけでは,付属物17が包装フィルム33内面に付着しない場合もある。しかしながら,横シール手段48で横シールを施すときに包装フィルム33が偏平化されて包装フィルム33が包装物7の上で押さえられるため,大半の種類の付属物17は,横シールの際に包装フィルム33の内面に付着する。包装物の種類(例えば,凹凸のある菓子等)によっては,それでもなお,横シールの際にも付属物17が包装フィルム33に付着せず,付属物17が包装フィルム33に付着しないままとなったり,或いはその後の包装体56の搬送時等に,付属物17が包装体56の内部で位置ずれしてから包装フィルム33に付着することがある。
【0034】
このように付属物が包装フィルムに付着しない或いは付着位置がずれる可能性がある種類の包装物を包装するときには,図6に示すように,縦シール手段44と横シール手段48との間に,付属物17を包装フィルム33の内面に押圧する押圧手段50を配設して,包装体56の製作時に付属物17を確実に包装フィルム33に付着させることが好ましい。押圧手段50は,例えば,図示のように,ストッパ付きの押圧ローラによって構成される。即ち,機台31に取り付けられた支持体51に押圧ばね52を収容し,昇降ロッド53の下端に弾性体で形成した押圧ローラ54を回転自在に支持し,昇降ロッド53の上端に圧縮状態に置かれた押圧ばね52のばね力を作用させている。支持体51の下端には,昇降ロッド53の下方向の変位を規制するストッパ55が形成されている。押圧手段50の押圧ローラ54が,押圧ばね52のばね力によって下方へ押圧されており,包装フィルム33を包装物7の上に置かれた付属物17の接着部17aに押し付けることにより,付属物17は包装フィルム33に積極的に付着される。押圧手段50としては,このような例のみならず,例えば,包装フィルムと同期させて走行し,横シールを施す直前に包装フィルムを押さえて内部に取り込まれる空気を押し出すスポンジを備えた押さえベルト等のエア抜き手段と兼用してもよい。また,押圧手段50の配設位置も,包装体56の製作直後としてもよい。
【0035】
図9には,図4〜図6に示す逆ピロー包装機30によって製作された包装体56の断面図が示されている。包装フィルム33の両側縁部36,36は,フィルム送り手段42によって合掌状に重ねられて,縦シール手段44によってヒートシールされ,背貼り部分46となる。付属物17は,接着部17aによって,背貼り部分46のシール合わせ目46aを跨いで筒状フィルム35の内面に付着される。付属物17は,包装前に,包装物7の所定の位置において重ねられるので,包装体56となったときに,包装物7に対して所定の位置に置かれ,大きな位置ずれを回避することができる。
【0036】
図7及び図8を参照して,この発明によるピロー包装機を逆ピロー包装機とした別の例を説明する。図7はこの発明によるピロー包装機を逆ピロー包装機として実現した更に別の実施例を示す平面図,図8は図7に示す逆ピロー包装機の側面図である。図7及び図8に示す逆ピロー包装機において,包装物7と付属物17を供給する供給コンベヤ19については,図1及び図2に示した正ピロー包装機において用いられたものがそのまま適用されるので,同様の機能を有する構成要素及び部位には同じ符号を付して,重複する説明を省略する。また,図4及び図5に示された逆ピロー包装機に用いられているフィルム給送手段42,縦シール手段44等の構成要素及び部位と同様の機能を有するものには図4及び図5に示したのと同じ符号を付してあり,重複する説明を省略する。
【0037】
図7及び図8に示す逆ピロー包装機60では,包装物7の上に付属物17を載せた状態で,供給コンベヤ19によってフォーマ64に供給される。付属物17は,その接着部17aが上を向いた状態で供給される。フォーマ64は,包装フィルム33の両側縁部36を互いに引き寄せて筒状に形成するため,両側縁部36を重ね合わせる側縁部ガイド65を備えている。包装フィルム33は,側縁部ガイド65によって,両側縁部36が重ね合わさり,筒状フィルム35に形成される。したがって,フォーマ64の後流に配設されるフィルム送り手段42は,包装フィルム33を筒状に形成する機能は有していないが,包装フィルム33を筒状に維持し且つ包装フィルム33の供給の機能を有している。逆ピロー包装機60で製作される包装体は図9に示すものと同様である。付属物17は,包装体の背貼り部分46側において,背貼り部分46のシール合わせ目46aに跨がって筒状フィルム35の内面に付着される。縦シール手段44の後流には,横シール手段,押圧手段等が配設されているが,それらについては図6に示したものと同様であるので,ここでは省略する。
【0038】
【発明の効果】
この発明は,上記のように構成されているので,次のような効果を奏する。即ち,この発明によるピロー包装方法及びピロー包装機によれば,手作業で包装物や付属物を供給する少量生産であっても,また,包装物と付属物とを自動供給する場合であっも,包装物と付属物とを重ねた状態で包装位置まで供給するので,包装物の付属物を低コストで且つ包装物に対して正確に且つ確実に供給することができる。包装フィルムの幅や包装物の幅に対する付属物の幅の割合が比較的大きくても,付属物を適正に包装体を構成する包装フィルムの内側に付着することができる。フォーマによる形成前の包装フィルムに付属物を付着しないので,付属物がフォーマ通過時に包装フィルムから剥がれることがない。また,付属物の包装物に対する位置が包装物と重なる位置に予め決められるので,包装体となったときにおける付着位置にバラツキが生じない。その結果,付属物の包装フィルムへの付着位置が安定するので,たとえ硬いエッジがあるような付属物であっても,付属物は包装体の内部の所定の位置に封入され,付属物の付着位置のずれによって包装フィルムを傷つけたり袋包装体の密封性を損なうことがない。更に,包装体の中央に位置する背貼りシール部のシール合わせ目を跨いで,即ち,シール合わせ目の両側において筒状の包装フィルムの内面側に付属物を付着させることにより,付属物を包装体の裏側において確実に付着させることができる。包装フィルムには,デザイン,商品名,商品の内容等に関して印刷が施されていることが多いが,包装フィルムの一部を透明にして包装フィルムを通して内部の包装物を確認することができるようにすることも普通に採用されている。付属物は袋包装体の表側に付着されず,また背貼りシール部が存在する側であっても背貼りシール部に重なって付着されるので,袋包装体が商品として店頭で陳列された状態では,消費者付属物のために包装物が見えなくなる領域を可及的に少なくすることができ,且つ付属物が背貼りシール部に整然と重なっているために、見栄えが良くなるので消費者に好印象を与えることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるピロー包装機を正ピロー包装機として具体化した一実施例を示す平面図である。
【図2】図1に示す正ピロー包装機の側面図である。
【図3】図1及び図2に示す正ピロー包装機によって製作された包装体の断面図である。
【図4】この発明によるピロー包装機を逆ピロー包装機として実現した他の実施例を示す平面図である。
【図5】図4に示す逆ピロー包装機の側面図である。
【図6】図4及び図5に示す逆ピロー包装機に用いられる押圧手段を説明する側面図である。
【図7】この発明によるピロー包装機を逆ピロー包装機として実現した更に別の実施例を示す平面図である。
【図8】図7に示す逆ピロー包装機の側面図である。
【図9】図4〜図6又は図7及び図8に示す逆ピロー包装機によって製作された包装体の断面図である。
【図10】従来の付属物を付着させる正ピロー包装を示す斜視図である。
【図11】従来のピロー包装で製作された包装体の断面図である。
【図12】先願にかかる逆ピロー包装機の一例の一部を示す平面図である。
【図13】図12に示す逆ピロー包装機の側面図である。
【図14】図12及び図13に示す逆ピロー包装機を,付属物付着手段を取り除いた状態で矢印B方向に見た図である。
【図15】先願にかかる逆ピロー包装機の他の例の一部を示す平面図である。
【図16】図15に示す逆ピロー包装機の側面図である。
【図17】図15及び図16に示す逆ピロー包装機を矢印Cの方向に見た図である。
【図18】図12〜図17に示した逆ピロー包装によって製作された包装体の断面図である。
【符号の説明】
1 正ピロー包装機
3,33 包装フィルム
4,34,64 フォーマ
5,35 筒状フィルム
6,36 側縁部
7 包装物
8,42 フィルム送り手段
10,44 縦シール手段
12,46 背貼り部分
13,48 横シール手段
15,56 包装体
17 付属物
17a 接着部
19 供給コンベヤ
30,60 逆ピロー包装機
50 押圧手段

Claims (7)

  1. 包装フィルムをフォーマによって筒状又は樋状に形成すると共に前記フォーマによって横方向に走行案内し,横方向に走行する前記包装フィルム内に,包装物と前記包装物の付属物と前記付属物に設けられた接着部前記包装物に対して反対側に向くように重ねた状態で載置し,重ねられた前記付属物と前記包装物との周りを取り囲む筒状の又は樋状から形成された筒状の前記包装フィルムを前記付属物と対向する側で重合された両側縁部において牽引し,牽引された前記包装フィルムの重合された前記両側縁部に縦シールを施し,更に前記包装物間で筒状の前記包装フィルムに横シールを施すことにより,前記付属物を筒状の前記包装フィルムの内側に前記縦シールのシール合わせ目に跨がって付着した状態で前記包装物を前記包装フィルムに包装することから成るピロー包装方法。
  2. 包装フィルムを筒状又は樋状に形成すると共に前記包装フィルムを横方向に走行案内するフォーマ,前記フォーマの後流に配置されると共に包装物と前記包装物の付属物との周りを取りみ前記付属物に設けられた接着部を前記包装物に対して反対側に向くように重ねた状態で内部に載置された筒状の又は樋状から形成された筒状の前記包装フィルムを前記付属物と対向する側で重合された両側縁部において牽引する牽引ローラ,前記牽引ローラの後流に配置されると共に前記包装フィルムの前記両側縁部に縦シールを施す縦シール手段,及び前記縦シール手段の後流に配置されると共に前記包装物間で筒状の前記包装フィルムに横シールを施す横シール手段から成り,前記付属物を筒状の前記包装フィルムの内側に前記縦シールのシール合わせ目に跨がって付着することから成るピロー包装機。
  3. 前記ピロー包装機は,前記包装フィルムの両側縁部を下側で重合して前記包装フィルムを筒状に形成する筒状フィルム形成手段を有する正ピロー包装機であることから成る請求項に記載のピロー包装機。
  4. 前記ピロー包装機は,前記包装フィルムの両側縁部を上側で重合して前記包装フィルムを筒状に形成する筒状フィルム形成手段を有する逆ピロー包装機であることから成る請求項に記載のピロー包装機。
  5. 前記包装フィルムは前記フォーマによって筒状に形成され,前記包装物と前記付属物とは供給手段によって前記フォーマの上流側から前記フォーマ内の前記包装フィルム内に挿入されて前記包装フィルム上に載置されることから成る請求項3又は4に記載のピロー包装機。
  6. 前記包装フィルムは前記フォーマによって樋状に形成され,前記包装物と前記付属物とは樋状に形成された前記包装フィルム上に直接又は前記フォーマの上流側から供給手段によって供給されて載置されることから成る請求項に記載のピロー包装機。
  7. 前記付属物は前記包装物の上に重ねられた状態で前記包装フィルム上に載置され,且つ前記フォーマの後流には,前記付属物と対向する筒状の前記包装フィルムの部分を前記付属物に対して押圧する押圧手段が配設されていることから成る請求項2〜6のいずれか1項に記載のピロー包装機。
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