JP4079037B2 - 光ディスク装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスクのデータを読み取ることが可能な光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は従来の光ディスク装置の構成を示すブロック図、図6は従来の光ディスク装置の読み取りエラー発生時のCPUの論理判断のフローチャートである。
【0003】
図5において、18はリードオンリメモリ(ROM)で、図6に示したフローチャートに従った制御プログラム、ならびに光ディスク装置のための記録制御プログラムを記憶したプログラム記憶エリアを有している。19はメインメモリであり、制御のために必要な記憶領域の他、各種の記録制御、再生制御に必要な記憶領域として使用される。2はフィードモータであり、6のフィードモータドライバで駆動される。3はスピンドルモータで7のスピンドルモータドライバから駆動される。4はピックアップユニットであり、アクチュエータドライバ8から駆動される。フィードモータドライバ6、スピンドルモータドライバ7、アクチュエータドライバ8をサーボ制御するものがサーボプロセッサ15である。ピックアップユニット4にはレーザダイオードが内蔵されており、これを駆動するものがLDドライバ5であり、エンコーダ10及びリードアンプ9から制御される。ROMエンコーダ11は記録すべきデータを格納されているバッファメモリ12から取得し記録のためにエンコード処理を行い、結果をエンコーダ10に入力するものである。
【0004】
再生系では、光ディスク1とピックアップユニット4から得られる光信号はリードアンプ9で信号処理され、サーボプロセッサ15へのフィードバック信号として使われると共に、ATIPディテクタ13の入力信号となり、その出力信号はエンコーダ10へフィードバックされる。デコーダ14はCD信号を復調するためのものであり、サーボプロセッサ15の出力信号を使ってデータ復調を行い、その結果をバッファメモリ12へ格納する。バッファメモリ12は記録データ、および復調したデータを一時記憶するためのメモリである。これらのデータはATAPIインタフェース部21を経由し、IDEバス22を使った通信でホストコンピュータとやりとりされるものである。システムバス16は、光ディスク装置内でのデータ転送用バスである。温度信号23は、ピックアップユニット内の温度センサから得られる信号であり、A/D変換器24を通してデジタル化されCPU17でデジタル値として処理される。
【0005】
次に読み取りエラー発生時の処理について、図6にて説明する。
【0006】
読み取りエラー(リードエラー)が発生する(S1)と、エラーが発生した箇所のディスクアドレスを記憶し(S2)、そのディスクアドレスを元にエラーが発生した箇所を再度リード(リードリトライ)する(S3)。再度リードして読み取れたらメイン処理に移行し、読み取りエラーが生じたらリードリトライ回数をみる(S4)。リードリトライ回数があらかじめ決めた規定の回数に達していないか判定する(S5)。リードリトライ回数があらかじめ決めた規定の回数を超えていなかったらS3にもどる。リードリトライ回数があらかじめ決めた規定の回数を超えていたら、読み取りエラーが生じにくくするためにディスクの回転数を落とす(S6)。ディスクの回転数があらかじめ決めた回転数よりも落ちていないか判定する(S7)。ディスクの回転数があらかじめ決めた回転数よりも落ちていなかったらS3にもどる。ディスクの回転数があらかじめ決めた回転数よりも落ちていたらリードエラー処理へ移行する。リードエラー処理としては読み取りエラーステータスをホストコンピュータに返す処理があり、ホストコンピュータは読み取り不可と判断し、光ディスク装置の読み取り作業を中止することが多い。先行例としては、(特許文献1)(特許文献2)等がある。
【0007】
【特許文献1】
特開2003−045056号公報
【特許文献2】
特開平08−129766号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
CD−R/RWやDVD−R/RWやDVD−RAMといった書き込み系の光ディスクでは、書き込み時において、ドライブのサーボ特性または振動、衝撃等により、書き込まれたビットが局部的にデトラックすなわち径方向に若干ずれて書かれている場合がある。最初からデトラックして書かれる場合は非常に稀であり、通常はあり得ないが、書き込み中の振動・衝撃、或いはフィード制御の異常により一時的にデトラック状態が発生し、そのまま続けて書き込まれている場合が多い。このようなデトラックは発生してから元に戻るまでの時間の逆数すなわち周波数成分が通常のトラッキングサーボ制御帯域より高いことが多い。この為、このようなデトラックを含んで書き込まれた書き込み系の光ディスクを書き込んだドライブまたは別のドライブで読むと、デトラックして書かれた箇所ではサーボの追従が出来ない為、トラック上のピットが存在する位置からレーザの光スポットがずれ、ディスクからのデータ復調が正常に行なわれない現象が発生する。その結果、リードリトライを繰り返して読み取り速度が低下し、最悪は読み取りが停止してしまうことがある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この問題を解決するために本発明は光ディスクに対し対物レンズを用いて光ディスク上に光スポットを集光してデータの再生または記録もしくはその両方を行う光ピックアップ装置であって、対物レンズをトラッキング方向に移動させる対物レンズ駆動手段と、光ディスクから再生された信号に基づいて前記対物レンズ駆動手段を駆動させてトラッキング動作を行うトラッキングサーボ制御手段を有し、光ディスクから読み出されたデータに読み取りエラーがあるか否かを判定するエラー判定手段を備え、前記エラー判定手段で光ディスクから読み取られたデータに読み取りエラーがあると判断した場合は、前記トラッキングサーボ制御手段は前記対物レンズ駆動手段にて前記光スポットの軌道を径方向にシフトさせて読み取りエラー箇所を再度リードすることとした。
【0012】
請求項記載の発明は、光ディスクに対し対物レンズを用いて光ディスク上に光スポットを集光してデータの再生または記録もしくはその両方を行う光ピックアップ装置であって、対物レンズをトラッキング方向に移動させる対物レンズ駆動手段と、光ディスクから再生された信号に基づいて対物レンズ駆動手段を駆動させてトラッキング動作を行うトラッキングサーボ制御手段を有し、光ディスクから読み出されたデータに読み取りエラーがあるか否かを判定するエラー判定手段を備え、エラー判定手段で光ディスクから読み取られたデータに読み取りエラーがあると判断した場合は、トラッキングサーボ制御手段は対物レンズ駆動手段にて光スポットの軌道を径方向にシフトさせて読み取りエラー箇所を再度リードするもので、トラッキングの軌道を径方向にシフトさせる動作は、径方向内側へシフトさせる動作と径方向外側へシフトさせる動作を含み、二つの動作の一方の動作で読み取りエラーが発生した場合、他方の動作を行い、両方の動作にて読み取りエラーが生じた場合、トラッキングをシフト前の状態に戻す動作を行うことを特徴とする光ディスク装置によって、状況の異なるデトラック状態が発生してデータが書き込まれた光ディスクに対してもデータの読み取りを正確に行なうことができる。
【0018】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0019】
図1は本発明の一実施の形態における光ディスク装置の構成を示すブロック図、図2は本発明の一実施の形態における光ディスク装置の読み取りエラー発生時のCPUの論理判断のフローチャート、図3は本発明の一実施の形態における光ディスク装置の動作を説明する図、図4は本発明の一実施の形態における光ディスク装置の読み取りエラー発生箇所のメインメモリへの一時記憶手段の例を示す図である。
【0020】
図1において、18はリードオンリメモリ(ROM)で、図2に示したフローチャートに従った制御プログラム、ならびに光ディスク装置のための記録制御プログラムを記憶したプログラム記憶エリアを有している。19はメインメモリであり、制御のために必要な記憶領域の他、各種の記録制御、再生制御に必要な記憶領域として使用される。2はフィードモータであり、6のフィードモータドライバで駆動される。3はスピンドルモータで7のスピンドルモータドライバから駆動される。4はピックアップユニットであり、アクチュエータドライバ8から駆動される。フィードモータドライバ6、スピンドルモータドライバ7、アクチュエータドライバ8をサーボ制御するものがサーボプロセッサ15である。ピックアップユニット4にはレーザダイオードが内蔵されており、これを駆動するものがLDドライバ5であり、エンコーダ10及びリードアンプ9から制御される。ROMエンコーダ11は記録すべきデータを格納されているバッファメモリ12から取得し記録のためにエンコード処理を行い、結果をエンコーダ10に入力するものである。
【0021】
再生系では、光ディスク1とピックアップユニット4から得られる光信号はリードアンプ9で信号処理され、サーボプロセッサ15へのフィードバック信号として使われると共に、ATIPディテクタ13の入力信号となり、その出力信号はエンコーダ10へフィードバックされる。デコーダ14はCD信号を復調するためのものであり、サーボプロセッサ15の出力信号を使ってデータ復調を行い、その結果をバッファメモリ12へ格納する。バッファメモリ12は記録データ、および復調したデータを一時記憶するためのメモリである。これらのデータはATAPIインタフェース部21を経由し、IDEバス22を使った通信でホストコンピュータとやりとりされるものである。システムバス16は、光ディスク装置内でのデータ転送用バスである。温度信号23は、ピックアップユニット内の温度センサから得られる信号であり、A/D変換器24を通してデジタル化されCPU17でデジタル値として処理される。
【0022】
次に本発明の特徴部分である読み取りエラー発生時の再度読み取り動作について、図2、図3を用いて詳細に説明する。
【0023】
読み取りエラー(リードエラー)が発生する(S1)と、エラーが発生した箇所のディスクのアドレス位置を記憶し(S2)、そのアドレス位置を元にエラーが発生した箇所の手前に戻り(S3)、トラッキングにオフセット▲1▼を追加する(S4)。オフセット▲1▼は正規のトラッキングに対し、内周側もしくは外周側に一定量シフトさせるものである。そして、読み取りエラーが発生した箇所を再度リードし(S5)、リードできるか判定する(S6)。リード出来る場合、リードしたときのトラッキング設定及びディスクのアドレス位置をメインメモリ19に記憶し(S15)、メイン処理に戻る。リード出来なかった場合、記憶されているエラーが発生した箇所のディスクのアドレス位置を元にエラーが発生した箇所の手前に戻り(S7)、トラッキングにオフセット▲2▼を追加する(S8)。オフセット▲2▼は正規のトラッキングに対し、内周側もしくは外周側に一定量シフトさせるものであるが、オフセット▲1▼とは反対方向にシフトさせるものである。そして、読み取りエラーが発生した箇所を再度リードし(S9)、リードできるか判定する(S10)。リード出来る場合、リードしたときのトラッキング設定及びディスクのアドレス位置をメインメモリ19に記憶し(S15)、メイン処理に戻る。リード出来なかった場合、記憶されているエラーが発生した箇所のディスクのアドレス位置を元にエラーが発生した箇所の手前に戻り(S11)、トラッキングのオフセットを元に戻す、すなわちオフセットの無いS1でのトラッキングに戻す(S12)。そして、読み取りエラーが発生した箇所を再度リードし(S13)、リードできるか判定する(S14)。リード出来る場合、リードしたときのトラッキング設定及びディスクのアドレス位置をメインメモリ19に記憶し(S15)、メイン処理に戻る。リード出来なかった場合、リードエラー処理へ移る。リードエラー処理としては読み取りエラーステータスをホストコンピュータに返す処理があり、例えばホストコンピュータは読み取り不可と判断し、光ディスク装置の読み取り作業を中止する。
【0024】
次に、図2のフローチャートに従ったレーザスポットの実際の動きについて図3を用いて詳細に説明する。図3(a)はディスクの記録面の1トラックを拡大したもので、正常にオントラック上にピットが形成された場合を示しており、図3(b)はディスクの記録面の1トラックを拡大したもので、部分的にディスク内周側にデトラックしてピットが形成された場合を示しており、図3(c)はディスクの記録面の1トラックを拡大したもので、部分的にディスク外周側にデトラックしてピットが形成された場合を示している。
【0025】
27はピットで、書き込み系ディスク面に書き込まれたデータであり、CD−R/RWやDVD−R/RWやDVD−RAMといった書き込み系ドライブの書き込み動作にて形成されたものである。26はピット27が形成されるトラックの領域(オントラック領域)で、正常にオントラック上にピット27が形成されている場合、この領域にピット27が形成されている。また、ピット27がこの領域内で径方向にシフトする分についてはサーボ追従可能である。25はピット27が形成されない領域で隣接するピット27が形成される領域との間隙でもある。28は読み取り時のレーザのスポットである。
【0026】
書き込み系ドライブの書き込み動作にて正常にオントラック上にピット27が形成されている場合、図3(a)に示すようにピット27はオントラック領域26内に形成されており、読み取り時にはレーザのスポット28はピット27上を走査することができる。
【0027】
一方、書き込み系ドライブの書き込み動作時に振動・衝撃、或いはフィード制御の異常により一時的にデトラック状態が発生したが、そのまま続けて書き込まれている場合、図3(a)に示すようにピット27がオントラック領域26から一部外れたデトラック区間29が発生している。ここではピット27aはディスク内周側にデトラックしている。この場合オフセットの無い最初のレーザのスポット位置28aではピット27aから外れており、読み取りエラーが発生する(図2(S1))。読み取りエラーが発生するとこの箇所のディスクのアドレス位置を記憶し(図2(S2))、このアドレス位置を元にリードエラーが発生した箇所の手前に戻る(図2(S3))。つぎにトラッキングにオフセット▲1▼を追加して(図2(S4))、リードエラーが発生した箇所を再度リードする(図2(S5))。オフセット▲1▼は向きがディスク内周側でオフセット量Aとすると、レーザのスポット位置は28bとなりオントラック領域は26aとなる。部分的にデトラックしたピット27aはオントラックとなり、読み取り可能となる為、リードしたときのトラッキング設定すなわちオフセット方向とオフセット量Aおよびアドレス位置を記憶し(図2(S15))、メイン処理に戻る。
【0028】
また、図3(c)のデトラック区間30に示すように、ピットがディスク外周側にデトラックしている場合は、オフセット▲1▼はディスク内周側へのオフセットであるため、オフセット後も読み取りできない。よってリードエラーが発生した箇所の手前に戻り(図2(S7))、トラッキングにオフセット▲2▼を追加して(図2(S8))、リードエラーが発生した箇所を再度リードする(図2(S9))。オフセット▲2▼のオフセットの向きはオフセット▲1▼のオフセットの向きとは逆で、この場合ディスク外周側である。オフセット量Bとすると、レーザのスポット位置は28cとなりオントラック領域は26bとなる。部分的にデトラックしたピット27bはオントラックとなり、読み取り可能となる為、リードしたときのトラッキング設定すなわちオフセット方向とオフセット量Bおよびアドレス位置を記憶し(図2(S15))、メイン処理に戻る。
【0029】
以上のように図2(S1)から(S10)の過程によってオントラック領域26から一部外れたデトラック区間29またはデトラック区間30を読み取ることが可能となるが、デトラック区間29を通過しピット27が再び図3(a)の状態に戻ると、オフセットを追加した状態ではデトラックになってしまう。よって図2(S6)および(S10)ではNOの判定となり、(S11)から(S14)の過程でオフセット無しの状態に戻すことができる。
【0030】
デトラック量が大きくオフセット量A、Bでもオントラックにならない場合は、(S6)、(S10)、(S14)はいずれもNOの判定となり、リードエラー処理へ移る。
【0031】
なお、オフセット▲1▼がディスク外周方向のオフセットでオフセット▲2▼がディスク内周方向のオフセットであってもよい。また、オフセット量A、Bは想定されるピットのデトラック量から決定される固定値とする場合、S15での記憶するトラッキング設定はオフセットの向きのみでもよい。また、オフセット量A、Bはトラック走査とともに変化する可変量であってもよく、例えばトラック走査とともに漸増、漸減する可変量であってもよい。またオフセット量はトラック幅の20%から50%の間の固定値もしくは変化量が好ましく、さらに好ましくはトラック幅の25%から35%の固定値もしくは変化量が好ましい。
【0032】
また、従来の技術の図6のS5からS7に示すような、ディスクの回転をあらかじめ決めた規定値まで落としながらリードリトライするルーチンを加え、S14までで読み取りできない場合、ディスクの回転をあらかじめ決めた規定値まで落としながら図2のルーチンを繰り返してもよい。
【0033】
図4に読み取りエラー発生箇所のメインメモリ19への一時記憶手段の例を示す。図2(S15)で行われる、リードしたときのトラッキング設定、アドレス位置の記憶は、メモリにインデックスナンバーをつけて、読み取りエラー箇所のディスクアドレスとトラッキングサーボ系に与えたオフセット量で行われる。
【0034】
メインメモリ19へ一時記憶されたオフセットに関する情報はディスクの取出しまで保持されるため、ディスク取出しまでの次回以降の読み取りでは、ホストコンピュータからのリード指令に対するディスクアドレス位置がメインメモリ19に保存されたものと同じ場合は、ディスクアドレス位置に対応したトラッキングオフセット量と向きをトラッキングサーボ系に与えて読み取りエラーが発生しないようにしてデータを読み取るまでの時間を短縮することができる。また、オフセットに関する情報を記憶するメモリはホストコンピュータ等、光ディスク装置の外部のメモリであってもよい。また、情報を記憶する期間はディスク取出しまでよりも長くし、ディスク識別情報を併せて記憶させておけば、一度読み込んだ過去の複数のディスクについて上記の処理で読み取りエラーの回避と読み取り時間の短縮を行うことができる。情報を記憶する期間は、例えば装着したディスクの枚数で設定し、予め設定した枚数に達するまで情報を記憶し、設定した枚数を超過すると古いディスクの情報から消去する方法がある。
【0035】
【発明の効果】
本発明は、光ディスクに対し対物レンズを用いて光ディスク上に光スポットを集光してデータの再生または記録もしくはその両方を行う光ピックアップ装置であって、対物レンズをトラッキング方向に移動させる対物レンズ駆動手段と、光ディスクから再生された信号に基づいて前記対物レンズ駆動手段を駆動させてトラッキング動作を行うトラッキングサーボ制御手段を有し、光ディスクから読み出されたデータに読み取りエラーがあるか否かを判定するエラー判定手段を備え、前記エラー判定手段で光ディスクから読み取られたデータに読み取りエラーがあると判断した場合は、前記トラッキングサーボ制御手段は前記対物レンズ駆動手段にて前記光スポットの軌道を径方向にシフトさせて読み取りエラー箇所を再度リードすることとしたことにより、局部的にデトラック状態が発生してデータが書き込まれた光ディスクに対してもデータの読み取りを行なうことができるため、従来読み取り出来なかった局部的にデトラック状態のある、光ディスクの読み取りが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における光ディスク装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の一実施の形態における光ディスク装置の読み取りエラー発生時のCPUの論理判断のフローチャート
【図3】本発明の一実施の形態における光ディスク装置の動作を説明する図
【図4】本発明の一実施の形態における光ディスク装置の読み取りエラー発生箇所のメインメモリへの一時記憶手段の例を示す図
【図5】従来の光ディスク装置の構成を示すブロック図
【図6】従来の光ディスク装置の読み取りエラー発生時のCPUの論理判断のフローチャート
【符号の説明】
1 光ディスク
2 フィードモータ
3 スピンドルモータ
4 ピックアップユニット
5 LDドライバ
6 フィードモータドライバ
7 スピンドルモータドライバ
8 アクチュエータドライバ
9 リードアンプ
10 エンコーダ
11 ROMエンコーダ
12 バッファメモリ
13 ATIPディテクタ
14 デコーダ
15 サーボプロセッサ
16 システムバス
17 CPU
18 ROM
19 メインメモリ
20 不揮発メモリ
21 ATAPIインタフェース部
22 IDEバス
23 温度信号
24 A/D変換器
25 ピットが形成されない領域
26 オントラック領域
26a オントラック領域
26b オントラック領域
27 ピット
27a ピット
27b ピット
28 レーザのスポット
28a レーザのスポット位置
28b レーザのスポット位置
28c レーザのスポット位置
29 デトラック区間
30 デトラック区間

Claims (1)

  1. 光ディスクに対し対物レンズを用いて光ディスク上に光スポットを集光してデータの再生または記録もしくはその両方を行う光ピックアップ装置であって、対物レンズをトラッキング方向に移動させる対物レンズ駆動手段と、光ディスクから再生された信号に基づいて前記対物レンズ駆動手段を駆動させてトラッキング動作を行うトラッキングサーボ制御手段を有し、光ディスクから読み出されたデータに読み取りエラーがあるか否かを判定するエラー判定手段を備え、前記エラー判定手段で光ディスクから読み取られたデータに読み取りエラーがあると判断した場合は、前記トラッキングサーボ制御手段は前記対物レンズ駆動手段にて前記光スポットの軌道を径方向にシフトさせて読み取りエラー箇所を再度リードするもので、トラッキングの軌道を径方向にシフトさせる動作は、径方向内側へシフトさせる動作と径方向外側へシフトさせる動作を含み、前記二つの動作の一方の動作で読み取りエラーが発生した場合、他方の動作を行い、両方の動作にて読み取りエラーが生じた場合、トラッキングをシフト前の状態に戻す動作を行うことを特徴とする光ディスク装置。
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