JP4071038B2 - 圧縮機のターミナル保護装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は圧縮機のターミナル保護装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、圧縮機のターミナル保護装置は作業性と安全性の両立が強く望まれている。
【0003】
従来の圧縮機のターミナル保護装置としては特許第3081318号公報に示されているものがある。
【0004】
以下、図面を参照しながら上記従来の圧縮機のターミナル保護装置を説明する。
【0005】
図9は従来の圧縮機のターミナル保護装置の組立断面図、図10は従来の圧縮機のターミナル保護装置の取付相関図、図11は従来の圧縮機のターミナル保護装置の組立正面図である。
【0006】
図9から図11において1は密閉容器、2は密閉容器1の側壁に貫通して取り付けられたターミナル端子、3はターミナル端子2を囲うように密閉容器に固定されたブラケットである。10はターミナル端子2およびターミナル端子2に装着される電装部品11を覆うように装着されるターミナルカバーであり、12はターミナルカバー10を固定する固定クリップである。固定クリップ12は略コの字状に折り曲げ加工され、両端は鋭角に曲げられた係止部14を有するとともに、略コの字状の角部は略円弧状のふくらみ部13を有している。そして、固定クリップ12の係止部14をブラケット3に設けられている係止孔6に係止させることで、固定クリップ12の密閉容器1方向への弾性力が発生しターミナルカバー10は密閉容器1に挿圧され、かつブラケット3とターミナルカバー10の嵌め合いによってターミナルカバーの上下左右方向への動きは規制されることで、ターミナルカバー10が固定される。
【0007】
また、ターミナルカバー10には固定クリップ12を嵌合わせる一対のガイド壁16が突出されて形成されており、このガイド壁16によって、外部からの衝撃力等が加わった時でもこの力が固定クリップ12に及ばないことで、固定クリップの変形および抜けを防止している。
【0008】
21は固定クリップ12の中心を示す中心線で、密閉容器1に対して略垂直方向でブラケット3へターミナルカバー10を嵌入する方向と概ね一致している。
【0009】
以上のような構成において、次に組立て動作を説明する。
【0010】
上記構成における圧縮機のターミナル装置の組立ては一般に人の手によってなされる。組立てにあたってはまず電装部品11をターミナル端子2に装着した後、ターミナルカバー10をブラケット3に嵌入し、密閉容器1方向に挿圧保持しつつ、固定クリップ12を一対のガイド壁16に沿ってターミナルカバー10に嵌入し、固定クリップ12のふくらみ部13をその弾性力に抗して中心線21に平行な方向に指で押しながら固定クリップ12の係止部14をブラケット3の係止孔6にはめ込むことによって組立てを完了する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構成は製造工程においては、固定クリップ12の係止部14をブラケット3の係止孔6にはめ込む際、はめ込みに必要なストロークは、図9に示すように、固定クリップ12の係止部14の曲げ加工された先端14aとブラケットの係止孔6との中心線21方向の距離A'より大きくとる必要がある。一方、距離A'はふくらみ部13の外周とガイド壁16の外周端との中心線21方向の距離B'よりも大きい。このため作業者は常にA'とB'との差分以上に、ふくらみ部13を指でガイド壁よりも深く押すことになり、その結果、指がガイド壁にあたって指に痛みが生じ、作業性が悪くなるという欠点があった。
【0012】
一方、ガイド壁がなかった場合には作業性は改善されるが、外部からの衝撃力等に対して固定クリップが変形を起こし、その結果固定クリップが外れてしまうといった問題が生じてしまうため、ガイド壁を取り去ることはできなかった。
【0013】
本発明は従来の課題を解決するもので、信頼性を確保しつつ作業性のよい圧縮機のターミナル保護装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の発明は、固定クリップの両端にはコの字状の内側方向に向かって鋭角に曲げられた係止部を設けるとともにコの字状の角部には略円弧状のふくらみ部を有し、前記ターミナルカバーが前記固定クリップによって前記ブラケットに固着された状態において、ふくらみ部とターミナルカバーの外壁部との距離が最大となる最大隙間部よりも前記固定クリップの反中心線側の前記外壁部のみに、前記固定クリップを嵌合わせる一対のガイド壁が突出して形成され、前記最大隙間部より前記中心線側の前記外壁部には、前記ブラケットに前記固定クリップをはめ込むために必要なストローク以上の押し込みを行った際に作業者の指が当たる前記ガイド壁は形成されないことを特徴としたものであり、人の手を使って固定クリップのふくらみ部をその弾性力に抗して指で押しながら固定クリップの係止部の折り曲げしろより大きいストロークで固定クリップの係止部をブラケットの係止孔にはめ込むという作業を行う際、指で押す部分にはガイド壁がない為、はめ込みに必要なストロークを確保しても指がガイド壁にあたってしまうということがなく、かつ、固定クリップのふくらみ部とターミナルカバーの外壁部との隙間が最大となる最大隙間部に対応するターミナルカバー外壁には固定クリップを嵌合わせる一対のガイド壁が突出して形成されているため、この最大隙間部近傍はガイド壁によってカバーされ、外部からの衝撃力等の外部力による固定クリップの変形による抜けが生じることがないことから、信頼性を確保しつつ作業性のよい圧縮機のターミナル保護装置を提供するという作用を有する。
【0015】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明に、さらに、ガイド壁は略円弧形状である円弧部を有したものであり、固定クリップの係止部をブラケットの係止孔にはめ込みターミナルカバーを固着する作業を行う際、固定クリップのふくらみ部を指で押込み過ぎた場合でもガイド壁には角がなく滑らかなため、作業者の指に痛みが生じにくいという作用を有する。
【0016】
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明にさらに、固定クリップのふくらみ部がガイド壁より僅かに突出するように、ガイド壁の円弧部外周とふくらみ部外周とを結ぶ接線と前記中心線とがなす角度を70度以上とし、外部からふくらみ部に衝撃力が加わった際に、固定クリップの変形を抑制し、固定クリップがブラケットから抜けることを防止したものであり、固定クリップのふくらみ部がガイド壁より極端に突出することを防止することによって、外部から衝撃力が加わった際に、固定クリップの変形が小さく抑えられ、固定クリップの抜けを防ぐという作用を有する。
【0017】
請求項4に記載の発明は、請求項2または請求項3に記載の発明において前記ガイド壁の円弧部には少なくとも2つの円弧を設けたものであり、固定クリップの係止部をブラケットの係止孔にはめ込みターミナルカバーを固着する作業を行う際、固定クリップのふくらみ部を指で押込み過ぎた場合でもガイド壁には角がなく滑らかなため、作業者の指が痛くなることないという作用を有する。
【0018】
本発明の請求項5に記載の発明は請求項1から請求項4に記載の発明においてターミナルカバー両側面の外壁に固定クリップを嵌合わせる一対のサイドガイド壁を突出形成したもおであり、固定クリップのふくらみ部を指で押しながらターミナルカバーを固着する際に、固定クリップの係止部がサイドガイド壁に沿ってブラケットの係止孔に案内されるという作用を有する。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による圧縮機のターミナル保護装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0020】
図1は本発明による圧縮機のターミナル保護装置の実施の形態の組立断面図、 図2は同実施の形態の圧縮機のターミナル保護装置の取付相関図、図3は同実施の形態の圧縮機のターミナル保護装置の組立正面図である。
【0021】
図4は同実施の形態の圧縮機のターミナル保護装置の分解平面図、図5は同実施の形態の圧縮機のターミナル保護装置の分解正面図である。
【0022】
図6は同実施の形態の圧縮機のターミナル保護装置の要部拡大図、図7は同実施の形態の圧縮機のターミナル保護装置の衝撃検討図、図8は同実施の形態の圧縮機のターミナル保護装置の組立平面図だる。
【0023】
図1から図8において、31は電動圧縮機本体(図示せず)を収納した密閉容器で、この密閉容器の側壁には貫通してターミナル端子32が取り付けられている。
【0024】
33はターミナル端子32を囲むように密閉容器31の外壁に溶接により固定されたブラケットである。ブラケット33は鉄系材料の平板の曲げ加工により形成され、密閉容器31に固定されたベース板34と、このベース板34の正面向かって右部を折り曲げた右部折り曲げ片35及び前期ベース板34の正面向かって左部を折り曲げた左部折り曲げ片37からなる。右部折り曲げ片35と左部折り曲げ片37には略長方形状をなし、おのおの対向した位置に貫通穿設された一対の係止孔36が設けられている。
【0025】
42は固定クリップで略コの字状に曲げ加工され、両端は略コの字状の内側方向に向かって鋭角に曲げられた係止部44を設けるとともに、略コの字状の角部には略円弧状の円弧半径8[mm]のふくらみ部43を有している。なお、固定クリップ42は人の手や外気に触れても錆びにくいよう、幅6mm、厚み約0.6mm程度のステンレス板ばね素材であるSUS304CSPを用いている。また係止部44が先端でなす角度は約40度であり、係止孔から抜けにくくしている。
【0026】
40はターミナルカバーで、例えば、ポリフェニリノキサイド、ポリカーボネイドなどの合成樹脂によって形成され、ターミナル端子32に取り付けられた起動リレーやプロテクター等の電装部品41を覆うように、一端が開口した箱型をなしている。
【0027】
ターミナルカバー40の両側面には固定クリップ42が嵌合する幅を持つ一対のサイドガイド壁45を一体に形成し、固定クリップ42のふくらみ部43とターミナルカバーの外壁47との距離が最大となる最大隙間部49に対応するターミナルカバー外壁部には固定クリップ42が嵌合する幅を持つ一対のガイド壁46を一体に形成している。なお、本実施の形態においてはサイドガイド壁45とガイド壁46は一体に連結形成されている。ガイド壁46は略円弧状の円弧部48を有している。
【0028】
そして、ターミナルカバー40はブラケット33の右部曲げ片35と左部曲げ片37の外側に係合し、線形バネ特性をもつ固定クリップ42がサイドガイド壁45およびガイド壁46の間に嵌合され、係止部44が係止孔36に係止されることで、固定クリップ42の密閉容器31方向への弾性力が発生しターミナルカバー40は密閉容器31に挿圧され、かつブラケット33とターミナルカバー40が嵌り合うことでターミナルカバーの上下左右方向への動きは規制され、ターミナルカバー40が固定される。
【0029】
この時、ガイド壁46の円弧部外周と固定クリップのふくらみ部43の外周を結ぶ接線52とターミナルカバー40の中心線51とがなす角度αは77度である。なお、51は固定クリップ42の中心を示す中心線で、密閉容器31に対して略垂直方向でブラケット33へターミナルカバー40を嵌入する方向と概ね一致している。密閉容器31に対し略垂直方向を示す中心線である。
【0030】
以上のような構成において、次に組立て動作を説明する。
【0031】
圧縮機のターミナル保護装置の組立ては一般に人の手によってなされる。組立てにあたってはまず電装部品41をターミナル端子32に装着した後、ターミナルカバー40をブラケット33に嵌入し、密閉容器31方向に挿圧保持しつつ、固定クリップ42を一対のサイドガイド壁45およびガイド壁46の間に嵌合し、これに沿ってターミナルカバー40に嵌入し、ふくらみ部43の中心寄りでガイド壁46に覆われない部分をその弾性力に抗して中心線51に平行な方向に指で押しながら固定クリップ42の係止部44をブラケット33の係止孔36にはめ込むことによって組立てを完了する。このはめ込みに必要とする指での押入力は約20〜30[N]程度である。
【0032】
この際、図8に示すように、はめ込みに必要なストロークは、固定クリップの係止部44の曲げ加工された係止部先端とブラケットの係止孔36との中心線51方向の距離Aより大きくとる必要があるが、固定クリップのふくらみ部43外周とガイド壁46の外周部との中心線51方向の距離Bよりも前記最短距離Aの方が小さくなる。
【0033】
本実施の形態においては、距離Aは約5.5mmであり距離Bは6.3mmであって、「距離A<距離B」である。この「距離A<距離B」という条件を満たすことによって、作業者が固定クリップ42の係止部44をブラケット33の係止孔36にはめ込むという作業を行う際、指がガイド壁46にあたらないではめ込みに必要なストロークを確保することができる。また、ふくらみ部43の中心線51方向寄りでガイド壁46に覆われない部分を中心線51に平行な方向に指で押すことで、はめ込みに必要なストローク以上の押し込みを行ってもそこにガイド壁46がないため指がガイド壁にあたらないではめ込むことができ、指が痛くなることなくスムーズに作業することができる。
【0034】
また、図5に示すように固定クリップ42とターミナルカバー40の外壁の最大隙間部49の中心線51の外側に位置するガイド壁46は、それぞれ異なる半径R1、半径R2、半径R3を有する曲線からなる。これにより円弧部48は角がなくなだらかになるため、固定クリップを装着する際に作業者の指がずれてガイド壁に当たっても指の痛みは小さく、スムーズに作業できる。
【0035】
以上のように作業性を向上させる一方、本発明において外部からの衝撃力による固定クリップの変形およびこれに伴う抜けが無いか、以下のような実験をとおして確認を行った。
【0036】
まず、図7に示すようにガイド壁が形成されていないターミナルカバー50を用意し、固定クリップ42のふくらみ部43に、(ISO安全試験を参考に)密閉式圧縮機に衝撃エネルギーを与えうる形状として半径10[mm]程度の球状の物体(先端の丸いハンマー等)を仮定し、故意に狙わずに与えうる衝撃エネルギーを0.5[J]と定め、あらゆる方向から3回〜10回程度繰り返し前記衝撃エネルギーを与えた。この結果、固定クリップ42に抜けが生じたのは 最大隙間部49を固定クリップ42のふくらみ部43での中心に向かう第一の方向RAおよび前記RAから中心線方向に向かって20度程度傾けた第二の方向RBの範囲内であった。この範囲を範囲RCとする。これは範囲RC内に上記実験条件で衝撃エネルギーを受けると、固定クリップ42がコの字の広がる方向で弾性変形域を越えて変形し、その結果外向きの力が働くことで複数回の衝撃エネルギーを受けると固定クリップ42が外れてしまうことが判明した。
【0037】
次に、本実施の形態における圧縮機のターミナル保護装置に対して上記した実験と全く同様の試験を行った。すなわち図4に示すように本発明品をS1,S2,S3,S4,S5、S6の方向から半径10[mm]程度の球状の物体(先端の丸いハンマー)で衝撃エネルギーを0.5[J]程度で10回程度繰り返し与えた。
この結果、本発明品においては、固定クリップに変形や外れが生じることはなく、高い信頼性を備えていることが確認できた。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1記載の発明は、固定クリップの両端にはコの字状の内側方向に向かって鋭角に曲げられた係止部を設けるとともにコの字状の角部には略円弧状のふくらみ部を有し、前記ターミナルカバーが前記固定クリップによって前記ブラケットに固着された状態において、前記固定クリップのふくらみ部と前記ターミナルカバーの外壁部との距離が最大となる最大隙間部よりも前記固定クリップの反中心線側の外壁部のみに、前記固定クリップを嵌合わせる一対のガイド壁が突出して形成され、前記最大隙間部より前記中心線側の前記外壁部には、前記ブラケットに前記固定クリップをはめ込むために必要なストローク以上の押し込みを行った際に作業者の指が当たる前記ガイド壁は形成されず、前記固定クリップを前記ガイド壁に嵌合させて押し込むことで前記ターミナルカバーが前記固定クリップによって係止されることで、信頼性を確保しつつ、固定クリップの係止部をブラケットの係止孔にはめ込む作業を行う際の作業性が向上する。
【0039】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明に加えて、さらに、ガイド壁は略円弧形状である円弧部を有したもので、固定クリップの係止部をブラケットの係止孔にはめ込む作業を行う際、作業者がスムーズに作業を行うことができる。
【0040】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、固定クリップのふくらみ部がガイド壁より僅かに突出するように、ガイド壁の円弧部外周と前記固定クリップのふくらみ部外周とを結ぶ接線と前記中心線とがなす角度が70度以上とし、外部から前記ふくらみ部に衝撃力が加わった際に、前記固定クリップの変形を抑制し、前記固定クリップがブラケットから抜けることを防止したもので、固定クリップへの外部力による変形がなく、固定クリップの抜けを防ぐことができる。
【0041】
請求項4に記載の発明は、請求項2または請求項3に記載の発明においてガイド壁の円弧部には少なくとも2つの円弧を設けることで、固定クリップの係止部をブラケットの係止孔にはめ込む作業を行う際、作業者がよりスムーズに作業を行うことができる。
【0042】
請求項5に記載の発明は請求項1から請求項4に記載の発明においてターミナルカバー両側面の外壁に固定クリップを嵌合わせる一対のサイドガイド壁を突出形成することで、固定クリップ固着時に適正位置により確実に固着することができ、固着後も適正位置を保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による圧縮機のターミナル保護装置の実施の形態の組立断面図
【図2】同実施の形態の圧縮機のターミナル保護装置の取付相関図
【図3】同実施の形態の圧縮機のターミナル保護装置の組立正面図
【図4】同実施の形態の圧縮機のターミナル保護装置の分解平面図
【図5】同実施の形態の圧縮機のターミナル保護装置の分解正面図
【図6】同実施の形態の圧縮機のターミナル保護装置の要部拡大図
【図7】同実施の形態の圧縮機のターミナル保護装置の衝撃検討図
【図8】同実施の形態の圧縮機のターミナル保護装置の組立平面図
【図9】従来の圧縮機のターミナル保護装置の組立断面図
【図10】従来の圧縮機のターミナル保護装置の取付相関図
【図11】従来の圧縮機のターミナル保護装置の組立正面図
【符号の説明】
31 密閉容器
32 ターミナル端子
33 ブラケット
36 係止孔
40 ターミナルカバー
42 固定クリップ
43 ふくらみ部
44 係止部
46 ガイド壁
51 中心線
22、52 接線
45 サイドガイド壁
47 ターミナルカバー外壁
48 円弧部
49 最大隙間部

Claims (5)

  1. 密閉容器と、前記密閉容器に貫通して取り付けられるターミナル端子と、前記ターミナル端子を囲むように前記密閉容器の外壁に固定されるブラケットと、前記ターミナル端子を覆うように前記ブラケットに装着されるターミナルカバーと、弾性部材からなり前記ターミナルカバーを係止する略コの字状の固定クリップとを備え、前記固定クリップの両端には内側方向に向かって鋭角に曲げられた係止部を設けるとともに略コの字状の角部には略円弧状のふくらみ部を有し、前記ターミナルカバーが前記固定クリップによって係止された状態において、前記ふくらみ部と前記ターミナルカバーの外壁部との距離が最大となる最大隙間部よりも前記固定クリップの反中心線側の前記外壁部のみに、前記固定クリップを嵌合わせる一対のガイド壁が突出して形成され、前記最大隙間部より前記中心線側の前記外壁部には、前記ブラケットに前記固定クリップをはめ込むために必要なストローク以上の押し込みを行った際に作業者の指が当たる前記ガイド壁は形成されず、前記固定クリップを前記ガイド壁に嵌合させて押し込むことで前記ターミナルカバーが前記固定クリップによって係止されることを特徴とする圧縮機のターミナル保護装置。
  2. 前記ガイド壁は略円弧形状である円弧部を有した請求項1に記載の圧縮機のターミナル保護装置。
  3. 前記固定クリップの前記ふくらみ部がガイド壁より僅かに突出するように、前記ガイド壁の円弧部外周と前記ふくらみ部外周とを結ぶ接線と前記中心線とがなす角度を70度以上とし、外部から前記ふくらみ部に衝撃力が加わった際に、前記固定クリップの変形を抑制し、前記固定クリップがブラケットから抜けることを防止した請求項2に記載の圧縮機のターミナル保護装置。
  4. 前記円弧部には少なくとも2つの円弧を設けた請求項2または請求項3に記載の圧縮機のターミナル保護装置。
  5. 前記ターミナルカバー両側面の外壁に固定クリップを嵌合わせる一対のサイドガイド壁を突出形成した請求項1から4のいずれか一項に記載の圧縮機のターミナル保護装置。
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