JP4072024B2 - 内燃機関への燃料調量を制御する方法及び装置 - Google Patents

内燃機関への燃料調量を制御する方法及び装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関への燃料調量を制御する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
DE-198 60 398から内燃機関への燃料調量を制御するための方法及び装置が公知である。そこでは調量サイクルが、少なくとも1つの第1の部分噴射とメイン噴射に分割される。より新しいシステムでは、さらに別の部分噴射、例えば別のポスト噴射を行うことができる。
【0003】
個々の部分噴射の開始及び/又は持続時間を確定する制御値の計算は非常に煩雑である。つまり2つの噴射が相互に影響を及ぼす場合が発生する可能性がある。このことは例えば2つの部分噴射の間隔が閾値よりも小さい場合である。さらには計算の結果、部分噴射において噴射時間及び/又は噴射量が過度に少ないないしは過度に短い場合、したがってこの部分噴射が行われないという場合が生じる可能性がある。個々の部分噴射が行われなかったということは、別の部分噴射の際に再び考慮されなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、部分噴射が相互に影響を及ぼさない、内燃機関への燃料調量を制御する方法及び装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この課題は、少なくとも2つの計算ステップにおいて、部分噴射の少なくとも1つの制御値をそれぞれ求め、状態レジスタが所定のパターンを有する場合に、それぞれの計算ステップを処理することによって解決される。
【0006】
【発明の実施の形態】
燃料調量の際に燃料が少なくとも1つの第1の部分噴射及び1つの第2の部分噴射でもって調量される、内燃機関への燃料調量の制御時に、少なくとも2つの計算ステップにおいて部分噴射の少なくとも1つの制御値がそれぞれ求められ、状態レジスタが所定のパターンを有する場合にそれぞれの計算ステップが処理されることによって、相互の影響を考量することができ且つ計算は相互に妨げとはならないように部分噴射の計算を行うことができる。さらにはリソース、例えば計算時間及び計算機の容量の消費を明確に最小限に抑えることができる。
【0007】
ここで、計算ステップは一定の順序で行われ、所定の計算ステップはただ一度のみ、別の計算ステップは反復的に行われることが殊に適切な措置であることが証明された。殊に有利には、他の計算値の変化によって影響を受けない制御値の計算ステップがただ一度のみ最初に行われる。他の制御値の変化によって影響を受ける制御値の計算ステップは、他の制御値が変化した際に反復的に行われる。この新たな計算は、計算の結果において許容できない制御値が生じた場合に行われる。許容できない制御値は、例えば制御時間を表す量が過度に小さく及び/又は制御の開始及び/又は制御の終了を表す量が所定の角度領域外にある場合に生じる。
【0008】
計算ステップを行う必要があるか否かは、1つの部分噴射の各計算ステップに1つのビットが割り当てられている場合に殊に簡単に監視できる。有利には、1つの部分噴射に割り当てられている複数のビットが1つの状態レジスタに包括される。
【0009】
殊に有利には、計算ステップは非常に類似して構成されている。つまり、計算ステップは有利には以下のステップを有する。状態レジスタの判定に続いて、制御値の計算及び計算ステップに割り当てられた状態レジスタの条件ビットをセットできるか否かの検査が行われる。
【0010】
本発明の方式の殊に有利な別の実施形態は従属請求項に記載されている。
【0011】
本発明を以下図面に図示した実施形態に基づき説明する。
【0012】
【実施例】
図1には、内燃機関への燃料調量を制御するシステムの実質的な構成要素が図示されている。制御装置が参照記号100で表されている。この制御装置100は調整器110に制御信号Aを印加する。さらにパルス歯車125が設けられている。このパルス歯車125はクランクシャフト及び/又はカムシャフトに配置されており、制御装置100と接続されているセンサ120によってサンプリングされる。さらには、内燃機関の動作状態及び周辺条件を表す信号を形成する別のセンサ130及び140が設けられている。
【0013】
センサ120は、クランクシャフト及び/又はカムシャフトの所定の角度位置において生じるパルスを供給する。有利には、パルス歯車125におけるマークは、それぞれ内燃機関のシリンダの上死点において1つのパルスが生じるように配置されている。さらには、約6°の比較的短い間隔でパルスを供給するインクリメント歯車を設けることも可能である。別のセンサ140は、ドライバの要求を表す信号Mを供給する。ここでは有利には内燃機関への目下の要求を表す信号である。この量を別の制御ユニットから供給することもできる。
【0014】
別のセンサ130は、有利には燃料圧を表す信号Pを供給する。いわゆるコモンレールシステムの場合には、有利にはレール圧である。別の動作特性量及び周辺条件を図示していないセンサによって検出することができる。
【0015】
種々の動作特性量及び/又は周辺条件に基づいて、制御装置100は調整器110に印加する制御信号Aを計算する。ドライバの要求ないし目下の要求M及び内燃機関の回転数Nに基づいて、制御措置100は噴射すべき燃料量を決定する量を求める。さらには、例えばこの噴射すべき燃料量のような種々の量に基づいて、噴射の開始を確定する量が求められる。目下の要求及び回転数の他に、車両及び/又は内燃機関の動作状態を表す別の量も考慮することができる。噴射の開始及び噴射すべき燃料量を表す量に基づいて、制御装置100は調整器110に印加する制御信号Aを計算する。
【0016】
調整器110は有利には電磁弁または圧電アクチュエータである。制御信号Aに依存して、調整器110は噴射を行うないし行わない位置に着く。有利には制御の開始を確定する信号及び制御の終了を確定する信号が送出される。
【0017】
シリンダにおける燃焼サイクルの燃料調量は頻繁に複数の部分噴射に分割されている。有利には燃焼サイクル毎に小さいパイロット噴射、比較的大きいメイン噴射及び所定の動作状態においては、例えば排ガス後処理を行うためのポスト噴射が行われる。メイン噴射は、実質的に内燃機関によって発生されるトルクを表すことによって特徴付けられている。さらにはパイロット噴射、メイン噴射またはポスト噴射をそれぞれ複数のパイロット噴射、メイン噴射及び/又はポスト噴射に分割することができる。
【0018】
以下では本発明の方式を、2つのパイロット噴射及びメイン噴射を例にして説明する。しかしながら本発明の方式を、別の部分噴射にも使用することができる。少なくとも1つの第1の部分噴射及び少なくとも1つの第2の部分噴射が行われる場合に本発明の方式を使用することができる。
【0019】
本発明によれば、個々の部分噴射のための制御値の計算は種々の計算ステップに分割される。各計算ステップでは、部分噴射の1つまたは複数の制御値が計算される。各部分噴射には1つの状態レジスタが割り当てられており、この状態レジスタは部分噴射がイネーブルされているか否かを示す。各部分噴射には少なくとも1つのイネーブル条件が割り当てられている。各イネーブル条件には状態レジスタにおける1つの条件ビットが割り当てられている。さらに状態レジスタは相応の部分噴射のための1つのイネーブルビットを含む。このイネーブルビットは相応の部分噴射を実施しても良いかを示す。以下では状態レジスタをステータスと称す。
【0020】
ステータスはそれぞれビット列として構成されている。このビット列では部分噴射の各制御値に1つの条件ビットが割り当てられている。すなわち部分噴射の各計算ステップに1つのイネーブル条件、したがってステータスの1つの条件ビットが割り当てられている。計算ステップのうちの1つにおいて許容されない値が存在するという結果が生じた場合には、その計算ステップに割り当てられているこのイネーブル条件の条件ビットはリセットされる。このことはステータスのパターンがもはや所定のパターンと一致しない結果となる。これらの条件ビットのうちの1つがリセットされている場合には、この部分噴射を行うことはできない。ステータスはさらに、例えばノイズの低減または排ガス後処理のような所定の条件に基づいてこの部分噴射が所望されることを示す1つのビットを有する。さらにステータスはイネーブルビットを有し、このイネーブルビットは噴射が行われるかまたは遮断されるかを示す。ここでイネーブルビットは、部分噴射が所望されておりかつ可能である場合、すなわち条件ビットがいずれもリセットされていない場合に初めてセットされる。条件ビットのうちの1つがリセットされると直ぐに、この部分噴射に対しては更なる計算ステップはもはや行わない。
【0021】
各計算ステップの開始時にステータスが所定のパターンと比較され、計算ステップのさらなる計算が行われるべきか否かが検査される。計算ステップの終了時にはイネーブル条件が検査され、相応のイネーブル条件の条件ビットがセットされる。
【0022】
全てのイネーブル条件が充足されている場合には、イネーブルビットがセットされ、部分噴射が行われる。イネーブル条件が充足されていない場合または部分噴射が所望されない場合には、この部分噴射の所属のイネーブルビットはセットされない。
【0023】
本発明の方式が図2に例示されている。第1のステップ200では、全ての部分噴射のステータスSに相応の値が割り当てられる。例えば、ノイズの低減または排ガス後処理のような所定の条件に基づいて部分噴射が所望されることを示すビットがセットされる。部分噴射が所望される場合には、図示した例ではイネーブルビット以外の全てのビットには値1が記録される。相応にループ値SVが0にセットされる。所望されない部分噴射のステータスには値0が割り当てられる。
【0024】
続くステップ210からは種々の計算ステップが行われる。これらの計算ステップでは制御値が検出される。ステップ210では第1のパイロット噴射VE1の際に調量される量ME1が決定される。
【0025】
この際図3のフローチャートに示したような方式がとられる。第1の判定ステップ300では、第1の部分噴射のステータスSが所定のパターンを有しているか否かが検査される。図示した実施形態では、ステータスSが1にセットされているか否かの検査が行われる。セットされていない場合には、ステップ340においてプログラムは終了する。ステータスSが1にセットされている場合には、すなわち第1のパイロット噴射VE1が行われるべき場合には、ステップ310においてパイロット噴射1の間に調量されるべき量M1が計算される。続いて判定ステップ320では、量M1が閾値SWよりも小さいか否かが検査される。この閾値は、最低量以下の燃料量では実行されないように選定される。すなわち、量M1が最低量よりも小さいことが識別された場合には、続くステップ330において第1のパイロット噴射のステータスBSにおける相応の条件ビットが0にセットされる。ステップ330に続いて、ステップ340ではプログラムが終了する。判定ステップ320において、量M1が閾値よりも小さくないことが識別された場合には、同様にステップ340においてプログラムは終了する。
【0026】
ステップ210に続くステップ220では、第3のパイロット噴射の量M3が計算される。この計算は図3に図示した方式に応じて行われる。続くステップ230では、第1のパイロット噴射1の制御時間が設定される。このことは図3に図示した方式に応じて行われ、この際ステップ310では制御時間D1が計算され、この制御時間D1はステップ320において閾値と比較される。
【0027】
引き続きステップ240においては、第2のパイロット噴射の量M2が、図3に図示した方式に応じて決定される。
【0028】
後続の計算ステップ250、260、270及び280は反復的に処理される。ステップ250では、第1のパイロット噴射、第2のパイロット噴射及び第3のパイロット噴射の制御開始B1、B2、B3が計算される。計算された制御開始が不可能な場合、ステータスにおける相応の条件ビットが消去される。このことは図3に図示した方式に応じて行われる。
【0029】
さらにステップ250では、第2及び第3のパイロット噴射の制御時間D2及びD3が計算される。相応の制御時間が過度に短い場合には、同様にステータスにおける相応の条件ビットが消去される。パイロット噴射が他のパイロット噴射の影響に依存しない場合には、ステップ260においてメイン噴射に対する最低量D0の計算が行われる。計算された最低量D0が閾値よりも小さい場合には、ステータスにおける相応の条件ビットが消去される。
【0030】
続くステップ270では、他のパイロット噴射の影響を受けるパイロット噴射に対するデータが訂正される。続くステップ280では、イネーブルされたパイロット噴射に依存するパイロット噴射に対する最低量D0の計算が圧力波を訂正することによって行われる。計算された最低量が閾値よりも小さい場合には、ステータスにおける相応の条件ビットが消去され、ループ値SVはループを離れないことを示す値0にセットされる。ループ値が相応にセットされた場合には計算ステップ250から280が新たに行われる。ループ値がループを離れるような値を有する場合には、ステップ290において全ての条件ビット及び所定の条件に基づき部分噴射が所望されることを示すビットがセットされているか否かが検査される。肯定の場合にはイネーブルビットがセットされ、それに続き、計算された制御値が制御装置に伝送され、この制御装置はこの制御値を制御信号Aに変換する。
【0031】
図4には、別のフローチャートに基づいたステップ250から280の計算が図示されている。第1のステップ400では、ループ値SVが1にセットされているか否かが検査される。セットされている場合にはステップ410においてプログラムは終了する。セットされていない場合には、ステップ420において、第1、第2及び第3のパイロット噴射の制御開始B1、B2及びB3の計算が行われる。さらに制御時間D2及びD3の計算が行われる。このことは実質的に図2のステップ250に相応する。個々の制御値、すなわち値B1、B2、B3、D2及びD3の計算は、図3に図示した方式と類似のやり方で行われる。ここでは相応にステップ320のように制御開始が可能であるか否か、すなわち有利には制御がクランクシャフトの所定の角度領域内で開始されるか否かが検査される。可能でない場合にはステータス内の相応の条件ビットがリセットされる。制御時間D2及びD3に関しては、これらの制御時間D2及びD3が閾値よりも小さいか否かが検査される。閾値よりも小さい場合には、同様にステータス内の相応の条件ビットがリセットされる。
【0032】
ステップ420に続いて、個々のパイロット噴射に対してさらなるプログラムステップが順に処理される。プログラムステップ430から457が1つの部分噴射に対して処理される場合には、次の部分噴射に対してはステップ430から457が新たに処理される。これらの計算ステップが全ての部分噴射に対して処理されている場合には、新たにステップ400が行われる。このことは図示した実施形態においてはカウンタKを用いて実現される。
【0033】
ステップ420に続きカウンタKが1つ高められる。続く判定ステップ424ではカウンタKの内容がTZよりも大きいか否かが検査される。ここでTZは部分噴射の最大数である。TZよりも大きい場合には、すなわちステップ430から457が全ての部分噴射のために処理されている場合には、カウンタKはリセットされ、プログラムをステップ400から継続する。カウンタの内容がTZよりも大きくない場合、すなわちステップ430から457はまだ全ての部分噴射に対しては処理されていない場合には、判定ステップ426では次に処理すべき部分噴射のステータスが所定のパターンと一致するか否かが検査される。一致しない場合には新たにステップ422が行われる。一致する場合にはこの部分噴射に対してステップ430から457が処理される。
【0034】
判定ステップ430では、パイロット噴射が他のパイロット噴射に依存していないか否かが検査される。このことは判定ステップ430では圧力波の訂正が必要であるか否かが検査されるということを意味している。このことは有利には部分噴射の相互の間隔に基づいて行われる。
【0035】
依存していない場合には、ステップ440においてメイン噴射に対する噴射量D0が計算される。続く判定ステップ445では、この噴射量が最低量SWよりも小さいか否かが検査される。小さい場合には、ステップ447aにおいてループ値が、ループの新たな計算が必要あることを示す値0にセットされる。同時にステップ447aでは、この部分噴射に対してはステータス内の相応のイネーブルビットが0にリセットされる。メイン噴射の最低噴射量が閾値よりも小さくない場合には、ステップ449aにおいてループ値はループを離れることができる値1にセットされる。引き続き次の部分噴射を計算するためにステップ422が行われる。
【0036】
判定ステップ430においてパイロット噴射は他の噴射に依存していることが識別された場合には、判定ステップ450ではこのパイロット噴射のステータスSが所定のパターンに相応するか否かを検査する。相応する場合にはステップ452において、このパイロット噴射によって影響が及ぼされる可能性のあるパイロット噴射の訂正が行われる。引き続きステップ454では、ステップ440のように相応に最低量D0の計算が行われる。続いて判定ステップ456では、最低量D0が閾値SWよりも小さいか否かが検査される。小さい場合にはステップ447のように相応にステップ457においてループ値が0にセットされ、またステータスビットが0にセットされる。値D0が閾値よりも小さくない場合、ないしステータスビットが0でない場合には、ステップ449においてループ値SVは1にセットされる。ステップ449及び457に続いて、次の部分噴射を計算するためにステップ422が行われる。このことは、他の部分噴射の訂正が行われず且つメイン噴射に対する最低量D0は達成されている場合には、ループ値はループを離れる値にセットされることを意味している。このことは、他の部分噴射の訂正は行われず且つメイン噴射に対する最低量D0は達成されている場合には、制御値の新たな計算は行われないということを意味している。
【0037】
本発明によれば、個々の部分噴射に対する種々の制御値の計算は一定の順序で行われる。ここで計算ステップの第1のグループ、例えば計算ステップ210から240は開始時に一度行われる。別の計算ステップ、例えば計算ステップ250から280は、これに対して反復的に行われる。
【0038】
計算ステップの第1のグループは、他の噴射によって影響されない計算を行う。他の計算によって影響を受ける制御値は第2のグループに包括されている。訂正によって制御値のうちの1つが変化した場合には、その他の部分噴射のこの計算ステップはもう一度処理される。
【0039】
個々の計算ステップの構成は非常に類似しており、また図3に図示されている。各計算ステップでは最初に相応の部分噴射の制御値の判定を行う。続いて制御値が計算される。さらに計算された制御値が許容できる値であるか否かが検査される。噴射量ないし制御時間が計算された場合には、これらが閾値よりも大きいか否かが検査される。制御開始が計算された場合には、この制御開始が許容できる範囲内にあるか否かが検査される。肯定である場合には、すなわち制御開始が許容範囲内にあり且つ制御時間ないし噴射量が閾値を上回る場合には、制御値がこの噴射を行えるように相応にセットされる。これらの値が許容できず、ないし閾値よりも小さい場合には、相応の制御値はリセットされる。
【0040】
図2に図示した計算ステップによって、ステータスが所定のパターンを有する場合にのみこの計算ステップが実行される。計算ステップにおける計算の間に、許容領域外の制御値が識別された場合には、相応のイネーブル条件が消去される。このことはステータスがもはや所望のパターンに相応しないという結果となる。このことは他方では、相応の部分噴射の後続の計算はもはや行われないという結果となる。部分噴射のうちの1つがもはや行われないこと、すなわち部分噴射を遮断すべきことが識別された場合には、その他の部分噴射に対する所定の計算ステップ、例えばステップ250から280が新たに行われる。
【0041】
イネーブルビットを用いることにより、別の噴射システムにこの噴射は遮断されていることが伝達される。個々のビットに基づいて、どの条件によって相応の部分噴射が遮断されたかを示すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】燃料調量を制御する装置のブロック図である。
【図2】本発明の方式を表すフローチャートである。
【図3】本発明の方式を表すフローチャートである。
【図4】本発明の方式を表すフローチャートである。
【符号の説明】
100 制御装置、 110 調整器、 120、130、140 センサ

Claims (7)

  1. 少なくとも2回の部分噴射により燃料を内燃機関に調量する、内燃機関への燃料調量を制御する方法であって、
    計算ステップを少なくとも2回実施し、各計算ステップにおいて部分噴射の少なくとも1つの制御値を求め、
    前記制御値に、各部分噴射に対して少なくとも1つ設けられているイネーブル条件が満たされているか否かを表す条件ビットを割り当て、該条件ビットがセットされる状態レジスタが所定のパターンを有する場合に各計算ステップを処理する、内燃機関への燃料調量を制御する方法において、
    前記計算ステップを2つのグループに分け、第1のグループにおいては他の計算ステップによって影響されない制御値を計算し、第2のグループにおいては他の計算ステップによって影響を受ける制御値を計算し、
    前記第1のグループの計算ステップを一度行い、前記第2のグループの計算ステップを反復的に行うことを特徴とする、内燃機関への燃料調量を制御する方法。
  2. 前記計算ステップを一定の順序で行う、請求項1記載の方法。
  3. 各計算ステップに、前記状態レジスタの1つのビットを割り当てる、請求項1または2記載の方法。
  4. 前記計算ステップはそれぞれ前記状態レジスタの判定と、制御値の計算と、前記計算ステップに割り当てられた前記状態レジスタのビットをセットできるか否かの検査とを内容とする、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. 1つの部分噴射の前記状態レジスタが変化した場合には、少なくとも前記第2のグループの計算ステップを他の部分噴射に対して繰り返す、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. 前記制御値が許容されない値である場合に、1つの部分噴射の前記状態レジスタが変化する、請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 少なくとも2回の部分噴射により燃料を内燃機関に調量する、内燃機関への燃料調量を制御する装置であって、
    計算ステップを少なくとも2回実施し、各計算ステップにおいて部分噴射の少なくとも1つの制御値を求める手段を有し、
    前記制御値に、各部分噴射に対して少なくとも1つ設けられているイネーブル条件が満たされているか否かを表す条件ビットを割り当て、該条件ビットがセットされる状態レジスタが所定のパターンを有する場合に各計算ステップを処理する手段を有する、内燃機関への燃料調量を制御する装置において、
    前記計算ステップを2つのグループに分け、第1のグループにおいては他の計算ステップによって影響されない制御値を計算し、第2のグループにおいては他の計算ステップによって影響を受ける制御値を計算する計算手段が設けられており、該計算手段は前記第1のグループの計算ステップを一度行い、前記第2のグループの計算ステップを反復的に行うことを特徴とする、内燃機関への燃料調量を制御する装置。
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