JP4092375B2 - ガラスびんの強度検査方法およびそれに用いる強度検査装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ガラスびんの底部の強度検査と胴部の強度検査を兼用できる新規なガラスびんの強度検査方法およびそれに用いる強度検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
従来では、ガラスびんの底部の強度検査(例えば特公昭61−18976号公報参照)と胴部の強度検査(例えば実公昭56−53313号公報参照)は、それぞれ専用の装置で行われているが、特に胴部強度検査の場合は以下の問題点があった。
【0003】
(1)入口側のスターホイールからベルトコンベヤによってガラスびんを胴部強度検査位置に搬送するとともに、この位置から出口側のスターホイールに送り出しているため、破壊されたガラスびんの処理が行い難い。
【0004】
(2)この場合、ベルトコンベヤ上において破壊されたガラスびんが前後のガラスびんに当たりガラスびんの強度を弱めている。
【0005】
(3)更に、ベルトコンベヤによってガラスびんを胴部強度検査位置に搬送しているため、胴部強度検査手段であるローターとパッド間にガラスびんが入るときにガラスびんが弾かれ、後ろのガラスびんに、きず・欠け・割れ等の悪影響を与える。
【0006】
(4)また、ローターとパッド間にガラスびんの複数本が同時に連続して入るおそれがあり、この場合は、正確な胴部強度検査が行えない。
【0007】
しかも、2機種の強度検査装置を設置すると、設置スペースが大きくなる。
【0008】
この発明は、胴部強度検査で生じる前記問題点を解消するとともに、小さなスペースを利用して底部の強度検査と胴部の強度検査の両方を行えるガラスびんの強度検査方法およびそれに用いる強度検査装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明は、装置本体の中央軸線まわりを公転させながらガラスびんの底部および胴部の強度検査が行われるガラスびんの強度検査方法であって、入口側から供給されたガラスびんの口部をチャック部材で保持するとともに、ガラスびんの胴部を自転可能な一対のローターに当接させながら、前記チャック部材および一対のローターが一体的に前記中央軸線まわりを公転する状態で、ガラスびんを底部強度検査位置まで移動させる工程と、前記チャック部材および一対のローターとともに前記中央軸線まわりを公転するインパクトロッドを前記底部強度検査位置にてガラスびんの中に所定の高さから落下させることによりガラスびんの底部の強度を検査する底部強度検査工程と、この底部強度検査工程の後、その検査に合格したガラスびんの胴部を前記一対のローターに当接させながら前記チャック部材による保持を解除した状態で、ガラスびんを胴部強度検査位置まで移動させる工程と、前記胴部強度検査位置に移動したガラスびんの胴部に圧縮力をかけて自転させつつ胴部の強度を検査する胴部強度検査工程とを含む。
【0010】
また、この発明は別の観点から、装置本体の中央軸線まわりを公転させながらガラスびんの底部および胴部の強度検査を行うためのガラスびんの強度検査装置であって、入口側から供給されたガラスびんの口部を保持するチャック部材を設け、ガラスびんの胴部に当接しながら前記チャック部材と一体的に前記中央軸線まわりを公転する一対のローターを自転可能に設け、底部強度検査位置のガラスびんの中に所定の高さから落下してガラスびんの底部の強度を検査するために前記チャック部材および一対のローターとともに前記中央軸線まわりを公転するインパクトロッドを設けるとともに、底部強度検査の後、その検査に合格したガラスびんの胴部を前記一対のローターに当接させながら前記チャック部材による保持を解除した状態で、ガラスびんを胴部強度検査位置を経て出口側まで移動させるために胴部強度検査位置の手前の位置から前記入口側の位置にわたり保持解除部材を設け、前記胴部強度検査位置に移動したガラスびんの胴部に圧縮力をかけて自転させつつ胴部の強度を検査する胴部強度手段を設けている。
【0011】
この発明における一対のローターの材質は、SUSの焼入れ処理したものを使用している。このように構成することにより、ガラスびんのガラス破片の前記各ローターへの食い込みを防止し、ガラス破片によるガラスびんの強度劣化を防ぐようにしている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下にこの発明の実施の形態について説明する。なお、この発明はそれによって限定されるものではない。
図1〜図7は、この発明の一実施形態を示す。
【0013】
図1は、入口400側のスターホイール12aから装置本体11へ供給されたガラスびん1がLで示す位置(時計の短針の9時の位置)に移動した空のチャック部材13に受け取られ、チャック部材13がLで示す位置から図中Aで示す位置に移動しながらガラスびん1の口部を保持するとともに、ガラスびん1の胴部を一対のローター15(図7参照)に当接させ、その後、チャック部材13、一対のローター15および口部内に先端14aが位置するインパクトロッド14(図4の紙面に向かって左側に実線で示す)とともにガラスびん1が装置本体11の中央軸線Zまわりを時計方向にB,Cで示す各位置を順次移動し、底部強度検査位置であるDで示す位置(時計の短針の一時の位置)において、図4の紙面に向かって左側に二点鎖線で示すようにインパクトロッド14をガラスびん1の中に例えば自由落下させることによりガラスびん1の底部の強度を検査し、これに合格したガラスびん1が、その後、チャック部材13により口部が保持されたままインパクトロッド14の先端部14aがガラスびん1の底部に当接した状態で、E,F,Gで示す各位置を順次移動し、胴部強度検査位置Iの手前の位置Hから入口側の前記位置L(時計の短針の5時の位置から9時の位置)にわたって設けられた保持解除部材10によってチャック部材13によるガラスびん1の口部の保持が例えば強制的に解除された状態で胴部強度検査位置Iにてガラスびん1の胴部強度検査を行い、その後、Jで示す位置からKで示す位置(時計の短針の8時の位置)に移動してきた合格品1を出口500側のスターホイール12bから送り出す状態を示す。なお、前記H,I,J,K,L,Aで示す位置では、図4の紙面に向かって右側に実線でも示すように、インパクトロッド14の先端14aが口部上方に位置している。なお、インパクトロッド14は装置本体11内における中央軸線Zまわりをチャック部材13、一対のローター15とともに公転する。
【0014】
図2の紙面に向かって左側は、前記Aで示す位置におけるチャック部材13、一対のローター15およびインパクトロッド14の関係を示す。すなわち、インパクトロッド14とガラスびん1の位置関係は、上述したように、前記B,Cで示す各位置での関係とは異なり、Aで示す位置では、図4の紙面に向かって右側に実線でも示すように、インパクトロッド14の先端14aが口部上方に位置している。また、図2の紙面に対して右側は、前記Dで示す位置にてガラスびん1の中にインパクトロッド14を落下させてもガラスびん1の底部が破壊されない場合において、その底部にインパクトロッド14の先端14aが当接したまま前記Dで示す位置から前記Eで示す位置を経て前記Fで示す位置(時計の短針の3時の位置)に移動してきたときの状態を示す。
【0015】
なお、図2において、インパクトロッド14は、中央軸線Zまわりに回転可能に構成された回転テーブル100上の外端に等間隔で複数個(例えば12個)取り付けられた長筒16内に後述するカム17(図3参照)に規制されながらそれぞれチャック部材13、一対のローター15に対して上下移動可能に設けられている。そして、前記チャック部材13とローター15は、前記回転テーブル100の直下で中央軸線Zまわりに回転可能に設けられている。すなわち、図2において、前記チャック部材13とローター15は、前記回転テーブル100に縦部材101を介して連結された回転テーブル102と、この回転テーブル102の直下に中央軸線Zまわりに回転可能に設けられた回転テーブル103との間に取り付けられている。また、前記回転テーブル100,102間には固定テーブル104が、前記中央軸線Zまわりで、この軸線Zまわりに回転はしないが上下方向に移動可能な上筒体18に取り付けられている。更に、この上筒体18の上端には、インパクトロッド14の公転軌跡内に固定設置され前記カム17が形成された円筒体19(図3参照)が取り外し可能に装着されている。
【0016】
また、この実施例で用いた一対のチャック部材13は、その近傍に位置してチャック部材13とともに公転するコロ105(図2参照)の横方向(図1に矢印X1 ,X2 で示す径方向、図2に矢印X2 で示す径方向)への変位に連動して開閉動作するよう構成されている。
【0017】
すなわち、(1)一つは、前記コロ105が前記保持解除部材10にガイドされることで一対のチャック部材13を閉状態から開状態にする構成を採用している。この保持解除動作は図1に示されている。図1において、コロ105は、チャック部材がGで示す位置からHで示す位置へ移動してきたとき、前記保持解除部材10によって例えば強制的に内方(X1 方向)に変位され、これにより、一対のチャック部材13を閉状態から開状態にする。この保持解除部材10は、図2には図示しないが、前記固定テーブル104の下面における時計の短針の5時の位置から9時の位置にわたる位置に相当する位置に設けられている。
【0018】
(2)二つ目は、底部強度検査位置D(時計の短針の1時の位置)でガラスびん1が破壊されたときにも破壊びんが直ぐに一対のチャック部材13から落下すべく一対のチャック部材13が閉状態から開状態になるよう構成されている。つまり、前記位置Dにおけるインパクトロッド14に設けたローラ30の位置の変化でガラスびん1が破壊されたことを検知し、その出力により保持一時解除部材20(図1、図2参照)が前記Fで示す位置(時計の短針の3時の位置)で前記コロ105を内方に押圧するようX2 方向へ突出し、直ぐさま元の位置に退くように構成されている。この保持一時解除部材20は前記固定テーブル104の下面における例えば時計の短針の3時の位置Fに相当する位置で、横方向(径方向)に出没可能に設けられている。図2に示す107は前記保持一時解除部材20を突出させたり退かせるための部材であり、前記固定テーブル104に設けられている。
【0019】
図3は、前記中央軸線Zまわりを公転するインパクトロッド14の公転軌跡内に固定設置された円筒体19を示し、この円筒体19の上端縁には、第1水平カム部Qと、これより低い第2水平カム部Wと、この第2水平カム部Wより低い第3水平カム部Pと、カム部W,P間の落下溝Mと、第3水平カム部Pおよび第1水平カム部Q間の傾斜カム部Rとよりなるカム17が形成されている。すなわち、前記H,I,J,K,L,Aで示す位置では、図2の紙面に向かって左側に実線で示すようにインパクトロッド14に設けたローラ30が第1水平カム部Qを転動しながら進行する。また、前記B,Cで示す位置では、図2の紙面に向かって右側に二点鎖線で示すように前記ローラ30は第2水平カム部Wを転動しながら進行する。更に、図3は、前記ローラ30が第2水平カム部Wの終点aに達した後に前記ローラ30がカム17による支持を失うことでインパクトロッド14が落下溝Mに向かって落下し、前記底部強度検査位置Dにてインパクトロッド14の先端14aがガラスびん1の底部中央に衝突する状態を示している。なお、インパクトロッド14が挿通されている長筒16には、縦長のスリット16aが形成されており、前記ローラ30がこのスリット16aにガイドされて上下する構成となっている。また、図3は、前記底部強度検査に合格したガラスびん1が、E,F,Gで示す各位置を順次移動した後、前記保持解除部材10によって一対のチャック部材13による保持を解除された状態で前記胴部強度検査位置Iに至り、この検査位置Iにおいて胴部強度検査を受けている状態を示す。
【0020】
なお、前記底部強度検査位置Dにてガラスびん1の底部が破壊されたときは、インパクトロッド14に設けた前記ローラ30が、第3水平カム部Pを転動しながら前記Dで示す位置から前記Fで示す位置まで進行し、更に、傾斜カム部Rを転動した後、第1水平カム部Qに至り、このカム部Qを前記Gで示す位置から前記Aで示す位置まで進行する。
【0021】
図4の紙面に向かって左側は、インパクトロッド14に設けた前記ローラ30が第2水平カム部Wを転動しているときのガラスびん1に対するインパクトロッド14の先端14a(実線)の位置関係を示す。つまり、ガラスびん1が上述したように前記B,Cで示す各位置にある場合を示す。また、図4の紙面に向かって左側は、前記ローラ30が前記カム17による支持を失ったときのガラスびん1に対する前記先端14a(二点鎖線)の位置関係も示す。更に、前記両位置関係のときは、インパクトロッド14の先端部14a遊嵌可能に設けた蓋21が一対のチャック部材13によって形成される中央上方開口22を塞いでいる。
【0022】
一方、図4の紙面に向かって右側は、前記胴部強度検査位置Iにおけるガラスびん1に対するインパクトロッド14の先端14aの位置関係を示す。つまり、ガラスびん1が上述したように前記H,I,J,K,L,Aで示す位置にある場合を示す。
【0023】
図5(A)は、小形のガラスびん1の口部をチャック部材13で保持しながら、ガラスびん1の胴部を例えばガラスびん1の軸線Nに平行な軸線まわりに自転可能な一対のローター15に当接させている状態を示す一方、図5(B)は、大形のガラスびん1の口部をチャック部材13で保持しながら、ガラスびん1の胴部を前記一対のローター15に当接させている状態を示す。
【0024】
ところで、小形のガラスびん1も大形のガラスびん1も入口側のベルトコンベヤ23によりスターホイール12aを介して装置本体11に供給され、装置本体11内で底部および胴部あるいは底部だけ、または胴部だけの検査を受けた後、出口側のスターホイール12bを介してベルトコンベヤ24により送り出されるものであるから、チャック部材13で保持されるときのガラスびん1の底面の高さ位置A1 (点線で示す)はベルトコンベヤ23,24上面の高さ位置と同じである一方、検査にあたっては、ガラスびん1の胴部の上下位置に形成された2つの接触部(いわゆる、コンタクトポイント)25,26と同時に当接するように前記ローター15を位置させる必要がある。そのため、図5(A)のように、小形のガラスびん1の胴部のコンタクトポイント25,26と当接するようにセットされたローター位置では、図5(B)に示すような大形のガラスびん1の胴部全体と当接しきれない。その反対も同様である。したがって、少なくとも前記ローター15およびチャック部材13を一体的に上下方向に移動させる必要がある。同時に、前記ローター15を横方向に移動させる必要がある。
【0025】
この実施形態では、ガラスびん1の大きさに応じて、前記一対のローター15を横方向に移動させるとともに、少なくとも前記一対のチャック部材13および一対のローター15を一体的に上下方向に移動させて検査に好ましい位置関係にセットできるように構成されている。
【0026】
図6、図7は、前記胴部強度検査位置Iにおいて胴部強度検査を受けている状態を示す。
【0027】
図1〜図7において、2は、装置本体11の中央に設置された支柱である。3は、中央軸線Zまわりに回転可能な内筒体で、モータ4の駆動力がギア5を介して内筒体3に伝達する。6は、内筒体3の外面側にロック機構7を介して上下移動可能に取り付けられた中筒体である。8は、この中筒体6の外面側にロック機構9を介して上下移動可能に取り付けられた外筒体である。そして、中筒体6の上端に前記回転テーブル102が支持されており、この回転テーブル102と上方の前記回転テーブル100とは縦部材101によって連結されている。また、一対のチャック部材13は、12組が等間隔で前記回転テーブル102に取り付けられており、一対のローター15は、12組が等間隔で前記回転テーブル102および回転テーブル102下方の前記回転テーブル103間に取り付けられている。
【0028】
そして、例えば小形のガラスびん1から大型のガラスびん1に取り替えるときには、一対のローター15が図5(A)に示す位置から図5(B)に示す位置にくるよう前記ロック機構7を解除して中筒体6を上方向に所定距離だけ移動させ、その後ロックする。
【0029】
更に、この実施形態では、前記上筒体18が、前記中筒体6の上下移動に連動して中央軸線Zまわりに回転はしないが上下方向に移動するよう構成されており、中筒体6を上方向に移動させたとき、上筒体18も前記所定距離だけ上方向に移動する。すなわち、前記固定テーブル104および円筒体19もチャック部材13およびローター15とともに前記所定距離だけ上方向に移動する。この場合、円筒体19を、小形のガラスびん1用から大型のガラスびん1用に上方向に移動させる。というのは、取り替えた大型のガラスびん1の底部の強度検査のためにインパクトロッド14を大型のガラスびん1に好ましい高さからガラスびん1の中に自由落下させる必要があるからで、大型のガラスびん1の底部強度検査に適合した高さVを有するように円筒体を上方向に移動させる。
【0030】
そして、前記小形のガラスびん1用から大型のガラスびん1の取り替えにあたっては、固定テーブル104、円筒体19、チャック部材13およびローター15を上方向に移動させるだけではなく、同時に、前記ローター15を横方向に移動させる必要がある。なお。チャック部材13は前記横方向に対しては動かないように構成されている。この場合、大型のガラスびん1は小形のガラスびん1より横幅が大であるので、ローター15の位置を内方に変位させる必要がある。その機構について以下に説明する。
【0031】
図5(A)、図5(B)において、27は、一対のローター15を背面側から支持してローター15とともに上下ガイド部材28,28を介して回転テーブル102,103間を横方向に移動可能に構成された板部材で、傾斜した縦幅の長穴29を有する。一方、40は、前記外筒体8とともに上下移動する上下移動部材である。この上下移動部材40は、側面視三角形で、前記外筒体8の外面側の定位置に固定状態で取り付けられている。そして、上下移動部材40の傾斜面31と水平面32の交点位置に、前記外筒体8の上下移動によって前記長穴29内を移動する一対のコロ33を有する。すなわち、図5(A)に示す位置にある前記外筒体8の外面側に設けた前記ロック機構9を解除した状態で、かつ、チャック部材13は定位置のままで、上棒体400(図2参照)を中央軸線Zまわりで一方向に回転させることで前記外筒体8を下方向に動かす。すると、ローター15とともに板部材27は横方向を内方側に動く。そして、コロ33が長穴29の下位置にきた時点〔図5(B)参照〕で、前記外筒体8を再度ロックする。
また、前記ロック機構7を解除した状態で下棒体401(図2参照)を中央軸線Zまわりで一方向に回転させることで前記中筒体6を上方向に動かす。すると、ローター15およびチャック部材13は一体的に上方向に移動する。
【0032】
次に、図3、図4、図6、図7を用いて胴部強度検査位置Iにおける胴部強度検査機構について説明する。
【0033】
図3、図4、図6、図7において、胴部強度検査機構は、胴部強度検査位置Iに移動してきたガラスびん1の胴部の前記コンタクトポイント25,26のみに当接するよう形成された当接面42を有するパッド43と、ガラスびん1の大きさに応じて前記パッド43を出退させる出退ユニット45と、ガラスびん1の大きさに応じて前記パッド43を出退させた後に前記コンタクトポイント25,26に均等に応力を集中させるべくガラスびん1の形状に応じた一定圧力Pをガラスびん1に加えるエアーシリンダ等で構成された圧力ユニット44と、胴部強度検査位置Iの手前のHで示す位置からパッド43の位置までの間に設けられ、Hで示す位置にてチャック部材13の口部保持が解除されたガラスびん1の底を支える入口側底ガイド板46およびガラスびん1の胴を案内する入口側胴ガイド板48と、パッド43の位置からJで示す位置までの間に設けられ、検査済の合格品1の底を支える出口側底ガイド板47および合格品1の胴を案内する出口側胴ガイド板49とから主として構成される。前記出退ユニット45は、操作ハンドル62を回転操作することにより、例えばラック・ピニオン機構63を介して出退部材64を出退させる構成を採用している。
【0034】
更に、前記胴ガイド板48,49のガラスびん1の胴部が当たる面Uは、円弧状に形成される一方、前記パッド43の前記当接面42は円弧面に形成されている。前記胴ガイド板48,49は、ガラスびん1の公転軌道300(図7参照)に沿った方向に固定設置される一方、前記底ガイド板46,47を、ガラスびん1の大きさに応じて、かつ、パッド43に対して上下方向に移動させる機構と、前記底ガイド板46,47を、ガラスびん1の大きさに応じて、ガラスびん1の公転軌道300(図7参照)に沿った方向に移動させる機構とを有する。
【0035】
すなわち、図6において、図7に示すような一対の水平ガイドレール50を底ガイド板46,47の下方の近傍位置にわたり固定設置し、底ガイド板46の下面から垂下した垂下部材51を設ける一方、一端52aがガイドレール50の上の任意の位置にボルト等の固定手段53により固定されるスティ52を設け、このスティ52の他端52bから上方に向かって立設したロッド54を設け、このロッド54の先端と垂下片51を着脱可能に連結する連結手段55を設けてある。この連結手段55は、ロッド54の先端をビス57を用いて垂下部材51とで強固に挟むための挟み片56よりなる。
【0036】
つまり、前記連結手段55を解除してロッド54に対して挟み片56を上下方向に移動できるようにし、挟み片56を上下方向で所定高さの位置に移動させることで、底ガイド板46をガラスびん1の大きさに応じた上下方向の位置にセットできる。
【0037】
また、前記固定手段53を解除して底ガイド板46をガイドレール50の方向に移動できるようにし、底ガイド板46を公転軌道300に沿った方向で所定位置に移動させることで、底ガイド板46をガラスびん1の大きさに応じた位置にセットできる。
【0038】
これと同様の機構が、底ガイド板47にも採用されている。
【0039】
また、図6において、圧力ユニット44によって一定圧力Pをガラスびん1に加えるときに、前記パッド43をガラスびん1の胴部の前記コンタクトポイント25,26のみに当接させるために前記パッド43を両矢印Sで示す方向に回転変位させる水平軸60を設けている。これにより、応力を前記コンタクトポイント25,26に集中させることができ、前記コンタクトポイント25,26以外の胴の箇所に発生する応力を極力小さくでき、良品破棄を低減できる。また、ガラスびん1に対するダメージを少なくできる。
【0040】
上述したように、胴部強度検査位置Iでは、前記圧力ユニット44によりガラスびん1の大きさに応じた一定の力がパッド43を介してガラスびん1の前記コンタクトポイント25,26に加えられている。一方、図7において、入口側胴ガイド板48の位置ではガラスびん1の胴部は一対のローター15と胴ガイド板48で挟まれながらガラスびん1の軸線Nが公転軌道300上を移動しているとする。しかし、胴部強度検査位置Iでは、ガラスびん1の胴部は一対のローター15とパッド43で挟まれる。すなわち、ローター15および胴ガイド板48の前記円弧面U間の距離gよりもローター15およびパッド43の当接面42間の距離fが小さくなる。そのため、胴部強度検査位置Iに移動したガラスびん1の胴部がローター15およびパッド43で強固に挟持されており、底ガイドがなくてもガラスびん1は落下せず、しかも、ローター15により自転する。つまり、胴部強度検査位置Iでは、ガラスびん1の胴部の全周に一定圧力Pを加えることができ、低強度のガラスびん1は破壊され、破壊びんは隙間90から図6に80で示すシュートに落ちる。なお、底部強度検査位置Dにも破壊された低強度のガラスびんを収容するシュートが設けられている。また、図4において、70は、ローター15に付着したガラス破片を落とすブラシ、71はローター15を支持する部材である。
【0041】
図3において、ガラスびん1,1の間には、ガラスびん1の公転の軌跡を横切るよう出没可能に遮蔽板80を設けている。この遮蔽板80は例えば鉄板で、ガラスびん1とともに公転する。そのため、破壊されたガラスびん1による前後のガラスびん1への影響をなくすことができる。なお、図1、図2、図4〜図7には便宜上、遮蔽板80は図示されていない。
【0042】
以下、図8〜図10を参照しながら前記遮蔽板80の出没機構について説明する。
【0043】
図8〜図10において、遮蔽板80は、一側部に縦長の切欠き81を有するL字型の矩形薄板で構成されている。83は、前記回転テーブル103上で、その径方向に設けたレールで構成される下ガイド部材である。84はベース部で、遮蔽板80を保持して遮蔽板80とともに移動する。このベース部84の前端下面にローラ82が設けられ、後端下面に前記下ガイド部材83上を摺動可能に構成された正面視逆凹型の摺動部材85を設けてある。
【0044】
一方、前記回転テーブル102の下ガイド部材83位置に対応する下面位置には、遮蔽板80の上端部を挟む形で一対の上ガイド部材86,86を設けてある。また、遮蔽板80の上端部の後面側にはピン88が設けてある。
【0045】
87は、上ガイド部材86とピン88間に設けられた引っ張りバネで、遮蔽板80を前記径方向の外方側へ付勢する。なお、前記バネ87を、片方の上ガイド部材86だけに設けても、あるいは、両方の上ガイド部材86,86に設けてもよい。
【0046】
なお、遮蔽板80が前記切欠き81を有する形状に形成されているのは、図7に示したように、入口側底ガイド板46および出口側底ガイド板47に遮蔽板80が当接しないためである。また、399は、遮蔽板80を挟む一対の補強板でボルト孔399aを有する。
【0047】
89は、カム部材で、図9に示すように、出口側のスターホイール12b手前のJ’で示す位置から、入口側のスターホイール12aを遮蔽板80が通過した後の前記Bで示す位置の手前の位置A’までの間に設けられている。
【0048】
すなわち、図9において、遮蔽板80は、これがJで示す位置からJ’で示す位置へ移動してきたとき、前記ローラ82が前記カム部材89にて案内されることによって強制的に内方に変位される。すなわち、図10において、点線で示されているように、ローラ82がカム部材89にて案内されると、バネ87の付勢力に抗して遮蔽板80は内方に変位する。これにより、前記J’で示す位置から前記A’で示す位置にわたり、ローラ82がカム部材89にて案内されることによって遮蔽板80は強制的に内方に変位され、遮蔽板80が出口側のスターホイール12bおよび入口側のスターホイール12aと当接するのを回避できる。
【0049】
以上のようにこの発明では、胴部強度検査を、底部強度検査と同様にガラスびん1を宙吊り状態にして行うので、従来の問題点を解消できる。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、ガラスびんの底部を保持することなく口部をチャック部材で保持しながら底部強度検査を行うとともに、ガラスびんの底部を保持することなくガラスびん1の胴部をローターおよびパッドで強固に挟持しながら胴部強度検査を行うので、従来の問題点を解消できるとともに、底部強度検査と胴部強度検査を兼用できるので、設置スペースを小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態における平面図である。
【図2】上記実施形態における構成説明図である。
【図3】上記実施形態における要部斜視図である。
【図4】上記実施形態における構成説明図である。
【図5】(A)は、上記実施形態における小形のガラスびんの設置位置を示す構成説明図である。
(B)は、上記実施形態における大形のガラスびんの設置位置を示す構成説明図である。
【図6】上記実施形態における胴部強度検査位置での検査を示す構成説明図である。
【図7】上記実施形態における胴部強度検査位置での検査を示す平面図である。
【図8】上記実施形態における遮蔽板を説明するための、図6に対応する図である。
【図9】上記実施形態における遮蔽板の出没動作を示す構成説明図である。
【図10】上記実施形態における遮蔽板を含む出没機構を示す図である。
【符号の説明】
1…ガラスびん、13…チャック部材、14…インパクトロッド、15…ローター、43…パッド、44…圧力ユニット、45…出退ユニット、D…底部強度検査位置、I…胴部強度検査位置。
Claims (5)
- 装置本体の中央軸線まわりを公転させながらガラスびんの底部および胴部の強度検査が行われるガラスびんの強度検査方法であって、入口側から供給されたガラスびんの口部をチャック部材で保持するとともに、ガラスびんの胴部を自転可能な一対のローターに当接させながら、前記チャック部材および一対のローターが一体的に前記中央軸線まわりを公転する状態で、ガラスびんを底部強度検査位置まで移動させる工程と、前記チャック部材および一対のローターとともに前記中央軸線まわりを公転するインパクトロッドを前記底部強度検査位置にてガラスびんの中に所定の高さから落下させることによりガラスびんの底部の強度を検査する底部強度検査工程と、この底部強度検査工程の後、その検査に合格したガラスびんの胴部を前記一対のローターに当接させながら前記チャック部材による保持を解除した状態で、ガラスびんを胴部強度検査位置まで移動させる工程と、前記胴部強度検査位置に移動したガラスびんの胴部に圧縮力をかけて自転させつつ胴部の強度を検査する胴部強度検査工程とを含むことを特徴とするガラスびんの強度検査方法。
- 前記底部強度検査工程でガラスびんが破壊されたことを検知して前記チャック部材による保持を一時的に解除する工程と、ガラスびんの大きさに応じて、前記一対のローターを横方向に移動させるとともに、少なくとも前記チャック部材および一対のローターを一体的に上下方向に移動させる工程とを含む請求項1に記載のガラスびんの強度検査方法。
- 装置本体の中央軸線まわりを公転させながらガラスびんの底部および胴部の強度検査を行うためのガラスびんの強度検査装置であって、入口側から供給されたガラスびんの口部を保持するチャック部材を設け、ガラスびんの胴部に当接しながら前記チャック部材と一体的に前記中央軸線まわりを公転する一対のローターを自転可能に設け、底部強度検査位置のガラスびんの中に所定の高さから落下してガラスびんの底部の強度を検査するために前記チャック部材および一対のローターとともに前記中央軸線まわりを公転するインパクトロッドを設けるとともに、底部強度検査の後、その検査に合格したガラスびんの胴部を前記一対のローターに当接させながら前記チャック部材による保持を解除した状態で、ガラスびんを胴部強度検査位置を経て出口側まで移動させるために胴部強度検査位置の手前の位置から前記入口側の位置にわたり保持解除部材を設け、前記胴部強度検査位置に移動したガラスびんの胴部に圧縮力をかけて自転させつつ胴部の強度を検査する胴部強度手段を設けたことを特徴とするガラスびんの強度検査装置。
- 前記底部強度検査でガラスびんが破壊されたことを検知して前記チャック部材による保持を一時的に解除する保持一時解除部材を設け、ガラスびんの大きさに応じて、前記一対のローターを横方向に移動させる手段および少なくとも前記チャック部材および一対のローターを一体的に上下方向に移動させる手段を設けた請求項3に記載のガラスびんの強度検査装置。
- ガラスびんの間で、かつ、ガラスびんの公転の軌跡を横切るよう出没可能に遮蔽板を設けた請求項3または請求項4に記載のガラスびんの強度検査装置。
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