JP4087365B2 - SiC半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、SiC半導体装置の製造方法に関するものである。
炭化珪素(以下「SiC」と称する)は広いバンドギャップ及び高い最大電界強度を持つため、シリコン半導体に対してシリーズ抵抗分を下げられる特色を持つ。このため、大電力、高耐圧の電力用デバイスへの応用が展開されている。しかしながら、SiCについての適切なオーミック電極構造はまだなく、高電圧下で大電流での駆動が可能なSiCからなる半導体素子の開発が期待されている。
そして、SiC基板にオーミック電極を形成する方法としては、SiC基板上にNi(ニッケル)を堆積してNi層を形成し、そのNi層を1000℃で焼鈍してNiシリサイドを形成する手法が知られている。すなわち、SiC基板とNi層との間に形成されたNiシリサイドにより、SiC基板とNi層間の接触抵抗が一定程度低減して比較的良好な電極が得られる。また、このような電極形成方法において、オーミック電極の材質を、炭化物を形成し易い金属とNiとの合金としたものも考え出されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−208438号公報
しかしながら、SiC基板上にNiを堆積して焼鈍する方法では、その焼鈍時に黒鉛が析出してしまう。すなわち、焼鈍時において、SiCとNiが
{SiC+Ni → Ni−Si化合物+C(炭素)}
という化学反応をおこし、その焼鈍後に黒鉛の微粉末が未反応NiとNi−Si化合物層との間に層状に生じる。すると、黒鉛の微粉末の層により電極の剥離が生じ易くなると共に、プロセスラインが黒鉛で汚染されるという問題点が生じてしまう。
また、上記特許文献1に記載されているようなオーミック電極の材質をNi合金とする方法では、上記黒鉛の析出防止が不充分であり、良好なオーミック電極の形成及びプロセスラインの汚染防止も不充分である。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、黒鉛の発生を充分に回避しながら、n型SiC基板に対して良好なオーミック接触を得ることができるSiC半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、n型SiC基板の電極形成領域上に、Ni−Cu合金膜からなる第1層を形成し、該第1層上にSiからなる第2層を形成し、前記第1層及び第2層に対してアニールを施すことにより、前記電極形成領域上に電極を形成することを特徴とするSiC半導体装置の製造方法である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のSiC半導体装置の製造方法において、前記アニールが、前記n型SiC基板と前記第1層又は第2層とからシリサイドが形成される温度以上の温度で行われることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のSiC半導体装置の製造方法において、前記第1層及び第2層を交互に複数積層し、その後に前記アニールを行うことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1からのいずれか一項に記載のSiC半導体装置の製造方法において、前記第2層が前記第1層よりも薄いことを特徴とする。
本発明によれば、炭素の析出を伴わずにオーミック接触の形成に必要なシリサイドをSiC上に形成することができる。すなわち、上記アニールをすることにより、該積層構造自体に、Cuシリサイド及びNiシリサイド層などを生成することができる。したがって、本発明によれば、プロセスラインなどでの汚染及び電極剥離の原因となる黒鉛の発生を大幅に低減させながら、低抵抗で良好なオーミック電極をn型SiC基板に形成することができる。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るSiC半導体装置の構造を示す断面図である。本SiC半導体装置10Aは、n型SiC基板1と、第1層2a,2a,…2aと、第2層2b,2b,…2bとを有して構成されている。第1層2a,2a,…2a及び第2層2b,2b,…2bは、オーミック電極をなしている。
第1層2aは、n型SiC基板1の電極形成領域上に形成されている。第2層2bは、第1層2a上に形成されている。第1層2aは、第2層2b上に形成されている。第2層2bは、第1層2a上に形成されている。このように第1層2a,2a,…2aと、第2層2b,2b,…2bとが交互に複数積層されている。そして、第1層2aと第2層2bとを一組の層として、例えば20層積層されている。
第1層2a,2a,…2aは、例えば、Ni−Cu合金膜とする。また、第1層2a,2a,…2aは、Ni、Cu、W、Co、Mo、Ta、Pd、Tiのいずれかからなるものとしてもよい。また、第1層2a,2a,…2aは、Ni、Cu、W、Co、Mo、Ta、Pd、Tiのうちの2つ以上からなる合金膜としてもよい。第1層2a,2a,…2aそれぞれの膜厚は、例えば2a:2bが3〜5:1となるようにする。
第2層2b,2b,…2bは、例えば、Siからなるものとする。第2層2b,2b,…2bそれぞれの膜厚は、例えば2a:2bが3〜5:1となるようにする。そして、第1層2a,2a,…2aと第2層2b,2b,…2bとからなる積層構造全体の膜厚は、例えば120[nm]とする。
次に、本実施形態に係るSiC半導体装置10Aの製造方法について、図1を参照して説明する。先ず、n型SiC基板1を用意する。このn型SiC基板1の電極形成領域側の面は、n型SiC基板1の反りを低減するために、鏡面加工されていることとしてもよい。
次いで、n型SiC基板1の電極形成領域に、第1層2a(例えばNi−Cu合金膜)を形成する。この第1層2aの形成は、例えばn型SiC基板1の電極形成領域にNi−Cu合金膜を蒸着することで行う。この蒸着には、スパッタリング法、電子ビーム(EB)蒸着法、イオンプレーティング法などを用いることができる。また、第1層2aの形成は、蒸着以外の方法を用いてもよい。すなわち、化学気相成長法(CVD法)、塗布・コーティング法、又は電気メッキ法などを用いて、第1層2aを形成してもよい。
次いで、第1層2a上に、第2層2b(例えばSi)を形成する。この第2層2bの形成は、上記第1層2aの形成と同様に蒸着などで行う。次いで、第2層2b上に、第1層2aを形成する。この第1層2aの形成は、上記第1層2aの形成と同様に蒸着などで行う。次いで、第1層2a上に、第2層2bを形成する。この第2層2bの形成は、上記第1層2aの形成と同様に蒸着などで行う。このようにして、第1層及び第2層の形成を例えば20回繰り返し、第1層2a,2a,…2aと第2層2b,2b,…2bとからなる積層構造を形成する。
次いで、第1層2a,2a,…2aと第2層2b,2b,…2bとからなる積層構造に対して、アニール(焼鈍)を施す。ここで、アニールの温度は、n型SiC基板1と第1層2aとからシリサイドが形成される温度以上とする。このアニールの温度としては、例えば1000℃とする。また、アニールの温度としては、960℃から1200℃の範囲としてもよい。これらのアニールにより、n型SiC基板1と第1層2aとの間に、シリサイド層(例えばCuシリサイド及びNiシリサイド層)が形成される。そして、シリサイド層と、第1層2a,2a,…2aと、第2層2b,2b,…2bとからなる電極は、n型SiC基板1にオーミック接触した電極となり、SiC半導体装置10Aが完成する。
これらにより、本実施形態のSiC半導体装置10A及びその製造方法によれば、n型SiC基板1上に第1層2a,2a,…2a及び第2層2b,2b,…2bを形成し、その第1層及び第2層に対してアニールを施すので、第1層及び第2層などがなす電極とn型SiC基板1とが確実に且つ良好にオーミック接触する構造とすることができる。
また、本実施形態によれば、オーミック接触形成の際に必要なシリサイドを電極とSiCとの間の反応ではなく、堆積させた第1層2a,2a,…2a及び第2層2b,2b,…2bの反応によって形成するので、炭素の析出を大幅に低減することができる。そして、本実施形態では、第1層2a,2a,…2a及び第2層2b,2b,…2bが交互に積層された多層構造となっているので、短時間で配合比が均一なシリサイド層を形成することができる。そこで、本実施形態は、従来のSiC半導体装置よりも、炭素の析出を大幅に低減しながら、良好なオーミック接触電極を構成することができる。
図4は、第1実施形態のSiC半導体装置10Aにおけるn型SiC基板1と第1層2aとの境界面(シリサイド層)についての顕微鏡写真の概要図である。この顕微鏡写真のSiC半導体装置10Aでは、第1層2a,2a,…2aとしてNi−Cu合金膜を適用しており、第2層2b,2b,…2bとしてSiを適用している。図4において、長方形の枠内が顕微鏡写真の概要図である。第1層2a,2a,…2a及び第2層2b,2b,…2bを堆積し、アニールした後に、上層の反応層を酸によって除去し、SiCと元電極層の界面を観察している。長方形の枠内のハッチング部分(又は黒色部分)が黒鉛の析出部分であり、空白部分が黒鉛の析出されていない部分である。これらにより第1実施形態のSiC半導体装置10Aでは、殆ど黒鉛が析出されていないことがわかる。
図5は、従来のSiC半導体装置におけるn型SiC基板とNi(電極)との境界面(Ni−Si層)についての顕微鏡写真の概要図である。この顕微鏡写真は、n型SiC基板上にNiを堆積し、そのNiを1000℃でアニールした後、上層電極を酸によって除去し、SiCと元電極層の界面部分に析出した黒鉛を観察したものである。図5において暗部が黒鉛の析出部分であるので、従来のSiC半導体装置は、SiC半導体装置10Aと比べて、黒鉛の析出量が非常に多いことがわかる。
図6は、第1実施形態のSiC半導体装置10Aにおける第1層2a,2a,…2a及び第2層2b,2b,…2bからなる電極とn型SiC基板1間のI−V特性(電流電圧特性)を示している。このI−V特性のSiC半導体装置10Aでは、第1層2a,2a,…2aとしてNi−Cu合金膜を適用しており、第2層2b,2b,…2bとしてSiを適用している。そして、SiC半導体装置10Aの電極の比抵抗ρcは、約2.1e−4[Ωcm]となっており、低抵抗で良好なオーミック電極となっている。
(第2実施形態)
図2は、本発明の第2実施形態に係るSiC半導体装置の構造を示す断面図である。図2において、図1に示す第1実施形態のSiC半導体装置10Aの構成要素と同一のものには同一符号を付している。本実施形態のSiC半導体装置10Bと第1実施形態のSiC半導体装置10Aとの相違点は、第1層2a,2a,…2aと、第2層2b,2b,…2bとの配置が逆になっている点である。
すなわち、本SiC半導体装置10Bでは、n型SiC基板1上に第2層2bが形成されており、第2層2b上に第1層2aが形成されている。さらに、第1層2a上に、第2層2b,…2bと第1層2a,…2aとが交互に積層されている。このような第2層2b,2b,…2b及び第1層2a,2a,…2aとからなる積層構造には、第1実施形態と同様にしてアニールが施されている。そして、このアニールによりn型SiC基板1と第2層2bとの間が反応し、シリサイド層となっている。
これらにより、本実施形態のSiC半導体装置10B及びその製造方法によれば、第1実施形態と同様に、第1層2a,2a,…2a及び第2層2b,2b,…2bがなす電極とn型SiC基板1とが確実に且つ良好にオーミック接触する構造とすることができる。また、本実施形態によれば、第1実施形態と同様に、炭素の析出を大幅に低減しながら、良好なオーミック接触電極を構成することができる。
(第3実施形態)
図3は、本発明の第3実施形態に係るSiC半導体装置の構造を示す断面図である。本SiC半導体装置20は、n型SiC基板1と、合成層2,2,…2とを有して構成されている。合成層2,2,…2は、オーミック電極をなしている。合成層2は、n型SiC基板1の電極形成領域上に形成されている。合成層2は、合成層2上に形成されている。そして、合成層2…2が順次、合成層2上に積層されている。合成層2…2は、例えば20層とする。
合成層2…2は、それぞれ同一構成となっている。そして、合成層2は、第1材料と第2材料とを同時にスパッタして形成された層である。合成層2…2も合成層2と同様にして形成された層である。ここで、第1材料としては、例えば、Ni−Cu合金とする。また、第1材料は、Ni、Cu、W、Co、Mo、Ta、Pd、Tiのいずれかと、Ni、Cu、W、Co、Mo、Ta、Pd、Tiのうちの2つ以上からなる合金と、のうちの一つからなるものとしてもよい。第2材料としては、例えばSiとする。これらにより、合成層2…2のそれぞれは、第1・第2実施形態の第1層2aと第2層2bの組に対応するものとなる。合成層2…2それぞれの厚さは、例えば10nmとする。
さらに、本SiC半導体装置20においては、n型SiC基板1と合成層2との間にシリサイド層(例えばCuシリサイド及びNiシリサイド層(図示せず))が配置されている。このシリサイド層は、合成層2…2をアニールすることで形成された層である。
次に、本実施形態に係る半導体装置20の製造方法について図3を参照して説明する。先ず、n型SiC基板1を用意する。このn型SiC基板1の電極形成領域側の面は、n型SiC基板1の反りを低減するために、鏡面加工されていることとしてもよい。
次いで、n型SiC基板1の電極形成領域に、合成層2を形成する。この合成層2の形成は、上記第1材料と第2材料とを同時にスパッタして、n型SiC基板1の電極形成領域上記に堆積させることで形成する。次いで、合成層2上に合成層2…2を形成する。この合成層2…2の形成は、合成層2の形成と同様にして行う。
次いで、合成層2…2の積層構造に対して、アニールを施す。ここで、アニールの温度は、n型SiC基板1と合成層2とからシリサイドが形成される温度以上とする。このアニールの温度としては、例えば1000℃とする。また、アニールの温度としては、960℃から1200℃の範囲としてもよい。これらのアニールにより、n型SiC基板1と合成層2との間に、シリサイド層(例えばCuシリサイド及びNiシリサイド層)が形成される。そして、シリサイド層と合成層2…2とからなる電極は、n型SiC基板1にオーミック接触した電極となり、SiC半導体装置20が完成する。
これらにより、本実施形態のSiC半導体装置20及びその製造方法によれば、n型SiC基板1上に合成層2…2を形成し、その合成層2…2に対してアニールを施すので、合成層2…2がアニールによりシリサイド化するので、確実に且つ良好にオーミック接触する構造とすることができる。
また、本実施形態によれば、SiCと電極層との反応を抑え、堆積した合成層2…2の反応によりシリサイドを形成するので、炭素の析出を大幅に低減することができる。
(応用例)
次に、上記実施形態の応用例について図7及び図8を参照して説明する。
図7は、上記実施形態のSiC半導体装置10A,10B,20を構成要素としたSiCショットキーダイオードの基本的な構造を示す断面図である。本SiCショットキーダイオード30は、n型SiC層31と、n型SiC層32と、p型SiC層33と、裏面オーミック電極34と、半田接合用金属35と、絶縁物36と、ショットキー電極37と、引出し電極38とを有して構成されている。
ここで、裏面オーミック電極34は、第1・第2実施形態の第1層2a,2a,…2aと第2層2b,2b,…2bとがアニールによってシリサイド化しているものとする。また、裏面オーミック電極34は、第3実施形態の合成層2,2,…2がアニールによりシリサイド化していてもよい。
型SiC層31は、高濃度に不純物を含んだn型の低抵抗SiCである。n型SiC層32は、n型SiC層31の表面に形成されており、低濃度に不純物を含んだn型の高抵抗SiCである。p型SiC層33は、n型SiC層32の表面にリング形状に形成されており、Al又はBをイオン注入した後、1500℃以上に加熱して形成することができる。
裏面オーミック電極34は、n型SiC層31の裏面に形成されており、上記第1から第3実施形態のいずれかの電極で構成されている。この電極としては、例えば、Ni−Cu合金層とSi層とを図1に示すように積層し、その積層構造を焼鈍したものとする。半田接合用金属35は、裏面オーミック電極34の裏面に形成されており、例えば3層膜とする。この3層膜は、例えば、n型SiC層31側から順に、Ti又はCr、Ni又はNi−Cu合金、Ag又はAuとする。
絶縁物36は、n型SiC層32の表面の一部上及びp型SiC層33の表面の一部上にリング形状に形成されており、リング形状のp型SiC層33の外周縁上に配置されている。そして、絶縁物36は、酸化珪素、窒化珪素、酸窒化膜又はポリイミドなどからなる。ショットキー電極37は、n型SiC層32の表面の一部上、p型SiC層33の表面の一部上及び絶縁物36上に渡って形成されている。そして、ショットキー電極37は、Ti、Mo、Niなどからなる。引出し電極38は、ショットキー電極38上に形成されており、Al、Ni、Auなどからなる。
図8は、上記実施形態の半導体素子10A,10B,20を構成要素としたSiCショットキーダイオードの他の例を示す断面図である。本SiCショットキーダイオード40は、n型SiC層41と、n型SiC層42と、p型SiC層43と、裏面オーミック電極44と、半田接合用金属45と、絶縁物46と、ショットキー電極47と、引出し電極48とを有して構成されている。
本SiCショットキーダイオード40では、絶縁物46、ショットキー電極47及び引出し電極48の形状・配置が図7に示すSiCショットキーダイオード30の絶縁物36、ショットキー電極37及び引出し電極38の形状・配置と異なっている。SiCショットキーダイオード40におけるその他の構成は、SiCショットキーダイオード30と同一とすることができる。すなわち、n型SiC層41がn型SiC層31に対応し、n型SiC層42がn型SiC層32に対応し、p型SiC層43がp型SiC層33に対応し、裏面オーミック電極44が裏面オーミック電極34に対応し、半田接合用金属45が半田接合金属35に対応し、絶縁物46が絶縁膜36に対応し、ショットキー電極47がショットキー電極37に対応し、引出し電極48が引出し電極38に対応する。そして、裏面オーミック電極44は、裏面オーミック電極34と同様に、上記第1から第3実施形態のいずれかの電極で構成されている。
次に、SiCショットキーダイオード40の製造方法について、図9から図13を参照して説明する。図9から図13はSiCショットキーダイオード40の製造工程を示す断面図である。先ず、図9に示すように、先ず、シリーズ抵抗を下げる低抵抗のn型SiC層41の表面に、耐圧を確保するのに必要な不純物濃度と厚さとを持つ高抵抗のn型SiC層42を形成する。
次いで、図10に示すように、n型SiC層42にAl(又はBなど)をイオン注入し、その後1500℃以上の熱処理を施すことで、p型SiC43を形成する。このp型SiC43の形成は、具体的には次のように行う。先ず、n型SiC層42の表面に、SiOをCVDによって堆積する。次いで、写真工程により、SiO上にフォトレジストを形成し、そのフォトレジストにおけるp型SiC43の形成位置に対応する部分を除去する。この状態でSiOをエッチングすることにより、SiOにおけるp型SiC43の形成位置に対応する部分を除去し、その部分のn型SiC層42を露出させる。その後、残りのフォトレジストを除去する。その後、n型SiC層42の露出部位からそのn型SiC層42の中に、例えばAlをイオン注入する。その後、注入された不純物を活性化するために、1500℃以上の熱処理を施す。この熱処理により、p型SiC43が完成する。
次いで、図11に示すように、n型SiC層41の裏面に、裏面オーミック電極44を形成する。なお、良好なオーミック性を確保するために、裏面にはNやPなどのN型ドーパントをイオン注入し、その後1500℃以上の活性化熱処理を施し、N++層をあらかじめ形成しておいてもよい。この裏面オーミック電極44が第1から第3実施形態の電極(例えば、Ni−Cu合金膜及びSi膜の積層構造とシリサイド層)に該当するものである。裏面オーミック電極44の形成は、具体的には次のように行う。
先ず、全体的に酸化し、表面、裏面及び側面に酸化膜43bを設ける。その後、n型SiC層41の裏面の酸化膜だけ除去する。その後、例えば図1に示す第1実施形態の製造方法を用いて、n型SiC層41の裏面に、Ni−Cu合金膜及びSi膜を交互に蒸着により堆積する。その後、真空中において1000℃で加熱処理する。これにより、n型SiC層41の裏面に対して確実に且つ良好にオーミック接触する裏面オーミック電極44が完成する。
次いで、図12に示すように、絶縁物46、ショットキー電極47及び引出電極48を形成する。具体的には先ず、前工程により形成され、n型SiC層42の表面及び側面などにまだ残っている酸化膜43bを除去する。その後、n型SiC層42及びp型SiC層43の表面全体に、ショットキー電極47としてTiをスパッタリング法にて堆積する。そして、ショットキー電極47をパターニングして、n型SiC層42及びp型SiC層43の表面における外縁近傍の一部を露出させる。その後、ショットキー電極47上と、n型SiC層42及びp型SiC層43の表面における露出部上とに、全体的にAlを堆積する。そのAlの外縁近傍を除去するようにパターニングして引出し電極48とする。その後、n型SiC層42、p型SiC層43及び引出し電極48の表面全体に、ポリイミドなどの絶縁物を堆積し、その絶縁物の中央領域について除去するパターニングをすることで絶縁物46を形成する。このパターニングで引出し電極48が露出する。
次いで、図13に示すように、半田接合用金属45を形成する。例えば、裏面オーミック電極44の裏面全体に、その裏面オーミック電極44側からみてTi膜45a、Ni膜45b、Ag膜45cの順に積層された3層膜を形成することで、半田接合用金属45とする。これらにより、SiCショットキーダイオード40が完成する。
これらにより、SiCショットキーダイオード30,40によれば、裏面オーミック電極34及び裏面オーミック電極44に、第1から第3実施形態のいずれかの電極を適用しているので、裏面オーミック電極34(又は裏面オーミック電極44)とn型SiC層31(41)とが確実にかつ良好にオーミック接触する構造とすることができる。そこで、SiCショットキーダイオード30,40は、オン抵抗を低減でき、高速動作についての特性を改善することもできる。
また、本応用例によれば、裏面オーミック電極34及び裏面オーミック電極44の形成工程において黒鉛を生じさせず、プロセスラインなどでの汚染を回避できるので、不具合のない高品位なSiCショットキーダイオード30,40を製造することができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能であり、実施形態で挙げた具体的な材料や層構成などはほんの一例に過ぎず、適宜変更が可能である。
例えば、上記第1及び第2実施形態では、複数の第1層と複数の第2層とを交互に積層した積層構造を形成してその積層構造をアニールした構成を有するが、本発明はこれに限定されるものではなく、該積層構造の代わりに、1つの第1層と1つの第2層とを積層した積層構造を形成してその積層構造をアニールした構成としてもよい。また、上記第3実施形態では、複数の合成層を積層した積層構造を形成してその積層構造をアニールした構成を有するが、本発明はこれに限定されるものではなく、該積層構造の代わりに、1つの合成層を形成してその合成層をアニールした構成としてもよい。
また、本発明に係る半導体素子及びその製造方法は、SiCショットキーダイオードのみならず、MOSFET、バイポーラトランジスタ、SIT、サイリスタ、IGBTなどの各種半導体装置のオーミック電極に適用することができる。
また、上記第1及び第2実施形態では、n型SiC基板1上に、第1層と第2層とを積層した積層構造を形成してその積層構造をアニールした構成を有する。この構成の変形として、n型SiC基板1上に、そのn型SiC基板1の不純物濃度よりも高い不純物濃度のエピタキシャル層をエピタキシャル成長により形成し、そのエピタキシャル層に前記第1層及び第2層からなる積層構造を形成してその積層構造をアニールした構成としてもよい。また、第3実施形態の変形例として、n型SiC基板1上に、そのn型SiC基板1の不純物濃度よりも高い不純物濃度のエピタキシャル層をエピタキシャル成長により形成し、そのエピタキシャル層に前記合成層を積層してその合成層をアニールした構成としてもよい。このようにすると、n型SiC基板1に対して、窒素などの不純物をイオン注入することなく、さらに低抵抗で良好なオーミック接触を得ることができ、且つ、n型SiC基板1の「反り」の発生を抑えることもできる。
また、上記実施形態において、n型SiC基板1(又は上記エピタキシャル層)の電極形成領域側の面は、鏡面加工されていてもよいが、所定の粗さに加工されていてもよい。すなわち、n型SiC基板1上に第1層及び第2層を形成する前に、n型SiC基板1の電極形成領域側の面を、荒らす工程を行ってもよい。ここで、荒らす工程としては、電極形成領域側の面に対して熱酸化処理を施す方法が挙げられる。すなわち、電極形成領域側の面に熱酸化膜を形成し、その後、熱酸化膜を除去することで、電極形成領域側の面を荒らすことができる。また、荒らす工程としては、サンドブラスト、グラインディング、ラッピングなどの研磨処理、又は、レーザー照射などの処理を適用することもできる。このように、n型SiC基板1(又は上記エピタキシャル層)の電極形成領域側の面を荒らすことにより、さらに低抵抗で良好なオーミック接触を得ることができる。
本発明の第1実施形態に係るSiC半導体装置の構造を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係るSiC半導体装置の構造を示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係るSiC半導体装置の構造を示す断面図である。 第1実施形態のSiC半導体装置における黒鉛析出状態を示す図である。 従来のSiC半導体装置における黒鉛析出状態を示す図である。 第1実施形態のSiC半導体装置のI−V特性を示す図である。 本発明の実施形態に係るSiCショットキーダイオードを示す断面図である。 本発明の実施形態に係るSiCショットキーダイオードを示す断面図である。 同上のSiCショットキーダイオードの製造工程を示す断面図である。 同上のSiCショットキーダイオードの製造工程を示す断面図である。 同上のSiCショットキーダイオードの製造工程を示す断面図である。 同上のSiCショットキーダイオードの製造工程を示す断面図である。 同上のSiCショットキーダイオードの製造工程を示す断面図である。
符号の説明
1…n型SiC基板、2a,2a,〜2a…第1層、2b,2b,〜2b…第2層、2,2,〜2…合成層、10A,10B,20…SiC半導体装置

Claims (4)

  1. n型SiC基板の電極形成領域上に、Ni−Cu合金膜からなる第1層を形成し、該第1層上にSiからなる第2層を形成し、
    前記第1層及び第2層に対してアニールを施すことにより、前記電極形成領域上に電極を形成することを特徴とするSiC半導体装置の製造方法。
  2. 前記アニールは、前記n型SiC基板と前記第1層又は第2層とからシリサイドが形成される温度以上の温度で行うことを特徴とする請求項1に記載のSiC半導体装置の製造方法。
  3. 前記第1層及び第2層を交互に複数積層し、その後に前記アニールを行うことを特徴とする請求項1又は2に記載のSiC半導体装置の製造方法。
  4. 前記第2層は、前記第1層よりも薄いことを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載のSiC半導体装置の製造方法。
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