JP4078268B2 - 画像処理装置及び画像処理方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

画像処理装置及び画像処理方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法およびコンピュータプログラムに関し、詳しくは、画像信号に含まれる下地を示す信号レベルを検出し画像から下地を除去する画像処理装置、画像処理方法およびコンピュータプログラムに関する。
従来、複写機では画像読み取り部のスキャナから読み込まれた画像信号のヒストグラムを作成し、それを基に、読み取り原稿の下地(背景)の信号レベルを検出し、その下地レベルを画像信号から減算して、画像から下地を除去する下地除去処理が行われている。この処理には、例えば黄ばんだ紙に文字が書かれている原稿や新聞紙を白黒コピーしたときに、完全な白地に文字だけが黒く印刷される等の効果がある。
複数チャネルからなるカラー画像に対しては、ヒストグラムをカラー信号として例えばR、G、Bの3次元でとり、そのデータを基に、読み取り原稿の下地色(背景色)のカラー信号レベルを検出し、その下地色レベルを画像信号から減算して、画像から下地を除去する下地除去処理が行われている。また別の方法として、R、G、Bチャネルの信号に対して独立にヒストグラムを作成し、R、G、Bそれぞれ独立に読み取り原稿の下地(背景)の信号レベルを検出し、その下地レベルを画像信号から減算して、下地除去処理することも行われている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−22971
カラー画像の下地除去処理は、R、G、B等複数チャネルで色を表現する信号に対して複数次元のヒストグラムをとりその形状から最適な下地色の検出が可能である。しかしこの手法を実現するためには、大量のデータを扱う必要があり、メモリ量、処理時間ともに多く必要であるという問題点がある。
本発明は、入力画像信号のチャネル毎にヒストグラムを作成することで、3次元ヒストグラムを作成する方法よりも、少ないメモリ量と処理時間で実現できる自動下地レベル検出方法を提供することを第1の目的とする。
また、R、G、B独立のヒストグラムをとり、白黒原稿にそれぞれ独立に下地レベルを検出する方法では、信号レベルのノイズの影響で各チャネルの検出される下地レベルにばらつきが生じ、その結果、下地除去後の画像信号が色付いてしまう問題がある。
本発明は、ヒストグラム中の白色レベルのピークとそれ以外のピークの頻度と輝度レベル、ピーク周辺の頻度と輝度レベルに従って下地レベルを検出し、さらに、入力画像がカラー画像の場合と、白黒画像の場合において、下地レベル検出の条件を独立に設けることにより、色のばらつきを生じることなく高精度に下地レベルを検出する方法を提供することを第2の目的とする。
上記課題を達成するために、画像信号に含まれる下地を示すレベルを検出し画像から下地を除去する画像処理装置において、入力画像信号のチャネル毎に各信号レベルの出現頻度を表すヒストグラムを作成するヒストグラム作成手段と、前記ヒストグラム作成手段で作成されたヒストグラム中の最大頻度が白色レベルにある場合、前記最大頻度と前記ヒストグラム中の白色レベルにないピークの頻度差を比較する第1の比較手段と、前記第1の比較手段によって比較した結果、前記頻度差が第1の閾値よりも小さい場合、前記白色レベルにあるピーク周辺部の頻度和と前記白色レベルにないピーク周辺部の頻度和を比較する第2の比較手段と、前記第2の比較手段によって比較した結果、前記白色レベルにあるピーク周辺部の頻度和から前記白色レベルにないピーク周辺部の頻度和を引いた絶対値が第2の閾値よりも大きい場合、前記ヒストグラム中の複数のピークの中から前記白色レベルにないピークを下地レベル候補とし、前記下地レベル候補の周辺部の頻度を参照し下地レベルを決定する下地レベル決定手段と、前記下地レベル決定手段で決定された下地レベルに基づいて、下地除去処理を行なう下地除去処理手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、ヒストグラム中の白色レベルにあるピークと白色レベルにないピークの頻度と、白色レベルにあるピークと白色レベルにないピーク周辺の頻度に応じて、下地レベルを検出することにより、高精度に下地レベルを検出することができる。
以下、本発明の好適な実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
本実施例を適用するのに好適なデジタル複合機の概観図を図1に示す。
<画像入力部(スキャナ)>
図1において、画像入力デバイスであるスキャナ部200は、原稿となる紙上の画像を照明し、図示しないCCDラインセンサを走査することで、ラスターイメージデータとして電気信号に変換する。原稿用紙は原稿フィーダ201のトレイ202にセットし、ユーザが図5の操作部400から読み取り起動指示することにより、コントローラCPU103がスキャナ200に指示を与え、フィーダ201は原稿用紙を一枚ずつフィードし原稿画像の読み取り動作を行う。
<画像出力部(プリンタ)>
図1において、画像出力デバイスであるプリンタ部300はラスターイメージデータを用紙上の画像に変換する部分であり、その方式は感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式、微少ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に直接画像を印字するインクジェット方式等があるが、どの方式でも構わない。プリント動作の起動はコントローラCPU103からの指示によって開始する。プリンタ部300は、異なる用紙サイズまたは異なる用紙向きを選択できるように複数の給紙段を持ち、それに対応した用紙カセット302,303,304,305が装着される。また、排紙トレイ306は印字し終わった用紙を受けるものである。
<デジタル複合機制御システム構成>
本実施例を適用するのに好適なデジタル複合機の制御システム構成を図2に示す。
コントローラユニット100は画像入力装置であるスキャナ200や画像出力装置であるプリンタ300と接続し、一方ではLAN500や電話回線600と接続することで、画像情報やデバイス情報の入出力を行うためのコントローラである。
CPU103はデジタル複合機全体を制御するコントローラとして機能する。
RAM107はCPU103が動作するためのシステムワークメモリであり、画像データを一時記憶するための画像メモリとしても利用される。
ROM108はブートROMとして利用され、デジタル複合機のブートプログラムが格納されている。
HDD109はハードディスクドライブで、システムソフトウェア、画像データ等を格納する。このHDD109には、ネットワーク(LAN500)に接続されているノードに関する画像出力速度、設置位置などの情報がアドレスごとに保存される場合もある。
操作部I/F104は操作部400とのインターフェース部で、操作部400に表示する画像データを操作部400に対して出力する。また、操作部400からユーザが入力した情報をCPU103に伝える役割をする。
ネットワークI/F105はLAN500に接続し、情報の入出力を行う。MODEM106は公衆回線600に接続し、データ送受信を行うための変調復調処理を行う。
以上のデバイスがシステムバス101上に配置される。
イメージバスI/F110はシステムバス101と画像データを高速で転送するイメージバス102を接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。
イメージバス102は、PCIバスまたはIEEE1394などの高速バスで構成される。
イメージバス102上には以下のデバイスが配置される。ラスターイメージプロセッサ(RIP)111はPDLコードをビットマップイメージに展開する。デバイスI/F部112は、画像入出力デバイスであるスキャナ200やプリンタ300とコントローラ100を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。スキャナ画像処理部700は、入力画像データに対し補正、加工、編集を行う。プリンタ画像処理部800は、プリント出力画像データに対して、プリンタに合わせた補正、解像度変換等を行う。画像圧縮部115は、多値画像データはJPEG、2値画像データはJBIG、MMR、MHの圧縮伸張処理を行う。
<スキャナ画像処理部>
スキャナ画像処理部700の構成を図3に示す。
イメージバスI/Fコントローラ701は、イメージバス102と接続し、そのバスアクセスシーケンスを制御する働きと、スキャナ画像処理部700内の各デバイスの制御及びタイミングを発生させる。テーブル処理部702は、読み取った輝度データである画像データを濃度データに変換するために、テーブル変換を行う。像域分離処理部703は、入力画像から文字部を検出することにより、像域を判定し、その後の画像処理に利用する像域信号を生成する。フィルタ処理部704は、エッジ強調などの目的に従ったデジタル空間フィルタでコンボリューション演算を行う。下地レベル検出部705は、画像1ページ内の画素値の頻度を集計し、背景に薄い色がある原稿を読み取った画像データ等が送られてきた場合に除去すべき下地レベルを検出する。編集部706は、例えば入力画像データからマーカーペンで囲まれた閉領域を認識して、その閉領域内の画像データに対して、影つけ、網掛け、ネガポジ反転等の画像加工処理を行う。
処理が終了した画像データは、再び画像I/Fバスコントローラ701を介して、イメージバス102上に転送される。
<プリンタ画像処理部>
プリンタ画像処理部800の構成を図4に示す。
イメージバスI/Fコントローラ801は、イメージバス102と接続し、そのバスアクセスシーケンスを制御する働きと、プリンタ画像処理部800内の各デバイスの制御及びタイミングを発生させる。下地除去処理部802は、上記下地レベル検出部705で検出された下地レベルを基に、背景色を除去する。色変換処理部803は、プリンタの出力特性に合わせた色変換を行う。解像度変換部804は、LAN500あるいは電話回線600から受信した画像データを、プリンタ300の解像度に変換するための解像度変換を行う。スムージング処理部805は、解像度変換後の画像データのジャギーを滑らかにする処理を行う。
<操作部>
図5に本実施例を適用するのに好適なデジタル複合機の操作部400を示す。液晶操作パネル401は液晶にタッチパネルを組み合わせたものであり、設定内容の表示、ソフトキーの表示等がなされるものである。スタートキー402はコピー動作等を開始指示するためのハードキーであり、内部に緑色および赤色のLEDが組み込まれており、スタート可能のときに緑色、スタート不可のときに赤色のLEDが点灯する。ストップキー403は動作を停止させるときに使用するハードキーである。ハードキー群404には、テンキー、クリアキー、リセットキー、ガイドキー、ユーザモードキーが設けられている。
図6は、液晶操作パネル401に通常のコピー画面が表示されている様子を示している。設定表示部411には、デジタル複合機の現在の動作状況、設定されている倍率、用紙、部数を表示する部分である。倍率ソフトキー群412には、複写時の倍率に関するソフトキーである等倍ボタン、倍率ボタンが設けられる。用紙選択ボタン413は、出力用紙のサイズ、色、マテリアル等を指定するための画面に遷移するときに使用する。ソータボタン414は、出力用紙の処理方法を指定するときに使用する。両面ボタン415は、原稿または出力方法に、両面印刷がかかわる場合に使用する。自動ボタン416は、本発明に主要な機能である下地除去を自動的に行うか否かを指定するときに使用する。濃度指定キー群417は、読み取りまたは出力画像の濃度を調整し、設定内容を表示する部分である。原稿タイプ指定ボタン418は、原稿タイプを選択するときに使用するもので、プルダウンメニューから、文字/写真/地図モードまたは文字モードまたは印刷写真モードまたは印画紙写真モードのうちいずれか1つを選択する。応用モードボタン419は、応用モード画面に移るときに使用する。カラー選択ボタン420は、カラーと白黒の指定を行うときに使用するもので、プルダウンメニューから、自動カラー選択またはフルカラーまたは白黒のうちいずれか1つを選択する。
<自動下地除去処理>
本実施例では、対象とする入力画像が、各画素がR、G、Bの3チャネルそれぞれ8ビット、合計24ビットで表される値を持つものとする。
本発明に係る自動下地除去は、操作部400の液晶操作パネル401上に表示される自動ボタン416を有効にしたときに処理が行われる。
図7は自動下地除去処理の処理フローを示している。
ステップS71では、R、G、Bそれぞれについてヒストグラム作成を行い、ステップS72では各ヒストグラムを基にR、G、Bそれぞれ独立に下地レベル検出処理を行う。ステップS73ではステップS72で検出された3つの下地レベルに従って既知の手法により下地除去処理が行われる。以下、ステップS71のヒストグラム作成処理およびステップS72の下地レベル検出処理について詳細を説明する。
図8はS71のヒストグラム作成フローを示している。
ステップS81で、対象画像をスキャナ200により読み取ることで得られるRGB信号に対し各色成分毎(各チャネル独立)に、画素値の累計を記録する。この場合、0から255までの256レベル毎に累計をとるが、対象画像内全画素を対象としても良いし、規定画素数おきに記録しても良いし、または総サンプル数を制限して制限サンプル数内に収まるように記録対象画素を制限しても良い。図9はステップS81で記録したあるチャネルにおける256レベルの累計例である。ステップS82では、ステップS81で記録した256レベルのデータを8レベルずつ32段階のデータとなるよう集計を行う。図10は、図9で示す累計をステップS82で32段階に集計したヒストグラム例である。
図11はS72の下地レベル検出フローを示している。
ステップS101では、上記32段階をNo.0からNo.31とし、このNo.0からNo.31の32段階に集計されたヒストグラムから、カウント数が最大のものを求める。このとき、No.0からNo.11は、背景色とするには濃いレベルであるため、対象から外す。
ステップS102では、ステップS101で求めた最大値をとるレベルがNo.12でありかつNo.12のカウント数がNo.11のカウント数以下である場合、画像の大部分を占めると判断できる色のレベルが濃過ぎるため、エラーとし、ステップS107のエラー処理を行う。ステップS102で否と判定されると、ステップS103に進む。ステップS103ではステップS101で求めた最大値が、規定値以下であるか否か、ここでは総サンプル数の2%以下であるか否かを判定する。ここで正と判定された場合は、画像に占める割合が最も高い画素値でも、その割合が十分大きくない、すなわち背景色といえるほどの面積を占めていないとみなし、除去すべき背景色が判定できないことになりエラーとし、エラー処理をステップS107で行う。ステップS103で否と判定された場合は、ステップS104に進み、No.12からNo.31で両隣よりもカウント数が多いレベルをピークとして記録する。図10に示した例では、ピークは、No.14、No.26、No.31の3ピークが記録される。
ステップS105では、図12に詳細を示す通りの選択処理が行われる。その後、ステップS106で規定のオフセットを減算して下地レベルが決定される。ここで、オフセットは機種ごとに決まっており、本実施例では約5レベルで下地位置の代表レベルから減算される。
ステップS107のエラー処理では、背景色として適したレベルが判定できない場合に、規定のレベルを下地レベルとする処理が行われる。ここでは例えば、一般的に使用される上質紙の色が確実に除去されるレベルや、雑誌に使われる紙、新聞紙などの色が除去されるレベル等に予めセットしておくことが多い。
図12は、ステップS105での処理の詳細を示している。ここでは説明のため、ステップS104で求めたピーク数をN、i番目のピークのカウント数をpeak[i]、ステップS101で求めた最大カウント数をMAXと表すこととする。
この処理では、ステップS104で求めたピークすなわち下地レベル候補から、適正なものを下地レベルとして選択する処理を行う。
まず、ステップS121で下地レベルの初期値をMAXの位置とし、処理カウンタiを0に初期化する。ここで、選択したピークの中で輝度レベルが一番小さいピークの位置をi=0とし、次に輝度レベルが小さいピークの位置をi=1とし、i<Nという条件を満たしている限りiを一つずつ増やして処理を行なう。
下地レベルの初期値は、MAXの位置とし、もし下地レベルとしてpeak[i]のいずれも選択されなかった時は、MAXの位置を下地レベルとする。peak[i]が複数ある場合は、iを変化させ処理を行なった結果によって下地レベルは更新されていく。
ステップS122ではMAXの位置、ステップS123では処理対象の注目ピークの位置がそれぞれNo.30またはNo.31であるか否かを判定する。これらのうちどちらかで正と判定されると、画像中に白色が占める割合が高い場合に相当し、ステップS12bの白色画素が多いときの下地レベル判定処理へ進む。この処理の詳細は図13を使用して後述する。ステップS122とステップS123で共に否と判定されると、ステップS124に進み、注目ピークのカウント数とMAXを比較する。ここで、注目ピークとは処理中のピークのことである。ステップS124で正と判定されるとステップS125に進む。ステップS125ではMAXと注目ピークのカウント数を比較し、その差が規定値に以下か否かで注目ピークが下地レベルになり得るか否かを判断する。ここでは、MAXから注目ピークのカウント数を引いた値が総サンプル数の1%(第3の閾値)よりも大きい場合、注目ピークが下地レベルになり得ないと判断し、次のピークの判定へ移るためにステップS129で処理カウンタiを1つ進める。ステップS125でMAXと注目ピークのカウント数を引いた値が総サンプル数の1%(第3の閾値)未満の場合は、ステップS126に進み、MAXの位置と注目ピークの位置を比較する。ここでMAXの位置と注目ピークの位置の差が2段階(第4の閾値)よりも離れている場合には、画像中で異なる2つの色が同程度の面積を占めることを意味し、どちらの色が下地であるかは判断できないために、ステップS107のエラー処理に進む。ステップS126で正と判定されるとステップS127へ進み、注目ピークとMAXに近いほうの隣のカウント数とを比較し、その差が総サンプル数の1%(第5の閾値)以上であれば注目ピークとMAXとが完全に別の山として分離できる(図15(a)参照)と判断する。その差が第5の閾値以下であれば、注目ピークとMAXは同じ山(図15(b)参照)として判断できる。ここで差が第5の閾値以上と判定された場合は、ステップS107のエラー処理に進む。差が第5の閾値以下と判定された場合はステップS128に進み、注目ピークを下地レベルの位置として記録し、次のピークの判定へ進むためにステップS129で処理カウンタiを1つ進める。ステップS12aでは記録されているピークの判定が全て終わったか否かを判定し、未判定ピークがある場合はステップS122に戻り、全て終わった場合は処理を終了する。
次に、白色画素の占める割合が大きいときの下地レベルを判定するステップS12bで行われる処理の詳細を図13を使用して説明する。
ここで、本実施例では、輝度レベルNo.30またはNo.31に存在するピークを白色ピークとし、その位置での輝度レベルを白色レベルとする。
ステップS131では便宜的に白色を意味するNo.30またはNo.31でない方のピーク位置をNo.x(x:12〜29)とする。ステップS132で、MAXのカウント数とNo.xのカウント数を比較し、その差が第1の閾値よりも大きいか、すなわち片方のピークが相対的に第1の閾値よりも小さいか否かを判定する。ここでは総サンプル数の30%をその第1の閾値とし、差が第1の閾値以上である場合はステップS13cで大きいほうのピークの位置を下地レベルとしてこの処理を終了する。ステップS132で差が第1の閾値以下であると判定された場合は、ステップS133へ進む。ステップS133では、その後のステップでの値比較に使用する変数A、B、Cに値を代入する。変数Aは、白色ピークでない側のピークのカウント数に両隣のカウント数を加算したものであり、変数Bは白色ピークの合計である。変数Cはある閾値(第2の閾値)を表すためのもので、本実施例では総サンプル数に対する規定割合を代入する。それぞれの変数には以下の式で表される値が代入される。
A=No.xの値+No.(x−1)の値+No.(x+1)の値
B=No.31の値+No.30の値
C=総サンプル数の1.5%
次にステップS134でB−AとCを比較し、B−Aのほうが大きい場合はステップS13aでNo.31を下地レベルとしてこの処理を終了する。ステップS134で否と判定されるとステップS135で|B−A|とCが比較される。ここで正と判定されるときは、白色ともう一方のピーク付近(No.x付近)に相当するそれぞれの色が画像に占める割合がほぼ等しいとみなされ、どちらの色が背景色として適しているかは判定できずエラー処理がステップS107で行われる。ステップS135で否と判定された場合は、No.x側を下地レベルとするが、No.xに相当する色に近い色も多く含まれる場合があることを想定し、適切なレベルまで除去対象となる背景色として判定する処理に進む。ステップS136ではこの処理内で使用する処理カウンタjを1に初期化する。ステップS137からステップS139で、No.(x−j)の値がAに対して規定割合(本実施例では20%)よりも小さくなる場所を判定する。この判定は背景色とそうでない色との境界を決定するためのものであり、ヒストグラムデータ内で背景色付近のカウント数が適切なレベルまで小さくなる場所を決定する処理である。この処理は、下地レベル候補周辺の輝度レベルを見ることによって、レベルにばらつきがある背景色がある場合の下地色の検出制度を向上させることができる。ステップS137からステップS139を規定回数内(本実施例では4回以内)で繰り返し、カウント数がAの20%よりも小さくなった場所を下地レベルとする(ステップS13b)。規定回数繰り返しても十分小さいカウント数にならない場合は、No.x付近は背景色とは考えられないと判断し、ステップS107に進んでエラー処理を行う。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、白色面積に非常に近い面積を占める色がある場合、下地レベルを判定できないこととし、デフォルトの下地レベルを適用している。
ところが、画像信号を白黒で処理する場合の多くは、黒い文字や黒い線画の視認性を高く再現することを前提としているため、カラーでの適切な下地レベル判定が必ずしも適切であるとはいえない。
そこで、本実施例では、白黒で処理する場合特有の下地レベル判定手順を、図14を使用して説明する。図14は、図12のステップS12bで行なわれる処理の詳細を示しており、カラーの場合図13を行なったが、白黒の場合図14の処理を行なうこととする。
ステップS141では便宜的に白色を意味するNo.30またはNo.31でない方のピーク位置をNo.x(x:12〜29)とする。ステップS142で、2つのピークのカウント数を比較し、その差が第1の閾値よりも大きいか、すなわち片方のピークが相対的に第1の閾値よりも小さいか否かを判定する。ここでは総サンプル数の30%(第1の閾値)をその規定値とし、差が第1の閾値以上である場合はステップS14bで大きいほうのピークの位置を下地レベルとしてこの処理を終了する。ステップS142で否と判定された場合は、ステップS143へ進む。ステップS143では、その後のステップでの値比較に使用する変数A、B、Cに値を代入する。変数Aは、白色ピークでない側のピークのカウント数に両隣のカウント数を加算したものであり、変数Bは白色ピークの合計である。変数Cはある閾値(第6の閾値)を表すためのもので、本実施例では総サンプル数に対する規定割合を代入する。それぞれの変数には以下の式で表される値が代入される。
A=No.xの値+No.(x−1)の値+No.(x+1)の値
B=No.31の値+No.30の値
C=総サンプル数の12%
ステップS144では、B−AとCを比較し、B−AがCより大きい場合はステップS149でNo.31を下地レベルとし、この処理を終了する。ステップS144で正と判定された場合は、No.x側を下地レベルとするが、No.xに相当する輝度値付近の値を持つ画素も画像内に多く含まれる場合があることを想定し、No.xを始点にして輝度の低い方向へ順に除去対象として適切なレベルか否かを判断するための処理を行う。ステップS145ではこの処理内で使用する処理カウンタjを1に初期化する。ステップS146からステップS148で、No.(x−j)の値がAに対して規定割合(本実施例では20%)よりも小さくなる場所を判定する。この判定を規定回数内(本実施例では4回以内)で繰り返し、カウント数がAの20%よりも小さくなった場所を下地レベルとする(ステップS14a)。規定回数繰り返しても十分小さいカウント数にならない場合は、No.x付近は除去すべきレベルとは考えられないと判断し、ステップS107に進んでエラー処理を行う。
このようにカラーでの処理図13との違いは、S144の判定基準を変更し、白色ピークに下地レベルを設定するよりは、なるべく白色ピークではない側の位置を下地レベルと設定し、より多くの輝度レベルの範囲まで下地を除去する。また、S135の処理を行なわないことで、なるべくエラー処理をなくし適切な下地レベルを設定するようにしている。
以上詳述したように、本実施例の構成とすることで、入力画像信号のチャネル毎に各信号レベルの出現頻度を表すヒストグラムを作成し、作成されたヒストグラムに基づき下地信号レベルを検出するため、3次元ヒストグラムを作成し扱う方法に比べて、メモリ使用量を少なく、高速で処理することが可能である。また、白色レベルとそれ以外のレベルの出現比率に従って白色以外を下地として検出するため、白紙上に画像がある原稿に対しても適切な下地を検出することが可能である。
また、入力画像がカラー画像の場合と、白黒画像の場合では、白色以外を下地とするための条件を独立に設けることにより、白黒原稿に対する下地レベル検出の精度を向上させる効果がある。
また、下地レベルの候補に白色が含まれる場合、白色とそれ以外の下地レベル候補の出現頻度とそのレベル周辺の出現頻度を合わせて判定に使用し、白色以外の下地レベル候補が下地レベルとされたとき、そのレベルの周辺レベルの出現頻度を参照し、さらに適正な下地レベルに調整することにより、白紙以外のレベルにばらつきのある背景色がある場合の、除去すべき下地色の検出精度を向上させる効果がある。
さらに、作成されたヒストグラムに基づき下地信号レベルを検出する際に、出現頻度の高い信号レベルが複数存在しそれらの信号レベルが十分近い場合は、下地レベル判定時にそれらの信号レベルをある1つの代表値に統合して扱うため、下地色のレベルの範囲が広い場合であっても適切な検出が可能である。また、出現頻度の高い信号レベルが複数存在しそれらの信号レベルが十分離れている場合は、自動下地判定不可能と判断するため、下地レベルの誤判定を減少させる効果がある。
本実施例を適用するのに好適なデジタル複合機概観図 本実施例を適用するのに好適なデジタル複合機の制御システム構成図 スキャナ画像処理部の構成図 プリンタ画像処理部の構成図 本実施例を適用するのに好適なデジタル複合機の操作部 図5の操作部内の液晶表示パネル表示例 自動下地除去処理の処理フロー ヒストグラム作成フロー 256レベルの累計結果例 32レベルに集計したヒストグラム例 下地レベル検出フロー 下地位置選択フロー 白色画素が多いときの下地レベル判定フロー 白黒画像に特有の下地レベル判定フロー ヒストグラムの山の判定図
符号の説明
100 コントローラユニット
103 CPU
107 RAM
108 ROM
200 スキャナ
300 プリンタ
400 操作部
700 スキャナ画像処理部
705 下地レベル検出部
800 プリンタ画像処理部
802 下地除去部

Claims (8)

  1. 画像信号に含まれる下地を示すレベルを検出し画像から下地を除去する画像処理装置において、
    入力画像信号のチャネル毎に各信号レベルの出現頻度を表すヒストグラムを作成するヒストグラム作成手段と、
    前記ヒストグラム作成手段で作成されたヒストグラム中の最大頻度が白色レベルにある場合、前記最大頻度と前記ヒストグラム中の白色レベルにないピークの頻度差を比較する第1の比較手段と、
    前記第1の比較手段によって比較した結果、前記頻度差が第1の閾値よりも小さい場合、前記白色レベルにあるピーク周辺部の頻度和と前記白色レベルにないピーク周辺部の頻度和を比較する第2の比較手段と、
    前記第2の比較手段によって比較した結果、前記白色レベルにあるピーク周辺部の頻度和から前記白色レベルにないピーク周辺部の頻度和を引いた絶対値が第2の閾値よりも大きい場合、前記ヒストグラム中の複数のピークの中から前記白色レベルにないピークを下地レベル候補とし、前記下地レベル候補の周辺部の頻度を参照し下地レベルを決定する下地レベル決定手段と、
    前記下地レベル決定手段で決定された下地レベルに基づいて、下地除去処理を行なう下地除去処理手段と
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第1の比較手段によって比較した結果、前記頻度差が前記第1の閾値よりも大きい場合、前記ヒストグラム中の複数のピークの中から前記白色レベルにあるピークの輝度レベルを下地レベルとして決定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第2の比較手段によって比較した結果、前記白色レベルにあるピーク辺部の頻度和から前記白色レベルにないピーク辺部の頻度和を引いた値が前記第2の閾値よりも大きい場合、前記ヒストグラム中の複数のピークの中から前記白色レベルにあるピークの輝度レベルを下地レベルとして決定することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  4. 前記第2の比較手段によって比較した結果、前記白色レベルにあるピーク辺部の頻度和から前記白色レベルにないピーク辺部の頻度和を引いた絶対値が前記第2の閾値よりも小さい場合、規定のレベルを下地レベルに決定することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  5. 前記入力画像が白黒画像の場合、前記第2の比較手段によって比較した結果、前記白色レベルにあるピーク辺部の頻度和から前記白色レベルにないピーク辺部の頻度和を引いたが第6の閾値よりも小さい場合、前記ヒストグラム中の複数のピークの中から前記白色レベルにないピークを下地レベル候補とし、前記下地レベル候補の周辺部の頻度を参照して下地レベルを決定することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  6. 前記ヒストグラム中の最大頻度が白色レベル以外にある場合、前記下地レベル決定手段は、前記最大頻度と前記ヒストグラム中の白色レベルにないピークの頻度差が第3の閾値よりも小さく、かつ前記最大頻度のピークの輝度レベルと前記白色レベルにないピークの輝度レベルの差が第4の閾値よりも小さく、かつ前記白色レベルにないピークの頻度前記白色レベルにないピークの隣の輝度の頻度頻度差が第5の閾値以上であるとき、前記ヒストグラム中の複数のピークの中から前記白色レベルにないピークの輝度レベルを下地レベルとして決定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 画像信号に含まれる下地を示すレベルを検出し画像から下地を除去する画像処理方法において、
    入力画像信号のチャネル毎に各信号レベルの出現頻度を表すヒストグラムを作成するヒストグラム作成ステップと、
    前記ヒストグラム作成ステップで作成されたヒストグラム中の最大頻度が白色レベルにある場合、前記最大頻度と前記ヒストグラム中の白色レベルにないピークの頻度差を比較する第1の比較ステップと、
    前記第1の比較ステップによって比較した結果、前記頻度差が第1の閾値よりも小さい場合、前記白色レベルにあるピーク周辺部の頻度和と前記白色レベルにないピーク周辺部の頻度和を比較する第2の比較ステップと、
    前記第2の比較ステップによって比較した結果、前記白色レベルにあるピーク周辺部の頻度和から前記白色レベルにないピーク周辺部の頻度和を引いた絶対値が第2の閾値よりも大きい場合、前記ヒストグラム中の複数のピークの中から前記白色レベルにないピークを下地レベル候補とし、前記下地レベル候補の周辺部の頻度を参照し下地レベルを決定する下地レベル決定ステップと、
    前記下地レベル決定ステップで決定された下地レベルに基づいて、下地除去処理を行なう下地除去処理ステップと
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  8. 上記請求項の画像処理方法におけるステップをコンピュータに実現させるためのプログラム。
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