JP4080470B2 - 文字パターン生成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ワードプロセッサ、パーソナルコンピュータの文書処理装置に適用され、ビットマップフォントを高速に生成する文字パターン生成装置に関する。
従来、ビットマップフォントに比較してギザのないスムーズな文字パターンを発生する方法として、アウトラインフォントによる文字パターンの発生方法がある。このアウトラインフォントは、文字の輪郭をサンプリングした複数の制御点の座標値をフォントデータとして、文字サイズや書体等に応じて座標変換し、輪郭の内部を塗りつぶすことによって文字パターンを発生するので、ビットマップフォントに比較して、記憶しなければならない制御点の座標値のデータ量が増えるため、大規模のROMが必要になり、さらには、文字パターンの生成処理速度が遅くなるという問題がある。
そこで、特開平6−167963号公報に記載によれば、メモリ容量を少なくして大量のフォントデータを記憶できる文字パターンの発生方法及び装置が提案されている。この文字パターン生成方法は、文字パターンを構成する共通のエレメントを表現する図形情報と、個々の文字に対して図形情報の構成情報を記憶しておき、指示された文字に対応する図形情報のそれぞれをビットマップに展開し、展開されたビットマップデータを構成情報に従って合成して文字パターンを生成する。また、展開した図形情報のビットマップデータを記憶しておくことにより、図形情報をビットマップデータに展開する際に、該当するビットマップデータが既に記憶されている場合は、この記憶されたビットマップデータを合成して文字パターンを生成するよう構成されている。
しかしながら、前記特開平6−167963号公報に記載の文字パターンの発生方法では、図形情報は、文字パターンの一部を示す輪郭を特定できる制御点の座標値で配列されているので、共通の図形情報をひとまとめに記憶することにより、図形情報の共有化に比例して、制御点の座標値のデータ量を少なくすることができるが、図形情報をビットマップデータに展開する際に、文字の構成情報を指定された文字サイズに合わせて変換し、変換した構成情報に従い各図形情報のサイズ/位置を変換してビットマップデータに合成するので、アウトラインフォントと同じように文字パターンの生成処理速度が遅くなるという問題がある。
本発明は以上の事情を考慮してなされたもので、例えば、文字パターンを構成する各ストロークの骨格座標データから直接ビットマップフォントを生成することにより、アウトラインデータに展開することなく、高速にビットマップフォントを生成することができる文字パターン生成装置を提供する。
本発明は、生成する文字パターンの文字コード、書体、文字サイズ等の入力情報を入力する入力部と、文字パターンを構成するストロークの骨格座標データからなるストローク配置情報を含む文字情報を文字コード別に記憶する文字情報記憶部と、前記入力部によって入力された入力情報に基づいて1つの文字情報に含まれるストローク配置情報を前記文字情報記憶部から読み出し、その読み出したストローク配置情報の骨格座標データに基づいてビットマップフォントを生成するビットマップフォント生成部と、前記ビットマップフォント生成部によって生成されたビットマップフォントを1文字パターンとして出力する出力部とを備えたことを特徴とする文字パターン生成装置である。
なお、本発明において、入力部は、キーボード、ペン・タブレット、アイコン等の入力装置で構成されることが好ましい。文字情報記憶部はROM、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクなどの記憶装置で構成されることが好ましい。ビットマップフォント生成部は、CPU、ROM、RAM、I/Oポートからなるマイクロコンピュータで構成されることが好ましい。出力部はLCD(液晶)ディスプレイ、CRTディスプレイ、プラズマ・ディスプレイ等の表示装置、及びサーマルプリンタ、レーザプリンタ等の印刷装置で構成されることが好ましい。
本発明によれば、文字パターンを構成する各ストロークの骨格座標データから直接ビットマップフォントを生成することにより、アウトラインデータに展開することなく、高速にビットマップフォントを生成することができる。
前記文字情報は、1つ以上の共通のストローク配置情報を組み合わせた共通ストローク構成情報をさらに含むよう構成してもよい。
前記構成によれば、例えば、漢字の部首を構成する部首構成情報として共通のストローク配置情報を共有化することにより、さらに文字情報記憶部のデータ容量が削減できる。
前記共通ストローク構成情報は、1つ以上の共通のストローク配置情報の位置・サイズを示す位置・サイズ情報をさらに含むよう構成してもよい。
前記構成によれば、共通ストローク構成情報の位置・サイズを示す位置・サイズ情報も別にもつことにより、例えば、共通ストローク構成情報で構成される漢字の部首のバランスとサイズを考慮してビットマップフォントを生成することができる。
前記文字情報は、1つ以上の共通のストローク配置情報を組み合わせた共通ストローク構成情報と、前記共通ストローク構成情報のストローク配置情報の骨格座標データを修正する修正データをさらに含むよう構成してもよい。
前記構成によれば、共通ストローク構成情報で構成される漢字の部首のバランスを修正することができる。
前記文字情報記憶部は、文字パターンを構成する各ストロークの骨格座標データからなるストローク配置情報を含む文字情報を文字コード別及び書体別に記憶するよう構成してもよい。
前記構成によれば、文字パターンを構成する各ストロークの骨格座標データから直接ビットマップフォントを書体別に生成することができる。
前記文字情報記憶部は、1つ以上の共通のストローク配置情報を組み合わせた共通ストローク構成情報と、前記共通ストローク構成情報の共通ストローク配置情報を修正する修正データを記憶するよう構成することが好ましい。
前記構成によれば、文字毎にストローク配置情報を修正することができる。
1つ以上の共通のストローク配置情報を組み合わせた共通ストローク構成情報に対応した共通ビットマップデータを記憶する共通ビットマップデータ記憶部をさらに備え、前記文字生成部は、前記共通ビットマップデータ記憶手段に記憶されている前記共通ビットマップデータを検索することにより共通のストローク配置情報をビットマップデータに変換するよう構成してもよい。
前記構成によれば、共通のストローク配置情報を高速にビットマップデータに変換し、変換したビットマップデータを組み合わせてビットマップフォントに生成することができる。
前記共通ビットマップデータ記憶部は、前記共通ビットマップデータを修正する修正データを文字コード別にさらに記憶するよう構成してもよい。
前記構成によれば、共通ビットマップデータを組み合わせてビットマップフォントを生成する際に、ビットマップデータを修正データにより修正できる。
前記共通ビットマップデータ記憶部は、1つ以上の共通のストローク配置情報を組み合わせた共通ストローク構成情報に対応した共通ビットマップデータを書体別にさらに記憶するよう構成してもよい。
前記構成によれば、書体に応じた共通ビットマップデータを組み合わせてビットマップフォントに生成することができる。
前記共通ビットマップデータ記憶部は、前記共通ビットマップデータを修正する修正データを書体別にさらに記憶するよう構成してもよい。
前記構成によれば、書体別の共通ビットデータを組み合わせて、指定した書体のビットマップフォントを生成することができる。
前記文字情報のサイズに従ってストローク配置情報の骨格座標データの拡大縮小率を決定する拡大縮小変換部をさらに備えた構成にしてもよい。
前記構成によれば、文字情報のサイズに従って拡大縮小率を決定することにより、指定した文字サイズに合ったビットマップフォントを生成することができる。
前記ストローク配置情報の骨格座標データは、少なくともストロークの始点及び終点の座標値を含むよう構成してもよい。
前記構成によれば、ストロークの骨格データから高品位のビットマップデータを生成することができる。
前記文字情報記憶部は、文字パターンの共通する各ストロークの輪郭座標データを含む文字情報を文字コード別及び書体別にさらに記憶し、前記入力部によって入力された入力情報に基づいて前記文字情報記憶部から読み出し、その読み出した輪郭座標データに基づいてアウトラインフォントを生成するアウトラインフォント生成部をさらに備えた構成にしてもよい。
前記構成によれば、輪郭座標データをあらかじめ記憶しておくことにより、アウトラインフォントも生成することができる。
本発明によれば、文字パターンを構成するストロークの骨格座標データから直接ビットマップフォントを生成することにより、アウトラインデータに展開することなく、高速にビットマップフォントを生成することができる。
以下、図に示す実施例に基づいて本発明を詳述する。なお、本発明はこれによって限定されるものではない。
図1は本実施例の文字パターン生成装置のハード構成を示すブロック図である。図1において、1はキーボード、ペン・タブレット、アイコン等の入力装置で構成される入力部を示し、入力部1は、生成するビットマップフォントの文字コード、書体、生成サイズ、必要に応じてビットマップ生成方法(アウトラインフォント展開、又は文字情報展開のどちらの方法を用いるか)等の文字生成パラメータを入力し、ビットマップフォント生成を指示する。
2はCPUとプログラムROMで構成される展開制御部を示し、展開制御部2は、ビットマップフォント展開処理方法を切り替え、必要に応じて文字情報記憶部9を読み込む。
3はCPUとプログラムROMで構成されるアウトラインフォント生成部を示し、アウトラインフォント生成部3は、展開制御部2からの文字生成パラメータと文字情報、及び共通ストローク配置情報記憶部10、輪郭データ記憶部11等から、ストローク配置情報、輪郭データを読み出してアウトラインフォントを生成する。
4はCPUとプログラムROMで構成されるアウトラインフォント拡大縮小変換部を示し、アウトラインフォント拡大縮小変換部4は、文字生成パラメータに従い、アウトラインフォント生成部3で生成されたアウトラインフォントの拡大縮小変換を行う。
5はCPUとプログラムROMで構成されるアウトラインフォント展開部を示し、アウトラインフォント展開部5は、アウトラインフォント拡大縮小変換部4で変換されたアウトラインフォントをビットマップフォントに展開し、ビットマップフォント展開記憶部13に格納する。
6はCPUとプログラムROMで構成される文字情報拡大縮小変換部を示し、文字情報拡大縮小変換部6は、展開制御部2からの文字生成パラメータに従い、文字情報の拡大縮小変換を行う。
7はCPUとプログラムROMで構成される文字情報展開部を示し、文字情報展開部7は、文字情報拡大縮小変換部6で変換された文字情報と、文字生成パラメータ、共通ストローク配置情報記憶部10、共通ビットマップデータ記憶部12から共通のストローク配置情報、共通のビットマップデータを読み出しビットマップフォントを展開し、ビットマップフォントデータ記憶部メモリ13に格納する。
8はLCD(液晶)ディスプレイ、CRTディスプレイ、プラズマ・ディスプレイ等の表示装置、及びサーマルプリンタ、レーザプリンタ等の印刷装置で構成される出力部を示し、出力部8は、ビットマップフォント展開記憶部13に格納されたビットマップ情報をビットマップフォントとして出力する。
9はROM・RAMで構成される文字情報記憶部を示し、文字情報記憶部9は、文字コードに応じて文字生成に必要な、ストローク配置情報、共通ストローク構成情報、修正データ等の文字情報を記憶する。
10はROM・RAMで構成される共通ストローク構成情報記憶部を示し、共通ストローク構成情報記憶部10は、1つ以上の共通のストローク配置情報を組み合わせた共通ストローク構成情報を記憶する。
11はROM・RAMで構成される輪郭データ記憶部を示し、輪郭データ記憶部11は、ストローク配置情報に合わせて貼り付け、またはアウトラインフォント生成するための輪郭データである。
12はROM・RAMで構成される共通ビットマップデータ記憶部を示し、共通ビットマップデータ記憶部12は、共通ストローク構成情報に対応したビットマップデータである。
13はROM・RAMで構成されるビットマップフォント展開記憶部を示し、ビットマップフォント展開記憶部13は、文字生成パラメータに従って展開したビットマップフォントデータを格納する。
14はROM・RAMで構成されるビットマップフォントデータ記憶部を示し、ビットマップフォントデータ14は、書体や文字コード、サイズ等に応じたビットマップフォントを記憶する。
15はCD−ROM、ICカード、MD、フロッピー(登録商標)ディスクなどで構成される記録媒体を示し、記録媒体15は、展開制御処理プログラム、アウトラインフォント生成処理プログラム、アウトラインフォント拡大縮小変換処理プログラム、アウトラインフォント展開処理プログラム、文字情報拡大縮小変換処理プログラム、文字情報展開処理プログラム、文字情報、共通のストローク配置データ、輪郭データ、共通ビットマップデータ、ビットマップフォントデータを記憶している。
16は記録媒体15に記憶された各処理プログラム及び各種データを読み取って、2〜7の各部、10〜14の各記憶部にインストールする媒体読取装置を示す。
17はCPU、ROM、RAM、I/Oポートからなるマイクロコンピュータで構成される制御部を示し、制御部17は、バス18を介して装置全体を制御する。
18は制御部17によりアドレス、文字情報及び各種データを転送するバスを示す。
図1において、本発明の別の観点からみれば、文字パターン生成装置をコンピュータによって制御するためのプログラムを記憶した媒体であって、前記制御プログラムはコンピュータに、文字パターンを構成する各ストロークの骨格座標データからなるストローク配置情報を含む文字情報を文字情報記憶部に文字コード別に記憶させ、生成する文字パターンの文字コード、書体、文字サイズ等の入力情報が入力部より入力されると、その入力情報に基づいて1つの文字情報に含まれるストローク配置情報を前記文字情報記憶部から読み出し、その読み出したストローク配置情報の骨格座標データに基づいてビットマップフォントを生成させ、生成されたビットマップフォントを1文字パターンとして出力部により出力させることを特徴とする文字パターン生成装置制御プログラムを記憶した媒体が提供される。
図2は本実施例の文字パターン生成装置の文字パターン生成処理の手順を示すフローチャートである。図2において、特に、文字情報からビットマップフォントの文字パターンを生成する処理の手順を説明する。
stepS1:ビットマップフォント生成処理を開始する。
stepS2:生成する文字コード、書体の種類、文字サイズ、文字パターン生成方法(ビットマップフォント展開、またはアウトラインフォント展開による文字パターン生成)等の文字生成パラメータを入力部1より入力する。
stepS3:文字生成パラメータに該当するビットマップデータが、ビットマップフォントデータ記憶部14に存在するかどうかを展開制御部2で調べ、存在する場合はstepS17に、存在しない場合はstepS4に進む。
stepS17:ビットマップフォントデータ記憶部14から該当するビットマップフォントデータを読み込み、ビットマップ展開記憶部13に格納した後、stepS11に進む。
stepS4:文字生成パラメータの文字コードに該当する文字情報を文字情報記憶部9から読み込む。
図4は本実施例の文字情報記憶部に記憶された漢字「培」の文字情報を説明する図である。
図4(1)は文字情報が全てストローク配置情報から構成されている場合であり、文字のシフトJISコードと、ストローク配置情報の座標データとそれに対応した輪郭データの番号と書体毎に文字情報を変更するためのデータからなる。
図4(2)は文字情報に共通ストローク構成情報が含まれている場合で、共通ストローク構成情報の座標、番号、書体毎に文字情報を変更するための各データ、そして文字生成サイズ毎に共通ストローク構成情報を変更するデータからなる。
図5は図4の文字情報のイメージを示す図である。なお、ここでは、文字情報を、個々のストローク配置情報からなるものと、共通ストローク構成情報からなるものを別々に示したが、両方が同時に含まれていても構わない。
共通ストローク構成情報を含む文字情報は、個々のストローク配置情報に全て展開した後にビットマップフォントへの変換を行うので、以降は、図4(2)の共通ストローク構成情報からなる文字情報の展開について説明する。
stepS5:stepS4で読み込んだ文字情報に、生成書体に該当する書体別文字情報の変更データが含まれているかどうかを展開制御部2で判断する。
書体Tを生成する場合は、共通ストローク構成情報の番号A100に変更データ(修正データ)が含まれていると判断され、stepS6に進む。
それ以外の書体を生成する場合は、変更データが存在しないので、stepS7に進む。
stepS6:生成書体に該当する書体別文字情報変更データに従い、展開制御部2で文字情報を変更する。書体Tを生成する場合、文字情報の共通ストローク構成情報A100の座標データであるP30に対し、変更データΔP30を加え、座標データを変更する。
stepS7:展開制御部2で、文字情報を、アウトラインフォント展開、文字情報展開(ビットマップフォント展開)のどちらで行うかを判断する。
これは、文字生成パラメータと共に入力部分1から入力して指定してもよいし、文字サイズや出力デバイスの解像度、展開速度の条件等によって判断しても構わない。
アウトラインフォント展開を行う場合は、stepS13、文字情報展開を行う場合はstepS8に進む。
stepS13:アウトラインフォント生成処理3で、文字生成パラメータに従い、共通ストローク構成情報の展開を行う。
図6は本実施例の書体Sの共通ストローク構成情報の一例を示す図である。共通ストローク構成情報A100は、3つの共通のストローク配置情報から構成されており、それぞれの座標と対応する輪郭データ番号をもつ。共通ストローク構成情報A101は、2つの共通ストローク構成情報A102,A103から構成されており、それぞれの骨格座標と共通ストローク配置番号、共通ストローク配置情報の変更データ、共通ビットマップ変更データをもつ。また、この共通ストローク配置情報は、書体毎に用意されている。
図7は図6の共通ストローク構成情報のイメージを示す図である。図7(1)は書体Sの場合のもの、図7(2)は書体Tの場合のものである。
次に、「培」の共通ストローク構成情報の展開方法について説明する。漢字「培」の文字情報には、図4(2)に示すように、共通ストローク構成情報A100が含まれている。そこで、共通ストローク構成情報記憶部10から生成書体に応じたA100の共通ストローク構成情報を読み出す。
次に、共通ストローク構成情報A100(P50〜P55)を、文字情報の共通ストローク構成情報A100の座標(P30,P31)で表されるサイズに変換し、該当する位置に合成する。これにより、共通ストローク構成情報A100が個々のストローク配置情報に展開される。
共通ストローク構成情報A101についても、共通ストローク構成情報記憶部10から該当データを読み出して、同様にサイズ変換を行い、個々のストローク配置情報に展開する。
但し、A101には共通ストローク構成情報A102,A103が含まれているため、さらに共通ストローク構成情報A102,A103を読み出す。また、A102には共通ストローク構成情報の変更データがあるので、読み出したA102のP67の座標にΔP67を加えて座標を変更する。
その後、サイズ変換された座標(P56〜P59)を用いてA102,A103を展開する。
stepS14:アウトラインフォント生成部3で、ストローク配置情報と輪郭データからアウトラインフォントを生成する。ストローク配置情報には、対応する輪郭データの番号が付加されているので、該当する輪郭データを読み出し、ストローク配置情報の座標に合わせて変換して合成する。
図8は本実施例の書体別のストローク配置情報に対応する輪郭データの一例を示す図である。共通ストローク構成情報A100を展開したストローク配置情報では、(P50,51)に輪郭データB100が対応しているので、輪郭データ記憶部11からB100のデータを読み出し、座標(P50,P51)に合わせて回転や拡縮処理を行い、合成する。
stepS15:アウトラインフォント拡大縮小変換部4で、アウトラインフォント生成部3で生成されたアウトラインフォントを文字生成パラメータの文字サイズに合わせて拡大縮小変換する。
stepS16:アウトラインフォント拡大縮小変換部4で変換されたアウトラインフォントを、アウトラインフォント展開部5でビットマップフォントに変換し、ビットマップ展開記憶部13に格納した後、stepS11に進む。
次に、stepS7で文字情報展開を行うと確定した場合の処理について説明する。
stepS8:文字情報拡大縮小変換部6で、展開制御部2からの文字情報に対し、文字生成パラメータの文字サイズに従って拡大縮小変換を行う。
ここで、ストローク配置情報がストロークの骨格データである場合、厚みを持った各ストロークの中心にストローク配置情報が位置するので、文字の全体枠よりも、ストローク配置情報の最大枠の方が小さくなる。
従って、文字情報を展開する場合、指定した文字サイズよりも小さいビットマップフォントが得られる可能性がある。このため、文字毎にストローク配置情報の最大枠を求め、これを生成サイズに変換できるような変換率を決めて、文字情報の拡大縮小変換を行う。
stepS9:文字情報展開部7で、文字情報拡大縮小変換部6で変換された文字情報の共通ストローク構成情報の展開を行う(図3のフローチャートで詳述する)。
図3は図2のステップ9のサブルーチンの処理の手順を示すフローチャートである。図3において、
stepS20:展開する文字情報の中に共通ストローク構成情報が含まれているかを調べ、あればstep21へ進み、なければstep27へ進む。
図4(2)の文字情報では、2つの共通ストローク構成情報が含まれている。 stepS21:文字情報の共通ストローク構成情報の番号と座標が表すサイズをもとに、共通ビットマップデータ記憶部12の中に、該当する共通ビットマップデータが存在するかを調べ、あればstep23へ進み、なければstep22へ進む。
図9は本実施例の共通ビットマップデータの一例を示す図である。書体、共通ストローク構成情報番号、サイズ毎にビットマップデータを用意している。
ここで、文字情報に共通ストローク構成情報A100が存在し、書体SでかつA100の展開サイズが6ビット×10ビットの場合は、共通ビットマップデータ記憶部の中に該当データが存在すると判断される。
stepS22:文字情報の共通ストローク構成情報の展開を行う。
ここでは、stepS13の処理と同様に、文字情報の共通ストローク構成情報の番号に従って共通ストローク構成情報記憶部10から該当するデータを読み出し、共通ストローク構成情報をその変更データにより変更し、拡大縮小変換して展開後、stepS10に進む。
stepS23:stepS21で調べて、共通ストローク構成情報に対応する共通ビットマップデータを共通ビットマップ記憶部12から読み出す。
stepS24:共通ストローク構成情報の中に、共通ビットマップデータの変更データがあるかどうかを判断し、あればstepS25へ、なければstepS26へ進む。
stepS25:共通ビットマップデータの変換を行う。書体Sの共通ストローク構成情報A101には、共通ストローク構成情報A102のサイズ(6,10)の共通ビットマップデータの変更データがある。このデータにより、共通ビットマップデータの左上のビット位置を原点(0,0)としたときの、座標(5,3)の位置のビットの白黒を反転させ、ビットマップデータのストローク形状を変更する。
stepS26:共通ビットマップデータを共通ストローク構成情報の座標位置に合わせて、ビットマップ展開記憶部13に格納し、stepS10に進む。
stepS27:文字情報の中にストローク配置情報の変更データがあるかどうかを判断し、あればstepS28に、なければstepS10に進む。
「培」の文字情報には、生成サイズが(16ビット×16ビット)の場合の共通ストローク構成情報の変更データがあるので、生成サイズが一致している場合のみ、変更があると判断する(図4(2)参照)。
stepS28:ストローク配置情報に対し、共通ストローク配置情報変更データの変更データにより変更を行い、stepS10に進む。「培」の文字情報の場合、展開後のストローク配置情報の点P67(例えば、図7(1)のA102参照)に対し、変更データΔP67を加え、座標を変更する。
stepS10:文字情報のストローク配置情報をビットマップに展開する。これは、ストローク配置情報を表す線分と、生成ビットマップ領域の各ビット位置と重なる場合にドットを生成する方法でも、他の方法でも構わない。展開したビットマップは、ビットマップ展開記憶部13に格納する。
stepS11:出力手段8で、ビットマップ展開記憶部13のビットマップを読み出し、ビットマップフォントとして出力する。
stepS12:処理を終了する。
前記構成によれば、以下の効果が得られる。
ストローク構成情報を共有化することにより、漢字の部首など同じストローク配置情報を組み合わせたデータについて、容量が削減できる。
共通ストローク構成情報を再帰的にもつことにより、共通ストローク構成情報の容量が削減できる。
共通ストローク構成情報の中に、共通のストローク配置情報の構成を変更するデータをもつことにより、共通のストローク配置情報を組み合わせて、さらに共通ストローク構成情報を生成するときの文字バランスを修正することができる。 書体毎に共通ストローク構成情報をもつことにより、書体形状に応じたビットマップ生成ができる。
文字情報に、共通ストローク構成情報の変更データをもつことにより、文字毎に多少異なるストローク配置情報の調整ができる。
共通ストローク構成情報に対応したビットマップデータをもつことにより、高速にビットマップフォントを生成できる。
共通ストローク構成情報に共通ビットマップデータの変更データをもつことにより、共通ストローク構成情報のビットマップ化を行う際に、ビットマップデータの変更ができる。
書体毎に共通ビットマップデータを記憶することにより、書体形状に応じたビットマップを生成することができる。
文字情報に、ストローク配置情報の変更データを書体毎にもつことにより、複数書体のストローク配置情報を生成することができる。
文字情報のサイズに従って拡縮率を決定することにより、指定した生成サイズに合ったビットマップフォントを生成することができる。
ストローク配置情報が骨格データであるので、骨格データに輪郭データを付加して高品位のアウトラインフォントを生成することができる。
ビットマップフォントの文字パターンをあらかじめ記憶しておくことにより、記憶しておいた文字パターンに関して、高速にビットマップフォントを生成することができる。
本実施例の文字パターン生成装置のハード構成を示すブロックずである。 図2のステップ9のサブルーチンの処理の手順を示すフローチャートである。 本実施例の共通ストローク配置情報のビットマップフォント生成処理の手順を示すフローチャートである。 本実施例の文字情報記憶部に記憶された漢字「培」の文字情報を説明する図である。 図4の文字情報のイメージを示す図である。 本実施例の書体Sの共通ストローク構成情報の一例を示す図である。 図6の共通ストローク構成情報のイメージを示す図である。 本実施例の書体別のストローク配置情報に対応する輪郭データの一例を示す図である。 本実施例の共通ビットマップデータの一例を示す図である。
符号の説明
1 入力部
2 展開制御部
3 アウトラインフォント生成部
4 アウトラインフォント拡大縮小変換部
5 アウトラインフォント展開部
6 文字情報拡大縮小変換部
7 文字情報展開部
8 出力部
9 文字情報記憶部
10 共通ストローク構成情報記憶部
11 輪郭データ記憶部
12 共通ビットマップデータ記憶部
13 ビットマップ展開記憶部
14 ビットマップフォントデータ記憶部
15 記録媒体
16 媒体読取装置
17 制御部
19 バス

Claims (5)

  1. 文字コード、書体の種類および文字サイズからなる入力情報を入力する入力部と、
    文字パターンを構成する各ストロークの骨格座標データからなるストローク配置情報と他の文字と共通化可能な1つ以上の前記ストローク配置情報を組み合わせた共通ストローク構成情報とを含む文字情報を記憶する文字情報記憶部と、
    前記共通ストローク構成情報に対応付けられ、他の文字と共通化したビットマップデータを記憶する共通ビットマップデータ記憶部と、
    文字パターンを生成する文字情報展開部と、
    生成された文字パターンを出力する出力部とを備え、
    前記文字情報展開部は、各ストロークについて
    (1)入力された文字コードから決定される文字の文字情報に共通ストローク構成情報が含まれる場合は、当該共通ストローク構成情報に対応する共通ビットマップデータを検索し、
    (1−1)検索した前記共通ビットマップデータが存在する場合には前記共通ビットマップデータを用いて文字パターンを生成し、
    (1−2)検索した前記共通ビットマップデータが存在しない場合には前記共通ストローク構成情報の骨格座標データに基づく骨格をビットマップに展開して文字パターンを生成し、
    (2)共通ストローク構成情報が含まれない場合は、ストローク配置情報の骨格座標データに基づく骨格をビットマップに展開して文字パターンを生成する
    ことを特徴とする文字パターン生成装置。
  2. 前記ストローク配置情報は、文字パターンの生成において骨格座標データの変更を要するか否かと変更の内容とを示す第1変更データを含み、
    前記文字情報展開部は、変更を要する場合に第1変更データの変更内容に沿って変更した骨格座標データに基づいて文字パターンを生成する請求項1に記載の文字パターン生成装置。
  3. 前記共通ストローク構成情報は、文字パターンの生成において対応する前記共通ビットマップデータの変更を要するか否かと変更の内容とを示す第2変更データを含み、
    前記文字情報展開部は、変更を要する場合に共通ビットマップデータを第2変更データの変更内容に沿って変更したビットマップデータを用いて文字パターンを生成する請求項に記載の文字パターン生成装置。
  4. 前記第2変更データが、書体別のデータである請求項3に記載の文字パターン生成装置。
  5. 骨格座標データに基づく骨格を拡大縮小変換する文字情報拡大縮小変換部をさらに備え、
    前記文字情報拡大縮小変換部は、ストローク配置情報の骨格座標データから決定される最大枠を文字ごとに求め、文字サイズで与えられる文字パターンの生成サイズに前記最大枠を適合させるように前記骨格を拡大縮小変換し、
    前記文字情報展開部は、拡大縮小変換された骨格に基づいて文字パターンを生成する請求項に記載の文字パターン生成装置。
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