JP4099088B2 - 排紙収納装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、孔版印刷装置あるいは複写装置等の画像形成装置から排出された用紙を収納する排紙収納装置に関し、詳しくは上下動自在な排紙トレイを有する大容量排紙収納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、給紙部から排紙部に至る用紙搬送経路に用紙を通紙し、搬送過程で用紙に画像形成を行う印刷装置、複写装置等の画像形成装置が知られている。このような画像形成装置を用いて画像形成を行う際に、同一の原稿から連続して画像形成を行うためあるいは頻繁に用いられるサイズの用紙の補給回数を少なくするため等の目的から、画像形成装置の給紙部に接続可能であって3000枚程度の用紙を積載することが可能な大容量給紙装置が、例えば特開平8−259008号公報に開示されている。
【0003】
しかし、通常の画像形成装置では、排紙部に設けられている排紙トレイ上に1000枚以上の大量の用紙を積載することができない。従って、大容量給紙装置を用いて1000枚以上の印刷を行う場合には、印刷作業を途中で中断して排紙トレイ上から印刷済みの用紙を取り除く必要が生じ、作業性が非常に悪かった。
【0004】
そこで、上述の問題点を解消するため、画像形成装置に接続可能であって1000枚以上の用紙を積載することが可能な大容量排紙収納装置が、例えば「特許文献1」に記載されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−48596号公報 (第5−8頁、図1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述の大容量排紙収納装置では、上下動自在な排紙トレイとこの排紙トレイを上から覆うように収納装置本体に回動自在に設けられたカバー部材とを有し、カバー部材から吊り下げられる状態で排紙の幅方向をガイドする1対のサイドフェンスと排紙先端を受け止める一つのエンドフェンスとが設けられている。排紙トレイは、画像形成装置から排出された用紙が所定の高さに達すると自動的に下降するように構成されており、画像形成装置の排紙口から用紙が積載されるまでの高さをほぼ一定の状態に保ったまま、大量の用紙を連続的に収納することができる。これにより落下時における用紙の挙動を平均化させ、用相揃えを向上することができる。
【0007】
しかし、上述の技術では、エンドフェンスがカバー部材に固定されているため、排紙トレイに対するエンドフェンスの角度を調整することができない。画像形成装置より排出される用紙は、その種類や厚みの違い等により排出軌跡が異なるため、エンドフェンスの角度が一定であるとエンドフェンス衝突後の跳ね返りが異なり、排紙揃えが悪化してしまう。
【0008】
また、画像形成装置より排出される用紙は、画像形成条件あるいは装置の状態等によってスキューする場合があるが、スキューした用紙は用紙先端が均等にエンドフェンスに衝突しないため、用紙幅方向の何れか一方に偏った状態で排紙トレイ上に積載されてしまう。
【0009】
本発明は上記問題点を解決し、用紙の種類や厚みにかかわらず排紙トレイ上での排紙揃えを向上することが可能な大容量排紙収納装置、及びスキューした用紙であっても排紙トレイ上での排紙揃えを向上することが可能な大容量排紙装置の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、画像形成装置の排紙部に接続される装置本体と、前記排紙部より排出される用紙を積載可能であって前記装置本体に上下動自在に支持された排紙トレイと、前記排紙トレイを上下動させるトレイ上下動手段と、前記排紙トレイ上に排出される前記用紙の幅方向の揃えを行う1対のサイドフェンスと、前記排紙トレイ上に排出される前記用紙の搬送方向の揃えを行う1つのエンドフェンスとを備えた排紙収納装置において、前記装置本体の上端角部に設けられ、前記搬送方向に延在する支軸を有するアーム状のエンドフェンス支持部材と、前記エンドフェンス支持部材に前記支軸を介して摺動自在に支持された摺動部材と、前記エンドフェンスが前記排紙トレイに対して角度調整可能となるように前記摺動部材に回動自在に支持された支持ブラケットと、前記支持ブラケットに固着され前記エンドフェンスを前記幅方向に回動可能に支持する回動支軸とを備え、前記エンドフェンスは、前記回動支軸によって回動自在に支持されると共に前記回動支軸及び前記支持ブラケットを介して前記摺動部材に回動自在に支持され、かつ前記幅方向の回動であって前記搬送方向に対して直交する中立位置に復帰するように付勢力によって付勢されており、前記エンドフェンスは前記用紙が衝突したときに前記回動支軸を中心に前記幅方向に回動可能であると共に前記用紙が衝突しないときに前記付勢力により前記中立位置に復帰することを特徴とする。
【0014】
【実施例】
図1、図2は、本発明の参考例を採用した排紙収納装置を示している。同図において排紙収納装置1は、画像形成装置としての孔版印刷装置2に接続されている。先ず、排紙収納装置1が接続される孔版印刷装置2について簡単に説明する。
【0015】
孔版印刷装置2は、筐体3のほぼ中央部に印刷部4を、右方に給紙部5を、左方に排紙部6を有している。印刷部4は、製版されたマスタを巻装して回転する版胴7と、版胴7と同期して回転し版胴7に対して用紙Pを圧接させる圧胴8とを有している。給紙部5は、用紙Pを積載する給紙トレイ9と、給紙トレイ9上から印刷部4に向けて用紙を給送する図示しない給紙機構部とを有している。排紙部6は、印刷部4で印刷された用紙Pを機外に排出させる排紙搬送部材10を有している。さらに筐体3の内部には、マスタを製版する図示しない製版部と、版胴7の外周面上から使用済みのマスタを剥離する図示しない排版部とが設けられている。この構成より孔版印刷装置2は、給紙部5から給送された用紙Pを印刷部4にて印刷し、印刷された用紙Pを排紙部6によって筐体3の外部に排出する。
【0016】
次に、本発明の特徴部である排紙装置1について説明する。排紙装置1は、装置本体としての筐体11と、排紙トレイ12と、1対のサイドフェンス13と、1つのエンドフェンス14とを有している。
【0017】
排紙トレイ12は、筐体11の内部に設けられた図示しない上下動機構に支持されており、筐体11の側部に取り付けられたトレイ上下動手段としての駆動モータ15によって上下動される。図示しない上下動機構としては、例えば特開2002−226122号公報に記載されたものと同様のものが用いられ、この上下動機構には排紙トレイ12上に積載された用紙Pの上面位置を検知する図示しない上面検知センサが設けられており、この図示しない上面検知センサが用紙Pを検知したときに排紙トレイ12が所定量だけ下降するように構成されている。また、排紙トレイ12の用紙搬送方向上流側には、後述するサイドフェンス支持部材16の移動を許容するための図示しない逃げ穴が用紙幅方向に向けて4箇所設けられている。排紙トレイ12は、用紙搬送方向長さの約半分が筐体11から外方に突出するように配置されている。
【0018】
各サイドフェンス13は、それぞれ用紙搬送方向上流側に位置する固定部13aと用紙搬送方向下流側に位置する可動部13bとを有しており、筐体11の内部において用紙幅方向に移動自在に支持されたサイドフェンス支持部材16の上端部近傍に各固定部13aをそれぞれ取り付けられている。
【0019】
各固定部13aの用紙搬送方向下流側端部には、図示しない蝶番によって可動部13bがそれぞれ回動自在に取り付けられている。また、各固定部13aと各可動部13bとの接続部には図示しないマグネットキャッチが設けられており、各可動部13bは、図2に実線で示す、各固定部13aと同一平面をなし排出される用紙Pの両側縁部をガイドするガイド位置と、図2に二点鎖線で示す、ガイド位置からそれぞれ排紙トレイ12の外方に向けて90度程度開いて排紙トレイ12上から用紙Pの取り出しを容易とする開放位置とを選択的に占め、各位置において磁力により固定される。
【0020】
サイドフェンス支持部材16は、筐体11の内部に排紙トレイ12の移動方向に延在して4本設けられており、その上端が孔版印刷装置2の図示しない用紙排出口と対応する位置に、下端が図1に二点鎖線で示す排紙トレイ12の最下降位置よりも下方となる位置にそれぞれ位置するように、排紙トレイ12の用紙搬送方向上流側部分を貫通して配置されている。
【0021】
各サイドフェンス支持部材16はそれぞれ2本で1つのサイドフェンス13を支持しており、2本1対2組の構成を採っていて、各組2本のサイドフェンス支持部材16は互いに一体的に構成されている。各サイドフェンス支持部材16は図示しない支持部材によってそれぞれ用紙幅方向に移動自在に支持されており、その上端部及び下端部にそれぞれ配設されたサイドフェンス移動機構17によって、各組がそれぞれ互いに同期して接離可能に構成されている。
【0022】
各組のサイドフェンス支持部材16にはそれぞれ図示しないラック部材がその上端近傍及び下端近傍に一体的に設けられており、各ラック部材はそれぞれの歯部が互いに向き合うように設けられている。各ラック部材間には各歯部にそれぞれ噛合する図示しないピニオンがそれぞれ設けられており、各ピニオンは各サイドフェンス支持部材16と平行に延在する駆動軸18によって一体的に回転可能となるように接続されている。駆動軸18は図示しないハンドルを手動によって回転することにより回転駆動され、これら各ラック部材、各ピニオン、駆動軸18、ハンドルによってサイドフェンス移動機構17が構成されている。
【0023】
エンドフェンス14は、図1、図2、図3に示すようにエンドフェンス支持部材19に支持されている。アーム状のエンドフェンス支持部材19はその上面及び下面が開放されており、その一端を筐体11の用紙搬送方向下流側の上端角部に形成された切欠部11aに、図3に示す支軸20によって回動自在に支持されている。切欠部11aには、エンドフェンス支持部材19の回動角度を規制する図示しないストッパが設けられている。
【0024】
エンドフェンス支持部材19の用紙搬送方向中心には、そのほぼ全長にわたって用紙搬送方向に延在するフェンス支軸21が配設されており、このフェンス支軸21にはエンドフェンス14を一体的に支持する摺動部材22が、該フェンス支軸21上を摺動可能に取り付けられている。摺動部材22上には、摺動部材22及びエンドフェンス14を用紙搬送方向の所定位置に固定させるための位置決めねじ23が配設されている。
【0025】
上述の構成より、エンドフェンス14は、図1に実線で示す、その自由端部が排紙トレイ12に近接して排出される用紙Pの先端を受け止める排紙位置と、図1に二点鎖線で示す、ガイド位置から排紙トレイ12の上方に向けて回動し、そのほぼ全体が排紙トレイ12の上方より退避して排紙トレイ12上から用紙Pの取り出しを容易とする退避位置とを選択的に占める。また、エンドフェンス14は、孔版印刷装置2で印刷が可能な最大サイズの用紙Pに対応した図2に実線で示す位置と、孔版印刷装置2で印刷が可能な最小サイズの用紙Pに対応した位置である、図2に二点鎖線で示すように固定部13aと可動部13bとの接続部に対応する位置との間の任意の位置に位置決めされる。
【0026】
ここで、本発明の参考例を採用したエンドフェンス14の支持構造を説明する。エンドフェンス14は、用紙Pの先端が当接するスポンジ等の弾性体からなるクッション部14aと、クッション部14aを支持する金属製のフェンス本体14bとから一体的に構成されている。フェンス本体14bの下端には、図5に示すように下方に向けて突出形成された爪部14cが2箇所形成されており、各爪部14cは排紙トレイ12の用紙積載面に用紙搬送方向に向けて形成された2箇所の長穴12aにそれぞれ嵌合可能に構成されている。これによりエンドフェンス14と排紙トレイ12との間に隙間が生じることがなく、排紙トレイ12上からの用紙Pの脱落が防止される。
【0027】
フェンス本体14bの背面には、支持ブラケット24が固着されている。板状部材である支持ブラケット24は、フェンス本体14bの上端近傍からほぼ中程まで下方に向けて配設されており、その上部両側部及び下部寄りの両側部にはそれぞれ対をなす壁部24a,24bがフェンス本体14bから立ち上がる方向にそれぞれ形成されていて、その下端部はフェンス本体14bの背面から浮き上がって当接片24cを形成している。各壁部24aには長穴24dがそれぞれ形成されていて、各壁部24bには互いに外方を向いた突起24eがそれぞれ設けられている。
【0028】
一方、板状部材を折り曲げて形成され、コ字形状に曲折された一端部を2個の滑り軸受22aを介してフェンス支軸21に摺動自在に支持された摺動部材22は、その他端部に一対の壁部22bを下向きに形成されている。各壁部22bは、各壁部24a間に嵌合可能となる間隔に設けられており、各壁部22bには各長穴24dに係合する突起22cがそれぞれ設けられている。摺動部材22の背面には、下方に向けて延出した延出片22dが一体的に取り付けられている。延出片22dは当接片24cと対向する位置まで延出しており、その下端部にはタップが形成されていて、このタップには角度調整ねじ25が螺合されている。また、各突起22c,24eには、引張ばね26がそれぞれ掛け渡されている。
【0029】
上述の構成より、エンドフェンス14は各突起22cを中心に摺動部材22によって回動自在に支持され、引張ばね26の付勢力によって当接片24cを角度調整ねじ25の先端に当接させる向きに付勢されている。この状態から角度調整ねじ25を廻すことによりエンドフェンス14が図4に矢印で示す方向に回動され、排紙トレイ12に対するエンドフェンス14の角度を任意に調整することができる。これにより、用紙の種類や厚みに応じてエンドフェンス14の角度を調整することで、エンドフェンス14への衝突後の用紙Pの跳ね返りを揃えることができ、良好な排紙揃えを行うことができる。
【0030】
次に、本発明の他の参考例を採用したエンドフェンス14の支持構造を、図6、図7を用いて説明する。この他の参考例では、摺動部材22に代えて摺動部材27が用いられる。フェンス本体14bの背面には、2つの支持板28a,28bが固着されている。各支持板28a,28bには後述する回動支軸29が嵌合する穴部28c,28dがそれぞれ形成されており、各支持板28a,28bの取り付け位置は、回動支軸29の軸部長さと対応する間隔となるように定められている。
【0031】
板状部材を折り曲げて形成され、コ字形状に曲折された一端部を2個の滑り軸受27aを介してフェンス支軸21に摺動自在に支持された摺動部材27は、その他端側を曲折されてほほS字形状となるように形成されている。摺動部材27の上部には、第1の実施形態で示した位置決めねじ23と同様の図示しない位置決めねじが設けられている。
【0032】
摺動部材27の下端部である排紙トレイ12に対向する底面27bには、下向きに立設された回動支軸29の上端が、底面27bの用紙幅方向中心に固着されている。回動支軸29には止め輪が嵌合可能な溝部が2箇所形成されており、各溝部間の間隔は各支持板28a,28bの各外側同士間の間隔と等しく設定されている。摺動部材27の他端27cは支持板28aと対向する位置まで延出していて下方に向けて曲折されており、摺動部材27の底面27bに連接した縦壁部27dはフェンス本体14bの背面から僅かな距離をおいて平行に位置するように形成されている。
【0033】
エンドフェンス14は、各支持板28a,28bに形成された穴部28c,28dに回動支軸29を嵌合され、その両外側部を止め輪によって固定されることで摺動部材27に回動自在に支持される。また、支持板28aと他端27bとの間には、引張ばね30が掛け渡されている。引張ばね30の付勢力は、用紙Pがエンドフェンス14に衝突した際にエンドフェンス14が回動支軸29を中心に用紙幅方向に回動可能であって、用紙Pがエンドフェンス14に衝突しないときにクッション部14aの前面が排出される用紙Pの搬送方向に対して直交する中立位置を占める程度の付勢力に設定されている。
【0034】
上述の構成より、エンドフェンス14が中立位置を占めた状態から図7に二点鎖線で示すようにスキューした用紙Pがエンドフェンス14に当接すると、用紙Pの衝突力によってエンドフェンス14が図7に矢印で示す方向に回動され、クッション部14aの前面が排出される用紙Pの前端面に倣う。これにより、例えスキューした用紙Pであっても良好な排紙揃えを行うことができる。なお、エンドフェンス14は回動時においてその背面が縦壁部27dの両側縁角部に当接することによって回動角度を規制される。従って、フェンス本体14bの背面と縦壁部27dとの間隔を調整することにより、エンドフェンス14の回動角度を調整することができる。
【0035】
次に、本発明の一実施例を採用したエンドフェンス14の支持構造を、図8、図9を用いて説明する。本実施例は上述した参考例と他の参考例とを組み合わせた構成を有しており、参考例及び他の参考例において既に説明した部材と同様の部材に関しては同様の符号を付すに止め、個々の詳細な説明は省略する。
【0036】
本実施例では、摺動部材22,27に代えて摺動部材32が用いられる。板状部材を折り曲げて形成され、コ字形状に曲折された一端部を2個の滑り軸受32aを介してフェンス支軸21に摺動自在に支持された摺動部材32は、その他端部に一対の壁部32bを下向きに形成されている。各壁部32bには、外方を向いた突起32cがそれぞれ設けられている。摺動部材32の背面には、下方に向けて延出した延出片32dが一体的に取り付けられている。延出片32dの下端部にはタップが形成されており、このタップには角度調整ねじ25が螺合されている。
【0037】
フェンス本体14bの背面には支持板28a,28bが固着されており、各支持板28a,28bには回動支軸29が止め輪31によって枢着されている。回動支軸29の上端は、支持ブラケット33に固着されている。
【0038】
フェンス本体14bの背面から所定の間隔をおいて配設された支持ブラケット33は、フェンス本体14bの上端近傍からほぼ中程まで下方に向けて配設されており、その上部両側部及び下部寄りの両側部にはそれぞれ対をなす壁部33a,33bがフェンス本体14bから立ち上がる方向にそれぞれ形成されている。各壁部33aは、その間に各壁部32bが嵌合可能となる間隔に設けられており、各壁部33aには突起32cが嵌合可能な長穴33dがそれぞれ形成されている。各壁部33bも各壁部33aと同じ間隔で配設されており、各壁部33bには互いに外方を向いた突起33eがそれぞれ設けられている。支持ブラケット33は、各壁部33b形成位置の下方より直角左方に曲折されていて、その下端部をさらに下方に向けて曲折されて当接片33cを形成している。当接片33cの形成位置は、角度調整ねじ25の先端が当接可能となる位置に定められている。
【0039】
支持ブラケット33は、各長穴33dを各突起32cに係合され、各突起32c,33eに引張ばね26を掛け渡されることにより摺動部材32に支持される。さらに、支持板28aと当接片33cとの間には引張ばね30が掛け渡される。
【0040】
上述の構成より、エンドフェンス14は各突起32cを中心に摺動部材32によって回動自在に支持され、引張ばね26の付勢力によって当接片33cを角度調整ねじ25の先端に当接させる向きに付勢されている。この状態から角度調整ねじ25を廻すことによりエンドフェンス14が図8に矢印で示す方向に回動され、排紙トレイ12に対するエンドフェンス14の角度を任意に調整することができる。さらにエンドフェンス14は回動支軸29によって回動自在に支持され、エンドフェンス14が中立位置を占めた状態から図9に二点鎖線で示すようにスキューした用紙Pがエンドフェンス14に当接すると、用紙Pの衝突力によってエンドフェンス14が図7に矢印で示す方向に回動され、クッション部14aの前面が排出される用紙Pの前端面に倣う。これにより第1の実施例及び第2の実施例双方の作用効果を得ることができる。
【0041】
【発明の効果】
本発明によれば、排紙トレイに対するエンドフェンスの角度を任意に調整することができるので、用紙の種類や厚みに応じてエンドフェンスの角度を調整することでエンドフェンスへの衝突後の用紙の跳ね返りを揃えることができ、良好な排紙揃えを行うことができる。
【0042】
また、用紙の衝突時にエンドフェンスが幅方向に回動され、エンドフェンスの前面が排出される用紙の前端面に倣うので、例えスキューした用紙であっても良好な排紙揃えを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を適用可能な画像形成装置及び排紙収納装置の概略正面図である。
【図2】 本発明の一実施例を適用可能な画像形成装置及び排紙収納装置の概略平面図である。
【図3】 本発明の一実施例におけるエンドフェンスの支持構造を示す斜視図である。
【図4】 本発明の参考例におけるエンドフェンスの支持構造を説明するための概略正面図である。
【図5】 本発明の一実施例に用いられるエンドフェンスを説明するための概略斜視図である。
【図6】 本発明の他の参考例におけるエンドフェンスの支持構造を説明するための概略正面図である。
【図7】 本発明の他の参考例におけるエンドフェンスの支持構造を説明するための概略平面図である。
【図8】 本発明の一実施例におけるエンドフェンスの支持構造を説明するための概略正面図である。
【図9】 本発明の一実施例におけるエンドフェンスの支持構造を説明するための概略平面図である。
【符号の説明】
1 排紙収納装置
2 画像形成装置(孔版印刷装置)
6 排紙部
11 装置本体(筐体)
12 排紙トレイ
13 サイドフェンス
14 エンドフェンス
15 トレイ上下動手段(駆動モータ)
P 用紙P

Claims (1)

  1. 画像形成装置の排紙部に接続される装置本体と、前記排紙部より排出される用紙を積載可能であって前記装置本体に上下動自在に支持された排紙トレイと、前記排紙トレイを上下動させるトレイ上下動手段と、前記排紙トレイ上に排出される前記用紙の幅方向の揃えを行う1対のサイドフェンスと、前記排紙トレイ上に排出される前記用紙の搬送方向の揃えを行う1つのエンドフェンスとを備えた排紙収納装置において、
    前記装置本体の上端角部に設けられ、前記搬送方向に延在する支軸を有するアーム状のエンドフェンス支持部材と、前記エンドフェンス支持部材に前記支軸を介して摺動自在に支持された摺動部材と、前記エンドフェンスが前記排紙トレイに対して角度調整可能となるように前記摺動部材に回動自在に支持された支持ブラケットと、前記支持ブラケットに固着され前記エンドフェンスを前記幅方向に回動可能に支持する回動支軸とを備え、
    前記エンドフェンスは、前記回動支軸によって回動自在に支持されると共に前記回動支軸及び前記支持ブラケットを介して前記摺動部材に回動自在に支持され、かつ前記幅方向の回動であって前記搬送方向に対して直交する中立位置に復帰するように付勢力によって付勢されており、前記エンドフェンスは前記用紙が衝突したときに前記回動支軸を中心に前記幅方向に回動可能であると共に前記用紙が衝突しないときに前記付勢力により前記中立位置に復帰することを特徴とする排紙収納装置。
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