JP4091220B2 - 画像処理方法および装置並びに記録媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、写真焼付装置や画像記録装置等に利用される、原画像データに対していわゆる覆い焼き処理を施す画像処理方法および装置並びに画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、ネガフイルム、リバーサルフイルム等の写真フイルム(以下、フイルムとする)に撮影された画像の感光材料への焼き付けは、フイルムの画像を感光材料に投影して感光材料を面露光する、いわゆる直接露光によって行われている。これに対して、近年デジタル露光を利用する焼付装置、すなわち、フイルムに記録された画像を光電的に読み取って画像データを得、この画像データに対して種々の画像処理を施して記録用のデジタル画像データとし、この画像データに応じて変調した記録光によって感光材料を走査露光して画像(潜像)を記録し、現像処理してプリントとするデジタルプリンタの開発が進んでいる。
【0003】
デジタルプリンタでは、フイルムを光電的に読み取り、信号処理によって色濃度補正が行われて露光条件が決定されるため、1画像当たりの露光にかかる時間は短時間であり、また、露光時間も画像サイズに応じて一定であるため、従来の面露光に比して迅速な焼き付けを行うことができる。しかも、画像合成や画像分割等の編集や、色/濃度調整等の画像処理も自由に行うことができ、用途に応じて自由に編集、画像処理を施した仕上りプリントを出力できる。また、仕上りプリント画像を画像情報としてフロッピーディスク等の記録媒体に保存できるので、焼増し等の際に原稿となるフイルムを用意する必要がなく、かつ再度露光条件を決定する必要がないので迅速かつ簡易に作業を行うことができる。さらに、従来の直接露光によるプリントでは、分解能、色/濃度再現性等の点で、フイルム等に記録されている画像をすべて再生することはできないが、デジタルフォトプリンタによればフイルムに記録されている画像(濃度情報)をほぼ100%再生したプリントが出力可能である。
【0004】
ところで、フイルムに撮影された画像の撮影条件は一定ではなく、ストロボ撮影や逆光シーン等、明暗の差が大きい場合も多々ある。このようなフイルム画像を通常の方法で露光して仕上りプリントを作成すると、明部もしくは暗部のいずれかの画像がつぶれてしまう場合がある。例えば、人物を逆光で撮影した場合、人物が好適な画像となるように露光を行うと、空のような明るい部分は白く飛んでしまい、逆に、空が好適な画像となるように露光を行うと、人物が黒くつぶれてしまう。このため、明暗の大きなフイルム画像を原画として感光材料の露光を行う場合には、いわゆる覆い焼きが行われている。
【0005】
ここで、覆い焼きとは、中間濃度の部分には通常の露光を行い、画像が飛びそうな部分(明部)は露光量を増加し、また、画像がつぶれそうな部分(暗部)の露光量を低減することにより、フイルムに撮影された画像の大きな明暗を補正し、画面全体に亘って適正な画像が再生された仕上りプリントを得る技術である。従来の面露光による装置では、露光光路中に遮光板やNDフィルタ等を挿入して露光を行う方法、露光光源の光量を部分的に変更する方法、フイルムに撮影された画像をぼかしながら明暗を反転したモノクロフイルムを作成して、これを重ねて露光を行う方法等により、フイルムに撮影された画像に応じて露光量を部分的に変更して覆い焼きが行われている。
【0006】
これに対して、デジタルプリンタで覆い焼きを行う場合には、光ビームの光路中に覆い焼きのためのフィルタ等を挿入して露光を行うのは極めて困難であるため、画像処理によって、画像の詳細なコントラストを変更することなく、画像の飛びが生じる暗部の露光量を向上し、また、画像がつぶれそうな明部の露光量を低減することにより、覆い焼きと同等の効果を得ている。例えば画像の低周波情報を表すボケ画像を作成し、このボケ画像の明部および暗部のダイナミックレンジを、所定の圧縮率を有するダイナミックレンジ圧縮テーブルにより圧縮して覆い焼き情報を得、この覆い焼き情報を原画像に付加することにより、覆い焼きを行った場合と同様に、明部および暗部の飛び、つぶれのない処理済み画像を得ることができる。
【0007】
ここで、デジタルフォトプリンタにおいては、オペレータがフィルタ等を選択して覆い焼きを行うわけではないため、その効果を予測することが困難であり、仕上りプリントで覆い焼きの効果を確認するしかなく、デジタルフォトプリンタに覆い焼き機能を付与すると、場合によっては覆い焼きが不適性な仕上りプリントを形成する原因にもなりかねない。このため、覆い焼き処理の最中に処理済み画像をモニタに表示して、覆い焼きの程度を確認できるようにした画像処理装置が提案されている(特開平9−331437号)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、処理済み画像を常にモニタに表示していたのでは、その確認作業が非常に煩雑であり、プリントの生産性が低下しプリントコストが増大するおそれがある。この場合、全ての画像に対して一律に汎用的な覆い焼き処理を施すことにより、処理済み画像の確認作業を行わなくても、ある程度適正な仕上がりプリントを形成することができる。しかしながら、すべての画像に対して一律の覆い焼き処理を施したのでは、例えば元々画像の明るい部分に詳細な情報が存在せず、画像が飛んでいるわけでない場合でも、覆い焼き処理が施される場合と同一の濃度であれば、その部分にはダイナミックレンジ圧縮処理が施されてしまうため、その結果単にその明るい部分の濃度を低下させたのみの画像が得られてしまう。したがって、画像によっては画像の細部のコントラストは維持していても、画像全体から受けるコントラスト感が低下してしまい、意図していたものとは異なる不適正な処理済み画像となるおそれがある。
【0009】
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、適切に覆い焼き処理を施すことができる画像処理方法および装置並びに画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明による画像処理方法は、原画像データにより表される原画像の低周波情報を表すボケ画像データを生成し、該ボケ画像データに対してダイナミックレンジを圧縮する変換処理を施して覆い焼きデータを生成し、該覆い焼きデータを前記原画像データに付加することにより処理済み画像データを得る画像処理方法において、
前記原画像中の高輝度領域および/または低輝度領域における詳細情報の情報量を算出し、
該詳細情報の情報量に応じて前記ダイナミックレンジの圧縮の程度を変更することを特徴とするものである。
【0011】
ここで、「覆い焼きデータを画像データに付加する」とは、覆い焼きデータが高輝度側で正、低輝度側で負の値となる場合には、画像データから覆い焼きデータを減算して処理済み画像データを得ることをいい、逆に、覆い焼きデータが高輝度側で負、低輝度側で正の値となる場合には、画像データに覆い焼きデータを加算して処理済み画像データを得ることをいう。
【0012】
また、「詳細情報の情報量に応じてダイナミックレンジの圧縮の程度を変更する」とは、詳細情報の情報量が大きいほど大きくダイナミックレンジ圧縮の程度が大きくなり、情報量が小さいほどダイナミックレンジ圧縮の程度が小さくなる、あるいはダイナミックレンジ圧縮を行わないようにダイナミックレンジ圧縮の程度を変更することをいう。具体的には、複数のダイナミックレンジ圧縮テーブルを用意して、詳細情報の情報量に応じてテーブルを選択する、詳細情報の情報量に応じてテーブルの傾きを変更する等の方法を用いればよい。
【0013】
なお、本発明による画像処理方法においては、前記原画像の高周波情報を表す詳細画像データを生成し、
該詳細画像データに基づいて前記詳細情報の情報量を算出することが好ましい。
【0014】
ここで、「詳細画像データに基づいて詳細情報を算出する」とは、例えば詳細画像データの高輝度領域および/または低輝度領域における信号値のパワーを算出することをいうが、これに限定されるものではない。
【0015】
また、本発明による画像処理方法においては、前記詳細画像データを、前記原画像データと前記ボケ画像データとの差分により生成することが好ましい。
【0016】
さらに、本発明による画像処理方法においては、前記詳細画像データを、前記ボケ画像データにより表されるボケ画像における高輝度領域および/または低輝度領域においてのみ生成することが好ましい。
【0017】
さらにまた、本発明による画像処理方法においては、前記原画像がカラー画像である場合、前記原画像データを構成する複数のカラー信号に基づいて該原画像の輝度情報を表す輝度データを生成し、
該輝度データに基づいて前記詳細情報の情報量を算出し、
前記輝度データに基づいて前記ボケ画像データおよび前記覆い焼きデータを生成し、
該覆い焼きデータを前記カラー信号毎に付加することにより前記処理済み画像データを得ることが好ましい。
【0018】
本発明による画像処理装置は、原画像データにより表される原画像の低周波情報を表すボケ画像データを生成する低周波情報生成手段と、該ボケ画像データに対してダイナミックレンジを圧縮する変換処理を施して覆い焼きデータを生成する変換手段と、該覆い焼きデータを前記原画像データに付加することにより処理済み画像データを得る付加手段とを備えた画像処理装置において、
前記原画像中の高輝度領域および/または低輝度領域における詳細情報の情報量を算出する詳細情報算出手段と、
該詳細情報の情報量に応じて前記ダイナミックレンジの圧縮の程度を変更する変更手段をさらに備えたことを特徴とするものである。
【0019】
なお、本発明による画像処理装置においては、前記原画像の高周波情報を表す詳細画像データを生成する高周波情報生成手段をさらに備え、
前記詳細情報算出手段は、該詳細画像データに基づいて前記詳細情報の情報量を算出する手段であることが好ましい。
【0020】
また、本発明による画像処理装置においては、前記高周波情報生成手段は、前記詳細画像データを、前記原画像データと前記ボケ画像データとの差分により生成する手段であることが好ましい。
【0021】
さらに、本発明による画像処理装置においては、前記高周波情報生成手段は、前記詳細画像データを、前記ボケ画像データにより表されるボケ画像における高輝度領域および/または低輝度領域においてのみ生成する手段であることが好ましい。
【0022】
さらに、本発明による画像処理装置においては、前記原画像がカラー画像である場合、前記原画像データを構成する複数のカラー信号に基づいて該原画像の輝度情報を表す輝度データを生成する輝度情報生成手段をさらに備え、
前記詳細情報算出手段は、前記輝度データに基づいて前記詳細情報の情報量を算出する手段であり、
前記低周波情報生成手段および前記変換手段は、該輝度データに基づいて前記ボケ画像データおよび前記覆い焼きデータを生成する手段であり、
前記付加手段は、前記覆い焼きデータを前記カラー信号毎に付加することにより前記処理済み画像データを得る手段であることが好ましい。
【0023】
なお、本発明による画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして、コンピュータ読取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。
【0024】
【発明の効果】
本発明によれば、原画像中の高輝度領域および/または低輝度領域における詳細情報を算出し、この詳細情報の情報量に応じてダイナミックレンジの圧縮の程度を変更するようにしたため、詳細情報の情報量が多いいほど圧縮の程度が大きくなり、詳細情報の情報量が少ないほど圧縮の程度を小さくしてダイナミックレンジを圧縮することができる。したがって、原画像中の詳細情報が少なく覆い焼きの効果が得られないような領域については、ダイナミックレンジ圧縮がなされないように覆い焼き処理を行うことができるため、処理済み画像を表示して確認作業を行わなくても、画像全体のコントラスト感が低下することによる画質の劣化を防止した処理済み画像を得ることができる。
【0025】
また、詳細画像データを原画像データとボケ画像データとの差分によって生成することにより、原画像データから直接詳細画像データを生成する場合と比較して、演算時間を短縮することができ、これにより処理を高速に行うことができる。
【0026】
さらに、詳細画像データをボケ画像データにより表されるボケ画像の高輝度領域および/または低輝度領域においてのみ生成することにより、詳細画像データから詳細情報を算出するための演算時間を短縮することができ、これにより処理を高速に行うことができる。
【0027】
また、原画像がカラー画像である場合には、原画像データを構成する複数のカラー信号に基づいて輝度データを生成し、この輝度データに基づいてボケ画像データ、詳細画像データおよび覆い焼き画像データを生成することにより、各色のみの信号値が高いおよび/または低い領域について、ダイナミックレンジが圧縮されることがなくなり、処理済み画像データにより表される画像が、特定の色についてのみ覆い焼き処理がなされたような画像となることを防止することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
【0029】
図1は本発明の実施形態による画像処理装置の構成を示す概略ブロック図である。図1に示すように、本実施形態による画像処理装置は、フイルムに記録された原画像、あるいはデジタルカメラにより撮影を行うことにより取得された原画像を表す画像データS0に対して覆い焼き処理を施すものであり、画像データS0により表される原画像の低周波情報を表すボケ画像データSLを生成する低周波情報生成手段1と、画像データS0の高周波情報を表す詳細画像データSHを生成する高周波情報生成手段2と、ボケ画像データSLを覆い焼き情報を表す覆い焼きデータS1に変換する変換手段3と、覆い焼きデータS1を画像データS0に付加して処理済み画像データS2を得る付加手段4と、ボケ画像データSLを覆い焼きデータS1に変換する際のパラメータを詳細画像データSHに基づいて制御するパラメータ制御手段5とを備える。
【0030】
低周波情報生成手段1は、画像データS0に対してローパスフィルタによるフィルタリング処理を施すことによりボケ画像データSLを生成するものである。ここで、ローパスフィルタとしては、FIR(Finite Impulse Respones) 型のローパスフィルタを用いてもよいが、小型の回路で大きく画像をぼかしたボケ画像情報を生成できる点でIIR(Infinite Impulse Respones) 型のローパスフィルタを用いるのが好ましい。またメディアンフィルタなど画像データS0から低周波情報を抽出することができるものであれば、いかなるフィルタをも使用することができる。
【0031】
高周波情報生成手段2は、画像データS0に対してハイパスフィルタによるフィルタリング処理を施すことにより詳細画像データSHを生成するものである。ここで、ハイパスフィルタとしては、FIR型あるいはIIR型のハイパスフィルタを用いることができるが、画像データS0から高周波情報を抽出することができるものであれば、いかなるフィルタをも使用することができる。なお、高周波情報生成手段2を、図2に示すように画像データS0とボケ画像データSLとの差分値を求めてこれを詳細画像データSHとする構成とすることができ、これにより、画像データS0に対してハイパスフィルタによるフィルタリング処理を施して詳細画像データSHを生成する場合と比較して、演算時間を短縮して処理を高速に行うことができる。
【0032】
なお、後述するパラメータ制御手段5において必要なのは、ボケ画像データSLの低輝度領域および/または高輝度領域における詳細情報であるため、ボケ画像データSLにより表されるボケ画像の高輝度領域および/または低輝度領域を求め、このボケ画像の高輝度領域および/または低輝度領域に基づいて、原画像における高輝度領域および/または低輝度領域に相当する領域についてのみの高周波情報を有する詳細画像データSHを生成してもよい。例えば、原画像の高輝度領域に相当する領域のみの詳細画像データSHHは、ボケ画像データSLに対してデータ値が所定の閾値Th1以上となる領域を1、所定の閾値Th1未満となる領域を0とする2値化処理を施してマスク画像を生成し、これを詳細画像データSHに乗算することにより得ることができる。逆に原画像において低輝度領域に相当する領域についてのみの詳細画像データSHLは、ボケ画像データSLに対してデータ値が所定の閾値Th2未満となる領域を1、所定の閾値Th2以上となる領域を0とする2値化処理を施してマスク画像を生成し、これを詳細画像データSHに乗算することにより得ることができる。
【0033】
ここで、Th1≧Th2とした場合、ボケ画像データに対してデータ値がTh1≧Th2となる領域を0、それ以外の領域を1とする2値化処理を施してマスク画像を得、これを詳細画像データSHに乗算することにより、原画像における高輝度領域および低輝度領域にのみ相当する領域の詳細画像データSHHLを得ることができる。
【0034】
なお、2値化処理のみではなく、ボケ画像データSLに対して図3に示すように変化するLUTを乗算することによりマスク画像を得、このマスク画像を詳細画像データSHに乗算することにより、原画像の高輝度領域および低輝度領域にのみ相当する領域の詳細画像データSHHLを得ることができる。このように、詳細画像データSHHLを得ることにより、閾値の境界付近で値が急激に変化することがなくなり、詳細画像データSHHLにおいてアーチファクトの発生を防止することができる。
【0035】
変換手段3は、ボケ画像データSLに対してダイナミックレンジ圧縮処理を施すものである。このダイナミックレンジ圧縮処理は、図4(a)、(b)に示すようにボケ画像データSLを覆い焼きデータS1に変換するダイナミックレンジ圧縮用ルックアップテーブル(以下LUTとする)を用いて行われるが、このLUTが後述するようにパラメータ制御手段5において選択される。なお、ダイナミックレンジ圧縮処理はLUTを用いて行うものに限定されるものではなく、例えばS1=a×SLのような傾きを有する関数を使用して行うものであってもよい。この場合はaの値すなわち関数の傾きがパラメータ制御手段5において設定される。
【0036】
なお、画像データS0が高輝度領域で値が高く低輝度領域で値が低くなるように表現されており、LUTが図4に示すように単調増加関数であるとすると、覆い焼きデータS1は高輝度領域で正、低輝度領域で負の値となる。逆に、画像データS0が高輝度領域で値が低く低輝度領域で値が高くなるように表現されており、LUTが単調増加関数であるとすると、覆い焼きデータS1は高輝度領域で負、低輝度領域で正の値となる。
【0037】
付加手段4においては、得られる処理済み画像データS2により表される画像の高輝度領域の濃度を高くし、低輝度領域の濃度を低くするために、覆い焼きデータS1が高輝度領域で正、低輝度領域で負の値となる場合には、画像データS0から覆い焼きデータS1を減算して処理済み画像データS2を得る。逆に、覆い焼きデータS1が高輝度領域で負、低輝度領域で正の値となる場合には、画像データS0に覆い焼きデータS1を加算して処理済み画像データS2を得る。
【0038】
ここで、処理済み画像データS2により表される処理済み画像において覆い焼きの効果が現れるのは、覆い焼き処理を行った結果、つぶれたり飛んだりしていた情報が処理済み画像中に現れる場合である。パラメータ制御手段5は、高輝度領域および/または低輝度領域に詳細な情報が存在する場合には覆い焼きの効果が現れ、詳細な情報が存在しない場合には覆い焼きの効果が現れないように、詳細画像データSHにより表される詳細情報に基づいて、変換手段3において使用されるLUTをパラメータとしてこれを選択するものである。以下このLUTの選択について説明する。なお、ここでは詳細画像データSHに対して上記マスク処理を施して、原画像の高輝度領域および低輝度領域に対応する領域の高周波情報を表す詳細画像データSHHLが得られているものとする。
【0039】
まず、詳細画像データSHHLについて、高輝度領域および低輝度領域の双方について、下記の式(1)、(2)によりパワーH,Lを算出する。
【0040】
H=Σ(h(x,y))2) (1)
L=Σ(l(x,y))2) (2)
但し、h(x,y):高輝度領域の詳細画像データSHHLの信号値
l(x,y):低輝度領域の詳細画像データSHHLの信号値
ここで、詳細画像データSHHLにおいては、詳細な情報が含まれるほど信号値の振幅が大きくなるため、パワーが大きくなるものである。したがって、式(1)、(2)により算出されたパワーH,Lを所定の閾値α、βと比較し、この比較結果に応じて変換手段3において使用するLUTを変更する。
【0041】
具体的にはH≧αかつL≧βの場合には、原画像の高輝度領域および低輝度領域の双方に詳細な情報が含まれているものとして、図5(a)に示すLUTを選択する。H≧αかつL<βの場合には高輝度領域については詳細な情報が含まれるが低輝度領域には詳細な情報は含まれないものとして図5(b)に示すLUTを選択する。H<αかつL≧βの場合には低輝度領域については詳細な情報が含まれるが高輝度領域には詳細な情報は含まれないものとして図5(c)に示すLUTを選択する。H<αかつL<βの場合には高輝度領域および低輝度領域の双方に詳細な情報が含まれないものとして図5(d)に示すLUTすなわち全く処理を行わないようなLUTを選択する。
【0042】
このように、パワーH,Lの値に応じてLUTを選択することにより、原画像の高輝度領域および/または低輝度領域において、詳細情報が含まれている場合には覆い焼きの効果が現れるような覆い焼きデータS1が生成され、詳細情報が含まれていない場合には覆い焼きの効果が現れないような覆い焼きデータS1が生成されることとなる。
【0043】
次いで、本実施形態の動作について説明する。図6は本実施形態の動作を示すフローチャートである。まず、低周波情報生成手段1において原画像の低周波情報を表すボケ画像データSLを生成する(ステップS1)とともに、高周波情報生成手段2において原画像の高周波情報を表す詳細画像データSHを生成する(ステップS2)。詳細画像データSHはパラメータ制御手段5に入力され、ここで変換手段3においてボケ画像データSLを覆い焼きデータS1に変換するためのLUTが選択される(ステップS3)。そして、変換手段3においては、パラメータ制御手段5において選択されたLUTにより、ボケ画像データSLを変換して覆い焼きデータS1が得られる(ステップS4)。そして、付加手段4において覆い焼きデータS1を画像データS0に付加して処理済み画像データS2を得(ステップS5)、処理を終了する。
【0044】
このように、本実施形態においては、原画像において詳細な情報が含まれる領域についてのみ覆い焼きの効果が得られるようにしたため、詳細な情報が少ない領域については覆い焼きの効果は得られないこととなる。したがって、画像中の高輝度領域および低輝度領域に詳細な情報が含まれない場合には、処理済み画像データS2により表される処理済み画像においては、ダイナミックレンジが圧縮されないように覆い焼き処理がなされるため、処理済み画像データS2を表示して確認作業を行わなくとも、画像全体のコントラスト感が低下することによる画質の劣化を防止した処理済み画像データS2を得ることができる。
【0045】
なお、画像データS0が例えばRGBのカラー信号により構成される場合は、RGBの各カラー信号を用いて、下記の式(3)により輝度信号Yを生成し、この輝度信号Yに基づいて、ボケ画像データSL、詳細画像データSHおよび覆い焼きデータS1を生成すればよい。
【0046】
Y=0.3R+0.5G+0.2B (3)
ここで、カラー信号をR0,G0,B0、処理済み画像データS2を構成するカラー信号をR2,G2,B2とした場合、下記の式(4)によりカラー信号R2,G2,B2を生成すればよい。
【0047】
R2=R0−S1
G2=G0−S1 (4)
B2=B0−S1
これにより、画像全体から見て輝度が高い領域および/または低い領域のみ覆い焼きの効果が得られ、各色のみの輝度値が高い領域および/または低い領域については覆い焼きの効果は得られないため、処理済み画像データS2により表される画像が、特定の色についてのみ覆い焼き処理がなされたような画像となることを防止することができる。
【0048】
なお、特定の色についてのみ覆い焼き処理がなされたような画像となってしまうが、各カラー信号毎に1つの画像と見なし、各カラー信号毎にボケ画像データSL、詳細画像データSHおよび覆い焼きデータS1を生成して、処理済み画像データS2を求めるようにしてもよい。
【0049】
なお、上記実施形態においては、上記式(1)、(2)によりパワーH,Lを算出しているが、画素数に応じてパワーH,Lが変動することを防止するために、式(1)、(2)により算出したパワーH,Lを算出に使用した領域内の画素数により除算し、この除算したパワーにより詳細情報を求めるようにしてもよい。
【0050】
また、上記実施形態においては、パワーH,Lを閾値α,βと比較し、その比較結果に応じて図5(a)〜(d)に示すLUTを選択しているが、閾値を複数設定し、LUTの傾きを閾値に応じて段階的に変更するようにしてもよい。さらに、パワーH,Lの値に応じて傾きが変化する関数を設定し、この関数によりパワーH,Lの値に応じて連続的にLUTの傾きを変更してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による画像処理装置の構成を示す概略ブロック図
【図2】本発明の実施形態による画像処理装置の他の構成を部分的に示す概略ブロック図
【図3】詳細画像データの生成に使用するLUTを示す図
【図4】ダイナミックレンジ圧縮テーブルを示す図
【図5】パラメータ制御手段により選択されるLUTを示す図
【図6】本実施形態の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1 低周波情報生成手段
2 高周波情報生成手段
3 変換手段
4 付加手段
5 パラメータ制御手段

Claims (18)

  1. 原画像データにより表される原画像の低周波情報を表すボケ画像データを生成し、該ボケ画像データに対してダイナミックレンジを圧縮する変換処理を施して覆い焼きデータを生成し、該覆い焼きデータを前記原画像データに付加することにより処理済み画像データを得る画像処理方法において、
    前記原画像中の高輝度領域および/または低輝度領域における、前記原画像の高周波情報である詳細情報の情報量を算出し、
    該詳細情報の情報量に応じて前記ダイナミックレンジの圧縮の程度を変更することを特徴とする画像処理方法。
  2. 前記原画像の高周波情報を表す詳細画像データを生成し、
    該詳細画像データに基づいて前記詳細情報の情報量を算出することを特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
  3. 前記詳細画像データを、前記原画像データと前記ボケ画像データとの差分により生成することを特徴とする請求項2記載の画像処理方法。
  4. 前記詳細画像データを、前記ボケ画像データにより表されるボケ画像における高輝度領域および/または低輝度領域においてのみ生成することを特徴とする請求項2または3記載の画像処理方法。
  5. 前記原画像がカラー画像である場合、前記原画像データを構成する複数のカラー信号に基づいて該原画像の輝度情報を表す輝度データを生成し、
    該輝度データに基づいて前記詳細情報の情報量を算出し、
    前記輝度データに基づいて前記ボケ画像データおよび前記覆い焼きデータを生成し、
    該覆い焼きデータを前記カラー信号毎に付加することにより前記処理済み画像データを得ることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の画像処理方法。
  6. 原画像データにより表される原画像の低周波情報を表すボケ画像データを生成する低周波情報生成手段と、該ボケ画像データに対してダイナミックレンジを圧縮する変換処理を施して覆い焼きデータを生成する変換手段と、該覆い焼きデータを前記原画像データに付加することにより処理済み画像データを得る付加手段とを備えた画像処理装置において、
    前記原画像中の高輝度領域および/または低輝度領域における、前記原画像の高周波情報である詳細情報の情報量を算出する詳細情報算出手段と、
    該詳細情報の情報量に応じて前記ダイナミックレンジの圧縮の程度を変更する変更手段をさらに備えたことを特徴とする画像処理装置。
  7. 前記原画像の高周波情報を表す詳細画像データを生成する高周波情報生成手段をさらに備え、
    前記詳細情報算出手段は、該詳細画像データに基づいて前記詳細情報の情報量を算出する手段であることを特徴とする請求項6記載の画像処理装置。
  8. 前記高周波情報生成手段は、前記詳細画像データを、前記原画像データと前記ボケ画像データとの差分により生成する手段であることを特徴とする請求項7記載の画像処理装置。
  9. 前記高周波情報生成手段は、前記詳細画像データを、前記ボケ画像データにより表されるボケ画像における高輝度領域および/または低輝度領域においてのみ生成する手段であることを特徴とする請求項7または8記載の画像処理装置。
  10. 前記原画像がカラー画像である場合、前記原画像データを構成する複数のカラー信号に基づいて該原画像の輝度情報を表す輝度データを生成する輝度情報生成手段をさらに備え、
    前記詳細情報算出手段は、前記輝度データに基づいて前記詳細情報の情報量を算出する手段であり、
    前記低周波情報生成手段および前記変換手段は、該輝度データに基づいて前記ボケ画像データおよび前記覆い焼きデータを生成する手段であり、
    前記付加手段は、前記覆い焼きデータを前記カラー信号毎に付加することにより前記処理済み画像データを得る手段であることを特徴とする請求項6から9のいずれか1項記載の画像処理装置。
  11. 原画像データにより表される原画像の低周波情報を表すボケ画像データを生成する手順と、該ボケ画像データのダイナミックレンジを圧縮する変換処理を施して覆い焼きデータを生成する手順と、該覆い焼きデータを前記原画像データに付加することにより処理済み画像データを得る手順とを有する画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体において、
    前記プログラムは、前記原画像中の高輝度領域および/または低輝度領域における、前記原画像の高周波情報である詳細情報を算出する手順と、
    該詳細情報の情報量に応じて前記ダイナミックレンジの圧縮の程度を変更する手順とを有することを特徴とするコンピュータ読取り可能な記録媒体。
  12. 前記詳細情報を算出する手順は、前記原画像の高周波情報を表す詳細画像データを生成する手順を有し、
    該詳細画像データに基づいて前記詳細情報を算出する手順であることを特徴とする請求項11記載のコンピュータ読取り可能な記録媒体。
  13. 前記詳細画像データを生成する手順は、前記詳細画像データを、前記原画像データと前記ボケ画像データとの差分により生成する手順であることを特徴とする請求項12記載のコンピュータ読取り可能な記録媒体。
  14. 前記詳細画像データを生成する手順は、前記詳細画像データを、前記ボケ画像データにより表されるボケ画像における高輝度領域および/または低輝度領域においてのみ生成する手順であることを特徴とする請求項12または13記載のコンピュータ読取り可能な記録媒体。
  15. 前記原画像がカラー画像である場合、前記原画像データを構成する複数のカラー信号に基づいて該原画像の輝度情報を表す輝度データを生成する手順を有し、
    前記詳細情報の情報量を算出する手順は、前記輝度データに基づいて前記詳細情報の情報量を算出する手順であり、
    前記ボケ画像データを生成する手順および前記覆い焼きデータを得る手順は、該輝度データに基づいて前記ボケ画像データおよび前記覆い焼きデータを生成する手順であり、
    前記処理済み画像データを得る手順は、該覆い焼きデータを前記カラー信号毎に付加することにより前記処理済み画像データを得る手順とであることを特徴とする請求項11から14のいずれか1項記載のコンピュータ読取り可能な記録媒体。
  16. 前記詳細情報の情報量が大きいほど前記ダイナミックレンジの圧縮の程度を大きくし、前記詳細情報の情報量が小さいほど前記ダイナミックレンジの圧縮の程度を小さくするまたは前記ダイナミックレンジの圧縮を行わないように、前記ダイナミックレンジの圧縮の程度を変更することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の画像処理方法。
  17. 前記変更手段は、前記詳細情報の情報量が大きいほど前記ダイナミックレンジの圧縮の程度を大きくし、前記詳細情報の情報量が小さいほど前記ダイナミックレンジの圧縮の程度を小さくするまたは前記ダイナミックレンジの圧縮を行わないように、前記ダイナミックレンジの圧縮の程度を変更する手段であることを特徴とする請求項6から10のいずれか1項記載の画像処理装置。
  18. 前記変更する手順は、前記詳細情報の情報量が大きいほど前記ダイナミックレンジの圧縮の程度を大きくし、前記詳細情報の情報量が小さいほど前記ダイナミックレンジの圧縮の程度を小さくするまたは前記ダイナミックレンジの圧縮を行わないように、前記ダイナミックレンジの圧縮の程度を変更する手順であることを特徴とする請求項11から15のいずれか1項記載のコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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