JP4073398B2 - シート状パック剤 - Google Patents

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Description

【0001】
技術分野
本発明は、基剤に美肌作用と美白作用とを含有するシート状パック剤に関する。さらに詳しくは、本発明は、水溶性高分子、多価アルコール、架橋剤、水および美肌成分を含んでなる基剤に、美白成分を配合してなるシート状パック剤に関する。
【0002】
背景技術
近年、パック剤として特開昭54−49334号公報においてポリアクリル酸塩、多価アルコールおよび水を主成分とした保水性に優れ低剥離力のパック剤が記載されている。また、特公平1−46485号公報において架橋型含水ゲルを基材として用いたシート状パック剤、さらには、特開平5−295004号公報において天然由来半合成成分を保湿剤および増粘剤として配合したパック剤が開示されている。
しかしながら、従来のパック剤は、肌に対する水分補給や保湿効果、あるいは保湿成分の放出性、さらには美白作用、シミやソバカスの抑制などにおいて総合的な面から十分検討されるには至っていない。
【0003】
発明の開示
本発明は上記従来の問題点を解決すべく、肌に対する水分補給並びに適度な保湿性を保ちながら日焼け後における色素沈着およびシミ、ソバカスを抑制する効果を有し、しかも、肌に対する美白作用を有するシート状パック剤を提供することを目的とするものである。
【0004】
本発明者らは、生薬成分およびN−アセチルチロシンが配合されたシート状パック剤が、色素沈着抑制作用を有するため、日焼けによるシミやソバカスの発生を抑制し、美白作用効果においても顕著な効果を示すことを見出した。さらにこのシート状パック剤が、皮膚安全性試験においても、皮膚刺激が大変少なく極めて安全性に優れたシート状パック剤であることを見出し、本発明を完成させた。
【0005】
即ち本発明は、基剤に、少なくとも生薬成分およびN−アセチルチロシンを配合してなるシート状パック剤であって、基剤が、水溶性高分子、水および美肌成分を含み、該水溶性高分子がゼラチンおよびポリアクリル酸部分中和物を含有し、該水溶性高分子の配合量が基剤全体量に対し7〜25質量%である、前記シート状パック剤に関する。
また本発明は、基剤が、さらに多価アルコールおよび架橋剤を含むことを特徴とする、請求項1に記載のシート状パック剤に関する。
さらに本発明は、水溶性高分子が、ゼラチンおよび/またはポリアクリル酸部分中和物であることを特徴とする、前記のシート状パック剤に関する。
また本発明は、多価アルコールが、ポリエチレングリコールおよび/またはポリプロピレングリコールであることを特徴とする、前記のシート状パック剤に関する。
さらに本発明は、架橋剤が、水難溶性アルミニウム化合物および/または多官能性エポキシ化合物であることを特徴とする、前記のシート状パック剤に関する。
【0006】
また本発明は、美肌成分として、水溶性プラセンタエキス、アラントイン、マロニエエキス、コウジ酸、レシチン、アミノ酸類、胎盤抽出物、ビタミン類、ホルモン、抗アレルギー剤および抗炎症剤からなる群から選択される1種または2種以上を含むことを特徴とする、前記のシート状パック剤に関する。
さらに本発明は、生薬成分として、ボタンピ、カッコン、朝鮮ニンジン、イチョウ、シャクヤク、トウキ、センキョウ、チョウジ、センブリ、ソウジョウ、チンピ、トウガラシ、ビャクジツ、トウヒ、ケイヒ、オウレン、オオバク、ケイガイおよびオオツヅラフジからなる群から選択される1種または2種以上を含むことを特徴とする、前記のシート状パック剤に関する。
また本発明は、生薬成分として、ボタンピおよびカッコンを含むことを特徴とする、前記のシート状パック剤に関する。
【0007】
さらに本発明は、生薬成分の配合量が、基剤全体量に対し0.00001〜1.1質量%である、前記のシート状パック剤に関する。
また本発明は、N−アセチルチロシンの配合量が、基剤全体量に対し0.0002〜0.1質量%である、前記のシート状パック剤に関する。
さらに本発明は、生薬成分およびN−アセチルチロシンの配合量の合計が、基剤全体量に対し0.0005〜0.1質量%である、前記のシート状パック剤に関する。
また本発明は、シート状パック剤が、美白用シート状パック剤である、前記のシート状パック剤に関する。
【0008】
発明を実施するための形態
本発明のシート状パック剤は、基剤に、少なくとも生薬成分およびN−アセチルチロシンを配合してなるシート状パック剤である。以下に本発明に使用する基剤および成分について述べる。
本発明のシート状パック剤に用いることができる基剤は、特に限定されないが、水溶性高分子、多価アルコール、架橋剤、水および美肌成分を含んでなる基剤であることが好ましい。
【0009】
水溶性高分子としては、ゼラチン、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸塩およびポリアクリル酸部分中和物等が挙げられ、各々単独あるいは2種以上配合することにより使用することが出来る。ポリアクリル酸塩の塩類としては、ナトリウム、リチウム、カリウムなどの金属塩が好ましく、その平均重合度は1000〜100000のものが好適に用いられる。これらの水溶性高分子基剤の中でも特にゼラチンとポリアクリル酸部分中和物との組合せによる配合が好ましい。
【0010】
これら水溶性高分子の配合量としては、製剤の粘着性や凝集性、保型性、吸水能等の観点、さらには製造中の粘性、膏体の均一化、作業性および使用感の向上等の観点から、1〜25質量%、好ましくは3〜25質量%、さらに好ましくは5〜20質量%、とくに好ましくは5〜10質量%において使用される。
【0011】
多価アルコールとしてはグリコール類の配合よりなるもので、基剤全体量に占める配合量は、製剤の粘着性や凝集性、使用前における保水性および保型性、ゲル均一化、作業性、使用感等の観点から、1〜35質量%、好ましくは5〜25質量%、より好ましくは5〜20質量%である。尚、多価アルコールにおけるグリコール類としてはポリエーテルの構造を有する平均分子量が200〜600のポリエチレングリコールや平均分子量が500〜3000のポリプロピレングリコール等が好ましく、これら1種もしくは2種以上を配合して用いることができる。
【0012】
架橋剤としては、水難溶性アルミニウム化合物や多官能性エポキシ化合物が単独または2種以上配合することにより用いられる。水難溶性アルミニウム化合物としては、水酸化アルミニウム、含水ケイ酸アルミニウム、合成ケイ酸アルミニウム、カオリン、酢酸アルミニウム、乳酸アルミニウム、ステアリン酸アルミニウム、乾燥水酸化アルミニウムゲル、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、ケイ酸アルミン酸マグネシウム、ジヒドロキシアルミニウムアミノアセテート、合成ヒドロタルサイト、ケイ酸アルミニウムマグネシウムなどが挙げられ、これらの1種もしくは2種以上を配合して用いることができる。水難溶性アルミニウム化合物を用いることにより、制酸作用による皮膚刺激性の抑制効果や微量のアルミニウムイオンによる皮膚収れん作用に加え、初期物性には充填剤としてゲルに適度な強度を与えると共に、経時変化でアルミニウムイオンが製剤内に溶出し、高分子の経時分解および高分子間共有結合架橋部の経時切断によるゲル強度の低下を補う機能を呈することができる。更にはpH調整によりそのアルミニウム溶出速度を制御することも可能である。
【0013】
多官能エポキシ化合物としては、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、エチレングリコールジグリシジルエーテル、グリセリンジグリシジルエーテル、グリセリントリグリシジルエーテル、プロピレングリコールジグリシジルエーテル、ポリグリセロールポリグリシジルエーテル、ソルビトールポリグリシジルエーテル、ソルビタンポリグリシジルエーテル、トリメチロールプロパンポリグリシジルエーテル、ペンタエリスリトールポリグリシジルエーテル、レゾルシノールジグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテルなどが挙げられる。これら多官能性エポキシ化合物の1種もしくは2種以上を配合し用いることができる。多官能性エポキシ化合物を用いることにより、優れた吸水能と保型性を得ることができ、カルボキシル基、アミノ基または水酸基等を有する水溶性高分子と効率よく共有結合を生起し、ゲル強度を高めることができる。
【0014】
これら架橋剤、すなわち水難溶性アルミニウム化合物および/または多官能エポキシ化合物の配合量としては、製剤の凝集性や保型性、吸水能、製剤物性の経時安定性、作業性、肌への安全性および使用感等の観点から、さらには粘着性、凝集性、保型性、製造中の粘性、膏体の均一化等の観点から、0.01〜20質量%、好ましくは0.02〜15質量%、より好ましくは0.05〜10質量%において使用される。尚、製剤の物理的性質あるいは使用実感や使用効果を考慮すると、水難溶性アルミニウム化合物と多官能エポキシ化合物を併用して使用することが好ましい。
【0015】
水としては、精製水や滅菌水、天然水が用いられる。水は美肌成分、保湿成分、水溶性高分子、架橋剤、防腐剤等の分散・溶解剤として働き、特に美肌成分や保湿成分を製剤中均一に分散・溶解させ、尚かつ美肌成分や保湿成分の効果を増強するために重要である。更には、水自身も使用時および使用後の使用感を著しく向上させ、また保湿成分とともに皮膚へ移行し潤いやハリを与えるなどの効果をもたらすものである。これらの観点、さらには製剤の粘着性、凝集性、保水性、保型性、作業性、使用感等の観点から、水の配合量は、50〜95質量%、好ましくは60〜95質量%、さらに好ましくは65〜90質量%、とくに好ましくは70〜85質量%と多量に添加する必要がある。多量の水を製剤中に含有させることにより製剤自体の相対湿度を高めることができ、使用時において多くの水を効率よく外部に排出することが可能となり、結果として肌に潤いを与え、また外部に水が揮散することにより気化熱を奪い、心地よい清涼感を与えることができる。
【0016】
美肌成分としてはアラントイン、マロニエエキス、水溶性プラセンタエキス、セージエキス、コウジ酸、レシチン、アミノ酸類、タンパク質、糖類、ホルモン類、胎盤抽出物、またはアロエ、クワ、ヘチマおよびカンゾウ等の各種生薬からの抽出成分、またはビタミンA、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンEおよびその誘導体、その他のビタミン類あるいはその誘導体、あるいはグリチルリチン酸ジカリウム、塩酸ジフェンヒドラミン、サリチル酸ジフェンヒドラミン、タンニン酸ジフェンヒドラミン、塩酸トリプロリジン、メキタジン、マレイン酸クロルフェニラミン、d−マレイン酸クロルフェニラミン、フマル酸クレマスチン、塩酸プロメタジン、トラニラスト、クロモグリク酸ナトリウム、ケトチフェン、アリルスルファターゼB、ブフェキサマック、ベンダザック、フルフェナム酸ブチル、イブプロフェンピコノール、インドメタシン、アスピリン、フルルビプロフェン、ケトプロフェン、ピロキシカム、2−ピリジンメチルメフェナム酸、5,6−デヒドロアラキドン酸、5,6−メタノ−LTA、エスクレチン、ユーバチリン、4−デメチルユーバチリン、カフェイン酸、ベノキサプロフェン等が挙げられ、各々単独あるいは2種以上配合することにより使用することが出来る。
【0017】
これら美肌成分の配合量としては、作業性、使用実感や使用効果の観点から、さらには製剤の粘着性や凝集性、保型性、膏体の均一化、安全性等の観点から、0.001〜10質量%、好ましくは0.005〜5質量%、より好ましくは0.01〜1質量%において使用される。
【0018】
生薬成分としてはボタンピ(ボタンエキス、ボタン末を含む)、カッコン、シャクヤク、トウキ、センキュウ、チョウジ、センブリ、ソウジュウ、チンピ、トウガラシ、ビャクジュツ、トウヒ、ケイヒ、オウレン、オオバク、イチョウ、ケイガイ、オオツヅラフジなどより選択され1種もしくは2種以上配合される。生薬成分としては、生薬成分の使用効果、使用感、生薬由来の臭い、生産コスト等の観点から、基剤全体量に対して0.00001〜1.1質量%、好ましくは0.0001〜0.5質量%、より好ましくは0.001〜0.1質量%である。
【0019】
また、N−アセチルチロシンが配合され、製剤の粘着性や凝集性、保型性、生産コスト等の観点から、その配合量としては0.00001〜1質量%、好ましくは0.0001〜0.5質量%、より好ましくは0.0002〜0.1質量%配合される。
【0020】
なお、前述のボタンピおよびカッコンなどの生薬成分より選択されてなる1種もしくは2種以上の生薬成分とN−アセチルチロシンが基剤全体量にしめる配合量が0.0001〜1.1質量%、好ましくは0.0005〜0.1質量%の範囲内である。特にボタンピ、カッコンおよびN−アセチルチロシンの3成分系が好ましく、この3成分の比率は、ボタンピ:カッコン:N−アセチルチロシン=25〜45:10〜20:30〜60となるように配合することが好ましい。この3成分系よりなる混合植物抽出液・アミノ酸混液(商品名、一丸ファルコス株式会社製;本商品においては基剤成分として精製水および1,3−ブチレングリコールが98.88質量%、残りの1.12質量%が3成分系の含有量)を0.01〜5質量%、好ましくは0.01〜1質量%配合することにより特に色素沈着抑制作用に基づくシミ、ソバカスが著しく抑制される。また、美白作用においても顕著な作用効果を有する。
【0021】
また、本発明のシート状パック剤は、上記の基剤成分に加えて、従来公知である防腐剤、保湿成分、酸化防止剤、粘着付与剤、溶解剤、色素、香料、界面活性剤、紫外線吸収剤、無機充填剤およびPH調整剤等を適宜適量配合することができる。
【0022】
防腐剤としては、パラオキシ安息香酸エステル(例えば、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン)、1,2−ペンタンジオール、安息香酸、安息香酸塩、サリチル酸塩、ソルビン酸、ソルビン酸塩、デヒドロ酢酸塩、4−イソプロピル−3−メチルフェノール、2−イソプロピル−5−メチルフェノール、フェノール、ヒノキチオール、クレゾール、2,4,4’−トリクロロ−2’−ヒドロキシジフェニルエーテル、3,4,4’−トリクロロカルバニド、クロロブタノール、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム等が挙げられ、これらの1種もしくは2種以上を配合して用いることができる。これらの中でもパラオキシ安息香酸エステルが好ましい。
【0023】
防腐剤の配合量としては、製剤の保存中の防菌、使用時および使用後の使用感等の観点から、さらに製剤における粘着性、凝集性、皮膚刺激性、安全性等の観点から、0.005〜10質量%、好ましくは0.01〜5質量%、より好ましくは0.01〜1質量%において使用される。
【0024】
保湿成分としてはエイジツエキス、オレンジエキス、オレンジ果汁、キイチゴエキス、キウイエキス、キューカンバーエキス、クチナシエキス、グレープフルーツエキス、サンザシエキス、セイヨウネズエキス、タイソウエキス、デュークエキス、トマトエキス、ブドウエキス、ヘチマエキス、ライム果汁、リンゴエキス、リンゴ果汁、レモンエキス、レモン果汁、カロットエキス、サクシニルケフィラン水溶液、アセチルケフィラン水溶液、マレイルケフィラン水溶液、麦芽根エキス、バラエキス、コラーゲン、セラミド、ヒアルロン酸等を1種または2種以上配合することができる。特にフルーツエキス(果汁)類については香料としての作用効果があり、必須成分である清涼化剤および芳香剤の効果をより高める作用を持つものである。
【0025】
酸化防止剤としてはエデト酸ナトリウム塩、アスコルビン酸、没食子酸プロピル、ブチルヒドロキシアニソール、ジブチルヒドロキシトルエン、ノルジヒドログアヤレチン酸、トコフェロール、酢酸トコフェロール等を配合することができる。
【0026】
粘着付与剤としてはカゼイン、プルラン、寒天、デキストラン、アルギン酸ソーダ、可溶性デンプン、カルボキシデンプン、デキストリン、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキサイド、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルエーテル、ポリマレイン酸共重合体、メトキシエチレン無水マレイン酸共重合体、イソブチレン無水マレイン酸共重合体、ポリエチレンイミン等を配合できる。
【0027】
溶解剤としてはベンジルアルコール、ピロチオデカン、ハッカ油、ミリスチン酸イソプロピル、クロタミトン等を配合できる。
【0028】
色素としては赤色2号(アマランス)、赤色3号(エリスロシン)、赤色102号(ニューコクシン)、赤色104号の(1)(フロキシンB)、赤色105号の(1)(ローズベンガル)、赤色106号(アシッドレッド)、黄色4号(タートラジン)、黄色5号(サンセットエローFCF)、緑色3号(ファストグリーンFCF)、青色1号(ブリリアントブルーFCF)、青色2号(インジゴカルミン)等の法定色素を配合できる。特に色素については限定されないが、製剤イメージに大きく影響を与え、使用感や肌の活性化感の向上につながるものである。
【0029】
界面活性剤としてはジオクチルスルホコハク酸ナトリウム、アルキルサルフェート塩、2−エチルヘキシルアルキル硫酸エステルナトリウム塩、ノルマルドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム等の陰イオン界面活性剤、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロライド、オクタデシルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、ポリオキシエチレンドデシルモノメチルアンモニウムクロライド等の陽イオン界面活性剤、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレントリデシルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンモノステアレート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンモノパルミネート、ソルビタンセスキオレエート、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート、グリセロールモノステアレート、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンオクタデシルアミン等の非イオン界面活性剤が配合できる。
【0030】
紫外線吸収剤としてはパラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸エステル、パラジメチルアミノ安息香酸アミル、サリチル酸エステル、アントラニル酸メンチル、ウンベリフェロン、エスクリン、ケイ皮酸ベンジル、シノキサート、グアイアズレン、ウロカニン酸、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、ジオキシベンゾン、オクタベンゾン、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン、スリソベンゾン、ベンゾレソルシノール、オクチルジメチルパラアミノベンゾエート、エチルヘキシルパラメトキシサイナメート等を配合できる。
【0031】
無機充填剤としては酸化チタン、タルク、酸化亜鉛、含水シリカ、炭酸マグネシウム、リン酸水素カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイソウ土、無水ケイ酸、ベントナイト等を配合できる。
【0032】
pH調整剤としては酢酸、蟻酸、乳酸、酒石酸、シュウ酸、安息香酸、グリコール酸、リンゴ酸、クエン酸、塩酸、硝酸、硫酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジプロピルアミン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、モノメタノールアミン、モノエタノールアミン、モノプロパノールアミン、ジメタノールアミン、ジエタノールアミン、ジプロパノールアミン、トリメタノールアミン、トリエタノールアミン、トリプロパノールアミン等が配合できる。
【0033】
前述の各成分を適宜適量配合した膏体のpH値は皮膚に刺激を与えないように配慮することが望まれ、膏体5gを精製水で100gまでに希釈したときのpHが5〜8、好ましくは5.5〜7.5、より好ましくは6〜7の範囲であることが好ましい。
【0034】
また、膏体を塗布してなる支持体としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル、ポリウレタン、ポリエステル、ポリアミド、レイヨン、ポリエステルなどの合成樹脂フイルム、伸縮性不織布、不織紙、前記合成樹脂製フイルムやシートと不織布もしくは不織紙の積層体、脱脂綿等の不織布、布、伸縮性布、紙、セロハン等の可撓性のものが挙げられ、その用途に応じて適宜に選択することができる。更に可撓性の支持体からなる基布上にパック剤層を塗布して、このパック剤層の表面に更に剥離性のフイルムもしくは紙で被覆することで製剤の安定性を保持することができる。また、剥離紙については顔に貼付しやすいように割線、ミシン目状等を設けて剥がしやすくて貼りやすい形状とすることができる。また、基布の色については特に限定されないが、製剤イメージに大きく影響を与え、使用感や肌の活性化感の向上につながるものであり、白色、肌色、黄色、赤色、橙色、緑色、青色、ピンク色、水色、茶色等が挙げられ、必要に応じ濃淡を調整したものが好ましい。
【0035】
本発明のシート状パック剤の製造方法としては、撹拌機中で上記成分を均一に混合および/または溶解し、これを非染色または染色した基布上に展延し、その上から剥離紙を貼着して顔面の形状に裁断するものである。また、適宜目、鼻、口および顎を適当な形状に切り、取り扱いやすく加工したものである。また、顔における部分的な箇所に用いることを目的として、鼻を適用部位とする鼻用パック、目もとを適用部位とする目もとパックのように目的の部位にうまく適用できる形状に加工することもできる。尚、シート状パック剤は、保存中における汚染、揮発性物質の蒸散等による効果の減少等を防止する意味から、使用時まで密封性の袋または容器に保存しておくことが望ましい。
【0036】
[実施例]
以下本発明のシート状パック剤について、実施例および試験例によって更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0037】
実施例1
精製水71.33質量%に合成ケイ酸アルミニウム5質量%を分散させ、これにゼラチン1質量%、エチレングリコールジグリシジルエーテル0.07質量%、混合植物抽出液・アミノ酸混液(商品名、一丸ファルコス株式会社製;本商品においては基剤成分として精製水および1,3−ブチレングリコールが98.88質量%、残りの1.12質量%が3成分(ボタンエキス、カッコンエキスおよびN−アセチルチロシン)の含有量)0.5質量%、水溶性プラセンタエキス1質量%、アラントイン0.1質量%、メチルパラベン0.5質量%を加え溶解し、更にポリアクリル酸部分中和物6質量%およびポリエチレングリコール12質量%の混合物を加え均一になるまで撹拌する。次に、これを淡黄色に染色した基布に厚み約1.4mmになるように展延し、フィルムを貼着する。また貼着後は顔の形に裁断し、目、鼻、口および顎部を適当な形状に切りシート状パック剤を得た。
【0038】
【表1】
Figure 0004073398
【0039】
実施例2〜9
表2、表3に示す配合剤および配合量で実施例1と同様に調製して、シート状パック剤を得た。尚、成分(%)は質量%を意味する。
【0040】
【表2】
Figure 0004073398
【0041】
【表3】
Figure 0004073398
【0042】
比較例1 混合植物抽出液・アミノ酸混液(商品名)未配合
実施例1の処方より混合植物抽出液・アミノ酸混液(商品名)を取り除き、精製水の配合量を74.33質量%にした以外は実施例1と同じ処方でもってシート状パック剤を作製した。
【0043】
比較例2
実施例1の処方よりポリエチレングリコールの配合量を12質量%から6質量%に、ゼラチンの配合量を1質量%から2質量%に、ポリアクリル酸部分中和物の配合量を6質量%から3質量%に、ケイ酸アルミニウムの配合量を5質量%から2.5質量%にした以外は実施例1と同じ処方をもってシート状パック剤を作成した。
【0044】
試験例1 粘着性試験
実施例1、2、8、9について粘着性試験を実施した結果を表4に示す。試験は予め25℃−60%Rh条件下に30分間以上放置した試料を用い、同条件下で実施した。まず、水平な台に試料の粘着面を上向きに固定した。次に、直径20/32インチのスチールボールを高さ17.35cmから底辺30cmの距離をサインカーブで降ろし、粘着面上に転がした。このときのスチールボール接地点から到達地点までの距離(cm)を粘着力として評価した。尚、使用したスチールボールは材質がJIS G4805(高炭素クロム軸受鋼鋼材)のSUJ2、精度はJIS B1501(玉軸受用鋼球)の上級のものを用いた。
【0045】
【表4】
Figure 0004073398
【0046】
試験例2 美白効果の評価
実施例1および比較例1について美白効果試験を実施した。試験はシミのある20〜40代女性各20名に実施例1または比較例1のサンプルを4ヶ月間、毎週3回貼付た後、美白効果を5段階で評価した。
【0047】
【表5】
Figure 0004073398
【0048】
試験例3 使用感評価試験
実施例1および比較例2について使用感テストを実施した。試験は20代女性50名に実施例1および比較例2の両サンプルを1枚ずつ渡し、それぞれ別の日に使用させた。その後、被験者に〔肌に馴染む感じ〕〔効き目・浸透感〕〔リラックス感〕の項目について5段階で評価させた。表6に〔肌に馴染む感じ〕、表7に〔効き目・浸透感〕、表8に〔リラックス感〕についての試験結果を示す。
【0049】
【表6】
Figure 0004073398
【0050】
【表7】
Figure 0004073398
【0051】
【表8】
Figure 0004073398
【0052】
試験例4 皮膚安全性試験
実施例1、2、3および比較例1について皮膚安全性試験を実施した。試験は健常人男女30名による48時間クローズドパッチを行い、剥離後1時間および24時間経過後の皮膚変化程度を観察し、皮膚刺激度を下記基準に従い評価した。その試験結果を表9に示す。
−:皮膚に変化が認められない
±:皮膚に微弱な発赤
+:皮膚に明瞭な発赤
++:皮膚に重篤な気触
【0053】
【表9】
Figure 0004073398
【0054】
上記のように本発明のシート状パック剤は適度な粘着を有し、使用感が良く、皮膚安全性に優れることが判明した。また、保湿および美白効果に優れることも判明した。
【0055】
産業上の利用の可能性
本発明のシート状パック剤は、
a.取り扱いが簡便である。
b.肌に対する適度な粘着性を有する。
c.製剤物性の安定性が優れる。
d.肌に対する安全性に優れる。
e.皮膚の老廃物を取り除き清浄にする。
f.高含水による優れた冷却効果があり、心地よい清涼感をもたらす。
g.高含水による優れた吸熱効果があり、肌の火照りや炎症を抑える作用がある。
h.使用後の優れた保湿作用がある。
i.肌をなめらかにする。
j.整肌および美容に対する効果が優れる。
k.使用することでリラックスできる。
l.余分な油分を取り除き、適度な水分を補給する。
等の効果を有する。即ち、本発明のシート状パック剤は簡便かつ肌に対する適度な粘着性をもち、肌に対する安全性、使用感および肌に対する効果に優れる。
【0056】
また、これらの効果から、美白作用、色素沈着並びに日焼けによるシミやソバカスを抑えると同時に、肌にしっとり感を与え、なおかつ潤いを与えるために顔面(顔全面、額、鼻、目じり、顎などの局部に使用)に用い、整肌および美容のために用いる医薬部外品または化粧品分野での応用が可能であり、産業上極めて有用なものである。

Claims (12)

  1. 基剤に、少なくとも生薬成分およびN−アセチルチロシンを配合してなるシート状パック剤であって、基剤が、水溶性高分子、水および美肌成分を含み、該水溶性高分子がゼラチンおよびポリアクリル酸部分中和物を含有し、該水溶性高分子の配合量が基剤全体量に対し7〜25質量%である、前記シート状パック剤。
  2. 基剤が、さらに多価アルコールおよび架橋剤を含むことを特徴とする、請求項1に記載のシート状パック剤。
  3. 水溶性高分子が、ゼラチンおよびリアクリル酸部分中和物であることを特徴とする、請求項1または2に記載のシート状パック剤。
  4. 多価アルコールが、ポリエチレングリコールおよび/またはポリプロピレングリコールであることを特徴とする、請求項2または3に記載のシート状パック剤。
  5. 架橋剤が、水難溶性アルミニウム化合物および/または多官能性エポキシ化合物であることを特徴とする、請求項2〜4のいずれかに記載のシート状パック剤。
  6. 美肌成分として、水溶性プラセンタエキス、アラントイン、マロニエエキス、コウジ酸、レシチン、アミノ酸類、胎盤抽出物、ビタミン類、ホルモン、抗アレルギー剤および抗炎症剤からなる群から選択される1種または2種以上を含むことを特徴とする、請求項〜5のいずれかに記載のシート状パック剤。
  7. 生薬成分として、ボタンピ、カッコン、朝鮮ニンジン、イチョウ、シャクヤク、トウキ、センキョウ、チョウジ、センブリ、ソウジョウ、チンピ、トウガラシ、ビャクジツ、トウヒ、ケイヒ、オウレン、オオバク、ケイガイおよびオオツヅラフジからなる群から選択される1種または2種以上を含むことを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載のシート状パック剤。
  8. 生薬成分として、ボタンピおよびカッコンを含むことを特徴とする、請求項7に記載のシート状パック剤。
  9. 生薬成分の配合量が、基剤全体量に対し0.00001〜1.1質量%である、請求項7または8に記載のシート状パック剤。
  10. N−アセチルチロシンの配合量が、基剤全体量に対し0.0002〜0.1質量%である、請求項8または9に記載のシート状パック剤。
  11. 生薬成分およびN−アセチルチロシンの配合量の合計が、基剤全体量に対し0.0005〜0.1質量%である、請求項10に記載のシート状パック剤。
  12. シート状パック剤が、美白用シート状パック剤である、請求項1〜11のいずれかに記載のシート状パック剤。
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